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幼女戦記, Youjo Senki (The Saga of Tanya the Evil) Episode 7

Youjo Senki ( The Saga of Tanya the Evil ) Episode 7

( アン ソン ) 分かって くれ メアリー

都市 部 に まで 戦火 が 及ぶ の も 時間 の 問題 だ

今 の うち に 国 外 へ 避難 し た ほう が いい

( メアリー ) お 父さん は ?

( アン ソン ) すま ん

私 は いい 父親 で は なかった な

う うん いい お 父さん だ よ

あっ でも お ヒゲ は そって

ああ そう だ な

メアリー お 母さん を 助け て あげ なさい

体 に は 気 を つける ん だ ぞ

うん

すまない な

( アン ソン の 妻 ) ご 武運 を

( メアリー ) お 父さん !

少し 早い けど クリスマス プレゼント 大切 に し て ね

( グンナー ) スー 大佐

( アン ソン ) グンナー 少佐

( グンナー ) 娘 さん から です

( アン ソン ) これ は … N ( グンナー ) 新型 の 短 機関 銃 です ね

どうして 娘 が こんな 物 を …

祖国 の ため に 戦う 父親 を 支え たい … N そう 思って い た の で は ?

“ アン ソン ・ スー ”

大佐 殿 の イニシャル です ね

♪~

~♪

( ターニャ ) 故 に 戦線 を 意図 的 に 後退 さ せ しめ ―

北方 軍 に おける 兵站 ( へ い た ん ) の 距離 的 な 負担 を 軽減

結果 と して 春季 以降 の 攻勢 計画 を 容易 たら しめる と 確信 し ます

( シュライゼ ) うーん …

( ルーデルドルフ ) やはり 実際 の 現場 で 働く 士官 の 提言 は

なかなか 斬新 です なあ

それ で ? 北方 方面 軍 と して の 見解 は

デグレチャフ 少佐 … だった か

( ターニャ ) はい

( シュライゼ ) 貴 官 は 越冬 を 想定 し て いる よう だ が ―

これ 以上 の 長期 戦 は 望ましく ない

早期 解決 こそ が 当面 の 課題 だ

しかし 攻勢 に 出 た ところ で 物資 が 枯渇 し

程なく 攻勢 限界 に 直面 し ます

物資 と 兵員 を 浪費 し 敵 を 喜ば せる 義理 も あり ませ ん

少なくとも 3 週間 の 攻勢 は 可能 だ

正面 戦力 さえ 撃破 し え れ ば よい

共和 国 や 連合 王国 の 介入 に より 敵 の 抵抗 は 頑強 です

とても 短 期間 で 打破 し うる と は 思え ませ ん

もう よい !

小 官 の 義務 と して 断固 異議 を 申し立て ます

このまま で は 現場 の 部隊 に 甚大 な 負担 を 及ぼす ばかり か と

そこ まで だ ! 我々 が 現場 を 軽視 し て いる と でも 言う つもり か !

軽率 な 発言 は 控え たまえ !

失礼 し まし た

西方 で は 友軍 が 泥 を すすって 飢え に 苦し ん で おり まし た が

ここ 北方 の 司令 部 は 随分 と 恵まれ て いる よう で し た ので つい …

( シュライゼ ) き … 貴 様 ! そこ まで 言う なら 西方 に 帰れ !

臆病 者 は 無用 だ !

それ が 北方 方面 軍 の 総意 で あり ま しょ う か ?

( シュライゼ ) くどい ! ( ターニャ ) で は …

失礼 いたし ます

う ぐ ぅ …

( ドア の 開閉 音 )

( ターニャ ) なぜ お 止め に なら ない の です か

現状 で の 全面 攻勢 など 無謀 破たん は 目 に 見え て おり ます が

少佐 私 は 本音 で 話し て ほしい

形式 的 な 意見 具申 の 姿勢 は 必要な い

( ターニャ ) 閣下 謹んで 申し上げ ます が ―

小 官 は 参謀 将校 です

せっかく の ご 諮問 で は あり ます が ―

先達 に 対 する 形式 的 儀礼 上 沈黙 す べき と 愚 考 いたし ます が

フッ なかなか 辛辣 ( しんらつ ) な 意見 表明 だ な

よろしい で は 本題 に 入 ろ う

仮に だ 方面 軍 の 言う 攻勢 計画 を 遂行 する と し たら ―

どの よう な 意味 を 見いだす ?

( ターニャ ) 西方 ライン 戦線 の 助 攻 と して は

多少 の 意味 を 持つ でしょ う

共和 国 へ の 攻撃 準備 が ご まかせる 可能 性 が あり ます

うまく すれ ば 西方 の 負担 を 軽く する こと も あり うる ので は ?

お 言葉 で は あり ます が 厳しい か と

ライン 戦線 に 影響 する ほど の 増 援 を 共和 国 が 送り込む と は 思え ませ ん

( ルーデルドルフ ) うむ …

その よう な 観点 から する と ―

全面 攻勢 は あくまで ―

協商 連合 に 対 する 陽動 作戦 と 見る べき でしょ う

前線 へ の 攻勢 を 陽動 と 見る なら ば ―

その 真意 は 敵 の 後方 を 抑える こと に ある か と … ん っ

後方 ?

後方 … 後ろ ? 背後 …

どう し た の か ね 少佐

つまり 今回 の 攻勢 計画 は

上陸 の ため の かく乱 が 目的 ?

( レル ゲン ) どこ で 耳 に し た

はっ … 何 が でしょう か ?

上陸 作戦 の こと だ ゼートゥーア 閣下 から 聞い た の か !

信じ られ ん …

( ルーデルドルフ ) 驚き だ な

一部 の 将校 しか 知ら ない 作戦 を 言い当てる と は

目下 の 情勢 から 一案 と して 有効 だ と 判断 し た まで で あり ます

ふむ … やはり 貴 様 を 使う こと に しよ う

二〇三 大隊 は 上陸 作戦 に 先立ち 全軍 の 先鋒 ( せ ん ぽ う ) だ

はっ ! 拝 命 いたし まし た

( ルーデルドルフ ) 言う まで も なく 本 作戦 は 戦略 上 の 奇襲 に 近い

よって 攻撃 目標 に つい て も

敵 の 想定 を 超え た 地域 で なければ なら ん

と 言う と …

オース ・ フィヨルド だ

絶景 だ な

入り組 ん だ 狭い フィヨルド に 多く の 岬 と 島々

岸壁 も 高く 点在 する 20 門 の 砲台 で どこ から でも 狙え る

列 強国 の いかなる 艦隊 だ ろ う と この 海 は 破れ まい よ

まさに 天然 の 要塞 です ね

我々 が 防衛 に 当たる 必要 も ない の で は ?

と は 言え 守備 隊 は 必要 だ ろ う

増 派 さ れ た の が 我々 1 個 大隊 のみ と は

ちと 気 に 入ら ん

しかたない でしょ う

前線 で は 帝国 軍 の 冬季 攻勢 が 開始 さ れ た そう です

上層 部 も 手 いっぱい と いう わけ か

( 部隊 長 ) 諸君 ! 祖国 の ため に よくぞ 立ち上がって くれ た !

若き 諸君 ら の 力 が あれ ば 勝利 は 確実 で ある !

既に 栄誉 は 約束 さ れ て いる !

死 を も 恐れ ぬ 奮戦 を 期待 する ! ( 学徒 兵 たち ) は っ !

( アン ソン ) もはや 我が国 は ―

若者 に “ 死 ん で くれ ” と しか 言え ぬ 状況 だ

なれ ば こそ ―

大人 の 我々 も 戦い 続け ね ば なる まい

( ターニャ ) やれ なく は ない … か

( パイロット ) 目標 地点 接近

エンジン カット 滑空 態勢 に 入り ます

総員 ! 降下 用意 だ ! ( 隊員 たち ) は っ !

繰り返し に なる が 本 作戦 は 奇襲 性 を 重んじる

フィヨルド 制圧 の タイム リミット は 30 分 だ

セレブリャコーフ 少尉 貴 様 も 予備 指揮 官 だ

私 と 各 中尉 の シグナル を ロスト し た 場合 撤退 を 指揮 しろ

( ヴィー シャ ) 撤退 … で あり ます か

私 と 中尉 連中 を ロスト する 時点 で

作戦 は 失敗 だ ろ う

そこ まで 重 装備 の 敵 が 出 て くれ ば 成算 は ない

まったく … N 鉱山 の カナリア の 気分 だ な

( ヴァイス ) で は せいぜい 可憐 ( かれん ) に 鳴 い て みせる と し ま しょ う

( ケーニッヒ ) はて … どう 鳴け ば よい の やら

( ノイマン ) ピヨピヨ です か ねえ ?

貴 様 ら の 鳴き声 など 聞き たく も ない さっさと 行動 に 備えろ

( ターニャ ) さて 諸君

航空 魔 導 師 と して の 本領 を 発揮 する 時 だ

( ターニャ ) 準備 は よい な ! ( 隊員 たち ) は っ !

よろしい … 降下 !

( 通信 機 の ノイズ 音 )

( アン ソン ) どういう こと だ ! ( 通信 兵 ) 分かり ませ ん

なぜ か 哨戒 船 から の 定時 連絡 が 途絶え て おり まし て …

機材 の 故障 か ?

哨戒 ライン の 他 の 船 は どう だ ?

( ノイズ の 音 )

( 通信 兵 ) 同じ です 3 隻 と も 反応 が あり ませ ん

何 だ と ?

( 爆撃 音 )

何 だ と ?

( 爆撃 音 )

( アン ソン ) な っ …

( 爆撃 音 )

( アン ソン ) な っ …

今 の は ! ?

( 爆撃 音 )

次 だ ! 急げ !

( ケーニッヒ ) 砲撃 術 式 用意 !

撃て ー !

( 発射 準備 を する 音 )

( 協商 連合 兵士 ) ハァ … う う …

( 協商 連合 兵士 ) 敵 襲 … 敵 襲 !

ど っ どこ から 現れ た ! ?

空挺 ( くう て い ) 降下 だ

( グンナー ) クソッ とにかく 出撃 だ !

( 協商 連合 兵士 ) 湾岸 部 の 各 砲台 が 交戦 中 !

( グンナー ) 増 援 の 要請 だ ! すぐに 鉄道 で 送ら せろ !

なぜ 砲台 だけ を …

( ヴィー シャ ) 大 隊長 ! 敵 の 増 援 です !

大隊 規模 の 魔 導 部隊 が 急速 接近 中 !

対応 が 早い な 第 1 中 隊 ! 迎撃 準備 だ !

( ヴァイス ) 少佐 殿 ! 1 個 中隊 で は 危険 すぎ ます !

こちら は こちら で 何とか する !

貴 様 は さっさと 砲台 を 黙ら せろ !

う … 了解 です !

( ターニャ ) 第 1 中 隊 続け !

( ターニャ ) 気乗り は し ない が ―

部下 が やら れ て 敵 に 頭 を 抑え られる より は マシ だ

( 協商 連合 魔 導 師 ) 迎撃 上がって き ます !

敵 およそ 中隊 規模 !

中隊 規模 だ と ? ケッ なめ られ た もの です ね !

切り込む ぞ ! 接近 戦 だ !

( レル ゲン ) 既に 北洋 艦隊 は 敵 の 哨戒 ライン を 越え た はず です が ―

もし 30 分 で 砲台 を 制圧 でき なけ れ ば ―

艦隊 は 引き返す しか …

( ルーデルドルフ ) その 場合 は 極めて 実戦 的 な ―

史上 最大 の 上陸 演習 作戦 だ な

我々 の 面目 も 丸つぶれ だ

頭 を 抑えろ !

頭 を 抑え られる な !

高度 を 落とす な ! 蹴散らせ !

( ターニャ ) 砲台 の 無力 化 は まだ か !

( ヴァイス ) 残り は ! ( グランツ ) まだ です !

( 協商 連合 兵士 ) 来 た ぞ ! 撃て ー !

( グランツ ) 敵 魔 導 師 を 確認 ! このまま で は 時間 が …

とにかく 撃て ! 手 を 動かせ !

( 協商 連合 兵士 たち の 叫び声 )

脱落 者 多数 ! 押さ れ て い ます !

増 援 が 来る まで 持ちこたえろ !

しかし ! このまま …

な っ …

グンナー 少佐 !

あ あっ !

オーバーワーク も 甚だしい が

契約 が 違う と 飛び去る わけ に も いかん し なあ

( アン ソン ) 神 よ …

なぜ です か …

なぜ … なぜ ヤツ が ここ に ! ?

う お ぉ ー !

邪魔 だ !

あ あっ !

ハァ …

逃げ たら キャリア が 消える し なあ

( 通信 機 から の 音声 ) あっ

( アン ソン ) 何 ! ? ( ターニャ ) すばらしい !

定時 帰宅 だ

( ヴァイス ) 繰り返す

各 中隊 砲台 の 無力 化 に 成功 !

( アン ソン ) ああ …

( 大 隊長 ) 状況 を 通達 ! 現在 友軍 の 守備 隊 は 劣勢 !

至急 沿岸 部 に 向かい 支援 任務 に 当たる

よって … N ( 爆撃 音 )

任務 は 終了 だ ! 総員 撤収 !

く … くう ぅ …

まだ だ !

まだ 終われ は し ない !

追撃 です ! 1 体 来 ます !

チッ 狂信 的 な 愛国 者 め !

あの 速度 なら 相当 な 運動 エネルギー だ な

主 よ 父 と 子 の 名 の 下 に 裁き の 雷 ( いか ず ち ) を 落とし たまえ

神 よ 願わくば ―

我 に あの 悪魔 を 討ち 滅ぼす 力 を 与え たまえ !

祖国 よ ! なんじ を 決して 滅ぼす もの か !

ぐ えっ … ぐ あ あっ

ん ? この 顔 は どこ か で …

ハァ … う っ … あ …

フゥ … まあ いい か

メ … メアリー …

フゥ … ん ?

ふむ 少し 早い が

自分 へ の クリスマス プレゼント に ちょうど いい な

( 帝国 兵士 たち の 雄 たけ び )

( 隊長 ) 鉄道 を 押さえろ ー ! 物資 も だ !

( 隊員 たち ) かん ぱ ~ い !

( 隊員 たち の 話し声 )

絶景 だ な

( カゾール ) まだ … N まだ 敗北 が 確定 し た わけ で は …

う っ …

( レル ゲン ) 北洋 艦隊 は 揚 陸 に 成功

既に オース 市 の 鉄道 を 制圧 し た そう です

これ で 敵 の 鉄道 を 使って 物資 の 補給 も できる

( ゼートゥーア ) 相変わらず 大胆 な こと だ

敵 の 尻 を 後ろ から 蹴り 飛ばす と は な

今後 は 前方 と 後方 から の 挟 撃 も 可能 と なる

長引 い て い た 戦線 の 処理 も 確実 だ ろ う

少し 気 は 早い が まさに ―

“ 決定 的 な 一撃 ” と いう わけ だ

♪~

~♪

( ラジオ 音声 ) 続 い て は 世界 情勢

DC 放送 発表 ノル デン 地方 の 戦況 報告 です

昨年 12 月 帝国 軍 は 協商 連合 北部 ―

オース ・ フィヨルド へ の 上陸 侵攻 を 決行

沿岸 部 の 守備 隊 は 壊滅 し 多く の 死傷 者 が 出 た もよう です

オース 市 を 制圧 後 は ―

北部 南部 から の 大規模 攻勢 に より ―

同国 首都 を 事実 上 の 占領 下 に おい た と の こと です

協商 連合 の 降伏 が 行わ れる の も 時間 の 問題 と 見 られ て おり ―

今後 も 情勢 が 注目 さ れ て い ます


Youjo Senki ( The Saga of Tanya the Evil ) Episode 7 Youjo Senki (The Saga of Tanya the Evil) Episode 7

( アン ソン ) 分かって くれ メアリー ||わかって||

都市 部 に まで 戦火 が 及ぶ の も 時間 の 問題 だ とし|ぶ|||せんか||およぶ|||じかん||もんだい|

今 の うち に 国 外 へ 避難 し た ほう が いい いま||||くに|がい||ひなん|||||

( メアリー ) お 父さん は ? ||とうさん|

( アン ソン ) すま ん

私 は いい 父親 で は なかった な わたくし|||ちちおや||||

う うん いい お 父さん だ よ ||||とうさん||

あっ でも お ヒゲ は そって |||ひげ||

ああ そう だ な

メアリー お 母さん を 助け て あげ なさい ||かあさん||たすけ|||

体 に は 気 を つける ん だ ぞ からだ|||き|||||

うん

すまない な

( アン ソン の 妻 ) ご 武運 を |||つま||ぶうん|

( メアリー ) お 父さん ! ||とうさん

少し 早い けど クリスマス プレゼント 大切 に し て ね すこし|はやい||くりすます|ぷれぜんと|たいせつ||||

( グンナー ) スー 大佐 ||たいさ

( アン ソン ) グンナー 少佐 |||しょうさ

( グンナー ) 娘 さん から です |むすめ|||

( アン ソン ) これ は …\ N ( グンナー ) 新型 の 短 機関 銃 です ね ||||||しんがた||みじか|きかん|じゅう||

どうして 娘 が こんな 物 を … |むすめ|||ぶつ|

祖国 の ため に 戦う 父親 を 支え たい …\ N そう 思って い た の で は ? そこく||||たたかう|ちちおや||ささえ||||おもって|||||

“ アン ソン ・ スー ”

大佐 殿 の イニシャル です ね たいさ|しんがり||||

♪~

~♪

( ターニャ ) 故 に 戦線 を 意図 的 に 後退 さ せ しめ ― |こ||せんせん||いと|てき||こうたい|||

北方 軍 に おける 兵站 ( へ い た ん ) の 距離 的 な 負担 を 軽減 ほっぽう|ぐん|||へいたん||||||きょり|てき||ふたん||けいげん

結果 と して 春季 以降 の 攻勢 計画 を 容易 たら しめる と 確信 し ます けっか|||しゅんき|いこう||こうせい|けいかく||ようい||||かくしん||

( シュライゼ ) うーん …

( ルーデルドルフ ) やはり 実際 の 現場 で 働く 士官 の 提言 は ||じっさい||げんば||はたらく|しかん||ていげん|

なかなか 斬新 です なあ |ざんしん||

それ で ? 北方 方面 軍 と して の 見解 は ||ほっぽう|ほうめん|ぐん||||けんかい|

デグレチャフ 少佐 … だった か |しょうさ||

( ターニャ ) はい

( シュライゼ ) 貴 官 は 越冬 を 想定 し て いる よう だ が ― |とうと|かん||えっとう||そうてい||||||

これ 以上 の 長期 戦 は 望ましく ない |いじょう||ちょうき|いくさ||のぞましく|

早期 解決 こそ が 当面 の 課題 だ そうき|かいけつ|||とうめん||かだい|

しかし 攻勢 に 出 た ところ で 物資 が 枯渇 し |こうせい||だ||||ぶっし||こかつ|

程なく 攻勢 限界 に 直面 し ます ほどなく|こうせい|げんかい||ちょくめん||

物資 と 兵員 を 浪費 し 敵 を 喜ば せる 義理 も あり ませ ん ぶっし||へいいん||ろうひ||てき||よろこば||ぎり||||

少なくとも 3 週間 の 攻勢 は 可能 だ すくなくとも|しゅうかん||こうせい||かのう|

正面 戦力 さえ 撃破 し え れ ば よい しょうめん|せんりょく||げきは|||||

共和 国 や 連合 王国 の 介入 に より 敵 の 抵抗 は 頑強 です きょうわ|くに||れんごう|おうこく||かいにゅう|||てき||ていこう||がんきょう|

とても 短 期間 で 打破 し うる と は 思え ませ ん |みじか|きかん||だは|||||おもえ||

もう よい !

小 官 の 義務 と して 断固 異議 を 申し立て ます しょう|かん||ぎむ|||だんこ|いぎ||もうしたて|

このまま で は 現場 の 部隊 に 甚大 な 負担 を 及ぼす ばかり か と |||げんば||ぶたい||じんだい||ふたん||およぼす|||

そこ まで だ ! 我々 が 現場 を 軽視 し て いる と でも 言う つもり か ! |||われわれ||げんば||けいし||||||いう||

軽率 な 発言 は 控え たまえ ! けいそつ||はつげん||ひかえ|

失礼 し まし た しつれい|||

西方 で は 友軍 が 泥 を すすって 飢え に 苦し ん で おり まし た が せいほう|||ゆうぐん||どろ|||うえ||にがし||||||

ここ 北方 の 司令 部 は 随分 と 恵まれ て いる よう で し た ので つい … |ほっぽう||しれい|ぶ||ずいぶん||めぐまれ||||||||

( シュライゼ ) き … 貴 様 ! そこ まで 言う なら 西方 に 帰れ ! ||とうと|さま|||いう||せいほう||かえれ

臆病 者 は 無用 だ ! おくびょう|もの||むよう|

それ が 北方 方面 軍 の 総意 で あり ま しょ う か ? ||ほっぽう|ほうめん|ぐん||そうい||||||

( シュライゼ ) くどい ! ( ターニャ ) で は …

失礼 いたし ます しつれい||

う ぐ ぅ …

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと

( ターニャ ) なぜ お 止め に なら ない の です か |||とどめ||||||

現状 で の 全面 攻勢 など 無謀 破たん は 目 に 見え て おり ます が げんじょう|||ぜんめん|こうせい||むぼう|はたん||め||みえ||||

少佐 私 は 本音 で 話し て ほしい しょうさ|わたくし||ほんね||はなし||

形式 的 な 意見 具申 の 姿勢 は 必要な い けいしき|てき||いけん|ぐしん||しせい||ひつような|

( ターニャ ) 閣下 謹んで 申し上げ ます が ― |かっか|つつしんで|もうしあげ||

小 官 は 参謀 将校 です しょう|かん||さんぼう|しょうこう|

せっかく の ご 諮問 で は あり ます が ― |||しもん|||||

先達 に 対 する 形式 的 儀礼 上 沈黙 す べき と 愚 考 いたし ます が せんだつ||たい||けいしき|てき|ぎれい|うえ|ちんもく||||ぐ|こう|||

フッ なかなか 辛辣 ( しんらつ ) な 意見 表明 だ な ||しんらつ|||いけん|ひょうめい||

よろしい で は 本題 に 入 ろ う |||ほんだい||はい||

仮に だ 方面 軍 の 言う 攻勢 計画 を 遂行 する と し たら ― かりに||ほうめん|ぐん||いう|こうせい|けいかく||すいこう||||

どの よう な 意味 を 見いだす ? |||いみ||みいだす

( ターニャ ) 西方 ライン 戦線 の 助 攻 と して は |せいほう|らいん|せんせん||じょ|おさむ|||

多少 の 意味 を 持つ でしょ う たしょう||いみ||もつ||

共和 国 へ の 攻撃 準備 が ご まかせる 可能 性 が あり ます きょうわ|くに|||こうげき|じゅんび||||かのう|せい|||

うまく すれ ば 西方 の 負担 を 軽く する こと も あり うる ので は ? |||せいほう||ふたん||かるく|||||||

お 言葉 で は あり ます が 厳しい か と |ことば||||||きびしい||

ライン 戦線 に 影響 する ほど の 増 援 を 共和 国 が 送り込む と は 思え ませ ん らいん|せんせん||えいきょう||||ぞう|えん||きょうわ|くに||おくりこむ|||おもえ||

( ルーデルドルフ ) うむ …

その よう な 観点 から する と ― |||かんてん|||

全面 攻勢 は あくまで ― ぜんめん|こうせい||

協商 連合 に 対 する 陽動 作戦 と 見る べき でしょ う きょうしょう|れんごう||たい||ようどう|さくせん||みる|||

前線 へ の 攻勢 を 陽動 と 見る なら ば ― ぜんせん|||こうせい||ようどう||みる||

その 真意 は 敵 の 後方 を 抑える こと に ある か と … ん っ |しんい||てき||こうほう||おさえる|||||||

後方 ? こうほう

後方 … 後ろ ? 背後 … こうほう|うしろ|はいご

どう し た の か ね 少佐 ||||||しょうさ

つまり 今回 の 攻勢 計画 は |こんかい||こうせい|けいかく|

上陸 の ため の かく乱 が 目的 ? じょうりく||||かくらん||もくてき

( レル ゲン ) どこ で 耳 に し た ||||みみ|||

はっ … 何 が でしょう か ? |なん|||

上陸 作戦 の こと だ ゼートゥーア 閣下 から 聞い た の か ! じょうりく|さくせん|||||かっか||ききい|||

信じ られ ん … しんじ||

( ルーデルドルフ ) 驚き だ な |おどろき||

一部 の 将校 しか 知ら ない 作戦 を 言い当てる と は いちぶ||しょうこう||しら||さくせん||いいあてる||

目下 の 情勢 から 一案 と して 有効 だ と 判断 し た まで で あり ます もっか||じょうせい||いちあん|||ゆうこう|||はんだん||||||

ふむ … やはり 貴 様 を 使う こと に しよ う ||とうと|さま||つかう||||

二〇三 大隊 は 上陸 作戦 に 先立ち 全軍 の 先鋒 ( せ ん ぽ う ) だ ふた|みっ|だいたい||じょうりく|さくせん||さきだち|ぜんぐん||せんぽう|||||

はっ ! 拝 命 いたし まし た |おが|いのち|||

( ルーデルドルフ ) 言う まで も なく 本 作戦 は 戦略 上 の 奇襲 に 近い |いう||||ほん|さくせん||せんりゃく|うえ||きしゅう||ちかい

よって 攻撃 目標 に つい て も |こうげき|もくひょう||||

敵 の 想定 を 超え た 地域 で なければ なら ん てき||そうてい||こえ||ちいき||||

と 言う と … |いう|

オース ・ フィヨルド だ

絶景 だ な ぜっけい||

入り組 ん だ 狭い フィヨルド に 多く の 岬 と 島々 いりく|||せまい|||おおく||みさき||しまじま

岸壁 も 高く 点在 する 20 門 の 砲台 で どこ から でも 狙え る がんぺき||たかく|てんざい||もん||ほうだい|||||ねらえ|

列 強国 の いかなる 艦隊 だ ろ う と この 海 は 破れ まい よ れつ|きょうこく|||かんたい||||||うみ||やぶれ||

まさに 天然 の 要塞 です ね |てんねん||ようさい||

我々 が 防衛 に 当たる 必要 も ない の で は ? われわれ||ぼうえい||あたる|ひつよう|||||

と は 言え 守備 隊 は 必要 だ ろ う ||いえ|しゅび|たい||ひつよう|||

増 派 さ れ た の が 我々 1 個 大隊 のみ と は ぞう|は||||||われわれ|こ|だいたい|||

ちと 気 に 入ら ん |き||はいら|

しかたない でしょ う

前線 で は 帝国 軍 の 冬季 攻勢 が 開始 さ れ た そう です ぜんせん|||ていこく|ぐん||とうき|こうせい||かいし|||||

上層 部 も 手 いっぱい と いう わけ か じょうそう|ぶ||て|||||

( 部隊 長 ) 諸君 ! 祖国 の ため に よくぞ 立ち上がって くれ た ! ぶたい|ちょう|しょくん|そこく|||||たちあがって||

若き 諸君 ら の 力 が あれ ば 勝利 は 確実 で ある ! わかき|しょくん|||ちから||||しょうり||かくじつ||

既に 栄誉 は 約束 さ れ て いる ! すでに|えいよ||やくそく||||

死 を も 恐れ ぬ 奮戦 を 期待 する ! ( 学徒 兵 たち ) は っ ! し|||おそれ||ふんせん||きたい||がくと|つわもの|||

( アン ソン ) もはや 我が国 は ― |||わがくに|

若者 に “ 死 ん で くれ ” と しか 言え ぬ 状況 だ わかもの||し||||||いえ||じょうきょう|

なれ ば こそ ―

大人 の 我々 も 戦い 続け ね ば なる まい おとな||われわれ||たたかい|つづけ||||

( ターニャ ) やれ なく は ない … か

( パイロット ) 目標 地点 接近 ぱいろっと|もくひょう|ちてん|せっきん

エンジン カット 滑空 態勢 に 入り ます えんじん|かっと|かっくう|たいせい||はいり|

総員 ! 降下 用意 だ ! ( 隊員 たち ) は っ ! そういん|こうか|ようい||たいいん|||

繰り返し に なる が 本 作戦 は 奇襲 性 を 重んじる くりかえし||||ほん|さくせん||きしゅう|せい||おもんじる

フィヨルド 制圧 の タイム リミット は 30 分 だ |せいあつ||たいむ|||ぶん|

セレブリャコーフ 少尉 貴 様 も 予備 指揮 官 だ |しょうい|とうと|さま||よび|しき|かん|

私 と 各 中尉 の シグナル を ロスト し た 場合 撤退 を 指揮 しろ わたくし||かく|ちゅうい||しぐなる|||||ばあい|てったい||しき|

( ヴィー シャ ) 撤退 … で あり ます か ||てったい||||

私 と 中尉 連中 を ロスト する 時点 で わたくし||ちゅうい|れんちゅう||||じてん|

作戦 は 失敗 だ ろ う さくせん||しっぱい|||

そこ まで 重 装備 の 敵 が 出 て くれ ば 成算 は ない ||おも|そうび||てき||だ||||せいさん||

まったく …\ N 鉱山 の カナリア の 気分 だ な ||こうざん||かなりあ||きぶん||

( ヴァイス ) で は せいぜい 可憐 ( かれん ) に 鳴 い て みせる と し ま しょ う ||||かれん|||な||||||||

( ケーニッヒ ) はて … どう 鳴け ば よい の やら |||なけ||||

( ノイマン ) ピヨピヨ です か ねえ ?

貴 様 ら の 鳴き声 など 聞き たく も ない さっさと 行動 に 備えろ とうと|さま|||なきごえ||きき|||||こうどう||そなえろ

( ターニャ ) さて 諸君 ||しょくん

航空 魔 導 師 と して の 本領 を 発揮 する 時 だ こうくう|ま|みちび|し||||ほんりょう||はっき||じ|

( ターニャ ) 準備 は よい な ! ( 隊員 たち ) は っ ! |じゅんび||||たいいん|||

よろしい … 降下 ! |こうか

( 通信 機 の ノイズ 音 ) つうしん|き|||おと

( アン ソン ) どういう こと だ ! ( 通信 兵 ) 分かり ませ ん |||||つうしん|つわもの|わかり||

なぜ か 哨戒 船 から の 定時 連絡 が 途絶え て おり まし て … ||しょうかい|せん|||ていじ|れんらく||とだえ||||

機材 の 故障 か ? きざい||こしょう|

哨戒 ライン の 他 の 船 は どう だ ? しょうかい|らいん||た||せん|||

( ノイズ の 音 ) ||おと

( 通信 兵 ) 同じ です 3 隻 と も 反応 が あり ませ ん つうしん|つわもの|おなじ||せき|||はんのう||||

何 だ と ? なん||

( 爆撃 音 ) ばくげき|おと

何 だ と ? なん||

( 爆撃 音 ) ばくげき|おと

( アン ソン ) な っ …

( 爆撃 音 ) ばくげき|おと

( アン ソン ) な っ …

今 の は ! ? いま||

( 爆撃 音 ) ばくげき|おと

次 だ ! 急げ ! つぎ||いそげ

( ケーニッヒ ) 砲撃 術 式 用意 ! |ほうげき|じゅつ|しき|ようい

撃て ー ! うて|-

( 発射 準備 を する 音 ) はっしゃ|じゅんび|||おと

( 協商 連合 兵士 ) ハァ … う う … きょうしょう|れんごう|へいし|||

( 協商 連合 兵士 ) 敵 襲 … 敵 襲 ! きょうしょう|れんごう|へいし|てき|おそ|てき|おそ

ど っ どこ から 現れ た ! ? ||||あらわれ|

空挺 ( くう て い ) 降下 だ くうてい||||こうか|

( グンナー ) クソッ とにかく 出撃 だ ! |||しゅつげき|

( 協商 連合 兵士 ) 湾岸 部 の 各 砲台 が 交戦 中 ! きょうしょう|れんごう|へいし|わんがん|ぶ||かく|ほうだい||こうせん|なか

( グンナー ) 増 援 の 要請 だ ! すぐに 鉄道 で 送ら せろ ! |ぞう|えん||ようせい|||てつどう||おくら|

なぜ 砲台 だけ を … |ほうだい||

( ヴィー シャ ) 大 隊長 ! 敵 の 増 援 です ! ||だい|たいちょう|てき||ぞう|えん|

大隊 規模 の 魔 導 部隊 が 急速 接近 中 ! だいたい|きぼ||ま|みちび|ぶたい||きゅうそく|せっきん|なか

対応 が 早い な 第 1 中 隊 ! 迎撃 準備 だ ! たいおう||はやい||だい|なか|たい|げいげき|じゅんび|

( ヴァイス ) 少佐 殿 ! 1 個 中隊 で は 危険 すぎ ます ! |しょうさ|しんがり|こ|ちゅうたい|||きけん||

こちら は こちら で 何とか する ! ||||なんとか|

貴 様 は さっさと 砲台 を 黙ら せろ ! とうと|さま|||ほうだい||だまら|

う … 了解 です ! |りょうかい|

( ターニャ ) 第 1 中 隊 続け ! |だい|なか|たい|つづけ

( ターニャ ) 気乗り は し ない が ― |きのり||||

部下 が やら れ て 敵 に 頭 を 抑え られる より は マシ だ ぶか|||||てき||あたま||おさえ|||||

( 協商 連合 魔 導 師 ) 迎撃 上がって き ます ! きょうしょう|れんごう|ま|みちび|し|げいげき|あがって||

敵 およそ 中隊 規模 ! てき||ちゅうたい|きぼ

中隊 規模 だ と ? ケッ なめ られ た もの です ね ! ちゅうたい|きぼ||||な め|||||

切り込む ぞ ! 接近 戦 だ ! きりこむ||せっきん|いくさ|

( レル ゲン ) 既に 北洋 艦隊 は 敵 の 哨戒 ライン を 越え た はず です が ― ||すでに|ほくよう|かんたい||てき||しょうかい|らいん||こえ||||

もし 30 分 で 砲台 を 制圧 でき なけ れ ば ― |ぶん||ほうだい||せいあつ||||

艦隊 は 引き返す しか … かんたい||ひきかえす|

( ルーデルドルフ ) その 場合 は 極めて 実戦 的 な ― ||ばあい||きわめて|じっせん|てき|

史上 最大 の 上陸 演習 作戦 だ な しじょう|さいだい||じょうりく|えんしゅう|さくせん||

我々 の 面目 も 丸つぶれ だ われわれ||めんぼく||まるつぶれ|

頭 を 抑えろ ! あたま||おさえろ

頭 を 抑え られる な ! あたま||おさえ||

高度 を 落とす な ! 蹴散らせ ! こうど||おとす||けちらせ

( ターニャ ) 砲台 の 無力 化 は まだ か ! |ほうだい||むりょく|か|||

( ヴァイス ) 残り は ! ( グランツ ) まだ です ! |のこり||||

( 協商 連合 兵士 ) 来 た ぞ ! 撃て ー ! きょうしょう|れんごう|へいし|らい|||うて|-

( グランツ ) 敵 魔 導 師 を 確認 ! このまま で は 時間 が … |てき|ま|みちび|し||かくにん||||じかん|

とにかく 撃て ! 手 を 動かせ ! |うて|て||うごかせ

( 協商 連合 兵士 たち の 叫び声 ) きょうしょう|れんごう|へいし|||さけびごえ

脱落 者 多数 ! 押さ れ て い ます ! だつらく|もの|たすう|おさ||||

増 援 が 来る まで 持ちこたえろ ! ぞう|えん||くる||もちこたえろ

しかし ! このまま …

な っ …

グンナー 少佐 ! |しょうさ

あ あっ !

オーバーワーク も 甚だしい が ||はなはだしい|

契約 が 違う と 飛び去る わけ に も いかん し なあ けいやく||ちがう||とびさる||||||

( アン ソン ) 神 よ … ||かみ|

なぜ です か …

なぜ … なぜ ヤツ が ここ に ! ? ||やつ|||

う お ぉ ー ! |||-

邪魔 だ ! じゃま|

あ あっ !

ハァ …

逃げ たら キャリア が 消える し なあ にげ||きゃりあ||きえる||

( 通信 機 から の 音声 ) あっ つうしん|き|||おんせい|

( アン ソン ) 何 ! ? ( ターニャ ) すばらしい ! ||なん||

定時 帰宅 だ ていじ|きたく|

( ヴァイス ) 繰り返す |くりかえす

各 中隊 砲台 の 無力 化 に 成功 ! かく|ちゅうたい|ほうだい||むりょく|か||せいこう

( アン ソン ) ああ …

( 大 隊長 ) 状況 を 通達 ! 現在 友軍 の 守備 隊 は 劣勢 ! だい|たいちょう|じょうきょう||つうたつ|げんざい|ゆうぐん||しゅび|たい||れっせい

至急 沿岸 部 に 向かい 支援 任務 に 当たる しきゅう|えんがん|ぶ||むかい|しえん|にんむ||あたる

よって …\ N ( 爆撃 音 ) ||ばくげき|おと

任務 は 終了 だ ! 総員 撤収 ! にんむ||しゅうりょう||そういん|てっしゅう

く … くう ぅ …

まだ だ !

まだ 終われ は し ない ! |おわれ|||

追撃 です ! 1 体 来 ます ! ついげき||からだ|らい|

チッ 狂信 的 な 愛国 者 め ! |きょうしん|てき||あいこく|もの|

あの 速度 なら 相当 な 運動 エネルギー だ な |そくど||そうとう||うんどう|えねるぎー||

主 よ 父 と 子 の 名 の 下 に 裁き の 雷 ( いか ず ち ) を 落とし たまえ おも||ちち||こ||な||した||さばき||かみなり|||||おとし|

神 よ 願わくば ― かみ||ねがわくば

我 に あの 悪魔 を 討ち 滅ぼす 力 を 与え たまえ ! われ|||あくま||うち|ほろぼす|ちから||あたえ|

祖国 よ ! なんじ を 決して 滅ぼす もの か ! そこく||||けっして|ほろぼす||

ぐ えっ … ぐ あ あっ

ん ? この 顔 は どこ か で … ||かお||||

ハァ … う っ … あ …

フゥ … まあ いい か

メ … メアリー …

フゥ … ん ?

ふむ 少し 早い が |すこし|はやい|

自分 へ の クリスマス プレゼント に ちょうど いい な じぶん|||くりすます|ぷれぜんと||||

( 帝国 兵士 たち の 雄 たけ び ) ていこく|へいし|||おす||

( 隊長 ) 鉄道 を 押さえろ ー ! 物資 も だ ! たいちょう|てつどう||おさえろ|-|ぶっし||

( 隊員 たち ) かん ぱ ~ い ! たいいん||||

( 隊員 たち の 話し声 ) たいいん|||はなしごえ

絶景 だ な ぜっけい||

( カゾール ) まだ …\ N まだ 敗北 が 確定 し た わけ で は … ||||はいぼく||かくてい|||||

う っ …

( レル ゲン ) 北洋 艦隊 は 揚 陸 に 成功 ||ほくよう|かんたい||よう|りく||せいこう

既に オース 市 の 鉄道 を 制圧 し た そう です すでに||し||てつどう||せいあつ||||

これ で 敵 の 鉄道 を 使って 物資 の 補給 も できる ||てき||てつどう||つかって|ぶっし||ほきゅう||

( ゼートゥーア ) 相変わらず 大胆 な こと だ |あいかわらず|だいたん|||

敵 の 尻 を 後ろ から 蹴り 飛ばす と は な てき||しり||うしろ||けり|とばす|||

今後 は 前方 と 後方 から の 挟 撃 も 可能 と なる こんご||ぜんぽう||こうほう|||はさ|う||かのう||

長引 い て い た 戦線 の 処理 も 確実 だ ろ う ながび|||||せんせん||しょり||かくじつ|||

少し 気 は 早い が まさに ― すこし|き||はやい||

“ 決定 的 な 一撃 ” と いう わけ だ けってい|てき||いちげき||||

♪~

~♪

( ラジオ 音声 ) 続 い て は 世界 情勢 らじお|おんせい|つづ||||せかい|じょうせい

DC 放送 発表 ノル デン 地方 の 戦況 報告 です |ほうそう|はっぴょう|||ちほう||せんきょう|ほうこく|

昨年 12 月 帝国 軍 は 協商 連合 北部 ― さくねん|つき|ていこく|ぐん||きょうしょう|れんごう|ほくぶ

オース ・ フィヨルド へ の 上陸 侵攻 を 決行 ||||じょうりく|しんこう||けっこう

沿岸 部 の 守備 隊 は 壊滅 し 多く の 死傷 者 が 出 た もよう です えんがん|ぶ||しゅび|たい||かいめつ||おおく||ししょう|もの||だ|||

オース 市 を 制圧 後 は ― |し||せいあつ|あと|

北部 南部 から の 大規模 攻勢 に より ― ほくぶ|なんぶ|||だいきぼ|こうせい||

同国 首都 を 事実 上 の 占領 下 に おい た と の こと です どうこく|しゅと||じじつ|うえ||せんりょう|した|||||||

協商 連合 の 降伏 が 行わ れる の も 時間 の 問題 と 見 られ て おり ― きょうしょう|れんごう||こうふく||おこなわ||||じかん||もんだい||み|||

今後 も 情勢 が 注目 さ れ て い ます こんご||じょうせい||ちゅうもく|||||