×

Nós usamos os cookies para ajudar a melhorar o LingQ. Ao visitar o site, você concorda com a nossa política de cookies.


image

オーバーロード, Overlord Episode 7

Overlord Episode 7

( 鳥 の 鳴き声 )

( ニニャ ) ハア …

( アインズ ) 失敗 だ

モモン さん 昨晩 は 本当 に すみ ませ ん で し た

( アインズ ) アン デット の 肉体 に なり 精神 が 変貌 し て い て も これ か …

( ルクルット ) ああ こん だ け 見晴らし が いい 場所 な ん だ し ―

隊列 を 組む 必要 も なかった かも な

( ペテル ) 警戒 は 大切 だ

( ダイン ) まさに 油断大敵 で ある

ドラゴン が 突然 襲撃 を 仕掛け て くる かも しれ ませ ん し

常識 で 考え て そんな こと が ある の か ? ニニャ

エ ・ ラン テル 近郊 だ と 大昔 に ―

天変 地異 を 自在 に 操る ドラゴン が い た と いう 伝承 が ある ん です

それ に ―

あそこ に 見える アゼルリシア 山脈 の 北方 に は ―

フロスト ドラゴン が 多数 生息 し て いる と 言わ れ て い ます

( アインズ の せきばらい )

( アインズ ) あー その 天変 地異 を 操る ドラゴン の 名前 は ご存じ です か ?

えっ ああ 名前 まで は … N 街 に 帰ったら 調べ て み ます

ええ ニニャ さん お 願い でき ます か ?

わ … 分かり まし た モモン さん

( ンフィーレア ) カルネ 村 まで は あと 少し です

( アインズ ) ドラゴン は 「 ユグドラシル 」 でも 最強 の 種族

この 世界 に 存在 する なら 警戒 し て おく べき だ ろ う

♪~

~♪

( ンフィーレア ) あれっ 変 だ な

どう し まし た ?

( ンフィーレア ) あんな 頑丈 そう な 柵 前 は なかった ん です けど

( ゴブリン 1 ) おい 急 い で 姐 ( あね ) さん を 呼 ん で こい

( ゴブリン 2 ) うん

( ルクルット ) あっ

( ゴブリン たち の 話し声 )

ありゃ ゴブリン じゃ ねえ か ?

( ゴブリン 3 ) あんた ら 何者 だ

( 一同 ) あ あっ …

( ゴブリン D ) 武装 を 解除 し て もらい ま しょ う か ね

( アインズ ) こいつ ら は …

( ゴブリン A ) あの ー お 兄さん 方 戦闘 は できる だけ 避け たい ん です よ

特に そっち の フル プレート の 人

あんた から ち ー っと マズ い 雰囲気 って の を バリバリ 感じる ぜ

あっ …

( ペテル ) 何 だ こいつ ら は

( エンリ ) ゴブリン さん どう し た の ?

あっ 姐 さん

エンリ !

えっ

ンフィーレア !

あっ あの 子 …

… で ある な

( アインズ ) やはり あの とき 渡し た 角笛 で 召還 さ れ た ゴブリン たち か

しかし …

( エンリ ) 村 に 時々 来 ( こ ) ら れる 薬 師 ( くす し ) の 私 の 友人 が 魔法 を 使え ます

( アインズ ) あれ が 彼 の こと だった と は

( ンフィーレア ) そう か … そんな こと が あった ん だ

( エンリ ) ええ

( ンフィーレア ) お 父さん も お 母さん も 殺さ れ て しまった なんて …

つらかった だ ろ う な エンリ

くっ ! でも …

僕 が いる 僕 が 君 を …

でも …

妹 も いる し 悲し ん で ばかり じゃ い られ ない わ

な っ ああ そう だ ね … N そう だ よ ね

だ … だったら …

何 ? ンフィーレア

ぼ … 僕 と 結婚 … あっ …

街 で … その …

( ンフィーレア ) お互い 結婚 し て も おかしく ない 歳 だ し

僕 の 稼ぎ なら エンリ を 養う こと だって …

何 ? どう し た の ?

あ あっ もし 困って る こと が あったら 言って よ

できる かぎり 助ける から さ

ありがとう

本当 に ンフィーレア は 私 に は もったいない ぐらい の 友人 だ わ

あっ ああ … いや い い ん だ よ 長い つきあい だ し ね ハハハ …

それ より あの ゴブリン は 何 ?

村 を 助け て くれ た アインズ ・ ウール ・ ゴウン 様 が ―

置 い て いかれ た アイテム を 使ったら 出 て き た の

私 に 従って いろいろ と 働 い て くれる わ

( ンフィーレア ) そう な ん だ

その アインズ ・ ウール ・ ゴウン って どんな 人 な の ?

そ っか ンフィーレア なら 知って る か な って 思った ん だ けど

もう 一 度 会って …

会って ど っ … N どう し たい ん だい

えっ うん お 礼 を しっかり 言い たい な と 思って

あっ そう … そうだ ね お 礼 を 言う の は 当然 だ ね

ああ 何 か こう …

特徴 と か あれ ば 思い当たる 人 が いる かも しれ ない けど …

魔法 が すごかった よ

雷 が バリバリ って 走った と 思ったら 騎士 が 一撃 で 倒れ た の

雷 … おそらく 第 3 位 階 の 魔法 を 使った ん だ ね

それ って すごい の ?

そりゃ すごい さ

第 3 位 階 は 常 人 が 到達 できる 最 高位 の 魔法 だ から

やっぱり ゴウン 様 は すごい お方 な ん だ

話 を 聞く 限り で は 第 3 位 階 どころ か ―

英雄 の 領域 第 5 位 階 魔法 まで 行使 できる 人 かも しれ ない

それ だけ じゃ ない ん だ よ

真っ赤 な ポーション を くれ て ケガ を し た 私 を 助け て くれ た の

へえ ー

あと は 真っ黒 な よろい の 女 戦士 を お供 に 連れ て い た わ

名前 は たしか アル べ ド って …

( ンフィーレア ) アルベド …

( ンフィーレア ) そう か ! じゃあ

アインズ ・ ウール ・ ゴウン は モモン さん だ

でも ちょっと 待て …

モモン さん は アダ マン タイト 級 の 戦士 で あり ながら

第 3 位 階 の 魔法 詠 唱 者 ( マジック キャスター ) ?

英雄 の 中 の 英雄 じゃ ない か !

そんな 人 に 僕 は コソコソ と 近づき ポーション の 秘密 を 探 ろ う と …

くっ …

どう し た の ? 何 か 変 だ よ

( ンフィーレア ) ええ い ( エンリ ) あっ …

ンフィー …

( アインズ ) なかなか やる じゃ ない か

( ナーベラル ) さよう です か ?

( アインズ ) ん ?

確かに 驚く べき 技術 は ない しか し ―

あそこ に いる の は 10 日 ほど 前 まで は ―

弓 など 使った こと の なかった 者 たち

そんな 者 たち が 連れ合い を 子ども を 親 を 殺さ れ ―

二 度 と あの よう な こと が 起き ない よう に と いう ―

気持ち が なし て いる 業 を ―

称賛 し なく て どう する

( ナーベラル ) 申し訳 あり ませ ん そこ まで 考え が 至ら ず

( ンフィーレア ) モモン さん !

( アインズ ) 私 に 何 か 用 です か ?

モモン さん は … モモン さん は ―

アインズ ・ ウール ・ ゴウン さん な の でしょう か ?

( アインズ ) な っ ( ナーベラル ) う っ

ありがとう ござい まし た ゴウン さん

この 村 を 救って くださって

( アインズ ) 違う と も 私 は

あっ はい 名前 を 隠さ れ て いる の に は ―

何 か 理由 が ある ん だ と は 分かって い ます

それ でも この 村 を … いえ

エンリ を 助け て くれ た こと に お 礼 を 言い たかった ん です

僕 の 好き な 人 を 助け て くれ て ―

ありがとう ござい まし た

( アインズ ) ハア … 頭 を 上げ たまえ

はい ゴウン さん

それ と … 実は 隠し て い た こと が ある ん です

( ナーベラル ) むっ …

( アインズ ) ナーベ 少し 外し て くれ ない か

かしこまり まし た

( ンフィーレア ) 実は …

ゴウン さん が 宿屋 で 女性 に 渡さ れ た 赤い ポーション は ―

通常 の 方法 で は 作れ ない 非常に 希少 な もの な ん です

だから そんな ポーション を 持つ 人物 が どんな 方 な の か ―

それ と その 製法 を 知り たく て 今回 の 依頼 を し まし た

( アインズ ) なるほど

( アインズ ) あの 場 で は 最善 の 行動 だ と 思った ん だ が やはり 失態 だった か

申し訳 あり ませ ん

( アインズ ) うん ? べつに 悪い こと で は ない だ ろ う

( ンフィーレア ) えっ ?

今回 の 依頼 は コネクション 作り の 一環 と いう こと だ ろ ?

何 が 問題 な ん だ ?

それ に 仮に ポーション の 作り 方 を 知った 場合 ―

それ を 君 は どの よう に 使う ?

あっ そこ まで は 考え て い ませ ん で し た

あくまで も 知識 欲 の 一環 だった ので

そう か 悪用 する 意図 が あった の なら ともかく ―

そう で ない の で あれ ば 問題 ない

すごい です ね やはり エンリ が 憧れる だけ の …

( アインズ ) ところ で

私 が アインズ だ と 知って いる の は 君 だけ かね

はい 誰 に も 言って ませ ん

( アインズ ) そう か それ は ありがたい

今 の 私 は モモン と いう 一 介 の 冒険 者 だ

それ を 忘れ ない で くれ れ ば うれしい が …

はい 多分 そう な ん だ ろ う な と 思って い まし た

それ でも エンリ を この 村 を 救って くださって ―

ありがとう ござい まし た

アインズ 様 申し訳 あり ませ ん で し た

( アインズ ) そうだ な

お前 が アル べ ド の 名前 を 出し た せい だ な

この 命 で 謝罪 を

( アインズ ) よい !

どんな 者 に も 失敗 は ある

ならば その 失敗 を 繰り返さ ぬ よ う 努力 すれ ば よい

お前 の ミス を すべて 許 そ う ナーベラル ・ ガンマ

( ンフィーレア ) で は ここ から 森 に 入り ます ので 警護 を よろしく お 願い し ます

まあ モモン さん が いれ ば 大丈夫 だ と は 思い ます が

あの モモン さん

森 の 賢 王 が 現れ たら 殺さ ず に 追い払って ください ませ ん か

( ペテル ) えっ ? ( アインズ ) それ は なぜ です か ?

( ンフィーレア ) これ まで カルネ 村 が モンスター に 襲わ れ なかった の は ―

森 の 賢 王 が この 辺り を 縄張り と し て い た から です

それ を 倒し て しまわ れ ます と

( ルクルット ) いくら なんでも そい つ は 無理 だ ろ う

( アインズ ) 了解 し まし た

( ルクルット ) あ あっ ?

相手 は 何 百 年 も 生き てる 伝説 の 魔 獣 だ ぞ

( ダイン ) 強者 のみ に 許さ れ た 態度 で ある な

( アインズ ) それ で 1 つ 提案 が ある の です が

( ンフィーレア ) どうぞ モモン さん

( アインズ ) ナーベ が アラーム に 似 た 魔法 を 使える ので ―

2 人 で 周囲 を ひと 回り し てき たい の です が

かまい ませ ん よ でも あまり 長く 離れ ない で ください ね

( アインズ ) もちろん です と も

( 足音 )

( アインズ ) この 辺り で よい な

さあ 私 の 名 を 高める ため の 打ち合わせ とい こう じゃ ない か

( アウラ ) は ー い ( ナーベラル ) ええ い

( アウラ ) … と いう こと で 私 が 来 まし た

アウラ 様 驚か さ ない で ください

ごめん ね

( ナーベラル ) いったい いつ から ?

( アウラ ) ん ? アインズ 様 と ナーベラル が 森 に 入った とき から だ よ

( ナーベラル ) 全く 気付き ませ ん で し た

( アウラ ) … と いう こと で 私 が 森 の 賢 王 なる 魔 獣 を 発見 し ―

アインズ 様 に けしかけ れ ば いい ん です ね ?

( アインズ ) そうだ できる か ?

ええ 大丈夫 です 多分 あいつ の こと だ と 思い ます

( アインズ ) よし で は アウラ 任せる ぞ

は いっ

何 を なさる お つもり です か

( アインズ ) 森 の 賢 王 と 戦う

昨日 の オーガ たち と の 戦闘 で 十 分 で は ?

( アインズ ) いや

彼ら が 街 で モモン と いう 冒険 者 の 偉業 を 広め て くれる 際 ―

“ オーガ を 一撃 で 両 断 し た ” と 言う の と ―

“ 森 の 賢 王 を 撃退 し た ” と 言う の で は あまり に も 違う

( ナーベラル ) なるほど

( アウラ ) ん ? う わ あ あっ !

お っ ?

フェン ! それ に クアドラシル も 何 ? 心配 で 見 に 来 た の ?

コラ コラ アインズ 様 の お 仕事 を ―

し なく ちゃ いけない ん だ から ダメ だって う わ あっ

分かった って ば 2 人 と も 連れ て け ば いい ん でしょ

( フェン と クアドラシル の ほえ 声 )

( 森 の 賢 王 の いびき )

( アウラ ) ちょっと 欲しかった けど

アインズ 様 の 命令 じゃ しかたない よ ね

フッ は あー っ ふう う ー っ

( 森 の 賢 者 の うなり 声 ) ( アウラ ) お 仕事 完了 !

( 地面 が 揺れる 音 )

( 鳥 の 騒ぐ 声 )

( ペテル ) あっ ( ンフィーレア ) あっ

マズ い な こりゃ

デカ い もの が こっち に 向かって き てる

( ンフィーレア ) 森 の 賢 王 でしょう か ?

( アインズ ) あと は 私 たち に 任せ て ください

( ペテル ) お 願い し ます

( ダイン ) 頼み まし た ぞ

( 足音 )

( ンフィーレア ) モモン さん

( アインズ ) 何 でしょう か

無理 は し ない で ください ね

( アインズ ) ええ 早く 森 の 外 へ

( アインズ ) … と は 言った もの の

目撃 する 者 が い なけ れ ば 相手 が 森 の 賢 王 だ と 分から ない で は ない か

足 の 1 本 くらい 切り 飛ばす か

( アインズ ) お 客 様 の ご 登場 だ

( 近づく 足音 )

( アインズ ) ぬう お !

ん ? ん ?

( 森 の 賢 王 ) 某 ( それ が し ) の 初 撃 を 完全 に 防ぐ と は 見事 で ご ざる

( アインズ ) ご ざる ?

( 森 の 賢 王 ) さて 某 の 縄張り へ の 侵入 者 よ

今 逃走 する の で あれ ば ―

先 の 見事 な 防御 に 免じ 某 は 追わ ない で おく が ―

どう する で ご ざる か ?

( アインズ ) 愚問

それ より も 姿 を 見せ ない の は 自信 が ない の か ?

それとも 恥ずかし がり 屋 さん かな ?

( 森 の 賢 王 ) 言う で は ご ざら ぬか

では 某 の 偉 容 に 瞠目 ( どう もく ) し 畏怖 する が よい

( アインズ ) ん っ

な … 何という …

( 森 の 賢 王 ) フフフ …

その ヘルム の 下 から 驚がく と 恐れ が 伝わって くる で ご ざる よ

( アインズ ) 1 つ 聞き たい

お前 の 種族 名 は “ ジャン ガリ アン ハムスター ” と か 言わ ない か ?

なんと !

もしや そ なた 某 の 種族 を 知って いる で ご ざる か ?

( アインズ ) う っ うむ 知って いる と 言って よい か …

かつて の 仲間 が お前 に よく 似 た 動物 を 飼って い た

おお っ

なんと !

もし 同族 が いる の で あれ ば 教え て ほしい で ご ざる

子孫 を 作ら ね ば 生物 と して 失格 で ご ざる が ゆえ に

( アインズ ) いや それ は サイズ 的 に 無理 だ

ああ そう で ご ざる か 残念 で ご ざる

( アインズ ) すま ん な

いい で ご ざる それ より も ―

そろそろ ムダ な 話 は よし て ―

命 の 奪い合い を する で ご ざる

( アインズ ) 森 の 賢 王 なんて 名前 だ から 期待 し た のに

( 森 の 賢 王 ) 某 の 支配 する 領地 に 侵入 せ し 者 よ !

某 の 糧 ( かて ) と なる で ご ざる !

( アインズ ) ハズレ だ 完全 に ハズレ だ

何 を し て いる で ご ざる か まさか と は 思う が ―

いまだ 勝敗 分から ぬ うち に 降伏 と は あり え んで ござ ろ う

さあ 某 と 本気 で 戦う で ご ざる よ

( 森 の 賢 王 ) 命 の 奪い合い で ご ざる ( アインズ ) もう …

( アインズ ) やめ だ …

スキル ! 絶望 の オーラ !

レベル 1

うわ ー ああ ああ

あ ああ …

降伏 で ご ざる う 某 の 負け で ご ざる よ お

( アインズ ) ハア … 所詮 は 獣 か …

( アウラ ) 殺し ちゃ う ん です か ?

( アウラ ) でし たら 皮 を はぎ たい なって 思う ん です

結構 いい 皮 取れ そう です し

そ っ … そんな あー

これ が …

( 一同 ) 森 の 賢 王 ?

( アインズ ) ご 安心 ください

私 の 支配 下 に 入って おり ます ので ―

決して 暴れ た り する こと は あり ませ ん

殿 の おっしゃる 通り で ご ざる

この 森 の 賢 王 殿 に 仕え 共に 道 を 歩む 所存

皆 々 様 に は ご 迷惑 を お かけ し た り は せ ぬ で ご ざる よ

すごい ! なんて 立派 な 魔 獣 な ん だ

( アインズ ) は あっ ?

強大 な 力 と 英知 を 感じる の で ある

( アインズ ) 強大 な 力 ? 英知 ?

これ だけ の 偉業 を 成し遂げる と は ―

確かに ナーベ ちゃん を 連れ 回す だけ の 力 は ある わ

私 たち で は 皆殺し に さ れ て まし た ね

さすが モモン さん お 見事 です

( アインズ ) ナーベ は どう 思う ?

強 さ は 別 と して 力 を 感じ させる 瞳 を し て い ます ね

( アインズ ) バカ な …

( ンフィーレア ) モモン さん ( アインズ ) うん ?

その 魔 獣 を 連れ出し た 場合 ―

縄張り が なくなった こと に よって ―

カルネ 村 に モンスター が 襲いかかったり し ませ ん か ?

( アインズ ) どう な ん だ

その 可能 性 は ある で ござ ろ う な

そんな … で っ でし たら …

モモン さん 僕 を あなた の チーム に 入れ て くれ ませ ん か ?

( アインズ ) は あ ?

僕 は エンリ と カルネ 村 を 守り たい

僕 に モモン さん の その 強 さ を かけら でも 教え て ほしい ん です

薬学 に 関して は 少し は 自信 が あり ます し ―

荷物 運び でも 何でも し ます

だから お 願い です !

( 一同 ) おお っ

( アインズ ) つまり 魔法 詠 唱 者 と して 強く なり たい と いう こと でしょう か

はい !

( アインズ ) フフ フフッ ハハハハッ

いや あ すまない 君 の 決意 を 笑った わけ で は ない

気持ち は 十分 に 分かった 覚え て おこ う

だが 君 を 私 の チーム に 加える こと は でき ない

は あ そうです か …

( アインズ ) しかし この 村 を 守る と いう こと に 関して は ―

少し ばかり 力 を 貸す と しよ う

あっ

( アインズ ) もしかしたら 君 の 協力 も …

はい ! やらせ て いただき ます

( ペテル たち ) フフッ …

( ペテル ) それ で は モモン さん

我々 は 一 足先 に ンフィーレア さん の お宅 で ―

荷 降ろし を 済ませ て おき ます

( アインズ ) 分かり まし た

私 も 組合 で 魔 獣 の 登録 が 済み しだい 向かい ます

モモン さん の おかげ で 大 収穫 で し た

追加 報酬 を 用意 し て 待って ます

収穫 は 某 が 協力 し た おかげ で ご ざる が …

( ンフィーレア ) それでは

ナーベ ちゃん しばし の お 別れ だ けど 寂し がら ない で くれよ

あと で パーッ と 打ち上げ し よ う ぜ

ミジンコ が ! 踏みつぶし ます よ

さっさと 行く で ある

では また

( ナーベラル ) フンッ

( アインズ ) 胸 を 張る べき な ん だ ろ う か

これ で は メリーゴーランド に 乗って いる ―

オッサン に しか 見え な いよ なあ

とんだ 羞恥 プレイ だ クソッ

ああ こいつ に 名前 も つけ なきゃ いけない ん だ っけ

ハム 助 … あっ いや 大 福 も いい か ?

( ンフィーレア ) じゃあ 皆さん こちら へ 運 ん で もらえ ます か ?

( ペテル ) 分かり まし た

おばあ ちゃん は い ない の か な

あっ

( クレマンティーヌ ) は ー い お 帰り なさい

フフッ

♪~

~♪


Overlord Episode 7 overlord|episode Overlord - Folge 7

( 鳥 の 鳴き声 ) ちょう||なきごえ

( ニニャ ) ハア …

( アインズ ) 失敗 だ |しっぱい|

モモン さん 昨晩 は 本当 に すみ ませ ん で し た ||さくばん||ほんとう|||||||

( アインズ ) アン デット の 肉体 に なり 精神 が 変貌 し て い て も これ か … ||||にくたい|||せいしん||へんぼう|||||||

( ルクルット ) ああ こん だ け 見晴らし が いい 場所 な ん だ し ― |||||みはらし|||ばしょ||||

隊列 を 組む 必要 も なかった かも な たいれつ||くむ|ひつよう||||

( ペテル ) 警戒 は 大切 だ |けいかい||たいせつ|

( ダイン ) まさに 油断大敵 で ある ||ゆだんたいてき||

ドラゴン が 突然 襲撃 を 仕掛け て くる かも しれ ませ ん し ||とつぜん|しゅうげき||しかけ|||||||

常識 で 考え て そんな こと が ある の か ? ニニャ じょうしき||かんがえ||||||||

エ ・ ラン テル 近郊 だ と 大昔 に ― |らん|てる|きんこう|||おおむかし|

天変 地異 を 自在 に 操る ドラゴン が い た と いう 伝承 が ある ん です てんぺん|ちい||じざい||あやつる|||||||でんしょう||||

それ に ―

あそこ に 見える アゼルリシア 山脈 の 北方 に は ― ||みえる||さんみゃく||ほっぽう||

フロスト ドラゴン が 多数 生息 し て いる と 言わ れ て い ます |||たすう|せいそく|||||いわ||||

( アインズ の せきばらい )

( アインズ ) あー その 天変 地異 を 操る ドラゴン の 名前 は ご存じ です か ? |||てんぺん|ちい||あやつる|||なまえ||ごぞんじ||

えっ ああ 名前 まで は …\ N 街 に 帰ったら 調べ て み ます ||なまえ|||n|がい||かえったら|しらべ|||

ええ ニニャ さん お 願い でき ます か ? ||||ねがい|||

わ … 分かり まし た モモン さん |わかり||||

( ンフィーレア ) カルネ 村 まで は あと 少し です ||むら||||すこし|

( アインズ ) ドラゴン は 「 ユグドラシル 」 でも 最強 の 種族 |||||さいきょう||しゅぞく

この 世界 に 存在 する なら 警戒 し て おく べき だ ろ う |せかい||そんざい|||けいかい|||||||

♪~

~♪

( ンフィーレア ) あれっ 変 だ な ||へん||

どう し まし た ?

( ンフィーレア ) あんな 頑丈 そう な 柵 前 は なかった ん です けど ||がんじょう|||さく|ぜん|||||

( ゴブリン 1 ) おい 急 い で 姐 ( あね ) さん を 呼 ん で こい ||きゅう|||あね||||よ|||

( ゴブリン 2 ) うん

( ルクルット ) あっ

( ゴブリン たち の 話し声 ) |||はなしごえ

ありゃ ゴブリン じゃ ねえ か ?

( ゴブリン 3 ) あんた ら 何者 だ |||なにもの|

( 一同 ) あ あっ … いちどう||

( ゴブリン D ) 武装 を 解除 し て もらい ま しょ う か ね |d|ぶそう||かいじょ||||||||

( アインズ ) こいつ ら は …

( ゴブリン A ) あの ー お 兄さん 方 戦闘 は できる だけ 避け たい ん です よ |a||-||にいさん|かた|せんとう||||さけ||||

特に そっち の フル プレート の 人 とくに|||ふる|ぷれーと||じん

あんた から ち ー っと マズ い 雰囲気 って の を バリバリ 感じる ぜ |||-||||ふんいき||||ばりばり|かんじる|

あっ …

( ペテル ) 何 だ こいつ ら は |なん||||

( エンリ ) ゴブリン さん どう し た の ?

あっ 姐 さん |あね|

エンリ !

えっ

ンフィーレア !

あっ あの 子 … ||こ

… で ある な

( アインズ ) やはり あの とき 渡し た 角笛 で 召還 さ れ た ゴブリン たち か ||||わたし||つのぶえ||しょうかん||||||

しかし …

( エンリ ) 村 に 時々 来 ( こ ) ら れる 薬 師 ( くす し ) の 私 の 友人 が 魔法 を 使え ます |むら||ときどき|らい||||くすり|し||||わたくし||ゆうじん||まほう||つかえ|

( アインズ ) あれ が 彼 の こと だった と は |||かれ|||||

( ンフィーレア ) そう か … そんな こと が あった ん だ

( エンリ ) ええ

( ンフィーレア ) お 父さん も お 母さん も 殺さ れ て しまった なんて … ||とうさん|||かあさん||ころさ||||

つらかった だ ろ う な エンリ

くっ ! でも …

僕 が いる 僕 が 君 を … ぼく|||ぼく||きみ|

でも …

妹 も いる し 悲し ん で ばかり じゃ い られ ない わ いもうと||||かなし||||||||

な っ ああ そう だ ね …\ N そう だ よ ね ||||||n||||

だ … だったら …

何 ? ンフィーレア なん|

ぼ … 僕 と 結婚 … あっ … |ぼく||けっこん|

街 で … その … がい||

( ンフィーレア ) お互い 結婚 し て も おかしく ない 歳 だ し |おたがい|けっこん||||||さい||

僕 の 稼ぎ なら エンリ を 養う こと だって … ぼく||かせぎ||||やしなう||

何 ? どう し た の ? なん||||

あ あっ もし 困って る こと が あったら 言って よ |||こまって|||||いって|

できる かぎり 助ける から さ ||たすける||

ありがとう

本当 に ンフィーレア は 私 に は もったいない ぐらい の 友人 だ わ ほんとう||||わたくし||||||ゆうじん||

あっ ああ … いや い い ん だ よ 長い つきあい だ し ね ハハハ … ||||||||ながい|||||

それ より あの ゴブリン は 何 ? |||||なん

村 を 助け て くれ た アインズ ・ ウール ・ ゴウン 様 が ― むら||たすけ|||||うーる||さま|

置 い て いかれ た アイテム を 使ったら 出 て き た の お|||||あいてむ||つかったら|だ||||

私 に 従って いろいろ と 働 い て くれる わ わたくし||したがって|||はたら||||

( ンフィーレア ) そう な ん だ

その アインズ ・ ウール ・ ゴウン って どんな 人 な の ? ||うーる||||じん||

そ っか ンフィーレア なら 知って る か な って 思った ん だ けど ||||しって|||||おもった|||

もう 一 度 会って … |ひと|たび|あって

会って ど っ …\ N どう し たい ん だい あって|||n|||||

えっ うん お 礼 を しっかり 言い たい な と 思って |||れい|||いい||||おもって

あっ そう … そうだ ね お 礼 を 言う の は 当然 だ ね ||そう だ|||れい||いう|||とうぜん||

ああ 何 か こう … |なん||

特徴 と か あれ ば 思い当たる 人 が いる かも しれ ない けど … とくちょう|||||おもいあたる|じん||||||

魔法 が すごかった よ まほう|||

雷 が バリバリ って 走った と 思ったら 騎士 が 一撃 で 倒れ た の かみなり||ばりばり||はしった||おもったら|きし||いちげき||たおれ||

雷 … おそらく 第 3 位 階 の 魔法 を 使った ん だ ね かみなり||だい|くらい|かい||まほう||つかった|||

それ って すごい の ?

そりゃ すごい さ

第 3 位 階 は 常 人 が 到達 できる 最 高位 の 魔法 だ から だい|くらい|かい||とわ|じん||とうたつ||さい|こうい||まほう||

やっぱり ゴウン 様 は すごい お方 な ん だ ||さま|||おかた|||

話 を 聞く 限り で は 第 3 位 階 どころ か ― はなし||きく|かぎり|||だい|くらい|かい||

英雄 の 領域 第 5 位 階 魔法 まで 行使 できる 人 かも しれ ない えいゆう||りょういき|だい|くらい|かい|まほう||こうし||じん|||

それ だけ じゃ ない ん だ よ

真っ赤 な ポーション を くれ て ケガ を し た 私 を 助け て くれ た の まっか||||||けが||||わたくし||たすけ||||

へえ ー |-

あと は 真っ黒 な よろい の 女 戦士 を お供 に 連れ て い た わ ||まっくろ||||おんな|せんし||おとも||つれ||||

名前 は たしか アル べ ド って … なまえ||||||

( ンフィーレア ) アルベド …

( ンフィーレア ) そう か ! じゃあ

アインズ ・ ウール ・ ゴウン は モモン さん だ |うーる|||||

でも ちょっと 待て … ||まて

モモン さん は アダ マン タイト 級 の 戦士 で あり ながら ||||まん||きゅう||せんし|||

第 3 位 階 の 魔法 詠 唱 者 ( マジック キャスター ) ? だい|くらい|かい||まほう|よ|しょう|もの|まじっく|きゃすたー

英雄 の 中 の 英雄 じゃ ない か ! えいゆう||なか||えいゆう|||

そんな 人 に 僕 は コソコソ と 近づき ポーション の 秘密 を 探 ろ う と … |じん||ぼく||こそこそ||ちかづき|||ひみつ||さが|||

くっ …

どう し た の ? 何 か 変 だ よ ||||なん||へん||

( ンフィーレア ) ええ い ( エンリ ) あっ …

ンフィー …

( アインズ ) なかなか やる じゃ ない か

( ナーベラル ) さよう です か ?

( アインズ ) ん ?

確かに 驚く べき 技術 は ない しか し ― たしかに|おどろく||ぎじゅつ||||

あそこ に いる の は 10 日 ほど 前 まで は ― |||||ひ||ぜん||

弓 など 使った こと の なかった 者 たち ゆみ||つかった||||もの|

そんな 者 たち が 連れ合い を 子ども を 親 を 殺さ れ ― |もの|||つれあい||こども||おや||ころさ|

二 度 と あの よう な こと が 起き ない よう に と いう ― ふた|たび|||||||おき|||||

気持ち が なし て いる 業 を ― きもち|||||ぎょう|

称賛 し なく て どう する しょうさん|||||

( ナーベラル ) 申し訳 あり ませ ん そこ まで 考え が 至ら ず |もうしわけ||||||かんがえ||いたら|

( ンフィーレア ) モモン さん !

( アインズ ) 私 に 何 か 用 です か ? |わたくし||なん||よう||

モモン さん は … モモン さん は ―

アインズ ・ ウール ・ ゴウン さん な の でしょう か ? |うーる||||||

( アインズ ) な っ ( ナーベラル ) う っ

ありがとう ござい まし た ゴウン さん

この 村 を 救って くださって |むら||すくって|

( アインズ ) 違う と も 私 は |ちがう|||わたくし|

あっ はい 名前 を 隠さ れ て いる の に は ― ||なまえ||かくさ||||||

何 か 理由 が ある ん だ と は 分かって い ます なん||りゆう|||||||わかって||

それ でも この 村 を … いえ |||むら||

エンリ を 助け て くれ た こと に お 礼 を 言い たかった ん です ||たすけ|||||||れい||いい|||

僕 の 好き な 人 を 助け て くれ て ― ぼく||すき||じん||たすけ|||

ありがとう ござい まし た

( アインズ ) ハア … 頭 を 上げ たまえ ||あたま||あげ|

はい ゴウン さん

それ と … 実は 隠し て い た こと が ある ん です ||じつは|かくし||||||||

( ナーベラル ) むっ …

( アインズ ) ナーベ 少し 外し て くれ ない か ||すこし|はずし||||

かしこまり まし た

( ンフィーレア ) 実は … |じつは

ゴウン さん が 宿屋 で 女性 に 渡さ れ た 赤い ポーション は ― |||やどや||じょせい||わたさ|||あかい||

通常 の 方法 で は 作れ ない 非常に 希少 な もの な ん です つうじょう||ほうほう|||つくれ||ひじょうに|きしょう|||||

だから そんな ポーション を 持つ 人物 が どんな 方 な の か ― ||||もつ|じんぶつ|||かた|||

それ と その 製法 を 知り たく て 今回 の 依頼 を し まし た |||せいほう||しり|||こんかい||いらい||||

( アインズ ) なるほど

( アインズ ) あの 場 で は 最善 の 行動 だ と 思った ん だ が やはり 失態 だった か ||じょう|||さいぜん||こうどう|||おもった|||||しったい||

申し訳 あり ませ ん もうしわけ|||

( アインズ ) うん ? べつに 悪い こと で は ない だ ろ う |||わるい|||||||

( ンフィーレア ) えっ ?

今回 の 依頼 は コネクション 作り の 一環 と いう こと だ ろ ? こんかい||いらい|||つくり||いっかん|||||

何 が 問題 な ん だ ? なん||もんだい|||

それ に 仮に ポーション の 作り 方 を 知った 場合 ― ||かりに|||つくり|かた||しった|ばあい

それ を 君 は どの よう に 使う ? ||きみ|||||つかう

あっ そこ まで は 考え て い ませ ん で し た ||||かんがえ|||||||

あくまで も 知識 欲 の 一環 だった ので ||ちしき|よく||いっかん||

そう か 悪用 する 意図 が あった の なら ともかく ― ||あくよう||いと|||||

そう で ない の で あれ ば 問題 ない |||||||もんだい|

すごい です ね やはり エンリ が 憧れる だけ の … ||||||あこがれる||

( アインズ ) ところ で

私 が アインズ だ と 知って いる の は 君 だけ かね わたくし|||||しって||||きみ||

はい 誰 に も 言って ませ ん |だれ|||いって||

( アインズ ) そう か それ は ありがたい

今 の 私 は モモン と いう 一 介 の 冒険 者 だ いま||わたくし|||||ひと|かい||ぼうけん|もの|

それ を 忘れ ない で くれ れ ば うれしい が … ||わすれ|||||||

はい 多分 そう な ん だ ろ う な と 思って い まし た |たぶん|||||||||おもって|||

それ でも エンリ を この 村 を 救って くださって ― |||||むら||すくって|

ありがとう ござい まし た

アインズ 様 申し訳 あり ませ ん で し た |さま|もうしわけ||||||

( アインズ ) そうだ な |そう だ|

お前 が アル べ ド の 名前 を 出し た せい だ な おまえ||||||なまえ||だし||||

この 命 で 謝罪 を |いのち||しゃざい|

( アインズ ) よい !

どんな 者 に も 失敗 は ある |もの|||しっぱい||

ならば その 失敗 を 繰り返さ ぬ よ う 努力 すれ ば よい ||しっぱい||くりかえさ||||どりょく|||

お前 の ミス を すべて 許 そ う ナーベラル ・ ガンマ おまえ||みす|||ゆる||||

( ンフィーレア ) で は ここ から 森 に 入り ます ので 警護 を よろしく お 願い し ます |||||しげる||はいり|||けいご||||ねがい||

まあ モモン さん が いれ ば 大丈夫 だ と は 思い ます が ||||||だいじょうぶ||||おもい||

あの モモン さん

森 の 賢 王 が 現れ たら 殺さ ず に 追い払って ください ませ ん か しげる||かしこ|おう||あらわれ||ころさ|||おいはらって||||

( ペテル ) えっ ? ( アインズ ) それ は なぜ です か ?

( ンフィーレア ) これ まで カルネ 村 が モンスター に 襲わ れ なかった の は ― ||||むら||||おそわ||||

森 の 賢 王 が この 辺り を 縄張り と し て い た から です しげる||かしこ|おう|||あたり||なわばり|||||||

それ を 倒し て しまわ れ ます と ||たおし|||||

( ルクルット ) いくら なんでも そい つ は 無理 だ ろ う ||||||むり|||

( アインズ ) 了解 し まし た |りょうかい|||

( ルクルット ) あ あっ ?

相手 は 何 百 年 も 生き てる 伝説 の 魔 獣 だ ぞ あいて||なん|ひゃく|とし||いき||でんせつ||ま|けだもの||

( ダイン ) 強者 のみ に 許さ れ た 態度 で ある な |きょうしゃ|||ゆるさ|||たいど|||

( アインズ ) それ で 1 つ 提案 が ある の です が ||||ていあん|||||

( ンフィーレア ) どうぞ モモン さん

( アインズ ) ナーベ が アラーム に 似 た 魔法 を 使える ので ― |||||に||まほう||つかえる|

2 人 で 周囲 を ひと 回り し てき たい の です が じん||しゅうい|||まわり||||||

かまい ませ ん よ でも あまり 長く 離れ ない で ください ね ||||||ながく|はなれ||||

( アインズ ) もちろん です と も

( 足音 ) あしおと

( アインズ ) この 辺り で よい な ||あたり|||

さあ 私 の 名 を 高める ため の 打ち合わせ とい こう じゃ ない か |わたくし||な||たかめる|||うちあわせ|||||

( アウラ ) は ー い ( ナーベラル ) ええ い ||-||||

( アウラ ) … と いう こと で 私 が 来 まし た |||||わたくし||らい||

アウラ 様 驚か さ ない で ください |さま|おどろか||||

ごめん ね

( ナーベラル ) いったい いつ から ?

( アウラ ) ん ? アインズ 様 と ナーベラル が 森 に 入った とき から だ よ |||さま||||しげる||はいった||||

( ナーベラル ) 全く 気付き ませ ん で し た |まったく|きづき|||||

( アウラ ) … と いう こと で 私 が 森 の 賢 王 なる 魔 獣 を 発見 し ― |||||わたくし||しげる||かしこ|おう||ま|けだもの||はっけん|

アインズ 様 に けしかけ れ ば いい ん です ね ? |さま||||||||

( アインズ ) そうだ できる か ? |そう だ||

ええ 大丈夫 です 多分 あいつ の こと だ と 思い ます |だいじょうぶ||たぶん||||||おもい|

( アインズ ) よし で は アウラ 任せる ぞ |||||まかせる|

は いっ

何 を なさる お つもり です か なん||||||

( アインズ ) 森 の 賢 王 と 戦う |しげる||かしこ|おう||たたかう

昨日 の オーガ たち と の 戦闘 で 十 分 で は ? きのう||||||せんとう||じゅう|ぶん||

( アインズ ) いや

彼ら が 街 で モモン と いう 冒険 者 の 偉業 を 広め て くれる 際 ― かれら||がい|||||ぼうけん|もの||いぎょう||ひろめ|||さい

“ オーガ を 一撃 で 両 断 し た ” と 言う の と ― ||いちげき||りょう|だん||||いう||

“ 森 の 賢 王 を 撃退 し た ” と 言う の で は あまり に も 違う しげる||かしこ|おう||げきたい||||いう|||||||ちがう

( ナーベラル ) なるほど

( アウラ ) ん ? う わ あ あっ !

お っ ?

フェン ! それ に クアドラシル も 何 ? 心配 で 見 に 来 た の ? |||||なん|しんぱい||み||らい||

コラ コラ アインズ 様 の お 仕事 を ― |||さま|||しごと|

し なく ちゃ いけない ん だ から ダメ だって う わ あっ |||||||だめ||||

分かった って ば 2 人 と も 連れ て け ば いい ん でしょ わかった|||じん|||つれ||||||

( フェン と クアドラシル の ほえ 声 ) |||||こえ

( 森 の 賢 王 の いびき ) しげる||かしこ|おう||

( アウラ ) ちょっと 欲しかった けど ||ほしかった|

アインズ 様 の 命令 じゃ しかたない よ ね |さま||めいれい||||

フッ は あー っ ふう う ー っ ||||||-|

( 森 の 賢 者 の うなり 声 ) ( アウラ ) お 仕事 完了 ! しげる||かしこ|もの|||こえ|||しごと|かんりょう

( 地面 が 揺れる 音 ) じめん||ゆれる|おと

( 鳥 の 騒ぐ 声 ) ちょう||さわぐ|こえ

( ペテル ) あっ ( ンフィーレア ) あっ

マズ い な こりゃ

デカ い もの が こっち に 向かって き てる ||||||むかって||

( ンフィーレア ) 森 の 賢 王 でしょう か ? |しげる||かしこ|おう||

( アインズ ) あと は 私 たち に 任せ て ください |||わたくし|||まかせ||

( ペテル ) お 願い し ます ||ねがい||

( ダイン ) 頼み まし た ぞ |たのみ|||

( 足音 ) あしおと

( ンフィーレア ) モモン さん

( アインズ ) 何 でしょう か |なん||

無理 は し ない で ください ね むり||||||

( アインズ ) ええ 早く 森 の 外 へ ||はやく|しげる||がい|

( アインズ ) … と は 言った もの の |||いった||

目撃 する 者 が い なけ れ ば 相手 が 森 の 賢 王 だ と 分から ない で は ない か もくげき||もの||||||あいて||しげる||かしこ|おう|||わから|||||

足 の 1 本 くらい 切り 飛ばす か あし||ほん||きり|とばす|

( アインズ ) お 客 様 の ご 登場 だ ||きゃく|さま|||とうじょう|

( 近づく 足音 ) ちかづく|あしおと

( アインズ ) ぬう お !

ん ? ん ?

( 森 の 賢 王 ) 某 ( それ が し ) の 初 撃 を 完全 に 防ぐ と は 見事 で ご ざる しげる||かしこ|おう|ぼう|||||はつ|う||かんぜん||ふせぐ|||みごと|||

( アインズ ) ご ざる ?

( 森 の 賢 王 ) さて 某 の 縄張り へ の 侵入 者 よ しげる||かしこ|おう||ぼう||なわばり|||しんにゅう|もの|

今 逃走 する の で あれ ば ― いま|とうそう|||||

先 の 見事 な 防御 に 免じ 某 は 追わ ない で おく が ― さき||みごと||ぼうぎょ||めんじ|ぼう||おわ||||

どう する で ご ざる か ?

( アインズ ) 愚問 |ぐもん

それ より も 姿 を 見せ ない の は 自信 が ない の か ? |||すがた||みせ||||じしん||||

それとも 恥ずかし がり 屋 さん かな ? |はずかし||や||

( 森 の 賢 王 ) 言う で は ご ざら ぬか しげる||かしこ|おう|いう|||||

では 某 の 偉 容 に 瞠目 ( どう もく ) し 畏怖 する が よい |ぼう||えら|よう||どうもく||||いふ|||

( アインズ ) ん っ

な … 何という … |なんという

( 森 の 賢 王 ) フフフ … しげる||かしこ|おう|

その ヘルム の 下 から 驚がく と 恐れ が 伝わって くる で ご ざる よ |||した||きょうがく||おそれ||つたわって|||||

( アインズ ) 1 つ 聞き たい ||きき|

お前 の 種族 名 は “ ジャン ガリ アン ハムスター ” と か 言わ ない か ? おまえ||しゅぞく|な|||がり|||||いわ||

なんと !

もしや そ なた 某 の 種族 を 知って いる で ご ざる か ? |||ぼう||しゅぞく||しって|||||

( アインズ ) う っ うむ 知って いる と 言って よい か … ||||しって|||いって||

かつて の 仲間 が お前 に よく 似 た 動物 を 飼って い た ||なかま||おまえ|||に||どうぶつ||かって||

おお っ

なんと !

もし 同族 が いる の で あれ ば 教え て ほしい で ご ざる |どうぞく|||||||おしえ|||||

子孫 を 作ら ね ば 生物 と して 失格 で ご ざる が ゆえ に しそん||つくら|||せいぶつ|||しっかく||||||

( アインズ ) いや それ は サイズ 的 に 無理 だ ||||さいず|てき||むり|

ああ そう で ご ざる か 残念 で ご ざる ||||||ざんねん|||

( アインズ ) すま ん な

いい で ご ざる それ より も ―

そろそろ ムダ な 話 は よし て ― |むだ||はなし|||

命 の 奪い合い を する で ご ざる いのち||うばいあい|||||

( アインズ ) 森 の 賢 王 なんて 名前 だ から 期待 し た のに |しげる||かしこ|おう||なまえ|||きたい|||

( 森 の 賢 王 ) 某 の 支配 する 領地 に 侵入 せ し 者 よ ! しげる||かしこ|おう|ぼう||しはい||りょうち||しんにゅう|||もの|

某 の 糧 ( かて ) と なる で ご ざる ! ぼう||かて||||||

( アインズ ) ハズレ だ 完全 に ハズレ だ |||かんぜん|||

何 を し て いる で ご ざる か まさか と は 思う が ― なん||||||||||||おもう|

いまだ 勝敗 分から ぬ うち に 降伏 と は あり え んで ござ ろ う |しょうはい|わから||||こうふく||||||||

さあ 某 と 本気 で 戦う で ご ざる よ |ぼう||ほんき||たたかう||||

( 森 の 賢 王 ) 命 の 奪い合い で ご ざる ( アインズ ) もう … しげる||かしこ|おう|いのち||うばいあい|||||

( アインズ ) やめ だ …

スキル ! 絶望 の オーラ ! |ぜつぼう||

レベル 1 れべる

うわ ー ああ ああ |-||

あ ああ …

降伏 で ご ざる う 某 の 負け で ご ざる よ お こうふく|||||ぼう||まけ|||||

( アインズ ) ハア … 所詮 は 獣 か … ||しょせん||けだもの|

( アウラ ) 殺し ちゃ う ん です か ? |ころし|||||

( アウラ ) でし たら 皮 を はぎ たい なって 思う ん です |||かわ|||||おもう||

結構 いい 皮 取れ そう です し けっこう||かわ|とれ|||

そ っ … そんな あー

これ が …

( 一同 ) 森 の 賢 王 ? いちどう|しげる||かしこ|おう

( アインズ ) ご 安心 ください ||あんしん|

私 の 支配 下 に 入って おり ます ので ― わたくし||しはい|した||はいって|||

決して 暴れ た り する こと は あり ませ ん けっして|あばれ||||||||

殿 の おっしゃる 通り で ご ざる しんがり|||とおり|||

この 森 の 賢 王 殿 に 仕え 共に 道 を 歩む 所存 |しげる||かしこ|おう|しんがり||つかえ|ともに|どう||あゆむ|しょぞん

皆 々 様 に は ご 迷惑 を お かけ し た り は せ ぬ で ご ざる よ みな||さま||||めいわく|||||||||||||

すごい ! なんて 立派 な 魔 獣 な ん だ ||りっぱ||ま|けだもの|||

( アインズ ) は あっ ?

強大 な 力 と 英知 を 感じる の で ある きょうだい||ちから||えいち||かんじる|||

( アインズ ) 強大 な 力 ? 英知 ? |きょうだい||ちから|えいち

これ だけ の 偉業 を 成し遂げる と は ― |||いぎょう||なしとげる||

確かに ナーベ ちゃん を 連れ 回す だけ の 力 は ある わ たしかに||||つれ|まわす|||ちから|||

私 たち で は 皆殺し に さ れ て まし た ね わたくし||||みなごろし|||||||

さすが モモン さん お 見事 です ||||みごと|

( アインズ ) ナーベ は どう 思う ? ||||おもう

強 さ は 別 と して 力 を 感じ させる 瞳 を し て い ます ね つよ|||べつ|||ちから||かんじ|さ せる|ひとみ||||||

( アインズ ) バカ な … |ばか|

( ンフィーレア ) モモン さん ( アインズ ) うん ?

その 魔 獣 を 連れ出し た 場合 ― |ま|けだもの||つれだし||ばあい

縄張り が なくなった こと に よって ― なわばり|||||

カルネ 村 に モンスター が 襲いかかったり し ませ ん か ? |むら||||おそいかかったり||||

( アインズ ) どう な ん だ

その 可能 性 は ある で ござ ろ う な |かのう|せい|||||||

そんな … で っ でし たら …

モモン さん 僕 を あなた の チーム に 入れ て くれ ませ ん か ? ||ぼく||||ちーむ||いれ|||||

( アインズ ) は あ ?

僕 は エンリ と カルネ 村 を 守り たい ぼく|||||むら||まもり|

僕 に モモン さん の その 強 さ を かけら でも 教え て ほしい ん です ぼく||||||つよ|||||おしえ||||

薬学 に 関して は 少し は 自信 が あり ます し ― やくがく||かんして||すこし||じしん||||

荷物 運び でも 何でも し ます にもつ|はこび||なんでも||

だから お 願い です ! ||ねがい|

( 一同 ) おお っ いちどう||

( アインズ ) つまり 魔法 詠 唱 者 と して 強く なり たい と いう こと でしょう か ||まほう|よ|しょう|もの|||つよく|||||||

はい !

( アインズ ) フフ フフッ ハハハハッ

いや あ すまない 君 の 決意 を 笑った わけ で は ない |||きみ||けつい||わらった||||

気持ち は 十分 に 分かった 覚え て おこ う きもち||じゅうぶん||わかった|おぼえ|||

だが 君 を 私 の チーム に 加える こと は でき ない |きみ||わたくし||ちーむ||くわえる||||

は あ そうです か … ||そう です|

( アインズ ) しかし この 村 を 守る と いう こと に 関して は ― |||むら||まもる|||||かんして|

少し ばかり 力 を 貸す と しよ う すこし||ちから||かす|||

あっ

( アインズ ) もしかしたら 君 の 協力 も … ||きみ||きょうりょく|

はい ! やらせ て いただき ます

( ペテル たち ) フフッ …

( ペテル ) それ で は モモン さん

我々 は 一 足先 に ンフィーレア さん の お宅 で ― われわれ||ひと|あしさき|||||おたく|

荷 降ろし を 済ませ て おき ます に|おろし||すませ|||

( アインズ ) 分かり まし た |わかり||

私 も 組合 で 魔 獣 の 登録 が 済み しだい 向かい ます わたくし||くみあい||ま|けだもの||とうろく||すみ||むかい|

モモン さん の おかげ で 大 収穫 で し た |||||だい|しゅうかく|||

追加 報酬 を 用意 し て 待って ます ついか|ほうしゅう||ようい|||まって|

収穫 は 某 が 協力 し た おかげ で ご ざる が … しゅうかく||ぼう||きょうりょく|||||||

( ンフィーレア ) それでは

ナーベ ちゃん しばし の お 別れ だ けど 寂し がら ない で くれよ |||||わかれ|||さびし||||

あと で パーッ と 打ち上げ し よ う ぜ ||||うちあげ||||

ミジンコ が ! 踏みつぶし ます よ みじんこ||ふみつぶし||

さっさと 行く で ある |いく||

では また

( ナーベラル ) フンッ

( アインズ ) 胸 を 張る べき な ん だ ろ う か |むね||はる|||||||

これ で は メリーゴーランド に 乗って いる ― |||||のって|

オッサン に しか 見え な いよ なあ |||みえ|||

とんだ 羞恥 プレイ だ クソッ |しゅうち|||

ああ こいつ に 名前 も つけ なきゃ いけない ん だ っけ |||なまえ|||||||

ハム 助 … あっ いや 大 福 も いい か ? はむ|じょ|||だい|ふく|||

( ンフィーレア ) じゃあ 皆さん こちら へ 運 ん で もらえ ます か ? ||みなさん|||うん|||||

( ペテル ) 分かり まし た |わかり||

おばあ ちゃん は い ない の か な

あっ

( クレマンティーヌ ) は ー い お 帰り なさい ||-|||かえり|

フフッ

♪~

~♪