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東京喰種トーキョーグール:re, Tokyo Ghoul:re Episode 1

Tokyo Ghoul :re Episode 1

( ナレーション ) 群衆 に 紛れ ―

ヒト の 肉 を 食らう

ヒト の 肉 を 食らう ( 捕食 する 音 )

ヒト の 形 を し ながら ―

ヒト と は 異なる 存在

( 斬る 音 )

( ナレーション ) 人々 は 彼ら を ―

“ 喰 種 ( グール ) ” と 呼ぶ

♪~

~♪

( バイク の 走行 音 ) ( 男 ) フッ

( 瓜 江 ( うり え ) ) ここ で

( 運転手 ) え ? ここ で よろしい ん です か ?

( 瓜 江 ) 喰 種 捜査 官 です ( 運転手 ) あっ …

軽く 洗った くらい じゃ 分かり ます よ

血 の におい ( 運転手 ) う っ !

( 運転手 ) う う う …

( 瓜 江 ) 赫子 ( かぐ ね )

( 運転手 ) う う う …

( 運転手 の うなり 声 )

( 運転手 ) ん ?

クインケ か

( 瓜 江 ) くっ

( 運転手 ) ぬ あっ !

( 瓜 江 ) くっ

( 瓜 江 ) レート は A いや B か

トルソー で は ない

( 瓜 江 ) う っ !

( 運転手 ) 丸 腰 だ な 人間

( バイク の 走行 音 )

( 運転手 ) 食わせろ

( バイク の 走行 音 ) ( 男 ) フッ

( 運転手 ) 食わせろ !

( ブレーキ 音 )

( 瓜 江 ) チッ

( 不 知 ( しら ず ) ) 瓜 江 君 !

不 知 三 等

お前 の 攻撃 が 当たった ん だ けど

( 瓜 江 ) 邪魔 な の が 来 た

あれ ? クインケ どう し た の ? 壊れ た の ?

あら あら 頼む よ 班長

不 知 三 等

( 不 知 ) ああ ?

が ああ あっ !

( 瓜 江 ) 安らか に 死ね

が ああ あっ !

( 瓜 江 ) 安らか に 死ね

( 運転手 ) フフフ … あっ

やっ ふ ぃ ー

お … お前 ら 喰 種 ! ?

( 瓜 江 ) 俺 たち クイン クス は …

う わ ああ あっ !

( 瓜 江 ) お前 ら の 能力 を 使う

う わ ああ あっ !

( 不 知 ) 俺 の 手柄 だ な

( 瓜 江 ) ふざける な

こいつ は 俺 が あぶり出し た 喰 種 だ

任務 の 貢献 度 って やつ っす な

( 瓜 江 ) お前 は 俺 の 後 を つけ て た だけ だ ろ う が

( 不 知 ) さっき の 一撃 も 8 割 俺 の おかげ だ もん な

( 瓜 江 ) チッ 口 の 減ら ない やつ だ な

あっ !

( 斬る 音 )

( 琲 世 ( は い せ ) ) 油断 し ない

( 下 口 ( し も ぐち ) ) きのう 真 戸 ( ま ど ) 班 の 瓜 江 二 等 ら が 遭遇 し た 喰 種 は ―

トルソー で は なかった よう です ね

何 に せよ トルソー は うち の 担当 です から ―

真 戸 班 に は ほか の 捜査 に 専念 し て いただき たい もの です

そう いえ ば 先日 喰 種 の うなり 声 が 聞こえる と の こと で ―

数 日 かけ て 調べ た 結果 ―

それ が ただ の 野良犬 だった と か

( 琲 世 ) いや あ 力 抜け ちゃ い ます よ ね

( 下 口 ) ヘラヘラ する な 佐々木 ( さ さき ) 一 等

( 琲 世 ) あっ …

( 下 口 ) あなた の 部下 の ―

クイン クス と か いう 連中 ―

予算 ばかり 食う だけ で 全く 成績 を 上げ て い ない

( 琲 世 ) それ は …

( 下 口 ) そもそも ―

人間 な の か 喰 種 な の か 分から ない 連中 を ―

捜査 に 加える など …

あなた は きのう の タクシー ドライバー も ―

とど め を 刺さ なかった

あんな 役 に も 立た ない 喰 種 を 生かし て おい て 何 に なる ?

しかし …

( 下 口 ) 喰 種 に 同情 でも し まし た か ?

まっ あなた なら あり える か

やはり あなた は 喰 種 …

( 暁 ( あき ら ) ) 下 口 上等

部下 の 教育 は 私 の 仕事 だ

後 ほど 私 が 言って 聞か せよ う

( 下 口 ) 真 戸 上 等

その 教育 と や ら が 不十分 な の で は ?

重ねて 言い ます が トルソー は 私 の 担当 です よ

貴 君 ら の 亀 の 歩み が ごとき 捜査 を ―

見る に 見かね て 助け船 を 出し て やった と は 思わ ない か ?

( 下 口 ) むっ 言わ せ て おけ ば …

( 平子 ( ひら こ ) ) 下 口 上等 真 戸 上 等 ( 下 口 ) あっ

( 平子 ) その 辺り で …

トルソー の 捜査 に つい て です が ―

下 口 班 真 戸 班 連携 し て 執り行う よう に お 願い し ます

われわれ 平子 班 は 引き続き オロチ を 追い ます

きょう の 会議 は 以上 で

( 琲 世 ) ぐ ほっ !

( 琲 世 の うめき声 ) ( 暁 ) 戦い で は 甘 さ を 捨てろ

その 優し さ が お前 を 殺す ぞ

メンター と して 厳しい 姿勢 を 見せろ

その 甘 さ は クイン クス たち に も 影響 する

喰 種 を かばう な

これ 以上 真 戸 パンチ を 食らい たく なけ れ ば な

( 琲 世 ) “ 真 戸 パンチ ” ?

( 暁 ) とにかく 下 口 班 より 先 に トルソー を 挙げる ぞ

オロチ でも かまわ ん

有馬 ( あり ま ) 特等 も お前 に は 期待 し て いる ぞ

有馬 さん が ?

( 暁 ) クイン クス 計画 …

“ 有馬 貴 将 ( き しょ う ) を 超える 存在 を つくる ” か

( アオギリ 兵 ) あ あっ ! き … 貴 様 が オロチ か !

( オロチ ) 何 ? 俺 そんな ふう に 呼ば れ てん の ?

( オロチ ) 何 ? 俺 そんな ふう に 呼ば れ てん の ?

( アオギリ 兵 ) ああ …

( アオギリ 兵 ) 喰 種 の 貴 様 が なぜ われわれ を 狙う ! ?

( オロチ ) いや 死に かけ の モブ に 説明 する 義理 ない から

( アオギリ 兵 ) あっ … あ あっ …

( オロチ ) いや 死に かけ の モブ に 説明 する 義理 ない から

( アオギリ 兵 ) あ … あっ … N ( オロチ ) なあ

トルソー って 喰 種 知って っ か ?

( アオギリ 兵 ) し … 知ら ない 俺 は …

( オロチ ) はい オーケー

ん じゃ さよなら さん っと

( アオギリ 兵 ) あ あっ ぎ ゃ あっ ! ( 攻撃 する 音 )

( 不 知 ) 班長 ! 水くさい っす よ

つ う か “ チーム で 行動 しろ ” って サッサン も 言って た ろ ?

( 瓜 江 ) 俺 は 佐々木 一 等 の 下 に いる つもり は ない

さっさと 昇進 し て S 3 に 行く

何 だ よ ? “ S 3 ” って

知ら なく て いい

とにかく 不 知 三 等 は 俺 の 足 を 引っ張る な

( 不 知 ) ああ ?

て め え に 指図 さ れる 筋合い ねえ ん だ けど

ここ で や っち ま お う か ?

( 瓜 江 ) 筋合い ある だ ろ ! 俺 が 班長 だ ろ う が

かまわ ない けど

( シャッター 音 )

( 不 知 ) ん ? ( 瓜 江 ) あ ?

( シャッター 音 )

( ちえ ) 君 たち トルソー って 喰 種 追って る ん でしょ ?

情報 いら ない ?

( 六 月 ( むつき ) ) ひ ゃ あっ …

( 柴 ( しば ) ) 相変わらず ヘタレ だ ねえ 六 月 君 は

( 六 月 ) う っ … ダメ な ん です よ

どうして も 血 を 見る と 俺 …

( 柴 ) 赫子 出 せる よう に なった ?

あ … いえ まだ …

( 柴 ) どう ? クイン クス 班 は

フッ 相変わらず みんな マイ ペース で …

( 柴 ) そうだ ね

君 と 瓜 江 君 以外 は 定期 健診 に も 来 ない

俺 から 言って おき ます よ

( 柴 ) よ ろ ぴ く

俺 が 言って も 聞か ない だ ろ う な

( 瓜 江 ) 堀 ( ほり ) ちえ さん 24 歳 ? ( ちえ の 食べる 音 )

( ちえ ) ん ぐ っ 撮った 写真 を 売ったり ―

ついでに 集め た 情報 も 商品 に し てる ん だ

( 瓜 江 ) それ で トルソー に つい て どういった 情報 を ?

( ちえ ) トルソー の 捕食 現場 の 写真 ( 不 知 ) ん ?

( ちえ ) タダ じゃ ない よ

( ちえ の 食べる 音 )

( ちえ の 食べる 音 )

( 瓜 江 ) いくら が ご 希望 でしょ う ?

( 瓜 江 ) いくら が ご 希望 でしょ う ?

( ちえ ) 100 万 !

( 不 知 ) え えっ ! ( 瓜 江 ) ん …

( ちえ ) … か 佐々木 琲 世 の 私物

( 瓜 江 ) “ 残り の 情報 は 報酬 を 渡し た あと ” か

( 不 知 ) サッサン に 言って パンツ でも もら お う ぜ

( 瓜 江 ) ふう …

あ ? どう し た ?

不 知 三 等 君 は 金 が 必要 な ん だ ろ ?

( 不 知 ) な っ … 何 だ よ ? 突然

佐々木 一 等 は われわれ の メンター だ

彼 に 報告 し 班 の 作戦 と して トルソー を 捕まえ れ ば ―

それ は 当然 班 の 功績 と いう こと に なる

( 不 知 ) そんな の 当然 じゃ … N ( 瓜 江 ) 分から ない か ?

彼 の 報告 の しかた しだい で は ―

佐々木 一 等 個人 の 手柄 に なって しまう ん だ

何 だ それ ! ず っこ い !

( 瓜 江 ) そうだ ず っこ い

金 が 必要 な ん だ ろ ? だったら 早く 昇進 し なく ちゃ な

その ため に は とにかく 手柄 だ

でも どう すれ ば …

( 瓜 江 ) 個人 だ よ

班 で は なく 個人 で 手柄 を 挙げる ん だ

その ほう が 君 の 目標 に 早く 近づく

分かった そう する ぜ

サッサン … いや 佐々木 なんか に 邪魔 さ れ て たまる か !

よかった

( 瓜 江 ) 扱い やすい バカ で

( 琲 世 ) 瓜 江 君 たち は ?

( 六 月 ) あ … トルソー を 捜し に …

( 琲 世 ) また 勝手 な 行動 し て …

才 子 ( さ い こ ) ちゃん は ?

( 六 月 ) たぶん 部屋 で ゲーム を …

( 琲 世 ) もう !

( 琲 世 ) 才 子 ちゃん ! ごはん !

( 才 子 ) あ ~ い

( 六 月 ) いただき ます

( 琲 世 ) はい どうぞ

( 食べる 音 )

( 六 月 ) おいしい です

フッ よかった

( ドア が 開く 音 ) ( 琲 世 ) あっ

お かえり ごはん でき て …

( 不 知 ) いら ねえ っす ( 琲 世 ) え ?

あ … 瓜 江 君 捜査 の こと な ん だ けど …

あ … 瓜 江 君 捜査 の こと な ん だ けど …

( 紙 を 置く 音 )

あ … N ( 瓜 江 ) おかまい なく

トルソー は 1 人 で 挙げて みせ ます から

その 領収 書 経費 で お 願い し ます

( 足音 ) ( ドア が 閉まる 音 )

は あ …

あくまで 単独 捜査 を ご 所望 か

分かった よ

あの 子 たち に は ―

この “ 佐々木 の 本気 ” を 見せる 必要 が ある ね

先生 ?

いく よ 六 月 君 !

僕たち で トルソー を 押さえる !

瓜 江 君 たち より も 早く だ !

は … はい !

( 琲 世 ) 見て いろ ヒヨッコ ども ! ついでに 下 口 上等 !

“ 佐々木 の 本気 ” を 見せ て やる !

( 六 月 ) ドナート ・ ポル ポラ

通称 “ 神父 ” SS レート

確か 預かって い た 孤児 たち を 捕食 し て いたって いう …

( ドナート ) きょう は 新人 も 一緒 か 琲 世

とても うま そう だ ( 六 月 ) う う っ

これ が クイン クス か

その 腹 を 欲しい まま に 割 い て ―

ぷ るり と し た 内臓 を 口 いっぱい に ほおばり たい もの だ な

( 六 月 ) あ …

( ドナート ) それ で きょう は 何 の 用 だ ?

( ドナート ) それ で きょう は 何 の 用 だ ?

( 六 月 ) あ …

( ドナート ) それ で きょう は 何 の 用 だ ?

トルソー と いう 喰 種 に つい て です

捕食 現場 は かなり 広範囲 に 及 ん で い ます

被害 者 は 全員 女性

皆 胴体 のみ が 奪わ れ て い ます

なるほど 胴体 マニア か

広範囲 の 移動 …

犯行 に は 車 が 使わ れ て いる な

はい

なぜ 現場 が 広範囲 に 及ぶ の か …

特定 さ れる こと を 恐れ て いる の か

だ と すれば 素性 を 隠し 人間 社会 に 溶け込 ん で いる 喰 種

道路 事情 に も 精通 し て いる

タクシー ドライバー だ

( 琲 世 ・ 六 月 ) あっ

( 琲 世 ) 瓜 江 君 は 気付 い て いた ん だ

( 雛 実 ( ひな み ) ) アオギリ の 樹 ( き ) から の 言づて です

トルソー さん

( トルソー ) “ 言づて ” ?

( 雛 実 ) “ 食べ 過ぎ です ”

“ 白 鳩 ( ハト ) から 目 を 付け られ て いる よう です ”

( トルソー ) CCG が ?

( 雛 実 ) クイン クス と いう 名前 を 耳 に した こと は ?

( トルソー ) いえ …

( 雛 実 ) 彼ら は 人間 で あり ながら 喰 種 の 能力 を 用いる そう です

重ねて ご 注意 を

( 雛 実 ) “ クイン クス ” か …

まるで お 兄ちゃん みたい だ ね

( 不 知 ) サッサン の パンツ だ

( ちえ ) ん っ ?

( ちえ の 嗅ぐ 音 ) ( 不 知 ) 大丈夫 だ よ

洗って 干し て ある やつ を 持って き た から

( ちえ ) じゃあ お返し に これ

( 不 知 ) これ は ?

( ちえ ) 現場 近く に 落ち て た 写真

被害 者 が 写って る でしょ ?

トルソー が 撮った もの だ と 思う ん だ けど …

この フィルム 海外 の もの で 入手 できる 場所 が 限ら れ てる ん だ

で これ が フィルム を 大量 購入 し て いった お 客 さん

冴木 空 男 ( さえ き から お ) 職業 は …

は あ …

( 琲 世 ) 盲腸 の 手術 痕 帝王 切開 の 傷痕 ―

ケガ に よる 傷 …

被害 者 の 共通 点 は 胴体 の どこ か に 傷 が ある こと

でも 襲う 前 に 傷 が ある か どう か なんて ―

分から ない ん じゃ …

( 琲 世 ) これ を 見 て ( 六 月 ) ん ?

( 琲 世 ) トルソー の 捕食 現場 は ―

被害 者 が 通院 し て い た 病院 を 中心 に 放射 状 に 広 がって いる

手分け し て 病院 を 当たって みよ う

あっ でも 怪しい 人 を 見つけ て も 1 人 で は 行動 し ない こと

( 六 月 ) 地道 に やる しか ない けど …

( 六 月 ) あっ

( 足音 )

( 六 月 ) あっ !

( 足音 )

( 女性 ) あ … N ( 六 月 ) すみません ! 乗り ます

( 不 知 ) 都 内 は タクシー だらけ だ な

( 瓜 江 ) ああ

( 瓜 江 ) 黙って 捜せ 無能 が

( 携帯 電話 の 受信 音 )

( 瓜 江 ) 六 月 が トルソー と 接触 中 だ と ?

ああ ? 場所 は ?

Uターン だ

( トルソー ) お 客 様

( 六 月 ) あ …

あ あっ !

( トルソー ) お 客 様 は … N ( 六 月 ) う ぐ っ …

くっ … N ( トルソー ) どっち です か ?

( 瓜 江 ) もっと 飛ばせ !

道交法 違反 に なる ぜ !

( 瓜 江 ) どう と でも なる !

( 六 月 ) くっ … う う っ …

くっ ! や あっ !

( トルソー ) ぐ は あっ !

お … お 客 様 !

( 六 月 ) くっ

( トルソー ) う っ … 白 鳩 ? くっ !

くっ ! ( 六 月 ) あっ ! あ …

( トルソー の 力み 声 ) ( 殴る 音 )

( 六 月 の うめき声 ) ( 殴る 音 )

( 六 月 の うめき声 ) ( 殴る 音 )

( トルソー ) いい なあ … 君 いい よ … とても …

( 六 月 ) ぐ は っ ! う っ …

( トルソー ) ハア … ハア … ハア … ハア …

ん っ ?

( 瓜 江 ) あの ナンバー 間違い ない

トルソー だ !

( 不 知 ) う っ ! くそ っ !

何 な ん だ よ … 何 な ん だ よ …

マスク ねえ ぞ きょう …

( 瓜 江 ) タイヤ だ !

赫子 で タイヤ を 狙え ! ( 不 知 ) あ あっ ?

外し て も …

文句 言う な よ !

( 瓜 江 ) 下手くそ

だから 当た ん ねえ よ !

落とす ぞ ! ( パトカー の サイレン )

( 警察 官 ) 前 の バイク と タクシー 止まり なさい

( 警察 官 ) 喰 種 追跡 中 ?

( 警察 官 ) 協力 する !

( 警察 官 ) そこ の タクシー ! 止まり な …

( 不 知 ) いっ ! ?

野郎 !

( トルソー ) フッ あっ !

( タクシー の ブレーキ 音 )

う う う う う っ !

( 瓜 江 ) 包囲 ?

( 瓜 江 ) 佐々木 一 等 か ?

( 不 知 ・ 瓜 江 ) ん ?

( 不 知 ) おっと !

止まって りゃ 狙い やすい ぜ !

( トルソー ) ぐ あっ !

( 捜査 官 ) あれ が クイン クス って やつ か

喰 種 と 変わ ん ねえ じゃ ねえ か

( 捜査 官 ) ありゃ あ もはや 人間 じゃ ねえ よ

( 六 月 ) くっ … N ( 攻撃 する 音 )

( 六 月 ) 俺 も 戦わ なく ちゃ …

( 瓜 江 ) くっ !

( 六 月 ) 来い ! 来い ! 来い ! 来い !

赫子 ! 来 て くれ !

( 攻撃 する 音 )

ダメ だ

2 人 は あんなに 使いこなし てる のに ―

俺 は …

相当 再生 速 ( はえ ) え ぞ

攻撃 を 緩める な 一気に 畳みかけ て 確保 する …

( 爆発 音 ) ( 不 知 ) あっ !

( オロチ ) その 確保 中止 !

( 爆発 音 )

( オロチ ) お前 ら あれ か ? クイン クス だ っけ ?

赫子 使う ん だ ろ ?

( 不 知 ) な っ …

S レート … オロチ !

こいつ が ! ? ( 走る 足音 )

( オロチ ) った く

白 鳩 の 連中 も 胸 くそ 悪 ( わり ) いこ と する よ な

アオギリ と 変わ ん ねえ じゃ ねえ か

胸 くそ ついでに ちょっと 遊 ぼ う ぜ !

( 瓜 江 ) くっ ! あっ !

ぐ っ ! が はっ !

( オロチ ) 悪い けど 白 鳩 に は 容赦 し ない んで

何 だ ? そりゃ 豆 鉄砲 か ?

無傷 か よ !

( 瓜 江 ) くっ ! う っ !

ぐ っ !

う っ … あっ …

う っ …

( 瓜 江 ) 赫子 が …

( オロチ ) しょせん まがい もん だ な

( 六 月 ) 瓜 江 君 が 全く 歯 が 立た ない なんて …

( 六 月 ) ハアッ

( 六 月 ) 俺 は 太刀打ち できる の か ?

( オロチ ) 何 だ ? もう 1 人 い た の か よ

ん じゃ お前 から 片づけ て … N ( 不 知 ) うりゃ あっ !

ゼロ 距離 ボン バー !

( オロチ ) くっ !

透 ( と おる ) ! 逃げ ん ぞ !

( 六 月 ) う っ くっ !

( 不 知 ) くっ !

( オロチ ) った く ダセ え し …

ウゼ え !

( 不 知 ) う わ ああ あっ !

ここ は 引こ う ぜ

俺 も 赫子 切れ だ ひとまず 撤退 だ べ

( 瓜 江 ) “ 撤退 ” ?

( 黒 磐 ( くろ いわ ) ) すまない 久生 ( く き ) 君

班長 は 1 人 残り われわれ S 3 班 員 に 撤退 を 命じ た

( 瓜 江 ) くっ …

( 黒 磐 ) すまない お 父上 を お守り でき なかった

( 黒 磐 ) すまない お 父上 を お守り でき なかった

( 瓜 江 ) くっ … う う っ …

( 瓜 江 ) う っ …

ふざける な !

( 捕食 する 音 )

( 捕食 する 音 )

( 不 知 ) おい バカ ! 何 やって ん だ よ !

( 瓜 江 ) 赫子 を 発動 さ せる ため の 捕食 だ !

( 不 知 ・ 六 月 ) えっ ! ?

( 瓜 江 ) 昇進 昇進 昇進 昇進 昇進 昇進 ! ( 捕食 する 音 )

( オロチ ) った く …

はい 終了

( 斬る 音 )

サッサン !

先生 !

( オロチ ) ああ ? 何 だ ? て め え

まがい もん ども の 王様 か ?

( オロチ ) ん ? こいつ 何 か …

( 琲 世 ) 僕 の 部下 に ―

手 を 出す な !

くっ !

( オロチ ) ちょ こまか ウゼ えん だ よ !

( 琲 世 ) あっ !

ぐ っ

くっ !

( オロチ ) 手応え ねえ な まるで 豆腐 だ

ん じゃ こっち

あっ !

くっ !

サッサン !

( 琲 世 ) 早く 撤退 する ん だ !

でも …

( 琲 世 ) いい から 早く !

( オロチ ) 遅 え ! ( 琲 世 ) あっ

( 六 月 ・ 琲 世 ・ 瓜 江 ・ 不 知 ) わ っ !

う わ あっ !

( 琲 世 ) 強い

久々 に こんな 喰 種 …

( 男 ) 弱い ね 琲 世

( 琲 世 ) ハッ !

( 男 ) このまま じゃ やつ に 部下 を 殺さ れ ちゃ う

何も 守れ ない

こっち 向 い て よ 冷たい な

分かって る くせ に 僕 が 必要 だって

ねえ 僕 を 受け入れ て よ

ほら ほら ほら ほら …

( 琲 世 ) 黙って ろ !

( 琲 世 ) 僕 は 君 に は のま れ ない

( 琲 世 ) 六 月 君 暁 さん に 連絡 を

( 琲 世 ) 暁 さん ―

有馬 さん ―

僕 に 勇気 を !

( 指 が 鳴る 音 )

♪~

~♪

( 男 ) 琲 世 琲 世

( 瓜 江 ) あの 程度 じゃ すぐ 戻る

( 瓜 江 ) あの 程度 じゃ すぐ 戻る

( 琲 世 ) 上官 命令 だ

( 琲 世 ) ぐ っ !

( 琲 世 ) 僕 の こと な ん か 知ら ない ほう が いい と 思い ます

( オロチ ) 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か

( オロチ ) 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か

( 琲 世 ) … よ

( オロチ ) 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か

( オロチ ) 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か

( 琲 世 ) 僕 に は 何も ない けど ―

( 琲 世 ) 僕 に は 何も ない けど ―

( 琲 世 ) 僕 に は 何も ない けど ―

( 倉 元 ( くら もと ) ) はい ( 武臣 ( たけ お み ) ) はい

これ で 結構 幸せ な ん です

( 下 口 ) ラビット に 襲撃 さ れ ―

( 六 月 ) “ アール イー ” ?

戦闘 不能


Tokyo Ghoul :re Episode 1 tokyo|ghoul||episode

( ナレーション ) 群衆 に 紛れ ― なれーしょん|ぐんしゅう||まぎれ

ヒト の 肉 を 食らう ひと||にく||くらう

ヒト の 肉 を 食らう ( 捕食 する 音 ) ひと||にく||くらう|ほしょく||おと

ヒト の 形 を し ながら ― ひと||かた|||

ヒト と は 異なる 存在 ひと|||ことなる|そんざい

( 斬る 音 ) きる|おと

( ナレーション ) 人々 は 彼ら を ― なれーしょん|ひとびと||かれら|

“ 喰 種 ( グール ) ” と 呼ぶ しょく|しゅ|||よぶ

♪~

~♪

( バイク の 走行 音 ) ( 男 ) フッ ばいく||そうこう|おと|おとこ|

( 瓜 江 ( うり え ) ) ここ で うり|こう||||

( 運転手 ) え ? ここ で よろしい ん です か ? うんてんしゅ|||||||

( 瓜 江 ) 喰 種 捜査 官 です ( 運転手 ) あっ … うり|こう|しょく|しゅ|そうさ|かん||うんてんしゅ|

軽く 洗った くらい じゃ 分かり ます よ かるく|あらった|||わかり||

血 の におい ( 運転手 ) う っ ! ち|||うんてんしゅ||

( 運転手 ) う う う … うんてんしゅ|||

( 瓜 江 ) 赫子 ( かぐ ね ) うり|こう|せきこ||

( 運転手 ) う う う … うんてんしゅ|||

( 運転手 の うなり 声 ) うんてんしゅ|||こえ

( 運転手 ) ん ? うんてんしゅ|

クインケ か

( 瓜 江 ) くっ うり|こう|

( 運転手 ) ぬ あっ ! うんてんしゅ||

( 瓜 江 ) くっ うり|こう|

( 瓜 江 ) レート は A いや B か うり|こう|れーと||a||b|

トルソー で は ない

( 瓜 江 ) う っ ! うり|こう||

( 運転手 ) 丸 腰 だ な 人間 うんてんしゅ|まる|こし|||にんげん

( バイク の 走行 音 ) ばいく||そうこう|おと

( 運転手 ) 食わせろ うんてんしゅ|くわせろ

( バイク の 走行 音 ) ( 男 ) フッ ばいく||そうこう|おと|おとこ|

( 運転手 ) 食わせろ ! うんてんしゅ|くわせろ

( ブレーキ 音 ) ぶれーき|おと

( 瓜 江 ) チッ うり|こう|

( 不 知 ( しら ず ) ) 瓜 江 君 ! ふ|ち|||うり|こう|きみ

不 知 三 等 ふ|ち|みっ|とう

お前 の 攻撃 が 当たった ん だ けど おまえ||こうげき||あたった|||

( 瓜 江 ) 邪魔 な の が 来 た うり|こう|じゃま||||らい|

あれ ? クインケ どう し た の ? 壊れ た の ? ||||||こぼれ||

あら あら 頼む よ 班長 ||たのむ||はんちょう

不 知 三 等 ふ|ち|みっ|とう

( 不 知 ) ああ ? ふ|ち|

が ああ あっ !

( 瓜 江 ) 安らか に 死ね うり|こう|やすらか||しね

が ああ あっ !

( 瓜 江 ) 安らか に 死ね うり|こう|やすらか||しね

( 運転手 ) フフフ … あっ うんてんしゅ||

やっ ふ ぃ ー |||-

お … お前 ら 喰 種 ! ? |おまえ||しょく|しゅ

( 瓜 江 ) 俺 たち クイン クス は … うり|こう|おれ||くいん||

う わ ああ あっ !

( 瓜 江 ) お前 ら の 能力 を 使う うり|こう|おまえ|||のうりょく||つかう

う わ ああ あっ !

( 不 知 ) 俺 の 手柄 だ な ふ|ち|おれ||てがら||

( 瓜 江 ) ふざける な うり|こう||

こいつ は 俺 が あぶり出し た 喰 種 だ ||おれ||あぶりだし||しょく|しゅ|

任務 の 貢献 度 って やつ っす な にんむ||こうけん|たび||||

( 瓜 江 ) お前 は 俺 の 後 を つけ て た だけ だ ろ う が うり|こう|おまえ||おれ||あと|||||||||

( 不 知 ) さっき の 一撃 も 8 割 俺 の おかげ だ もん な ふ|ち|||いちげき||わり|おれ|||||

( 瓜 江 ) チッ 口 の 減ら ない やつ だ な うり|こう||くち||へら||||

あっ !

( 斬る 音 ) きる|おと

( 琲 世 ( は い せ ) ) 油断 し ない はい|よ||||ゆだん||

( 下 口 ( し も ぐち ) ) きのう 真 戸 ( ま ど ) 班 の 瓜 江 二 等 ら が 遭遇 し た 喰 種 は ― した|くち|||||まこと|と|||はん||うり|こう|ふた|とう|||そうぐう|||しょく|しゅ|

トルソー で は なかった よう です ね

何 に せよ トルソー は うち の 担当 です から ― なん|||||||たんとう||

真 戸 班 に は ほか の 捜査 に 専念 し て いただき たい もの です まこと|と|はん|||||そうさ||せんねん||||||

そう いえ ば 先日 喰 種 の うなり 声 が 聞こえる と の こと で ― |||せんじつ|しょく|しゅ|||こえ||きこえる||||

数 日 かけ て 調べ た 結果 ― すう|ひ|||しらべ||けっか

それ が ただ の 野良犬 だった と か ||||のらいぬ|||

( 琲 世 ) いや あ 力 抜け ちゃ い ます よ ね はい|よ|||ちから|ぬけ|||||

( 下 口 ) ヘラヘラ する な 佐々木 ( さ さき ) 一 等 した|くち|へらへら|||ささき|||ひと|とう

( 琲 世 ) あっ … はい|よ|

( 下 口 ) あなた の 部下 の ― した|くち|||ぶか|

クイン クス と か いう 連中 ― くいん|||||れんちゅう

予算 ばかり 食う だけ で 全く 成績 を 上げ て い ない よさん||くう|||まったく|せいせき||あげ|||

( 琲 世 ) それ は … はい|よ||

( 下 口 ) そもそも ― した|くち|

人間 な の か 喰 種 な の か 分から ない 連中 を ― にんげん||||しょく|しゅ||||わから||れんちゅう|

捜査 に 加える など … そうさ||くわえる|

あなた は きのう の タクシー ドライバー も ― ||||たくしー|どらいばー|

とど め を 刺さ なかった |||ささ|

あんな 役 に も 立た ない 喰 種 を 生かし て おい て 何 に なる ? |やく|||たた||しょく|しゅ||いかし||||なん||

しかし …

( 下 口 ) 喰 種 に 同情 でも し まし た か ? した|くち|しょく|しゅ||どうじょう|||||

まっ あなた なら あり える か

やはり あなた は 喰 種 … |||しょく|しゅ

( 暁 ( あき ら ) ) 下 口 上等 あかつき|||した|くち|じょうとう

部下 の 教育 は 私 の 仕事 だ ぶか||きょういく||わたくし||しごと|

後 ほど 私 が 言って 聞か せよ う あと||わたくし||いって|きか||

( 下 口 ) 真 戸 上 等 した|くち|まこと|と|うえ|とう

その 教育 と や ら が 不十分 な の で は ? |きょういく|||||ふじゅうぶん||||

重ねて 言い ます が トルソー は 私 の 担当 です よ かさねて|いい|||||わたくし||たんとう||

貴 君 ら の 亀 の 歩み が ごとき 捜査 を ― とうと|きみ|||かめ||あゆみ|||そうさ|

見る に 見かね て 助け船 を 出し て やった と は 思わ ない か ? みる||みかね||たすけぶね||だし|||||おもわ||

( 下 口 ) むっ 言わ せ て おけ ば … した|くち||いわ||||

( 平子 ( ひら こ ) ) 下 口 上等 真 戸 上 等 ( 下 口 ) あっ ひらこ|||した|くち|じょうとう|まこと|と|うえ|とう|した|くち|

( 平子 ) その 辺り で … ひらこ||あたり|

トルソー の 捜査 に つい て です が ― ||そうさ|||||

下 口 班 真 戸 班 連携 し て 執り行う よう に お 願い し ます した|くち|はん|まこと|と|はん|れんけい|||とりおこなう||||ねがい||

われわれ 平子 班 は 引き続き オロチ を 追い ます |ひらこ|はん||ひきつづき|||おい|

きょう の 会議 は 以上 で ||かいぎ||いじょう|

( 琲 世 ) ぐ ほっ ! はい|よ||

( 琲 世 の うめき声 ) ( 暁 ) 戦い で は 甘 さ を 捨てろ はい|よ||うめきごえ|あかつき|たたかい|||あま|||すてろ

その 優し さ が お前 を 殺す ぞ |やさし|||おまえ||ころす|

メンター と して 厳しい 姿勢 を 見せろ |||きびしい|しせい||みせろ

その 甘 さ は クイン クス たち に も 影響 する |あま|||くいん|||||えいきょう|

喰 種 を かばう な しょく|しゅ|||

これ 以上 真 戸 パンチ を 食らい たく なけ れ ば な |いじょう|まこと|と|ぱんち||くらい|||||

( 琲 世 ) “ 真 戸 パンチ ” ? はい|よ|まこと|と|ぱんち

( 暁 ) とにかく 下 口 班 より 先 に トルソー を 挙げる ぞ あかつき||した|くち|はん||さき||||あげる|

オロチ でも かまわ ん

有馬 ( あり ま ) 特等 も お前 に は 期待 し て いる ぞ ありま|||とくとう||おまえ|||きたい||||

有馬 さん が ? ありま||

( 暁 ) クイン クス 計画 … あかつき|くいん||けいかく

“ 有馬 貴 将 ( き しょ う ) を 超える 存在 を つくる ” か ありま|とうと|すすむ|||||こえる|そんざい|||

( アオギリ 兵 ) あ あっ ! き … 貴 様 が オロチ か ! |つわもの||||とうと|さま|||

( オロチ ) 何 ? 俺 そんな ふう に 呼ば れ てん の ? |なん|おれ||||よば|||

( オロチ ) 何 ? 俺 そんな ふう に 呼ば れ てん の ? |なん|おれ||||よば|||

( アオギリ 兵 ) ああ … |つわもの|

( アオギリ 兵 ) 喰 種 の 貴 様 が なぜ われわれ を 狙う ! ? |つわもの|しょく|しゅ||とうと|さま|||||ねらう

( オロチ ) いや 死に かけ の モブ に 説明 する 義理 ない から ||しに|||||せつめい||ぎり||

( アオギリ 兵 ) あっ … あ あっ … |つわもの|||

( オロチ ) いや 死に かけ の モブ に 説明 する 義理 ない から ||しに|||||せつめい||ぎり||

( アオギリ 兵 ) あ … あっ …\ N ( オロチ ) なあ |つわもの|||n||

トルソー って 喰 種 知って っ か ? ||しょく|しゅ|しって||

( アオギリ 兵 ) し … 知ら ない 俺 は … |つわもの||しら||おれ|

( オロチ ) はい オーケー ||おーけー

ん じゃ さよなら さん っと

( アオギリ 兵 ) あ あっ ぎ ゃ あっ ! ( 攻撃 する 音 ) |つわもの||||||こうげき||おと

( 不 知 ) 班長 ! 水くさい っす よ ふ|ち|はんちょう|みずくさい||

つ う か “ チーム で 行動 しろ ” って サッサン も 言って た ろ ? |||ちーむ||こうどう|||||いって||

( 瓜 江 ) 俺 は 佐々木 一 等 の 下 に いる つもり は ない うり|こう|おれ||ささき|ひと|とう||した|||||

さっさと 昇進 し て S 3 に 行く |しょうしん|||s||いく

何 だ よ ? “ S 3 ” って なん|||s|

知ら なく て いい しら|||

とにかく 不 知 三 等 は 俺 の 足 を 引っ張る な |ふ|ち|みっ|とう||おれ||あし||ひっぱる|

( 不 知 ) ああ ? ふ|ち|

て め え に 指図 さ れる 筋合い ねえ ん だ けど ||||さしず|||すじあい||||

ここ で や っち ま お う か ?

( 瓜 江 ) 筋合い ある だ ろ ! 俺 が 班長 だ ろ う が うり|こう|すじあい||||おれ||はんちょう||||

かまわ ない けど

( シャッター 音 ) しゃったー|おと

( 不 知 ) ん ? ( 瓜 江 ) あ ? ふ|ち||うり|こう|

( シャッター 音 ) しゃったー|おと

( ちえ ) 君 たち トルソー って 喰 種 追って る ん でしょ ? |きみ||||しょく|しゅ|おって|||

情報 いら ない ? じょうほう||

( 六 月 ( むつき ) ) ひ ゃ あっ … むっ|つき||||

( 柴 ( しば ) ) 相変わらず ヘタレ だ ねえ 六 月 君 は しば||あいかわらず||||むっ|つき|きみ|

( 六 月 ) う っ … ダメ な ん です よ むっ|つき|||だめ||||

どうして も 血 を 見る と 俺 … ||ち||みる||おれ

( 柴 ) 赫子 出 せる よう に なった ? しば|せきこ|だ||||

あ … いえ まだ …

( 柴 ) どう ? クイン クス 班 は しば||くいん||はん|

フッ 相変わらず みんな マイ ペース で … |あいかわらず||まい|ぺーす|

( 柴 ) そうだ ね しば|そう だ|

君 と 瓜 江 君 以外 は 定期 健診 に も 来 ない きみ||うり|こう|きみ|いがい||ていき|けんしん|||らい|

俺 から 言って おき ます よ おれ||いって|||

( 柴 ) よ ろ ぴ く しば||||

俺 が 言って も 聞か ない だ ろ う な おれ||いって||きか|||||

( 瓜 江 ) 堀 ( ほり ) ちえ さん 24 歳 ? ( ちえ の 食べる 音 ) うり|こう|ほり||||さい|||たべる|おと

( ちえ ) ん ぐ っ 撮った 写真 を 売ったり ― ||||とった|しゃしん||うったり

ついでに 集め た 情報 も 商品 に し てる ん だ |あつめ||じょうほう||しょうひん|||||

( 瓜 江 ) それ で トルソー に つい て どういった 情報 を ? うり|こう||||||||じょうほう|

( ちえ ) トルソー の 捕食 現場 の 写真 ( 不 知 ) ん ? |||ほしょく|げんば||しゃしん|ふ|ち|

( ちえ ) タダ じゃ ない よ |ただ|||

( ちえ の 食べる 音 ) ||たべる|おと

( ちえ の 食べる 音 ) ||たべる|おと

( 瓜 江 ) いくら が ご 希望 でしょ う ? うり|こう||||きぼう||

( 瓜 江 ) いくら が ご 希望 でしょ う ? うり|こう||||きぼう||

( ちえ ) 100 万 ! |よろず

( 不 知 ) え えっ ! ( 瓜 江 ) ん … ふ|ち|||うり|こう|

( ちえ ) … か 佐々木 琲 世 の 私物 ||ささき|はい|よ||しぶつ

( 瓜 江 ) “ 残り の 情報 は 報酬 を 渡し た あと ” か うり|こう|のこり||じょうほう||ほうしゅう||わたし|||

( 不 知 ) サッサン に 言って パンツ でも もら お う ぜ ふ|ち|||いって|ぱんつ|||||

( 瓜 江 ) ふう … うり|こう|

あ ? どう し た ?

不 知 三 等 君 は 金 が 必要 な ん だ ろ ? ふ|ち|みっ|とう|きみ||きむ||ひつよう||||

( 不 知 ) な っ … 何 だ よ ? 突然 ふ|ち|||なん|||とつぜん

佐々木 一 等 は われわれ の メンター だ ささき|ひと|とう|||||

彼 に 報告 し 班 の 作戦 と して トルソー を 捕まえ れ ば ― かれ||ほうこく||はん||さくせん|||||つかまえ||

それ は 当然 班 の 功績 と いう こと に なる ||とうぜん|はん||こうせき|||||

( 不 知 ) そんな の 当然 じゃ …\ N ( 瓜 江 ) 分から ない か ? ふ|ち|||とうぜん||n|うり|こう|わから||

彼 の 報告 の しかた しだい で は ― かれ||ほうこく|||||

佐々木 一 等 個人 の 手柄 に なって しまう ん だ ささき|ひと|とう|こじん||てがら|||||

何 だ それ ! ず っこ い ! なん|||||

( 瓜 江 ) そうだ ず っこ い うり|こう|そう だ|||

金 が 必要 な ん だ ろ ? だったら 早く 昇進 し なく ちゃ な きむ||ひつよう||||||はやく|しょうしん||||

その ため に は とにかく 手柄 だ |||||てがら|

でも どう すれ ば …

( 瓜 江 ) 個人 だ よ うり|こう|こじん||

班 で は なく 個人 で 手柄 を 挙げる ん だ はん||||こじん||てがら||あげる||

その ほう が 君 の 目標 に 早く 近づく |||きみ||もくひょう||はやく|ちかづく

分かった そう する ぜ わかった|||

サッサン … いや 佐々木 なんか に 邪魔 さ れ て たまる か ! ||ささき|||じゃま|||||

よかった

( 瓜 江 ) 扱い やすい バカ で うり|こう|あつかい||ばか|

( 琲 世 ) 瓜 江 君 たち は ? はい|よ|うり|こう|きみ||

( 六 月 ) あ … トルソー を 捜し に … むっ|つき||||さがし|

( 琲 世 ) また 勝手 な 行動 し て … はい|よ||かって||こうどう||

才 子 ( さ い こ ) ちゃん は ? さい|こ|||||

( 六 月 ) たぶん 部屋 で ゲーム を … むっ|つき||へや||げーむ|

( 琲 世 ) もう ! はい|よ|

( 琲 世 ) 才 子 ちゃん ! ごはん ! はい|よ|さい|こ||

( 才 子 ) あ ~ い さい|こ||

( 六 月 ) いただき ます むっ|つき||

( 琲 世 ) はい どうぞ はい|よ||

( 食べる 音 ) たべる|おと

( 六 月 ) おいしい です むっ|つき||

フッ よかった

( ドア が 開く 音 ) ( 琲 世 ) あっ どあ||あく|おと|はい|よ|

お かえり ごはん でき て …

( 不 知 ) いら ねえ っす ( 琲 世 ) え ? ふ|ち||||はい|よ|

あ … 瓜 江 君 捜査 の こと な ん だ けど … |うり|こう|きみ|そうさ||||||

あ … 瓜 江 君 捜査 の こと な ん だ けど … |うり|こう|きみ|そうさ||||||

( 紙 を 置く 音 ) かみ||おく|おと

あ …\ N ( 瓜 江 ) おかまい なく |n|うり|こう||

トルソー は 1 人 で 挙げて みせ ます から ||じん||あげて|||

その 領収 書 経費 で お 願い し ます |りょうしゅう|しょ|けいひ|||ねがい||

( 足音 ) ( ドア が 閉まる 音 ) あしおと|どあ||しまる|おと

は あ …

あくまで 単独 捜査 を ご 所望 か |たんどく|そうさ|||しょもう|

分かった よ わかった|

あの 子 たち に は ― |こ|||

この “ 佐々木 の 本気 ” を 見せる 必要 が ある ね |ささき||ほんき||みせる|ひつよう|||

先生 ? せんせい

いく よ 六 月 君 ! ||むっ|つき|きみ

僕たち で トルソー を 押さえる ! ぼくたち||||おさえる

瓜 江 君 たち より も 早く だ ! うり|こう|きみ||||はやく|

は … はい !

( 琲 世 ) 見て いろ ヒヨッコ ども ! ついでに 下 口 上等 ! はい|よ|みて|||||した|くち|じょうとう

“ 佐々木 の 本気 ” を 見せ て やる ! ささき||ほんき||みせ||

( 六 月 ) ドナート ・ ポル ポラ むっ|つき|||

通称 “ 神父 ” SS レート つうしょう|しんぷ|ss|れーと

確か 預かって い た 孤児 たち を 捕食 し て いたって いう … たしか|あずかって|||こじ|||ほしょく||||

( ドナート ) きょう は 新人 も 一緒 か 琲 世 |||しんじん||いっしょ||はい|よ

とても うま そう だ ( 六 月 ) う う っ ||||むっ|つき|||

これ が クイン クス か ||くいん||

その 腹 を 欲しい まま に 割 い て ― |はら||ほしい|||わり||

ぷ るり と し た 内臓 を 口 いっぱい に ほおばり たい もの だ な |||||ないぞう||くち|||||||

( 六 月 ) あ … むっ|つき|

( ドナート ) それ で きょう は 何 の 用 だ ? |||||なん||よう|

( ドナート ) それ で きょう は 何 の 用 だ ? |||||なん||よう|

( 六 月 ) あ … むっ|つき|

( ドナート ) それ で きょう は 何 の 用 だ ? |||||なん||よう|

トルソー と いう 喰 種 に つい て です |||しょく|しゅ||||

捕食 現場 は かなり 広範囲 に 及 ん で い ます ほしょく|げんば|||こうはんい||およ||||

被害 者 は 全員 女性 ひがい|もの||ぜんいん|じょせい

皆 胴体 のみ が 奪わ れ て い ます みな|どうたい|||うばわ||||

なるほど 胴体 マニア か |どうたい|まにあ|

広範囲 の 移動 … こうはんい||いどう

犯行 に は 車 が 使わ れ て いる な はんこう|||くるま||つかわ||||

はい

なぜ 現場 が 広範囲 に 及ぶ の か … |げんば||こうはんい||およぶ||

特定 さ れる こと を 恐れ て いる の か とくてい|||||おそれ||||

だ と すれば 素性 を 隠し 人間 社会 に 溶け込 ん で いる 喰 種 |||すじょう||かくし|にんげん|しゃかい||とけこ||||しょく|しゅ

道路 事情 に も 精通 し て いる どうろ|じじょう|||せいつう|||

タクシー ドライバー だ たくしー|どらいばー|

( 琲 世 ・ 六 月 ) あっ はい|よ|むっ|つき|

( 琲 世 ) 瓜 江 君 は 気付 い て いた ん だ はい|よ|うり|こう|きみ||きづ|||||

( 雛 実 ( ひな み ) ) アオギリ の 樹 ( き ) から の 言づて です ひな|み|||||き||||ことづて|

トルソー さん

( トルソー ) “ 言づて ” ? |ことづて

( 雛 実 ) “ 食べ 過ぎ です ” ひな|み|たべ|すぎ|

“ 白 鳩 ( ハト ) から 目 を 付け られ て いる よう です ” しろ|はと|はと||め||つけ|||||

( トルソー ) CCG が ? |ccg|

( 雛 実 ) クイン クス と いう 名前 を 耳 に した こと は ? ひな|み|くいん||||なまえ||みみ||||

( トルソー ) いえ …

( 雛 実 ) 彼ら は 人間 で あり ながら 喰 種 の 能力 を 用いる そう です ひな|み|かれら||にんげん||||しょく|しゅ||のうりょく||もちいる||

重ねて ご 注意 を かさねて||ちゅうい|

( 雛 実 ) “ クイン クス ” か … ひな|み|くいん||

まるで お 兄ちゃん みたい だ ね ||にいちゃん|||

( 不 知 ) サッサン の パンツ だ ふ|ち|||ぱんつ|

( ちえ ) ん っ ?

( ちえ の 嗅ぐ 音 ) ( 不 知 ) 大丈夫 だ よ ||かぐ|おと|ふ|ち|だいじょうぶ||

洗って 干し て ある やつ を 持って き た から あらって|ほし|||||もって|||

( ちえ ) じゃあ お返し に これ ||おかえし||

( 不 知 ) これ は ? ふ|ち||

( ちえ ) 現場 近く に 落ち て た 写真 |げんば|ちかく||おち|||しゃしん

被害 者 が 写って る でしょ ? ひがい|もの||うつって||

トルソー が 撮った もの だ と 思う ん だ けど … ||とった||||おもう|||

この フィルム 海外 の もの で 入手 できる 場所 が 限ら れ てる ん だ |ふぃるむ|かいがい||||にゅうしゅ||ばしょ||かぎら||||

で これ が フィルム を 大量 購入 し て いった お 客 さん |||ふぃるむ||たいりょう|こうにゅう|||||きゃく|

冴木 空 男 ( さえ き から お ) 職業 は … さえき|から|おとこ|||||しょくぎょう|

は あ …

( 琲 世 ) 盲腸 の 手術 痕 帝王 切開 の 傷痕 ― はい|よ|もうちょう||しゅじゅつ|あと|ていおう|せっかい||きずあと

ケガ に よる 傷 … けが|||きず

被害 者 の 共通 点 は 胴体 の どこ か に 傷 が ある こと ひがい|もの||きょうつう|てん||どうたい|||||きず|||

でも 襲う 前 に 傷 が ある か どう か なんて ― |おそう|ぜん||きず||||||

分から ない ん じゃ … わから|||

( 琲 世 ) これ を 見 て ( 六 月 ) ん ? はい|よ|||み||むっ|つき|

( 琲 世 ) トルソー の 捕食 現場 は ― はい|よ|||ほしょく|げんば|

被害 者 が 通院 し て い た 病院 を 中心 に 放射 状 に 広 がって いる ひがい|もの||つういん|||||びょういん||ちゅうしん||ほうしゃ|じょう||ひろ||

手分け し て 病院 を 当たって みよ う てわけ|||びょういん||あたって||

あっ でも 怪しい 人 を 見つけ て も 1 人 で は 行動 し ない こと ||あやしい|じん||みつけ|||じん|||こうどう|||

( 六 月 ) 地道 に やる しか ない けど … むっ|つき|じみち|||||

( 六 月 ) あっ むっ|つき|

( 足音 ) あしおと

( 六 月 ) あっ ! むっ|つき|

( 足音 ) あしおと

( 女性 ) あ …\ N ( 六 月 ) すみません ! 乗り ます じょせい||n|むっ|つき||のり|

( 不 知 ) 都 内 は タクシー だらけ だ な ふ|ち|と|うち||たくしー|||

( 瓜 江 ) ああ うり|こう|

( 瓜 江 ) 黙って 捜せ 無能 が うり|こう|だまって|さがせ|むのう|

( 携帯 電話 の 受信 音 ) けいたい|でんわ||じゅしん|おと

( 瓜 江 ) 六 月 が トルソー と 接触 中 だ と ? うり|こう|むっ|つき||||せっしょく|なか||

ああ ? 場所 は ? |ばしょ|

Uターン だ u たーん|

( トルソー ) お 客 様 ||きゃく|さま

( 六 月 ) あ … むっ|つき|

あ あっ !

( トルソー ) お 客 様 は …\ N ( 六 月 ) う ぐ っ … ||きゃく|さま||n|むっ|つき|||

くっ …\ N ( トルソー ) どっち です か ? |n||||

( 瓜 江 ) もっと 飛ばせ ! うり|こう||とばせ

道交法 違反 に なる ぜ ! どうこうほう|いはん|||

( 瓜 江 ) どう と でも なる ! うり|こう||||

( 六 月 ) くっ … う う っ … むっ|つき||||

くっ ! や あっ !

( トルソー ) ぐ は あっ !

お … お 客 様 ! ||きゃく|さま

( 六 月 ) くっ むっ|つき|

( トルソー ) う っ … 白 鳩 ? くっ ! |||しろ|はと|

くっ ! ( 六 月 ) あっ ! あ … |むっ|つき||

( トルソー の 力み 声 ) ( 殴る 音 ) ||りきみ|こえ|なぐる|おと

( 六 月 の うめき声 ) ( 殴る 音 ) むっ|つき||うめきごえ|なぐる|おと

( 六 月 の うめき声 ) ( 殴る 音 ) むっ|つき||うめきごえ|なぐる|おと

( トルソー ) いい なあ … 君 いい よ … とても … |||きみ|||

( 六 月 ) ぐ は っ ! う っ … むっ|つき|||||

( トルソー ) ハア … ハア … ハア … ハア …

ん っ ?

( 瓜 江 ) あの ナンバー 間違い ない うり|こう||なんばー|まちがい|

トルソー だ !

( 不 知 ) う っ ! くそ っ ! ふ|ち||||

何 な ん だ よ … 何 な ん だ よ … なん|||||なん||||

マスク ねえ ぞ きょう … ますく|||

( 瓜 江 ) タイヤ だ ! うり|こう|たいや|

赫子 で タイヤ を 狙え ! ( 不 知 ) あ あっ ? せきこ||たいや||ねらえ|ふ|ち||

外し て も … はずし||

文句 言う な よ ! もんく|いう||

( 瓜 江 ) 下手くそ うり|こう|へたくそ

だから 当た ん ねえ よ ! |あた|||

落とす ぞ ! ( パトカー の サイレン ) おとす||ぱとかー||さいれん

( 警察 官 ) 前 の バイク と タクシー 止まり なさい けいさつ|かん|ぜん||ばいく||たくしー|とまり|

( 警察 官 ) 喰 種 追跡 中 ? けいさつ|かん|しょく|しゅ|ついせき|なか

( 警察 官 ) 協力 する ! けいさつ|かん|きょうりょく|

( 警察 官 ) そこ の タクシー ! 止まり な … けいさつ|かん|||たくしー|とまり|

( 不 知 ) いっ ! ? ふ|ち|

野郎 ! やろう

( トルソー ) フッ あっ !

( タクシー の ブレーキ 音 ) たくしー||ぶれーき|おと

う う う う う っ !

( 瓜 江 ) 包囲 ? うり|こう|ほうい

( 瓜 江 ) 佐々木 一 等 か ? うり|こう|ささき|ひと|とう|

( 不 知 ・ 瓜 江 ) ん ? ふ|ち|うり|こう|

( 不 知 ) おっと ! ふ|ち|

止まって りゃ 狙い やすい ぜ ! とまって||ねらい||

( トルソー ) ぐ あっ !

( 捜査 官 ) あれ が クイン クス って やつ か そうさ|かん|||くいん||||

喰 種 と 変わ ん ねえ じゃ ねえ か しょく|しゅ||かわ|||||

( 捜査 官 ) ありゃ あ もはや 人間 じゃ ねえ よ そうさ|かん||||にんげん|||

( 六 月 ) くっ …\ N ( 攻撃 する 音 ) むっ|つき||n|こうげき||おと

( 六 月 ) 俺 も 戦わ なく ちゃ … むっ|つき|おれ||たたかわ||

( 瓜 江 ) くっ ! うり|こう|

( 六 月 ) 来い ! 来い ! 来い ! 来い ! むっ|つき|こい|こい|こい|こい

赫子 ! 来 て くれ ! せきこ|らい||

( 攻撃 する 音 ) こうげき||おと

ダメ だ だめ|

2 人 は あんなに 使いこなし てる のに ― じん|||つかいこなし||

俺 は … おれ|

相当 再生 速 ( はえ ) え ぞ そうとう|さいせい|はや|||

攻撃 を 緩める な 一気に 畳みかけ て 確保 する … こうげき||ゆるめる||いっきに|たたみかけ||かくほ|

( 爆発 音 ) ( 不 知 ) あっ ! ばくはつ|おと|ふ|ち|

( オロチ ) その 確保 中止 ! ||かくほ|ちゅうし

( 爆発 音 ) ばくはつ|おと

( オロチ ) お前 ら あれ か ? クイン クス だ っけ ? |おまえ||||くいん|||

赫子 使う ん だ ろ ? せきこ|つかう|||

( 不 知 ) な っ … ふ|ち||

S レート … オロチ ! s|れーと|

こいつ が ! ? ( 走る 足音 ) ||はしる|あしおと

( オロチ ) った く

白 鳩 の 連中 も 胸 くそ 悪 ( わり ) いこ と する よ な しろ|はと||れんちゅう||むね||あく||||||

アオギリ と 変わ ん ねえ じゃ ねえ か ||かわ|||||

胸 くそ ついでに ちょっと 遊 ぼ う ぜ ! むね||||あそ|||

( 瓜 江 ) くっ ! あっ ! うり|こう||

ぐ っ ! が はっ !

( オロチ ) 悪い けど 白 鳩 に は 容赦 し ない んで |わるい||しろ|はと|||ようしゃ|||

何 だ ? そりゃ 豆 鉄砲 か ? なん|||まめ|てっぽう|

無傷 か よ ! むきず||

( 瓜 江 ) くっ ! う っ ! うり|こう|||

ぐ っ !

う っ … あっ …

う っ …

( 瓜 江 ) 赫子 が … うり|こう|せきこ|

( オロチ ) しょせん まがい もん だ な

( 六 月 ) 瓜 江 君 が 全く 歯 が 立た ない なんて … むっ|つき|うり|こう|きみ||まったく|は||たた||

( 六 月 ) ハアッ むっ|つき|

( 六 月 ) 俺 は 太刀打ち できる の か ? むっ|つき|おれ||たちうち|||

( オロチ ) 何 だ ? もう 1 人 い た の か よ |なん|||じん|||||

ん じゃ お前 から 片づけ て …\ N ( 不 知 ) うりゃ あっ ! ||おまえ||かたづけ||n|ふ|ち||

ゼロ 距離 ボン バー ! |きょり|ぼん|ばー

( オロチ ) くっ !

透 ( と おる ) ! 逃げ ん ぞ ! とおる|||にげ||

( 六 月 ) う っ くっ ! むっ|つき|||

( 不 知 ) くっ ! ふ|ち|

( オロチ ) った く ダセ え し …

ウゼ え !

( 不 知 ) う わ ああ あっ ! ふ|ち||||

ここ は 引こ う ぜ ||ひきこ||

俺 も 赫子 切れ だ ひとまず 撤退 だ べ おれ||せきこ|きれ|||てったい||

( 瓜 江 ) “ 撤退 ” ? うり|こう|てったい

( 黒 磐 ( くろ いわ ) ) すまない 久生 ( く き ) 君 くろ|いわお||||ひさお|||きみ

班長 は 1 人 残り われわれ S 3 班 員 に 撤退 を 命じ た はんちょう||じん|のこり||s|はん|いん||てったい||めいじ|

( 瓜 江 ) くっ … うり|こう|

( 黒 磐 ) すまない お 父上 を お守り でき なかった くろ|いわお|||ちちうえ||おもり||

( 黒 磐 ) すまない お 父上 を お守り でき なかった くろ|いわお|||ちちうえ||おもり||

( 瓜 江 ) くっ … う う っ … うり|こう||||

( 瓜 江 ) う っ … うり|こう||

ふざける な !

( 捕食 する 音 ) ほしょく||おと

( 捕食 する 音 ) ほしょく||おと

( 不 知 ) おい バカ ! 何 やって ん だ よ ! ふ|ち||ばか|なん||||

( 瓜 江 ) 赫子 を 発動 さ せる ため の 捕食 だ ! うり|こう|せきこ||はつどう|||||ほしょく|

( 不 知 ・ 六 月 ) えっ ! ? ふ|ち|むっ|つき|

( 瓜 江 ) 昇進 昇進 昇進 昇進 昇進 昇進 ! ( 捕食 する 音 ) うり|こう|しょうしん|しょうしん|しょうしん|しょうしん|しょうしん|しょうしん|ほしょく||おと

( オロチ ) った く …

はい 終了 |しゅうりょう

( 斬る 音 ) きる|おと

サッサン !

先生 ! せんせい

( オロチ ) ああ ? 何 だ ? て め え ||なん||||

まがい もん ども の 王様 か ? ||||おうさま|

( オロチ ) ん ? こいつ 何 か … |||なん|

( 琲 世 ) 僕 の 部下 に ― はい|よ|ぼく||ぶか|

手 を 出す な ! て||だす|

くっ !

( オロチ ) ちょ こまか ウゼ えん だ よ !

( 琲 世 ) あっ ! はい|よ|

ぐ っ

くっ !

( オロチ ) 手応え ねえ な まるで 豆腐 だ |てごたえ||||とうふ|

ん じゃ こっち

あっ !

くっ !

サッサン !

( 琲 世 ) 早く 撤退 する ん だ ! はい|よ|はやく|てったい|||

でも …

( 琲 世 ) いい から 早く ! はい|よ|||はやく

( オロチ ) 遅 え ! ( 琲 世 ) あっ |おそ||はい|よ|

( 六 月 ・ 琲 世 ・ 瓜 江 ・ 不 知 ) わ っ ! むっ|つき|はい|よ|うり|こう|ふ|ち||

う わ あっ !

( 琲 世 ) 強い はい|よ|つよい

久々 に こんな 喰 種 … ひさびさ|||しょく|しゅ

( 男 ) 弱い ね 琲 世 おとこ|よわい||はい|よ

( 琲 世 ) ハッ ! はい|よ|

( 男 ) このまま じゃ やつ に 部下 を 殺さ れ ちゃ う おとこ|||||ぶか||ころさ|||

何も 守れ ない なにも|まもれ|

こっち 向 い て よ 冷たい な |むかい||||つめたい|

分かって る くせ に 僕 が 必要 だって わかって||||ぼく||ひつよう|

ねえ 僕 を 受け入れ て よ |ぼく||うけいれ||

ほら ほら ほら ほら …

( 琲 世 ) 黙って ろ ! はい|よ|だまって|

( 琲 世 ) 僕 は 君 に は のま れ ない はい|よ|ぼく||きみ|||||

( 琲 世 ) 六 月 君 暁 さん に 連絡 を はい|よ|むっ|つき|きみ|あかつき|||れんらく|

( 琲 世 ) 暁 さん ― はい|よ|あかつき|

有馬 さん ― ありま|

僕 に 勇気 を ! ぼく||ゆうき|

( 指 が 鳴る 音 ) ゆび||なる|おと

♪~

~♪

( 男 ) 琲 世 琲 世 おとこ|はい|よ|はい|よ

( 瓜 江 ) あの 程度 じゃ すぐ 戻る うり|こう||ていど|||もどる

( 瓜 江 ) あの 程度 じゃ すぐ 戻る うり|こう||ていど|||もどる

( 琲 世 ) 上官 命令 だ はい|よ|じょうかん|めいれい|

( 琲 世 ) ぐ っ ! はい|よ||

( 琲 世 ) 僕 の こと な ん か 知ら ない ほう が いい と 思い ます はい|よ|ぼく||||||しら||||||おもい|

( オロチ ) 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か |しぬ|しぬ|しぬ||

( オロチ ) 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か |しぬ|しぬ|しぬ||

( 琲 世 ) … よ はい|よ|

( オロチ ) 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か |しぬ|しぬ|しぬ||

( オロチ ) 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か |しぬ|しぬ|しぬ||

( 琲 世 ) 僕 に は 何も ない けど ― はい|よ|ぼく|||なにも||

( 琲 世 ) 僕 に は 何も ない けど ― はい|よ|ぼく|||なにも||

( 琲 世 ) 僕 に は 何も ない けど ― はい|よ|ぼく|||なにも||

( 倉 元 ( くら もと ) ) はい ( 武臣 ( たけ お み ) ) はい くら|もと||||たけおみ||||

これ で 結構 幸せ な ん です ||けっこう|しあわせ|||

( 下 口 ) ラビット に 襲撃 さ れ ― した|くち|||しゅうげき||

( 六 月 ) “ アール イー ” ? むっ|つき|あーる|

戦闘 不能 せんとう|ふのう