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ブラック★ロックシューター, Black★Rock Shooter (TV) Episode 7

Black ★ Rock Shooter ( TV ) Episode 7

( マト ) 《 ことり とり の 絵本 が 小さな ころ から 好き だった 》 →

《 いろんな 世界 を 飛 ん で いろんな 世界 を まとって →

最後 に は 色 が 濁って しまって … 》 →

《 死 ん で いく ことり とり 》 →

《 とても 悲しい 結末 》 →

《 なのに どうして →

ことり とり に こんなに も 引か れる ん だ ろ う ? 》 →

《 どうして … 》

♪♪~

( サヤ ) ハァ ハァ … 。 →

無理 … 。

( サヤ ) やっぱり あの 世界 に 触れ られ ない 。 →

ゴールド ソー に 触れ られ ない 。 →

ゴールド ソー は あの 子 の 世界 に 閉じ込め られ た まま だ から 。

( サヤ ) もう 私 に は 何も でき ない の 。

( ユウ ) 私 が やって みる 。

えっ ? ( ユウ ) サヤ ちゃん の 呼び掛け に →

ブラック ロック シューター の 中 の マト は 反応 し た ん だ よ ね 。

だったら … 。

( サヤ ) 駄目 よ ! あなた が あの 世界 に 行ったら →

私 たち の あの 子 は ! ( ユウ ) でも … 。

私 が 行か なけりゃ マト を 助け られ ない 。

あ … 。

( ユウ ) マト は 不思議 な 子 な ん だ 。

( ユウ ) 憎しみ や 嫉妬 や 悩み や 。 そういう 感情 が とても 少ない 。 →

むしろ 悩み そのもの を 憎 ん でる 。

悩み そのもの を … 。

( ユウ ) 悩む 自分 を 否定 する 。 →

悩む 誰 か を 助けよ う と する 。 →

その 気持ち が ブラック ロック シューター と なって いる 。

( ユウ ) 誰 か を 悩み から 救う その ため に →

誰 か の 思い を 殺し てる 。 →

ブラック ロック シューター は きっと 私 たち の あの 子 を →

倒し て しまう 。 →

そ したら もう マト に 呼び掛ける こと は でき ない から 。

あの 子 が 消える 前提 み たい な !

そんな こと 言う の ね あなた は !

( ユウ ) 消え ない よ 。 ( サヤ ) えっ ?

マト も あの 子 も どっち も 消え ない 。

消さ せ ない 。

あなた … 何 考え てる の ?

今 まで ありがとう サヤ ちゃん 。

ちょっと の 間 よろしく ね 。

あ … 。

≪ ( ユウ ) マト ! →

マト !

≪ ( ユウ ) 気付 い て ! マト !

( マト ) ん … 。

≪ ( ユウ ) 目覚め て ! マト ! →

マト !

( マト ) ユウ … 。

その 声 ユウ な の ! ?

♪♪~

じゃあ あの 子 は … 。

やめ て ! 彼女 を 傷つけ たら 許さ ない !

これ 以上 傷つけ 合う の を やめ て !

私 は あなた に 戦って ほしく ない ん だ !

≪ ( ユウ ) マト !

あっ う … 。

≪ ( ユウ ) マト ごめんなさい ! ごめん … でも 負け ない で ! →

負け ない で ! →

そこ から 出 たい って 強く 願って !

そこ から 出 たい ?

≪ ( ユウ ) そうだ よ 。 →

ブラック ロック シューター の 中 から 出 たい って 願う ん だ ! →

この 子 は 私 じゃ ない って 叫ぶ ん だ !

この 子 は 私 じゃ ない ?

≪ ( ユウ ) どう し た の ? マト !

私 は … 。

≪ ( ユウ ) マト !

ブラック ロック シューター は 私 じゃ ない … 。

( ヒロ ) えっ 姉ちゃん の こと ?

え ~ と 結構 ぼけ てる って いう か すぐに 忘れ物 する し 。

ギャーギャー うるさい し 。

でも 自分 の 姉ちゃん だ けど →

わりかし いい やつ だ と 思い ます よ 。

黒衣 さん ?

何て いう か いい 人 っぽい けど ど っか 影 薄い ?

何となく さ 明るい けど →

心 開 い て くれ て ない 気 が する ん だ よ ね 。

そう そう 。 結構 言う こと 奇麗事 ?

( マト の 母 ) マト は いい 子 です よ 。 父親 が 出張 ばかり で →

寂しい 思い を さ せ た と 思う ん です けど 。

弱音 を 吐く こと は あり ませ ん でし た ね 。

ただ ちょっと 大人 過ぎ か な って 思う ん です 。

絶対 に マイナス な こ と 言わ ない し →

いい 子 過ぎ て 心配 に なる ん です 。

無理 さ せ ちゃ って る の か なって 。

私 は … 。

《 私 は いい 子 》

≪ ( ユウ ) どう し た の ? マト ! マト !

う … あ … 。

《 私 に は つらい こと なんて ない から 》

《 悩み なんて ない から 》

《 たとえ あった と して も … 》

《 ホント は みんな 優しい から 》

《 きっと 分かり 合え る から 》

《 そう 思って た 》

《 そう 思い たかった 》

《 うじうじ 悩む 自分 なんて 嫌 だった 》

《 人 を 嫌う 心 を 持つ 自分 なんて … 》

《 でも それ は 自分 が 傷つき たく ない から 》

《 自分 が 嫌わ れ たく ない から 》

《 ことり とり の 絵本 が 小さな ころ から 好き だった 》

《 最後 は 真っ黒 に なる ことり とり 》

≪ ( ユウ ) マト ! マト ! !

私 … ホント は 気付 い て た 。

私 は 逃げ てる ん だ って 。

≪ ( ユウ ) えっ ?

ただ ただ 汚れ て いく ことり とり に →

憧れ た ん だ きっと 。

≪ ( ユウ ) どう し ちゃ った の マト !

私 に とって の ことり とり … 。

そう … 。

ブラック ロック シューター 。

私 は … 。 ≪ ( ユウ ) いい ん だ よ マト ! →

傷つき たく ない それ で いい じゃ ない か !

≪ ( ユウ ) 何も 間違って ない じゃ ない か マト は !

ユウ … 。

≪ ( ユウ ) マト は 違う よ 。 逃げ て な ん か い ない ! →

ちゃんと 現実 を 何とか しよ う と し てる じゃ ない か !

≪ ( ユウ ) 逃げ てる の は マト じゃ なく て !

( スト レングス ) 逃げ てる の は マト じゃ なく て 誰 ?

あっ … 。

( スト レングス ) 私 の 悪 口 を 言う 人 なんて 嫌い だ よ 。

はっ !

( スト レングス ) さっき から ワーワー うるさい って ば ! ねえ !

( ユウ ) えっ ! ?

( スト レングス ) ねえ 痛い よ 。 ほら !

ユウ ! この 子 !

( スト レングス ) 傷 つい ちゃ う よ 。 痛い よ ! ねえ !

放っておけ ない でしょ 。 助け て くれる でしょ 。 ねえ !

( ユウ ) そう じゃ ない 。 それ じゃ 駄目 な ん だ よ 。 →

私 たち は 。

( スト レングス ) 君 が 私 に 意見 する ! ?

( スト レングス ) 君 は もう 1 人 の 私 。

君 に は 私 を 守る 義務 が ある ん だ よ !

そう だ よ ね ! スト レングス !

( 叫び声 )

ユウ !

( スト レングス ) ああ … 。 う ぐ っ … 。

( スト レングス ) ウフッ 。

ハァ ハァ ハァ ハァ … 。 →

ハァ ハァ ハァ … 。

( サヤ ) あっ !

♪♪~

( サヤ ) どうして …→

どうして … N スト レングス 。

ユウ !

何 ? はっ … 。

挨拶 が 遅れ た ね 。 黒衣 マト 。

今 まで 私 の スト レングス が お 世話 に なって た みたい 。

私 の スト レングス … ?

私 の 名前 は 神 足 ユウ 。

スト レングス は 今 君 と 同じ で →

ここ に いる 。 はっ … 。

( ヨミ ) 《 何 か すごく つらい こと が あった 気 が し てる 》

( ヨミ ) 《 でも よく 思い出せ ない し →

思い出さ ない 方 が いい よう な 気 も し てる 》

( 教師 ) みんな ちょっと いい ? →

誰 か 黒衣 さん の こと を 知ら ない ?

( 生徒 ) 黒衣 さん って 今日 は お 休み な ん じゃ ない です か ?

先ほど お うち から 連絡 が あって →

昨日 から 家 に 帰って ない よう な の 。

家 に 帰って ねえ って 何 それ ! ? 家出 ?

( 生徒 ) 嘘 ! ? ( 生徒 ) 誘拐 と か じゃ ねえ ?

こら っ ! 静か に し なさい ! は いはい 騒が ない の !

静か に ! 静か に !

( カガリ ) あっ … ヨミ 。

( ヨミ ) 黒衣 マト … 。

《 中学生 に なって 同じ クラス に なって →

ただ それ だけ 》

《 それ だけ … N な のに どうして ? 》

はっ ! う う … 。

《 どうして こんなに 痛い の ? 》

( 生徒 ) 来 てる 来 てる 。 ( 生徒 ) 警察 じゃ ん す っ げ ぇ !

( 生徒 ) もう がち で ヤバ い よ これ 。

あっ … 。

( 生徒 ) カガリ ? ( カガリ ) 痛い … 。

どこ か が 痛い … 。

( サヤ ) はい 。 私 の 方 でも 。 ええ はい 。

すいません 。 大事 な とき に お 休み を 頂 い て しまって 。

はい 。 では 。

( サヤ ) スト レングス … 。

分から ない よ 。 ユウ が スト レングス って 。

( スト レングス ) ユウ は … 。 ユウ !

( スト レングス ) ユウ は 心 に 深い 傷 を 持って い た 。

えっ ?

( スト レングス ) この 世界 で 私 は 戦って い た 。

( スト レングス ) 現実 を 生きる 少女 たち の 苦しみ や 悩み が →

この 世界 を そして 私 たち を 生みだし た 。

( スト レングス ) 私 たち に 本来 感情 は ない 。 →

少女 たち の 感情 に 突き動かさ れ て 本能 で 戦う だけ 。

( スト レングス ) そんな この 世界 に ブラック ロック シューター が 現れ た 。 →

強い と 感じ た 。 でも 戦う だけ の 私 に は →

勝つ こと に も 負ける こと に も 意味 が なかった 。 →

そして 死に かけ た 瞬間 … 。

( ユウ ) 《 駄目 だ よ 》

( スト レングス ) ユウ の 声 が 聞こえ た 。 →

その 瞬間 私 に 感情 が 生まれ た 。

感情 ?

( スト レングス ) ユウ の 苦しみ は →

他の 少女 たち と は 比べもの に なら ない →

すさまじい 質量 を 持って い た 。 →

それ が 私 に 影響 を 与え た ん だ と 。 →

芽生え た 初めて の 感情 で 私 は 思った 。 →

ユウ の 感情 の ほとんど は 苦しみ と 憎悪 で でき て いる 。 →

私 が それ ら を 全部 抱え て →

ブラック ロック シューター に 殺さ れ て しまったら →

ユウ に は 何 が 残る ん だ ろ う ?

( スト レングス ) そして … 。

( ユウ ) よかった 。 死な なく て よかった 。 →

あなた に 消え られ ちゃ 困る から 。

( スト レングス ) ユウ … 。 ( ユウ ) そうだ よ 。 ユウ だ よ 。

( スト レングス ) どうして ? →

私 が 消え れ ば あなた の 悩み も 消え … 。

( ユウ ) あっ ち の 世界 は つらい よ 。 ひどい こと ばかり な ん だ よ 。 →

つらい こと ばかり 。 →

ここ で あなた が 私 の 悩み を 抱え て 死 ん で も →

私 は また 新しい 悩み を 抱え て しまう よ 。 →

その とき に あなた が い なく なって い たら →

私 は どう すれ ば いい の ?

( ユウ ) それ に 比べ て こっち の 世界 は 分かり やすい よ 。 →

ご ちゃ ご ちゃ 悩む こと なんて ない 。 →

戦え ば いい 。 痛み は 何より 分かり やすい 。 →

ねえ 交換 し て よ 。 ( スト レングス ) 交換 ?

( ユウ ) そう 交換 し て 。

( スト レングス ) う わ っ ! う う っ … 。 あっ … 。

( ユウ ) 私 が こっち の 世界 に 残る から →

君 が 現実 を 請け負って よ 。

( サヤ ) ごめん ね スト レングス 。 あなた に 全て を 背負わ せ て 。 →

だけど お 願い だ から →

私 の 代わり に あの 世界 を 守って あげて 。 →

だって あの 世界 だけ が あの 子 の シェルター 。

♪♪~

はっ ! あ … あ … 。

う っ … う っ !

《 考え たく ない 》

《 痛い … N 痛い のに 》

《 う わ っ ! 頭 いい 名前 ! 》

やめ て 。 あなた は … 。

《 だから 行 こ う ! 遊 ぼ う ! 》

《 一緒 に いろんな もの 見よ う ! 》

あなた は … N 私 の … 。

《 や だ よ ! 》

《 帰る なら 小鳥 遊 さ ん と ヨミ と 一緒 だ よ ! 》

う う っ !

私 の 友達 … 。

マト … 。 マト !

《 何で 私 は … 》

マト ! マト !

《 マト を 忘れよ う と して い た の ? 》

マト !

マト !

( ユウ ) 目 が 覚め まし た か 。

イヴ の 選び し われわれ の 新た な 王 恙 神 涯 。

( 涯 ) 王 ?

間もなく 真 名 も コキュートス に 再生 し ます 。

( ユウ ) これ は 自然 の 摂理 。


Black ★ Rock Shooter ( TV ) Episode 7

( マト ) 《 ことり とり の 絵本 が 小さな ころ から 好き だった 》 → ||||えほん||ちいさな|||すき| I've liked the little bird in this picture book ever since I was little.

《 いろんな 世界 を 飛 ん で いろんな 世界 を まとって → |せかい||と||||せかい|| It flies through many worlds, clad in their colors,

最後 に は 色 が 濁って しまって … 》 → さいご|||いろ||にごって| and at the end, all of the colors it had found mix into black and brown.

《 死 ん で いく ことり とり 》 → し|||||

《 とても 悲しい 結末 》 → |かなしい|けつまつ The story has no happy ending.

《 なのに どうして → So why...

ことり とり に こんなに も 引か れる ん だ ろ う ? 》 → |||||ひか||||| do I feel so attracted to the little bird?

《 どうして … 》 Why?

♪♪~

( サヤ ) ハァ ハァ … 。 →

無理 … 。 むり I can't... Episode 7 Wish upon the star soaring through the darkness

( サヤ ) やっぱり あの 世界 に 触れ られ ない 。 → |||せかい||ふれ|| truly interact with that world after all.

ゴールド ソー に 触れ られ ない 。 → |||ふれ|| I can't interact with Gold Saw.

ゴールド ソー は あの 子 の 世界 に 閉じ込め られ た まま だ から 。 ||||こ||せかい||とじこめ||||| She's forever imprisoned in her world.

( サヤ ) もう 私 に は 何も でき ない の 。 ||わたくし|||なにも||| I can't do anything.

( ユウ ) 私 が やって みる 。 ゆう|わたくし||| I'll try.

えっ ? ( ユウ ) サヤ ちゃん の 呼び掛け に → |ゆう||||よびかけ|

ブラック ロック シューター の 中 の マト は 反応 し た ん だ よ ね 。 ぶらっく|ろっく|||なか||||はんのう||||||

だったら … 。 If so...

( サヤ ) 駄目 よ ! あなた が あの 世界 に 行ったら → |だめ|||||せかい||おこなったら If you go there, you'll...

私 たち の あの 子 は ! ( ユウ ) でも … 。 わたくし||||こ||ゆう| That girl will...

私 が 行か なけりゃ マト を 助け られ ない 。 わたくし||いか||||たすけ|| I can't do anything for Mato if I stay here.

あ … 。

( ユウ ) マト は 不思議 な 子 な ん だ 。 ゆう|||ふしぎ||こ||| Mato is strange.

( ユウ ) 憎しみ や 嫉妬 や 悩み や 。 そういう 感情 が とても 少ない 。 → ゆう|にくしみ||しっと||なやみ|||かんじょう|||すくない

むしろ 悩み そのもの を 憎 ん でる 。 |なやみ|その もの||にく|| Maybe she hates sorrow itself.

悩み そのもの を … 。 なやみ|その もの| Sorrow itself?

( ユウ ) 悩む 自分 を 否定 する 。 → ゆう|なやむ|じぶん||ひてい| She doesn't acknowledge the part of her that feels sorrow.

悩む 誰 か を 助けよ う と する 。 → なやむ|だれ|||たすけよ||| She tries to help the ones drowning in it.

その 気持ち が ブラック ロック シューター と なって いる 。 |きもち||ぶらっく|ろっく|||| Those emotions are what fuel Black Rock Shooter.

( ユウ ) 誰 か を 悩み から 救う その ため に → ゆう|だれ|||なやみ||すくう||| She kills the emotions of others to save them from their sorrow.

誰 か の 思い を 殺し てる 。 → だれ|||おもい||ころし|

ブラック ロック シューター は きっと 私 たち の あの 子 を → ぶらっく|ろっく||||わたくし||||こ| Black Rock Shooter will undoubtedly defeat that girl in the other world.

倒し て しまう 。 → たおし||

そ したら もう マト に 呼び掛ける こと は でき ない から 。 |||||よびかける||||| After she does, we'll never be able to talk to her there again.

あの 子 が 消える 前提 み たい な ! |こ||きえる|ぜんてい|||

そんな こと 言う の ね あなた は ! ||いう||||

( ユウ ) 消え ない よ 。 ( サヤ ) えっ ? ゆう|きえ||||

マト も あの 子 も どっち も 消え ない 。 |||こ||||きえ| Neither Mato nor the other girl will vanish.

消さ せ ない 。 けさ|| I won't let them.

あなた … 何 考え てる の ? |なん|かんがえ|| What are you thinking of doing?

今 まで ありがとう サヤ ちゃん 。 いま||||

ちょっと の 間 よろしく ね 。 ||あいだ|| Our time together was too short.

あ … 。

≪ ( ユウ ) マト ! → ゆう| Mato!

マト ! Mato!

≪ ( ユウ ) 気付 い て ! マト ! ゆう|きづ||| Wake up, Mato!

( マト ) ん … 。

≪ ( ユウ ) 目覚め て ! マト ! → ゆう|めざめ||

マト ! Mato!

( マト ) ユウ … 。 |ゆう

その 声 ユウ な の ! ? |こえ|ゆう|| Is that you, Yuu?

♪♪~

じゃあ あの 子 は … 。 ||こ| Is that...

やめ て ! 彼女 を 傷つけ たら 許さ ない ! ||かのじょ||きずつけ||ゆるさ| Stop!

これ 以上 傷つけ 合う の を やめ て ! |いじょう|きずつけ|あう||||

私 は あなた に 戦って ほしく ない ん だ ! わたくし||||たたかって|||| I don't want you to fight!

≪ ( ユウ ) マト ! ゆう| Mato!

あっ う … 。

≪ ( ユウ ) マト ごめんなさい ! ごめん … でも 負け ない で ! → ゆう|||||まけ|| I'm sorry!

負け ない で ! → まけ|| Don't lose!

そこ から 出 たい って 強く 願って ! ||だ|||つよく|ねがって Get out of there! You must want to get out!

そこ から 出 たい ? ||だ| Get out... of where?

≪ ( ユウ ) そうだ よ 。 → ゆう|そう だ| Yes.

ブラック ロック シューター の 中 から 出 たい って 願う ん だ ! → ぶらっく|ろっく|||なか||だ|||ねがう||

この 子 は 私 じゃ ない って 叫ぶ ん だ ! |こ||わたくし||||さけぶ||

この 子 は 私 じゃ ない ? |こ||わたくし||

≪ ( ユウ ) どう し た の ? マト ! ゆう||||| What's wrong, Mato?

私 は … 。 わたくし|

≪ ( ユウ ) マト ! ゆう| Mato!

ブラック ロック シューター は 私 じゃ ない … 。 ぶらっく|ろっく|||わたくし||

( ヒロ ) えっ 姉ちゃん の こと ? ひろ||ねえちゃん||

え ~ と 結構 ぼけ てる って いう か すぐに 忘れ物 する し 。 ||けっこう|||||||わすれもの||

ギャーギャー うるさい し 。

でも 自分 の 姉ちゃん だ けど → |じぶん||ねえちゃん|| But she's my sister, and I think she's a good person!

わりかし いい やつ だ と 思い ます よ 。 |||||おもい||

黒衣 さん ? こくい| Kuroi?

何て いう か いい 人 っぽい けど ど っか 影 薄い ? なんて||||じん|||||かげ|うすい How should I put this...

何となく さ 明るい けど → なんとなく||あかるい|

心 開 い て くれ て ない 気 が する ん だ よ ね 。 こころ|ひらき||||||き||||||

そう そう 。 結構 言う こと 奇麗事 ? ||けっこう|いう||きれいごと

( マト の 母 ) マト は いい 子 です よ 。 父親 が 出張 ばかり で → ||はは||||こ|||ちちおや||しゅっちょう|| Mato is a good girl.

寂しい 思い を さ せ た と 思う ん です けど 。 さびしい|おもい||||||おもう|||

弱音 を 吐く こと は あり ませ ん でし た ね 。 よわね||はく|||||||| but she didn't really have any complaints.

ただ ちょっと 大人 過ぎ か な って 思う ん です 。 ||おとな|すぎ||||おもう|| I feel like she might be trying to grow up too fast.

絶対 に マイナス な こ と 言わ ない し → ぜったい||まいなす||||いわ|| She never says anything negative.

いい 子 過ぎ て 心配 に なる ん です 。 |こ|すぎ||しんぱい|||| She's trying to be too good.

無理 さ せ ちゃ って る の か なって 。 むり|||||||| I ask myself if she might be forcing it.

私 は … 。 わたくし| I'm... a good girl.

《 私 は いい 子 》 わたくし|||こ

≪ ( ユウ ) どう し た の ? マト ! マト ! ゆう|||||| Are you still yourself, Mato? Mato!

う … あ … 。

《 私 に は つらい こと なんて ない から 》 わたくし||||||| Nothing is painful for me.

《 悩み なんて ない から 》 なやみ||| Nothing is sorrowful.

《 たとえ あった と して も … 》

《 ホント は みんな 優しい から 》 ほんと|||やさしい| everyone is kind at heart.

《 きっと 分かり 合え る から 》 |わかり|あえ||

《 そう 思って た 》 |おもって| That's what I felt.

《 そう 思い たかった 》 |おもい| That's what I wanted to feel.

《 うじうじ 悩む 自分 なんて 嫌 だった 》 |なやむ|じぶん||いや|

《 人 を 嫌う 心 を 持つ 自分 なんて … 》 じん||きらう|こころ||もつ|じぶん| I didn't want to hate others.

《 でも それ は 自分 が 傷つき たく ない から 》 |||じぶん||きずつき||| I did it so I wouldn't be hurt.

《 自分 が 嫌わ れ たく ない から 》 じぶん||きらわ|||| I didn't want to be hated.

《 ことり とり の 絵本 が 小さな ころ から 好き だった 》 |||えほん||ちいさな|||すき| I've liked the little bird in the picture book ever since I was little.

《 最後 は 真っ黒 に なる ことり とり 》 さいご||まっくろ|||| The little bird whose feathers turn black at the end.

≪ ( ユウ ) マト ! マト ! ! ゆう||

私 … ホント は 気付 い て た 。 わたくし|ほんと||きづ|||

私 は 逃げ てる ん だ って 。 わたくし||にげ||||

≪ ( ユウ ) えっ ? ゆう|

ただ ただ 汚れ て いく ことり とり に → ||けがれ|||||

憧れ た ん だ きっと 。 あこがれ||||

≪ ( ユウ ) どう し ちゃ った の マト ! ゆう|||||| What's wrong, Mato?

私 に とって の ことり とり … 。 わたくし||||| That was the bird I liked.

そう … 。 Yes.

ブラック ロック シューター 。 ぶらっく|ろっく| Black Rock Shooter.

私 は … 。 ≪ ( ユウ ) いい ん だ よ マト ! → わたくし||ゆう||||| Don't worry, Mato!

傷つき たく ない それ で いい じゃ ない か ! きずつき|||||||| You don't want to be hurt.

≪ ( ユウ ) 何も 間違って ない じゃ ない か マト は ! ゆう|なにも|まちがって||||||

ユウ … 。 ゆう Yuu.

≪ ( ユウ ) マト は 違う よ 。 逃げ て な ん か い ない ! → ゆう|||ちがう||にげ||||||

ちゃんと 現実 を 何とか しよ う と し てる じゃ ない か ! |げんじつ||なんとか||||||||

≪ ( ユウ ) 逃げ てる の は マト じゃ なく て ! ゆう|にげ||||||| You're not the one running away.

( スト レングス ) 逃げ てる の は マト じゃ なく て 誰 ? すと||にげ||||||||だれ You're not the one running away,

あっ … 。

( スト レングス ) 私 の 悪 口 を 言う 人 なんて 嫌い だ よ 。 すと||わたくし||あく|くち||いう|じん||きらい||

はっ !

( スト レングス ) さっき から ワーワー うるさい って ば ! ねえ ! すと|||||||| Do you know how damn annoying you've been all this time?

( ユウ ) えっ ! ? ゆう|

( スト レングス ) ねえ 痛い よ 。 ほら ! すと|||いたい|| See? It hurts!

ユウ ! この 子 ! ゆう||こ She...

( スト レングス ) 傷 つい ちゃ う よ 。 痛い よ ! ねえ ! すと||きず|||||いたい|| See? I get wounded! It hurts!

放っておけ ない でしょ 。 助け て くれる でしょ 。 ねえ ! ほうっておけ|||たすけ|||| You won't leave me alone, right?

( ユウ ) そう じゃ ない 。 それ じゃ 駄目 な ん だ よ 。 → ゆう||||||だめ|||| This isn't how it's supposed to be.

私 たち は 。 わたくし|| We...

( スト レングス ) 君 が 私 に 意見 する ! ? すと||きみ||わたくし||いけん|

( スト レングス ) 君 は もう 1 人 の 私 。 すと||きみ|||じん||わたくし

君 に は 私 を 守る 義務 が ある ん だ よ ! きみ|||わたくし||まもる|ぎむ||||| Your duty is to protect me!

そう だ よ ね ! スト レングス ! ||||すと| Right, Strength?!

( 叫び声 ) さけびごえ

ユウ ! ゆう Yuu!

( スト レングス ) ああ … 。 う ぐ っ … 。 すと|||||

( スト レングス ) ウフッ 。 すと||

ハァ ハァ ハァ ハァ … 。 →

ハァ ハァ ハァ … 。

( サヤ ) あっ !

♪♪~

( サヤ ) どうして …→ Why?

どうして …\ N スト レングス 。 ||すと| Why?

ユウ ! ゆう Yuu!

何 ? はっ … 。 なん| What?

挨拶 が 遅れ た ね 。 黒衣 マト 。 あいさつ||おくれ|||こくい| You're late with your greeting, Kuroi Mato.

今 まで 私 の スト レングス が お 世話 に なって た みたい 。 いま||わたくし||すと||||せわ||||

私 の スト レングス … ? わたくし||すと| Your... what?

私 の 名前 は 神 足 ユウ 。 わたくし||なまえ||かみ|あし|ゆう My name is Koutari Yuu.

スト レングス は 今 君 と 同じ で → すと|||いま|きみ||おなじ| Strength is down here right now, just as you are.

ここ に いる 。 はっ … 。

( ヨミ ) 《 何 か すごく つらい こと が あった 気 が し てる 》 よみ|なん|||||||き||| It feels like something really painful happened.

( ヨミ ) 《 でも よく 思い出せ ない し → よみ|||おもいだせ|| But I can't quite remember what it was,

思い出さ ない 方 が いい よう な 気 も し てる 》 おもいださ||かた|||||き|||

( 教師 ) みんな ちょっと いい ? → きょうし||| Everyone, can I have your attention?

誰 か 黒衣 さん の こと を 知ら ない ? だれ||こくい|||||しら| Has anyone heard from Kuroi?

( 生徒 ) 黒衣 さん って 今日 は お 休み な ん じゃ ない です か ? せいと|こくい|||きょう|||やすみ|||||| She's not in school today, is she?

先ほど お うち から 連絡 が あって → さきほど||||れんらく||

昨日 から 家 に 帰って ない よう な の 。 きのう||いえ||かえって|||| She never went home yesterday.

家 に 帰って ねえ って 何 それ ! ? 家出 ? いえ||かえって|||なん||いえで She never went home?

( 生徒 ) 嘘 ! ? ( 生徒 ) 誘拐 と か じゃ ねえ ? せいと|うそ|せいと|ゆうかい|||| No way...

こら っ ! 静か に し なさい ! は いはい 騒が ない の ! ||しずか||||||さわが||

静か に ! 静か に ! しずか||しずか|

( カガリ ) あっ … ヨミ 。 ||よみ

( ヨミ ) 黒衣 マト … 。 よみ|こくい| Kuroi Mato...

《 中学生 に なって 同じ クラス に なって → ちゅうがくせい|||おなじ|くらす||

ただ それ だけ 》 That's all...

《 それ だけ …\ N な のに どうして ? 》 That's all?

はっ ! う う … 。

《 どうして こんなに 痛い の ? 》 ||いたい|

( 生徒 ) 来 てる 来 てる 。 ( 生徒 ) 警察 じゃ ん す っ げ ぇ ! せいと|らい||らい||せいと|けいさつ|||||| Look, look!

( 生徒 ) もう がち で ヤバ い よ これ 。 せいと|||||||

あっ … 。

( 生徒 ) カガリ ? ( カガリ ) 痛い … 。 せいと|||いたい

どこ か が 痛い … 。 |||いたい

( サヤ ) はい 。 私 の 方 でも 。 ええ はい 。 ||わたくし||かた|||

すいません 。 大事 な とき に お 休み を 頂 い て しまって 。 |だいじ|||||やすみ||いただ|||

はい 。 では 。

( サヤ ) スト レングス … 。 |すと| Strength...

分から ない よ 。 ユウ が スト レングス って 。 わから|||ゆう||すと|| I don't get it.

( スト レングス ) ユウ は … 。 ユウ ! すと||ゆう||ゆう Yuu's...

( スト レングス ) ユウ は 心 に 深い 傷 を 持って い た 。 すと||ゆう||こころ||ふかい|きず||もって|| Yuu's heart was hurt really badly.

えっ ?

( スト レングス ) この 世界 で 私 は 戦って い た 。 すと|||せかい||わたくし||たたかって|| I fought in this world.

( スト レングス ) 現実 を 生きる 少女 たち の 苦しみ や 悩み が → すと||げんじつ||いきる|しょうじょ|||くるしみ||なやみ|

この 世界 を そして 私 たち を 生みだし た 。 |せかい|||わたくし|||うみだし|

( スト レングス ) 私 たち に 本来 感情 は ない 。 → すと||わたくし|||ほんらい|かんじょう||

少女 たち の 感情 に 突き動かさ れ て 本能 で 戦う だけ 。 しょうじょ|||かんじょう||つきうごかさ|||ほんのう||たたかう|

( スト レングス ) そんな この 世界 に ブラック ロック シューター が 現れ た 。 → すと||||せかい||ぶらっく|ろっく|||あらわれ|

強い と 感じ た 。 でも 戦う だけ の 私 に は → つよい||かんじ|||たたかう|||わたくし||

勝つ こと に も 負ける こと に も 意味 が なかった 。 → かつ||||まける||||いみ||

そして 死に かけ た 瞬間 … 。 |しに|||しゅんかん

( ユウ ) 《 駄目 だ よ 》 ゆう|だめ||

( スト レングス ) ユウ の 声 が 聞こえ た 。 → すと||ゆう||こえ||きこえ| I heard Yuu's voice.

その 瞬間 私 に 感情 が 生まれ た 。 |しゅんかん|わたくし||かんじょう||うまれ|

感情 ? かんじょう

( スト レングス ) ユウ の 苦しみ は → すと||ゆう||くるしみ|

他の 少女 たち と は 比べもの に なら ない → たの|しょうじょ||||くらべもの|||

すさまじい 質量 を 持って い た 。 → |しつりょう||もって||

それ が 私 に 影響 を 与え た ん だ と 。 → ||わたくし||えいきょう||あたえ||||

芽生え た 初めて の 感情 で 私 は 思った 。 → めばえ||はじめて||かんじょう||わたくし||おもった

ユウ の 感情 の ほとんど は 苦しみ と 憎悪 で でき て いる 。 → ゆう||かんじょう||||くるしみ||ぞうお||||

私 が それ ら を 全部 抱え て → わたくし|||||ぜんぶ|かかえ|

ブラック ロック シューター に 殺さ れ て しまったら → ぶらっく|ろっく|||ころさ|||

ユウ に は 何 が 残る ん だ ろ う ? ゆう|||なん||のこる||||

( スト レングス ) そして … 。 すと||

( ユウ ) よかった 。 死な なく て よかった 。 → ゆう||しな||| I'm glad.

あなた に 消え られ ちゃ 困る から 。 ||きえ|||こまる|

( スト レングス ) ユウ … 。 ( ユウ ) そうだ よ 。 ユウ だ よ 。 すと||ゆう|ゆう|そう だ||ゆう|| Yuu!

( スト レングス ) どうして ? → すと||

私 が 消え れ ば あなた の 悩み も 消え … 。 わたくし||きえ|||||なやみ||きえ

( ユウ ) あっ ち の 世界 は つらい よ 。 ひどい こと ばかり な ん だ よ 。 → ゆう||||せかい||||||||||

つらい こと ばかり 。 →

ここ で あなた が 私 の 悩み を 抱え て 死 ん で も → ||||わたくし||なやみ||かかえ||し||| Even if you died with my pain, I'd still face more down the road.

私 は また 新しい 悩み を 抱え て しまう よ 。 → わたくし|||あたらしい|なやみ||かかえ|||

その とき に あなた が い なく なって い たら →

私 は どう すれ ば いい の ? わたくし||||||

( ユウ ) それ に 比べ て こっち の 世界 は 分かり やすい よ 。 → ゆう|||くらべ||||せかい||わかり||

ご ちゃ ご ちゃ 悩む こと なんて ない 。 → ||||なやむ|||

戦え ば いい 。 痛み は 何より 分かり やすい 。 → たたかえ|||いたみ||なにより|わかり|

ねえ 交換 し て よ 。 ( スト レングス ) 交換 ? |こうかん||||すと||こうかん

( ユウ ) そう 交換 し て 。 ゆう||こうかん|| Switch?

( スト レングス ) う わ っ ! う う っ … 。 あっ … 。 すと||||||||

( ユウ ) 私 が こっち の 世界 に 残る から → ゆう|わたくし||||せかい||のこる|

君 が 現実 を 請け負って よ 。 きみ||げんじつ||うけおって|

( サヤ ) ごめん ね スト レングス 。 あなた に 全て を 背負わ せ て 。 → |||すと||||すべて||せおわ||

だけど お 願い だ から → ||ねがい||

私 の 代わり に あの 世界 を 守って あげて 。 → わたくし||かわり|||せかい||まもって|

だって あの 世界 だけ が あの 子 の シェルター 。 ||せかい||||こ||しぇるたー Because... that world is her only shelter.

♪♪~ Art Club Room

はっ ! あ … あ … 。

う っ … う っ !

《 考え たく ない 》 かんがえ||

《 痛い …\ N 痛い のに 》 いたい||いたい|

《 う わ っ ! 頭 いい 名前 ! 》 |||あたま||なまえ W-Wow, that's such a smart name! and we all struggle with our problems.

やめ て 。 あなた は … 。

《 だから 行 こ う ! 遊 ぼ う ! 》 |ぎょう|||あそ||

《 一緒 に いろんな もの 見よ う ! 》 いっしょ||||みよ| we all grumble, Let's see lots of different things!

あなた は …\ N 私 の … 。 |||わたくし| You're my... we all grumble,

《 や だ よ ! 》

《 帰る なら 小鳥 遊 さ ん と ヨミ と 一緒 だ よ ! 》 かえる||ことり|あそ||||よみ||いっしょ|| We got used to being hurt and we know I don't want to!

う う っ !

私 の 友達 … 。 わたくし||ともだち

マト … 。 マト !

《 何で 私 は … 》 なんで|わたくし|

マト ! マト ! Mato! Mato! and always walk on.

《 マト を 忘れよ う と して い た の ? 》 ||わすれよ||||||

マト !

マト ! Mato!

( ユウ ) 目 が 覚め まし た か 。 ゆう|め||さめ|||

イヴ の 選び し われわれ の 新た な 王 恙 神 涯 。 ||えらび||||あらた||おう|よう|かみ|がい

( 涯 ) 王 ? がい|おう

間もなく 真 名 も コキュートス に 再生 し ます 。 まもなく|まこと|な||||さいせい||

( ユウ ) これ は 自然 の 摂理 。 ゆう|||しぜん||せつり