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四月は君の嘘, Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April) Episode 16

Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April ) Episode 16

♪♪ ( 『 愛 の 悲しみ 』 の 鼻歌 )

( かをり ) ♪♪ 「 タン タタン タン タン ターン タタン ターン 」 →

♪♪ 「 タン タタンタ … 」

( かをり ) う っ あ あっ 。

( かをり ) う っ う う … 。

( かをり ) くう … 痛 て … 。

あれ ?

えっ … ?

えっ ?

( 救急 車 の サイレン )

♪♪ 「 タン タタン タン 」

♪♪~

♪♪ 『 ピアノ ・ ソナタ 第 8 番 イ 短調 K 310 第 1 楽章 』

( 凪 ) 終わり まし た 。

( 紘子 ) ほら 行け よ 。 先生 。

忌憚 ない ご 意見 を 。

手加減 す ん な よ 。

( 公生 ) ふん 。

( 公生 ) フォルティッシモ と ピアニッシモ は はっきり さ せ て 。

( 公生 ) 休符 も しっかり 数え て 。

眉間 に しわ が よって る 。 姿勢 が 悪い 。

( 凪 ) う う ~ 。 苦々しく 歯 を 食いしばら ない !

左手 の リズム の 流れ が 遅れ てる 。

手 が 小さく て すぐに 指 が 届き ませ ん 。

手首 を 動かし て 弾く ん だ よ 。

1 拍目 最初 の 指 を 小指 で 弾 い て →

その 勢い で 手首 を 使って こう 弾き やすい 位置 に … 。

( 紘子 ) 333 小 節目 の ペダル 変え たら ?

それでは 勝て ませ ん 。 →

譜面 は 完璧 です 。 すなわち 神 。

われら は 神 に 仕える 下 僕 。

《 こんな 子 だ っけ ? 》 ( 紘子 ) 《 キャラ 変わった ? 》

( 凪 ) 楽譜 の 指示 どおり 弾か ない なんて →

勝つ こと を 放棄 し た 人間 の エゴ です 。

《 君 の 人生 で ありったけ の 君 で 真摯 に 弾け ば いい ん だ よ 》

楽譜 は 神 じゃ ない よ 。 完璧 で も ない 。

人間 が 生み 落とし た とても 感情 的 な もの だ 。

《 だ から しがらみ の よう に 付きまとう 》

陳腐 です ね 。 グサッ !

( 凪 ) そんな 甘 っち ょろ い こ と 言って る から →

神 から 人間 に 落ち ちゃ う ん だ 。

《 レッスン まで 時間 ある な 》

《 最近 声 聞い て ない な ー って 思って 》

《 あっ そうだ 。 お 菓子 買わ なきゃ … 》

《 君 の 好きな カヌレ を … 》

《 心 の 準備 も し て い ない のに →

いつも 君 は ふい に 現れる 》

あー っ !

誰 だ っけ ? 《 記憶 喪失 ! ? 》

《 頭 打った から ! ? 》

すみません ねえ 。 最近 顔 見 なかった もの で 。

見舞い に も 来 ない し 薄情 者 は 影 も 薄い 。

これ から … 。 ね ー ね ー 渡 君 は ?

渡 君 待ち伏せ し て ん だ けど 。

渡 は … まだ 学校 に いる よ 。

さっき まで 教室 に … 。

私 は 天使 の よう に 優しい 。

薄情 者 の 君 に 贖罪 の チャンス を 与えよ う 。

君 を 代役 に 任命 し ます 。

君 で いい や 。

かばん も 大きい よう で 。

( 女性 ) わ ー カワイイ !

この カワイイ の 私 の ~ !

私 の カワイイ の 引っ張ら ない で ~ !

あの … 僕 レッスン が 。

はっ ! カワイイ ~ 秋 の 新作 だ 。

カワイイ ! レター セット ! メール で いい ん じゃ ない ?

迷子 だ ー ! 何で 楽し そう な の ! ?

[ マイク ] ( アナウンス ) 迷子 の お 知らせ を 致し ます 。

≪ ( 母親 ) みゆき !

( みゆき ) ママ ~ !

も う ~ !

あっ 。 ( みゆき の 笑い声 )

困った 人 を 見つける と ほっとけ ない の よ ね ~ 。

ふん っ 。 《 嘘つき ! 》

お 母さん 泣 い て た ね 。

うん 。 すごく 心配 し て た ん だ よ 。

でも お 母さん や お 父さん を 泣か せ ちゃ 駄目 だ よ 。

あの 子 ね 手 を つ ない だ ら ぎ ゅ ー って 握って くる の 。

超 カワイイ 。

絶対 離さ ない で って 感じ 。

きっと 離し たら 一 人 取り残さ れ そう で →

怖かった ん だ ね 。

あっ これ 君 の ジュース 。

ああ 持た せ っ 放し だった 。

あっ 。 あっ 。

あ ~ あ 。

《 制服 … 今日 登校 し た ん だ な 》

《 僕 の 心配 は 杞憂 に 終わった ん だ 》

あれ ? 君 かばん は ?

あ あっ ! 取り に 行 こ う 。

( 鍵盤 を たたく 音 )

遅 ~ い ! ( 紘子 ) ピアノ たたか ない 。

公生 は 来 ない よ 。 ( 凪 ) えっ ! ?

さっき メール 来 た 。 ( 凪 ) 言って ください ! →

いい ん です か ? 瀬戸 先生 。 こんな 不真面目 な 態度 。

( 紘子 ) あんた さあ やけに 公生 に 突っ掛かる けど 何で ?

あっ … ヤダ ~ 瀬戸 先生 を とら れ たく なく て →

私 つい ~ 。

( 紘子 ) 何 が 目的 か 知ら ない けど →

もし 公生 に 危害 を 加え で も し たら →

あたし が ぶ っ 殺し て やる わ 。

へえ ~ 愛さ れ て ます ね 。 有馬 公生 。

あたし の 息子 だ もん 。

( 凪 ) じゃあ どうして 私 を 迎え入れ て くれ た ん です か ?

公生 に 何 か を くれる と 思った から 。

( 紘子 ) 《 悲しみ 以外 の 何 か を 》

( 凪 ) 敵 を 信用 し て い い ん です か ?

( 紘子 ) 敵 ? あんた 敵 な の ? →

音楽 の 道 を 共に 歩む 者 じゃ ない の ?

( 小春 ) ハハハ … ハハハ … 。

( 紘子 ) あら 上手 に 描け てん じゃ ない 。 →

お 姉ちゃん に も 見せ て あげ な 。 ( 小春 ) うん 。

( 小春 ) ウフフ … はい ! →

ウフフ … 。

( 紘子 ) 《 悲しみ は もう たくさん だ 》

( 紘子 ) 公生 に は 幸せ な ピアニスト に なって ほしい 。

わ あ ~ 真っ暗 。 不気味 ~ 。

かばん を 学校 に 置 い て くる なんて 二 度 手間 。

アハ ハハ … 。

かばん は ?

えっ と … 。

こっち かな ? いや こっち だった かな ?

嘘 か ! 嘘 つい たんか ! ひ い い いい 。

かばん は 学校 に あり まし ぇ ん 。

《 そう いえ ば … N 昼間 から かばん 持って なかった 》

今日 登校 し て た ん だ よ ね ?

今日 一 日 だけ 外出 さ せ て もらった の 。

ごめん 。 どうして も 学校 に 来 たかった の 。

忘れ ちゃ い そう だった から 。

僕 の 方 こそ ごめん 。

代役 じゃ なく て 渡 が よかった ね 。

せっかく の 一 日 だった のに 。

君 は 忘れる の ?

学校 を 探検 し た 女の子 を 。

一緒 に 迷子 を 助け た 女の子 を 。

病院 を 抜け出し て 待って た 女の子 を 。

君 は 忘れる の ?

《 その 人 の 心 に ずっと 住め る よう に 》

《 ここ に いる 人 たち は →

私 たち の こと を 忘れ ない で い て くれる 》

《 私 … 忘れ ない 》

忘れ ない 。

死 ん で も 忘れ ない 。

うん 。 やっぱり 君 で よかった 。

大丈夫 ?

ちょっと 疲れ ちゃ った 。

学校 の 備品 で 2 人 乗り は まずい ね 。

バレ たら 怒ら れる ね 。

ごめん ね レッスン 。 平気 だ よ 。

紘子 さん だ し 許し て くれる よ 。

無駄 な 一 日 なんか じゃ ない よ 。

このまま 時間 が 止まっちゃ え って 思う くらい すてき な 一 日 だった 。

ありがとう 。

お 買い物 し て 夜 の 学校 を 探検 し て →

男の子 に 送って もらう 帰り道 は →

こんなに 星 が キラキラ し てる ん だ ね 。

< 肌寒い せい か な 。 交わす 言葉 が 温かい >

< 余計 に 君 を 近く に 感じる >

< 渡 の 代役 でも 何でも いい >

< ずっと このまま …>

< 僕 は その 涙 の 訳 を →

聞け なかった >

遅い 。 そこ 一気に 弾か ない から テンポ が ずれる 。

( 凪 ) 《 イラッ ! やって ん じゃ ん 。 目いっぱい 速く 弾 い てん じゃ ん 》

( 凪 ) 《 これ 以上 できる か 》

だから こんな 感じ で 。

♪♪ ( 演奏 ) こう 。

この 機械 野郎 が ー ! →

さらっと 弾 い てん じゃ ね ー !

( 凪 ) 《 フ … フフフ … 》 ( 紘子 ) じ ~ 。

はっ 。 聞い て た ?

はっ はい !

( 凪 ) 《 無能 は 嫌い 》

じゃ ち ょ ちょいと やっちゃ お う 。

( 凪 ) 《 有馬 公生 は もっと 嫌い 》

( さつき ) 凪 ~ 上山 先輩 振った ん だ ね 。

( 小麦 ) もう 何 人 目 よ 。

( 凪 ) だって 文系 眼鏡 野郎 嫌い だ もん 。

( さつき ) それ より 学 祭 の 演目 決め た の ?

( 凪 ) まだ 。

( 小麦 ) 学 祭 1 1 月 だ よ 。 そろそろ 準備 し と か ない と 。

( さつき ) 外 から ゲスト 呼ぶ の も あり な ん でしょ ? OB と か 。

( 小麦 ) 三池 君 は 大物 呼ぶ らしい よ 。

( 凪 ) 今 は それ どころ じゃ ない よ 。

( 凪 ) 《 有馬 公生 … あいつ を どう やって 屈服 さ せる か 》 →

《 フフッ フフフ … 》 ( さつき ) おぞましい 腐 臭 。

( 小麦 ) だ だ 漏れ だ 。

( 小麦 ) でも うち の 学 祭 と いえ ば →

成績 上 位 者 が ユニーク な 演目 を 準備 する って →

注目 さ れ てる ん だ よ 。

( さつき ) 凪 が 燃え そう な シチュエーション じゃ ん 。

( 凪 ) 《 成績 上 位 者 … 》 →

《 そう よ 。 私 は 胡桃 中 の エンジェル 》 →

《 それなのに … 》 ( 小麦 ・ さつき ) 天狗 !

( 凪 ) 《 何で 怒ら れ なく ちゃ いけない の よ ! 》

速い ! 速く 弾 こ う と して 上滑り し てる 。

それ じゃ フォルテ に なら ない 。

( 凪 ) う … う … 。 →

う わ ~ ん !

ああ 逃げ ちゃ った 。

≪ ( 紘子 ) 追い掛け な 。 えっ ?

あんた の 役目 よ 。 公生 。

( 凪 ) 《 しょうがない じゃ ん 。 手 が 小さい ん だ から 》

( 足音 )

≪ ハァ … ハァ … ハァ … 。

紘子 さん の 言った とおり だ 。

( 凪 ) ふん ! あっ 。

あの … ごめん ね 。

その … 人 に 教える の 初めて で 。

これ おわび に 。

( 凪 ) 《 芋 で 懐柔 さ れる か ! 》

おいし そう だ よ 。 とろとろ だ よ 。 紅 あ ず ま だ よ 。

( 凪 ) ん ー っ !

はっ ! ( 凪 ) 《 芋 に 膝 を 屈し ちゃ った 》

ここ よく 来る の ?

昔 よく 遊 ん で もらった ん です 。

私 の ヒーロー に 。

( 男の子 ) 《 早く 来い 凪 ! 置 い て く ぞ ! 》

( 凪 ) 《 待って よ ー ! 》

( 凪 ) もともと ピアノ も その 人 が 始め た ん です 。 →

だから その 人 を 追い掛け て 私 も 。

好き な ん だ 。

( 凪 ) でも その 人 は 私 以外 の 人 に 夢中 な ん です 。 →

その せい で 今 迷って 悩 ん で →

真っ暗 な 心 の 迷路 に いる 。

だから 気付 い て ほしい 。 私 が いる って 。

私 の ピアノ で … 。

( 凪 ) 《 何で こんな こと 話し てる ん だ ろ 》 →

《 より に よって に っく き ピアニスト に … 》

不純 な 動機 でしょ ?

きっかけ なんて そんな もん さ 。

( 凪 ) 《 誰 か に 吹き飛ばし て ほしかった の かも しれ ない 》 →

《 ピアノ に 対 する 負い目 を 》

( 公生 ・ 凪 ) じゃんけん ぽん !

( 凪 ) パ イ ナ ツ プ ル 。

いき ます よ ー 。

( 公生 ・ 凪 ) じゃんけん ぽん !

( 凪 ) 有馬 先生 は 好き な 人 い ない ん です か ?

い ない よ 。 ( 凪 ) 嘘 です 。 →

いる って 顔 に 書 い て ある 。 どんな 人 な ん です か ?

そんな はず ない よ 。 だって その 人 は →

僕 の 友達 を 好き な 女の子 な ん だ 。

( 凪 ) それ って 諦める 理由 に なる ん です か ?

ん … 。 ( 凪 ) グ リ コ 。 →

愛 より 友情 です か 。

陳腐 です 。

うん そう だ ね 。

でも 僕 に は これ が 精いっぱい な ん だ 。

( 凪 ) チ ヨ コ レ イ ト 。

( 凪 ) どんな 人 な ん です か ?

その 人 は ね ジェットコースター みたい な 人 な ん だ 。

泣 い たり 笑ったり 。 僕 は 振り回さ れ て ばかり 。

その 人 が いる だけ で →

モノ トーン だった 世界 が カラフル に なる よう な →

とても まぶしく て とても 強い 人 な ん だ 。

こら ー ! カヌレ 忘れ た ん か ー !

薄情 者 ! 約束 し て た のに ー ! 売り切れ て た ん だ よ !

( 渡 ) 俺 が おいしい 甘味 を 買って き た よ 。

まあ 渡 君 。

( 柏木 ) 確かに 有馬 は たる ん でる 。

中学 1 年 の 女の子 に ピアノ を 教え てる ん だ って 。

( 渡 ・ 椿 ) は あ ! ? ( 渡 ) 見損なった ぞ 紹介 しろ !

( 椿 ) 何で 柏木 が そんな の 知って ん の ! ?

椿 に 相談 し た って →

女の子 の 機微 は 分から ない だ ろ ?

今 何 つった ? ごめんなさい 。

な め と ん の か ー !

紘子 さん に 押し付け られ た ん だ 。 僕 だって 嫌 な の に 。

キス マーク ! ( 渡 ) あっ !

( 椿 ) よから ぬ ことし てん の は お前 だ ー !

ギャー ! どんな レッスン してん の よ !

ずるい ぞ 公生 。 抜け駆け 。

人 に 教え てる 暇 なんか 君 に ある の ?

いや だって 紘子 さん が … 。 また 言い訳 。

女の子 と イチャイチャ する 時間 なんて ない でしょ !

そんな 暇 ある なら もっと 練習 に あて たら ?

一生懸命 教え てる よ !

家 に 帰ったら 自分 の 練習 も し てる !

それ じゃ 足りない って 言って ん の ! ちょ っ … 。

教え てる 時間 無駄 に し てる じゃ ん !

他の 人 は もっと 練習 し てる よ ! 危機 感 が ない ん だ !

だから じゅうぶん やって る よ !

じゃあ もっと やり な よ ! じゅうぶん なんて ない !

12 月 に は コンクール が 始まる ん だ よ !

まだ 時間 が ある と でも 思って ん の ! ?

あっという間 に … 。

あれ … 。

アハハ … 何 か 変 な スイッチ 入っちゃ っ た 。

ごめん 。

ごめんなさい 。

♪♪ ( ピアノ の 演奏 )

( 凪 ) 《 ウフフ お前 の 信用 は 地 の 底 まで 失墜 する ぞ 》 →

《 有馬 公生 》

( さつき ) ねえ 何 か いい こと あった ?

( 凪 ) えっ 何で ?

ピアノ の 音 が スキップ し てる 。

音 が スキップ する わけ ない じゃ ん 。

そう 言わ れる と そう な ん だ けど さ 。

でも … うん 。

や っぱ スキップ し てる 。

《 僕 の 友達 を 好き な 女の子 な ん だ 》

( 凪 ) 《 あんな かい 性 なし じゃ 駄目 ね 》 →

《 絶対 報われ ない 》 →

《 ちょっと だけ ほんの ちょっと だけ →

似 て いる かも しれ ない 》 →

《 あが い て も 報われ ない 相手 を 追い掛け て 見詰め て →

恋い 焦がれ て いる 》 →

《 私 は 有馬 公生 を たたき つぶ そ う と して いる 》

( 凪 ) 《 崇高 な 犠牲 》 ( 凪 ) ただ い ま ~ 。

( 凪 ) 《 見返り を 求め ぬ 愛 》

≪ おう お かえり 。

( 武士 ) 早かった な 。 凪 。

( 凪 ) 《 われ は ファントム 。 オペラ 座 に 潜む 怪人 》

ただいま 。 お 兄ちゃん 。

や あ 。

お 見舞い は ? あっ 。

忘れ た 。 ごめん … 。

心配 し て 来 て くれ た ん だ 。

変 だった もん ね 私 。

《 似 て ない 》

《 はじか れ た よう に 笑ったり →

ささい な こと で ヒステリック に わめい たり →

突然 泣きだし たり すごく 優しく なったり →

何 か を 諦め たり →

僕 の 近く に い た 人 が そう だった 》

《 似 て ない 。 似 て な ん か い ない 》

《 嘘 だ 。 嘘 だ 。 嘘 だ 》

あなた って 本当 に 変 な 人 。

病院 に お 見舞い に 来 た のに →

ずーっと 黙り 込 ん で いる ん です もの 。

あたし と 心中 し ない ?

♪♪~


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♪♪ ( 『 愛 の 悲しみ 』 の 鼻歌 ) あい||かなしみ||はなうた

( かをり ) ♪♪ 「 タン タタン タン タン ターン タタン ターン 」 → かおり|||||たーん||たーん

♪♪ 「 タン タタンタ … 」

( かをり ) う っ あ あっ 。 かおり||||

( かをり ) う っ う う … 。 かおり||||

( かをり ) くう … 痛 て … 。 かおり||つう|

あれ ?

えっ … ?

えっ ?

( 救急 車 の サイレン ) きゅうきゅう|くるま||さいれん

♪♪ 「 タン タタン タン 」

♪♪~

♪♪ 『 ピアノ ・ ソナタ 第 8 番 イ 短調 K 310 第 1 楽章 』 ぴあの|そなた|だい|ばん||たんちょう|k|だい|がくしょう

( 凪 ) 終わり まし た 。 なぎ|おわり||

( 紘子 ) ほら 行け よ 。 先生 。 ひろこ||いけ||せんせい

忌憚 ない ご 意見 を 。 きたん|||いけん|

手加減 す ん な よ 。 てかげん||||

( 公生 ) ふん 。 きみお|

( 公生 ) フォルティッシモ と ピアニッシモ は はっきり さ せ て 。 きみお||||||||

( 公生 ) 休符 も しっかり 数え て 。 きみお|きゅうふ|||かぞえ| And count all the rests.

眉間 に しわ が よって る 。 姿勢 が 悪い 。 みけん||||||しせい||わるい You wrinkle your brow when you play. Your posture's terrible.

( 凪 ) う う ~ 。 苦々しく 歯 を 食いしばら ない ! なぎ|||にがにがしく|は||くいしばら|

左手 の リズム の 流れ が 遅れ てる 。 ひだりて||りずむ||ながれ||おくれ|

手 が 小さく て すぐに 指 が 届き ませ ん 。 て||ちいさく|||ゆび||とどき||

手首 を 動かし て 弾く ん だ よ 。 てくび||うごかし||はじく|||

1 拍目 最初 の 指 を 小指 で 弾 い て → はくめ|さいしょ||ゆび||こゆび||たま||

その 勢い で 手首 を 使って こう 弾き やすい 位置 に … 。 |いきおい||てくび||つかって||はじき||いち| and then use that momentum to take your wrist over...

( 紘子 ) 333 小 節目 の ペダル 変え たら ? ひろこ|しょう|ふしめ||ぺだる|かえ|

それでは 勝て ませ ん 。 → |かて||

譜面 は 完璧 です 。 すなわち 神 。 ふめん||かんぺき|||かみ

われら は 神 に 仕える 下 僕 。 ||かみ||つかえる|した|ぼく

《 こんな 子 だ っけ ? 》 ( 紘子 ) 《 キャラ 変わった ? 》 |こ|||ひろこ||かわった Was she always this kind of kid?

( 凪 ) 楽譜 の 指示 どおり 弾か ない なんて → なぎ|がくふ||しじ||はじか|| Not to play exactly how the score instructs you to...

勝つ こと を 放棄 し た 人間 の エゴ です 。 かつ|||ほうき|||にんげん||えご|

《 君 の 人生 で ありったけ の 君 で 真摯 に 弾け ば いい ん だ よ 》 きみ||じんせい||||きみ||しんし||はじけ|||||

楽譜 は 神 じゃ ない よ 。 完璧 で も ない 。 がくふ||かみ||||かんぺき|||

人間 が 生み 落とし た とても 感情 的 な もの だ 。 にんげん||うみ|おとし|||かんじょう|てき||| It's a very emotional thing created by humans.

《 だ から しがらみ の よう に 付きまとう 》 ||||||つきまとう That's why it clings to you, like fetters.

陳腐 です ね 。 グサッ ! ちんぷ|||

( 凪 ) そんな 甘 っち ょろ い こ と 言って る から → なぎ||あま||||||いって|| Blurting out naïve drivel like that... No wonder you fell to earth!

神 から 人間 に 落ち ちゃ う ん だ 。 かみ||にんげん||おち|||| You fall from god to human.

《 レッスン まで 時間 ある な 》 れっすん||じかん|| 《 I have time until my lesson 》

《 最近 声 聞い て ない な ー って 思って 》 さいきん|こえ|ききい||||-||おもって I was just thinking that I hadn't heard your voice lately.

《 あっ そうだ 。 お 菓子 買わ なきゃ … 》 |そう だ||かし|かわ| "Oh, that's right. I have to buy some sweets...

《 君 の 好きな カヌレ を … 》 きみ||すきな|| 《 Your favorite canelé … 》

《 心 の 準備 も し て い ない のに → こころ||じゅんび|||||| 《 Even though I'm not mentally prepared →

いつも 君 は ふい に 現れる 》 |きみ||||あらわれる You always appear out of nowhere

あー っ ! Oh!

誰 だ っけ ? 《 記憶 喪失 ! ? 》 だれ|||きおく|そうしつ

《 頭 打った から ! ? 》 あたま|うった| Amnesia? Because you hit your head?

すみません ねえ 。 最近 顔 見 なかった もの で 。 ||さいきん|かお|み||| Excuse me. I haven't seen him recently.

見舞い に も 来 ない し 薄情 者 は 影 も 薄い 。 みまい|||らい|||はくじょう|もの||かげ||うすい They don't even come to visit me, and the shadow of those who are unsympathetic is thin.

これ から … 。 ね ー ね ー 渡 君 は ? |||-||-|と|きみ| I was just about to–

渡 君 待ち伏せ し て ん だ けど 。 と|きみ|まちぶせ||||| I'm lying in wait for Watari-kun.

渡 は … まだ 学校 に いる よ 。 と|||がっこう||| Watari's...

さっき まで 教室 に … 。 ||きょうしつ| He was in the classroom just now...

私 は 天使 の よう に 優しい 。 わたくし||てんし||||やさしい I am as kind-hearted as an angel. Callous though you are...

薄情 者 の 君 に 贖罪 の チャンス を 与えよ う 。 はくじょう|もの||きみ||しょくざい||ちゃんす||あたえよ|

君 を 代役 に 任命 し ます 。 きみ||だいやく||にんめい|| I appoint you as my substitute.

君 で いい や 。 きみ|||

かばん も 大きい よう で 。 ||おおきい|| The bag seems to be big too.

( 女性 ) わ ー カワイイ ! じょせい||-| So cute!

この カワイイ の 私 の ~ ! |||わたくし|

私 の カワイイ の 引っ張ら ない で ~ ! わたくし||||ひっぱら||

あの … 僕 レッスン が 。 |ぼく|れっすん|

はっ ! カワイイ ~ 秋 の 新作 だ 。 ||あき||しんさく| Ha! It's cute - it's a new autumn item.

カワイイ ! レター セット ! メール で いい ん じゃ ない ? |れたー|せっと|めーる||||| Adorable stationery!

迷子 だ ー ! 何で 楽し そう な の ! ? まいご||-|なんで|たのし||| Hey, she's lost!

[ マイク ] ( アナウンス ) 迷子 の お 知らせ を 致し ます 。 |あなうんす|まいご|||しらせ||いたし|

≪ ( 母親 ) みゆき ! ははおや| Miyuki!

( みゆき ) ママ ~ ! |まま

も う ~ ! Oh, you!

あっ 。 ( みゆき の 笑い声 ) |||わらいごえ

困った 人 を 見つける と ほっとけ ない の よ ね ~ 。 こまった|じん||みつける||||||

ふん っ 。 《 嘘つき ! 》 ||うそつき

お 母さん 泣 い て た ね 。 |かあさん|なき|||| Mother was crying.

うん 。 すごく 心配 し て た ん だ よ 。 ||しんぱい||||||

でも お 母さん や お 父さん を 泣か せ ちゃ 駄目 だ よ 。 ||かあさん|||とうさん||なか|||だめ|| But don't make your mom or dad cry.

あの 子 ね 手 を つ ない だ ら ぎ ゅ ー って 握って くる の 。 |こ||て||||||||-||にぎって|| That little girl... when I held her hand, she squeezed it really hard. So adorable!

超 カワイイ 。 ちょう|

絶対 離さ ない で って 感じ 。 ぜったい|はなさ||||かんじ I feel like I'll never let you go.

きっと 離し たら 一 人 取り残さ れ そう で → |はなし||ひと|じん|とりのこさ|||

怖かった ん だ ね 。 こわかった||| I was scared.

あっ これ 君 の ジュース 。 ||きみ||じゅーす

ああ 持た せ っ 放し だった 。 |もた|||はなし|

あっ 。 あっ 。

あ ~ あ 。

《 制服 … 今日 登校 し た ん だ な 》 せいふく|きょう|とうこう||||| Uniform... So you came to school today.

《 僕 の 心配 は 杞憂 に 終わった ん だ 》 ぼく||しんぱい||きゆう||おわった|| 《 My worries ended up being unfounded 》

あれ ? 君 かばん は ? |きみ||

あ あっ ! 取り に 行 こ う 。 ||とり||ぎょう|| Where's your school bag?

( 鍵盤 を たたく 音 ) けんばん|||おと

遅 ~ い ! ( 紘子 ) ピアノ たたか ない 。 おそ||ひろこ|ぴあの|たた か|

公生 は 来 ない よ 。 ( 凪 ) えっ ! ? きみお||らい|||なぎ|

さっき メール 来 た 。 ( 凪 ) 言って ください ! → |めーる|らい||なぎ|いって| He just texted me.

いい ん です か ? 瀬戸 先生 。 こんな 不真面目 な 態度 。 ||||せと|せんせい||ふまじめ||たいど

( 紘子 ) あんた さあ やけに 公生 に 突っ掛かる けど 何で ? ひろこ||||きみお||つっかかる||なんで

あっ … ヤダ ~ 瀬戸 先生 を とら れ たく なく て → ||せと|せんせい|||||| Oh ... I don't want to be taken away from Mr. Seto →

私 つい ~ 。 わたくし| I just...

( 紘子 ) 何 が 目的 か 知ら ない けど → ひろこ|なん||もくてき||しら|| I don't know what your angle is...

もし 公生 に 危害 を 加え で も し たら → |きみお||きがい||くわえ|||| If you harm Kousei →

あたし が ぶ っ 殺し て やる わ 。 ||||ころし||| I will kill you.

へえ ~ 愛さ れ て ます ね 。 有馬 公生 。 |あいさ|||||ありま|きみお Heh~ I love you. Kousei Arima.

あたし の 息子 だ もん 。 ||むすこ|| You are my son.

( 凪 ) じゃあ どうして 私 を 迎え入れ て くれ た ん です か ? なぎ|||わたくし||むかえいれ||||||

公生 に 何 か を くれる と 思った から 。 きみお||なん|||||おもった| Because I thought I could give something to Kousei.

( 紘子 ) 《 悲しみ 以外 の 何 か を 》 ひろこ|かなしみ|いがい||なん|| (Hiroko) 《Something other than sorrow》

( 凪 ) 敵 を 信用 し て い い ん です か ? なぎ|てき||しんよう||||||| Are you sure you can trust the enemy?

( 紘子 ) 敵 ? あんた 敵 な の ? → ひろこ|てき||てき|| (Hiroko) Enemy? Are you the enemy? →

音楽 の 道 を 共に 歩む 者 じゃ ない の ? おんがく||どう||ともに|あゆむ|もの||| Aren't you the one who walks the path of music together?

( 小春 ) ハハハ … ハハハ … 。 こはる||

( 紘子 ) あら 上手 に 描け てん じゃ ない 。 → ひろこ||じょうず||えがけ|||

お 姉ちゃん に も 見せ て あげ な 。 ( 小春 ) うん 。 |ねえちゃん|||みせ||||こはる| Go on, show it to Nagi, too.

( 小春 ) ウフフ … はい ! → こはる||

ウフフ … 。

( 紘子 ) 《 悲しみ は もう たくさん だ 》 ひろこ|かなしみ|||| (Hiroko) 《I've had enough of the sadness》

( 紘子 ) 公生 に は 幸せ な ピアニスト に なって ほしい 。 ひろこ|きみお|||しあわせ||ぴあにすと||| (Hiroko) I want Kousei to become a happy pianist.

わ あ ~ 真っ暗 。 不気味 ~ 。 ||まっくら|ぶきみ Wow! It's so dark! Really creepy!

かばん を 学校 に 置 い て くる なんて 二 度 手間 。 ||がっこう||お|||||ふた|たび|てま

アハ ハハ … 。

かばん は ?

えっ と … 。 Um... Over here, maybe? No, maybe it's over there...

こっち かな ? いや こっち だった かな ?

嘘 か ! 嘘 つい たんか ! ひ い い いい 。 うそ||うそ|||||| Lie! Are you lying! Very good.

かばん は 学校 に あり まし ぇ ん 。 ||がっこう||||| My bag isn't here at the school...

《 そう いえ ば …\ N 昼間 から かばん 持って なかった 》 |||n|ひるま|||もって| Come to think of it...

今日 登校 し て た ん だ よ ね ? きょう|とうこう|||||||

今日 一 日 だけ 外出 さ せ て もらった の 。 きょう|ひと|ひ||がいしゅつ||||| They let me out just for today. Sorry.

ごめん 。 どうして も 学校 に 来 たかった の 。 |||がっこう||らい|| sorry . I really wanted to come to school.

忘れ ちゃ い そう だった から 。 わすれ||||| Because I was starting to forget it...

僕 の 方 こそ ごめん 。 ぼく||かた||

代役 じゃ なく て 渡 が よかった ね 。 だいやく||||と|||

せっかく の 一 日 だった のに 。 ||ひと|ひ||

君 は 忘れる の ? きみ||わすれる|

学校 を 探検 し た 女の子 を 。 がっこう||たんけん|||おんなのこ| The girl who explored the school.

一緒 に 迷子 を 助け た 女の子 を 。 いっしょ||まいご||たすけ||おんなのこ|

病院 を 抜け出し て 待って た 女の子 を 。 びょういん||ぬけだし||まって||おんなのこ| The girl who escaped from the hospital and was waiting for me.

君 は 忘れる の ? きみ||わすれる|

《 その 人 の 心 に ずっと 住め る よう に 》 |じん||こころ|||すめ||| So that I can live in their hearts forever.

《 ここ に いる 人 たち は → |||じん||

私 たち の こと を 忘れ ない で い て くれる 》 わたくし|||||わすれ|||||

《 私 … 忘れ ない 》 わたくし|わすれ| I... won't forget.

忘れ ない 。 わすれ| I won't forget.

死 ん で も 忘れ ない 。 し||||わすれ| I won't forget, even if I die.

うん 。 やっぱり 君 で よかった 。 ||きみ||

大丈夫 ? だいじょうぶ

ちょっと 疲れ ちゃ った 。 |つかれ|| I'm just a little worn out.

学校 の 備品 で 2 人 乗り は まずい ね 。 がっこう||びひん||じん|のり||| It's not good for two people to ride on school equipment.

バレ たら 怒ら れる ね 。 ||いから||

ごめん ね レッスン 。 平気 だ よ 。 ||れっすん|へいき|| Sorry... about your lesson.

紘子 さん だ し 許し て くれる よ 。 ひろこ||||ゆるし||| No big deal. It's Hiroko-san, after all. She'll forgive me.

無駄 な 一 日 なんか じゃ ない よ 。 むだ||ひと|ひ|||| It's not a wasted day.

このまま 時間 が 止まっちゃ え って 思う くらい すてき な 一 日 だった 。 |じかん||とまっちゃ|||おもう||||ひと|ひ| It was such a wonderful day, I wish that time would just stop in its tracks.

ありがとう 。

お 買い物 し て 夜 の 学校 を 探検 し て → |かいもの|||よ||がっこう||たんけん||

男の子 に 送って もらう 帰り道 は → おとこのこ||おくって||かえりみち| The way home that the boy will drop me off is →

こんなに 星 が キラキラ し てる ん だ ね 。 |ほし||きらきら||||| Just look at how the stars are twinkling.

< 肌寒い せい か な 。 交わす 言葉 が 温かい > はださむい||||かわす|ことば||あたたかい Is it because it's chilly out? The words we exchange are so warm.

< 余計 に 君 を 近く に 感じる > よけい||きみ||ちかく||かんじる <I feel you too close>

< 渡 の 代役 でも 何でも いい > と||だいやく||なんでも| <Watari's substitute or anything is fine>

< ずっと このまま …>

< 僕 は その 涙 の 訳 を → ぼく|||なみだ||やく| I couldn't ask her the reason for those tears.

聞け なかった > きけ|

遅い 。 そこ 一気に 弾か ない から テンポ が ずれる 。 おそい||いっきに|はじか|||てんぽ|| slow . The tempo is off because you don't play all at once.

( 凪 ) 《 イラッ ! やって ん じゃ ん 。 目いっぱい 速く 弾 い てん じゃ ん 》 なぎ||||||めいっぱい|はやく|たま|||| Annoyed Too slow. The tempo starts lagging because you're not playing it in one go.

( 凪 ) 《 これ 以上 できる か 》 なぎ||いじょう|| (Nagi) 《Can you do more than this?》

だから こんな 感じ で 。 ||かんじ| So it's like this.

♪♪ ( 演奏 ) こう 。 えんそう|

この 機械 野郎 が ー ! → |きかい|やろう||-

さらっと 弾 い てん じゃ ね ー ! |たま|||||- Don't play it like it's a piece of cake!

( 凪 ) 《 フ … フフフ … 》 ( 紘子 ) じ ~ 。 なぎ|||ひろこ|

はっ 。 聞い て た ? |ききい||

はっ はい ! Have you been listening?

( 凪 ) 《 無能 は 嫌い 》 なぎ|むのう||きらい I hate incompetent people.

じゃ ち ょ ちょいと やっちゃ お う 。 Okay, then, let's just get this part out of the way.

( 凪 ) 《 有馬 公生 は もっと 嫌い 》 なぎ|ありま|きみお|||きらい (Nagi) 《I hate Arima Kousei even more》

( さつき ) 凪 ~ 上山 先輩 振った ん だ ね 。 |なぎ|うえやま|せんぱい|ふった|||

( 小麦 ) もう 何 人 目 よ 。 こむぎ||なん|じん|め| (Wheat) How many people are there?

( 凪 ) だって 文系 眼鏡 野郎 嫌い だ もん 。 なぎ||ぶんけい|めがね|やろう|きらい|| Assassination Plan How many does that make?

( さつき ) それ より 学 祭 の 演目 決め た の ? |||まな|さい||えんもく|きめ|| Well, I can't stand the bookish, four-eyes type.

( 凪 ) まだ 。 なぎ|

( 小麦 ) 学 祭 1 1 月 だ よ 。 そろそろ 準備 し と か ない と 。 こむぎ|まな|さい|つき||||じゅんび||||| The festival's in November. We need to get on top of it now.

( さつき ) 外 から ゲスト 呼ぶ の も あり な ん でしょ ? OB と か 。 |がい||げすと|よぶ|||||||ob|| We're allowed to invite guests from outside the school, right? Like graduates...

( 小麦 ) 三池 君 は 大物 呼ぶ らしい よ 。 こむぎ|みいけ|きみ||おおもの|よぶ||

( 凪 ) 今 は それ どころ じゃ ない よ 。 なぎ|いま|||||| (Nagi) Now is not the time.

( 凪 ) 《 有馬 公生 … あいつ を どう やって 屈服 さ せる か 》 → なぎ|ありま|きみお|||||くっぷく||| Kousei Arima... how am I gonna make those guys eat it?

《 フフッ フフフ … 》 ( さつき ) おぞましい 腐 臭 。 ||||くさ|くさ

( 小麦 ) だ だ 漏れ だ 。 こむぎ|||もれ| What a hideous stench!

( 小麦 ) でも うち の 学 祭 と いえ ば → こむぎ||||まな|さい|||

成績 上 位 者 が ユニーク な 演目 を 準備 する って → せいせき|うえ|くらい|もの||ゆにーく||えんもく||じゅんび||

注目 さ れ てる ん だ よ 。 ちゅうもく||||||

( さつき ) 凪 が 燃え そう な シチュエーション じゃ ん 。 |なぎ||もえ||||| Normally, you'd be on fire in that kind of situation.

( 凪 ) 《 成績 上 位 者 … 》 → なぎ|せいせき|うえ|くらい|もの Top students...

《 そう よ 。 私 は 胡桃 中 の エンジェル 》 → ||わたくし||くるみ|なか|| That's right. I'm the angel of Kurumi Junior High. And yet...

《 それなのに … 》 ( 小麦 ・ さつき ) 天狗 ! |こむぎ||てんぐ

( 凪 ) 《 何で 怒ら れ なく ちゃ いけない の よ ! 》 なぎ|なんで|いから|||||| Why is he yelling at me?

速い ! 速く 弾 こ う と して 上滑り し てる 。 はやい|はやく|たま|||||うわすべり||

それ じゃ フォルテ に なら ない 。

( 凪 ) う … う … 。 → なぎ||

う わ ~ ん !

ああ 逃げ ちゃ った 。 |にげ|| Huh? She ran off!

≪ ( 紘子 ) 追い掛け な 。 えっ ? ひろこ|おいかけ||

あんた の 役目 よ 。 公生 。 ||やくめ||きみお Huh?

( 凪 ) 《 しょうがない じゃ ん 。 手 が 小さい ん だ から 》 なぎ||||て||ちいさい|||

( 足音 ) あしおと

≪ ハァ … ハァ … ハァ … 。

紘子 さん の 言った とおり だ 。 ひろこ|||いった||

( 凪 ) ふん ! あっ 。 なぎ||

あの … ごめん ね 。

その … 人 に 教える の 初めて で 。 |じん||おしえる||はじめて| It's my first time teaching that person.

これ おわび に 。 I apologize for this.

( 凪 ) 《 芋 で 懐柔 さ れる か ! 》 なぎ|いも||かいじゅう|||

おいし そう だ よ 。 とろとろ だ よ 。 紅 あ ず ま だ よ 。 |||||||くれない||||| It looks really good. Melt-in-your-mouth good. It's a Beni-azuma.

( 凪 ) ん ー っ ! なぎ||-|

はっ ! ( 凪 ) 《 芋 に 膝 を 屈し ちゃ った 》 |なぎ|いも||ひざ||くっし||

ここ よく 来る の ? ||くる|

昔 よく 遊 ん で もらった ん です 。 むかし||あそ||||| I used to play here all the time, years ago.

私 の ヒーロー に 。 わたくし||ひーろー|

( 男の子 ) 《 早く 来い 凪 ! 置 い て く ぞ ! 》 おとこのこ|はやく|こい|なぎ|お|||| Come on, Nagi! I'm gonna leave you behind!

( 凪 ) 《 待って よ ー ! 》 なぎ|まって||-

( 凪 ) もともと ピアノ も その 人 が 始め た ん です 。 → なぎ||ぴあの|||じん||はじめ||| He was the one who started playing the piano first.

だから その 人 を 追い掛け て 私 も 。 ||じん||おいかけ||わたくし|

好き な ん だ 。 すき|||

( 凪 ) でも その 人 は 私 以外 の 人 に 夢中 な ん です 。 → なぎ|||じん||わたくし|いがい||じん||むちゅう||| But he's obsessed with someone else besides me.

その せい で 今 迷って 悩 ん で → |||いま|まよって|なや||

真っ暗 な 心 の 迷路 に いる 。 まっくら||こころ||めいろ|| I'm in a dark labyrinth, deep inside my heart.

だから 気付 い て ほしい 。 私 が いる って 。 |きづ||||わたくし|||

私 の ピアノ で … 。 わたくし||ぴあの|

( 凪 ) 《 何で こんな こと 話し てる ん だ ろ 》 → なぎ|なんで|||はなし||||

《 より に よって に っく き ピアニスト に … 》 ||||||ぴあにすと|

不純 な 動機 でしょ ? ふじゅん||どうき|

きっかけ なんて そんな もん さ 。 Most opportunities are, you know.

( 凪 ) 《 誰 か に 吹き飛ばし て ほしかった の かも しれ ない 》 → なぎ|だれ|||ふきとばし||||||

《 ピアノ に 対 する 負い目 を 》 ぴあの||たい||おいめ|

( 公生 ・ 凪 ) じゃんけん ぽん ! きみお|なぎ|| Paper, rock...

( 凪 ) パ イ ナ ツ プ ル 。 なぎ|||||| P-I-N-E-A-P-P-L-E!

いき ます よ ー 。 |||-

( 公生 ・ 凪 ) じゃんけん ぽん ! きみお|なぎ|| Paper, rock...

( 凪 ) 有馬 先生 は 好き な 人 い ない ん です か ? なぎ|ありま|せんせい||すき||じん||||| ...scissors. Oh...

い ない よ 。 ( 凪 ) 嘘 です 。 → |||なぎ|うそ|

いる って 顔 に 書 い て ある 。 どんな 人 な ん です か ? ||かお||しょ|||||じん|||| You're lying. There is someone... It's written all over your face.

そんな はず ない よ 。 だって その 人 は → ||||||じん| ...scissors! What kind of person is she?

僕 の 友達 を 好き な 女の子 な ん だ 。 ぼく||ともだち||すき||おんなのこ|||

( 凪 ) それ って 諦める 理由 に なる ん です か ? なぎ|||あきらめる|りゆう|||||

ん … 。 ( 凪 ) グ リ コ 。 → |なぎ|||

愛 より 友情 です か 。 あい||ゆうじょう||

陳腐 です 。 ちんぷ|

うん そう だ ね 。

でも 僕 に は これ が 精いっぱい な ん だ 。 |ぼく|||||せいいっぱい|||

( 凪 ) チ ヨ コ レ イ ト 。 なぎ||||||

( 凪 ) どんな 人 な ん です か ? なぎ||じん|||| What kind of person is she? C-H-O-C-O-L-A-T-E.

その 人 は ね ジェットコースター みたい な 人 な ん だ 。 |じん||||||じん|||

泣 い たり 笑ったり 。 僕 は 振り回さ れ て ばかり 。 なき|||わらったり|ぼく||ふりまわさ||| Crying, laughing.

その 人 が いる だけ で → |じん||||

モノ トーン だった 世界 が カラフル に なる よう な → もの|とーん||せかい||からふる||||

とても まぶしく て とても 強い 人 な ん だ 。 ||||つよい|じん|||

こら ー ! カヌレ 忘れ た ん か ー ! |-||わすれ||||- Hey, you! Did you forget the canéles?

薄情 者 ! 約束 し て た のに ー ! 売り切れ て た ん だ よ ! はくじょう|もの|やくそく|||||-|うりきれ|||||

( 渡 ) 俺 が おいしい 甘味 を 買って き た よ 。 と|おれ|||あまみ||かって|||

まあ 渡 君 。 |と|きみ

( 柏木 ) 確かに 有馬 は たる ん でる 。 かしわぎ|たしかに|ありま||||

中学 1 年 の 女の子 に ピアノ を 教え てる ん だ って 。 ちゅうがく|とし||おんなのこ||ぴあの||おしえ||||

( 渡 ・ 椿 ) は あ ! ? ( 渡 ) 見損なった ぞ 紹介 しろ ! と|つばき|||と|みそこなった||しょうかい|

( 椿 ) 何で 柏木 が そんな の 知って ん の ! ? つばき|なんで|かしわぎ||||しって||

椿 に 相談 し た って → つばき||そうだん|||

女の子 の 機微 は 分から ない だ ろ ? おんなのこ||きび||わから|||

今 何 つった ? ごめんなさい 。 いま|なん||

な め と ん の か ー ! ||||||- S-S-S-Sorry!

紘子 さん に 押し付け られ た ん だ 。 僕 だって 嫌 な の に 。 ひろこ|||おしつけ|||||ぼく||いや|||

キス マーク ! ( 渡 ) あっ ! きす||と|

( 椿 ) よから ぬ ことし てん の は お前 だ ー ! つばき|||||||おまえ||-

ギャー ! どんな レッスン してん の よ ! ||れっすん|||

ずるい ぞ 公生 。 抜け駆け 。 ||きみお|ぬけがけ

人 に 教え てる 暇 なんか 君 に ある の ? じん||おしえ||いとま||きみ||| Do you really think you have time to teach other people?

いや だって 紘子 さん が … 。 また 言い訳 。 ||ひろこ||||いいわけ

女の子 と イチャイチャ する 時間 なんて ない でしょ ! おんなのこ||||じかん||| Excuses again! You can't afford to be getting cozy with a girl!

そんな 暇 ある なら もっと 練習 に あて たら ? |いとま||||れんしゅう|||

一生懸命 教え てる よ ! いっしょうけんめい|おしえ|| I'm doing my best teaching her. And when I get home, I do my own practicing.

家 に 帰ったら 自分 の 練習 も し てる ! いえ||かえったら|じぶん||れんしゅう|||

それ じゃ 足りない って 言って ん の ! ちょ っ … 。 ||たりない||いって|||| I'm telling you, that's not enough!

教え てる 時間 無駄 に し てる じゃ ん ! おしえ||じかん|むだ||||| Hey... I'm telling you, that's not enough!

他の 人 は もっと 練習 し てる よ ! 危機 感 が ない ん だ ! たの|じん|||れんしゅう||||きき|かん||||

だから じゅうぶん やって る よ !

じゃあ もっと やり な よ ! じゅうぶん なんて ない ! Then practice some more! There's no such thing as enough!

12 月 に は コンクール が 始まる ん だ よ ! つき|||こんくーる||はじまる|||

まだ 時間 が ある と でも 思って ん の ! ? |じかん|||||おもって||

あっという間 に … 。 あっというま| Before you know it...

あれ … 。

アハハ … 何 か 変 な スイッチ 入っちゃ っ た 。 |なん||へん||すいっち|はいっちゃ||

ごめん 。 Sorry.

ごめんなさい 。

♪♪ ( ピアノ の 演奏 ) ぴあの||えんそう

( 凪 ) 《 ウフフ お前 の 信用 は 地 の 底 まで 失墜 する ぞ 》 → なぎ||おまえ||しんよう||ち||そこ||しっつい||

《 有馬 公生 》 ありま|きみお

( さつき ) ねえ 何 か いい こと あった ? ||なん||||

( 凪 ) えっ 何で ? なぎ||なんで

ピアノ の 音 が スキップ し てる 。 ぴあの||おと||すきっぷ|| The sound of your playing, it's skipping.

音 が スキップ する わけ ない じゃ ん 。 おと||すきっぷ|||||

そう 言わ れる と そう な ん だ けど さ 。 |いわ||||||||

でも … うん 。

や っぱ スキップ し てる 。 ||すきっぷ||

《 僕 の 友達 を 好き な 女の子 な ん だ 》 ぼく||ともだち||すき||おんなのこ|||

( 凪 ) 《 あんな かい 性 なし じゃ 駄目 ね 》 → なぎ|||せい|||だめ|

《 絶対 報われ ない 》 → ぜったい|むくわれ| No way will things work out for him.

《 ちょっと だけ ほんの ちょっと だけ →

似 て いる かも しれ ない 》 → に|||||

《 あが い て も 報われ ない 相手 を 追い掛け て 見詰め て → ||||むくわれ||あいて||おいかけ||みつめ|

恋い 焦がれ て いる 》 → こい|こがれ|| Gazing at them... burning with love for them.

《 私 は 有馬 公生 を たたき つぶ そ う と して いる 》 わたくし||ありま|きみお|||||||| I... I'm trying to destroy Kousei Arima.

( 凪 ) 《 崇高 な 犠牲 》 ( 凪 ) ただ い ま ~ 。 なぎ|すうこう||ぎせい|なぎ|||

( 凪 ) 《 見返り を 求め ぬ 愛 》 なぎ|みかえり||もとめ||あい I'm home!

≪ おう お かえり 。

( 武士 ) 早かった な 。 凪 。 ぶし|はやかった||なぎ You're early, Nagi.

( 凪 ) 《 われ は ファントム 。 オペラ 座 に 潜む 怪人 》 なぎ||||おぺら|ざ||ひそむ|かいじん I am the phantom. The phantom who lurks in the opera house.

ただいま 。 お 兄ちゃん 。 ||にいちゃん

や あ 。

お 見舞い は ? あっ 。 |みまい||

忘れ た 。 ごめん … 。 わすれ|| Oh, I forgot. Sorry...

心配 し て 来 て くれ た ん だ 。 しんぱい|||らい|||||

変 だった もん ね 私 。 へん||||わたくし

《 似 て ない 》 に||

《 はじか れ た よう に 笑ったり → |||||わらったり

ささい な こと で ヒステリック に わめい たり →

突然 泣きだし たり すごく 優しく なったり → とつぜん|なきだし|||やさしく|

何 か を 諦め たり → なん|||あきらめ|

僕 の 近く に い た 人 が そう だった 》 ぼく||ちかく||||じん|||

《 似 て ない 。 似 て な ん か い ない 》 に|||に||||||

《 嘘 だ 。 嘘 だ 。 嘘 だ 》 うそ||うそ||うそ|

あなた って 本当 に 変 な 人 。 ||ほんとう||へん||じん "You really are a strange person..."

病院 に お 見舞い に 来 た のに → びょういん|||みまい||らい||

ずーっと 黙り 込 ん で いる ん です もの 。 |だまり|こみ||||||

あたし と 心中 し ない ? ||しんじゅう||

♪♪~