NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン4 - 079 - 届かぬ絶叫
ハァ ハァ ハァ …。
ハァ ハァ ハァ …。
や … やった ! やった ぞ !
ハァ ハァ ハァ ~。
やった …。
《 正直 かなり 危なかった 。
シカマル の 的確な 分析 が なければ 完全に やられて いた だろう 》
《 イズモ : まったく たいした ヤツ だ 。
アスマ さん が 一目 置く だけ の こと は ある な 》
シカマル ! 大丈夫 か !
ハァ … あぁ … これ で 残り は …。
あと 1 人 か …。
( 角 都 ) 手助け が ほしければ もっと 早く に 言う べきだった な 。
って いう か お め ぇ が 遅 せ ぇん だ よ ! 角 都 !
テメエ わざと だ ろ !
最初に 手 を 出す な と 言った の は お前 だ 。
それ に 今 調子 に のって ほえ れる 立場 か 。
( 飛 段 ) ヘヘヘ ! ま ぁ 確かに 手 を 出す なって ➡
上 から も の 言った の は オレ の ほう だ が ➡
だから って 別に テメエ を バカ に したり ➡
軽蔑 して る 気持 は ねえ 。
いい から とにかく 体 持ってこい って 。
角 都 … 体 持ってきて くん ねえ かな 。
角 都 ちゃん ! 頼む よ ! お 願い ! ねっ !
あっ ! ちょ いっ ! おいおい ちょっと 待て って !
こら っ 角 都 ! 体 だ !
体 の ほう 持ってこい っ つったろう が !
こっち の ほう が 軽い 。
そういう 問題 じゃ ねえ だ ろ !
( 飛 段 ) 無視 かよ ! お いっ !
イテッ ! イテテ ! お いっ !
角 都 髪 引っ張って んじゃ ねえ よ ! コラッ !
( 角 都 ) 痛 がる なら 首 の ほう を 痛 がれ 。
( 飛 段 ) バカ 野郎 ! この 首 の 痛み は そりゃ はんぱ ねえ !
( 飛 段 ) どう 見て も これ ケガ の レベル じゃ ねえ から な 。
《 コイツ あんな 状態 で まだ 生きて や がる 》
ムチャクチャ いて ぇぞ コラッ !
首 なんか 斬り や が って ! 超 ス ー パ ー 激痛 だ クソ 野郎 !
なんだ ありゃ ? どう なって る んだ ?
もう どう 解釈 して いい か わから ん な 。 あれ じゃ 。
ハァ ハァ … だが あの 状態 で 生きて いて も 無意味 。
( シカマル ) 行動 を 起こす 体 と つながって なければ ➡
動け ねえ ようだ し 術 も ない 。
不死身で も ああ なりゃ 何も でき ねえ 。
( イズモ ) 確かに 。 ( コテツ ) じゃあ 残る は あと 1 人 。
( シカマル ) あぁ 。
《 シカマル : と は 言え アイツ は …。
おそらく パワ ー も スピ ー ド も あの 不死身 野郎 より 上 。
しかも 勢い だけ で は 戦わ ない 冷静 さ 。
さらに 仲間 が やられて も 微動 だに し ない 冷徹 さ 。 冷酷 さ 。
コイツ の 真 の 力 は まだ 見え ねえ 。
いい や 見せて い ない こと から の 自信 か 。
この 手 の 敵 は 常に 相手 と の 力量 の 差 ➡
自分 の 利益 を 計算 して いる ヤツ だ 。
ならば 今 は オレ たち が 有利な 状況 と 見せる の が 得策 》
ぐ は っ ! シカマル !
( シカマル ) ゲホッ ! ゲホッ !
《 シカマル は もう 限界 だ な 。
アスマ 隊長 も 傷 を 負って る 。
暁 を 1 人 動け なく した ぶん こっち が 有利だ が …》
《 逆に ここ は 逃げる チャンス が でき たって こと に も なる 。
その 場合 心配な の は シカマル の 状態 》
《 スキ を 見せちゃ ダメ だ 》
《 甘い な 》
お ぉっ !!
あっ !?
( アスマ ) う っ …。
う っ ! ぐ は っ !
アスマ 隊長 ! くっ !
♪♪~
一 度 手 を 貸せ と 言った 以上 ここ から は オレ も やる 。
チッ ! わかった よ 。
イタタ ! 痛い !
( 角 都 ) おい ! おとなしく して いろ 。
アイツ ら …。 何 を して る んだ ?
よし 。
フゥ …。
首 が …。
くっつき や がった …。
あぁ … やっと くっついた 。
あまり 動かす と また もげる ぞ 。
て やっ !
( 飛 段 ) 角 都 オメエ は いつも 口 うる せ ぇぞ !
( イズモ ) オレ たちゃ いったい 何と 戦って んだ ?
《 不死身の 男 に … 切り離さ れた 体 を 縫い 合わせる 術 を 持つ 男 …。
クソッ …!
次 から 次 へ と … なんて 能力 者 ども だ 》
儀式 も そう だ が お前 は 戦闘 も 話 も とにかく タラタラ 長い 。
賞金 首 は お前 が やれ 。
( 飛 段 ) あぁ 。
( 飛 段 ) あぁ … 借り は たっぷり と 返して やら ぁ 。
戒律 破る わけに ゃ いか ねえ から な 。
( 角 都 ) また それ か 。 ま ぁ いい 。
残り の 3 人 は オレ が やる 。
イズモ ! ( イズモ ) わかって る !
よし …。
♪♪~
水 遁 水 飴 拿原 !
♪♪~
よし !
やった か ?
チッ …。
フッ … 上空 の 派手な アクション に 相手 の 注意 を 集中 さ せて ➡
スキ を つくり この 妙な 液体 と お前 ら の 連携 で ➡
地上 から 攻撃 を 仕掛ける つもりだった んだろう が …。
( 角 都 ) やはり 甘い な 。
ムダ が 多い 。
今 だ !!
何 !?
よし !
チッ … いつの間に 。
いい ぞ イズモ !
もらった !
♪♪~
コテツ !
し まっ …。
あぁ っ …!
てこずら せ や が って 。
さて と 角 都 の ほう は 終わり そうだ 。
こっち も ぼちぼち 始める か 。
じゃ ねえ と また 「 儀式 が タラタラ 長い 」 と か 言わ れ そうだ しな 。
あば よ 。
アスマ ! 後ろ !
あば よ 。
( シカマル ) アスマ ! 後ろ !
ハァ … ハァ … ハァ …。
ハァ … ハァ … ハァ …。
ハァ …。
そう 何度 も 同じ 手 を …。
ククククク …。
ハハハハハハ !!
同じじゃ ねえ よ ! バ ~ カ !!
う ぅっ …。
クッ … クソッ …。
クソッ !!
ゴホッ … ゴホッ … ゴホッ …。
《 結局 … 結局 アンタ だって 仲間 を 守る ため に ➡
自分 を … 自分 を 犠牲 に して んじゃ ねえ か !》
(( シカマル : 納得 でき ない !
何で この 作戦 じゃ ダメ なんだ ?
オレ の 影 縫い は 成功 さ せれば 敵 の 動き を 止め ➡
戦力 を 半減 さ せる こと が できる 。
だけど 離れた 相手 に 影 縫い を 成功 さ せよう と すれば ➡
罠 に かける しか ない 。
離れた 敵 に 影 縫い は 必ずしも 有効じゃ ない んだ !
でも 接近 戦 で 影 縫い が 使えれば 拘束 力 は 強く なり ➡
成功 率 は 高く なる 。
その ため の 作戦 じゃ ねえ か 。
フ ー ッ … オレ の 突進 力 を 背景 に ➡
お前 自身 が 最 前線 で 積極 的に 影 縫い を 使う ツ ー トップフォ ー メ ー ション か …。
( シカマル ) そうだ ! これ なら オレ は 最 前線 で 敵 を 縛る こと が できる 。
シカマル … オレ は お前 の 作戦 を 高く 評価 して いる 。
なら 何で ? ( アスマ ) だ から こそ ダメ な んだ !
この 隊 は 優秀だ 。
戦闘 力 こそ 中 忍 3 人 を 含む フォ ー マンセル だ が ➡
他の 隊 に は い ない 軍 師 が オレ の 隊 に は いる 。
シカマル お前 だ !
( アスマ ) 軍 師 は 後衛 で 状況 を 判断 して 隊 を 動かせ 。
その 判断 力 が お前 に は ある 。
そして それ が 隊 を より よく 運用 する 方法 だ 。
お前 が 前衛 に 回る こと の ほう が ➡
任務 遂行 へ の リスク を 大きく し かね ん 。
( シカマル ) オレ だって …➡
オレ だって 仲間 を 失う こと の つら さ は わかって る つもりだ !
だからこそ の 最善 策 じゃ ねえ か !
多少 の リスク も 承知 の 上 だ 。
でも それ で 多く の 仲間 を 守る こと が できる なら …。
仲間 を 守る と いう の が オレ たち の こと を 言って いる の なら ➡
お前 は わかっちゃ い ない 。
( アスマ ) オレ たち が 守って いる もの … オレ たち が 戦う 理由 …。
その 本当の 意味 が わから なければ ➡
まだまだ お前 を 前衛 に 出す わけに は いか ない な 。
あっ !))
《 オレ の せい だ 。 オレ が … オレ が もっと ➡
いい 作戦 を 思いついて いれば こんな こと に は …》
(( わから ない の か ! それ が 今 打てる 最善 の 手 だ !
《 アスマ の こんな 顔 初めて 見る ぜ 》
敵陣 突破 の 先兵 だ 。
たまに は こういう 指し 方 も でき ない と な 。
棒 銀 なんて アンタ に は 向いて ない 。
フフッ ただ の 捨て ゴマ に は なら ねえ よ 。
お前 が いる んだ から な ))
《 クソッ クソッ …》
《 オレ の せい で オレ の せい で …》
《 オ オレ が ボンクラ じゃ なきゃ …。
アスマ が こんな 目 に あう こと も なかった んだ 》
( 飛 段 ) フフフフッ … どう だ いて え か あん ?
どう な んだ よ !
う っ …。
フフフフッ … ヒヒヒヒッ …。
やっと やっと あの 痛 み を 味わえる 。
あっ !
テメエ を 殺す 痛み !
ハハハハッ …。
《 コテツ : 隊長 !》
《 イズモ : クソ ー ッ 》
終わり だ 。
やめろ ~ っ !
《 アスマ …》
♪♪~
き 気持 いい …。
アスマ ~ ッ !