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はたらく細胞, はたらく細胞11

はたらく 細胞 11

1.2.3.4 We are cells at work !

1.2.3.4 We are HATARAKU Fuu !

今日 も 運ぶ よ 酸素 酸素

カラダ 中 の スミ から スミ へ

だけど 広くて 迷子 迷子

手助け さ れて る はたらく 細胞 さ ぁ いこう

はたらく ぞ はたらく ぞ 毎日 毎日 修行 中

今日 も 雑菌 排除 排除

細菌 ウイルス 出て こい や ぁ

絶対 逃がす な 遊 走 遊 走

プロフェッショナルな はたらく 細胞 さ ぁ いこう

はたらく ぞ はたらく ぞ 毎日 毎日 戦場

37兆 個 の ひと り

次に 会える の は いつか な

誰 か の ため に

一生懸命

あなた も わたし も 必死に はたらいて る

みんな の ため に

命がけ だ ぞ

プライド 持って 健康 第 イチ !

はたらく ? はたらく ! はたらく ? はたらく ! HATARAKU !!!!

君 らしい ペース で さあ 歩こう よ

あつい 陽 の 下 汗 を かいたら

冷たい 水 を 届ける よ

寒 さ に 震えて 風邪 を 引いたら

元気 の 魔法 を となえる よ

ひとりひとり が 違う カタチ で

同じ 日 を 生きて る

Happy Good Day

君 に 向かって エール 満点 じゃ なくて も

It ' s Okay , All Okay

だから Happy Good Day

大きな 声 で フレー

少し 転んで も All Okay 笑って

じゃあ ね また 明日

昨日 が くれた 今 を 未来 へ

君 らしい ペース で 届けて よ

本 字幕 由 诸神 字幕 组出 品 , 仅供 学 习 交流 , 禁止 用 于商 业 用途

更多 中日 双 语 字幕 , 尽 在 sub . kamigami . org 及 微 博 @ 诸神 字幕 组

日 听 fanife · 煎 饼 / 日 校 谢方 / 翻 译 沐沐 · 咔咔

翻 校 Syura / 时轴 椒粉 / 压制 河 蟹

人間 の 体 の 中 に は 約 37兆2千億 個 も の 細胞 たち が

毎日 毎日 24 時間 365 日 元気に はたらいて い ます

毎日 毎日 24 時間 365 日 元気に はたらいて い ます

ここ は 人間 の 中

この 貯水槽 も もう 空か

ここ も か くそ

残さ れた 水分 は あと わずか

何 か 何 か 打つ手 は ない の か

この 温暖 化 し 続ける 世界 に

せ … 先輩

表皮 付近 って こんな 景色 でした っけ

パンフレット と 違う

この 暑 さ で 干上がって る の よ 前 は もっと 水路 と か あった わ

だから 私 たち が 毛細 血管 を 歩いて 放 熱しよう と して る んでしょ

放 熱

皮膚 の 近く に 血液 を 多く 流し 熱 を 放 散 する 体温 調節 機能 の 1 つ

暑い で すね

大丈夫 よ 発汗 すれば 涼しく なる の

ほら もう すぐ 汗腺 が

失礼

くそ なんて しつこい 奴 だ

こちら U -1146 番 だ 最後 の 細菌 の 駆除 が 完了 した

了解

白血球 だ

この く っそ 暑い 中 走り回って 元気だ な

お … お 疲れ 様 です 白血球 さん

なんか 溶かして る

よう 赤血球

どうかし ました

いや なんでもない

白血球 さん の 格好 暑 そうです ね

着 崩して る と 緊急 時 に 対応 でき ん から な

汗腺 と 汗

皮膚 に ある 汗 を 分泌 する 腺

アポクリン 腺 と エクリン 腺 の 2 種類 が ある

汗 を かく と 蒸発 する 際 に 熱 を 奪う

これ が 体温 調節 に 重要な 役割 を 担って いる

これ が 汗腺 か

暑い 暑い 暑い

今 から 発汗 する って よ

よかった これ で 涼しく なる

いや それ が 変な んだ よ

汗 って もっと 霧 状 に なって

気化 熱 で 表皮 を 冷やして くれる んだ けど さ ぁ

いつまで たって も 液体 の まま

おい 何 だ よ 勘弁 して よ あっ ちい な

ダメです 発汗 は 成功 し ました が 体 表 冷却 に は 至り ませ ん

汗 が 霧 状 に なら ない ?

体 外 世界 の 湿度 が 高 すぎる の か

い … いか ん 体温 が どんどん 上昇 して しまう

堪え 難い 暑 さ だ

どういう こと だ よ

発汗 して 涼しく する ため って 言う から

俺 たち この くそ 暑い 中 歩き 続けた んだ ぞ

そう だ そうだ

責任 者 出て 来い

とにかく 表皮 から 放 熱し ない と

こ … これ は …

みんな 少し でも 毛細 血管 を 歩いて 放 熱 を

全力 で 体温 調節 する んだ

血球 に できる こと っつ ったら その くらい か

白血球 さん これ は

血 流 増加

これ だけ 見れば ただ の 体温 調節 システム の 一環 だ が

異常な 血 流 増加

汗 に よる 体 表 冷却 も うまく いか ない

そして 上がり 続ける 体温

これ は まさか

なに

嘘 灯り が …

めまい

目 が まわる 自分 の まわり が ふわふわ した 感じ が する など の 症状 が 現れる

平衡 感覚 器 の 障害 や 脳 血管 の 障害 で 現れる 症状

な … 何 だ 真っ暗に なった ぞ

世界 の 終わり だ

何 よ これ どう なって る の よ

地面 が 傾いて

まずい 何 か に 掴まれ

立ち くらみ

頭から 血の気 が 引いて 一時的に 目 の 前 が 真っ暗 または 真っ白に なり

めまい を 伴う ような 状態

意識 は 保た れて いる

失神

脳 へ の 血液 が 一時的に 低下 または 遮断 さ れた 状態

数 秒 から 数 分 の 意識 喪失 を 伴う

ま … まずい 熱中 症 だ

熱中 症

体温 を 調節 する 機能 が 狂ったり

体 内 の 水分 や 塩分 の バランス が 崩れたり する こと に よって 起こる 健康 障害 の 総称

重症 度 に よって Ⅰ~Ⅲ 度 に 分類 さ れる

初期 症状 の Ⅰ 度 熱中 症 で は

めまい 立ち くらみ 唇 の しびれ 失神 など の 症状 が 起こり

かつて は 熱 失神 熱 けいれん と 呼ば れて いた

暑 さ や 高温 で 皮膚 の 血管 が 拡張 し 血圧 が 低下 する こと で

脳 へ の 血 流 が 減少 して 引き起こさ れる

いた たっ

いた っ

弱い 実に 弱い この 程度 の 熱 で 狼狽 える と は

貴 様 ら に は もったいない

この 世界 この セレウス 菌 が もらい 受ける

セレウス 菌

土 水中 など 自然 環境 中 に 広く 分布 して いる 土壌 細菌 の 1 つ

下痢 型 嘔吐 型 の 2 種類 の 食 中毒 を 引き起こす こと が ある

細菌 だ

貴 様 が 白血球 か

ああ そうだ

火事 場 泥棒 みたいな 真似 を して くれる な

セレウス 菌 の 名誉に かけて この 世界 を 奪い取って み せる

いざ 勝負

赤血球 血小板 たち を 頼む

はい

なん ちゃ って

なに

バーカ 勝負 なんか する と 思った か

引っかかった 引っかかった

この 世界 は もう すぐ 終わる

それ まで 隠れ させて もらう ぜ

待て この 雑菌 野郎

白血球 さん 頑張って ください

ど いつも こいつ も 暑 そうな ツラ しや が って

血 流 に 乗って 姿 を くらます 気 だ な

ラッキーだ ぜ ここ ら の 血管 は 今 流れ が 速く なって いる

「 セレウス 菌 さん 無事に 逃げ切って この 世界 を 侵略 して ください 」 と 言って る ような もの

いや 実際 言って る の か な

調子 に 乗る な

おっと 危ない

逃す か

こちら U -1146 番 至急 応援 を 頼む

了解 した 間もなく 合流 する

細菌 だ

いた ぞ

こっち 来た

逃す か この 雑菌 野郎 が

どこ 行った

見え ない

もう い ない

どこ 行った

飛んで 来た な

障害 物 の おかげ で

実に 逃げ やすい な

どこ だ

この 野郎

ちょっと 通して くれ

押す な よ

白血球 だ

細菌 を 追って る んだ ど いて くれ

菌 ? 嘘 どこ だ よ

暗くて 見え ない

暑い よ 暗い よ 何 だ よ これ

暑い 助けて

暑い よ 暑い よ

誰 か 状況 を 説明 して

追って こない ?

菌 だ あそこ

何 やって ん の あの 白血球

暑い

もう 暗くて よく 見え ない

こりゃ ー いい や

この 世界 は 白血球 まで 熱中 症 と は なぁ

この くそ 暑い 中 頑張り すぎ ち まった みたいだ な

ダメだ よ 気 を つけ なきゃ

でも エライ な ちゃんと 帽子 は かぶって る じゃ ない か

最後 の 麦茶 が …

ちゃんと 水分 取って りゃ よかった のに なぁ

ああ でも この 体 水 不足だ もん な

野郎

だから それ は

隊長 水分 不足 が レベル MAX に

もう もう 発汗 できる 量 も あり ませ ん

お 姉ちゃん 暑い よ

大丈夫 白血球 さん たち が きっと なんとか して くれる はず

ナトリウム を ありったけ 集めろ

浸透 圧 を 利用 して 水分 を くみあげる んだ

ダメです ナトリウム も 発汗 で ほとんど 流出 し ました

何 ィ

隊長 どう すれば

もはや 組織 の 力 で は どうにも でき ん

このまま で は 脱水 症 に なって しまう

脱水 症

体 の 中 に ある 体液 が 失わ れて

日常 活動 や 生命 維持 活動 に 障害 が 生じた 状態 の こと

この 状態 に なる と 栄養素 や 酸素 の 吸収 老 廃物 の 排出

体温 調節 体液 循環 に 支障 を 来す こと が ある

隊長

雨 よ 雨 よ 降れ 降れ

雨乞い

雨 よ 雨 よ 降れ 降れ

ま … まずい 隊長 が 壊れた ぞ

ほ ぉ まだ 立てる と は なぁ

ほら かかって こ いよ

火事 だ 助けて

見ろ よ 体温 調節 システム が 完全に 役立た なく な っち まった ぜ

この 世界 もう 終わり だ な

この くらい の 熱 俺 に は どう って こと ない

セレウス 菌

発育 の 段階 で 芽 胞 と 呼ば れる 熱 に 強い 殻 を 作り

100℃30 分 の 過熱 に も 耐える こと が できる

熱中 症 に なる と 蔓延 する と いう わけで は ない

残念だった な みんな の 命 を 守れ なくて

あば よ

さーて と 手始め に そうだ な

脳 の あたり まで 行って みる か な 俺 の 力 を 誇示 する ため に

な … なに

しつこい ぞ こら 諦めろ テメー

この 体 に 絶対 危害 は 加え させ ない から な

受け入れろ よ 現実 を

発汗 だの 血 流 増加 だの いろいろ やって みた みたいだ が な

この 体 の 体温 調節 システム は 敗北 した んだ 外 気温 に な

もう この 体 は 終わる んだ よ

無意味 だって 分かったら

せいぜい ど っか 涼しい ところ で 衣服 を ゆるめて 安静に して な

何と でも 言え

体温 調節 システム が 敗北 しよう と

無意味な 努力 に なろう と

この 体 は まだ 生きて いる

俺 が 仕事 を 投げ出す 理由 に は なら ん

バカな 奴 だ 最後 くらい ゆっくり すりゃ いい のに

やった

これ で これ で

暗闇 の 中 に 隠れて 分裂 を 繰り返し

細胞 ども が 高 体温 で パニック を 起こして いる スキ に

この 体 を 乗っ取る

そう すれば

ここ は 全部 俺 の 国 だ

やった やった

笑い が 止ま ん ねえ

ジャマ する 奴 は もう い ない ぞ

なに

何 だろう あの 光 の 輪 優しい 光 が

あ … あら 体 表 の 温度 が 急速に 下がって い ます

おい あ … あれ

な … 何 だ あの 筒 状 の もの は

輸液 注射

静脈 内 に 投与 さ れる 注射 剤

主として 水分 補給 電 解 質 補正 栄養 補給 など の 目的 で 投与 さ れる

ま … まさか

やった やり ました 隊長

隊長 の 雨乞い が 天 に 届いた んです よ

諦め ないで よかった

これ で この 体 は 助け か …

涼しい

水 来た

す っげ ー

美味しい

気持ち いい

いいね

明るく なって きや がった 回復 して る って ことか

やった な こいつ

水分 と 冷却 で か … 回復 だ と

こんな こんな バカな

あぁ サッパリ した

死ね 雑菌 が

白血球 の お 兄さん いた よ

でも 今 は 近づか ない 方 が いい かも ね

そ … そう ね

天から の 奇跡 の 雨 に より なんとか 熱中 症 の 危機 は 回避 さ れた

雨乞い が 本当に 天 に 通じた の か

この 世界 に 何 が 起こった の か

細胞 たち は 知る 由 も なかった

やった やった

おい ちょっと 来て みろ よ

白血球 さん こっち みたいです

なんか 首 と か 脇 の 下 と か 太い 血管 の 周辺 が やたら と 涼しい ぞ

ホントだ

涼しい

でも なんで かな

分から ん

いい よ とにかく 今 は …

涼しい

白血球 さん 涼しい 格好で 仕事 した 方 が いい です よ

ああ そうだ な

お前 白血球 の くせ に 熱中 症 に なった って

アホ だ な

しばし 涼む 血球 たち であった

白血球 さん 私 に も ついに 後輩 が できちゃ う らしい です

そう か 頑張れよ 先輩

次回 はたらく 細胞

出血 性 ショック ( 前 編 )

いや そんな 私 が 先輩 だ なんて

大丈夫 かな


はたらく 細胞 11 |さいぼう

1.2.3.4 We are cells at work !

1.2.3.4 We are HATARAKU Fuu !

今日 も 運ぶ よ   酸素   酸素 きょう||はこぶ||さんそ|さんそ

カラダ 中 の スミ から スミ へ |なか||すみ||すみ|

だけど 広くて   迷子   迷子 |ひろくて|まいご|まいご

手助け さ れて る はたらく 細胞   さ ぁ   いこう てだすけ|||||さいぼう|||

はたらく ぞ   はたらく ぞ   毎日 毎日 修行 中 ||||まいにち|まいにち|しゅぎょう|なか

今日 も 雑菌   排除   排除 きょう||ざっきん|はいじょ|はいじょ

細菌 ウイルス 出て こい や ぁ さいきん|ういるす|でて|||

絶対 逃がす な   遊 走   遊 走 ぜったい|にがす||あそ|はし|あそ|はし

プロフェッショナルな はたらく 細胞   さ ぁ   いこう ぷろふぇっしょなるな||さいぼう|||

はたらく ぞ   はたらく ぞ   毎日 毎日 戦場 ||||まいにち|まいにち|せんじょう

37兆 個 の ひと り ちょう|こ|||

次に 会える の は いつか な つぎに|あえる||||

誰 か の ため に だれ||||

一生懸命 いっしょうけんめい

あなた も わたし も 必死に はたらいて る ||||ひっしに||

みんな の ため に

命がけ だ ぞ いのちがけ||

プライド 持って   健康 第 イチ ! ぷらいど|もって|けんこう|だい|いち

はたらく ?  はたらく !  はたらく ?  はたらく !  HATARAKU !!!!

君 らしい ペース で   さあ   歩こう よ きみ||ぺーす|||あるこう|

あつい 陽 の 下   汗 を かいたら |よう||した|あせ||

冷たい 水 を 届ける よ つめたい|すい||とどける|

寒 さ に 震えて   風邪 を 引いたら さむ|||ふるえて|かぜ||ひいたら

元気 の 魔法 を となえる よ げんき||まほう|||

ひとりひとり が   違う カタチ で ||ちがう||

同じ 日 を 生きて る おなじ|ひ||いきて|

Happy Good Day

君 に 向かって エール   満点 じゃ なくて も きみ||むかって|えーる|まんてん|||

It ' s Okay , All Okay

だから   Happy Good Day

大きな 声 で フレー おおきな|こえ||

少し 転んで も   All Okay   笑って すこし|ころんで||||わらって

じゃあ ね   また 明日 |||あした

昨日 が くれた   今 を 未来 へ きのう|||いま||みらい|

君 らしい ペース で   届けて よ きみ||ぺーす||とどけて|

本 字幕 由 诸神 字幕 组出 品 , 仅供 学 习 交流 , 禁止 用 于商 业 用途 ほん|じまく|よし|诸かみ|じまく|组しゅつ|しな|仅とも|まな||こうりゅう|きんし|よう|うしょう||ようと

更多 中日 双 语 字幕 , 尽 在 sub . kamigami . org 及 微 博 @ 诸神 字幕 组 こうた|ちゅうにち|そう||じまく|つく|ざい||||およ|び|はく|诸かみ|じまく|

日 听 fanife · 煎 饼 / 日 校 谢方 / 翻 译 沐沐 · 咔咔 ひ|きん||い||ひ|こう|谢ほう|ひるがえ||もくもく|

翻 校 Syura / 时轴 椒粉 / 压制 河 蟹 ひるがえ|こう|||しょうこな|压せい|かわ|かに

人間 の 体 の 中 に は 約 37兆2千億 個 も の 細胞 たち が にんげん||からだ||なか|||やく|ちょう|せんおく|こ|||さいぼう||

毎日 毎日  24 時間 365 日   元気に はたらいて い ます まいにち|まいにち|じかん|ひ|げんきに|||

毎日 毎日  24 時間 365 日   元気に はたらいて い ます まいにち|まいにち|じかん|ひ|げんきに|||

ここ は 人間 の 中 ||にんげん||なか

この 貯水槽 も もう 空か |ちょすいそう|||あか

ここ も か   くそ

残さ れた 水分 は あと わずか のこさ||すいぶん|||

何 か   何 か 打つ手 は ない の か なん||なん||うつて||||

この 温暖 化 し 続ける 世界 に |おんだん|か||つづける|せかい|

せ … 先輩 |せんぱい

表皮 付近 って こんな 景色 でした っけ ひょうひ|ふきん|||けしき||

パンフレット と 違う ぱんふれっと||ちがう

この 暑 さ で 干上がって る の よ   前 は もっと 水路 と か あった わ |あつ|||ひあがって||||ぜん|||すいろ||||

だから 私 たち が 毛細 血管 を 歩いて 放 熱しよう と して る んでしょ |わたくし|||もうさい|けっかん||あるいて|はな|ねっしよう||||

放 熱 はな|ねつ

皮膚 の 近く に 血液 を 多く 流し   熱 を 放 散 する 体温 調節 機能 の 1 つ ひふ||ちかく||けつえき||おおく|ながし|ねつ||はな|ち||たいおん|ちょうせつ|きのう||

暑い で すね あつい||

大丈夫 よ   発汗 すれば 涼しく なる の だいじょうぶ||はっかん||すずしく||

ほら   もう すぐ 汗腺 が |||かんせん|

失礼 しつれい

くそ   なんて しつこい 奴 だ |||やつ|

こちら U -1146 番 だ   最後 の 細菌 の 駆除 が 完了 した ||ばん||さいご||さいきん||くじょ||かんりょう|

了解 りょうかい

白血球 だ はっけっきゅう|

この く っそ 暑い 中   走り回って 元気だ な |||あつい|なか|はしりまわって|げんきだ|

お … お 疲れ 様 です   白血球 さん ||つかれ|さま||はっけっきゅう|

なんか   溶かして る |とかして|

よう   赤血球 |せっけっきゅう

どうかし ました

いや   なんでもない

白血球 さん の 格好   暑 そうです ね はっけっきゅう|||かっこう|あつ|そう です|

着 崩して る と   緊急 時 に 対応 でき ん から な ちゃく|くずして|||きんきゅう|じ||たいおう||||

汗腺 と 汗 かんせん||あせ

皮膚 に ある 汗 を 分泌 する 腺 ひふ|||あせ||ぶんぴつ||せん

アポクリン 腺 と エクリン 腺 の 2 種類 が ある |せん|||せん||しゅるい||

汗 を かく と   蒸発 する 際 に 熱 を 奪う あせ||||じょうはつ||さい||ねつ||うばう

これ が 体温 調節 に 重要な 役割 を 担って いる ||たいおん|ちょうせつ||じゅうような|やくわり||になって|

これ が 汗腺 か ||かんせん|

暑い   暑い   暑い あつい|あつい|あつい

今 から 発汗 する って よ いま||はっかん|||

よかった   これ で 涼しく なる |||すずしく|

いや   それ が 変な んだ よ |||へんな||

汗 って もっと 霧 状 に なって あせ|||きり|じょう||

気化 熱 で 表皮 を 冷やして くれる んだ けど さ ぁ きか|ねつ||ひょうひ||ひやして|||||

いつまで たって も 液体 の まま |||えきたい||

おい   何 だ よ   勘弁 して よ   あっ ちい な |なん|||かんべん|||||

ダメです   発汗 は 成功 し ました が   体 表 冷却 に は 至り ませ ん だめ です|はっかん||せいこう||||からだ|ひょう|れいきゃく|||いたり||

汗 が 霧 状 に なら ない ? あせ||きり|じょう|||

体 外 世界 の 湿度 が 高 すぎる の か からだ|がい|せかい||しつど||たか|||

い … いか ん   体温 が どんどん 上昇 して しまう |||たいおん|||じょうしょう||

堪え 難い 暑 さ だ こらえ|かたい|あつ||

どういう こと だ よ

発汗 して 涼しく する ため って 言う から はっかん||すずしく||||いう|

俺 たち この くそ 暑い 中   歩き 続けた んだ ぞ おれ||||あつい|なか|あるき|つづけた||

そう だ   そうだ ||そう だ

責任 者 出て 来い せきにん|もの|でて|こい

とにかく   表皮 から 放 熱し ない と |ひょうひ||はな|あつし||

こ … これ は …

みんな   少し でも 毛細 血管 を 歩いて   放 熱 を |すこし||もうさい|けっかん||あるいて|はな|ねつ|

全力 で 体温 調節 する んだ ぜんりょく||たいおん|ちょうせつ||

血球 に できる こと っつ ったら   その くらい か けっきゅう||||||||

白血球 さん   これ は はっけっきゅう|||

血 流 増加 ち|りゅう|ぞうか

これ だけ 見れば   ただ の 体温 調節 システム の 一環 だ が ||みれば|||たいおん|ちょうせつ|しすてむ||いっかん||

異常な 血 流 増加 いじょうな|ち|りゅう|ぞうか

汗 に よる 体 表 冷却 も うまく いか ない あせ|||からだ|ひょう|れいきゃく||||

そして 上がり 続ける 体温 |あがり|つづける|たいおん

これ は   まさか

なに

嘘   灯り が … うそ|ともり|

めまい

目 が まわる   自分 の まわり が ふわふわ した 感じ が する など の 症状 が 現れる め|||じぶん||||||かんじ|||||しょうじょう||あらわれる

平衡 感覚 器 の 障害 や 脳 血管 の 障害 で 現れる 症状 へいこう|かんかく|うつわ||しょうがい||のう|けっかん||しょうがい||あらわれる|しょうじょう

な … 何 だ   真っ暗に なった ぞ |なん||まっくらに||

世界 の 終わり だ せかい||おわり|

何 よ   これ   どう なって る の よ なん|||||||

地面 が 傾いて じめん||かたむいて

まずい   何 か に 掴まれ |なん|||つかま れ

立ち くらみ たち|

頭から 血の気 が 引いて 一時的に 目 の 前 が 真っ暗 または 真っ白に なり あたまから|ちのけ||ひいて|いちじてきに|め||ぜん||まっくら||まっしろに|

めまい を 伴う ような 状態 ||ともなう||じょうたい

意識 は 保た れて いる いしき||たもた||

失神 しっしん

脳 へ の 血液 が 一時的に 低下 または 遮断 さ れた 状態 のう|||けつえき||いちじてきに|ていか||しゃだん|||じょうたい

数 秒 から 数 分 の 意識 喪失 を 伴う すう|びょう||すう|ぶん||いしき|そうしつ||ともなう

ま … まずい   熱中 症 だ ||ねっちゅう|しょう|

熱中 症 ねっちゅう|しょう

体温 を 調節 する 機能 が 狂ったり たいおん||ちょうせつ||きのう||くるったり

体 内 の 水分 や 塩分 の バランス が 崩れたり する こと に よって 起こる 健康 障害 の 総称 からだ|うち||すいぶん||えんぶん||ばらんす||くずれたり|||||おこる|けんこう|しょうがい||そうしょう

重症 度 に よって Ⅰ~Ⅲ 度 に 分類 さ れる じゅうしょう|たび|||たび||ぶんるい||

初期 症状 の Ⅰ 度 熱中 症 で は しょき|しょうじょう||たび|ねっちゅう|しょう||

めまい   立ち くらみ   唇 の しびれ   失神 など の 症状 が 起こり |たち||くちびる|||しっしん|||しょうじょう||おこり

かつて は 熱 失神   熱 けいれん と 呼ば れて いた ||ねつ|しっしん|ねつ|||よば||

暑 さ や 高温 で 皮膚 の 血管 が 拡張 し   血圧 が 低下 する こと で あつ|||こうおん||ひふ||けっかん||かくちょう||けつあつ||ていか|||

脳 へ の 血 流 が 減少 して 引き起こさ れる のう|||ち|りゅう||げんしょう||ひきおこさ|

いた たっ

いた っ

弱い   実に 弱い   この 程度 の 熱 で 狼狽 える と は よわい|じつに|よわい||ていど||ねつ||ろうばい|||

貴 様 ら に は もったいない とうと|さま||||

この 世界   この セレウス 菌 が もらい 受ける |せかい|||きん|||うける

セレウス 菌 |きん

土   水中 など 自然 環境 中 に 広く 分布 して いる 土壌 細菌 の 1 つ つち|すいちゅう||しぜん|かんきょう|なか||ひろく|ぶんぷ|||どじょう|さいきん||

下痢 型   嘔吐 型 の 2 種類 の 食 中毒 を 引き起こす こと が ある げり|かた|おうと|かた||しゅるい||しょく|ちゅうどく||ひきおこす|||

細菌 だ さいきん|

貴 様 が 白血球 か とうと|さま||はっけっきゅう|

ああ   そうだ |そう だ

火事 場 泥棒 みたいな 真似 を して くれる な かじ|じょう|どろぼう||まね||||

セレウス 菌 の 名誉に かけて   この 世界 を 奪い取って み せる |きん||めいよに|||せかい||うばいとって||

いざ   勝負 |しょうぶ

赤血球   血小板 たち を 頼む せっけっきゅう|けっしょうばん|||たのむ

はい

なん ちゃ って

なに

バーカ   勝負 なんか する と 思った か |しょうぶ||||おもった|

引っかかった   引っかかった ひっかかった|ひっかかった

この 世界 は もう すぐ 終わる |せかい||||おわる

それ まで 隠れ させて もらう ぜ ||かくれ|さ せて||

待て   この 雑菌 野郎 まて||ざっきん|やろう

白血球 さん   頑張って ください はっけっきゅう||がんばって|

ど いつも こいつ も 暑 そうな ツラ しや が って ||||あつ|そう な||||

血 流 に 乗って 姿 を くらます 気 だ な ち|りゅう||のって|すがた|||き||

ラッキーだ ぜ   ここ ら の 血管 は 今   流れ が 速く なって いる らっきーだ|||||けっかん||いま|ながれ||はやく||

「 セレウス 菌 さん   無事に 逃げ切って この 世界 を 侵略 して ください 」 と 言って る ような もの |きん||ぶじに|にげきって||せかい||しんりゃく||||いって|||

いや   実際 言って る の か な |じっさい|いって||||

調子 に 乗る な ちょうし||のる|

おっと   危ない |あぶない

逃す か のがす|

こちら U -1146 番   至急 応援 を 頼む ||ばん|しきゅう|おうえん||たのむ

了解 した   間もなく 合流 する りょうかい||まもなく|ごうりゅう|

細菌 だ さいきん|

いた ぞ

こっち 来た |きた

逃す か   この 雑菌 野郎 が のがす|||ざっきん|やろう|

どこ 行った |おこなった

見え ない みえ|

もう い ない

どこ 行った |おこなった

飛んで 来た な とんで|きた|

障害 物 の おかげ で しょうがい|ぶつ|||

実に 逃げ やすい な じつに|にげ||

どこ だ

この 野郎 |やろう

ちょっと 通して くれ |とおして|

押す な よ おす||

白血球 だ はっけっきゅう|

細菌 を 追って る んだ   ど いて くれ さいきん||おって|||||

菌 ? 嘘   どこ だ よ きん|うそ|||

暗くて 見え ない くらくて|みえ|

暑い よ   暗い よ   何 だ よ   これ あつい||くらい||なん|||

暑い   助けて あつい|たすけて

暑い よ   暑い よ あつい||あつい|

誰 か 状況 を 説明 して だれ||じょうきょう||せつめい|

追って こない ? おって|

菌 だ   あそこ きん||

何 やって ん の   あの 白血球 なん|||||はっけっきゅう

暑い あつい

もう   暗くて よく 見え ない |くらくて||みえ|

こりゃ ー いい や |-||

この 世界 は 白血球 まで 熱中 症 と は なぁ |せかい||はっけっきゅう||ねっちゅう|しょう|||

この くそ 暑い 中 頑張り すぎ ち まった みたいだ な ||あつい|なか|がんばり|||||

ダメだ よ   気 を つけ なきゃ だめだ||き|||

でも エライ な   ちゃんと 帽子 は かぶって る じゃ ない か ||||ぼうし||||||

最後 の 麦茶 が … さいご||むぎちゃ|

ちゃんと 水分 取って りゃ よかった のに なぁ |すいぶん|とって||||

ああ   でも この 体   水 不足だ もん な |||からだ|すい|ふそくだ||

野郎 やろう

だから それ は

隊長   水分 不足 が レベル MAX に たいちょう|すいぶん|ふそく||れべる||

もう   もう   発汗 できる 量 も あり ませ ん ||はっかん||りょう||||

お 姉ちゃん   暑い よ |ねえちゃん|あつい|

大丈夫   白血球 さん たち が きっと なんとか して くれる はず だいじょうぶ|はっけっきゅう||||||||

ナトリウム を ありったけ 集めろ なとりうむ|||あつめろ

浸透 圧 を 利用 して 水分 を くみあげる んだ しんとう|あっ||りよう||すいぶん|||

ダメです   ナトリウム も 発汗 で ほとんど 流出 し ました だめ です|なとりうむ||はっかん|||りゅうしゅつ||

何 ィ なん|

隊長   どう すれば たいちょう||

もはや   組織 の 力 で は どうにも でき ん |そしき||ちから|||||

このまま で は   脱水 症 に なって しまう |||だっすい|しょう|||

脱水 症 だっすい|しょう

体 の 中 に ある 体液 が 失わ れて からだ||なか|||たいえき||うしなわ|

日常 活動 や 生命 維持 活動 に 障害 が 生じた 状態 の こと にちじょう|かつどう||せいめい|いじ|かつどう||しょうがい||しょうじた|じょうたい||

この 状態 に なる と   栄養素 や 酸素 の 吸収   老 廃物 の 排出 |じょうたい||||えいようそ||さんそ||きゅうしゅう|ろう|はいぶつ||はいしゅつ

体温 調節   体液 循環 に 支障 を 来す こと が ある たいおん|ちょうせつ|たいえき|じゅんかん||ししょう||きたす|||

隊長 たいちょう

雨 よ   雨 よ   降れ   降れ あめ||あめ||ふれ|ふれ

雨乞い あまごい

雨 よ   雨 よ   降れ   降れ あめ||あめ||ふれ|ふれ

ま … まずい   隊長 が 壊れた ぞ ||たいちょう||こぼれた|

ほ ぉ   まだ 立てる と は なぁ |||たてる|||

ほら   かかって こ いよ

火事 だ   助けて かじ||たすけて

見ろ よ   体温 調節 システム が 完全に 役立た なく な っち まった ぜ みろ||たいおん|ちょうせつ|しすてむ||かんぜんに|やくだた|||||

この 世界   もう 終わり だ な |せかい||おわり||

この くらい の 熱   俺 に は どう って こと ない |||ねつ|おれ||||||

セレウス 菌 |きん

発育 の 段階 で 芽 胞 と 呼ば れる 熱 に 強い 殻 を 作り はついく||だんかい||め|ほう||よば||ねつ||つよい|から||つくり

100℃30 分 の 過熱 に も 耐える こと が できる ぶん||かねつ|||たえる|||

熱中 症 に なる と 蔓延 する と いう わけで は ない ねっちゅう|しょう||||まんえん||||||

残念だった な   みんな の 命 を 守れ なくて ざんねんだった||||いのち||まもれ|

あば よ

さーて と   手始め に   そうだ な ||てはじめ||そう だ|

脳 の あたり まで 行って みる か な   俺 の 力 を 誇示 する ため に のう||||おこなって||||おれ||ちから||こじ|||

な … なに

しつこい ぞ   こら   諦めろ   テメー |||あきらめろ|

この 体 に   絶対 危害 は 加え させ ない から な |からだ||ぜったい|きがい||くわえ|さ せ|||

受け入れろ よ   現実 を うけいれろ||げんじつ|

発汗 だの 血 流 増加 だの いろいろ やって みた みたいだ が な はっかん||ち|りゅう|ぞうか|||||||

この 体 の 体温 調節 システム は 敗北 した んだ   外 気温 に な |からだ||たいおん|ちょうせつ|しすてむ||はいぼく|||がい|きおん||

もう   この 体 は 終わる んだ よ ||からだ||おわる||

無意味 だって 分かったら むいみ||わかったら

せいぜい ど っか 涼しい ところ で 衣服 を ゆるめて 安静に して な |||すずしい|||いふく|||あんせいに||

何と でも 言え なんと||いえ

体温 調節 システム が 敗北 しよう と たいおん|ちょうせつ|しすてむ||はいぼく||

無意味な 努力 に なろう と むいみな|どりょく|||

この 体 は まだ 生きて いる |からだ|||いきて|

俺 が 仕事 を 投げ出す 理由 に は なら ん おれ||しごと||なげだす|りゆう||||

バカな 奴 だ   最後 くらい ゆっくり すりゃ いい のに ばかな|やつ||さいご|||||

やった

これ で   これ で

暗闇 の 中 に 隠れて 分裂 を 繰り返し くらやみ||なか||かくれて|ぶんれつ||くりかえし

細胞 ども が 高 体温 で パニック を 起こして いる スキ に さいぼう|||たか|たいおん||ぱにっく||おこして||すき|

この 体 を 乗っ取る |からだ||のっとる

そう すれば

ここ は 全部 俺 の 国 だ ||ぜんぶ|おれ||くに|

やった   やった

笑い が 止ま ん ねえ わらい||やま||

ジャマ する 奴 は もう い ない ぞ ||やつ|||||

なに

何 だろう   あの 光 の 輪   優しい 光 が なん|||ひかり||りん|やさしい|ひかり|

あ … あら   体 表 の 温度 が 急速に 下がって い ます ||からだ|ひょう||おんど||きゅうそくに|さがって||

おい   あ … あれ

な … 何 だ   あの 筒 状 の もの は |なん|||つつ|じょう|||

輸液 注射 ゆえき|ちゅうしゃ

静脈 内 に 投与 さ れる 注射 剤 じょうみゃく|うち||とうよ|||ちゅうしゃ|ざい

主として 水分 補給   電 解 質 補正   栄養 補給 など の 目的 で 投与 さ れる しゅとして|すいぶん|ほきゅう|いなずま|かい|しち|ほせい|えいよう|ほきゅう|||もくてき||とうよ||

ま … まさか

やった   やり ました   隊長 |||たいちょう

隊長 の 雨乞い が 天 に 届いた んです よ たいちょう||あまごい||てん||とどいた|ん です|

諦め ないで よかった あきらめ||

これ で この 体 は 助け か … |||からだ||たすけ|

涼しい すずしい

水 来た すい|きた

す っげ ー ||-

美味しい おいしい

気持ち いい きもち|

いいね

明るく なって きや がった   回復 して る って ことか あかるく||||かいふく||||

やった な   こいつ

水分 と 冷却 で   か … 回復 だ と すいぶん||れいきゃく|||かいふく||

こんな   こんな バカな ||ばかな

あぁ   サッパリ した |さっぱり|

死ね   雑菌 が しね|ざっきん|

白血球 の お 兄さん いた よ はっけっきゅう|||にいさん||

でも 今 は 近づか ない 方 が いい かも ね |いま||ちかづか||かた||||

そ … そう ね

天から の   奇跡 の 雨 に より   なんとか 熱中 症 の 危機 は 回避 さ れた てんから||きせき||あめ||||ねっちゅう|しょう||きき||かいひ||

雨乞い が 本当に 天 に 通じた の か あまごい||ほんとうに|てん||つうじた||

この 世界 に 何 が 起こった の か |せかい||なん||おこった||

細胞 たち は   知る 由 も なかった さいぼう|||しる|よし||

やった   やった

おい   ちょっと 来て みろ よ ||きて||

白血球 さん   こっち みたいです はっけっきゅう|||みたい です

なんか 首 と か 脇 の 下 と か 太い 血管 の 周辺 が やたら と 涼しい ぞ |くび|||わき||した|||ふとい|けっかん||しゅうへん||||すずしい|

ホントだ ほんとだ

涼しい すずしい

でも なんで かな

分から ん わから|

いい よ   とにかく 今 は … |||いま|

涼しい すずしい

白血球 さん   涼しい 格好で 仕事 した 方 が いい です よ はっけっきゅう||すずしい|かっこうで|しごと||かた||||

ああ   そうだ な |そう だ|

お前   白血球 の くせ に 熱中 症 に なった って おまえ|はっけっきゅう||||ねっちゅう|しょう|||

アホ だ な

しばし 涼む 血球 たち であった |すずむ|けっきゅう||

白血球 さん   私 に も ついに 後輩 が できちゃ う らしい です はっけっきゅう||わたくし||||こうはい|||||

そう か   頑張れよ   先輩 ||がんばれよ|せんぱい

次回   はたらく 細胞 じかい||さいぼう

出血 性 ショック ( 前 編 ) しゅっけつ|せい|しょっく|ぜん|へん

いや   そんな   私 が 先輩 だ なんて ||わたくし||せんぱい||

大丈夫 かな だいじょうぶ|