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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵, 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵#05

( メレブ ) うん なんだ あれ ?

( ダンジョー ) 井戸 ?

( ムラサキ ) うん ? こんな 山 の なか の 道 に 井戸 って なんで ?

( ヨシヒコ ) 調べて み ましょう 。 なんで なんで なんで ?

なんで 調べる の ? 最近 やたら と 井戸 を 調べ た がる よ ね 。

井戸 の 中 に 鍵 職人 が 住んで る かも しれ ませ ん 。

住んで る わけな い じゃ ん 井戸 って 水 入って る んだ よ 水 。

それ 住め ない でしょ ? 例 の 青い やつ が 住んで たり 。

もう いい よ いい よ 調べ たい って 言って んだ から →

調べ させりゃ あ いい んだ よ それ で 気 が 済む んだ から 。

ことに よって は 中 に 入り ます が 心配 し ないで ください 。

なんで 中 に 入る ?

♪♪~

なに !?

皆さん こんにちは ~。

♪♪~

♪♪「 井戸 の 中 から じゃ なくて 」

♪♪「 井戸 自体 が 俺 さ 」

♪♪「 井戸 の 中 から と か じゃ なく 」

♪♪「 井戸 自体 が 」

♪♪「 井戸 の 中 から と か じゃ なくて 」

♪♪「 井戸 自体 の おばけ な んです 」

あなた 鍵 職人 で は あり ませ ん か ?

♪♪「 ここ まで は 出 れる けど 」

♪♪「 これ 以上 は 出 ない システム 」

♪♪「 ここ まで は 出 れる けど 」

♪♪「 これ 以上 は 出 ない 俺 さ 」

♪♪「 でも ふっと した 拍子 など に 出 れる こと ある よ ね 」

♪♪「 そんな とき は 羽 を 伸ばして この へん まで 来て しまおう 」

こいつ 井戸 の 魔物 だ よ 。 井戸 の 魔物 ?

いや 恐らく 少し ユニークな かわいそうな 人 だ と 思う 。

くそ っ 井戸 の 魔物 め 。

♪♪「10 秒 以内 に 戻ら ない と 体調 悪く なる 」

♪♪「 嘘 」 すき が ない !

♪♪「 嘘 だ から 平気な んだ よ 元気だ よ ね 」

♪♪「 どちら か と いえば 」 すき あり 。

ギャアー 。

嫌いじゃ ない けど かわいそうな 人 だった な 。

♪♪「 嘘 死んだ と 思わせ と いて 」

♪♪「 実は 生きて いる システム 」

♪♪「 死んだ と 思わせ と いて 」

♪♪「 生きて る の が 俺 さ 」

俺 この 人 好きだ かわいそうだ けど 。

やはり あなた 鍵 職人 で は あり ませ ん か ?

違う から ! こんな システム の 職人 いない でしょ ?

ヨシヒコ ヨシヒコ !

お っ 早速 出た 仏 。

ねぇ ねぇ ねぇ ヨシ 君 ねぇ ヨッ 君 ヨッ 君 。

ヨッ 君 は さ まだ 俺 の こと 肉眼 で 見え ない わけ ?

はい すみません 。 あの さ 金 環 日食 も さ →

もう ずいぶん ねぇ 前 の 話 だ よ 。

だから さ その メガネ が な んだった の か さえ さ →

もう みんな 本当に 忘れちゃ うよ それ だ と 。

別に いんだ よ 見える から 見え さえ すれば 。

いいね はい じゃあ ええ ~ っ →

いい か 次 が サクーラ の 村 に 向かう のだ 。

サクーラ の 村 ? その 村 に は なにやら →

邪悪な 気 が まん延 して おる その 村 の どこ か に →

悪霊 の 鍵 が ある かも しれ ない 。 わかり ました 。

では 頼んだ ぞ さらば だ !

あれ ? あれ ? あれ …? な に あれ どうした ?

今日 普通じゃ ん 。

ごめん ごめん ちょっと わから ない 普通 って いう の は ?

いや いつも だったら こう いろんな こう 浅から ず も ボケ →

いろんな ボケ 差し込んで くる じゃ ん 厄介じゃ ん それ で 。

ちょっと ごめん 本当に わから ない 本当に あの …。

仏だ よ 僕 わかる よ ね ? 仏 仏だ よ ね ? 仏 が さ →

その ボケ って いう の は ちょっと ごめん ほんとに わから ない 。

どういう こと ? 仏 が ボケ わから ない ?

えっ なに ? 自覚 して ない の ? お前 毎回 わけ わかん ない こと →

言って ん ぞ 。 ちょっと ほんとに あの …。

お 嬢ちゃん それ ほんとに 不本意 あの さ 僕 仏 でしょ そう でしょ 。

ねぇ ねぇ その 仏 が わけ の わから ない こと →

言う はず が ない じゃ ない ねぇ いい かな いい かな →

これ で ね さらば だ ! あっ 今日 ネタ ない んだ 。

ちょっと やめて よ そういう ネタ と かさ …。

仏 が ネタ と か …!

や ~ い や ~ い !

ざま みろ この 野郎 ! もう やめて ください !

なるほど 。 多少 治安 は 悪い ようだ な 。

その ようです ね 。

( メレブ ) 仏 の 言う 邪悪な 気 が あれ ならば →

逆に がっかり だ な 。 でも そう っぽく ね ?

注意 して き ます 。 やめ とけ ヨシヒコ 。

相手 する だけ 損だ ぞ 。 あなた たち …。

( こん ぱち ) お前 ら なん ば しよ っと か !

この バカチン が ! や べ え こん ぱち だ よ 。

お前 ら これ から 受験 だって ときに →

人 ん 家 に 石 なんか 投げて て どう すんだ よ !

この 家 の おやじ が 気 に 入ら ねえ から さ 。

はい みんな 注目 !

いい か ? 「 人 」 と いう 字 は ね →

人間 と 人間 が 支えあって 初めて 「 人 」 と いう 字 に なる んです 。

いい か ? お前 ら が 気 に 入ら ない →

おじさん かも しれ ませ ん けれども →

何かしら の 支え に なって る んです 。 ね ?

そ っか 。 そうだ よ な こん ぱっ つ ぁん 。

うん 。 わかったら こんな とこ ブラブラ して ないで →

さっさと 家 帰 ん なさい 。

おい 帰ろう ぜ 。 ああ 。

旅 の お方 です か ? はい 。

少し 騒がしい ところ です が →

ゆっくり 休んで って ください 。

ありがとう ございます 。

治安 は 悪い ようです が →

すばらしい 指導 者 が いる ようです ね 。

お め えら 旅 の もんか ?

そう だ が 。 とっとと 逃げ出した ほう が いい ぜ 。

ここ に は 恐ろしい シャーマン が いる んだ 。

洗脳 さ れた あげく に →

魔物 の 餌 に さ れ ち まう って 話 なんだ 。

嘘 だ と 思って た んだ けど な →

本当だった んだ よ ! 怖 ぇ 怖 ぇよ !

お前 は 何 を 見た んだ ?

そんな の 怖くて 言え ねえ よ !

洗脳 ? え ? 誰 に 洗脳 さ れる って ?

だから シャーマン が いる って 言って た ろ 。 呪術 師 だ 。

手分け して 少し この 村 を 探って み ましょう 。

ああ 。

( こん ぱち ) もっと 愛情 を 持って ください 。

もっと 生徒 たち を 尊重 して …。

どうやら この 館 村 で は 職員 室 と 呼ば れて いる らしい 。

職員 室 ?

( メレブ ) 指導 者 ゆえ に 洗脳 する と すれば →

こいつ ら な のだ が …。

今 言い合い を して る の が →

さっき 会った こん ぱち と いう 男 と →

い ー ぬい と いう 男 だ 。 こん ぱち と い ー ぬい は →

しばしば 方針 の 違い で ぶつかる らしい 。

( ムラサキ ) 今 こん ぱち を 止めた の が ひげ とり って やつ 。

見かけ に よら ず 温和 らしい よ 。

( メレブ ) 今 来た あの 白衣 の 女 あま ぞ と 呼ば れて いる 。

医者 の ような 仕事 も して いる 。

( ダンジョー ) どうやら こん ぱち は あま ぞ に 弱い ようだ な 。

お ? こ ちょ ー ん と きょ と ー んだ 。

どうやら この 組織 を 仕切って る の は あの 2 人 だ 。

たぶん こ ちょ ー ん の ほう が 偉い 。

さっき きょ と ー ん が そば 屋 で ペコペコ して た 。

しかし どの 人 も 村人 を 洗脳 し →

魔物 の 餌 に しよう と して いる ように は 見え ない 。

だが な ヨシヒコ 俺 たち の 目的 は 鍵 だ 。

あいつ ら に 関係 し なきゃ →

洗脳 さ れる こと も なく 餌 に も なら ない 。

はい わかって ます 。

( メレブ ) と いう こと で 俺 は この 古 道具 屋 が くさい と 見て いる 。

うん 鍵 だ から な 。 確かに 古 道具 屋 は くさい 。

よし まずは ここ を 探して みよう 。 はい 。

♪♪~

何 して ん の ? ねえ なんで 割って ん の ? ねえ 。

♪♪~

お前たち 不良だ な !

そんなに 割り たい なら →

学校 の 窓 ガラス 割って くれよ !

♪♪~

こん ぱち 先生 。

こん ぱち 先生 !

う ~ ん なかった ね 鍵 。

メダル も なければ 種 も なかった な 。

なん ば しよ っと ね 松浦 加藤 。

誰 だ ? そりゃ 。 派手に やって くれた で ご ざん す な 。

えっ ? いったい これ は 誰 が やった んです か ?

はい 。 加藤 勝 ほんとに お前 は …。

ヨシヒコ です 。 ヨシヒコ お前 職員 室 来 なさい 。

ちょっと お 話 が ございます 。 えっ あれ ? や ばい じゃ ん 。

早速 連れて いか れちゃ った よ ?

ちょ … あっ 体 が 動か ん ぞ これ 。

ほんとだ 。 なんだ あいつ ?

いい です か ヨシヒコ 。

そう やって 謝れば 済む って 問題 じゃ ないで す よ 。 しかし →

人 に 謝る こと を でき ない 人間 は 先生 いちばん 許し ませ ん 。

しかし 樽 と 壺 は 割って いい と いう ルール が 。

ルール も クソ も ない だろう が !

樽 と か 壺 と か 割って いい なんて ルール →

世界中 どこ 探し たって ないで ご ざんしょう 。

( ひげ とり ) ま ぁま ぁ こん ぱっ つ ぁん 。

今日 は その 辺り に して やって 。

ひげ とり 先生 は ちょっと 黙って て いただけ ます か 。

( あま ぞ ) こん ぱち 先生 。 あっ 来 ました か ユキーノ 。

ヨシヒコ が 来て くれた んです よ 。

《 なんだ ? この 男 が 髪 を かきあげる たび に →

意識 が 混乱 して いく …》

ユキーノ と キミ と の 間 に は 新しい ねっ 命 が 授かり ました 。

命 …。

妊娠 して いる の よ まだ 中学生 な のに 。

( ユキーノ ) ごめん ね ヨシヒコ 君 。

私 ヨシヒコ 君 に は 迷惑 かけ たく ない って 言った んだ けど 。

《 なぜ だ ? もはや 言葉 を 発する こと も でき ない …》

( い ー ぬい ) この 2 人 を 即刻 退学 さ せる べきです 。

い ー ぬい 先生 あなた の 教育 に は 愛 と いう もの が ない んです か ?

《 どういう こと だ これ は …》

ヨシヒコ この 子 に 歩 と いう 名前 を つけ たい んだ 。

歩 …。

「 歩 」 と いう 字 は さ 少し 止まる と 書く んです ねっ 。

少しずつ 止まり ながら ゆっくり 進む 。

どうか そんな 子 に なって ほしい んです 。

はい 。

こん ぱち 先生 …。

うむ ちょいと 時間 が かかり すぎて いる な 。

ヨシヒコ 超 まっすぐだ から な 簡単に だまさ れ そうじゃ ねえ ?

大丈夫だ やつ は 勇者 だ 。

悪霊 の 鍵 を 探す と いう 目的 は 見失っちゃ い ない うん ハハハッ 。

お っ 来た 。

何 が いけない んです か ダンジョ - さん 。

僕たち が 愛し 合って る こと の 結果 な んです よ 。

うん ? 何 を 言い出した ? 急に 。

誰 が 反対 しよう と 僕 は もう 父親 な んです 。

明日 朝 早い ので お やすみ なさい 。

おかしい ぞ これ 。

えっ と 100 パー やられ たく さ いな これ 。

僕 っつ って たな 。

ヨシヒコ しっかり しろ 。

お前 は 勇者 な んだ ぞ ヨシヒコ !

なぜ だ ヨシヒコ なぜ 牛乳 配達 を する 必要 が ある ?

子供 を 育てる に は お 金 が いる んです 。

親 に は 頼れ ませ ん から 。 わかった こん ぱち たち に →

お前 が 子供 を 育てる と いう 洗脳 さ れた んだ な ?

おい ヨシヒコ いいかげん 目 を 覚ませ よ 。

うん なぜに ここ だけ 2 本 な の か な ?

頑張れ ユキーノ さん 。

誰 ? ユキーノ さん って 誰 ? ねぇ 誰 ?

あ ~ よし ! 俺 が こん ぱち と 話 を つけて くる !

おい ダンジョー ! 案外 敵 手強い ぞ 。

ムラサキ こう なったら 我々 も →

こん ぱち を 探ら ない と いけな さ そうだ な 。 うん 。

皆様 に ご 報告 が あり ます 。

リーダー の ヨシヒコ は 洗脳 できた と 思わ れ ます 。

( きょ と ー ん ) それ は すばらしい !

案外 簡単だった な こ ん ぱっ つ ぁん 。 え ぇ 。

( こ ちょ ー ん ) それでは 残り の 3 人 も →

順番 に いう こと を 聞いて もらい ましょう 。

生き が いい 4 人 です から 魔物 様 も 喜ば れ ます よ 。

あっ …。 何 だ 何 だ キミ の 髪 の 毛 は 。

いや …。 キミ の その 髪 の 色 で →

この 村 の 風紀 が 乱れる んだ よ 。

明日 まで に 黒く 染め 直して くる こと 。

い ー ぬい 先生 私 たち は →

機械 や ミカン を 作って る んじゃ ない んです !

人間 を 作って る んです !

こん ぱち 先生 は 生徒 に 甘 すぎる んです 。

お ぉ メレブ やる じゃ ねえ か 。

いや もともと こんな 色 な んです けども 。

うん 気 が 済む まで やってこい それ 。

何で すって !

♪♪~

どう だ 気持 いい か ?

いや もともと こんな 色 なんで 。

( 警笛 )

こら ! 困る よ こん ぱち 君 。

俺 たち は ただ 気持 よく 歩いて る だけ でしょう が 。

お前たち そんな 格好で 歩いて る から な →

村中 が もう こう なっちゃ って る んだ よ お ?

あの 僕 と して は 今 すぐ やめ たい んです けど 。

お っ こん ぱち 君 すぐ やめ ねば 逮捕 の 逮捕 だ 。

逮捕 の 逮捕 って 逮捕 できる もん なら →

逮捕 して みなさ いよ あんた ! 何 だって ?

何 だ よ お前 は えっ ! あっ …。

あんた 教師 の くせ に 手 あげた な !

公務 執行 妨害 で 逮捕 だ ! やかましい よ お前 !

いったい あんた は いつ 定年 する んだ ん ?

いったい あんた は いつ なまり が 取れる んです か !

いく つ だ と 思って る んだ 首 絞めて やる この …。

何 これ 。

何 か 悩み で も ある の か ?

特に これ と いって 。

しょ ぼ い 呪文 しか 覚え られ なくて つらい んだろう 。

こん ぱっ つ ぁん …。

我 も 人 なり 彼 も 人 なり 。

こん ぱっ つ ぁん …。

わかった ?

男 と 女 が 愛し 合う それ で 1 つ の 命 が 誕生 する 。

これ は 当然の こと な の 。

人 は その 大切な 命 を 守る ため に 生きて る の よ 。

何で 私 こんな とこ で 座って る んだろう 。

わかった わ ね ムラサキ さん 。

わかり ます あま ぞ 先生 。

みんな 2 人 の ため に カンパ しよう ぜ !

( 一同 ) お ぉ !

「 親 」 と いう 字 は 木 に 立って 見る と 書いて 親 と 読む んです 。

キミ たち も どうか 生まれて くる 子 を →

木 の 上 から じっと 見守って あげて ください 。

どこ へ 行く 宮沢 保 。

ヨシヒコ です 。 どこ へ 行く ? ヨシヒコ 。

木 に 登って き ます 。

例え でしょう が もう よく 言う よ いい か ?

木 に 登って 子供 を 見る 親 なんか いま せ ん まじめ か !

こん ぱっ つ ぁん …。

なんて こった 3 人 と も どこ 行 っち まったん だ 。

これ じゃあ 悪霊 の 鍵 →

探す どころ じゃ ねえ よ 本当に … ん ?

3 年 B 組 。

( 一同 ) こん ぱち 先生 !

いかん ! 3 人 と も →

こん ぱち に 洗脳 さ れて しまった か !?

( 一同 ) 先生 先生 …。

ヨシヒコ !

ついていく な ! 魔物 の 餌 に な っち まう ぞ !

何 を 言って る んです か ? ダンジョー さん 。

こん ぱち 先生 は すばらしい 先生 な んです よ 。

そう だ ぞ ダンジョー 。 お前 も すばらしい 教訓 を →

こん ぱち さん に いただく と いい 。

もう こん ぱち 先生 なし で は 生きて いけない 。

さ ぁ ダンジョー さん も 行き ましょう 。

(3 人 ) 先生 先生 …。

いかん ! 完全に いか れて いる …。

よい しょ よい しょ …。

さ ぁ これ で そろそろ →

おいしい お 餅 が 出来上がる で ございます よ 。

先生 。 俺 そろそろ →

魔物 の 餌 に なり に いく よ 。

そう か 行って こい 。

俺 も 魔物 の とこ に 行って き ます 。

私 も …。

ヨシヒコ … お前 は どう する んだ 。

私 が 魔物 の 餌 に なる こと で ユキーノ が 丈夫な 子 を →

産む こと が できる なら それ で …。

よし 行って こい 。

はい いっち ょあ が り 。

[ スピ ー カ ]( ダンジョー ) 俺 は ダンジョー 。

[ スピ ー カ ] 勇者 ヨシヒコ と 旅 を して いる 。

お前たち は なぜ 人々 を →

魔物 の 餌 に しよう と して いる のだ 。

魔物 の 餌 だ なんて 。 人 聞き の 悪い …。

俺 たち は 世界 平和 の ため に →

悪霊 の 鍵 を 探さ ねば なら ん のだ !

頼む 俺 の 仲間 を 返して くれ !

ダンジョー …。 [ スピ ー カ ]( きょ と ー ん ) 返す だ なんて …。

いいかげんに し なさい 。

警察 が 来 ます よ !

上等だ 。

それ が お前たち の 教育 な んだ な 。

ダンジョー …。

そっち が その 気 なら →

俺 も その 気 に なる ぜ 。

何 を する んです か ? やめ なさい !

どう する ? 俺 は 本気だ ぜ 。

そんなに 仲間 を 返して ほしい なら →

捧げ 物 の 小屋 に 行けば いい 。

今頃 3 人 と も そこ に いる 頃 だ わ 。

捧げ 物 だ と ?

やっと 認めた な 。

俺 の 仲間 を 魔物 に 捧げる つもりだった な 。

でも あんた も こんな こと を して →

ただ で は 済まない わ よ 。 もう 警察 が 到着 する 頃 です 。

フン ! 覚悟 の うえ だ 。

捧げ 物 でも 何でも →

好きに すれば いい …。

♪♪~

ダンジョー ! ダンジョー !

や ばい ! このまま じゃ ダンジョー が 餌 に な っち まう 。

お前 早く 助けろ よ 。

俺 に どうにか できる わけ ねえ だ ろ 。

どう すんだ よ !

( メレブ ) おい ダンジョー !

(2 人 ) ヨシヒコ ! ダンジョー さん 早く !

ヨシヒコ どうして ! 訳 は 後 で 。 さ ぁ !

待ち なさい !

すみません でした 。

洗脳 さ れた ふり を して 敵 の 状況 を 探って いた のです 。

おいおい 言って くれよ 。

敵 を 欺く に は まず 味方 から と 思い 。

本当に すみ ませ ん 。

ちなみに 俺 たち は 本当に 洗脳 さ れて いた よ 。

なんか 変な 光線 出て た んだ よ ね 。

なぜ だ か ダンジョー の 話 を 聞いて いたら 目 が 覚めた 。

あの 先生 たち は 魔物 に 操ら れて い ます 。

こん ぱち も そう です 。 そして その →

魔物 の 部屋 に 入る ため の 鍵 は こ ん ぱち が 持って い ます 。

やつ は 毎日 それ を 持ち帰って る 。

そろそろ やつ が 来る 頃 です 。 魔物 の 部屋 の 鍵 →

それ は まさに 悪霊 の 鍵 で は ない か 。

来た ぞ !

♪♪~

何 だ お前たち 。 早く 魔物 様 の ところ に 行か なきゃ →

ダメでしょう が 。 先生 。

あなた は 魔物 に 操ら れて いる 。

私 が その 魔物 を 倒し ます 。 鍵 を 渡して ください 。

そう き ました か 。 じゃあ 1 つ →

お 聞き し たい こと が ございます 。 ヨシヒコ →

あなた は なぜ 私 の 洗脳 を 解く こと が できた んです か ?

洗脳 など 最初 から さ れて い ない 。

あなた が 毎回 して いる 漢字 の 例え です が …。

ありゃ ~ いい だろう 。 うん いい んだ いい んだ うん 。

あれ 百発百中 で ございます から ね →

あれ で 落ち ない や つい ねえ もん 。 い ねえ …。

何で お前 落ち ねえ んだ よ 。 私 は …。

その 漢字 を 知ら ない !

よかった 。 ヨシヒコ バカで よかった 。

そう いえば バカだった ね 。 この 人 ね 。

バカチン ? いや 歩く と いう 字 ぐらい は さ ぁ ~。

知ら ん !

ヨシヒコ の 頭 の 中 に は →

悪霊 の 鍵 を 探す こと しか ない のだ !

これ ぞ ! 勇者 。

親 と いう 漢字 など なおさら 知ら ん !

冗談 だ ろ 冗談 。 ハイ !

♪♪「 J O D ! ためて ~」

( いびき )

申し訳ない が しばらく ここ で 眠って もらい ます 。

先生 。 あなた 本当 は すばらしい 先生 な んでしょ ?

待って いろ 。 我ら が すぐに 。

正気 を 取り戻さ せて やる 。

♪♪~

お前 か 村 の 人 たち を 操って いた 魔物 は 。

いけ ~ ヨシヒコ 。

そい つ を 仕留めれば 呪い は 解ける !

う お ぉ ~!

(2 人 ) やった ぞ 。

サクーラ の 村 の 呪い も 解けて よかった な 。

これ で 先生 たち も 本来 の 生活 指導 が できる でしょう 。

つか さ お前 さ →

魔法使い な のに 何で 簡単に 人 の 呪術 に →

ひっかかっちゃ う わけ ? 何 だ ろ ?

結局 …。

人柄 ? お前 本当 ダメだ な 。

おい お前 ら ! あっ 出た 。

ああ 仏 様 。 悪霊 の 鍵 らしき 鍵 を 手 に 入れ ました 。

ごめん ごめん ごめん …。 あの ね それ ね 本当 ごめん →

正直 いう と ね 正直 いう と ね 違って た 。

ない 。 うん 。 消しと いた 偽物 だ から 。

なんて こと だ 。 苦労 して 手 に 入れて ん のに →

軽々しく 偽物 と か 言 いやがって よ ~。

ごめん ちょっと 待って くれる ? ちょっと ごめん …。

ヨッ 君 ヨッ 君 ヨシ 君 。 ヨシ 君 は その 例 の →

金 環 日食 の メガネ さ 。 手 で こう やら なくて も →

はめ れる こと に なって る わけ ? それ は 何 ごめん 。

要するに ベテラン の 域 に 達し たって こと ? それ 。

いい の もう のる の 。 気付いた の 。 ほら 両手 あく し 。

すごい すごい ね 。 本人 が 気付いた んだ から 。

じゃあ じゃあ さ 。 ついでに ついでに って 言い 方 も →

おかしい けども 。 あの 仏 の 新 ネタ 見る ?

( ヒサ ) 兄 様 。 ヒサ は とうとう 世界 最強 の 戦闘 術 →

グレイシー 柔術 を 身 に つけ ました 。

これ で 敵 を 倒し まくり ます よ 。


( メレブ ) うん   なんだ   あれ ?

( ダンジョー ) 井戸 ?

( ムラサキ ) うん ?  こんな 山 の なか の 道 に 井戸 って なんで ?

( ヨシヒコ ) 調べて み ましょう 。 なんで   なんで   なんで ?

なんで   調べる の ?  最近 やたら と 井戸 を 調べ た がる よ ね 。

井戸 の 中 に   鍵 職人 が 住んで る かも しれ ませ ん 。

住んで る わけな い じゃ ん 井戸 って 水 入って る んだ よ   水 。

それ   住め ない でしょ ? 例 の   青い やつ が 住んで たり 。

もう   いい よ   いい よ 調べ たい って 言って んだ から →

調べ させりゃ あ   いい んだ よ それ で   気 が 済む んだ から 。

ことに よって は   中 に 入り ます が 心配 し ないで ください 。

なんで   中 に 入る ?

♪♪~

なに !?

皆さん   こんにちは ~。

♪♪~

♪♪「 井戸 の 中 から じゃ なくて 」

♪♪「 井戸 自体 が 俺 さ 」

♪♪「 井戸 の 中 から と か じゃ なく 」

♪♪「 井戸 自体 が 」

♪♪「 井戸 の 中 から と か じゃ なくて 」

♪♪「 井戸 自体 の おばけ な んです 」

あなた   鍵 職人 で は あり ませ ん か ?

♪♪「 ここ まで は 出 れる けど 」

♪♪「 これ 以上 は 出 ない システム 」

♪♪「 ここ まで は 出 れる けど 」

♪♪「 これ 以上 は 出 ない 俺 さ 」

♪♪「 でも   ふっと した 拍子 など に 出 れる こと ある よ ね 」

♪♪「 そんな とき は   羽 を 伸ばして この へん まで 来て しまおう 」

こいつ   井戸 の 魔物 だ よ 。 井戸 の 魔物 ?

いや   恐らく   少し ユニークな かわいそうな 人 だ と 思う 。

くそ っ   井戸 の 魔物 め 。

♪♪「10 秒 以内 に 戻ら ない と 体調 悪く なる 」

♪♪「 嘘 」 すき が ない !

♪♪「 嘘 だ から 平気な んだ よ 元気だ よ ね 」

♪♪「 どちら か と いえば 」 すき あり 。

ギャアー 。

嫌いじゃ ない けど かわいそうな 人 だった な 。

♪♪「 嘘   死んだ と 思わせ と いて 」

♪♪「 実は   生きて いる システム 」

♪♪「 死んだ と 思わせ と いて 」

♪♪「 生きて る の が 俺 さ 」

俺   この 人 好きだ かわいそうだ けど 。

やはり   あなた 鍵 職人 で は あり ませ ん か ?

違う から !  こんな システム の 職人 いない でしょ ?

ヨシヒコ   ヨシヒコ !

お っ   早速   出た   仏 。

ねぇ   ねぇ   ねぇ ヨシ 君   ねぇ   ヨッ 君   ヨッ 君 。

ヨッ 君 は さ   まだ   俺 の こと 肉眼 で 見え ない わけ ?

はい   すみません 。 あの さ   金 環 日食 も さ →

もう   ずいぶん   ねぇ   前 の 話 だ よ 。

だから さ   その メガネ が な んだった の か さえ さ →

もう   みんな   本当に 忘れちゃ うよ   それ だ と 。

別に いんだ よ   見える から 見え さえ すれば 。

いいね   はい   じゃあ   ええ ~ っ →

いい か   次 が サクーラ の 村 に 向かう のだ 。

サクーラ の 村 ? その 村 に は   なにやら →

邪悪な 気 が まん延 して おる その 村 の どこ か に →

悪霊 の 鍵 が ある かも しれ ない 。 わかり ました 。

では   頼んだ ぞ   さらば だ !

あれ ?  あれ ?  あれ …? な に   あれ   どうした ?

今日   普通じゃ ん 。

ごめん   ごめん   ちょっと わから ない   普通 って いう の は ?

いや   いつも だったら   こう いろんな   こう   浅から ず も ボケ →

いろんな ボケ 差し込んで くる じゃ ん 厄介じゃ ん   それ で 。

ちょっと   ごめん 本当に わから ない   本当に あの …。

仏だ よ   僕   わかる よ ね ? 仏   仏だ よ ね ?  仏 が さ →

その ボケ って いう の は   ちょっと ごめん   ほんとに わから ない 。

どういう こと ? 仏 が   ボケ わから ない ?

えっ   なに ?  自覚 して ない の ? お前   毎回   わけ わかん ない こと →

言って ん ぞ 。 ちょっと   ほんとに   あの …。

お 嬢ちゃん   それ   ほんとに 不本意 あの さ   僕   仏 でしょ   そう でしょ 。

ねぇ   ねぇ   その 仏 が わけ の わから ない こと →

言う はず が ない じゃ ない ねぇ   いい かな   いい かな →

これ で ね   さらば だ ! あっ   今日   ネタ ない んだ 。

ちょっと   やめて よ そういう   ネタ と かさ …。

仏 が ネタ と か …!

や ~ い   や ~ い !

ざま みろ   この 野郎 ! もう   やめて ください !

なるほど 。 多少   治安 は 悪い ようだ な 。

その ようです ね 。

( メレブ ) 仏 の 言う 邪悪な 気 が あれ ならば →

逆に   がっかり だ な 。 でも   そう っぽく ね ?

注意 して き ます 。 やめ とけ   ヨシヒコ 。

相手 する だけ 損だ ぞ 。 あなた たち …。

( こん ぱち ) お前 ら   なん ば しよ っと か !

この バカチン が ! や べ え   こん ぱち だ よ 。

お前 ら これ から 受験 だって ときに →

人 ん 家 に 石 なんか 投げて て どう すんだ よ !

この 家 の おやじ が 気 に 入ら ねえ から さ 。

はい   みんな 注目 !

いい か ? 「 人 」 と いう 字 は ね →

人間 と 人間 が 支えあって 初めて 「 人 」 と いう 字 に なる んです 。

いい か ?  お前 ら が 気 に 入ら ない →

おじさん かも しれ ませ ん けれども →

何かしら の 支え に なって る んです 。  ね ?

そ っか 。 そうだ よ な   こん ぱっ つ ぁん 。

うん 。  わかったら こんな とこ   ブラブラ して ないで →

さっさと   家   帰 ん なさい 。

おい   帰ろう ぜ 。 ああ 。

旅 の お方 です か ? はい 。

少し 騒がしい ところ です が →

ゆっくり 休んで って ください 。

ありがとう ございます 。

治安 は 悪い ようです が →

すばらしい 指導 者 が いる ようです ね 。

お め えら   旅 の もんか ?

そう だ が 。 とっとと 逃げ出した ほう が いい ぜ 。

ここ に は 恐ろしい シャーマン が いる んだ 。

洗脳 さ れた あげく に →

魔物 の 餌 に さ れ ち まう って 話 なんだ 。

嘘 だ と 思って た んだ けど な →

本当だった んだ よ ! 怖 ぇ   怖 ぇよ !

お前 は 何 を 見た んだ ?

そんな の 怖くて 言え ねえ よ !

洗脳 ? え ?  誰 に 洗脳 さ れる って ?

だから   シャーマン が いる って 言って た ろ 。  呪術 師 だ 。

手分け して   少し この 村 を 探って み ましょう 。

ああ 。

( こん ぱち ) もっと 愛情 を 持って ください 。

もっと 生徒 たち を 尊重 して …。

どうやら   この 館   村 で は 職員 室 と 呼ば れて いる らしい 。

職員 室 ?

( メレブ ) 指導 者 ゆえ に 洗脳 する と すれば →

こいつ ら な のだ が …。

今   言い合い を して る の が →

さっき 会った こん ぱち と いう 男 と →

い ー ぬい と いう 男 だ 。 こん ぱち と   い ー ぬい は →

しばしば 方針 の 違い で   ぶつかる らしい 。

( ムラサキ ) 今   こん ぱち を 止めた の が ひげ とり って やつ 。

見かけ に よら ず 温和 らしい よ 。

( メレブ ) 今   来た   あの 白衣 の 女 あま ぞ と 呼ば れて いる 。

医者 の ような 仕事 も して いる 。

( ダンジョー ) どうやら   こん ぱち は あま ぞ に 弱い ようだ な 。

お ?  こ ちょ ー ん と   きょ と ー んだ 。

どうやら   この 組織 を 仕切って る の は   あの 2 人 だ 。

たぶん   こ ちょ ー ん の ほう が 偉い 。

さっき   きょ と ー ん が そば 屋 で   ペコペコ して た 。

しかし   どの 人 も   村人 を 洗脳 し →

魔物 の 餌 に しよう と して いる ように は 見え ない 。

だが な   ヨシヒコ 俺 たち の 目的 は 鍵 だ 。

あいつ ら に 関係 し なきゃ →

洗脳 さ れる こと も なく 餌 に も なら ない 。

はい   わかって ます 。

( メレブ ) と いう こと で   俺 は この 古 道具 屋 が くさい と 見て いる 。

うん   鍵 だ から な 。 確かに 古 道具 屋 は くさい 。

よし   まずは   ここ を 探して みよう 。 はい 。

♪♪~

何 して ん の ? ねえ   なんで 割って ん の ?  ねえ 。

♪♪~

お前たち 不良だ な !

そんなに 割り たい なら →

学校 の 窓 ガラス 割って くれよ !

♪♪~

こん ぱち 先生 。

こん ぱち 先生 !

う ~ ん   なかった ね   鍵 。

メダル も なければ   種 も なかった な 。

なん ば しよ っと ね   松浦   加藤 。

誰 だ ?  そりゃ 。 派手に やって くれた で ご ざん す な 。

えっ ?  いったい   これ は 誰 が やった んです か ?

はい 。 加藤 勝   ほんとに お前 は …。

ヨシヒコ です 。 ヨシヒコ   お前   職員 室 来 なさい 。

ちょっと お 話 が ございます 。 えっ   あれ ?  や ばい じゃ ん 。

早速   連れて いか れちゃ った よ ?

ちょ …  あっ   体 が 動か ん ぞ   これ 。

ほんとだ 。 なんだ   あいつ ?

いい です か   ヨシヒコ 。

そう やって   謝れば 済む って 問題 じゃ ないで す よ 。  しかし →

人 に 謝る こと を でき ない 人間 は 先生   いちばん 許し ませ ん 。

しかし   樽 と 壺 は 割って いい と いう ルール が 。

ルール も クソ も ない だろう が !

樽 と か 壺 と か 割って いい なんて ルール →

世界中   どこ 探し たって ないで ご ざんしょう 。

( ひげ とり ) ま ぁま ぁ   こん ぱっ つ ぁん 。

今日 は   その 辺り に して やって 。

ひげ とり 先生 は   ちょっと 黙って て いただけ ます か 。

( あま ぞ ) こん ぱち 先生 。 あっ   来 ました か   ユキーノ 。

ヨシヒコ が 来て くれた んです よ 。

《 なんだ ?  この 男 が 髪 を かきあげる たび に →

意識 が 混乱 して いく …》

ユキーノ と キミ と の 間 に は 新しい ねっ   命 が 授かり ました 。

命 …。

妊娠 して いる の よ まだ 中学生 な のに 。

( ユキーノ ) ごめん ね   ヨシヒコ 君 。

私   ヨシヒコ 君 に は 迷惑 かけ たく ない って 言った んだ けど 。

《 なぜ だ ?  もはや   言葉 を 発する こと も でき ない …》

( い ー ぬい ) この 2 人 を 即刻   退学 さ せる べきです 。

い ー ぬい 先生   あなた の 教育 に は 愛 と いう もの が ない んです か ?

《 どういう こと だ   これ は …》

ヨシヒコ   この 子 に 歩 と いう 名前 を つけ たい んだ 。

歩 …。

「 歩 」 と いう 字 は さ 少し 止まる と 書く んです   ねっ 。

少しずつ 止まり ながら ゆっくり 進む 。

どうか   そんな 子 に なって ほしい んです 。

はい 。

こん ぱち 先生 …。

うむ   ちょいと 時間 が かかり すぎて いる な 。

ヨシヒコ   超 まっすぐだ から な 簡単に だまさ れ そうじゃ ねえ ?

大丈夫だ   やつ は 勇者 だ 。

悪霊 の 鍵 を 探す と いう 目的 は 見失っちゃ い ない   うん   ハハハッ 。

お っ   来た 。

何 が いけない んです か   ダンジョ - さん 。

僕たち が 愛し 合って る こと の 結果 な んです よ 。

うん ?  何 を 言い出した ?  急に 。

誰 が 反対 しよう と 僕 は もう 父親 な んです 。

明日   朝 早い ので   お やすみ なさい 。

おかしい ぞ   これ 。

えっ と  100 パー   やられ たく さ いな これ 。

僕 っつ って たな 。

ヨシヒコ   しっかり しろ 。

お前 は 勇者 な んだ ぞ   ヨシヒコ !

なぜ だ   ヨシヒコ   なぜ   牛乳 配達 を する 必要 が ある ?

子供 を 育てる に は お 金 が いる んです 。

親 に は 頼れ ませ ん から 。 わかった   こん ぱち たち に →

お前 が 子供 を 育てる と いう 洗脳 さ れた んだ な ?

おい   ヨシヒコ   いいかげん 目 を 覚ませ よ 。

うん   なぜに ここ だけ 2 本 な の か な ?

頑張れ   ユキーノ さん 。

誰 ?  ユキーノ さん って 誰 ?  ねぇ   誰 ?

あ ~  よし !  俺 が こん ぱち と 話 を つけて くる !

おい   ダンジョー !  案外   敵   手強い ぞ 。

ムラサキ   こう なったら 我々 も →

こん ぱち を 探ら ない と いけな さ そうだ な 。 うん 。

皆様 に   ご 報告 が あり ます 。

リーダー の   ヨシヒコ は 洗脳 できた と 思わ れ ます 。

( きょ と ー ん ) それ は   すばらしい !

案外   簡単だった な こ ん ぱっ つ ぁん 。 え ぇ 。

( こ ちょ ー ん ) それでは 残り の 3 人 も →

順番 に   いう こと を 聞いて もらい ましょう 。

生き が いい  4 人 です から 魔物 様 も 喜ば れ ます よ 。

あっ …。 何 だ   何 だ   キミ の 髪 の 毛 は 。

いや …。 キミ の   その 髪 の 色 で →

この 村 の 風紀 が 乱れる んだ よ 。

明日 まで に 黒く 染め 直して くる こと 。

い ー ぬい 先生   私 たち は →

機械 や ミカン を 作って る んじゃ ない んです !

人間 を 作って る んです !

こん ぱち 先生 は 生徒 に 甘 すぎる んです 。

お ぉ   メレブ   やる じゃ ねえ か 。

いや   もともと こんな 色 な んです けども 。

うん   気 が 済む まで やってこい   それ 。

何で すって !

♪♪~

どう だ   気持 いい か ?

いや   もともと   こんな 色 なんで 。

( 警笛 )

こら !  困る よ   こん ぱち 君 。

俺 たち は   ただ 気持 よく 歩いて る だけ でしょう が 。

お前たち   そんな 格好で 歩いて る から な →

村中 が   もう こう なっちゃ って る んだ よ   お ?

あの   僕 と して は 今 すぐ   やめ たい んです けど 。

お っ   こん ぱち 君   すぐ やめ ねば 逮捕 の 逮捕 だ 。

逮捕 の 逮捕 って 逮捕 できる もん なら →

逮捕 して みなさ いよ   あんた ! 何 だって ?

何 だ よ   お前 は   えっ ! あっ …。

あんた   教師 の くせ に 手 あげた な !

公務 執行 妨害 で 逮捕 だ ! やかましい よ   お前 !

いったい   あんた は いつ 定年 する んだ   ん ?

いったい   あんた は いつ   なまり が 取れる んです か !

いく つ だ と 思って る んだ 首 絞めて やる   この …。

何 これ 。

何 か   悩み で も ある の か ?

特に   これ と いって 。

しょ ぼ い 呪文 しか 覚え られ なくて つらい んだろう 。

こん ぱっ つ ぁん …。

我 も 人 なり   彼 も 人 なり 。

こん ぱっ つ ぁん …。

わかった ?

男 と 女 が 愛し 合う それ で  1 つ の 命 が 誕生 する 。

これ は   当然の こと な の 。

人 は   その 大切な 命 を 守る ため に 生きて る の よ 。

何で   私   こんな とこ で 座って る んだろう 。

わかった わ ね   ムラサキ さん 。

わかり ます   あま ぞ 先生 。

みんな  2 人 の ため に カンパ しよう ぜ !

( 一同 ) お ぉ !

「 親 」 と いう 字 は   木 に 立って 見る と 書いて   親 と 読む んです 。

キミ たち も   どうか 生まれて くる 子 を →

木 の 上 から   じっと 見守って あげて ください 。

どこ へ 行く   宮沢 保 。

ヨシヒコ です 。 どこ へ 行く ?  ヨシヒコ 。

木 に 登って き ます 。

例え でしょう が   もう よく 言う よ   いい か ?

木 に 登って 子供 を 見る 親 なんか いま せ ん   まじめ か !

こん ぱっ つ ぁん …。

なんて こった  3 人 と も どこ 行 っち まったん だ 。

これ じゃあ   悪霊 の 鍵 →

探す どころ じゃ ねえ よ 本当に …  ん ?

3 年 B 組 。

( 一同 ) こん ぱち 先生 !

いかん ! 3 人 と も →

こん ぱち に 洗脳 さ れて しまった か !?

( 一同 ) 先生   先生 …。

ヨシヒコ !

ついていく な ! 魔物 の 餌 に な っち まう ぞ !

何 を 言って る んです か ? ダンジョー さん 。

こん ぱち 先生 は すばらしい 先生 な んです よ 。

そう だ ぞ   ダンジョー 。 お前 も   すばらしい 教訓 を →

こん ぱち さん に   いただく と いい 。

もう   こん ぱち 先生 なし で は 生きて いけない 。

さ ぁ   ダンジョー さん も 行き ましょう 。

(3 人 ) 先生   先生 …。

いかん !  完全に いか れて いる …。

よい しょ   よい しょ …。

さ ぁ   これ で   そろそろ →

おいしい お 餅 が 出来上がる で ございます よ 。

先生 。  俺   そろそろ →

魔物 の 餌 に なり に いく よ 。

そう か   行って こい 。

俺 も   魔物 の とこ に 行って き ます 。

私 も …。

ヨシヒコ …  お前 は   どう する んだ 。

私 が 魔物 の 餌 に なる こと で ユキーノ が 丈夫な 子 を →

産む こと が できる なら   それ で …。

よし   行って こい 。

はい   いっち ょあ が り 。

[ スピ ー カ ]( ダンジョー ) 俺 は   ダンジョー 。

[ スピ ー カ ] 勇者 ヨシヒコ と 旅 を して いる 。

お前たち は   なぜ 人々 を →

魔物 の 餌 に しよう と して いる のだ 。

魔物 の 餌 だ なんて 。 人 聞き の 悪い …。

俺 たち は 世界 平和 の ため に →

悪霊 の 鍵 を 探さ ねば なら ん のだ !

頼む   俺 の 仲間 を 返して くれ !

ダンジョー …。 [ スピ ー カ ]( きょ と ー ん ) 返す だ なんて …。

いいかげんに し なさい 。

警察 が 来 ます よ !

上等だ 。

それ が   お前たち の 教育 な んだ な 。

ダンジョー …。

そっち が   その 気 なら →

俺 も   その 気 に なる ぜ 。

何 を する んです か ?  やめ なさい !

どう する ?  俺 は 本気だ ぜ 。

そんなに 仲間 を 返して ほしい なら →

捧げ 物 の 小屋 に 行けば いい 。

今頃  3 人 と も   そこ に いる 頃 だ わ 。

捧げ 物 だ と ?

やっと 認めた な 。

俺 の 仲間 を 魔物 に 捧げる つもりだった な 。

でも   あんた も こんな こと を して →

ただ で は 済まない わ よ 。 もう 警察 が 到着 する 頃 です 。

フン !  覚悟 の うえ だ 。

捧げ 物 でも 何でも →

好きに すれば いい …。

♪♪~

ダンジョー ! ダンジョー !

や ばい !  このまま じゃ ダンジョー が 餌 に な っち まう 。

お前   早く 助けろ よ 。

俺 に どうにか できる わけ ねえ だ ろ 。

どう すんだ よ !

( メレブ ) おい   ダンジョー !

(2 人 ) ヨシヒコ ! ダンジョー さん   早く !

ヨシヒコ   どうして ! 訳 は 後 で 。  さ ぁ !

待ち なさい !

すみません でした 。

洗脳 さ れた ふり を して 敵 の 状況 を 探って いた のです 。

おいおい   言って くれよ 。

敵 を 欺く に は まず 味方 から と 思い 。

本当に すみ ませ ん 。

ちなみに 俺 たち は 本当に 洗脳 さ れて いた よ 。

なんか 変な 光線 出て た んだ よ ね 。

なぜ だ か   ダンジョー の 話 を 聞いて いたら 目 が 覚めた 。

あの 先生 たち は 魔物 に 操ら れて い ます 。

こん ぱち も そう です 。 そして その →

魔物 の 部屋 に 入る ため の 鍵 は こ ん ぱち が 持って い ます 。

やつ は 毎日 それ を 持ち帰って る 。

そろそろ   やつ が 来る 頃 です 。 魔物 の 部屋 の 鍵 →

それ は まさに 悪霊 の 鍵 で は ない か 。

来た ぞ !

♪♪~

何 だ お前たち 。  早く 魔物 様 の ところ に 行か なきゃ →

ダメでしょう が 。 先生 。

あなた は 魔物 に 操ら れて いる 。

私 が その 魔物 を 倒し ます 。 鍵 を 渡して ください 。

そう き ました か 。  じゃあ 1 つ →

お 聞き し たい こと が ございます 。 ヨシヒコ →

あなた は   なぜ 私 の 洗脳 を 解く こと が できた んです か ?

洗脳 など 最初 から さ れて い ない 。

あなた が 毎回 して いる 漢字 の 例え です が …。

ありゃ ~  いい だろう 。 うん   いい んだ   いい んだ   うん 。

あれ 百発百中 で ございます から ね →

あれ で 落ち ない や つい ねえ もん 。 い ねえ …。

何で お前   落ち ねえ んだ よ 。 私 は …。

その 漢字 を 知ら ない !

よかった 。  ヨシヒコ   バカで よかった 。

そう いえば バカだった ね 。 この 人 ね 。

バカチン ?  いや   歩く と いう 字 ぐらい は さ ぁ ~。

知ら ん !

ヨシヒコ の 頭 の 中 に は →

悪霊 の 鍵 を 探す こと しか ない のだ !

これ ぞ !  勇者 。

親 と いう 漢字 など なおさら 知ら ん !

冗談 だ ろ   冗談 。  ハイ !

♪♪「 J   O   D !  ためて ~」

( いびき )

申し訳ない が   しばらく ここ で 眠って もらい ます 。

先生 。  あなた 本当 は すばらしい 先生 な んでしょ ?

待って いろ 。  我ら が すぐに 。

正気 を 取り戻さ せて やる 。

♪♪~

お前 か   村 の 人 たち を 操って いた 魔物 は 。

いけ ~  ヨシヒコ 。

そい つ を 仕留めれば 呪い は 解ける !

う お ぉ ~!

(2 人 ) やった ぞ 。

サクーラ の 村 の 呪い も 解けて よかった な 。

これ で 先生 たち も 本来 の 生活 指導 が できる でしょう 。

つか さ   お前 さ →

魔法使い な のに 何で 簡単に 人 の 呪術 に →

ひっかかっちゃ う わけ ? 何 だ ろ ?

結局 …。

人柄 ? お前   本当 ダメだ な 。

おい お前 ら ! あっ   出た 。

ああ   仏 様 。  悪霊 の 鍵 らしき 鍵 を 手 に 入れ ました 。

ごめん ごめん ごめん …。 あの ね   それ ね 本当   ごめん →

正直 いう と ね 正直 いう と ね 違って た 。

ない 。 うん 。  消しと いた   偽物 だ から 。

なんて こと だ 。 苦労 して 手 に 入れて ん のに →

軽々しく 偽物 と か 言 いやがって よ ~。

ごめん   ちょっと 待って くれる ? ちょっと ごめん …。

ヨッ 君   ヨッ 君   ヨシ 君 。 ヨシ 君 は その 例 の →

金 環 日食 の メガネ さ 。 手 で こう やら なくて も →

はめ れる こと に なって る わけ ? それ は   何   ごめん 。

要するに ベテラン の 域 に 達し たって こと ?  それ 。

いい の   もう のる の 。 気付いた の 。  ほら 両手 あく し 。

すごい すごい ね 。 本人 が 気付いた んだ から 。

じゃあ   じゃあ さ 。  ついでに ついでに って 言い 方 も →

おかしい けども 。 あの   仏 の   新 ネタ   見る ?

( ヒサ ) 兄 様 。  ヒサ は とうとう 世界 最強 の 戦闘 術 →

グレイシー 柔術 を 身 に つけ ました 。

これ で 敵 を 倒し まくり ます よ 。