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2 - Harry Potter, 5.2 暴れ柳 - The Whomping Willow

5.2 暴れ 柳 -TheWhompingWillow

ホグワーツ 生の 黒い とんがり 帽子が 立ち並ぶ その 隙間から 、おずおずと 行列して 大広間に 入って くる 一年生の 長い 列が 見えた 。 ジニーは すぐ 見つかった 。 ウィーズリー 家の 燃えるような 赤毛が 目立つ からだ 。 新入 生 の 前 で 、 か の 有名な 組 分け 帽子 を 丸い 椅子 に の 上 に 置いて いる の は 、 魔女 の マクゴナガル 先生 だ 。 メガネ を かけ 、髪 を 後ろで きつく 束ねて まとめて いる 。

つぎはぎ だらけ で 、 擦り切れ 、 薄汚れた 年 代物 の この 古 帽子 が 、 毎年 新入 生 を ホグワーツ の 四 つ の 寮 に 組 分け する ( グリフィンドール 、 ハッフルパフ 、 レイブンクロー 、 スリザリン )。 ちょうど 一年前 、帽子 を かぶった ときの ことを ハリー は ありありと 覚えて いる 。 耳 の そば で 低い 声 で 帽子 が つぶやいている 間 、ハリー は 石 の ように こわばって 帽子 の 判決 を 待っていた 。 スリザリン に 入れられる ので は ない か と 、一瞬 ハリー は 恐ろしい 思い が した 。 スリザリン の 卒業生 の 中 から 、他の どの 寮 より 多くの 闇 の 魔法使い 、魔女 が 出ている ――結局 、ハリー は グリフィンドール に 入った 。 ロン 、ハーマイオニー 、ウィーズリー 兄弟 も みな 同じ 寮 だ 。 一年生 の とき 、ハリー と ロン の 活躍 で 、グリフィンドール は スリザリン を 七 年 ぶり に 破って 、寮 対抗 杯 を 勝ち取った 。

薄茶色 の 髪 を した 小さな 男の子 の 名前 が 呼び上げられ 、前 に 進み出て 帽子 を かぶった 。 ハリー は その こ から ダンブルドア 校長 の 方 へ と 目 を 移した 。 校長 先生 は 教職 員 の テーブル に 座り 、長い 白い 髭 と 半月 メガネ を 蝋燭 の 灯り で キラキラ させ ながら 、組 分け を 眺めて いた 。 そこ から 数人 先 の 席 に 、ギルデロイ ・ロックハート が 淡い 水色 の ローブ を 着て 座って いる の が 見えた 。 一番 端 で 髭 もじゃ の 大男 、ハグリッド が 、杯 で グビグビ 飲んでいた 。

「ちょっと 待って ......教職 員 テーブル の 席 が 一つ 空いてる ......」

ハリー が ロン に ささやいた 。

セブルス ・スネイプ 教授 は ハリー の 一番 苦手な 先生 だ 。 逆に ハリー は スネイプ の 最も 嫌って いる 生徒 だった 。 冷血 で 、 毒舌 で 、自分 の 寮 (スリザリン )の 寮生 は 別 として 、それ 以外 は みんな から 嫌われている スネイプ は 、 魔法 薬学 を 教えて いた 。 「 もし かして 病気 じゃ ない の か !」ロン が 嬉し そうに 言った 。

「もしかしたら やめた かも 知れない 。 だって 、またしても 『闇 の 魔術 に 対する 防衛術 』の 教授 の 座 を 逃した んだ から !」ハリー が 言った 。

「もしかしたら 首 に なった かも !」ロン の 声 に 熱 が こもった 。

「つまり だ 、みんな あの 人 を いやがって いる し ―― 」

「もしかしたら 」二人 の すぐ 背後 で ひどく 冷たい 声 が した 。

「その 人 は 、君たち 二人 が 学校 の 汽車 に 乗って いなかった 理由 を お伺い しよう か と 、お待ち 申し上げている かもしれない ですな 」

ハリー が くるっと 振り向く と ――出た !冷たい 風 に 黒い ローブ を はためかせて 、セブルス ・スネイプ その 人 が 立っていた 。 脂っこ い 黒い 髪 を 肩 まで 伸ばし 、痩せた 体 、土 気色 の 顔 に 鉤 鼻 の その 人 は 、口元 に 笑み を 浮かべて いた 。 その ほくそ笑み を みた だけで 、ハリー と ロン には 、どんなに ひどい 目に 遭う かが よく わかった 。

「ついてき なさい 」スネイプ が 言った 。

二人は 顔を 見合わせる 勇気も なく 、スネイプの あとに 従って 、階段を 上がり 、松明に 照らされた がらんとした 玄関 ホールに 入った 。 大広間から おいしそうな 匂いが 漂ってきた 。 しかし 、スネイプ は 二人 を 、暖かな 明るい 場所 から 遠ざかる 方 へ 、地下 牢 に 下りる 狭い 石段 へと 誘った 。

「入り たまえ !」

冷たい 階段 の 中ほど で 、スネイプ は ドア を 開け 、その 中 を 指差した 。

二 人 は 震え ながら スネイプ の 研究室 に 入った 。 薄暗がりの 壁の 棚の 上には 、大きな ガラス容器が 並べられ 、今の ハリーには 名前を 知りたくも ないような 、気色の 悪い ものが いろいろ 浮いていた 。 真っ暗な 暖炉には 火も ない 。 スネイプは ドアを 閉め 、二人の 方に 向き直った 。

「なるほど 」スネイプは 猫撫で声 を 出した 。

「有名な ハリー ・ポッター と 、忠実な ご学友 の ウィーズリー は 、あの 汽車 で は ご不満 だった 。 ドーン と ご到着 に なりたい 。 お二人 さん 、それが お望み だった わけか ?」

「違います 、先生 。 キングズ ・クロス 駅 の 柵 の せいで 、あれが ―― 」

「だまれ !」スネイプ は 冷たく 言った 。

「あの 車は 、どう かたづけた ?」

ロン が 絶句した 。 スネイプ は人 の 心 を 読める ので は 、 と ハリー は これ まで も 何度 か そう 思った こと が あった 。 しかし 、わけ は すぐ わかった 。 スネイプ が 今日 の 「 夕 刉 預言者 新聞 」 を く る くる と 広げた 。

「おまえたち は 見られて いた 」スネイプ は 新聞 の 見出し を 示して 、押し殺した 声 で 言った 。 「空 飛ぶ フォード ・アングリア 、いぶかる マグル 」

スネイプ が 読み上げた 。

「ロンドン で 、二人 の マグル が 、郵便局 の タワー の 上 を 中古 の アングリア が 飛んでいる のを 見た と 断言した ......今日 昼ごろ 、ノーフォーク の ヘティ・ベイリス 夫人 は 、洗濯物 を 干している とき 、......ピーブルズ の アンガス・フリート 氏 は 警察 に 通報した ......全部で 六 、七人 の マグル が ......たしか 、君 の 父親 は マグル 製品 不正使用 取締局 に お勤めでした な ?」

スネイプ は 顔 を 上げて ロン に 向かって 一段と 意地悪く ほくそ笑んだ 。

「なんと 、なんと ......捕らえて みれば わが 子 なり ......」

ハリー は あの 狂暴な 木 の 大きめの 枝 で 、胃袋 を 打ちのめさ れた ような 気 が した 。 ウィーズリー おじさん が あの 車 に 魔法 を かけた こと が 誰 かに 知られたら ......考えて も みなかった ......。

「我輩 が 庭 を 調査 した ところ に よれば 、非常に 貴重な 『暴れ柳 』が 、相当な 被害 を 受けた ようである 」スネイプ は ネチネチ 続けた 。

「あの 木 より 、僕たち の 方 が もっと 被害 を 受けました ―― 」ロン が 思わず 言った 。 「だまら ん か !」スネイプ が ばしっと 言った 。

「まことに 残念 至極 だが 、おまえたち は 我輩 の 寮 で はない からして 、二人 の 退校 処分 は 我輩 の 決定 する ところ では ない 。 これ から その 幸運な 決定権 を 持つ 人物 たち を 連れて くる 。 二人とも 、ここで 待て 」

ハリーと ロンは お互いに 蒼白な 顔を 見合わせた 。 ハリーは もう 空腹も 感じない 。 ただ 、ひどく 吐き気が した 。 スネイプ の 机 の 後ろ に ある 棚 に 置かれた 。 緑 の 液体 に プカプカ 浮いて いる なんだか 大きくて ヌメヌメ した 得体の知れない もの を 、ハリー は なるべく 見 ない ように し た 。 スネイプ が 、グリフィンドール 寮 監 の マクゴナガル 先生 を 呼び に 行った と したら 、それで 二 人 の 状況 が よく なる わけ で も ない 。 マクゴナガル 先生 は スネイプ より 公正 かも しれない が 、非常に 厳格 な こと に 変わり は ない 。

十分 後 、スネイプ が 戻って きた 。 やっぱり 、一緒に 来た の は マクゴナガル 先生 だった 。 ハリー は 、マクゴナガル 先生 が 怒った の を これ まで 何 度 か 見た こと は ある 。 しかし 、今度 ばかり は 先生 の 唇 が 、こんなに 真一文字 に ギュッと 横 に 伸びる こと を ハリー が 忘れて いた の か 、それとも こんなに 怒って いる の は 見た こと が ない の か どっち か だ 。 部屋に 入って くるなり 、先生は 杖を 振り上げた 。 二人は 思わず 身を 縮めた 。 先生は 火の気のない 暖炉に 杖を 向け ただけだった 。 急に 炎が 燃え上がった 。

「お掛けなさい 」その 一声で 、二人は あとずさりして 暖炉の そばの 椅子に 座った 。

「ご説明なさい 」先生の メガネが ギラリと 不吉に 光っている 。

ロンが 二人を 跳ねつけた 駅の 柵の 話から 話しはじめた 。

「...... です から 、 僕たち 、 他 に 方法 が ありません でした 。 先生 、僕たち 、汽車 に 乗れなかった んです 」「なぜ 、ふくろう 便 を 送らなかった のです か ?あなたは ふくろうを お持ち でしょう ?」

マクゴナガル 先生は ハリーに 向かって 冷たく 言った 。

ハリーは 呆然と 口を 開けて 先生の 顔を 見つめた 。 そう 言われれば 、たしかに その 通り だ 。

「ぼ ―― 僕 、思いつき も し なくて ―― 」

「考える こと も し なかった でしょう とも 」マクゴナガル 先生 が 言った 。

ドア を ノック して 、ますます 悦 に 入った スネイプ の 顔 が 現れた 。 そこ に は ダンブルドア 校長 が 立って いた 。

ハリー は 体中 の 力 が 抜ける ような 気 が した 。 ダンブルドア は いつも と 違って 深刻な 表情 だった 。 校長 先生 に 鉤鼻 越しに ジッと 見下ろさ れる と 、ハリー は 急に 、今 、ロン と 一緒に 「暴れ柳 」に 打ちのめされている 方が 、まだ まし という 気 に なった 。 長い 沈黙 が 流れた 。 ダンブルドア が 、口を 開いた 。

「どうして こんな ことを した のか 、説明 してくれる か の ?」

むしろ 怒鳴って くれた 方が 気が 楽だった 。 ハリーは 校長先生 の 失望した ような 声を 聞くと 、たまらなかった 。 なぜ か ハリー は 、ダンブルドア の 顔 を まっすぐに 見る こと が でき す 、ダンブルドア の 膝 を 見つめ ながら 話した 。 ハリー は すべて ダンブルドア に 話した が 、ウィーズリー 氏 が あの 魔法 が かかった 。 空 飛ぶ 車 の 持ち主 だ と いう こと は 伏せて 、ハリー と ロン が たまたま 車 の 外 に 駐車して あった 空 飛ぶ 車 を 見つけた ような 言い方 を した 。 ダンブルドア は こんな 言い 方 を して も お 見通し だ と 、 ハリー に は わかって いた が 、 車 に ついて は 一言 も 追求 が なかった 。 ハリー が 話し 終わって も 、ダンブルドア は メガネ の 奥 から 二人 を じっと 覗き つづける だけ だった 。

「僕たち 、荷物 を まとめます 」ロン が 観念 した ような 声 で 言った 。 「ウィーズリー 、どういう つもり ですか ?」と マクゴナガル 先生 が がつんと 言った 。 「でも 、僕たち を 退校処分 に なさる んでしょう ?」と ロン が 言った 。 ハリー は 急いで ダンブルドア の 顔 を 見た 。

「ミスター ・ウィーズリー 、今日 と いう わけで は ない 。 しかし 、君たち の やった こと の 重大さ に ついて は 、はっきり と 二人 に 言って おかねば のう 。 今晩 二 人 の ご家族 に 、わし から 手紙 を 書こう 。 それに 、二人に は 警告して おかねばならん が 、今後 また このような ことが あれば 、わしとしても 、二人を 退学に せざるをえん ので な 」

スネイプは クリスマスが おあずけに なった ような 顔を した 。 咳払いをして スネイプが 言った 。 「ダンブルドア校長 、この 者たちは 『未成年魔法使いの 制限事項令』を愚弄し、貴重な古木に甚大なる被害を与えております......このような行為はまさしく......」「セブルス、この少年たちの処罰を決めるのはマクゴナガル先生じゃろう」ダンブルドアは静かに言った。 「二人 は マクゴナガル 先生 の 寮 の 生徒 じゃ から 、彼女 の 責任 じゃ 」ダンブルドア は マクゴナガル 先生 に 向かって 話かけた 。

「ミネルバ 、わし は 歓迎 会 の 方 に 戻らん と 。 二 言 、 三 言 、話さ ねば ならん ので な 。 さあ 行こうか の 、セブルス 。 うまそうな カスタード ・タルト が ある んじゃ 。 わしゃ 、 あれ を 一口 食べ て みたい 」 しぶしぶ 、 自分 の 部屋 から 連れ 去ら れる よう に 出て 行き ながら 、 スネイプ は 、 ロン と ハリー を 毒々しい 目つき で 見た 。 あと に 残された 二人を 、マクゴナガル 先生が 、相変わらず 怒れる 鷲 のような 目で 見据えて いた 。

「ウィーズリー 、あなたは 医務室に 行った 方が よい でしょう 。 血 が 出て います 」「たいした こと ありません 」ロン が 慌てて 袖 で まぶた の 切り傷 を 拭った 。 「先生 、僕 の 妹 が 組分け される ところ を 見たい と 思っていた のです が ――」「組分け の 儀式 は 終わりました 。 あなた の 妹 も グリフィンドール です 」「あぁ 、よかった 」

「グリフィンドール と いえば ――」マクゴナガル 先生 の 声 が 厳しく なった 。 が 、ハリー が それ を 遮った 。

「先生 、僕たち が 車 に 乗った とき は 、まだ 新学期 は 始まって いなかった のです から 、ですら か ――あの 、グリフィンドール は 、減点 されない はずです よね 。 違います か ?」言い 終えて 、ハリー は 心配 そうに 、先生 の 顔色 を うかがった 。 マクゴナガル 先生 は 射る ような 目 を 向けた が 、ハリー は 先生 が たしかに 微笑み を もらし そうに なった と 思った 。 少なくとも 、先生 の 唇 の 真一文字 が 少し 緩んだ 。

「グリフィンドール の 減点 は いたしません 」先生 の 言葉 で ハリー の 気持ち が ずっと 楽に なった 。 「ただし 、二人 とも 罰則 を 受ける と に なります 」ハリー に とって 、これ は 思った より ましな 結果 だった 。 ダンブルドア が ダーズリー 家 に 手紙 を 書く こと など 、ハリー に は 問題 に なら なかった 。 あの 人 たち に して みれば 、「暴れ 柳 」が ハリー を ペシャンコ に してくれ なかった こと だけ が 残念 だろう 。

マクゴナガル 先生 は 再び 杖 を 振り上げ 、スネイプ の 机 に 向けて 振り下ろした 。 大きな サンドイッチ の 皿 、杯 が 二つ 、冷たい 魔女 かぼちゃ ジュース が 、ポン と 音 を たてて 現れた 。

「ここ で お 食べ なさい 。 終わったら まっすぐに 寮に お帰りなさい 。 私 も 歓迎会の 方に 戻らなければ なりません 」先生が ドアを 閉めて 行ってしまうと 、ロンは ヒューッと 低く 長い 口笛を 吹いた 。 「もう ダメか と 思ったよ 」サンドイッチを ガバッと つかみながら 、ロンが 言った 。

「僕も だよ 」ハリーも 一つ つかんだ 。

「だけど 、僕たち って 信じられない ぐらい ついてない ぜ 」ロンが チキン と ハムを いっぱい 積め込んだ 口を モゴモゴさせて 言った 。 「フレッド と ジョージ なんか 、あの 車を 五回も 六回も 飛ばしてる のに 、あの 二人は 一度だって マグルに 見られて ないんだ 」ロンは ゴクンと 飲み込むと 、また 大口を 開けて つぶやいた 。 「だけど 、どうして 柵を 通り抜けられ なかったんだろう ?」ハリーは 肩を ちょっと すくめて 、わからない と いう しぐさを した 。 「だけど 、これから は 僕たち 慎重に 行動し なくちゃ 」

ハリー は 冷たい 魔女 かぼちゃ ジュース を 、喉 を 鳴らして 飲み ながら 言った 。

「 歓迎 会 に 行き たかった なぁ ......」

「マクゴナガル 先生 は 僕たち が 目立って は いけない と 考えた んだ 。 車 を 飛ばせて 到着した のが かっこいい なんて 、みんな が そう 思ったら いけないって 」ロン が 神妙に 言った 。 サンドイッチ を 食べたい だけ 食べる と 、(大皿 は 空に なる と また ひとりでに サンドイッチ が 現れた )、二人 は スネイプ の 研究室 を 出て 、通いなれた 通路 を グリフィンドール 塔 に 向かって トボトボ 歩いた 。 城 は 静まり返って いる 。 歓迎 会 は 終わった らしい 。 ボソボソ ささやく 肖像 や 、ギーギー 軋む 鎧 を いくつか 通り過ぎ 、狭い 石段 を 上り 、やっと 寮 へ の 秘密の 入口 が 隠されている 廊下 に たどり着いた 。 ピンク の 絹 の ドレス を 着た とても 太った 婦人 の 油絵 が かかっている 。

二 人 が 近づく と 婦人 が 「合言葉 は ?」と 聞いた 。

「 えー と ――」 と ハリー 。

二 人 とも まだ グリフィンドール の 監督 生 に 会って いない ので 、新 学期 の 新しい 合言葉 を 知ら なかった 。 しかし 、すぐに 助け舟が やってきた 。 後ろの 方から 急ぎ足で 誰かが やってくる 。 振り返る と ハーマイオニーが こっちに ダッシュしてくる 。

「やっと 見つけた !いったい どこに 行ってたの ?バカバカしい うわさが 流れて ――誰かが 言ってたけど 、あなたたちが 空飛ぶ車で 墜落して 退校処分に なったって 」「ウン 、退校処分には ならなかった 」ハリーは ハーマイオニーを 安心させた 。 「まさか 、ほんとに 空 を 飛んで ここ に 来た の ?」ハーマイオニー は まるで マクゴナガル 先生 の ような 厳しい 声 で 言った 。 「お説教 は やめろ よ 」ロン が イライラ して 言った 。 「 新しい 合言葉 、 教えて くれよ 」 「『 ミミダレミツスイ 《 ワトルバード 》』 よ 。 でも 、話 を そらさ ないで ――」ハーマイオニー も イライラ と 言った 。

しかし 、彼女 の 言葉 も そこ まで だった 。 太った 婦人 の 肖僕 画 が パッと 開く と 、突然 ワッ と 拍手 の 嵐 だった 。 グリフィンドール の 寮生 は 、全員 まだ 起きて いる 様子 だった 。 丸い 談話室 いっぱい に 溢れ 、傾いた テーブル の 上 や 、ふかふか の 肱掛椅子 の 上 に 立ち上がったり して 、二人 の 到着 を 待って いた 。 肖像画 の 穴 の 方 に 何本 も 腕 が 伸びてきて 、ハリー と ロン を 部屋 の 中 に 引っ張り入れた 。 取り残された ハーマイオニー は 一人で 穴を よじ登って あとに 続いた 。

「やるなぁ !感動的 だ ぜ !なんて ご登場 だ !車を 飛ばして 『暴れ柳 』に 突っ込む なんて 、何年も 語り草 に なる ぜ !」リー・ジョーダンが叫んだ。

「よくやった 」

ハリー が 一度 も 話した こと が ない 五年生 が 話しかけて きた 。 ハリー が たった今 、マラソン で 優勝 テープ を 切った かのように 、誰か が 背中 を ポンポン 叩いた 。 フレッド と ジョージ が 人波 を 掻き分けて 前 の 方 に やってきて 、口 を そろえて 言った 。

「オイ 、なんで 、俺たち を 呼び戻して くれ なかった んだ よ 」

ロンは きまり悪そうに 笑いながら 顔を 紅潮させていたが 、ハリーは 一人だけ 不機嫌な 顔をした 生徒に 気づいた 。 はしゃいでいる 一年生たちの 頭の むこうに 、パーシーが はっきり 見えた 。 ハリーたちに 十分 近づいてから 、しかりつけようと こっちへ 向かってくる 。 ハリーは ロンの 脇腹を 小突いて 、パーシーの 方を 顎で しゃくった 。 ロン は すぐに 察した 。

「ベッド に 行かなくちゃ ――ちょっと 疲れた 」

ロン は そう 言う と 、ハリー と 二人 で 部屋 の むこう側 の ドア に 向かった 。 そこ から 螺旋階段 が 寝室 へ と 続いている ハリー は 、パーシー と 同じ ように しかめっ面 を している ハーマイオニー に 呼びかけた 。 背中 を パシパシ 叩かれ ながら 、二人 は なんとか 部屋 の 反対側 に たどり着き 、螺旋階段 で やっと 静けさ を 取り戻した 。 急いで 上 まで 駆け上り 、とうとう 懐かしい 部屋 の 前 に 着いた 。 ドア に は 今度 は 「二年生 」と 書いて ある 。 中 に 入る と 、丸い 部屋 、赤い ベルベット の カーテン が かかった 四本柱 の ある ベッド が 五つ 、細長い 高窓 、見なれた 光景 だった 。 二人 の トランク は もう 運び込まれて いて 、 ベッド の 端 の 方 に 置いて あった 。 ロン は ハリー を 見て 、バツ が 悪そうに ニヤッと 笑った 。 「僕 、あそこ で 喜んだり なんか しちゃ いけない って 、わかって たんだ けど 、でも ――」ドア が パッと 開いて 同質の グリフィンドール 二年生 が なだれ込んで きた 。 シェーマス ・フィネガン 、ディーン ・トーマス 、ネビル ・ロングボトム だ 。

「ほんと かよ !」シェーマス が ニッコリ した 。

「かっこいい 」と ディーン が 言った 。

「すごい なあ 」ネビル は 感動 で 打ちのめされて いた ハリー も 我慢 できなく なった 。 そして ニヤッと 笑った 。

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