Grand Blue Episode 1
( 登志夫 ( と しお ) ) 大きく なった な 伊 織 ( いおり )
10 年 ぶり か ?
(伊織 )それ くらい に なり ます ね
( 登志夫 ) これ から は 家族 だ 敬語 なんて よせ やい
はい 分かり まし た
分かって ねえ よ
ん …
(伊織 )“ダイビング ショップ グランブルー ”
どう だ 立派 な もん だろ
車 を 置い て くる から そこら でも 見 て て くれ や
あ …はい
(伊織 )大学 進学 を 機 に ―
おじさん の 家 に 居候 する こと に なり ―
10 年 ぶり に やってきた 海沿い の 街
聞こえ て くる 潮騒 ( しおさい ) と 照りつける 太陽
わ あ …う っ !
ハッ …
おお …
( 伊 織 ) あ … ( 登志夫 ) 伊 織 どこ だ ?
あっ はい !今 行きます !
( 伊 織 ) あの 子 見 覚え が ある よう な …
今 まで と は 違う 環境 で 俺 は どんな 出会い を する の だろう
(男 たち )う おお !
アウト !セーフ !よ よい の …
♪ ~
~ ♪
(伊織 )ハァ …
俺 は どんな 出会い を …
(男 たち )よ よい の よい !
う っ …俺 の 望んだ 新 生活 …
( 登志夫 ) 伊 織 ( 伊 織 ) へっ?
改めて ようこそ 俺 の 店 へ
(伊織 )おじさん !なんですか この おかし なの は
ん ?ああ よく 言わ れ る ん だ よ
俺 に この エプロン は 似合って ない って
そう じゃ なく て !
服 の こと じゃ ない の か ?
服 の こと です よ !
(登志夫 )ん ?
( 寿 ( こと ぶき ) ) あー あ
出し た ~ !
いつも の 光景 だ が …
実家 に 帰らせて いただきます !
( 登志夫 ) ホームシック か ( 時田 ( と き た ) ) 店長 今 の は ?
伊豆 大 ( い ず だい ) に 入る おいっ子 だ
おいっ子 が 伊豆 大 に ?
って こと は 時田 …
そう だ な 寿
( 寿 ・ 時田 ) 新人 ゲット の チャンス だ
(伊織 )ハァ …ハァ …
なんで 店 の 中 に あん な 変態 が …
( 寿 ・ 時田 ) う お おお お !
待て や 新入生 !
外 に 出てくる の か よ !
(時田 )待て 新人 !なぜ 逃げる !
逃げる に 決まってる でしょ !
(寿 )さては お前 人見知り の シャイ ボーイ だ な ?
自分 の 格好 分かって ます ?
そんな こと は どうでもいい !
いい わけ ある か ~ !
とにかく 俺 たち の 話 を 聞く ん だ
ヒイイ …
イヤ だ ~ !
(ドア の 開閉 音 )
(登志夫 )おかえり 伊織 ホームシック は 治った か ?
(伊織 )だ あっ !(時田 )まあ ―
男 は いずれ 親元 を 離れる もん だ
(寿 )大丈夫 すぐ に 慣れる さ
なぜ 俺 の ホームシック で 話 が 進め られ てる ん だ
(時田 )違う の か ?(伊織 )違い ます よ !
店 に 入ったら 全裸 祭り だった から 驚いて 逃げたんです
お前 は 俺たち が 好き で こんな 格好 を し て いる と でも ?
違う ん です か ?
否定 は し ない
変態 だ …
あれ は タンク 準備 の ジャンケン を やって い た だけ だ ぞ
タンク 準備 ?
ダイビング の 時 に 使う 機材 だ
ああ あれ か
それ を ジャンケン で 決め て た って わけ だ
は あ …それ で ?
それ で と は ?
それ が 全裸 と なんの 関係 が ?
野球 拳 を し たら 全裸 に なる の が 常識 だろ ?
あなた 方 は 野球 拳 以外 の ジャンケン を 知ら ない ん です か !
( 寿 ) 俺 は 寿 竜 次郎 ( りゅう じ ろう ) 伊豆 大 機械 工学 科 の 3 年 だ
北原 ( きた はら ) 伊 織 です 同じ 学科 な ん です ね
そう か
サークル に 同じ 学科 の 後輩 が 入る の は
うれしい もん だ な
(伊織 )入る と は 言って ません けど …
フッ そんな もの 目 を 見れ ば 分かる さ
そう です か
( 伊 織 ・ 寿 ) う うっ…
(寿 )ダイビング に 興味 は ?
(伊織 )あります よ (寿 )そう か !
(伊織 )で も やる 気 は あり ません
(寿 )なぜ だ やって み たく ない の か ?
俺 泳げません から
ん ?ハハッ !さては お前 国語 が 苦手 だ ろ
なん です か 急に
だって “やり たい ”か “やりたくない ”に
“できる ”“でき ない ”で 答える なんて …
(伊織 )で も 海 に 潜る のに 泳げない なんて …
そんな もん どう に で も なる
どう に でも って そんな …
最初 から 自分 が できる もの だけ 選んで いたら 何も 始まらない
大事 な の は お前 が 興味 を 抱い て いる か どう か だろ
(寿 )下見 お 疲れ さま です
( 奈々 華 ( な なか ) ) あ …
タンク 置いて きます ね
(奈々 華 )ありがとう
あっ
お ?
いらっしゃい 伊 織 君
(伊織 )はい はじめまして
はじめ まして ?私 の こと 忘れ ちゃった ?
えっ ?
いとこ の 顔 忘れる なんて 冷たい なあ
すみません 気 が 付かなくて
10 年 ぶり だ もん ね 千 紗 ( ちさ ) ちゃん に は もう 会った ?
いえ まだ です
会ったら ビックリ する よ
とびっきり かわいく なった ん だ から
さっき まで 一緒に 潜って た ん だけど …
あっ もしかして …
(奈々 華 )時田 君 たち の サークル に 入る の ?
( 伊 織 ) いえ
ダイビング は 嫌い ?
嫌い じゃ ない と 思い ます けど …
じゃあ なんで ?
せっかく 男子 校 を 卒業 し たんで 距離 を 取り たい ん です よ
(奈々 華 )距離 ?何 から ?(伊織 )それ は …
(騒ぎ 声 )
こう いう 男子 校 の ノリ って やつ から です よ !
お っ 戻って きた か
片づけ お 疲れ さ ん !
とりあえず 服 を 着 て く だ さい
じゃあ 伊織 君 の こと よろしく ね
(時田 )うーっす !(伊織 )うわああ !
さあ 今日 は お前 の 歓迎会 だ !
待って ください !
俺 は サークル に 入る 気 ない です し そもそも …
(寿 )それ 以上 言う な (伊織 )あ …
いい か 伊 織
なん です か ?
お前 は 食わず嫌い が 多い よう に 思える
別に そんな こと …
(寿 )ある だろう ?
やった こと が ない のに 文句 を 言って いる んだ から
(時田 )それ は よく ない な やった こと も ない のに ―
全裸 で 公道 を 走る の は よく ない など と …
それ は こっち が 正しく ない です か ?
(寿 )とりあえず これ を 飲んで 野球 拳 から 始めて みる べき だろう
(時田 )何事 も 経験 だ
それ 絶対 必要 の ない 経験 です よ ね !
世 の 中 に むだ な 経験 なんて もの は 存在 し ない
だまさ れ た と 思って やって みろ
断固 拒否 し ます
そこ を なんとか
減る もん じゃ ない し
やり ません
俺 は そんな ノリ に は 絶対 染まり ませ ん から !
(千紗 )あれ って 伊織 だ よね
10 年 ぶり か …
だっしゃー !ナンボ の もんじゃい !
やる じゃ ねえ か 伊 織 !
3 人 抜き た あ 恐れ入った ぜ !
(伊織 )早く 負けて ―
俺 の ご 立派 様 を お披露目 し たい です !
(時田 )よく 言う ぜ !(寿 )どうせ つまようじ だろ ?
何 人 かかって こよ う と も 俺 の パンツ は …
(奈々 華 )あっ 千 紗 ちゃん おかえりなさい
(千 紗 )ただいま
コホン
よう 久しぶり だ な 千 紗
俺 の こと 覚え てる か ?
えっ ?
(千 紗 )これ もう 捨て ない と ダメ みたい
俺 の 手 そんなに 汚い の か !?
伊織 が こんな 頭 の 悪い 人間 に なってる と は 思わなかった
違う ん だ ~!う う …
クッ!なんでこんなことに…
お前 千 紗 ちゃん と いとこ な ん だ って ?
美人 の いとこ と 同居 と は ぜいたく 者 め
たった 今 汚物 の ように 扱われた ばかり です けど ね
でも い い ん です
同じ 家 に 奈々華 さん が いる んです から
( 寿 ・ 時田 ) ああ …
それ は 諦めろ 伊 織
どう いう 意味 です か ?
いや な 奈々 華 さん は 隠し てる つもり だろう し
実際 当事者 に だけ は バレ ちゃ い ない ん だ が …
あの 人 重度 の シスコン な ん だ
(伊織 )この 10 年 で 何 が あった ん だ !?
あんまり だ …
今日 会った 人 の 中 で 唯一 の 癒やし が …
気 に する な バラ色 の 家庭 環境 なんて
手 に 入らない の が 普通 な ん だ から な
(伊織 )まあ 確か に そう です ね
家 の 中 に ドラマ なんか 求め ちゃ いけ ません よね
(時田 )そう そう
それ なら その 分 大学 生活 で 頑張り ます !
おお 燃え てる な !
さて 二次会 行く か !
ん だ な !
( 東 ( あ ず ま ) ) 俺 は 帰る わ
明日 の バイト 朝 早い し
( 横手 ( よこて ) ) 俺 も 終電
(伊織 )じゃ 俺 も …
お前 は 終電 と か 関係ない だ ろ ?
(時田 )家 は ここ だ もん な
いやいや いや !明日 の 9 時 から 初日 の ガイダンス です から
なあ に 大丈夫 だ 任せて おけ
絶対 に 遅刻 し ない ように し て やる
は あ …
ん ん …
(缶 が 転がる 音 )
う っ 頭 が 痛い …あっ
あんな 飲み 会 に つきあった せい だ
えっ と 何 時 だ ?
げ っ !遅刻 寸前 じゃん !
(人々 の ざわめき )(伊織 )お ?
(シャッター 音 )
( 伊 織 ) えっ…
な っ これ なら 絶対 に 遅刻 し ない だろ ?
あんた ら バカ か ~ !
ハァ …
(伊織 )希望 に 満ちた 新た な 出会い と ―
新た な 生活 は …
(男子 学生 )あれ が 講堂 の 前 で 酔いつぶれ てたって いう …
(伊織 )入学 と 同時に 灰色 に 染め上げられ て い た
(女子 学生 )ねえ ねえ あの 人
(女子 学生 )わ っ ちょっと かっこよく ない ?
(伊織 )ん ?
(伊織 )ふうん …
へえ 確か に 美 形 …えっ !
( 耕平 ( こうへい ) ) ん …
フッ …
フッ …
( 耕平 ・ 伊 織 ) こいつ と だけ は 関わる まい
(講師 )説明 は 以上 です
(講師 )説明 は 以上 です
( チャイム )
( チャイム )
( チャイム )
(男子 学生 )サークル 見学 行こう ぜ
( チャイム )
( チャイム )
(男子 学生 )どこ から 行く ?
サークル 見学 か あ …
あ …
千 紗 !お前 は サークル 見学 に …
お …おい !
そんな 格好 で 話しかけ ない で
あ …言わ れ て み れ ば
帰って 服 を 着たい が 帰り道 が 分からん
(千 紗 )じゃ 私 は 帰る から
(伊織 )よし そう しよ う か
どうして ついてくる の よ
道 案内 し てもらおう と 思って
(千 紗 )絶対 に イヤ (伊織 )どう して ?
言わ れ なきゃ 分から ない の ?
(伊織 )いや なんとなく 分かる
(千 紗 )できれば はっきり 分かって ほしい ん だ けど
じゃ 私 は 帰る から
お前 が 一緒に 帰り たく ない の は 分かった
でも 俺 も 困って いる ん だ だ から お前 の 服 を くれない か ?
(千 紗 )半 裸 の 変態 が 着ている 物 を よこせ と 迫ってきていて …
( 伊 織 ) 待った ー !
いとこ だ よ な 俺 たち
俺 の 困り事 は お前 の 困り事 お前 の 服 は 俺 の 服
そう いう 助け合い 関係 だ ろ !?
ちょっと やめて そういう こと を 大声 で 言わないで
(伊織 )そういう こと ?
その …いとこ と か そう いう …
なるほど それ じゃあ
服 を くれ なかったら 俺 と お前 が ―
一緒に 暮らし て いる こと を 言いふらす
あ …クッ …
(千 紗 )分かった (伊織 )お っ
(千 紗 )脱ぐ 脱ぐ から …
お 願い し ます 家 の こと は 言いふらさ ない で ください
ちょい 待った その セリフ って
はた から 見る と すっげえ 犯罪臭 が …
(パトカー の サイレン )
ハァ …ハァ …
(警備員 )半裸 の 怪しい 男 が 来ませんでしたか ?
(伊織 )俺 が 一体 何 を し た って いう ん だ
( 耕平 ) お前 何 やって ん だ ?
う わ あ あ !
って なん だ お前 か
いろいろ と 事 情 が ある ん だ
(耕平 )事 と 次第 に よっては 助けて やらん でも ない が
お前 実は いい やつ だった ん だ な
今村 ( いま むら ) 耕平 だ で 何 が あった ん だ ?
聞い て くれ !千 紗 の やつ 俺 を 家 まで 連れ て いか ない 上に
服 すら 脱が ない ん だ
(耕平 )警備 員 さーん !
(伊織 )ワン モア チャンス プリーズ !
ストーカー に 強制 わいせつ 話 を 聞く 余地 なんか ない だろ
それ に は 事情 が !
なら その 事情 って やつ を 留置場 で 話す こった
(耕平 )じゃ あな (伊織 )待った !
話 は もう いい その 代わり …
着て いる 物 を 脱いで くれ
(パトカー の サイレン )
ハァ …ハァ …ハァ …
(警備員 )どこ 行った ?
( 伊 織 ) あの 野郎 !
(耕平 )変態 !
(伊織 )と は いえ 服 を なんとか し ない と な
ほか に 知り合い と いえ ば …
(勧誘 の 声 )
( 奈々 華 ) ダイビング サークル “ Peek a Boo ( ピーカブー ) ” で ー す
(警備員 )いない か …
もう 大丈夫 だ ぞ
フゥ …助かり まし た
で ?なん だ ?
(伊織 )服 を 貸し て もらえ ませんか ?
変 な こと を 言いだす やつ だ な
この あと 飲み に 行く なら 二 度 手間 だろう ?
(伊織 )俺 が 酒 を 飲む 上に ―
服 まで 脱ぐ こと を 前提 と し て ませ ん か ?
( 寿 ) 今日 は 新入 生 歓迎 コンパ だ ぞ !
(伊織 )それ は いい です が とりあえず 服 を なんとか …
じゃ 誰 か 新人 を 1 人 でも 引っ張って きたら 服 を 貸し て やる
( 伊 織 ) 乗った !( 寿 ) ところ で あて は ある の か ?
ええ 任せ て ください !
クソッ !どう し て だよ !
どうして 俺 が 中心 の
女子 高 生 美少女 ハーレム サークル が ない ん だよ !
お前 …
諦める な よ 耕平
諦め なけ れば 夢 は かなう
世 の 中 って の は そう いう もん だ ろ ?
だが …現実 は 冷たい ん だ
クッ!どいつもこいつも“寝ぼけるな”だの
“大学 に 女子 高生 が いる か ”だの と
わけ の 分から ない こと ばかり …
大学 に 来たら 新 世界 が 広がって
夢 の ような 生活 が 待って いる と 思った のに …
(伊織 )ある さ (耕平 )えっ ?
新 世界 も 夢 の 生活 も
ただ お前 は その 入り口 に 気付い て いない だけ なんだ
そう …な の か ?
どう だ ?一緒に 夢 の 入り口 に 踏み込んで みない か ?
あ …
( 時田 ・ 寿 ) ウエール カーム !
(耕平 )謀った な !貴様 !
フゥ …服 は 人類 の 英知 の ひとつ だ なあ
(時田 )さあ 新 歓 コンパ を 始める ぞ !
(部員 たち )おお ~ !
伊織 !何 飲む ?
ウーロン 茶 で お 願い し ます
よし 分かった
ほ い ウーロン 茶
これ は 俺 の 知ってる ウーロン茶 じゃない !
何 を 言う
ウーロン 茶 の 色 が つい ている だろ
しかも 色 だけ じゃ なく ―
火 も つく んだ ぞ
火 が つく 時点 で 大部分 が アルコール だ !
(時田 )なら 水 で どう だ
どう して 火 が つく ん です か ね
可燃 性 な んだろ
色 は 水 だ から 気 に する な
あなた 方 は 色 で しか 飲み物 を 判別 でき ない んです か !
それ じゃ いく ぞ !
杯 ( さかずき ) を 乾 ( ほ ) す と 書 い て !
乾杯 と 読む !
(一同 )乾杯 !
(伊織 )う う …
お っ 千紗 来てた の か
あ …
お 父さん が 行け って
(伊織 )この サークル 入る の か ?
不本意 ながら 伊織 は ?
俺 は 御免 被る
ふう ん …逃げきれる の ?
は ?
ヒャア !アアッ !
(寿 )ワッショイ …
(時田 )こら 伊 織 きちんと 乾杯 を し ない と ダメ だ ぞ
(伊織 )待って イヤ …イヤー !
(千 紗 )バーカ
杯 を 乾す と 書い て !
乾杯 !
(部員 たち )う おおお !
く ああ ~ !濃い なあ
(耕平 )水 も 飲ま ない と 倒れる ぞ
ああ どう も
ハァ …
ウォッカー !
いい 飲み っぷり だ な 北原 伊 織
耕平 ! これ は 復讐 ( ふく しゅう ) の つもり か ?
そんな つもり は ない ただ ―
1人 くらい 潰し て 入会 させ ない と 脱出 でき ない ように 見え て な
そう か …確か に 誰 か が 犠牲 に なれ ば いい ん だ よ な
分かって くれ た か ?
(伊織 )ああ お前 を 連れ て きた 責任 も ある
俺 が 酒 を 飲む から お前 は ウーロン 茶 でも 飲んで いて くれ
おお なんて 美しい 自己 犠牲 の 精神 な ん だ
貴様 ~ !
別に 犠牲 に なる の が 俺 で ある 必要 は ない よ な !
( 耕平 ) この 外 道 が !
こら こら ケンカ は いかん ぞ
どうしても もめる なら 勝負 に しろ
( 伊 織 ・ 耕平 ) 勝負 ? ( 時田 ) ああ
代々 伝わる “ PaB ( パブ ) 式 ” の にらめっこ だ
ルール は 簡単
口 に 含んだ 酒 を 噴い たら 負け それ だけ だ
(耕平 )分かり まし た (伊織 )うん
(部員 たち )にらめっこ し ましょ N Peek a Boo !
グイ イイ …
耕平 真面目 な 話 を し て みる の も 1 つ の 手 だ ぞ
真面目 な 話 ?
ああ 笑っちゃ いけ ない 状況 で は
意外 と そんな 話 で 笑っちまう もん だ
なるほど …じゃ 俺 の 悩み でも 話し て みます
ここ だけ の 話 な ん だ が 実は 俺 ―
こう 見え て 昔 は オタク だった ん だ
(伊織 )ブフォー !
フッ …驚き を 隠し きれ なかった ようだ な
隠し き れて ない の は お前 の オタク の ほう だろ !
(時田 )伊 織 粗相 だ な
えっ
こん ちくしょう !
(伊織 )う うっ (耕平 )フッ …
にらめっこ し ましょ N PeekaBoo !
あ …伊 織
( 安西 ( あんざ い ) ) おい 大丈夫 か ?
(伊織 )バスケ が …し たい です
(耕平 )ブゥー !
おっしゃ !お前 も 飲んで もらう ぞ
えっ…
(安西 )また 粗相 だ な 伊 織
ブハーッ やって くれる じゃ ねえ か
貴様 こそ な !
こう なりゃ とことん やって やら あ !
上等 !白黒 はっきり させて やる !
(部員 たち )にらめっこ し ましょ N Peek a Boo !
( うめき声 )
(寿 )まったく お前 ら は …ほれ
(耕平 )み …水 …(伊織 )助かります …
それにしても 意外 だった
( 耕平 ・ 伊 織 ) ん ?
お前 ら が そんなに 飲み たがり だった と は
その 酒 なら お前 ら も 満足 できる だろう ?
( 耕平 ・ 伊 織 ) 水 じゃ ねえ !
(奈々 華 )伊 織 君 お 友達 と 一緒に サークル 入って くれる みたい
そりゃ よかった
(奈々 華 )うん
でも 2 日 連続 で 外泊 なんて ちゃんと 注意 し なくっちゃ
て めえ の …せい だ
いい や …お前 が 悪い
ハァ …本当 に あの バカ は
(耕平 )ほれ 北原 マイク
(伊織 )俺 も かよ
よっ しゃ いく ぜ !
(寿 )おお ~歌え 歌え !
(時田 )ノリ ノリ だ な
♪ ~
~ ♪
(一同 )すいません で し た !
( 伊 織 ) 女子 大 … だ と ?
(伊織 )お願い します 奈々華 さん !
遊び たい の は 分かる けど …
ですが 大将 !
( 奈々 華 ) ダメ です !( 伊 織 ) そこ を なんとか !
(奈々 華 )ダメ な もの は ダメ !(千 紗 )ハァ …