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新世紀エヴァンゲリオン, Neon Genesis Evangelion Episode 20

Neon Genesis Evangelion Episode 20

使徒 を 、 食って る …

拘束 具 が 、 今 自ら の 力 で 解か れ て ゆく 。

私 たち に は もう 、 エヴァ を 止める 事 は でき ない わ 。

初 号 機 の 覚醒 と 開放 。

こいつ は ゼーレ が 黙っちゃ い ませ ん な 。

エヴァ シリーズ に 生まれ い ずる 筈 の ない S 2 機関 。

まさか か の よう な 手段 で 自ら 取り込む と は な 。

我ら ゼーレ の シナリオ と は 大きく 違った 出来事 だ よ 。

この 修正 、 容易 で は ない ぞ 。 碇 ゲンドウ 。

あの 男 に ネルフ を 与え た の が そもそも の 間違い で は ない の か ね ?

だが あの 男 で なけ れ ば 、 全て の 計画 の 遂行 は でき なかった 。

碇 、 何 を 考え て いる ?

始まった な 。 ああ 、 すべて は これ から だ 。

エヴァ 両 機 の 損傷 は 、 ヘイフリック の 限界 を 超え て い ます 。

時間 が かかる わ ね 。 全て が 戻る に は 。

幸い 、 MAGI システム は 移植 可能 です 。

明日 に も 作業 を 開始 し ます 。 でも 、 ここ は だめ ね 。

破棄 決定 は 、 もはや 時間 の 問題 です 。 - そう ね …

とりあえず は 、 予備 の 第 2 発令 所 を 使用 する しか ない わ ね 。

MAGI は なく と も 、 です か ?

そう よ 。 埃 を 払って 、 午後 に は 仕事 を 始める わ よ 。

椅子 は きつい し 、 センサー は 硬い し 、 やり づらい ん です よ ね 、 ここ 。

見慣れ た 第 1 発令 所 と 造り は 同じ な ん です が 、 違和感 あり ます よ ね 。

今 は 使える だけ マシ よ 。 使える か どう か 分から ない の は 、 初 号 機 ね 。

ケイジ に 拘束 。 大丈夫 でしょ う ね 。

内部 に 熱 、 電子 、 電磁 波 ほか 、 化学 エネルギー 反応 無し 。 S 2 機関 は 完全 に 停止 し て い ます 。

にもかかわらず 、 この 初 号 機 は 3 度 も 動 い た わ 。

目 視 できる 状況 だけ で は 迂闊 に 触れ な いわ よ 。

迂闊 に 手 を 出す と 何 を さ れる か 分から ない 。 葛城 さん と 同じ です ね 。

す 、 すみません …

だが 事態 は エヴァ 初 号 機 の 問題 だけ で は ない 。

さよう 、 零 号 機 と 弐 号 機 の 大破 、 本部 施設 の 半壊 、

セントラル ドグマ の 露呈 。 被害 は 甚大 だ よ 。

われわれ が どの 程度 の 時 と 金 を 失った か 、 見当 も 付か ん 。

これ も 、 碇 の 首 に 鈴 を 付け て おか ない から だ 。

鈴 は 付い て いる 。 ただ 、 鳴ら なかった だけ だ 。

鳴ら ない 鈴 に 意味 は ない 。 今度 は 鈴 に 動 い て もら お う 。

いやはや 、 この 展開 は 予想外 です な 。

委員 会 、 いえ 、 ゼーレ の 方 に どう 言い 分け つける つもり です か ?

初 号 機 は われわれ の 制御 下 で は なかった 。 これ は 不慮 の 事故 だ よ 。

よって 初 号 機 は 凍結 。 委員 会 の 別 命 ある まで は 、 だ 。

適切 な 処置 です 。 しかし 、 ご 子息 を 取り込ま れ た まま です が ?

やはり だめ です 、 エントリー プラグ 排出 信号 、 受け付け ませ ん 。

予備 と 疑似 信号 は ? 拒絶 さ れ て い ます 。 直轄 回路 も つながり ませ ん 。

プラグ の 映像 回線 つながり まし た 。 主 モニター に 廻し ます 。

何 よ 、 これ !

これ が シンクロ 率 400 % の 正体 。

そんな 、 シンジ 君 は 一体 どう なった の よ !

エヴァ 初 号 機 に 取り込ま れ て しまった わ 。

何 よ それ ! エヴァ って 何 な の よ !

人 の 作り出し た 、 人 に 近い カタチ を し た 物体 、 と しか 言い よう が な いわ ね 。

人 の 作り出し た ? あの 時 南極 で 拾った もの を ただ コピー し た だけ じゃ ない の !

オリジナル が 聞い て あきれる わ ! ただ の コピー と は 違う わ 。 人 の 意思 が 込め られ て いる もの 。

これ も 誰 か の 意志 だって 言う の ? あるいは エヴァ の 。

何とか なさい よ ! あんた が 作った ん でしょ う ! ? 最後 まで 責任 取り なさい よ ! !

… まだ 生き てる … 。

あの 女 が 無事 だって 言う の は 分かった わ よ !

ミサト も いちいち そんな 事 で 私 に 電話 し ない で よ 、 もう !

何も 、 何も でき なかった なんて … あの バカ シンジ に 負け た なんて …

悔しい …

シンジ 君 の サルベージ 計画 ?

そう 。 シンジ 君 の 生命 と 言う べき 物 は 、 まだ 存在 し て いる わ 。

今度 は 人命 尊重 ? 今 は シンジ 君 を 失う わけ に は いか ない の よ 。

ど ー だ か 。 ネルフ が ほしい の は 彼 の 命 で は なく 、 道具 と して の 初 号 機 でしょ ?

否定 は し ない わ 。

シンジ 君 の 肉体 は 、 自我 境界 線 を 失って 、 量子 状態 の まま 、 エントリー プラグ 内 を 漂って いる と 推測 さ れ ます 。

つまり シンジ 君 は 私 たち の 目 で は 確認 でき ない 状態 に 変化 し て いる と ?

そう です 。 プラグ の 中 の L . C . L . 成分 は 、 化学 変化 を 起こし 、

現在 は 原始 地球 の 海水 に 酷似 し て い ます 。

生命 の スープ か 。

シンジ 君 を 構成 し て い た 物質 は 、 すべて プラグ 内 に 保存 さ れ て いる し 、

魂 と 言う べき 物 も そこ に 存在 し て いる 。

現に 彼 の 自我 イメージ が 、 プラグ スーツ を 擬 似 的 に 実体 化 さ せ て いる わ 。

つまり サルベージ と は 、 彼 の 肉体 を 再 構成 し て 精神 を 定着 さ せる 作業 です 。

そんな 事 できる の ? MAGI の サポート が あれ ば 。

理論 上 は 、 でしょ ? 何事 も 、 やって み なく ちゃ 分から ない わ よ 。

なん だ 、 これ ? どこ だ 、 ここ ?

エントリー プラグ ? 初 号 機 の ?

でも 誰 も い ない 。 僕 も い ない 。

なん だ これ 、 何 だ これ 、 何 だ これ ? よく わかん ない や …

この 人 達 … そう 、 僕 の 知って いる 人 たち 、 僕 を 知って いる 人 たち 。

そう か 、 みんな 僕 の 世界 な ん だ 。

これ は ? 僕 の 世界 の はず な のに 、 良く 分から ない

外 から の イメージ 、 嫌 な イメージ 。

そう だ 、 敵 だ !

敵 、 テキ 、 て き 、 敵 ! 使徒 と 呼ば れ 天使 の 名 を 冠 する 僕ら の 敵 !

エヴァ の … そして ネルフ の 目標 …

ミサト さん の お 父さん の 仇 …

なんで 僕 が 戦う ん だ ろ う … こんな 目 に 遭って まで …

あんた バカ ぁ ? わけ わかん ない 連中 が 攻め てき てん の よ 。

降りかかる 火 の 粉 は 払いのける の が 、 あったり まえ じゃ ない !

理由 なんて 要ら ない の か な … 考え ちゃ いけない の か な …

敵 、 テキ 、 て き 、 敵 、 みんな 敵 !

僕 を … 僕ら を 脅かす もの 、 つまり 敵 。

そう さ 、 自分 の 命 を 、 自分 達 の 命 を 、 自分 で 守って 、 何 が 悪い ん だ !

敵 、 テキ 、 て き 、 敵 、 僕 の 敵 ! 僕 の 敵 !

畜生 、 チクショウ 、 ちく しょ う 、

よくも トウジ を 傷つけ 、 母さん を 殺し た な !

父さん !

なぜ お 父さん が 嫌い な の ? 当たり 前 だ よ ! あんな 父親 なんて 。

お 父さん が 分から ない の ? 当たり 前 だ よ … ほとんど 会った 事 も ない ん だ もの …

だから 嫌い な の ? そう さ 、 父さん は 僕 が いら ない ん だ 、

父さん が 僕 を 捨て た ん だ ! その 代わり が 私 な の ?

そう さ ! そう に 決まって る ! 綾 波 が いる から 僕 は 捨て られ た ん だ !

自分 から 逃げ出し た くせ に 。

うるさい 、 うるさい 、 うるさい !

父さん が みんな 悪い ん じゃ ない か !

あの 時 だって 、 ほんと は 父さん に 嫌い だって 言う つもり で !

これ に 乗って 、 恐い 目 に 遭え って 言う の ? 父さん 。 - そうだ 。

なん だ よ 、 嫌 だ よ 、 何 を 今更 な ん だ よ

父さん に は 僕 が いら ない ん じゃ なかった の ?

必要 だ から 呼 ん だ まで だ 。

なぜ 、 僕 な の ? 他の 人間 に は 無理 だ から なぁ 。

無理 だ よ そんな の 、 見 た 事 も 聞い た 事 も ない の に できる わけない よ !

違う 、 僕 は 知って い た 。

そう だ 、 僕 は エヴァ を 知って た !

そして あの 時 、 僕 は 逃げ出し た ん だ ! 父さん と 母さん から !

現在 、 L . C . L . の 温度 は 36 を 維持 、 酸素 密度 に 問題 なし 。

放射 電磁 パルス 異常 無し 。 波形 パターン は B 。

各 計測 装置 は 正常 に 作動 中 。

サルベージ 計画 の 要綱 。 たった 一 ヶ月 で できる なんて 、 さ っす が 先輩 です ね !

残念 ながら 原案 は 私 じゃ ない わ 。 10 年 前 に 実験 済み の データ な の よ 。

そんな こと あった ん です か ? エヴァ の 開発 中 に ?

まだ ここ に 入る 前 の 出来事 よ 。

母さん が 立ち会った らしい けど 、 私 は データ しか 知ら ない わ 。 」

その 時 の 結果 は 、 どう だった ん です か ? 失敗 し た らしい わ 。

優しい … あったかい … 人 の 温もり な の か な

これ が … 知ら なかった な …

サビ シイ って 何 ? これ まで 分から なかった 。 でも 今 は 分かる よう な 気 が する 。

シアワセ って 何 ? これ まで は 分から なかった 。 でも 今 は 分かる 気 が する 。

優しく し て くれる ? 他の 人 が 。 うん 。

どうして ? それ は 、 僕 が エヴァ の パイロット だ から 。

僕 が エヴァ に 乗って いる から 、 大事 に し て くれる 。

それ が 、 僕 が ここ に い て も いい 理由 な ん だ 。 僕 を 支え て いる 全て な ん だ 。

だから 僕 は 、 エヴァ に 乗ら なきゃ いけない 。

乗って ? 敵 … そう 、 みんな が 敵 と 呼 ん で いる もの と 戦わ なきゃ いけない 。

戦って ? 勝た なきゃ いけない …

そう 、 負け ちゃ いけない ん だ 。

みんな の 言う 通り に エヴァ に 乗って 、 みんな の 言う 通り に 勝た なきゃ いけない ん だ 。

そう じゃ ない と 、 誰 も 、 誰 も … 誰 も …

がんばって ね がんばって ね

な に やって ん の 、 ちゃんと し なさい よ がんばれ や ~ !

がんばれ よ ! よく やった な 、 シンジ

ミサト さん も 、 リツコ さん も 、 アスカ も 、 トウジ も 、 ケンスケ も 、 父さん も 、

誉め て くれる ん だ 。

エヴァ に 乗る と 誉め て くれる ん だ ! … こんな 僕 を 。

みんな も 乗れ 、 って 言って る ん だ 、 父さん を … 僕 を 捨て た 父さん を 見返し て やる ん だ !

がんばって ね 僕 は がんばって る 。 がんばって る ん だ !

… 誰 か 僕 に 優しく し て よ 。 こんなに まで 戦った ん だ 。 こんなに 一生懸命 戦って いる ん だ 。

僕 の 事 を 大事 に し て よ 、 僕 に 優しく し て よ !

優しく し てる わ よ ?

ねえ シンジ 君 、 私 と 一 つ に なり たい ?

心 も 体 も 一 つ に なり たい ?

それ は 、 とても とても 気持ち いい こと な の よ 。 いい の よ 、 私 は いつ だって いい の 。

ほら ぁ バカ シンジ 。 私 と 一 つ に なり たく ない ?

心 も 体 も 一 つ に なり たく ない ?

それ は とても とても 気持ち の いい こと な ん だ から さ ぁ 。

この 私 が 言って ん の よ 。 さっさと 来 なさい よ 。

碇 君 、 私 と 一 つ に なり たい ?

心 も 体 も 一 つ に なり たい ?

それ は 、 とても とても 気持ち いい こと な の よ 。 碇 君 。

私 と 一 つ に なり たい ? 心 も 体 も 一 つ に なり たい ?

とても とても 気持ち いい こと な の よ 。

ほら 、 安心 し て 、 心 を 解き放って 。

全 探査 針 、 打ち込み 終了 。 電磁 波 形 、 ゼロ マイナス 3 で 固定 さ れ て い ます 。

自我 境界 パルス 、 接続 完了 。 了解 。

サルベージ 、 スタート 。 了解 、 第 1 信号 を 送り ます 。

エヴァ 、 信号 を 受信 。 拒絶 反応 無し 。

続け て 、 第 2 、 第 3 信号 送信 開始 。

対象 カテクシス 異常 無し 。 デス トル ドー 、 認め られ ませ ん 。

了解 、 対象 を ステージ 2 へ 移行 。 … シンジ 君 !

バカ シンジ ! シンジ 君 ! ?

お ぅ 、 シンジ ! や ぁ 、 シンジ !

碇 君 シンジ 君 !

バカ シンジ ! シンジ 君 ! ?

おい 、 シンジ ! や ぁ 、 シンジ !

碇 君 」 )

だめ です 、 自我 境界 が ループ 上 に 固定 さ れ て い ます !

全 波形 域 を 全 方位 で 照射 し て み て !

だめ だ わ … 発信 信号 が クライン 空間 に 捕われ て いる …

どういう 事 ? つまり 、 失敗 。

干渉 中止 、 タンジェント グラフ を 逆転 、 加算 数値 を ゼロ に 戻し て 。

Q エリア に デス トル ドー 反応 、 パターン セピア 。

コア パルス に も 変化 が 見 られ ます ! プラス 0.3 を 確認 !

現状 維持 を 最 優先 、 逆流 を 防 い で ! はい !

変 です 、 塞き止め られ ませ ん ! これ は …

なぜ … 帰り たく ない の ? シンジ 君 …

分から ない 、 分から ない …

僕 は … 僕 は …

何 を 願う の ? 何 を 、 願う の ?

何 を 願う の ? 何 を 願う の ?

エヴァ 、 信号 を 拒絶 ! L . C . L . の 自己 フォーメーション が 分解 し て いき ます !

プラグ 内 、 圧力 上昇 ! 現 作業 中止 、 電源 落とし て !

だめ です 、 プラグ が イクジット さ れ ます !

シンジ 君 ! ! !

ここ は … エヴァ の 中 だ よ 。

エヴァ の 中 ? 僕 は また 、 エヴァ に 乗った の か …

どうして … もう エヴァ に は 乗ら ない の ?

僕 は エヴァ に は もう 乗ら ない って 、 決め た ん です 。

でも あなた は 乗った わ 。 エヴァンゲリオン 初 号 機 に 。

シンジ 君 。 あなた は エヴァ に 乗った から 、 今 ここ に いる の よ 。

エヴァ に 乗った から 今 の あなた に なった の よ 。

その 事 を 、 エヴァ に 乗って い た 事実 を 、 今 まで の 自分 を 、 自分 の 過去 を 、 否定 する 事 は でき ない わ 。

ただ 、 これ から の 自分 を どう する か は 、 自分 で 決め なさい 。

僕 は … 僕 は …

人 一 人 、 人 一 人 助け られ なく て 、 何 が 科学 よ …

シンジ 君 を 返し て … 返し て よ !

匂い … 人 の 匂い … ミサト さん … ? 綾 波 … ?

いや 、 違う … そう だ 、 お 母さん の 匂い だ …

セカンド インパクト の 後 に 生き て いく の か 、 この 子 は 。 この 地獄 に 。

あら 、 生き て い こ う と 思え ば 、 どこ だって 天国 に なる わ よ 。

だって 、 生き て いる ん です もの 。 幸せ に なる チャンス は 、 どこ に でも ある わ 。

そう か … そう だった な 。

母さん …

決め て くれ た ? 男 だったら シンジ 、 女 だったら レイ と 名づける 。

シンジ … レイ …

母さん …

シンジ 君 !

初 号 機 の 修復 、 明後日 に は 完了 する わ 。

結局 、 神様 の 力 まで 道具 と して 使っちゃ う の ね 、 人間 って 奴 は 。

どう かしら 。 委員 会 で は 凍結 案 も 出 て いる そう よ 。

人造 人間 エヴァンゲリオン 。

人 が 作った にし て は 、 未知 の ブラック ボックス が 大き すぎ ない ?

ま 、 結果 と して シンジ 君 が 助かった から いい けど さ 。

私 の 力 じゃ ない わ 、 あなた の 力 ね 、 多分 …

ど ぉ ? 久しぶり に 飲 ん で か ない ?

ん 、 ごめん ! 今日 は 、 ちょ っち 、 ね … そう …

じゃ 。

シンジ 君 が 無事 と 分かったら 、 男 と 密 会 と は ね … 人 の 事 は 言え ない か …

リツコ は 今ごろ 、 いやらしい 女 だって 軽蔑 し てる わ ね 。 きっと 。

情 欲 に 溺れ て いる 方 が 、 人間 と して リアル だ 。 少し は 欺け る さ 。

うち の 諜報 部 を ? それとも 碇 司令 や リツコ ?

それとも あたし ? いや 、 自分 を 。

他人 を 、 でしょ ? あなた 、 人 の 事 に は 興味 ない もの 。

そのくせ 寂し がる 。 ほんと お 父さん と 同じ ね 。

たばこ 、 まだ 吸って た ん だ な 。

こういう 事 の 後 に しか 吸わ ない わ 。 だから 、 知って る の は 加持 君 だけ よ 。

そい つ は … 光栄 だ な 。

で 、 人類 補完 計画 。 どこ まで 進 ん でる の ?

人 を 滅ぼす アダム 。 なぜ 地下 に 保護 さ れ てる の ?

それ が 知り たく て 、 俺 と 会って る ?

それ も ある わ 。 正直 ね 。

ご 婦人 に 利用 さ れる の も 光栄 の 至り だ が 、 こんな 所 じゃ 喋れ ない よ 。

今 は 私 の 希望 が 伝われ ば いい の 。

ネルフ 、 そして 碇 司令 の 本当 の 目的 は 何 ?

こっち が 知り たい よ …

ちょっと … 誤 魔 化 さ ない で よ … こんな 事 で …

や だ ! 変 な もの 入れ ない で よ !

こんな 時 に 、 も ぉ ! 何 ?

プレゼント さ 、 8 年 ぶり の 。

最後 かも しれ ない が な …

ゼーレ に より 拉致 さ れる 冬 月 。 その 脳裏 を よぎる 過去 の 記憶 。

1999 年 の 京都 から すべて が 始まった 。

ネルフ は 果たし て 人類 の 砦 たり うる の か 。


Neon Genesis Evangelion Episode 20 neon|genesis|evangelion|episode

使徒 を 、 食って る … しと||くって|

拘束 具 が 、 今 自ら の 力 で 解か れ て ゆく 。 こうそく|つぶさ||いま|おのずから||ちから||とか|||

私 たち に は もう 、 エヴァ を 止める 事 は でき ない わ 。 わたくし|||||||とどめる|こと||||

初 号 機 の 覚醒 と 開放 。 はつ|ごう|き||かくせい||かいほう

こいつ は ゼーレ が 黙っちゃ い ませ ん な 。 ||||だまっちゃ||||

エヴァ シリーズ に 生まれ い ずる 筈 の ない S 2 機関 。 |しりーず||うまれ|||はず|||s|きかん

まさか か の よう な 手段 で 自ら 取り込む と は な 。 |||||しゅだん||おのずから|とりこむ|||

我ら ゼーレ の シナリオ と は 大きく 違った 出来事 だ よ 。 われら|||しなりお|||おおきく|ちがった|できごと||

この 修正 、 容易 で は ない ぞ 。 碇 ゲンドウ 。 |しゅうせい|ようい|||||いかり|

あの 男 に ネルフ を 与え た の が そもそも の 間違い で は ない の か ね ? |おとこ||||あたえ||||||まちがい||||||

だが あの 男 で なけ れ ば 、 全て の 計画 の 遂行 は でき なかった 。 ||おとこ|||||すべて||けいかく||すいこう|||

碇 、 何 を 考え て いる ? いかり|なん||かんがえ||

始まった な 。 ああ 、 すべて は これ から だ 。 はじまった|||||||

エヴァ 両 機 の 損傷 は 、 ヘイフリック の 限界 を 超え て い ます 。 |りょう|き||そんしょう||||げんかい||こえ||| The damage to both EVAs has exceeded Hayflick's limits.

時間 が かかる わ ね 。 全て が 戻る に は 。 じかん|||||すべて||もどる||

幸い 、 MAGI システム は 移植 可能 です 。 さいわい|magi|しすてむ||いしょく|かのう|

明日 に も 作業 を 開始 し ます 。 でも 、 ここ は だめ ね 。 あした|||さぎょう||かいし|||||||

破棄 決定 は 、 もはや 時間 の 問題 です 。 - そう ね … はき|けってい|||じかん||もんだい|||

とりあえず は 、 予備 の 第 2 発令 所 を 使用 する しか ない わ ね 。 ||よび||だい|はつれい|しょ||しよう|||||

MAGI は なく と も 、 です か ? magi||||||

そう よ 。 埃 を 払って 、 午後 に は 仕事 を 始める わ よ 。 ||ほこり||はらって|ごご|||しごと||はじめる||

椅子 は きつい し 、 センサー は 硬い し 、 やり づらい ん です よ ね 、 ここ 。 いす||||せんさー||かたい||||||||

見慣れ た 第 1 発令 所 と 造り は 同じ な ん です が 、 違和感 あり ます よ ね 。 みなれ||だい|はつれい|しょ||つくり||おなじ|||||いわかん||||

今 は 使える だけ マシ よ 。 使える か どう か 分から ない の は 、 初 号 機 ね 。 いま||つかえる||||つかえる||||わから||||はつ|ごう|き|

ケイジ に 拘束 。 大丈夫 でしょ う ね 。 ||こうそく|だいじょうぶ|||

内部 に 熱 、 電子 、 電磁 波 ほか 、 化学 エネルギー 反応 無し 。 S 2 機関 は 完全 に 停止 し て い ます 。 ないぶ||ねつ|でんし|でんじ|なみ||かがく|えねるぎー|はんのう|なし|s|きかん||かんぜん||ていし||||

にもかかわらず 、 この 初 号 機 は 3 度 も 動 い た わ 。 ||はつ|ごう|き||たび||どう|||

目 視 できる 状況 だけ で は 迂闊 に 触れ な いわ よ 。 め|し||じょうきょう||||うかつ||ふれ|||

迂闊 に 手 を 出す と 何 を さ れる か 分から ない 。 葛城 さん と 同じ です ね 。 うかつ||て||だす||なん|||||わから||かつらぎ|||おなじ||

す 、 すみません …

だが 事態 は エヴァ 初 号 機 の 問題 だけ で は ない 。 |じたい|||はつ|ごう|き||もんだい||||

さよう 、 零 号 機 と 弐 号 機 の 大破 、 本部 施設 の 半壊 、 |ぜろ|ごう|き||に|ごう|き||たいは|ほんぶ|しせつ||はんかい

セントラル ドグマ の 露呈 。 被害 は 甚大 だ よ 。 |||ろてい|ひがい||じんだい||

われわれ が どの 程度 の 時 と 金 を 失った か 、 見当 も 付か ん 。 |||ていど||じ||きむ||うしなった||けんとう||つか|

これ も 、 碇 の 首 に 鈴 を 付け て おか ない から だ 。 ||いかり||くび||すず||つけ|||||

鈴 は 付い て いる 。 ただ 、 鳴ら なかった だけ だ 。 すず||つけい||||なら|||

鳴ら ない 鈴 に 意味 は ない 。 今度 は 鈴 に 動 い て もら お う 。 なら||すず||いみ|||こんど||すず||どう|||||

いやはや 、 この 展開 は 予想外 です な 。 ||てんかい||よそうがい||

委員 会 、 いえ 、 ゼーレ の 方 に どう 言い 分け つける つもり です か ? いいん|かい||||かた|||いい|わけ||||

初 号 機 は われわれ の 制御 下 で は なかった 。 これ は 不慮 の 事故 だ よ 。 はつ|ごう|き||||せいぎょ|した||||||ふりょ||じこ||

よって 初 号 機 は 凍結 。 委員 会 の 別 命 ある まで は 、 だ 。 |はつ|ごう|き||とうけつ|いいん|かい||べつ|いのち||||

適切 な 処置 です 。 しかし 、 ご 子息 を 取り込ま れ た まま です が ? てきせつ||しょち||||しそく||とりこま|||||

やはり だめ です 、 エントリー プラグ 排出 信号 、 受け付け ませ ん 。 |||えんとりー|ぷらぐ|はいしゅつ|しんごう|うけつけ||

予備 と 疑似 信号 は ? 拒絶 さ れ て い ます 。 直轄 回路 も つながり ませ ん 。 よび||ぎじ|しんごう||きょぜつ||||||ちょっかつ|かいろ||||

プラグ の 映像 回線 つながり まし た 。 主 モニター に 廻し ます 。 ぷらぐ||えいぞう|かいせん||||おも|もにたー||まわし|

何 よ 、 これ ! なん||

これ が シンクロ 率 400 % の 正体 。 |||りつ||しょうたい

そんな 、 シンジ 君 は 一体 どう なった の よ ! ||きみ||いったい||||

エヴァ 初 号 機 に 取り込ま れ て しまった わ 。 |はつ|ごう|き||とりこま||||

何 よ それ ! エヴァ って 何 な の よ ! なん|||||なん|||

人 の 作り出し た 、 人 に 近い カタチ を し た 物体 、 と しか 言い よう が な いわ ね 。 じん||つくりだし||じん||ちかい|||||ぶったい|||いい|||||

人 の 作り出し た ? あの 時 南極 で 拾った もの を ただ コピー し た だけ じゃ ない の ! じん||つくりだし|||じ|なんきょく||ひろった||||こぴー||||||

オリジナル が 聞い て あきれる わ ! ただ の コピー と は 違う わ 。 人 の 意思 が 込め られ て いる もの 。 おりじなる||ききい||||||こぴー|||ちがう||じん||いし||こめ||||

これ も 誰 か の 意志 だって 言う の ? あるいは エヴァ の 。 ||だれ|||いし||いう|||| Are you saying that this is also someone else's will? Or Eva's.

何とか なさい よ ! あんた が 作った ん でしょ う ! ? 最後 まで 責任 取り なさい よ ! ! なんとか|||||つくった||||さいご||せきにん|とり||

… まだ 生き てる … 。 |いき|

あの 女 が 無事 だって 言う の は 分かった わ よ ! |おんな||ぶじ||いう|||わかった||

ミサト も いちいち そんな 事 で 私 に 電話 し ない で よ 、 もう ! ||||こと||わたくし||でんわ|||||

何も 、 何も でき なかった なんて … あの バカ シンジ に 負け た なんて … なにも|なにも|||||ばか|||まけ||

悔しい … くやしい

シンジ 君 の サルベージ 計画 ? |きみ|||けいかく

そう 。 シンジ 君 の 生命 と 言う べき 物 は 、 まだ 存在 し て いる わ 。 ||きみ||せいめい||いう||ぶつ|||そんざい||||

今度 は 人命 尊重 ? 今 は シンジ 君 を 失う わけ に は いか ない の よ 。 こんど||じんめい|そんちょう|いま|||きみ||うしなう|||||||

ど ー だ か 。 ネルフ が ほしい の は 彼 の 命 で は なく 、 道具 と して の 初 号 機 でしょ ? |-||||||||かれ||いのち||||どうぐ||||はつ|ごう|き|

否定 は し ない わ 。 ひてい||||

シンジ 君 の 肉体 は 、 自我 境界 線 を 失って 、 量子 状態 の まま 、 エントリー プラグ 内 を 漂って いる と 推測 さ れ ます 。 |きみ||にくたい||じが|きょうかい|せん||うしなって|かずこ|じょうたい|||えんとりー|ぷらぐ|うち||ただよって|||すいそく|||

つまり シンジ 君 は 私 たち の 目 で は 確認 でき ない 状態 に 変化 し て いる と ? ||きみ||わたくし|||め|||かくにん|||じょうたい||へんか||||

そう です 。 プラグ の 中 の L . C . L . 成分 は 、 化学 変化 を 起こし 、 ||ぷらぐ||なか||l|c|l|せいぶん||かがく|へんか||おこし

現在 は 原始 地球 の 海水 に 酷似 し て い ます 。 げんざい||げんし|ちきゅう||かいすい||こくじ||||

生命 の スープ か 。 せいめい||すーぷ|

シンジ 君 を 構成 し て い た 物質 は 、 すべて プラグ 内 に 保存 さ れ て いる し 、 |きみ||こうせい|||||ぶっしつ|||ぷらぐ|うち||ほぞん|||||

魂 と 言う べき 物 も そこ に 存在 し て いる 。 たましい||いう||ぶつ||||そんざい|||

現に 彼 の 自我 イメージ が 、 プラグ スーツ を 擬 似 的 に 実体 化 さ せ て いる わ 。 げんに|かれ||じが|いめーじ||ぷらぐ|すーつ||ぎ|に|てき||じったい|か|||||

つまり サルベージ と は 、 彼 の 肉体 を 再 構成 し て 精神 を 定着 さ せる 作業 です 。 ||||かれ||にくたい||さい|こうせい|||せいしん||ていちゃく|||さぎょう|

そんな 事 できる の ? MAGI の サポート が あれ ば 。 |こと|||magi||さぽーと|||

理論 上 は 、 でしょ ? 何事 も 、 やって み なく ちゃ 分から ない わ よ 。 りろん|うえ|||なにごと||||||わから|||

なん だ 、 これ ? どこ だ 、 ここ ?

エントリー プラグ ? 初 号 機 の ? えんとりー|ぷらぐ|はつ|ごう|き|

でも 誰 も い ない 。 僕 も い ない 。 |だれ||||ぼく|||

なん だ これ 、 何 だ これ 、 何 だ これ ? よく わかん ない や … |||なん|||なん||||||

この 人 達 … そう 、 僕 の 知って いる 人 たち 、 僕 を 知って いる 人 たち 。 |じん|さとる||ぼく||しって||じん||ぼく||しって||じん|

そう か 、 みんな 僕 の 世界 な ん だ 。 |||ぼく||せかい||| I see, it's all my world.

これ は ? 僕 の 世界 の はず な のに 、 良く 分から ない ||ぼく||せかい|||||よく|わから|

外 から の イメージ 、 嫌 な イメージ 。 がい|||いめーじ|いや||いめーじ

そう だ 、 敵 だ ! ||てき|

敵 、 テキ 、 て き 、 敵 ! 使徒 と 呼ば れ 天使 の 名 を 冠 する 僕ら の 敵 ! てき||||てき|しと||よば||てんし||な||かん||ぼくら||てき

エヴァ の … そして ネルフ の 目標 … |||||もくひょう

ミサト さん の お 父さん の 仇 … ||||とうさん||あだ

なんで 僕 が 戦う ん だ ろ う … こんな 目 に 遭って まで … |ぼく||たたかう||||||め||あって|

あんた バカ ぁ ? わけ わかん ない 連中 が 攻め てき てん の よ 。 |ばか|||||れんちゅう||せめ||||

降りかかる 火 の 粉 は 払いのける の が 、 あったり まえ じゃ ない ! ふりかかる|ひ||こな||はらいのける||||||

理由 なんて 要ら ない の か な … 考え ちゃ いけない の か な … りゆう||いら|||||かんがえ|||||

敵 、 テキ 、 て き 、 敵 、 みんな 敵 ! てき||||てき||てき

僕 を … 僕ら を 脅かす もの 、 つまり 敵 。 ぼく||ぼくら||おびやかす|||てき

そう さ 、 自分 の 命 を 、 自分 達 の 命 を 、 自分 で 守って 、 何 が 悪い ん だ ! ||じぶん||いのち||じぶん|さとる||いのち||じぶん||まもって|なん||わるい||

敵 、 テキ 、 て き 、 敵 、 僕 の 敵 ! 僕 の 敵 ! てき||||てき|ぼく||てき|ぼく||てき

畜生 、 チクショウ 、 ちく しょ う 、 ちくしょう||||

よくも トウジ を 傷つけ 、 母さん を 殺し た な ! |||きずつけ|かあさん||ころし||

父さん ! とうさん

なぜ お 父さん が 嫌い な の ? 当たり 前 だ よ ! あんな 父親 なんて 。 ||とうさん||きらい|||あたり|ぜん||||ちちおや|

お 父さん が 分から ない の ? 当たり 前 だ よ … ほとんど 会った 事 も ない ん だ もの … |とうさん||わから|||あたり|ぜん||||あった|こと|||||

だから 嫌い な の ? そう さ 、 父さん は 僕 が いら ない ん だ 、 |きらい|||||とうさん||ぼく|||||

父さん が 僕 を 捨て た ん だ ! その 代わり が 私 な の ? とうさん||ぼく||すて|||||かわり||わたくし||

そう さ ! そう に 決まって る ! 綾 波 が いる から 僕 は 捨て られ た ん だ ! ||||きまって||あや|なみ||||ぼく||すて||||

自分 から 逃げ出し た くせ に 。 じぶん||にげだし|||

うるさい 、 うるさい 、 うるさい !

父さん が みんな 悪い ん じゃ ない か ! とうさん|||わるい|||| Aren't all dads bad!

あの 時 だって 、 ほんと は 父さん に 嫌い だって 言う つもり で ! |じ||||とうさん||きらい||いう||

これ に 乗って 、 恐い 目 に 遭え って 言う の ? 父さん 。 - そうだ 。 ||のって|こわい|め||あえ||いう||とうさん|そう だ

なん だ よ 、 嫌 だ よ 、 何 を 今更 な ん だ よ |||いや|||なん||いまさら||||

父さん に は 僕 が いら ない ん じゃ なかった の ? とうさん|||ぼく|||||||

必要 だ から 呼 ん だ まで だ 。 ひつよう|||よ||||

なぜ 、 僕 な の ? 他の 人間 に は 無理 だ から なぁ 。 |ぼく|||たの|にんげん|||むり|||

無理 だ よ そんな の 、 見 た 事 も 聞い た 事 も ない の に できる わけない よ ! むり|||||み||こと||ききい||こと|||||||

違う 、 僕 は 知って い た 。 ちがう|ぼく||しって||

そう だ 、 僕 は エヴァ を 知って た ! ||ぼく||||しって|

そして あの 時 、 僕 は 逃げ出し た ん だ ! 父さん と 母さん から ! ||じ|ぼく||にげだし||||とうさん||かあさん|

現在 、 L . C . L . の 温度 は 36 を 維持 、 酸素 密度 に 問題 なし 。 げんざい|l|c|l||おんど|||いじ|さんそ|みつど||もんだい|

放射 電磁 パルス 異常 無し 。 波形 パターン は B 。 ほうしゃ|でんじ||いじょう|なし|はけい|ぱたーん||b

各 計測 装置 は 正常 に 作動 中 。 かく|けいそく|そうち||せいじょう||さどう|なか

サルベージ 計画 の 要綱 。 たった 一 ヶ月 で できる なんて 、 さ っす が 先輩 です ね ! |けいかく||ようこう||ひと|かげつ|||||||せんぱい||

残念 ながら 原案 は 私 じゃ ない わ 。 10 年 前 に 実験 済み の データ な の よ 。 ざんねん||げんあん||わたくし||||とし|ぜん||じっけん|すみ||でーた|||

そんな こと あった ん です か ? エヴァ の 開発 中 に ? ||||||||かいはつ|なか|

まだ ここ に 入る 前 の 出来事 よ 。 |||はいる|ぜん||できごと|

母さん が 立ち会った らしい けど 、 私 は データ しか 知ら ない わ 。 」 かあさん||たちあった|||わたくし||でーた||しら||

その 時 の 結果 は 、 どう だった ん です か ? 失敗 し た らしい わ 。 |じ||けっか|||||||しっぱい||||

優しい … あったかい … 人 の 温もり な の か な やさしい||じん||ぬくもり||||

これ が … 知ら なかった な … ||しら||

サビ シイ って 何 ? これ まで 分から なかった 。 でも 今 は 分かる よう な 気 が する 。 さび|しい||なん|||わから|||いま||わかる|||き||

シアワセ って 何 ? これ まで は 分から なかった 。 でも 今 は 分かる 気 が する 。 ||なん||||わから|||いま||わかる|き||

優しく し て くれる ? 他の 人 が 。 うん 。 やさしく||||たの|じん||

どうして ? それ は 、 僕 が エヴァ の パイロット だ から 。 |||ぼく||||ぱいろっと||

僕 が エヴァ に 乗って いる から 、 大事 に し て くれる 。 ぼく||||のって|||だいじ||||

それ が 、 僕 が ここ に い て も いい 理由 な ん だ 。 僕 を 支え て いる 全て な ん だ 。 ||ぼく||||||||りゆう||||ぼく||ささえ|||すべて|||

だから 僕 は 、 エヴァ に 乗ら なきゃ いけない 。 |ぼく||||のら||

乗って ? 敵 … そう 、 みんな が 敵 と 呼 ん で いる もの と 戦わ なきゃ いけない 。 のって|てき||||てき||よ||||||たたかわ||

戦って ? 勝た なきゃ いけない … たたかって|かた||

そう 、 負け ちゃ いけない ん だ 。 |まけ||||

みんな の 言う 通り に エヴァ に 乗って 、 みんな の 言う 通り に 勝た なきゃ いけない ん だ 。 ||いう|とおり||||のって|||いう|とおり||かた||||

そう じゃ ない と 、 誰 も 、 誰 も … 誰 も … ||||だれ||だれ||だれ|

がんばって ね がんばって ね

な に やって ん の 、 ちゃんと し なさい よ がんばれ や ~ !

がんばれ よ ! よく やった な 、 シンジ

ミサト さん も 、 リツコ さん も 、 アスカ も 、 トウジ も 、 ケンスケ も 、 父さん も 、 ||||||||||||とうさん|

誉め て くれる ん だ 。 ほめ||||

エヴァ に 乗る と 誉め て くれる ん だ ! … こんな 僕 を 。 ||のる||ほめ||||||ぼく|

みんな も 乗れ 、 って 言って る ん だ 、 父さん を … 僕 を 捨て た 父さん を 見返し て やる ん だ ! ||のれ||いって||||とうさん||ぼく||すて||とうさん||みかえし||||

がんばって ね 僕 は がんばって る 。 がんばって る ん だ ! ||ぼく|||||||

… 誰 か 僕 に 優しく し て よ 。 こんなに まで 戦った ん だ 。 こんなに 一生懸命 戦って いる ん だ 。 だれ||ぼく||やさしく||||||たたかった||||いっしょうけんめい|たたかって|||

僕 の 事 を 大事 に し て よ 、 僕 に 優しく し て よ ! ぼく||こと||だいじ|||||ぼく||やさしく|||

優しく し てる わ よ ? やさしく||||

ねえ シンジ 君 、 私 と 一 つ に なり たい ? ||きみ|わたくし||ひと||||

心 も 体 も 一 つ に なり たい ? こころ||からだ||ひと||||

それ は 、 とても とても 気持ち いい こと な の よ 。 いい の よ 、 私 は いつ だって いい の 。 ||||きもち|||||||||わたくし|||||

ほら ぁ バカ シンジ 。 私 と 一 つ に なり たく ない ? ||ばか||わたくし||ひと|||||

心 も 体 も 一 つ に なり たく ない ? こころ||からだ||ひと|||||

それ は とても とても 気持ち の いい こと な ん だ から さ ぁ 。 ||||きもち|||||||||

この 私 が 言って ん の よ 。 さっさと 来 なさい よ 。 |わたくし||いって|||||らい||

碇 君 、 私 と 一 つ に なり たい ? いかり|きみ|わたくし||ひと||||

心 も 体 も 一 つ に なり たい ? こころ||からだ||ひと|||| Do you want your mind and body to become one?

それ は 、 とても とても 気持ち いい こと な の よ 。 碇 君 。 ||||きもち||||||いかり|きみ

私 と 一 つ に なり たい ? 心 も 体 も 一 つ に なり たい ? わたくし||ひと|||||こころ||からだ||ひと||||

とても とても 気持ち いい こと な の よ 。 ||きもち|||||

ほら 、 安心 し て 、 心 を 解き放って 。 |あんしん|||こころ||ときはなって

全 探査 針 、 打ち込み 終了 。 電磁 波 形 、 ゼロ マイナス 3 で 固定 さ れ て い ます 。 ぜん|たんさ|はり|うちこみ|しゅうりょう|でんじ|なみ|かた||まいなす||こてい|||||

自我 境界 パルス 、 接続 完了 。 了解 。 じが|きょうかい||せつぞく|かんりょう|りょうかい

サルベージ 、 スタート 。 了解 、 第 1 信号 を 送り ます 。 |すたーと|りょうかい|だい|しんごう||おくり|

エヴァ 、 信号 を 受信 。 拒絶 反応 無し 。 |しんごう||じゅしん|きょぜつ|はんのう|なし

続け て 、 第 2 、 第 3 信号 送信 開始 。 つづけ||だい|だい|しんごう|そうしん|かいし

対象 カテクシス 異常 無し 。 デス トル ドー 、 認め られ ませ ん 。 たいしょう||いじょう|なし||||みとめ|||

了解 、 対象 を ステージ 2 へ 移行 。 … シンジ 君 ! りょうかい|たいしょう||すてーじ||いこう||きみ

バカ シンジ ! シンジ 君 ! ? ばか|||きみ

お ぅ 、 シンジ ! や ぁ 、 シンジ !

碇 君 シンジ 君 ! いかり|きみ||きみ

バカ シンジ ! シンジ 君 ! ? ばか|||きみ

おい 、 シンジ ! や ぁ 、 シンジ !

碇 君 」 ) いかり|きみ

だめ です 、 自我 境界 が ループ 上 に 固定 さ れ て い ます ! ||じが|きょうかい|||うえ||こてい|||||

全 波形 域 を 全 方位 で 照射 し て み て ! ぜん|はけい|いき||ぜん|ほうい||しょうしゃ||||

だめ だ わ … 発信 信号 が クライン 空間 に 捕われ て いる … |||はっしん|しんごう|||くうかん||とらわれ||

どういう 事 ? つまり 、 失敗 。 |こと||しっぱい

干渉 中止 、 タンジェント グラフ を 逆転 、 加算 数値 を ゼロ に 戻し て 。 かんしょう|ちゅうし||ぐらふ||ぎゃくてん|かさん|すうち||||もどし|

Q エリア に デス トル ドー 反応 、 パターン セピア 。 q|えりあ|||||はんのう|ぱたーん|せぴあ

コア パルス に も 変化 が 見 られ ます ! プラス 0.3 を 確認 ! こあ||||へんか||み|||ぷらす||かくにん

現状 維持 を 最 優先 、 逆流 を 防 い で ! はい ! げんじょう|いじ||さい|ゆうせん|ぎゃくりゅう||ふせ|||

変 です 、 塞き止め られ ませ ん ! これ は … へん||せきとめ|||||

なぜ … 帰り たく ない の ? シンジ 君 … |かえり|||||きみ

分から ない 、 分から ない … わから||わから|

僕 は … 僕 は … ぼく||ぼく|

何 を 願う の ? 何 を 、 願う の ? なん||ねがう||なん||ねがう|

何 を 願う の ? 何 を 願う の ? なん||ねがう||なん||ねがう|

エヴァ 、 信号 を 拒絶 ! L . C . L . の 自己 フォーメーション が 分解 し て いき ます ! |しんごう||きょぜつ|l|c|l||じこ|||ぶんかい||||

プラグ 内 、 圧力 上昇 ! 現 作業 中止 、 電源 落とし て ! ぷらぐ|うち|あつりょく|じょうしょう|げん|さぎょう|ちゅうし|でんげん|おとし|

だめ です 、 プラグ が イクジット さ れ ます ! ||ぷらぐ|||||

シンジ 君 ! ! ! |きみ

ここ は … エヴァ の 中 だ よ 。 ||||なか||

エヴァ の 中 ? 僕 は また 、 エヴァ に 乗った の か … ||なか|ぼく|||||のった||

どうして … もう エヴァ に は 乗ら ない の ? |||||のら||

僕 は エヴァ に は もう 乗ら ない って 、 決め た ん です 。 ぼく||||||のら|||きめ|||

でも あなた は 乗った わ 。 エヴァンゲリオン 初 号 機 に 。 |||のった|||はつ|ごう|き|

シンジ 君 。 あなた は エヴァ に 乗った から 、 今 ここ に いる の よ 。 |きみ|||||のった||いま|||||

エヴァ に 乗った から 今 の あなた に なった の よ 。 ||のった||いま||||||

その 事 を 、 エヴァ に 乗って い た 事実 を 、 今 まで の 自分 を 、 自分 の 過去 を 、 否定 する 事 は でき ない わ 。 |こと||||のって|||じじつ||いま|||じぶん||じぶん||かこ||ひてい||こと||||

ただ 、 これ から の 自分 を どう する か は 、 自分 で 決め なさい 。 ||||じぶん||||||じぶん||きめ|

僕 は … 僕 は … ぼく||ぼく|

人 一 人 、 人 一 人 助け られ なく て 、 何 が 科学 よ … じん|ひと|じん|じん|ひと|じん|たすけ||||なん||かがく|

シンジ 君 を 返し て … 返し て よ ! |きみ||かえし||かえし||

匂い … 人 の 匂い … ミサト さん … ? 綾 波 … ? におい|じん||におい|||あや|なみ

いや 、 違う … そう だ 、 お 母さん の 匂い だ … |ちがう||||かあさん||におい|

セカンド インパクト の 後 に 生き て いく の か 、 この 子 は 。 この 地獄 に 。 せかんど|いんぱくと||あと||いき||||||こ|||じごく|

あら 、 生き て い こ う と 思え ば 、 どこ だって 天国 に なる わ よ 。 |いき||||||おもえ||||てんごく||||

だって 、 生き て いる ん です もの 。 幸せ に なる チャンス は 、 どこ に でも ある わ 。 |いき||||||しあわせ|||ちゃんす||||||

そう か … そう だった な 。

母さん … かあさん

決め て くれ た ? 男 だったら シンジ 、 女 だったら レイ と 名づける 。 きめ||||おとこ|||おんな||れい||なづける

シンジ … レイ … |れい

母さん … かあさん

シンジ 君 ! |きみ

初 号 機 の 修復 、 明後日 に は 完了 する わ 。 はつ|ごう|き||しゅうふく|みょうごにち|||かんりょう||

結局 、 神様 の 力 まで 道具 と して 使っちゃ う の ね 、 人間 って 奴 は 。 けっきょく|かみさま||ちから||どうぐ|||つかっちゃ||||にんげん||やつ|

どう かしら 。 委員 会 で は 凍結 案 も 出 て いる そう よ 。 ||いいん|かい|||とうけつ|あん||だ||||

人造 人間 エヴァンゲリオン 。 じんぞう|にんげん|

人 が 作った にし て は 、 未知 の ブラック ボックス が 大き すぎ ない ? じん||つくった||||みち||ぶらっく|ぼっくす||おおき||

ま 、 結果 と して シンジ 君 が 助かった から いい けど さ 。 |けっか||||きみ||たすかった||||

私 の 力 じゃ ない わ 、 あなた の 力 ね 、 多分 … わたくし||ちから||||||ちから||たぶん

ど ぉ ? 久しぶり に 飲 ん で か ない ? ||ひさしぶり||いん||||

ん 、 ごめん ! 今日 は 、 ちょ っち 、 ね … そう … ||きょう|||||

じゃ 。

シンジ 君 が 無事 と 分かったら 、 男 と 密 会 と は ね … 人 の 事 は 言え ない か … |きみ||ぶじ||わかったら|おとこ||みつ|かい||||じん||こと||いえ||

リツコ は 今ごろ 、 いやらしい 女 だって 軽蔑 し てる わ ね 。 きっと 。 ||いまごろ||おんな||けいべつ|||||

情 欲 に 溺れ て いる 方 が 、 人間 と して リアル だ 。 少し は 欺け る さ 。 じょう|よく||おぼれ|||かた||にんげん|||りある||すこし||あざむけ||

うち の 諜報 部 を ? それとも 碇 司令 や リツコ ? ||ちょうほう|ぶ|||いかり|しれい||

それとも あたし ? いや 、 自分 を 。 |||じぶん|

他人 を 、 でしょ ? あなた 、 人 の 事 に は 興味 ない もの 。 たにん||||じん||こと|||きょうみ||

そのくせ 寂し がる 。 ほんと お 父さん と 同じ ね 。 |さびし||||とうさん||おなじ|

たばこ 、 まだ 吸って た ん だ な 。 ||すって||||

こういう 事 の 後 に しか 吸わ ない わ 。 だから 、 知って る の は 加持 君 だけ よ 。 |こと||あと|||すわ||||しって||||かじ|きみ||

そい つ は … 光栄 だ な 。 |||こうえい||

で 、 人類 補完 計画 。 どこ まで 進 ん でる の ? |じんるい|ほかん|けいかく|||すすむ|||

人 を 滅ぼす アダム 。 なぜ 地下 に 保護 さ れ てる の ? じん||ほろぼす|||ちか||ほご||||

それ が 知り たく て 、 俺 と 会って る ? ||しり|||おれ||あって|

それ も ある わ 。 正直 ね 。 ||||しょうじき|

ご 婦人 に 利用 さ れる の も 光栄 の 至り だ が 、 こんな 所 じゃ 喋れ ない よ 。 |ふじん||りよう|||||こうえい||いたり||||しょ||しゃべれ||

今 は 私 の 希望 が 伝われ ば いい の 。 いま||わたくし||きぼう||つたわれ|||

ネルフ 、 そして 碇 司令 の 本当 の 目的 は 何 ? ||いかり|しれい||ほんとう||もくてき||なん

こっち が 知り たい よ … ||しり||

ちょっと … 誤 魔 化 さ ない で よ … こんな 事 で … |ご|ま|か||||||こと|

や だ ! 変 な もの 入れ ない で よ ! ||へん|||いれ|||

こんな 時 に 、 も ぉ ! 何 ? |じ||||なん

プレゼント さ 、 8 年 ぶり の 。 ぷれぜんと||とし||

最後 かも しれ ない が な … さいご|||||

ゼーレ に より 拉致 さ れる 冬 月 。 その 脳裏 を よぎる 過去 の 記憶 。 |||らち|||ふゆ|つき||のうり|||かこ||きおく

1999 年 の 京都 から すべて が 始まった 。 とし||みやこ||||はじまった

ネルフ は 果たし て 人類 の 砦 たり うる の か 。 ||はたし||じんるい||とりで||||