Kobato . Episode 5
(鳥 の さえずり )
(子供 たち の 声 )
( 満里奈 ) ねえ ねえ こば と ちゃん 。 ( こば と ) はい ?
これ 読んで 。
うん ?
「ほたる の ひかり 」。
ねえ 読んで 。えっ ?
(俊彦 )エヘヘ ヘヘ 。こば と ちゃん も しか して 読め ない の ?
え ~
ちゃんと 読め ます !
・~(テーマ 音楽 )
・「どう すれ ば いい ん だっけ ?」
・「あたりまえ の こと って いつも 難しい な 」
・「嬉しい とき 笑って 」
・「好き な とき に 歌い たい だけ な のに 」
・「いつか 願い は 叶う と 」
・「でも いつ かって どれ くらい 」
・「待ち きれ ない よ 」
・「123 !の 合図 で 両手 広げて 」
・「全身 に ひかり を 集めて 」
・「どこ に ある の 教えて 私 に できる こと 」
・「めいっぱい 傷 つい て せい いっぱい 走って 」
・「何 十 回 転んで 泣いて 」
・「それ でも まだ あきれる くらい 」
・「明日 を 信じてる 」
・~
「夜 に なる と 辺り は 真っ暗 に なり まし た 。→
今日 は お 月様 も お休み し て いる みたい です 。→
何も 見え ません 。→
見え た の です 」。
( 一同 ) え ~ !
(俊彦 )こば と ちゃん また 飛ばし た よ 。
え ごめんなさい 。えっ と えっ と …。
わ ~ !
(藤本 )相変わらず トロい な 。え ~
う …。(ゆかり )頑張れ こば と ちゃん !
(いおり ょぎ )また 失敗 し て ん の か 。
(清花 )ウフフ 。・
・(清花 )はい よもぎ 保育園 です 。→ その 話 は お 断り し た はず です 。
今 は 開園 中 です ので 失礼 いたし ます 。
( ため息 )
ふむ … 。
・(園児 )こばと ちゃん また 転んだ !
・(俊彦 )また 転んだ !
う …ど ば と !この シリアス な 時 に 何 を やっと ん の じゃ ~ !
(園児 )こば と ちゃん バイバ ~イ !バイバイ で ~す !
こば と ちゃん こば と ちゃん 。 何 でしょう 満里奈 ちゃん ?
絵本 うまく 読める ように なる と いい ね 。
はい ~頑張り ます 。
(満里奈 )大丈夫 だよ 。いつか うまく なる よ 。
はい !
( ため息 )
(開 音 )
あの …。え ?
みなさん に 喜んで 頂ける よう 練習 し たい の です 。
お 借り し て も よろしい です か ?
ええ 構わ ない けど 。
もっと うまく 読める ように 頑張り ます !
頑張って ね 。
はい !
「その ホタル は もう ずっと 長い 間 独りぼっち で 暮らし て いまし た 。→
だから 自分 が ホタル で ある こと も スッカリ 忘れ て しまって いまし た 」。
独りぼっち は 寂しい です ね 。
まあ な 。
「こんな 真っ暗 な 日 に は なに か →
とても よい 事 が あった ような 気 が する の です が …」。
(森 )おい 。え ?
私 に 何 か 御用 でしょう か ?
ああ 。やめて もらえない か ?え ?
それ を 読む の を やめて くれ と 言っている 。
あの …なぜ でしょう か ?
イヤ な 感じ の ヤツ だ な 。
あっ 。なん です か ?
さっき の おっさん だ 。
です ね 。何 だ ありゃ ?
さっき と 随分 違う じゃ ねえ か 。
何 か お 悩み な の でしょ う か ?
あっ!
すみません !(駆け寄る 音 )
(転ぶ 音 )お うち ない の です か ?え ?
なんで そう なる ?
実は 私 も 少し 前 まで 公園 に お世話 に なって い た の です が →
清 花 先生 と 千歳 さん の お陰 で 今 は フカフカ の お布団 で 眠ってます 。
やはり お 布団 は ステキ です ~ !
もし よろし けれ ば 私 の 家 へ いらっしゃい ませ ん か ?
どこ の 誰 か も 分からん 人間 の 世話 に は ならん !
花 戸 小 鳩 です 。こちら は いおり ょぎ さん です !
あ … 。
つきあって られ ん な 。
あの !
どうして 怒って しまわ れ た の でしょ う ?
「ホタル は 遠く に 小さくて きれいな 光 を 見つけました 。→
何 だろう と 近づいて …」。
あ …う …。
あ ~ん 。
やっぱり トロ い です 。
う …。
ふぁ ~。明日 こそ 頑張り ます !
・ き ゃ ~ !
また 寝坊 しちゃ い まし た !
何 から 何 まで トロい な ~ 。
遅刻 し たら また 藤本 に 嫌み 言わ れる ぞ ~ 。
わ ~。う ぅ ~ん !
速 ぇ ~ !
ハア ハア ハア …。
(転倒 音 )えっ ?
あれ …?
(ヤクザ 1)あん ?何 だい お 嬢ちゃん ?
お は よ ござい ます 。何 か 御用 です か ?
(ヤクザ 2 )オレ たちゃ 借金 を 返し て もらい に 来 た ん だ よ 。
え ?シャッキン ?
なんか ヤバ そう だ な …。
(ヤクザ 3 )オラ 食え って 。う う …。
オレ は 子供 大好き な ん だ ぜ ~。
ホラ ホラ ~。う う …。
やめ て 下さい !(肩 に ぶつかる 音 )
何 す ん だ よ !きゃ ~ !
イテッ … 。
(ヤクザ 1)ぶつ かっと い て ごめんなさい も 無し か よ ?→
え ぇ !オラ !ククク …。
わ ~!きゃ ~!
イテテテ …。えっ ?
クッ …何 し やがる はなせ !
子供 ら に 手 を 出す な !
藤本 さん !
この ~ !
ガブッ !い てぇ ~ !
イイ タタ タタ …。(転倒 音 )
な め やがって ~!(清花 )やめて 下さい !
清 花 先生 。
開園 中 は 来ない で 下さい と お 願い して い た はず です !
なに 命令 し て ん だ よ ぉ ?
悪い の は 金 返さ ない そっち でしょ ?先生 。
いい 気 に なって ちゃ ダメ だ ぜ 。ウチ の 社長 が 優しい から って よ ぉ 。
お 話 は 閉園 後 に 伺い ます 。ですから …。
返す もの を 返し て くれりゃ あ すぐ 帰る さ 。だから …→
さっさと 返せ って 言って ん だ よ !
あ …。ああ ?
この ~ 。
あいつ … 。
う う …。
か …帰って 下さい !
な …あぁ ?
こば と ちゃん …?
帰って 下さい !
ガキ の 遊び に つきあってる 暇 は ねえ んだ よ !
帰って 下さい !
ち っ 。何 だ ?この 女 …。
(俊彦 )おまわりさ~ん!
助け て ~怖い 人 が いる !早く 来て ~!
今日 は 帰って やる よ 。けど 金 返す まで 来る から な !
ちょ …はなせ って !
( 泣き声 )
( ため息 )
大丈夫 です か 清 花 先生 ?
ええ 何とも ない わ 。
(泣き声 )俊彦 君 ?
大丈夫 です か ?ウッ ウッ ウッ …。
イヒヒ …。ウソ 泣き だ から 平気 。
「おまわりさん 」って 言ったら 帰る か な って 思った ん だ 。
そう だった ん です か ?本当 に 帰っちゃ いまし た よ 。
すごい です !エヘヘ ヘヘ 。
( 満里奈 ) 俊彦 君 すごい ~ ! ( 俊彦 ) アハッ 。 そんな 事ない よ 。 →
また 来たら 僕 が 追い返す から ね 。
はっ?
ど ば と に し ちゃ よく やった じゃ ね ~か 。
だが オレ は いつ まで このまま で いりゃ ~いい ん だ ?
・~
・~
昨日 の 電話 は あいつ ら だった の か ?
清 花 先生 困って らっしゃい まし た 。
何 か 私 に 出来る 事 は ない でしょう か ?
おまえ 金 ねえ だ ろう 。
でも もし 借金 を 返せれば 清花 先生 を 癒やして あげられます 。
( ため息 )
あっ!
なん だ よ ?
・~
うん !
アホ か ~ !
(カラス の 鳴き声 )
ウウ … 。
あっ!
あいつ … 。
また あそこ に いる ぜ 。何 やってん だ か 。
これ は …。
まさか !
すみません !え ?
どこ か お 加減 でも 悪い の です か ?
大丈夫 だ 。何でもない 。
あの …何か 私 に 出来る 事 は ありませ ん か ?
困って いる 事 が お あり でし たら …。
別に 困って いる わけ で は ない 。ちゃんと 家 は ある 。
ただ ここ に いる の が 好き な だけ だ 。
そう で し た か 。
昨日 の 絵本 …。
これ は 保育園 から お借り し て いる の です 。
練習 し て いる の です が なかなか 上手 に 読め ません 。
読む な と 言った ろ 。なぜ です か ?
みなさん この お 話 が とても 好き な んです 。
だから 上手 に 読み たく て …。頼む から 読ま ない で くれ !
え ?
(ヒグラシ の 声 )
なんでもない 。忘れ て くれ 。
この 絵本 が そんなに お 嫌い な の でしょ う か ?
(開錠 音 )
どうして 藤本 さん が ここ に いらっしゃる の です か ?
住んでる から だよ 。お隣さん だった んです か
見 たら 分かる だ ろう 。
あ … 。
あの っ !何 だ よ 。
この 絵本 を 読む な って 公園 で 男 の 方 に 言わ れた の です が …。
森 さん に 会った の か ?森 さん ?
いおり ょぎ さん が 何 か ?
じゃ なく て その 本 を 書い た 人 だ 。
へえ … 。
え ~そう なん です か ?この 辺 じゃ 有名 人 だ 。
でも どうして この 本 を 読む な って おっしゃった の でしょ う ?
さあ な 。けど →
その 本 を 最後 に 新しい 本 は 書い て ない と 聞い た 。
えっ …。最後 の 本 …?
「きれい な 小川 の ほとり で 1 匹 の ホタル が 暮らし て いまし た 。→
その ホタル は もう ずっと 長い 間 独りぼっち で 暮らし て い た ので →
自分 が ホタル で ある と いう こと も 忘れ て しまって いまし た 。→
ある お 月 様 も ない 真っ暗 な 夜 →
その ホタル は 遠く に 小さくて きれいな 光 を 見つけました 。→
なん だろう と 近づいていく と それ は 虫 の 女の子 だった の です 。→
『 きれい だ ね 君 は なんて いう 虫 ? 』 と 尋ねる と →
『あなた と 同じ ホタル よ 』と その 女の子 は 答え まし た 。→
そして ホタル に 聞い た の です 。『なぜ あなた は 光ら ない の ?』。→
ずっと 独りぼっち だった ホタル は 光り 方 を 忘れ て い た の で した 。→
悲しむ ホタル に その ホタル の 女の子 は 光り方 を 教えて くれました 。→
それ から 2 人 は 小川 の ほとり で 一緒 に 光り ながら →
仲よく 暮らし た と いう こと です 」。
光り 方 を 忘れ ち まった ん だろう な あの おっさん も 。
理由 は 分かん ねえ けど その 本 の ホタル み て え に な 。
何とか し て 差し上げ られ ない でしょう か ?
あっ!
おいおい 何 を 始める 気 だ ?見つける ん です !
え ?
おい !
今晩 お 暇 です か ?
ハア ハア ハア …。
ホタル 見 に 行き ましょう !
八幡山 の 小川 で 待って ます !
「ホタル は 思い出し ました 。ボク は ホタル だ 。→
ボク も 君 の よう に 光る こと が 出来る ん だ 」。
うまく なった じゃ ねえ か 。
きっと 思い出せ る はず です 光り 方 。
しかし 来 ねぇ な ~ 。
あっ ?
来て 下さった んです ね !まあ 仕方なく な 。
あの ホタル さん …。まだ 出てきて くれない の です 。
なぜ あんな 事 を 言った ?えっ ?
「ホタル を 見 に 行こ う 。八幡山 の 小川 で 待って る 」。
奈緒子 と まったく 同じ こと を …。奈緒子さん …?
恋人 だった …。え ?
その 絵 奈緒子 が 描い た 。→
ホタル の 物語 が いい と 言う から オレ が 先に ストーリー を 作り →
彼女 が 後 から 絵 を 描い た 。
回想 (奈緒子 )ホタル 見 に 行き ましょう 。→
ねえ ホタル 見 に 行き ましょう って !
前 に 約束 し た でしょ う 。(受話器 を 置く 音 )
時間 が 無い ん だ !穴場 見つけた ん だから !
だから 時間 が 無い って !
八幡山 の 小川 で 待ってる から !え ?
・(森 )結局 オレ は 行け なかった 。 あの ころ オレ は 忙しく て 幾 つ も 締め切り を 抱え て い た 。
じゃあ 恋人 さん は 一人 で …。「とても きれい だった 。→
オレ に も 見せ たかった 」と 言って い た よ 。
奈緒子 の 描い た 絵 は なんだか 寂しく て でも 美しかった 。→
だから オレ も 寂しく て 美しい 話 に 書き 直し たん だ 。→
そして 本 が 出来て しばらく して から の 事 だった …。
回想 (奈緒子 )やっと 休み 取れ た の ?
(森 )ああ 。いつも の 公園 で 待って る 。
・(救急車 の サイレン )
(救急 車 の サイレン )
(森 )奈緒子 ?おい 奈緒子 !しっかり しろ !
そう たろう …さん …?ああ オレ だ 。
何 か 欲しい 物 は ない か ?何でも 持って きて やる ぞ 。
ホタル …。えっ ?
ホタル …一緒 に 見 たかった …。
( 風鈴 )
あ … 。
どうして オレ は あの 時 一緒 に 行か なかった の か 。
あれほど 一緒 に 見 たがって い た のに 。
どうして オレ は …。
帰 ろう !ま …待って 下さい !
もう 少し … N もう 少し 待て ば きっと … 。
あっ? あ ~ ! き ゃ ~ !
う …あ ?
大丈夫 か ? す … すみません 。
ん ?
ここ は …。
・~
(森 )奈緒子 は ここ に 立って 描い たん だ 。
ここ で …!
(懐中電灯 が 落ちる 音 )
あ … 。
・~
ホタル … 。
あ … 。
・~
回想 (奈緒子 )え えっ ホタル 見た 事 ない の ?
なん だ よ …悪い か ?じゃあ 一緒 に 見 に 行こ う よ !
やっぱり 本物 を 見 て おか ない と 。
もう この 辺 に は ホタル なんて い ない だろう ?
絶対 見せて あげる 。約束 よ !ウフフ 。
・~
(森 )約束 か …。
・~
わ ~ !
きれい だ な ホタル 。
・~
本当 に きれい です 。
ああ 。
おっさん 光り方 を 思い出した な 。えっ ?
また 書き出し た ん だろう 本 。
(筆 を 走らせる 音 )
( 風鈴 )
その 証拠 に これ 見 て みろ よ 。
増え て ます !
と いう 事 は …。おっさん は 癒やされた って 事 だ 。
森 さん の お 役 に 立てた ん です ね 。
今回 は 文句無し に 100 点 …。と 言い た い とこ だ が …。
図書館 で の オレ 様 へ の 仕打ち を さっぴい て …。
こば と 80 点 !
わ ~ありがとう ございます !
これ から ビッシビシッ ペース 上げて いく ぞ !
はい !こば と 頑張り ます !
しっか し オレ 様 を あんなに し て おい て 80点は甘すぎか?
やっぱ 50 点 くらい か ?ダメ です !80 点 が いい です 。
じゃあ やっぱり …。はい ?
79 点 。微妙 です ~ 。
・「人 は みな 飛んで みたい のに 」
・「重力 に 騙さ れ てる ん だ 」
・「誰 も ほんとう は 飛べ る ん だ よ 」
・「あの コ が あんなに 哀し そう な の は 」
・「自分 の 影 を どこか に 忘れ てきちゃった から かも 」
・「それ なら 」
・「アリガトウ 、って 君 に 言え たら 」
・「アリガトウ 、って 君 が 笑え ば 」
・「行ったり 来たり うれしく なる 」
・「君 が シアワセ に なる 」
・「心配 なんて いらない よ いっしょに いる から 」
・「うれしく って も 涙 が でる なんて 不思議 だ 」
~(オープニング テーマ )「果て なき 夢 求める 座標 なき 世界 で …」