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ソードアート・オンライン, ソードアート・オンライン 20 猛炎の将

ソードアート ・オンライン 20 猛 炎 の 将

出口 だ

寿命 が 縮んだ わ よ

時間 短縮 に なった じゃ ない か

まったく もう

領主 会談 の 場所 って の は どの 辺り な んだ

そう ね

えっ と

北西 の あの 山 の 奥 よ

残り 時間 は

20 分

間に合って くれよ

サラマンダー 達 より 先 に 到着 できる か 微妙だ な

そう ね

警告 が 間に合って も 領主 だけ を なんとか 逃が せる か

もしくは 揃って 討ち死に か だ と 思う よ

プレーヤー 反応 です

前方 に 大 集団 68 人

これ が 恐らく サラマンダー の 強襲 部隊 です

更に その 向こう側 に 14 人

シルフ 及び ケットシー の 会議 出席 者 と 予想 し ます

双方 が 接触 する まで あと 50 秒 です

間に合わ なかった ね

ありがとう キリト 君

ここ まで で いい よ

君 は 世界 樹 に 行って 私 は 朔 夜 を 助け に 行く から

短い 間 だった けど 楽しかった

まだ 会える と いいね

ここ で 逃げ出す の は 性分 じゃ ない んで ね

なんで サラマンダー が

双方 剣 を 引け

誰 だ

朔 夜

リーファ どうして ここ に

簡単に は 説明 でき ない の よ

ただ ひと つ 言える の は

私 たち の 運命 は あの 人 次第 って こと だ わ

何 が 何やら

指揮 官 に 話 が ある

スプリガン が こんな ところ で 何 を して いる

どちら に せよ 殺す に は 変わり ない が

その 度胸 に 免じて 話 だけ は 聞いて やろう

俺 の 名 は キリト

スプリガン ウンディーネ 同盟 の 大使 だ

この 場 を 襲う からに は

我々 四 種族 と の 全面 戦争 を 望む と 解釈 して いい んだ な

ウンディーネ と スプリガン が 同盟 だ と

護衛 の 一 人 も い ない 貴 様 が その 大使 だ と 言う の か

ああ そう だ

この 場 に は シルフケットシー と の 貿易 交渉 に 来た だけ だ から な

だが 会談 が 襲わ れた と なれば それ だけ じゃ すまない ぞ

四 種族 で 同盟 を 結んで サラマンダー に 対抗 する こと に なる だろう

たった 一 人 たいした 装備 も 持た ない 貴 様 を にわかに 信じる わけに は いか ない が

オレ の 攻撃 を 30 秒 耐え 切ったら

貴 様 を 大使 と して 信じて やろう

ずいぶん 気前 が いい ね

まず いな

あの サラマンダー の 両手 剣

魔 剣 『 グラム 』 だ

両手 剣 スキル が 950 ない と 装備 でき ない と 聞く が

9...950

あれ を 装備 して いる と いう こと は あいつ が 『 ユージーン 』 将軍 だろう

知って る か

名前 ぐらい は

サラマンダー の 領主 『 モーティマー 』 の 弟

リアルで も 兄弟 らしい が な

知 の 兄 に 対して 武 の 弟

純粋な 戦闘 力 で は 全 プレーヤー 中 最強 と 言わ れて いる

全 プレーヤー 中 最強

キリト 君

今 の は

魔 剣 『 グラム 』 に は エセリアルシフト って いう

剣 や 盾 で 受けよう と して も

非 実体 化 して 擦り抜けて くる エクストラ 効果 が ある んだ ヨ

そんな むちゃくちゃだ

よく 生きて いた な

何 だ よ さっき の 攻撃 は

効く なあ

おい もう 30 秒 経って んじゃ ない の か よ

悪い な やっぱり 斬り たく なった

首 を 取る まで に 変更 だ

この 野郎

絶対 泣か せて やる

厳しい な

プレイヤー の 技術 は 互角 と 見る が

武器 の 性能 が 違い すぎる

それ でも

それ でも キリト 君 は

何 な の

ちょっと 借りる ぞ

キ キリト 君

時間 稼ぎ の つもり か

い ない よ

まさか あいつ 逃げた んじゃ

そんな わけない

俺 が 生きて いる 間 は パーティー メンバー を 殺さ せ やしない

キリト 君 は 絶対 に 逃げ ない

キリト 君

ち っ

落ちろ

見事 見事

すごい ナイスファイト だ よ

やった

やる じゃ ねえ か

すげ え だ ぜ

見事な 腕 だ な

俺 が 今 まで 見た なか で 最強の プレーヤー だ 貴 様 は

そりゃ どうも

貴 様 の ような 男 が スプリガン に いた と は

世界 は 広い と いう こと か

俺 の 話 信じて もらえる かな

ジン さん ちょっと いい か

カゲムネ か 何 だ

昨日 の

正直 君 と も タイマン で やる の は 遠慮 し たい な

昨日 俺 の パーティー が 全滅 さ せ られた の は もう 知っている と 思う

ああ

その 相手 が まさに この スプリガン な んだ けど

確かに 連れ に ウンディーネ が いた よ

そう か

そういう こと に して おこう

確かに 現状 で スプリガン ウンディーネ を 事 を 構える つもり は 俺 に も 領主 に も ない

この 場 は 引こう

だが 貴 様 と は いずれ もう 一 度 戦う ぞ

望む ところ だ

サラマンダー に も 話 の 解る 奴 が いる じゃ ない か

あんた って 本当 むちゃくちゃだ わ

よく 言わ れる よ

す まんが 状況 を 説明 して もらえる と 助かる

なるほど な

シグルド の 態度 に 苛立ち めいた もの が 潜んで いる の は 私 も 感じて いた

苛立ち 何 に 対して

多分 彼 に は 許せ なかった のだろう な

勢力 的に サラマンダー の 後 塵 を 拝して いる この 状況 が

シグルド は パワー 志向 の 男 だ から な

キャラクター の 数値 能力 だけ で なく

プレイヤー と して の 権力 を も 深く 求めて いた

でも だ から って なんで サラマンダー の スパイ なんか

もう すぐ 導入 さ れる 『 アップ デート 5.0』 の 話 は 聞いて いる か

ついに 『 転生 システム 』 が 実 装 さ れる と いう 噂 の

じゃあ

モーティマー に 乗せ られた んだろう な

領主 の 首 を 差し出せば サラマンダー に 転生 さ せて やる と

それ で どう する の サクヤ

ルー 確か 闇 魔法 の スキル 上げて たね

うん

シグルド に 『 月光 鏡 』 を 頼む

シグルド

さ サクヤ

ああ そうだ 残念 ながら まだ 生きて いる

なぜ いや か 会談 は

無事 終わった よ 条約 の 調印 は これ から だ が な

そう そう 予期 せ ぬ 来客 が あった ぞ

き ゃ 客

ユージーン 将軍 が 君 に よろしく と 言って いた

リーファ

そう か 無能な トカゲ ども め

で どう する 気 だ サクヤ

懲罰 金 か

それとも 執 政 部 から 追い出す か

だが な 軍務 を 預かる 俺 が 居 なければ お前 の 政権 だって な

いや シルフ で いる の が 耐え られ ない なら

その 望み を 叶えて やる こと に した

な なに

貴 様 正気 か

俺 を この 俺 を 追放 する だ と

そう だ レネゲイド と して 中立 域 を 彷徨え

いずれ そこ に も 新たな 楽しみ が 見つかる こと を 祈って いる

この 野郎

サクヤ

礼 を 言う よ リーファ

君 が 救援 に 来て くれた の は とても 嬉しい

あたし は 何も して ない もの

お礼 なら この キリト 君 に どうぞ

そう だ そう 言えば 君 は 一体

ね 君 スプリガン と ウンディーネ の 大使 って 本当な の

勿論 大 嘘 だ ブラフ ハッタリ ネゴシエーション

無 茶 な 男 だ な あの 状況 で そんな 大 法 螺 を 吹く と は

手 札 が ショボ い 時 は とりあえず 掛け金 を レイズ する 主義 な んだ

大 嘘つき くん に して は 君 ずいぶん 強い ね

スプリガン の 秘密 兵器 だったり する の か な

まさか し が ない 流し の 用心棒 だ よ

フリー なら 君 ケットシー 領 で 傭兵 やら ない

三 食 おやつ に 昼寝 つき だ ヨ

キリト 君 と 言った かな

どう かな 個人 的 興味 も ある ので

礼 も 兼ねて この後 スイルベーン で 酒 でも

ちょ

ああ ずるい よ サクヤ ちゃん

色 仕掛け 反対

人 の こと 言えた 義理 か 密着 し すぎ だ お前 は

だめです キリト 君 は あたし の

あたし の

えっ と あたし の

お 言葉 は ありがたい んです が

すみません 俺 は 彼女 に 世界 樹 まで 連れて 行って もらう 約束 を して いる んです

ほう そう か

それ は 残念

アルン に 行く の か リーファ 物見 遊山 か

それとも

領地 を 出る つもりだった けど ね

でも いつ に なる か 分 ら ない けど きっと スイルベーン に 帰る わ

そう か ほっと した よ

必ず 戻って きて くれよ 彼 と 一緒に な

途中 で ウチ に も 寄って ね 大 歓迎 する よ

今日 は 本当に ありがとう

リーファ キリト 君

私 達 が 討た れて いたら サラマンダー と の 格差 は 決定 的な もの に なって いた だろう

何 か 礼 を し たい が

いや そんな

ねえ サクヤ アリシャ さん

今度 の 同盟 って 世界 樹 攻略 の ため な んでしょ

ああ まあ 究極 的に は な

その 攻略 に わたし たち も 同行 さ せて 欲しい の

それ も 可能な 限り 早く

同行 は 構わ ない

と 言う より こちら から 頼み たい ほど だ よ

しかし なぜ そんなに 急いで る

俺 が この 世界 に 来た の は 世界 樹 の 上 に 行き たい から な んだ

そこ に いる かも しれ ない ある 人 に 会う ため に

妖精 王 オベイロン の こと か

いや 違う と 思う

リアルで 連絡 が 取れ ない んだ けど

どうしても 会わ なきゃ いけない んだ

でも 攻略 メンバー 全員 の 装備 を 整える の に しばらく かかる と 思う んだ よ

とても 一 日 や 二 日 じゃあ

そう か そう だ よ な

いや 俺 も とりあえず 樹 の 根元 まで 行く の が 目的 だ から

あと は 何とか する よ

あ そうだ

よかったら これ 資金 の 足し に して くれ

さ サクヤ ちゃん 見て

10万 ユルドミスリル 貨 が こんなに

いい の か 一等地 に ちょっと した 城 が 建つ ぞ

構わ ない 俺 に は もう 必要な い

これ だけ あれば かなり 目標 金額 に 近づける と 思う よ

大至急 装備 を そろえて 準備 が 出来たら 連絡 さ せて もらう

よろしく 頼む

ありがとう また 会おう ね

なんだか さっき まで の 出来事 が 嘘 みたい

まったく もう

浮気 は ダメ って 言った です パパ

なに を いきなり

領主 さん たち に くっつか れた とき ドキドキ して ました

そ そりゃ 男 なら しょうがない んだ よ

もう

ね ねえ ユイ ちゃん

わたし は いい の

リーファ さん は 大丈夫 みたいです

な なんで

リーファ は あん ま 女の子 って 感じ し ない んだ よ な

ちょ っ な っ それ って どういう 意味

いや 親しみ やすい って いう か いい 意味 で だ よ うん

そ そんな こと より とっとと アルン まで 飛ぼう ぜ 日 が 暮れちゃ うよ

あ こら 待ち なさい

8 11 3 2 3 2 9

キリト 君 私 頑張る から ね


ソードアート ・オンライン 20 猛 炎 の 将 |おんらいん|もう|えん||すすむ Sword Art Online 20: General of the Raging Flame

出口 だ でぐち|

寿命 が 縮んだ わ よ じゅみょう||ちぢんだ||

時間 短縮 に なった じゃ ない か じかん|たんしゅく|||||

まったく もう

領主 会談 の 場所 って の は どの 辺り な んだ りょうしゅ|かいだん||ばしょ|||||あたり||

そう ね

えっ と

北西 の あの 山 の 奥 よ ほくせい|||やま||おく|

残り 時間 は のこり|じかん|

20 分 ぶん

間に合って くれよ まにあって|

サラマンダー 達 より 先 に 到着 できる か 微妙だ な |さとる||さき||とうちゃく|||びみょうだ|

そう ね

警告 が 間に合って も 領主 だけ を なんとか 逃が せる か けいこく||まにあって||りょうしゅ||||にが||

もしくは 揃って 討ち死に か だ と 思う よ |そろって|うちじに||||おもう|

プレーヤー 反応 です ぷれーやー|はんのう|

前方 に 大 集団 68 人 ぜんぽう||だい|しゅうだん|じん

これ が 恐らく サラマンダー の 強襲 部隊 です ||おそらく|||きょうしゅう|ぶたい|

更に その 向こう側 に 14 人 さらに||むこうがわ||じん

シルフ 及び ケットシー の 会議 出席 者 と 予想 し ます |および|||かいぎ|しゅっせき|もの||よそう||

双方 が 接触 する まで あと 50 秒 です そうほう||せっしょく||||びょう|

間に合わ なかった ね まにあわ||

ありがとう キリト 君 ||きみ

ここ まで で いい よ

君 は 世界 樹 に 行って 私 は 朔 夜 を 助け に 行く から きみ||せかい|き||おこなって|わたくし||さく|よ||たすけ||いく|

短い 間 だった けど 楽しかった みじかい|あいだ|||たのしかった

まだ 会える と いいね |あえる||

ここ で 逃げ出す の は 性分 じゃ ない んで ね ||にげだす|||しょうぶん||||

なんで サラマンダー が

双方 剣 を 引け そうほう|けん||ひけ

誰 だ だれ|

朔 夜 さく|よ

リーファ どうして ここ に

簡単に は 説明 でき ない の よ かんたんに||せつめい||||

ただ ひと つ 言える の は |||いえる||

私 たち の 運命 は あの 人 次第 って こと だ わ わたくし|||うんめい|||じん|しだい||||

何 が 何やら なん||なにやら

指揮 官 に 話 が ある しき|かん||はなし||

スプリガン が こんな ところ で 何 を して いる |||||なん|||

どちら に せよ 殺す に は 変わり ない が |||ころす|||かわり||

その 度胸 に 免じて 話 だけ は 聞いて やろう |どきょう||めんじて|はなし|||きいて|

俺 の 名 は キリト おれ||な||

スプリガン ウンディーネ 同盟 の 大使 だ ||どうめい||たいし|

この 場 を 襲う からに は |じょう||おそう||

我々 四 種族 と の 全面 戦争 を 望む と 解釈 して いい んだ な われわれ|よっ|しゅぞく|||ぜんめん|せんそう||のぞむ||かいしゃく||||

ウンディーネ と スプリガン が 同盟 だ と ||||どうめい||

護衛 の 一 人 も い ない 貴 様 が その 大使 だ と 言う の か ごえい||ひと|じん||||とうと|さま|||たいし|||いう||

ああ そう だ

この 場 に は シルフケットシー と の 貿易 交渉 に 来た だけ だ から な |じょう||||||ぼうえき|こうしょう||きた||||

だが 会談 が 襲わ れた と なれば それ だけ じゃ すまない ぞ |かいだん||おそわ||||||||

四 種族 で 同盟 を 結んで サラマンダー に 対抗 する こと に なる だろう よっ|しゅぞく||どうめい||むすんで|||たいこう|||||

たった 一 人 たいした 装備 も 持た ない 貴 様 を にわかに 信じる わけに は いか ない が |ひと|じん||そうび||もた||とうと|さま|||しんじる|||||

オレ の 攻撃 を 30 秒 耐え 切ったら おれ||こうげき||びょう|たえ|きったら

貴 様 を 大使 と して 信じて やろう とうと|さま||たいし|||しんじて|

ずいぶん 気前 が いい ね |きまえ|||

まず いな

あの サラマンダー の 両手 剣 |||りょうて|けん

魔 剣 『 グラム 』 だ ま|けん|ぐらむ|

両手 剣 スキル が 950 ない と 装備 でき ない と 聞く が りょうて|けん|||||そうび||||きく|

9...950

あれ を 装備 して いる と いう こと は あいつ が 『 ユージーン 』 将軍 だろう ||そうび||||||||||しょうぐん|

知って る か しって||

名前 ぐらい は なまえ||

サラマンダー の 領主 『 モーティマー 』 の 弟 ||りょうしゅ|||おとうと

リアルで も 兄弟 らしい が な りあるで||きょうだい|||

知 の 兄 に 対して 武 の 弟 ち||あに||たいして|ぶ||おとうと

純粋な 戦闘 力 で は 全 プレーヤー 中 最強 と 言わ れて いる じゅんすいな|せんとう|ちから|||ぜん|ぷれーやー|なか|さいきょう||いわ||

全 プレーヤー 中 最強 ぜん|ぷれーやー|なか|さいきょう

キリト 君 |きみ

今 の は いま||

魔 剣 『 グラム 』 に は エセリアルシフト って いう ま|けん|ぐらむ|||||

剣 や 盾 で 受けよう と して も けん||たて||うけよう|||

非 実体 化 して 擦り抜けて くる エクストラ 効果 が ある んだ ヨ ひ|じったい|か||すりぬけて|||こうか||||

そんな むちゃくちゃだ

よく 生きて いた な |いきて||

何 だ よ さっき の 攻撃 は なん|||||こうげき|

効く なあ きく|

おい もう 30 秒 経って んじゃ ない の か よ ||びょう|たって|||||

悪い な やっぱり 斬り たく なった わるい|||きり||

首 を 取る まで に 変更 だ くび||とる|||へんこう|

この 野郎 |やろう

絶対 泣か せて やる ぜったい|なか||

厳しい な きびしい|

プレイヤー の 技術 は 互角 と 見る が ぷれいやー||ぎじゅつ||ごかく||みる|

武器 の 性能 が 違い すぎる ぶき||せいのう||ちがい|

それ でも

それ でも キリト 君 は |||きみ|

何 な の なん||

ちょっと 借りる ぞ |かりる|

キ キリト 君 ||きみ

時間 稼ぎ の つもり か じかん|かせぎ|||

い ない よ

まさか あいつ 逃げた んじゃ ||にげた|

そんな わけない

俺 が 生きて いる 間 は パーティー メンバー を 殺さ せ やしない おれ||いきて||あいだ||ぱーてぃー|めんばー||ころさ||

キリト 君 は 絶対 に 逃げ ない |きみ||ぜったい||にげ|

キリト 君 |きみ

ち っ

落ちろ おちろ

見事 見事 みごと|みごと

すごい ナイスファイト だ よ

やった

やる じゃ ねえ か

すげ え だ ぜ

見事な 腕 だ な みごとな|うで||

俺 が 今 まで 見た なか で 最強の プレーヤー だ 貴 様 は おれ||いま||みた|||さいきょうの|ぷれーやー||とうと|さま|

そりゃ どうも

貴 様 の ような 男 が スプリガン に いた と は とうと|さま|||おとこ||||||

世界 は 広い と いう こと か せかい||ひろい||||

俺 の 話 信じて もらえる かな おれ||はなし|しんじて||

ジン さん ちょっと いい か

カゲムネ か 何 だ ||なん|

昨日 の きのう|

正直 君 と も タイマン で やる の は 遠慮 し たい な しょうじき|きみ||||||||えんりょ|||

昨日 俺 の パーティー が 全滅 さ せ られた の は もう 知っている と 思う きのう|おれ||ぱーてぃー||ぜんめつ|||||||しっている||おもう

ああ

その 相手 が まさに この スプリガン な んだ けど |あいて|||||||

確かに 連れ に ウンディーネ が いた よ たしかに|つれ|||||

そう か

そういう こと に して おこう

確かに 現状 で スプリガン ウンディーネ を 事 を 構える つもり は 俺 に も 領主 に も ない たしかに|げんじょう|||||こと||かまえる|||おれ|||りょうしゅ|||

この 場 は 引こう |じょう||ひこう

だが 貴 様 と は いずれ もう 一 度 戦う ぞ |とうと|さま|||||ひと|たび|たたかう|

望む ところ だ のぞむ||

サラマンダー に も 話 の 解る 奴 が いる じゃ ない か |||はなし||わかる|やつ|||||

あんた って 本当 むちゃくちゃだ わ ||ほんとう||

よく 言わ れる よ |いわ||

す まんが 状況 を 説明 して もらえる と 助かる ||じょうきょう||せつめい||||たすかる

なるほど な

シグルド の 態度 に 苛立ち めいた もの が 潜んで いる の は 私 も 感じて いた ||たいど||いらだち||||ひそんで||||わたくし||かんじて|

苛立ち 何 に 対して いらだち|なん||たいして

多分 彼 に は 許せ なかった のだろう な たぶん|かれ|||ゆるせ|||

勢力 的に サラマンダー の 後 塵 を 拝して いる この 状況 が せいりょく|てきに|||あと|ちり||はいして|||じょうきょう|

シグルド は パワー 志向 の 男 だ から な ||ぱわー|しこう||おとこ|||

キャラクター の 数値 能力 だけ で なく きゃらくたー||すうち|のうりょく|||

プレイヤー と して の 権力 を も 深く 求めて いた ぷれいやー||||けんりょく|||ふかく|もとめて|

でも だ から って なんで サラマンダー の スパイ なんか |||||||すぱい|

もう すぐ 導入 さ れる 『 アップ デート 5.0』 の 話 は 聞いて いる か ||どうにゅう|||あっぷ|でーと||はなし||きいて||

ついに 『 転生 システム 』 が 実 装 さ れる と いう 噂 の |てんせい|しすてむ||み|そう|||||うわさ|

じゃあ

モーティマー に 乗せ られた んだろう な ||のせ|||

領主 の 首 を 差し出せば サラマンダー に 転生 さ せて やる と りょうしゅ||くび||さしだせば|||てんせい||||

それ で どう する の サクヤ

ルー 確か 闇 魔法 の スキル 上げて たね るー|たしか|やみ|まほう|||あげて|

うん

シグルド に 『 月光 鏡 』 を 頼む ||げっこう|きよう||たのむ

シグルド

さ サクヤ

ああ そうだ 残念 ながら まだ 生きて いる |そう だ|ざんねん|||いきて|

なぜ いや か 会談 は |||かいだん|

無事 終わった よ 条約 の 調印 は これ から だ が な ぶじ|おわった||じょうやく||ちょういん||||||

そう そう 予期 せ ぬ 来客 が あった ぞ ||よき|||らいきゃく|||

き ゃ 客 ||きゃく

ユージーン 将軍 が 君 に よろしく と 言って いた |しょうぐん||きみ||||いって|

リーファ

そう か 無能な トカゲ ども め ||むのうな|とかげ||

で どう する 気 だ サクヤ |||き||

懲罰 金 か ちょうばつ|きむ|

それとも 執 政 部 から 追い出す か |と|まつりごと|ぶ||おいだす|

だが な 軍務 を 預かる 俺 が 居 なければ お前 の 政権 だって な ||ぐんむ||あずかる|おれ||い||おまえ||せいけん||

いや シルフ で いる の が 耐え られ ない なら ||||||たえ|||

その 望み を 叶えて やる こと に した |のぞみ||かなえて||||

な なに

貴 様 正気 か とうと|さま|しょうき|

俺 を この 俺 を 追放 する だ と おれ|||おれ||ついほう|||

そう だ レネゲイド と して 中立 域 を 彷徨え |||||ちゅうりつ|いき||さまよえ

いずれ そこ に も 新たな 楽しみ が 見つかる こと を 祈って いる ||||あらたな|たのしみ||みつかる|||いのって|

この 野郎 |やろう

サクヤ

礼 を 言う よ リーファ れい||いう||

君 が 救援 に 来て くれた の は とても 嬉しい きみ||きゅうえん||きて|||||うれしい

あたし は 何も して ない もの ||なにも|||

お礼 なら この キリト 君 に どうぞ お れい||||きみ||

そう だ そう 言えば 君 は 一体 |||いえば|きみ||いったい

ね 君 スプリガン と ウンディーネ の 大使 って 本当な の |きみ|||||たいし||ほんとうな|

勿論 大 嘘 だ ブラフ ハッタリ ネゴシエーション もちろん|だい|うそ||||

無 茶 な 男 だ な あの 状況 で そんな 大 法 螺 を 吹く と は む|ちゃ||おとこ||||じょうきょう|||だい|ほう|ねじ||ふく||

手 札 が ショボ い 時 は とりあえず 掛け金 を レイズ する 主義 な んだ て|さつ||||じ|||かけきん||||しゅぎ||

大 嘘つき くん に して は 君 ずいぶん 強い ね だい|うそつき|||||きみ||つよい|

スプリガン の 秘密 兵器 だったり する の か な ||ひみつ|へいき|||||

まさか し が ない 流し の 用心棒 だ よ ||||ながし||ようじんぼう||

フリー なら 君 ケットシー 領 で 傭兵 やら ない ||きみ||りょう||ようへい||

三 食 おやつ に 昼寝 つき だ ヨ みっ|しょく|||ひるね|||

キリト 君 と 言った かな |きみ||いった|

どう かな 個人 的 興味 も ある ので ||こじん|てき|きょうみ|||

礼 も 兼ねて この後 スイルベーン で 酒 でも れい||かねて|このあと|||さけ|

ちょ

ああ ずるい よ サクヤ ちゃん

色 仕掛け 反対 いろ|しかけ|はんたい

人 の こと 言えた 義理 か 密着 し すぎ だ お前 は じん|||いえた|ぎり||みっちゃく||||おまえ|

だめです キリト 君 は あたし の ||きみ|||

あたし の

えっ と あたし の

お 言葉 は ありがたい んです が |ことば||||

すみません 俺 は 彼女 に 世界 樹 まで 連れて 行って もらう 約束 を して いる んです |おれ||かのじょ||せかい|き||つれて|おこなって||やくそく||||

ほう そう か

それ は 残念 ||ざんねん

アルン に 行く の か リーファ 物見 遊山 か ||いく||||ものみ|ゆさん|

それとも

領地 を 出る つもりだった けど ね りょうち||でる|||

でも いつ に なる か 分 ら ない けど きっと スイルベーン に 帰る わ |||||ぶん|||||||かえる|

そう か ほっと した よ

必ず 戻って きて くれよ 彼 と 一緒に な かならず|もどって|||かれ||いっしょに|

途中 で ウチ に も 寄って ね 大 歓迎 する よ とちゅう||うち|||よって||だい|かんげい||

今日 は 本当に ありがとう きょう||ほんとうに|

リーファ キリト 君 ||きみ

私 達 が 討た れて いたら サラマンダー と の 格差 は 決定 的な もの に なって いた だろう わたくし|さとる||うた||||||かくさ||けってい|てきな|||||

何 か 礼 を し たい が なん||れい||||

いや そんな

ねえ サクヤ アリシャ さん

今度 の 同盟 って 世界 樹 攻略 の ため な んでしょ こんど||どうめい||せかい|き|こうりゃく||||

ああ まあ 究極 的に は な ||きゅうきょく|てきに||

その 攻略 に わたし たち も 同行 さ せて 欲しい の |こうりゃく|||||どうこう|||ほしい|

それ も 可能な 限り 早く ||かのうな|かぎり|はやく

同行 は 構わ ない どうこう||かまわ|

と 言う より こちら から 頼み たい ほど だ よ |いう||||たのみ||||

しかし なぜ そんなに 急いで る |||いそいで|

俺 が この 世界 に 来た の は 世界 樹 の 上 に 行き たい から な んだ おれ|||せかい||きた|||せかい|き||うえ||いき||||

そこ に いる かも しれ ない ある 人 に 会う ため に |||||||じん||あう||

妖精 王 オベイロン の こと か ようせい|おう||||

いや 違う と 思う |ちがう||おもう

リアルで 連絡 が 取れ ない んだ けど りあるで|れんらく||とれ|||

どうしても 会わ なきゃ いけない んだ |あわ|||

でも 攻略 メンバー 全員 の 装備 を 整える の に しばらく かかる と 思う んだ よ |こうりゃく|めんばー|ぜんいん||そうび||ととのえる||||||おもう||

とても 一 日 や 二 日 じゃあ |ひと|ひ||ふた|ひ|

そう か そう だ よ な

いや 俺 も とりあえず 樹 の 根元 まで 行く の が 目的 だ から |おれ|||き||ねもと||いく|||もくてき||

あと は 何とか する よ ||なんとか||

あ そうだ |そう だ

よかったら これ 資金 の 足し に して くれ ||しきん||たし|||

さ サクヤ ちゃん 見て |||みて

10万 ユルドミスリル 貨 が こんなに よろず||か||

いい の か 一等地 に ちょっと した 城 が 建つ ぞ |||いっとうち||||しろ||たつ|

構わ ない 俺 に は もう 必要な い かまわ||おれ||||ひつような|

これ だけ あれば かなり 目標 金額 に 近づける と 思う よ ||||もくひょう|きんがく||ちかづける||おもう|

大至急 装備 を そろえて 準備 が 出来たら 連絡 さ せて もらう だいしきゅう|そうび|||じゅんび||できたら|れんらく|||

よろしく 頼む |たのむ

ありがとう また 会おう ね ||あおう|

なんだか さっき まで の 出来事 が 嘘 みたい ||||できごと||うそ|

まったく もう

浮気 は ダメ って 言った です パパ うわき||だめ||いった||ぱぱ

なに を いきなり

領主 さん たち に くっつか れた とき ドキドキ して ました りょうしゅ|||||||どきどき||

そ そりゃ 男 なら しょうがない んだ よ ||おとこ||||

もう

ね ねえ ユイ ちゃん ||ゆい|

わたし は いい の

リーファ さん は 大丈夫 みたいです |||だいじょうぶ|

な なんで

リーファ は あん ま 女の子 って 感じ し ない んだ よ な ||||おんなのこ||かんじ|||||

ちょ っ な っ それ って どういう 意味 |||||||いみ

いや 親しみ やすい って いう か いい 意味 で だ よ うん |したしみ||||||いみ||||

そ そんな こと より とっとと アルン まで 飛ぼう ぜ 日 が 暮れちゃ うよ |||||||とぼう||ひ||くれちゃ|

あ こら 待ち なさい ||まち|

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キリト 君 私 頑張る から ね |きみ|わたくし|がんばる||