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ナルト, Naruto Episode 121

Naruto Episode 121

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )

♪ ~

♪ ひからび た 言葉 を つ ない で

♪ それ でも 僕等 シンプル な

♪ 想い を 伝え たい だけ な の

♪ 吹き抜ける くす ん だ あの 日 の 風 は

♪ 昨日 の 廃虚 に 打ち捨て て

♪ 君 と 笑う 今 を 生きる の だ

♪ それ でも あの 出来事 が

♪ 君 を 苦しめる だ ろ ?

♪ だ から こそ サヨナラ な ん だ

♪ このまま 何 も 残ら ず に

♪ あなた と 分かち合う だけ

♪ やがて 僕等 は

♪ それ が 全て だ と 気 が つい て

♪ 悲しみ は 頬 を 伝って

♪ 涙 の 河 に なる だけ

♪ 揺れる 想い は 強い 渦 に なって

♪ 溶け合う の よ

♪ ~

( キバ ) 《 あっ もう 一 匹 は どこ だ ! ? 》

( 右近 ) よう 。

誰 捜し てん だ ?

( 左 近 ) あ ~ ! う ぅ !

( 右近 ) あと は 俺 が やる お前 は そこ の 川 で 目 を 洗え 。

( キバ ) う っ ! あっ … 。

これ が 俺 の 能力 だ 。

暗殺 専門 の な 。

いい 鼻 と 爪 を 持って る 程度 じゃ この 俺 に は 勝 て ねえ ぜ 。

この 俺 の 能力 に は な 。

♪ ~

( キバ ) 《 赤 丸 … 。

すま ねえ … 赤 丸 。

今 まで お前 と やって き た 。

いつ でも どこ でも 一緒 だった … 。

だが … 今度 ばかり は お手上げ だ ぜ 》

( 右近 ) 俺 の 細胞 は

お前 の 体 の 中 を 自由 に 泳ぎ 回り

お前 だけ の 部分 を 作る こと も できる 。

つまり ちょっと し た 融合 状態 。

肉体 の 共有 って やつ だ 。

( キバ ) 共有 だ と … ?

そう だ そして 俺 だけ に できる 残酷 な 殺し 方 … 。

お前 の 細胞 部分 だけ を 徐々に 削り取って いく ん だ 。

なるほど 。

♪ ~

だったら … 。

( 刺さる 音 )

( キバ ) う っ !

( 右近 ) が っ !

こう す っと … どう な ん の か な … ?

う っ ! 自決 だ と ! ?

バカ な … 。

一緒に 死ね や 。

♪ ~

( キバ ) う っ ! あっ … 。

う あ ~ ! あ … 。

う あ ~ ! う っ !

( 右近 ) て め ぇ 何 考え て や がる !

( キバ ) う ぅ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。 ( 右近 ) ハァ ハァ ハァ … 。

ヘヘヘ … や っぱ 思った とおり だ 。

何せ 体 共有 し てん だ ろ 。

くそ が !

( 右近 ) 《 相手 の 体 に 入り込み 攻撃 を 食らわ なく なる こと 。

それ が 俺 の 術 の 最大 の メリット 。

今 まで こんな こと する ヤツ は 一 人 も … 》

ヘヘ … 苦しい か ?

それ じゃ そろそろ 楽 に な ろ う ぜ !

( 右近 ) あぁ バカ ! て め ぇ やめろ !

( キバ ) もう 遅 ぇ や !

あ ~ !

う お ~ !

( 刺さる 音 )

う あっ ! う ぅ !

ハァ ハァ ハァ … 。

う っ … 。

( 右近 ) 《 血 が 足り ねえ … 》

う ぅ !

( キバ ) う っ !

( 右近 ) な っ !

( 右近 ) くそ !

( 右近 ) く そ っ ! どこ へ 行き や がった ?

ん ?

フフ フフ … 。

フン 犬 っこ ろ を 置 い て 逃げ や がった か 。

正しい 判断 だ が

俺 より 薄情 な 野郎 だ 。

フッフ フフ … 。

( 右近 ) 何 ! ? まさか !

う あ ~ !

( キバ ) ハァ ハァ ハァ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。

( キバ ) 《 よかった … 。

まだ 息 が ある 》

( キバ ) 《 よかった … 》

う っ … !

う っ ! あぁ … 。

( キバ ) 《 赤 丸 … ホント に よく 頑張った ぞ 。

お前 の おかげ で 敵 を かなり 足止め でき た し

手 傷 も 負わ せ た 。

もう 十 分 だ 。

十分 やった 》

♪ ~

( 赤 丸 の ほえ 声 )

( ほえ 声 )

( ツメ ) < そい つ の 名前 は 赤 丸 だ > ( キバ ) < お ?

母ちゃん 姉ちゃん >

( ツメ ) < きょう から お前 が 世話 す ん だ いい ね ? >

< 俺 が ? >

( 赤 丸 の 鳴き声 )

♪ ~

< アッハハハ … 。

俺 は キバ よろしく な 赤 丸 >

( ほえ 声 )

( ハナ ) < ウッフフフ … >

< エッヘヘヘ … 。

う わ っ !

もう やった な こいつ ! > ( ツメ ) < ハハハ … 。

アハ ハハ … ! > ( ハナ ) < ウフフフ … ! >

( ツメ ) < アハ ハハ … ! > ( ハナ ) < ウフフフ … ! >

( 鳴き声 )

( キバ ) ずっと 一緒 だった 。

< ナイス キャッチ 赤 丸 ! >

< よ ~ し ! よく やった ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 )

( キバ ) < 行く ぞ ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 )

( ツメ ) < もっと 真面目 に やり な ! > ( 殴る 音 )

( キバ ) < う わ っ ! >

( ツメ ) < いつ まで も 甘ったれ てん じゃ ない よ ! >

< 母ちゃん … >

( 赤 丸 の 鳴き声 )

( ツメ ) < いい かい ? キバ 。

お前 だけ じゃ ない 。

赤 丸 と お前 2 人 一緒に 強く なる ん だ >

< 赤 丸 と … 一緒に ? >

( 鳴き声 )

< 赤 丸 … >

( ほえ 声 )

♪ ~

< それ で いい >

( 赤 丸 の ほえ 声 )

< いい ぞ 赤 丸 ! 決まった ぜ !

空中 ダイナミック マーキング ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 )

< 次 は 3 回 ひねり だ !

狙い を 定めろ ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 )

( 赤 丸 の ほえ 声 )

( キバ ) < ひ ゃっ ほ ~ ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 )

( キバ ) < い や っほ ~ ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 )

♪ ~

( キバ ) 《 これ から も ずっと 一緒 だ 。

後 は 俺 が お前 を 守る ! 》

( 右近 ) う ぅ … う ぅ … 。

野郎 … 。

トラップ なん ぞ 仕掛け や が って 。

う っ !

う っ !

( 右近 ) ん ~ … 。

ぶ っ 殺す

( 右近 ) おい 左 近 !

どこ だ ? 左 近 !

( 右近 ) 左 近 !

( 右近 ) 左 近 !

( 左 近 ) グダグダ うる せ ぇ ん だ よ 兄貴 。

大声 出さ れ っと 目 に ギンギン 響く …

あっ ! 兄貴 … 。

( 右近 ) すぐさま 俺 が ぶ っ 殺し て ぇ とこ だ が

そろそろ 寝る 時間 だ 。

俺 の 代わり に あの 野郎 ども を 生け捕り に し とけ 。

目 が 覚め たら 俺 が やる 。

いい な ? ちゃん と 生け捕り に し と け よ 左 近 。

( 左 近 ) ああ 分かった よ 。

けど …

やる の は 2 人 で だ 。

( ナルト ) う っ … あ ~ !

♪ ~

う わ っ !

♪ ~

フッ !

♪ ~

( 君 麻 呂 ) フッ 。

《 くっ ! うかつ に 攻撃 し て も

よけ られ て 同士討ち だって ば よ 》

♪ ~

ド ~ リャ !

ダァ ~ ラ ~ !

♪ ~

ハァ ~ !

う わ っ !

♪ ~

( 君 麻 呂 ) 見よ 柳 の 舞 !

♪ ~

う わ っ !

♪ ~

野郎 !

♪ ~

ドリャ ~ !

♪ ~

ハァ ~ !

ヤァ ~ !

タァ ~ !

あ … 骨 … 。

( 君 麻 呂 ) これ が 僕 の 血 継 限界 だ 。

♪ ~

♪ ~

《 こいつ … 何 だ ?

体中 から 骨 出し て 攻撃 し て ん の か ? 》

♪ ~

♪ ~

《 自分 の 骨 を つかみ や がった … 》

♪ ~

もう すぐ だ 。

♪ ~

《 骨 を 刀 に … 》

♪ ~

( 君 麻 呂 ) ムダ だ 。

ただ の 骨 で は ない 。

最高 密度 の 骨 は

鋼 の ごとく 硬い 。

それ が どう し た ! ? そんな 骨 俺 が へし折って やる !

僕 は 五 つ の 舞 を 持って いる 。

( 君 麻 呂 ) まだまだ この くらい で

僕 の 力 を 知った 気 に なら ない ほう が いい 。

何 ?

特別 に 次 は

椿 の 舞 を 見せ て やろ う 。

来い 。

ぶ っ 潰し て やら ぁ !

( 笛 の 音 )

( シカマル ) う わ っ ! ( 笛 の 音 )

( 多 由也 ) 《 やった ! 》 ( 笛 の 音 )

( 多 由也 ) 《 変わり 身 か ! 》 ( 笛 の 音 )

( 笛 の 音 )

( 多 由也 ) 《 そこ だ ! 》 ( 笛 の 音 )

( シカマル ) く っそ ~ !

( キバ ) 《 あいつ ら 少しずつ こっち に 近づ い て き や がる 。

く っそ ~ ! 》

( キバ ) 《 あっ … 》

( キバ ) 《 マズ い ! 血 の 跡 が 。

く っそ ~ ! 赤 丸 を とりあえず 救 え た と は いえ

少し やり 過ぎ た かな … 。

ヘッヘヘヘ … 。

う っ ! 痛 て て … 》

は ぁ … 。

( に おい を 嗅ぐ 音 )

( キバ ) 《 この におい ! どう いう こと だ ! ? 》

( キバ ) 《 何で … 何で あいつ ら まで こんな 所 に 向かって … 。

もう 訳 分か ん ねえ ぜ 。

とにかく ここ から 早く 離れ ねえ と !

う っ !

ダメ だ … 。

痛み と 出血 で ボ ~ っと し て き た 。

体 も 全然 動 い て くれ ねえ … 》

( キバ ) 《 赤 丸 … 》

( 足音 )

♪ ~

( 左 近 ) 《 ヘッ 》

( 左 近 ) ダァ ~ ラッ !

( 左 近 ) 上着 だけ 置 い て いき や がった 。

あ ?

( 左 近 ) 川 に 流れ て 逃げ た か 。

チクショ ~ が 。

( 笛 の 音 )

く っそ ~ ! ( 笛 の 音 )

( シカマル ) あっ 。 ( 笛 の 音 )

( 笛 の 音 )

( シカマル ) あっ … チッ ! ( 笛 の 音 )

( 多 由也 ) ここ まで だ 。

さ ぁ 追い込 ん だ ぜ 。

くそ ネズミ 。

やる な お前 。

うまい タイミング で 3 人 を ばら か し て 攻撃 し て くる 。

結構 練習 し た ん だ ろ ?

かなり 複雑 な 曲 だ から な 。

( 多 由也 ) へ ぇ ~ 。

こいつ ら を 笛 で 操って ん の を すぐ 理解 し た ばかり か

この 曲 の 難し さ を 理解 する と は 大した くそ 野郎 だ 。

だが 完璧 に は この 曲 を 理解 でき や し ねえ 。

確か に 。

芸術 なんて の は 俺 に は 無縁 だ から よ 。

( シカマル ) 《 けど あの 笛 で 操って る って こと は

曲 の 中 に あいつ ら の 行動 の 一つ一つ を 制御 する

それぞれ 特定 の 音 の 配列 パターン って の が ある はず だ 。

分析 力 だけ なら 結構 自信 あんだ が

今回 は かなり ヤベェ 》

( 多 由也 ) フフ フフ … 。

( シカマル ) 《 なぜ なら …

俺 は おたまじゃくし が 全く 分か ん ねえ 》

( 多 由也 ) この 曲 を 聴 い て 生き て た ヤツ は い ない 。

終 曲 第 九 節 魔 境 の 乱 。

( 笛 の 音 )

( シカマル ) 《 曲 調 が 変わった ! 》 ( 笛 の 音 )

( 笛 の 音 )

♪ ( エンディングテ ー マ )

♪ はじめて 君 と しゃべった

♪ 君 は 笑って くれ た

♪ はじめて 君 と しゃべ れ た

♪ 僕 の この 言葉 で

♪ 僕 なんか が しゃべり かけ たら

♪ 迷惑 に 思う か な

♪ そんな 不安 を 抱え て

♪ 勇気 を 出し て み た よ

♪ うまく しゃべ れ ない 僕 の

♪ 不器用 な 話

♪ 君 は 耳 を そらさ ず に

♪ ちゃんと 聞い て くれ た よ

♪ それ だけ で 僕 は

♪ 浮かれ て しまう の さ

♪ だけど 君 は 僕 なんて

♪ 何 と も 思って ない よ ね

♪ 切ない よ だ けど

♪ はじめて 君 と しゃべった

♪ 君 は 笑って くれ た

♪ はじめて 君 と しゃべ れ た

♪ 僕 の この 言葉 で

♪ はじめて 君 と しゃべった

♪ 君 が 笑って くれ た

♪ はじめて 君 と しゃべ れ た

♪ 僕 の この 言葉 で

♪ はじめて 君 と しゃべった

♪ ~

( シカマル ) 〈 口 寄せ 3 体 を 使った 隙 の ない 攻め と 守り 。

悔しい が あいつ 結構 将棋 強 ぇ かも な 。

しかも こっち の 残り の 忍 具 は あと 僅か 。

全く 飛車 角 落ち で やって る 気分 だ ぜ 。

さて 行く か 泣 い て も 笑って も

これ に すべて を 懸ける っき ゃ ねえ ! 〉

Naruto Episode 121 naruto|episode Naruto Episode 121

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )

♪ ~

♪ ひからび た 言葉 を つ ない で ||ことば||||

♪ それ でも 僕等 シンプル な ||ぼくら|しんぷる|

♪ 想い を 伝え たい だけ な の おもい||つたえ||||

♪ 吹き抜ける くす ん だ あの 日 の 風 は ふきぬける|||||ひ||かぜ|

♪ 昨日 の 廃虚 に 打ち捨て て きのう||はいきょ||うちすて|

♪ 君 と 笑う 今 を 生きる の だ きみ||わらう|いま||いきる||

♪ それ でも あの 出来事 が |||できごと|

♪ 君 を 苦しめる だ ろ ? きみ||くるしめる||

♪ だ から こそ サヨナラ な ん だ |||さよなら|||

♪ このまま 何 も 残ら ず に |なん||のこら||

♪ あなた と 分かち合う だけ ||わかちあう|

♪ やがて 僕等 は |ぼくら|

♪ それ が 全て だ と 気 が つい て ||すべて|||き|||

♪ 悲しみ は 頬 を 伝って かなしみ||ほお||つたって

♪ 涙 の 河 に なる だけ なみだ||かわ|||

♪ 揺れる 想い は 強い 渦 に なって ゆれる|おもい||つよい|うず||

♪ 溶け合う の よ とけあう||

♪ ~

( キバ ) 《 あっ もう 一 匹 は どこ だ ! ? 》 |||ひと|ひき|||

( 右近 ) よう 。 うこん|

誰 捜し てん だ ? だれ|さがし||

( 左 近 ) あ ~ ! う ぅ ! ひだり|ちか|||

( 右近 ) あと は 俺 が やる お前 は そこ の 川 で 目 を 洗え 。 うこん|||おれ|||おまえ||||かわ||め||あらえ

( キバ ) う っ ! あっ … 。

これ が 俺 の 能力 だ 。 ||おれ||のうりょく|

暗殺 専門 の な 。 あんさつ|せんもん||

いい 鼻 と 爪 を 持って る 程度 じゃ この 俺 に は 勝 て ねえ ぜ 。 |はな||つめ||もって||ていど|||おれ|||か|||

この 俺 の 能力 に は な 。 |おれ||のうりょく|||

♪ ~

( キバ ) 《 赤 丸 … 。 |あか|まる

すま ねえ … 赤 丸 。 ||あか|まる

今 まで お前 と やって き た 。 いま||おまえ||||

いつ でも どこ でも 一緒 だった … 。 ||||いっしょ|

だが … 今度 ばかり は お手上げ だ ぜ 》 |こんど|||おてあげ||

( 右近 ) 俺 の 細胞 は うこん|おれ||さいぼう|

お前 の 体 の 中 を 自由 に 泳ぎ 回り おまえ||からだ||なか||じゆう||およぎ|まわり

お前 だけ の 部分 を 作る こと も できる 。 おまえ|||ぶぶん||つくる|||

つまり ちょっと し た 融合 状態 。 ||||ゆうごう|じょうたい

肉体 の 共有 って やつ だ 。 にくたい||きょうゆう|||

( キバ ) 共有 だ と … ? |きょうゆう||

そう だ そして 俺 だけ に できる 残酷 な 殺し 方 … 。 |||おれ||||ざんこく||ころし|かた

お前 の 細胞 部分 だけ を 徐々に 削り取って いく ん だ 。 おまえ||さいぼう|ぶぶん|||じょじょに|へずりとって|||

なるほど 。

♪ ~

だったら … 。

( 刺さる 音 ) ささる|おと

( キバ ) う っ !

( 右近 ) が っ ! うこん||

こう す っと … どう な ん の か な … ?

う っ ! 自決 だ と ! ? ||じけつ||

バカ な … 。 ばか|

一緒に 死ね や 。 いっしょに|しね|

♪ ~

( キバ ) う っ ! あっ … 。

う あ ~ ! あ … 。

う あ ~ ! う っ !

( 右近 ) て め ぇ 何 考え て や がる ! うこん||||なん|かんがえ|||

( キバ ) う ぅ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。 ( 右近 ) ハァ ハァ ハァ … 。 |||うこん|||

ヘヘヘ … や っぱ 思った とおり だ 。 |||おもった||

何せ 体 共有 し てん だ ろ 。 なにせ|からだ|きょうゆう||||

くそ が !

( 右近 ) 《 相手 の 体 に 入り込み 攻撃 を 食らわ なく なる こと 。 うこん|あいて||からだ||はいりこみ|こうげき||くらわ|||

それ が 俺 の 術 の 最大 の メリット 。 ||おれ||じゅつ||さいだい||めりっと

今 まで こんな こと する ヤツ は 一 人 も … 》 いま|||||やつ||ひと|じん|

ヘヘ … 苦しい か ? |くるしい|

それ じゃ そろそろ 楽 に な ろ う ぜ ! |||がく|||||

( 右近 ) あぁ バカ ! て め ぇ やめろ ! うこん||ばか||||

( キバ ) もう 遅 ぇ や ! ||おそ||

あ ~ !

う お ~ !

( 刺さる 音 ) ささる|おと

う あっ ! う ぅ !

ハァ ハァ ハァ … 。

う っ … 。

( 右近 ) 《 血 が 足り ねえ … 》 うこん|ち||たり|

う ぅ !

( キバ ) う っ !

( 右近 ) な っ ! うこん||

( 右近 ) くそ ! うこん|

( 右近 ) く そ っ ! どこ へ 行き や がった ? うこん||||||いき||

ん ?

フフ フフ … 。

フン 犬 っこ ろ を 置 い て 逃げ や がった か 。 ふん|いぬ||||お|||にげ|||

正しい 判断 だ が ただしい|はんだん||

俺 より 薄情 な 野郎 だ 。 おれ||はくじょう||やろう|

フッフ フフ … 。

( 右近 ) 何 ! ? まさか ! うこん|なん|

う あ ~ !

( キバ ) ハァ ハァ ハァ … 。

ハァ ハァ ハァ … 。

( キバ ) 《 よかった … 。

まだ 息 が ある 》 |いき||

( キバ ) 《 よかった … 》

う っ … !

う っ ! あぁ … 。

( キバ ) 《 赤 丸 … ホント に よく 頑張った ぞ 。 |あか|まる|ほんと|||がんばった|

お前 の おかげ で 敵 を かなり 足止め でき た し おまえ||||てき|||あしどめ|||

手 傷 も 負わ せ た 。 て|きず||おわ||

もう 十 分 だ 。 |じゅう|ぶん|

十分 やった 》 じゅうぶん|

♪ ~

( 赤 丸 の ほえ 声 ) あか|まる|||こえ

( ほえ 声 ) |こえ

( ツメ ) < そい つ の 名前 は 赤 丸 だ > ( キバ ) < お ? つめ||||なまえ||あか|まる|||

母ちゃん 姉ちゃん > かあちゃん|ねえちゃん

( ツメ ) < きょう から お前 が 世話 す ん だ いい ね ? > つめ|||おまえ||せわ|||||

< 俺 が ? > おれ|

( 赤 丸 の 鳴き声 ) あか|まる||なきごえ

♪ ~

< アッハハハ … 。

俺 は キバ よろしく な 赤 丸 > おれ|||||あか|まる

( ほえ 声 ) |こえ

( ハナ ) < ウッフフフ … > はな|

< エッヘヘヘ … 。

う わ っ !

もう やった な こいつ ! > ( ツメ ) < ハハハ … 。 ||||つめ|

アハ ハハ … ! > ( ハナ ) < ウフフフ … ! > ||はな|

( ツメ ) < アハ ハハ … ! > ( ハナ ) < ウフフフ … ! > つめ|||はな|

( 鳴き声 ) なきごえ

( キバ ) ずっと 一緒 だった 。 ||いっしょ|

< ナイス キャッチ 赤 丸 ! > |きゃっち|あか|まる

< よ ~ し ! よく やった ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 ) ||||あか|まる|||こえ

( キバ ) < 行く ぞ ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 ) |いく||あか|まる|||こえ

( ツメ ) < もっと 真面目 に やり な ! > ( 殴る 音 ) つめ||まじめ||||なぐる|おと

( キバ ) < う わ っ ! >

( ツメ ) < いつ まで も 甘ったれ てん じゃ ない よ ! > つめ||||あまったれ||||

< 母ちゃん … > かあちゃん

( 赤 丸 の 鳴き声 ) あか|まる||なきごえ

( ツメ ) < いい かい ? キバ 。 つめ|||

お前 だけ じゃ ない 。 おまえ|||

赤 丸 と お前 2 人 一緒に 強く なる ん だ > あか|まる||おまえ|じん|いっしょに|つよく|||

< 赤 丸 と … 一緒に ? > あか|まる||いっしょに

( 鳴き声 ) なきごえ

< 赤 丸 … > あか|まる

( ほえ 声 ) |こえ

♪ ~

< それ で いい >

( 赤 丸 の ほえ 声 ) あか|まる|||こえ

< いい ぞ 赤 丸 ! 決まった ぜ ! ||あか|まる|きまった|

空中 ダイナミック マーキング ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 ) くうちゅう|だいなみっく||あか|まる|||こえ

< 次 は 3 回 ひねり だ ! つぎ||かい||

狙い を 定めろ ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 ) ねらい||さだめろ|あか|まる|||こえ

( 赤 丸 の ほえ 声 ) あか|まる|||こえ

( キバ ) < ひ ゃっ ほ ~ ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 ) ||||あか|まる|||こえ

( キバ ) < い や っほ ~ ! > ( 赤 丸 の ほえ 声 ) ||||あか|まる|||こえ

♪ ~

( キバ ) 《 これ から も ずっと 一緒 だ 。 |||||いっしょ|

後 は 俺 が お前 を 守る ! 》 あと||おれ||おまえ||まもる

( 右近 ) う ぅ … う ぅ … 。 うこん||||

野郎 … 。 やろう

トラップ なん ぞ 仕掛け や が って 。 |||しかけ|||

う っ !

う っ !

( 右近 ) ん ~ … 。 うこん|

ぶ っ 殺す ||ころす

( 右近 ) おい 左 近 ! うこん||ひだり|ちか

どこ だ ? 左 近 ! ||ひだり|ちか

( 右近 ) 左 近 ! うこん|ひだり|ちか

( 右近 ) 左 近 ! うこん|ひだり|ちか

( 左 近 ) グダグダ うる せ ぇ ん だ よ 兄貴 。 ひだり|ちか||||||||あにき

大声 出さ れ っと 目 に ギンギン 響く … おおごえ|ださ|||め||ぎんぎん|ひびく

あっ ! 兄貴 … 。 |あにき

( 右近 ) すぐさま 俺 が ぶ っ 殺し て ぇ とこ だ が うこん||おれ||||ころし|||||

そろそろ 寝る 時間 だ 。 |ねる|じかん|

俺 の 代わり に あの 野郎 ども を 生け捕り に し とけ 。 おれ||かわり|||やろう|||いけどり|||

目 が 覚め たら 俺 が やる 。 め||さめ||おれ||

いい な ? ちゃん と 生け捕り に し と け よ 左 近 。 ||||いけどり||||||ひだり|ちか

( 左 近 ) ああ 分かった よ 。 ひだり|ちか||わかった|

けど …

やる の は 2 人 で だ 。 |||じん||

( ナルト ) う っ … あ ~ !

♪ ~

う わ っ !

♪ ~

フッ !

♪ ~

( 君 麻 呂 ) フッ 。 きみ|あさ|ろ|

《 くっ ! うかつ に 攻撃 し て も |||こうげき|||

よけ られ て 同士討ち だって ば よ 》 |||どうしうち|||

♪ ~

ド ~ リャ !

ダァ ~ ラ ~ !

♪ ~

ハァ ~ !

う わ っ !

♪ ~

( 君 麻 呂 ) 見よ 柳 の 舞 ! きみ|あさ|ろ|みよ|やなぎ||まい

♪ ~

う わ っ !

♪ ~

野郎 ! やろう

♪ ~

ドリャ ~ !

♪ ~

ハァ ~ !

ヤァ ~ !

タァ ~ !

あ … 骨 … 。 |こつ

( 君 麻 呂 ) これ が 僕 の 血 継 限界 だ 。 きみ|あさ|ろ|||ぼく||ち|つ|げんかい|

♪ ~

♪ ~

《 こいつ … 何 だ ? |なん|

体中 から 骨 出し て 攻撃 し て ん の か ? 》 たいちゅう||こつ|だし||こうげき|||||

♪ ~

♪ ~

《 自分 の 骨 を つかみ や がった … 》 じぶん||こつ||||

♪ ~

もう すぐ だ 。

♪ ~

《 骨 を 刀 に … 》 こつ||かたな|

♪ ~

( 君 麻 呂 ) ムダ だ 。 きみ|あさ|ろ|むだ|

ただ の 骨 で は ない 。 ||こつ|||

最高 密度 の 骨 は さいこう|みつど||こつ|

鋼 の ごとく 硬い 。 はがね|||かたい

それ が どう し た ! ? そんな 骨 俺 が へし折って やる ! ||||||こつ|おれ||へしおって|

僕 は 五 つ の 舞 を 持って いる 。 ぼく||いつ|||まい||もって|

( 君 麻 呂 ) まだまだ この くらい で きみ|あさ|ろ||||

僕 の 力 を 知った 気 に なら ない ほう が いい 。 ぼく||ちから||しった|き||||||

何 ? なん

特別 に 次 は とくべつ||つぎ|

椿 の 舞 を 見せ て やろ う 。 つばき||まい||みせ|||

来い 。 こい

ぶ っ 潰し て やら ぁ ! ||つぶし|||

( 笛 の 音 ) ふえ||おと

( シカマル ) う わ っ ! ( 笛 の 音 ) ||||ふえ||おと

( 多 由也 ) 《 やった ! 》 ( 笛 の 音 ) おお|よしや||ふえ||おと

( 多 由也 ) 《 変わり 身 か ! 》 ( 笛 の 音 ) おお|よしや|かわり|み||ふえ||おと

( 笛 の 音 ) ふえ||おと

( 多 由也 ) 《 そこ だ ! 》 ( 笛 の 音 ) おお|よしや|||ふえ||おと

( シカマル ) く っそ ~ !

( キバ ) 《 あいつ ら 少しずつ こっち に 近づ い て き や がる 。 |||すこしずつ|||ちかづ|||||

く っそ ~ ! 》

( キバ ) 《 あっ … 》

( キバ ) 《 マズ い ! 血 の 跡 が 。 |||ち||あと|

く っそ ~ ! 赤 丸 を とりあえず 救 え た と は いえ ||あか|まる|||すく|||||

少し やり 過ぎ た かな … 。 すこし||すぎ||

ヘッヘヘヘ … 。

う っ ! 痛 て て … 》 ||つう||

は ぁ … 。

( に おい を 嗅ぐ 音 ) |||かぐ|おと

( キバ ) 《 この におい ! どう いう こと だ ! ? 》

( キバ ) 《 何で … 何で あいつ ら まで こんな 所 に 向かって … 。 |なんで|なんで|||||しょ||むかって

もう 訳 分か ん ねえ ぜ 。 |やく|わか|||

とにかく ここ から 早く 離れ ねえ と ! |||はやく|はなれ||

う っ !

ダメ だ … 。 だめ|

痛み と 出血 で ボ ~ っと し て き た 。 いたみ||しゅっけつ|||||||

体 も 全然 動 い て くれ ねえ … 》 からだ||ぜんぜん|どう||||

( キバ ) 《 赤 丸 … 》 |あか|まる

( 足音 ) あしおと

♪ ~

( 左 近 ) 《 ヘッ 》 ひだり|ちか|

( 左 近 ) ダァ ~ ラッ ! ひだり|ちか||

( 左 近 ) 上着 だけ 置 い て いき や がった 。 ひだり|ちか|うわぎ||お|||||

あ ?

( 左 近 ) 川 に 流れ て 逃げ た か 。 ひだり|ちか|かわ||ながれ||にげ||

チクショ ~ が 。

( 笛 の 音 ) ふえ||おと

く っそ ~ ! ( 笛 の 音 ) ||ふえ||おと

( シカマル ) あっ 。 ( 笛 の 音 ) ||ふえ||おと

( 笛 の 音 ) ふえ||おと

( シカマル ) あっ … チッ ! ( 笛 の 音 ) |||ふえ||おと

( 多 由也 ) ここ まで だ 。 おお|よしや|||

さ ぁ 追い込 ん だ ぜ 。 ||おいこ|||

くそ ネズミ 。 |ねずみ

やる な お前 。 ||おまえ

うまい タイミング で 3 人 を ばら か し て 攻撃 し て くる 。 |たいみんぐ||じん||||||こうげき|||

結構 練習 し た ん だ ろ ? けっこう|れんしゅう|||||

かなり 複雑 な 曲 だ から な 。 |ふくざつ||きょく|||

( 多 由也 ) へ ぇ ~ 。 おお|よしや||

こいつ ら を 笛 で 操って ん の を すぐ 理解 し た ばかり か |||ふえ||あやつって|||||りかい||||

この 曲 の 難し さ を 理解 する と は 大した くそ 野郎 だ 。 |きょく||むずかし|||りかい||||たいした||やろう|

だが 完璧 に は この 曲 を 理解 でき や し ねえ 。 |かんぺき||||きょく||りかい||||

確か に 。 たしか|

芸術 なんて の は 俺 に は 無縁 だ から よ 。 げいじゅつ||||おれ|||むえん|||

( シカマル ) 《 けど あの 笛 で 操って る って こと は |||ふえ||あやつって||||

曲 の 中 に あいつ ら の 行動 の 一つ一つ を 制御 する きょく||なか|||||こうどう||ひとつひとつ||せいぎょ|

それぞれ 特定 の 音 の 配列 パターン って の が ある はず だ 。 |とくてい||おと||はいれつ|ぱたーん||||||

分析 力 だけ なら 結構 自信 あんだ が ぶんせき|ちから|||けっこう|じしん||

今回 は かなり ヤベェ 》 こんかい|||

( 多 由也 ) フフ フフ … 。 おお|よしや||

( シカマル ) 《 なぜ なら …

俺 は おたまじゃくし が 全く 分か ん ねえ 》 おれ||||まったく|わか||

( 多 由也 ) この 曲 を 聴 い て 生き て た ヤツ は い ない 。 おお|よしや||きょく||き|||いき|||やつ|||

終 曲 第 九 節 魔 境 の 乱 。 しま|きょく|だい|ここの|せつ|ま|さかい||らん

( 笛 の 音 ) ふえ||おと

( シカマル ) 《 曲 調 が 変わった ! 》 ( 笛 の 音 ) |きょく|ちょう||かわった|ふえ||おと

( 笛 の 音 ) ふえ||おと

♪ ( エンディングテ ー マ )

♪ はじめて 君 と しゃべった |きみ||

♪ 君 は 笑って くれ た きみ||わらって||

♪ はじめて 君 と しゃべ れ た |きみ||||

♪ 僕 の この 言葉 で ぼく|||ことば|

♪ 僕 なんか が しゃべり かけ たら ぼく|||||

♪ 迷惑 に 思う か な めいわく||おもう||

♪ そんな 不安 を 抱え て |ふあん||かかえ|

♪ 勇気 を 出し て み た よ ゆうき||だし||||

♪ うまく しゃべ れ ない 僕 の ||||ぼく|

♪ 不器用 な 話 ぶきよう||はなし

♪ 君 は 耳 を そらさ ず に きみ||みみ||||

♪ ちゃんと 聞い て くれ た よ |ききい||||

♪ それ だけ で 僕 は |||ぼく|

♪ 浮かれ て しまう の さ うかれ||||

♪ だけど 君 は 僕 なんて |きみ||ぼく|

♪ 何 と も 思って ない よ ね なん|||おもって|||

♪ 切ない よ だ けど せつない|||

♪ はじめて 君 と しゃべった |きみ||

♪ 君 は 笑って くれ た きみ||わらって||

♪ はじめて 君 と しゃべ れ た |きみ||||

♪ 僕 の この 言葉 で ぼく|||ことば|

♪ はじめて 君 と しゃべった |きみ||

♪ 君 が 笑って くれ た きみ||わらって||

♪ はじめて 君 と しゃべ れ た |きみ||||

♪ 僕 の この 言葉 で ぼく|||ことば|

♪ はじめて 君 と しゃべった |きみ||

♪ ~

( シカマル ) 〈 口 寄せ 3 体 を 使った 隙 の ない 攻め と 守り 。 |くち|よせ|からだ||つかった|すき|||せめ||まもり

悔しい が あいつ 結構 将棋 強 ぇ かも な 。 くやしい|||けっこう|しょうぎ|つよ|||

しかも こっち の 残り の 忍 具 は あと 僅か 。 |||のこり||おし|つぶさ|||わずか

全く 飛車 角 落ち で やって る 気分 だ ぜ 。 まったく|ひしゃ|かど|おち||||きぶん||

さて 行く か 泣 い て も 笑って も |いく||なき||||わらって|

これ に すべて を 懸ける っき ゃ ねえ ! 〉 ||||かける|||