Yahari Ore no Seishun Love Come wa Machigatteiru Episode 9 Yahari Ore no Seishun Love Come wa Machigatteiru Episode 9

（ 比企 谷 ） いち に ち ～ ひき|たに|||

ふ つ か ～… う ～ ん …

２ ヵ 月 足り ない ～ う わ ッ ！ |つき|たり||||

♪♪～

実は 俺 の 数え 間違い な ん じゃ ない の ？ じつは|おれ||かぞえ|まちがい|||||

お ッ ？

（ サブレ ） アアン アンアンッ アンアンッ …

アンアンッ アンッ アンアンッ …

（ 嬉し そう な 声 を 出す ） うれし|||こえ||だす

アンアンッ アンッ アンアンッ …

アンアンッ アンッ アンアンッ …

（ 小町 ） それ 壊れ てる ん じゃ ない の ？ こまち||こぼれ|||||

壊れる ほど 使って ねえ から なあ この 携帯 こぼれる||つかって|||||けいたい

ワンワンッ ！

う ッ …\ N 壊れ てる の は お 兄ちゃん の 方 だ ね |||こぼれ|||||にいちゃん||かた||

（ チャイム ） ちゃいむ

あ ッ 結 衣 さん かな ？ は ～ い ！ ||けつ|ころも||||

（ 結 衣 ） いや あ ありがとう 迷惑 かけ て なかった ？ けつ|ころも||||めいわく|||

いえいえ そんな そんな 楽しかった です よ |||たのしかった||

また サブレ 連れ て 遊び に 来 て ください ね ||つれ||あそび||らい|||

あ ッ 行く 行く 絶対 行く よ ええ ぜひ ||いく|いく|ぜったい|いく|||

両親 の いる とき に 菓子 折 を 持って 挨拶 が てら りょうしん|||||かし|お||もって|あいさつ||

そう だ ね ご 両親 に ご挨拶 … ||||りょうしん||ごあいさつ

え ー ッ ！ ？ 行か ない よ やっぱり 行か ない ！ |-||いか||||いか|

とにかく また 遊び に 来 て ください ね ||あそび||らい|||

小町 待って ます から うん あり が と ね こまち|まって|||||||

じゃあ …

（ 二 人 ） うん ？ は ～ ッ … ふた|じん|||

花火 大会 一緒 に 行か ない ？ はなび|たいかい|いっしょ||いか|

サブレ の 面倒 を 見 て くれ た お 礼 って こと で ||めんどう||み|||||れい|||

花火 大会 ？ 今度 の 花火 大会 です ね ！ はなび|たいかい|こんど||はなび|たいかい||

うん …\ N だって よ 小町 ||||こまち

行 こ う ぜ あ ッ … ぎょう|||||

は あ ～ まったく これ だ から ご みい ちゃん は …→

あ ～ ッ 誘って もらえ る の は すごく 嬉しい ん です けど ね ||さそって||||||うれしい||||

でも 小町 これ でも 受験 生 な ん です よ |こまち|||じゅけん|せい||||

だから お 礼 って いって も どこ か 遊び に 行く の は 無理 かも です ||れい||||||あそび||いく|||むり||

そ っか … そうだ よ ね ||そう だ||

ええ すみません でも ！

でも です ね 小町 買って き て ほしい もの は ある ん です |||こまち|かって||||||||

あ ～ ッ でも 小町 に は その 時間 が ない 困った な あ ～ |||こまち||||じかん|||こまった||

結構 量 が ある から 結 衣 さん 一 人 だ と 大変 だ なあ … けっこう|りょう||||けつ|ころも||ひと|じん|||たいへん||

あ ッ そうだ ヒッキー ||そう だ|

小町 ちゃん へ の お礼 の 品 を 買い に 行く こと に しよ う よ こまち||||お れい||しな||かい||いく|||||

ヒッキー も 小町 ちゃん に お 世話 に なって る ん だ し ||こまち||||せわ||||||

ああ … いや その …

花火 大会 に 女の子 だけ で 行く の は 心配 です ねえ はなび|たいかい||おんなのこ|||いく|||しんぱい||

最近 の 世の中 は 物騒 です し ああ こんな とき に さいきん||よのなか||ぶっそう||||||

暇 な 男 手 が あれ ば いい のに ！ う お ッ … いとま||おとこ|て||||||||

は あ …\ N う ッ …

は あ ッ は あ ッ は あ ッ は あ ッ は あ ッ …

は あ ッ は あ …

お ッ おお …\ N あ ッ

エヘヘッ … あ ッ ！ あー ッ …

お ッ おい …\ N アッハハ …

ちょっと バタバタ し ちゃ って 遅れ ちゃ った |||||おくれ||

いや …\ N それ は べつに いい ん だ けど さ

ああ … まあ その …

あ ッ ？ その 浴衣 |||ゆかた

いい な あ ッ ありがとう

とりあえず 行く か うん ！ |いく||

（ 二 人 ） 花火 大会 … ふた|じん|はなび|たいかい

花火 … はなび

何で 現地 集合 に し なかった ん だ ？ なんで|げんち|しゅうごう|||||

あそこ 人 の 数 すごい から 待ち合わせ うまく でき ない し |じん||すう|||まちあわせ||||

携帯 あん だ ろ ？ 通じ づらい ん だ よ けいたい||||つうじ||||

それ に 現地 集合 なんて 味気ない し ||げんち|しゅうごう||あじけない|

味 気 と か いら ん でしょ 海苔 じゃ ない ん だ から さ あじ|き||||||のり||||||

い … いい でしょ ！ 何 か 文句 ある の ？ |||なん||もんく||

ない です

う わ あ ッ ！ う わ ッ

ごめん …\ N ああ … まあ 混 ん でる し な ||||こん||||

＜ 危ない 危ない 今 の が 並 の 男子 だったら ＞ あぶない|あぶない|いま|||なみ||だんし|

＜ うっかり 好き に なって る レベル ＞ |すき||||れべる

＜ 単なる 偶然 や ただ の 現象 に ＞ たんなる|ぐうぜん||||げんしょう|

＜ 意味 を 見いだ そ う と して しまう の は ＞ いみ||みいだ|||||||

＜ もて ない 男子 の 悪い 癖 だ ＞ ||だんし||わるい|くせ|

＜ 偶然 も 運命 も 宿命 も 俺 は 信じ ない ＞ ぐうぜん||うんめい||しゅくめい||おれ||しんじ|

ふう … 花火 の 開始 って ７ 時 半 だ よ な ？ |はなび||かいし||じ|はん|||

まだ 時間 ある みたい だ けど どう する ？ 帰る ？ |じかん|||||||かえる

帰ら ない し ！ 何で そんな 自然 に 帰宅 提案 できる の ？ かえら|||なんで||しぜん||きたく|ていあん||

えっ と ね 小町 ちゃん から お 礼 の リスト メール で もらって る ん だ |||こまち||||れい||りすと|めーる|||||

＜ 何 だ ？ この 最後 の … お 兄ちゃん ちょっと 恥ずかしい よ ＞ なん|||さいご|||にいちゃん||はずかしい|

うん じゃ 適当 に 回る か ||てきとう||まわる|

うん ！

＜ しかし 小町 の いら ん 気遣い に は 参る ＞ |こまち||||きづかい|||まいる

＜ さすが に こん だ け お膳立て さ れ て ＞ |||||おぜんだて|||

＜ 何も 分から ない ほど 鈍感 じゃ ない ＞ なにも|わから|||どんかん||

＜ むしろ 敏感 な 方 だ ＞ |びんかん||かた|

＜ 敏感 で 過敏 で 過剰 に 反応 し て しまう ＞ びんかん||かびん||かじょう||はんのう|||

＜ 世 の 男子 の ８ 割 は 常に ＞ よ||だんし||わり||とわに

＜ 「 こいつ 俺 の こと 好き な ん じゃ ね ？ 」 ＞ |おれ|||すき||||

＜ と いう 思い を 抱き ながら 生き て いる の だ から ＞ ||おもい||いだき||いき|||||

＜ だからこそ 自ら を 戒める 必要 が ある ＞ |おのずから||いましめる|ひつよう||

＜ 「 そんな わけない だ ろ 」 と ＞

う ぐ ッ …\ N ねえ ねえ 何 から 食べる ？ ||||||なん||たべる

りんご 飴 か なあ ？ |あめ||

それ リスト に ねえ だ ろ ？ じゃあ どれ から に する ？ |りすと|||||||||

まずは 常温 でも 問題 ない もの から それ を 考える と … |じょうおん||もんだい||||||かんがえる|

≪ （ 男 ） 楽しい 宝 つり だ よ ～ ！ う わ ッ ！ 何 あれ ？ おとこ|たのしい|たから|||||||なん|

ヤバッ 何 これ ？ メチャ 豪華 な ん だ けど |なん|||ごうか||||

いや 当た ん ねえ から つ ー か 話 聞け よ |あた|||||-||はなし|きけ|

え ッ でも ひ も つながって る じゃ ん

ああ 確かに つながって る なあ |たしかに|||

どこ に つながって る か は 分から ん けど ||||||わから||

あー ッ 何 か こういう の 懐かしい か も ー ！ ||なん||||なつかしい|||-

≪ （ 相模 ） あ ッ 結 衣 ちゃん だ → さがみ|||けつ|ころも||

お ー い ！ お ッ さ が み ～ ん ！ |-|||||||

すみません これ 一 つ ||ひと|

ああ 偶然 さ が み ん も 来 て たん だ ご無沙汰 |ぐうぜん||||||らい||||ごぶさた

＜ こういう とき は 存在 感 を 薄め て 背景 に 徹 し た 方 が いい ＞ |||そんざい|かん||うすめ||はいけい||てつ|||かた||

＜ 小学校 の 劇 で やって た 木 の 役 を 思い出せ ＞ しょうがっこう||げき||||き||やく||おもいだせ

＜ ガラス の 仮面 を かぶる ん だ ＞ がらす||かめん||||

（ 相模 ） で 今日 は 誰 か と 来 てる の ？ ああ うん そう そう さがみ||きょう||だれ|||らい||||||

同じ クラス の 比企 谷 君 おなじ|くらす||ひき|たに|きみ

う っす こちら 同じ クラス の 相模 南 ちゃん |||おなじ|くらす||さがみ|みなみ|

フンッ …\ N うん ？

あ ッ そう な ん だ 一緒 に 来 てる ん だ ね ||||||いっしょ||らい||||

私 なんて 女 だらけ の 花火 大会 だ よ わたくし||おんな|||はなび|たいかい||

いい なあ 青春 し たい な あ ～ アッハハ … ||せいしゅん|||||

何 ？ その 水泳 大会 みたい な 言い 方 なん||すいえい|たいかい|||いい|かた

こっち だって 全然 そういう の じゃ ない よ ||ぜんぜん|||||

＜ まず った な 言って み れ ば 今 この 状況 は ＞ |||いって||||いま||じょうきょう|

＜ 淑女 の 社交 場 の よう な もの な の だ ＞ しゅくじょ||しゃこう|じょう|||||||

＜ 連れ て いる 男子 と いう の は 一 つ の ステータス かも しれ ない ＞ つれ|||だんし|||||ひと||||||

＜ 例えば これ が 俺 で は なく 葉山 なら ＞ たとえば|||おれ||||はやま|

＜ 周囲 の 反応 は 全然 違った だ ろ う ＞ しゅうい||はんのう||ぜんぜん|ちがった|||

＜ 何なら 今夜 の ヒーロー インタビュー に 由比 ヶ 浜 が 呼ば れ ちゃ う ＞ なんなら|こんや||ひーろー|いんたびゅー||ゆひ||はま||よば|||

＜ けど 俺 じゃあ 軍 法 会議 で 欠席 裁判 レベル だ ＞ |おれ||ぐん|ほう|かいぎ||けっせき|さいばん|れべる|

焼きそば 並 ん でる みたい だ から 先 行く わ やきそば|なみ||||||さき|いく|

ああ うん すぐ 行く |||いく

（ 男 ） はい ちょうど ね 熱い よ 気 を つけ て ね おとこ||||あつい||き||||

は あ ッ は あ ッ …

ごめん …

りんご 飴 は ッ ？ |あめ||

買う ん だ ろ ？ かう|||

ああ … うん ！ 買う 買う ||かう|かう

ヒッキー に も 半分 あげる から |||はんぶん||

いら ん わ

あ ッ ！ お ッ …

（ 鳴り響く 花火 と 歓声 ） なりひびく|はなび||かんせい

とりあえず 人 が 少ない 方 まで は 来 た けど |じん||すくない|かた|||らい||

いや あ 混 ん でる ね こんなに 混 む って 知って たら ||こん|||||こん|||しって|

小さな ビニール シート くらい は 準備 し て き た ん だ けど な ちいさな|びにーる|しーと|||じゅんび||||||||

うん ？ 何 だ よ ？ |なん||

ヒッキー って 気 使える ん だ ？ ||き|つかえる||

は あ ？ バカ お前 メチャクチャ 使える よ ||ばか|おまえ||つかえる|

気 使って る から 誰 に も 迷惑 かけ ない よう に き|つかって|||だれ|||めいわく||||

静か に 隅 っこ に いる ん だ ろ う が アハハ … しずか||すみ|||||||||

そういう こと じゃ なく て さ

その … 何て いう か … |なんて||

優しい … と いう か ほう よく 気づ い た な やさしい||||||きづ|||

そう そう 俺 は 優しい ん だ よ 今 まで 色々 あった が ||おれ||やさしい||||いま||いろいろ||

誰一人 何一つ 復讐 せ ず 見逃し て き て やって る から な だれひとり|なにひとつ|ふくしゅう|||みのがし|||||||

俺 が 並 の 人間 だったら 今ごろ 世界 は 終わって る まで ある おれ||なみ||にんげん||いまごろ|せかい||おわって|||

ある 意味 救世 主 だ ぞ 並 の 人間 色々 あったり し ない し |いみ|きゅうせい|おも|||なみ||にんげん|いろいろ||||

（ 鳴り響く 花火 と 歓声 ） なりひびく|はなび||かんせい

わ あ ！

ここ 有料 エリア だ ね |ゆうりょう|えりあ||

（ 陽乃 ） あれ ～ ？ 比企 谷 君 じゃ ん ようの||ひき|たに|きみ||

（ 二 人 ） あ ッ … ふた|じん||

（ 陽乃 ） エッヘ …→ ようの|

父親 の 代理 で ね ご 挨拶 ばっかり で 退屈 し て た ん だ ちちおや||だいり||||あいさつ|||たいくつ|||||

比企 谷 君 が 来 て くれ て よかった ひき|たに|きみ||らい||||

は あ …\ N エッヘ …

貴賓 席 って いう の か な 普通 は 入れ ない ん だ から きひん|せき||||||ふつう||いれ||||

セレブ だ …\ N まあ ね

私 の 父 の 仕事 こういう 自治 体 系 の イベント は 強い の わたくし||ちち||しごと||じち|からだ|けい||いべんと||つよい|

それ は そう と …\ N お ッ ？

浮気 は 感心 し ませ ん なあ うわき||かんしん||||

いや 浮気 じゃ ない し じゃあ 本気 か ～ ？ |うわき|||||ほんき|

なおさら 許せ ませ ん な イタタタタッ … |ゆるせ||||

本気 で も ない で す よ あ ッ あの … ほんき|||||||||

えー っと …

何 ヶ 浜 ちゃん だった っけ ？ なん||はま|||

ゆ … 由比 ヶ 浜 です ああ そう だ ごめん ごめん |ゆひ||はま||||||

今日 って ゆき の ん は 一緒 じゃ ない ん です か ？ きょう||||||いっしょ|||||

雪 乃 ちゃん なら 家 に いる ん じゃ ない か な ？ ゆき|の|||いえ|||||||

こういう 場 に 出る の は 長女 で ある 私 |じょう||でる|||ちょうじょ|||わたくし

昔 から 母 の 方針 な の むかし||はは||ほうしん||

あの ね うち って 母 が 強く て 怖い ん だ よ ～ ||||はは||つよく||こわい|||

え ッ それ って 雪ノ下 より ？ ||||ゆきのした|

雪 乃 ちゃん が 怖い ？ ゆき|の|||こわい

アッ … アッハハハ …→

もう 失礼 だ なあ 比企 谷 君 は → |しつれい|||ひき|たに|きみ|

あんな かわいい 子 を そんな ふう に 思って た の ？ ||こ|||||おもって||

母 は 私 より 怖い よ はは||わたくし||こわい|

それ 人間 です か ？ ウッフ … |にんげん|||

母 が 何でも 決め て 従わ せよ う と する 人 だ から → はは||なんでも|きめ||したがわ|||||じん||

こっち が 折り合い を つける しか ない ん だ けど → ||おりあい|||||||

雪 乃 ちゃん そういう の 下手 っぴ だ から ゆき|の||||へた|||

で ？ 今日 は デート だった の か な ？ だったら 邪魔 し て ごめん ね |きょう||でーと||||||じゃま||||

いえ べつに そういう わけ で は …

その てれ 方 は 怪しい なあ ||かた||あやしい|

けど もし デート だった ん なら … ||でーと|||

雪 乃 ちゃん は また 選ば れ ない ん だ ね … ゆき|の||||えらば|||||

（ 花火 が 鳴り響く ） はなび||なりひびく

おお ！ ウッフフ …

ああ … 雪ノ下 さん は … |ゆきのした||

うん ？ 私 の こと なら 「 陽乃 」 で いい よ |わたくし||||ようの|||

それ か 「 お 姉ちゃん 」 でも 可 むしろ 推奨 |||ねえちゃん||か||すいしょう

ハッ ハッハッハ … で …

雪ノ下 さん は …\ N なかなか 強情 だ ねえ ゆきのした|||||ごうじょう||

かわいい なあ 雪ノ下 さん は ||ゆきのした||

うち の 卒業 生 だった ん です よ ね ？ うん そう だ よ ||そつぎょう|せい|||||||||

比企 谷 君 の ３ つ 上 ひき|たに|きみ|||うえ

で 今 は すぐ ご 近所 の 国立 理系 だ よ |いま||||きんじょ||こくりつ|りけい||

あ ッ じゃあ ゆき の ん の 進路 志望 と 一緒 な ん です ね |||||||しんろ|しぼう||いっしょ||||

（ 花火 が 鳴り響く ） はなび||なりひびく

あ ッ 雪 乃 ちゃん 国公立 理系 志望 な ん だ … ||ゆき|の||こっこうりつ|りけい|しぼう|||

昔 から 変わら ない なあ むかし||かわら||

お そろい で お下がり で |||おさがり|

あの 陽乃 さん は |ようの||

ゆき の ん の こと が 嫌い な ん です か ？ ||||||きらい||||

や だ なあ そんな こと ある わけない じゃ ない

私 は 雪 乃 ちゃん の こと 大好き だ よ わたくし||ゆき|の||||だいすき||

ずっと 私 の 後 を 追いかけ て くる 妹 の こと が |わたくし||あと||おいかけ|||いもうと|||

かわいく ない わけない よ

由比 ヶ 浜 ちゃん は ？ あなた は どう ？ ゆひ||はま|||||

雪 乃 ちゃん の こと 好き ？ 好き です ！ ゆき|の||||すき|すき|

カッコイイ し 誠実 だ し 頼り に なる し ||せいじつ|||たより|||

でも 時々 すごい ボケ か まし て かわいく て |ときどき|||||||

それ に 分かり づらい けど 優しい し ||わかり|||やさしい|

え ～ っと … アハハ …

何 か メチャクチャ な こ と 言って ます ね 私 なん||||||いって|||わたくし

そう それ なら よかった

みんな 最初 は そう 言って くれる ん だ よ |さいしょ|||いって||||

でも 最後 は みんな 雪 乃 ちゃん に 嫉妬 し て 拒絶 する |さいご|||ゆき|の|||しっと|||きょぜつ|

あなた は 違う と いい な は ッ … ||ちがう|||||

そんな こと し ない で す あ ッ … ウフッ …

で 比企 谷 君 は ？ 雪 乃 ちゃん の こと 好き ？ |ひき|たに|きみ||ゆき|の||||すき

好き嫌い 言う な って 母ちゃん に しつけ られ て いる んで すききらい|いう|||かあちゃん||||||

あ ッ … ウッフフ …

（ 大きな 歓声 が 上がる ） おおきな|かんせい||あがる

さて 花火 も 終わり だ ね 私 は 混 む 前 に 帰る けど |はなび||おわり|||わたくし||こん||ぜん||かえる|

私 達 も 帰 ろ っか ？ そうだ な わたくし|さとる||かえ|||そう だ|

よかったら 送って いく けど … |おくって||

え ッ ？ えっ と …

そんなに 見 て も 見える 所 に 傷 なんて 残って ない よ |み|||みえる|しょ||きず||のこって||

あ ッ あれ ？ 雪 乃 ちゃん に 聞い て なかった ん だ … |||ゆき|の|||ききい||||

悪い こと し ちゃ った かな ？ じゃあ やっぱり … わるい|||||||

ああ でも 勘違い し ない で ね ||かんちがい||||

雪 乃 ちゃん が 悪い わけ じゃ ない ん だ から ゆき|の|||わるい||||||

あの 子 は ただ 乗って いた だけ だし 何一つ 悪い こと は し て い ない |こ|||のって||||なにひとつ|わるい||||||

それ で いい よ ね ？ 比企 谷 君 あ ッ … |||||ひき|たに|きみ||

そう っす ね まあ 事故 を 起こし た の は あいつ じゃ ない し ||||じこ||おこし|||||||

なら 無関係 でしょ |むかんけい|

それ に 済 ん だ 話 です し ね ||す|||はなし|||

過去 は 振り返ら ない の が 俺 の 主義 だ し かこ||ふりかえら||||おれ||しゅぎ||

いちいち 振り返って たら それ だけ で 人生 真っ暗 と いう か |ふりかえって|||||じんせい|まっくら|||

もう ほんと ね …\ N あ ッ そ っか

もう 終わった 話 なら べつに いい よ ね |おわった|はなし|||||

じゃあ 俺 ら は 帰り ます |おれ|||かえり|

じゃあ また ね

ヒッキー は ゆき の ん から 聞い て た ？ ||||||ききい||

いや 聞い て ない そう … なん だ |ききい|||||

あ ッ …

（ 発車 の ベル ） はっしゃ||べる

あ ッ …\ N は あ …

降り ちゃ って よかった の ？ ふり||||

あそこ で 話 切ら れ たら 何 か 気持ち 悪い だ ろ ？ ||はなし|きら|||なん||きもち|わるい||

何 あの タイミング ？ わざと ？ なん||たいみんぐ|

そ … そんな こと ない し 言いだし づらかった だけ |||||いいだし||

近く まで 送る ありがとう ちかく||おくる|

お前 は 聞い て た の か ？ おまえ||ききい||||

でも ね 言え ない こと って ある と 思う ん だ ||いえ||||||おもう||

タイミング を 外す と どうしても ね たいみんぐ||はずす|||

私 も そう だった し わたくし||||

知ら ぬ 存ぜ ぬ で いい ん じゃ ねえ の ？ しら||ぞんぜ|||||||

雪ノ下 に とって 触れ て ほしく ない こと は 触れ ない で いる べき だ ゆきのした|||ふれ||||||ふれ|||||

知ら ない まま で いい の か な ？ しら|||||||

知ら ない こと が 悪い こと だ と 思わ ない けど な しら||||わるい||||おもわ|||

知って る こと が 増える と 面倒 ごと も 一気に 増える し しって||||ふえる||めんどう|||いっきに|ふえる|

でも 私 は もっと 知り たい な … |わたくし|||しり||

お互い よく 知って もっと 仲良く なり たい おたがい||しって||なかよく||

困って たら 力 に なり たい こまって||ちから|||

ヒッキー もし ゆき の ん が 困って たら 助け て あげて ね ||||||こまって||たすけ|||

いや それ は ない ん じゃ ねえ か ？

＜ 雪ノ下 が 困る こと も 助け を 求める こと も ＞ ゆきのした||こまる|||たすけ||もとめる||

＜ そして 俺 が 踏み込む こと も …＞ |おれ||ふみこむ||

ヒッキー は 助ける よ そんな の 分 から ん だ ろ ||たすける||||ぶん||||

だって 私 の こと も 助け て くれ た じゃ ん |わたくし||||たすけ|||||

言った だ ろ お前 だって 知って て 助け た わけ じゃ ない いった|||おまえ||しって||たすけ||||

俺 に そういう の 期待 す ん な おれ||||きたい|||

事故 が な くった って ヒッキー は 私 を 助け て くれ た よ じこ|||||||わたくし||たすけ||||

そん で こう やって 一緒 に 花火 行った と 思う ||||いっしょ||はなび|おこなった||おもう

それ は ない だ ろ

そもそも 助けよ う が ない う うん |たすけよ|||||

だって ヒッキー 言って た じゃ ん 事故 が なく て も 一 人 だった って ||いって||||じこ|||||ひと|じん||

私 も こんな 性格 だ から さ わたくし|||せいかく|||

いつか 悩 ん で 奉仕 部 連れ て かれ て た |なや|||ほうし|ぶ|つれ||||

で ヒッキー に 会う の そ したら ヒッキー が … |||あう|||||

また ああ やって くだらない バカ な 斜め 下 すぎる 解決 法 出し て ||||ばか||ななめ|した||かいけつ|ほう|だし|

助け て くれる ん だ きっと たすけ|||||

それ で さ …

うん ッ …\ N それ で …

きっと 私 は … |わたくし|

（ バイブレーター 着信 ） |ちゃくしん

私 は …\ N 出 なく て いい の か ？ わたくし|||だ|||||

アハッ … 電話 ママ から だ |でんわ|まま||

もしもし ？ うん … うん もう 家 の 近く ||||いえ||ちかく

そう

え ッ ？ いら ない し ！ すぐ 帰る って ば じゃ あね ！ ||||||かえる||||

うち そこ だ から ここ で いい よ

送って くれ て ありがとう おくって|||

じゃ … じゃあ ね そう か

うん じゃあ お やすみ

≪ （ 女生徒 ） 久しぶり じゃ ん ！ 焼け た ね ー じょせいと|ひさしぶり|||やけ|||-

（ 戸部 ） ひと 夏 の 経験 的 な アバンチュール 的 な やつ し ちゃ ったり し て ？ とべ||なつ||けいけん|てき|||てき|||||||

（ 雪 乃 ） あら 久しぶり ね ゆき|の||ひさしぶり|

おお ご無沙汰 |ごぶさた

姉さん と 会った の ね ？ ああ たまたま な ねえさん||あった|||||

あの …\ N 部活 今日 から 始める の か ？ ||ぶかつ|きょう||はじめる||

ええ … その つもり だ けれど

了解 また 後 で な りょうかい||あと||

＜ 俺 は 自分 が 好き だ ＞ おれ||じぶん||すき|

＜ 今 まで 自分 の こと を 嫌い だ と 思った こと なんて ない ＞ いま||じぶん||||きらい|||おもった|||

＜ 高い 基本 スペック も 中途半端 に いい 顔 も ＞ たかい|きほん|||ちゅうとはんぱ|||かお|

＜ ペシミスティック で 現実 的 な 思考 も まったく もって 嫌い じゃ ない ＞ ||げんじつ|てき||しこう||||きらい||

＜ だが 初めて 自分 を 嫌い に なり そう だ ＞ |はじめて|じぶん||きらい||||

＜ 俺 が 見 て き た 雪ノ下 雪 乃 ＞ おれ||み||||ゆきのした|ゆき|の

＜ 常に 美しく 嘘 を つか ず 誠実 で ＞ とわに|うつくしく|うそ||||せいじつ|

＜ 寄る辺 が なく と も その 足 で 立ち 続ける ＞ よるべ||||||あし||たち|つづける

＜ そんな 雪ノ下 雪 乃 に きっと 俺 は 憧れ て い た の だ ＞ |ゆきのした|ゆき|の|||おれ||あこがれ|||||

＜ 勝手 に 期待 し て 勝手 に 理想 を 押しつけ て ＞ かって||きたい|||かって||りそう||おしつけ|

＜ 勝手 に 理解 し た 気 に なって そして 勝手 に 失望 する ＞ かって||りかい|||き||||かって||しつぼう|

＜ 何度 も 何度 も 戒め た のに それ でも 結局 治って い ない ＞ なんど||なんど||いましめ|||||けっきょく|なおって||

＜ 雪ノ下 雪 乃 で すら 嘘 を つく ＞ ゆきのした|ゆき|の|||うそ||

＜ そんな 当たり前 の こと を 許容 でき ない 自分 が ＞ |あたりまえ||||きょよう|||じぶん|

＜ 俺 は …＞ おれ|

＜ 嫌い だ ＞ きらい|

♪♪～

＜ 次回 ＞ じかい