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Hikaru no go, Hikaru no go episode 4 (audio+ subtitle)

Hikaru no go episode 4 (audio+ subtitle)

平安 時代 の 碁 打ち 藤原 佐 為 は

遥かな 時 を 越えて

進藤 ヒカル の 心 に 蘇った

「 神 の 一 手 」 を 極める ため に

俺 も あんなふうに …

あんなふうに 打って たら !

ヒカル

佐 為

まさか … 今 … 俺 の … 体 を …

君 ! いったい どうした ん でしょう か

私 が 無理やり 連れて きた の が いけなかった んでしょう か

彼 … どう です ?

石 の 流れ に 歪み が なく

非 の 打ち 所 が ない

プロ の お 手本 の ようだ

では …

序盤 の 数 手 を 見た 限り で は そう 言える と いう だけ だ

棋 力 は なんとも 言え ない な

そう です か

それ より

それ より ?

いや …

最後 の 一 手 だけ は 異彩 を 放って いた

悪 手 と いえば 悪 手 に 見える

しかし …

バカヤロー ! お前 俺 の 体 を 乗っ取った ろ

俺 の 心中 だけ じゃ なくて

体 に まで 入り込み や がって

あんな 打ち 方 俺 に でき わけ ね ー だろう

ちっ違います 体 に 入り込む なんて 私 に は できません よ じゃ 俺 が 打った と いう の か よ ? そう です よ !

嘘 つけ !

じゃ そこ の 石 で 打って みて ください

指 を こう

よし こう か

はい

よっしゃ ー でき わけ ね ー か ! でも あれ は ヒカル が 打った んです よ

打った 場所 も 私 の 指示 と 違います うまい こと 言って 隙 を 見て 俺 の 体 を 乗っ取る つもりだ な ! 知りません もう 勝手に そう 思って なさい でも ヒカル あれ は まさしく あなた の 一 手 でした よ あなた も 碁 を 少し 覚えて

自分 から ここ に 打ちたい と か 思う ように なって きた んです よ きっと ね それにしても

塔 矢 名人 の 打ち 方 かっこよかった よ な

塔 矢 は あの 人 から ずっと 碁 を 教わって きた んだ な

石 も 掴め ねぇ 俺 と は

すげ ー 差

ヒカル もう 一 回 ほら 碁石

もう い いって

どうせ でき ねぇ んだ から

ヒカル !

あかり ?

今 ヒカル ん ち 寄って きた んだ よ

こんな 時間 まで どこ に 行って た の ?

碁 を 打って た

碁 ? また ?

ヒカルって 最近 碁 に 嵌って る の ? 嵌って なんか ね ー よ あんな もん そう ? これ

お 姉ちゃん の 中学 で 創立 祭 が ある んだって 行こう ? や だ よ

なんで ?

人 が せっかく たこ焼き おごって あげようって 言って ん の に い いって 今度 に 日曜日 葉 瀬 中 の 門 の 前 で 二 時 ぐらい に 行か ねぇって ヒカル ! さて 帰って ラーメン でも 食う か

もう !

二 時 に 葉 瀬 中 の 門 の 前 だ から ね

行って お あげ なさい よ

や だ よ 女 と 二 人 で そんな とこ 行ったら

皆 の 笑い もんだ ぜ

あの 子 ヒカル の こと 好きだったり して

あ ~? 何 言って んだ テメー !

あの ヤロウ ~ 来 ね ー じゃ ね か !

これ は お祭り です か

寺子屋 の お祭り ?

うん まあ そんな ような もん だ けど

そんな こと より さ

俺 は 金 持ってきて ない んだ よ

ほら たこ焼き 買って きた よ

うま そう ~ 俺 も 食 いて ぇな ~

ヒカル あそこ !

ほら 碁 やってます よ 行きましょう よ ~ ね 、 ね 、 ね ~ ちょっと 覗く だけ だ ぞ で は 中級 の 問題 です 三 手 まで 示して ください

まず 黒 が ツケ だろう

で 白 が … こう

では こっち に 打ったら ?

あ そう か そう か

いえいえ なかなか 難しい もん だ

ヒカル この 本 は ?

「 塔 矢 名人 戦 詰 碁 集 」?

詰 碁 の 正解 者 に 景品 で あげる んだ よ

よかったら やって みる ?

ヒカル !

ほしい ~ ほしい ~

分かった !

分かった !

どうぞ

どうも

何 年生 ?

小学生 六 年

じゃ 簡単な の から 行って みよう か

はい

これ なら 俺 に も できる かも

佐 為 は 黙って て

はい

偉い 偉い ! 合って る 合って る

はい景 品

え ? ポケットティッシュ ?

もっと 難しい の やって よ

もっと 難しい の ?

大丈夫 ?

佐 為 頼む よ

はい

じゃ 有 段 者 の 問題 だ

これ は 僕 で も てこずる かな

三 手 まで 示して

合って る …

速い

即答 した ぞ

はい オレンジジュース

詰 碁 集 が もらえる 一 番 難しい の やって よ

一 番 難しいって … じゃ こんな の 解けたら 塔 矢 アキラレベル だ よ 塔 矢 アキラ ? 俺 知って る

そんなに すごい の ? あいつ

もう プロ 試験 に も 受かる んじゃ ない か な

大人 相手 に 指導 碁 みたいな こと も やって る らしい よ

その 塔 矢 アキラ なら

この 問題 も 解ける かも しれ ない

さあ どうぞ

第 一 手 が 鍵 だ よ

塔 矢 アキラ なら …

よ ~ し

自分 で やって みます ? 一 手 目 は ここ だ ろ

何 を する んだ ?

へん 囲碁 なんて 辛 気 くせ

何 が 塔 矢 アキラ だ

あんな やつ 俺 に 負けた 最低 野郎 だ

将棋 の 方 が 百 倍 面白 れ ー ぜ

塔 矢 が 負けた ?

プロ 級 な のに 負ける の か

俺 が 強い んだ よ バーカ

彼 加賀って いう んだ 前 に 塔 矢 アキラ の いた 囲碁 教室 に 通って た んだ いささか 難しい 詰 碁 あっさり 解いた

この 男 何者 …

筒井 よ 囲碁 部 を 作るって の は どう なった んだ よ メンバー 集め 必死だった よ な 条件 次第 で 出て やって も いい んだ ぜ 囲碁 部 ?

うち の 学校 に は 囲碁 部 が ない んだ よ

三 人 揃えて 団体 戦 に 参加 できれば

学校 が 部 と して 認めて くれる んだ

俺 の 腕 は 知って る だろう

お前 の 一千 倍 も 強い ぜ

碁盤 に ガム を 押し付ける ような やつ に

助けて もらう 気 は ない ね

よく 言う ぜ

この 間 大会 に 出て くれって 頭 下げ に 来た の は 誰 だ よ 景品 だ これ 持って さっさと あっち 行けよ ! 「 塔 矢 名人 戦 詰 碁 集 」?

俺 は 囲碁 と 塔 矢 アキラ が 大嫌いな んだ !

何 だ よ !

塔 矢 アキラ が 嫌いって わけ を 言えよ ! わけ を 言え だ と

俺 に 指図 するって の か おい 小僧 あん ま に 調子 に 乗る んじゃ ねぇ ぜ いい 度胸 だ よく 見て ろ

どっち だ ?

当てたら

何 だって 話して やる ぜ

その代わり

はずしたら 詫び を 入れる まで ぼ こぼ こ に して やる

つまらない こと 言う な 加賀 !

君 もう 帰る んだ

へん 覚悟 も なし に

人 を なめた 台詞 吐き や がって

ヒカル やめた 方 が いい です

あの 者 に は 勝負 強 さ を 感じる

勝負 なら 囲碁 に なさい

そう すれば

私 が 勝って みせます お前 が 勝つ 保証 なんか ない じゃ ない か こいつ が 勝負 強い だって ? じゃ 俺 は … 俺 だって

ヒカル

こっち だ !

ヒカル

お前 の 度胸 は 認めて やる よ

石 が ない ! 加賀 お前 !

こんな 手 に ひ かっか れた

からかい がい の ある 奴 だ ぜ

おい 囲碁 なんて 辛 気 くせ もん やめて 将棋 に 来 いよ

俺 が 一 から 教えて やっから よ ふざける な ! お前 に 習う くらい なら

一生 将棋 なんか 覚える もんか

何 ?

やめろ 二 人 と も !

塔 矢 に 勝ったって ? どうせ 今 みたいに インチキ した んだろう

じゃ なきゃ 塔 矢 が 本気じゃ なかった んだ

お前 なんか どうせ 囲碁 から 逃げて 将棋 に 行った んだろう

筒井 ! そい つ を 放せ !

そこ まで 言う の なら 小僧

俺 の 実力 を 見せて やる

俺 が 負けたら 土下座 でも 何でも して やら

その代わり お前 が 負けたら

冬 の プール に でも 飛び込み や がれ

言った な !

佐 為

の 四 右上 スミ 小 目

何 だ テメ その 打ち 方

打ち 方 なんて どう だって いい だろう

の 四

生意気な 口 は 勝って からに しろ

こんな やつ に 俺 の 気持ち が 分かって たまる か

こんな やつ に !

鉄男 おい 鉄男

なぜ 一 度 も あの 子 に 勝て ない んだ ?

塔 矢 アキラ だ よ

おかげ で お前 は いつも No . だ

二 つ も 年上 の くせ に

情けなく ない の か

そりゃ 勝ちたい よう けど 塔 矢 は … 今日 こそ 勝て ! 勝て ない うち は 家 に は 入れ ん

しょうが ねぇ よ

強い 奴 は 強い んだ から

確かに お前 は 一 人 レベル の 違う 碁 を 打つ

紛れ も なく No . だ ぜ

でも な

いつか 俺 様 が お前 を 追い抜いて

No . に なって やる

覚悟 し とけよ

よし 始めよう ぜ

僕 … 負けよう か

何 だ と ? 「 負けよう か 」?

ふざけ や がって ! ふざけ や がって ! ふざけ や がって ! 俺 は 奴 を ライバル だ と 思って いた のに

あいつ は 俺 の こと なんか 相手 に して なかった

俺 に 勝とう が 負けよう が どうでも よかった んだ

終局 して みれば

コミ を 入れて 一目 半 で 俺 の 勝ち

やってられる か ! あいつが いる 限り No . に なれ ねぇ と 知ったら

親父 も あっさり あきらめ や がる

ど いつも こいつ も

それにしても こいつ やる な

この 子 意外 と やる な

おいおい 冗談 じゃ ねぇ

こいつ この 俺 が 振り回されて る の 十五 の 十六 楽しい !

この 者 塔 矢 アキラ に は 及ば ない もの の

私 の 一 手 一 手 に

面白い 手 を 打ち返して くる

勝つ こと など 造作 も ない が

まだまだ 遊び の 一 手 を 試したい この 黒 際ど そうだ けど でも 大丈夫 かも しれ ない だ と する と

形勢 は 互角 か

いや 黒 が いい か

の 十六

そう な の ?

五 組 の 本橋 君 なんか もう 顔 まっ赤 に して 怒って る の あかり ! ふざける なぁって あいつ 今頃 さっさと 打てよ ごめん

ヒカル !

そこ じゃ ない !

まっ待った ! 待った だ と ? ふざけ んじゃ ねぇ

死んじゃった 仕方 ありません の 十五 さっき の 一 手 が 命取り だった な そんなに ! さあ 投 了かい ?

冬 の プール が 待って る ぜ


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平安 時代 の 碁 打ち 藤原 佐 為 は へいあん|じだい||ご|うち|ふしわら|たすく|ため| Go jogador no período Heian Fujiwara no Sae 平安时代的围棋手藤原佐江

遥かな 時 を 越えて はるかな|じ||こえて

進藤 ヒカル の 心 に 蘇った しんどう|||こころ||よみがえった

「 神 の 一 手 」 を 極める ため に かみ||ひと|て||きわめる||

俺 も あんなふうに … おれ||

あんなふうに 打って たら ! |うって|

ヒカル

佐 為 たすく|ため

まさか … 今 … 俺 の … 体 を … |いま|おれ||からだ|

君 ! きみ いったい どうした ん でしょう か

私 が 無理やり 連れて きた の が いけなかった んでしょう か わたくし||むりやり|つれて||||||

彼 … どう です ? かれ||

石 の 流れ に 歪み が なく いし||ながれ||ゆがみ||

非 の 打ち 所 が ない ひ||うち|しょ||

プロ の お 手本 の ようだ ぷろ|||てほん||

では …

序盤 の 数 手 を 見た 限り で は そう 言える と いう だけ だ じょばん||すう|て||みた|かぎり||||いえる||||

棋 力 は なんとも 言え ない な き|ちから|||いえ||

そう です か

それ より

それ より ?

いや …

最後 の 一 手 だけ は 異彩 を 放って いた さいご||ひと|て|||いさい||はなって|

悪 手 と いえば 悪 手 に 見える あく|て|||あく|て||みえる

しかし …

バカヤロー ! お前 俺 の 体 を 乗っ取った ろ おまえ|おれ||からだ||のっとった|

俺 の 心中 だけ じゃ なくて おれ||しんじゅう|||

体 に まで 入り込み や がって からだ|||はいりこみ||

あんな 打ち 方 俺 に でき わけ ね ー だろう |うち|かた|おれ|||||-|

ちっ違います 体 に 入り込む なんて 私 に は できません よ じゃ 俺 が 打った と いう の か よ ? ち っ ちがい ます|からだ||はいりこむ||わたくし|||でき ませ ん|||おれ||うった||||| そう です よ !

嘘 つけ ! うそ|

じゃ そこ の 石 で 打って みて ください |||いし||うって||

指 を こう ゆび||

よし こう か

はい

よっしゃ ー でき わけ ね ー か ! よっ しゃ|-||||-| でも あれ は ヒカル が 打った んです よ |||||うった||

打った 場所 も 私 の 指示 と 違います うまい こと 言って 隙 を 見て 俺 の 体 を 乗っ取る つもりだ な ! うった|ばしょ||わたくし||しじ||ちがい ます|||いって|すき||みて|おれ||からだ||のっとる|| 知りません もう 勝手に そう 思って なさい でも ヒカル あれ は まさしく あなた の 一 手 でした よ しり ませ ん||かってに||おもって|||||||||ひと|て|| あなた も 碁 を 少し 覚えて ||ご||すこし|おぼえて

自分 から ここ に 打ちたい と か 思う ように なって きた んです よ きっと ね じぶん||||うち たい|||おもう||||||| それにしても

塔 矢 名人 の 打ち 方 かっこよかった よ な とう|や|めいじん||うち|かた|||

塔 矢 は あの 人 から ずっと 碁 を 教わって きた んだ な とう|や|||じん|||ご||おそわって|||

石 も 掴め ねぇ 俺 と は いし||つかめ||おれ||

すげ ー 差 |-|さ

ヒカル もう 一 回 ほら 碁石 ||ひと|かい||ごいし

もう い いって

どうせ でき ねぇ んだ から

ヒカル !

あかり ?

今 ヒカル ん ち 寄って きた んだ よ いま||||よって|||

こんな 時間 まで どこ に 行って た の ? |じかん||||おこなって||

碁 を 打って た ご||うって|

碁 ? また ?

ヒカルって 最近 碁 に 嵌って る の ? ヒカル って|さいきん|ご||かん って|| 嵌って なんか ね ー よ あんな もん そう ? かん って|||-|||| これ

お 姉ちゃん の 中学 で 創立 祭 が ある んだって 行こう ? |ねえちゃん||ちゅうがく||そうりつ|さい|||ん だって|いこう や だ よ

なんで ?

人 が せっかく たこ焼き おごって あげようって 言って ん の に い いって 今度 に 日曜日 葉 瀬 中 の 門 の 前 で 二 時 ぐらい に じん|||たこやき||あげよう って|いって||||||こんど||にちようび|は|せ|なか||もん||ぜん||ふた|じ|| 行か ねぇって ヒカル ! いか|ねぇ って| さて 帰って ラーメン でも 食う か |かえって|らーめん||くう|

もう !

二 時 に 葉 瀬 中 の 門 の 前 だ から ね ふた|じ||は|せ|なか||もん||ぜん|||

行って お あげ なさい よ おこなって||||

や だ よ 女 と 二 人 で そんな とこ 行ったら |||おんな||ふた|じん||||おこなったら

皆 の 笑い もんだ ぜ みな||わらい||

あの 子 ヒカル の こと 好きだったり して |こ||||すきだったり|

あ ~? 何 言って んだ テメー ! なん|いって||

あの ヤロウ ~ 来 ね ー じゃ ね か ! ||らい||-|||

これ は お祭り です か ||おまつり||

寺子屋 の お祭り ? てらこや||おまつり

うん まあ そんな ような もん だ けど

そんな こと より さ

俺 は 金 持ってきて ない んだ よ おれ||きむ|もってきて|||

ほら たこ焼き 買って きた よ |たこやき|かって||

うま そう ~ 俺 も 食 いて ぇな ~ ||おれ||しょく||

ヒカル あそこ !

ほら 碁 やってます よ 行きましょう よ ~ ね 、 ね 、 ね ~ ちょっと 覗く だけ だ ぞ で は 中級 の 問題 です |ご|やって ます||いき ましょう||||||のぞく||||||ちゅうきゅう||もんだい| 三 手 まで 示して ください みっ|て||しめして|

まず 黒 が ツケ だろう |くろ||つけ|

で 白 が … こう |しろ||

では こっち に 打ったら ? |||うったら

あ そう か そう か

いえいえ なかなか 難しい もん だ ||むずかしい||

ヒカル この 本 は ? ||ほん|

「 塔 矢 名人 戦 詰 碁 集 」? とう|や|めいじん|いくさ|つ|ご|しゅう

詰 碁 の 正解 者 に 景品 で あげる んだ よ つ|ご||せいかい|もの||けいひん||||

よかったら やって みる ?

ヒカル !

ほしい ~ ほしい ~

分かった ! わかった

分かった ! わかった

どうぞ

どうも

何 年生 ? なん|ねんせい

小学生 六 年 しょうがくせい|むっ|とし

じゃ 簡単な の から 行って みよう か |かんたんな|||おこなって||

はい

これ なら 俺 に も できる かも ||おれ||||

佐 為 は 黙って て たすく|ため||だまって|

はい

偉い 偉い ! えらい|えらい 合って る 合って る あって||あって|

はい景 品 はいけい|しな

え ? ポケットティッシュ ? ぽけっと てぃっしゅ

もっと 難しい の やって よ |むずかしい|||

もっと 難しい の ? |むずかしい|

大丈夫 ? だいじょうぶ

佐 為 頼む よ たすく|ため|たのむ|

はい

じゃ 有 段 者 の 問題 だ |ゆう|だん|もの||もんだい|

これ は 僕 で も てこずる かな ||ぼく||||

三 手 まで 示して みっ|て||しめして

合って る … あって|

速い はやい

即答 した ぞ そくとう||

はい オレンジジュース

詰 碁 集 が もらえる 一 番 難しい の やって よ つ|ご|しゅう|||ひと|ばん|むずかしい|||

一 番 難しいって … じゃ こんな の 解けたら 塔 矢 アキラレベル だ よ 塔 矢 アキラ ? ひと|ばん|むずかしい って||||とけたら|とう|や||||とう|や| 俺 知って る おれ|しって|

そんなに すごい の ? あいつ

もう プロ 試験 に も 受かる んじゃ ない か な |ぷろ|しけん|||うかる||||

大人 相手 に 指導 碁 みたいな こと も やって る らしい よ おとな|あいて||しどう|ご|||||||

その 塔 矢 アキラ なら |とう|や||

この 問題 も 解ける かも しれ ない |もんだい||とける|||

さあ どうぞ

第 一 手 が 鍵 だ よ だい|ひと|て||かぎ||

塔 矢 アキラ なら … とう|や||

よ ~ し

自分 で やって みます ? じぶん|||み ます 一 手 目 は ここ だ ろ ひと|て|め||||

何 を する んだ ? なん|||

へん 囲碁 なんて 辛 気 くせ |いご||しん|き|

何 が 塔 矢 アキラ だ なん||とう|や||

あんな やつ 俺 に 負けた 最低 野郎 だ ||おれ||まけた|さいてい|やろう|

将棋 の 方 が 百 倍 面白 れ ー ぜ しょうぎ||かた||ひゃく|ばい|おもしろ||-|

塔 矢 が 負けた ? とう|や||まけた

プロ 級 な のに 負ける の か ぷろ|きゅう|||まける||

俺 が 強い んだ よ バーカ おれ||つよい|||

彼 加賀って いう んだ 前 に 塔 矢 アキラ の いた 囲碁 教室 に 通って た んだ かれ|かが って|||ぜん||とう|や||||いご|きょうしつ||かよって|| いささか 難しい 詰 碁 あっさり 解いた |むずかしい|つ|ご||といた

この 男 何者 … |おとこ|なにもの

筒井 よ 囲碁 部 を 作るって の は どう なった んだ よ メンバー 集め 必死だった よ な 条件 次第 で 出て やって も いい んだ ぜ つつい||いご|ぶ||つくる って|||||||めんばー|あつめ|ひっしだった|||じょうけん|しだい||でて||||| 囲碁 部 ? いご|ぶ

うち の 学校 に は 囲碁 部 が ない んだ よ ||がっこう|||いご|ぶ||||

三 人 揃えて 団体 戦 に 参加 できれば みっ|じん|そろえて|だんたい|いくさ||さんか|

学校 が 部 と して 認めて くれる んだ がっこう||ぶ|||みとめて||

俺 の 腕 は 知って る だろう おれ||うで||しって||

お前 の 一千 倍 も 強い ぜ おまえ||いっせん|ばい||つよい|

碁盤 に ガム を 押し付ける ような やつ に ごばん||がむ||おしつける|||

助けて もらう 気 は ない ね たすけて||き|||

よく 言う ぜ |いう|

この 間 大会 に 出て くれって 頭 下げ に 来た の は 誰 だ よ 景品 だ これ 持って さっさと あっち 行けよ ! |あいだ|たいかい||でて|くれ って|あたま|さげ||きた|||だれ|||けいひん|||もって||あっ ち|いけよ 「 塔 矢 名人 戦 詰 碁 集 」? とう|や|めいじん|いくさ|つ|ご|しゅう

俺 は 囲碁 と 塔 矢 アキラ が 大嫌いな んだ ! おれ||いご||とう|や|||だいきらいな|

何 だ よ ! なん||

塔 矢 アキラ が 嫌いって わけ を 言えよ ! とう|や|||きらい って|||いえよ わけ を 言え だ と ||いえ||

俺 に 指図 するって の か おい 小僧 あん ま に 調子 に 乗る んじゃ ねぇ ぜ おれ||さしず|する って||||こぞう||||ちょうし||のる||| いい 度胸 だ よく 見て ろ |どきょう|||みて|

どっち だ ?

当てたら あてたら

何 だって 話して やる ぜ なん||はなして||

その代わり そのかわり

はずしたら 詫び を 入れる まで ぼ こぼ こ に して やる |わび||いれる|||||||

つまらない こと 言う な 加賀 ! ||いう||かが

君 もう 帰る んだ きみ||かえる|

へん 覚悟 も なし に |かくご|||

人 を なめた 台詞 吐き や がって じん|||せりふ|はき||

ヒカル やめた 方 が いい です ||かた|||

あの 者 に は 勝負 強 さ を 感じる |もの|||しょうぶ|つよ|||かんじる

勝負 なら 囲碁 に なさい しょうぶ||いご||

そう すれば

私 が 勝って みせます お前 が 勝つ 保証 なんか ない じゃ ない か こいつ が 勝負 強い だって ? わたくし||かって|みせ ます|おまえ||かつ|ほしょう||||||||しょうぶ|つよい| じゃ 俺 は … 俺 だって |おれ||おれ|

ヒカル

こっち だ !

ヒカル

お前 の 度胸 は 認めて やる よ おまえ||どきょう||みとめて||

石 が ない ! いし|| 加賀 お前 ! かが|おまえ

こんな 手 に ひ かっか れた |て||||

からかい がい の ある 奴 だ ぜ ||||やつ||

おい 囲碁 なんて 辛 気 くせ もん やめて 将棋 に 来 いよ |いご||しん|き||||しょうぎ||らい|

俺 が 一 から 教えて やっから よ ふざける な ! おれ||ひと||おしえて|やっ から||| お前 に 習う くらい なら おまえ||ならう||

一生 将棋 なんか 覚える もんか いっしょう|しょうぎ||おぼえる|

何 ? なん

やめろ 二 人 と も ! |ふた|じん||

塔 矢 に 勝ったって ? とう|や||かった って どうせ 今 みたいに インチキ した んだろう |いま||いんちき||

じゃ なきゃ 塔 矢 が 本気じゃ なかった んだ ||とう|や||ほんきじゃ||

お前 なんか どうせ 囲碁 から 逃げて 将棋 に 行った んだろう おまえ|||いご||にげて|しょうぎ||おこなった|

筒井 ! つつい そい つ を 放せ ! |||はなせ

そこ まで 言う の なら 小僧 ||いう|||こぞう

俺 の 実力 を 見せて やる おれ||じつりょく||みせて|

俺 が 負けたら 土下座 でも 何でも して やら おれ||まけたら|どげざ||なんでも||

その代わり お前 が 負けたら そのかわり|おまえ||まけたら

冬 の プール に でも 飛び込み や がれ ふゆ||ぷーる|||とびこみ||

言った な ! いった|

佐 為 たすく|ため

の 四 右上 スミ 小 目 |よっ|みぎあがり|すみ|しょう|め

何 だ テメ その 打ち 方 なん||||うち|かた

打ち 方 なんて どう だって いい だろう うち|かた|||||

の 四 |よっ

生意気な 口 は 勝って からに しろ なまいきな|くち||かって||

こんな やつ に 俺 の 気持ち が 分かって たまる か |||おれ||きもち||わかって||

こんな やつ に !

鉄男 おい 鉄男 てつお||てつお

なぜ 一 度 も あの 子 に 勝て ない んだ ? |ひと|たび|||こ||かて||

塔 矢 アキラ だ よ とう|や|||

おかげ で お前 は いつも No . だ ||おまえ|||no|

二 つ も 年上 の くせ に ふた|||としうえ|||

情けなく ない の か なさけなく|||

そりゃ 勝ちたい よう けど 塔 矢 は … 今日 こそ 勝て ! |かち たい|||とう|や||きょう||かて 勝て ない うち は 家 に は 入れ ん かて||||いえ|||いれ|

しょうが ねぇ よ

強い 奴 は 強い んだ から つよい|やつ||つよい||

確かに お前 は 一 人 レベル の 違う 碁 を 打つ たしかに|おまえ||ひと|じん|れべる||ちがう|ご||うつ

紛れ も なく No . だ ぜ まぎれ|||no||

でも な

いつか 俺 様 が お前 を 追い抜いて |おれ|さま||おまえ||おいぬいて

No . に なって やる no|||

覚悟 し とけよ かくご||

よし 始めよう ぜ |はじめよう|

僕 … 負けよう か ぼく|まけよう|

何 だ と ? なん|| 「 負けよう か 」? まけよう|

ふざけ や がって ! ふざけ や がって ! ふざけ や がって ! 俺 は 奴 を ライバル だ と 思って いた のに おれ||やつ||らいばる|||おもって||

あいつ は 俺 の こと なんか 相手 に して なかった ||おれ||||あいて|||

俺 に 勝とう が 負けよう が どうでも よかった んだ おれ||かとう||まけよう||||

終局 して みれば しゅうきょく||

コミ を 入れて 一目 半 で 俺 の 勝ち こみ||いれて|いちもく|はん||おれ||かち

やってられる か ! やって られる| あいつが いる 限り No . に なれ ねぇ と 知ったら あいつ が||かぎり|no|||||しったら

親父 も あっさり あきらめ や がる おやじ|||||

ど いつも こいつ も

それにしても こいつ やる な

この 子 意外 と やる な |こ|いがい|||

おいおい 冗談 じゃ ねぇ |じょうだん||

こいつ この 俺 が 振り回されて る の 十五 の 十六 ||おれ||ふりまわさ れて|||じゅうご||じゅうろく 楽しい ! たのしい

この 者 塔 矢 アキラ に は 及ば ない もの の |もの|とう|や||||およば|||

私 の 一 手 一 手 に わたくし||ひと|て|ひと|て|

面白い 手 を 打ち返して くる おもしろい|て||うちかえして|

勝つ こと など 造作 も ない が かつ|||ぞうさく|||

まだまだ 遊び の 一 手 を 試したい この 黒 際ど そうだ けど でも 大丈夫 かも しれ ない |あそび||ひと|て||ためし たい||くろ|きわど|そう だ|||だいじょうぶ||| だ と する と

形勢 は 互角 か けいせい||ごかく|

いや 黒 が いい か |くろ|||

の 十六 |じゅうろく

そう な の ?

五 組 の 本橋 君 なんか もう 顔 まっ赤 に して 怒って る の あかり ! いつ|くみ||もとはし|きみ|||かお|まっ あか|||いかって||| ふざける なぁって あいつ 今頃 さっさと 打てよ |なぁ って||いまごろ||うてよ ごめん

ヒカル !

そこ じゃ ない !

まっ待った ! まっ まった 待った だ と ? まった|| ふざけ んじゃ ねぇ

死んじゃった 仕方 ありません の 十五 さっき の 一 手 が 命取り だった な そんなに ! しんじゃ った|しかた|あり ませ ん||じゅうご|||ひと|て||いのちとり||| さあ 投 了かい ? |とう|りょうかい

冬 の プール が 待って る ぜ ふゆ||ぷーる||まって||