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新世紀エヴァンゲリオン, Neon Genesis Evangelion Episode 26

Neon Genesis Evangelion Episode 26

自分 が い なく なる こと 。

でも 、 こんな 自分 なら 、 い なく て も いい と 思う 。 どうして ?

だって 、 私 は いら ない 人間 だ もの 。

やっぱり 僕 は 、 いら ない 子供 な ん だ ! 僕 の こと な ん か 、 どうでも いい ん だ !

どうでも いい と 思う こと で 、 逃げ てる でしょ ? 失敗 する の が こわい ん でしょ ?

人 から 嫌わ れる の が 恐い ん でしょ ? 弱い 自分 を 見る の が 恐い ん でしょ う ?

そんな の 、 ミサト さん も 同じ じゃ ない か !

そう よ 。 私 たち は みんな 同じ な の よ 。 心 が どこ か 欠け て いる の 。

それ が 恐い の 。 不安 な の 。

だから 、 今 、 一 つ に な ろ う と して いる 。

互いに 埋め 合 お う と して いる 。 それ が 、 補完 計画 。

人 は 、 群れ て い なけ れ ば 生き られ ない 。

人 は 一 人 で 生き て いけ ない 。

自分 は 一 人 しか い ない のに 。

だから 辛い ん だ な 。

だから さみしい の よ 。

だから 、 心 を 、 体 を 重ね たい の 。

一 つ に なり たい の ね 。

人 は 、 脆く 、 弱い もの で でき て いる 。

心 も 体 も 、 脆く て 弱い もの で でき て いる 。

だから 、 お互いに 補完 し 合わ ね ば なら ない 。

そう し なけ れ ば 生き て いけ ない から だ 。

なぜ 、 生き てる の ?

それ を 知り たく て 、 生き てる の か な ?

誰 の ため に 生き てる の ? もちろん 、 私 の ため よ 。

多分 、 自分 の ため に 。

生き て い て 嬉しい ? 分から ない 。

生き て い て 嬉しい ? 嬉しい に 決まって る わ よ 。

生き て い て 嬉しい ? 楽しい こと しか 、 し たく ない の 。

さみしい の は 、 嫌い かい ? 好き じゃ ない です 。

辛い の は 、 嫌い かい ? 好き じゃ ない わ 。

だから 逃げる の か ?

そう よ 。 嫌 な こと から 逃げ出し て 、 何 が 悪い って 言う の よ !

逃げ ちゃ だめ だ 。 どうして 逃げ て は いけない の ?

逃げ たら 辛い ん だ ! 辛い こと から 逃げ出し た のに ?

辛かった ん だ よ ! 辛い こと が 分かって る ん なら 、 それ で いい じゃ ん 。

そう 。 辛かったら 逃げ て も いい の よ 。

本当 に 嫌 だったら 、 逃げ出し て も いい の 。

でも 嫌 だ ! 逃げる の は もう 嫌 な ん だ よ !

そう 、 逃げ ちゃ だめ な ん だ !

それ は 、 ただ 逃げる ほう が もっと 辛い と 感じ て いる から よ 。

逃げ出し た 辛 さ を 知った から 。 だから 逃げる の が 嫌 な の ね 。

だって 、 逃げ出し たら 誰 も 相手 に し て くれ ない ん だ !

僕 を 捨て ない で 。 お 願い だ から 、 僕 を 捨て ない で !

人 の 言う こと に は おとなしく 素直 に 従う 。 それ が あの 子 の 処 世 術 じゃ な の ?

そう だ よ 、 そう し ない と また 捨て られ ちゃ う ん だ 。

自分 が 傷つく の が 恐い ん でしょ う 。 そう 思い込 ん で いる だけ でしょ ?

傷つ い て いる の は 、 シンジ 一 人 だけ じゃ ない よ 。 難儀 な ん は 、 おまえ 一 人 や ない で ぇ 。

そう 考える と 楽 だ から 、 そう 思って いる だけ ね 。

うるさい ! そんな の 関係ない よ ! 僕 の こと な ん か 、 どうでも いい ん だ !

そう やって 、 すぐに 自分 の 価値 を 放り出す 。 私 に は 、 何も ない もの 。

ま ぁ た 、 価値 が ない ん だ 、 と 思い込む !

そう 思って 何も し なけ れ ば 、 傷つく こと も ない もの 。

人 に 誉め られる こと で 、 自分 を 維持 し て いる の よ 。

誰 も 僕 を 受け入れ て くれ ない ん だ 。 そう 思い込 ん で いる だけ でしょ ?

だから 僕 は 、 エヴァ に 乗ら なきゃ いけない 。

自分 に は 、 最初 から 価値 が ない と 思い込 ん で いる だけ な ん でしょ ?

そう し なきゃ いけない ん だ ! そんな 事 ない さ 。

そう 思い込 ん でる だけ や で 。 きっと 。

違う 。 僕 に 価値 は ない 。 誇れ る もの が ない 。

だから エヴァ に 乗って る 。 エヴァ に 乗る こと で 、 僕 は 僕 で い られる 。

エヴァ に 乗る こと で 、 私 は 私 で い られる 。

エヴァ に 乗る 前 の 僕 に は 、 何も なかった 。

僕 は エヴァ に 乗って いる から ここ に い られる 。

他 に は 何も ない の 。 他 に は 何も ない もの 。

僕 に は 何も ない 。 何も ない ん だ 。

僕 に は ない 。

僕 は 、 僕 が 嫌い な ん だ 。

あんた な ん か 、 嫌い 、 嫌い ! 大 っ 嫌い !

おまえ な ん か 、 大 っ 嫌い や ! 僕 は 嫌い だ な 、 君 の こと が 。

ごめんなさい 、 あなた の こと 嫌い な の 。

嫌い ね 。 嫌い です ね 。

嫌い だ よ 。 嫌い です 。 あなた の こと 。

嫌い だ な 、 君 の こと が 。 大 っ 嫌い !

ほら 、 みんな そう 思って る 。

きっと そう 思って る ん だ ! そう 思い込 ん で いる だけ でしょ 。

違う ! だって 、 僕 は 僕 が 嫌い だ もの !

だから 、 みんな も そう だ と 思い込 ん でる 。

嫌い 、 嫌い ! 大 っ 嫌い !

でも 、 誉め て くれる ん だ 。 エヴァ に 乗る と 、 誉め て くれる ん だ !

人 に 誉め られ た ん だ 。

人 に 誉め られ た ん だ !

どちら が ほんと の 気持ち な の ?

分から ない 。 いや 、 どっち も ほんと の 気持ち だ 。

だから エヴァ に 乗る の ね 。

今 の 僕 に は 、 エヴァ しか ない から 。 そう し ない と 自分 が 保て ない の ね 。

確かに エヴァ 初 号 機 は 、 あなた の 心 の 一部 だ わ 。

けど エヴァ に すがって いる と 、 エヴァ そのもの が あなた 自身 に なって しまう 。

エヴァ そのもの が 君 の すべて に なって しまう 。

本当 の あなた 自身 は 、 どこ に も い なく なって しまう の よ 。

いい ん だ ! もともと 僕 に は 何にも なかった ん だ 。

習って い た チェロ だって 、 何にも なら なかった ん だ 。

自分 から 何も し なかった だけ じゃ ない の 。 でも 、 今 は エヴァ に 乗れ る ん だ !

で 、 その うち エヴァ が なけ れ ば 何も でき なく なる の よ 。 私 みたい に 。

それ が 僕 の すべて だ から 。

雨 。

憂鬱 な 気分 。 僕 の 気分 みたい だ 。 好き じゃ ない

夕日 。 消え て いく 命 。 私 の 願い 。 好き じゃ ない 。

朝 。 今日 の 始まり 。 嫌 な 一 日 の 始まり 。 好き じゃ ない 。

青い 空 。 暖かい もの 。 慣れ ない もの 。

恐い もの 。 いら ない もの 。 好き じゃ ない 。

みんな 、 みんな 、 大 っ 嫌い !

何 を 願う の ?

何 が ほしい の ?

何 を 求め て いる の ?

私 を 嫌わ ない で !

恐い もの は

ほしい もの は

そば に い て も いい の ? ここ に い て も いい の ?

私 の こと 、 好き ?

ママ の ところ に 行き たい の ? 行き たく ない 。

お 父さん の ところ へ 行か ない の ? 行き たく ない 。

どうして ?

嫌わ れる の が 恐い から 。

私 が 消え て しまう かも しれ ない から 。

何 を 願う の ?

何 を 求める の ?

幸せ で は ない の ね 。 その 前 に ほしい ん だ 。

僕 に 価値 が ほしい ん だ 。

誰 も 僕 を 捨て ない 、 大事 に し て くれる だけ の 。

それ は あなた 自身 で 認める しか ない の よ 。 自分 の 価値 を 。

僕 に は 価値 が ない 生き て いく だけ の 価値 が ない 。

では 、 あなた は 何 ?

じゃあ 、 僕 って 何 ? 僕 って 何 な ん だ !

これ は … 僕 だ !

僕 を 他人 に 見せ て いる 形 。 僕 と いう 記号 だ !

これ も 、 これ も 、 これ も 、

みんな 僕 を あらわす もの に 過ぎ ない 。

僕 を 他人 に 認識 さ せ て いる もの に 過ぎ ない 。

じゃあ 僕 って 何 だ ?

これ は 僕 、 本当 の 僕 。 偽り の 僕 。

あなた は あなた 。 ただ あなた 自身 の 広がり と 、 境目 が ある の 。

そう だ 。 僕 の 服

僕 の 靴 、 僕 の 部屋 。

それ ら は 僕 の 一部 。 あなた の 意識 で 繋がって いる 、 モノ 。

僕 と 感じ て いる もの が 僕 。 僕 は 僕 自身 で しか ない の か ?

でも 僕 が 分から ない 、 僕 は どこ に いる ん だ ?

僕 って 何 な ん だ ! 僕 って 何 な ん だ !

誰 も 僕 の こと なんか 分かって くれ ない ん だ !

あんた バカ ぁ ? そんな の 、 あったり まえ じゃ ん !

誰 も あんた の こと なんて 、 わかん ない わ よ !

あなた の こと を いたわり 、 理解 できる の は 、 あなた 自身 しか い ない の よ 。

だから 、 自分 を 大事 に し なさい 。

そんな 事 言った って 、 自分 が ない ん だ 、 分から ない ん だ !

大事 に できる わけない よ !

やはり 、 不安 な の よ 。 今 の あなた 。

今 の あなた の 周り の 人々 。

今 の あなた を 取り巻く 環境 。

どれ も ずっと 永遠 に 続く もの で は ない わ 。 あなた の 時間 は 常に 流れ 、

あなた の 世界 は 変化 の 連続 で でき て いる 。

何より も 、 あなた の 心 次第 で いつ で も 変わる もの な の よ 。

これ は ? 何も ない 世界 。

誰 も い ない 世界 。 自由 の 世界 。

自由 ?

何者 に も 束縛 さ れ ない 、 自由 の 世界 だ よ 。

これ が 自由 ? そ 。 自由 の 世界 。

その 代わり に 、 何も ない 。 僕 が 考え ない 限り 。

そう 。 あなた が 考え ない 限り 。 そんな 、 どう し たら いい の か 分か ん ない よ 。

不安 な の ね 。 自分 の イメージ が ない の ね 。

漠然 と し すぎ てる 。 何も つかめ ない 世界 。

君 の 好き に し て いい 世界 。 けど 、 あなた は 不安 な の ね 。

どう し たら いい の か 、 分から ない の か ね ? どう し たら い い ん です か ?

不自由 を やろ う 。 ほら 、 これ で 天地 が でき た わ 。

でも これ で 、 自由 が 一 つ 、 消え た 。

あなた は 地 に 立た なけ れ ば なら ない 。 だが 、 君 は 安心 する 。

自分 の 心 が 少し 楽 に なった から 。

そして 、 歩 い て いく 。 それ は 、 あなた の 意志

これ が 、 僕 の 意志 ? 世界 に 地 が 存在 する の は 、 あなた の 周り の 世界

せ やけど 、 おまえ は 自由 に 動け る ん や 。 その 気 に なれ ば 世界 の 位置 を 変える 事 も できる さ 。

そして 、 世界 の 位置 も 常に 同じ ところ で は ない の 。

時 の 流れ と ともに 、 変わって いく もの さ 。

君 自身 も 変わる 事 が できる 。

おまえ を かたどって いる の は 、 おまえ 自身 の 心 と 、 その 周り の 世界 だ から な 。

だって 、 これ は あなた の 世界 です もの 。 あなた が 捉え て いる 、 現実 の 形 な の よ 。

これ は … 何も ない 空間 。

何も ない 世界 。 僕 の ほか に は 何も ない 世界 。

僕 が よく 分から なく なって いく 。 自分 が なくなって いく 感じ 。

僕 と いう 存在 が 消え て いく 。

ここ に は 、 あなた しか い ない から よ 。 僕 しか い ない から ?

自分 以外 の 存在 が ない と 、 あなた は 自分 の 形 が 分から ない から 。 自分 の 形 …

そう 。 他の 人 の 形 を 見る 事 で 、 自分 の 形 を 知って いる 。

他の 人 と の 壁 を 見る 事 で 、 自分 の 形 を イメージ し て いる 。

あなた は 、 他の 人 が い ない と 自分 が 見え ない の 。

他の 人 が いる から 、 自分 が い られる ん じゃ ない か 。 一 人 は 、 どこ まで 行って も 一 人 じゃ ない か 。

世界 は みんな 僕 だけ だ !

他人 と の 違い を 認識 する 事 で 、 自分 を かたどって いる の ね 。

一 番 最初 の 他人 は 、 母親 。 母親 は 、 あなた と は 違う 人間 な の よ 。

そう 、 僕 は 僕 だ 。 ただ 、 他の 人 たち が 僕 の 心 の 形 を 作って いる の も 確か な ん だ !

そう よ 。 碇 シンジ 君 。 やっと 分かった の ? バカ シンジ !

ようやく お 目覚め ね 、 バカ シンジ 。

なん だ 、 アスカ か 。

なん だ と は 何 よ 、 こうして 毎朝 遅刻 し ない よう に 、 起こし に 来 て やって る のに 。

それ が 幼なじみ に ささげる 感謝 の 言葉 ぁ ?

うん 、 ありがとう … だ から 、 もう 少し 、 寝かせ て …

何 甘え て ん の ! も ぉ 、 さっさと 起き なさい よ !

エッチ 、 バカ ! ヘン タイ ! 信じ らん ない ! 仕方ない だ ろ ! 朝 な ん だ から !

シンジ ったら 、 せっかく アスカ ちゃん が 迎え に 来 て くれ て いる のに 、 仕様 の ない 子 ね 。

あなた も 、 新聞 ばかり 読 ん で ない で 、 さっさと 支度 し て ください !

もう 、 いい 年 し て シンジ と 変 わん ない ん だ から … 君 の 支度 は いい の か ?

はい いつ でも ! もう 、 会議 に 遅れ て 冬 月 先生 に 文句 いわ れる の 、 私 な ん です よ 。

君 は もてる から な 。

バカ 言って ない で 、 さっさと 着替え て ください ! ああ 、 分かって る よ 、 ユイ 。

ほ ぉ ら 、 さっさと し なさい よ ぉ ! 分かって る よ 、

ほんと 、 うるさい ん だ から アスカ は … 何で すって ぇ ?

じゃあ おば 様 、 行って き ま ー す ! 行って き ま ー す …

はい 、 行って らっしゃい 。

ほら 、 もう ! あなた ! いつまで 読 ん で いる ん です か ! ああ 、 分かって る よ 、 ユイ 。

今日 も 転校 生 が 来る ん だって ね 。

まあ ね 。 ここ も 来年 は 遷都 さ れ て 、 新た な 首都 に なる ん です もの 。 どんどん 人 は 増え て いく わ よ 。

そう だ ね 。 どんな 子 か なぁ 。 可愛い 子 だったら いい な 。

あー 、 遅刻 遅刻 ぅ ! 初日 から 遅刻 じゃ 、 かなり ヤバイ 、 って 感じ だ よ ね ー !

ごめん ね 、 マジ で 急 い で た ん だ !

ほんと 、 ごめん ね ー !

なぁ ~ に ぃ ! で 、 見 たんか ? その 女 の パンツ !

別に 、 見 た って わけ じゃ … ちらっと だけ 。

カァ ~ ッ ! 朝っぱら から 運 の ええ やっちゃ なぁ ! いっ 、 いて て て て !

いきなり 何 す ん の や 、 もう ! イインチョ !

鈴 原 こそ 、 朝っぱら から 何 バカ な こ と 言って ん の よ !

ほら ! さっさと 花瓶 の お 水 変え て き て ! 週番 でしょ !

ほん ま 、 うるさい やっちゃ なぁ ! なんで すって ぇ ! ?

尻 に 敷か れる タイプ だ な 、 トウジ って 。

あんた も でしょ 。 なんで 僕 が 尻 に 敷か れる タイプ な ん だ よ !

何 よ 、 ほんと の こと 言った まで じゃ ない の 。 どうして だ よ !

見 た まん ま じゃ ない ! アスカ が いつも そう やって . . .

いや ~ ぁ 、 平和 だ ねぇ 。

おお ~ っ 、 ミサト 先生 や !

や っぱ ええ なぁ 、 ミサト 先生 は 。

何 よ 、 3 バカ トリオ が ! バッカ みたい !

起立 ! 礼 ! 着席 !

喜べ 男子 ! 今日 は 噂 の 転校 生 を 紹介 する ー っ !

綾 波 レイ です 。 よろしく 。

あ あっ ! あんた 、 今朝 の パンツ 覗き 魔 !

ちょっと ! 言いがかり は やめ て よ ! あんた が シンジ に 勝手 に 見せ た ん じゃ ない !

あんた こそ 何 ? すぐ この 子 かばっちゃ っ て さ 。 何 ? でき てる わけ ? 2 人 ?

た 、 ただ の 幼なじみ よ ! う っさ いわ ねぇ …

ちょっと 、 授業 中 よ ! 静か に し て ください !

ま ぁ ~ 、 楽し そう じゃ ない 。 私 も 興味 ある わ 。 続け て チョー ダイ 。

そう だ 、 これ も 一 つ の 世界 。

僕 の 中 の 可能 性 。 今 の 僕 が 僕 そのもの で は ない 。

いろんな 僕 自身 が あり える ん だ 。

そう だ 、 エヴァ の パイロット で は ない 僕 も あり える ん だ 。

そう 考え れ ば 、 この 現実 世界 も そう 悪い もん じゃ ない わ 。

現実 世界 は 悪く ない かも しれ ない 。 でも 、 自分 は 嫌い だ 。

現実 を 、 悪く 、 嫌 だ と 捉え て いる の は 君 の 心 だ 。

現実 を 真実 に 置き換え て いる 、 君 の 心 さ 。

現実 を 見る 角度 、 置き換える 場所 。 これ ら が 少し 違う だけ で 、 心 の 中 は 大きく 変わる わ 。

真実 は 、 人 の 数 だけ 存在 する 。

だが 、 君 の 真実 は 一 つ だ 。

狭 量 な 世界 観 で 作ら れ 、 自分 を 護 る ため に 変更 さ れ た 情報 。

歪め られ た 真実 。

ま 、 人 一 人 が 持てる 世界 観 なんて 、 ちっぽけ な もん や 。

だけど 、 人 は その 自分 の 小さな 物差し で しか 、 物事 を 測れ ない わ 。

与え られ た 他人 の 真実 で しか 、 物事 を 見よ う と し ない 。

晴れ の 日 は 気分 よく 、 雨 の 日 は 憂鬱 。

そう 教え られ たら 、 そう 思い込 ん で しまう 。

雨 の 日 だって 楽しい 事 は ある のに 。

受け取り 方 一 つ で まるで 別物 に なって しまう 、 脆弱 な もの だ 。 人 の 中 の 真実 と は な 。

人間 の 真実 なんて 、 その 程度 の もの さ 。 だからこそ 、 より 深い 真実 を 知り たく なる ん だ ね 。

ただ 、 おまえ は 人 に 好か れる 事 に 慣れ て い ない だけ だ 。

だから 、 そう やって 人 の 顔色 ばかり うかがう 必要 なんて ない の よ 。

でも 、 みんな 僕 が 嫌い じゃ ない の か な ?

あんた バカ ぁ ? あんた が 一 人 で そう 思い込 ん で いる だけ じゃ ない の !

でも 、 僕 は 僕 が 嫌い な ん だ 。

自分 が 嫌い な 人 は 、 他人 を 好き に 、 信頼 する よう に なれ ない わ 。

僕 は 卑怯 で 、 臆病 で 、 ずるく て 、 弱虫 で 。

自分 が 分かれ ば 、 優しく できる でしょ う ?

僕 は 僕 が 嫌い だ 。

でも 、 好き に なれる かも しれ ない 。

僕 は ここ に い て も いい の かも しれ ない 。

そう だ 、 僕 は 僕 で しか ない 。

僕 は 僕 だ 。 僕 で いたい !

僕 は ここ に い たい !

僕 は ここ に い て も いい ん だ !

おめでとう ! おめでとう !

おめでとう ! おめでとう !

おめでとう おめでとう !

めでたい な ! お めで と さ ん !

おめでとう !

おめでとう !

おめでとう

ありがとう …


Neon Genesis Evangelion Episode 26 neon|genesis|evangelion|episode Neon Genesis Evangelion Episode 26

自分 が い なく なる こと 。 じぶん|||||

でも 、 こんな 自分 なら 、 い なく て も いい と 思う 。 どうして ? ||じぶん||||||||おもう|

だって 、 私 は いら ない 人間 だ もの 。 |わたくし||||にんげん||

やっぱり 僕 は 、 いら ない 子供 な ん だ ! 僕 の こと な ん か 、 どうでも いい ん だ ! |ぼく||||こども||||ぼく|||||||||

どうでも いい と 思う こと で 、 逃げ てる でしょ ? 失敗 する の が こわい ん でしょ ? |||おもう|||にげ|||しっぱい||||||

人 から 嫌わ れる の が 恐い ん でしょ ? 弱い 自分 を 見る の が 恐い ん でしょ う ? じん||きらわ||||こわい|||よわい|じぶん||みる|||こわい|||

そんな の 、 ミサト さん も 同じ じゃ ない か ! |||||おなじ|||

そう よ 。 私 たち は みんな 同じ な の よ 。 心 が どこ か 欠け て いる の 。 ||わたくし||||おなじ||||こころ||||かけ|||

それ が 恐い の 。 不安 な の 。 ||こわい||ふあん||

だから 、 今 、 一 つ に な ろ う と して いる 。 |いま|ひと||||||||

互いに 埋め 合 お う と して いる 。 それ が 、 補完 計画 。 たがいに|うずめ|ごう||||||||ほかん|けいかく

人 は 、 群れ て い なけ れ ば 生き られ ない 。 じん||むれ||||||いき||

人 は 一 人 で 生き て いけ ない 。 じん||ひと|じん||いき|||

自分 は 一 人 しか い ない のに 。 じぶん||ひと|じん||||

だから 辛い ん だ な 。 |からい|||

だから さみしい の よ 。

だから 、 心 を 、 体 を 重ね たい の 。 |こころ||からだ||かさね||

一 つ に なり たい の ね 。 ひと||||||

人 は 、 脆く 、 弱い もの で でき て いる 。 じん||もろく|よわい|||||

心 も 体 も 、 脆く て 弱い もの で でき て いる 。 こころ||からだ||もろく||よわい|||||

だから 、 お互いに 補完 し 合わ ね ば なら ない 。 |おたがいに|ほかん||あわ||||

そう し なけ れ ば 生き て いけ ない から だ 。 |||||いき|||||

なぜ 、 生き てる の ? |いき||

それ を 知り たく て 、 生き てる の か な ? ||しり|||いき||||

誰 の ため に 生き てる の ? もちろん 、 私 の ため よ 。 だれ||||いき||||わたくし|||

多分 、 自分 の ため に 。 たぶん|じぶん|||

生き て い て 嬉しい ? 分から ない 。 いき||||うれしい|わから|

生き て い て 嬉しい ? 嬉しい に 決まって る わ よ 。 いき||||うれしい|うれしい||きまって|||

生き て い て 嬉しい ? 楽しい こと しか 、 し たく ない の 。 いき||||うれしい|たのしい||||||

さみしい の は 、 嫌い かい ? 好き じゃ ない です 。 |||きらい||すき|||

辛い の は 、 嫌い かい ? 好き じゃ ない わ 。 からい|||きらい||すき|||

だから 逃げる の か ? |にげる||

そう よ 。 嫌 な こと から 逃げ出し て 、 何 が 悪い って 言う の よ ! ||いや||||にげだし||なん||わるい||いう||

逃げ ちゃ だめ だ 。 どうして 逃げ て は いけない の ? にげ|||||にげ||||

逃げ たら 辛い ん だ ! 辛い こと から 逃げ出し た のに ? にげ||からい|||からい|||にげだし||

辛かった ん だ よ ! 辛い こと が 分かって る ん なら 、 それ で いい じゃ ん 。 からかった||||からい|||わかって||||||||

そう 。 辛かったら 逃げ て も いい の よ 。 |からかったら|にげ|||||

本当 に 嫌 だったら 、 逃げ出し て も いい の 。 ほんとう||いや||にげだし||||

でも 嫌 だ ! 逃げる の は もう 嫌 な ん だ よ ! |いや||にげる||||いや||||

そう 、 逃げ ちゃ だめ な ん だ ! |にげ|||||

それ は 、 ただ 逃げる ほう が もっと 辛い と 感じ て いる から よ 。 |||にげる||||からい||かんじ||||

逃げ出し た 辛 さ を 知った から 。 だから 逃げる の が 嫌 な の ね 。 にげだし||しん|||しった|||にげる|||いや|||

だって 、 逃げ出し たら 誰 も 相手 に し て くれ ない ん だ ! |にげだし||だれ||あいて|||||||

僕 を 捨て ない で 。 お 願い だ から 、 僕 を 捨て ない で ! ぼく||すて||||ねがい|||ぼく||すて||

人 の 言う こと に は おとなしく 素直 に 従う 。 それ が あの 子 の 処 世 術 じゃ な の ? じん||いう|||||すなお||したがう||||こ||しょ|よ|じゅつ|||

そう だ よ 、 そう し ない と また 捨て られ ちゃ う ん だ 。 ||||||||すて|||||

自分 が 傷つく の が 恐い ん でしょ う 。 そう 思い込 ん で いる だけ でしょ ? じぶん||きずつく|||こわい|||||おもいこ|||||

傷つ い て いる の は 、 シンジ 一 人 だけ じゃ ない よ 。 難儀 な ん は 、 おまえ 一 人 や ない で ぇ 。 きずつ|||||||ひと|じん|||||なんぎ|||||ひと|じん||||

そう 考える と 楽 だ から 、 そう 思って いる だけ ね 。 |かんがえる||がく||||おもって|||

うるさい ! そんな の 関係ない よ ! 僕 の こと な ん か 、 どうでも いい ん だ ! |||かんけいない||ぼく|||||||||

そう やって 、 すぐに 自分 の 価値 を 放り出す 。 私 に は 、 何も ない もの 。 |||じぶん||かち||ほうりだす|わたくし|||なにも||

ま ぁ た 、 価値 が ない ん だ 、 と 思い込む ! |||かち||||||おもいこむ

そう 思って 何も し なけ れ ば 、 傷つく こと も ない もの 。 |おもって|なにも|||||きずつく||||

人 に 誉め られる こと で 、 自分 を 維持 し て いる の よ 。 じん||ほめ||||じぶん||いじ|||||

誰 も 僕 を 受け入れ て くれ ない ん だ 。 そう 思い込 ん で いる だけ でしょ ? だれ||ぼく||うけいれ|||||||おもいこ|||||

だから 僕 は 、 エヴァ に 乗ら なきゃ いけない 。 |ぼく||||のら||

自分 に は 、 最初 から 価値 が ない と 思い込 ん で いる だけ な ん でしょ ? じぶん|||さいしょ||かち||||おもいこ|||||||

そう し なきゃ いけない ん だ ! そんな 事 ない さ 。 |||||||こと||

そう 思い込 ん でる だけ や で 。 きっと 。 |おもいこ||||||

違う 。 僕 に 価値 は ない 。 誇れ る もの が ない 。 ちがう|ぼく||かち|||ほこれ||||

だから エヴァ に 乗って る 。 エヴァ に 乗る こと で 、 僕 は 僕 で い られる 。 |||のって||||のる|||ぼく||ぼく|||

エヴァ に 乗る こと で 、 私 は 私 で い られる 。 ||のる|||わたくし||わたくし|||

エヴァ に 乗る 前 の 僕 に は 、 何も なかった 。 ||のる|ぜん||ぼく|||なにも|

僕 は エヴァ に 乗って いる から ここ に い られる 。 ぼく||||のって||||||

他 に は 何も ない の 。 他 に は 何も ない もの 。 た|||なにも|||た|||なにも||

僕 に は 何も ない 。 何も ない ん だ 。 ぼく|||なにも||なにも|||

僕 に は ない 。 ぼく|||

僕 は 、 僕 が 嫌い な ん だ 。 ぼく||ぼく||きらい|||

あんた な ん か 、 嫌い 、 嫌い ! 大 っ 嫌い ! ||||きらい|きらい|だい||きらい

おまえ な ん か 、 大 っ 嫌い や ! 僕 は 嫌い だ な 、 君 の こと が 。 ||||だい||きらい||ぼく||きらい|||きみ|||

ごめんなさい 、 あなた の こと 嫌い な の 。 ||||きらい||

嫌い ね 。 嫌い です ね 。 きらい||きらい||

嫌い だ よ 。 嫌い です 。 あなた の こと 。 きらい|||きらい||||

嫌い だ な 、 君 の こと が 。 大 っ 嫌い ! きらい|||きみ||||だい||きらい

ほら 、 みんな そう 思って る 。 |||おもって|

きっと そう 思って る ん だ ! そう 思い込 ん で いる だけ でしょ 。 ||おもって|||||おもいこ|||||

違う ! だって 、 僕 は 僕 が 嫌い だ もの ! ちがう||ぼく||ぼく||きらい||

だから 、 みんな も そう だ と 思い込 ん でる 。 ||||||おもいこ||

嫌い 、 嫌い ! 大 っ 嫌い ! きらい|きらい|だい||きらい

でも 、 誉め て くれる ん だ 。 エヴァ に 乗る と 、 誉め て くれる ん だ ! |ほめ|||||||のる||ほめ||||

人 に 誉め られ た ん だ 。 じん||ほめ||||

人 に 誉め られ た ん だ ! じん||ほめ||||

どちら が ほんと の 気持ち な の ? ||||きもち||

分から ない 。 いや 、 どっち も ほんと の 気持ち だ 。 わから|||||||きもち|

だから エヴァ に 乗る の ね 。 |||のる||

今 の 僕 に は 、 エヴァ しか ない から 。 そう し ない と 自分 が 保て ない の ね 。 いま||ぼく|||||||||||じぶん||たもて|||

確かに エヴァ 初 号 機 は 、 あなた の 心 の 一部 だ わ 。 たしかに||はつ|ごう|き||||こころ||いちぶ||

けど エヴァ に すがって いる と 、 エヴァ そのもの が あなた 自身 に なって しまう 。 |||||||その もの|||じしん|||

エヴァ そのもの が 君 の すべて に なって しまう 。 |その もの||きみ|||||

本当 の あなた 自身 は 、 どこ に も い なく なって しまう の よ 。 ほんとう|||じしん||||||||||

いい ん だ ! もともと 僕 に は 何にも なかった ん だ 。 ||||ぼく|||なんにも|||

習って い た チェロ だって 、 何にも なら なかった ん だ 。 ならって|||ちぇろ||なんにも||||

自分 から 何も し なかった だけ じゃ ない の 。 でも 、 今 は エヴァ に 乗れ る ん だ ! じぶん||なにも||||||||いま||||のれ|||

で 、 その うち エヴァ が なけ れ ば 何も でき なく なる の よ 。 私 みたい に 。 ||||||||なにも||||||わたくし||

それ が 僕 の すべて だ から 。 ||ぼく||||

雨 。 あめ

憂鬱 な 気分 。 僕 の 気分 みたい だ 。 好き じゃ ない ゆううつ||きぶん|ぼく||きぶん|||すき||

夕日 。 消え て いく 命 。 私 の 願い 。 好き じゃ ない 。 ゆうひ|きえ|||いのち|わたくし||ねがい|すき||

朝 。 今日 の 始まり 。 嫌 な 一 日 の 始まり 。 好き じゃ ない 。 あさ|きょう||はじまり|いや||ひと|ひ||はじまり|すき||

青い 空 。 暖かい もの 。 慣れ ない もの 。 あおい|から|あたたかい||なれ||

恐い もの 。 いら ない もの 。 好き じゃ ない 。 こわい|||||すき||

みんな 、 みんな 、 大 っ 嫌い ! ||だい||きらい

何 を 願う の ? なん||ねがう|

何 が ほしい の ? なん|||

何 を 求め て いる の ? なん||もとめ|||

私 を 嫌わ ない で ! わたくし||きらわ||

恐い もの は こわい||

ほしい もの は

そば に い て も いい の ? ここ に い て も いい の ?

私 の こと 、 好き ? わたくし|||すき

ママ の ところ に 行き たい の ? 行き たく ない 。 まま||||いき|||いき||

お 父さん の ところ へ 行か ない の ? 行き たく ない 。 |とうさん||||いか|||いき||

どうして ?

嫌わ れる の が 恐い から 。 きらわ||||こわい|

私 が 消え て しまう かも しれ ない から 。 わたくし||きえ||||||

何 を 願う の ? なん||ねがう|

何 を 求める の ? なん||もとめる|

幸せ で は ない の ね 。 その 前 に ほしい ん だ 。 しあわせ|||||||ぜん||||

僕 に 価値 が ほしい ん だ 。 ぼく||かち||||

誰 も 僕 を 捨て ない 、 大事 に し て くれる だけ の 。 だれ||ぼく||すて||だいじ||||||

それ は あなた 自身 で 認める しか ない の よ 。 自分 の 価値 を 。 |||じしん||みとめる|||||じぶん||かち|

僕 に は 価値 が ない 生き て いく だけ の 価値 が ない 。 ぼく|||かち|||いき|||||かち||

では 、 あなた は 何 ? |||なん

じゃあ 、 僕 って 何 ? 僕 って 何 な ん だ ! |ぼく||なん|ぼく||なん|||

これ は … 僕 だ ! ||ぼく|

僕 を 他人 に 見せ て いる 形 。 僕 と いう 記号 だ ! ぼく||たにん||みせ|||かた|ぼく|||きごう|

これ も 、 これ も 、 これ も 、

みんな 僕 を あらわす もの に 過ぎ ない 。 |ぼく|||||すぎ|

僕 を 他人 に 認識 さ せ て いる もの に 過ぎ ない 。 ぼく||たにん||にんしき|||||||すぎ|

じゃあ 僕 って 何 だ ? |ぼく||なん|

これ は 僕 、 本当 の 僕 。 偽り の 僕 。 ||ぼく|ほんとう||ぼく|いつわり||ぼく

あなた は あなた 。 ただ あなた 自身 の 広がり と 、 境目 が ある の 。 |||||じしん||ひろがり||さかいめ|||

そう だ 。 僕 の 服 ||ぼく||ふく

僕 の 靴 、 僕 の 部屋 。 ぼく||くつ|ぼく||へや

それ ら は 僕 の 一部 。 あなた の 意識 で 繋がって いる 、 モノ 。 |||ぼく||いちぶ|||いしき||つながって||もの

僕 と 感じ て いる もの が 僕 。 僕 は 僕 自身 で しか ない の か ? ぼく||かんじ|||||ぼく|ぼく||ぼく|じしん|||||

でも 僕 が 分から ない 、 僕 は どこ に いる ん だ ? |ぼく||わから||ぼく||||||

僕 って 何 な ん だ ! 僕 って 何 な ん だ ! ぼく||なん||||ぼく||なん|||

誰 も 僕 の こと なんか 分かって くれ ない ん だ ! だれ||ぼく||||わかって||||

あんた バカ ぁ ? そんな の 、 あったり まえ じゃ ん ! |ばか|||||||

誰 も あんた の こと なんて 、 わかん ない わ よ ! だれ|||||||||

あなた の こと を いたわり 、 理解 できる の は 、 あなた 自身 しか い ない の よ 。 |||||りかい|||||じしん|||||

だから 、 自分 を 大事 に し なさい 。 |じぶん||だいじ|||

そんな 事 言った って 、 自分 が ない ん だ 、 分から ない ん だ ! |こと|いった||じぶん|||||わから|||

大事 に できる わけない よ ! だいじ||||

やはり 、 不安 な の よ 。 今 の あなた 。 |ふあん||||いま||

今 の あなた の 周り の 人々 。 いま||||まわり||ひとびと

今 の あなた を 取り巻く 環境 。 いま||||とりまく|かんきょう

どれ も ずっと 永遠 に 続く もの で は ない わ 。 あなた の 時間 は 常に 流れ 、 |||えいえん||つづく||||||||じかん||とわに|ながれ

あなた の 世界 は 変化 の 連続 で でき て いる 。 ||せかい||へんか||れんぞく||||

何より も 、 あなた の 心 次第 で いつ で も 変わる もの な の よ 。 なにより||||こころ|しだい|||||かわる||||

これ は ? 何も ない 世界 。 ||なにも||せかい

誰 も い ない 世界 。 自由 の 世界 。 だれ||||せかい|じゆう||せかい

自由 ? じゆう

何者 に も 束縛 さ れ ない 、 自由 の 世界 だ よ 。 なにもの|||そくばく||||じゆう||せかい||

これ が 自由 ? そ 。 自由 の 世界 。 ||じゆう||じゆう||せかい

その 代わり に 、 何も ない 。 僕 が 考え ない 限り 。 |かわり||なにも||ぼく||かんがえ||かぎり

そう 。 あなた が 考え ない 限り 。 そんな 、 どう し たら いい の か 分か ん ない よ 。 |||かんがえ||かぎり||||||||わか|||

不安 な の ね 。 自分 の イメージ が ない の ね 。 ふあん||||じぶん||いめーじ||||

漠然 と し すぎ てる 。 何も つかめ ない 世界 。 ばくぜん|||||なにも|||せかい

君 の 好き に し て いい 世界 。 けど 、 あなた は 不安 な の ね 。 きみ||すき|||||せかい||||ふあん|||

どう し たら いい の か 、 分から ない の か ね ? どう し たら い い ん です か ? ||||||わから||||||||||||

不自由 を やろ う 。 ほら 、 これ で 天地 が でき た わ 。 ふじゆう|||||||てんち||||

でも これ で 、 自由 が 一 つ 、 消え た 。 |||じゆう||ひと||きえ|

あなた は 地 に 立た なけ れ ば なら ない 。 だが 、 君 は 安心 する 。 ||ち||たた|||||||きみ||あんしん|

自分 の 心 が 少し 楽 に なった から 。 じぶん||こころ||すこし|がく|||

そして 、 歩 い て いく 。 それ は 、 あなた の 意志 |ふ||||||||いし

これ が 、 僕 の 意志 ? 世界 に 地 が 存在 する の は 、 あなた の 周り の 世界 ||ぼく||いし|せかい||ち||そんざい||||||まわり||せかい

せ やけど 、 おまえ は 自由 に 動け る ん や 。 その 気 に なれ ば 世界 の 位置 を 変える 事 も できる さ 。 ||||じゆう||うごけ|||||き||||せかい||いち||かえる|こと|||

そして 、 世界 の 位置 も 常に 同じ ところ で は ない の 。 |せかい||いち||とわに|おなじ|||||

時 の 流れ と ともに 、 変わって いく もの さ 。 じ||ながれ|||かわって|||

君 自身 も 変わる 事 が できる 。 きみ|じしん||かわる|こと||

おまえ を かたどって いる の は 、 おまえ 自身 の 心 と 、 その 周り の 世界 だ から な 。 |||||||じしん||こころ|||まわり||せかい|||

だって 、 これ は あなた の 世界 です もの 。 あなた が 捉え て いる 、 現実 の 形 な の よ 。 |||||せかい|||||とらえ|||げんじつ||かた|||

これ は … 何も ない 空間 。 ||なにも||くうかん

何も ない 世界 。 僕 の ほか に は 何も ない 世界 。 なにも||せかい|ぼく|||||なにも||せかい

僕 が よく 分から なく なって いく 。 自分 が なくなって いく 感じ 。 ぼく|||わから||||じぶん||||かんじ

僕 と いう 存在 が 消え て いく 。 ぼく|||そんざい||きえ||

ここ に は 、 あなた しか い ない から よ 。 僕 しか い ない から ? |||||||||ぼく||||

自分 以外 の 存在 が ない と 、 あなた は 自分 の 形 が 分から ない から 。 自分 の 形 … じぶん|いがい||そんざい||||||じぶん||かた||わから|||じぶん||かた

そう 。 他の 人 の 形 を 見る 事 で 、 自分 の 形 を 知って いる 。 |たの|じん||かた||みる|こと||じぶん||かた||しって|

他の 人 と の 壁 を 見る 事 で 、 自分 の 形 を イメージ し て いる 。 たの|じん|||かべ||みる|こと||じぶん||かた||いめーじ|||

あなた は 、 他の 人 が い ない と 自分 が 見え ない の 。 ||たの|じん|||||じぶん||みえ||

他の 人 が いる から 、 自分 が い られる ん じゃ ない か 。 一 人 は 、 どこ まで 行って も 一 人 じゃ ない か 。 たの|じん||||じぶん||||||||ひと|じん||||おこなって||ひと|じん|||

世界 は みんな 僕 だけ だ ! せかい|||ぼく||

他人 と の 違い を 認識 する 事 で 、 自分 を かたどって いる の ね 。 たにん|||ちがい||にんしき||こと||じぶん|||||

一 番 最初 の 他人 は 、 母親 。 母親 は 、 あなた と は 違う 人間 な の よ 。 ひと|ばん|さいしょ||たにん||ははおや|ははおや|||||ちがう|にんげん|||

そう 、 僕 は 僕 だ 。 ただ 、 他の 人 たち が 僕 の 心 の 形 を 作って いる の も 確か な ん だ ! |ぼく||ぼく|||たの|じん|||ぼく||こころ||かた||つくって||||たしか|||

そう よ 。 碇 シンジ 君 。 やっと 分かった の ? バカ シンジ ! ||いかり||きみ||わかった||ばか|

ようやく お 目覚め ね 、 バカ シンジ 。 ||めざめ||ばか|

なん だ 、 アスカ か 。

なん だ と は 何 よ 、 こうして 毎朝 遅刻 し ない よう に 、 起こし に 来 て やって る のに 。 ||||なん|||まいあさ|ちこく|||||おこし||らい||||

それ が 幼なじみ に ささげる 感謝 の 言葉 ぁ ? ||おさななじみ|||かんしゃ||ことば|

うん 、 ありがとう … だ から 、 もう 少し 、 寝かせ て … |||||すこし|ねかせ|

何 甘え て ん の ! も ぉ 、 さっさと 起き なさい よ ! なん|あまえ|||||||おき||

エッチ 、 バカ ! ヘン タイ ! 信じ らん ない ! 仕方ない だ ろ ! 朝 な ん だ から ! |ばか||たい|しんじ|||しかたない|||あさ||||

シンジ ったら 、 せっかく アスカ ちゃん が 迎え に 来 て くれ て いる のに 、 仕様 の ない 子 ね 。 ||||||むかえ||らい||||||しよう|||こ|

あなた も 、 新聞 ばかり 読 ん で ない で 、 さっさと 支度 し て ください ! ||しんぶん||よ||||||したく|||

もう 、 いい 年 し て シンジ と 変 わん ない ん だ から … 君 の 支度 は いい の か ? ||とし|||||へん||||||きみ||したく||||

はい いつ でも ! もう 、 会議 に 遅れ て 冬 月 先生 に 文句 いわ れる の 、 私 な ん です よ 。 ||||かいぎ||おくれ||ふゆ|つき|せんせい||もんく||||わたくし||||

君 は もてる から な 。 きみ||||

バカ 言って ない で 、 さっさと 着替え て ください ! ああ 、 分かって る よ 、 ユイ 。 ばか|いって||||きがえ||||わかって|||ゆい

ほ ぉ ら 、 さっさと し なさい よ ぉ ! 分かって る よ 、 ||||||||わかって||

ほんと 、 うるさい ん だ から アスカ は … 何で すって ぇ ? |||||||なんで||

じゃあ おば 様 、 行って き ま ー す ! 行って き ま ー す … ||さま|おこなって|||-||おこなって|||-|

はい 、 行って らっしゃい 。 |おこなって|

ほら 、 もう ! あなた ! いつまで 読 ん で いる ん です か ! ああ 、 分かって る よ 、 ユイ 。 ||||よ||||||||わかって|||ゆい

今日 も 転校 生 が 来る ん だって ね 。 きょう||てんこう|せい||くる|||

まあ ね 。 ここ も 来年 は 遷都 さ れ て 、 新た な 首都 に なる ん です もの 。 どんどん 人 は 増え て いく わ よ 。 ||||らいねん||せんと||||あらた||しゅと|||||||じん||ふえ||||

そう だ ね 。 どんな 子 か なぁ 。 可愛い 子 だったら いい な 。 ||||こ|||かわいい|こ|||

あー 、 遅刻 遅刻 ぅ ! 初日 から 遅刻 じゃ 、 かなり ヤバイ 、 って 感じ だ よ ね ー ! |ちこく|ちこく||しょにち||ちこく|||||かんじ||||-

ごめん ね 、 マジ で 急 い で た ん だ ! ||||きゅう|||||

ほんと 、 ごめん ね ー ! |||-

なぁ ~ に ぃ ! で 、 見 たんか ? その 女 の パンツ ! ||||み|||おんな||ぱんつ

別に 、 見 た って わけ じゃ … ちらっと だけ 。 べつに|み||||||

カァ ~ ッ ! 朝っぱら から 運 の ええ やっちゃ なぁ ! いっ 、 いて て て て ! ||あさっぱら||うん|||||||||

いきなり 何 す ん の や 、 もう ! イインチョ ! |なん||||||

鈴 原 こそ 、 朝っぱら から 何 バカ な こ と 言って ん の よ ! すず|はら||あさっぱら||なん|ばか||||いって|||

ほら ! さっさと 花瓶 の お 水 変え て き て ! 週番 でしょ ! ||かびん|||すい|かえ||||しゅうばん|

ほん ま 、 うるさい やっちゃ なぁ ! なんで すって ぇ ! ?

尻 に 敷か れる タイプ だ な 、 トウジ って 。 しり||しか||たいぷ||||

あんた も でしょ 。 なんで 僕 が 尻 に 敷か れる タイプ な ん だ よ ! ||||ぼく||しり||しか||たいぷ|||| You too. Why am I the type that gets laid on my ass!

何 よ 、 ほんと の こと 言った まで じゃ ない の 。 どうして だ よ ! なん|||||いった|||||||

見 た まん ま じゃ ない ! アスカ が いつも そう やって . . . み||||||||||

いや ~ ぁ 、 平和 だ ねぇ 。 ||へいわ||

おお ~ っ 、 ミサト 先生 や ! |||せんせい|

や っぱ ええ なぁ 、 ミサト 先生 は 。 |||||せんせい|

何 よ 、 3 バカ トリオ が ! バッカ みたい ! なん||ばか|とりお|||

起立 ! 礼 ! 着席 ! きりつ|れい|ちゃくせき

喜べ 男子 ! 今日 は 噂 の 転校 生 を 紹介 する ー っ ! よろこべ|だんし|きょう||うわさ||てんこう|せい||しょうかい||-|

綾 波 レイ です 。 よろしく 。 あや|なみ|れい||

あ あっ ! あんた 、 今朝 の パンツ 覗き 魔 ! |||けさ||ぱんつ|のぞき|ま

ちょっと ! 言いがかり は やめ て よ ! あんた が シンジ に 勝手 に 見せ た ん じゃ ない ! |いいがかり|||||||||かって||みせ||||

あんた こそ 何 ? すぐ この 子 かばっちゃ っ て さ 。 何 ? でき てる わけ ? 2 人 ? ||なん|||こ|||||なん||||じん

た 、 ただ の 幼なじみ よ ! う っさ いわ ねぇ … |||おさななじみ|||||

ちょっと 、 授業 中 よ ! 静か に し て ください ! |じゅぎょう|なか||しずか||||

ま ぁ ~ 、 楽し そう じゃ ない 。 私 も 興味 ある わ 。 続け て チョー ダイ 。 ||たのし||||わたくし||きょうみ|||つづけ|||だい

そう だ 、 これ も 一 つ の 世界 。 ||||ひと|||せかい

僕 の 中 の 可能 性 。 今 の 僕 が 僕 そのもの で は ない 。 ぼく||なか||かのう|せい|いま||ぼく||ぼく|その もの|||

いろんな 僕 自身 が あり える ん だ 。 |ぼく|じしん|||||

そう だ 、 エヴァ の パイロット で は ない 僕 も あり える ん だ 。 ||||ぱいろっと||||ぼく|||||

そう 考え れ ば 、 この 現実 世界 も そう 悪い もん じゃ ない わ 。 |かんがえ||||げんじつ|せかい|||わるい||||

現実 世界 は 悪く ない かも しれ ない 。 でも 、 自分 は 嫌い だ 。 げんじつ|せかい||わるく||||||じぶん||きらい|

現実 を 、 悪く 、 嫌 だ と 捉え て いる の は 君 の 心 だ 。 げんじつ||わるく|いや|||とらえ|||||きみ||こころ|

現実 を 真実 に 置き換え て いる 、 君 の 心 さ 。 げんじつ||しんじつ||おきかえ|||きみ||こころ|

現実 を 見る 角度 、 置き換える 場所 。 これ ら が 少し 違う だけ で 、 心 の 中 は 大きく 変わる わ 。 げんじつ||みる|かくど|おきかえる|ばしょ||||すこし|ちがう|||こころ||なか||おおきく|かわる|

真実 は 、 人 の 数 だけ 存在 する 。 しんじつ||じん||すう||そんざい|

だが 、 君 の 真実 は 一 つ だ 。 |きみ||しんじつ||ひと||

狭 量 な 世界 観 で 作ら れ 、 自分 を 護 る ため に 変更 さ れ た 情報 。 せま|りょう||せかい|かん||つくら||じぶん||まもる||||へんこう||||じょうほう

歪め られ た 真実 。 ゆがめ|||しんじつ

ま 、 人 一 人 が 持てる 世界 観 なんて 、 ちっぽけ な もん や 。 |じん|ひと|じん||もてる|せかい|かん|||||

だけど 、 人 は その 自分 の 小さな 物差し で しか 、 物事 を 測れ ない わ 。 |じん|||じぶん||ちいさな|ものさし|||ものごと||はかれ||

与え られ た 他人 の 真実 で しか 、 物事 を 見よ う と し ない 。 あたえ|||たにん||しんじつ|||ものごと||みよ||||

晴れ の 日 は 気分 よく 、 雨 の 日 は 憂鬱 。 はれ||ひ||きぶん||あめ||ひ||ゆううつ

そう 教え られ たら 、 そう 思い込 ん で しまう 。 |おしえ||||おもいこ|||

雨 の 日 だって 楽しい 事 は ある のに 。 あめ||ひ||たのしい|こと|||

受け取り 方 一 つ で まるで 別物 に なって しまう 、 脆弱 な もの だ 。 人 の 中 の 真実 と は な 。 うけとり|かた|ひと||||べつもの||||ぜいじゃく||||じん||なか||しんじつ|||

人間 の 真実 なんて 、 その 程度 の もの さ 。 だからこそ 、 より 深い 真実 を 知り たく なる ん だ ね 。 にんげん||しんじつ|||ていど||||||ふかい|しんじつ||しり|||||

ただ 、 おまえ は 人 に 好か れる 事 に 慣れ て い ない だけ だ 。 |||じん||すか||こと||なれ|||||

だから 、 そう やって 人 の 顔色 ばかり うかがう 必要 なんて ない の よ 。 |||じん||かおいろ|||ひつよう||||

でも 、 みんな 僕 が 嫌い じゃ ない の か な ? ||ぼく||きらい|||||

あんた バカ ぁ ? あんた が 一 人 で そう 思い込 ん で いる だけ じゃ ない の ! |ばか||||ひと|じん|||おもいこ|||||||

でも 、 僕 は 僕 が 嫌い な ん だ 。 |ぼく||ぼく||きらい|||

自分 が 嫌い な 人 は 、 他人 を 好き に 、 信頼 する よう に なれ ない わ 。 じぶん||きらい||じん||たにん||すき||しんらい||||||

僕 は 卑怯 で 、 臆病 で 、 ずるく て 、 弱虫 で 。 ぼく||ひきょう||おくびょう||||よわむし|

自分 が 分かれ ば 、 優しく できる でしょ う ? じぶん||わかれ||やさしく|||

僕 は 僕 が 嫌い だ 。 ぼく||ぼく||きらい|

でも 、 好き に なれる かも しれ ない 。 |すき|||||

僕 は ここ に い て も いい の かも しれ ない 。 ぼく|||||||||||

そう だ 、 僕 は 僕 で しか ない 。 ||ぼく||ぼく|||

僕 は 僕 だ 。 僕 で いたい ! ぼく||ぼく||ぼく||い たい

僕 は ここ に い たい ! ぼく|||||

僕 は ここ に い て も いい ん だ ! ぼく||||||||| I can stay here!

おめでとう ! おめでとう !

おめでとう ! おめでとう !

おめでとう おめでとう !

めでたい な ! お めで と さ ん !

おめでとう !

おめでとう !

おめでとう

ありがとう …