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1 - Harry Potter, 14.1 ノルウェー ・ドラゴン の ノーバート

14.1 ノルウェー ・ドラゴン の ノーバート

第 14 章 ノルウェー ・ ドラゴン の ノーバート CHAPTER FOURTEEN Norbert the Norwegian Ridgeback

クィレル は ハリー たち が 思って いた 以上 の 粘り を 見せた 。 それ から 何 週間 か が 経ち 、 ますます 青白く 、 ますます やつれて 見えた が 、 口 を 割った 気配 は なかった 。

四 階 の 廊下 を 通る たび 、 ハリー 、 ロン 、 ハーマイオニー の 三 人 は 扉 に ピッタリ 耳 を つけて 、 フラッフィー の うなり 声 が 聞こえる か どう か 確かめた 。 スネイプ は 相変わらず 不機嫌に マント を 翻して 歩いて いた が 、 それ こそ 石 が まだ 無事 だ と いう 証拠 で も あった 。

クィレル と 出会う たび に 、 ハリー は 励ます ような 笑顔 を 向ける ように した し 、 ロン は クィレル の どもり を からかう 連中 を たしなめ はじめた 。

しかし 、 ハーマイオニー は 「 賢 者 の 石 」 だけ に 関心 を 持って いた わけで は なかった 。 復習 予定 表 を 作り上げ 、 ノート に は マーカー で 印 を つけ はじめた 。 彼女 だけ が やる なら 、 ハリー も ロン も 気 に し ないで すんだ のだ が 、 ハーマイオニー は 自分 と 同じ こと を する よう 二 人 に も しつこく 勧めて いた 。

「 ハーマイオニー 、 試験 は まだ ズーッと 先 だよ 」

「 十 週間 先 でしょ 。 ズーッ と 先 じゃ ない わ 。 ニコラス ・ フラメル の 時間 に したら ほんの 一 秒 でしょう 」

ハーマイオニー は 厳しい 。

「 僕たち 、 六百 歳 じゃ ない んだ ぜ 」

ロン は 忘れちゃ いません か 、 と 反論 した 。 「 それ に 、 何の ため に 復習 する んだ よ 。 君 は もう 、 全部 知って る じゃ ない か 」

「 何の ため で すって ? 気 は 確か ? 二 年生 に 進級 する に は 試験 を パス し なけりゃ いけない の よ 。 大切な 試験 な のに 、 私 と した こと が …… もう 一 月 前 から 勉強 を 始める べきだった わ 」

ありがたく ない こと に 先生 たち も ハーマイオニー と 同 意見 の ようだった 。 山 の ような 宿題 が 出て 、 復活祭 の 休み は 、 クリスマス 休暇 ほど 楽しく は なかった 。 ハーマイオニー が すぐ そば で 、 ドラゴン の 血 の 十二 種類 の 利用 法 を 暗唱 したり 、 杖 の 振り 方 を 練習 したり する ので 、 二 人 は のんびり する どころ で は なかった 。 うめいたり あくび を したり し ながら も 、 ハリー と ロン は 自由 時間 の ほとんど を ハーマイオニー と 一緒に 図書 館 で 過ごし 、 復習 に 精 を 出した 。

「 こんな の とっても 覚え きれ ない よ 」

とうとう ロン は 音 を 上げ 、 羽 ペン を 投げ出す と 、 図書 館 の 窓 から 恨めし げ に 外 を 見た 。 ここ 数 ヶ月 振り の すばらしい お 天気 だった 。 空 は 忘れ な 草 色 の ブルー に 澄みわたり 、 夏 の 近づく 気配 が 感じられた 。 ハリー は 「 薬草 と きのこ 百種 」 で 「 ハナハッカ 」 を 探して いて 、 下 を 向いた まま だった が 、

「 ハグリッド ! 図書 館 で 何 して る ん だい ? 」 と いう ロン の 声 に 、 思わず 目 を 上げた 。

ハグリッド が バツ が 悪 そうに モジモジ し ながら 現れた 。 背中 に 何 か 隠して いる 。 モール スキン の オーバー を 着た ハグリッド は 、 いかにも 場違い だった 。

「 いや 、 ち ーっと 見て る だけ 」 ごまかし 声 が 上ずって 、 たちまち みんな の 興味 を 引いた 。

「 おまえ さん たち は 何 を して る んだ ? 」 ハグリッド が 突然 疑わし げ に 尋ねた 。 「 まさか 、 ニコラス ・ フラメル を まだ 探し とる んじゃ ない だろう ね 」

「 そんな の もう とっく の 昔 に わかった さ 」 ロン が 意気揚々と 言った 。

「 それ だけ じゃ ない 。 あの 犬 が 何 を 守って いる かも 知って る よ 。 『 賢 者 の い ──』」

「 シーッ ! 」 ハグリッド は 急いで 周り を 見回した 。 「 その こと は 大声 で 言い触らしちゃ いか ん 。 おまえ さん たち 、 まったく どう か しち まったん じゃ ない か 」

「 ちょうど よかった 。 ハグリッド に 聞きたい こと が ある んだ けど 。 フラッフィー 以外 に あの 石 を 守って いる の は 何 な の 」 ハリー が 聞いた 。

「 シーッ ! いい か ── 後 で 小屋 に 来て くれ や 。 ただし 、 教える なんて 約束 は でき ねぇ ぞ 。 ここ で そんな こと を しゃべり まくられちゃ 困る 。 生徒 が 知って る はず は ね ー んだ から 。 俺 が しゃべった と 思わ れる だろう が ……」

「 じゃ 、 後 で 行く よ 」 と ハリー が 言った 。

ハグリッド は モゾモゾ と 出て 行った 。

「 ハグリッドったら 、 背中 に 何 を 隠して た の かしら ? 」 ハーマイオニー が 考え込んだ 。 「 もしかしたら 石 と 関係 が ある と 思わ ない ? 」 「 僕 、 ハグリッド が どの 書棚 の ところ に いた か 見て くる 」 勉強 に うんざり して いた ロン が 言った 。 ほどなく ロン が 本 を どっきり 抱えて 戻って きて 、 テープル の 上 に ドサッ と 置いた 。 「 ドラゴン だ よ ! 」 ロン が 声 を 低めた 。 「 ハグリッド は ドラゴン の 本 を 探して た んだ 。 ほら 、 見て ごらん 。 『 イギリス と アイルランド ドラゴン の 竜 の 種類 』『 ドラゴン の 飼い 方 ── 卵 から 焦熱地獄 まで 』 だって さ 」

「 初めて ハグリッド に 会った 時 、 ズーッ と 前 から ドラゴン を 飼いたい と 思って たって 、 そう 言って た よ 」 ハリー が 言った 。 「 でも 、 僕たち の 世界 じゃ 法律 違反 だ よ 。 一七〇九 年 の ワ 一口 ック 法 で 、 ドラゴン 飼育 は 遠 法 に なった んだ 。 みんな 知って る 。 もし 家 の 裏庭 で ドラゴン を 飼って たら 、 どうしたって マグル が 僕ら の こと に 気づく だ ろ ── どっちみち ドラゴン を 手なずける の は 無理な んだ 。 狂暴 だから ね 。 チャーリー が ルーマニア で 野生 の ドラゴン に やられた 火傷 を 見せて やりたい よ 」 「 だけど まさか イギリス に 野生 の ドラゴン なんて いない んだろう ? 」 と ハリー が 聞いた 。

「 いる と も さ 」 ロン が 答えた 。

「 ウェールズ ・ グリーン 普通 種 と か 、 ヘブリディーズ 諸島 ブラック 種 と か 。 そい つら の 存在 の 噂 を もみ消す のに 魔法 省 が 苦労 して る んだ 。 もし マグル が そい つら を 見つけて しまったら 、 こっち は その たび に それ を 忘れ させる 魔法 を かけ なくちゃ いけない んだ 」

「 じゃ 、 ハグリッド は いったい 何 を 考えて る の かしら ? 」 ハーマイオニー が 言った 。 一 時間 後 、 ハグリッド の 小屋 を 訪ねる と 、 驚いた こと に カーテン が 全部 閉まって いた 。 ハグリッド は 「 誰 だ ? 」 と 確かめて から ドア を 開けて 、 三 人 を 中 に 入れる と すぐ また ドア を 閉めた 。

中 は 窒息 し そうな ほど 暑かった 。 こんなに 暑い 日 だ と いう のに 、 暖炉 に は ゴウゴウ と 炎 が 上がって いる 。 ハグリッド は お茶 を 入れ 、 イタチ の 肉 を 挟んだ サンドイッチ を すすめた が 、 三 人 は 遠慮 した 。

「 それ で 、 おまえ さん 、 何 か 聞きたい んだった な ? 」 ハリー は 単刀直入 に 聞く こと に した 。 「 ウン 。 フラソフィー 以外 に 『 賢 者 の 石 』 を 守って いる の は 何 か 、 ハグリッド に 教えて もらえたら な と 思って 」

ハグリッド は しかめ 面 を した 。

「 もちろん そんな こと は でき ん 。 まず 第 一 、 俺 自身 が 知ら ん 。 第 二 に 、 お前 さん たち は もう 知り 過ぎて おる 。 だから 俺 が 知って た と して も 言わ ん 。 石 が ここ に ある の に は それなり の わけ が ある んだ 。 グリンゴッツ から 盗ま れ そうに なって なあ ── もう すでに それ も 気づいて おる だろう が 。 だいたい フラソフィー の こと も 、 いったい どうして おまえ さん たち に 知られて しまった の か わから ん なあ 」 「 ねえ 、 ハグリッド 。 私 たち に 言い たく ない だけ でしょう 。 でも 、 絶対 知って る の よ ね 。 だって 、 ここ で 起きて る こと で あなた の 知ら ない こと なんか ない んです もの 」

ハーマイオニー は やさしい 声 で おだてた 。

ハグリッド の ヒゲ が ピクピク 動き 、 ヒゲ の 中 で ニコリ と した の が わかった 。 ハーマイオニー は 追い 討ち を かけた 。

「 私 たち 、 石 が 盗ま れ ない ように 、 誰 が 、 どう やって 守り を 固めた の か なぁって 考えて る だけ な の よ 。 ダンブルドア が 信頼 して 助け を 借りる の は 誰 かしら ね 。 ハグリッド 以外 に 」

最後 の 言葉 を 聞く と ハグリッド は 胸 を そらした 。 ハリー と ロン は よく やった と ハーマイオニ 一 に 目配せ した 。

「 まあ 、 それ くらい なら 言って も かまわ んじゃ ろう …… さて と …… 俺 から フラッフィー を 借りて …… 何 人 か の 先生 が 魔法 の 罠 を かけて …… スプラウト 先生 …… フリットウィック 先生 …… マクゴナガル 先生 ……」

ハグリッド は 指 を 折って 名前 を 挙げ はじめた 。

「 それ から クィレル 先生 、 もちろん ダンブルドア 先生 も ちょっと 細工 した し 、 待てよ 、 誰 か 忘れて おる な 。 そうそう 、 スネイプ 先生 」

「 スネイプ だって ? 」 「 ああ 、 そうだ 。 まだ あの こと に こだわって おる の か ? スネイプ は 石 を 守る 方 の 手助け を した んだ 。 盗もう と する はず が ない 」

ハリー は 、 ロン も ハーマイオニー も 自分 と 同じ こと を 考えて いる な と 思った 。 もし スネイプ が 石 を 守る 側 に いた ならば 、 他の 先生 が どんな やり 方 で 守ろう と した かも 簡単に わかる はずだ 。

たぶん 全部 わかった んだ ── クィレル の 呪文 と フラソフィー を 出し抜く 方法 以外 は 。

「 ハグリッド だけ が フラッフィー を おとなしく さ せられる んだ よ ね ? 誰 に も 教えたり は し ない よ ね ? たとえ 先生 に だって 」

ハリー は 心配 そうに 開いた 。

「 俺 と ダンブルドア 先生 以外 は 誰一人 と して 知ら ん 」

ハグリッド は 得意 げ に 言った 。

「 そう 、 それ なら 一安心 だ 」

ハリー は 他の 二 人 に 向かって そう つぶやいた 。

「 ハグリッド 、 窓 を 開けて も いい ? ゆだっちゃ うよ 」

「 悪い な 。 それ は でき ん 」

ハリー は ハグリッド が チラリ と 暖炉 を 見た の に 気づいた 。

「 ハグリッド ── あれ は 何 ? 」 聞く まで も なく ハリー に は わかって いた 。 炎 の 真ん中 、 やかん の 下 に 大きな 黒い 卵 が あった 。

「 えー と 、 あれ は …… その ……」

ハグリッド は 落ち着か ない 様子 で ヒゲ を いじって いた 。

「 ハグリッド 、 どこ で 手 に 入れた の ? すごく 高かったろう 」

ロン は そう 言い ながら 、 火 の そば に 屈み込んで 卵 を よく 見よう と した 。

「 賭け に 勝った んだ 。 昨日 の 晩 、 村 まで 行って 、 ちょっと 酒 を 飲んで 、 知ら ない や つと トランプ を して な 。 はっきり いえば 、 そい つ は 厄介 払い して 喜んで おった な 」

「 だけど 、 もし 卵 が 孵ったら どう する つもりな の ? 」 ハーマイオニー が 尋ねた 。 「 それ で 、 ちい と 読んどる んだ が な 」

ハグリッド は 枕 の 下 から 大きな 本 を 取り出した 。

「 図書 館 から 借りた んだ ──『 趣味 と 実益 を 兼ねた ドラゴン の 育て 方 』── もちろん 、 ちい と 古い が 、 何でも 書いて ある 。 母 竜 が 息 を 吹きかける ように 卵 は 火 の 中 に 置け 。 なあ ? それ からっと …… 孵った 時 に は ブランデー と 鶏 の 血 を 混ぜて 三十 分 ごと に バケツ 一杯 飲ま せろ と か 。 それ と ここ を 見て みろ や ── 卵 の 見分け 方 ── 俺 の は ノルウェー ・ リッジバック と いう 種類 らしい 。 こいつ が 珍しい やつで な 」

ハグリッド の 方 は 大 満足 そう だった が 、 ハーマイオニー は 違った 。

「 ハグリッド 、 この 家 は 木 の 家 な の よ 」

ハグリッド は どこ 吹く 風 、 ルンルン 鼻歌 まじり で 火 を くべて いた 。

結局 、 もう 一 つ 心配 を 抱える こと に なって しまった 。 ハグリッド が 法 を 犯して 小屋 に ドラゴン を 隠して いる の が バレ たら どう なる んだろう 。

「 あー あ 、 平穏な 生活 って 、 どんな もの か なあ 」 次々 に 出さ れる 宿題 と 来る 日 も 来る 日 も 格闘 し ながら 、 ロン が ため息 を ついた 。 ハーマイオニー が ハリー と ロン の 分 も 復習 予定 表 を 作り はじめた ので 、 二 人 と も 気 が 狂い そうだった 。

ある 朝 、 ヘドウィグ が ハリー に ハグリッド から の 手紙 を 届けた 。 たった 一行 の 手紙 だ 。

「 いよいよ 孵る ぞ 」

ロン は 薬草学 の 授業 を サボって 、 すぐ 小屋 に 向かおう と した が 、 ハーマイオニー が ガン と して 受けつけ ない 。

「 だって 、 ハーマイオニー 、 ドラゴン の 卵 が 孵 る ところ なんて 、 一生 に 何度 も 見られる と 思う かい ? 」 「 授業 が ある でしょ 。 さぼったら また 面倒な こと に なる わ よ 。 でも 、 ハグリッド が して いる こと が バレ たら 、 私 たち の 面倒 と は 比べもの に なら ない ぐらい 、 あの 人 ひどく 困る こと に なる わ ……」

「 黙って ! 」 ハリー が 小声 で 言った 。

マルフォイ が ほんの 数 メートル 先 に いて 、 立ち止まって じっと 聞き 耳 を 立てて いた 。 どこ まで 聞かれて しまった んだろう ? ハリー は マルフォイ の 表情 が とても 気 に かかった 。

ロン と ハーマイオニー は 薬草 学 の 教室 に 行く 間 ずっと 言い争って いた 。 とうとう ハーマイオニー も 折れて 、 午前 中 の 休憩 時間 に 三 人 で 急いで 小屋 に 行って みよう と いう こと に なった 。 授業 の 終わり を 告げる ベル が 、 塔 から 聞こえて くる やいなや 、 三 人 は 移植 ごて を 放り投げ 、 校庭 を 横切って 森 の はずれ へ と 急いだ 。

ハグリッド は 興奮 で 紅潮 して いた 。

「 もう すぐ 出て くる ぞ 」 と 三 人 を 招き入れた 。

卵 は テーブル の 上 に 置か れ 、 探い 亀裂 が 入って いた 。 中 で 何 か が 動いて いる 。 コツン 、 コツン と いう 音 が する 。

椅子 を テーブル の そば に 引き寄せ 、 みんな 息 を ひそめて 見守った 。

突然 キーッ と 引っ掻く ような 音 が して 卵 が パックリ 割れ 、 赤ちゃん ドラゴン が テーブル に ポイ と 出て きた 。 可愛い と は とても 言え ない 。 シワクチャ の 黒い こうもり 傘 の ようだ 、 と ハリー は 思った 。 やせっぽ ち の 真っ黒な 胴体 に 不似合いな 、 巨大な 骨っぽい 翼 、 長い 鼻 に 大きな 鼻 の 穴 、 こぶ の ような 角 、 オレンジ色 の 出 目 金 だ 。 赤ちゃん が くしゃみ を する と 、 鼻 から 火花 が 散った 。

「 すばらしく 美しい だろう ? 」 ハグリッド が そう つぶやき ながら 手 を 差し出して ドラゴン の 頭 を なでよう と した 。 すると ドラゴン は 、 とがった 牙 を 見せて ハグリッド の 指 に かみついた 。

「 こりゃ すごい 、 ちゃんと ママ ちゃん が わかる んじゃ ! 」 「 ハグリッド 。 ノルウェー ・ リッジバック 種 って どれ くらい の 早 さ で 大きく なる の ? 」 ハーマイオニー が 聞いた 。 答えよう と した とたん 、 ハグリッド の 顔 から 血の気 が 引いた ── はじか れた ように 立ち上がり 、 窓際 に かけ寄った 。

「 どうした の ? 」 「 カーテン の すき間 から 誰 か が 見て おった …… 子供 だ …… 学校 の 方 へ かけて 行く 」 ハリー が 急いで ドア に かけ寄り 外 を 見た 。 遠目 に だって あの 姿 は まぎれもない 。 マルフォイ に ドラゴン を 見られて しまった 。

14.1 ノルウェー ・ドラゴン の ノーバート のるうぇー||| 14.1 Norbert der norwegische Drache 14.1 Norbert of the Norwegian Dragon 14.1 Norbert du dragon norvégien 14.1 Norberto del Drago Norvegese 14.1 Norbert van de Noorse draak 14.1 Norbert Norweski Smok 14.1 Norbert do Dragão Norueguês 14.1 Norbert av den norska draken 14.1 挪威龙诺伯特 14.1 挪威龍諾伯特

第 14 章 ノルウェー ・ ドラゴン の ノーバート CHAPTER FOURTEEN Norbert the Norwegian Ridgeback だい|しょう|のるうぇー||||chapter|fourteen|norbert||norwegian|ridgeback

クィレル は ハリー たち が 思って いた 以上 の 粘り を 見せた 。 |||||おもって||いじょう||ねばり||みせた Quirrell zeigte mehr Ausdauer, als Harry und sein Team erwartet hatten. Quirel showed more tenacity than Harry and his friends had expected. それ から 何 週間 か が 経ち 、 ますます 青白く 、 ますます やつれて 見えた が 、 口 を 割った 気配 は なかった 。 ||なん|しゅうかん|||たち||あおじろく|||みえた||くち||わった|けはい|| Weeks later, it looked paler and paler, but it didn't seem to break.

四 階 の 廊下 を 通る たび 、 ハリー 、 ロン 、 ハーマイオニー の 三 人 は 扉 に ピッタリ 耳 を つけて 、 フラッフィー の うなり 声 が 聞こえる か どう か 確かめた 。 よっ|かい||ろうか||とおる||||||みっ|じん||とびら||ぴったり|みみ||||||こえ||きこえる||||たしかめた Each time Harry, Ron, and Hermione passed the fourth-floor corridor, they would put their ears to the door to see if they could hear Fluffy growling. スネイプ は 相変わらず 不機嫌に マント を 翻して 歩いて いた が 、 それ こそ 石 が まだ 無事 だ と いう 証拠 で も あった 。 ||あいかわらず|ふきげんに|まんと||ひるがえして|あるいて|||||いし|||ぶじ||||しょうこ||| Snape was still sullenly walking around his cloak, which was also evidence that the stone was still safe.

クィレル と 出会う たび に 、 ハリー は 励ます ような 笑顔 を 向ける ように した し 、 ロン は クィレル の どもり を からかう 連中 を たしなめ はじめた 。 ||であう|||||はげます||えがお||むける|||||||||||れんちゅう||| Whenever he met Quirrell, Harry would give him an encouraging smile, and Ron would start teasing those who made fun of Quirrell's stutter.

しかし 、 ハーマイオニー は 「 賢 者 の 石 」 だけ に 関心 を 持って いた わけで は なかった 。 |||かしこ|もの||いし|||かんしん||もって|||| But Hermione wasn't just interested in the Philosopher's Stone. 復習 予定 表 を 作り上げ 、 ノート に は マーカー で 印 を つけ はじめた 。 ふくしゅう|よてい|ひょう||つくりあげ|のーと|||||いん||| I made a review itinerary and started marking notes with markers. 彼女 だけ が やる なら 、 ハリー も ロン も 気 に し ないで すんだ のだ が 、 ハーマイオニー は 自分 と 同じ こと を する よう 二 人 に も しつこく 勧めて いた 。 かのじょ|||||||||き|||||||||じぶん||おなじ|||||ふた|じん||||すすめて| Neither Harry nor Ron would care if she was the only one, but Hermione persistently encouraged them to do the same.

「 ハーマイオニー 、 試験 は まだ ズーッと 先 だよ 」 |しけん|||ズーッ と|さき|だ よ "Hermione, exams are still far away."

「 十 週間 先 でしょ 。 じゅう|しゅうかん|さき| "Ten weeks ahead. ズーッ と 先 じゃ ない わ 。 ||さき||| Not for a long time. ニコラス ・ フラメル の 時間 に したら ほんの 一 秒 でしょう 」 |||じかん||||ひと|びょう| Nicolas Flamel's time would be just one second. "

ハーマイオニー は 厳しい 。 ||きびしい Hermione is tough.

「 僕たち 、 六百 歳 じゃ ない んだ ぜ 」 ぼくたち|ろくひゃく|さい|||| "We're not six hundred years old."

ロン は 忘れちゃ いません か 、 と 反論 した 。 ||わすれちゃ|いま せ ん|||はんろん| Ron argued that he wouldn't forget. 「 それ に 、 何の ため に 復習 する んだ よ 。 ||なんの|||ふくしゅう||| "Besides, what are you reviewing for? 君 は もう 、 全部 知って る じゃ ない か 」 きみ|||ぜんぶ|しって|||| You already know everything. "

「 何の ため で すって ? なんの||| "What is it for? 気 は 確か ? き||たしか Are you sure? 二 年生 に 進級 する に は 試験 を パス し なけりゃ いけない の よ 。 ふた|ねんせい||しんきゅう||||しけん||ぱす||||| You have to pass the exam to advance to the second grade. 大切な 試験 な のに 、 私 と した こと が …… もう 一 月 前 から 勉強 を 始める べきだった わ 」 たいせつな|しけん|||わたくし||||||ひと|つき|ぜん||べんきょう||はじめる|| It's an important exam, but what I did was ... I should have started studying a month ago. "

ありがたく ない こと に 先生 たち も ハーマイオニー と 同 意見 の ようだった 。 ||||せんせい|||||どう|いけん|| Thankfully, the teachers seemed to agree with Hermione. 山 の ような 宿題 が 出て 、 復活祭 の 休み は 、 クリスマス 休暇 ほど 楽しく は なかった 。 やま|||しゅくだい||でて|ふっかつ さい||やすみ||くりすます|きゅうか||たのしく|| With a mountain of homework, the Easter holidays weren't as fun as the Christmas holidays. ハーマイオニー が すぐ そば で 、 ドラゴン の 血 の 十二 種類 の 利用 法 を 暗唱 したり 、 杖 の 振り 方 を 練習 したり する ので 、 二 人 は のんびり する どころ で は なかった 。 |||||||ち||じゅうに|しゅるい||りよう|ほう||あんしょう||つえ||ふり|かた||れんしゅう||||ふた|じん||||||| Hermione was just around the corner, reciting twelve uses of the dragon's blood, and practicing how to swing the wand, so they weren't just laid back. うめいたり あくび を したり し ながら も 、 ハリー と ロン は 自由 時間 の ほとんど を ハーマイオニー と 一緒に 図書 館 で 過ごし 、 復習 に 精 を 出した 。 |||||||||||じゆう|じかん||||||いっしょに|としょ|かん||すごし|ふくしゅう||せい||だした Moaning and yawning, Harry and Ron spent most of their free time in the library with Hermione, busy reviewing.

「 こんな の とっても 覚え きれ ない よ 」 |||おぼえ||| "I can't remember this very much."

とうとう ロン は 音 を 上げ 、 羽 ペン を 投げ出す と 、 図書 館 の 窓 から 恨めし げ に 外 を 見た 。 |||おと||あげ|はね|ぺん||なげだす||としょ|かん||まど||うらめし|||がい||みた Schließlich machte Ron ein Geräusch, warf seinen Federkiel weg und schaute reumütig aus dem Fenster der Bibliothek. At last Ron nodded, threw down his quill, and looked resentfully out the library window. ここ 数 ヶ月 振り の すばらしい お 天気 だった 。 |すう|かげつ|ふり||||てんき| It's been a wonderful day for the first time in a few months. 空 は 忘れ な 草 色 の ブルー に 澄みわたり 、 夏 の 近づく 気配 が 感じられた 。 から||わすれ||くさ|いろ||ぶるー||すみわたり|なつ||ちかづく|けはい||かんじ られた The sky was clear in the forgotten grass-colored blue, and I felt the sign of summer approaching. ハリー は 「 薬草 と きのこ 百種 」 で 「 ハナハッカ 」 を 探して いて 、 下 を 向いた まま だった が 、 ||やくそう|||ももくさ||||さがして||した||むいた||| Harry was looking for "Oregano" in "Hundreds of Herbs and Mushrooms" and remained facing down,

「 ハグリッド ! 図書 館 で 何 して る ん だい ? としょ|かん||なん|||| What are you doing at the library? 」 と いう ロン の 声 に 、 思わず 目 を 上げた 。 ||||こえ||おもわず|め||あげた I suddenly raised my eyes to Ron's voice.

ハグリッド が バツ が 悪 そうに モジモジ し ながら 現れた 。 ||ばつ||あく|そう に|もじもじ|||あらわれた Hagrid appeared with a bad humor. 背中 に 何 か 隠して いる 。 せなか||なん||かくして| He is hiding something on his back. モール スキン の オーバー を 着た ハグリッド は 、 いかにも 場違い だった 。 もーる|すきん||おーばー||きた||||ばちがい| Hagrid, wearing a mall skin overcoat, was out of place.

「 いや 、 ち ーっと 見て る だけ 」 ||- っと|みて|| "No, I'm just looking at it." ごまかし 声 が 上ずって 、 たちまち みんな の 興味 を 引いた 。 |こえ||うわずって||||きょうみ||ひいた The cheating voice went up and immediately caught everyone's interest.

「 おまえ さん たち は 何 を して る んだ ? ||||なん|||| 」 ハグリッド が 突然 疑わし げ に 尋ねた 。 ||とつぜん|うたがわし|||たずねた ' asked Hagrid suddenly, suspiciously. 「 まさか 、 ニコラス ・ フラメル を まだ 探し とる んじゃ ない だろう ね 」 |||||さがし||||| "No way, you're still looking for Nicolas Flamel, right?"

「 そんな の もう とっく の 昔 に わかった さ 」 |||と っく||むかし||| "I knew that long ago." ロン が 意気揚々と 言った 。 ||いきようようと|いった Ron said in an exuberant tone.

「 それ だけ じゃ ない 。 " Not only that . あの 犬 が 何 を 守って いる かも 知って る よ 。 |いぬ||なん||まもって|||しって|| I know what that dog is guarding. 『 賢 者 の い ──』」 かしこ|もの|| "The wise man is ──" "

「 シーッ ! "Shhhh! 」 ハグリッド は 急いで 周り を 見回した 。 ||いそいで|まわり||みまわした Hagrid looked around quickly. 「 その こと は 大声 で 言い触らしちゃ いか ん 。 |||おおごえ||いいふらしちゃ|| "Why don't you say that out loud? おまえ さん たち 、 まったく どう か しち まったん じゃ ない か 」 You guys, haven't you done anything at all? "

「 ちょうど よかった 。 "It was just right. ハグリッド に 聞きたい こと が ある んだ けど 。 ||きき たい||||| I have a question for Hagrid. フラッフィー 以外 に あの 石 を 守って いる の は 何 な の 」 ハリー が 聞いた 。 |いがい|||いし||まもって||||なん|||||きいた What's guarding that stone besides Fluffy?" Harry asked.

「 シーッ ! いい か ── 後 で 小屋 に 来て くれ や 。 ||あと||こや||きて|| Okay ── Please come to the hut later. ただし 、 教える なんて 約束 は でき ねぇ ぞ 。 |おしえる||やくそく|||| However, I can't promise to teach you. ここ で そんな こと を しゃべり まくられちゃ 困る 。 ||||||まくら れちゃ|こまる I don't want to talk about such things here. 生徒 が 知って る はず は ね ー んだ から 。 せいと||しって|||||-|| The students shouldn't know. 俺 が しゃべった と 思わ れる だろう が ……」 おれ||||おもわ||| You might think I spoke, but..."

「 じゃ 、 後 で 行く よ 」 と ハリー が 言った 。 |あと||いく|||||いった "Well, I'll see you later," said Harry.

ハグリッド は モゾモゾ と 出て 行った 。 ||もぞもぞ||でて|おこなった Hagrid slithered out.

「 ハグリッドったら 、 背中 に 何 を 隠して た の かしら ? ハグリッド ったら|せなか||なん||かくして||| "What was Hagrid hiding behind his back? 」 ハーマイオニー が 考え込んだ 。 ||かんがえこんだ Hermione pondered. 「 もしかしたら 石 と 関係 が ある と 思わ ない ? |いし||かんけい||||おもわ| "Maybe you don't think it has anything to do with stones? 」 「 僕 、 ハグリッド が どの 書棚 の ところ に いた か 見て くる 」 ぼく||||しょだな||||||みて| "I'll see where Hagrid was on the bookshelf." 勉強 に うんざり して いた ロン が 言った 。 べんきょう|||||||いった Ron, who was fed up with his studies, said, "I've been studying for a long time. ほどなく ロン が 本 を どっきり 抱えて 戻って きて 、 テープル の 上 に ドサッ と 置いた 。 |||ほん||ど っきり|かかえて|もどって||||うえ||||おいた A moment later Ron came back with a load of books and threw them down on the table. 「 ドラゴン だ よ ! "It's a dragon! 」 ロン が 声 を 低めた 。 ||こえ||ひくめた Ron lowered his voice. 「 ハグリッド は ドラゴン の 本 を 探して た んだ 。 ||||ほん||さがして|| "Hagrid was looking for a book about dragons. ほら 、 見て ごらん 。 |みて| 『 イギリス と アイルランド ドラゴン の 竜 の 種類 』『 ドラゴン の 飼い 方 ── 卵 から 焦熱地獄 まで 』 だって さ 」 いぎりす||あいるらんど|||りゅう||しゅるい|||かい|かた|たまご||あせ ねつ じごく||| "British and Irish dragon types of dragons" "How to keep dragons-from eggs to burning hell". "

「 初めて ハグリッド に 会った 時 、 ズーッ と 前 から ドラゴン を 飼いたい と 思って たって 、 そう 言って た よ 」 ハリー が 言った 。 はじめて|||あった|じ|||ぜん||||かい たい||おもって|||いって|||||いった ``When I first met Hagrid, he told me all along that he wanted to have a dragon,'' said Harry. 「 でも 、 僕たち の 世界 じゃ 法律 違反 だ よ 。 |ぼくたち||せかい||ほうりつ|いはん|| "But it's against the law in our world. 一七〇九 年 の ワ 一口 ック 法 で 、 ドラゴン 飼育 は 遠 法 に なった んだ 。 いちしち|ここの|とし|||ひとくち||ほう|||しいく||とお|ほう||| The dragon breeding became a distant law in 1709 when it was a bite-cooking law. みんな 知って る 。 |しって| もし 家 の 裏庭 で ドラゴン を 飼って たら 、 どうしたって マグル が 僕ら の こと に 気づく だ ろ ── どっちみち ドラゴン を 手なずける の は 無理な んだ 。 |いえ||うらにわ||||かって||どうした って|||ぼくら||||きづく||||||てなずける|||むりな| If I had a dragon in the backyard of my house, why would the Muggle notice us? It's impossible to tame the dragon anyway. 狂暴 だから ね 。 きょうぼう|| It's violent. チャーリー が ルーマニア で 野生 の ドラゴン に やられた 火傷 を 見せて やりたい よ 」 ||るーまにあ||やせい|||||やけど||みせて|やり たい| Charlie wants to show you the burns of a wild dragon in Romania. " 「 だけど まさか イギリス に 野生 の ドラゴン なんて いない んだろう ? ||いぎりす||やせい||||| "But are there really no wild dragons in England? 」 と ハリー が 聞いた 。 |||きいた

「 いる と も さ 」 ロン が 答えた 。 ||||||こたえた "I'm here," Ron replied.

「 ウェールズ ・ グリーン 普通 種 と か 、 ヘブリディーズ 諸島 ブラック 種 と か 。 |ぐりーん|ふつう|しゅ||||しょとう|ぶらっく|しゅ|| "Wales Green Ordinary Species, Hebrides Black Species, etc. そい つら の 存在 の 噂 を もみ消す のに 魔法 省 が 苦労 して る んだ 。 |||そんざい||うわさ||もみけす||まほう|しょう||くろう||| The Ministry of Magic is having a hard time suppressing rumors of their existence. もし マグル が そい つら を 見つけて しまったら 、 こっち は その たび に それ を 忘れ させる 魔法 を かけ なくちゃ いけない んだ 」 ||||||みつけて|||||||||わすれ|さ せる|まほう||||| If the Muggles find them, they have to cast a spell to forget them each time. "

「 じゃ 、 ハグリッド は いったい 何 を 考えて る の かしら ? ||||なん||かんがえて||| "So what the hell is Hagrid thinking? 」 ハーマイオニー が 言った 。 ||いった 一 時間 後 、 ハグリッド の 小屋 を 訪ねる と 、 驚いた こと に カーテン が 全部 閉まって いた 。 ひと|じかん|あと|||こや||たずねる||おどろいた|||かーてん||ぜんぶ|しまって| An hour later, when I visited Hagrid's hut, I was surprised to find all the curtains closed. ハグリッド は 「 誰 だ ? ||だれ| Hagrid asked, "Who is it? 」 と 確かめて から ドア を 開けて 、 三 人 を 中 に 入れる と すぐ また ドア を 閉めた 。 |たしかめて||どあ||あけて|みっ|じん||なか||いれる||||どあ||しめた After confirming that, he opened the door, let the three of them inside, and immediately closed the door again.

中 は 窒息 し そうな ほど 暑かった 。 なか||ちっそく||そう な||あつかった It was suffocating hot inside. こんなに 暑い 日 だ と いう のに 、 暖炉 に は ゴウゴウ と 炎 が 上がって いる 。 |あつい|ひ|||||だんろ|||||えん||あがって| Even though it's such a hot day, the fireplace is blazing and burning. ハグリッド は お茶 を 入れ 、 イタチ の 肉 を 挟んだ サンドイッチ を すすめた が 、 三 人 は 遠慮 した 。 ||おちゃ||いれ|いたち||にく||はさんだ|さんどいっち||||みっ|じん||えんりょ| Hagrid made tea and recommended a sandwich with weasel meat in between, but the three refrained.

「 それ で 、 おまえ さん 、 何 か 聞きたい んだった な ? ||||なん||きき たい|| "So you wanted to ask me something, didn't you? 」 ハリー は 単刀直入 に 聞く こと に した 。 ||ひとえ かたな なおいり||きく||| 'Harry decided to ask straight. 「 ウン 。 "Umm . フラソフィー 以外 に 『 賢 者 の 石 』 を 守って いる の は 何 か 、 ハグリッド に 教えて もらえたら な と 思って 」 |いがい||かしこ|もの||いし||まもって||||なん||||おしえて||||おもって I wish Hagrid could tell me what else guards the Philosopher's Stone besides Frasophie."

ハグリッド は しかめ 面 を した 。 |||おもて|| Hagrid frowned.

「 もちろん そんな こと は でき ん 。 "Of course you can't do that. まず 第 一 、 俺 自身 が 知ら ん 。 |だい|ひと|おれ|じしん||しら| First of all, I don't know myself. 第 二 に 、 お前 さん たち は もう 知り 過ぎて おる 。 だい|ふた||おまえ|||||しり|すぎて| Second, you guys already know too much. だから 俺 が 知って た と して も 言わ ん 。 |おれ||しって|||||いわ| So don't even say I knew it. 石 が ここ に ある の に は それなり の わけ が ある んだ 。 いし||||||||||||| There is a reason why the stone is here. グリンゴッツ から 盗ま れ そうに なって なあ ── もう すでに それ も 気づいて おる だろう が 。 ||ぬすま||そう に|||||||きづいて||| I'm about to be stolen from Gringots ── You may have already noticed that. だいたい フラソフィー の こと も 、 いったい どうして おまえ さん たち に 知られて しまった の か わから ん なあ 」 |||||||||||しら れて|||||| I don't know how you guys even knew about Frasophie." 「 ねえ 、 ハグリッド 。 "Hey, Hagrid. 私 たち に 言い たく ない だけ でしょう 。 わたくし|||いい|||| You just don't want to tell us. でも 、 絶対 知って る の よ ね 。 |ぜったい|しって|||| But you definitely know. だって 、 ここ で 起きて る こと で あなた の 知ら ない こと なんか ない んです もの 」 |||おきて||||||しら|||||| Because there's nothing you don't know about what's happening here. "

ハーマイオニー は やさしい 声 で おだてた 。 |||こえ|| Hermione gave a gentle nudge.

ハグリッド の ヒゲ が ピクピク 動き 、 ヒゲ の 中 で ニコリ と した の が わかった 。 ||ひげ|||うごき|ひげ||なか||||||| I could feel Hagrid's whiskers twitching and grinning in his whiskers. ハーマイオニー は 追い 討ち を かけた 。 ||おい|うち|| Hermione struck down.

「 私 たち 、 石 が 盗ま れ ない ように 、 誰 が 、 どう やって 守り を 固めた の か なぁって 考えて る だけ な の よ 。 わたくし||いし||ぬすま||||だれ||||まもり||かためた|||なぁ って|かんがえて||||| "We're just wondering who and how the stones were stolen so that they wouldn't be stolen. ダンブルドア が 信頼 して 助け を 借りる の は 誰 かしら ね 。 ||しんらい||たすけ||かりる|||だれ|| Who does Dumbledore trust and help? ハグリッド 以外 に 」 |いがい| Except for Hagrid."

最後 の 言葉 を 聞く と ハグリッド は 胸 を そらした 。 さいご||ことば||きく||||むね|| Hagrid was distracted when he heard the last word. ハリー と ロン は よく やった と ハーマイオニ 一 に 目配せ した 。 ||||||||ひと||めくばせ| Harry and Ron looked at Hermione that he had done well.

「 まあ 、 それ くらい なら 言って も かまわ んじゃ ろう …… さて と …… 俺 から フラッフィー を 借りて …… 何 人 か の 先生 が 魔法 の 罠 を かけて …… スプラウト 先生 …… フリットウィック 先生 …… マクゴナガル 先生 ……」 ||||いって|||||||おれ||||かりて|なん|じん|||せんせい||まほう||わな||||せんせい||せんせい||せんせい "Well, if that's all you have to say... well... you borrowed Fluffy from me... some teachers set a magic trap... Professor Sprout... Professor Flitwick... McGonagall... Sensei..."

ハグリッド は 指 を 折って 名前 を 挙げ はじめた 。 ||ゆび||おって|なまえ||あげ| Hagrid began to count them on his fingers

「 それ から クィレル 先生 、 もちろん ダンブルドア 先生 も ちょっと 細工 した し 、 待てよ 、 誰 か 忘れて おる な 。 |||せんせい|||せんせい|||さいく|||まてよ|だれ||わすれて|| "Then, Professor Quirel, and of course Professor Dumbledore, did a little work, wait, don't forget anyone. そうそう 、 スネイプ 先生 」 そう そう||せんせい

「 スネイプ だって ? 」 「 ああ 、 そうだ 。 |そう だ まだ あの こと に こだわって おる の か ? Are you still obsessed with that? スネイプ は 石 を 守る 方 の 手助け を した んだ 。 ||いし||まもる|かた||てだすけ||| Snape helped protect the stone. 盗もう と する はず が ない 」 ぬすもう||||| I can't try to steal it. "

ハリー は 、 ロン も ハーマイオニー も 自分 と 同じ こと を 考えて いる な と 思った 。 ||||||じぶん||おなじ|||かんがえて||||おもった Harry thought that both Ron and Hermione were thinking the same thing as themselves. もし スネイプ が 石 を 守る 側 に いた ならば 、 他の 先生 が どんな やり 方 で 守ろう と した かも 簡単に わかる はずだ 。 |||いし||まもる|がわ||||たの|せんせい||||かた||まもろう||||かんたんに|| If Snape was on the side of protecting the stone, it would be easy to see how the other teachers tried to protect it.

たぶん 全部 わかった んだ ── クィレル の 呪文 と フラソフィー を 出し抜く 方法 以外 は 。 |ぜんぶ|||||じゅもん||||だしぬく|ほうほう|いがい| Maybe I understand everything ── except how to get rid of Quirel's spells and Frasophie.

「 ハグリッド だけ が フラッフィー を おとなしく さ せられる んだ よ ね ? |||||||せら れる||| "Only Hagrid can make Fluffy quiet, right? 誰 に も 教えたり は し ない よ ね ? だれ|||おしえたり||||| You don't teach anyone, right? たとえ 先生 に だって 」 |せんせい|| Even if it ’s a teacher. ”

ハリー は 心配 そうに 開いた 。 ||しんぱい|そう に|あいた Harry opened anxiously.

「 俺 と ダンブルドア 先生 以外 は 誰一人 と して 知ら ん 」 おれ|||せんせい|いがい||だれひとり|||しら| "No one knows except me and Professor Dumbledore."

ハグリッド は 得意 げ に 言った 。 ||とくい|||いった Hagrid said proudly.

「 そう 、 それ なら 一安心 だ 」 |||ひとあんしん| "Well, that's a relief.

ハリー は 他の 二 人 に 向かって そう つぶやいた 。 ||たの|ふた|じん||むかって|| Harry muttered to the other two.

「 ハグリッド 、 窓 を 開けて も いい ? |まど||あけて|| "Hagrid, can I open the window? ゆだっちゃ うよ 」 Let's boil it."

「 悪い な 。 わるい| " sorry . それ は でき ん 」 I can't do that."

ハリー は ハグリッド が チラリ と 暖炉 を 見た の に 気づいた 。 ||||ちらり||だんろ||みた|||きづいた Harry noticed Hagrid glance at the fireplace.

「 ハグリッド ── あれ は 何 ? |||なん "Hagrid--what's that? 」 聞く まで も なく ハリー に は わかって いた 。 きく|||||||| Harry knew it before he even asked. 炎 の 真ん中 、 やかん の 下 に 大きな 黒い 卵 が あった 。 えん||まんなか|||した||おおきな|くろい|たまご||

「 えー と 、 あれ は …… その ……」

ハグリッド は 落ち着か ない 様子 で ヒゲ を いじって いた 。 ||おちつか||ようす||ひげ||| Hagrid restlessly fiddled with his beard.

「 ハグリッド 、 どこ で 手 に 入れた の ? |||て||いれた| "Hagrid, where did you get it? すごく 高かったろう 」 |たかかったろう It must have been very expensive.”

ロン は そう 言い ながら 、 火 の そば に 屈み込んで 卵 を よく 見よう と した 。 |||いい||ひ||||くっみこんで|たまご|||みよう|| Ron said as he crouched by the fire to take a closer look at the eggs.

「 賭け に 勝った んだ 。 かけ||かった| I won the bet. 昨日 の 晩 、 村 まで 行って 、 ちょっと 酒 を 飲んで 、 知ら ない や つと トランプ を して な 。 きのう||ばん|むら||おこなって||さけ||のんで|しら||||とらんぷ||| I went to the village yesterday evening, had a little drink, and played cards with a stranger. はっきり いえば 、 そい つ は 厄介 払い して 喜んで おった な 」 |||||やっかい|はらい||よろこんで|| To be clear, he was happy to get rid of the trouble. "

「 だけど 、 もし 卵 が 孵ったら どう する つもりな の ? ||たまご||ふ ったら|||| "But what are you going to do if the eggs hatch? 」 ハーマイオニー が 尋ねた 。 ||たずねた 「 それ で 、 ちい と 読んどる んだ が な 」 ||||よ ん ど る||| "So, I read it."

ハグリッド は 枕 の 下 から 大きな 本 を 取り出した 。 ||まくら||した||おおきな|ほん||とりだした Hagrid took a large book from under his pillow.

「 図書 館 から 借りた んだ ──『 趣味 と 実益 を 兼ねた ドラゴン の 育て 方 』── もちろん 、 ちい と 古い が 、 何でも 書いて ある 。 としょ|かん||かりた||しゅみ||じつえき||かねた|||そだて|かた||||ふるい||なんでも|かいて| "I borrowed it from the library ──" How to raise a dragon that has both hobbies and profits "── Of course, it's a little old, but everything is written. 母 竜 が 息 を 吹きかける ように 卵 は 火 の 中 に 置け 。 はは|りゅう||いき||ふきかける||たまご||ひ||なか||おけ Place the eggs in the fire as the mother dragon breathes. なあ ? それ からっと …… 孵った 時 に は ブランデー と 鶏 の 血 を 混ぜて 三十 分 ごと に バケツ 一杯 飲ま せろ と か 。 |から っと|ふ った|じ|||||にわとり||ち||まぜて|さんじゅう|ぶん|||ばけつ|いっぱい|のま||| Then ... When it hatches, mix brandy and chicken blood and drink a bucket every thirty minutes. それ と ここ を 見て みろ や ── 卵 の 見分け 方 ── 俺 の は ノルウェー ・ リッジバック と いう 種類 らしい 。 ||||みて|||たまご||みわけ|かた|おれ|||のるうぇー||||しゅるい| Also, look here ── How to distinguish eggs ── It seems that my name is Norwegian Ridgeback. こいつ が 珍しい やつで な 」 ||めずらしい|| This guy is a rare guy."

ハグリッド の 方 は 大 満足 そう だった が 、 ハーマイオニー は 違った 。 ||かた||だい|まんぞく||||||ちがった Hagrid seemed very happy, but Hermione was different.

「 ハグリッド 、 この 家 は 木 の 家 な の よ 」 ||いえ||き||いえ||| "Hagrid, this house is made of wood."

ハグリッド は どこ 吹く 風 、 ルンルン 鼻歌 まじり で 火 を くべて いた 。 |||ふく|かぜ|るんるん|はなうた|||ひ||| Hagrid was humming fire wherever the wind blew.

結局 、 もう 一 つ 心配 を 抱える こと に なって しまった 。 けっきょく||ひと||しんぱい||かかえる|||| In the end, I ended up having another worry. ハグリッド が 法 を 犯して 小屋 に ドラゴン を 隠して いる の が バレ たら どう なる んだろう 。 ||ほう||おかして|こや||||かくして|||||||| What if Hagrid violated the law and hid the dragon in the hut?

「 あー あ 、 平穏な 生活 って 、 どんな もの か なあ 」 ||へいおんな|せいかつ||||| "Ah, what is a peaceful life like?" 次々 に 出さ れる 宿題 と 来る 日 も 来る 日 も 格闘 し ながら 、 ロン が ため息 を ついた 。 つぎつぎ||ださ||しゅくだい||くる|ひ||くる|ひ||かくとう|||||ためいき|| Ron sighed as he struggled day after day with his homework. ハーマイオニー が ハリー と ロン の 分 も 復習 予定 表 を 作り はじめた ので 、 二 人 と も 気 が 狂い そうだった 。 ||||||ぶん||ふくしゅう|よてい|ひょう||つくり|||ふた|じん|||き||くるい|そう だった Hermione started to make a review schedule for Harry and Ron, so they both seemed crazy.

ある 朝 、 ヘドウィグ が ハリー に ハグリッド から の 手紙 を 届けた 。 |あさ||||||||てがみ||とどけた One morning, Hedwig delivered Harry a letter from Hagrid. たった 一行 の 手紙 だ 。 |いっこう||てがみ| It's just one line of letters.

「 いよいよ 孵る ぞ 」 |ふ る| "It's finally hatched."

ロン は 薬草学 の 授業 を サボって 、 すぐ 小屋 に 向かおう と した が 、 ハーマイオニー が ガン と して 受けつけ ない 。 ||やくそう がく||じゅぎょう||さぼって||こや||むかおう||||||がん|||うけつけ| Ron skipped the herbology class and immediately went to the hut, but Hermiony refused to accept it as a cancer.

「 だって 、 ハーマイオニー 、 ドラゴン の 卵 が 孵 る ところ なんて 、 一生 に 何度 も 見られる と 思う かい ? ||||たまご||ふ||||いっしょう||なんど||み られる||おもう| "Because, Hermione, do you think you'll see dragon eggs hatching many times in your life? 」 「 授業 が ある でしょ 。 じゅぎょう||| "There is a class. さぼったら また 面倒な こと に なる わ よ 。 さ ぼったら||めんどうな||||| If you skip it, it will be troublesome again. でも 、 ハグリッド が して いる こと が バレ たら 、 私 たち の 面倒 と は 比べもの に なら ない ぐらい 、 あの 人 ひどく 困る こと に なる わ ……」 |||||||||わたくし|||めんどう|||くらべもの||||||じん||こまる|||| But if what Hagrid is doing is out of the question, that person will be in great trouble to the extent that it is incomparable to our hassle ... "

「 黙って ! だまって 」 ハリー が 小声 で 言った 。 ||こごえ||いった Harry whispered.

マルフォイ が ほんの 数 メートル 先 に いて 、 立ち止まって じっと 聞き 耳 を 立てて いた 。 |||すう|めーとる|さき|||たちどまって||きき|みみ||たてて| Malfoy was just a few meters away, stopping and listening intently. どこ まで 聞かれて しまった んだろう ? ||きか れて|| I wonder how much they've heard? ハリー は マルフォイ の 表情 が とても 気 に かかった 。 ||||ひょうじょう|||き|| Harry was very worried about Malfoy's expression.

ロン と ハーマイオニー は 薬草 学 の 教室 に 行く 間 ずっと 言い争って いた 。 ||||やくそう|まな||きょうしつ||いく|あいだ||いいあらそって| Ron and Hermione were arguing all the way to the herbal medicine classroom. とうとう ハーマイオニー も 折れて 、 午前 中 の 休憩 時間 に 三 人 で 急いで 小屋 に 行って みよう と いう こと に なった 。 |||おれて|ごぜん|なか||きゅうけい|じかん||みっ|じん||いそいで|こや||おこなって|||||| Finally Hermione gave in and decided that the three of us would hurry to the hut during our morning break. 授業 の 終わり を 告げる ベル が 、 塔 から 聞こえて くる やいなや 、 三 人 は 移植 ごて を 放り投げ 、 校庭 を 横切って 森 の はずれ へ と 急いだ 。 じゅぎょう||おわり||つげる|べる||とう||きこえて|||みっ|じん||いしょく|||ほうりなげ|こうてい||よこぎって|しげる|||||いそいだ As soon as the bell, which signaled the end of the lesson, was heard from the tower, the three threw a transplant iron and hurried across the school playground to the outskirts of the forest.

ハグリッド は 興奮 で 紅潮 して いた 。 ||こうふん||こうちょう|| Hagrid was flushed with excitement.

「 もう すぐ 出て くる ぞ 」 と 三 人 を 招き入れた 。 ||でて||||みっ|じん||まねきいれた

卵 は テーブル の 上 に 置か れ 、 探い 亀裂 が 入って いた 。 たまご||てーぶる||うえ||おか||さが い|きれつ||はいって| The egg was placed on the table and had a probing crack. 中 で 何 か が 動いて いる 。 なか||なん|||うごいて| Something is moving inside. コツン 、 コツン と いう 音 が する 。 ||||おと|| I hear a thump, a thump.

椅子 を テーブル の そば に 引き寄せ 、 みんな 息 を ひそめて 見守った 。 いす||てーぶる||||ひきよせ||いき|||みまもった I pulled the chair to the side of the table and everyone watched with a sigh.

突然 キーッ と 引っ掻く ような 音 が して 卵 が パックリ 割れ 、 赤ちゃん ドラゴン が テーブル に ポイ と 出て きた 。 とつぜん|||ひっかく||おと|||たまご|||われ|あかちゃん|||てーぶる||ぽい||でて| Suddenly there was a squeaking noise, the egg cracked, and the baby dragon popped out on the table. 可愛い と は とても 言え ない 。 かわいい||||いえ| I can't say it's cute. シワクチャ の 黒い こうもり 傘 の ようだ 、 と ハリー は 思った 。 ||くろい||かさ||||||おもった Harry thought it was like a wrinkled black cloud umbrella. やせっぽ ち の 真っ黒な 胴体 に 不似合いな 、 巨大な 骨っぽい 翼 、 長い 鼻 に 大きな 鼻 の 穴 、 こぶ の ような 角 、 オレンジ色 の 出 目 金 だ 。 やせ っぽ|||まっくろな|どうたい||ふにあいな|きょだいな|こつ っぽい|つばさ|ながい|はな||おおきな|はな||あな||||かど|おれんじいろ||だ|め|きむ| Huge bone-like wings, long nostrils, large nostrils, hump-like horns, and orange telescopes that don't look good on a skinny black torso. 赤ちゃん が くしゃみ を する と 、 鼻 から 火花 が 散った 。 あかちゃん||||||はな||ひばな||ちった When the baby sneezed, sparks flew from his nose.

「 すばらしく 美しい だろう ? |うつくしい| "Isn't it wonderfully beautiful? 」 ハグリッド が そう つぶやき ながら 手 を 差し出して ドラゴン の 頭 を なでよう と した 。 |||||て||さしだして|||あたま|||| ' said Hagrid, holding out his hand to stroke the dragon's head. すると ドラゴン は 、 とがった 牙 を 見せて ハグリッド の 指 に かみついた 。 ||||きば||みせて|||ゆび|| Then the dragon showed its sharp fangs and bit Hagrid's finger.

「 こりゃ すごい 、 ちゃんと ママ ちゃん が わかる んじゃ ! |||まま|||| "This is amazing, you can understand Mama-chan properly! 」 「 ハグリッド 。 ノルウェー ・ リッジバック 種 って どれ くらい の 早 さ で 大きく なる の ? のるうぇー||しゅ|||||はや|||おおきく|| How fast do Norwegian ridgeback seeds grow? 」 ハーマイオニー が 聞いた 。 ||きいた 答えよう と した とたん 、 ハグリッド の 顔 から 血の気 が 引いた ── はじか れた ように 立ち上がり 、 窓際 に かけ寄った 。 こたえよう||||||かお||ちのけ||ひいた||||たちあがり|まどぎわ||かけよった As soon as I tried to answer, Hagrid's face was bleeding ── he stood up as if he had been repelled and approached the window.

「 どうした の ? 」 「 カーテン の すき間 から 誰 か が 見て おった …… 子供 だ …… 学校 の 方 へ かけて 行く 」 かーてん||すきま||だれ|||みて||こども||がっこう||かた|||いく "Someone was watching through the gap in the curtain ... I'm a kid ... I'm going to school." ハリー が 急いで ドア に かけ寄り 外 を 見た 。 ||いそいで|どあ||かけより|がい||みた Harry hurried to the door and looked out. 遠目 に だって あの 姿 は まぎれもない 。 とお め||||すがた||まぎれ も ない Even from a distance, that figure is unmistakable. マルフォイ に ドラゴン を 見られて しまった 。 ||||み られて| Malfoy saw the dragon.