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四月は君の嘘, Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April) Episode 13

Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April ) Episode 13

♪♪ 『 愛 の 悲しみ 』

♪♪~

≪ ( ドア の 開く 音 ) ( 公生 ) ん ?

( 紘子 ) お 願い ! ( 早 希 ) もう しょうがない わ ね 。

♪♪ ( ピアノ の 演奏 )

( 紘子 ) ♪♪ 「 旦那 の アホ 」 →

♪♪ 「 もっと 構え 浮気 する ぞ 」

♪♪~

( 公生 ) 紘 ちゃん また 旦那 さん と ケンカ し た の ?

( 紘子 ) ケンカ じゃ ない わ 。 これ は 戦争 よ 。 →

謝ったら 金輪際 おしまい な の 。

ふ ~ ん 。

♪♪~

♪♪ 「 旦那 の アホ 」

♪♪ 「 もっと 構え 浮気 する ぞ 」

公生 … 。 あんた 何で ピアノ 弾け てる の ?

ん ? どうして 弾け ない の ?

( 紘子 ) 早 希 ! 公生 を ピアニスト に しよ う ! →

公生 は … 公生 は …→

天才 だ よ !

♪♪~

( 公生 ) 僕 行き ます 。

( 紘子 ) 一 人 で ? ( 公生 ) はい 。

( 紘子 ) 本気 ? ( 公生 ) はい 。

( 紘子 ) 何 を 弾く つもり ? バイオリン なし じゃ … 。

( 公生 ) 曲目 は 変え ませ ん 。

( 三池 ) 《 あんな の 音楽 でも 何でもない 》

( 公生 ) 僕 悔し い ん です 。

( 公生 ) だ から 証明 し ます 。

宮 園 かをり が どれほど の 演奏 家 か 。

それ に じゃ じゃ 馬 の 至上 命令 な ん です 。

ガラコン は 目立って なんぼ です から 。

( 観客 たち の 拍手 )

( 観客 ) これ って バイオリン の コンサート だ ろ ?

( 観客 ) 伴奏 者 が 一 人 だけ で 弾く の ?

《 全部 君 の せい だ 。 君 が 僕 を 舞台 に 戻し た から 》

《 いつも 君 が 僕 を 突き動かす 》

( 武士 ) 《 俺 を 見ろ ! 》 ( 絵 見 ) 《 私 を 見ろ ! 》

( かをり ) 《 私 を 見ろ ! 》

《 僕 を 見ろ ! 》

《 証明 して やる 。 僕 は すごい 》

《 僕 を 伴奏 者 に 据える 宮 園 かおり は … 》

《 もっと すごい ! 》

♪♪ 『 愛 の 悲しみ 』

♪♪~

( 風間 ) 《 再び 前代未聞 。 また 有馬 か ! 》

( 審査 員 ) 《 伴奏 じゃ ない 。 これ は … 》

( 絵 見 ) 《 クライスラー 『 愛 の 悲しみ 』 ラフマニノフ ピアノ 編曲 版 》

[ テレビ ] ♪♪ ( 『 愛 の 悲しみ 』 の 演奏 )

( 紘子 ) 《 早 希 が 好き だった 曲 》 →

《 一 人 で ずっと 向き合って た の ね 》 →

《 でも あんた の 知って る 『 愛 の 悲しみ 』 は →

そんな 曲 だった ? 》

♪♪~

《 見 て ろ 見 て ろ 見 て ろ ! 》

《 僕 は すごい ! 宮 園 かをり は … 》

《 もっと すごい ! 》

♪♪~

( 観客 ) 《 すげ え 》 ( 観客 ) 《 大 迫力 》

( 落合 ) 《 がっかり ね 》 →

《 ただ 怒り を ぶつけ てる だけ 》 →

《 粗雑 さ と たけだけし さ を はき違え てる 》 →

《 耳障り だ わ 》

《 あれ ? 僕 こんなに 強く たた い て た ? 》

《 体中 に 力 が 入って る 》

《 こんな ん じゃ 駄目 だ 》

《 この 曲 は こんな 弾き 方 じゃ ない よ な 》

《 いつも 聴 い て い た この 曲 は 僕 の 子守歌 だった 》

《 この 曲 は … 》

♪♪~

《 おかしい な 》

《 いつも み たい に 音 が 聞こえ ない のに →

僕 の 中 に 音 が ある 》

《 それ は 音 に 束縛 さ れ ない って こと じゃ ない か な 》 →

《 願い や 思い を 込め た 音 を 感じる 瞬間 は なかった ? 》

あっ … 。

( 紘子 ) 《 音 が 聞こえ なく なる 。 きっと それ は 贈り物 だ よ 》

( 早 希 ) 《 公生 。 もっと 優しく 》 →

《 赤ちゃん の 頭 を なでる よう に 》

( 早 希 ) 《 抱き締める よう に 弾く の よ 》

ああ … 。

《 母さん 》

《 この 曲 母さん なら こう 弾 い た か な 》

♪♪~

( 落合 ) 《 演奏 が 変わった 》

( 絵 見 ) 《 また だ 。 音 が 変わる 》

♪♪~

( 椿 ) 《 公生 … 》

♪♪~

( 紘子 ) 《 早 希 だ 。 早 希 が いる 》

( 紘子 ) 早 希 ! いくら 何でも やり 過ぎよ ! →

血 が 出る ほど 殴りつける なんて →

ひど 過ぎる わ 。 それ でも 母親 ? →

公生 は あんた に 喜んで ほしく て 頑張って た の よ 。

分かって る わ よ そんな こと !

( 紘子 ) 早 希 !

( 早 希 ) 分かって る わ 。 でも →

私 に は 時間 が ない の 。

早 希 … 。

♪♪~

助け て 助け て よ 。

誰 か 助け て 。

音 が … ピアノ が … N 僕 の 耳 が … 。

音 が 聞こえ ない よ 。

誰 か 助け て よ 。

お 母さん … 。

( 紘子 ) 《 公生 。 あんた を 追い詰め た の は 私 だ 》 →

《 私 が あんた を ピアニスト に し よう なんて 言った から 》

( 紘子 ) ごめん ね 。

( 紘子 ) 《 音楽 が 公生 を 苦しめる もの で しか ない のに 》

( 紘子 ) ごめん ね 。

( 紘子 ) 《 私 は この 子 の そば に い て は いけない ん だ 》

( 紘子 ) ごめん ね 。 ごめん ね 。

( 紘子 ) 《 でも … 》

( 紘子 ) 《 公生 は 戻って き た 》

( 紘子 ) 何 が あんた を ピアノ に 向かわ せ た の ?

僕 は もう 一 度 その 光景 を 体験 し たい 。

思った ん です 。

変 な ピアニスト に なり たい なって 。

( 紘子 ) 《 早 希 を 失った 公生 は →

掛け替えのない 誰 か と 出会った の ね 》 →

《 公生 が 信じ てる のに ピアニスト の 私 が →

音楽 の 力 を 信じ ない わけ に は いか ない じゃ ない 》

♪♪~

( 紘子 ) 《 早 希 。 ちゃんと 見 て て よ 》 →

《 私 たち の 息子 が 最後 の お 別れ を し に 行く から 》

♪♪~

《 ああ … やっぱり 思わず に は い られ ない 》

《 この 曲 は 母さん の に おい が する 》

( かをり ) 《 君 は 誰 の ため に 弾く の ? 》

《 届く かな ? 届く と いい な 》

( 早 希 ) 私 が い なく なったら 公生 は どう なる の ? →

ちゃんと 生活 できる ?

音楽 で 食べ て いけ る ? 今 私 に できる こと は →

譜面 を 忠実 に 正確 に 弾か せる こと 。 →

手 に 技術 さえ あれ ば →

将来 何とか 食べ て いける かも しれ ない 。

( 早 希 ) ひどい 母親 。 →

あの 子 に 何も 残し て あげ られ ない 。 →

毎朝 歯磨き できる かしら 。 →

どこ でも 寝 ちゃ う から 風邪 ひか ない かしら 。 →

運動 が 苦手 だ から 大 ケガ し ない かしら 。 →

もっと そば に い て あげ たかった 。 →

私 の 宝物 は 幸せ に なれる かしら 。

♪♪~

《 知って た ん だ 》

《 母さん の 亡霊 は 僕 が つくり 出し た 影 》

《 逃げ出す ため の 理由 》

《 僕 の 弱 さ 》

《 母さん は もう あの 場所 に い ない 》

《 母さん は 僕 の 中 に いる 》

《 そうだ よ ね 》

《 ピアノ は 抱き締める よう に 弾く ん だ よ ね 》

♪♪~

ねえ ねえ お 母さん 。

『 愛 の 喜び 』 と 『 愛 の 悲しみ 』 が ある のに →

どうして いつも 『 愛 の 悲しみ 』 を 弾く の ?

あっ 。

それ は ね … 。

( 早 希 ) 悲しみ に 慣れ て おく ため よ 。

( 紘子 ) 《 私 たち は つながって いる 》 →

《 音 が 断続 的 に つながる よう に 私 たち は 共有 し て いる 》 →

《 音楽 を 通し て 知って いる 誰 か と →

知ら ない 誰 か と 世界中 の 誰 か と 》

( かをり ) 《 君 も 行 こ う 》

《 誰 か と 同じ ように 母さん と も つながって いる 》

《 そう 信じ て いる から 僕 は 進む ん だ 》

《 だから … だ から … 》

《 さよなら 》

( 拍手 )

( 観客 たち の 拍手 )

《 さよなら 》

≪ ( 物音 ) ( 三池 ) あっ 。

ハハッ 。 膝 が 笑って る 。

気 が 抜け た か な 。

( 三池 ) あっ 。 ≪ ( 紘子 ) 公生 ! 公生 !

( 小春 ) う ぁ ~ ! ど わ ~ !

( 小春 の 泣き声 )

≪ ( 紘子 ) フッ 。 モテモテ だ ね 色 男 。

娘 が 男 の 胸 に 飛び込 ん だ なんて 知ったら →

旦那 泣 くわ ね 。 ハハ … 。

早 希 に は 会え た ?

母さん は いつも 近く に い まし た 。

うん 。

ピアノ の タッチ も 指 の 運び も ペダル を キュッ と 踏む 癖 も →

味 の 好み も 食べる 順番 も →

僕 の ちょっと し た しぐさ に 母さん が いる 。

僕ら は … 僕 と 母さん は つながって いる 。

うん 。

紘子 さん 。 母さん に 届 い た か な 。

僕 の 精いっぱい の ピアノ 。

母さん に 届 い た か な 。

( 紘子 ) バカ 。 あんた たち は つながって る ん でしょ 。

届 い た に 決まって ん じゃ ん 。

( 泣き声 )

《 音楽 が あった から 出会え た 瞬間 が ある 》

《 出会え た 感動 が ある 》

《 出会え た 人 たち が いる 》

《 出会え た 思い が ある 》

《 これ は 全部 →

ピアノ を 僕 に 教え て くれ た 母さん が 残し て くれ た 思い出 》

《 母さん 僕 は 幸せ だ よ 》

《 ありがとう ありがとう 》

《 さよなら 》

( 観客 ) すてき だった なぁ 。

( 観客 ) もう 帰って も いい くらい だ 。

( 観客 ) 次 の 演奏 か 。

( 観客 ) 今 音 いら ねぇ 。

( 三池 ) 《 舞台 に 立つ の が こんなに 怖い なんて 》

( 風間 ) 《 三池 君 … 》

( 審査 員 ) 《 これ は つらい な 》

( 三池 ) 《 逃げ出し たい 。 あっ 》

( 三池 ) 《 ママ … 》

( 三池 ) 《 僕 は あそこ まで 精いっぱい やった だ ろうか 》 →

《 あそこ まで 真摯 に 向き合った だ ろうか 》 →

《 僕 も あそこ まで 身 も 心 も 捧げ て み たい 》 →

《 燃焼 し て み たい 》 →

《 見 て て ! 》

( 三池 ) 《 今 は 無性に ママ の 声 が 聞き たい よ 》

( 観客 ) あれ ? ( 風間 ) 《 ん ? 》

( 審査 員 ) 《 いつも より 音 が 柔らかい ? 》 →

《 そう か 。 君 も 打ち抜か れ た か 》 →

《 君 たち も 高め 合う の か 》

( 絵 見 ) あ ~ 面白かった 。 ( 落合 ) バイオリン は いい わ ね 。

( 絵 見 ) 先生 。 ( 落合 ) うん ?

( 絵 見 ) 私 音楽 やって て よかった 。

( 落合 ) ウフッ 。

強敵 を ぶち の めす ! これ ぞ 至上 の 悦 楽 。

( 落合 ) 《 真性 ド S 》

( 渡 ) お っ 公生 。 … と お 姉 さま 。

お ー い ! ( 椿 ) 公生 !

( 心臓 の 鼓動 )

( 椿 ) 《 あれ ? あれ ? おかしい な 》 →

《 言葉 が 出 て こ ない や 。 変 な の 》

( 渡 ) もう 帰 っち まっ て いい の か ?

いい ん じゃ ない ? 僕 な ん か おまけ の おまけ だ し 。

それ に … 。

トンズラ か まし た おまけに お きゅう を 据え ない と ね 。

( 椿 ) 《 怒って る 》 ( 渡 ) 《 怒って る ? 》

じゃあ 帰 ろ っか 。 色々 疲れ た よ 。

( 小春 ) ジュース 飲み たい 。

( 紘子 ) あ ~ お 母ちゃん も 飲み たい わ 。

椿 。 頑張った 僕 に 一言 ない の ?

えっ ? えっ と … 。

何 か 大人っぽい 。

何 だ よ それ 。 褒め て ほしかった のに 。

《 あれ ? あれ れ ? 変 な の 》 →

《 こらえ て ない と 涙 が 出 そ う … 涙 ? 》 →

《 公生 と いつも どおり 話せ て ほっと し た 涙 ? 》 →

《 公生 と いつも どおり 話せ て 残念 な 涙 ? 》

♪♪ ( ピアノ の 演奏 )

♪♪~

( 紘子 ) 見 に 来 て た なら →

一言 おっしゃって くだされ ば いい のに 。

相変わらず お 人 が 悪い です ね 。 →

落合 先生 。 ( 落合 ) フッ 。

有馬 君 が あなた に 師事 し て い た なんて →

意外 だった わ 。

有馬 早 希 が 他界 し て から あの 家 に は 近づか なかった のに 。 →

あの 子 も 変わった わ 。 面白い 演奏 家 に なった 。

はい 。

音 に 何 か を 宿し 聴 い た 人間 に 何 か を 残す 。 →

あいつ は 表現 者 と して の 道 を 再び 歩み だ し まし た 。 →

でも 有馬 早 希 を 失った こと は →

公生 に とって 私 に とって 残念 な こと です が →

有馬 公生 と いう 演奏 家 に とって →

必要 な こと だった ん でしょ う か 。

( 落合 ) 《 有馬 君 の 演奏 に は どこ か 悲し み が つきまとう 》 →

《 最愛 の 母 の 死 が 彼 に 何 か を もたらし た の だ と し たら →

それ は 鬼 の 通る 道 だ 》

( 紘子 ) 《 悲し み が 成長 さ せる 。 公生 が 進む の なら … 》

( 紘子 ) 《 失って 進む の かも しれ ない 》

♪♪~


Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April ) Episode 13 shigatsu||kimi||uso|your|lie||april|episode Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April) Episode 13

♪♪ 『 愛 の 悲しみ 』 あい||かなしみ

♪♪~

≪ ( ドア の 開く 音 ) ( 公生 ) ん ? どあ||あく|おと|きみお|

( 紘子 ) お 願い ! ( 早 希 ) もう しょうがない わ ね 。 ひろこ||ねがい|はや|まれ||||

♪♪ ( ピアノ の 演奏 ) ぴあの||えんそう

( 紘子 ) ♪♪ 「 旦那 の アホ 」 → ひろこ|だんな||

♪♪ 「 もっと 構え 浮気 する ぞ 」 |かまえ|うわき|| ♪♪ "I'm going to cheat on you more"

♪♪~

( 公生 ) 紘 ちゃん また 旦那 さん と ケンカ し た の ? きみお|ひろし|||だんな|||けんか|||

( 紘子 ) ケンカ じゃ ない わ 。 これ は 戦争 よ 。 → ひろこ|けんか||||||せんそう|

謝ったら 金輪際 おしまい な の 。 あやまったら|こんりんざい||| If you apologize, it will be the end of your life.

ふ ~ ん 。

♪♪~

♪♪ 「 旦那 の アホ 」 だんな||

♪♪ 「 もっと 構え 浮気 する ぞ 」 |かまえ|うわき||

公生 … 。 あんた 何で ピアノ 弾け てる の ? きみお||なんで|ぴあの|はじけ|| Or I'm gonna step out on you!

ん ? どうして 弾け ない の ? ||はじけ||

( 紘子 ) 早 希 ! 公生 を ピアニスト に しよ う ! → ひろこ|はや|まれ|きみお||ぴあにすと||| Saki!

公生 は … 公生 は …→ きみお||きみお| Kousei is... Kousei is...→

天才 だ よ ! てんさい||

♪♪~

( 公生 ) 僕 行き ます 。 きみお|ぼく|いき| I'm heading out now.

( 紘子 ) 一 人 で ? ( 公生 ) はい 。 ひろこ|ひと|じん||きみお| By yourself?

( 紘子 ) 本気 ? ( 公生 ) はい 。 ひろこ|ほんき|きみお| Are you serious?

( 紘子 ) 何 を 弾く つもり ? バイオリン なし じゃ … 。 ひろこ|なん||はじく||ばいおりん|| What are you going to play? Without a violi-

( 公生 ) 曲目 は 変え ませ ん 。 きみお|きょくもく||かえ|| I'm not changing the song.

( 三池 ) 《 あんな の 音楽 でも 何でもない 》 みいけ|||おんがく||なんでもない (Miike) 《It's nothing like that kind of music》

( 公生 ) 僕 悔し い ん です 。 きみお|ぼく|くやし||| See, I'm pissed.

( 公生 ) だ から 証明 し ます 。 きみお|||しょうめい||

宮 園 かをり が どれほど の 演奏 家 か 。 みや|えん|かおり||||えんそう|いえ| What kind of performer is Kaori Miyazono?

それ に じゃ じゃ 馬 の 至上 命令 な ん です 。 ||||うま||しじょう|めいれい||| And it's a shrew's supreme command.

ガラコン は 目立って なんぼ です から 。 ||めだって||| These galas are all about standing out.

( 観客 たち の 拍手 ) かんきゃく|||はくしゅ

( 観客 ) これ って バイオリン の コンサート だ ろ ? かんきゃく|||ばいおりん||こんさーと|| Wait, this is a violin concert, right?

( 観客 ) 伴奏 者 が 一 人 だけ で 弾く の ? かんきゃく|ばんそう|もの||ひと|じん|||はじく|

《 全部 君 の せい だ 。 君 が 僕 を 舞台 に 戻し た から 》 ぜんぶ|きみ||||きみ||ぼく||ぶたい||もどし|| "It's all your fault. Because you put me back on stage

《 いつも 君 が 僕 を 突き動かす 》 |きみ||ぼく||つきうごかす

( 武士 ) 《 俺 を 見ろ ! 》 ( 絵 見 ) 《 私 を 見ろ ! 》 ぶし|おれ||みろ|え|み|わたくし||みろ

( かをり ) 《 私 を 見ろ ! 》 かおり|わたくし||みろ

《 僕 を 見ろ ! 》 ぼく||みろ

《 証明 して やる 。 僕 は すごい 》 しょうめい|||ぼく|| I'm going to prove it. That I'm incredible.

《 僕 を 伴奏 者 に 据える 宮 園 かおり は … 》 ぼく||ばんそう|もの||すえる|みや|えん|| That Kaori Miyazono, who's named me to be her accompanist...

《 もっと すごい ! 》 ...is even more incredible!

♪♪ 『 愛 の 悲しみ 』 あい||かなしみ

♪♪~

( 風間 ) 《 再び 前代未聞 。 また 有馬 か ! 》 かざま|ふたたび|ぜんだいみもん||ありま| Once again, unprecedented! Arima again?

( 審査 員 ) 《 伴奏 じゃ ない 。 これ は … 》 しんさ|いん|ばんそう||||

( 絵 見 ) 《 クライスラー 『 愛 の 悲しみ 』 ラフマニノフ ピアノ 編曲 版 》 え|み||あい||かなしみ||ぴあの|へんきょく|はん

[ テレビ ] ♪♪ ( 『 愛 の 悲しみ 』 の 演奏 ) |あい||かなしみ||えんそう

( 紘子 ) 《 早 希 が 好き だった 曲 》 → ひろこ|はや|まれ||すき||きょく

《 一 人 で ずっと 向き合って た の ね 》 → ひと|じん|||むきあって||| So you've been facing it alone all this time. But...

《 でも あんた の 知って る 『 愛 の 悲しみ 』 は → |||しって||あい||かなしみ| 《 But the `` sorrow of love '' that you know is →

そんな 曲 だった ? 》 |きょく|

♪♪~

《 見 て ろ 見 て ろ 見 て ろ ! 》 み|||み|||み||

《 僕 は すごい ! 宮 園 かをり は … 》 ぼく|||みや|えん|かおり|

《 もっと すごい ! 》 << More amazing! 》

♪♪~

( 観客 ) 《 すげ え 》 ( 観客 ) 《 大 迫力 》 かんきゃく|||かんきゃく|だい|はくりょく Unbelievable!

( 落合 ) 《 がっかり ね 》 → おちあい|| (Ochiai) 《Disappointment》 →

《 ただ 怒り を ぶつけ てる だけ 》 → |いかり||||

《 粗雑 さ と たけだけし さ を はき違え てる 》 → そざつ||||||はきちがえ| He's confusing crudeness with ferocity.

《 耳障り だ わ 》 みみざわり|| This grates on my ears.

《 あれ ? 僕 こんなに 強く たた い て た ? 》 |ぼく||つよく|||| Huh?

《 体中 に 力 が 入って る 》 たいちゅう||ちから||はいって| My whole body is taut...

《 こんな ん じゃ 駄目 だ 》 |||だめ|

《 この 曲 は こんな 弾き 方 じゃ ない よ な 》 |きょく|||はじき|かた||||

《 いつも 聴 い て い た この 曲 は 僕 の 子守歌 だった 》 |き||||||きょく||ぼく||こもりうた|

《 この 曲 は … 》 |きょく|

♪♪~

《 おかしい な 》

《 いつも み たい に 音 が 聞こえ ない のに → ||||おと||きこえ|| Even though I can't hear the notes as usual,

僕 の 中 に 音 が ある 》 ぼく||なか||おと||

《 それ は 音 に 束縛 さ れ ない って こと じゃ ない か な 》 → ||おと||そくばく||||||||| 《 I think that means that you are not bound by sound 》 →

《 願い や 思い を 込め た 音 を 感じる 瞬間 は なかった ? 》 ねがい||おもい||こめ||おと||かんじる|しゅんかん||

あっ … 。

( 紘子 ) 《 音 が 聞こえ なく なる 。 きっと それ は 贈り物 だ よ 》 ひろこ|おと||きこえ||||||おくりもの|| Losing the ability to hear the notes...

( 早 希 ) 《 公生 。 もっと 優しく 》 → はや|まれ|きみお||やさしく

《 赤ちゃん の 頭 を なでる よう に 》 あかちゃん||あたま|||| Like you're caressing a baby's head.

( 早 希 ) 《 抱き締める よう に 弾く の よ 》 はや|まれ|だきしめる|||はじく|| (Saki) 《Play as if hugging you》

ああ … 。

《 母さん 》 かあさん

《 この 曲 母さん なら こう 弾 い た か な 》 |きょく|かあさん|||たま|||| 《I wonder if my mother would have played this song like this》

♪♪~

( 落合 ) 《 演奏 が 変わった 》 おちあい|えんそう||かわった

( 絵 見 ) 《 また だ 。 音 が 変わる 》 え|み|||おと||かわる He's doing it again.

♪♪~

( 椿 ) 《 公生 … 》 つばき|きみお

♪♪~

( 紘子 ) 《 早 希 だ 。 早 希 が いる 》 ひろこ|はや|まれ||はや|まれ||

( 紘子 ) 早 希 ! いくら 何でも やり 過ぎよ ! → ひろこ|はや|まれ||なんでも||すぎよ (Hiroko) Saki! No matter how much you overdo it! →

血 が 出る ほど 殴りつける なんて → ち||でる||なぐりつける| Hitting him hard enough to draw blood - that's way too harsh!

ひど 過ぎる わ 。 それ でも 母親 ? → |すぎる||||ははおや It's too bad. Still mother? →

公生 は あんた に 喜んで ほしく て 頑張って た の よ 。 きみお||||よろこんで|||がんばって||| Kousei wanted you to be happy and worked hard.

分かって る わ よ そんな こと ! わかって||||| I know that! Of course I know that!

( 紘子 ) 早 希 ! ひろこ|はや|まれ Saki!

( 早 希 ) 分かって る わ 。 でも → はや|まれ|わかって|||

私 に は 時間 が ない の 。 わたくし|||じかん||| i don't have time

早 希 … 。 はや|まれ

♪♪~

助け て 助け て よ 。 たすけ||たすけ|| Help me... Please help me...

誰 か 助け て 。 だれ||たすけ| somebody help .

音 が … ピアノ が …\ N 僕 の 耳 が … 。 おと||ぴあの||n|ぼく||みみ|

音 が 聞こえ ない よ 。 おと||きこえ||

誰 か 助け て よ 。 だれ||たすけ|| Somebody please help me.

お 母さん … 。 |かあさん

( 紘子 ) 《 公生 。 あんた を 追い詰め た の は 私 だ 》 → ひろこ|きみお|||おいつめ||||わたくし| Kousei...

《 私 が あんた を ピアニスト に し よう なんて 言った から 》 わたくし||||ぴあにすと|||||いった| 《Because I said I would make you a pianist》

( 紘子 ) ごめん ね 。 ひろこ||

( 紘子 ) 《 音楽 が 公生 を 苦しめる もの で しか ない のに 》 ひろこ|おんがく||きみお||くるしめる||||| If music only brings Kousei pain and suffering...

( 紘子 ) ごめん ね 。 ひろこ|| I'm so sorry...

( 紘子 ) 《 私 は この 子 の そば に い て は いけない ん だ 》 ひろこ|わたくし|||こ||||||||| Then I have no business being by his side.

( 紘子 ) ごめん ね 。 ごめん ね 。 ひろこ|||| I'm sorry... I'm sorry...

( 紘子 ) 《 でも … 》 ひろこ| Kousei Arima Sumitani Junior Highschool

( 紘子 ) 《 公生 は 戻って き た 》 ひろこ|きみお||もどって||

( 紘子 ) 何 が あんた を ピアノ に 向かわ せ た の ? ひろこ|なん||||ぴあの||むかわ||| What made you turn to the piano?

僕 は もう 一 度 その 光景 を 体験 し たい 。 ぼく|||ひと|たび||こうけい||たいけん|| I want to see that sight again with my own eyes one more time.

思った ん です 。 おもった|| That's what made me think...

変 な ピアニスト に なり たい なって 。 へん||ぴあにすと|||| That I'd like become a really weird pianist!

( 紘子 ) 《 早 希 を 失った 公生 は → ひろこ|はや|まれ||うしなった|きみお| After losing Saki, Kousei...

掛け替えのない 誰 か と 出会った の ね 》 → かけがえのない|だれ|||であった|| ...met someone who means the world to him.

《 公生 が 信じ てる のに ピアニスト の 私 が → きみお||しんじ|||ぴあにすと||わたくし|

音楽 の 力 を 信じ ない わけ に は いか ない じゃ ない 》 おんがく||ちから||しんじ|||||||| how can I not believe in the power of music?

♪♪~

( 紘子 ) 《 早 希 。 ちゃんと 見 て て よ 》 → ひろこ|はや|まれ||み||| Saki. Be sure to watch this.

《 私 たち の 息子 が 最後 の お 別れ を し に 行く から 》 わたくし|||むすこ||さいご|||わかれ||||いく| " Our son is going to say his last goodbye "

♪♪~

《 ああ … やっぱり 思わず に は い られ ない 》 ||おもわず||||| 《 Ah … I just can't help but think 》

《 この 曲 は 母さん の に おい が する 》 |きょく||かあさん||||| This song has my mother's scent.

( かをり ) 《 君 は 誰 の ため に 弾く の ? 》 かおり|きみ||だれ||||はじく|

《 届く かな ? 届く と いい な 》 とどく||とどく||| Will it reach her?

( 早 希 ) 私 が い なく なったら 公生 は どう なる の ? → はや|まれ|わたくし|||||きみお|||| After I'm gone...

ちゃんと 生活 できる ? |せいかつ| Will be able to earn a living?

音楽 で 食べ て いけ る ? 今 私 に できる こと は → おんがく||たべ||||いま|わたくし|||| Can he make music his livelihood?

譜面 を 忠実 に 正確 に 弾か せる こと 。 → ふめん||ちゅうじつ||せいかく||はじか|| To play the musical score faithfully and accurately. →

手 に 技術 さえ あれ ば → て||ぎじゅつ||| If you have the technology at hand →

将来 何とか 食べ て いける かも しれ ない 。 しょうらい|なんとか|たべ||||| I may be able to eat somehow in the future.

( 早 希 ) ひどい 母親 。 → はや|まれ||ははおや What a terrible mother...

あの 子 に 何も 残し て あげ られ ない 。 → |こ||なにも|のこし|||| There's nothing I can leave that boy...

毎朝 歯磨き できる かしら 。 → まいあさ|はみがき|| Will he brush his teeth every morning?

どこ でも 寝 ちゃ う から 風邪 ひか ない かしら 。 → ||ね||||かぜ||| He falls asleep anywhere, so what if he catches a cold?

運動 が 苦手 だ から 大 ケガ し ない かしら 。 → うんどう||にがて|||だい|けが||| I'm not good at exercise, so I wonder if I'll get seriously injured. →

もっと そば に い て あげ たかった 。 → I wanted to stay by your side more. →

私 の 宝物 は 幸せ に なれる かしら 。 わたくし||たからもの||しあわせ||| Will my treasure... ever find happiness?

♪♪~

《 知って た ん だ 》 しって|||

《 母さん の 亡霊 は 僕 が つくり 出し た 影 》 かあさん||ぼうれい||ぼく|||だし||かげ 《 Mother's ghost is a shadow I created 》

《 逃げ出す ため の 理由 》 にげだす|||りゆう An excuse for me to run away.

《 僕 の 弱 さ 》 ぼく||じゃく| My own weakness.

《 母さん は もう あの 場所 に い ない 》 かあさん||||ばしょ||| Mom isn't there anymore.

《 母さん は 僕 の 中 に いる 》 かあさん||ぼく||なか||

《 そうだ よ ね 》 そう だ|| Yes, that's right. The piano...

《 ピアノ は 抱き締める よう に 弾く ん だ よ ね 》 ぴあの||だきしめる|||はじく||||

♪♪~

ねえ ねえ お 母さん 。 |||かあさん

『 愛 の 喜び 』 と 『 愛 の 悲しみ 』 が ある のに → あい||よろこび||あい||かなしみ||| There's both Love's Joy and Love's Sorrow, so why...

どうして いつも 『 愛 の 悲しみ 』 を 弾く の ? ||あい||かなしみ||はじく|

あっ 。

それ は ね … 。 I play it so...

( 早 希 ) 悲しみ に 慣れ て おく ため よ 。 はや|まれ|かなしみ||なれ|||| (Saki) To get used to sadness.

( 紘子 ) 《 私 たち は つながって いる 》 → ひろこ|わたくし|||| We're all connected.

《 音 が 断続 的 に つながる よう に 私 たち は 共有 し て いる 》 → おと||だんぞく|てき|||||わたくし|||きょうゆう||| Just like the notes are intermittently connected...

《 音楽 を 通し て 知って いる 誰 か と → おんがく||とおし||しって||だれ|| Through music...

知ら ない 誰 か と 世界中 の 誰 か と 》 しら||だれ|||せかいじゅう||だれ|| with the people you don't know,

( かをり ) 《 君 も 行 こ う 》 かおり|きみ||ぎょう||

《 誰 か と 同じ ように 母さん と も つながって いる 》 だれ|||おなじ||かあさん|||| Just like with her, I'm connected to Mom, too.

《 そう 信じ て いる から 僕 は 進む ん だ 》 |しんじ||||ぼく||すすむ|| 《 I believe so , so I go forward 》

《 だから … だ から … 》

《 さよなら 》 Goodbye...

( 拍手 ) はくしゅ

( 観客 たち の 拍手 ) かんきゃく|||はくしゅ

《 さよなら 》

≪ ( 物音 ) ( 三池 ) あっ 。 ものおと|みいけ|

ハハッ 。 膝 が 笑って る 。 |ひざ||わらって| Haha. my knees are laughing

気 が 抜け た か な 。 き||ぬけ||| Are you out of your mind?

( 三池 ) あっ 。 ≪ ( 紘子 ) 公生 ! 公生 ! みいけ||ひろこ|きみお|きみお

( 小春 ) う ぁ ~ ! ど わ ~ ! こはる||||

( 小春 の 泣き声 ) こはる||なきごえ

≪ ( 紘子 ) フッ 。 モテモテ だ ね 色 男 。 ひろこ|||||いろ|おとこ ≪(Hiroko) Huh. He's popular, isn't he?

娘 が 男 の 胸 に 飛び込 ん だ なんて 知ったら → むすめ||おとこ||むね||とびこ||||しったら If I knew my daughter jumped into a man's chest →

旦那 泣 くわ ね 。 ハハ … 。 だんな|なき||| Husband is crying. Haha … .

早 希 に は 会え た ? はや|まれ|||あえ|

母さん は いつも 近く に い まし た 。 かあさん|||ちかく||||

うん 。

ピアノ の タッチ も 指 の 運び も ペダル を キュッ と 踏む 癖 も → ぴあの||たっち||ゆび||はこび||ぺだる||||ふむ|くせ| Yes.

味 の 好み も 食べる 順番 も → あじ||よしみ||たべる|じゅんばん| Taste preferences and order of eating →

僕 の ちょっと し た しぐさ に 母さん が いる 。 ぼく|||||||かあさん||

僕ら は … 僕 と 母さん は つながって いる 。 ぼくら||ぼく||かあさん||| We are... me and my mother are connected.

うん 。

紘子 さん 。 母さん に 届 い た か な 。 ひろこ||かあさん||とどけ||||

僕 の 精いっぱい の ピアノ 。 ぼく||せいいっぱい||ぴあの

母さん に 届 い た か な 。 かあさん||とどけ||||

( 紘子 ) バカ 。 あんた たち は つながって る ん でしょ 。 ひろこ|ばか|||||||

届 い た に 決まって ん じゃ ん 。 とどけ||||きまって|||

( 泣き声 ) なきごえ

《 音楽 が あった から 出会え た 瞬間 が ある 》 おんがく||||であえ||しゅんかん|| 《 There is a moment when we met because there was music 》

《 出会え た 感動 が ある 》 であえ||かんどう||

《 出会え た 人 たち が いる 》 であえ||じん|||

《 出会え た 思い が ある 》 であえ||おもい||

《 これ は 全部 → ||ぜんぶ

ピアノ を 僕 に 教え て くれ た 母さん が 残し て くれ た 思い出 》 ぴあの||ぼく||おしえ||||かあさん||のこし||||おもいで Memories left by my mother who taught me how to play the piano

《 母さん 僕 は 幸せ だ よ 》 かあさん|ぼく||しあわせ|| "Mom I'm happy"

《 ありがとう ありがとう 》

《 さよなら 》

( 観客 ) すてき だった なぁ 。 かんきゃく|||

( 観客 ) もう 帰って も いい くらい だ 。 かんきゃく||かえって|||| (Audience) It's time to go home.

( 観客 ) 次 の 演奏 か 。 かんきゃく|つぎ||えんそう|

( 観客 ) 今 音 いら ねぇ 。 かんきゃく|いま|おと|| Oh, the next performance, huh?

( 三池 ) 《 舞台 に 立つ の が こんなに 怖い なんて 》 みいけ|ぶたい||たつ||||こわい| (Miike) 《Standing on stage is so scary》

( 風間 ) 《 三池 君 … 》 かざま|みいけ|きみ

( 審査 員 ) 《 これ は つらい な 》 しんさ|いん|||| Miike-kun...

( 三池 ) 《 逃げ出し たい 。 あっ 》 みいけ|にげだし|| Now this is a tough act to follow...

( 三池 ) 《 ママ … 》 みいけ|まま

( 三池 ) 《 僕 は あそこ まで 精いっぱい やった だ ろうか 》 → みいけ|ぼく||||せいいっぱい|||

《 あそこ まで 真摯 に 向き合った だ ろうか 》 → ||しんし||むきあった||

《 僕 も あそこ まで 身 も 心 も 捧げ て み たい 》 → ぼく||||み||こころ||ささげ||| 《 I want to devote my body and soul to that place 》 →

《 燃焼 し て み たい 》 → ねんしょう||||

《 見 て て ! 》 み||

( 三池 ) 《 今 は 無性に ママ の 声 が 聞き たい よ 》 みいけ|いま||ぶしょうに|まま||こえ||きき||

( 観客 ) あれ ? ( 風間 ) 《 ん ? 》 かんきゃく||かざま|

( 審査 員 ) 《 いつも より 音 が 柔らかい ? 》 → しんさ|いん|||おと||やわらかい (Judge) << Is the sound softer than usual? >> →

《 そう か 。 君 も 打ち抜か れ た か 》 → ||きみ||うちぬか||| " Really . Were you punched out too ? →

《 君 たち も 高め 合う の か 》 きみ|||たかめ|あう||

( 絵 見 ) あ ~ 面白かった 。 ( 落合 ) バイオリン は いい わ ね 。 え|み||おもしろかった|おちあい|ばいおりん||||

( 絵 見 ) 先生 。 ( 落合 ) うん ? え|み|せんせい|おちあい| Isn't violin music lovely?

( 絵 見 ) 私 音楽 やって て よかった 。 え|み|わたくし|おんがく||| (Emi) I'm glad I did music.

( 落合 ) ウフッ 。 おちあい|

強敵 を ぶち の めす ! これ ぞ 至上 の 悦 楽 。 きょうてき|||||||しじょう||えつ|がく Beat up a formidable foe! This is the ultimate pleasure.

( 落合 ) 《 真性 ド S 》 おちあい|しんせい||s (Ochiai) 《True S》

( 渡 ) お っ 公生 。 … と お 姉 さま 。 と|||きみお|||あね| (Watari) Oh Kousei. ... and sister.

お ー い ! ( 椿 ) 公生 ! |-||つばき|きみお

( 心臓 の 鼓動 ) しんぞう||こどう

( 椿 ) 《 あれ ? あれ ? おかしい な 》 → つばき||||

《 言葉 が 出 て こ ない や 。 変 な の 》 ことば||だ|||||へん||

( 渡 ) もう 帰 っち まっ て いい の か ? と||かえ|||||| (Watari) Can I go home now?

いい ん じゃ ない ? 僕 な ん か おまけ の おまけ だ し 。 ||||ぼく||||||||

それ に … 。

トンズラ か まし た おまけに お きゅう を 据え ない と ね 。 ||||||||すえ||| On top of that, I've got to set up an okyu.

( 椿 ) 《 怒って る 》 ( 渡 ) 《 怒って る ? 》 つばき|いかって||と|いかって|

じゃあ 帰 ろ っか 。 色々 疲れ た よ 。 |かえ|||いろいろ|つかれ|| Let's go home then. I'm tired in many ways.

( 小春 ) ジュース 飲み たい 。 こはる|じゅーす|のみ|

( 紘子 ) あ ~ お 母ちゃん も 飲み たい わ 。 ひろこ|||かあちゃん||のみ|| (Hiroko) Ah~ Mom wants to drink too.

椿 。 頑張った 僕 に 一言 ない の ? つばき|がんばった|ぼく||いちげん|| Camellia. Don't you have a word for me who worked hard?

えっ ? えっ と … 。

何 か 大人っぽい 。 なん||おとなっぽい

何 だ よ それ 。 褒め て ほしかった のに 。 なん||||ほめ|||

《 あれ ? あれ れ ? 変 な の 》 → |||へん||

《 こらえ て ない と 涙 が 出 そ う … 涙 ? 》 → ||||なみだ||だ|||なみだ

《 公生 と いつも どおり 話せ て ほっと し た 涙 ? 》 → きみお||||はなせ|||||なみだ 《Are you relieved to be able to talk with Kosei as usual? >> →

《 公生 と いつも どおり 話せ て 残念 な 涙 ? 》 きみお||||はなせ||ざんねん||なみだ 《Tears of disappointment for being able to talk with Kousei as usual? 》

♪♪ ( ピアノ の 演奏 ) ぴあの||えんそう

♪♪~

( 紘子 ) 見 に 来 て た なら → ひろこ|み||らい||| 31st - Gala Concert

一言 おっしゃって くだされ ば いい のに 。 いちげん||||| If you were there at the concert, 31st - Gala Concert

相変わらず お 人 が 悪い です ね 。 → あいかわらず||じん||わるい||

落合 先生 。 ( 落合 ) フッ 。 おちあい|せんせい|おちあい|

有馬 君 が あなた に 師事 し て い た なんて → ありま|きみ||||しじ||||| I can't believe Arima-kun was studying under you.

意外 だった わ 。 いがい||

有馬 早 希 が 他界 し て から あの 家 に は 近づか なかった のに 。 → ありま|はや|まれ||たかい|||||いえ|||ちかづか|| I haven't been near that house since Arima Saki passed away. →

あの 子 も 変わった わ 。 面白い 演奏 家 に なった 。 |こ||かわった||おもしろい|えんそう|いえ|| He's changed too. Became an interesting performer.

はい 。

音 に 何 か を 宿し 聴 い た 人間 に 何 か を 残す 。 → おと||なん|||やどし|き|||にんげん||なん|||のこす The sound carries something and leaves something behind for the person who listens. →

あいつ は 表現 者 と して の 道 を 再び 歩み だ し まし た 。 → ||ひょうげん|もの||||どう||ふたたび|あゆみ||||

でも 有馬 早 希 を 失った こと は → |ありま|はや|まれ||うしなった||

公生 に とって 私 に とって 残念 な こと です が → きみお|||わたくし|||ざんねん||||

有馬 公生 と いう 演奏 家 に とって → ありま|きみお|||えんそう|いえ||

必要 な こと だった ん でしょ う か 。 ひつよう|||||||

( 落合 ) 《 有馬 君 の 演奏 に は どこ か 悲し み が つきまとう 》 → おちあい|ありま|きみ||えんそう|||||かなし|||

《 最愛 の 母 の 死 が 彼 に 何 か を もたらし た の だ と し たら → さいあい||はは||し||かれ||なん|||||||||

それ は 鬼 の 通る 道 だ 》 ||おに||とおる|どう|

( 紘子 ) 《 悲し み が 成長 さ せる 。 公生 が 進む の なら … 》 ひろこ|かなし|||せいちょう|||きみお||すすむ||

( 紘子 ) 《 失って 進む の かも しれ ない 》 ひろこ|うしなって|すすむ|||| Love's Sorrow

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