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逃げるは恥だが役に立つ, 逃げるは恥だが役に立つ#03 (01)

( 津崎 ) いただき ます ( みくり ) いただき ます

あの

何 でしょう ? 生活 費 の 中 から

電気 炊飯 器 を 買い たい んです

今 は レンジ で チン する 容器

私 が 実家 から 持ってきた あれ で ご飯 を 炊いて る んです けど

容量 が 少ない し 白米 しか 炊け ませ ん

白米 以外 何 を ?

玄米 と か 十穀米 と か 炊き込み ご飯 と か

購入 を 検討 して もらえ ません か ?

ごちそうさま でした

炊飯 器 は 好き に して ください

< 何という こと でしょう >

《 職場 と いう もの は 従業 員 だけ の 努力 じゃ まま なり ません 》

《 僕 は 雇用主 として 》

《 みくり さん が 働き やすい 環境 を 提供 し たい と 思って い ます 》

《 遠慮 せず 何でも 言って ください 》

< 雇用 主 の 匠 >

< もとい かがみ の ような 発言 で >

< 私 を 感動 させた 平匡 さん が >

< 何という こと でしょう >

《 ご飯 硬く ない です か ?》 《 いえ 》

< 何 を 聞いて も 続か ない 会話 >

《 今日 暑く なり そうです ね 》

< どんな 問いかけ に も 外 される 視線 >

< 心なしか 眼鏡 の 輝き まで >

< この 家 の 空気 を 緊張 させて いる よう です >

( ドア が 開く )

お 弁当 です ありがとうございます

行ってらっしゃい

< やり にくい >

< すこぶる 働き にくい >

< なぜ こんな ふうに なって しまった の か >

< 思い当たる こと と 言えば >

< 沼田 さん と 風見 さん が うち に 泊まった 夜 に >

< 私 が あらぬ 妄想 を して しまった こと だ けど >

< 平匡 さん が 超 能力 者 で も ない 限り >

< 私 の 妄想 など 知るよしもない >

< と なる と 今週 の 初め >

< 今 まで 意地 でも 洗わ せて くれ なかった >

< 平匡 さん の パンツ を 洗濯 かご の 中 に 発見 >

< やった ! ついに パンツ の 洗濯 を 任される まで に >

< 従業 員 と して 信頼 された >

< 意気揚々 と 洗濯 >

《 お帰りなさい 》

《 洗って もらう つもり じゃ … つい うっかり 》

< 信頼 された わけ じゃ なかった >

《 これ を 機 に 一緒に 洗い ましょう 》

《 パンツ だけ 別に 洗う の は 不経済 です 》

《 実家 で は 父 の 下着 も 洗って ました 私 は 全く 気 に し ない ので 》

< と 強引に 話 を まとめて しまった けれど >

< 平匡 さん に とって パンツ は >

< 自意識 の とり で だった の かも しれ ない >

たかが パンツ されど パンツ

引っ越し ましょう はい ?

今 の 1LDK から 2LDK に 引っ越し ます

えッ ?

♬~

物件 の 条件 です 探して おいて もらえ ます か ?

どうして 急に ? 自分 の 部屋 が 欲しい でしょ ?

私 の ため です か ?

もともと 1LDK で は 狭い と 思って いた んです

家賃 今 より 2万 アップ

2LDK の 相場 は それ くらい です

と いう こと は 折半 して 1万 円 の アップ

そこ は 僕 が 持ち ます 僕 の わがまま なんで

私 の 部屋 の ため な んじゃ ない んです か ?

それ と もう 一つ

雇用 契約 に 恋人 に ついて の 条項 が ない こと に 気 が つき ました

恋人 ? 僕 と みくり さん は

あくまで 雇用 主 と 従業 員 と いう 関係 に すぎ ません

これ から 先 お互い

他 に 好きな 人 が できる 可能性 が あり ます

はあ そう なった 場合 契約 を どう する か

素案 を 考えて おき ます

では 会社 に 行き ます

< 何だか ものすごい 勢い で >

< 心 の シャッター を 閉め られて いる >

残業 ?

でき ます よ ( 渡辺 ) いい んです か ? 新婚 な のに

関係 あり ません 仕事 は 仕事 です

助かり ます ありがとうございます !

《( 沼田 ) 見 ちゃった んだ よ ね ~ 津崎 君 ち の 寝室 》

《 シングル ベッド に 枕 が 一つ ➡》

《 あそこ に 一緒に 寝てる ように は 見え なかった 》

《 あの 二人 ホントに 夫婦 な んだろう か ?》

《( 風見 ) シングル ベッド で 一緒に 眠る 夫婦 だって 》

《 尾崎豊 じゃ ない んだ から 》

《 尾崎 は きしむ ベット だ よ シングルベッド は つんく だ よ 》

《 間違え ちゃった よ 》

《 寝室 に 奥さん の 気配 は 一切 なかった 》

《 偽装 結婚 と は だまさ れた 》

《 津崎 君 は 俺 に 偏見 を 持って いた わけじゃ ない 》

《 むしろ お 仲間 だった んだ 》

《 男 が 好きな 男 と 女 が 好きな 女 》

《 決して 相いれない 二人 が 手 と 手 を 取り合い 》

《 世間 の 荒波 を 共に 生きて いく 》

《 美しい 話 じゃ ない 》

《( 山 さん ) 沼 ちゃん の 推理 大体 願望 フィルター かかってる から 》

《 話 半分 の さらに 半分 で 》

( 日野 ) ねえ ねえ 津崎 さん 行こう ぜ ブドウ 狩り

津崎 さん 夫婦 と うち の 家族 で 行き ません

え~ッ 俺 だけ 奥さん と 会えて ない もん

それ は 僕 の せい で は … 子供 って ね すぐ 風邪 ひく の

二人 いる と ローテーション で 風邪 ひいて 切れ目 が ない の

分かる ? この 苦労 分かり ません

津崎 君 の 奥さん は 素晴らしい 人 だった よ

完璧な 妻 理想 の 妻

ますます 会い たい 俺 も 結婚 し たい

女 に 厳しい 沼田 さん が そこ まで ?

しかも 結構 かわいい 結構 かわいい んだ ?

ちっとも かわいく あり ませ ん

感覚 と して は

還暦 すぎ の 掃除 の おばさん と 同居 して る ような もの です

それ は 言い過ぎ じゃ ない か な どん引き

そう 思えば こそ パンツ も 洗って もらえる のです

なるほど ( 日野 ) 何 が ? 全然 分かんない

しまった おいしく ない

( 安恵 ) えッ ?

まずい わけじゃ ない けど おいしく ない って コメント に 困る よ ね

自分 が 食べる だけ なら 何でも いい じゃん

自分 が 食べる だけ なら ね~

旦那 が さあ

今日 の ご飯 超 おいしく できた って 時 に 限って

帰って こなかったり して ああ

夜中 に 帰って きて 冷め きった おかず 食べて

「 うまく ない 」 と か 言わ れる と 壁ドン ! し たく なる よ ね

壁 に 叩きつける 方 ね

そこ を グッと 抑えて

彼 は 私 と 蝶 の ため に 働いて る んだ

こんな こと で 不満 を 言っ ちゃ いけない って 思って たら

浮気 まだ 疑惑 でしょ

女の子 と 歩いて たって だけ で

あいつ は 疑惑 が 上がった 時点 で ほぼ クロ よ まっくろくろすけ よ

安い よ ~ って 声 が 聞こえたら 何 か 分か ん なくて も 突っ込む 男 よ

常に ダイブ 前 のめり で ダイブ

やっさん も ダイブ された し ね そうな んだ よ ~

ガンガン 来 られて 私 が 盛り上がっ ちゃって

気 が ついたら 妊娠 して 結婚 して た わ

積極 的 な 男 は

他 の 女 に も 同じく 積極 的 かもしれない って 思ったら

積極性 も 考えもの だ ね

( 携帯 着信 )

私 が 元ヤン って 隠さ ず 言っ と きゃ よかった

壁ドン ! を 恐れて 浮気 し なかった かも

ごめん 仕事 の 電話

( 知佳 ) みくり さん の ご 実家 から 梅 の 実 を いただいて ね

梅 ? ☎ お 礼 は 何 が いい かしら ?

家 の 庭 で 梅 の 実 が たくさん 取れる と おっしゃって

うらやましい って 言ったら 送って くださった ん よ

いつのまに

☎ ご 両親 お 嫌いな もの は ない ?

特に ない です どうも すいません

平匡 と 仲良く してる ?

はい とっても

☎ 気 が 利か ない ところ が ある かも しれ ない けど

☎ 優しい 子 だから よろしく ね

はい

あの 子 昔っ から 勉強 だけ は できた んだ けど

女の子 に 対して は 全然 で

☎ 一人 も 彼女 が でき ない まま

☎ おじいちゃん に なっ ちゃう んじゃ ない か って

☎ 心配 し とった ん よ

<3 合 炊き >

< 彼女 いない 歴 35 年 >

< 圧力 スチーム IH >

< 備長 炭 の 内 釜 >

< 彼女 いない 歴 35 年 >

はッ 今 は 炊飯器 炊飯器 炊飯器 うん

< もし 本当に 彼女 いない 歴 35 年 だ と したら >

< あの 平匡 さん が >

< いいかげんな 気持ち で 女の子 に 手 を 出す と は 思え ない >

< 何でも 調べて から 行動 する 性格 から して >

< 勢い で ダイブ する と も 思え ない >

< もしかすると >

可能 性 は あり ます よ ね 未経験 って いう

いい んじゃ ない でしょう か 人 それぞれ だし

それ も 人 に よりけり だ と は 思い ます けど

あッ いい です よ 顔 出し で

最近 だ と 高学歴 高収入 で 見た目 も 悪く ない の に って 人 も

多い みたい です ね

そういう 人 は プライド が 高い の かも

と いう か 行か ない んです よ 自分 から は

断ら れる と 傷つく から

私 の 身内 の 場合 です けど

彼女 は 古風な ところ が あって

守り に 守り すぎて 49 年 って 言って ました ね

もはや 脱却 する タイミング を 見失った そう です

( ナツキ ) 大丈夫 です か ?

( 百合 ) 大丈夫 じゃない わ よ 血管 切れ そう

何で こっち が 1千万 も かぶん なきゃ いけない の

最終 確認 で OK 出した から 出した わ よ 出した けど

まさか QR コード が 同業 他社 の サイト に つながる なんて 思わ ない でしょ

ダミー の レイヤー が 残って て どう と か … いつ どこ で すり 替わった の ?

( 柚 )4校 まで は 合って ました それ が 最後 の 最後に すり 替わる

どれ だけ 高度な 間違い 探し な の !

≪( 柚 ) 来 ました 電報 堂 の 担当 者

7:3 の 痛み分け なんか 絶対 のま ない から ね

8:2? 9:1 じゃ ない ?

10:0

( 西 ) この度 は … 西 さん 電話 でも 話し ました けど

( 田島 ) この度 は 西 が 大変 ご 迷惑 を お かけ し ました

部長 の 田島 と 申し ます

≪( 田島 ) 覚えてる ?

田島 君 ? 倉科 ゼミ の

そう みんな で スキー 行った よ ね

ああ 懐かしい 苗場 ユーミン の コンサート そう そう

懐かしい ~ 懐かしい なあ

大学 の 同期 もう ビックリ ビックリ

名前 聞いて も しか して って 思った うん

ちょっと 待って 知り合い だ から と 送り込ま れた わけ ?

びた一文 ま から ない わ よ

みくり さん ?

ああ どうも 先日 は

お すまい この 辺 な んです か ? すぐ そこ です

津崎 さん まだ 残業 して ました よ

はい 遅く なる って メール もらい ました

どうも すいません ( 風見 ) いえ

日 の ある うち に 帰る つもり だった んです けど

どれ を 買う か 迷った ? はあ

ピン から キリ まで たくさん あり ます から ね

安い もの は すごく 安かった です 安 すぎる ぐらい

今 は 海外 で 安く 作れる から

はい 雇用 が グローバル 化 して いく こと で

国内 の 雇用 が なくなって いく と 思う と せつなく なり ます

安い もの を 買う ため に 仕事 を 海外 に 売って る ような もの です ね

そう な んです ! それ で 私 考えた んです けど

≪( 社員 A ) お先に ≪( B ) お疲れさまです

< 今日 中 の 仕事 が あと 少し で 終わって しまう >

< あの 日 から 胸 の 奥 が ザワザワ する >

< 削除 だ >

< あの 夜 見て しまった いやらしい 夢 も 全部 削除 >

< 消さ なくて いい ところ まで 消して しまった >

< 一刻 も 早く 広い 部屋 に 引っ越して >

< みくり さん と の 間合い を 取る >

< そう すれば 落ち着ける >

< 問題 は それ まで の 時間 を どう やりすごす の か >

< いっそ 開き直って >

< 疑似 恋愛 を 楽しむ くらい の 気持ち で いたら どう だろう >

< 実際 に どうにか なる なんて こと は 絶対 に ない のだ から >

< ここ は ひとつ 前向きに >

< 彼氏 に なった つもりで >

はあ ~

はあ ~

( 玄関 が 開く )

お帰りなさい

お おう ただ … ただいま

帰り ました

いえ 何でも

あッ そう いえば

炊飯器 買った んです か ?

はい それ で 炊き込み ご飯 を

あッ

モノ は こちら に

ああ 2万 円 の IH 炊飯器 です

必要 最低 限 の スペック で 使い 勝手 を 重視 し ました

いい と 思い ます

たとえば パソコン でも 高 スペック を 買った ところ で

ネット しか し ない ので あれば 宝 の 持ち 腐れ です

はい 安 ければ いい と いう わけ でも ない

あッ 今日 風見 さん と も そんな 話 を し ました

風見 さん ? 偶然 会った んです

炊飯器 を 運んで くれて

意外 と 話し やすくて いい 人 です よ ね

雇用 の グローバル 化 が 国 の 産業 を 衰退 させる

じゃ どう したら いい の か って 答え が なかなか 出 なくて

いっそ 鎖国 したら どう だろう なんて 冗談 を 延々 と 二人 で

風見 さん 自分 は 自分勝手 だって 言って た んです けど

結婚 に 対して 身構えて る の は

実は 誠実 だ から だ と 思う んです

モテる から ああ なっちゃ って る だけ で

風見 さん って … その 話



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( 津崎 ) いただき ます ( みくり ) いただき ます

あの

何 でしょう ? 生活 費 の 中 から

電気 炊飯 器 を 買い たい んです

今 は レンジ で チン する 容器

私 が 実家 から 持ってきた あれ で ご飯 を 炊いて る んです けど

容量 が 少ない し 白米 しか 炊け ませ ん

白米 以外 何 を ?

玄米 と か 十穀米 と か 炊き込み ご飯 と か

購入 を 検討 して もらえ ません か ?

ごちそうさま でした

炊飯 器 は 好き に して ください

< 何という こと でしょう >

《 職場 と いう もの は 従業 員 だけ の 努力 じゃ まま なり ません 》

《 僕 は 雇用主 として 》

《 みくり さん が 働き やすい 環境 を 提供 し たい と 思って い ます 》

《 遠慮 せず 何でも 言って ください 》

< 雇用 主 の 匠 >

< もとい かがみ の ような 発言 で >

< 私 を 感動 させた 平匡 さん が >

< 何という こと でしょう >

《 ご飯 硬く ない です か ?》 《 いえ 》

< 何 を 聞いて も 続か ない 会話 >

《 今日 暑く なり そうです ね 》

< どんな 問いかけ に も 外 される 視線 >

< 心なしか 眼鏡 の 輝き まで >

< この 家 の 空気 を 緊張 させて いる よう です >

( ドア が 開く )

お 弁当 です ありがとうございます

行ってらっしゃい

< やり にくい >

< すこぶる 働き にくい >

< なぜ こんな ふうに なって しまった の か >

< 思い当たる こと と 言えば >

< 沼田 さん と 風見 さん が うち に 泊まった 夜 に >

< 私 が あらぬ 妄想 を して しまった こと だ けど >

< 平匡 さん が 超 能力 者 で も ない 限り >

< 私 の 妄想 など 知るよしもない >

< と なる と 今週 の 初め >

< 今 まで 意地 でも 洗わ せて くれ なかった >

< 平匡 さん の パンツ を 洗濯 かご の 中 に 発見 >

< やった ! ついに パンツ の 洗濯 を 任される まで に >

< 従業 員 と して 信頼 された >

< 意気揚々 と 洗濯 >

《 お帰りなさい 》

《 洗って もらう つもり じゃ … つい うっかり 》

< 信頼 された わけ じゃ なかった >

《 これ を 機 に 一緒に 洗い ましょう 》

《 パンツ だけ 別に 洗う の は 不経済 です 》

《 実家 で は 父 の 下着 も 洗って ました 私 は 全く 気 に し ない ので 》

< と 強引に 話 を まとめて しまった けれど >

< 平匡 さん に とって パンツ は >

< 自意識 の とり で だった の かも しれ ない >

たかが パンツ されど パンツ

引っ越し ましょう はい ?

今 の 1LDK から 2LDK に 引っ越し ます

えッ ?

♬~

物件 の 条件 です 探して おいて もらえ ます か ?

どうして 急に ? 自分 の 部屋 が 欲しい でしょ ?

私 の ため です か ?

もともと 1LDK で は 狭い と 思って いた んです

家賃 今 より 2万 アップ

2LDK の 相場 は それ くらい です

と いう こと は 折半 して 1万 円 の アップ

そこ は 僕 が 持ち ます 僕 の わがまま なんで

私 の 部屋 の ため な んじゃ ない んです か ?

それ と もう 一つ

雇用 契約 に 恋人 に ついて の 条項 が ない こと に 気 が つき ました

恋人 ? 僕 と みくり さん は

あくまで 雇用 主 と 従業 員 と いう 関係 に すぎ ません

これ から 先 お互い

他 に 好きな 人 が できる 可能性 が あり ます

はあ そう なった 場合 契約 を どう する か

素案 を 考えて おき ます

では 会社 に 行き ます

< 何だか ものすごい 勢い で >

< 心 の シャッター を 閉め られて いる >

残業 ?

でき ます よ ( 渡辺 ) いい んです か ? 新婚 な のに

関係 あり ません 仕事 は 仕事 です

助かり ます ありがとうございます !

《( 沼田 ) 見 ちゃった んだ よ ね ~ 津崎 君 ち の 寝室 》

《 シングル ベッド に 枕 が 一つ ➡》

《 あそこ に 一緒に 寝てる ように は 見え なかった 》

《 あの 二人 ホントに 夫婦 な んだろう か ?》

《( 風見 ) シングル ベッド で 一緒に 眠る 夫婦 だって 》

《 尾崎豊 じゃ ない んだ から 》

《 尾崎 は きしむ ベット だ よ シングルベッド は つんく だ よ 》

《 間違え ちゃった よ 》

《 寝室 に 奥さん の 気配 は 一切 なかった 》

《 偽装 結婚 と は だまさ れた 》

《 津崎 君 は 俺 に 偏見 を 持って いた わけじゃ ない 》

《 むしろ お 仲間 だった んだ 》

《 男 が 好きな 男 と 女 が 好きな 女 》

《 決して 相いれない 二人 が 手 と 手 を 取り合い 》

《 世間 の 荒波 を 共に 生きて いく 》

《 美しい 話 じゃ ない 》

《( 山 さん ) 沼 ちゃん の 推理 大体 願望 フィルター かかってる から 》

《 話 半分 の さらに 半分 で 》

( 日野 ) ねえ ねえ 津崎 さん 行こう ぜ ブドウ 狩り

津崎 さん 夫婦 と うち の 家族 で 行き ません

え~ッ 俺 だけ 奥さん と 会えて ない もん

それ は 僕 の せい で は … 子供 って ね すぐ 風邪 ひく の

二人 いる と ローテーション で 風邪 ひいて 切れ目 が ない の

分かる ? この 苦労 分かり ません

津崎 君 の 奥さん は 素晴らしい 人 だった よ

完璧な 妻 理想 の 妻

ますます 会い たい 俺 も 結婚 し たい

女 に 厳しい 沼田 さん が そこ まで ?

しかも 結構 かわいい 結構 かわいい んだ ?

ちっとも かわいく あり ませ ん

感覚 と して は

還暦 すぎ の 掃除 の おばさん と 同居 して る ような もの です

それ は 言い過ぎ じゃ ない か な どん引き

そう 思えば こそ パンツ も 洗って もらえる のです

なるほど ( 日野 ) 何 が ? 全然 分かんない

しまった おいしく ない

( 安恵 ) えッ ?

まずい わけじゃ ない けど おいしく ない って コメント に 困る よ ね

自分 が 食べる だけ なら 何でも いい じゃん

自分 が 食べる だけ なら ね~

旦那 が さあ

今日 の ご飯 超 おいしく できた って 時 に 限って

帰って こなかったり して ああ

夜中 に 帰って きて 冷め きった おかず 食べて

「 うまく ない 」 と か 言わ れる と 壁ドン ! し たく なる よ ね

壁 に 叩きつける 方 ね

そこ を グッと 抑えて

彼 は 私 と 蝶 の ため に 働いて る んだ

こんな こと で 不満 を 言っ ちゃ いけない って 思って たら

浮気 まだ 疑惑 でしょ

女の子 と 歩いて たって だけ で

あいつ は 疑惑 が 上がった 時点 で ほぼ クロ よ まっくろくろすけ よ

安い よ ~ って 声 が 聞こえたら 何 か 分か ん なくて も 突っ込む 男 よ

常に ダイブ 前 のめり で ダイブ

やっさん も ダイブ された し ね そうな んだ よ ~

ガンガン 来 られて 私 が 盛り上がっ ちゃって

気 が ついたら 妊娠 して 結婚 して た わ

積極 的 な 男 は

他 の 女 に も 同じく 積極 的 かもしれない って 思ったら

積極性 も 考えもの だ ね

( 携帯 着信 )

私 が 元ヤン って 隠さ ず 言っ と きゃ よかった

壁ドン ! を 恐れて 浮気 し なかった かも

ごめん 仕事 の 電話

( 知佳 ) みくり さん の ご 実家 から 梅 の 実 を いただいて ね

梅 ? ☎ お 礼 は 何 が いい かしら ?

家 の 庭 で 梅 の 実 が たくさん 取れる と おっしゃって

うらやましい って 言ったら 送って くださった ん よ

いつのまに

☎ ご 両親 お 嫌いな もの は ない ?

特に ない です どうも すいません

平匡 と 仲良く してる ?

はい とっても

☎ 気 が 利か ない ところ が ある かも しれ ない けど

☎ 優しい 子 だから よろしく ね

はい

あの 子 昔っ から 勉強 だけ は できた んだ けど

女の子 に 対して は 全然 で

☎ 一人 も 彼女 が でき ない まま

☎ おじいちゃん に なっ ちゃう んじゃ ない か って

☎ 心配 し とった ん よ

<3 合 炊き >

< 彼女 いない 歴 35 年 >

< 圧力 スチーム IH >

< 備長 炭 の 内 釜 >

< 彼女 いない 歴 35 年 >

はッ 今 は 炊飯器 炊飯器 炊飯器 うん

< もし 本当に 彼女 いない 歴 35 年 だ と したら >

< あの 平匡 さん が >

< いいかげんな 気持ち で 女の子 に 手 を 出す と は 思え ない >

< 何でも 調べて から 行動 する 性格 から して >

< 勢い で ダイブ する と も 思え ない >

< もしかすると >

可能 性 は あり ます よ ね 未経験 って いう

いい んじゃ ない でしょう か 人 それぞれ だし

それ も 人 に よりけり だ と は 思い ます けど

あッ いい です よ 顔 出し で

最近 だ と 高学歴 高収入 で 見た目 も 悪く ない の に って 人 も

多い みたい です ね

そういう 人 は プライド が 高い の かも

と いう か 行か ない んです よ 自分 から は

断ら れる と 傷つく から

私 の 身内 の 場合 です けど

彼女 は 古風な ところ が あって

守り に 守り すぎて 49 年 って 言って ました ね

もはや 脱却 する タイミング を 見失った そう です

( ナツキ ) 大丈夫 です か ?

( 百合 ) 大丈夫 じゃない わ よ 血管 切れ そう

何で こっち が 1千万 も かぶん なきゃ いけない の

最終 確認 で OK 出した から 出した わ よ 出した けど

まさか QR コード が 同業 他社 の サイト に つながる なんて 思わ ない でしょ

ダミー の レイヤー が 残って て どう と か … いつ どこ で すり 替わった の ?

( 柚 )4校 まで は 合って ました それ が 最後 の 最後に すり 替わる

どれ だけ 高度な 間違い 探し な の !

≪( 柚 ) 来 ました 電報 堂 の 担当 者

7:3 の 痛み分け なんか 絶対 のま ない から ね

8:2? 9:1 じゃ ない ?

10:0

( 西 ) この度 は … 西 さん 電話 でも 話し ました けど

( 田島 ) この度 は 西 が 大変 ご 迷惑 を お かけ し ました

部長 の 田島 と 申し ます

≪( 田島 ) 覚えてる ?

田島 君 ? 倉科 ゼミ の

そう みんな で スキー 行った よ ね

ああ 懐かしい 苗場 ユーミン の コンサート そう そう

懐かしい ~ 懐かしい なあ

大学 の 同期 もう ビックリ ビックリ

名前 聞いて も しか して って 思った うん

ちょっと 待って 知り合い だ から と 送り込ま れた わけ ?

びた一文 ま から ない わ よ

みくり さん ?

ああ どうも 先日 は

お すまい この 辺 な んです か ? すぐ そこ です

津崎 さん まだ 残業 して ました よ

はい 遅く なる って メール もらい ました

どうも すいません ( 風見 ) いえ

日 の ある うち に 帰る つもり だった んです けど

どれ を 買う か 迷った ? はあ

ピン から キリ まで たくさん あり ます から ね

安い もの は すごく 安かった です 安 すぎる ぐらい

今 は 海外 で 安く 作れる から

はい 雇用 が グローバル 化 して いく こと で

国内 の 雇用 が なくなって いく と 思う と せつなく なり ます

安い もの を 買う ため に 仕事 を 海外 に 売って る ような もの です ね

そう な んです ! それ で 私 考えた んです けど

≪( 社員 A ) お先に ≪( B ) お疲れさまです

< 今日 中 の 仕事 が あと 少し で 終わって しまう >

< あの 日 から 胸 の 奥 が ザワザワ する >

< 削除 だ >

< あの 夜 見て しまった いやらしい 夢 も 全部 削除 >

< 消さ なくて いい ところ まで 消して しまった >

< 一刻 も 早く 広い 部屋 に 引っ越して >

< みくり さん と の 間合い を 取る >

< そう すれば 落ち着ける >

< 問題 は それ まで の 時間 を どう やりすごす の か >

< いっそ 開き直って >

< 疑似 恋愛 を 楽しむ くらい の 気持ち で いたら どう だろう >

< 実際 に どうにか なる なんて こと は 絶対 に ない のだ から >

< ここ は ひとつ 前向きに >

< 彼氏 に なった つもりで >

はあ ~

はあ ~

( 玄関 が 開く )

お帰りなさい

お おう ただ … ただいま

帰り ました

いえ 何でも

あッ そう いえば

炊飯器 買った んです か ?

はい それ で 炊き込み ご飯 を

あッ

モノ は こちら に

ああ 2万 円 の IH 炊飯器 です

必要 最低 限 の スペック で 使い 勝手 を 重視 し ました

いい と 思い ます

たとえば パソコン でも 高 スペック を 買った ところ で

ネット しか し ない ので あれば 宝 の 持ち 腐れ です

はい 安 ければ いい と いう わけ でも ない

あッ 今日 風見 さん と も そんな 話 を し ました

風見 さん ? 偶然 会った んです

炊飯器 を 運んで くれて

意外 と 話し やすくて いい 人 です よ ね

雇用 の グローバル 化 が 国 の 産業 を 衰退 させる

じゃ どう したら いい の か って 答え が なかなか 出 なくて

いっそ 鎖国 したら どう だろう なんて 冗談 を 延々 と 二人 で

風見 さん 自分 は 自分勝手 だって 言って た んです けど

結婚 に 対して 身構えて る の は

実は 誠実 だ から だ と 思う んです

モテる から ああ なっちゃ って る だけ で

風見 さん って … その 話


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