勇者 ヨシヒコ と 導か れ し 七人 ＃08 ゆうしゃ|||みちびか|||なな り

今 眠い 人 は 録画 を ｾｯﾄ ｡ いま|ねむい|じん||ろくが||

危ない 危ない …｡ あぶない|あぶない

皆 さ ～ ん 女 盗賊 の ｸﾚｱ で ～ す ｡ みな|||おんな|とうぞく||||

皆さん おとなしく 食料 と お 金 こちら に 置いて って くださる ？ みなさん||しょくりょう|||きむ|||おいて||

ん ？ なんで 置いて か なきゃ いけない の ？ ||おいて||||

ん ん ん ？ なんで ？ なんで って 聞いた ？ ||||||きいた

聞いた ｡ えっ … ちょ …｡ きいた||

や だ … え なに ？ えっ …｡

なん な んだ ｡

いや そりゃ あ ねえ 私 が お ｷﾚｲ だ から でしょう ？ ||||わたくし||||||

あ ？ ま ぁ 待て ﾑﾗｻｷ ｡ 冷静に ｡ |||まて||れいせいに

盗賊 って の はな 戦って 何 か を 奪う もの だ ｡ とうぞく||||たたかって|なん|||うばう||

それ は 普通の 盗賊 でしょ ？ ほら 私 は 美人 だ から ｡ ||ふつうの|とうぞく|||わたくし||びじん||

たいてい の 旅 の 者 は ➡ ||たび||もの|

｢ あっ ｸﾚｱ さん どうぞ ！ わ ～ もう 持って って ください ｡ ね ｣ ||||||もって|||

って 言う ｡ ｳｿ つけよ ｡ ｳｿ じゃ ない わ よ ｡ |いう|||||||

ま ぁ あなた みたいな 人 は ➡ ||||じん|

そういう 体験 した こと ない から ね わかん ない かも しれ ない けど ｡ |たいけん|||||||||||

なんだ と この やろう …｡ は いはい 笑って 怒ら ない ｡ ||||||わらって|いから|

怖い から 笑って 怒ら ない ｡ 落ち着いて ください ﾑﾗｻｷ さん ね ｡ こわい||わらって|いから||おちついて||||

どう する ﾖｼﾋｺ お 渡し し ます か ？ ||||わたし|||

少し なら ｡ おい ！ ﾀﾞﾒ ｰ ｯ ｡ すこし|||||

ぜ って え 米粒 ひと つ 渡さ ね ～！ |||こめつぶ|||わたさ|

こんな 美人 な のに ？ 関係 ねえ し ｡ |びじん|||かんけい||

食料 は 渡さ ん ｡ しょくりょう||わたさ|

が …｡

今夜 一緒に 食事 を した うえ に ちょ ちょっと な ｡ こんや|いっしょに|しょくじ|||||||

おい お っ さん ぶ っ 倒す ぞ ｺﾗ ！ ||||||たおす||

あの ま ぁ そうです ね ｡ 確かに 盗賊 である ならば ➡ |||そう です||たしかに|とうぞく||

戦わ ない と お 渡し は でき ない か なぁ と 思い ます よ ね ｡ たたかわ||||わたし|||||||おもい|||

え ～ ｳｿ でしょ 聞いて ない ｡ |||きいて|

聞いて ない と は 誰 から ？ きいて||||だれ|

も ～ は いはい ｡ わかり ました 戦 いま ～ す ｡ |||||いくさ||

もう すぐ 置 い と いて よ ｡ すみません ｡ ||お|||||

はい ｡ やる の か ｡

できれば 女 は 斬り たく ない が …｡ |おんな||きり|||

私 を ただ の 女 だ と 思ったら 大 間違い よ ｡ わたくし||||おんな|||おもったら|だい|まちがい|

よし もう 俺 が やって やる よ …｡ ||おれ||||

あ あ … 薙 刀 の 先生 は ？ ||な|かたな||せんせい|

先生 ？ あっ ごめんなさい ね ｡ せんせい|||

あの 薙 刀 の 指導 して … 指導 の 先生 で ｡ |な|かたな||しどう||しどう||せんせい|

ちょっと 忘れて て ｡ 一緒に やろう やろう ｡ |わすれて||いっしょに||

はい すみません お 願い し ます ｡ 殺陣 師 の 森田 です ｡ |||ねがい|||さつじん|し||もりた|

え ～ じゃあ 先週 やった な ｡ ||せんしゅう||

え ～ 女性 は こう 左手 添えて 構える よ ｡ |じょせい|||ひだりて|そえて|かまえる|

そう す ～ っと 立って ｡ 先週 … わかん ない もう 忘れちゃ った ｡ |||たって|せんしゅう||||わすれちゃ|

やっちゃ った 忘れちゃ った ？ はい ｡ いい や いい や ｡ ||わすれちゃ||||||

振りかぶる よ ｡ はい ｡ ｽｯ と 振りかぶって ｽｯ と ｡ ふりかぶる|||||ふりかぶって||

ちょっと もう 近い って ！ もう 距離 感 ！ ||ちかい|||きょり|かん

何 やって ん の ｱﾝﾀ ｡ ずっと 付き人 さん ついて …｡ なん||||||つきびと||

で 振りかぶって 振りかぶって みて ｡ はい ｡ |ふりかぶって|ふりかぶって||

あぁ もう しつこい ！ 違う 違う ねぇ あの さ ➡ |||ちがう|ちがう|||

そもそも さ 日 が 出て ない から 今日 ｡ ||ひ||でて|||きょう

いら ない んじゃ ない 傘 ｡ 日 が 出て ない とき が 一 番 ﾔﾊﾞｲ の ｡ ||||かさ|ひ||でて||||ひと|ばん||

あっ そう な んだ …｡

じゃあ いろいろ ある けど 振りかぶって みよう ね ｡ ||||ふりかぶって||

そう ｽｯ と …｡ いけ そう いけ そう …｡

もう 少し 腰 を 落とした ほう が …｡ 腰 ？ |すこし|こし||おとした|||こし

ねえ ねえ ﾖｼﾋｺ は 教え なくて いい んじゃ ない ？ 先生 いる から ｡ ||||おしえ|||||せんせい||

す っ ごい かっこいい ｡

誰 だ ｷﾐ は 殺陣 は 森田 が 教える よ ｡ なんか 難しく ない ？ だれ||||さつじん||もりた||おしえる|||むずかしく|

いや ちょっと で も あ ～ わかん ない や っぱ 難しい ｡ |||||||||むずかしい

や っぱ なんか 無理 かも しん ない ｡ ( ﾒﾚﾌﾞ ) ほら ２ 人 で 言う から …｡ |||むり||||||じん||いう|

私 基本 的に ﾗﾌﾞｽﾄ ｰ ﾘ ｰ が 中心 な んです よ ｡ わたくし|きほん|てきに||||||ちゅうしん||ん です|

だから なんか こういう …｡

野蛮な やつ は ちょっと 無理 かも しん ない ｡ やばんな||||むり|||

だったら 帰れよ ｡ |かえれよ

そう し ます 今日 は 早く 帰って ｵｲﾙﾏｯｻ ｰ ｼﾞ し ます ｡ |||きょう||はやく|かえって|||||

あ ～ それ が いい かも しれ ないで すね ｡

なんか ごめんなさい ね 次 は ちゃんと ｾﾘﾌ 覚えて き ます ｡ |||つぎ||||おぼえて||

ごめんなさい 気持 が どうしても で …｡ |きもち|||

あぁ そう か そう か べつに いい んです よ ｡ |||||||ん です|

台本 と か に 頼 ん なくて 全然 大丈夫です から ｡ だいほん||||たの|||ぜんぜん|だいじょうぶ です|

台本 捨てちゃ って ね ｡ じゃ すみ ませ ん ｡ だいほん|すてちゃ||||||

失礼 し ます ｡ あぁ 疲れた ｡ ｸﾚｱ さん それ …｡ しつれい||||つかれた|||

あの 付き人 ｸﾋﾞ に した ほう が いい んじゃ ねえ かな ｡ |つきびと|||||||||

≪ ｸﾚｱ さん から みた らし 団子 の 差し入れ いただき ました ！ |||||だんご||さしいれ||

取る どころ か 置いて った ね ｡ ﾎﾝﾄ ﾑｶ つく な 女優 って ｡ とる|||おいて|||||||じょゆう|

そう な んだ よ ｡

結婚 する と ﾏｼﾞ 大変だ よ ｡ 知ら ねえ よ ｡ けっこん||||たいへんだ||しら||

( ﾒﾚﾌﾞ ) ﾖｼﾋｺ よ おそらく 気づいて いる と 思う が ➡ ||||きづいて|||おもう|

もう すでに 玉 は ６ つ ある ｡ ||たま|||

そう です ね 残る は あと １ つ ｡ |||のこる|||

そろそろ 仏 が 出て きて ありか を 教えて くれる んじゃ ね ？ |ふつ||でて||||おしえて|||

ただ この前 は 不倫 が ﾊﾞﾚ て 大わらわ だった から な ｡ |この まえ||ふりん||||おおわらわ|||

あの 問題 は そう 簡単に 片づく もの じゃ ねえ ｡ |もんだい|||かんたんに|かたづく|||

おっと 噂 を すれば 仏だ あれ … ない ｡ |うわさ|||ぶつだ||

はい どうも お 疲れ さ まで す ｡ |||つかれ|||

え ～ ﾖｼﾋｺ 御 一行 様 で よろしい です か ね ？ ||ご|いっこう|さま|||||

はい ｡ あら ﾖｼﾋｺ 見え ん の ？ |||みえ||

見える この 仏 は 見える ｡ あら よかった ね ｡ みえる||ふつ||みえる|||

今回 の 仏 は なかなか でき そうな 男 だ な ｡ こんかい||ふつ||||そう な|おとこ||

え ～ すみません ね ちょっと あの ４ 号 の ほう が ➡ |||||ごう|||

とある 事情 で あの ～ 謹慎 中 でして ➡ |じじょう|||きんしん|なか|

今回 は 私 が 担当 さ せて いただき ます んで ｡ こんかい||わたくし||たんとう|||||

( 一同 ) よろしく お 願い し ます ｡ いちどう|||ねがい||

えっ と ﾖｼﾋｺ さん は 玉 人 を お 探し と いう こと で ｡ |||||たま|じん|||さがし||||

はい ｡ 少々 お 待ち ください ね ｡ |しょうしょう||まち||

えっ と … あ ？ なに ？

え ？ な に あの 人 今日 で 謹慎 解け ん の ？ ||||じん|きょう||きんしん|とけ||

あ そう ちょっと 待って ください ね ｡ |||まって||

なんか 仕事 できる 感じ の 仏 も いる んだ ね ｡ |しごと||かんじ||ふつ||||

ん ～ ずっと あの 人 が いい ｡ |||じん||

ﾖｼﾋｺ ｰ ｡

声 は する が 姿 が 見え ない ｡ こえ||||すがた||みえ|

や っぱ こっち は 見え ねえ か ｡ どこ いった かな ｡ ||||みえ|||||

あった あった ここ に あった ｡ こっち に あった ｡

あっ いた ！

はっ はっ あ ～ ん ｡

あっ ﾋﾞｯｸﾘ あ ～ ん ｡

なんか その 音 が する と ➡ ||おと|||

なんか 変身 して やっつけ られ そうな 気 が する ｡ |へんしん||||そう な|き||

もう 慣れろ や ｡ だいぶ 弱って る な ｡ |なれろ|||よわって||

寝て ない の よ ｡ なんか さ ➡ ねて|||||

ﾈｯﾄ で 叩か れる わさ 嫁 に 叩か れる わさ ➡ ||たたか|||よめ||たたか||

なんか やっぱり … あの 仏 って さ ➡ |||ふつ||

不倫 しちゃ ﾀﾞﾒ な 仕事 な んだ ね ｡ ふりん||||しごと|||

不倫 して も いい 仕事 なんて ねえ けど な ｡ ふりん||||しごと||||

うん でも さ こう やって さ 復帰 できた わけじゃ ん ｡ ||||||ふっき|||

復帰 できた わけでしょ ？ ね ｡ ふっき|||

これ から はね ﾎﾝﾄ あの 心 入れ替えて ➡ |||||こころ|いれかえて

あの 頑張ろう と 思って ます ｡ よろしく ね ？ |がんばろう||おもって|||

はい ｡ え ～ じゃあ 次 行く 村 の こと な んだ けども …｡ |||つぎ|いく|むら|||||

仏 ４ 号 ｻﾝｽﾞﾘﾊﾞ ｰ 仏 大学 を ➡ ふつ|ごう|||ふつ|だいがく|

卒業 して い ない と いう の は 本当です か ？ そつぎょう||||||||ほんとう です|

え ぇ あの 私 は …｡ ( 咳払い ) |||わたくし||せきばらい

大学 の 卒業 名簿 に あなた の 名前 が ない んです が ｡ だいがく||そつぎょう|めいぼ||||なまえ|||ん です|

え ぇ あの それ は あの ちょっと 私 …｡ |||||||わたくし

ごめんなさい ｡ ( 咳払い ) |せきばらい

私 通信 教育 の ほう でして ｡ わたくし|つうしん|きょういく|||

おい 学歴 詐称 まで して た ぞ ｺｲﾂ ｡ |がくれき|さしょう|||||

下界 ｺﾝｻﾙﾀﾝﾄ の 資格 も 持って ない んじゃ ない です か ？ げかい|||しかく||もって|||||

え ぇ あの それ あの …｡

あの ちょっと 近い んじゃ ない んです かね あなた は ｡ ||ちかい|||ん です|||

あなた とっても 近い んじゃ ない です か ｡ ||ちかい||||

それ 仏 の 何 を 撮ろう と して ます ？ あなた ねぇ ｡ |ふつ||なん||とろう|||||

え ～ と え ～ と よろしい です か ｡ あの それ は あの …｡

私 持って いる と 思い ます ｡ はい ｡ わたくし|もって|||おもい||

もう いい ！ 次の 村 だけ 教えろ ｡ ||つぎの|むら||おしえろ

うん ﾊﾞﾎﾞﾙ ﾊﾞﾎﾞﾙ の 村 ｡ 南東 の 方向 南東 の 方向 ｡ ||||むら|なんとう||ほうこう|なんとう||ほうこう

資格 は 持って い ます か ？ しかく||もって|||

持って い ない と いう 証言 が あり ます が ｡ もって|||||しょうげん||||

え ぇ ま ぁ それ は です ね あの あの …｡

学歴 詐称 して 何 が 悪い んじゃ ～！ がくれき|さしょう||なん||わるい|

学歴 持って なきゃ 仏 は でき ん の か お前 ら ﾊﾞｶ 野郎 ！ がくれき|もって||ふつ||||||おまえ|||やろう

あ ～ っ やめ なさい もみくちゃ ｡

あ ～ っ もう 暴力 は やめ なさい ｡ |||ぼうりょく|||

ぶつ の は やめ なさい 仏 ｡ やめ あっ …｡ |||||ふつ||

おっと ここ は …｡ ﾀﾞ ｰ ﾏ 神社 じゃ ん ！ ||||||じんじゃ||

なるほど ｡ これ は いい ﾀｲﾐﾝｸﾞ だ な ｡

私 ﾘｾｯﾄ さ れて ただ の 村 の 女 に なった から ➡ わたくし||||||むら||おんな|||

魔法使い に なる ｡ そうだ な ｡ まほうつかい|||そう だ|

お前 は ただ の 魔法使い に なる と いい ｡ おまえ||||まほうつかい||||

ただ の って ？

俺 たち は この ﾀｲﾐﾝｸﾞ だ と 上級 職 が 望める ｡ おれ|||||||じょうきゅう|しょく||のぞめる

上級 職 ？ じょうきゅう|しょく

ある 職業 を ある 程度 極める と ➡ |しょくぎょう|||ていど|きわめる|

別の 職業 も 兼ねた 上級 職 に なれる ｡ べつの|しょくぎょう||かねた|じょうきゅう|しょく||

えっ お前 みたいな ｸｿ 魔法使い でも ？ |おまえ|||まほうつかい|

ｸｿ で は ない ﾑﾗ ｸｿ で は ない ｻｷ よ ｡

いろいろ と 呪文 を 覚えて いる ｡ 使え ない や つな ｡ ||じゅもん||おぼえて||つかえ|||

私 は 賢 者 に なる ！ わたくし||かしこ|もの||

賢 者 て … け け け 賢 者 て ｡ かしこ|もの|||||かしこ|もの|

賢い 者 と 書いて 賢 者 です よ ｡ なんで お前 が よ ｡ かしこい|もの||かいて|かしこ|もの||||おまえ||

よい で は ない か ｡ 早く 魔法使い に なって こい ﾑﾗｻｷ ｡ |||||はやく|まほうつかい||||

は ぁ …｡ け け け 賢 者 って ｡ け け け 賢 者 って ｡ |||||かしこ|もの|||||かしこ|もの|

はい 上級 者 は です ね ➡ |じょうきゅう|もの|||

ご 自分 の 希望 する 上級 職 を 書いて いただいて ➡ |じぶん||きぼう||じょうきゅう|しょく||かいて|

ﾊﾝｺ いただき ます ｡ はい ｡

えっ と 筆 筆 …｡ ||ふで|ふで

ちょっと 筆 取って くる ので 先 に 拇印 押し といて ください ｡ |ふで|とって|||さき||ぼいん|おし||

はい ｡

俺 は ﾊﾞﾄﾙﾏｽﾀ ｰ に なろう ｡ おれ|||||

はい 筆 です ｡ ありがとう ございます ｡ |ふで|||

何 に なる んです か ？ 私 は ﾊﾟﾗﾃﾞｨﾝ に ｡ なん|||ん です||わたくし|||

じゃあ 書 い と いて ください ｡ はい ｡ |しょ|||||

お 待ち の 方 こちら どうぞ ｡ |まち||かた||

おい 待て ！ |まて

こちら は 終わり ました か ？ ||おわり||

ん ？

こりゃ なんて 読む んだ ？ ||よむ|

ｷｻﾏ 命 より も 大事な この 剣 を ｡ すま ん すま ん 許して くれ ｡ |いのち|||だいじな||けん||||||ゆるして|

あの 金 に 換えよう と 思って ｡ |きむ||かえよう||おもって

二度と 同じ 罪 を 犯さ ぬ よう ｡ ありがとう ！ にどと|おなじ|ざい||おかさ|||

ﾖｼﾋｺ ！ 魔法使い に なり ました ！ |まほうつかい|||

よかった な 私 は まだ 書いて る 途中 …｡ ||わたくし|||かいて||とちゅう

ん っ あれ ？ ﾖｼﾋｺ あれ どこ いった ？

手続き 完了 さ て ﾊﾞﾎﾞﾙ の 村 と やら に 向かう と する か ｡ てつづき|かんりょう|||||むら||||むかう|||

いや ﾖｼﾋｺ 消えた ｡ ん ？ ||きえた|

ここ は どこ だ ？

なんだ と ！ 目線 が 低い ｡ ||めせん||ひくい

な っ ！ 私 は … 私 は 犬 に なって いる ｡ ||わたくし||わたくし||いぬ|||

なぜ だ ～ っ ！

どうやら 祭り らしい な ｡ おお ｡ |まつり|||

かん 祭り ？ |まつり

おとこ 祭り だ ｡ |まつり|

あっ おとこ って 読む の か ｡ |||よむ||

こん だけ 賑わって いれば ﾖｼﾋｺ も 嗅ぎつけて やってくる であろう ｡ ||にぎわって||||かぎつけて||

宿屋 でも 探して 待つ と しよう で は ない か ｡ やどや||さがして|まつ||||||

犬 は 嗅覚 が すごい と 聞く が ➡ いぬ||きゅうかく||||きく|

みんな の 持ち物 が 何も ない と 手がかり が なさ すぎる ｡ ||もちもの||なにも|||てがかり||な さ|

みんな は どこ に いる んだ ？

人 だ 道 を 尋ねよう ｡ じん||どう||たずねよう

なに っ 私 と うり二つじゃ ない か ！ ||わたくし||うりふたつじゃ||

あっ 仲間 に なり たい の ？ |なかま||||

いや そういう わけ じゃ ない んです ｡ |||||ん です

まず 私 と あなた は うり二つな んです ｡ |わたくし||||うりふたつな|ん です

いやいや 犬 に 似て る って 言わ れて も ｡ |いぬ||にて|||いわ||

すみません が この 近く に 村 は あり ませ ん か ？ |||ちかく||むら|||||

そんな こと より さ 仲間 に なり たい んだ よ ね ？ ||||なかま||||||

いえ 別に そう いう わけじゃ ｡ |べつに|||

はい これ あげる これ あげたら 仲間 に なる んでしょ ？ |||||なかま|||

きび だんご だ よ ｡ いり ませ ん ！

どうして こんな さ ほど おいし そうじゃ ない 団子 を ➡ |||||そう じゃ||だんご|

もらって 仲間 に なら ない と いけない んです か ？ |なかま||||||ん です|

あれ おかしい な きび だんご 欲しがる 犬 と ➡ |||||ほしがる|いぬ|

鬼 退治 行け って 言わ れた んだ けど な …｡ おに|たいじ|いけ||いわ||||

食べて んじゃ ん ｡ たべて||

あ ～ 人間 の 私 は 拒否 して る のに ➡ |にんげん||わたくし||きょひ|||

犬 の 私 は とてつもなく この だんご が 食べ たい らしい ｡ ｸｿｯ ｡ いぬ||わたくし||||||たべ|||

食べた からに は 仲間 に なって ね ｡ 僕 の 名前 は 桃 太郎 ｡ たべた|||なかま||||ぼく||なまえ||もも|たろう

ﾖｼﾋｺ です ｡ ﾖｼﾋｺ ？ 人間 みたいな 名前 だ ね ｡ |||にんげん||なまえ||

今日 から ﾎﾟﾁ で いい ？ 嫌です ｡ きょう|||||いや です

よし ｡ じゃあ 鬼 退治 行こう か ｡ ||おに|たいじ|いこう|

この 男 も 魔物 退治 に 行く の か ｡ |おとこ||まもの|たいじ||いく||

一緒に いれば 何 か 手がかり が つかめる かも しれ ん ｡ いっしょに||なん||てがかり|||||

とりあえず ついていって みよう ｡

俺 は 嫌だ ぞ こんな 祭り に 参加 する の は ｡ おれ||いやだ|||まつり||さんか|||

しかたなかろう ｡

祭り に 参加 せ ねば 宿 へ も 泊めて は くれ ぬ と 言う んだ から ｡ まつり||さんか|||やど|||とめて|||||いう||

私 関係ない から ﾖｼﾋｺ 捜して くる わ ｡ おう ｡ わたくし|かんけいない|||さがして|||

うわ っ ！ おお っ ！

あら ら ら …｡

あら ？ お前 なんか 見た こと ある な ｡ |おまえ||みた|||

ﾜ ｰ ｵ ！ ﾑﾗ ちゃん に 耕作 ちゃん じゃ ない っす か ｡ ||||||こうさく|||||

あと … ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞｲ ｰ ｸﾞﾙ ｡

あっ ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞﾀｲｶﾞ ｰ ｡ ﾒﾚﾌﾞ だ ｡

ﾜ ｰ ｵ ！ ﾒﾚ ちゃん ！ その ﾎｸﾛ 超 覚えて る っす ｡ |||||||ちょう|おぼえて||

えっ ？ えっ ？ あの ﾖｼﾋｺ の 代わり って こと ？ |||||かわり||

あっ いや いやいや 俺 昔 遊び 人 99 ﾚﾍﾞ だった じゃ ねえ っす か ｡ |||おれ|むかし|あそび|じん||||||

そんで 上級 職 に なって ➡ |じょうきゅう|しょく||

ｽ ｰ ﾊﾟ ｰ ｽﾀ ｰ に なった っす ｡ ﾌｩ ｰ ！ あっ 思い出した ｡ ||||||||||||おもいだした

あの お前 泥 の 中 歩け ねえ ﾔﾂ だ ろ ｡ |おまえ|どろ||なか|あるけ||||

あっ そう っす ね ｡ まだまだ 泥 関係 は ➡ |||||どろ|かんけい|

NG 出さ せて もらって ま ～ す ｡ |ださ||||

最近 じゃ ｽ ｰ ﾊﾟ ｰ ｽﾀ ｰ なんで ➡ さいきん||||||||

歩き も 100 ｍ 以上 は NG に さ せて もらって ま ～ す ｡ あるき|||いじょう||||||||

何 だ ？ 歩き NG って 何 だ ？ なん||あるき|||なん|

で ﾎﾟﾝｼﾞ が 何の 用 だ ｡ ( ﾎﾟﾝｼﾞ ) ちょ ちょ ちょ 耕作 ちゃん ｡ |||なんの|よう||||||こうさく|

名前 ﾎﾟﾝｼﾞ じゃ なくて PJ って 呼んで もらって いい っす か ？ なまえ||||||よんで||||

お なし ゃす ｡ 何 だ ？ ｢ お なし ゃす ｣ って ｡ |||なん|||||

しかも なんか ﾎﾟﾝｼﾞ と いう 訳 わかん ない 名前 を ➡ |||||やく|||なまえ|

なんで PJ と いう ふうに 変換 …｡ そんな ﾒﾚ ちゃん の ﾎｸﾛ を ﾌﾟｯｼｭ ！ |||||へんかん|||||||

やめろ ｡ 触る な 触る な ｡ ( ﾎﾟﾝｼﾞ ) ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ 誰 か いる ～？ |さわる||さわる|||||だれ||

いる よ ｡ ﾎﾝﾄ の 俺 が いる よ ｡ ﾌｩ ｰ ！ ||||おれ|||||

いやいや そう いえば 俺 招待 さ れた ん すよ ｡ この 祭り ？ |||おれ|しょうたい||||||まつり

なん せ ｽ ｰ ﾊﾟ ｰ ｽﾀ ｰ なんで …｡

客寄せ ﾊﾟﾝﾀﾞ ﾊﾟﾝﾀﾞ ﾊﾟﾝﾀﾞ ﾊﾟﾝﾀﾞ ﾊﾟﾝﾀﾞ ﾊﾟﾝﾀﾞ …｡ きゃくよせ||||||

ﾌｩ ｰ ！ 的な ～｡ ||てきな

しかし また 皆さん に 会える と は 思わ なかった ｡ ||みなさん||あえる|||おもわ|

神 って る ～！ かみ||

ねえ ﾁｬﾗ さ 増して ない ？ てい うか 病気 な の か ？ |||まして||||びょうき|||

ﾏｼﾞ きも い ｡ じゃ 明日 早い んで ➡ ||||あした|はやい|

早速 お ふと ぅん いただき ます ｡ さっそく|||||

えっ ここ で 寝 ん の ？ って 寝る わけ ねえ ～！ |||ね||||ねる||

遊び 人 が こんな 時間 に 寝る わけ ねえ ～！ あそび|じん|||じかん||ねる||

ﾒﾚ ちゃん 耕作 ちゃん ｡ ||こうさく|

今 から 繰り出し ん ぐ しちゃ う ？ いま||くりだし||||

俺 たち は 遊び に 来た わけじゃ ねえ ｡ おれ|||あそび||きた||

出た 出た 出 ました いぶし銀 ！ でた|でた|だ||いぶしぎん

あっ いぶ ｼﾙﾊﾞ ｰ ｡

耕作 ちゃん の ｱﾝｸﾞﾘ ｰ ﾎﾞｲｽ ！ こうさく|||||

超 懐かしい ｡ ﾌｩ ｰ ﾜｯﾌ ｰ ！ ちょう|なつかしい||||

許さ ん ！ ゆるさ|

ﾍｲ ｶﾓﾝ ｶﾓﾝ ｡ ﾍｲ ｶﾓﾝ ﾍﾞｲﾋﾞ ｰ ｡

こんな こと を して いる 場合 で は ない ｡ |||||ばあい|||

早く ﾊﾞﾎﾞﾙ の 村 に 行か ない と ｡ はやく|||むら||いか||

は ぁ ～ なんで 僕 が ➡ |||ぼく|

鬼 退治 なんか し なきゃ いけない んだろう ｡ おに|たいじ|||||

えっ ？ 行き たく ない のです か ？ |いき|||の です|

そりゃ そう でしょ ｡

わりと ここ まで ぬるぬる 育て られて きた から さ ｡ ||||そだて||||

なんて いって も 桃 から 生まれて る から ね ｡ |||もも||うまれて|||

桃 から だ と !? そんな わけ が ない でしょ ！ もも||||||||

いや ﾎﾝﾄ らしい よ ｡

ま 自分 で は 覚えて ない んだ けど さ ｡ |じぶん|||おぼえて||||

まあ 当然だ けど ね ｡ 桃 から 生まれた んだ って ｡ |とうぜんだ|||もも||うまれた||

いや ｳｿ だ と 思い ます よ ｡ ||||おもい||

そう な の か な ｡

や っぱ じいさん と ばあさん に 騙さ れて ん の か な ？ ||||||だまさ|||||

当たり前です ｡ 桃 から 人間 が 生まれる など あり え ない ｡ あたりまえ です|もも||にんげん||うまれる||||

ま とにかく 僕 は ゆとり 育ち な わけ よ ｡ ||ぼく|||そだち|||

毎日 ゆとり ゆとり で 生きて きて さ ｡ まいにち||||いきて||

そ したら 急に 鬼 退治 行か ない ？ って ｡ え ～!? って 思った もん ｡ ||きゅうに|おに|たいじ|いか|||||おもった|

それ は なり ます ね ｡ 何の 予兆 も なく ➡ |||||なんの|よちょう||

言わ れた わけです よ ね ？ うん …｡ いわ||わけ です|||

だって 前 の 日 だって さ 大根 の 種 植えて ➡ |ぜん||ひ|||だいこん||しゅ|うえて

おいしく 育つ と いい ねぇ なんて 話して た んだ よ ｡ |そだつ|||||はなして|||

そ したら 起きたら 急に 鬼 退治 お 願い って …｡ ||おきたら|きゅうに|おに|たいじ||ねがい|

急です ね ｡ きゅう です|

うん ｡ まあ 言わ れたら 仕方なく やる ﾀｲﾌﾟ の 人間 なんで ｡ ||いわ||しかたなく||||にんげん|

ゆとり の 特徴 です ね ｡ ||とくちょう||

♬｢ お腰 に つけた きび だんご ｣ おこし||||

ください ！ なんだ ｷｻﾏ ！

ああ 今 こんな 感じ で お腰 に つけて ない んです けど ｡ |いま||かんじ||おこし||||ん です|

あ 大丈夫です よ ｡ ください ｡ |だいじょうぶ です||

はい どうぞ ｡ いただき ます ｡

あ ～ さほど うまく ない けど ➡

仲間 に なり ます ｡ は ～ い ｡ なかま|||||

待って ください ！ 私 と ｺｲﾂ は だいぶ 仲 悪い で すよ ！ まって||わたくし|||||なか|わるい||

え なんで 初対面 で わかん の ？ ||しょたいめん|||

どういう わけ か 本能 が ｺｲﾂ と は 仲 が 悪い と 言って い ます ｡ |||ほんのう|||||なか||わるい||いって||

平気 平気 ｡ 俺 猿 だ けど どっち か って いう と ➡ へいき|へいき|おれ|さる|||||||

猿 っぽく ない ね って 言わ れる から ｡ さる|||||いわ||

意味 が わから ん ！ 完全に 猿 だ ！ いみ||||かんぜんに|さる|

ねえ な んだったら さ 猿 くん ﾘ ｰ ﾀﾞ ｰ で ➡ ||||さる||||||

２ 人 で 鬼 退治 行って きて よ ｡ 無理 ｡ じん||おに|たいじ|おこなって|||むり

待って る から 僕 ここ で ｡ 無理 ～！ まって|||ぼく|||むり

ここ に 集まり し 男 たち よ ！ ||あつまり||おとこ||

今日 は 男 の なか の 男 を 決める 祭り じゃ ！ きょう||おとこ||||おとこ||きめる|まつり|

( 一同 ) お ～！ いちどう|

見事 この 祭 り を 制した 者 に は …｡ みごと||さい|||せいした|もの||

この 光り輝く ｵ ｰ ﾌﾞ を 与えよう ！ |ひかりかがやく|||||あたえよう

( 一同 ) お ～！ ( ﾀﾞﾝｼﾞｮ ｰ / ﾒﾚﾌﾞ / ﾑﾗｻｷ ) なんと っ ！ いちどう|||||||

おい これ っ おい これ っ ｡ 優勝 ﾏｽﾄ じゃ ん ！ ||||||ゆうしょう|||

無理だ ろ ～！ むりだ|

第 一 の 儀 ｡ だい|ひと||ぎ

関白 ｳｫ ｰ ｸ !! かんぱく|||

男 たる も の 亭主関白 が 当たり前 ！ おとこ||||ていしゅかんぱく||あたりまえ

さあ 男 たち よ ！ |おとこ||

亭主関白 を 披露 し ながら 練り歩く が よい ！ ていしゅかんぱく||ひろう|||ねりあるく||

( 一同 ) お ～！ いちどう|

よ ～ し ｡ 玉 取っちゃ る け え のう ｡ ||たま|とっちゃ||||

おう ﾀﾞﾝｼﾞｮ ｰ 頑張る けん ね ！ |||がんばる||

耕作 ちゃん ｶﾞﾝﾊﾞ ！ こうさく||

お前 なんで 出 ねえ の ？ おまえ||だ||

あっ 俺 ｼ ｰ ﾄﾞ なんで 最終 競技 まで 出 なく ていいん す ｡ |おれ|||||さいしゅう|きょうぎ||だ|||

なまる ～！

ｶﾞﾝﾊﾞ ！

さあ 関白 よ 嫁 に いばれ ！ |かんぱく||よめ||

飯 風呂 寝る ！ 飯 風呂 寝る ！ めし|ふろ|ねる|めし|ふろ|ねる

何 な んだ ？ この 競技 は ｡ なん||||きょうぎ|

飯 風呂 寝る ！ 飯 風呂 寝る ！ めし|ふろ|ねる|めし|ふろ|ねる

おお っ 亭主関白 だ ね ～！ ||ていしゅかんぱく||

こんなん ちょ ろ い じゃ ん ｡

飯 風呂 寝る ！ 飯 風呂 寝る ！ めし|ふろ|ねる|めし|ふろ|ねる

なんだ と !?

( ﾑﾗｻｷ ) 石 全力 投球 じゃ ん ！ |いし|ぜんりょく|とうきゅう||

石 に 当たって 倒れた 者 は 負け と なる ｡ いし||あたって|たおれた|もの||まけ||

飯 ！ めし

あっ ！ お っ さん 倒れた ｡ ||||たおれた

耕作 ちゃん だいじ ょび ？ こうさく|||

もう ﾜﾝﾁｬﾝ 行く ？ は ぁ !? ||いく||

ｸｿｯ 無念だ ｡ やはり 歳 に は 勝て ん ｡ |むねんだ||さい|||かて|

いや ものすごい で かい の 当たって っ から ｡ |||||あたって||

これ 当たったら 誰 でも 倒れ っ から ｡ |あたったら|だれ||たおれ||

ﾖｼﾋｺ な に して んだ よ ？

ﾖｼﾋｺ なら 勝てる のに ～！ ||かてる|

なんか 平和 っす ねぇ ｡ |へいわ||

鬼 が 出る 空気 一切 ない っす ね ｡ おに||でる|くうき|いっさい|||

もう 帰る ？ 退治 やめて ｡ |かえる|たいじ|

あなた 事 ある ごと に 帰ろう と し ます ね ？ |こと||||かえろう||||

使命 を 受けた 以上 鬼 は 退治 する べきです ｡ しめい||うけた|いじょう|おに||たいじ||べき です

熱い わ ～｡ ﾎﾟﾁ 超 正義 感 強い よ ね ？ あつい|||ちょう|せいぎ|かん|つよい||

お腰 に つけた みた らし だんご ください な ！ おこし|||||||

あ ～ これ み たらし じゃ ない んです よ ね ｡ ||||||ん です||

ええ ？ み たらし じゃ ねえ の か ｡

ま いっか ！ だんご なら ｡

はい きび だんご どうぞ ｡

あざ ～ す ｡

ん ～！ 噂 どおり の 中途半端な 味 だ な ｡ |うわさ|||ちゅうとはんぱな|あじ||

仲間 なって くれ ん だ よ ね ？ なかま||||||

しゃ ～ なし ｡ 待って ください 桃 太郎 さん ｡ ||まって||もも|たろう|

ｷｼﾞ なんて 味方 に して も 使え ませ ん よ ｡ ||みかた||||つかえ|||

お っ ！ 本人 を 前 に して それ 言っちゃ う ？ ||ほんにん||ぜん||||いっちゃ|

でも 仲間 なり たい って 言う しさ ｡ |なかま||||いう|し さ

せめて 鳥 なら 鷹 と か ｺﾝﾄﾞﾙ と か に し ない と ｡ |ちょう||たか|||||||||

え ～ 怖い じゃ ん ｡ しかし それ くらい 強く ない と ｡ |こわい||||||つよく||

鬼 と 戦う んです よ ？ ｷｼﾞ なんて 一 発 で 殺さ れ ます ｡ おに||たたかう|ん です||||ひと|はつ||ころさ||

う うむ … ｽﾞﾊﾞｽﾞﾊﾞ 傷つく こと 言わ れて る けど ➡ |||きずつく||いわ|||

確かに 否定 は し ない ｡ でも 飛べる しさ ｡ たしかに|ひてい|||||とべる|し さ

ﾎﾝﾄ に 飛べ ん の ？ 今 歩いて きた じゃ ん ｡ ||とべ|||いま|あるいて|||

飛べる わ ！ ﾅﾒ んな ！ 飛べて も 弱い ！ とべる||||とべて||よわい

弱い の ？ う ～ ん …｡ よわい|||

強く は ないで す よ ね ｡ つよく|||||

あっ でも ｽｽﾞﾒ と か より は さすが に 強い と 思い ます ｡ |||||||||つよい||おもい|

ｽｽﾞﾒ と 比較 さ れて も ね ｡ ||ひかく||||

ｽｽﾞﾒﾊﾞﾁ より も 強い ！ |||つよい

う お ～！ で かく 出た ね ｡ じゃあ いい んじゃ ない か な ｡ ||||でた|||||||

桃 太郎 さん ゆとり 過ぎ ます ！ もも|たろう|||すぎ|

鬼 を 倒す なら もっと 強い 仲間 を 集め ない と ﾀﾞﾒ です ！ おに||たおす|||つよい|なかま||あつめ||||

じゃあ 仲間 集め ましょう ｡ ( 猿 たち ) ｲｪ ｰ ｲ ！ |なかま|あつめ||さる||||

やる 気 は ある の か !? |き||||

よし ！ じゃあ きび だんご で どんどん 買収 し ましょう ｡ ||||||ばいしゅう||

ｲｪ ｰ ｲ ！ う ぉい ！

ｷﾂﾈ に つまま れて も なお まったく 動じ ない ｡ |||||||どうじ|

それ が 男 ｡ ||おとこ

少し でも 苦痛 の 表情 を 浮かべれば ➡ すこし||くつう||ひょうじょう||うかべれば

負け と なる ｡ まけ||

( ﾒﾚﾌﾞ ) あれ は 抜く と 見せかけて ➡ |||ぬく||みせかけて

抜か ない と いう いちばん 痛い やつ だ な ｡ ぬか|||||いたい|||

どう する ？ もはや ﾀﾞﾝｼﾞｮ ｰ は 負けて しまった ｡ ||||||まけて|

どう する ？

いや 俺 が 最終 競技 で 勝てば い い ん すよ ね ？ |おれ||さいしゅう|きょうぎ||かてば|||||

それ で みんな が 欲しがって る あの ➡ ||||ほしがって||

玉 ？ もらえる んでしょ ？ たま||

お前 に その 可能 性 を まったく 感じ ない から ➡ おまえ|||かのう|せい|||かんじ||

こう 悩んで いる のだ ｡ |なやんで||

旅 の 者 ！ お前たち 負けて 悔しく ない の か !? たび||もの|おまえたち|まけて|くやしく|||

悔しい です ！ よし よく 言った ！ くやしい||||いった

わし は これ から お前たち を 殴る ｡ ||||おまえたち||なぐる

立て ！ たて

歯 を くいしばれ ！ は||

あざ ～ っす ！

ﾌ ｰ ！ いい 右 持って んじゃ ん ｡ |||みぎ|もって||

う お ～！ あぁ ～ ｲｿｯﾌﾟ ｡

頑張れよ ｡ がんばれよ

今 こうして 殴ら れた 瞬間 に 太陽 が 浮かんで ➡ いま||なぐら||しゅんかん||たいよう||うかんで

新しい 呪文 を 手 に 入れた 私 だ 大木 君 ｡ あたらしい|じゅもん||て||いれた|わたくし||たいぼく|きみ

あ ｸ ｰ ！

ﾒﾚ ちゃん あ ｸ ｰ ！

で どんな 呪文 っす か ？ ||じゅもん||

ﾌﾌｯ 聞き たい か ？ |きき||

いや 正直 そんな 興味 ねえ っす ｡ |しょうじき||きょうみ||

持て 興味 ｡ み きょう て も ｡ もて|きょうみ||||

ん ？ この 危機 的 状況 を ➡ ||きき|てき|じょうきょう|

打開 する 呪文 である こと を 願う ｡ だかい||じゅもん||||ねがう

正直 この 呪文 は すごい ぞ ｡ しょうじき||じゅもん|||

なんといっても この 呪文 の 名 は ➡ ||じゅもん||な|

ﾋｬﾀﾞ …！

う お ～！ 氷 系 の 超 強 ぇや つ じゃ ねえ っす か ｡ ||こおり|けい||ちょう|つよ||||||

ﾏｼﾞ か ｡

甘い ぞ ﾎﾟﾝｼﾞ ！ この 呪文 に かかった 者 は ➡ あまい||||じゅもん|||もの|

週 末 に 会える ｱｲﾄﾞﾙ に 楽曲 が 提供 できる ように なる ｡ しゅう|すえ||あえる|||がっきょく||ていきょう||よう に|

ん ？ ん ？ 何 ？ ん ん ん ？ えっ 氷 系 で は …｡ ||なん|||||こおり|けい||

ない ｡ まったく 同じ 名前 だ が 氷 の 力 は まったく ない ｡ ||おなじ|なまえ|||こおり||ちから|||

そして この 状況 を 打開 できる 力 は まったく ない ｡ ||じょうきょう||だかい||ちから|||

と いう こと で この 呪文 かけて みよう か お前 に ﾋｬﾀﾞ … を ｡ |||||じゅもん||||おまえ|||

いや 俺 表 舞台 に 立ち たい 人間 なんで ➡ |おれ|ひょう|ぶたい||たち||にんげん|

ｱｲﾄﾞﾙ に 楽曲 提供 と か …｡ ||がっきょく|ていきょう||

黙れ ！ だまれ

ﾋｬﾀﾞ …｡

ﾌﾌﾌ … ﾌﾌﾌﾌ わ っ お 似合い です ぞ ｡ |||||にあい||

もしも その ｱｲﾄﾞﾙ が 下積み の のち に 売れよう もの ならば ➡ ||||したづみ||||うれよう||

漫画 家 の おばさん と 深夜 番組 を 任さ れる ように なる ぞ ｡ まんが|いえ||||しんや|ばんぐみ||まかさ||よう に||

え ～ そこ ｺﾞ ｰ ﾙﾃﾞﾝ じゃ ない ん す か ？

最終 の 儀 ｡ さいしゅう||ぎ

東 の 山 に 住まう と いう ➡ ひがし||やま||すまう||

鬼 の 金 棒 を 奪い取り 持ち帰る こと ｡ おに||きむ|ぼう||うばいとり|もちかえる|

そんな きつい 試練 が 待って いた か ｡ ||しれん||まって||

それでは ここ で 招待 選手 を 紹介 しよう ！ |||しょうたい|せんしゅ||しょうかい|

ｽ ｰ ﾊﾟ ｰ ｽﾀ ｰ PJ ！

( 歓声 ) かんせい

( 女 たち ) PJ ！ おんな||

ｸ ｰ なんだ この 水 ！ 雨 だ よ ｡ ||||すい|あめ||

とはいえ ｽ ｰ ﾊﾟ ｰ ｽﾀ ｰ だ から ｽﾓ ｰ ｸ き てる ～！

お前 霧 知ら ねえ の ？ おまえ|きり|しら||

うわ っ 出た ！ うわ いちばん NG の やつ 出た よ ！ ||でた||||||でた|

泥 の やつ 汚 ね ～！ どろ|||きたな|

ちょ っ 耕作 ちゃん やっちゃ って つうか ➡ ||こうさく||||

もう やっちゃ って ！

ぬ お ～ いや ～！

うわ っ ！ 泥 は ね ﾊﾝﾊﾟ ねえ ！ ||どろ||||

ちょ ちょ 耕作 ちゃん 白 ｼｬﾂ 汚れる の ﾏｼﾞ 勘弁 なんで ➡ ||こうさく||しろ||けがれる|||かんべん|

そ ～ っと こう ｽﾗｲｽ っ つうか ➡

優しく 斬って もらって いい っす か ？ やさしく|きって||||

優しく ｽﾗｲｽ に 斬 れる か ！ やさしく|||き||

眉毛 ﾊﾝﾊﾟ ねえ ！ まゆげ||

えっ な に 生きて ん の ？ あの ２ つ ｡ すげ ぇん だ けど ！ |||いきて||||||||

( 鬼 の 叫び声 ) おに||さけびごえ

うわ わ わ ！ 鬼 ﾒｯﾁｬ 叫んで る 鬼 っぺ ～！ |||おに||さけんで||おに|

なんで ここ まで 来て 軽い んだ お前 は ｡ |||きて|かるい||おまえ|

皆 さ ～ ん ！ みな||

皆さん どうして ここ に ？ みなさん|||

ん ？ ﾖｼﾋｺ い … 犬 に ？ |||いぬ|

はい ﾊﾟﾗﾃﾞｨﾝ に なろう と して 手続き して た のです が ｡ ||||||てつづき|||の です|

ﾊﾟﾗﾃﾞｨﾝ に なろう と して 犬 ？ どういう こと ？ |||||いぬ||

やはり 鬼 を 倒し に きた のです か ？ |おに||たおし|||の です|

おう そうだ ｡ この 鬼 を 倒せば 玉 が 手 に 入る んだ ｡ |そう だ||おに||たおせば|たま||て||はいる|

それ は ちょうど いい ｡

私 も 強い 味方 を 揃えて きた のです ｡ ほら ！ わたくし||つよい|みかた||そろえて||の です|

( ﾒﾚﾌﾞ ) ん ？ あれ ？ ( ﾑﾗｻｷ ) うわ っ ﾖｼﾋｺ そっくり ！

ちょっと 待って ｡ あれ 何 だろう ？ |まって||なん|

この 状況 すごく すごく 危機 感 を 感じて いる よ ｡ |じょうきょう|||きき|かん||かんじて||

お 父さん どなた です か ？ |とうさん|||

あっ まずい よ ｡ これ 絶対 まずい よ ｡ ||||ぜったい||

何 が まずい んだ よ ｡ なん||||

ﾖｼﾋｺ は また ﾀﾞ ｰ ﾏ 神社 連れて き ゃ 元 の 勇者 に 戻 んだ ろ ｡ ||||||じんじゃ|つれて|||もと||ゆうしゃ||もど||

違う んだ よ 違う んだ よ ｡ ちがう|||ちがう||

２ つ の 会社 の やつ が ➡ ||かいしゃ|||

っぽい の が 混じり に 混じって る ｡ |||まじり||まじって|

何 な んだ よ ！ その ２ つ の 会社 が どうのこうの って ｡ なん|||||||かいしゃ|||

お 父さん ここに 鬼 が いる んです か ？ |とうさん|ここ に|おに|||ん です|

ねっ あなた お 父さん って 呼ば ないで くれる ？ |||とうさん||よば||

あなた が お 父さん って 呼ば なければ ➡ |||とうさん||よば|

あの ｷﾞﾘ ｷﾞﾘ 逃げ られる から ｡ うん あの うん ｡ |||にげ|||||

皆さん 聞いて ください ｡ みなさん|きいて|

私 は このまま 犬 で も いい か な と 思い 始めた んです ｡ わたくし|||いぬ|||||||おもい|はじめた|ん です

な な んだ と !?

うんと この 状況 で 何 を 言い出した の か な ｡ ||じょうきょう||なん||いいだした|||

犬 と して 自由に 暮らす ｡ 最高な んです ！ いぬ|||じゆうに|くらす|さいこうな|ん です

どこ で ｳﾝｺ を して も いい んです よ ！ |||||||ん です|

いつでも どこ でも ｳﾝｺ が できる んです ！ ||||||ん です

ｳﾝｺ 関連 の 理由 だけ である ならば ➡ |かんれん||りゆう|||

魔 王 を 一緒に 倒して ほしい な と 思い ます ｡ ま|おう||いっしょに|たおして||||おもい|

何 が おかしい んだ ｷﾐ は ？ 何も おもしろく ない よ ｳﾝｺ は ｡ なん||||||なにも|||||

しかし この ｳﾝｺ し 放題 の 生活 は 捨て がたい ｡ ||||ほうだい||せいかつ||すて|

それ に 比べれば 魔 王 など どう で も いい ！ ||くらべれば|ま|おう|||||

いい それ だけ の 理由 なら ﾎﾝﾄ に いい から ➡ ||||りゆう|||||

魔 王 を 倒し ましょう ねっ ｡ とりあえず その 前 に ➡ ま|おう||たおし|||||ぜん|

鬼 倒し ましょう ｡ じゃ みんな で 行き ましょう ｡ おに|たおし|||||いき|

はい こちら です どうぞ ｡ うん いい ﾒﾝﾂ どうぞ ｡

( 鬼 の 叫び声 ) おに||さけびごえ

いや ぁ 揃った 揃った 助け 人 の 玉 ｡ ||そろった|そろった|たすけ|じん||たま

我々 は この先 どう すれば ｡ われわれ||このさき||

しかし 玉 は 手 に 入れた が ➡ |たま||て||いれた|

その 玉 人 は わから ず じまい だった な ｡ |たま|じん||||||

少し ご 足 労 に なる かも しれ ませ ん が ➡ すこし||あし|ろう|||||||

一 度 召喚 して み ましょう か ｡ ひと|たび|しょうかん||||

そう だ な それ が 早い な ｡ うむ ｡ |||||はやい||

それでは …｡

助っ人 召喚 ！ すけっと|しょうかん

おいおい ｡

偽物 で は ない か ！ そんな ﾊﾞｶ な ！ にせもの|||||||

おい 出て こい 仏 ！ |でて||ふつ

あれ だけ 取材 陣 に 追わ れて いて は 出て こ れ んだろう な ｡ ||しゅざい|じん||おわ||||でて||||

兄 様 犬 の まま で いて くだされば ➡ あに|さま|いぬ|||||

ｶﾎﾞｲ に 連れて 帰れた もの を ｡ ||つれて|かえれた||

裏 かぶり 大丈夫 ？ うら||だいじょうぶ