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劇場版 BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ (2008.12.13), 劇場版 BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ (2008.12.13) (2)

劇場 版 BLEACH Fade to Black 君 の 名 を 呼ぶ (2008.12.13) (2)

白 哉様 です が これ ばかり は

緋真

大丈夫です 白 哉様

何 を 言う 無理 を する な

いえ 探さ なければ なら ない のです

例え この 身 が どう なろう と も

捜す 何 を だ

報告 申し上げ ます 白 道 門 が 突破 さ れ ました

旅 禍 か

しかし 何故 旅 禍 は 地 の 利 に 明るい

本当に 姉さん は 此処 で 暮らして た の か

ああ そう らしい

こんな 所 に 姉さん が いる わ

ルキア だ 行く ぜ

そう だ 私 は 此処 で 仲間 達 と 育ち そして

姉さん

ルキア

無事だった の か 姉さん

誰 だ 貴 様

え 姉さん 何 言って んだ よ ルキア

俺 だ よ ルキア

死 神 なんで こんな 所 に

誰 だ お前 等

ルキア 下がって いろ

貴 様 こそ 何者 だ 何故 私 の 名 を 知っている

俺 は 俺 の 事 は 覚えて る よ な 姉さん

黙れ 怪しい 生き物 め

怪しい 生き物

ルキア

本当に 覚えて ねえ の か

なあ ルキア 俺 だ 一 護 だ

お前 は

ルキア ルキア

アイツ の せい だ 死 神

おい

何 だ テメェ いきなり

やめろ ルキア

そう だ や っち ぇ 死 神 なんか

だから やめろ って

なに

瞬 歩 じゃ ねえ な 何者 だ テメェ 等

お前 は 敵 だ

何 だ 今 の 感じ は

斬 月 を すり抜けた

なに おい テメェ

ルキア

誰 だ ネ

随分 と 懐かしい 男 が 来た もん だ ね ー

相 も 変わら ず 不愉快な 顔 だ

どうやら アタシ の 事 は 覚えて る 見 たい ッス ね

だから どうした と 言う んだ ネー

態 態 そんな 事 を 確認 する 為 に こんな 所 まで 来た 訳 じゃ ない んだろう

そう です ね ちょっと 貴方 を 調べ させて もらい たい と 思い まして

イヤだ と 言ったら

無理矢理 に でも

貴方 の 記憶 に 混乱 が 生じ

次いで アタシ ら から 「 ある 人 」 の 記憶 が 消えた らしい ん ス

何の 話 だ ネ

アタシ は こういう 風 に 考えて い ます

貴方 と その 人 は 同じ 敵 に 遭遇 した んじゃ ない か って ね

だ と したら

これ が 何 か 分かり ます

貴方 の 部屋 から 探し出す の 苦労 し ました よ

ま 今 の 貴方 は その 事 から 覚えて ない でしょう けど

始め ましょう か

全て を 取り戻す 為 に

どう 考えて も この 一連の 騒動 は

さっき の あの 変な 奴 等 の せい だ な

姉さん も 皿 割れ ち ま うし

しっか し 姉さん まで 俺 ら の 事 を 覚えて ね ー なんて

イテェ の は 傷 じゃ ない 心 だ よ なぁ

何とか 言えよ こら

どうにも なら ねえ

同じだ ルキア も 恋 次 も

あいつ ら の 中 に 俺 は い ねえ

ど か っで ルキア だけ は って 思って た んだ けど な

見損なった ぜ 一 護 何 へ こんで や がる

テメェ 頭 でも 打った か

テメェ は 現世 でも 姉さん の 危機 に 気付いた

皆 が 忘れて も テメェ は 姉さん を 忘れ なかった

テメェ と 姉さん は まだ 繋がって る んだ よ

俺 は 一 人 でも 姉さん を 助ける から な

姉さん が 俺 を 忘れて たって そんな の 関係 ねえ んだ よ

テメェ は そこ で ずっと その 足りない 頭 で 考えて ろ

何 な の よ あいつ は

大丈夫 ルキア

私 は あや つ を 知っている

そう だ あの 死 神 を 知っている

私 は ずっと 眠って いた 訳 で は ない のだ な

私 は 今 まで 何 を 何故 あの 死 神 を 知っている のだ

そんな の 知ら ない ルキア やめて

嘘 だ

本当 だって

だって 私 達 遠い 所 行って たから

遠い 所

やっと 戻って 来た んだ

ルキア に 会う 為 に

百 年 くらい かかっちゃ った けど

そんなに 長く

ルキア ルキア 死 神 なんて 皆 同じだ

奪う だけ の 存在

そう よ あいつ ら 何もかも 奪って いた

嬉しい 事 も 楽しい 事 も ルキア の こと も

だが

ルキア どうした の

ルキア ルキア

ルキア

あいつ ら の せい だ お 姉ちゃん

死 神

何 やって んだ お前

見る な タワケ

見て ね ー よ だ から 聞いた んだ ろ

後 で の お 楽しみだ

無い 無い って 探して たら

テメェ 何時の間に 姉さん から 俺 へ の ラブリーレター を

った く テメェ 見て え な 根性 無し に は 勿体 ねえ んだ よ

悪かった な

った く お前 に 教え られる なんて よ

俺 も まだまだ だ な

なに テメェ 何 調子 こ いて んだ よ

ちゃんと 気 入れ 直した ん かよ

な なに

あり が と な

分かりゃ イイ んだ よ

大体 テメェ は 最初 姉さん を チョコ っと 忘れて た ろ

ヤッパリ 姉さん と の 絆 は 俺 の 方 が 深い んだ よ な

もう 逃げ られ ねえ ぞ 大人 しく 縄 に つけ 旅 禍 ども

随分 物々しい な 冬 獅郎

何 だ

テメェ なんで 日 番 谷 隊長 の 名前 を 知って んだ

知って る さ 当たり め ー だろう が

弓 親

忘れ ねえ さ 例え お 前 等 が 覚えて なく と も な

ああ 何 だ そりゃ

単なる 旅 禍 の たわ言 さ 一角

テメェ 何 者 なんだ

死 神 代行 黒崎 一 護 だ

死 神 代行 だ と だ から その 証拠 を

見せて みろ

テメェ

下がれ 斑目 俺 が 行く

どうやら 報告 通り 俺 ら の 戦い 方 を 知って る らしい な

もう 一 度 聞く テメェ は 何も んだ

だから 黒崎 一 護 って 言って んだろう か

記憶 に ねえ

縛 道 の 六十三 鎖 条 鎖 縛

吼 えろ 蛇 尾 丸

お前

何の 真似 だ 阿 散 井

立ち や がれ

恋 次

呼び捨て に すんじゃ ね ー テメェ は 敵 だ

瀞霊 廷 を 乱す 旅 禍 だ

敵 の ハズ だ

だが よ

俺 は テメェ を 敵 だ と 思え ねえ

頭 で は 敵 だ と 分かっちゃ いる が

俺 の 魂 が テメェ を 敵 じゃ ねえ と 言って る んだ よ

だから 俺 は 俺 の 魂 に 従う

阿 散 井

すいません 日 番 谷 隊長 此処 を 通して ください

裏切り は 許さ ぬ

総 隊長

旅 禍 は 捕らえ ねば なら ぬ

聞いて ください 総 隊長

そう だ 話せば 分かる

問答 無用

捕 縛 せよ

貴 様

その 姿

浦 原 喜助 か

浦 原さん

お 久しぶりです 総 隊長

見て

死 神 達 は 絡め 取ら れた まま

どうした の 心配 する 事 ない わ

私 達 は 無敵だ

刈り 過ぎた んじゃ え

この 儘 じゃ ルキア は ずっと 僕達 の 名前 を 思い出せ ない かも

お 姉ちゃん 駄目

それ でも あの 日 の 事 は 絶対 思い出さ せちゃ

そんな 事 したら 私 達

分かって る でしょ

大丈夫 死 神 を 全滅 さ せれば ルキア は ずっと 私 達 と 一緒

例え 名前 を 思い出せ なく たって

行こう

いかに して 戻った

手当 が 無い 訳 で は 有り ませ ん でした

ご 遠慮 申し上げて いた だけ で

何の 用 じゃ

一大事 と お 察し し ます が

裏切り者 に 用 が 無い

そう 早 る な 砕 蜂

夜 一 様

主 等 大事な 事 を 忘れて は おら ぬ 可能

何 だい 大事な 事 って

近頃 寝覚め が 悪くて ね ー

是非 と も 教えて もらい たい ね

何 を 知って おる

全て の 元凶 を

元凶 じゃ と

はい ですが その 前 に

黒崎 さん

やはり 涅 さん と ルキア さん は 同じ 敵 だ 記憶 を 刈ら れて い ました

接触 さ れ ました か

それ じゃあ 急いだ 方 が いい ッス ねえ

あと の 事 は アタシ 達 に 任せて 追って 下さい

ルキア さん が 危ない

分かった 行く ぞ 恋 次

だから 呼び捨て に すんじゃ ねえ

待て

皆 も 薄 々 気付いて おる じゃ ろう

何 か 言い 知れ ぬ 違和感 を

何 か 大切な 事 を 忘れて いる そんな 不安 感 を

じゃ から こそ この 瀞霊 廷 困窮 の 時

旅 禍 風情 の 為 に この 地 まで 足 を 運んだ

そう で は 有り ませ ぬ か 総 隊長 殿

なぁ お前

お前 一体 何 を しよう と して る んだ

ルキア を 見つける んだ よ

だから そい つ は 何も ん なんだ よ

ルキア だ よ

お前 まだ 思い出せ ない の か

お前 が 一 番 アイツ に 近かった んじゃ ねえ か

長い 付き合い なんだ ろ

俺 が か

しょうが ねえ だ ろ 覚えて ねえ んだ から 水 は 要らん かい

しょうが ねえ じゃ ねえ よ 美味 い 水 だ

安く し とくよ

綺麗な 水 は 要らん かい

どうした 恋 次

俺 の 水 返し や がれ ぶ っ 殺して やる

コッチ だ

ルキア

そう だ ルキア だ

百 回 でも 二百 回 でも 呼んで 思い出せ

一 つ 聞き て え 事 が ある

何故 そう まで して ソイツ を

ルキア を 救おう と する

ルキア は

アイツ は 俺 の 世界 を 変えた 奴 だ

死に そうな 俺 や

俺 の 家族 を 助ける 為 に

俺 に 死 神 の 力 を 分けて くれた

今 の 俺 が 有る の は

アイツ の おかげ だ

吾等 に 何 が 起こって いる と いう のじゃ

一言 で 申し ます と アタシ 達 の 記憶 の 一部 が 消さ れて い ます

順 を 追って 説明 致し ましょう

アタシ が 技術 開発 局 を 設立 間 も ない 頃

ある ホロウ の 研究 を して いた 事 が あり ます

ソイツ は 魂 魄 に 寄生 し 意識 を 乗っ取り 行動 し ます

そして 此の 個体 が 衰弱 化 する と

また 別の 体 へ 移り 住む と いう もの でした

だが 特に 珍しい かった の は

寄生 する 時 に 使う 鎌 の 様 な 触手 で

相手 の 記憶 を 刈る 事 が 出来る 事 です

もし コイツ が

朽木 ルキア と いう 死 神 から 死 神 と して の 全て の 記憶 を 刈り取った と したら

どう なる と 思い ます

馬鹿な そんな 事 が

確かに アイツ の 能力 は

霊 力 の 弱い 魂 魄 に 寄生 する の が 精 精 で

記憶 を 消す の も 本 の 僅かな 時間 でした

とても 一 人 の 存在 自体 を 消し去る ほど 刈り 取れる と は 考え られ ませ ん

ですが

何 か 別の 力 が 加わって いる って 事 かい

恐らく

記憶 と いう の は 繋がって い ます

それ は 絆 と 言って も イイ

だから もし

一 人 の 記憶 を 全て 刈り取った と したら

それ は 同時に

周り の 者 の 記憶 から も その 人物 に 纏わる

全て の 事象 が 消えて しまう

今回 は ただ 一 人 例外 が い ました が

さっき の 黒崎 と いう 男 か

ええ

黒崎 さん の 死 神 の 力 は 元 は 朽木 ルキア の もの だった ん ス

だから アタシ ら は 黒崎 の 事 も 忘れて しまった

死 神 の 力 の 譲渡 じゃ と

その 様 な 重 禍罪 を

ええ いかにも

ただ その 罪 を 甘受 する ほど の 恩 を

アタシ ら は 黒崎 さん に 受けて いる ん ス よ

そんな 人 を 事もあろうに 忘れて しまった

実は アタシ も 彼 の 事 は 忘れて いる んです が ね

幸い アタシ は ちょっと した 記録 を つけて いた ので

大事に は 至り ませ ん でした

ちょっと 待て

涅 の 事 は どう 説明 する

奴 の 記憶 は 俺 達 の 中 に 有る

そこ です よ アタシ も そこ が 引っ掛かって いた

しかし ご存知 の ように 涅 さん は 変わった 方 です

もしかしたら 彼 は 自分 自身 に 何 か して いた んじゃ ない か

そう 考えて 調べて みたら 案の定

涅 さん は 自分 の 記憶 の バックアップ を 常時 取って い ました

とにかく その お陰 で

皆さん は あの 人 の 事 を 忘れ ず に すんだ んです よ

もう 一 度 言い ます

全て の 記憶 は 繋がって いる んです

どう だ コン ルキア の 居場所 分かった か

駄目だ 幾ら 何でも 瀞霊 廷 は 広 すぎる

姉さん 此処 を 少し 前 に 通った 事 位 は 分かる んだ けど な

くそ どう すりゃ いい

もう 手掛かり が ねえ

確か お前 ルキア って の から 死 神 の 力 を 貰った って 言って たな

ああ そう だ けど


劇場 版 BLEACH Fade to Black 君 の 名 を 呼ぶ (2008.12.13) (2) げきじょう|はん|bleach|fade||black|きみ||な||よぶ

白 哉様 です が   これ ばかり は しろ|やさま|||||

緋真 ひまこと

大丈夫です   白 哉様 だいじょうぶです|しろ|やさま

何 を 言う   無理 を する な なん||いう|むり|||

いえ   探さ なければ なら ない のです |さがさ||||

例え この 身 が どう なろう と も たとえ||み|||||

捜す   何 を だ さがす|なん||

報告 申し上げ ます   白 道 門 が 突破 さ れ ました ほうこく|もうしあげ||しろ|どう|もん||とっぱ|||

旅 禍 か たび|か|

しかし   何故 旅 禍 は 地 の 利 に 明るい |なぜ|たび|か||ち||り||あかるい

本当に 姉さん は 此処 で 暮らして た の か ほんとうに|ねえさん||ここ||くらして|||

ああ   そう らしい

こんな 所 に 姉さん が いる わ |しょ||ねえさん|||

ルキア だ   行く ぜ ||いく|

そう だ   私 は 此処 で 仲間 達 と 育ち   そして ||わたくし||ここ||なかま|さとる||そだち|

姉さん ねえさん

ルキア

無事だった の か   姉さん ぶじだった|||ねえさん

誰 だ   貴 様 だれ||とうと|さま

え   姉さん   何 言って んだ よ   ルキア |ねえさん|なん|いって|||

俺 だ よ   ルキア おれ|||

死 神   なんで   こんな 所 に し|かみ|||しょ|

誰 だ   お前 等 だれ||おまえ|とう

ルキア   下がって いろ |さがって|

貴 様 こそ 何者 だ   何故 私 の 名 を 知っている とうと|さま||なにもの||なぜ|わたくし||な||しっている

俺 は   俺 の 事 は 覚えて る よ な   姉さん おれ||おれ||こと||おぼえて||||ねえさん

黙れ   怪しい 生き物 め だまれ|あやしい|いきもの|

怪しい 生き物 あやしい|いきもの

ルキア

本当に 覚えて ねえ の か ほんとうに|おぼえて|||

なあ   ルキア   俺 だ   一 護 だ ||おれ||ひと|まもる|

お前 は おまえ|

ルキア   ルキア

アイツ の せい だ   死 神 ||||し|かみ

おい

何 だ テメェ   いきなり なん|||

やめろ   ルキア

そう だ   や っち ぇ   死 神 なんか |||||し|かみ|

だから やめろ って

なに

瞬 歩 じゃ ねえ な   何者 だ   テメェ 等 またた|ふ||||なにもの|||とう

お前 は 敵 だ おまえ||てき|

何 だ   今 の 感じ は なん||いま||かんじ|

斬 月 を すり抜けた き|つき||すりぬけた

なに   おい   テメェ

ルキア

誰 だ ネ だれ||

随分 と 懐かしい 男 が 来た もん だ ね ー ずいぶん||なつかしい|おとこ||きた||||-

相 も 変わら ず   不愉快な 顔 だ そう||かわら||ふゆかいな|かお|

どうやら   アタシ の 事 は 覚えて る 見 たい ッス ね |||こと||おぼえて||み|||

だから   どうした と 言う んだ ネー |||いう||

態 態 そんな 事 を 確認 する 為 に こんな 所 まで 来た 訳 じゃ ない んだろう なり|なり||こと||かくにん||ため|||しょ||きた|やく|||

そう です ね   ちょっと 貴方 を 調べ させて もらい たい と 思い まして ||||あなた||しらべ|さ せて||||おもい|

イヤだ と 言ったら いやだ||いったら

無理矢理 に でも むりやり||

貴方 の 記憶 に 混乱 が 生じ あなた||きおく||こんらん||しょうじ

次いで アタシ ら から 「 ある 人 」 の 記憶 が 消えた らしい ん ス ついで|||||じん||きおく||きえた|||

何の 話 だ ネ なんの|はなし||

アタシ は こういう 風 に 考えて い ます |||かぜ||かんがえて||

貴方 と その 人 は 同じ 敵 に 遭遇 した んじゃ ない か って ね あなた|||じん||おなじ|てき||そうぐう||||||

だ と したら

これ が 何 か 分かり ます ||なん||わかり|

貴方 の 部屋 から 探し出す の 苦労 し ました よ あなた||へや||さがしだす||くろう|||

ま   今 の 貴方 は その 事 から 覚えて ない でしょう けど |いま||あなた|||こと||おぼえて|||

始め ましょう か はじめ||

全て を 取り戻す 為 に すべて||とりもどす|ため|

どう 考えて も   この 一連の 騒動 は |かんがえて|||いちれんの|そうどう|

さっき の   あの 変な 奴 等 の せい だ な |||へんな|やつ|とう||||

姉さん も 皿 割れ ち ま うし ねえさん||さら|われ|||

しっか し   姉さん まで 俺 ら の 事 を 覚えて ね ー なんて ||ねえさん||おれ|||こと||おぼえて||-|

イテェ の は 傷 じゃ ない   心 だ よ なぁ |||きず|||こころ|||

何とか 言えよ   こら なんとか|いえよ|

どうにも なら ねえ

同じだ   ルキア も   恋 次 も おなじだ|||こい|つぎ|

あいつ ら の 中 に 俺 は い ねえ |||なか||おれ|||

ど か っで   ルキア だけ は って   思って た んだ けど な |||||||おもって||||

見損なった ぜ   一 護   何 へ こんで や がる みそこなった||ひと|まもる|なん||||

テメェ 頭 でも 打った か |あたま||うった|

テメェ は 現世 でも 姉さん の 危機 に 気付いた ||げんせ||ねえさん||きき||きづいた

皆 が 忘れて も テメェ は 姉さん を 忘れ なかった みな||わすれて||||ねえさん||わすれ|

テメェ と 姉さん は まだ 繋がって る んだ よ ||ねえさん|||つながって|||

俺 は 一 人 でも 姉さん を 助ける から な おれ||ひと|じん||ねえさん||たすける||

姉さん が 俺 を 忘れて たって   そんな の 関係 ねえ んだ よ ねえさん||おれ||わすれて||||かんけい|||

テメェ は そこ で ずっと その 足りない 頭 で 考えて ろ ||||||たりない|あたま||かんがえて|

何 な の よ   あいつ は なん|||||

大丈夫   ルキア だいじょうぶ|

私 は あや つ を 知っている わたくし|||||しっている

そう だ   あの 死 神 を 知っている |||し|かみ||しっている

私 は ずっと 眠って いた 訳 で は ない のだ な わたくし|||ねむって||やく|||||

私 は 今 まで 何 を   何故 あの 死 神 を 知っている のだ わたくし||いま||なん||なぜ||し|かみ||しっている|

そんな の 知ら ない   ルキア   やめて ||しら|||

嘘 だ うそ|

本当 だって ほんとう|

だって 私 達 遠い 所 行って たから |わたくし|さとる|とおい|しょ|おこなって|

遠い 所 とおい|しょ

やっと 戻って 来た んだ |もどって|きた|

ルキア に 会う 為 に ||あう|ため|

百 年 くらい かかっちゃ った けど ひゃく|とし||||

そんなに 長く |ながく

ルキア   ルキア   死 神 なんて 皆 同じだ ||し|かみ||みな|おなじだ

奪う だけ の 存在 うばう|||そんざい

そう よ   あいつ ら 何もかも 奪って いた ||||なにもかも|うばって|

嬉しい 事 も 楽しい 事 も   ルキア の こと も うれしい|こと||たのしい|こと|||||

だが

ルキア   どうした の

ルキア   ルキア

ルキア

あいつ ら の せい だ   お 姉ちゃん ||||||ねえちゃん

死 神 し|かみ

何 やって んだ   お前 なん|||おまえ

見る な   タワケ みる||

見て ね ー よ   だ から 聞いた んだ ろ みて||-||||きいた||

後 で の お 楽しみだ あと||||たのしみだ

無い 無い って 探して たら ない|ない||さがして|

テメェ 何時の間に 姉さん から 俺 へ の ラブリーレター を |いつのまに|ねえさん||おれ||||

った く   テメェ 見て え な 根性 無し に は 勿体 ねえ んだ よ |||みて|||こんじょう|なし|||もったい|||

悪かった な わるかった|

った く   お前 に 教え られる なんて よ ||おまえ||おしえ|||

俺 も まだまだ だ な おれ||||

なに   テメェ 何 調子 こ いて んだ よ ||なん|ちょうし||||

ちゃんと 気 入れ 直した ん かよ |き|いれ|なおした||

な   なに

あり が と な

分かりゃ イイ んだ よ わかりゃ|||

大体 テメェ は 最初 姉さん を チョコ っと 忘れて た ろ だいたい|||さいしょ|ねえさん||ちょこ||わすれて||

ヤッパリ 姉さん と の 絆 は 俺 の 方 が 深い んだ よ な |ねえさん|||きずな||おれ||かた||ふかい|||

もう 逃げ られ ねえ ぞ   大人 しく 縄 に つけ   旅 禍 ども |にげ||||おとな||なわ|||たび|か|

随分 物々しい な   冬 獅郎 ずいぶん|ものものしい||ふゆ|しろう

何 だ なん|

テメェ なんで 日 番 谷 隊長 の 名前 を 知って んだ ||ひ|ばん|たに|たいちょう||なまえ||しって|

知って る さ   当たり め ー だろう が しって|||あたり||-||

弓 親 ゆみ|おや

忘れ ねえ さ   例え お 前 等 が 覚えて なく と も な わすれ|||たとえ||ぜん|とう||おぼえて||||

ああ   何 だ そりゃ |なん||

単なる 旅 禍 の たわ言 さ   一角 たんなる|たび|か||たわごと||いっかく

テメェ   何 者 なんだ |なん|もの|

死 神 代行   黒崎 一 護 だ し|かみ|だいこう|くろさき|ひと|まもる|

死 神 代行 だ と   だ から その 証拠 を し|かみ|だいこう||||||しょうこ|

見せて みろ みせて|

テメェ

下がれ   斑目   俺 が 行く さがれ|まだらめ|おれ||いく

どうやら   報告 通り 俺 ら の 戦い 方 を 知って る らしい な |ほうこく|とおり|おれ|||たたかい|かた||しって|||

もう 一 度 聞く   テメェ は 何も んだ |ひと|たび|きく|||なにも|

だから 黒崎 一 護 って 言って んだろう か |くろさき|ひと|まもる||いって||

記憶 に ねえ きおく||

縛 道 の 六十三   鎖 条 鎖 縛 しば|どう||ろくじゅうさん|くさり|じょう|くさり|しば

吼 えろ   蛇 尾 丸 こう||へび|お|まる

お前 おまえ

何の 真似 だ   阿 散 井 なんの|まね||おもね|ち|い

立ち や がれ たち||

恋 次 こい|つぎ

呼び捨て に すんじゃ ね ー   テメェ は 敵 だ よびすて||||-|||てき|

瀞霊 廷 を 乱す 旅 禍 だ とろれい|てい||みだす|たび|か|

敵 の ハズ だ てき|||

だが よ

俺 は テメェ を 敵 だ と 思え ねえ おれ||||てき|||おもえ|

頭 で は 敵 だ と 分かっちゃ いる が あたま|||てき|||わかっちゃ||

俺 の 魂 が テメェ を 敵 じゃ ねえ と 言って る んだ よ おれ||たましい||||てき||||いって|||

だから 俺 は 俺 の 魂 に 従う |おれ||おれ||たましい||したがう

阿 散 井 おもね|ち|い

すいません   日 番 谷 隊長   此処 を 通して ください |ひ|ばん|たに|たいちょう|ここ||とおして|

裏切り は 許さ ぬ うらぎり||ゆるさ|

総 隊長 そう|たいちょう

旅 禍 は 捕らえ ねば なら ぬ たび|か||とらえ|||

聞いて ください   総 隊長 きいて||そう|たいちょう

そう だ   話せば 分かる ||はなせば|わかる

問答 無用 もんどう|むよう

捕 縛 せよ ほ|しば|

貴 様 とうと|さま

その 姿 |すがた

浦 原 喜助 か うら|はら|きすけ|

浦 原さん うら|げんさん

お 久しぶりです   総 隊長 |ひさしぶりです|そう|たいちょう

見て みて

死 神 達 は 絡め 取ら れた まま し|かみ|さとる||からめ|とら||

どうした の   心配 する 事 ない わ ||しんぱい||こと||

私 達 は 無敵だ わたくし|さとる||むてきだ

刈り 過ぎた んじゃ   え かり|すぎた||

この 儘 じゃ ルキア は ずっと 僕達 の 名前 を 思い出せ ない かも |まま|||||ぼくたち||なまえ||おもいだせ||

お 姉ちゃん   駄目 |ねえちゃん|だめ

それ でも あの 日 の 事 は 絶対 思い出さ せちゃ |||ひ||こと||ぜったい|おもいださ|

そんな 事 したら 私 達 |こと||わたくし|さとる

分かって る でしょ わかって||

大丈夫 死 神 を 全滅 さ せれば ルキア は ずっと 私 達 と 一緒 だいじょうぶ|し|かみ||ぜんめつ||||||わたくし|さとる||いっしょ

例え 名前 を 思い出せ なく たって たとえ|なまえ||おもいだせ||

行こう いこう

いかに して 戻った ||もどった

手当 が 無い 訳 で は 有り ませ ん でした てあて||ない|やく|||あり|||

ご 遠慮   申し上げて いた だけ で |えんりょ|もうしあげて|||

何の 用 じゃ なんの|よう|

一大事 と お 察し し ます が いちだいじ|||さっし|||

裏切り者 に 用 が 無い うらぎりもの||よう||ない

そう   早 る な   砕 蜂 |はや|||くだ|はち

夜 一 様 よ|ひと|さま

主 等   大事な 事 を 忘れて は おら ぬ 可能 おも|とう|だいじな|こと||わすれて||||かのう

何 だい   大事な 事 って なん||だいじな|こと|

近頃   寝覚め が 悪くて ね ー ちかごろ|ねざめ||わるくて||-

是非 と も 教えて もらい たい ね ぜひ|||おしえて|||

何 を 知って おる なん||しって|

全て の 元凶 を すべて||げんきょう|

元凶   じゃ と げんきょう||

はい   ですが   その 前 に |||ぜん|

黒崎 さん くろさき|

やはり 涅 さん と ルキア さん は 同じ 敵 だ   記憶 を 刈ら れて い ました |ね||||||おなじ|てき||きおく||から|||

接触 さ れ ました か せっしょく||||

それ じゃあ   急いだ 方 が いい ッス ねえ ||いそいだ|かた||||

あと の 事 は アタシ 達 に 任せて   追って 下さい ||こと|||さとる||まかせて|おって|ください

ルキア さん が 危ない |||あぶない

分かった   行く ぞ   恋 次 わかった|いく||こい|つぎ

だから 呼び捨て に すんじゃ ねえ |よびすて|||

待て まて

皆 も 薄 々 気付いて おる じゃ ろう みな||うす||きづいて|||

何 か 言い 知れ ぬ 違和感 を なん||いい|しれ||いわかん|

何 か 大切な 事 を 忘れて いる   そんな 不安 感 を なん||たいせつな|こと||わすれて|||ふあん|かん|

じゃ から こそ   この 瀞霊 廷 困窮 の 時 ||||とろれい|てい|こんきゅう||じ

旅 禍 風情 の 為 に この 地 まで 足 を 運んだ たび|か|ふぜい||ため|||ち||あし||はこんだ

そう で は 有り ませ ぬ か   総 隊長 殿 |||あり||||そう|たいちょう|しんがり

なぁ   お前 |おまえ

お前 一体 何 を しよう と して る んだ おまえ|いったい|なん||||||

ルキア を 見つける んだ よ ||みつける||

だから そい つ は 何も ん なんだ よ ||||なにも|||

ルキア だ よ

お前   まだ 思い出せ ない の か おまえ||おもいだせ|||

お前 が 一 番 アイツ に 近かった んじゃ ねえ か おまえ||ひと|ばん|||ちかかった|||

長い 付き合い なんだ ろ ながい|つきあい||

俺 が   か おれ||

しょうが ねえ だ ろ   覚えて ねえ んだ から   水 は 要らん かい ||||おぼえて||||すい||ようらん|

しょうが ねえ じゃ ねえ よ   美味 い 水 だ |||||びみ||すい|

安く し とくよ やすく||

綺麗な 水 は 要らん かい きれいな|すい||ようらん|

どうした   恋 次 |こい|つぎ

俺 の 水 返し や がれ   ぶ っ 殺して やる おれ||すい|かえし|||||ころして|

コッチ だ

ルキア

そう だ   ルキア だ

百 回 でも 二百 回 でも 呼んで 思い出せ ひゃく|かい||にひゃく|かい||よんで|おもいだせ

一 つ 聞き て え 事 が ある ひと||きき|||こと||

何故 そう まで して ソイツ を なぜ|||||

ルキア を 救おう と する ||すくおう||

ルキア は

アイツ は 俺 の 世界 を 変えた 奴 だ ||おれ||せかい||かえた|やつ|

死に そうな 俺 や しに|そう な|おれ|

俺 の 家族 を 助ける 為 に おれ||かぞく||たすける|ため|

俺 に 死 神 の 力 を 分けて くれた おれ||し|かみ||ちから||わけて|

今 の 俺 が 有る の は いま||おれ||ある||

アイツ の おかげ だ

吾等 に 何 が 起こって いる と いう のじゃ われなど||なん||おこって||||

一言 で 申し ます と アタシ 達 の 記憶 の 一部 が 消さ れて い ます いちげん||もうし||||さとる||きおく||いちぶ||けさ|||

順 を 追って   説明 致し ましょう じゅん||おって|せつめい|いたし|

アタシ が 技術 開発 局 を 設立 間 も ない 頃 ||ぎじゅつ|かいはつ|きょく||せつりつ|あいだ|||ころ

ある ホロウ の 研究 を して いた 事 が あり ます |||けんきゅう||||こと|||

ソイツ は 魂 魄 に 寄生 し   意識 を 乗っ取り 行動 し ます ||たましい|はく||きせい||いしき||のっとり|こうどう||

そして 此の 個体 が 衰弱 化 する と |この|こたい||すいじゃく|か||

また 別の 体 へ 移り 住む と いう もの でした |べつの|からだ||うつり|すむ||||

だが   特に 珍しい かった の は |とくに|めずらしい|||

寄生 する 時 に 使う 鎌 の 様 な 触手 で きせい||じ||つかう|かま||さま||しょくしゅ|

相手 の 記憶 を 刈る 事 が 出来る 事 です あいて||きおく||かる|こと||できる|こと|

もし   コイツ が

朽木 ルキア と いう 死 神 から 死 神 と して の 全て の 記憶 を 刈り取った と したら くちき||||し|かみ||し|かみ||||すべて||きおく||かりとった||

どう なる と 思い ます |||おもい|

馬鹿な   そんな 事 が ばかな||こと|

確かに アイツ の 能力 は たしかに|||のうりょく|

霊 力 の 弱い 魂 魄 に 寄生 する の が 精 精 で れい|ちから||よわい|たましい|はく||きせい||||せい|せい|

記憶 を 消す の も 本 の 僅かな 時間 でした きおく||けす|||ほん||わずかな|じかん|

とても 一 人 の 存在 自体 を 消し去る ほど 刈り 取れる と は 考え られ ませ ん |ひと|じん||そんざい|じたい||けしさる||かり|とれる|||かんがえ|||

ですが

何 か 別の 力 が 加わって いる って 事 かい なん||べつの|ちから||くわわって|||こと|

恐らく おそらく

記憶 と いう の は   繋がって い ます きおく|||||つながって||

それ は 絆 と 言って も イイ ||きずな||いって||

だから   もし

一 人 の 記憶 を 全て 刈り取った と したら ひと|じん||きおく||すべて|かりとった||

それ は 同時に ||どうじに

周り の 者 の 記憶 から も その 人物 に 纏わる まわり||もの||きおく||||じんぶつ||まつわる

全て の 事象 が 消えて しまう すべて||じしょう||きえて|

今回 は ただ 一 人 例外 が い ました が こんかい|||ひと|じん|れいがい||||

さっき の 黒崎 と いう 男 か ||くろさき|||おとこ|

ええ

黒崎 さん の 死 神 の 力 は 元 は 朽木 ルキア の もの だった ん ス くろさき|||し|かみ||ちから||もと||くちき||||||

だから アタシ ら は 黒崎 の 事 も 忘れて しまった ||||くろさき||こと||わすれて|

死 神 の 力 の 譲渡 じゃ と し|かみ||ちから||じょうと||

その 様 な 重 禍罪 を |さま||おも|かつみ|

ええ   いかにも

ただ   その 罪 を 甘受 する ほど の 恩 を ||ざい||かんじゅ||||おん|

アタシ ら は 黒崎 さん に 受けて いる ん ス よ |||くろさき|||うけて||||

そんな 人 を 事もあろうに 忘れて しまった |じん||こともあろうに|わすれて|

実は アタシ も 彼 の 事 は 忘れて いる んです が ね じつは|||かれ||こと||わすれて||||

幸い アタシ は ちょっと した 記録 を つけて いた ので さいわい|||||きろく||||

大事に は 至り ませ ん でした だいじに||いたり|||

ちょっと 待て |まて

涅 の 事 は どう 説明 する ね||こと|||せつめい|

奴 の 記憶 は 俺 達 の 中 に 有る やつ||きおく||おれ|さとる||なか||ある

そこ です よ   アタシ も そこ が 引っ掛かって いた |||||||ひっかかって|

しかし   ご存知 の ように 涅 さん は 変わった 方 です |ごぞんじ|||ね|||かわった|かた|

もしかしたら 彼 は 自分 自身 に 何 か して いた んじゃ ない か |かれ||じぶん|じしん||なん||||||

そう 考えて 調べて みたら   案の定 |かんがえて|しらべて||あんのじょう

涅 さん は 自分 の 記憶 の バックアップ を 常時 取って い ました ね|||じぶん||きおく||ばっくあっぷ||じょうじ|とって||

とにかく   その お陰 で ||おかげ|

皆さん は あの 人 の 事 を 忘れ ず に すんだ んです よ みなさん|||じん||こと||わすれ|||||

もう 一 度 言い ます |ひと|たび|いい|

全て の 記憶 は 繋がって いる んです すべて||きおく||つながって||

どう だ コン   ルキア の 居場所 分かった か |||||いばしょ|わかった|

駄目だ   幾ら 何でも 瀞霊 廷 は 広 すぎる だめだ|いくら|なんでも|とろれい|てい||ひろ|

姉さん 此処 を 少し 前 に 通った 事 位 は 分かる んだ けど な ねえさん|ここ||すこし|ぜん||かよった|こと|くらい||わかる|||

くそ   どう すりゃ いい

もう 手掛かり が   ねえ |てがかり||

確か お前 ルキア って の から 死 神 の 力 を 貰った って 言って たな たしか|おまえ|||||し|かみ||ちから||もらった||いって|

ああ   そう だ けど