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Fate/stay night [Unlimited Blade Works], Fate/stay night: Unlimited Blade Works Episode 0 (1)

Fate /stay night : Unlimited Blade Works Episode 0 (1)

いって らっしゃい ませ お 父 様

うるさい 止まれ

なに よ もう …

昨日 は 遅く まで やって た んだ から もう ちょっと

もう 融通 の 効か ない やつ

そう だ ペンダント

まだ 始まった わけじゃ ない けど

用心 に 越した こと は ない か

なんだ ろ 生徒 一 人 も 見かけ ない と か

静か すぎる んです けど

まっ こういう 日 も ある か

あれ 遠 坂

今朝 は 一 段 と 早い の ね

やっぱり そう きた か

おはよう 今日 も 寒い ね こりゃ

おはよう 美 綴 さん

つか ぬ こと を 聞く けど 今 何 時 だ か 分かる ?

何 時 って 7 時 前 じゃ ない

遠 坂 寝ぼけて る ?

うち の 時計 一 時間 早かった みたい

しかも 軒並み

目覚まし時計 は おろか 柱 時計 まで きっかり

あの ペンダント を 見つけた 矢先 って まさか 父さん の 仕業 ?

遠 坂 ?

美 綴 さん は 今日 も 朝 練 ?

ええ うまい の が 一 人 減った から ね

新入 生 獲得 に 備えて すこし ぐらい 見栄え よく し ない と

主将 と も なる と 気苦労 が 絶え ない の ね

ついで だ から 見て く 朝 練

ほん と 見て いか ない の ?

見て も 分から ない もの

遠く から 眺めて る 分 に は いい けど ね

おはよう ございます 主将

おはよう 間 桐

今朝 は 一 人 ?

はい 力 に なれ ず 申し訳 あり ませ ん

い いって い いって

本人 が やり た がら ない なら 無理 さ せて も 仕方 が ない し

それ じゃ 失礼 する わ

また あと で ね 美 綴 さん

ああ また あと で ね 遠 坂

お 疲れ 様 です 遠 坂 先輩

あり が と 桜 も しっかり ね

や あ 遠 坂 おはよう

朝 から 君 に 会える なんて ついて る なあ

おはよう 間 桐 慎 二 くん 今日 は 早い の ね

当たり前だ ろ 主将 な んだ から

副 部長 でしょう が …

それ じゃ

ちょっと 待てよ

見学 して け よ 朝 練

遠慮 して おく わ

朝 の 練習 の 邪魔 を し たく ない もの

そんな の 構わ ない さ

だから 邪魔 を する 気 は ない って 言って る でしょう

それ に 私 別 に 弓道 に 興味 が ある わけじゃ ない から

なんだ よ 遠 坂

弓道 に 興味 は なかった の か

勘違い して たよ

遠 坂 は 弓 が 好きだ から 放課後 見 に 来て る と 思って た けど

そう か 目当て は 別に あった んだ ね

離れて くれ ない かしら 間 桐 くん

いい 間 桐 くん

私 は 弓道 に 興味 が ない 以上 に あなた に 興味 は ない って 言って いる の よ

実際 あなた が 射場 に いた なんて 今 初めて 知った ぐらい だし

きっと これ から も 目 に 入ら ない わ

な … なんだ と

遠 坂 お前 …

自 意識 過剰な の も 結構だ けど

程々に して おいた ほう が いい わ よ

あれ 遠 坂 さん だ お っは よ ー う

おはよう ございます 藤村 先生

遠 坂 …

あら 生徒 会長

こんな 朝 早く から 校舎 の 見回り ?

それとも 各 部室 の 手入れ かしら

どっち で も いい けど 相変わらず まめ ね

そういう お前 こそ 何 を 企んで いる ?

部 活動 も して い ない お前 が こんな 早く に 何の 用 か

ただ の 気まぐれ よ

一成 修理 終わった ぞ

と 悪い 頼んだ の は こっち な のに

衛 宮 に 任せ きり に して しまった 許せ

で 次 は どこ だ よ あまり 時間 ない ぞ

ああ 次 は 視聴覚 室 だ

前 から 調子 が 悪かった そう な んだ が

この度 ついに 天寿 を 全うさ れた

天寿 を 全うして たら 直せ ないだ ろ

買い 直した ほう が 早い ぞ

そう な んだ が 一応 見て くれる と 助かる

俺 から 見れば 臨終 だ が お前 から 見れば 仮病 かも しれ ん

そう か なら 試そう

朝 早い んだ な 遠 坂

今 の 挨拶 の つもりな の か な

あ … あの 遠 坂 さん

よ … よかったら お 昼 ごはん 一緒に 食べ ませ ん か

ありがとう 三枝 さん

けど ごめんなさい 私 今日 は 学 食 な んです

今朝 は 寝過ごして しまった もの で

あ そう な んです か

ごめんなさい そう と も 知ら ず 呼び止めて しまって

これ に 懲り ず また 声 を かけて ください

はい で も 遠 坂 さん も 寝過ごす こと が ある んです ね

本当 は 寝坊 助 な んです よ 私

部活 だって 朝 起き られ ない から 入って ない んです

それ じゃ 三枝 さん も ご ゆっくり

はい 遠 坂 さん も

お 振ら れた ね 由紀 っち

だから 言った でしょ 遠 坂 は 弁当 持って 来 ない って

蒔 それ は 私 たち も 食堂 に 移動 すれば いい だけ の 話 で は ?

ダメ ダメー 遠 坂 と 同席 して み なさい

男 ども の 視線 が う ざい の なんの

前 の 休み だって さ

二 人 で 遊び に 行った のに あいつ だけ 得しちゃ って さ

蒔 の 字 君 の 陰口 は 遠 坂 嬢 に 聞こえて いる ようだ が

め っちゃ 睨んで る じゃ ん あいつ

え 別に 遠 坂 さん 蒔 ちゃん を 睨んで なんか ない と 思う けど

睨んで んだ よ あれ

あいつ は 笑って る 時 が 一 番 怖い んだ から

いい じゃ ん か 愚痴 くらい

大 目 に 見ろ よ 鯛焼き 奢 って やった だろう

父さん の 遺言 に 期待 して た んだ けど なあ

昨夜 地下 室 で 厄介な 謎解き と 一緒に 見つかった 父さん の 遺品

苦労 して 開けて みれば

出て きた もの は 壊れた 触媒 らしき もの と この ペンダント

おまけに 家中 の 時計 が おかしく なる わ

これ は これ で すごい もの な んだ けど

最強の サーヴァント セイバー の 召喚 に は 役 に 立た ない の よ ね

似 非 神父 の 情報 に よれば 残る マスター は あと 二 人

悩んで いる 時間 は ない か

1 月 31 日 午後 3 時 21 分 の メッセージ です

私 だ

分かって いる と は 思う が 期限 は 明日 まで だ 凛

あまり 悠長に 構え られて は 困る

残る 席 は あと 二 つ アーチャー と セイ バー の クラス だけ だ

早々 に マスター を 揃え ねば なら ん

さっさと サーヴァント を 召喚 し 令 呪 を 開け

もっとも 聖 杯 戦争 に 参加 し ない と いう なら 話 は 別だ

命 が 惜しい の なら 早々 に 教会 に …

言わ れ なく たって 分かって る わ よ

準備 よし

時間 よし

波長 良好

私 の 魔力 が ピーク に なる 2 時 に 合わせて 召喚 する こと で

触媒 なし でも セイ バー を 手 に 入れて み せる

素 に 銀 と 鉄

礎 に 石 と 契約 の 大 公

祖 に は 我が 大師 シュバインオーグ

四方 の 門 は 閉じ 王冠 より 出 で 王国 に 至る 三 叉路 は 循環 せよ

満たせ 満たせ 満たせ 満たせ 満たせ

繰り返す つど に 五 度

ただ 満たさ れる 刻 を 破 却 する

セット

告げる

汝 の 身 は 我が 下 に 我が 命運 は 汝 の 剣 に

聖 杯 の 寄るべ に 従い

この 意 この 理 に 従う ならば 応えよ

誓い を 此処 に

我 は 常 世 総 て の 善 と 成る 者

我 は 常 世 総 て の 悪 を 敷く 者

汝 三 大 の 言 霊 を 纏う 七 天

抑止 の 輪 より 来た れ

天秤 の 守り 手 よ

完璧 間違い なく 最強の カード を 引き 当てた

はい ?

なんで よ

扉 壊れて る

ああ もう

確か うち の 時計 今日 に 限って 一 時間 早かった んだ っけ

つまり 今 は 午前 1 時 2 時 じゃ ない

また やっちゃ った

やっちゃ った こと は 仕方 が ない

でも 父さん なんという 宿題 を

それ で あんた なに ?

開口一番 それ か

これ は また とんでもない マスター に 引き 当てられた もの だ

やれやれ これ は 貧乏 くじ を 引いた かな

確認 する けど あなた は 私 の サーヴァント で 間違い ない ?

君 こそ 私 の マスター な の か

私 が 召喚 さ れた 時 に い なかった だろう

雛鳥 じゃ ある まい し

目 を 開けた 時 に しか 主 を 決め られ ない なんて 冗談 は やめて よ ね

まあ いい わ

私 が 尋ねて いる の は

あなた が ほか の 誰 で も ない この 私 の サーヴァント かって こと だけ よ

主従 関係 は 一 番 始め に はっきり さ せて おく べき もの だ も の

ああ 確かに その 意見 に は 賛成 だ

だが そもそも 君 が 私 の マスター である 証 は どこ に ある ?

ここ よ

あなた の マスター である 証 って これ でしょう

まいった な

本気で 言って いる の か お嬢さん

私 が 見 たかった の は そんな 形 だけ の もの で は なく

君 が 忠誠 を 振るう に ふさわしい 人物 か どう か だった のだ が

なに よ それ じゃあ 私 は マスター 失格 ?

いや まったく もって 不満だ が 君 を マスター と 認めよう

たが 私 に も 条件 が ある

私 は 今後 君 の 言い分 に は 従わ ない

戦闘 方針 は 私 が 決める

それ で 構わ ない な お嬢さん

そう

不満だ けど 認める くせ に

私 の 意見 は 取り合わ ない って どういう こと かしら

あなた は 私 の サーヴァント な んでしょ

ああ 形 の 上 だけ は な

故に 形式 上 は 君 に 従って やる

だが 戦う の は 私 自身 だ

君 は この 家 の 地下 に でも 隠れて

聖 杯 戦争 が 終わる まで じっと して いれば いい

それ なら 未熟な 君 でも 命 だけ は 助かる だろう

怒ら せて しまった かな

いや もちろん 君 の 立場 は 尊重 する よ

私 は マスター を 勝利 さ せる ため に 呼ば れた 者 だ から な

私 の 勝利 は 君 の もの と し

戦い で 得た もの は 全て 君 に くれて やる

それ なら 文句 は なかろう

まあ あと の こと は 私 に 任せて

自分 の 身 の 安全 を 考えた まえ

君 に は 何も 望んで い ない

あ あった ま きた ー

いい わ そんなに 言う なら 使って やろう じゃ ない

Anfang

な っ まさか

その まさか よ

この 礼儀 知ら ず

Vertrag …

Ein neuer Nagel

Ein neues Gesetz

待て 正気 か マスター

Ein neues Gesetz

そんな こと で 令 呪 を 使う やつ が …

Ein neues Verbrechen

うるさい

いい あんた は 私 の サーヴァント

なら 私 の 言い分 に は 絶対 服従 って もん でしょう

か … 考え な しか 君 は

こんな 大雑把な こと に 令 呪 を 使う など

ば … 場所 を 変える わ ついてきて

なるほど

君 の 性質 は 大体 理解 した ぞ マスター

念のため に 尋ねる が

君 は 令 呪 が どれほど 重要 か 理解 して いる の か

何 その 上 から 目線

これ の どこ が 絶対 服従 だって いう の よ

サーヴァント を 律する 三 回 きり の 命令 権 でしょ

それ が 何 よ

いいかね

令 呪 は サーヴァント を 強制 的に 行動 さ せる もの だ

たとえば 私 は ここ から 遠く の 場所 まで 瞬間 的に は 移動 でき ない

だが 令 呪 で 行け と 命じれば

それ が 私 と 君 の 魔力 で 可能 と なる

肉体 の 限界 さえ 突破 さ せる 大 魔術 の 結晶 が

三 つ の 令 呪 な のだ

まあ 今では 二 つ に 減って しまった が な

知って る わ よ そんな こと

いい じゃ ない まだ 二 つ 残って る んだ から

あなた に 命じた 規則 は 無駄じゃ なかった んだ し

確かに これ は 私 の 誤算 だった

令 呪 と いう もの は 曖昧な 命令 に は 効き が 弱く なる

君 の 先ほど の 令 呪 は まさに それ だ

全て の 言動 に 絶対 服従 など

令 呪 が 百 あって も 実現 でき ない

じゃあ 私 の さっき の 令 呪 は 無意味 って こと ?

通常 なら そう な のだ が

どうも 君 の 魔術 師 と して の 性能 は 桁 が 違った らしい

桁 が 違った ?

ああ 誤算 と いう の は それ だ

今 の 私 は 君 の 言葉 に 強い 強制 を 感じて いる

困った もの だ よ


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いって らっしゃい ませ お 父 様 ||||ちち|さま Have a nice day, Father. 父亲,祝你有美好的一天

うるさい 止まれ |とどまれ

なに よ もう … 我勒个去...

昨日 は 遅く まで やって た んだ から もう ちょっと きのう||おそく||||||| I was doing it late yesterday, so a little more 我昨天熬夜了,所以再睡一会儿

もう 融通 の 効か ない やつ |ゆうずう||きか|| The one who is no longer flexible 我不再灵活了

そう だ ペンダント ||ぺんだんと

まだ 始まった わけじゃ ない けど |はじまった||| 还没开始

用心 に 越した こと は ない か ようじん||こした|||| 你有没有太小心了?

なんだ ろ 生徒 一 人 も 見かけ ない と か ||せいと|ひと|じん||みかけ|||

静か すぎる んです けど しずか||| 太安静了

まっ こういう 日 も ある か ||ひ||| 等等,有那么一天吗?

あれ 遠 坂 |とお|さか

今朝 は 一 段 と 早い の ね けさ||ひと|だん||はやい|| 今天早上更早

やっぱり そう きた か 它到底来了吗

おはよう 今日 も 寒い ね こりゃ |きょう||さむい||

おはよう 美 綴 さん |び|つづり|

つか ぬ こと を 聞く けど 今 何 時 だ か 分かる ? ||||きく||いま|なん|じ|||わかる 我听说你不知道现在几点了,但你知道现在几点吗?

何 時 って 7 時 前 じゃ ない なん|じ||じ|ぜん|| 7 点之前是几点?

遠 坂 寝ぼけて る ? とお|さか|ねぼけて| 远坂你半睡半醒吗?

うち の 時計 一 時間 早かった みたい ||とけい|ひと|じかん|はやかった| 看来我的时钟早了一个小时

しかも 軒並み |のきなみ 而且,全面

目覚まし時計 は おろか 柱 時計 まで きっかり めざましどけい|||ちゅう|とけい|| 别说闹钟了,就连挂钟

あの ペンダント を 見つけた 矢先 って まさか 父さん の 仕業 ? |ぺんだんと||みつけた|やさき|||とうさん||しわざ 当你找到那个吊坠时,会不会是你父亲的作品?

遠 坂 ? とお|さか

美 綴 さん は 今日 も 朝 練 ? び|つづり|||きょう||あさ|ね

ええ うまい の が 一 人 減った から ね ||||ひと|じん|へった|| 是的,就是少了一个好人。

新入 生 獲得 に 備えて すこし ぐらい 見栄え よく し ない と しんにゅう|せい|かくとく||そなえて|||みばえ|||| 得好好打扮一下,准备招收新生。

主将 と も なる と 気苦労 が 絶え ない の ね しゅしょう|||||きぐろう||たえ||| 当你成为船长时,你永远不会停止担心。

ついで だ から 見て く 朝 練 |||みて||あさ|ね 之后,我会看晨练

ほん と 見て いか ない の ? ||みて||| 你真的想看看吗?

見て も 分から ない もの みて||わから|| 看也看不懂的东西

遠く から 眺めて る 分 に は いい けど ね とおく||ながめて||ぶん||||| 这对你可以从远处看到的部分很好

おはよう ございます 主将 ||しゅしょう

おはよう 間 桐 |あいだ|きり

今朝 は 一 人 ? けさ||ひと|じん

はい 力 に なれ ず 申し訳 あり ませ ん |ちから||||もうしわけ||| 是的,很抱歉我帮不了你

い いって い いって 去去去去

本人 が やり た がら ない なら 無理 さ せて も 仕方 が ない し ほんにん|||||||むり||||しかた||| 如果对方自己不想做,那也没必要勉强。

それ じゃ 失礼 する わ ||しつれい||

また あと で ね 美 綴 さん ||||び|つづり|

ああ また あと で ね 遠 坂 |||||とお|さか

お 疲れ 様 です 遠 坂 先輩 |つかれ|さま||とお|さか|せんぱい

あり が と 桜 も しっかり ね |||さくら|||

や あ 遠 坂 おはよう ||とお|さか|

朝 から 君 に 会える なんて ついて る なあ あさ||きみ||あえる||||

おはよう 間 桐 慎 二 くん 今日 は 早い の ね |あいだ|きり|まこと|ふた||きょう||はやい||

当たり前だ ろ 主将 な んだ から あたりまえだ||しゅしょう|||

副 部長 でしょう が … ふく|ぶちょう||

それ じゃ

ちょっと 待てよ |まてよ

見学 して け よ 朝 練 けんがく||||あさ|ね

遠慮 して おく わ えんりょ|||

朝 の 練習 の 邪魔 を し たく ない もの あさ||れんしゅう||じゃま|||||

そんな の 構わ ない さ ||かまわ||

だから 邪魔 を する 気 は ない って 言って る でしょう |じゃま|||き||||いって||

それ に 私 別 に 弓道 に 興味 が ある わけじゃ ない から ||わたくし|べつ||きゅうどう||きょうみ|||||

なんだ よ 遠 坂 ||とお|さか

弓道 に 興味 は なかった の か きゅうどう||きょうみ||||

勘違い して たよ かんちがい||

遠 坂 は 弓 が 好きだ から 放課後 見 に 来て る と 思って た けど とお|さか||ゆみ||すきだ||ほうかご|み||きて|||おもって||

そう か 目当て は 別に あった んだ ね ||めあて||べつに|||

離れて くれ ない かしら 間 桐 くん はなれて||||あいだ|きり|

いい 間 桐 くん |あいだ|きり|

私 は 弓道 に 興味 が ない 以上 に あなた に 興味 は ない って 言って いる の よ わたくし||きゅうどう||きょうみ|||いじょう||||きょうみ||||いって|||

実際 あなた が 射場 に いた なんて 今 初めて 知った ぐらい だし じっさい|||いば||||いま|はじめて|しった||

きっと これ から も 目 に 入ら ない わ ||||め||はいら||

な … なんだ と

遠 坂 お前 … とお|さか|おまえ

自 意識 過剰な の も 結構だ けど じ|いしき|かじょうな|||けっこうだ|

程々に して おいた ほう が いい わ よ ほどほどに|||||||

あれ 遠 坂 さん だ お っは よ ー う |とお|さか||||||-|

おはよう ございます 藤村 先生 ||ふじむら|せんせい

遠 坂 … とお|さか

あら 生徒 会長 |せいと|かいちょう

こんな 朝 早く から 校舎 の 見回り ? |あさ|はやく||こうしゃ||みまわり

それとも 各 部室 の 手入れ かしら |かく|ぶしつ||ていれ|

どっち で も いい けど 相変わらず まめ ね |||||あいかわらず||

そういう お前 こそ 何 を 企んで いる ? |おまえ||なん||たくらんで|

部 活動 も して い ない お前 が こんな 早く に 何の 用 か ぶ|かつどう|||||おまえ|||はやく||なんの|よう|

ただ の 気まぐれ よ ||きまぐれ|

一成 修理 終わった ぞ かずなり|しゅうり|おわった|

と 悪い 頼んだ の は こっち な のに |わるい|たのんだ|||||

衛 宮 に 任せ きり に して しまった 許せ まもる|みや||まかせ|||||ゆるせ

で 次 は どこ だ よ あまり 時間 ない ぞ |つぎ||||||じかん||

ああ 次 は 視聴覚 室 だ |つぎ||しちょうかく|しつ|

前 から 調子 が 悪かった そう な んだ が ぜん||ちょうし||わるかった||||

この度 ついに 天寿 を 全うさ れた このたび||てんじゅ||まっとうさ|

天寿 を 全うして たら 直せ ないだ ろ てんじゅ||まっとうして||なおせ||

買い 直した ほう が 早い ぞ かい|なおした|||はやい|

そう な んだ が 一応 見て くれる と 助かる ||||いちおう|みて|||たすかる

俺 から 見れば 臨終 だ が お前 から 見れば 仮病 かも しれ ん おれ||みれば|りんじゅう|||おまえ||みれば|けびょう|||

そう か なら 試そう |||ためそう

朝 早い んだ な 遠 坂 あさ|はやい|||とお|さか

今 の 挨拶 の つもりな の か な いま||あいさつ|||||

あ … あの 遠 坂 さん ||とお|さか|

よ … よかったら お 昼 ごはん 一緒に 食べ ませ ん か |||ひる||いっしょに|たべ|||

ありがとう 三枝 さん |さいぐさ|

けど ごめんなさい 私 今日 は 学 食 な んです ||わたくし|きょう||まな|しょく||

今朝 は 寝過ごして しまった もの で けさ||ねすごして|||

あ そう な んです か

ごめんなさい そう と も 知ら ず 呼び止めて しまって ||||しら||よびとめて|

これ に 懲り ず また 声 を かけて ください ||こり|||こえ|||

はい で も 遠 坂 さん も 寝過ごす こと が ある んです ね |||とお|さか|||ねすごす|||||

本当 は 寝坊 助 な んです よ 私 ほんとう||ねぼう|じょ||||わたくし

部活 だって 朝 起き られ ない から 入って ない んです ぶかつ||あさ|おき||||はいって||

それ じゃ 三枝 さん も ご ゆっくり ||さいぐさ||||

はい 遠 坂 さん も |とお|さか||

お 振ら れた ね 由紀 っち |ふら|||ゆき|

だから 言った でしょ 遠 坂 は 弁当 持って 来 ない って |いった||とお|さか||べんとう|もって|らい||

蒔 それ は 私 たち も 食堂 に 移動 すれば いい だけ の 話 で は ? ま|||わたくし|||しょくどう||いどう|||||はなし||

ダメ ダメー 遠 坂 と 同席 して み なさい だめ||とお|さか||どうせき|||

男 ども の 視線 が う ざい の なんの おとこ|||しせん|||||

前 の 休み だって さ ぜん||やすみ||

二 人 で 遊び に 行った のに あいつ だけ 得しちゃ って さ ふた|じん||あそび||おこなった||||とくしちゃ||

蒔 の 字 君 の 陰口 は 遠 坂 嬢 に 聞こえて いる ようだ が ま||あざ|きみ||かげぐち||とお|さか|じょう||きこえて|||

め っちゃ 睨んで る じゃ ん あいつ ||にらんで||||

え 別に 遠 坂 さん 蒔 ちゃん を 睨んで なんか ない と 思う けど |べつに|とお|さか||ま|||にらんで||||おもう|

睨んで んだ よ あれ にらんで|||

あいつ は 笑って る 時 が 一 番 怖い んだ から ||わらって||じ||ひと|ばん|こわい||

いい じゃ ん か 愚痴 くらい ||||ぐち|

大 目 に 見ろ よ 鯛焼き 奢 って やった だろう だい|め||みろ||たいやき|しゃ|||

父さん の 遺言 に 期待 して た んだ けど なあ とうさん||ゆいごん||きたい|||||

昨夜 地下 室 で 厄介な 謎解き と 一緒に 見つかった 父さん の 遺品 さくや|ちか|しつ||やっかいな|なぞとき||いっしょに|みつかった|とうさん||いひん

苦労 して 開けて みれば くろう||あけて|

出て きた もの は 壊れた 触媒 らしき もの と この ペンダント でて||||こぼれた|しょくばい|||||ぺんだんと

おまけに 家中 の 時計 が おかしく なる わ |うちじゅう||とけい||||

これ は これ で すごい もの な んだ けど

最強の サーヴァント セイバー の 召喚 に は 役 に 立た ない の よ ね さいきょうの||||しょうかん|||やく||たた||||

似 非 神父 の 情報 に よれば 残る マスター は あと 二 人 に|ひ|しんぷ||じょうほう|||のこる|ますたー|||ふた|じん

悩んで いる 時間 は ない か なやんで||じかん|||

1 月 31 日 午後 3 時 21 分 の メッセージ です つき|ひ|ごご|じ|ぶん||めっせーじ|

私 だ わたくし|

分かって いる と は 思う が 期限 は 明日 まで だ 凛 わかって||||おもう||きげん||あした|||りん

あまり 悠長に 構え られて は 困る |ゆうちょうに|かまえ|||こまる

残る 席 は あと 二 つ アーチャー と セイ バー の クラス だけ だ のこる|せき|||ふた||||せい|ばー||くらす||

早々 に マスター を 揃え ねば なら ん はやばや||ますたー||そろえ|||

さっさと サーヴァント を 召喚 し 令 呪 を 開け |||しょうかん||れい|まじない||あけ

もっとも 聖 杯 戦争 に 参加 し ない と いう なら 話 は 別だ |せい|さかずき|せんそう||さんか||||||はなし||べつだ

命 が 惜しい の なら 早々 に 教会 に … いのち||おしい|||はやばや||きょうかい|

言わ れ なく たって 分かって る わ よ いわ||||わかって|||

準備 よし じゅんび|

時間 よし じかん|

波長 良好 はちょう|りょうこう

私 の 魔力 が ピーク に なる 2 時 に 合わせて 召喚 する こと で わたくし||まりょく||ぴーく|||じ||あわせて|しょうかん|||

触媒 なし でも セイ バー を 手 に 入れて み せる しょくばい|||せい|ばー||て||いれて||

素 に 銀 と 鉄 そ||ぎん||くろがね

礎 に 石 と 契約 の 大 公 いしずえ||いし||けいやく||だい|おおやけ

祖 に は 我が 大師 シュバインオーグ そ|||わが|だいし|

四方 の 門 は 閉じ 王冠 より 出 で 王国 に 至る 三 叉路 は 循環 せよ しほう||もん||とじ|おうかん||だ||おうこく||いたる|みっ|さみち||じゅんかん|

満たせ 満たせ 満たせ 満たせ 満たせ みたせ|みたせ|みたせ|みたせ|みたせ

繰り返す つど に 五 度 くりかえす|||いつ|たび

ただ 満たさ れる 刻 を 破 却 する |みたさ||きざ||やぶ|きゃく|

セット せっと

告げる つげる

汝 の 身 は 我が 下 に 我が 命運 は 汝 の 剣 に なんじ||み||わが|した||わが|めいうん||なんじ||けん|

聖 杯 の 寄るべ に 従い せい|さかずき||よるべ||したがい

この 意 この 理 に 従う ならば 応えよ |い||り||したがう||こたえよ

誓い を 此処 に ちかい||ここ|

我 は 常 世 総 て の 善 と 成る 者 われ||とわ|よ|そう|||ぜん||なる|もの

我 は 常 世 総 て の 悪 を 敷く 者 われ||とわ|よ|そう|||あく||しく|もの

汝 三 大 の 言 霊 を 纏う 七 天 なんじ|みっ|だい||げん|れい||まとう|なな|てん

抑止 の 輪 より 来た れ よくし||りん||きた|

天秤 の 守り 手 よ てんびん||まもり|て|

完璧 間違い なく 最強の カード を 引き 当てた かんぺき|まちがい||さいきょうの|かーど||ひき|あてた

はい ?

なんで よ

扉 壊れて る とびら|こぼれて|

ああ もう

確か うち の 時計 今日 に 限って 一 時間 早かった んだ っけ たしか|||とけい|きょう||かぎって|ひと|じかん|はやかった||

つまり 今 は 午前 1 時 2 時 じゃ ない |いま||ごぜん|じ|じ||

また やっちゃ った

やっちゃ った こと は 仕方 が ない ||||しかた||

でも 父さん なんという 宿題 を |とうさん||しゅくだい|

それ で あんた なに ?

開口一番 それ か かいこういちばん||

これ は また とんでもない マスター に 引き 当てられた もの だ ||||ますたー||ひき|あてられた||

やれやれ これ は 貧乏 くじ を 引いた かな |||びんぼう|||ひいた|

確認 する けど あなた は 私 の サーヴァント で 間違い ない ? かくにん|||||わたくし||||まちがい|

君 こそ 私 の マスター な の か きみ||わたくし||ますたー|||

私 が 召喚 さ れた 時 に い なかった だろう わたくし||しょうかん|||じ||||

雛鳥 じゃ ある まい し ひなどり||||

目 を 開けた 時 に しか 主 を 決め られ ない なんて 冗談 は やめて よ ね め||あけた|じ|||おも||きめ||||じょうだん||||

まあ いい わ

私 が 尋ねて いる の は わたくし||たずねて|||

あなた が ほか の 誰 で も ない この 私 の サーヴァント かって こと だけ よ ||||だれ|||||わたくし||||||

主従 関係 は 一 番 始め に はっきり さ せて おく べき もの だ も の しゅじゅう|かんけい||ひと|ばん|はじめ||||||||||

ああ 確かに その 意見 に は 賛成 だ |たしかに||いけん|||さんせい|

だが そもそも 君 が 私 の マスター である 証 は どこ に ある ? ||きみ||わたくし||ますたー||あかし||||

ここ よ

あなた の マスター である 証 って これ でしょう ||ますたー||あかし|||

まいった な

本気で 言って いる の か お嬢さん ほんきで|いって||||おじょうさん

私 が 見 たかった の は そんな 形 だけ の もの で は なく わたくし||み|||||かた||||||

君 が 忠誠 を 振るう に ふさわしい 人物 か どう か だった のだ が きみ||ちゅうせい||ふるう|||じんぶつ||||||

なに よ それ じゃあ 私 は マスター 失格 ? ||||わたくし||ますたー|しっかく

いや まったく もって 不満だ が 君 を マスター と 認めよう |||ふまんだ||きみ||ますたー||みとめよう

たが 私 に も 条件 が ある |わたくし|||じょうけん||

私 は 今後 君 の 言い分 に は 従わ ない わたくし||こんご|きみ||いいぶん|||したがわ|

戦闘 方針 は 私 が 決める せんとう|ほうしん||わたくし||きめる

それ で 構わ ない な お嬢さん ||かまわ|||おじょうさん

そう

不満だ けど 認める くせ に ふまんだ||みとめる||

私 の 意見 は 取り合わ ない って どういう こと かしら わたくし||いけん||とりあわ|||||

あなた は 私 の サーヴァント な んでしょ ||わたくし||||

ああ 形 の 上 だけ は な |かた||うえ|||

故に 形式 上 は 君 に 従って やる ゆえに|けいしき|うえ||きみ||したがって|

だが 戦う の は 私 自身 だ |たたかう|||わたくし|じしん|

君 は この 家 の 地下 に でも 隠れて きみ|||いえ||ちか|||かくれて

聖 杯 戦争 が 終わる まで じっと して いれば いい せい|さかずき|せんそう||おわる|||||

それ なら 未熟な 君 でも 命 だけ は 助かる だろう ||みじゅくな|きみ||いのち|||たすかる|

怒ら せて しまった かな いから|||

いや もちろん 君 の 立場 は 尊重 する よ ||きみ||たちば||そんちょう||

私 は マスター を 勝利 さ せる ため に 呼ば れた 者 だ から な わたくし||ますたー||しょうり|||||よば||もの|||

私 の 勝利 は 君 の もの と し わたくし||しょうり||きみ||||

戦い で 得た もの は 全て 君 に くれて やる たたかい||えた|||すべて|きみ|||

それ なら 文句 は なかろう ||もんく||

まあ あと の こと は 私 に 任せて |||||わたくし||まかせて

自分 の 身 の 安全 を 考えた まえ じぶん||み||あんぜん||かんがえた|

君 に は 何も 望んで い ない きみ|||なにも|のぞんで||

あ あった ま きた ー ||||-

いい わ そんなに 言う なら 使って やろう じゃ ない |||いう||つかって|||

Anfang anfang

な っ まさか

その まさか よ

この 礼儀 知ら ず |れいぎ|しら|

Vertrag … vertrag

Ein neuer Nagel ein||nagel

Ein neues Gesetz ein||gesetz

待て 正気 か マスター まて|しょうき||ますたー

Ein neues Gesetz ein||gesetz

そんな こと で 令 呪 を 使う やつ が … |||れい|まじない||つかう||

Ein neues Verbrechen ein||verbrechen

うるさい

いい あんた は 私 の サーヴァント |||わたくし||

なら 私 の 言い分 に は 絶対 服従 って もん でしょう |わたくし||いいぶん|||ぜったい|ふくじゅう|||

か … 考え な しか 君 は |かんがえ|||きみ|

こんな 大雑把な こと に 令 呪 を 使う など |おおざっぱな|||れい|まじない||つかう|

ば … 場所 を 変える わ ついてきて |ばしょ||かえる||

なるほど

君 の 性質 は 大体 理解 した ぞ マスター きみ||せいしつ||だいたい|りかい|||ますたー

念のため に 尋ねる が ねんのため||たずねる|

君 は 令 呪 が どれほど 重要 か 理解 して いる の か きみ||れい|まじない|||じゅうよう||りかい||||

何 その 上 から 目線 なん||うえ||めせん

これ の どこ が 絶対 服従 だって いう の よ ||||ぜったい|ふくじゅう||||

サーヴァント を 律する 三 回 きり の 命令 権 でしょ ||りっする|みっ|かい|||めいれい|けん|

それ が 何 よ ||なん|

いいかね

令 呪 は サーヴァント を 強制 的に 行動 さ せる もの だ れい|まじない||||きょうせい|てきに|こうどう||||

たとえば 私 は ここ から 遠く の 場所 まで 瞬間 的に は 移動 でき ない |わたくし||||とおく||ばしょ||しゅんかん|てきに||いどう||

だが 令 呪 で 行け と 命じれば |れい|まじない||いけ||めいじれば

それ が 私 と 君 の 魔力 で 可能 と なる ||わたくし||きみ||まりょく||かのう||

肉体 の 限界 さえ 突破 さ せる 大 魔術 の 結晶 が にくたい||げんかい||とっぱ|||だい|まじゅつ||けっしょう|

三 つ の 令 呪 な のだ みっ|||れい|まじない||

まあ 今では 二 つ に 減って しまった が な |いまでは|ふた|||へって|||

知って る わ よ そんな こと しって|||||

いい じゃ ない まだ 二 つ 残って る んだ から ||||ふた||のこって|||

あなた に 命じた 規則 は 無駄じゃ なかった んだ し ||めいじた|きそく||むだじゃ|||

確かに これ は 私 の 誤算 だった たしかに|||わたくし||ごさん|

令 呪 と いう もの は 曖昧な 命令 に は 効き が 弱く なる れい|まじない|||||あいまいな|めいれい|||きき||よわく|

君 の 先ほど の 令 呪 は まさに それ だ きみ||さきほど||れい|まじない||||

全て の 言動 に 絶対 服従 など すべて||げんどう||ぜったい|ふくじゅう|

令 呪 が 百 あって も 実現 でき ない れい|まじない||ひゃく|||じつげん||

じゃあ 私 の さっき の 令 呪 は 無意味 って こと ? |わたくし||||れい|まじない||むいみ||

通常 なら そう な のだ が つうじょう|||||

どうも 君 の 魔術 師 と して の 性能 は 桁 が 違った らしい |きみ||まじゅつ|し||||せいのう||けた||ちがった|

桁 が 違った ? けた||ちがった

ああ 誤算 と いう の は それ だ |ごさん||||||

今 の 私 は 君 の 言葉 に 強い 強制 を 感じて いる いま||わたくし||きみ||ことば||つよい|きょうせい||かんじて|

困った もの だ よ こまった|||