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新世紀エヴァンゲリオン, Neon Genesis Evangelion Episode 15

Neon Genesis Evangelion Episode 15

第 2 、 第 3 芦ノ湖 か 。 これ 以上 増え ない 事 を 望む よ 。

昨日 キール 議長 から 、 計画 遅延 の 文句 が 来 た ぞ 。 俺 の ところ に 直接 。

相当 苛 つい て た なぁ 。 仕舞い に は おまえ の 解任 も 仄 めかし て い た ぞ 。

アダム は 順調 だ 。 エヴァ 計画 も ダミー プラグ に 着手 し て いる 。

ゼーレ の 老人 は 何 が 不満 な の だ 。

肝心 の 人類 補完 計画 が 遅れ てる 。

全て の 計画 は リンク し て いる 。 問題 は ない 。

レイ も か ? まあ いい 。

ところで 、 あの 男 は どう する ? 好き に させ て おく さ 。 マルドゥック 機関 と 同じ だ 。

もう しばらく は 、 役 に 立って もらう か 。

16 年 前 、 ここ で 何 が 始まった ん だ … ?

私 だ 。 ああ 、 あんた か 。

シャノン バイオ 。 外資 系 の ケミカル 会社 。

9 年 前 から ここ に ある が 、 9 年 前 から この 姿 の まま だ 。

マルドゥック 機関 と 繋がる 108 の 企業 の うち 、 106 が ダミー だった よ 。

ここ が 107 個 目 、 と 言う わけ か 。 この 会社 の 登記 簿 だ 。

取締 役 の 欄 を 見ろ 、 だ ろ ?

もう 知って い た か 。 知って る 名前 ばかり だ し な 。

マルドゥック 機関 。 エヴァンゲリオン 操縦 者 選出 の ため に 設け られ た 、 。

人類 補完 委員 会 直属 の 諮問 機関 。

組織 の 実体 は 未 だ 不透明

貴 様 の 仕事 は ネルフ の 内偵 だ 。 マルドゥック に 顔 を 出す の は まずい ぞ 。

ま 、 何事 も ね 、 自分 の 目 で 確かめ ない と 、 気 が 済ま ない 質 だ から 。

はい 、 加持 です 。 ただいま 外出 し て い ます 。

ご用 の 方 は 、 お 名前 と メッセージ を どうぞ 。

助け て ! 加持 さん ! 何 す ん の よ ヘン タイ !

なん ちゃ って …

どう し た の ?

明日 の 日曜 に さ 、 加持 さん に ど っか 連れて って 貰 お っか な ~ と 思って 電話 し た ん だ けども 、 ずっと い ない の 。

ここ ん とこ 、 いつ かけ て も 留守 。 てこ と は 、 明日 、 暇 な の ね ?

残念 ながら 、 そういう 事 。

じゃ ぁ さ ぁ 、 ちょっと 頼み が ある ん だ けど …

実は さ …

え ~ ! デート ぉ ?

コダマ お 姉ちゃん の 友達 な ん だ けど 、 どうして も 紹介 し て くれ って 頼ま れ ちゃ って さ ぁ 、 お 願い !

メーン ! ! まじめ に やら ん かい ! ごめん …

まじめ に やる の は 、 掃除 でしょ !

ネク ロー シス 作業 、 終了 。 可 逆 グラフ 、 測定 完了 。

明日 何 着 て く ? あぁ 、 結婚 式 ね 。

ピンク の スーツ は キヨミ の とき 着 た し 、 紺 の ドレス は コトコ の とき 着 た ばっ か だ し …

オレンジ の は ? 最 近 着 て ない じゃ ない 。

あれ ね … あれ は ちょ っち 訳 あり で …

きつい の ? … そう よ !

あぁ … 帰り に 新調 す っか … ふ ぁ ~ あ 、 出費 が かさむ なぁ 。

こう 立て続け だ と 、 ご 祝儀 も バカ に なら ない し ねぇ 。

ケッ ! 三十 路 前 だ から って 、 ど いつ も こいつ も 焦り や が って 。

お互い 最後 の 一 人 に は なり たく な いわ ねぇ 。 三 人 と も 、 あがって いい わ よ 。

お 疲れ さま 。 あ ~ ぁ 、 テスト ばっ か で つま ん な ~ い !

そう 言え ば 、 今日 は また 一 段 と 暗い わ ね 、 シンジ 君 。

明日 だ から ね 。 そう ね 。 明日 ね 。

明日 、 父さん に 会わ なきゃ なら ない ん だ 。

何 話せ ば いい と 思う ? どうして 私 に そんな 事 聞く の ?

いつか 、 綾 波 が 父さん と 楽し そう に 話 て いる の を 見 た から

ねぇ 、 父さん って 、 どんな 人 ?

分から ない 。 … そう 。

それ が 聞き たく て 昼間 から 私 の ほう を 見 て た の ?

うん … あ 、 掃除 の とき さ 、 今日 の …

雑巾 絞って た だ ろ ? あれ って 、 何 か 、 お 母さん 、 って 感じ が し た 。

お 母さん ? うん 。

何 か 、 お 母さん の 絞り 方 、 って 感じ が する 。

案外 、 綾 波 って 主婦 と か が 似合って たり し て 。 あ は 、 は …

何 を 言う の よ …

ただ い ま ー 。 お かえり ー 。

もう 寝 なさい よ ー 。 明日 デート な ん じゃ なかった の ?

そう 。 美 形 と 。

ああ 、 そう だ 、 ねぇ 、 あれ 貸し て よ 。 ラベンダー の 香水 。 だめ 。

ち ぇっ ! ケチ ぃ ! 子供 の する もん じゃ ない わ 。 シンジ 君 は 部屋 ?

篭り っぱなし よ 。 父親 に 会う の が イヤ みたい 。

嫌 なら いや って 言え ば いい のに 。 日本 人 て の は ねぇ ~ 。

嫌 、 って 言う わけ で も ない の よ 。 それ が 問題 な の よ ね 。

帰れ !

よく やった なぁ 、 シンジ

シンジ 君 ?

開ける わ よ 。

恐い の ? お 父さん と 二 人 で 会う の が 。

逃げ て ばかり じゃ だめ よ 。 自分 から 一 歩 を 踏み出さ ない と 、 何も 変わら ない わ 。

分かって る よ ォ !

これ から 分かる の よ 、 最初 の 一 歩 だけ じゃ なく 、

その後 に 続ける 事 も 大切 だって 言う 事 が 。

とにかく 、 明日 は 胸 を 張って いき なさい 。 お 母さん に も 会う ん だ から 。

じゃ 、 お 休み 。

ねぇ 、 明日 の 服 、 買った ん でしょ ? 見せ て よ ! 見 たい ? 高かった ん だ から

値段 より センス よ 。 ほれ ! バッチリ だ から ! うん !

やっぱり 、 加持 さん の 趣味 に 合わせ た り する ? それ は ない っ しょ 、 もはや 。

じゃあ 行って き ます 。

三 つ の 袋 と 言う もの を 心 に …

てんとう虫 の サンバ

では 、 しばし ご 歓談 の ほど を 。

来 ない わ ね 、 リョウ ちゃん 。 あの バカ が 時間 通り に 来 た 事 なんて 、 一 遍 も ない わ よ !

デート の とき は 、 でしょ ? 仕事 は 違って た わ よ 。

い や ー 、 お 二 人 と も ! 今日 は 一 段 と お 美しい ! 時間 まで に 仕事 抜け られ なく て さ 。

いつも プラ プラ 暇 そう に し てる くせ に 。

どうでも いい けど 何とか なら ない の 、 その 無 精 ひげ 。

ほら 、 ネクタイ 曲がって る ! これ は 、 どうも 。

夫婦 み たい よ 、 あなた たち 。

いい こ と 言う ねぇ 、 リッ ちゃん ! 誰 が こんな 奴 と !

3 年 ぶり だ な 。 2 人 で ここ に 来る の は 。

僕 は 、 あの 時 逃げ出し て 、 その後 は 来 て ない 。

ここ に 母さん が 眠って る って 、 ピンと 来 ない ん だ 。 顔 も 覚え て ない のに 。

人 は 思い出 を 忘れる 事 で 生き て いけ る 。

だが 、 決して 忘れ て は なら ない 事 も ある 。

ユイ は その かけがえのない もの を 教え て くれ た 。

私 は その 確認 を する ため に ここ へ 来 て いる 。

写真 と か ない の ? 残って は い ない 。

この 墓 も ただ の 飾り だ 。 遺体 は ない 。

先生 の 言って た 通り 、 全部 捨て ちゃ った ん だ ね 。

すべて は 心 の 中 だ 。 今 は それ で いい 。

時間 だ 。 先 に 帰る ぞ 。

父さん !

あの 、 今日 は 嬉しかった 。 父さん と 話せ て 。

そう か …

結構 いける じゃ ない 。 そんな の 持って た の ?

5 歳 の とき から 始め て この 程度 だ から ね … 才能 なんて 別に ない よ 。

継続 は 力 か 。 少し 見直し ちゃ った 。

先生 に 言わ れ て 始め た 事 だ し 、 すぐ やめ て も よかった ん だ 。

じゃあ 、 なんで 続け て た の よ 。 誰 も やめろ 、 って 言わ なかった から …

やっぱり ね … 早かった ん だ ね 、 夕飯 、 食べ て くる ん だ と 思った 。

退屈 な ん だ もん 、 あの 子 。

だから さ 、 ジェットコースター 待って る あいだ に 、 帰って き ちゃ った 。 それ は ない と 思う な …

あ ~ ぁ 、 まとも な 男 は 加持 さん だけ ね 。

今更 何 言って ん だ か 。 ちょ っち 、 お 手洗い 。

と か 言って 、 逃げ ん な よ 。

ヒール か …

何 年 ぶり か な 。 3 人 で 飲む なんて 。

ミサト 、 飲みすぎ じゃ ない ? なんだか は しゃい でる けど 。

浮かれる 自分 を 抑えよ う と して 、 また 飲 ん でる 。 今日 は 逆 か 。

やっぱり 一緒に 暮らし て た 人 の 言葉 は 重み が 違う わ ね 。

暮らし て たって いって も 、 葛城 が ヒール と か 履く 前 の 事 だ から なぁ 。

学生 時代 に は 想像 でき なかった わ よ ねぇ 。

俺 も ガキ だった し 、 あれ は 暮らし って 言う より 共同 生活 だ な 。

ままごと だ よ 。 現実 は 甘く ない さ 。

そう だ 、 これ 、 ネコ の みやげ 。

あら ありがとう 。 マメ ねぇ 。 女性 に は ね 。 仕事 は ズボラ さ 。

どう だ か 。 ミサト に は ?

一 度 敗戦 し てる 。 負ける 戦 は し ない 主義 だ 。 勝算 は ある と 思う けど ?

リッ ちゃん は ? 自分 の 話 は し ない 主義 な の 。 面白く ない もの 。

遅い なぁ 、 葛城 。 化粧 でも 直し て ん の か ?

京都 、 何 し に 行って き た の ? あれ ? 松代 だ よ 、 その みやげ 。

とぼけ て も ムダ 。 あまり 深追い する と 、 火傷 する わ よ 。 これ は 友人 と して の 忠告 。

真摯 に 聞い と く よ 。

どうせ 火傷 する なら 、 君 と の 火遊び で ね 。 花火 でも 買って き ま しょ う か ?

あー 、 お かえり 。 変わ ん ない わ ね 、 その お 軽 いとこ 。

い や ぁ 、 変わって る さ 。 生きる って 事 は 、 変わる 、 って 事 さ 。

ホメオスタシス と トランジスタ シス ね 。 何 それ ?

今 を 維持 しよ う と する 力 と 変えよ う と する 力 。 その 矛盾 する 二 つ の 性質 を 一緒 に 共有 し て いる の が 、 生き物 な の よ 。

男 と 女 だ な 。 そろそろ おいとま する わ 。 仕事 も 残って る し 。

そ ぉ ? うん 。 残念 だ な 。

じゃあ ね 。 」 うん …

あ ~ 、 シン ちゃん ? あたし 。 今 加持 君 と 飲 ん でる の 。 そ 。 三 次 会 で ね 。

はい 、 はい 。 じゃ 。 ミサト ?

うん 。 遅く なる から 先 に 寝 て て って 。

え えっ ! 朝 帰り 、 って 事 じゃ 、 ない でしょ う ね 。

まさか 。 加持 さん も 一緒 な のに 。 あんた バカ ? だ から でしょ 。

いい 年 し て 、 戻す な よ 。

悪かった わ ね 、 いい 年 で … 年 は お互い様 か …

そ ー よ ー … 葛城 が ヒール 履 い てる ん だ もん なぁ 。 時 の 流れ を 感じる よ 。

無 精 ひげ 、 剃 ん なさい よ 。

へい へい 。 後 歩く 。 あり が と 。

加持 君 、 私 変わった かな ?

きれい に なった 。

ごめん ね 、 あの 時 、 一方的 に 別れ話 し て 。

他 に 好き な 人 が でき た って 言った の は 、 あれ 、 嘘 。 ばれ て た ?

気付 い た の よ 、 加持 君 が 、 私 の 父 に 似 てる って 。

自分 が 、 男 に 、 父親 の 姿 を 求め て た って 、 それ に 気付 い た とき 、

恐かった 。 どう しょ も なく 、 恐かった 。

加持 君 と 一緒 に いる 事 も 、 自分 が 女 だ と 言う 事 も 、 何もかも が 恐かった わ 。

父 を 憎 ん で い た 私 が 、 父 に よく 似 た 人 を 好き に なる 。

すべて を 吹 っ 切る つもり で ネルフ を 選 ん だ けれど 、 でも 、 それ も 父 の い た 組織 。

結局 、 使徒 に 復讐 する 事 で みんな 誤 魔 化 し て き た ん だ わ 。

葛城 が 自分 で 選 ん だ 事 だ 。 俺 に 謝る 事 は ない よ 。

違う の よ 、 選 ん だ わけ じゃ ない の 。 ただ 、 逃げ て た だけ 。

父親 と 言う 呪縛 から 逃げ出し た だけ ! シンジ 君 と 同じ だ わ !

臆病 者 な の よ …

ごめん ね 、 ほんと 。 酒 の 勢い で いまさら こんな 話 。

もう いい 。 子供 な の ね 。 シンジ 君 に 、 何も 言う 資格 ない 。

もう いい !

その 上 こうして 都合 の いい とき だけ 男 に す が ろ う と する 、 ずるい 女 な の よ !

あの 時 だって 、 加持 君 を 利用 し て た だけ かも しれ ない ! 嫌 に なる わ !

もう いい ! やめろ ! 自分 に 、 絶望 する わ よ !

ねぇ シンジ 、 キス し よ う か ?

え ? 何 ? キス よ 、 キス 。 し た 事 ない でしょ ?

うん … じゃあ 、 しよ う 。

どうして ?

退屈 だ から よ 。 退屈 だ から って 、 そんな …

お 母さん の 命日 に 、 女の子 と キス する の 嫌 ?

天国 から 見 てる かも しれ ない から って 。 別に 。

それとも 、 恐い ? 恐 か ない よ ! キス くらい !

歯 、 磨 い てる わ よ ね 。 うん …

行く わ よ 。

鼻息 こそばゆい から 、 息 し ない で 。

う ぇぇ ぇっ ! や っぱ 暇つぶし に やる もん じゃ ない わ !

ほら 、 着 い た ぞ ! しっかり しろ !

加持 さん ! えー っ ! あ 、 加持 さん !

じゃあ 、 俺 は 帰る から 。 加持 さん も 泊まって いけ ば ?

この 格好 で 出勤 し たら 、 笑わ れ ちゃ う よ 。 え ー ? 大丈夫 よ !

ね ー ぇ 、 加持 さん て ば ぁ … また な 。

ラベンダー の 、 香り が する 。

すま ない が 二 人 と も 、 葛城 の 事 、 頼 ん だ ぞ 。 はい !

お 休み 。 お やすみ なさい 。

どう し た の ? 元 気 ない ね 。 あんた と キス なんか し た から よ !

え ー 、 では 、 続 い て 女子 。 綾 波 … おお ? 綾 波 は 、 今日 も 休み か ?

や ー 、 二日酔い の 調子 は どう だ ?

おかげ で やっと さめ た わ 。 そりゃ よかった 。

これ が あなた の 本当 の 仕事 ? それとも アルバイト かしら ? - どっち かな ?

特務 機関 ネルフ 特殊 監査 部 所属 加持 リョウジ 。

同時に 、 日本 政府 内務 省 調査 部 所属 、 加持 リョウジ で も ある わけ ね 。

バレバレ か 。 ネルフ を 甘く 見 ない で 。

碇 司令 の 命令 か ? 私 の 独断 よ 。 これ 以上 バイト を 続ける と 、 死ぬ わ 。

碇 司令 は 俺 を 利用 し てる 。 まだ いける さ 。

だけど 葛城 に 隠し事 を し て た の は 、 謝る よ 。

昨日 の お礼 に 、 チャラ に する わ 。 そりゃ どうも 。

ただ 、 司令 や リッ ちゃん も 、 君 に 隠し事 を し て いる 。

それ が 、 これ さ !

これ は …

エヴァ ? … いえ 、 まさか …

セカンド インパクト から その 全て の 要 で あり 、 始まり で も ある … アダム だ 。

アダム ? あの 第 一 使徒 が ここ に ?

確かに 、 ネルフ は 私 が 考え て いる ほど 、 甘く ない わ ね 。

増長 し た シンジ は 、 ディ ラック の 海 に とり 込ま れ て しまう 。

残さ れ た わずか な 時間 が 、 彼 に 絶望 を 教える 。

この 次 も 、 サービス 、 サービスゥ !


Neon Genesis Evangelion Episode 15 Neon Genesis Evangelion Episode 15

第 2 、 第 3 芦ノ湖 か 。 これ 以上 増え ない 事 を 望む よ 。 だい|だい|あしのこ|||いじょう|ふえ||こと||のぞむ|

昨日 キール 議長 から 、 計画 遅延 の 文句 が 来 た ぞ 。 俺 の ところ に 直接 。 きのう||ぎちょう||けいかく|ちえん||もんく||らい|||おれ||||ちょくせつ

相当 苛 つい て た なぁ 。 仕舞い に は おまえ の 解任 も 仄 めかし て い た ぞ 。 そうとう|か|||||しまい|||||かいにん||そく|||||

アダム は 順調 だ 。 エヴァ 計画 も ダミー プラグ に 着手 し て いる 。 ||じゅんちょう|||けいかく||だみー|ぷらぐ||ちゃくしゅ|||

ゼーレ の 老人 は 何 が 不満 な の だ 。 ||ろうじん||なん||ふまん|||

肝心 の 人類 補完 計画 が 遅れ てる 。 かんじん||じんるい|ほかん|けいかく||おくれ|

全て の 計画 は リンク し て いる 。 問題 は ない 。 すべて||けいかく||りんく||||もんだい||

レイ も か ? まあ いい 。 れい||||

ところで 、 あの 男 は どう する ? 好き に させ て おく さ 。 マルドゥック 機関 と 同じ だ 。 ||おとこ||||すき||さ せ|||||きかん||おなじ|

もう しばらく は 、 役 に 立って もらう か 。 |||やく||たって||

16 年 前 、 ここ で 何 が 始まった ん だ … ? とし|ぜん|||なん||はじまった||

私 だ 。 ああ 、 あんた か 。 わたくし||||

シャノン バイオ 。 外資 系 の ケミカル 会社 。 ||がいし|けい||けみかる|かいしゃ

9 年 前 から ここ に ある が 、 9 年 前 から この 姿 の まま だ 。 とし|ぜん||||||とし|ぜん|||すがた|||

マルドゥック 機関 と 繋がる 108 の 企業 の うち 、 106 が ダミー だった よ 。 |きかん||つながる||きぎょう||||だみー||

ここ が 107 個 目 、 と 言う わけ か 。 この 会社 の 登記 簿 だ 。 ||こ|め||いう||||かいしゃ||とうき|ぼ|

取締 役 の 欄 を 見ろ 、 だ ろ ? とりしまり|やく||らん||みろ||

もう 知って い た か 。 知って る 名前 ばかり だ し な 。 |しって||||しって||なまえ|||| Did you already know them? I know all these names.

マルドゥック 機関 。 エヴァンゲリオン 操縦 者 選出 の ため に 設け られ た 、 。 |きかん||そうじゅう|もの|せんしゅつ||||もうけ||

人類 補完 委員 会 直属 の 諮問 機関 。 じんるい|ほかん|いいん|かい|ちょくぞく||しもん|きかん

組織 の 実体 は 未 だ 不透明 そしき||じったい||み||ふとうめい

貴 様 の 仕事 は ネルフ の 内偵 だ 。 マルドゥック に 顔 を 出す の は まずい ぞ 。 とうと|さま||しごと||||ないてい||||かお||だす||||

ま 、 何事 も ね 、 自分 の 目 で 確かめ ない と 、 気 が 済ま ない 質 だ から 。 |なにごと|||じぶん||め||たしかめ|||き||すま||しち||

はい 、 加持 です 。 ただいま 外出 し て い ます 。 |かじ|||がいしゅつ||||

ご用 の 方 は 、 お 名前 と メッセージ を どうぞ 。 ごよう||かた|||なまえ||めっせーじ||

助け て ! 加持 さん ! 何 す ん の よ ヘン タイ ! たすけ||かじ||なん||||||たい

なん ちゃ って …

どう し た の ?

明日 の 日曜 に さ 、 加持 さん に ど っか 連れて って 貰 お っか な ~ と 思って 電話 し た ん だ けども 、 ずっと い ない の 。 あした||にちよう|||かじ|||||つれて||もら|||||おもって|でんわ|||||||||

ここ ん とこ 、 いつ かけ て も 留守 。 てこ と は 、 明日 、 暇 な の ね ? |||||||るす||||あした|いとま|||

残念 ながら 、 そういう 事 。 ざんねん|||こと

じゃ ぁ さ ぁ 、 ちょっと 頼み が ある ん だ けど … |||||たのみ|||||

実は さ … じつは|

え ~ ! デート ぉ ? |でーと|

コダマ お 姉ちゃん の 友達 な ん だ けど 、 どうして も 紹介 し て くれ って 頼ま れ ちゃ って さ ぁ 、 お 願い ! ||ねえちゃん||ともだち|||||||しょうかい|||||たのま|||||||ねがい

メーン ! ! まじめ に やら ん かい ! ごめん … めーん||||||

まじめ に やる の は 、 掃除 でしょ ! |||||そうじ|

ネク ロー シス 作業 、 終了 。 可 逆 グラフ 、 測定 完了 。 |||さぎょう|しゅうりょう|か|ぎゃく|ぐらふ|そくてい|かんりょう

明日 何 着 て く ? あぁ 、 結婚 式 ね 。 あした|なん|ちゃく||||けっこん|しき|

ピンク の スーツ は キヨミ の とき 着 た し 、 紺 の ドレス は コトコ の とき 着 た ばっ か だ し … ぴんく||すーつ||きよみ|||ちゃく|||こん||どれす|||||ちゃく|||||

オレンジ の は ? 最 近 着 て ない じゃ ない 。 おれんじ|||さい|ちか|ちゃく||||

あれ ね … あれ は ちょ っち 訳 あり で … ||||||やく||

きつい の ? … そう よ !

あぁ … 帰り に 新調 す っか … ふ ぁ ~ あ 、 出費 が かさむ なぁ 。 |かえり||しんちょう||||||しゅっぴ|||

こう 立て続け だ と 、 ご 祝儀 も バカ に なら ない し ねぇ 。 |たてつづけ||||しゅうぎ||ばか|||||

ケッ ! 三十 路 前 だ から って 、 ど いつ も こいつ も 焦り や が って 。 |さんじゅう|じ|ぜん|||||||||あせり|||

お互い 最後 の 一 人 に は なり たく な いわ ねぇ 。 三 人 と も 、 あがって いい わ よ 。 おたがい|さいご||ひと|じん||||||||みっ|じん||||||

お 疲れ さま 。 あ ~ ぁ 、 テスト ばっ か で つま ん な ~ い ! |つかれ||||てすと|||||||

そう 言え ば 、 今日 は また 一 段 と 暗い わ ね 、 シンジ 君 。 |いえ||きょう|||ひと|だん||くらい||||きみ

明日 だ から ね 。 そう ね 。 明日 ね 。 あした||||||あした|

明日 、 父さん に 会わ なきゃ なら ない ん だ 。 あした|とうさん||あわ|||||

何 話せ ば いい と 思う ? どうして 私 に そんな 事 聞く の ? なん|はなせ||||おもう||わたくし|||こと|きく|

いつか 、 綾 波 が 父さん と 楽し そう に 話 て いる の を 見 た から |あや|なみ||とうさん||たのし|||はなし|||||み||

ねぇ 、 父さん って 、 どんな 人 ? |とうさん|||じん

分から ない 。 … そう 。 わから||

それ が 聞き たく て 昼間 から 私 の ほう を 見 て た の ? ||きき|||ひるま||わたくし||||み|||

うん … あ 、 掃除 の とき さ 、 今日 の … ||そうじ||||きょう|

雑巾 絞って た だ ろ ? あれ って 、 何 か 、 お 母さん 、 って 感じ が し た 。 ぞうきん|しぼって||||||なん|||かあさん||かんじ|||

お 母さん ? うん 。 |かあさん|

何 か 、 お 母さん の 絞り 方 、 って 感じ が する 。 なん|||かあさん||しぼり|かた||かんじ||

案外 、 綾 波 って 主婦 と か が 似合って たり し て 。 あ は 、 は … あんがい|あや|なみ||しゅふ||||にあって||||||

何 を 言う の よ … なん||いう||

ただ い ま ー 。 お かえり ー 。 |||-|||-

もう 寝 なさい よ ー 。 明日 デート な ん じゃ なかった の ? |ね|||-|あした|でーと|||||

そう 。 美 形 と 。 |び|かた|

ああ 、 そう だ 、 ねぇ 、 あれ 貸し て よ 。 ラベンダー の 香水 。 だめ 。 |||||かし|||らべんだー||こうすい|

ち ぇっ ! ケチ ぃ ! 子供 の する もん じゃ ない わ 。 シンジ 君 は 部屋 ? ||||こども||||||||きみ||へや

篭り っぱなし よ 。 父親 に 会う の が イヤ みたい 。 こもり|||ちちおや||あう|||いや|

嫌 なら いや って 言え ば いい のに 。 日本 人 て の は ねぇ ~ 。 いや||||いえ||||にっぽん|じん||||

嫌 、 って 言う わけ で も ない の よ 。 それ が 問題 な の よ ね 。 いや||いう|||||||||もんだい||||

帰れ ! かえれ

よく やった なぁ 、 シンジ

シンジ 君 ? |きみ

開ける わ よ 。 あける||

恐い の ? お 父さん と 二 人 で 会う の が 。 こわい|||とうさん||ふた|じん||あう||

逃げ て ばかり じゃ だめ よ 。 自分 から 一 歩 を 踏み出さ ない と 、 何も 変わら ない わ 。 にげ||||||じぶん||ひと|ふ||ふみださ|||なにも|かわら||

分かって る よ ォ ! わかって|||

これ から 分かる の よ 、 最初 の 一 歩 だけ じゃ なく 、 ||わかる|||さいしょ||ひと|ふ|||

その後 に 続ける 事 も 大切 だって 言う 事 が 。 そのご||つづける|こと||たいせつ||いう|こと|

とにかく 、 明日 は 胸 を 張って いき なさい 。 お 母さん に も 会う ん だ から 。 |あした||むね||はって||||かあさん|||あう|||

じゃ 、 お 休み 。 ||やすみ

ねぇ 、 明日 の 服 、 買った ん でしょ ? 見せ て よ ! 見 たい ? 高かった ん だ から |あした||ふく|かった|||みせ|||み||たかかった|||

値段 より センス よ 。 ほれ ! バッチリ だ から ! うん ! ねだん||せんす||||||

やっぱり 、 加持 さん の 趣味 に 合わせ た り する ? それ は ない っ しょ 、 もはや 。 |かじ|||しゅみ||あわせ|||||||||

じゃあ 行って き ます 。 |おこなって||

三 つ の 袋 と 言う もの を 心 に … みっ|||ふくろ||いう|||こころ|

てんとう虫 の サンバ てんとうむし||

では 、 しばし ご 歓談 の ほど を 。 |||かんだん|||

来 ない わ ね 、 リョウ ちゃん 。 あの バカ が 時間 通り に 来 た 事 なんて 、 一 遍 も ない わ よ ! らい|||||||ばか||じかん|とおり||らい||こと||ひと|へん|||| You never show up, Ryou. That idiot has never been on time, not even once!

デート の とき は 、 でしょ ? 仕事 は 違って た わ よ 。 でーと|||||しごと||ちがって|||

い や ー 、 お 二 人 と も ! 今日 は 一 段 と お 美しい ! 時間 まで に 仕事 抜け られ なく て さ 。 ||-||ふた|じん|||きょう||ひと|だん|||うつくしい|じかん|||しごと|ぬけ||||

いつも プラ プラ 暇 そう に し てる くせ に 。 |ぷら|ぷら|いとま||||||

どうでも いい けど 何とか なら ない の 、 その 無 精 ひげ 。 |||なんとか|||||む|せい|

ほら 、 ネクタイ 曲がって る ! これ は 、 どうも 。 |ねくたい|まがって||||

夫婦 み たい よ 、 あなた たち 。 ふうふ|||||

いい こ と 言う ねぇ 、 リッ ちゃん ! 誰 が こんな 奴 と ! |||いう||||だれ|||やつ|

3 年 ぶり だ な 。 2 人 で ここ に 来る の は 。 とし||||じん||||くる||

僕 は 、 あの 時 逃げ出し て 、 その後 は 来 て ない 。 ぼく|||じ|にげだし||そのご||らい||

ここ に 母さん が 眠って る って 、 ピンと 来 ない ん だ 。 顔 も 覚え て ない のに 。 ||かあさん||ねむって|||ぴんと|らい||||かお||おぼえ|||

人 は 思い出 を 忘れる 事 で 生き て いけ る 。 じん||おもいで||わすれる|こと||いき|||

だが 、 決して 忘れ て は なら ない 事 も ある 。 |けっして|わすれ|||||こと||

ユイ は その かけがえのない もの を 教え て くれ た 。 ゆい||||||おしえ|||

私 は その 確認 を する ため に ここ へ 来 て いる 。 わたくし|||かくにん|||||||らい||

写真 と か ない の ? 残って は い ない 。 しゃしん|||||のこって|||

この 墓 も ただ の 飾り だ 。 遺体 は ない 。 |はか||||かざり||いたい||

先生 の 言って た 通り 、 全部 捨て ちゃ った ん だ ね 。 せんせい||いって||とおり|ぜんぶ|すて|||||

すべて は 心 の 中 だ 。 今 は それ で いい 。 ||こころ||なか||いま||||

時間 だ 。 先 に 帰る ぞ 。 じかん||さき||かえる|

父さん ! とうさん

あの 、 今日 は 嬉しかった 。 父さん と 話せ て 。 |きょう||うれしかった|とうさん||はなせ|

そう か …

結構 いける じゃ ない 。 そんな の 持って た の ? けっこう||||||もって||

5 歳 の とき から 始め て この 程度 だ から ね … 才能 なんて 別に ない よ 。 さい||||はじめ|||ていど||||さいのう||べつに||

継続 は 力 か 。 少し 見直し ちゃ った 。 けいぞく||ちから||すこし|みなおし|| Continuity is power. I've had a little bit of a reassessment.

先生 に 言わ れ て 始め た 事 だ し 、 すぐ やめ て も よかった ん だ 。 せんせい||いわ|||はじめ||こと|||||||||

じゃあ 、 なんで 続け て た の よ 。 誰 も やめろ 、 って 言わ なかった から … ||つづけ|||||だれ||||いわ||

やっぱり ね … 早かった ん だ ね 、 夕飯 、 食べ て くる ん だ と 思った 。 ||はやかった||||ゆうはん|たべ||||||おもった

退屈 な ん だ もん 、 あの 子 。 たいくつ||||||こ

だから さ 、 ジェットコースター 待って る あいだ に 、 帰って き ちゃ った 。 それ は ない と 思う な … |||まって||||かえって||||||||おもう|

あ ~ ぁ 、 まとも な 男 は 加持 さん だけ ね 。 ||||おとこ||かじ|||

今更 何 言って ん だ か 。 ちょ っち 、 お 手洗い 。 いまさら|なん|いって|||||||てあらい

と か 言って 、 逃げ ん な よ 。 ||いって|にげ|||

ヒール か …

何 年 ぶり か な 。 3 人 で 飲む なんて 。 なん|とし||||じん||のむ|

ミサト 、 飲みすぎ じゃ ない ? なんだか は しゃい でる けど 。 |のみすぎ|||||||

浮かれる 自分 を 抑えよ う と して 、 また 飲 ん でる 。 今日 は 逆 か 。 うかれる|じぶん||おさえよ|||||いん|||きょう||ぎゃく|

やっぱり 一緒に 暮らし て た 人 の 言葉 は 重み が 違う わ ね 。 |いっしょに|くらし|||じん||ことば||おもみ||ちがう||

暮らし て たって いって も 、 葛城 が ヒール と か 履く 前 の 事 だ から なぁ 。 くらし|||||かつらぎ|||||はく|ぜん||こと|||

学生 時代 に は 想像 でき なかった わ よ ねぇ 。 がくせい|じだい|||そうぞう|||||

俺 も ガキ だった し 、 あれ は 暮らし って 言う より 共同 生活 だ な 。 おれ||がき|||||くらし||いう||きょうどう|せいかつ||

ままごと だ よ 。 現実 は 甘く ない さ 。 |||げんじつ||あまく||

そう だ 、 これ 、 ネコ の みやげ 。 |||ねこ||

あら ありがとう 。 マメ ねぇ 。 女性 に は ね 。 仕事 は ズボラ さ 。 ||まめ||じょせい||||しごと|||

どう だ か 。 ミサト に は ?

一 度 敗戦 し てる 。 負ける 戦 は し ない 主義 だ 。 勝算 は ある と 思う けど ? ひと|たび|はいせん|||まける|いくさ||||しゅぎ||しょうさん||||おもう|

リッ ちゃん は ? 自分 の 話 は し ない 主義 な の 。 面白く ない もの 。 |||じぶん||はなし||||しゅぎ|||おもしろく||

遅い なぁ 、 葛城 。 化粧 でも 直し て ん の か ? おそい||かつらぎ|けしょう||なおし||||

京都 、 何 し に 行って き た の ? あれ ? 松代 だ よ 、 その みやげ 。 みやこ|なん|||おこなって|||||まつしろ||||

とぼけ て も ムダ 。 あまり 深追い する と 、 火傷 する わ よ 。 これ は 友人 と して の 忠告 。 |||むだ||ふかおい|||やけど||||||ゆうじん||||ちゅうこく

真摯 に 聞い と く よ 。 しんし||ききい|||

どうせ 火傷 する なら 、 君 と の 火遊び で ね 。 花火 でも 買って き ま しょ う か ? |やけど|||きみ|||ひあそび|||はなび||かって|||||

あー 、 お かえり 。 変わ ん ない わ ね 、 その お 軽 いとこ 。 |||かわ|||||||けい|

い や ぁ 、 変わって る さ 。 生きる って 事 は 、 変わる 、 って 事 さ 。 |||かわって|||いきる||こと||かわる||こと|

ホメオスタシス と トランジスタ シス ね 。 何 それ ? |||||なん|

今 を 維持 しよ う と する 力 と 変えよ う と する 力 。 その 矛盾 する 二 つ の 性質 を 一緒 に 共有 し て いる の が 、 生き物 な の よ 。 いま||いじ|||||ちから||かえよ||||ちから||むじゅん||ふた|||せいしつ||いっしょ||きょうゆう||||||いきもの|||

男 と 女 だ な 。 そろそろ おいとま する わ 。 仕事 も 残って る し 。 おとこ||おんな|||||||しごと||のこって||

そ ぉ ? うん 。 残念 だ な 。 |||ざんねん||

じゃあ ね 。 」 うん …

あ ~ 、 シン ちゃん ? あたし 。 今 加持 君 と 飲 ん でる の 。 そ 。 三 次 会 で ね 。 ||||いま|かじ|きみ||いん|||||みっ|つぎ|かい||

はい 、 はい 。 じゃ 。 ミサト ?

うん 。 遅く なる から 先 に 寝 て て って 。 |おそく|||さき||ね|||

え えっ ! 朝 帰り 、 って 事 じゃ 、 ない でしょ う ね 。 ||あさ|かえり||こと|||||

まさか 。 加持 さん も 一緒 な のに 。 あんた バカ ? だ から でしょ 。 |かじ|||いっしょ||||ばか|||

いい 年 し て 、 戻す な よ 。 |とし|||もどす||

悪かった わ ね 、 いい 年 で … 年 は お互い様 か … わるかった||||とし||とし||おたがいさま|

そ ー よ ー … 葛城 が ヒール 履 い てる ん だ もん なぁ 。 時 の 流れ を 感じる よ 。 |-||-|かつらぎ|||は|||||||じ||ながれ||かんじる|

無 精 ひげ 、 剃 ん なさい よ 。 む|せい||てい|||

へい へい 。 後 歩く 。 あり が と 。 ||あと|あるく|||

加持 君 、 私 変わった かな ? かじ|きみ|わたくし|かわった|

きれい に なった 。

ごめん ね 、 あの 時 、 一方的 に 別れ話 し て 。 |||じ|いっぽうてき||わかればなし||

他 に 好き な 人 が でき た って 言った の は 、 あれ 、 嘘 。 ばれ て た ? た||すき||じん|||||いった||||うそ|||

気付 い た の よ 、 加持 君 が 、 私 の 父 に 似 てる って 。 きづ|||||かじ|きみ||わたくし||ちち||に||

自分 が 、 男 に 、 父親 の 姿 を 求め て た って 、 それ に 気付 い た とき 、 じぶん||おとこ||ちちおや||すがた||もとめ||||||きづ|||

恐かった 。 どう しょ も なく 、 恐かった 。 こわかった|||||こわかった

加持 君 と 一緒 に いる 事 も 、 自分 が 女 だ と 言う 事 も 、 何もかも が 恐かった わ 。 かじ|きみ||いっしょ|||こと||じぶん||おんな|||いう|こと||なにもかも||こわかった|

父 を 憎 ん で い た 私 が 、 父 に よく 似 た 人 を 好き に なる 。 ちち||にく|||||わたくし||ちち|||に||じん||すき||

すべて を 吹 っ 切る つもり で ネルフ を 選 ん だ けれど 、 でも 、 それ も 父 の い た 組織 。 ||ふ||きる|||||せん|||||||ちち||||そしき

結局 、 使徒 に 復讐 する 事 で みんな 誤 魔 化 し て き た ん だ わ 。 けっきょく|しと||ふくしゅう||こと|||ご|ま|か|||||||

葛城 が 自分 で 選 ん だ 事 だ 。 俺 に 謝る 事 は ない よ 。 かつらぎ||じぶん||せん|||こと||おれ||あやまる|こと|||

違う の よ 、 選 ん だ わけ じゃ ない の 。 ただ 、 逃げ て た だけ 。 ちがう|||せん||||||||にげ|||

父親 と 言う 呪縛 から 逃げ出し た だけ ! シンジ 君 と 同じ だ わ ! ちちおや||いう|じゅばく||にげだし||||きみ||おなじ||

臆病 者 な の よ … おくびょう|もの|||

ごめん ね 、 ほんと 。 酒 の 勢い で いまさら こんな 話 。 |||さけ||いきおい||||はなし I'm sorry, I really am. I'm sorry, I really am. I'm sorry, I'm sorry.

もう いい 。 子供 な の ね 。 シンジ 君 に 、 何も 言う 資格 ない 。 ||こども|||||きみ||なにも|いう|しかく|

もう いい !

その 上 こうして 都合 の いい とき だけ 男 に す が ろ う と する 、 ずるい 女 な の よ ! |うえ||つごう|||||おとこ|||||||||おんな|||

あの 時 だって 、 加持 君 を 利用 し て た だけ かも しれ ない ! 嫌 に なる わ ! |じ||かじ|きみ||りよう||||||||いや|||

もう いい ! やめろ ! 自分 に 、 絶望 する わ よ ! |||じぶん||ぜつぼう|||

ねぇ シンジ 、 キス し よ う か ? ||きす||||

え ? 何 ? キス よ 、 キス 。 し た 事 ない でしょ ? |なん|きす||きす|||こと||

うん … じゃあ 、 しよ う 。

どうして ?

退屈 だ から よ 。 退屈 だ から って 、 そんな … たいくつ||||たいくつ||||

お 母さん の 命日 に 、 女の子 と キス する の 嫌 ? |かあさん||めいにち||おんなのこ||きす|||いや

天国 から 見 てる かも しれ ない から って 。 別に 。 てんごく||み|||||||べつに

それとも 、 恐い ? 恐 か ない よ ! キス くらい ! |こわい|こわ||||きす|

歯 、 磨 い てる わ よ ね 。 うん … は|みがく||||||

行く わ よ 。 いく||

鼻息 こそばゆい から 、 息 し ない で 。 は ないき|||いき|||

う ぇぇ ぇっ ! や っぱ 暇つぶし に やる もん じゃ ない わ ! |||||ひまつぶし||||||

ほら 、 着 い た ぞ ! しっかり しろ ! |ちゃく|||||

加持 さん ! えー っ ! あ 、 加持 さん ! かじ|||||かじ|

じゃあ 、 俺 は 帰る から 。 加持 さん も 泊まって いけ ば ? |おれ||かえる||かじ|||とまって||

この 格好 で 出勤 し たら 、 笑わ れ ちゃ う よ 。 え ー ? 大丈夫 よ ! |かっこう||しゅっきん|||わらわ||||||-|だいじょうぶ|

ね ー ぇ 、 加持 さん て ば ぁ … また な 。 |-||かじ||||||

ラベンダー の 、 香り が する 。 らべんだー||かおり||

すま ない が 二 人 と も 、 葛城 の 事 、 頼 ん だ ぞ 。 はい ! |||ふた|じん|||かつらぎ||こと|たの||||

お 休み 。 お やすみ なさい 。 |やすみ|||

どう し た の ? 元 気 ない ね 。 あんた と キス なんか し た から よ ! ||||もと|き|||||きす|||||

え ー 、 では 、 続 い て 女子 。 綾 波 … おお ? 綾 波 は 、 今日 も 休み か ? |-||つづ|||じょし|あや|なみ||あや|なみ||きょう||やすみ|

や ー 、 二日酔い の 調子 は どう だ ? |-|ふつかよい||ちょうし|||

おかげ で やっと さめ た わ 。 そりゃ よかった 。

これ が あなた の 本当 の 仕事 ? それとも アルバイト かしら ? - どっち かな ? ||||ほんとう||しごと||あるばいと|||

特務 機関 ネルフ 特殊 監査 部 所属 加持 リョウジ 。 とくむ|きかん||とくしゅ|かんさ|ぶ|しょぞく|かじ|

同時に 、 日本 政府 内務 省 調査 部 所属 、 加持 リョウジ で も ある わけ ね 。 どうじに|にっぽん|せいふ|ないむ|しょう|ちょうさ|ぶ|しょぞく|かじ||||||

バレバレ か 。 ネルフ を 甘く 見 ない で 。 ||||あまく|み||

碇 司令 の 命令 か ? 私 の 独断 よ 。 これ 以上 バイト を 続ける と 、 死ぬ わ 。 いかり|しれい||めいれい||わたくし||どくだん|||いじょう|ばいと||つづける||しぬ|

碇 司令 は 俺 を 利用 し てる 。 まだ いける さ 。 いかり|しれい||おれ||りよう|||||

だけど 葛城 に 隠し事 を し て た の は 、 謝る よ 。 |かつらぎ||かくしごと|||||||あやまる|

昨日 の お礼 に 、 チャラ に する わ 。 そりゃ どうも 。 きのう||お れい|||||||

ただ 、 司令 や リッ ちゃん も 、 君 に 隠し事 を し て いる 。 |しれい|||||きみ||かくしごと||||

それ が 、 これ さ !

これ は …

エヴァ ? … いえ 、 まさか …

セカンド インパクト から その 全て の 要 で あり 、 始まり で も ある … アダム だ 。 せかんど|いんぱくと|||すべて||かなめ|||はじまり|||||

アダム ? あの 第 一 使徒 が ここ に ? ||だい|ひと|しと|||

確かに 、 ネルフ は 私 が 考え て いる ほど 、 甘く ない わ ね 。 たしかに|||わたくし||かんがえ||||あまく|||

増長 し た シンジ は 、 ディ ラック の 海 に とり 込ま れ て しまう 。 ぞうちょう||||||らっく||うみ|||こま|||

残さ れ た わずか な 時間 が 、 彼 に 絶望 を 教える 。 のこさ|||||じかん||かれ||ぜつぼう||おしえる

この 次 も 、 サービス 、 サービスゥ ! |つぎ||さーびす|