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トリニティセブン 7人の魔書使い, Trinity Seven Episode 6

Trinity Seven Episode 6

( アキオ ) 魔 王 候補 ?

( リリス ) リーゼ さん が そんな …

( セリナ ) ハア ハア …

( アラタ ) おい セリナ セリナ !

あっ !

( ミラ ) 魔 王 の 刻印 …

( ミラ ) リーゼ さん

あなた は 本当 に

不 浄 な 魔 王 の 候補 者 に なって しまった の です ね

( リーゼ ) フッ

エヘッ

♪~

~♪

( リーゼ ) 魔 道 士 の 究極 の 悲願 で ある 魔 王

その 候補 者 に なり たい って 思う の は 魔 道 士 なら 当たり前 じゃ ない ?

( リリス ) です が それ は 研究 と 研鑽 ( けんさん ) を 重ねて …

え ~ ? 嫌 よ そんな の

そこ に いる 魔 王 候補 君 み たい に 私 は 一足飛び が いい の

過程 を す っ 飛ばし て 結果 に たどりつく

それ が 私 の 研究 だ し ね

( アラタ ) まあ 近道 は いい わな

でしょ ?

ア … アラタ ?

俺 も めん どくせ え の が 嫌い で よ

楽 する 方法 が あれ ば それ に 越し た こと は ねえ わな

だが な 俺 は 何 つ う か

ダチ の 魔力 を 奪う って の は 嫌 っぽい わ

へえ ~

( 魔 道 書 ) なん だ や ん の か ?

あいつ は 今 まで の ヤツ ら の 何 倍 も ヤベ え ぞ

まあ 魔 王 候補 は 俺 の 専売 特許 なんで ね

( 魔 道 書 ) アッハハ ! 違いない

( アラタ ) N スペ ルビア の アーカイブ に 接続 テーマ を 実行 する

フッ

あっ あれ ?

どれ どれ ?

“ 魔力 を 完全 に 消滅 さ せ て 崩壊 現象 すら 打ち消す 力 ”

“ 倉田 ( くら た ) ユイ の あふれる 魔力 を も 打ち消し た ” か

あっ

( リーゼ ) なかなか 侮れ ない みたい ね セリナ の 研究 結果 に よる と

セリナ の ?

私 は 魔力 を 食らった 相手 の 研究 も 盗め る の よ

あんた の 力 も ほか の 人 の 魔術 を パク る って やつ でしょ ?

まあ な

どう ? 魔 王 候補 君

私 と 一緒 に こっち 側 へ 来 ない ?

そっち って 悪 ( あく ) の 魔 道 士 サイド か ?

先生 や 先輩 が いる と 悪い こと でき ない でしょ ?

アラタ いけ ませ ん ! それ 以上 耳 を 傾け て は

それ に ね 多分 だ けど …

あっ !

( リーゼ ) 春日 ( かす が ) 聖 ( ひじり )

崩壊 現象 に 消え た 彼女 を 救う なら こっち の ほう が 早い わ よ

あ … なんで お前 が 聖 を ?

知り たい ?

知り たい なら ほら

こっち に おいで 春日 アラタ 君

アキオ !

( アキオ ) あい よ !

( レヴィ ) 協力 する っす

( アキオ ) う う っ !

さ ~ て

いただき ま ~ す

( 一同 ) あ あっ

う っ !

あ あっ う っ !

( リリス ) アラタ !

( リーゼ ) う っ う う !

あ あっ

あ あ ~ !

す っ すごい …

こんなに すごい の 初めて

男の子 と は ファースト キス だった けど

こんなに 衝撃 的 だった なんて …

ち っ 力 が …

( 魔 道 書 ) こりゃ ヤバ い な

マスター の 力 が ほぼ す っ から かん に な っち まっ た

ハッ ハハハハ !

すごい よ ね さすが 魔 王 候補 君

せっかく だ から ちょっと 試し て みよ う かしら ?

( 指 を 鳴らす 音 )

( リリス ) き ゃ あ !

( リーゼ ) フフ フフッ

アッハハハハ ! 爽快 ね これ

( ミラ ) お イタ が 過ぎ ます よ リーゼ さん

( リーゼ ) おっと さすが に 先輩 は はね返し た みたい ね

( レヴィ ) 自分 も いる っす よ

( リーゼ ) へえ ~ 忍者 まで

彼女 の 魔力 を スキャン し ます その 間 の 時間 稼ぎ を

了解 っす

せっかく だ から ちょっと 本気 出す っす よ

トップ セキュリティ の 名 に 懸けて あなた を 排除 し ます

リーゼ ロッテ ・ シャルロック

いい わ かかって き なさい

今 の 私 が 最強 だって こと 教え て あげる

いく っす よ !

フン な っ !

やれやれ 相変わらず の スピード ね

私 も 強く なった つもり な ん だ けど な ~

( レヴィ ) 十 分 強い っす よ

普通 あれ を かわす の は 不可能 っす

それ に この 体 を 傷つけ られる 人 も ほとんど い ない っす から

う ~ ん 束縛 まで は でき なかった みたい ね

セリナ の 魔術 も まだまだ だ な アッハハ !

( レヴィ ) う っ !

( リーゼ ) アナライズ ( レヴィ ) あっ !

今 の 忍者 は 左側 が ヤバ い でしょ ?

嫌らしく 弱点 を 読む ところ は 変わら ない っす ね

どう ? 私 に 勝て ない でしょ ?

( レヴィ ) 無理 っす ね

今 の リーゼ さん むちゃくちゃ 強い っす

です けど …

あっ !

読み取り 完了

アケディア の アーカイブ から

停滞 “ スタグナ ” の テーマ を 抽出

今 の 私 なら あれ も 受け き れる かな ?

これ で ミラ さん の ゲヘナ ・ スコープ すら 通じ ない と

さすが に ヤバ い っす ね

その 慢心 ユース ティ ティア の 担い手 たる 私 に 見せ た こと

後悔 な さい !

ホワイト ・ ユニバース !

う っ …

や っぱ これ … ヤバッ !

“ やった か ? ” と か ここ で 言う べき っす か ?

必要 あり ませ ん

倒せ て い ない の は 明白 です から

( リーゼ ) イッタ ~ !

う ~ 危なかった わ

魔 王 候補 君 の 魔力 を もらって おか なかったら

ヤバ かった ~

まったく いまいましい の は いつも 彼 です ね

まあ 天然 物 っす から

( アラタ ) ハア ハア …

大丈夫 です か ? アラタ

サンキュー

その 姿 に 大喜び する 余裕 も ない な

魔力 を 根こそぎ 奪わ れ て

それ だけ 言え る ん だ から 大丈夫 です ね

( アリン ) だ けど セリナ は 早く 魔力 を 回復 さ せ ない と

死ぬ か 消える か し て しまう わ 旦那 様

( リリス ) 魔力 と いう の は

魔 道 士 が 存在 する ため の 力 そのもの な ん です

失え ば この 世界 に 存在 でき なく なる

( ユイ ) お にいさん が かろうじて 起き て られる の は その …

お前 の おかげ って わけ か ?

( 魔 道 書 ) 感謝 し まくって い い ん だ ぜ

ついでに 私 は と ん ず ら を 提案 する が

( アラタ ) そんなに ヤベ え の か ? あれ

( 魔 道 書 ) ああ 取り込 ん だ お前 の 力 が ヤバ い から な

そう か … N なら しょうがない な

俺 って ば 最強 だ から な

あら 魔 王 候補 君 逃げ ちゃ う の ?

じゃあ いとこ ちゃん は いい ん だ ?

( アラタ ) 聖 …

あ !

何 ? 今 の 感覚

( アラタ ) もちろん いい わけ ない が

今 は セリナ が ピンチ なんで な

ふ ~ ん そう

でも 簡単 に 逃がす と 思う ?

自分 の 出番 っす ね

フッ 残念 だ けど

私 に は 止まって 見える わ よ

そう っす か ?

( リーゼ ) な っ !

瞬間 移動 に つい て こ られる って

どん だけ チート な の よ !

( レヴィ ) 自分 …

忍者 っす から ね

翼 な ん か 生 や した こと なかった でしょ

動き が 鈍って る みたい っす よ

翼 の 分 遅れ て いる

どんな 高位 の 魔術 でも 使いこなせ て い ない なら

それ は 三流 魔 道 士 と 同じ こと です

アッハハ

さっき の 異変 で 見抜か れ て た か

なるほど これ は 分 が 悪い わ ね

私 の 魔力 が 落ち着 い た ころ また 招待 する こと に する わ ね

( 投げ キス の 音 )

アデュー !

戻って こ れ た の か ?

( レヴィ ) まっ 今回 は 痛み 分け って とこ っす ね

( ミラ ) です が 次 は この 男 の 不 浄 な 力 を

リーゼ さん も 使いこなせ る よう に なって いる と いう こと です か

あ ~ えっ と その … すま ん

ん ?

( アラタ ) セクシー な 格好 を ありがとう … だ な

あっ う わ っ !

( アラタ ) いや そんな 目 で 見 て も 面白い こと は 返せ そう に ない ぞ

( ミラ ) アキオ ( アキオ ) ん ?

( ミラ ) 本当 は 嫌 です が リーゼ さん が 襲って くる 前 に

そこ の 不 埒 ( ふ らち ) な 魔 王 候補 を 使える よう に し ます よ

えっ ?

( ミラ ) 認め たく は あり ませ ん が

リーゼ さん に 対抗 する に は あなた の 力 が 必要 です

で 何 を すれ ば いい ん だ ?

や っぱ 魔 道 士 の 特訓 って いう からに は

塔 に 登ったり ダンジョン に 潜ったり ?

そんな 時間 は あり ませ ん ので

手っとり早く あなた の 潜在 能力 を 引き出す こと に し まし た

あなた に は 他者 の 魔術 を 複製 する 能力 が ある はず です

ああ ほか の ヤツ の は

プロセス が どうのこうの で でき ない っぽい が

( ミラ ) です から あなた に は

これ から アキオ と 戦って いただき ます

私 の 魔術 で ある マントラ ・ エンチャント を

かっぱ ら って もらう って わけ だ

じゃあ 早速

( アラタ ) 待て 待て !

まだ プロセス って の が 分かって ねえ ぞ !

ええ

な の で 早く あなた が 見つけ ない と …

死に ます

( 地面 が 割れる 音 )

って こと で 急げ よ

う わ ~ !

( アキオ ) アハハ ~ !

( アラタ ) こんな の 物騒 すぎる だ ろ !

( アキオ ) わ ~ !

( バイオリン の 演奏 )

( ユイ ) ハア … なんとか 暴走 は 抑え た よ

ありがとう ござい ます 助かり まし た

いい って いい って お にいさん の ため だ もん

旦那 様 は 検閲 官 たち に ボコボコ に さ れ てるみ たい

ボコボコ … です か ?

( ユイ ) おり ょ ? リリス 先生 ったら お にいさん が 心配 な の ?

あっ い … いえ ! これ は 別に そういう わけ で は

それにしても あの 2 人 が 旦那 様 を 特訓 する だ なんて

ね ~ ! ちょっと ビックリ だ よ ね

( リリス ) リーゼ さん の 力 が 安定 する 前 に 成果 が 出 れ ば いい の です が

( レヴィ ) 多分 … N ( 一同 ) ん ?

そんな のんき に し てる 時間 は ない っす けど ね

レヴィ さん もう いい の です か ?

正直 まだ 全然 動か ない っす

クッソ !

こんな の どう しろ って … お ?

( アキオ ) と う ~ ! ( アラタ ) う わ っ !

う わ ~ !

あっ ヤベ !

う お ~ !

( ぶつかる 音 )

( アラタ ) あ ?

決して 大きい わけ で は ない が

だからといって 小さ すぎる ほど で も ない

すばらしい この 手のひら サイズ は …

えっ えっ と …

へ っ ?

お っ 落ち着 い て 聞い て くれ

きっと 俺 は 数 秒 後 絶望 的 に 血まみれ に なって いる はず だ

だから 今 の うち に 言って おく

大変 気持ちよかった です

ありがとう そして ごめんなさい

( ミラ ) いや ~ !

( 殴る 音 )

( アキオ ) しか し やる じゃ ない か

私 の 魔力 が 十分 に 回復 し て ない と は いえ

吹き飛 ん で 威力 を 減らす と は

回復 し て なく て あの 威力 な の か よ

マントラ ・ エンチャント の 始祖 で ある 佐伯 真 魚 ( さえ き の ま お ) って 人 は

魔力 を 込め ず に あれ くらい や れる らしい ぞ

( アラタ ) マジ か

( ミラ ) 次 は よけ ない で ください 訓練 に なり ませ ん

いやいや よけ なかったら 死ぬ だ ろ あれ !

それ は それ で

あの な …

とはいえ 魔力 で 身体 強化 でも しね え と

リーゼ に は 勝て ねえ ぞ

( アラタ ) 俺 に 忍者 み たい に 戦え って か ?

( アキオ ) アッハハ !

そんな の は 誰 も 期待 し て ない さ

魔 道 の 戦 いって の は 何 も ガチ バトル だけ じゃ ない

( アラタ ) え ?

お前 さん の すっぽん ぽん 魔術 も あの 銃 作成 も

私ら で は 使え ない お前 さん だけ の 魔 道 だ

特に あなた の は 特殊 な よう です から ね

( アラタ ) 俺 だけ の 魔 道 …

よし ! 続き やる か

( レヴィ ) 魔 道 士 って

自分 の 道徳 や 法 と は 程遠い もの を テーマ に する じゃ ない っす か

リーゼ の テーマ は スタグナ … 停滞

つまり …

彼女 の 性格 から し て じっと し て い ない

( 地響き )

早速 来 た っす よ

う っ う わ !

な っ 何 よ ? これ

あっ う … まっ 魔力 が …

魔力 が …

奪わ れ て いく …

( 学園 長 ) フフフ

( 女子 生徒 たち ) が … 学園 長 !

( 学園 長 ) 早く お 逃げ

今 助け て あげ た の は 目 の 保養 の お礼 な ん だ から

( 女子 生徒 たち ) き ゃ ~ !

うむ … 検閲 官 2 人 は アラタ 君 に かかりっきり

ほか の トリニティ セブン も 魔力 が あまり ない 状態

これ は あれ だ ね !

再び 学園 の ピ ~ ンチ !

う ~ 興奮 する ねえ !

ツッコミ 役 の リリス が い ない こと が 悔やま れ ます

では 私 も 学園 内 の 防備 に

( 学園 長 ) うん 頼 ん だ よ

さ ~ て アラタ 君 早く 頑張ら ない と

お っか な ~ い 悪 の 魔 道 士 ちゃん が 迫って き ちゃ う よ ?

( リーゼ ) あら

それ って 私 の こと ?

私的 に は

学園 長 先生 が 相手 し て くれ て も うれしい ん だ けど

ハハハ !

先生 は もう 年 な ん だ から いたわって ほしい もの だ ねえ

でも …

生まれて 初めて の 逆 ナンパ に

ほ い ほ い 乗っかって み ちゃ お う かな ?

いい わ ね 学園 長 先生

その 魔力 を 学園 と この 世界 の 卒業 の 証し と して

もらっちゃ う こと に する わ ね !

( リーゼ ) あっ ( 学園 長 ) レクチャー その 1

自分 より 高位 の 魔 道 士 を 相手 に する とき は

魔 道 書 の 装備 は 必須 だ よ

くっ !

さすが 学園 長 先生 ね

や っぱ 様子 見 と か 言って られ ない か

校舎 を 直す の は 僕 な ん だ けど な ~

本気 で いく わ よ 学園 長 先生 !

( 学園 長 ) リガーレ の マクロ

セリナ ちゃん の 術 だ ね

じゃあ レクチャー その 2

束縛 する なら

対象 の 魔 道 士 が どの タイプ な の か きちんと 見極め ない と ね

リーディング

( リーゼ ) その 状態 で 術 が 発動 できる の ?

( 学園 長 ) レクチャー その 3

魔術 の 発動 は 身ぶり 手ぶり を 要 する 人 も いる けど

マクロ の スペル だけ で 足りる 人 も いる

僕 は その タイプ だ と いう こと

( 指 を 鳴らす 音 )

( 学園 長 ) レクチャー その 4

魔術 の 構成 術 の 式 を アナライズ すれ ば

ちょっと の 魔力 で …

ほ ~ ら この とおり さ

フッ アハ ハハ !

さすが 本物 の パラディン は すてき だ わ

ねえ 学園 長 先生

ぜひ その 膨大 な 研究 結果 を 奪わ せ て もらい たい ん だ けど

いやいや まだ 君 に は 早い ん じゃ ない か な

( リーゼ ) すごい … すごい わ

学園 長 先生 は 何も 行動 し て ない

ただ いつも の 笑み を 浮かべ て いる だけ

なのに …

これ が 魔 道 を 極め し パラディン の 実力

はっ !

フッ

♪~

~♪

( アキオ ) あの リーゼ を 倒す に は 私 の 魔 道 の 力 が 必要 ?

ハッ ! いい ぜ 食える もん なら 食って み な

次回 「 ロスト テクニカ と プロブレム ・ ソルヴィング 」

アーカイブ に 接続 テーマ を 実行 する ぜ !


Trinity Seven Episode 6

( アキオ ) 魔 王 候補 ? |ま|おう|こうほ

( リリス ) リーゼ さん が そんな …

( セリナ ) ハア ハア …

( アラタ ) おい セリナ セリナ !

あっ !

( ミラ ) 魔 王 の 刻印 … |ま|おう||こくいん

( ミラ ) リーゼ さん

あなた は 本当 に ||ほんとう|

不 浄 な 魔 王 の 候補 者 に なって しまった の です ね ふ|きよし||ま|おう||こうほ|もの||||||

( リーゼ ) フッ

エヘッ

♪~

~♪

( リーゼ ) 魔 道 士 の 究極 の 悲願 で ある 魔 王 |ま|どう|し||きゅうきょく||ひがん|||ま|おう

その 候補 者 に なり たい って 思う の は 魔 道 士 なら 当たり前 じゃ ない ? |こうほ|もの|||||おもう|||ま|どう|し||あたりまえ||

( リリス ) です が それ は 研究 と 研鑽 ( けんさん ) を 重ねて … |||||けんきゅう||けんさん|||かさねて

え ~ ? 嫌 よ そんな の |いや|||

そこ に いる 魔 王 候補 君 み たい に 私 は 一足飛び が いい の |||ま|おう|こうほ|きみ||||わたくし||いっそくとび|||

過程 を す っ 飛ばし て 結果 に たどりつく かてい||||とばし||けっか||

それ が 私 の 研究 だ し ね ||わたくし||けんきゅう|||

( アラタ ) まあ 近道 は いい わな ||ちかみち|||

でしょ ?

ア … アラタ ?

俺 も めん どくせ え の が 嫌い で よ おれ|||||||きらい||

楽 する 方法 が あれ ば それ に 越し た こと は ねえ わな がく||ほうほう||||||こし|||||

だが な 俺 は 何 つ う か ||おれ||なん|||

ダチ の 魔力 を 奪う って の は 嫌 っぽい わ ||まりょく||うばう||||いや||

へえ ~

( 魔 道 書 ) なん だ や ん の か ? ま|どう|しょ||||||

あいつ は 今 まで の ヤツ ら の 何 倍 も ヤベ え ぞ ||いま|||やつ|||なん|ばい||||

まあ 魔 王 候補 は 俺 の 専売 特許 なんで ね |ま|おう|こうほ||おれ||せんばい|とっきょ||

( 魔 道 書 ) アッハハ ! 違いない ま|どう|しょ||ちがいない

( アラタ ) \ N スペ ルビア の アーカイブ に 接続 テーマ を 実行 する |||||||せつぞく|てーま||じっこう|

フッ

あっ あれ ?

どれ どれ ?

“ 魔力 を 完全 に 消滅 さ せ て 崩壊 現象 すら 打ち消す 力 ” まりょく||かんぜん||しょうめつ||||ほうかい|げんしょう||うちけす|ちから

“ 倉田 ( くら た ) ユイ の あふれる 魔力 を も 打ち消し た ” か くらた|||ゆい|||まりょく|||うちけし||

あっ

( リーゼ ) なかなか 侮れ ない みたい ね セリナ の 研究 結果 に よる と ||あなどれ||||||けんきゅう|けっか|||

セリナ の ?

私 は 魔力 を 食らった 相手 の 研究 も 盗め る の よ わたくし||まりょく||くらった|あいて||けんきゅう||ぬすめ|||

あんた の 力 も ほか の 人 の 魔術 を パク る って やつ でしょ ? ||ちから||||じん||まじゅつ||||||

まあ な

どう ? 魔 王 候補 君 |ま|おう|こうほ|きみ

私 と 一緒 に こっち 側 へ 来 ない ? わたくし||いっしょ|||がわ||らい|

そっち って 悪 ( あく ) の 魔 道 士 サイド か ? ||あく|||ま|どう|し|さいど|

先生 や 先輩 が いる と 悪い こと でき ない でしょ ? せんせい||せんぱい||||わるい||||

アラタ いけ ませ ん ! それ 以上 耳 を 傾け て は |||||いじょう|みみ||かたむけ||

それ に ね 多分 だ けど … |||たぶん||

あっ !

( リーゼ ) 春日 ( かす が ) 聖 ( ひじり ) |かすが|||せい|

崩壊 現象 に 消え た 彼女 を 救う なら こっち の ほう が 早い わ よ ほうかい|げんしょう||きえ||かのじょ||すくう||||||はやい||

あ … なんで お前 が 聖 を ? ||おまえ||せい|

知り たい ? しり|

知り たい なら ほら しり|||

こっち に おいで 春日 アラタ 君 |||かすが||きみ

アキオ !

( アキオ ) あい よ !

( レヴィ ) 協力 する っす |きょうりょく||

( アキオ ) う う っ !

さ ~ て

いただき ま ~ す

( 一同 ) あ あっ いちどう||

う っ !

あ あっ う っ !

( リリス ) アラタ !

( リーゼ ) う っ う う !

あ あっ

あ あ ~ !

す っ すごい …

こんなに すごい の 初めて |||はじめて

男の子 と は ファースト キス だった けど おとこのこ|||ふぁーすと|きす||

こんなに 衝撃 的 だった なんて … |しょうげき|てき||

ち っ 力 が … ||ちから|

( 魔 道 書 ) こりゃ ヤバ い な ま|どう|しょ||||

マスター の 力 が ほぼ す っ から かん に な っち まっ た ますたー||ちから|||||||||||

ハッ ハハハハ !

すごい よ ね さすが 魔 王 候補 君 ||||ま|おう|こうほ|きみ

せっかく だ から ちょっと 試し て みよ う かしら ? ||||ためし||||

( 指 を 鳴らす 音 ) ゆび||ならす|おと

( リリス ) き ゃ あ !

( リーゼ ) フフ フフッ

アッハハハハ ! 爽快 ね これ |そうかい||

( ミラ ) お イタ が 過ぎ ます よ リーゼ さん ||||すぎ||||

( リーゼ ) おっと さすが に 先輩 は はね返し た みたい ね ||||せんぱい||はねかえし|||

( レヴィ ) 自分 も いる っす よ |じぶん||||

( リーゼ ) へえ ~ 忍者 まで ||にんじゃ|

彼女 の 魔力 を スキャン し ます その 間 の 時間 稼ぎ を かのじょ||まりょく||すきゃん||||あいだ||じかん|かせぎ|

了解 っす りょうかい|

せっかく だ から ちょっと 本気 出す っす よ ||||ほんき|だす||

トップ セキュリティ の 名 に 懸けて あなた を 排除 し ます とっぷ|||な||かけて|||はいじょ||

リーゼ ロッテ ・ シャルロック |ろって|

いい わ かかって き なさい

今 の 私 が 最強 だって こと 教え て あげる いま||わたくし||さいきょう|||おしえ||

いく っす よ !

フン な っ ! ふん||

やれやれ 相変わらず の スピード ね |あいかわらず||すぴーど|

私 も 強く なった つもり な ん だ けど な ~ わたくし||つよく|||||||

( レヴィ ) 十 分 強い っす よ |じゅう|ぶん|つよい||

普通 あれ を かわす の は 不可能 っす ふつう||||||ふかのう|

それ に この 体 を 傷つけ られる 人 も ほとんど い ない っす から |||からだ||きずつけ||じん||||||

う ~ ん 束縛 まで は でき なかった みたい ね ||そくばく||||||

セリナ の 魔術 も まだまだ だ な アッハハ ! ||まじゅつ|||||

( レヴィ ) う っ !

( リーゼ ) アナライズ ( レヴィ ) あっ !

今 の 忍者 は 左側 が ヤバ い でしょ ? いま||にんじゃ||ひだりがわ||||

嫌らしく 弱点 を 読む ところ は 変わら ない っす ね いやらしく|じゃくてん||よむ|||かわら|||

どう ? 私 に 勝て ない でしょ ? |わたくし||かて||

( レヴィ ) 無理 っす ね |むり||

今 の リーゼ さん むちゃくちゃ 強い っす いま|||||つよい|

です けど …

あっ !

読み取り 完了 よみとり|かんりょう

アケディア の アーカイブ から

停滞 “ スタグナ ” の テーマ を 抽出 ていたい|||てーま||ちゅうしゅつ

今 の 私 なら あれ も 受け き れる かな ? いま||わたくし||||うけ|||

これ で ミラ さん の ゲヘナ ・ スコープ すら 通じ ない と ||||||||つうじ||

さすが に ヤバ い っす ね

その 慢心 ユース ティ ティア の 担い手 たる 私 に 見せ た こと |まんしん|ゆーす||||にないて||わたくし||みせ||

後悔 な さい ! こうかい||

ホワイト ・ ユニバース ! ほわいと|

う っ …

や っぱ これ … ヤバッ !

“ やった か ? ” と か ここ で 言う べき っす か ? ||||||いう|||

必要 あり ませ ん ひつよう|||

倒せ て い ない の は 明白 です から たおせ||||||めいはく||

( リーゼ ) イッタ ~ !

う ~ 危なかった わ |あぶなかった|

魔 王 候補 君 の 魔力 を もらって おか なかったら ま|おう|こうほ|きみ||まりょく||||

ヤバ かった ~

まったく いまいましい の は いつも 彼 です ね |||||かれ||

まあ 天然 物 っす から |てんねん|ぶつ||

( アラタ ) ハア ハア …

大丈夫 です か ? アラタ だいじょうぶ|||

サンキュー さんきゅー

その 姿 に 大喜び する 余裕 も ない な |すがた||おおよろこび||よゆう|||

魔力 を 根こそぎ 奪わ れ て まりょく||ねこそぎ|うばわ||

それ だけ 言え る ん だ から 大丈夫 です ね ||いえ|||||だいじょうぶ||

( アリン ) だ けど セリナ は 早く 魔力 を 回復 さ せ ない と |||||はやく|まりょく||かいふく||||

死ぬ か 消える か し て しまう わ 旦那 様 しぬ||きえる||||||だんな|さま

( リリス ) 魔力 と いう の は |まりょく||||

魔 道 士 が 存在 する ため の 力 そのもの な ん です ま|どう|し||そんざい||||ちから|その もの|||

失え ば この 世界 に 存在 でき なく なる うしなえ|||せかい||そんざい|||

( ユイ ) お にいさん が かろうじて 起き て られる の は その … ゆい|||||おき|||||

お前 の おかげ って わけ か ? おまえ|||||

( 魔 道 書 ) 感謝 し まくって い い ん だ ぜ ま|どう|しょ|かんしゃ|||||||

ついでに 私 は と ん ず ら を 提案 する が |わたくし|||||||ていあん||

( アラタ ) そんなに ヤベ え の か ? あれ

( 魔 道 書 ) ああ 取り込 ん だ お前 の 力 が ヤバ い から な ま|どう|しょ||とりこ|||おまえ||ちから|||||

そう か …\ N なら しょうがない な ||||しょうが ない|

俺 って ば 最強 だ から な おれ|||さいきょう|||

あら 魔 王 候補 君 逃げ ちゃ う の ? |ま|おう|こうほ|きみ|にげ|||

じゃあ いとこ ちゃん は いい ん だ ?

( アラタ ) 聖 … |せい

あ !

何 ? 今 の 感覚 なん|いま||かんかく

( アラタ ) もちろん いい わけ ない が

今 は セリナ が ピンチ なんで な いま||||ぴんち||

ふ ~ ん そう

でも 簡単 に 逃がす と 思う ? |かんたん||にがす||おもう

自分 の 出番 っす ね じぶん||でばん||

フッ 残念 だ けど |ざんねん||

私 に は 止まって 見える わ よ わたくし|||とまって|みえる||

そう っす か ?

( リーゼ ) な っ !

瞬間 移動 に つい て こ られる って しゅんかん|いどう||||||

どん だけ チート な の よ !

( レヴィ ) 自分 … |じぶん

忍者 っす から ね にんじゃ|||

翼 な ん か 生 や した こと なかった でしょ つばさ||||せい|||||

動き が 鈍って る みたい っす よ うごき||なまって||||

翼 の 分 遅れ て いる つばさ||ぶん|おくれ||

どんな 高位 の 魔術 でも 使いこなせ て い ない なら |こうい||まじゅつ||つかいこなせ||||

それ は 三流 魔 道 士 と 同じ こと です ||さんりゅう|ま|どう|し||おなじ||

アッハハ

さっき の 異変 で 見抜か れ て た か ||いへん||みぬか||||

なるほど これ は 分 が 悪い わ ね |||ぶん||わるい||

私 の 魔力 が 落ち着 い た ころ また 招待 する こと に する わ ね わたくし||まりょく||おちつ|||||しょうたい||||||

( 投げ キス の 音 ) なげ|きす||おと

アデュー !

戻って こ れ た の か ? もどって|||||

( レヴィ ) まっ 今回 は 痛み 分け って とこ っす ね ||こんかい||いたみ|わけ||||

( ミラ ) です が 次 は この 男 の 不 浄 な 力 を |||つぎ|||おとこ||ふ|きよし||ちから|

リーゼ さん も 使いこなせ る よう に なって いる と いう こと です か |||つかいこなせ||||||||||

あ ~ えっ と その … すま ん

ん ?

( アラタ ) セクシー な 格好 を ありがとう … だ な |せくしー||かっこう||||

あっ う わ っ !

( アラタ ) いや そんな 目 で 見 て も 面白い こと は 返せ そう に ない ぞ |||め||み|||おもしろい|||かえせ||||

( ミラ ) アキオ ( アキオ ) ん ?

( ミラ ) 本当 は 嫌 です が リーゼ さん が 襲って くる 前 に |ほんとう||いや||||||おそって||ぜん|

そこ の 不 埒 ( ふ らち ) な 魔 王 候補 を 使える よう に し ます よ ||ふ|らち||||ま|おう|こうほ||つかえる|||||

えっ ?

( ミラ ) 認め たく は あり ませ ん が |みとめ||||||

リーゼ さん に 対抗 する に は あなた の 力 が 必要 です |||たいこう||||||ちから||ひつよう|

で 何 を すれ ば いい ん だ ? |なん||||||

や っぱ 魔 道 士 の 特訓 って いう からに は ||ま|どう|し||とっくん||||

塔 に 登ったり ダンジョン に 潜ったり ? とう||のぼったり|||くぐったり

そんな 時間 は あり ませ ん ので |じかん|||||

手っとり早く あなた の 潜在 能力 を 引き出す こと に し まし た てっとりばやく|||せんざい|のうりょく||ひきだす|||||

あなた に は 他者 の 魔術 を 複製 する 能力 が ある はず です |||たしゃ||まじゅつ||ふくせい||のうりょく||||

ああ ほか の ヤツ の は |||やつ||

プロセス が どうのこうの で でき ない っぽい が ぷろせす|||||||

( ミラ ) です から あなた に は

これ から アキオ と 戦って いただき ます ||||たたかって||

私 の 魔術 で ある マントラ ・ エンチャント を わたくし||まじゅつ|||||

かっぱ ら って もらう って わけ だ

じゃあ 早速 |さっそく

( アラタ ) 待て 待て ! |まて|まて

まだ プロセス って の が 分かって ねえ ぞ ! |ぷろせす||||わかって||

ええ

な の で 早く あなた が 見つけ ない と … |||はやく|||みつけ||

死に ます しに|

( 地面 が 割れる 音 ) じめん||われる|おと

って こと で 急げ よ |||いそげ|

う わ ~ !

( アキオ ) アハハ ~ !

( アラタ ) こんな の 物騒 すぎる だ ろ ! |||ぶっそう|||

( アキオ ) わ ~ !

( バイオリン の 演奏 ) ばいおりん||えんそう

( ユイ ) ハア … なんとか 暴走 は 抑え た よ ゆい|||ぼうそう||おさえ||

ありがとう ござい ます 助かり まし た |||たすかり||

いい って いい って お にいさん の ため だ もん

旦那 様 は 検閲 官 たち に ボコボコ に さ れ てるみ たい だんな|さま||けんえつ|かん||||||||

ボコボコ … です か ?

( ユイ ) おり ょ ? リリス 先生 ったら お にいさん が 心配 な の ? ゆい||||せんせい|||||しんぱい||

あっ い … いえ ! これ は 別に そういう わけ で は |||||べつに||||

それにしても あの 2 人 が 旦那 様 を 特訓 する だ なんて ||じん||だんな|さま||とっくん|||

ね ~ ! ちょっと ビックリ だ よ ね ||びっくり|||

( リリス ) リーゼ さん の 力 が 安定 する 前 に 成果 が 出 れ ば いい の です が ||||ちから||あんてい||ぜん||せいか||だ||||||

( レヴィ ) 多分 …\ N ( 一同 ) ん ? |たぶん||いちどう|

そんな のんき に し てる 時間 は ない っす けど ね |||||じかん|||||

レヴィ さん もう いい の です か ?

正直 まだ 全然 動か ない っす しょうじき||ぜんぜん|うごか||

クッソ !

こんな の どう しろ って … お ?

( アキオ ) と う ~ ! ( アラタ ) う わ っ !

う わ ~ !

あっ ヤベ !

う お ~ !

( ぶつかる 音 ) |おと

( アラタ ) あ ?

決して 大きい わけ で は ない が けっして|おおきい|||||

だからといって 小さ すぎる ほど で も ない |ちいさ|||||

すばらしい この 手のひら サイズ は … ||てのひら|さいず|

えっ えっ と …

へ っ ?

お っ 落ち着 い て 聞い て くれ ||おちつ|||ききい||

きっと 俺 は 数 秒 後 絶望 的 に 血まみれ に なって いる はず だ |おれ||すう|びょう|あと|ぜつぼう|てき||ちまみれ|||||

だから 今 の うち に 言って おく |いま||||いって|

大変 気持ちよかった です たいへん|きもちよかった|

ありがとう そして ごめんなさい

( ミラ ) いや ~ !

( 殴る 音 ) なぐる|おと

( アキオ ) しか し やる じゃ ない か

私 の 魔力 が 十分 に 回復 し て ない と は いえ わたくし||まりょく||じゅうぶん||かいふく||||||

吹き飛 ん で 威力 を 減らす と は ふきと|||いりょく||へらす||

回復 し て なく て あの 威力 な の か よ かいふく||||||いりょく||||

マントラ ・ エンチャント の 始祖 で ある 佐伯 真 魚 ( さえ き の ま お ) って 人 は |||しそ|||さいき|まこと|ぎょ|||||||じん|

魔力 を 込め ず に あれ くらい や れる らしい ぞ まりょく||こめ||||||||

( アラタ ) マジ か

( ミラ ) 次 は よけ ない で ください 訓練 に なり ませ ん |つぎ||||||くんれん||||

いやいや よけ なかったら 死ぬ だ ろ あれ ! |||しぬ|||

それ は それ で

あの な …

とはいえ 魔力 で 身体 強化 でも しね え と |まりょく||からだ|きょうか||||

リーゼ に は 勝て ねえ ぞ |||かて||

( アラタ ) 俺 に 忍者 み たい に 戦え って か ? |おれ||にんじゃ||||たたかえ||

( アキオ ) アッハハ !

そんな の は 誰 も 期待 し て ない さ |||だれ||きたい||||

魔 道 の 戦 いって の は 何 も ガチ バトル だけ じゃ ない ま|どう||いくさ||||なん||||||

( アラタ ) え ?

お前 さん の すっぽん ぽん 魔術 も あの 銃 作成 も おまえ|||||まじゅつ|||じゅう|さくせい|

私ら で は 使え ない お前 さん だけ の 魔 道 だ わたしら|||つかえ||おまえ||||ま|どう|

特に あなた の は 特殊 な よう です から ね とくに||||とくしゅ|||||

( アラタ ) 俺 だけ の 魔 道 … |おれ|||ま|どう

よし ! 続き やる か |つづき||

( レヴィ ) 魔 道 士 って |ま|どう|し|

自分 の 道徳 や 法 と は 程遠い もの を テーマ に する じゃ ない っす か じぶん||どうとく||ほう|||ほどとおい|||てーま||||||

リーゼ の テーマ は スタグナ … 停滞 ||てーま|||ていたい

つまり …

彼女 の 性格 から し て じっと し て い ない かのじょ||せいかく||||||||

( 地響き ) じひびき

早速 来 た っす よ さっそく|らい|||

う っ う わ !

な っ 何 よ ? これ ||なん||

あっ う … まっ 魔力 が … |||まりょく|

魔力 が … まりょく|

奪わ れ て いく … うばわ|||

( 学園 長 ) フフフ がくえん|ちょう|

( 女子 生徒 たち ) が … 学園 長 ! じょし|せいと|||がくえん|ちょう

( 学園 長 ) 早く お 逃げ がくえん|ちょう|はやく||にげ

今 助け て あげ た の は 目 の 保養 の お礼 な ん だ から いま|たすけ||||||め||ほよう||お れい||||

( 女子 生徒 たち ) き ゃ ~ ! じょし|せいと|||

うむ … 検閲 官 2 人 は アラタ 君 に かかりっきり |けんえつ|かん|じん|||きみ||

ほか の トリニティ セブン も 魔力 が あまり ない 状態 |||||まりょく||||じょうたい

これ は あれ だ ね !

再び 学園 の ピ ~ ンチ ! ふたたび|がくえん|||

う ~ 興奮 する ねえ ! |こうふん||

ツッコミ 役 の リリス が い ない こと が 悔やま れ ます |やく||||||||くやま||

では 私 も 学園 内 の 防備 に |わたくし||がくえん|うち||ぼうび|

( 学園 長 ) うん 頼 ん だ よ がくえん|ちょう||たの|||

さ ~ て アラタ 君 早く 頑張ら ない と |||きみ|はやく|がんばら||

お っか な ~ い 悪 の 魔 道 士 ちゃん が 迫って き ちゃ う よ ? ||||あく||ま|どう|し|||せまって||||

( リーゼ ) あら

それ って 私 の こと ? ||わたくし||

私的 に は してき||

学園 長 先生 が 相手 し て くれ て も うれしい ん だ けど がくえん|ちょう|せんせい||あいて|||||||||

ハハハ !

先生 は もう 年 な ん だ から いたわって ほしい もの だ ねえ せんせい|||とし|||||||||

でも …

生まれて 初めて の 逆 ナンパ に うまれて|はじめて||ぎゃく||

ほ い ほ い 乗っかって み ちゃ お う かな ? ||||のっかって|||||

いい わ ね 学園 長 先生 |||がくえん|ちょう|せんせい

その 魔力 を 学園 と この 世界 の 卒業 の 証し と して |まりょく||がくえん|||せかい||そつぎょう||しょうし||

もらっちゃ う こと に する わ ね !

( リーゼ ) あっ ( 学園 長 ) レクチャー その 1 ||がくえん|ちょう||

自分 より 高位 の 魔 道 士 を 相手 に する とき は じぶん||こうい||ま|どう|し||あいて||||

魔 道 書 の 装備 は 必須 だ よ ま|どう|しょ||そうび||ひっす||

くっ !

さすが 学園 長 先生 ね |がくえん|ちょう|せんせい|

や っぱ 様子 見 と か 言って られ ない か ||ようす|み|||いって|||

校舎 を 直す の は 僕 な ん だ けど な ~ こうしゃ||なおす|||ぼく|||||

本気 で いく わ よ 学園 長 先生 ! ほんき|||||がくえん|ちょう|せんせい

( 学園 長 ) リガーレ の マクロ がくえん|ちょう|||まくろ

セリナ ちゃん の 術 だ ね |||じゅつ||

じゃあ レクチャー その 2

束縛 する なら そくばく||

対象 の 魔 道 士 が どの タイプ な の か きちんと 見極め ない と ね たいしょう||ま|どう|し|||たいぷ|||||みきわめ|||

リーディング

( リーゼ ) その 状態 で 術 が 発動 できる の ? ||じょうたい||じゅつ||はつどう||

( 学園 長 ) レクチャー その 3 がくえん|ちょう||

魔術 の 発動 は 身ぶり 手ぶり を 要 する 人 も いる けど まじゅつ||はつどう||みぶり|てぶり||かなめ||じん|||

マクロ の スペル だけ で 足りる 人 も いる まくろ|||||たりる|じん||

僕 は その タイプ だ と いう こと ぼく|||たいぷ||||

( 指 を 鳴らす 音 ) ゆび||ならす|おと

( 学園 長 ) レクチャー その 4 がくえん|ちょう||

魔術 の 構成 術 の 式 を アナライズ すれ ば まじゅつ||こうせい|じゅつ||しき||||

ちょっと の 魔力 で … ||まりょく|

ほ ~ ら この とおり さ

フッ アハ ハハ !

さすが 本物 の パラディン は すてき だ わ |ほんもの||||||

ねえ 学園 長 先生 |がくえん|ちょう|せんせい

ぜひ その 膨大 な 研究 結果 を 奪わ せ て もらい たい ん だ けど ||ぼうだい||けんきゅう|けっか||うばわ|||||||

いやいや まだ 君 に は 早い ん じゃ ない か な ||きみ|||はやい|||||

( リーゼ ) すごい … すごい わ

学園 長 先生 は 何も 行動 し て ない がくえん|ちょう|せんせい||なにも|こうどう|||

ただ いつも の 笑み を 浮かべ て いる だけ |||えみ||うかべ|||

なのに …

これ が 魔 道 を 極め し パラディン の 実力 ||ま|どう||きわめ||||じつりょく

はっ !

フッ

♪~

~♪

( アキオ ) あの リーゼ を 倒す に は 私 の 魔 道 の 力 が 必要 ? ||||たおす|||わたくし||ま|どう||ちから||ひつよう

ハッ ! いい ぜ 食える もん なら 食って み な |||くえる|||くって||

次回 「 ロスト テクニカ と プロブレム ・ ソルヴィング 」 じかい|||||

アーカイブ に 接続 テーマ を 実行 する ぜ ! ||せつぞく|てーま||じっこう||