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ローゼンメイデン (2013), Rozen Maiden Zuruckspulen Episode 12

Rozen Maiden Zuruckspulen Episode 12

( まい た ジュン ) そう か …

そう だった の か

( まい た ジュン ) 真 紅 を 起こし に 来 て くれ た ん だ な →

雛 苺

( 雛 苺 ) ジュン は 寝 てる の

静か に 静か に ~

起き てるよ わ あ ~ ッ !

また 遊び に 来 て た の か よ ? エヘヘ

昼 だ けど おはよう な の

ふ ~ ん …

よい しょ … あの ね ジュン

何 ? エヘヘヘ …

何 だ よ ? うんと ね …

ジュン が 寝 た まま だったら どう しよ う ? って 思った の →

だから ジュン が 起き て くれ て →

ヒナ は とって も 嬉しい の →

ヒナ は ね カバン の 中 で ずっと 独りぼっち だった の →

だから 今 でも カバン で 寝る とき は 怖く なっちゃ う の →

もし かして このまま ずーっと 目覚め なかったら →

ヒナ は また 独りぼっち な の かしら ? って →

でも 朝 に なる と ヒナ は お バカ さん だ わって →

いつも 思う の よ →

だって ね 巴 や のり や ジュン や 真 紅 達

起こし て くれる 人 は たくさん いる ん だ も の

あ ッ … N エヘヘヘ …

ニャッ ! エヘヘヘ … N こら …

あの ね ヒナ ジュン が 大好き な の よ

だから ジュン が 夜 眠る の が 怖く なったら

ヒナ に 言って ね

ヒナ が 起こし て あげる から ね

♪♪~

( 翠 星 石 ) いや あ ~ ッ ! ( ジュン ) は ッ …

( 翠 星 石 ) ダメ です ー !

( 水銀 燈 ) う ッ … チッ !

ダメ です ~ う う ッ う う ッ …

( 泣 い て いる 翠 星 石 )

は ッ …

パーツ は 全部 ある じゃ ない か …

は ッ ! ?

く ッ … う ッ …

《 ( 真 紅 ) 覚え て い て ジュン 》

《 もし 私 が 消え て なく なった と して も 》

《 あなた が 作った お 人形 の こと を 》

《 この 真 紅 が あなた と 過ごし た 時間 の こと を 》

は ッ … く ッ …

( 泣 い て いる ジュン )

< 過去 は 変え られ ない >

< 見え ない 選択肢 を 選 ん で 今 が ある ん だ から >

君 が それ を 教え て くれ た

でも 今 は 今 だけ は …

あの とき まい て い れ ば …

今 の 僕 が まい た 僕 だったら って …

僕 に は もう 何も でき ない の か ?

( 泣く ジュン )

≪ ( まい た ジュン ) 諦める な !

は ッ ! ? う ッ …

は ッ …

( まい た ジュン ) まだ 間に合う ! まい た 僕 ! ?

何 ! ? ( 蒼 星 石 ) あ ッ …

諦め たら そこ で 終わり だ !

あの カバン の 中身 まさか ! ?

受け取れ ! まか なかった 僕

( まい た ジュン ) 真 紅 を 救え !

あれ は ! ? 真 紅 の ボディ だ

雪 華 綺 晶 に 捕らわれ て い た 本物 の

ローザ ミス ティカ ! それ に ベリー ベル

あの 子 の 人工 精霊 雛 苺 の …

真 紅 … N ( 金糸 雀 ) その とおり かしら ~ !

ウッ ! ウフフフ

あれ は 雛 苺 の ローザ ミス ティカ よ

自ら 真 紅 に 差し出し た

差し出し た ! ? そう

そして これ まで ずっと 真 紅 の ボディ を 守って き た の かしら

守った です って ! ? 嘘 でしょ ?

奪わ れ た の で は なく 自ら 差し出し た ! ?

≪ ( 金糸 雀 ) そう よ

そんな …

すぐに ローザ ミス ティカ を 入れ れ ば 息 を ふき かえす

急 い で くれ え ッ …

僕 が やる の か ?

うん できる よ

だ ろ ?

は ッ … N ジュン 真 紅

シッ ! マスター の 手 もと が 狂っちゃ いけ ない

あ ッ …

よし ッ !

< 私 が 横 から 奪った 蒼 星 石 の ローザ ミス ティカ は >

< 私 の 体 を 拒 ん だ >

< なのに 雛 苺 の ローザ ミス ティカ は 拒む どころ か >

< 守った です って ! ? >

< この 違い は 何 ? 自ら の 意志 で 差し出し た と いう だけ で >

< これ が アリス ゲーム ? >

< あと は この ローザ ミス ティカ を …>

< 大丈夫 だ きっと できる >

< ありがとう まい た 僕 >

< まかない こと を 選 ん だ 僕 は もう お前 の 道 に 戻れ ない >

< でも それ でも …>

無限 に 世界 は 選び 取れる の だ わ

< ありがとう 真 紅 >

あ ッ …

うん ? 最後 に これ を まく の は

やっぱり お前 の 役目 だ よ

真 紅 達 を 頼 ん だ ぞ

分かった

あ ッ … N あ ッ …

真 紅 ! やった かしら ー !

ジュン … N 真 紅

う わ ッ へ ぶ ッ !

二 人 と も 起こす の が 遅い

( 二 人 ) やっぱり …

「 また 人形 を 開 い た 六 つ 目 とっても 小さい お前 」

「 理想 の ボーイフレンド を 願ったら すぐに かなった 」

「 かなった けど 理想 的 すぎ て すぐに 別れ た 」

「 いい もの が いい と は 限ら ない と いう の が 分かった こと 」

あきれ た … 何て 悪運 が 強い の よ

( 蒼 星 石 ) それ が 真 紅 さ →

さあ は ッ …

僕達 も 話 を 戻 そ う か う ッ …

約束 どおり 僕 の ローザ ミス ティカ を

水銀 燈 君 に かえす よ

≪ ( 蒼 星 石 ) 水銀 燈 ? あ ッ …

興 が そが れ た わ

今回 の ところ は 見逃し て あげる

勘違い する ん じゃ な いわ よ

あくまで も 今日 の ところ は って だけ

言って おく けど

あなた 達 の お 涙 ちょうだい に ほだされ た わけ じゃ ない わ

ただ 少し … N 考え たい こと が でき た だけ

( 翠 星 石 ) あ ッ …

アリス ゲーム は 潰し 合い が 原則 だった はず

力 の ある 者 が ない 者 を とう 汰 し

より 優れ た ドール を 残す ため の もの だ と

私 は そう 考え て き た し 今 も 間違い だ と は 思って い ない

< その はず よ … けれど >

< この ゲーム 正攻法 だけ で は 勝て ない の かも しれ ない >

< そう でしょ ? 真 紅 >

< きれい な いい 子 ちゃん 顔 の 真 紅 >

いい こと ? あなた は 私 の もの

その ローザ ミス ティカ は ほんの 少し 預け て おい て あげる って だけ

私 の 探しもの が 終わったら 必ず 返し て もらう

水銀 燈 …

行っちゃ っ た かしら

( 二 人 ) あ ッ …

僕 も 相当 往生 際 が 悪い な

そ …

蒼 星 石 ! →

よかった です ~

≪ ( 蒼 星 石 ) 翠 星 石 …

♪♪~ から たち の

♪♪~ 花 が 咲 い た よ

♪♪~ 白い 白い

♪♪~ 花 が 咲 い た よ

( めぐ ) ♪♪~ から たち の

♪♪~ とげ は い たい よ

♪♪~ 青い 青い

♪♪~ 針 の とげ だ よ

続き … N あ ッ …

歌って

ウフッ お 帰り

ねえ 水銀 燈

映画 や 小説 に 出 て くる 不治 の 病 の 子 なんて ね

現実 に は 人生 の お 荷物

そして 死 ん だ 後 は 火 あぶり に なる の よ

まるで 魔女 扱い じゃ ない ? この 国 の 死者 の あしらい と き たら

もう 冗談 じゃ ない 美しく も 何とも ない

だったら 死 に 場所 くらい 自分 で 選 ん だ ら ?

もちろん その つもり

だから あなた が 来 て くれ た ん でしょ ?

天使 に 導か れ て 私 は この 病院 から 消える の よ

魔法 み たい に 天使 ね …

いい加減 その 呼び 方 どうにか なら ない かしら ?

あら いい じゃ ない あなた に ぴったり よ

私 に とって 水銀 燈 は 天使

死に かけ た 私 を 迎え に 来 て くれ た 黒い 天使 な の よ

ところで いつまで こうして いれ ば いい わけ ?

もう ちょっと

ジャン ! 何 な の これ ! ?

気 に 入った ? 私 と お そろい

バカ じゃ ない ? でも

無理 に ほど い たり し ない って こと は

そんなに 嫌 じゃ ない の ね どう だって いい だけ よ

ウフフ … 来 た ばかり の とき は 触ら せ て も くれ なかった のに

これ も お そろい よ

いかれ てる わ

これ は お 見舞い って いう 儀式 の 花 よ

こう やって 花 の 生 首 を 飾って 腐る まで を 私 に 見せつけ て

それ が 済 ん だ ら また 新しい 首 を 持って くる の

その 繰り返し ね ッ ?

私 が いかれ た 子 に なる の も 分かる でしょ ?

けど こいつ ら も 私 より は はるか に マシ

生 首 に さ れ て 根 も ない くせ に

枯れる の を 待つ だけ の くせ に まだ 咲 い てる の

死に かけ の 死 に 損ない いいえ うまく 生き られ ない ん だ から

生き 損 ない って 言った 方 が あって る かな ?

( 物音 )

は ッ …

えい ッ … N あ ッ …

は あ ッ は あ ッ は あ ッ …

めぐ ? 隠れ て 水銀 燈

美しく ない 看護 師 達 が 駆けつけ て くる わ

ねえ 水銀 燈

いつか 本当 に 私 を 迎え に 来 て ね

私 を 本当 に 死な せ て ね

私 を おい て どこ か に 消え たり し ない で

お 願い

< こんな 黒い 翼 を 天使 と 呼ぶ の は >

< あの 子 くらい の もの だ わ >

< もっとも あの 子 を 連れ て いった の は 私 じゃ なく >

< 白い 天使 >

< 私 は めぐ を 取り戻し て どう しよ う と いう の かしら ? >

< 分から ない わ それ でも …>

< いい わ 誓って あげる >

《 死 が 二 人 を 分かつ まで 》

《 いいえ … 》

死 ん でも 一緒 だ わ

行く わ よ メイ メイ

お 別れ だ な まい た 僕

それ に ローゼン メイデン 達

かしら せ … 世話 に なった です コンニャロウ

しゃく だ けど 礼 くらい は 言って やる です

フッ … N ( 蒼 星 石 ) マスター

あ ッ …

蒼 星 石 言った だ ろ ?

マスター は 僕 じゃ なく なる って あ ッ …

君 の 指輪 は まい た 僕 に 託し た ん だ

本当 なら 指輪 を 譲る なんて でき ない ん だ ろ う けど

まあ 同一 人物 だ から さ

君 は 僕 が 組み立て た 人形 だ

ほんの 短い 間 でも

君 の マスター に なれ て 嬉しかった よ

何も でき ない 僕 でも

何 か を 作り 出せ る ん だって 思え た

ありがとう

マスター …

あ ッ …

フッ … N ありがとう

元気 で

ああ

うん ッ ?

お 別れ ね 仮 下 僕

うん 少し 寂しい よ

あら 女の子 みたい な こと を 言う の ね

けれど 女の子 だって 大人 に なれ ば

お 人形 遊び は 卒業 し て いく わ

それ でも お 人形 は 文句 を 言ったり し ない の よ

どうか 覚え て い て

ジュン

< あなた が 作った お 人形 の こと を …>

< あなた と 過ごし て 幸せ だった …>

< 小さな 一 人 の お 人形 の こと を >

あ ッ …

( まい た ジュン ) この 右側 の 枝 を 行け ば まい た 世界 だ

うん

じゃあ 行く よ まか なかった 僕 →

僕ら は 元 い た 世界 に 戻る

ああ 僕 は まか なかった 世界 に

< ジュン 忘れ そう に なったら >

< 目 を 凝らし て み て ね >

< あなた の 胸 の 奥 に >

さあ 行く か

( 鐘 が 鳴って いる )

≪ ( 紳士 ) おお これ は 私 が 娘 の 誕生日 に プレゼント し た 人形 だ

( キャサリン ) 何 です って ! ? ( 紳士 ) なぜ ここ に ? →

この 人形 は 私 の 記憶 の 中 から 探し出し て もらった もの だ →

私 が 買う ぞ !

≪ ( キャサリン ) この 人形 が 持って いる 記憶 が 私 は 必要 な の です →

私 の 方 が 高く 買い ます わ !

( 斉藤 ) お 待ち ください お 客 様

ここ で もめ事 は 困り ます

( 紳士 ) で は どう しろ と いう の か ね ?

( キャサリン ) 私 は 譲る わけ に は いか ない の よ

( 斉藤 ) え ~ っと … N ( 紳士 ) 余計 な 口出し は やめ て くれ

そう だ わ いい 考え が あり ます ( 紳士 ) うん ?

こう なされ ば よろしい の です わ つまり →

お 二 人 が 結婚 すれ ば いい の です 斉藤 さん ! ?

すべて が 解決 する じゃ あり ませ ん か

≪ ( 紳士 ) それ は 名案 って 私 に は 妻 が …

< じゃあ ここ は …>

( 笑う 観客 )

( キャサリン ) そんな もの 別れ れ ば いい じゃ ない です か

では 早速 お 二 人 の 愛 の 記憶 を

お 買い求め に なって は いかが でしょ う ?

≪ ( 紳士 ) いくらか ね ? ≪ ( 斉藤 ) ランク が ござい ます →

どの くらい ラブ ラブ な 記憶 が お 望み でしょ う ?

≪ ( キャサリン ) もちろん 最高 に エロエロ な もの を お 願い

≪ ( 紳士 ) お手やわらか に 頼む よ

< 僕 は … 戻って き た の か ? >

《 さあ マスター 命令 を 》

《 舞台 だ 舞台 を 元どおり に し たい 》

《 ちゃんと 元 あった 形 に 戻し て 最後 まで 上演 し たい 》

《 ( 二 人 ) 元 ある 形 に それ が マスター の 願い ! 》

( 観客 の 歓声 )

( 喜ぶ 観客 達 )

は あ ッ … N あ ッ …

< 帰って き た ん だ …>

< ジュン 忘れ そう に なったら …>

< あなた の 胸 の 奥 に 目 を 凝らし て み て ね >

< 子供 の 頃 の 日々 と 一緒 に >

< ローゼン メイデン は ちゃんと そこ に いる の だ わ >

あなた が 覚え て い て くれ れ ば いつ だって …

< 世界 が 見え ない 選択肢 で 満ち て いる よう に ね >

♪♪~

( 店長 ) 今日 も 夢見る ひととき を ( 斉藤 ) ブックスタキワ プレゼンツ 店 内 放送 →

この 放送 も 最終 回 です ね ( 店長 ) 担当 し て どう だった ?

( 斉藤 ) 自分 の 素 が 出せ て 面白かった です 店長 は ?

( 店長 ) 俺 の 感想 は キレイ な バラ に は とげ が ある

( 斉藤 ) 誰 ? ( 店長 ) 二 人 しか い ない でしょ

( 斉藤 ) この 楽しい 番組 の どこ に とげ な ん か …

( 店長 ) 全部 俺 ズタボロ だ もん ( 斉藤 ) 疲れ てる ん です →

ゆっくり 休め ば いい こと ある ( 店長 ) また 傷 を 負った →

お 相手 は 店長 と … N ( 斉藤 ) 斉藤 ちゃん で し た


Rozen Maiden Zuruckspulen Episode 12 Rozen Maiden Zuruckspulen Episode 12

( まい た ジュン ) そう か … I see.

そう だった の か That's where it was.

( まい た ジュン ) 真 紅 を 起こし に 来 て くれ た ん だ な → |||まこと|くれない||おこし||らい|||||| You've given me this to awaken Shinku, haven't you... Hinaichigo?

雛 苺 ひな|いちご

( 雛 苺 ) ジュン は 寝 てる の ひな|いちご|||ね||

静か に 静か に ~ しずか||しずか| Quietly, quietly...

起き てるよ わ あ ~ ッ ! おき|||| I'm actually awake.

また 遊び に 来 て た の か よ ? エヘヘ |あそび||らい|||||| You're here to play again?

昼 だ けど おはよう な の ひる|||||

ふ ~ ん …

よい しょ … あの ね ジュン You know what, Jun?

何 ? エヘヘヘ … なん| What?

何 だ よ ? うんと ね … なん||||

ジュン が 寝 た まま だったら どう しよ う ? って 思った の → ||ね||||||||おもった| Hina was worried that you'll never wake up.

だから ジュン が 起き て くれ て → |||おき||| So Hina's really glad that you woke up, Jun.

ヒナ は とって も 嬉しい の → ひな||||うれしい|

ヒナ は ね カバン の 中 で ずっと 独りぼっち だった の → ひな|||かばん||なか|||ひとりぼっち|| Hina was all alone in the suitcase for a long time.

だから 今 でも カバン で 寝る とき は 怖く なっちゃ う の → |いま||かばん||ねる|||こわく|||

もし かして このまま ずーっと 目覚め なかったら → ||||めざめ| She thinks about never waking up again...

ヒナ は また 独りぼっち な の かしら ? って → ひな|||ひとりぼっち|||| That she'd be all alone, like she used to be.

でも 朝 に なる と ヒナ は お バカ さん だ わって → |あさ||||ひな|||ばか|||

いつも 思う の よ → |おもう||

だって ね 巴 や のり や ジュン や 真 紅 達 ||ともえ||||||まこと|くれない|さとる Because...

起こし て くれる 人 は たくさん いる ん だ も の おこし|||じん|||||||

あ ッ …\ N エヘヘヘ …

ニャッ ! エヘヘヘ …\ N こら …

あの ね ヒナ ジュン が 大好き な の よ ||ひな|||だいすき||| Hey!

だから ジュン が 夜 眠る の が 怖く なったら |||よ|ねむる|||こわく|

ヒナ に 言って ね ひな||いって|

ヒナ が 起こし て あげる から ね ひな||おこし|||| Hina'll wake you up.

♪♪~

( 翠 星 石 ) いや あ ~ ッ ! ( ジュン ) は ッ … みどり|ほし|いし|||||| NO!

( 翠 星 石 ) ダメ です ー ! みどり|ほし|いし|だめ||-

( 水銀 燈 ) う ッ … チッ ! すいぎん|とも|||

ダメ です ~ う う ッ う う ッ … だめ||||||| You can't...

( 泣 い て いる 翠 星 石 ) なき||||みどり|ほし|いし

は ッ …

パーツ は 全部 ある じゃ ない か … ||ぜんぶ|||| The parts are all here...

は ッ ! ?

く ッ … う ッ …

《 ( 真 紅 ) 覚え て い て ジュン 》 まこと|くれない|おぼえ|||| Remember this well, Jun.

《 もし 私 が 消え て なく なった と して も 》 |わたくし||きえ||||||

《 あなた が 作った お 人形 の こと を 》 ||つくった||にんぎょう||| The doll that you created - this Shinku - remember your time with her.

《 この 真 紅 が あなた と 過ごし た 時間 の こと を 》 |まこと|くれない||||すごし||じかん|||

は ッ … く ッ …

( 泣 い て いる ジュン ) なき||||

< 過去 は 変え られ ない > かこ||かえ|| I can't change the past.

< 見え ない 選択肢 を 選 ん で 今 が ある ん だ から > みえ||せんたくし||せん|||いま||||| The present exists because of all the invisible choices I made.

君 が それ を 教え て くれ た きみ||||おしえ||| You taught me that.

でも 今 は 今 だけ は … |いま||いま||

あの とき まい て い れ ば … If only I had chosen to wind.

今 の 僕 が まい た 僕 だったら って … いま||ぼく||||ぼく|| If only I was wound me!

僕 に は もう 何も でき ない の か ? ぼく||||なにも|||| Can't I do anything anymore?

( 泣く ジュン ) なく|

≪ ( まい た ジュン ) 諦める な ! |||あきらめる|

は ッ ! ? う ッ …

は ッ …

( まい た ジュン ) まだ 間に合う ! まい た 僕 ! ? ||||まにあう|||ぼく You can still make it!

何 ! ? ( 蒼 星 石 ) あ ッ … なん|あお|ほし|いし|| What?

諦め たら そこ で 終わり だ ! あきらめ||||おわり| If you give up, it's all over!

あの カバン の 中身 まさか ! ? |かばん||なかみ| That suitcase...

受け取れ ! まか なかった 僕 うけとれ|||ぼく Take this, unwound me!

( まい た ジュン ) 真 紅 を 救え ! |||まこと|くれない||すくえ Save Shinku!

あれ は ! ? 真 紅 の ボディ だ ||まこと|くれない|||

雪 華 綺 晶 に 捕らわれ て い た 本物 の ゆき|はな|き|あき||とらわれ||||ほんもの| The real one, that Kirakishou had locked away!

ローザ ミス ティカ ! それ に ベリー ベル |みす|||||べる A Rosa Mystica... and Berrybell!

あの 子 の 人工 精霊 雛 苺 の … |こ||じんこう|せいれい|ひな|いちご| It's our sister's artificial spirit.

真 紅 …\ N ( 金糸 雀 ) その とおり かしら ~ ! まこと|くれない||きんし|すずめ|||

ウッ ! ウフフフ

あれ は 雛 苺 の ローザ ミス ティカ よ ||ひな|いちご|||みす|| That's Hinaichigo's Rosa Mystica.

自ら 真 紅 に 差し出し た おのずから|まこと|くれない||さしだし|

差し出し た ! ? そう さしだし|| She gave it?

そして これ まで ずっと 真 紅 の ボディ を 守って き た の かしら ||||まこと|くれない||||まもって||||

守った です って ! ? 嘘 でしょ ? まもった|||うそ| "Protected her body"?

奪わ れ た の で は なく 自ら 差し出し た ! ? うばわ|||||||おのずから|さしだし| Her Rosa Mystica wasn't taken, but she gave it herself?

≪ ( 金糸 雀 ) そう よ きんし|すずめ||

そんな … That's...

すぐに ローザ ミス ティカ を 入れ れ ば 息 を ふき かえす ||みす|||いれ|||いき||| If you put the Rosa Mystica into her now, she'll come back to life.

急 い で くれ え ッ … きゅう|||||

僕 が やる の か ? ぼく|||| You want me to do this?

うん できる よ

だ ろ ? Right?

は ッ …\ N ジュン 真 紅 ||||まこと|くれない

シッ ! マスター の 手 もと が 狂っちゃ いけ ない |ますたー||て|||くるっちゃ||

あ ッ …

よし ッ ! There.

< 私 が 横 から 奪った 蒼 星 石 の ローザ ミス ティカ は > わたくし||よこ||うばった|あお|ほし|いし|||みす||

< 私 の 体 を 拒 ん だ > わたくし||からだ||こば||

< なのに 雛 苺 の ローザ ミス ティカ は 拒む どころ か > |ひな|いちご|||みす|||こばむ|| But Hinaichigo's Rosa Mystica protected her?

< 守った です って ! ? > まもった||

< この 違い は 何 ? 自ら の 意志 で 差し出し た と いう だけ で > |ちがい||なん|おのずから||いし||さしだし||||| Why the difference?

< これ が アリス ゲーム ? > |||げーむ So this is the Alice Game?

< あと は この ローザ ミス ティカ を …> ||||みす|| Time for the Rosa Mystica...

< 大丈夫 だ きっと できる > だいじょうぶ|||

< ありがとう まい た 僕 > |||ぼく

< まかない こと を 選 ん だ 僕 は もう お前 の 道 に 戻れ ない > まか ない|||せん|||ぼく|||おまえ||どう||もどれ| The me that chose not to wound can't go back to the path you chose.

< でも それ でも …> Still...

無限 に 世界 は 選び 取れる の だ わ むげん||せかい||えらび|とれる||| You can choose your world from an infinite number of possibilities.

< ありがとう 真 紅 > |まこと|くれない Thank you, Shinku.

あ ッ …

うん ? 最後 に これ を まく の は |さいご|||||| I guess it's your job to wind this.

やっぱり お前 の 役目 だ よ |おまえ||やくめ||

真 紅 達 を 頼 ん だ ぞ まこと|くれない|さとる||たの||| Take care of Shinku and the others for me.

分かった わかった I will.

あ ッ …\ N あ ッ …

真 紅 ! やった かしら ー ! まこと|くれない|||-

ジュン …\ N 真 紅 ||まこと|くれない

う わ ッ へ ぶ ッ !

二 人 と も 起こす の が 遅い ふた|じん|||おこす|||おそい Shame on both of you for being tardy.

( 二 人 ) やっぱり … ふた|じん| I should have guessed...

「 また 人形 を 開 い た 六 つ 目 とっても 小さい お前 」 |にんぎょう||ひらき|||むっ||め||ちいさい|おまえ

「 理想 の ボーイフレンド を 願ったら すぐに かなった 」 りそう||ぼーいふれんど||ねがったら|| I wished for a perfect boyfriend.

「 かなった けど 理想 的 すぎ て すぐに 別れ た 」 ||りそう|てき||||わかれ| However, he was too perfect and we soon broke up.

「 いい もの が いい と は 限ら ない と いう の が 分かった こと 」 ||||||かぎら||||||わかった| What I realized was that good things aren't necessary good for you.

あきれ た … 何て 悪運 が 強い の よ ||なんて|あくうん||つよい||

( 蒼 星 石 ) それ が 真 紅 さ → あお|ほし|いし|||まこと|くれない|

さあ は ッ … Now...

僕達 も 話 を 戻 そ う か う ッ … ぼくたち||はなし||もど||||| Let's start from where we left off.

約束 どおり 僕 の ローザ ミス ティカ を やくそく||ぼく|||みす|| As I promised, I'll return my Rosa Mystica to you, Suigintou.

水銀 燈 君 に かえす よ すいぎん|とも|きみ|||

≪ ( 蒼 星 石 ) 水銀 燈 ? あ ッ … あお|ほし|いし|すいぎん|とも|| Suigintou?

興 が そが れ た わ きょう||||| I'm not in the mood.

今回 の ところ は 見逃し て あげる こんかい||||みのがし||

勘違い する ん じゃ な いわ よ かんちがい||||||

あくまで も 今日 の ところ は って だけ ||きょう||||| This is a one-time exception.

言って おく けど いって|| I'll have you know that I didn't buy your tearjerker act.

あなた 達 の お 涙 ちょうだい に ほだされ た わけ じゃ ない わ |さとる|||なみだ||||||||

ただ 少し …\ N 考え たい こと が でき た だけ |すこし||かんがえ|||||| It's just that I now have something I'd like to think about.

( 翠 星 石 ) あ ッ … みどり|ほし|いし||

アリス ゲーム は 潰し 合い が 原則 だった はず |げーむ||つぶし|あい||げんそく||

力 の ある 者 が ない 者 を とう 汰 し ちから|||もの|||もの|||た|

より 優れ た ドール を 残す ため の もの だ と |すぐれ||どーる||のこす|||||

私 は そう 考え て き た し 今 も 間違い だ と は 思って い ない わたくし|||かんがえ|||||いま||まちがい||||おもって|| That's the philosophy I've had, and I don't think I was wrong.

< その はず よ … けれど > I can't be. And yet...

< この ゲーム 正攻法 だけ で は 勝て ない の かも しれ ない > |げーむ|せいこうほう||||かて|||||

< そう でしょ ? 真 紅 > ||まこと|くれない

< きれい な いい 子 ちゃん 顔 の 真 紅 > |||こ||かお||まこと|くれない Miss nice maiden, Shinku...

いい こと ? あなた は 私 の もの ||||わたくし|| Listen.

その ローザ ミス ティカ は ほんの 少し 預け て おい て あげる って だけ ||みす||||すこし|あずけ|||||| I'm just lending you that Rosa Mystica for a short while.

私 の 探しもの が 終わったら 必ず 返し て もらう わたくし||さがしもの||おわったら|かならず|かえし||

水銀 燈 … すいぎん|とも Suigintou...

行っちゃ っ た かしら おこなっちゃ||| She's gone, I think.

( 二 人 ) あ ッ … ふた|じん||

僕 も 相当 往生 際 が 悪い な ぼく||そうとう|おうじょう|さい||わるい| I really don't know when to give up, do I?

そ … So—

蒼 星 石 ! → あお|ほし|いし Souseiseki!

よかった です ~ I'm really glad.

≪ ( 蒼 星 石 ) 翠 星 石 … あお|ほし|いし|みどり|ほし|いし Suiseiseki.

♪♪~ から たち の

♪♪~ 花 が 咲 い た よ か||さ||| blossomed.

♪♪~ 白い 白い しろい|しろい A white, white...

♪♪~ 花 が 咲 い た よ か||さ||| flower blossomed.

( めぐ ) ♪♪~ から たち の The thorns of a karatachi

♪♪~ とげ は い たい よ

♪♪~ 青い 青い あおい|あおい They're blue, blue...

♪♪~ 針 の とげ だ よ はり|||| needles; the thorns.

続き …\ N あ ッ … つづき||| Keep going.

歌って うたって Sing it.

ウフッ お 帰り ||かえり

ねえ 水銀 燈 |すいぎん|とも Hey Suigintou, the incurably sick girls you see in films and novels - they're a burden to themselves in real life.

映画 や 小説 に 出 て くる 不治 の 病 の 子 なんて ね えいが||しょうせつ||だ|||ふじ||びょう||こ||

現実 に は 人生 の お 荷物 げんじつ|||じんせい|||にもつ

そして 死 ん だ 後 は 火 あぶり に なる の よ |し|||あと||ひ||||| After they die, they'll be burned at the stake.

まるで 魔女 扱い じゃ ない ? この 国 の 死者 の あしらい と き たら |まじょ|あつかい||||くに||ししゃ||||| A bit like a witch, isn't it?

もう 冗談 じゃ ない 美しく も 何とも ない |じょうだん|||うつくしく||なんとも| It's not even funny.

だったら 死 に 場所 くらい 自分 で 選 ん だ ら ? |し||ばしょ||じぶん||せん||| Then shouldn't you at least choose where you die?

もちろん その つもり That's my intention, of course.

だから あなた が 来 て くれ た ん でしょ ? |||らい|||||

天使 に 導か れ て 私 は この 病院 から 消える の よ てんし||みちびか|||わたくし|||びょういん||きえる||

魔法 み たい に 天使 ね … まほう||||てんし|

いい加減 その 呼び 方 どうにか なら ない かしら ? いいかげん||よび|かた|||| Won't you stop calling me that?

あら いい じゃ ない あなた に ぴったり よ Why? It suits you perfectly.

私 に とって 水銀 燈 は 天使 わたくし|||すいぎん|とも||てんし To me, you're an angel.

死に かけ た 私 を 迎え に 来 て くれ た 黒い 天使 な の よ しに|||わたくし||むかえ||らい||||くろい|てんし||| You've come for me on my deathbed, my black angel.

ところで いつまで こうして いれ ば いい わけ ? Anyway, how long do I have to sit like this?

もう ちょっと A little longer.

ジャン ! 何 な の これ ! ? |なん||| All done.

気 に 入った ? 私 と お そろい き||はいった|わたくし||| Do you like it? It matches mine.

バカ じゃ ない ? でも ばか|||

無理 に ほど い たり し ない って こと は むり||||||||| The fact that you're not undoing it means you don't mind it, right?

そんなに 嫌 じゃ ない の ね どう だって いい だけ よ |いや|||||||||

ウフフ … 来 た ばかり の とき は 触ら せ て も くれ なかった のに |らい||||||さわら||||||

これ も お そろい よ This matches too.

いかれ てる わ You're sick.

これ は お 見舞い って いう 儀式 の 花 よ |||みまい|||ぎしき||か| This is the kind of flower given on ceremonies called hospital visits.

こう やって 花 の 生 首 を 飾って 腐る まで を 私 に 見せつけ て ||か||せい|くび||かざって|くさる|||わたくし||みせつけ| They decorate this room using the freshly severed heads of plants,

それ が 済 ん だ ら また 新しい 首 を 持って くる の ||す|||||あたらしい|くび||もって||

その 繰り返し ね ッ ? |くりかえし|| Over and over.

私 が いかれ た 子 に なる の も 分かる でしょ ? わたくし||||こ|||||わかる|

けど こいつ ら も 私 より は はるか に マシ ||||わたくし||||| However, these here are greater than I.

生 首 に さ れ て 根 も ない くせ に せい|くび|||||ね|||| They are cut apart from their roots, existing only to wilt - and yet they bloom.

枯れる の を 待つ だけ の くせ に まだ 咲 い てる の かれる|||まつ||||||さ|||

死に かけ の 死 に 損ない いいえ うまく 生き られ ない ん だ から しに|||し||そこない|||いき||||| They stand before death's door and yet cannot open it...

生き 損 ない って 言った 方 が あって る かな ? いき|そん|||いった|かた||||

( 物音 ) ものおと

は ッ …

えい ッ …\ N あ ッ …

は あ ッ は あ ッ は あ ッ …

めぐ ? 隠れ て 水銀 燈 |かくれ||すいぎん|とも Megu?

美しく ない 看護 師 達 が 駆けつけ て くる わ うつくしく||かんご|し|さとる||かけつけ||| Those ugly nurses will be coming.

ねえ 水銀 燈 |すいぎん|とも

いつか 本当 に 私 を 迎え に 来 て ね |ほんとう||わたくし||むかえ||らい|| You really will come for me one day, right?

私 を 本当 に 死な せ て ね わたくし||ほんとう||しな||| You'll come for me and deliver me to death.

私 を おい て どこ か に 消え たり し ない で わたくし|||||||きえ|||| Please don't abandon me and fly away somewhere.

お 願い |ねがい

< こんな 黒い 翼 を 天使 と 呼ぶ の は > |くろい|つばさ||てんし||よぶ|| To call these black wings those of an angel...

< あの 子 くらい の もの だ わ > |こ||||| Only she'd do something like that.

< もっとも あの 子 を 連れ て いった の は 私 じゃ なく > ||こ||つれ|||||わたくし|| In the end, it was not I that took her away, but an angel in white.

< 白い 天使 > しろい|てんし

< 私 は めぐ を 取り戻し て どう しよ う と いう の かしら ? > わたくし||||とりもどし|||||||| Whatever shall I do when I have reclaimed Megu?

< 分から ない わ それ でも …> わから|||| I do not know, but I swore an oath.

< いい わ 誓って あげる > ||ちかって|

《 死 が 二 人 を 分かつ まで 》 し||ふた|じん||ぶんかつ| 'Til death do us part.

《 いいえ … 》

死 ん でも 一緒 だ わ し|||いっしょ|| That we would be together even beyond death.

行く わ よ メイ メイ いく|||| Let's go, Meimei.

お 別れ だ な まい た 僕 |わかれ|||||ぼく Time to say our farewells then, wound me.

それ に ローゼン メイデン 達 ||||さとる As it is with the Rozen Maidens.

かしら せ … 世話 に なった です コンニャロウ ||せわ|||| I think.

しゃく だ けど 礼 くらい は 言って やる です |||れい|||いって|| You irritate me, so you'll have to make do with my thanks.

フッ …\ N ( 蒼 星 石 ) マスター ||あお|ほし|いし|ますたー

あ ッ … Master?

蒼 星 石 言った だ ろ ? あお|ほし|いし|いった||

マスター は 僕 じゃ なく なる って あ ッ … ますたー||ぼく||||||

君 の 指輪 は まい た 僕 に 託し た ん だ きみ||ゆびわ||||ぼく||たくし||| I entrusted your ring to the wound me.

本当 なら 指輪 を 譲る なんて でき ない ん だ ろ う けど ほんとう||ゆびわ||ゆずる||||||||

まあ 同一 人物 だ から さ |どういつ|じんぶつ||| Well, we're the same person, so don't worry about it.

君 は 僕 が 組み立て た 人形 だ きみ||ぼく||くみたて||にんぎょう| You are the doll I built.

ほんの 短い 間 でも |みじかい|あいだ| It was but a brief span, but I was happy to be your Master.

君 の マスター に なれ て 嬉しかった よ きみ||ますたー||||うれしかった|

何も でき ない 僕 でも なにも|||ぼく| As useless as I am, I was able to create something.

何 か を 作り 出せ る ん だって 思え た なん|||つくり|だせ||||おもえ|

ありがとう

マスター … ますたー

あ ッ …

フッ …\ N ありがとう

元気 で げんき|

ああ Yeah.

うん ッ ?

お 別れ ね 仮 下 僕 |わかれ||かり|した|ぼく The time has come for us to part ways, temporary servant.

うん 少し 寂しい よ |すこし|さびしい| Yeah.

あら 女の子 みたい な こと を 言う の ね |おんなのこ|||||いう||

けれど 女の子 だって 大人 に なれ ば |おんなのこ||おとな||| However, even girls grow out of playing with dolls as they grow older.

お 人形 遊び は 卒業 し て いく わ |にんぎょう|あそび||そつぎょう||||

それ でも お 人形 は 文句 を 言ったり し ない の よ |||にんぎょう||もんく||いったり||||

どうか 覚え て い て |おぼえ|||

ジュン

< あなた が 作った お 人形 の こと を …> ||つくった||にんぎょう||| The dolls you created.

< あなた と 過ごし て 幸せ だった …> ||すごし||しあわせ| This one little doll that spent happy times with you.

< 小さな 一 人 の お 人形 の こと を > ちいさな|ひと|じん|||にんぎょう|||

あ ッ …

( まい た ジュン ) この 右側 の 枝 を 行け ば まい た 世界 だ ||||みぎがわ||えだ||いけ||||せかい| The right branch here leads to the wound world.

うん

じゃあ 行く よ まか なかった 僕 → |いく||||ぼく

僕ら は 元 い た 世界 に 戻る ぼくら||もと|||せかい||もどる We shall return to the worlds from which we came.

ああ 僕 は まか なかった 世界 に |ぼく||||せかい| Yes. I shall return to the unwound world.

< ジュン 忘れ そう に なったら > |わすれ||| Jun, if you feel as if you will forget about us,

< 目 を 凝らし て み て ね > め||こらし|||| Focus and remember.

< あなた の 胸 の 奥 に > ||むね||おく| Look into your heart.

さあ 行く か |いく| Time to go, then.

( 鐘 が 鳴って いる ) かね||なって|

≪ ( 紳士 ) おお これ は 私 が 娘 の 誕生日 に プレゼント し た 人形 だ しんし||||わたくし||むすめ||たんじょうび||ぷれぜんと|||にんぎょう|

( キャサリン ) 何 です って ! ? ( 紳士 ) なぜ ここ に ? → |なん|||しんし||| What?

この 人形 は 私 の 記憶 の 中 から 探し出し て もらった もの だ → |にんぎょう||わたくし||きおく||なか||さがしだし|||| This doll is something dug up from my memories. I'll buy it!

私 が 買う ぞ ! わたくし||かう|

≪ ( キャサリン ) この 人形 が 持って いる 記憶 が 私 は 必要 な の です → ||にんぎょう||もって||きおく||わたくし||ひつよう||| I need the memories that this doll holds.

私 の 方 が 高く 買い ます わ ! わたくし||かた||たかく|かい|| I can name a higher price.

( 斉藤 ) お 待ち ください お 客 様 さいとう||まち|||きゃく|さま Please stop. Fighting isn't allowed.

ここ で もめ事 は 困り ます ||もめごと||こまり|

( 紳士 ) で は どう しろ と いう の か ね ? しんし||||||||| Then, what do you suppose we do?

( キャサリン ) 私 は 譲る わけ に は いか ない の よ |わたくし||ゆずる||||||| There's no way I could give her up!

( 斉藤 ) え ~ っと …\ N ( 紳士 ) 余計 な 口出し は やめ て くれ さいとう||||しんし|よけい||くちだし|||| Umm...

そう だ わ いい 考え が あり ます ( 紳士 ) うん ? ||||かんがえ||||しんし| I know, I have a good idea.

こう なされ ば よろしい の です わ つまり → This is what you should do.

お 二 人 が 結婚 すれ ば いい の です 斉藤 さん ! ? |ふた|じん||けっこん||||||さいとう|

すべて が 解決 する じゃ あり ませ ん か ||かいけつ|||||| Wouldn't that solve everything?

≪ ( 紳士 ) それ は 名案 って 私 に は 妻 が … しんし|||めいあん||わたくし|||つま|

< じゃあ ここ は …> but I've got a wife! Then... this is...

( 笑う 観客 ) わらう|かんきゃく but I've got a wife!

( キャサリン ) そんな もの 別れ れ ば いい じゃ ない です か |||わかれ||||||| Why not just divorce her?

では 早速 お 二 人 の 愛 の 記憶 を |さっそく||ふた|じん||あい||きおく| Well, then why not purchase memories of love?

お 買い求め に なって は いかが でしょ う ? |かいもとめ||||||

≪ ( 紳士 ) いくらか ね ? ≪ ( 斉藤 ) ランク が ござい ます → しんし|||さいとう|らんく||| How much?

どの くらい ラブ ラブ な 記憶 が お 望み でしょ う ? ||らぶ|らぶ||きおく|||のぞみ|| Which rank of loving would you like?

≪ ( キャサリン ) もちろん 最高 に エロエロ な もの を お 願い ||さいこう|||||||ねがい Of course, the most erotic memories.

≪ ( 紳士 ) お手やわらか に 頼む よ しんし|おてやわらか||たのむ| Go easy on me.

< 僕 は … 戻って き た の か ? > ぼく||もどって||||

《 さあ マスター 命令 を 》 |ますたー|めいれい| So, Master...

《 舞台 だ 舞台 を 元どおり に し たい 》 ぶたい||ぶたい||もとどおり|||

《 ちゃんと 元 あった 形 に 戻し て 最後 まで 上演 し たい 》 |もと||かた||もどし||さいご||じょうえん|| I want you to return the play to how it was and allow it to be completed properly.

《 ( 二 人 ) 元 ある 形 に それ が マスター の 願い ! 》 ふた|じん|もと||かた||||ますたー||ねがい To return the play to how it was. That is our Master's desire. To return the play to how it was. That is our Master's desire.

( 観客 の 歓声 ) かんきゃく||かんせい

( 喜ぶ 観客 達 ) よろこぶ|かんきゃく|さとる

は あ ッ …\ N あ ッ …

< 帰って き た ん だ …> かえって|||| I'm back.

< ジュン 忘れ そう に なったら …> |わすれ||| Jun...

< あなた の 胸 の 奥 に 目 を 凝らし て み て ね > ||むね||おく||め||こらし||||

< 子供 の 頃 の 日々 と 一緒 に > こども||ころ||ひび||いっしょ|

< ローゼン メイデン は ちゃんと そこ に いる の だ わ > therein lie the Rozen Maidens.

あなた が 覚え て い て くれ れ ば いつ だって … ||おぼえ|||||||| Remember - and we will always be there... for we are invisible like the possibilities that fill the world.

< 世界 が 見え ない 選択肢 で 満ち て いる よう に ね > せかい||みえ||せんたくし||みち|||||

♪♪~

( 店長 ) 今日 も 夢見る ひととき を ( 斉藤 ) ブックスタキワ プレゼンツ 店 内 放送 → てんちょう|きょう||ゆめみる|||さいとう|||てん|うち|ほうそう Providing you with another dreamy moment..

この 放送 も 最終 回 です ね ( 店長 ) 担当 し て どう だった ? |ほうそう||さいしゅう|かい|||てんちょう|たんとう|||| I guess this is our last broadcast.

( 斉藤 ) 自分 の 素 が 出せ て 面白かった です 店長 は ? さいとう|じぶん||そ||だせ||おもしろかった||てんちょう| It was fun getting to speak my mind.

( 店長 ) 俺 の 感想 は キレイ な バラ に は とげ が ある てんちょう|おれ||かんそう||||ばら||||| All I can say is that beautiful flowers have thorns.

( 斉藤 ) 誰 ? ( 店長 ) 二 人 しか い ない でしょ さいとう|だれ|てんちょう|ふた|じん|||| Who's that about?

( 斉藤 ) この 楽しい 番組 の どこ に とげ な ん か … さいとう||たのしい|ばんぐみ|||||||

( 店長 ) 全部 俺 ズタボロ だ もん ( 斉藤 ) 疲れ てる ん です → てんちょう|ぜんぶ|おれ||||さいとう|つかれ||| All of it. I'm in tatters.

ゆっくり 休め ば いい こと ある ( 店長 ) また 傷 を 負った → |やすめ|||||てんちょう||きず||おった Rest easy and you'll have a better time in the future.

お 相手 は 店長 と …\ N ( 斉藤 ) 斉藤 ちゃん で し た |あいて||てんちょう|||さいとう|さいとう||||