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Hikaru no go, Hikaru no go episode 12 (audio+subtitle)

Hikaru no go episode 12 (audio +subtitle)

平安 時代 の 碁 打ち 藤原 佐 為 は

遥かな 時 を 越えて

進藤 ヒカル の 心 に 蘇った

「 神 の 一 手 」 を 極める ため に

コミ を 入れて 十二 目 半 の 差

俺 の 勝ち だ

あん ちゃん 一万 円 出し な

お 望み 通り 理科 室 に 来た ぜ

一万 円 くれよ

囲碁 部 に 入るって 言わ なきゃ だめだ 入る だろう ? 入る だけ なら 入って やる さ

どの 道 あの 碁 会所 に は もう 行け ねぇ しな

二十 円 を 返せよ

早速 打とう ぜ

一 局 千 円

賭け なし で 打とう

なん だって 囲碁 部 だ もん な

俺 白 で いい の か

いいよどっち だって ずる は なし だ ぜ 三谷 さ あって ね …

三谷 !

筒井 さん

三谷 囲碁 部 に 入るって もう ずる は し ないって な ? 何 だ よ ?

この 前 二手 打ち させた こと まだ 念 に 持って いる の か

あんな の 引っかかる 方 が 間抜けな んだ よ

聞いた よ 進藤 君 から

君 整地 を ごまかして たん だって

それ だけ じゃ ない ぜ

石 を ずらしたり 石 を ポケット に 隠し持って て

整地 の 時 に 使ったり な

もう 負け なし だ ぜ

言う だけ だ よ こいつ 性格 ひねくれて る から

わざと こんな こと 言う んだ

ヒカル

お 三谷 君

何 だ よ ?

今日 家庭 科 の 時間 に クッキー 焼いた の 食べる ?

はい 筒井 さん も

俺 食って いい ? 腹 へって んだ

いい けど もう ずる し ない ?

お前 皆 に 言いふらして る の ?

だって 本当の こと だろう ?

筒井 さん と あかり に 言った だけ だ よ

し ない よ ね ?

しない し ない

はい ヒカル も

Thankyou

あ は よかった これ で 大会 も オッケー ね

大会 ?

んな もん 俺 で ない ぜ

何 ? 何 言って んだ ?

大会 の ため に お前 を 誘った んだ ぜ

知る か よ

お前 は メンバー な の

もう 決まって ん の

や だ

や だ じゃ ね ー よ

筒井 さん

何とか 言って やって よ

や だって 言って る の に 無理に 出 させる こと ない よ

そんな

今 から 誰 か を 捕まえる なんて 無理だ よ

大会 まで もう 日 が ないって いう の に 打倒 海 王 は どう なっちゃ うか よ ! 彼 が 出たって 海 王 に 勝てる わけじゃ ない よ 海 王って すごく 強い んだ 高 が 中学生 の 部活 だ お前 なんか 話 に なら ない くらい 海 王 は 強いよ

でも 筒井 さん 前 の 大会 で 海 王 に 勝った じゃ ない か

あれ は … だって 相手 の ボカ で …

何 だ よ

そんな 相手 に 俺 じゃ 話 に なら ないって 海 王 に 勝って 見せよう か 三谷 …

大会 に 出て くれる んだ !

あんた の 目の前 で 勝って やる よ

海 王 の レベル を 知ら ない んだ 笑っちゃ うよ

言った ろ

俺 は 負け なし だ ぜ

おい

始める ぞ

まさか …

海 王 相手 に いかさま やる 気 か

海 王 なら 気付く

そんな こと に なったら

葉 瀬 中 の 囲碁 部 は … どう なる んだ

や ー こりゃ 参った ね

いや 参りました ありがとう ございました

検討 はなし に して いい か

やはり はっきり さ せて おいた 方 が いい だろう

大会 も 近い

もう じき 尹 先生 から 選手 の 発表 も ある だろう

その 時 に 大将 が 誰 に 決まって も 皆 が 騒が ない ように

俺 と 塔 矢 の 実力 の 差 を

はっきり さ せて おいた 方 が いい と いう こと だ

おい

塔 矢

はい

一 局 打とう

初手 合 だ 互先 で いい な ?

はい

先輩

大会 の 大将 ・ 副将 ・ 三 将って やっぱり 実力 順な ん す か そう じゃ ない チーム も ある けど 普通 は そう だ な 自分 の 対局 に 集中 しましょう は い 進藤 もう すぐだ

もう すぐ 君 を …

捕まえる !

塔 矢 葉 瀬 中 から 大会 の 申込 書 が 届いた

見た まえ

進藤 が 三 将 ?

作戦 と して 大将 ・ 副将 ・ 三 将 を

実力 順に して こ ない こと も ある

おそらく その 三谷 と いう 子 が 実力 的に は 一 番 下 な のだろう

初め から 大将 戦 を 捨てる こと で

残り 二 つ を 確実に 取ろう と いう わけだ

そして 部長 と いう こと で 三 年生 の 筒井 と いう 子 が 副将

進藤 が 三 将 と いった ところ だろう

先生 僕 を 三 将 に して ください

先生 !

考え させて くれ

確かに あの 進藤 と 渡り 合える の は

君 しか いない と 思って いる よろしく お 願い します ありません ありがとう ございました 差 は 歴然 だ な

とんで も ありません 予想 以上 の お 力 でした 結局 力負け した か

読み が 違う な

中央 を 頑張り すぎ だ

断 点 が 負担 で もた ない でしょう

苦し紛れに ここ を ついて

後 は もう 攻められっぱなし だ 何も さ せて もらえ なかった が プロ を あきらめて 正解 だった な

皆 ちょっと 手 を 止めて 聞いて くれ

今度 の 大会 だ が 他校 の 申込 書 も 集まって きて いる

遅く なった が うち の メンバー を 発表 する

まず 男子

大将

一 年 塔 矢

副将

三 年 岸本

三 将

三 年 久野

続いて 女子

先生 !

僕 を 三 将 に して くださる ので は なかった のです か !

先生 !

おはよう ございます 桑原 先生

おう ~ 久しぶりだ ね 顔 を 合わせる の は

ちょうど いい 挨拶 して おこう か

来月 の 碁 聖戦 君 へ の 挑戦 者 は わし に 決まった よ

ま ぁ 一 つ よろしく

存じて おります よ 緒方 君 を 力 碁 で ねじ伏せた そうです ね その お 年 で よくぞ 感服 します よ おいおい 君 とて けして 若く ない じゃ ない か タイトル を 四 つ も 五 つ も 持っていく くせ に

五 つ 目 は 先生 が お 持ち の を いただきたい が しかし 若い 連中 は ふがいない ね ー タイトル を 取って も すぐ 別の 者 に 奪わ れる

新入 段 者 も ここ 数 年 ぱっと し ない

院生 の レベル も 下がって る んじゃ ない の か

君 の 息子 さん は どう して る ?

院生 じゃ ない だって ね ?

私 と よく 打ってます し 家 に 来る 棋士 と も 打ってます 碁 の 勉強 に は 事欠きません プロ 試験 は まだ 受け ない の ? ええ

息子 は 今 中学校 の 囲碁 部 に います よ 海 王 中 で 囲碁 部 に 入った と 聞いた 時 私 は 何も 言わ なかった お前 の 存在 が 部 の 励み に なる と 校長 先生 に 言わ れた 事 が あり

お前 に 好きに さ せた

だが 大会 に 出る と は どう いう わけだ ?

お前 の 腕 で 中学 の 部活 の 大会 に 出る など

いかにも 配慮 に 欠けよう

今 の 僕 に は 周り を 思いやる 余裕 は ありません 進藤 ヒカル が 部活 で 大会 に 出る と いう 限り 僕 は 彼 を 追う だけ です

お 父さん 生意気に 聞こえる かも しれません が 僕 の 目標 は お 父さん です 僕 は その 自身 と 自負 を 僕 自身 の 努力 で 培って きた

まっすぐ 歩いて いけば いい と 思って いた

まっすぐ 歩いて いけば それ で 神 の 一 手 に 近づく のだ と

でも 違った

僕 は 手 も 足 も 出 なかった

進藤 ヒカル に

お 父さん と も 違う 緒方 さん と も 違う

彼 の 存在 が 僕 に 重く のしかかる

今 は 彼 を 追う こと だけ しか 僕 の 頭 に は ない のです

恐れ ながら も 立ち向かって いく の か

それ こと が 人 を 成長 さ せる

以前 の お前 に は なかった こと だ

震え ながら 追い おびえ ながら も 挑もう と する

今 の お前 こそ が 神 の 一 手 に 近づいて いく

先生 !

僕 を 三 将 に して くださる ので は なかった のです か

進藤 の 相手 は 僕 だ と 先生 も おっしゃった じゃ ありません か 僕 は 僕 は 彼 と 戦う ため に

塔 矢

これ は 中学校 の 部活 だ

私 は 一 番 強い 者 が 大将 やる べきだ と 考えて いる

先生

それ だけ で は ない

特に 海 王 囲碁 部 は 他校 の 規範 と なる 存在 で も ある

確かに 葉 瀬 中 の 進藤 と 戦える の は 君 しか いない と 言った しかし ここ は 教育 の 場 だ

私 は 教師 と して 自分 の 筋 は 曲げ ない

大将 は 君 だ

そんな …

一 度 で いい …

この 大会 …

一 度 きり で … いい んだ

この 大会 が 終わったら 僕 は 部 を やめます 先生 僕 は ! 先生 !

塔 矢 …

おい 三谷

よかった 来 ない んじゃ ない か と 思った ぜ

海 王 に 恐れ を なして さ

バカ 言え

その 黒 逃げて も いい こと ない ぜ

逃げる と もう 一方 の 黒 が 取ら れちゃ う ぞ

うるさい !

筒井 さん …

三谷 お前って そんなに 強い のに どうして ずる なんか して た んだ よ あいた いた

あかり お前 来 なく たって いい のに

どうせ 見て も 分か ん ない だろう

そんな こと ない もん

最近 筒井 さん が 教えて くれて

石 を 取ったり 地 を 数える ぐらい は できる の よ

何 よ せっかく お 弁当 作って きた のに

お前 偉い !

あっね ー 三谷 君 も 藤崎 さん 荷物 を 置く 控え室 教えて あげる よ ありがとう

三谷 打とう ぜ

パス

大丈夫です かね このまま で

お ? 葉 瀬 中 の 進藤 だ

え ?

進藤 ?

葉 瀬 の ?

前 の 大会 で 海 王 に 勝った んだ よ 彼 は

小学 六 年生 だった の に 中学生 の ふり して 参加 した んだ が

見事な 打ち まわし で 見て いる 人 は 感心 しきりだった んだ

こまった な …

困る こと ありません よ とにかく 全力 で 出す だけ でしょ まあ そう だ な

全力 全力 !

まず 一 回 戦 の 三 将 を 撃破 して

そんなに 簡単に 行きます ? ヒカル

相手 も 全力 で 来る んです よ

うるさい な 俺 の 目標 は 海 王 な んだ よ

一 回 戦 で 負けて らん ない んだ

ね 二 回 戦 の 海 王 だって 全力 で ぶつかれば

もし かして

海 王 の 三 将 だって 全力 で 来ますって ば ヒカル あ ~ 海 王 戦 が 楽しみだ 海 王 の 三 将って どんな 奴 かな 僕 だ よ 海 王 の 三 将 は 僕 だ

進藤

塔 矢 ?

何で … お前 が …

君 は 僕 と 打た ない と 言った の を 覚えて いる か

そして 囲碁 部 で 大会 に 出る んだ と

やっと ここ まで 来た

塔 矢

お前 は …

佐 為 を 追って …


Hikaru no go episode 12 (audio +subtitle) hikaru||||| Hikaru no go Folge 12 (Audio+Untertitel) Hikaru no go episode 12 (audio +subtitle) Hikaru no go episodio 12 (audio+subtítulos) Hikaru no go épisode 12 (audio+sous-titre) Hikaru no go episódio 12 (áudio+subtítulo) Hikaru no go эпизод 12 (аудио+субтитры)

平安 時代 の 碁 打ち 藤原 佐 為 は へいあん|じだい||ご|うち|ふしわら|たすく|ため| Go hitting in the Heian period Fujiwara-no-Sai

遥かな 時 を 越えて はるかな|じ||こえて Beyond the distant time

進藤 ヒカル の 心 に 蘇った しんどう|||こころ||よみがえった Revived in the heart of Hikaru Shindo

「 神 の 一 手 」 を 極める ため に かみ||ひと|て||きわめる|| To master "God's move"

コミ を 入れて 十二 目 半 の 差 こみ||いれて|じゅうに|め|はん||さ Twelve-and-a-half difference with Komi

俺 の 勝ち だ おれ||かち| I won

あん ちゃん 一万 円 出し な ||いちまん|えん|だし| Anchan, don't pay 10,000 yen

お 望み 通り 理科 室 に 来た ぜ |のぞみ|とおり|りか|しつ||きた| I came to the science room as you wished

一万 円 くれよ いちまん|えん| Give me 10,000 yen

囲碁 部 に 入るって 言わ なきゃ だめだ 入る だろう ? いご|ぶ||はいる って|いわ|||はいる| You have to tell me to join the Go club, right? 入る だけ なら 入って やる さ はいる|||はいって|| If you just enter, I'll enter

どの 道 あの 碁 会所 に は もう 行け ねぇ しな |どう||ご|かいしょ||||いけ|| Which way can't I go to that Go meeting place anymore?

二十 円 を 返せよ にじゅう|えん||かえせよ Return 20 yen

早速 打とう ぜ さっそく|だとう|

一 局 千 円 ひと|きょく|せん|えん

賭け なし で 打とう かけ|||だとう

なん だって 囲碁 部 だ もん な ||いご|ぶ|||

俺 白 で いい の か おれ|しろ||||

いいよどっち だって ずる は なし だ ぜ 三谷 いい よ どっち|||||||みたに さ あって ね …

三谷 ! みたに

筒井 さん つつい|

三谷 囲碁 部 に 入るって もう ずる は し ないって な ? みたに|いご|ぶ||はいる って|||||ない って| 何 だ よ ? なん||

この 前 二手 打ち させた こと まだ 念 に 持って いる の か |ぜん|ふたて|うち|さ せた|||ねん||もって|||

あんな の 引っかかる 方 が 間抜けな んだ よ ||ひっかかる|かた||まぬけな||

聞いた よ 進藤 君 から きいた||しんどう|きみ|

君 整地 を ごまかして たん だって きみ|せいち||||

それ だけ じゃ ない ぜ

石 を ずらしたり 石 を ポケット に 隠し持って て いし|||いし||ぽけっと||かくしもって|

整地 の 時 に 使ったり な せいち||じ||つかったり|

もう 負け なし だ ぜ |まけ|||

言う だけ だ よ こいつ 性格 ひねくれて る から いう|||||せいかく|||

わざと こんな こと 言う んだ |||いう|

ヒカル

お 三谷 君 |みたに|きみ

何 だ よ ? なん||

今日 家庭 科 の 時間 に クッキー 焼いた の 食べる ? きょう|かてい|か||じかん||くっきー|やいた||たべる

はい 筒井 さん も |つつい||

俺 食って いい ? おれ|くって| 腹 へって んだ はら||

いい けど もう ずる し ない ?

お前 皆 に 言いふらして る の ? おまえ|みな||いいふらして||

だって 本当の こと だろう ? |ほんとうの||

筒井 さん と あかり に 言った だけ だ よ つつい|||||いった|||

し ない よ ね ?

しない し ない し ない||

はい ヒカル も

Thankyou thankyou

あ は よかった これ で 大会 も オッケー ね |||||たいかい|||

大会 ? たいかい

んな もん 俺 で ない ぜ ||おれ|||

何 ? なん 何 言って んだ ? なん|いって|

大会 の ため に お前 を 誘った んだ ぜ たいかい||||おまえ||さそった||

知る か よ しる||

お前 は メンバー な の おまえ||めんばー||

もう 決まって ん の |きまって||

や だ

や だ じゃ ね ー よ ||||-|

筒井 さん つつい|

何とか 言って やって よ なんとか|いって||

や だって 言って る の に 無理に 出 させる こと ない よ ||いって||||むりに|だ|さ せる|||

そんな

今 から 誰 か を 捕まえる なんて 無理だ よ いま||だれ|||つかまえる||むりだ|

大会 まで もう 日 が ないって いう の に 打倒 海 王 は どう なっちゃ うか よ ! たいかい|||ひ||ない って||||だとう|うみ|おう||||| 彼 が 出たって 海 王 に 勝てる わけじゃ ない よ 海 王って すごく 強い んだ 高 が 中学生 の 部活 だ かれ||でた って|うみ|おう||かてる||||うみ|おう って||つよい||たか||ちゅうがくせい||ぶかつ| お前 なんか 話 に なら ない くらい 海 王 は 強いよ おまえ||はなし|||||うみ|おう||しいよ

でも 筒井 さん 前 の 大会 で 海 王 に 勝った じゃ ない か |つつい||ぜん||たいかい||うみ|おう||かった|||

あれ は … だって 相手 の ボカ で … |||あいて|||

何 だ よ なん||

そんな 相手 に 俺 じゃ 話 に なら ないって 海 王 に 勝って 見せよう か |あいて||おれ||はなし|||ない って|うみ|おう||かって|みせよう| 三谷 … みたに

大会 に 出て くれる んだ ! たいかい||でて||

あんた の 目の前 で 勝って やる よ ||めのまえ||かって||

海 王 の レベル を 知ら ない んだ 笑っちゃ うよ うみ|おう||れべる||しら|||わらっちゃ|

言った ろ いった|

俺 は 負け なし だ ぜ おれ||まけ|||

おい

始める ぞ はじめる|

まさか …

海 王 相手 に いかさま やる 気 か うみ|おう|あいて||||き|

海 王 なら 気付く うみ|おう||きづく

そんな こと に なったら

葉 瀬 中 の 囲碁 部 は … どう なる んだ は|せ|なか||いご|ぶ||||

や ー こりゃ 参った ね |-||まいった|

いや 参りました |まいり ました ありがとう ございました

検討 はなし に して いい か けんとう|||||

やはり はっきり さ せて おいた 方 が いい だろう |||||かた|||

大会 も 近い たいかい||ちかい

もう じき 尹 先生 から 選手 の 発表 も ある だろう ||いん|せんせい||せんしゅ||はっぴょう|||

その 時 に 大将 が 誰 に 決まって も 皆 が 騒が ない ように |じ||たいしょう||だれ||きまって||みな||さわが||

俺 と 塔 矢 の 実力 の 差 を おれ||とう|や||じつりょく||さ|

はっきり さ せて おいた 方 が いい と いう こと だ ||||かた||||||

おい

塔 矢 とう|や

はい

一 局 打とう ひと|きょく|だとう

初手 合 だ 互先 で いい な ? しょて|ごう||ごさき|||

はい

先輩 せんぱい

大会 の 大将 ・ 副将 ・ 三 将って やっぱり 実力 順な ん す か そう じゃ ない チーム も ある けど 普通 は そう だ な たいかい||たいしょう|ふくしょう|みっ|すすむ って||じつりょく|じゅんな|||||||ちーむ||||ふつう|||| 自分 の 対局 に 集中 しましょう は い じぶん||たいきょく||しゅうちゅう|し ましょう|| 進藤 もう すぐだ しんどう||

もう すぐ 君 を … ||きみ|

捕まえる ! つかまえる

塔 矢 葉 瀬 中 から 大会 の 申込 書 が 届いた とう|や|は|せ|なか||たいかい||もうしこみ|しょ||とどいた

見た まえ みた|

進藤 が 三 将 ? しんどう||みっ|すすむ

作戦 と して 大将 ・ 副将 ・ 三 将 を さくせん|||たいしょう|ふくしょう|みっ|すすむ|

実力 順に して こ ない こと も ある じつりょく|じゅんに||||||

おそらく その 三谷 と いう 子 が 実力 的に は 一 番 下 な のだろう ||みたに|||こ||じつりょく|てきに||ひと|ばん|した||

初め から 大将 戦 を 捨てる こと で はじめ||たいしょう|いくさ||すてる||

残り 二 つ を 確実に 取ろう と いう わけだ のこり|ふた|||かくじつに|とろう|||

そして 部長 と いう こと で 三 年生 の 筒井 と いう 子 が 副将 |ぶちょう|||||みっ|ねんせい||つつい|||こ||ふくしょう

進藤 が 三 将 と いった ところ だろう しんどう||みっ|すすむ||||

先生 僕 を 三 将 に して ください せんせい|ぼく||みっ|すすむ|||

先生 ! せんせい

考え させて くれ かんがえ|さ せて|

確かに あの 進藤 と 渡り 合える の は たしかに||しんどう||わたり|あえる||

君 しか いない と 思って いる よろしく お 願い します ありません ありがとう ございました きみ||||おもって||||ねがい|し ます|あり ませ ん|| 差 は 歴然 だ な さ||れきぜん||

とんで も ありません 予想 以上 の お 力 でした ||あり ませ ん|よそう|いじょう|||ちから| 結局 力負け した か けっきょく|ちからまけ||

読み が 違う な よみ||ちがう|

中央 を 頑張り すぎ だ ちゅうおう||がんばり||

断 点 が 負担 で もた ない でしょう だん|てん||ふたん||||

苦し紛れに ここ を ついて くるしまぎれに|||

後 は もう 攻められっぱなし だ 何も さ せて もらえ なかった が あと|||せめ られ っぱなし||なにも||||| プロ を あきらめて 正解 だった な ぷろ|||せいかい||

皆 ちょっと 手 を 止めて 聞いて くれ みな||て||とどめて|きいて|

今度 の 大会 だ が 他校 の 申込 書 も 集まって きて いる こんど||たいかい|||たこう||もうしこみ|しょ||あつまって||

遅く なった が うち の メンバー を 発表 する おそく|||||めんばー||はっぴょう|

まず 男子 |だんし

大将 たいしょう

一 年 塔 矢 ひと|とし|とう|や

副将 ふくしょう

三 年 岸本 みっ|とし|きしもと

三 将 みっ|すすむ

三 年 久野 みっ|とし|くの

続いて 女子 つづいて|じょし

先生 ! せんせい

僕 を 三 将 に して くださる ので は なかった のです か ! ぼく||みっ|すすむ||||||||

先生 ! せんせい

おはよう ございます 桑原 先生 ||くわばら|せんせい

おう ~ 久しぶりだ ね 顔 を 合わせる の は |ひさしぶりだ||かお||あわせる||

ちょうど いい 挨拶 して おこう か ||あいさつ|||

来月 の 碁 聖戦 君 へ の 挑戦 者 は わし に 決まった よ らいげつ||ご|せいせん|きみ|||ちょうせん|もの||||きまった|

ま ぁ 一 つ よろしく ||ひと||

存じて おります よ 緒方 君 を 力 碁 で ねじ伏せた そうです ね ぞんじて|おり ます||おがた|きみ||ちから|ご||ねじふせた|そう です| その お 年 で よくぞ 感服 します よ おいおい 君 とて けして 若く ない じゃ ない か ||とし|||かんぷく|し ます|||きみ|||わかく|||| タイトル を 四 つ も 五 つ も 持っていく くせ に たいとる||よっ|||いつ|||もっていく||

五 つ 目 は 先生 が お 持ち の を いただきたい が しかし 若い 連中 は ふがいない ね ー いつ||め||せんせい|||もち|||いただき たい|||わかい|れんちゅう||||- タイトル を 取って も すぐ 別の 者 に 奪わ れる たいとる||とって|||べつの|もの||うばわ|

新入 段 者 も ここ 数 年 ぱっと し ない しんにゅう|だん|もの|||すう|とし|||

院生 の レベル も 下がって る んじゃ ない の か いんせい||れべる||さがって|||||

君 の 息子 さん は どう して る ? きみ||むすこ|||||

院生 じゃ ない だって ね ? いんせい||||

私 と よく 打ってます し 家 に 来る 棋士 と も 打ってます 碁 の 勉強 に は 事欠きません プロ 試験 は まだ 受け ない の ? わたくし|||うって ます||いえ||くる|きし|||うって ます|ご||べんきょう|||ことかき ませ ん|ぷろ|しけん|||うけ|| ええ

息子 は 今 中学校 の 囲碁 部 に います よ 海 王 中 で 囲碁 部 に 入った と 聞いた 時 私 は 何も 言わ なかった むすこ||いま|ちゅうがっこう||いご|ぶ||い ます||うみ|おう|なか||いご|ぶ||はいった||きいた|じ|わたくし||なにも|いわ| お前 の 存在 が 部 の 励み に なる と 校長 先生 に 言わ れた 事 が あり おまえ||そんざい||ぶ||はげみ||||こうちょう|せんせい||いわ||こと||

お前 に 好きに さ せた おまえ||すきに||

だが 大会 に 出る と は どう いう わけだ ? |たいかい||でる|||||

お前 の 腕 で 中学 の 部活 の 大会 に 出る など おまえ||うで||ちゅうがく||ぶかつ||たいかい||でる|

いかにも 配慮 に 欠けよう |はいりょ||かけよう

今 の 僕 に は 周り を 思いやる 余裕 は ありません 進藤 ヒカル が 部活 で 大会 に 出る と いう 限り いま||ぼく|||まわり||おもいやる|よゆう||あり ませ ん|しんどう|||ぶかつ||たいかい||でる|||かぎり 僕 は 彼 を 追う だけ です ぼく||かれ||おう||

お 父さん 生意気に 聞こえる かも しれません が 僕 の 目標 は お 父さん です |とうさん|なまいきに|きこえる||しれ ませ ん||ぼく||もくひょう|||とうさん| 僕 は その 自身 と 自負 を 僕 自身 の 努力 で 培って きた ぼく|||じしん||じふ||ぼく|じしん||どりょく||つちかって|

まっすぐ 歩いて いけば いい と 思って いた |あるいて||||おもって|

まっすぐ 歩いて いけば それ で 神 の 一 手 に 近づく のだ と |あるいて||||かみ||ひと|て||ちかづく||

でも 違った |ちがった

僕 は 手 も 足 も 出 なかった ぼく||て||あし||だ|

進藤 ヒカル に しんどう||

お 父さん と も 違う 緒方 さん と も 違う |とうさん|||ちがう|おがた||||ちがう

彼 の 存在 が 僕 に 重く のしかかる かれ||そんざい||ぼく||おもく|

今 は 彼 を 追う こと だけ しか 僕 の 頭 に は ない のです いま||かれ||おう||||ぼく||あたま||||

恐れ ながら も 立ち向かって いく の か おそれ|||たちむかって|||

それ こと が 人 を 成長 さ せる |||じん||せいちょう||

以前 の お前 に は なかった こと だ いぜん||おまえ|||||

震え ながら 追い おびえ ながら も 挑もう と する ふるえ||おい||||いどもう||

今 の お前 こそ が 神 の 一 手 に 近づいて いく いま||おまえ|||かみ||ひと|て||ちかづいて|

先生 ! せんせい

僕 を 三 将 に して くださる ので は なかった のです か ぼく||みっ|すすむ||||||||

進藤 の 相手 は 僕 だ と 先生 も おっしゃった じゃ ありません か 僕 は しんどう||あいて||ぼく|||せんせい||||あり ませ ん||ぼく| 僕 は 彼 と 戦う ため に ぼく||かれ||たたかう||

塔 矢 とう|や

これ は 中学校 の 部活 だ ||ちゅうがっこう||ぶかつ|

私 は 一 番 強い 者 が 大将 やる べきだ と 考えて いる わたくし||ひと|ばん|つよい|もの||たいしょう||||かんがえて|

先生 せんせい

それ だけ で は ない

特に 海 王 囲碁 部 は 他校 の 規範 と なる 存在 で も ある とくに|うみ|おう|いご|ぶ||たこう||きはん|||そんざい|||

確かに 葉 瀬 中 の 進藤 と 戦える の は 君 しか いない と 言った しかし たしかに|は|せ|なか||しんどう||たたかえる|||きみ||||いった| ここ は 教育 の 場 だ ||きょういく||じょう|

私 は 教師 と して 自分 の 筋 は 曲げ ない わたくし||きょうし|||じぶん||すじ||まげ|

大将 は 君 だ たいしょう||きみ|

そんな …

一 度 で いい … ひと|たび||

この 大会 … |たいかい

一 度 きり で … いい んだ ひと|たび||||

この 大会 が 終わったら 僕 は 部 を やめます 先生 僕 は ! |たいかい||おわったら|ぼく||ぶ||やめ ます|せんせい|ぼく| 先生 ! せんせい

塔 矢 … とう|や

おい 三谷 |みたに

よかった 来 ない んじゃ ない か と 思った ぜ |らい||||||おもった|

海 王 に 恐れ を なして さ うみ|おう||おそれ|||

バカ 言え ばか|いえ

その 黒 逃げて も いい こと ない ぜ |くろ|にげて|||||

逃げる と もう 一方 の 黒 が 取ら れちゃ う ぞ にげる|||いっぽう||くろ||とら|||

うるさい !

筒井 さん … つつい|

三谷 お前って そんなに 強い のに どうして ずる なんか して た んだ よ みたに|おまえ って||つよい|||||||| あいた いた

あかり お前 来 なく たって いい のに |おまえ|らい||||

どうせ 見て も 分か ん ない だろう |みて||わか|||

そんな こと ない もん

最近 筒井 さん が 教えて くれて さいきん|つつい|||おしえて|

石 を 取ったり 地 を 数える ぐらい は できる の よ いし||とったり|ち||かぞえる|||||

何 よ せっかく お 弁当 作って きた のに なん||||べんとう|つくって||

お前 偉い ! おまえ|えらい

あっね ー 三谷 君 も 藤崎 さん 荷物 を 置く 控え室 教えて あげる よ あっ ね|-|みたに|きみ||ふじさき||にもつ||おく|ひかえしつ|おしえて|| ありがとう

三谷 打とう ぜ みたに|だとう|

パス ぱす

大丈夫です かね このまま で だいじょうぶです|||

お ? 葉 瀬 中 の 進藤 だ は|せ|なか||しんどう|

え ?

進藤 ? しんどう

葉 瀬 の ? は|せ|

前 の 大会 で 海 王 に 勝った んだ よ 彼 は ぜん||たいかい||うみ|おう||かった|||かれ|

小学 六 年生 だった の に 中学生 の ふり して 参加 した んだ が しょうがく|むっ|ねんせい||||ちゅうがくせい||||さんか|||

見事な 打ち まわし で 見て いる 人 は 感心 しきりだった んだ みごとな|うち|||みて||じん||かんしん||

こまった な …

困る こと ありません よ とにかく 全力 で 出す だけ でしょ こまる||あり ませ ん|||ぜんりょく||だす|| まあ そう だ な

全力 全力 ! ぜんりょく|ぜんりょく

まず 一 回 戦 の 三 将 を 撃破 して |ひと|かい|いくさ||みっ|すすむ||げきは|

そんなに 簡単に 行きます ? |かんたんに|いき ます ヒカル

相手 も 全力 で 来る んです よ あいて||ぜんりょく||くる||

うるさい な 俺 の 目標 は 海 王 な んだ よ ||おれ||もくひょう||うみ|おう|||

一 回 戦 で 負けて らん ない んだ ひと|かい|いくさ||まけて|||

ね 二 回 戦 の 海 王 だって 全力 で ぶつかれば |ふた|かい|いくさ||うみ|おう||ぜんりょく||

もし かして

海 王 の 三 将 だって 全力 で 来ますって ば ヒカル あ ~ 海 王 戦 が 楽しみだ うみ|おう||みっ|すすむ||ぜんりょく||き ます って||||うみ|おう|いくさ||たのしみだ 海 王 の 三 将って どんな 奴 かな 僕 だ よ うみ|おう||みっ|すすむ って||やつ||ぼく|| 海 王 の 三 将 は 僕 だ うみ|おう||みっ|すすむ||ぼく|

進藤 しんどう

塔 矢 ? とう|や

何で … お前 が … なんで|おまえ|

君 は 僕 と 打た ない と 言った の を 覚えて いる か きみ||ぼく||うた|||いった|||おぼえて||

そして 囲碁 部 で 大会 に 出る んだ と |いご|ぶ||たいかい||でる||

やっと ここ まで 来た |||きた

塔 矢 とう|や

お前 は … おまえ|

佐 為 を 追って … たすく|ため||おって