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Japanese zen monk, 「無気力」の原因と「やる気」を取り戻す方法 (1)

「無気力 」の 原因 と 「やる 気 」を 取り戻す 方法 (1)

何 か 一 つ の こと を 知る と いう こと が 大きな 喜び に なら ない

何 か 一 つ の もの を 手 に いれる と いう こと が さほど 大きな 喜び に なら ない

そこ に 、 その 情報 が 手 に 入る まで の 間 の プロセス 、 過程 が 全部 抜け落ちて いる から

ペンネームテツ さん 、17 歳 の

男 の 人 から いただいた

お 悩み です 。「 こんにちは

私 は 無気力で 生きる 意味 が わかり ませ ん

な ので 何 を やる とき も 本気に なれ ませ ん

私 の 人生 は 不幸だ と は 感じ ませ ん

ただ 、 人生 に 生きがい を 感じ られ ませ ん

何も し たく ない し 、 面倒だ と 思って しまい ます

目標 も なく 、 やり たい こと も 本当に 好きな こと も あり ませ ん

ただ 生きて いる だけ の 人生 です

この 世の中 、 理不尽な こと が いっぱいです

その 中でも 何とか 生きて いか なければ なり ませ ん

人生 の 楽 と 苦 を 比べる と

確実に

苦 の ほう が 多い です

ほとんど の 人 が そう だ と 思い ます

私 は ただ 甘えて 生きて い ます

苦しむ の が 嫌で 楽に 生きて しまい ます

そんな 自分 が 大嫌いです

私 は 道 を 踏み外さ ない ように 生きて いこう と して い ます

それ は 失敗 を 恐れて いる だけ で

楽な 道 、 楽な 道 を 通って 生きて いる 自分 が い ます

そんな 自分 を 変え たい です

この 考え が 変わる こと が できれば いい と 思って い ます

普通 って 何 な んです か ね

大勢 が 普通な んです か ね

少数 の 考え は 普通じゃ ない んです か ね

大勢 が 嫌い 。 普通 が 大嫌い 。

なかなか まとまら なくて すみません

こんな 悩み を 読んで くださって 、 ありがとう ございました 」

仏教 の 教え に

仏 性 と いう

言葉 が あり ます

仏 性

これ は

すべて の 人 が

悟り に

至る 可能 性 と いう もの を 自分 の うち に 秘めて いる んだ 、 と いう

人間 の 可能 性 を 表した 言葉 です

テツ さん が 17 歳

とすると 、 高校 生 です か ね

高校 行って いれば 高校 生 だ と 思う んです けど

まあ 無気力 、 生きる 意味 が わかり ませ ん

本気に なれ ませ ん

人生 は 不幸だ と は 思わ ない けれども

生きて いる 実感 と いう もの が 感じ られ ない

このような 感覚 を 感じて いる

17 歳

18 歳 、19 歳 、20 歳

もっと 年齢 上 の 人 も

少なく ない と 思い ます

で 、 この 仏 性 と いう 言葉

これ は

テツ さん が 何 を 感じて いよう が

どういう

生活 を して いよう が

それ でも

人間 に は 可能 性 が ある と いう こと

これ を 示した 言葉 が 仏 性

な んです

問題 は

これ テツ さん だけ に 限ら ず

特に この 現代 社会 に おいて

先進 国 と いわ れる 国 の

若者 たち が 抱えて いる

共通の ジレンマ

なんで は ない か と 私 は 思って い ます

この 、 無気力な 感じ が する

生きて いる 実感 が ない

そして 、 こう 安全な 道 から 外れ ない ように

楽な 方 、 楽な 方

行き たい 、 でも そんな 自分 が 嫌

もう この 感覚 って いう の は

どこ から 来る もの な の か

と いったら

この 便利 すぎる 、 豊か すぎる

モノ と 情報 に 溢れ すぎて いる

この 現代 の 社会 から きて いる と いう 一 つ の 社会 問題 だ と

感じて い ます

テツ さん が 自分 でも

そのように 分析 して いる ように

決して

不幸な 食べる の に 困って いる って いう 状態 か と いったら

そう で ない

でも この 無気力 感 って いう の は

この 不幸で は ない と いう 状態

豊かな 状態 だ から 出て くる

心境 な んです

そして また

大勢 が 嫌い

少数 に

ね 、 その

普通 が 嫌い 、 大勢 が 嫌い 、 この 感覚 も また

現代 社会 の 特有の 、 豊かな 国 の 特有の

病 な んです

大勢 が 嫌い 、 普通 が 嫌い

例えば 、 空 を 飛ぶ 、 大空 を 飛ぶ

鳥 の 群れ

大 海原 を 、 海 の 中 を

大きな 大海 の 中 を

泳ぐ 魚 の 群れ

彼 ら は

少数 で いたい と か

普通で いたい

と か 、 逆に 普通で いたく ない と か

大勢 に 呑ま れ たく ない と か と 思って ないで す よ ね

なぜ か と いったら それ は

自然 界 の

中 で 、 動物 と いう の は

たった 独り で 生きて いく こと が でき ない

だから 群れ を 作って いか なければ 生きて いく こと が でき ない

この 弱き 自分 を 守って いく こと が でき ない

その こと を 本能 的に 知って いる ので

大勢 の 中 に 入って 群れ で 生活 を し

そして その 群れ から 外れ ない ように 生きて いく

と いう こと を

自然の 中 で 生き 抜いて いく 自然の 知恵 と して やって いる わけです

でも

豊かな

個 と いう もの で 生きる こと が できる ような

錯覚 に 陥る この 現代 で は

大勢 で いる こと が 嫌だ と

普通である こと が 嫌だ と

そのような 大勢 に 対して の

それ から

普通に 対して の

反発 と いう もの が 生まれて くる と いう の が

この テツ さん の 今 の ジレンマ の 仕組み

なんで すね

もう 一 度 お 話 を 整理 する と

問題 は テツ さん

だけ の こと で は なくて

この 現代 社会 の 抱える 問題

無気力 感 と いう もの は

豊か すぎる モノ

豊か すぎる 生活 、 便利 すぎる 生活 の 中 から 育ま れて いる んです

そして

大勢 、 多勢 に 対して の 抵抗

その 抵抗 と いう か 反発 心 と いう の は

この

個 で 生きて いく こと が できる と いう

環境 と 仕組み が 整った 現代 社会 に

特有の もの で

ある と いう こと

少し 話 を 戻して 、 この 豊か さ

と いう もの が なぜ 無気力 感 を 生む の か

便利 さ と いう もの が なぜ

無気力 感 を 生む の か

これ は

私 たち が 通常 考えて いる 便利 と いう もの を

外して いけば わかる こと です

私 も

便利 さ ゆえ の 、 モノ に 溢れた

生活 を して いた ゆえ の 無気力 感 と いう もの に

ずっと さいなま れて い ました

17 歳 の とき 、18 歳 の とき

例えば 大学 受験 を しよう と 思ったら

勉強 を 頑張れば いい と いう

環境 に 私 たち は い ます よ ね

例えば 高校 生 の 人 たち 、 もちろん

あの 家 が 貧しくて と かね

アルバイト を し ながら 勉強 して いる 人 も いる と 思い ます

でも 、 多く の 学生

と いわ れる 人 たち は

学校 の 大変 さ も ある し

人間 関係 の わずらわし さ も ある し 、 親 と の

確執 と か

反発 心 も ある し 、 だけど

学校 へ 行って 、 家 に 帰って きて

食べる に は 困ら ない

そして 部屋 で 、 受験 は 大変だ けれども

勉強 する の は 大変だ けれども 、 そして つまん ない

わかん ない こと も 多い けれども

机 に 向かって 勉強 を して いれば いい と いう

それ で 生活 を して いく こと が できる 、 生きて いく こと が できる 、 と いう

環境 に あり ます

だから 悪い って 言って いる わけじゃ ない んです

で この 便利 さ 、 豊か さ と いう もの が

本来

有り余る ほど の エネルギー

肉体 的な エネルギー 、 そして 精神 的な エネルギー と いう もの を

持って いる 、 人間 の 非常に 偏った

場所 に 押し 込め

偏った エネルギー の 使い 方 と いう もの に 向かわ せて しまって いる

そこ に ね 、 こう ものすごい 肉体

的な 、 反発

ジレンマ が 起きて きたり 精神 的な ジレンマ が 起きたり する んです

例えば 、 私 も 子供 の 頃 そう でした けれども

この お 寺 と いう ところ に いて ね

まして や 私 の 師匠 の 時代 と いい ます か

もう ちょっと 前 の 時代 の 人 たち と いう の は

お 風呂 に 入る って いう の も 、 私 の 子供 の 頃 そう でした

あの 、 今 は

オール 電化 の 家 も ある と 思い ます 。 ピッ と ボタン を 押せば

お 風呂 が 沸く んです よ

水 まで 自動 に 入って き ます よ ね

お 湯 、 お 湯 が 出て くる んです か ね

あの 、 お 風呂 に 入ろう と 思ったら

ボタン を 押せば 自動 的に 適温 に 温め られた お 湯 が

出て きて 、 自動 的に

お 湯 は 止まる 、 そして

もう 入れる 、 と いう

まあ そこ まで 便利な 設備 が 整った 家 に

テツ さん が 住んで いらっしゃる か どう か わかり ませ ん が

でも 昔 は

薪 を

薪 で 火 を 起こして 、 その 火 で

お 風呂 の お 湯 を 温める ところ から 始まって た んです

もっと いう と 、 その 、 お 風呂 の お 湯 を 温める 、 その

水 を 温める その 水 を

あるいは 川 と か から 汲んで きて

そして それ を

釜 に 入れて 、 そして 、 火 を 焚いて

そして

お 湯 を 沸かして 入った

で 、 その

お 湯 さえ 確保 でき ない と いう

家 も

本当に 昔 は いっぱい あった わけです

だから お 風呂 に 入る なんて いう の は ぜいたくな こと だった

でも とにかく ね 、 何 を する の も

ご飯 を 作る の も

ご飯 を 食べる の も

コンビニ に 行って 今 みたいに

あの レンジ で チン って いう もの 、 もしくは もう チン さ れた もの を

買って くる って いう こと すら

なかった 時代 に は 、 食べ物 を 一 つ 食べる

ね 、 ごはん を

口 に 入れる

それ こそ

一 年 がかり で 行う 、 育てて

それ も 、 豊作 に なる か 不作 に なる か わかり ませ ん けれども

やっと 手 に した 米 って いう もの を

水 を 汲んで きて 炊いて 、 そして

火 を 起こす 、 火 を 起こす の も 大変な 作業 な んです

そして やっと 、 でき あがった

食べ物 を 口 に する

あの 、 ご馳走 って いう 言葉 、 これ は

馳走 って 言い ます よ ね 。 走り回って

食 材 を 集めて きて 、 その 食 材 を 提供 する

その 食 材 を 手 に 入れる と いう ところ から ご馳走 と いう 言葉 が

来 てる んです けれども

何 か 一 つ 食べよう と 思ったら

山 に 入って 山菜 を 摘み 、 そして

川 に 行って 水 を 汲み 、 そして

火 を 起こす 、 これ 大変な 作業 な んです けど 、 やって みる と わかる

です けど なかなか そういう こと を 体験 でき ない と 思う んです が

火 を 起こす 、 これ 、 枯葉 を 集めて きて

枯れ 枝 を 集めて きて 火 を 起こす 、 そして

火 を 焚く 、 そして

駆けずり回って 集めて きた なけなし の 食 材 と いう もの を

調理 して 食べる 。 それ から

私 たち が お腹 が 空いた 、 食べ たい と 思って から 食べる まで の

間 に 、 あちこち 駆け回って

ものすごい エネルギー を 使って やっと

食べ物 を 口 に 入れる こと が できる

ですから 、 この 食べ たい って いう

その お腹 が 空いた って いう この 空腹 を 満たして いく

まで の 間 に 時間 が かかり

エネルギー も かかって いる

使って いる 、 ですから それ を 口 に 入れた とき の

喜び と いう の は 、 コンビニ で 買って きて

うわ ぁ 超 うめ ぇ って 言って いる 感覚 と は 全然 違う

喜び と

体験 な んです ね

これ が ご馳走 な んです

だから どこ どこ レストラン の 何 々 シェフ と か

あの 、 が 作った 料理 と か 、 そう で は なくて

ご馳走 な んです 。 最近 あの

世界 の 、 非常に こう

大きな IT の 企業 って の が 出て きて

日本 でも そういう IT 企業 を ならって

あの

例えば

会社 の 社員 の 食堂

三 、 もう 本当に こう 、 社員 が ね 、

毎日 、 世界 中 の

一流 の 食べ物 を 食べる こと が できる

もう 寿司 から 、 カレー から 、 天ぷら から

もう 世界 中 の 料理 と いう もの を

会社 が 用意 して 、 それ を 社員 が タダ で

食べ れる ような 、 うわ すごい 会社 だ な ぁ

すごい 、 社員 、 満足

すごい 会社 だ な ぁ って いう ふうに して もてはやさ れる んです けど

私 それ を 見た とき に この 人 たち は 不幸だ と 思い ました

毎日 毎日 365 日


「無気力 」の 原因 と 「やる 気 」を 取り戻す 方法 (1) むきりょく||げんいん|||き||とりもどす|ほうほう Causes of "apathy" and ways to regain "motivation" (1) '무기력'의 원인과 '의욕'을 되찾는 방법 (1) Causas da "apatia" e formas de a "motivar" (1) “嗜睡”的成因与重拾“动力”的方法(一) “嗜睡”的原因及重拾“動力”的方法(一)

何 か 一 つ の こと を 知る と いう こと が 大きな 喜び に なら ない なん||ひと|||||しる|||||おおきな|よろこび||| Whatever you learn, you ca't be happy.

何 か 一 つ の もの を 手 に いれる と いう こと が さほど 大きな 喜び に なら ない なん||ひと|||||て||い れる||||||おおきな|よろこび||| Whatever you get, it doesn't mean much to you. 手裡拿著東西並沒有帶給我太多快樂。

そこ に 、 その 情報 が 手 に 入る まで の 間 の プロセス 、 過程 が 全部 抜け落ちて いる から |||じょうほう||て||はいる|||あいだ||ぷろせす|かてい||ぜんぶ|ぬけおちて|| Why? it's because you are passing through no process to get them. 獲取該資訊的整個過程缺失。

ペンネームテツ さん 、17 歳 の ||さい| Here is the issue from 17 year-old man,

男 の 人 から いただいた おとこ||じん|| whose pen name is Tetsu.

お 悩み です 。「 こんにちは |なやみ|| Hello.

私 は 無気力で 生きる 意味 が わかり ませ ん わたくし||むきりょくで|いきる|いみ|||| I am lethargic and can't understand the meaning of life.

な ので 何 を やる とき も 本気に なれ ませ ん ||なん|||||ほんきに||| So, I cannot be serious to do anything.

私 の 人生 は 不幸だ と は 感じ ませ ん わたくし||じんせい||ふこうだ|||かんじ|| I don't think my life is unfortunate one.

ただ 、 人生 に 生きがい を 感じ られ ませ ん |じんせい||いきがい||かんじ||| I just think my life is not worth living.

何も し たく ない し 、 面倒だ と 思って しまい ます なにも|||||めんどうだ||おもって|| I don't feel like doing anything.

目標 も なく 、 やり たい こと も 本当に 好きな こと も あり ませ ん もくひょう|||||||ほんとうに|すきな||||| There is nothing I really want to do, no goal for me to achieve.

ただ 生きて いる だけ の 人生 です |いきて||||じんせい| Basically, I am just being alive.

この 世の中 、 理不尽な こと が いっぱいです |よのなか|りふじんな||| This world is a full of injustice.

その 中でも 何とか 生きて いか なければ なり ませ ん |なかでも|なんとか|いきて||||| But we all have to survive somehow.

人生 の 楽 と 苦 を 比べる と じんせい||がく||く||くらべる| Life definitely has the way more pains and troubles

確実に かくじつに

苦 の ほう が 多い です く||||おおい| than joy and happiness.

ほとんど の 人 が そう だ と 思い ます ||じん|||||おもい| I suppose pretty much everyone is feeling the same.

私 は ただ 甘えて 生きて い ます わたくし|||あまえて|いきて|| I've been spoiling myself

苦しむ の が 嫌で 楽に 生きて しまい ます くるしむ|||いやで|らくに|いきて|| by taking easy options, by avoiding pains.

そんな 自分 が 大嫌いです |じぶん||だいきらいです And I really hate myself for that.

私 は 道 を 踏み外さ ない ように 生きて いこう と して い ます わたくし||どう||ふみはずさ||よう に|いきて||||| My intention for life is to live decently.

それ は 失敗 を 恐れて いる だけ で ||しっぱい||おそれて||| But it is just because I don't want to fail.

楽な 道 、 楽な 道 を 通って 生きて いる 自分 が い ます らくな|どう|らくな|どう||かよって|いきて||じぶん||| And I always choose the easiest way possible.

そんな 自分 を 変え たい です |じぶん||かえ|| I do want to change the way I've been.

この 考え が 変わる こと が できれば いい と 思って い ます |かんがえ||かわる||||||おもって|| And I am expecting to change my way of thinking.

普通 って 何 な んです か ね ふつう||なん||ん です|| By the way, what is "Normal"?

大勢 が 普通な んです か ね おおぜい||ふつうな|ん です|| Is the majority normal?

少数 の 考え は 普通じゃ ない んです か ね しょうすう||かんがえ||ふつうじゃ||ん です|| Ideas of the minority are not?

大勢 が 嫌い 。 普通 が 大嫌い 。 おおぜい||きらい|ふつう||だいきらい I hate the majority and the idea of being normal.

なかなか まとまら なくて すみません Sorry, but I can't put my thought together now.

こんな 悩み を 読んで くださって 、 ありがとう ございました 」 |なやみ||よんで||| Thank you for your attention to my problem.

仏教 の 教え に ぶっきょう||おしえ| In Buddhist teaching,

仏 性 と いう ふつ|せい|| There is a word, "Bussho"

言葉 が あり ます ことば|||

仏 性 ふつ|せい Bussho,

これ は means that

すべて の 人 が ||じん| everyone has

悟り に さとり|

至る 可能 性 と いう もの を 自分 の うち に 秘めて いる んだ 、 と いう いたる|かのう|せい|||||じぶん||||ひめて|||| attain enlightenment within him or herself.

人間 の 可能 性 を 表した 言葉 です にんげん||かのう|せい||あらわした|ことば|

テツ さん が 17 歳 てつ|||さい Tetsu-san, you are 17.

とすると 、 高校 生 です か ね |こうこう|せい||| So, must be in high school

高校 行って いれば 高校 生 だ と 思う んです けど こうこう|おこなって||こうこう|せい|||おもう|ん です| if you ever go to high school.

まあ 無気力 、 生きる 意味 が わかり ませ ん |むきりょく|いきる|いみ||||

本気に なれ ませ ん ほんきに||| and can't be serious for anything.

人生 は 不幸だ と は 思わ ない けれども じんせい||ふこうだ|||おもわ|| You don't think your life is unfortunate one.

生きて いる 実感 と いう もの が 感じ られ ない いきて||じっかん|||||かんじ|| But you cannot have the sense of being alive.

このような 感覚 を 感じて いる |かんかく||かんじて| There may be many people out there who are

17 歳 さい 17

18 歳 、19 歳 、20 歳 さい|さい|さい 18, 19, 20

もっと 年齢 上 の 人 も |ねんれい|うえ||じん| or people who are even older than you

少なく ない と 思い ます すくなく|||おもい| are suffering from the same issue like you are.

で 、 この 仏 性 と いう 言葉 ||ふつ|せい|||ことば So, this word "Bussho".

これ は means that

テツ さん が 何 を 感じて いよう が てつ|||なん||かんじて|| whatever you feel,

どういう or

生活 を して いよう が せいかつ|||| however you live,

それ でも you still have

人間 に は 可能 性 が ある と いう こと にんげん|||かのう|せい||||| a potential.

これ を 示した 言葉 が 仏 性 ||しめした|ことば||ふつ|せい

な んです |ん です

問題 は もんだい| The thing is,

これ テツ さん だけ に 限ら ず |てつ||||かぎら| this is not only your issue, Tetsu-san.

特に この 現代 社会 に おいて とくに||げんだい|しゃかい|| Especially, in this modern society,

先進 国 と いわ れる 国 の せんしん|くに||||くに| in any technologically advanced nations

若者 たち が 抱えて いる わかもの|||かかえて| I believe that many young people are struggling with

共通の ジレンマ きょうつうの|じれんま the similar dilemma.

なんで は ない か と 私 は 思って い ます |||||わたくし||おもって||

この 、 無気力な 感じ が する |むきりょくな|かんじ|| With the sense of lethargy,

生きて いる 実感 が ない いきて||じっかん||

そして 、 こう 安全な 道 から 外れ ない ように ||あんぜんな|どう||はずれ||よう に you try hard not to step out of the way

楽な 方 、 楽な 方 らくな|かた|らくな|かた and always want to take the easy route.

行き たい 、 でも そんな 自分 が 嫌 いき||||じぶん||いや And you hate yourself for that.

もう この 感覚 って いう の は ||かんかく|||| Why are you being so?

どこ から 来る もの な の か ||くる|||| It could be due to

と いったら

この 便利 すぎる 、 豊か すぎる |べんり||ゆたか|

モノ と 情報 に 溢れ すぎて いる もの||じょうほう||あふれ|| too information-driven modern society.

この 現代 の 社会 から きて いる と いう 一 つ の 社会 問題 だ と |げんだい||しゃかい||||||ひと|||しゃかい|もんだい|| And I do feel that this is the one of the social issues

感じて い ます かんじて|| we have now.

テツ さん が 自分 でも てつ|||じぶん| As you analyze your issues yourself

そのように 分析 して いる ように そのよう に|ぶんせき|||よう に

決して けっして it's not like

不幸な 食べる の に 困って いる って いう 状態 か と いったら ふこうな|たべる|||こまって||||じょうたい||| you are suffering from hunger.

そう で ない No, you aren't .

でも この 無気力 感 って いう の は ||むきりょく|かん|||| But the sense of lethargy

この 不幸で は ない と いう 状態 |ふこうで|||||じょうたい wells up inside you

豊かな 状態 だ から 出て くる ゆたかな|じょうたい|||でて| in affluent circumstances.

心境 な んです しんきょう||ん です

そして また And also,

大勢 が 嫌い おおぜい||きらい hating the majority,

少数 に しょうすう| I mean,

ね 、 その

普通 が 嫌い 、 大勢 が 嫌い 、 この 感覚 も また ふつう||きらい|おおぜい||きらい||かんかく|| the feeling of hating the normal, the majority, is the distinctive

現代 社会 の 特有の 、 豊かな 国 の 特有の げんだい|しゃかい||とくゆうの|ゆたかな|くに||とくゆうの

病 な んです びょう||ん です

大勢 が 嫌い 、 普通 が 嫌い おおぜい||きらい|ふつう||きらい So, you hate the majority, being ordinary.

例えば 、 空 を 飛ぶ 、 大空 を 飛ぶ たとえば|から||とぶ|おおぞら||とぶ Well, then think about a flock of birds

鳥 の 群れ ちょう||むれ flying in the wide-open sky.

大 海原 を 、 海 の 中 を だい|うなばら||うみ||なか| Or a group of fish

大きな 大海 の 中 を おおきな|たいかい||なか| swimming together

泳ぐ 魚 の 群れ およぐ|ぎょ||むれ in a big ocean.

彼 ら は かれ|| They never wish to be the minority or normal

少数 で いたい と か しょうすう||||

普通で いたい ふつうで|

と か 、 逆に 普通で いたく ない と か ||ぎゃくに|ふつうで|||| or not to be normal

大勢 に 呑ま れ たく ない と か と 思って ないで す よ ね おおぜい||どん ま|||||||おもって||||

なぜ か と いったら それ は Why? It's because

自然 界 の しぜん|かい| in the world of nature,

中 で 、 動物 と いう の は なか||どうぶつ|||| animals

たった 独り で 生きて いく こと が でき ない |ひとり||いきて||||| cannot survive alone.

だから 群れ を 作って いか なければ 生きて いく こと が でき ない |むれ||つくって|||いきて||||| So, they need to live in a group.

この 弱き 自分 を 守って いく こと が でき ない |よわき|じぶん||まもって||||| Or they can't protect themselves.

その こと を 本能 的に 知って いる ので |||ほんのう|てきに|しって|| They instinctively understand that.

大勢 の 中 に 入って 群れ で 生活 を し おおぜい||なか||はいって|むれ||せいかつ|| So, they live in a large group,

そして その 群れ から 外れ ない ように 生きて いく ||むれ||はずれ||よう に|いきて| and try not to be isolated.

と いう こと を

自然の 中 で 生き 抜いて いく 自然の 知恵 と して やって いる わけです しぜんの|なか||いき|ぬいて||しぜんの|ちえ||||| That is what they do to survive in a wild nature.

でも

豊かな ゆたかな However, in affluent society

個 と いう もの で 生きる こと が できる ような こ|||||いきる|||| where you can delude yourself into believing

錯覚 に 陥る この 現代 で は さっかく||おちいる||げんだい|| that you can live all by yourself,

大勢 で いる こと が 嫌だ と おおぜい|||||いやだ|

普通である こと が 嫌だ と ふつうである|||いやだ| or you don't want to be the ordinary.

そのような 大勢 に 対して の |おおぜい||たいして| This is the cause of

それ から your reacting against the majority and the normal.

普通に 対して の ふつうに|たいして|

反発 と いう もの が 生まれて くる と いう の が はんぱつ|||||うまれて|||||

この テツ さん の 今 の ジレンマ の 仕組み |てつ|||いま||じれんま||しくみ The structure of dilemma you have.

なんで すね ... well,

もう 一 度 お 話 を 整理 する と |ひと|たび||はなし||せいり||

問題 は テツ さん もんだい||てつ| It is not only your problem but

だけ の こと で は なくて

この 現代 社会 の 抱える 問題 |げんだい|しゃかい||かかえる|もんだい a problem of our society.

無気力 感 と いう もの は むきりょく|かん|||| Lethargic feeling attributes to

豊か すぎる モノ ゆたか||もの

豊か すぎる 生活 、 便利 すぎる 生活 の 中 から 育ま れて いる んです ゆたか||せいかつ|べんり||せいかつ||なか||はぐくま|||ん です

そして And

大勢 、 多勢 に 対して の 抵抗 おおぜい|たぜい||たいして||ていこう a refusal to the majority,

その 抵抗 と いう か 反発 心 と いう の は |ていこう||||はんぱつ|こころ|||| a feeling of resistance to the majority is

この

個 で 生きて いく こと が できる と いう こ||いきて|||||| distinctive of the modern society which can

環境 と 仕組み が 整った 現代 社会 に かんきょう||しくみ||ととのった|げんだい|しゃかい| environmentally and structurally

特有の もの で とくゆうの|| support you to live by yourself,

ある と いう こと

少し 話 を 戻して 、 この 豊か さ すこし|はなし||もどして||ゆたか|

と いう もの が なぜ 無気力 感 を 生む の か |||||むきりょく|かん||うむ|| the cause of lethargy?

便利 さ と いう もの が なぜ べんり|||||| Why is convenience

無気力 感 を 生む の か むきりょく|かん||うむ|| the cause of apathy?

これ は You can get to the answer

私 たち が 通常 考えて いる 便利 と いう もの を わたくし|||つうじょう|かんがえて||べんり|||| if you try to eliminate from your mind

外して いけば わかる こと です はずして|||| what you usually think is convenient.

私 も わたくし| I also used to be

便利 さ ゆえ の 、 モノ に 溢れた べんり||||もの||あふれた dependent on convenience and affluence,

生活 を して いた ゆえ の 無気力 感 と いう もの に せいかつ||||||むきりょく|かん|||| and suffered from lethargic feeling.

ずっと さいなま れて い ました

17 歳 の とき 、18 歳 の とき さい|||さい|| When I was 17 or 18,

例えば 大学 受験 を しよう と 思ったら たとえば|だいがく|じゅけん||||おもったら if I wanted to enter university,

勉強 を 頑張れば いい と いう べんきょう||がんばれば||| I just had to study

環境 に 私 たち は い ます よ ね かんきょう||わたくし|||||| to pass the entrance exam.

例えば 高校 生 の 人 たち 、 もちろん たとえば|こうこう|せい||じん|| There should be some high school students

あの 家 が 貧しくて と かね |いえ||まずしくて|| whose families are poor

アルバイト を し ながら 勉強 して いる 人 も いる と 思い ます あるばいと||||べんきょう|||じん||||おもい| so that they have to study, having part-time job.

でも 、 多く の 学生 |おおく||がくせい But most students

と いわ れる 人 たち は |||じん||

学校 の 大変 さ も ある し がっこう||たいへん|||| have to study at school

人間 関係 の わずらわし さ も ある し 、 親 と の にんげん|かんけい|||||||おや|| while handle the relationships with friends and discord

確執 と か かくしつ|| with their parents.

反発 心 も ある し 、 だけど はんぱつ|こころ|||| However,

学校 へ 行って 、 家 に 帰って きて がっこう||おこなって|いえ||かえって| whenever they come back home from school,

食べる に は 困ら ない たべる|||こまら| then they can eat anything.

そして 部屋 で 、 受験 は 大変だ けれども |へや||じゅけん||たいへんだ| And no matter how hard and tiring it can be

勉強 する の は 大変だ けれども 、 そして つまん ない べんきょう||||たいへんだ|||つま ん| to study for exams,

わかん ない こと も 多い けれども ||||おおい| no matter how many issues they have in life,

机 に 向かって 勉強 を して いれば いい と いう つくえ||むかって|べんきょう|||||| all they have to do is to study at the desk.

それ で 生活 を して いく こと が できる 、 生きて いく こと が できる 、 と いう ||せいかつ|||||||いきて|||||| They don't have to do anything else to live.

環境 に あり ます かんきょう|||

だから 悪い って 言って いる わけじゃ ない んです |わるい||いって||||ん です I am not blaming them.

で この 便利 さ 、 豊か さ と いう もの が ||べんり||ゆたか||||| But the modern society is

本来 ほんらい

有り余る ほど の エネルギー ありあまる|||えねるぎー suppressing their excess

肉体 的な エネルギー 、 そして 精神 的な エネルギー と いう もの を にくたい|てきな|えねるぎー||せいしん|てきな|えねるぎー|||| physical and mental energy

持って いる 、 人間 の 非常に 偏った もって||にんげん||ひじょうに|かたよった

場所 に 押し 込め ばしょ||おし|こめ into one side

偏った エネルギー の 使い 方 と いう もの に 向かわ せて しまって いる かたよった|えねるぎー||つかい|かた|||||むかわ||| and don't help them use it freely.

そこ に ね 、 こう ものすごい 肉体 |||||にくたい This can cause strong physical

的な 、 反発 てきな|はんぱつ and

ジレンマ が 起きて きたり 精神 的な ジレンマ が 起きたり する んです じれんま||おきて||せいしん|てきな|じれんま||おきたり||ん です emotional dilemma.

例えば 、 私 も 子供 の 頃 そう でした けれども たとえば|わたくし||こども||ころ||| This is one example from my childhood experience.

この お 寺 と いう ところ に いて ね ||てら|||||| I grew up in this temple.

まして や 私 の 師匠 の 時代 と いい ます か ||わたくし||ししょう||じだい|||| And for people of my master's generation,

もう ちょっと 前 の 時代 の 人 たち と いう の は ||ぜん||じだい||じん||||| or even older

お 風呂 に 入る って いう の も 、 私 の 子供 の 頃 そう でした |ふろ||はいる|||||わたくし||こども||ころ|| It took a lot for them to do just to take a bath,

あの 、 今 は |いま| And now,

オール 電化 の 家 も ある と 思い ます 。 ピッ と ボタン を 押せば おーる|でんか||いえ||||おもい||||ぼたん||おせば there are all-electric homes where you press button

お 風呂 が 沸く んです よ |ふろ||わく|ん です| to run the hot water.

水 まで 自動 に 入って き ます よ ね すい||じどう||はいって|||| Then, automatically, water..., sorry,

お 湯 、 お 湯 が 出て くる んです か ね |ゆ||ゆ||でて||ん です|| hot water fills bathtub.

あの 、 お 風呂 に 入ろう と 思ったら ||ふろ||はいろう||おもったら When you wanna take a bath,

ボタン を 押せば 自動 的に 適温 に 温め られた お 湯 が ぼたん||おせば|じどう|てきに|てきおん||あたため|||ゆ| you press the button and hot water at the right temperature

出て きて 、 自動 的に でて||じどう|てきに runs into the bathtub and automatically

お 湯 は 止まる 、 そして |ゆ||とまる| stops when it's reach to the right height

もう 入れる 、 と いう |いれる|| and you can take a bath.

まあ そこ まで 便利な 設備 が 整った 家 に |||べんりな|せつび||ととのった|いえ| I don't know if you, Tetsu-san,

テツ さん が 住んで いらっしゃる か どう か わかり ませ ん が てつ|||すんで|||||||| lives in a high-tech house like that.

でも 昔 は |むかし| But in old days,

薪 を まき| the firewood,

薪 で 火 を 起こして 、 その 火 で まき||ひ||おこして||ひ| we had to burn the firewood

お 風呂 の お 湯 を 温める ところ から 始まって た んです |ふろ|||ゆ||あたためる|||はじまって||ん です to heat the water at first.

もっと いう と 、 その 、 お 風呂 の お 湯 を 温める 、 その |||||ふろ|||ゆ||あたためる| Furthermore, in order to get the water for the bath,

水 を 温める その 水 を すい||あたためる||すい|

あるいは 川 と か から 汲んで きて |かわ||||きゅう んで| we had to go to the river.

そして それ を And then

釜 に 入れて 、 そして 、 火 を 焚いて かま||いれて||ひ||ふん いて and poured water into the tub, burn the firewood,

そして and heated up the water just to take a bath,

お 湯 を 沸かして 入った |ゆ||わかして|はいった

で 、 その And

お 湯 さえ 確保 でき ない と いう |ゆ||かくほ|||| even the water for the bath could not be secured

家 も いえ| at

本当に 昔 は いっぱい あった わけです ほんとうに|むかし|||| many households in old days.

だから お 風呂 に 入る なんて いう の は ぜいたくな こと だった ||ふろ||はいる||||||| So, taking a bath used to be a luxury.

でも とにかく ね 、 何 を する の も |||なん|||| Anyway, doing anything, like,

ご飯 を 作る の も ごはん||つくる|| preparing a meal

ご飯 を 食べる の も ごはん||たべる|| and having a meal

コンビニ に 行って 今 みたいに こんびに||おこなって|いま| did not used be like going to convenience store

あの レンジ で チン って いう もの 、 もしくは もう チン さ れた もの を |れんじ|||||||||||| to get the food and microwave it.

買って くる って いう こと すら かって||||| But when the things were

なかった 時代 に は 、 食べ物 を 一 つ 食べる |じだい|||たべもの||ひと||たべる not as convenient as they are now, having food in a month,

ね 、 ごはん を eating rice

口 に 入れる くち||いれる

それ こそ required

一 年 がかり で 行う 、 育てて ひと|とし|||おこなう|そだてて a yearlong effort to grow rice

それ も 、 豊作 に なる か 不作 に なる か わかり ませ ん けれども ||ほうさく||||ふさく||||||| at risk of poor harvest.

やっと 手 に した 米 って いう もの を |て|||べい|||| And then, to eat the hard-earned rice,

水 を 汲んで きて 炊いて 、 そして すい||きゅう んで||たいて| they'd go get some water, wash rice,

火 を 起こす 、 火 を 起こす の も 大変な 作業 な んです ひ||おこす|ひ||おこす|||たいへんな|さぎょう||ん です and make a fire, which was not an easy task,

そして やっと 、 でき あがった after they did all that,

食べ物 を 口 に する たべもの||くち|| they could finally put the rice into the mouth.

あの 、 ご馳走 って いう 言葉 、 これ は |ごちそう|||ことば|| The Japanese word "Go-Chisou"

馳走 って 言い ます よ ね 。 走り回って ちそう||いい||||はしりまわって and "Chisou" means running around

食 材 を 集めて きて 、 その 食 材 を 提供 する しょく|ざい||あつめて|||しょく|ざい||ていきょう| to collect the ingredients to serve.

その 食 材 を 手 に 入れる と いう ところ から ご馳走 と いう 言葉 が |しょく|ざい||て||いれる|||||ごちそう|||ことば| The word "Go-chisou" originates from finding ingredients

来 てる んです けれども らい||ん です|

何 か 一 つ 食べよう と 思ったら なん||ひと||たべよう||おもったら if you want to eat something,

山 に 入って 山菜 を 摘み 、 そして やま||はいって|さんさい||つまみ| go to the mountain to pick wild plants.

川 に 行って 水 を 汲み 、 そして かわ||おこなって|すい||きゅう み| Then, go to the river to get some water,

火 を 起こす 、 これ 大変な 作業 な んです けど 、 やって みる と わかる ひ||おこす||たいへんな|さぎょう||ん です||||| and make a fire, which is a real hard work, You gotta try it.

です けど なかなか そういう こと を 体験 でき ない と 思う んです が ||||||たいけん||||おもう|ん です| I guess there won't be many chances to try,

火 を 起こす 、 これ 、 枯葉 を 集めて きて ひ||おこす||かれは||あつめて| But to make a fire, you have to collect the dead leaves and

枯れ 枝 を 集めて きて 火 を 起こす 、 そして かれ|えだ||あつめて||ひ||おこす| dead branches.

火 を 焚く 、 そして ひ||ふん く| and burn them.

駆けずり回って 集めて きた なけなし の 食 材 と いう もの を かけずりまわって|あつめて||||しょく|ざい|||| and cook a little amount of ingredients

調理 して 食べる 。 それ から ちょうり||たべる|| which you spent so many hours to get.

私 たち が お腹 が 空いた 、 食べ たい と 思って から 食べる まで の わたくし|||おなか||あいた|たべ|||おもって||たべる|| So, once you get hungry,

間 に 、 あちこち 駆け回って あいだ|||かけまわって you have to walk around here and there

ものすごい エネルギー を 使って やっと |えねるぎー||つかって| exhausting your energy

食べ物 を 口 に 入れる こと が できる たべもの||くち||いれる||| until you finally get to eat food.

ですから 、 この 食べ たい って いう ||たべ||| Therefore, to satisfy

その お腹 が 空いた って いう この 空腹 を 満たして いく |おなか||あいた||||くうふく||みたして| your food cravings, it takes

まで の 間 に 時間 が かかり ||あいだ||じかん|| so much time

エネルギー も かかって いる えねるぎー||| and energy.

使って いる 、 ですから それ を 口 に 入れた とき の つかって|||||くち||いれた|| So, the joy of having food after hard work

喜び と いう の は 、 コンビニ で 買って きて よろこび|||||こんびに||かって| cannot be compared to the joy of eating food

うわ ぁ 超 うめ ぇ って 言って いる 感覚 と は 全然 違う ||ちょう||||いって||かんかく|||ぜんぜん|ちがう from convenience store.

喜び と よろこび|

体験 な んです ね たいけん||ん です|

これ が ご馳走 な んです ||ごちそう||ん です This is the real "Go-chisou".

だから どこ どこ レストラン の 何 々 シェフ と か |||れすとらん||なん||しぇふ|| The meals cooked by chefs from some famous restaurants

あの 、 が 作った 料理 と か 、 そう で は なくて ||つくった|りょうり|||||| are not

ご馳走 な んです 。 最近 あの ごちそう||ん です|さいきん| the "Go-chisou" I'm talking about.

世界 の 、 非常に こう せかい||ひじょうに| Just like some

大きな IT の 企業 って の が 出て きて おおきな|it||きぎょう||||でて| big, global IT companies do,

日本 でも そういう IT 企業 を ならって にっぽん|||it|きぎょう|| some companies in Japan have started doing the same thing,

あの

例えば たとえば For example,

会社 の 社員 の 食堂 かいしゃ||しゃいん||しょくどう

三 、 もう 本当に こう 、 社員 が ね 、 みっ||ほんとうに||しゃいん|| all employees can

毎日 、 世界 中 の まいにち|せかい|なか| enjoy the top-notch food

一流 の 食べ物 を 食べる こと が できる いちりゅう||たべもの||たべる||| from all over the world.

もう 寿司 から 、 カレー から 、 天ぷら から |すし||かれー||てんぷら| from Sushi, curry to Tempura.

もう 世界 中 の 料理 と いう もの を |せかい|なか||りょうり|||| The company provides food from all over the world,

会社 が 用意 して 、 それ を 社員 が タダ で かいしゃ||ようい||||しゃいん||ただ| and employees can enjoy them for free.

食べ れる ような 、 うわ すごい 会社 だ な ぁ たべ|||||かいしゃ||| Isn't it fantastic?

すごい 、 社員 、 満足 |しゃいん|まんぞく What a great company! Employees are so happy!

すごい 会社 だ な ぁ って いう ふうに して もてはやさ れる んです けど |かいしゃ||||||||||ん です| That's how everyone makes fuss over those companies,

私 それ を 見た とき に この 人 たち は 不幸だ と 思い ました わたくし|||みた||||じん|||ふこうだ||おもい| But I felt terribly sorry for them when I saw it.

毎日 毎日 365 日 まいにち|まいにち|ひ Every day, 365 days a year,