Kobato . Episode 24
( いおり ょぎ ) コンペイトウ が … 。
たまって ゆく … 。
・~
回想 ( 琥珀 ) こば と さん の 願い は 変わって しまった 。
でも 契約 は 変え られ ませ ん 。
行き たかった 所 へ 行く と いう … 。
これ じゃ まるで 呪い じゃ ねえ か !
( 藤本 ) どう なって る ん だ ?
( こば と ) 行く べき 所 に 行か なく て は なり ませ ん 。
さようなら 。
待 っ … !
・~
( うし ゃぎ さん の 声 )
あ … 。
( 倒れる 音 )
・~
・~ ( オープニング ・ テーマ )
・ 「 どう すれ ば いい ん だ っけ 」
・ 「 あたりまえ の こと って いつも 難しい な 」
・ 「 嬉しい とき 笑って 」
・ 「 好き な とき に 歌い たい だけ な のに 」
・ 「 いつか 願い は 叶う と 」
・ 「 でも いつ かって どれ くらい ? 」
・ 「 待ち きれ ない よ 」
・ 「 123 の 合図 で 両手 広げ て 」
・ 「 全身 に ひかり を 集め て 」
・ 「 ど に に ある の 教え て 私 に できる こと 」
・ 「 めいっぱい 傷 つい て せい いっぱい 走って 」
・ 「 何 十 回 転 ん で 泣 い て 」
・ 「 それ でも また あきれる くらい 」
・ 「 明日 を 信じ てる 」
・~
( 小鳥 の さえずり )
ん … 。
・ ( 振動 音 )
・ ( 物音 )
( 千 帆 千 世 ) き ゃ ~ ! お っ !
大丈夫 か ? ( 千 帆 ) ごめんなさい 。
( 千 世 ) ママ に 言わ れ て お 布団 片づけ に き た の 。
布団 … ?
なんで 布団 が 空き 部屋 に … ?
( 千 歳 ) あら … ? 藤本 さん が 運 ん で くれ た の 。
腕 の ほう は もう いい の ?
ええ もう ひと 月 も 経ち ます し ね 。
そう 。 ありがとう 。 あれ ? ママ それ 何 ?
ああ 。 入居 者 を 募集 しよ う と 思って 。
あの お 部屋 清和 君 が 来る 前 から ずっと 空き 部屋 だ し 。
人 が 居 ない と お 部屋 も 傷む でしょ う 。
そう な ん だ 。 千 歳 さん … 。
たまに オレ が 部屋 に 風通し し ます から →
しばらく 空け た まま に し ませ ん か ? どうして ?
え ? あれ … ?
すみません 変な 事 言って 。
( 堂 元 ) 清和 久しぶり だ な 。
お前 教授 の ゼミ 行って ない って 本当 な の か ?
ああ 。 弁護 士 目指し てる ん だ ろ う 。
最近 は ノート もと って ない って 聞い た けど どう し た ん だ よ ?
どうも し て ない けど な 。
お前 何 か 変 だ ぞ 。 気 が 抜け た って いう か さ … 。
別に … 。
まあ 大切 な 物 を 失った 事件 だった から ね 。
え ?
あれ から 3 か月 か … 。 残念 だった な 保育 園 。
あ … 。 そんなに 気 に し て ない 。 ただ … 。
・~
ただ … ?
いや … 。
何でもない 。
( セミ の 声 )
ありがとう ござい まし た 。
( 子供 たち の 声 )
お っ ?
( クレーン の 音 )
( 3 人 ) わ ~ !
( 清 花 ) 子供 たち が よもぎ 保育 園 を 気 に し てる って 聞い て … 。
( 満里奈 ) みんな で 見 に 来 た の !
( 清 花 ) 藤本 君 私 ね …→
もう 一 度 よもぎ 保育 園 を 立ち上げよ う と 思って る の 。
えっ 沖 浦 が ね …→
今度 は 全力 で 助ける って 言って くれ てる の 。
よかった です ね 。
ありがとう 。 藤本 君 も しっかり ね 。 はい … ?
最近 学校 で 元気 ない って 心配 し て た わ よ 。
あっ … 。 堂 元 の ヤツ … 。
ひととおり 準備 が 済 ん だ ら また みんな で 遠足 に 行き ま しょ う か ?
そう です ね みんな で … 。
みんな … ?
( クレーン の 音 )
そう 。 みんな で 遠足 。
( 俊彦 ) え ~ 遠足
そう よ 。 ねぇ ねぇ どこ 行く の ?
( 満里奈 ) 満里奈 も 行く !
( 清 花 ) そう ね 。 みんな で 行き ま しょ う 。 →
ねっ 藤本 君 ?
えっ ええ … 。
( 満里奈 ) わ ~ みんな 一緒 だ !
( 遠 雷 )
( 足音 )
( 雨音 )
( 豪雨 )
ん ?
( 鼓動 )
( 光 を 放つ 音 )
回想 藤本 さん !
意地悪 です ~ 。
すみ ませ ~ ん !
こば と 頑張り ます !
( 雨音 )
なん だ よ これ ?
( 雷鳴 )
どういう 事 だ
・~
ハァ ハァ ハァ … 。
・~
何で だ ?
どうして 誰 も … N アイツ の 事 を 覚え て ない ん だ ?
あっ … ?
( 走って 来る 音 )
あの … !
おはよう ございます 。
今日 は 新聞 配達 の 御用 で は な さ そう です ね 。
( 琥珀 ) ええ 覚え て ます 。
誰一人 アイツ の 事 を 覚え てる 人間 は い なかった ん だ 。
なのに あなた は どうして … ?
あなた が お 聞き に なり たい の は その 事 です か ? 他 に ある の で は ?
教え て くれ 。 アイツ が 消え た 時 →
確かに 「 行く べき 所 へ 行か なく て は なら ない 」 って 言った ん だ 。
どういう 意味 な ん だ ?
本当 に 真実 を お 知り に なり たい の なら →
どう か これ から 話す 事 を 驚か ず に 聞い て 下さい 。
よろしい です か ?
ああ … 。
あの 方 は その 昔 人間 界 と は 別 の 不幸 な 出来事 に より →
命 を 落とさ れ た の です 。
命 を … ?
こば と さん の 願い それ は … 。 →
好き な 方 の そば に 時 を 超え て 生まれ変わる 事 。
それ が こば と さん の 願い で し た 。 →
そして その 願い を 叶える ため 試練 を 受け →
この 地 に 降り立つ 事 を 許さ れ た の です 。
巡る 4 つ の 季節 の 間 だけ かりそめ の 魂 を 持って … 。
それ じゃあ あいつ は もう … N そこ へ … ?
それ は 分かり ませ ん 。
一郎 さん と は これ まで 長い 長い 年月 の 中 で →
何度 も 悲しい お 別れ を し まし た 。
一郎 って あの 医者 か ? はい 。
でも 一郎 さん が 生まれ変わる たび に …→
そう … 生まれ変わる たび 再び 巡り会い →
心 が 引か れる ん です 。 たとえ 前世 の 記憶 は 失って い た と して も 。
同じ 魂 を 持った 人 だ から … 。 →
魂 の 赴く まま に 道 を 進む かぎり 何度 でも … 。 →
きっと … 。
・~
・~
( 山内 ) あの まま 工場 の 機械 を 差し押さえ られ て い たら →
どう なって い た 事 か ?
吹田 先生 の おかげ です 。 ( 吹田 ) よかった です ね 。
これ から 頑張って 下さい 。 ありがとう ござい まし た 。
ああ 藤本 君 。
はい 。 後 で 構わ ない から →
机 の 上 の ファイル を 見 て おい て くれ 。 →
ちょっと 遠出 に なる んで 君 に 頼み たい ん だ 。 はい 。
( 松下 ) 遺産 相続 です って よ 。
先生 彼 は ? 山内 さん は 初めて で し た か な 。
うち の 事務 所 に 来 て 4 年 に なり … 。 ・
はい 吹田 事務 所 です 。 ( 吹田 ) 若い の に しっかり し て … 。
藤本 君 。 裁判 所 の 服部 書記 官 から よ 。 はい !
回想 ( 吹田 ) 先日 亡くなった クライアント だ が ね →
息子 夫婦 を 亡くし て いる ので →
2 年 前 に 遺産 は すべて 孫 に 相続 さ せる と →
遺言 書 を 書き 直し て いる の だ が →
ただ 不動産 に 関して は 古い 家柄 でも あり →
土地 の 境界 も 曖昧 に なって い て ねぇ … 。
分かり まし た 。 明日 現地 に 行って 見 て き ます 。
( 動き出す 音 )
・~
( 小鳥 の さえずり )
・~
( 開 錠 音 )
( スイッチ )
( スイッチ ) カチッ カチッ … 。
( カーテン を 開ける 音 )
( 窓 を 開ける 音 )
( 小鳥 の さえずり )
( ピアノ の ふた を 開ける 音 )
・~ ( 鍵盤 を 押す )
( 深呼吸 )
・~ ( ピアノ )
・~ ( 「 あした 来る 日 」 )
・~
・ ( 小鳥 の さえずり )
・・ 「 春 に 咲く 花 」
・・ 「 夏 広がる 空 よ 」
・ 「 心 の 中 に 」
弁護 士 事務 所 の 方 で し た か 。 どうも 初め まして 。
こちら こそ …→
初め まして … 。
回想 たとえ 前世 の 記憶 は 失って い た と して も … 。
おい ! やめ て くれ 頼む !
藤本 さん は 私 の 大切 な 人 です 。
これ まで も これ から も ずっと … 。
ピアノ … 。
えっ ? ピアノ お 上手 です ね 。
勝手 に 弾 い て しまって すみません 。
あの 曲 なぜ か 私 も 知って る ん です 不思議 です ね 。
そう です か 。 むかし 大切 な 人 が 歌って くれ た 歌 で →
ずっと その 人 の 事 を 捜し て た ん です 。
そう なん です か 。 見つかる と いい です ね 。
… はい 。
それでは 家 の 中 を 確認 し て もらえ ます か 。 はい 。
以上 です ね 。
後 は 事務 所 に 戻って から 相続 の 手続き を とり ます 。
はい ! ありがとう ござい ます 。
それ から これ も … N あなた に 返さ ない と 。
はい ?
コンペイトウ … ?
最後 に もう 一 度 あの 歌 を 歌って もらえ ませ ん か ?
あ … はい !
・~
・ 「 春 に 咲く 花 夏 広がる 空 よ 」
・ 「 心 の 中 に 刻ま れ て きらめく 」
・ 「 朝 に 降る 雨 窓 を 閉ざす 日 に も 」
・ 「 胸 に あふれる ひかり は 雲 の 上 」
( 光 を 放つ 音 )
き ゃ ~ !
あの … 大丈夫 です か ?
そう だった ん です ね ?
私 の 行き たい 場所 …→
一 番 そば に 居 たい 人 の いる 所 … 。
もし もう 一 度 会え る なら →
今度 こそ 笑顔 で いよ う と 思った ん です けど …→
私 やっぱり ダメ です ね 。
こば と … ?
ただいま です !
何 年 も 待た せ や が って 大 遅刻 だ な 。
藤本 さ ~ ん !
・~
・ 「 喜び 悲しみ すべて 抱 い て 歩 い てる 」
・ 「 私 の 手 と 君 の 手 を 強く つなぐ もの 」
・~
・ 「 秋 は 水辺 に 冬 こずえ に 潜む 」
・ 「 世界 の 奥 の 限りない 優し さ 」
・ ( 玄 琥 ) 要するに だ あの バカ が 使命 果たし た のに →
あの 娘 を 陰 から 見守る と か 言って まだ 人間 界 に いる から →
オレ たち まで バームクーヘン 屋 で くだ 巻 い て なけりゃ なら ねえ 。
( 銀 生 ) ああ 。 ( 瑞祥 ) おいしい です よ バームクーヘン !
へ っ ! やれやれ 。
オレ 様 100 点 満点 。
・ 「 私 を 導く 遠い 遠い 呼び声 よ 」
・ 「 ほほ笑む よう に 歌う よう に N 響 く 風 の 音 」
・ 「 喜び 悲しみ すべて 抱 い て 歩 い てる 」
・ 「 私 の 手 と 君 の 手 を 強く つなぐ もの 」
・~