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勇者ヨシヒコと魔王の城, 勇者ヨシヒコと魔王の城#11

( ダンジョー ) 魔 王 の 城 …。

とんでもない もの を つくり や が って …。

( メレブ ) こいつ は 城 だけ じゃ ない 。

城 と 城下町 だ 。

( ムラサキ ) じゃあ ここ に 住んで る や つら →

みんな 魔 王 に 毒さ れて る って こと ?

( ヨシヒコ ) そういう こと だ 。

魔 王 の 力 は 俺 たち が 思って いた より も →

はるかに 大きく なって る の かも しれ ん な 。

ねぇ   ひと つ   いい ? なんだ ?

城下町 って さ 城 が ひと つ   ド ~ ン と あって →

その 下 に   小さい 家 が →

ズラッ て 並んで る もん な んじゃ ない の ?

その とおり だ 。

でも   で っ かい 建物 ばっ か じゃ ん 。

これ じゃ   どれ が 魔 王 の 城 か わかん なく ない ?

それ が 魔 王 の 狙い かも しれ ん ぞ 。

探し出して やる 。

必ず   探し出して やる ぞ   魔 王 。

ヨシヒコ よ …  ひと つ   気づいた こと を 言って いい か ?

はい   な んです か ?

この 街 …。

楽しい !

メレブ !  お前   なんて こと を !

お っ さん だって   さっき ニヤニヤ し ながら 歩いて た でしょう よ 。

本当の ところ は どう な んだ ?  お っ さん 。

楽しい 。

ダンジョー さん まで …。 ねぇ ねぇ   ねぇ ねぇ   ねぇ !

これ   クレープ って 食べ物 らしい んだ けど さ …  はい 。

はい   食べよ !  はい 。

バカモノ !

ムラサキ   魔 王 の 手先 が 作った もの など 食べたら →

その 毒 に 侵さ れて しまう ぞ ! う ~ む   どうした もの かのう 。

大丈夫だ よ 。  食べ な 食べ な 。

ふざける な !

うわ っ !  うめ え !  な に   これ !

うまし !

何 を やって る んです か ! ダンジョー さん も   メレブ さん も !

早く   いい から ヨシヒコ   お前 も 食せ 食せ 。

私 は 勇者 だ 。

魔 王 の 手先 が 作った もの など 口 に し ない !

固い こと   言って んじゃ ねえ よ 。 ほれ   食べ れ 。

やめろ ! 食べ れ って !

やめろ ! 魔 王 の 手先 が 作った もの など !

うまい ! だ ろ ! うん 。

うまい ぞ !  うまい ぞ   これ は !

なんか   うまい もん でも 食い に 行く か 。

だ な 。 うん 。

ダンジョー さん   何 を のんきな こと を 言って る んです か !

油断 し すぎ です よ ! お前 が   いちばん   油断 フェイス だ わ 。

な っ …  ヒゲ を 剃 る 気 か   お前 は 。 まっ   そう だ な 。

腹 が 減って は   なんと やら 。 あぁ   なんと やら 。

なんか   うまい もの でも 食す の も 悪く ない な 。

つう こと で   ジャン ! いつの間に ?

こういう の は 早い の よ ムラサキ ちゃん 。

どうか して ます よ  3 人 と も !

私 たち は 魔 王 を 倒し に きた んです よ !

うん   その 顔 で 何 言って も 説得 力 が なか ぞ 。

食わ ん ぞ 。 私 は   絶対 に 食わ ん !

はい   スペシャルラーメン   お 待ち ! きた きた   きた きた 。

ヨシヒコ ちゃん   はい は いはい スペシャルラーメン   はい 。

うまい !  な に これ ! 最高 !

うまい ! もう 勝手に しろ !

いい か   ヨシヒコ 意地 に なって ないで 食せ 。

食べ ませ ん 。 いい から   ひと 口   食べろ よ 。

嫌です 。 ひと 口 で いい から 。 ひと 口 だけ です よ 。

早い なぁ 。 食べ たかった か   お前 は 。

なんだ   これ は …。 うま い だ ろ ?

うまい !  うまい ぞ !

う お ~ っ !! 他の お 客 さん に 迷惑だ ろ 。

すみません   替え玉 ください 。 早い な   お前 。

皆さん   このまま で は →

魔 王 の 城 は いつまで たって も 見つかり ませ ん 。

確かに   この 街 は 広 すぎる 。

手分け して 探す と いう の は どう でしょう ?

そして   毎日   ここ で 報告 し あう と いう の は 。

それ は   いい 考え だ 。 可能 性 は 広がる な 。

うん   わかった 。

しかし   皆さん 気 を つけて ください 。

いつ   魔 王 に 気づか れる か わかり ませ ん 。

わかった 。 わかった 。

そして   忘れ ないで ください 。

私 たち の 使命 は 魔 王 を 倒す こと だ と いう こと を 。

ねぇ ねぇ   あなた 。

はい 。

勝手に   たき火 と か 困る よ !

すみません   寒かった もの で 。

あと   こうして おか ない と 魔物 が 寄って き ます ので 。

何 言って んだ ?  お前 。 何 言って んだ ?  お前 。

ちょっと 質問 して いい ? はい 。

住所 は ? 住所 ?

あり ませ ん 。

え ?  ホームレス ?

しいて 言えば →

カボイ の 村 に   家 が あり ます 。

カボイ ?  知ら ない わ 。

え   じゃ …  今日 ここ で 寝る つもりだった の ?

はい 。 駄目だ よ !

お 金 ない の ? いえ …。

そこそこ   あり ます 。

だったら   家 借り な よ 。

ホームレス は 駄目だ よ 。 下手 したら 捕まっちゃ う よ 。

捕まる !?

そ …  それ は 駄目です 。

駄目だ ろ ? だ から さ   明日   不動産 屋 行って →

家   借り なさい 。 はい 。

あと   何 それ ?  その 服装 。

え ? おかしな 格好 して て も →

捕まる 可能 性 ある よ 。

なんだ と …。

すみません 。 家 を 貸して ください 。

は いはい 。  ご 予算 は ?

できる だけ   安い ほう が …。 安い ところ ね   は いはい 。

そ したら これ なんて   どう だろう ?

3万 で   敷 礼  2・2。 し   敷 礼 !?

ま ぁ …  ただ   あれ よ 。

あんまり 安い の は お 勧め し ない なぁ 。

まだまだ 暑い しさ ぁ 。

きれいな 部屋 の ほう が 住み心地 いい し →

モテ る よ 。 いや   そんなに   いい 部屋 は …。

いやいや いや …。

家具 と かも ちゃん と 揃えて さ …。

もし   あれ だったら →

提携 して る 家具 屋 さん 紹介 する よ 。

そう だ 。

ここ を 拠点 に して 魔 王 の 城 を 探す んだ 。

よし 。  早速 魔 王 の 城 を 探す こと と しよう 。

涼しい 。

つい 昨夜 も   ひと つ 新しい 呪文 を 手 に 入れた よ 。

それ は   どんな 呪文 な のです か ?

あおい たんに 教えて いただいて よろしい です か ?

うむ   よかろう 。

教えて ほしく ば →

メレブ 様 の ホクロ   すてき すぎて 吸い込ま れ ま する ぅ 。

まるで   ブラック ホール で する ぅ 。

ブラックホクル ~  と 言え 。

メレブ 様 の ホクロ   すてき すぎて …。 指 !  指 つけて ください 。

メレブ 様 の ホクロ   すてき すぎて 吸い込ま れ ま する ぅ 。

まるで   ブラック ホール で する ぅ 。

ブラックホクル ~。 ブラックホクル ~。

うむ   よかろう 。

先日   チョヒャド と いう 氷 系 の 呪文 を 手 に 入れた 私 は →

とうとう 炎 系 の 呪文 を 手 に 入れた よ 。

炎 の 呪文 …。  怖い で す ぅ 。

冷めて しまった 食べ物 を 温め 直す ほど の 火力 を 有する 呪文 。

これ を 私 は …。

メラチン 。  そう 名付けた よ 。

メラチン ?  しょげ ぽよ 。

この テラウマス な カレーライス わざと 冷め させて おいた 。

食べ させよ 。

あ ~ ん 。

冷め 冷め   冷たい 。

そこ で   メラチン ! き ゃっ 。

食べ させよ 。

あ ~ ん 。

ホックホク 。 すごい 呪文 で する ぅ 。

ただし   食べ物 に しか 効か ない ぞ 。 気 を つけろ 。

はい   気 を つけ ます 。 はい   もう ひと 口 。

フーフー して 。 フーフー 。

すみません   彼女 。 すげ え   かわいい んだ けど 。

まぶしい 。  や べ え   まぶしい !

え ~。 そんなに かわいかったら →

タレント さん に なった ほう が よく ない ?

いえいえ   そんな の 言わ れた こと ないで す よ 。

いやいや いや もう 100 パー 売れる し 。

や ばい   原石 見つけちゃ った な ウッフ ~!

や だ や だ やめて ください よ   もう 。

さあ   今日 は   アフター で 俺 と 1 回   チョチョッ と やる やつ は ?

や だ ~。 や だ ~。  生々しい 。

生々しい か 。 生々しい の が   男 の 勲章 だ 。

微妙 ~。 ハハハハ !  微妙 か !

俺 は ね   頻尿 アンド 残 尿 な んだ 。

さあ   アフター は ?  アフター …。

じゃあ じゃあ その も み上げ   剃 って くれたら →

付き合って あげて も いい よ 。 剃 る !  剃 る 剃 る !

今 すぐ 剃 る ! こだわり なさ すぎ ~!

いかん …。  このまま で は いか ん 。

そろそろ 魔 王 の 城 を 探し に いか ねば 。

よし 。

よし 。

あと 15 分   食 休み した のち に 探し に 出る ぞ 。

お っ さん   だいぶ 感じ 変わった な 。

お前たち と 同じ 理由 だ 。

この 街 に 合わせた 服装 を し ない と 魔 王 に 見つかって しまう から な 。

いやいや   服装 は そう だ けど も みあげ は 関係ない でしょ 。

いや ! あの も みあげ は   戦士 独特 の もの 。

絶対 に 目立つ 。  絶対 に 。 ダンジョー さん 。

戦士 の 証し を なくして まで 魔 王 を 探して くれて いた のです ね 。

その とおり だ 。

メレブ さん の ほう は   いかがです か ?

うむ   駄目だ 。 なかなか 見つかる もの で は ない な 。

毎日   靴 底 が 減る ほど 歩いて は いる のだ が 。

ちなみに 私 今   雑誌 の モデル やって ま ~ す 。

なに !? だって   仕事 し ながら だって →

魔 王 探し は できる し その ほう が 情報 入り やすい でしょ 。

むね たいら さん が …  モデル …。

今度   雑誌 に 載ったら みんな に 見せる から ね 。

浮かれて る んじゃ ない の か   ムラサキ !

ちゃんと 探して る の か ? 探し てるよ !

落ち着こう 。  ケンカ やめよう 。  な ?

ヨシヒコ の ほう は   どう だ ?

私 は   一 度 も マンション を 出て い ない 。

なんだ と !?

涼しい んです ! 涼しい の が   いけない んだ !

お前   よく それ で 私 を 責めた な 。

魔 王 を 探し たい 気持 は 人一倍 な んだ 。

しかし   涼し さ が 私 を 邪魔 する んだ 。

しっかり しろ   ヨシヒコ !

わかった 。  うん うん   わかった 。

明日 から だ 。 明日 から は   頑張る 俺 たち だ 。

魔 王   待って いろ 。

なぜ だ …。  なぜ 出かけ られ ない 。

お 金 が ない 。

はい   喜んで ! ( 一同 ) はい   喜んで !

声 が 小さい ! ( 一同 ) はい   喜んで !

武田 鉄 矢 風 に ! はい   喜んで ~。

バカチン が ~。  ヨシヒコ   なぜ   やら ん !?

すみません 。 存じ 上げ なかった もの で 。

武田 鉄 矢 を 知ら ない やつ が いる の か !?

ハハハハ !

はい   喜んで ~! はい   喜んで !

( アサミ ) ヨシヒコ 君   なんで バイト して ん の ?

ちょっと お 金 が   なくなった もの で 。

当然 か …。 私 も   お 金 ない んだ よ ね 。

そう な んです か 。

両親 が 早く に 事故 で 死んじゃ って さ 。

妹 の 学費   バイト して 稼いで ん の 。

アサミ さん に も 妹 が …。  大変です ね 。

ヨシヒコ 君 に も   妹 さん が いる の ? はい 。  故郷 に 残して き ました 。

ヨシヒコ 君 の 妹 なら きっと 美人 だろう ね 。

いえ   そんな こと は …。

(( 必ず 生きて … 生きて   お 戻り ください ))

おい   無駄 話して ねえ で ちゃんと 働け !

はい   すみません 。 すみません 。

(( 両親 が 早く に 事故 で 死んじゃ って さ 。

ヨシヒコ 君 の 妹 なら きっと 美人 だろう ね ))

♪♪~

失礼 いたし ます 。 ( ノック )

いらっしゃい ませ 。 ご 注文   お伺い いたし ます 。

とりあえず   生 中 もら お っか な 。

はい   喜んで ! 喜ぶ な   ヨシヒコ よ 。

ご 一緒に お つまみ は   いかがでしょう か ?

じゃあ   枝豆 でも   もらおう か な 。 黒い 豆 の やつ 。

ある ?  黒豆 の 枝豆 。 はい   喜んで !

うん   喜ぶ な   ヨシヒコ よ 。

あ …  申し訳 ございませ ん 。 黒豆 の 枝豆 と いう の は …。

仏 様 ! やっと 気づいた か 。

どうして !?

そして 初めて 裸眼 で 見えた か   私 の 姿 が 。

あぁ   見え ました 。

う ~ ん … ちょっと ね   話 が ある ぞ よ 。

すみません   仏 。  わけ あって 人一倍   働か ない と いけない ので 。

知って る の 。  それ は 知って る の 仏だ から 。  理由 は 全部 知って る 。

知った うえ で 話 を 聞いて ほしい 状況   今 。

店 が 終わって から でも いい です か ?

駄目   今 。  ジャスト   ナウ 。

しかし   店長 に 叱ら れ ます し →

そう し ます と   給料 が なし に なって しまう のです 。

いやいや …  いやいや い ~ や いやいや い ~ や 。

あの さ   ねぇ 。 お め え さん の 仕事 は 何 さ ?

オーダー   配膳   厨房 トイレ の 掃除 まで   すべて です 。

なるほど   なるほど ね …。

ごめん   ちょっと ひと言 だけ 言って いい ?

お め え   何 やって んだ   バカ 野郎 。 ですから   バイト を 。

あれ れ ?  あれ れ れ ? 仏 が おかしい の か な ?  ねぇ 。

仏 は   てっきり ね →

ヨシヒコ は 魔 王 を 倒し に きた んだ と 思って た 。

ええ   その とおり です が →

しかし   家賃 を 払わ ない こと に は 生活 も まま なら ず …。

いやいや   生活 と か いる か ね ? 俺 さ   ずっと 見て る けど さ →

なに ?  日々   バイト や って 帰り に   コンビニ で ご飯 買って →

部屋 で 食べ ながら   ついつい バイト 先 の かわいい あの 子 を →

フラッシュバック …  と か ね 。 いら ない 。  いら ない   全然 !

ねぇ   何 ドラマ ?  ねぇ 。 青春   何 ドラマ な のだ !?

では   私 は どう すれば いい のです か !?

なに ?  逆 ギレ ?  ねぇ 。

いやいや 答え は   ひと つ でしょう よ 。

魔 王 の 城 を 探し出して 魔 王 を 倒す こと でしょ 。

しかし   仏 …。  この 街 は 食べる もの も おいしい し →

部屋 も 涼しい し 電車 も 車 も あって 便利だ 。

そんな 便利な 世の中 で 私 は   どう やって →

魔 王 を 倒せば いい と いう のです か !

なるほど 。  それ ね   あれ な の さ 。 魔 王 の さ   戦略 な の さ 。

便利な 生活 を 味わわ せて おいて ね 敵意 を 喪失 さ せる って いう さ 。

仏 …  正直   私 は →

魔 王 が 大好きに なって い ます 。

そんな お前 に   仏 ビーム !

うわ ~!

うん   そう ね 。 あの …  お前 が 甘えて いたら さ →

カボイ の 村 を はじめ と する あちら の 世界 は →

いつまで 経って も 平和に なら ない ぜ 。

そう だ …。 うん 。

故郷 が さ   魔 王 たち に 滅ぼさ れて も いい の か ?

そう か …  私 は 魔物 を …。

魔 王 を 倒さ なくて は なら ない 。

うん …  よし   じゃあ ね わかったら ね   これ を 持て 。

実 を 言う と ね   お前 の 仲間 たち も こっち の 世界 を →

存分に 楽 しんど ~ る 。 楽 しんど ~ る 。

だから   はい   それ を 見たら 3 人 の 居場所 が わかる から 。

ありがとう ございます   仏 様 。

乾杯 。

ダンジョー さん !  今 すぐ   魔 王 の 城 を 探し に 行き ましょう !

突然 どうした ん だ ?  ヨシヒコ 。

この 人   誰 ? ん ?  あっ   お 友達 だ 。

我々 は 間違って いた 。

豊かな 生活 に おぼれ →

魔 王 を 倒す と いう 使命 を 忘れて いた んです !

しかし な   ヨシヒコ …。

さ ぁ   ダンジョー さん 今 すぐ 出発 し ましょう 。

ただ …  ヨシヒコ よ 。

俺 は 今 から   彼女 と 同伴 出勤 を する んだ 。

同伴 …  出勤 ?

彼女 と 食事 を した 後 に 彼女 と 一緒に   お 店 に 行く んだ 。

彼女 …  一 人 で 行け ない んです か ? 店 まで 。 えっ …。

大人 なんだ から 一 人 で 行ける でしょう 。

ダンジョー さん に 送って もらわ なくて も 一 人 で 行ける でしょ !

ち   違う んだ   ヨシヒコ 。

同伴 出勤 する こと に よって 彼女 の 営業 成績 に つながり →

彼女 の 給料 が 増える んだ 。

送って もらった から 成績 が 上がる など   あり え ない こと 。

さ ぁ   彼女 一 人 で 行き なさい 。

お前 は … キャバクラ の システム が わかって い ない !

システム …。

同伴 出勤 する こと に よって 初めて   アフター を 行って もらい →

その後   チョチョッ と …。  わかれ   ヨシヒコ !

思い出して ください !

我々 は この 外 の 世界 の 平和 の ため に →

戦って きた んじゃ ない です か !

魔 王 は   我々 の 関わって きた 外 の 世界 の 人々 の 平和 を →

奪おう と して る んです よ !

ヨ   ヨシヒコ …。

駄目だ …。  駄目な んだ !

これ 以上   あの 平和な 村 々 に 恐ろしい 魔物 を 増やして は 。

耕作 ちゃん さっさと お 店   行き ましょう 。

悪い が   一 人 で 行って くれ 。 えっ !?

俺 は   こいつ と 一緒に 行く 。

じゃあ   アフター も なし ね 。

あぁ   残念だ が …。

さ ぁ   ヨシヒコ … ムラサキ と メレブ を 呼び に 行こう 。

はい 。

無理だ 。 大昔 から   タイム スリップ して きて →

現代 の 進んだ 医療 器具 の 使い 方 など →

さっぱり   わから ない 。

いきなり   オペ なんて 無理だ 。

しっかり して !  シン !

手術 なんて チャチャッ と やっちゃ えば いい の よ !

人 の 命 が かかって る んだ ぞ 。

チャチャッ と なんて 無理だ 。

レーザー メス なんて   意外 と 簡単 よ 。 内 視 鏡 だって 結構 わかる わ よ 。

無理だ 。 あなた が 好きな の !

ムラサキ !  魔 王 の 城 を 探す ぞ 。

ちょ …  待って よ 。 撮影 中 じゃ ん か よ 。

これ 以上   我々 が もたもた して いる と →

外 の 世界 に 魔物 が 増える ばかりだ 。 駄目だ よ 。

だって 私   女優 に なった んだ もん 。 お前 は 女優 じゃ ない !

せっかく   魔法使い に なれた んじゃ ない か 。

もう   そんな の どうでも いい 。

私   これ から 女優 と して やっていく 。

魔 王 を 倒す 使命 を 忘れる と は 言語道断だ !

お め え は 何 回   忘れた よ !

巨乳 の 女 に 惚れちゃ 忘れ →

アイドル に なる っ つっちゃ あ 忘れて よ !

そんな やつ に 言語道断 なんて 言わ れ たく ねえ んだ よ !

私 は 使命 を 忘れた こと など 一 度 も ない !

お前   つい 最近 クーラー 涼しい から って 忘れた ばっ か だ ろ !

それ は それ !  これ は これ !

その とおり だ   ムラサキ !

え ~。

ムラサキ   ともに 戦おう 。

嫌です 。  だって この 仕事   楽しい んだ もん 。

すみません   皆さん 撮影 再開 し ましょう 。

ごめんなさい 。 ムラサキ !

私 に は   お前 が 必要な んだ 。

行こう   ムラサキ 。

いつか は   父 の 仇 と して →

私 を 殺さ なくて は なら ない のだろう 。

倒す んだ   魔 王 を 。

私 たち の 力 で 。 さ ぁ   撮影 再開 です よ 。

すみません 。  私   行き ます 。

えっ   困る よ   ムラサキ ちゃん 。

もっと 大事な 仕事 が ある ので 。

ムラサキ …。 ムラサキ ちゃん !

ぶ ~。 ぶ ~ じゃ ねえ よ 。

お前 さ   何 やって ん の ?

あの 子   俺 の メイド で さ 。 かつ   俺 に 惚れて る から さ 。

君   ちょっと … ちょっと 来て くれる かな ?

あなた は メレブ さん に 惚れて る んです か ?

はい   私 の ご 主人 様 です から 。 な ?

あの さ   俺 たち 今 から 魔 王 を 倒し に 行く んだ けれども →

俺 と 結婚 しちゃ って 一緒に 来 ない ?

えっ ? マジ で 惚れて ん なら さ →

そうして やって くれる ? いやいや いや 。

お 仕事 なん で 。

お 仕事 は いい から   俺 と 結婚 して 早く   私 に かし づけ 。

いやいや いや 。 膝 ま づけ 。 いやいや いや 。

近う よれ 。 いやいや 。 頭 を たれ い 。

いやいや いや 。 死 を みとれ 。

バッカ じゃ ねえ の !

何   本気で メイド だ と 思って ん の ?

調子 こ いて んじゃ ねえ よ 。

むしろ   お前 最悪   苦手な タイプ なん で 。  ヨロシク 。

二度と 来 なくて いい から 。

いつも の バカ みたいな 呪文 ?

あれ も 驚いて やって る だけ だ から 。

ヨロシク   キノコヘッド 。

行き ます か 。

うん   行く 。

やっぱり   これ が しっくり くる ね 。 ああ 。

ただし   ダンジョー の も みあげ は 消えた まま だ な 。

な め んな よ 。

す   すごい 。

フフフフ …。  さ ぁ   魔 王 の 城 を 探し に 行こう ぞ 。

ちなみに そんな なか   こんな なか   私 →

初めて 呪文 を 覚えた よ 。

お ぉ 。  いよいよ 魔法使い と して 覚醒 した か 。  ん ?

それ は   どんな 呪文 だ ? それ が   わかん ない の 。

私 に かけて みろ 。

何も 起こら ない ぞ 。

ヨシヒコ に かから ない と なる と 相当 の クソ 呪文 だ な 。

でも   呪文 を 覚えた 自覚 だけ は ある んだ よ 。

まだ   魔法使い と して の 経験 が 浅い 。

ゆえに   呪文 を まだ 理解 でき ず に いる んだ よ 。

お め え に   そんな 偉 そうに 言わ れる こと じゃ ねえ よ 。

一 度 は   魔 王 に 心 を 奪わ れて しまった が →

もう 迷う こと は ない 。

よし 。  倒す ぞ   魔 王 を 。

うん 。 うむ 。

行き ましょう 。



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( ダンジョー ) 魔 王 の 城 …。

とんでもない もの を つくり や が って …。

( メレブ ) こいつ は 城 だけ じゃ ない 。

城 と 城下町 だ 。

( ムラサキ ) じゃあ ここ に 住んで る や つら →

みんな 魔 王 に 毒さ れて る って こと ?

( ヨシヒコ ) そういう こと だ 。

魔 王 の 力 は 俺 たち が 思って いた より も →

はるかに 大きく なって る の かも しれ ん な 。

ねぇ   ひと つ   いい ? なんだ ?

城下町 って さ 城 が ひと つ   ド ~ ン と あって →

その 下 に   小さい 家 が →

ズラッ て 並んで る もん な んじゃ ない の ?

その とおり だ 。

でも   で っ かい 建物 ばっ か じゃ ん 。

これ じゃ   どれ が 魔 王 の 城 か わかん なく ない ?

それ が 魔 王 の 狙い かも しれ ん ぞ 。

探し出して やる 。

必ず   探し出して やる ぞ   魔 王 。

ヨシヒコ よ …  ひと つ   気づいた こと を 言って いい か ?

はい   な んです か ?

この 街 …。

楽しい !

メレブ !  お前   なんて こと を !

お っ さん だって   さっき ニヤニヤ し ながら 歩いて た でしょう よ 。

本当の ところ は どう な んだ ?  お っ さん 。

楽しい 。

ダンジョー さん まで …。 ねぇ ねぇ   ねぇ ねぇ   ねぇ !

これ   クレープ って 食べ物 らしい んだ けど さ …  はい 。

はい   食べよ !  はい 。

バカモノ !

ムラサキ   魔 王 の 手先 が 作った もの など 食べたら →

その 毒 に 侵さ れて しまう ぞ ! う ~ む   どうした もの かのう 。

大丈夫だ よ 。  食べ な 食べ な 。

ふざける な !

うわ っ !  うめ え !  な に   これ !

うまし !

何 を やって る んです か ! ダンジョー さん も   メレブ さん も !

早く   いい から ヨシヒコ   お前 も 食せ 食せ 。

私 は 勇者 だ 。

魔 王 の 手先 が 作った もの など 口 に し ない !

固い こと   言って んじゃ ねえ よ 。 ほれ   食べ れ 。

やめろ ! 食べ れ って !

やめろ ! 魔 王 の 手先 が 作った もの など !

うまい ! だ ろ ! うん 。

うまい ぞ !  うまい ぞ   これ は !

なんか   うまい もん でも 食い に 行く か 。

だ な 。 うん 。

ダンジョー さん   何 を のんきな こと を 言って る んです か !

油断 し すぎ です よ ! お前 が   いちばん   油断 フェイス だ わ 。

な っ …  ヒゲ を 剃 る 気 か   お前 は 。 まっ   そう だ な 。

腹 が 減って は   なんと やら 。 あぁ   なんと やら 。

なんか   うまい もの でも 食す の も 悪く ない な 。

つう こと で   ジャン ! いつの間に ?

こういう の は 早い の よ ムラサキ ちゃん 。

どうか して ます よ  3 人 と も !

私 たち は 魔 王 を 倒し に きた んです よ !

うん   その 顔 で 何 言って も 説得 力 が なか ぞ 。

食わ ん ぞ 。 私 は   絶対 に 食わ ん !

はい   スペシャルラーメン   お 待ち ! きた きた   きた きた 。

ヨシヒコ ちゃん   はい は いはい スペシャルラーメン   はい 。

うまい !  な に これ ! 最高 !

うまい ! もう 勝手に しろ !

いい か   ヨシヒコ 意地 に なって ないで 食せ 。

食べ ませ ん 。 いい から   ひと 口   食べろ よ 。

嫌です 。 ひと 口 で いい から 。 ひと 口 だけ です よ 。

早い なぁ 。 食べ たかった か   お前 は 。

なんだ   これ は …。 うま い だ ろ ?

うまい !  うまい ぞ !

う お ~ っ !! 他の お 客 さん に 迷惑だ ろ 。

すみません   替え玉 ください 。 早い な   お前 。

皆さん   このまま で は →

魔 王 の 城 は いつまで たって も 見つかり ませ ん 。

確かに   この 街 は 広 すぎる 。

手分け して 探す と いう の は どう でしょう ?

そして   毎日   ここ で 報告 し あう と いう の は 。

それ は   いい 考え だ 。 可能 性 は 広がる な 。

うん   わかった 。

しかし   皆さん 気 を つけて ください 。

いつ   魔 王 に 気づか れる か わかり ませ ん 。

わかった 。 わかった 。

そして   忘れ ないで ください 。

私 たち の 使命 は 魔 王 を 倒す こと だ と いう こと を 。

ねぇ ねぇ   あなた 。

はい 。

勝手に   たき火 と か 困る よ !

すみません   寒かった もの で 。

あと   こうして おか ない と 魔物 が 寄って き ます ので 。

何 言って んだ ?  お前 。 何 言って んだ ?  お前 。

ちょっと 質問 して いい ? はい 。

住所 は ? 住所 ?

あり ませ ん 。

え ?  ホームレス ?

しいて 言えば →

カボイ の 村 に   家 が あり ます 。

カボイ ?  知ら ない わ 。

え   じゃ …  今日 ここ で 寝る つもりだった の ?

はい 。 駄目だ よ !

お 金 ない の ? いえ …。

そこそこ   あり ます 。

だったら   家 借り な よ 。

ホームレス は 駄目だ よ 。 下手 したら 捕まっちゃ う よ 。

捕まる !?

そ …  それ は 駄目です 。

駄目だ ろ ? だ から さ   明日   不動産 屋 行って →

家   借り なさい 。 はい 。

あと   何 それ ?  その 服装 。

え ? おかしな 格好 して て も →

捕まる 可能 性 ある よ 。

なんだ と …。

すみません 。 家 を 貸して ください 。

は いはい 。  ご 予算 は ?

できる だけ   安い ほう が …。 安い ところ ね   は いはい 。

そ したら これ なんて   どう だろう ?

3万 で   敷 礼  2・2。 し   敷 礼 !?

ま ぁ …  ただ   あれ よ 。

あんまり 安い の は お 勧め し ない なぁ 。

まだまだ 暑い しさ ぁ 。

きれいな 部屋 の ほう が 住み心地 いい し →

モテ る よ 。 いや   そんなに   いい 部屋 は …。

いやいや いや …。

家具 と かも ちゃん と 揃えて さ …。

もし   あれ だったら →

提携 して る 家具 屋 さん 紹介 する よ 。

そう だ 。

ここ を 拠点 に して 魔 王 の 城 を 探す んだ 。

よし 。  早速 魔 王 の 城 を 探す こと と しよう 。

涼しい 。

つい 昨夜 も   ひと つ 新しい 呪文 を 手 に 入れた よ 。

それ は   どんな 呪文 な のです か ?

あおい たんに 教えて いただいて よろしい です か ?

うむ   よかろう 。

教えて ほしく ば →

メレブ 様 の ホクロ   すてき すぎて 吸い込ま れ ま する ぅ 。

まるで   ブラック ホール で する ぅ 。

ブラックホクル ~  と 言え 。

メレブ 様 の ホクロ   すてき すぎて …。 指 !  指 つけて ください 。

メレブ 様 の ホクロ   すてき すぎて 吸い込ま れ ま する ぅ 。

まるで   ブラック ホール で する ぅ 。

ブラックホクル ~。 ブラックホクル ~。

うむ   よかろう 。

先日   チョヒャド と いう 氷 系 の 呪文 を 手 に 入れた 私 は →

とうとう 炎 系 の 呪文 を 手 に 入れた よ 。

炎 の 呪文 …。  怖い で す ぅ 。

冷めて しまった 食べ物 を 温め 直す ほど の 火力 を 有する 呪文 。

これ を 私 は …。

メラチン 。  そう 名付けた よ 。

メラチン ?  しょげ ぽよ 。

この テラウマス な カレーライス わざと 冷め させて おいた 。

食べ させよ 。

あ ~ ん 。

冷め 冷め   冷たい 。

そこ で   メラチン ! き ゃっ 。

食べ させよ 。

あ ~ ん 。

ホックホク 。 すごい 呪文 で する ぅ 。

ただし   食べ物 に しか 効か ない ぞ 。 気 を つけろ 。

はい   気 を つけ ます 。 はい   もう ひと 口 。

フーフー して 。 フーフー 。

すみません   彼女 。 すげ え   かわいい んだ けど 。

まぶしい 。  や べ え   まぶしい !

え ~。 そんなに かわいかったら →

タレント さん に なった ほう が よく ない ?

いえいえ   そんな の 言わ れた こと ないで す よ 。

いやいや いや もう 100 パー 売れる し 。

や ばい   原石 見つけちゃ った な ウッフ ~!

や だ や だ やめて ください よ   もう 。

さあ   今日 は   アフター で 俺 と 1 回   チョチョッ と やる やつ は ?

や だ ~。 や だ ~。  生々しい 。

生々しい か 。 生々しい の が   男 の 勲章 だ 。

微妙 ~。 ハハハハ !  微妙 か !

俺 は ね   頻尿 アンド 残 尿 な んだ 。

さあ   アフター は ?  アフター …。

じゃあ じゃあ その も み上げ   剃 って くれたら →

付き合って あげて も いい よ 。 剃 る !  剃 る 剃 る !

今 すぐ 剃 る ! こだわり なさ すぎ ~!

いかん …。  このまま で は いか ん 。

そろそろ 魔 王 の 城 を 探し に いか ねば 。

よし 。

よし 。

あと 15 分   食 休み した のち に 探し に 出る ぞ 。

お っ さん   だいぶ 感じ 変わった な 。

お前たち と 同じ 理由 だ 。

この 街 に 合わせた 服装 を し ない と 魔 王 に 見つかって しまう から な 。

いやいや   服装 は そう だ けど も みあげ は 関係ない でしょ 。

いや ! あの も みあげ は   戦士 独特 の もの 。

絶対 に 目立つ 。  絶対 に 。 ダンジョー さん 。

戦士 の 証し を なくして まで 魔 王 を 探して くれて いた のです ね 。

その とおり だ 。

メレブ さん の ほう は   いかがです か ?

うむ   駄目だ 。 なかなか 見つかる もの で は ない な 。

毎日   靴 底 が 減る ほど 歩いて は いる のだ が 。

ちなみに 私 今   雑誌 の モデル やって ま ~ す 。

なに !? だって   仕事 し ながら だって →

魔 王 探し は できる し その ほう が 情報 入り やすい でしょ 。

むね たいら さん が …  モデル …。

今度   雑誌 に 載ったら みんな に 見せる から ね 。

浮かれて る んじゃ ない の か   ムラサキ !

ちゃんと 探して る の か ? 探し てるよ !

落ち着こう 。  ケンカ やめよう 。  な ?

ヨシヒコ の ほう は   どう だ ?

私 は   一 度 も マンション を 出て い ない 。

なんだ と !?

涼しい んです ! 涼しい の が   いけない んだ !

お前   よく それ で 私 を 責めた な 。

魔 王 を 探し たい 気持 は 人一倍 な んだ 。

しかし   涼し さ が 私 を 邪魔 する んだ 。

しっかり しろ   ヨシヒコ !

わかった 。  うん うん   わかった 。

明日 から だ 。 明日 から は   頑張る 俺 たち だ 。

魔 王   待って いろ 。

なぜ だ …。  なぜ 出かけ られ ない 。

お 金 が ない 。

はい   喜んで ! ( 一同 ) はい   喜んで !

声 が 小さい ! ( 一同 ) はい   喜んで !

武田 鉄 矢 風 に ! はい   喜んで ~。

バカチン が ~。  ヨシヒコ   なぜ   やら ん !?

すみません 。 存じ 上げ なかった もの で 。

武田 鉄 矢 を 知ら ない やつ が いる の か !?

ハハハハ !

はい   喜んで ~! はい   喜んで !

( アサミ ) ヨシヒコ 君   なんで バイト して ん の ?

ちょっと お 金 が   なくなった もの で 。

当然 か …。 私 も   お 金 ない んだ よ ね 。

そう な んです か 。

両親 が 早く に 事故 で 死んじゃ って さ 。

妹 の 学費   バイト して 稼いで ん の 。

アサミ さん に も 妹 が …。  大変です ね 。

ヨシヒコ 君 に も   妹 さん が いる の ? はい 。  故郷 に 残して き ました 。

ヨシヒコ 君 の 妹 なら きっと 美人 だろう ね 。

いえ   そんな こと は …。

(( 必ず 生きて … 生きて   お 戻り ください ))

おい   無駄 話して ねえ で ちゃんと 働け !

はい   すみません 。 すみません 。

(( 両親 が 早く に 事故 で 死んじゃ って さ 。

ヨシヒコ 君 の 妹 なら きっと 美人 だろう ね ))

♪♪~

失礼 いたし ます 。 ( ノック )

いらっしゃい ませ 。 ご 注文   お伺い いたし ます 。

とりあえず   生 中 もら お っか な 。

はい   喜んで ! 喜ぶ な   ヨシヒコ よ 。

ご 一緒に お つまみ は   いかがでしょう か ?

じゃあ   枝豆 でも   もらおう か な 。 黒い 豆 の やつ 。

ある ?  黒豆 の 枝豆 。 はい   喜んで !

うん   喜ぶ な   ヨシヒコ よ 。

あ …  申し訳 ございませ ん 。 黒豆 の 枝豆 と いう の は …。

仏 様 ! やっと 気づいた か 。

どうして !?

そして 初めて 裸眼 で 見えた か   私 の 姿 が 。

あぁ   見え ました 。

う ~ ん … ちょっと ね   話 が ある ぞ よ 。

すみません   仏 。  わけ あって 人一倍   働か ない と いけない ので 。

知って る の 。  それ は 知って る の 仏だ から 。  理由 は 全部 知って る 。

知った うえ で 話 を 聞いて ほしい 状況   今 。

店 が 終わって から でも いい です か ?

駄目   今 。  ジャスト   ナウ 。

しかし   店長 に 叱ら れ ます し →

そう し ます と   給料 が なし に なって しまう のです 。

いやいや …  いやいや い ~ や いやいや い ~ や 。

あの さ   ねぇ 。 お め え さん の 仕事 は 何 さ ?

オーダー   配膳   厨房 トイレ の 掃除 まで   すべて です 。

なるほど   なるほど ね …。

ごめん   ちょっと ひと言 だけ 言って いい ?

お め え   何 やって んだ   バカ 野郎 。 ですから   バイト を 。

あれ れ ?  あれ れ れ ? 仏 が おかしい の か な ?  ねぇ 。

仏 は   てっきり ね →

ヨシヒコ は 魔 王 を 倒し に きた んだ と 思って た 。

ええ   その とおり です が →

しかし   家賃 を 払わ ない こと に は 生活 も まま なら ず …。

いやいや   生活 と か いる か ね ? 俺 さ   ずっと 見て る けど さ →

なに ?  日々   バイト や って 帰り に   コンビニ で ご飯 買って →

部屋 で 食べ ながら   ついつい バイト 先 の かわいい あの 子 を →

フラッシュバック …  と か ね 。 いら ない 。  いら ない   全然 !

ねぇ   何 ドラマ ?  ねぇ 。 青春   何 ドラマ な のだ !?

では   私 は どう すれば いい のです か !?

なに ?  逆 ギレ ?  ねぇ 。

いやいや 答え は   ひと つ でしょう よ 。

魔 王 の 城 を 探し出して 魔 王 を 倒す こと でしょ 。

しかし   仏 …。  この 街 は 食べる もの も おいしい し →

部屋 も 涼しい し 電車 も 車 も あって 便利だ 。

そんな 便利な 世の中 で 私 は   どう やって →

魔 王 を 倒せば いい と いう のです か !

なるほど 。  それ ね   あれ な の さ 。 魔 王 の さ   戦略 な の さ 。

便利な 生活 を 味わわ せて おいて ね 敵意 を 喪失 さ せる って いう さ 。

仏 …  正直   私 は →

魔 王 が 大好きに なって い ます 。

そんな お前 に   仏 ビーム !

うわ ~!

うん   そう ね 。 あの …  お前 が 甘えて いたら さ →

カボイ の 村 を はじめ と する あちら の 世界 は →

いつまで 経って も 平和に なら ない ぜ 。

そう だ …。 うん 。

故郷 が さ   魔 王 たち に 滅ぼさ れて も いい の か ?

そう か …  私 は 魔物 を …。

魔 王 を 倒さ なくて は なら ない 。

うん …  よし   じゃあ ね わかったら ね   これ を 持て 。

実 を 言う と ね   お前 の 仲間 たち も こっち の 世界 を →

存分に 楽 しんど ~ る 。 楽 しんど ~ る 。

だから   はい   それ を 見たら 3 人 の 居場所 が わかる から 。

ありがとう ございます   仏 様 。

乾杯 。

ダンジョー さん !  今 すぐ   魔 王 の 城 を 探し に 行き ましょう !

突然 どうした ん だ ?  ヨシヒコ 。

この 人   誰 ? ん ?  あっ   お 友達 だ 。

我々 は 間違って いた 。

豊かな 生活 に おぼれ →

魔 王 を 倒す と いう 使命 を 忘れて いた んです !

しかし な   ヨシヒコ …。

さ ぁ   ダンジョー さん 今 すぐ 出発 し ましょう 。

ただ …  ヨシヒコ よ 。

俺 は 今 から   彼女 と 同伴 出勤 を する んだ 。

同伴 …  出勤 ?

彼女 と 食事 を した 後 に 彼女 と 一緒に   お 店 に 行く んだ 。

彼女 …  一 人 で 行け ない んです か ? 店 まで 。 えっ …。

大人 なんだ から 一 人 で 行ける でしょう 。

ダンジョー さん に 送って もらわ なくて も 一 人 で 行ける でしょ !

ち   違う んだ   ヨシヒコ 。

同伴 出勤 する こと に よって 彼女 の 営業 成績 に つながり →

彼女 の 給料 が 増える んだ 。

送って もらった から 成績 が 上がる など   あり え ない こと 。

さ ぁ   彼女 一 人 で 行き なさい 。

お前 は … キャバクラ の システム が わかって い ない !

システム …。

同伴 出勤 する こと に よって 初めて   アフター を 行って もらい →

その後   チョチョッ と …。  わかれ   ヨシヒコ !

思い出して ください !

我々 は この 外 の 世界 の 平和 の ため に →

戦って きた んじゃ ない です か !

魔 王 は   我々 の 関わって きた 外 の 世界 の 人々 の 平和 を →

奪おう と して る んです よ !

ヨ   ヨシヒコ …。

駄目だ …。  駄目な んだ !

これ 以上   あの 平和な 村 々 に 恐ろしい 魔物 を 増やして は 。

耕作 ちゃん さっさと お 店   行き ましょう 。

悪い が   一 人 で 行って くれ 。 えっ !?

俺 は   こいつ と 一緒に 行く 。

じゃあ   アフター も なし ね 。

あぁ   残念だ が …。

さ ぁ   ヨシヒコ … ムラサキ と メレブ を 呼び に 行こう 。

はい 。

無理だ 。 大昔 から   タイム スリップ して きて →

現代 の 進んだ 医療 器具 の 使い 方 など →

さっぱり   わから ない 。

いきなり   オペ なんて 無理だ 。

しっかり して !  シン !

手術 なんて チャチャッ と やっちゃ えば いい の よ !

人 の 命 が かかって る んだ ぞ 。

チャチャッ と なんて 無理だ 。

レーザー メス なんて   意外 と 簡単 よ 。 内 視 鏡 だって 結構 わかる わ よ 。

無理だ 。 あなた が 好きな の !

ムラサキ !  魔 王 の 城 を 探す ぞ 。

ちょ …  待って よ 。 撮影 中 じゃ ん か よ 。

これ 以上   我々 が もたもた して いる と →

外 の 世界 に 魔物 が 増える ばかりだ 。 駄目だ よ 。

だって 私   女優 に なった んだ もん 。 お前 は 女優 じゃ ない !

せっかく   魔法使い に なれた んじゃ ない か 。

もう   そんな の どうでも いい 。

私   これ から 女優 と して やっていく 。

魔 王 を 倒す 使命 を 忘れる と は 言語道断だ !

お め え は 何 回   忘れた よ !

巨乳 の 女 に 惚れちゃ 忘れ →

アイドル に なる っ つっちゃ あ 忘れて よ !

そんな やつ に 言語道断 なんて 言わ れ たく ねえ んだ よ !

私 は 使命 を 忘れた こと など 一 度 も ない !

お前   つい 最近 クーラー 涼しい から って 忘れた ばっ か だ ろ !

それ は それ !  これ は これ !

その とおり だ   ムラサキ !

え ~。

ムラサキ   ともに 戦おう 。

嫌です 。  だって この 仕事   楽しい んだ もん 。

すみません   皆さん 撮影 再開 し ましょう 。

ごめんなさい 。 ムラサキ !

私 に は   お前 が 必要な んだ 。

行こう   ムラサキ 。

いつか は   父 の 仇 と して →

私 を 殺さ なくて は なら ない のだろう 。

倒す んだ   魔 王 を 。

私 たち の 力 で 。 さ ぁ   撮影 再開 です よ 。

すみません 。  私   行き ます 。

えっ   困る よ   ムラサキ ちゃん 。

もっと 大事な 仕事 が ある ので 。

ムラサキ …。 ムラサキ ちゃん !

ぶ ~。 ぶ ~ じゃ ねえ よ 。

お前 さ   何 やって ん の ?

あの 子   俺 の メイド で さ 。 かつ   俺 に 惚れて る から さ 。

君   ちょっと … ちょっと 来て くれる かな ?

あなた は メレブ さん に 惚れて る んです か ?

はい   私 の ご 主人 様 です から 。 な ?

あの さ   俺 たち 今 から 魔 王 を 倒し に 行く んだ けれども →

俺 と 結婚 しちゃ って 一緒に 来 ない ?

えっ ? マジ で 惚れて ん なら さ →

そうして やって くれる ? いやいや いや 。

お 仕事 なん で 。

お 仕事 は いい から   俺 と 結婚 して 早く   私 に かし づけ 。

いやいや いや 。 膝 ま づけ 。 いやいや いや 。

近う よれ 。 いやいや 。 頭 を たれ い 。

いやいや いや 。 死 を みとれ 。

バッカ じゃ ねえ の !

何   本気で メイド だ と 思って ん の ?

調子 こ いて んじゃ ねえ よ 。

むしろ   お前 最悪   苦手な タイプ なん で 。  ヨロシク 。

二度と 来 なくて いい から 。

いつも の バカ みたいな 呪文 ?

あれ も 驚いて やって る だけ だ から 。

ヨロシク   キノコヘッド 。

行き ます か 。

うん   行く 。

やっぱり   これ が しっくり くる ね 。 ああ 。

ただし   ダンジョー の も みあげ は 消えた まま だ な 。

な め んな よ 。

す   すごい 。

フフフフ …。  さ ぁ   魔 王 の 城 を 探し に 行こう ぞ 。

ちなみに そんな なか   こんな なか   私 →

初めて 呪文 を 覚えた よ 。

お ぉ 。  いよいよ 魔法使い と して 覚醒 した か 。  ん ?

それ は   どんな 呪文 だ ? それ が   わかん ない の 。

私 に かけて みろ 。

何も 起こら ない ぞ 。

ヨシヒコ に かから ない と なる と 相当 の クソ 呪文 だ な 。

でも   呪文 を 覚えた 自覚 だけ は ある んだ よ 。

まだ   魔法使い と して の 経験 が 浅い 。

ゆえに   呪文 を まだ 理解 でき ず に いる んだ よ 。

お め え に   そんな 偉 そうに 言わ れる こと じゃ ねえ よ 。

一 度 は   魔 王 に 心 を 奪わ れて しまった が →

もう 迷う こと は ない 。

よし 。  倒す ぞ   魔 王 を 。

うん 。 うむ 。

行き ましょう 。


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