Naruto Episode 145
♬~
♬ 少年 よ 聞いて くれ
♬ 人間 なんて たいした もん じゃ ない さ
♬ 明日 なんて もう いら ない から
♬ 握った 拳 を 隠す な よ
♬ 不安に 夢 を 売りとばす ほど
♬ まだ 老 いぼ れちゃ いない だ ろ
♬ 少年 よ 心 の 銃 の
♬ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ
♬~
♬ すべて の 若者 は 言った
♬ どうし よ も なく くだらない
♬ この 素晴らしい 世界 に
♬ たった今 生きて いる から
♬ すべて の 若者 は 言った
♬ すべて の 本当 と 嘘 を
♬ 決して 忘れて しまわ ない ように
♬ すべて の 若者 は 言った
♬ 死ぬ に は 若 すぎる だろう
♬ しらけた 面 が 並んで る
♬ からっぽの この 街 で
♬ すべて の 若者 は 行った
♬ 風 の 無い この 夜 に
♬ 何 か を 変えよう と して る から
♬~
( ナルト ) シカマル い の チョウジ !
( シカマル ) フッ ま ぁ 何 だ 。
かったり ぃ が 綱 手 様 の 命令 だ から な 。
綱 手 の ばあちゃん が ?
ミズキ の 野郎 を 追って る んだろう ?
あ … ああ 。
( シカマル ) で こいつ ら 何者 だ ?
( 風神 ) ん … う あ ~…。
( パックン ) 風神 に 雷神 じゃ 。
( チョウジ ) 風神 に 雷神 ?
( パックン ) うん 頭 の ほう は ち と 不自由じゃ が 腕力 だけ なら
あの 伝説 の 三 忍 を も しのぐ ほど の 怪力 の 持ち主 じゃ わ い 。
( いの ) マジ で ?( シカマル ) あぁ …。
どうやら マジ らしい ぜ …。( いの ) え ?
( 雷神 ) あ … ん …!
( 風神 ) ん ~ お ~…。
( シカマル ) 影 真似 の 術 に 力 だけ で …
ここ まで 対抗 できる と は な …。
また めん どくせ ぇこ と に なり そうだ ぜ 。
ここ は 俺 たち に 任せて お前 は ミズキ を 追え !
大丈夫 !( チョウジ ) 任せて よ !
分かった 。
でも 気 を つけろ よ 。
こいつ ら って ば 化け物 みたいに むちゃくちゃな ヤツ ら だ かんな !
ああ そう みて ぇだ な …。
( 雷神 ) ん …!( 風神 ) ん ぐ っ !
( シカマル ) 行け ! ナルト !
ああ 頼んだ って ば よ !( パックン ) 急ぐ ぞ ナルト !
( 雷神 ・ 風神 ) ん ~…!
( シカマル ) お前 ら の 相手 は こっち だっ つう の !
貴 様 ら われら 兄弟 に こんな こと を して …。
生きて 帰れる と 思う な よ 。
さ ~ て そ いつ は どう かな ?
チョウジ いの さっさと や っち まおう ぜ !
( チョウジ ・ いの ) うん !
( イルカ ) 待て ミズキ !
( ミズキ ) ハハハハ …!
なかなか 楽しめ そうだ ぜ イルカ 。
( イルカ ) こっち か 。
( イルカ ) ミズキ どこ に いる ?
♬~
チッ しまった … これ は 幻 術 。
♬~
( イルカ ) くっ … 解 !
♬~
ハァハァハァ …。
幻 術 の 次 は 傀儡 か 術 が 多彩だ 。
( イルカ )《 しかも 術 を かける タイミング が 絶妙 。
危うく やられる ところ だ 。
ここ まで 高度に 術 を 使いこなす と は …。
ミズキ の ヤツ …》
( ミズキ ) ハッハハハ …。
傀儡 を 実体 だ と 見破った の は 褒めて やる ぜ 。
だが どこ まで 俺 が 遊び に つきあえる かな ?
イルカ 。
ここ は …。
( 雷神 ) ん ~…!( 風神 ) ん お ~…!
( 風神 ・ 雷神 ) ん …!
う ぅ …。
( シカマル )《 ヤッベェ … 影 真似 を
力 技 だけ で ここ まで はね返す か …》
ん ~… あ ~!
う ぅ …。
シカマル 僕 が 行く よ 。( シカマル ) チョウジ !
よせ ! あいつ ら の 力 は とんで も ねえ !
僕 が こいつ を 押さえて る から その 間 に もう 一 人 を !
ヘッ よし … 行く ぜい の 。( いの ) 任せて ~!
忍法 心 転身 の 術 !
う あ ~!
( 雷神 ) ん ?
あ … 兄 者 どうした ん だ ?
《 ウフ 成功 よ ~》
( シカマル ) おっと …。
よ ~ し !
ハハ … フォーメーション い の シカチョウ 完成 。
兄 者 … どうした ? 兄 者 !
《 イルカ 先生 すぐ に 追いつく から
無事で いて くれ って ば よ !》
( ミズキ ) どう だ ? イルカ 俺 の 術 は 。
( ミズキ ) 独学 に しちゃ 結構 イケ て た ろ ?
( イルカ ) 俺 に は 分から ん 。( ミズキ ) ん ?
ここ まで 高度な 忍術 を 使える 才 を 持ち ながら
なぜ お前 は それ を ムダ に する ?
ヘッヘヘヘ …。
相変わらず 正義 感 の 押しつけ か 。
ぬるい 甘い 。
ヘッ ! 俺 に 説教 垂れて んじゃ ねえ !
俺 は … 俺 は 絶対 お前 を 認め ねえ !
俺 は 常に 自分 を 鬼 に して 任務 を 遂行 して きた んだ 。
なのに 里 の 連中 と きたら
どんなに 力 が あって も どんなに 任務 で 敵 を 倒して も
ヤツ ら は 俺 を 認めよう と し なかった !
仲間 だの チームワーク だの と
くだら ねえ ルール に 縛ら れて な !
( 忍 1)< ヤツ ら の 狙い は 機密 文書 だ 。
ミズキ を 援護 しろ >( 忍 2)< はっ !
う あっ !>
< おい 大丈夫 か !?>
( 忍 2)< あ … 脚 … 感覚 が ない …>
( 忍 1)< どう だ ? ミズキ >
< ダメだ 残念だ が もう …>
( 忍 1)< そう か …。
よし 撤収 だ !
急げ !>( ミズキ )< ああ >
( 忍 2)< ん …! ぐ …!>
( ミズキ )< 残念だ が 戦場 で 使え ない ヤツ は
足手まといな だけ だ 。
軽傷 と は いえ その 傷 で は 動け まい 。
恨む なら 非力な 己 を 恨め >
( 忍 2)< ん ~! う っ !>
( ミズキ ) 俺 は 確実に 任務 を 遂行 した だけ だ !
( ミズキ ) な のに 里 の 連中 と きたら
誰 も 俺 を 認めよう と し なかった 。
なぜ だ !? なぜ 誰 も 俺 の 力 を 認めよう と し ない !?
なぜ だ !? イルカ 。
お前 や あの 九 尾 の ガキ で さえ 認め られて る のに
何で 俺 だけ !
今 から でも 遅く は ない 。
罪 を 償い ちゃんと やり 直せば
里 の みんな だって お前 の こと を 認めて …。
偉 そうに ! 俺 に 説教 なん ぞ 垂れて んじゃ ねえ よ !
て め ぇも 里 の ヤツ ら と 同じだ !
俺 を 見下し や が って !( イルカ ) ミズキ …。
( ミズキ ) 全部 … そう
全部 あの 日 から 始まった …。
< は ぁ ~…>
< 今 から 緊張 して て どう する ?>
( イルカ )< ミズキ >
( ミズキ )< いよいよ あした だ な アカデミー 教員 採用 試験 >
( イルカ )< ああ 気 が 重い よ お前 は いい よ な 。
俺 より 成績 も いい し あした の 試験 だって 楽勝 だ >
< ハハハ … そう で も ない さ 。
まっ お互いに 頑張ろう ぜ >
< あ … ああ >
♬~
( イルカ )《 しまった !》
♬~
( ミズキ )< 伏せろ !
危なかった な イルカ >( イルカ )< ああ 。
ミズキ すまない 助かった >
< お互いさまだ さっ 急ぐ ぞ >
♬~
< やった … やった !>
( イルカ )< ミズキ …>
( 忍 1)< それでは ミズキ に 関して は しばらく 様子 見 と いう こと で …>
( 猿 飛 )< うむ 致し方 ある まい >
( 忍 2)< そうです ね 前回 の 機密 文書 奪還 任務 で の ミズキ の 疑惑 …
それ が 完全に 晴れる まで は やむ を え ませ ん ね >
( 忍 3)< 例の 遺体 の 検視 報告 に よる と
死因 は 窒息 死 に よる もの 。
ミズキ たち の 報告 に あった 脚 の 傷 は
それほど 重篤な もの で は あり ませ ん でした >
( 猿 飛 )< 分かった 。
優秀な ヤツ だ が やむ を え まい >
< くっ …!>
俺 は 自分 に 与え られた 任務 を 完遂 した だけ だ 。
俺 が あの あと どんな 惨めな 思い で 生きて きた か
お前 に 分かる か ? あぁ ? イルカ 。
て め ぇに は 分から ねえ だろう な 。
辛酸 を なめ 尽くした 俺 と 甘 っち ょろ い お 前
どっち が 本当の 忍 か はっきり さ せ ようじゃ ない か 。
ハッフフフ …。
( ミズキ ) さ ぁ 来い イルカ 。
ミズキ どこ に いる ?
もう お前 に は 改心 する 気 は ない んだ な ?
( ミズキ ) 何度 も 同じ こと を 言わ せる な 。
( イルカ ) これ で 終わり に する 残念だ が な …。
( ミズキ ) ヘッヘヘヘ … 泣ける ねぇ 。
俺 も うれしい ぜ イルカ 。
( クナイ が ぶつかり合う 音 )
( チョウジ ) ぬ お ~!
この ~!
兄 者 … どうした ? 兄 者 !
お ぉ 気 が 付いた か 兄 …
うわ っ ! 兄 者 !
う っ ! ぐ は っ !
貴 様 ら 兄 者 に 何 を した !?
( いの )《 あたし が 乗っ取って ん の よ バ ~ カ !
う っ ! な … 何 な の よ !?》
えっ !?( 雷神 ) 兄 者 ! 起きろ !
目 を 覚ませ ~!( チョウジ ) あ ~!
( いの )《 あ ~!》
げ っ … 何て ヤツ ら だ 。
( いの ) たっ … 痛 て て …。
大丈夫 か ? いの 。
うん 何とか 大 …
丈夫じゃ ない ~! あたし の 美貌 が ~!
った く やれやれ …。
( チョウジ ) が ~!( シカマル ) チョ … チョウジ !
( チョウジ ) が … あぁ ! あ ~!
チョウジ !( チョウジ ) ぐ ~…。
大丈夫 か ?( チョウジ ) だ … 大丈夫 。
悪 ぃ ちょっと 寝 ち まって た ようだ ぜ 。
おう 兄 者 目 が 覚めた か 。
( シカマル )《 ん ~ し ゃあ ねえ なぁ あれ を 使う しか ねえ 》
忍法 影 首 縛り の 術 。
( 雷神 ・ 風神 ) う お っ 。
( 雷神 ) 兄 者 …。
( 風神 ) な … 生意気な …。
ヘッヘヘ …。
近い ぞ ! ミズキ が わな を 張って る かも しれ ん 。
用心 しろ ! 分かって る って ば よ !
( クナイ が ぶつかり合う 音 )
( ミズキ ) 楽しかった ぜ おり の 中 って の はよ 。
( クナイ が ぶつかり合う 音 )
( ミズキ ) カビ 臭く って ジメジメ と うっとうしく って よ 。
( 殴る 音 )( イルカ ) う あっ !
ハァハァハァ …。
( ミズキ )1 年 中 真っ暗で な ハハハ …!
だが その おかげ で 俺 は
並 の 忍 じゃ 手 に 入れ られ ない 術 を 会得 できた 。
暗闇 でも お前 の 気 を ビンビン 感じる ぜ 。
( クナイ が ぶつかり合う 音 )
( イルカ ) ハァハァハァ …。
( ミズキ ) どうした ? もう おしまい か ?
( ミズキ ) ケッヘヘヘ !
ボ ~ っと して る 暇 は ない ぜ イルカ 。
じっくり と 楽しま せて もらう ぜ じっくり と な 。
( 雷神 ・ 風神 ) あ … あぁ …。
ヘヘ …。
( 雷神 ・ 風神 ) う あ ~…。( いの ) よし あたし も !
よせ ! 今 心 転身 で 入ったら
術 は お前 に も かか っち まう んだ ぞ 。
フフ 新しい 術 覚えた の 自分 だけ だ と 思ったら
大 間違い !
ん ?( いの ) 忍法
心 乱 身 の 術 !
ど … どうした ? 雷神 。
( 風神 ) ら … 雷神 何 を …。
ヘヘッ やる じゃ ねえ の 。
フフッ い の コレクション 春 の 新 術 よ !
( 風神 ) う あ ~…。
( 足音 )
( パックン ) 近い ぞ !
( 足音 )
( パックン ) あれ じゃ あの 建物 じゃ 。
よっ しゃ よっ しゃ ! もう 一息 だって ば よ !
( クナイ が ぶつかり合う 音 )
( ミズキ ) ヘヘヘヘ … どう だ ? 少し は 目 が 慣れて きた か ?
お前 の ように 光 の 中 で 生きて きた ヤツ に は
暗闇 は 不便な もの だろう 。
( クナイ が ぶつかり合う 音 )
( イルカ ) う っ !
くそ っ … どこ だ ?
が っ !
う あ …。
ハァハァハァ …。
( ミズキ ) あれ ~? イルカ 。
お前 これ で 終わり に する って 言って た けど …。
あぁ ハハハ … そう か 。
最後 って お前 自分 の こと を 言って た の か 。
ハハハ … ア ~ ッハハハハ …!
( 風神 ) あ ~…。
ヘヘ … もう 一息 だ 。
頑張れ い の !( いの ) 任せて !
く っそ ~…!
ぐ っ !( いの ) あっ !
う あ ~~!
く っそ ~ 何て バカ 力 だ 。
こいつ ら …。
( 風神 ) う ~ あ ~!
ぐ っ …。( いの ) う っ …。
これ 以上 支え きれ ない よ !
( シカマル )《 ここ で 術 を やめたら なす すべ が ねえ 。
考えろ 次の 一 手 を 》
( 風神 ) う ~ あ ~!
( いの ) あぁ !( シカマル ) こらえろ い の !
( チョウジ ) 僕 に 任せて !
( いの ) あんた また 投げ飛ばさ れる だけ よ !
い の 黙って 見て ろ よ 。
ぽっ ちゃ り 系 も やる ときゃ やる ぜ 。
( チョウジ ) フン ! う お ~~!
部分 倍 化 の 術 !
両手 !
( 風神 ) う お ~!
( 雷神 ) う あ ~!
チョウジ …。
い の ばっ か いい ところ 持っていか れる わけに は いか ない よ 。
ヘヘ … 僕 は
ぽっ ちゃ り 系 ナンバーワン の イケメン 忍者 な んだ から ね 。
いい わ よ チョウジ ! かっこいい ~!
ヘヘ … チョウジ の ヤツ 。
新 フォーメーション い の シカチョウ 完成 。
( イルカ ) ハァハァハァ …。
( イルカ )《 おかしい … ミズキ の 気配 が 消えた 。
静か すぎる …》
( イルカ )《 違う …》
( 鼓動 )
( イルカ )《 もっと 深く …》( 鼓動 )
( 鼓動 )
( 鼓動 )
( 足音 )
( イルカ )《 足音 ?
いや 違う …。
足音 と は 別に もっと 細かい
もっと 小さな 連続 した 音 …》
( イルカ )《 起爆 札 !?》
う あっ !( パックン ) お っ !
な … 何 だって ば よ ? これ …。
( パックン ) 何 が あった んじゃ ? これ は …。
イルカ 先生 …。
イルカ 先生 ~!
♬( エンディングテ ー マ )
♬~
♬ く そった れ な ニュ ー ス が 通りすぎて
♬ 君 は 言葉 を 無くす
♬ 僕 の 声 じゃ まるで 小さ すぎて
♬ 君 は 返事 も し ない
♬ 君 が 泣いて る
♬ ひと り で 泣いて る
♬ 僕 は どう する ?
♬ 僕 も 泣いて る の さ 。
♬『 夜 に ひとりぼっち の オレ の さけび に のせて 』
♬ ざわめく 時代 を オレ の スピード で
♬ ぶ っと ば して く Yeah
♬ さんざ めく 夜 も オレ の スピード で
♬ ぶ っと ば して く Yeah
♬ つんざく ギター と オレ の スピード で
♬ ぶ っと ば して く Yeah
♬ 傾く 世界 も わるい や つら も
♬ けちらして く Yeah
♬~
〈 そんな … イルカ 先生 は どう なった んだ って ば よ ?〉
( パックン )〈 に おい は ここ で 途切れて おる 。
とにかく 辺り を 捜す しか ある まい 〉
〈 何もかも バラバラ じゃ ねえ かく っそ ~!
無事で いて くれよ イルカ 先生 !〉
( パックン )〈 シッ ! 静かに しろ ナルト 〉
〈 えっ …〉( パックン )〈 お 客 さん じゃ 。
どうやら 誰 か 追って くる ようだ ぞ 〉