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はたらく細胞, はたらく細胞05

1 2 3 4 we are cells at work

1 2 3 4 we are はたらく

今日 も 運ぶ よ 酸素 酸素

身体 中 の 隅 から 隅 へ

だけど 広くて 迷子 迷子

手助け さ れて る はたらく 細胞 さあ 行こう

はたらく ぞ はたらく ぞ 毎日 毎日 修行 中

今日 も 雑菌 排除 排除

細菌 ウイルス 出て 来い や

絶対 逃がす な 遊 走 遊 走

プロフェッショナルな はたらく 細胞 さあ 行こう

はたらく ぞ はたらく ぞ 毎日 毎日 戦場

37兆 個 の ひと り

次に 会える の は いつか な

誰 か の ため に

一生懸命

あなた も 私 も 必死に はたらいて る

みんな の ため に

命がけ だ ぞ

プライド 持って 健 ・ 康 ・ 第 ・ イチ

はたらく はたらく はたらく はたらく はたらく

君 らしい ペース で さ 歩こう よ

暑い 日 の 下 汗 を 掻いたら

冷たい 水 を 届ける よ

寒 さ に 震えて 風邪 を 引いたら

元気 の 魔法 を 唱える よ

一人ひとり が 違う 形 で

同じ 日 を 生きて る

happy good day

君 に 向かって エール 満点 じゃ なくて も

It ' s ok all ok

だから happy good day

大きな 声 で ふれ

少し 転んで も all ok 笑って

じゃ ね また 明日

昨日 が くれた 今 を 未来 へ

君 らしい ペース で 届けて よ

本 字幕 由 诸神 字幕 组出 品 , 仅供 学 习 交流 , 禁止 用 于商 业 用途

更多 中日 双 语 字幕 , 尽 在 sub . kamigami . org 及 微 博 @ 诸神 字幕 组

日 听 fanife · 煎 饼 / 日 校 谢方 / 翻 译 沐沐 · 咔咔

翻 校 Syura / 时轴 椒粉 / 压制 河 蟹

人間 の 体 の 中 に は 約 37兆2千億 個 も の 細胞 たち が

毎日 毎日 24 時間 365 日 元気に はたらいて い ます

毎日 毎日 24 時間 365 日 元気に はたらいて い ます

ここ は 人間 の 中

目標 接近 中 です

推定 落下 地点 確認

至急 避難 指示 を

大き さ 30 µ m

接触 まで あと 20 秒

19 18 17 16 15

司令

ヘルパー T 細胞

外敵 侵入 の 知らせ を 受け

外敵 が どんな もの である の か と いう 情報 を もと に

侵入 した 敵 に 的確に 攻撃 できる ように 戦略 を 決める 司令 官

来た か

13 12 11 10 9 8 7

来て しまった

スギ 花粉 が

スギ 花粉

スギ は 花粉 を 風 に 乗せ 遠距離 に 飛散 さ せる

ピーク は 2~3 月

今年 も

3 2 1

見て 粘膜 に 何 か が

スギー

スギ 花粉 の アレルゲン

アレルギー と は 免疫 反応 が 特定の 原因 物質 に 対して 過剰に 起こる こと

眼球 粘膜 付近 の マクロファージ より 抗原 提示 あり

とにかく 大変な んです

お茶 も 零れちゃ うし もう てんやわんや で

135・ K 50 地点 に 複数 の 花粉 着水

どう し ましょう

瞬き が 間に合わ なかった の か

このまま で は アレルゲン たち が 排水 口 から 体 内 へ 侵入 し ます

いかん すぐ 警報 を 流す んだ

眼球 粘膜 付近 の 職員 の 方々 お 気 を 付け ください ませ

繰り返し ます

排水 口 から 外敵 が 侵入 した ため

眼球 粘膜 付近 の 職員 の 方々 は くれぐれも お 気 を 付け ください ませ

外敵 ?

や だ な この 近く だ

早く この 仕事 済ませちゃ おっと

ええ 何 々 届け 先 の 住所 が ここ で 現在 地 が

えー と あれ が 目印 で こっち に …

えー と あれ が 目印 で こっち に …

スーギー

スーギー

なに これ スギー と か 言って る だ … 誰 か

逃げろ あ ほ

抗原 発見

スーギー

白血球 さん

赤血球 か 大丈夫 か

はい ありがとう ございます

えー と それ 一体 何 な んです

スギー と か 言って ました けど

こいつ か さ ぁ

とにかく 喰 えば 分かる

おっと

食 作用

食 細胞 と 呼ば れる 単 球 や マクロファージ 白血球 等 が

細菌 や 異物 を 細胞 内 に 取り込み 分解 する こと

貪 食 と も いう

この 味 は スギ 花粉 から 出て きた アレルゲン だ な

今 の 時期 なら 珍しく も ない

図体 は デカ いが 細菌 や ウイルス と は 違って 病気 の 原因 に なったり は し ない

そう な んです ね

ま それ でも 何かしら トラブル の 原因 に は なる から な

殺す の が 決まり な んだ が

そ っか ごめん ね

ああ そい つ は

まさか スギ 花粉 の アレルゲン じゃ ない か

なんて こった 粘膜 の 排水 口 から 入り込んだ って の は そい つ だった の か

これ じゃ まるで 言い伝え と …

お前 は …

失礼 俺 は 記憶 細胞 だ

記憶 細胞

抗原 の 免疫 を 記憶 して いる リンパ 球

同じ 細菌 や ウイルス の 再度 の 侵入 に 備えて いる

何 を 慌てて る んだ

スギアレルゲン は 危険な 抗原 で は ない だろう

ああ まだ 今 は な

だが 俺 たち 記憶 細胞 に 代々 伝わる 言い伝え が ある んだ

言い伝え ?

どんな 内容 な んだ

記憶 細胞 さん

俺 たち 記憶 細胞 に 代々 伝わる 言い伝え が ある んだ

宇宙 より 災い の 流星 飛来 せ し 時 山 は 怒り 大地 は 荒 ぶり 海 は 蠢く

ど … どういう 意味 です か

えっ と

いや ー 助けて

つまり 大 噴火 地殻 変動 大 洪水 が 一気に 起こる

未 曾有 の 大 災害 に 見舞わ れる んだ

助けて くれ

大 災害 … の 前触れ

あれ が ?

スギー

もう 一 匹

今に 分かる さ

緊急 事態 発生

異常な 数 の スギアレルゲン が 体 内 に 侵入 して い ます

付近 の 方々 逃げ られる 人 は すぐ 逃げて ください

なんだ この 大量の スギアレルゲン が

スギ スギ スギ スギ

俺 の 家 が

き … 来た

世界 の 終わり の 始まり だ

はい スギ 花粉 アレルギー 緊急 対策 本部

状況 を 報告 して ください 落ち着いて

はい はい

今 は 眼球 粘膜 に は 戻ら ないで ください

ヘルパー T 司令 スギアレルゲン の 被害 報告 が 次々 と

なんか こいつ ら 毎年 来る 数 が 増えて って ない ?

いい んだ けど さ こっち は 秘密 兵器 ある し

秘密 兵器 と いう と B 細胞 の こと です ね

その 通り 早速 現場 に 向かわ せた まえ

お前 は 逃げ とけ 赤血球

はい

スギ スギ スギ …

侵入 が 収まる 気配 が ない まさか 本当に 大 災害 の 前触れ

俺 に 任せて ください

こいつ が あれば

B 細胞

抗体 産 生 細胞 と も 呼ば れて いる

細菌 や ウイルス など の 抗原 に 対し

抗体 と いう 武器 を 作り 戦う リンパ 球 の 一種

B 細胞 だ

おお 抗体 を

記憶 細胞 その 大 災害 って の は 事前 に 防げ ない の か

聖なる 霧 が 地上 を 包む されど それ が 地獄 へ の 扉 を 開く のだ

なんだ 急に

よし 行く ぞ

スーギ

消えて もらう ぜ

喰 ら え

IgE 抗体

まとめて 消し去った ぞ

す っげ ぇ

さっき 言って た 聖なる 霧 って IgE 抗体 の こと か

なんか あいつ の おかげ で 解決 し そうだ けど

ああ 今 は な

でも これ から もっと ひどい こと が 起こる んだ よ

霧 は 暗雲 と なり 大雨 を 呼んで すべて を 押し流す と

何 が 起こる か 分か ん ない けど なんか 怖い だ ろ

なんか 絶対 に なんか すごい こと が 起こる んだ よ

何 が 起こる の か 全然 分から んな それ は

いい ぞ B 細胞

もっと やれ

なに この 数値

何 な の この 大量の IgE 使用 値 は

どう なって る の 一体

こんな 数値 私 初めて だ わ

マスト 細胞

肥満 細胞 と も 呼ば れて いる

過剰に つくら れた IgE の 刺激 に 反応 して

ヒスタミン や ロイコトリエン など の 化学 物質 を 分泌 する

肥満 細胞 と いって も 肥満 と は 関係ない

でも IgE の 量 に 応じた ヒスタミン を 出せ って 書いて ある し

オーケー ちょっと 待って いったん 落ち着こう

ええ そう 大丈夫 よ やれば できる 焦り は 禁物 よ

マニュアル 通り に やれば いい の それ が 私 の 仕事 なんだ から

この くらい かな

ま とにかく IgE 抗体 の 使い すぎ が なんて いう か よく ない んだ な

おそらく

おい B 細胞

それ あんまり 大量に 使わ ない 方 が よ さ そうだ ぞ

よく 分から ない けど 言い伝え が

え 言い伝え ?

大丈夫 っす よ そんな

ま ぁ どのみち 心配な いっす

ほら そろそろ ヒスタミン が 出さ れ ます よ

アレ で 炎症 を 起こして アレルゲン を 排除 する んです

そう な の か

なんか 引っ込んで く ぞ

ノズル を 替える んだ ろ きっと

ヒスタミン

異物 や 組織 の 損傷 を 認識 した マスト 細胞 など から 分泌 さ れる 化学 伝達 物質

大雨 って コレ か

そう かも

スギ スギ …

次 から 次 へ と コイツ ら

スギアレルゲン が こんなに 入って きて る から 抗体 の 使用 値 が 高かった の ね

大変

じゃ ヒスタミン もっと いっぱい 出さ なきゃ

待って 待って

もう やめて

これ が 未 曾有 の 大 災害 か

ち … 違う こんな の 序の口 に すぎ ない 本当に ヤバイ の は これ から だ

ヒスタミン の 働き

ヒスタミン は 血管 内 皮 細胞 の 間隔 を 広げ

白血球 達 の 遊 走 性 を 高める 働き が ある

ヤバイ です 隊長 ヒスタミン が すぐ 近く から 洪水 の ように

何 止め させる んだ マスト 細胞 に 連絡 しろ

それ が スギアレルゲン を 排除 する ため 止める わけに は いか ない と

馬鹿な このまま で は …

ダメです 隊長 ヒスタミン が 溢れて

分泌 中枢 が …

ショート した あ

大変です 隊長

今度 は な んじゃ い

分泌 中枢 が イカレ た せい で

緊急 用 免疫 システム が 発動 して しまい ます

何 緊急 用 免疫 システム だ と

おい あれ

こ … これ が …

大 噴火

くしゃみ

ヒスタミン が 鼻 の 粘膜 に ある 知覚 神経 を 刺激 する

この 刺激 が くしゃみ 中枢 に 達する と くしゃみ が 連発 して しまう

地殻 変動

鼻 粘膜 が めちゃくちゃな 膨張 を

鼻 づま り

ヒスタミン が 鼻 の 粘膜 に ある 血管 に 作用 して 炎症 など を 引き起こす

その 結果 鼻 の 粘膜 が 腫れて むくみ 鼻 づま り が 起こる

涙 が 溢れ出 した

大 洪水

涙 ヒスタミン が 目 の 知覚 神経 など を 刺激 して 充血 や かゆ み など の 炎症 を 引き起こす 涙 も 必要 以上 に 出る

アクション アクション

スギ スギ スギ …

これ が 言い伝え の …

スギ 花粉 アレルギー

スギ 花粉 アレルギー

スギ 花粉 が 抗原 と なって 起きる

くしゃみ 鼻水 鼻 づま り 目 の かゆ み など の アレルギー 症状

アクション

くそ

どうして こんな こと に

アイツ が 原因 だ どうして くれる んだ B 細胞

そもそも お前 が 抗体 を ガバガバ 使う から

お … 俺 の せい じゃ ない よ 悪い の は ヒスタミン だ ろ

マスト 細胞 の せい か

何 よ アンタ ら

ちょ … な … 何 す ん の よ

離して 触 ん ないで よ

あたし の せい じゃ ない わ IgE が 原因 よ

い ー や 絶対 ヒスタミン の 出し 過ぎ が 原因 だ ね

あたし マニュアル 通り に 仕事 した だけ だ もん

て め え の せい だ こん に ゃろ う

マニュアル 通り の 仕事 しか でき ない の か よ 肥満 細胞

その 名前 で 呼ば ないで B 細胞 の B は バカ の B でしょ

何 だ と て め え

うるさい バカバーカ

やる か この

収拾 つか なく なって きた

ああ しかし …

それぞれ が 自分 の 仕事 を 全うした だけ な のに

こんな こと に なって しまう と は

こう なる こと が 分かって いれば …

いや 分かって いて も やる しか なかった が

白血球 さん

どんな 事情 が あろう と 職務 放棄 は 許さ れ ない

白血球 さん

それ が 俺 たち の 宿命 …

白血球 さん

… 宿命

… さん

… 宿命

… さん

白血球 さん

よう 赤血球

何 それ

すす すす … すみません

これ は あの …

私 も よく 分か ん ない んです けど 届け 先 が ココ に なって て

てい うか なんか 大騒ぎ に なって ます けど 大丈夫です か

大丈夫 … で は ない が

しかし 何 だ こりゃ

さ … さあ

記憶 細胞 さん も 見た こと ない モノ です か

見た こと は ない なぁ

目標 地点 に 到着

おい 何 だ アレ

中 から 何 か

目標 細胞 確認

排除 し ます

何 だ アイツ

なんで 俺 たち を 襲う んだ

排除 し ます

俺 の 家

やめろ

お … 思い出した

聞いた こと が ある んだ

世界 に 異変 が 起こった 時 に どこ から と も なく 現れる

この タイプ は 騒動 に 関わった 奴 ら を 一掃 する 奴 だ

アイツ の 名 は …

ステロイド だ

ステロイド

副 腎 皮質 ホルモン と も 呼ば れて いる

強力な 抗 炎症 作用 と 免疫 抑制 作用 を 持つ 薬剤

ヒスタミン に よって 起こった 諸 症状 や アレルギー 反応 そのもの を 強力に 抑える

つ … 強い

ごめんなさい よく 分か ん ない けど ごめんなさい

や ばい です 隊長 なんか ヘン な 奴 が

ごめん B 細胞 に マスト 細胞 ごめん よ

あんた ら あんた ら …

アイツ に 比べりゃ すげ ー 紳士 的に 仕事 して たよ

てい うか コレ いつまで 続く んだ

ご 利用 ありがとう ございました

ステロイド が 有効 成分 切れ で 沈黙 して

なんだか んだ で アレルゲン も 自然 消滅 した し

アレルギー 反応 も 落ち着いた

みんな も 和解 で きたし

いや よかった よかった

ホント …

よかった な

ステロイド の 副 作用

ステロイド の 長期 投与 や 大量 投与 に より 副 作用 が 起こる 場合 も ある

用法 ・ 用量 を 守る こと が 大切

俺 今日 の こと しっかり 記憶 して おく よ

赤血球 は 小さい 頃 どんな 血球 だった んだ

よく 迷子 に なって ました

想像 できる

次回 はたらく 細胞

赤 芽 球 と 骨髄 球

さあ お 仕事 お 仕事


1 2 3 4 we are cells at work

1 2 3 4 we are はたらく

今日 も 運ぶ よ   酸素   酸素

身体 中 の 隅 から 隅 へ

だけど 広くて   迷子   迷子

手助け さ れて る はたらく 細胞   さあ   行こう

はたらく ぞ   はたらく ぞ   毎日 毎日 修行 中

今日 も 雑菌   排除   排除

細菌 ウイルス 出て 来い や

絶対 逃がす な   遊 走   遊 走

プロフェッショナルな はたらく 細胞   さあ   行こう

はたらく ぞ   はたらく ぞ   毎日 毎日 戦場

37兆 個 の ひと り

次に 会える の は いつか な

誰 か の ため に

一生懸命

あなた も 私 も 必死に はたらいて る

みんな の ため に

命がけ だ ぞ

プライド 持って   健 ・ 康 ・ 第 ・ イチ

はたらく   はたらく   はたらく   はたらく   はたらく

君 らしい ペース で   さ   歩こう よ

暑い 日 の 下   汗 を 掻いたら

冷たい 水 を 届ける よ

寒 さ に 震えて   風邪 を 引いたら

元気 の 魔法 を 唱える よ

一人ひとり が   違う 形 で

同じ 日 を 生きて る

happy good day

君 に 向かって エール   満点 じゃ なくて も

It ' s ok all ok

だから   happy good day

大きな 声 で ふれ

少し 転んで も   all ok   笑って

じゃ ね   また 明日

昨日 が くれた   今 を 未来 へ

君 らしい ペース で   届けて よ

本 字幕 由 诸神 字幕 组出 品 , 仅供 学 习 交流 , 禁止 用 于商 业 用途

更多 中日 双 语 字幕 , 尽 在 sub . kamigami . org 及 微 博 @ 诸神 字幕 组

日 听 fanife · 煎 饼 / 日 校 谢方 / 翻 译 沐沐 · 咔咔

翻 校 Syura / 时轴 椒粉 / 压制 河 蟹

人間 の 体 の 中 に は 約 37兆2千億 個 も の 細胞 たち が

毎日 毎日  24 時間 365 日   元気に はたらいて い ます

毎日 毎日  24 時間 365 日   元気に はたらいて い ます

ここ は 人間 の 中

目標   接近 中 です

推定 落下 地点   確認

至急   避難 指示 を

大き さ  30 µ m

接触 まで あと 20 秒

19 18 17 16 15

司令

ヘルパー T 細胞

外敵 侵入 の 知らせ を 受け

外敵 が どんな もの である の か と いう 情報 を もと に

侵入 した 敵 に 的確に 攻撃 できる ように 戦略 を 決める 司令 官

来た か

13 12 11 10 9 8 7

来て しまった

スギ 花粉 が

スギ 花粉

スギ は 花粉 を 風 に 乗せ   遠距離 に 飛散 さ せる

ピーク は 2~3 月

今年 も

3 2 1

見て   粘膜 に 何 か が

スギー

スギ 花粉 の アレルゲン

アレルギー と は   免疫 反応 が 特定の 原因 物質 に 対して 過剰に 起こる こと

眼球 粘膜 付近 の マクロファージ より 抗原 提示 あり

とにかく 大変な んです

お茶 も 零れちゃ うし   もう てんやわんや で

135・ K 50 地点 に 複数 の 花粉 着水

どう し ましょう

瞬き が 間に合わ なかった の か

このまま で は アレルゲン たち が 排水 口 から 体 内 へ 侵入 し ます

いかん   すぐ 警報 を 流す んだ

眼球 粘膜 付近 の 職員 の 方々   お 気 を 付け ください ませ

繰り返し ます

排水 口 から 外敵 が 侵入 した ため

眼球 粘膜 付近 の 職員 の 方々 は くれぐれも お 気 を 付け ください ませ

外敵 ?

や だ な   この 近く だ

早く この 仕事 済ませちゃ おっと

ええ   何 々   届け 先 の 住所 が ここ で   現在 地 が

えー と   あれ が 目印 で   こっち に …

えー と   あれ が 目印 で   こっち に …

スーギー

スーギー

なに これ   スギー と か 言って る   だ … 誰 か

逃げろ   あ ほ

抗原 発見

スーギー

白血球 さん

赤血球 か   大丈夫 か

はい   ありがとう ございます

えー と   それ 一体 何 な んです

スギー と か 言って ました けど

こいつ か   さ ぁ

とにかく 喰 えば 分かる

おっと

食 作用

食 細胞 と 呼ば れる 単 球 や マクロファージ   白血球 等 が

細菌 や 異物 を 細胞 内 に 取り込み   分解 する こと

貪 食 と も いう

この 味 は   スギ 花粉 から 出て きた アレルゲン だ な

今 の 時期 なら 珍しく も ない

図体 は デカ いが   細菌 や ウイルス と は 違って 病気 の 原因 に なったり は し ない

そう な んです ね

ま   それ でも 何かしら トラブル の 原因 に は なる から な

殺す の が 決まり な んだ が

そ っか   ごめん ね

ああ   そい つ は

まさか スギ 花粉 の アレルゲン じゃ ない か

なんて こった   粘膜 の 排水 口 から 入り込んだ って の は そい つ だった の か

これ じゃ まるで 言い伝え と …

お前 は …

失礼   俺 は 記憶 細胞 だ

記憶 細胞

抗原 の 免疫 を 記憶 して いる リンパ 球

同じ 細菌 や ウイルス の 再度 の 侵入 に 備えて いる

何 を 慌てて る んだ

スギアレルゲン は 危険な 抗原 で は ない だろう

ああ   まだ 今 は な

だが   俺 たち 記憶 細胞 に 代々 伝わる 言い伝え が ある んだ

言い伝え ?

どんな 内容 な んだ

記憶 細胞 さん

俺 たち 記憶 細胞 に 代々 伝わる 言い伝え が ある んだ

宇宙 より 災い の 流星 飛来 せ し 時   山 は 怒り   大地 は 荒 ぶり   海 は 蠢く

ど … どういう 意味 です か

えっ と

いや ー   助けて

つまり   大 噴火   地殻 変動   大 洪水 が 一気に 起こる

未 曾有 の 大 災害 に 見舞わ れる んだ

助けて くれ

大 災害 … の 前触れ

あれ が ?

スギー

もう 一 匹

今に 分かる さ

緊急 事態 発生

異常な 数 の スギアレルゲン が 体 内 に 侵入 して い ます

付近 の 方々   逃げ られる 人 は すぐ 逃げて ください

なんだ   この 大量の スギアレルゲン が

スギ   スギ   スギ   スギ

俺 の 家 が

き … 来た

世界 の 終わり の 始まり だ

はい   スギ 花粉 アレルギー 緊急 対策 本部

状況 を 報告 して ください   落ち着いて

はい   はい

今 は 眼球 粘膜 に は 戻ら ないで ください

ヘルパー T 司令   スギアレルゲン の 被害 報告 が 次々 と

なんか こいつ ら 毎年 来る 数 が 増えて って ない ?

いい んだ けど さ   こっち は 秘密 兵器 ある し

秘密 兵器 と いう と   B 細胞 の こと です ね

その 通り   早速 現場 に 向かわ せた まえ

お前 は 逃げ とけ   赤血球

はい

スギ   スギ   スギ …

侵入 が 収まる 気配 が ない   まさか 本当に 大 災害 の 前触れ

俺 に 任せて ください

こいつ が あれば

B 細胞

抗体 産 生 細胞 と も 呼ば れて いる

細菌 や ウイルス など の 抗原 に 対し

抗体 と いう 武器 を 作り 戦う リンパ 球 の 一種

B 細胞 だ

おお   抗体 を

記憶 細胞   その 大 災害 って の は 事前 に 防げ ない の か

聖なる 霧 が 地上 を 包む   されど それ が 地獄 へ の 扉 を 開く のだ

なんだ   急に

よし   行く ぞ

スーギ

消えて もらう ぜ

喰 ら え

IgE 抗体

まとめて 消し去った ぞ

す っげ ぇ

さっき 言って た 聖なる 霧 って IgE 抗体 の こと か

なんか あいつ の おかげ で 解決 し そうだ けど

ああ   今 は な

でも これ から もっと ひどい こと が 起こる んだ よ

霧 は 暗雲 と なり   大雨 を 呼んで すべて を 押し流す   と

何 が 起こる か 分か ん ない けど   なんか 怖い だ ろ

なんか 絶対 に   なんか すごい こと が 起こる んだ よ

何 が 起こる の か 全然 分から んな   それ は

いい ぞ   B 細胞

もっと やれ

なに   この 数値

何 な の   この 大量の IgE 使用 値 は

どう なって る の   一体

こんな 数値   私   初めて だ わ

マスト 細胞

肥満 細胞 と も 呼ば れて いる

過剰に つくら れた IgE の 刺激 に 反応 して

ヒスタミン や ロイコトリエン など の 化学 物質 を 分泌 する

肥満 細胞 と いって も 肥満 と は 関係ない

でも IgE の 量 に 応じた ヒスタミン を 出せ って 書いて ある し

オーケー   ちょっと 待って   いったん 落ち着こう

ええ   そう   大丈夫 よ   やれば できる   焦り は 禁物 よ

マニュアル 通り に やれば いい の   それ が 私 の 仕事 なんだ から

この くらい かな

ま   とにかく   IgE 抗体 の 使い すぎ が   なんて いう か   よく ない んだ な

おそらく

おい   B 細胞

それ   あんまり 大量に 使わ ない 方 が よ さ そうだ ぞ

よく 分から ない けど   言い伝え が

え   言い伝え ?

大丈夫 っす よ   そんな

ま ぁ   どのみち 心配な いっす

ほら   そろそろ ヒスタミン が 出さ れ ます よ

アレ で 炎症 を 起こして   アレルゲン を 排除 する んです

そう な の か

なんか   引っ込んで く ぞ

ノズル を 替える んだ ろ   きっと

ヒスタミン

異物 や 組織 の 損傷 を 認識 した マスト 細胞 など から 分泌 さ れる 化学 伝達 物質

大雨 って コレ か

そう かも

スギ   スギ …

次 から 次 へ と コイツ ら

スギアレルゲン が こんなに 入って きて る から   抗体 の 使用 値 が 高かった の ね

大変

じゃ   ヒスタミン   もっと いっぱい 出さ なきゃ

待って 待って

もう やめて

これ が 未 曾有 の 大 災害 か

ち … 違う   こんな の 序の口 に すぎ ない   本当に ヤバイ の は これ から だ

ヒスタミン の 働き

ヒスタミン は   血管 内 皮 細胞 の 間隔 を 広げ

白血球 達 の 遊 走 性 を 高める 働き が ある

ヤバイ です   隊長   ヒスタミン が すぐ 近く から 洪水 の ように

何   止め させる んだ   マスト 細胞 に 連絡 しろ

それ が   スギアレルゲン を 排除 する ため   止める わけに は いか ない と

馬鹿な   このまま で は …

ダメです   隊長   ヒスタミン が 溢れて

分泌 中枢 が …

ショート した あ

大変です   隊長

今度 は な んじゃ い

分泌 中枢 が イカレ た せい で

緊急 用 免疫 システム が 発動 して しまい ます

何   緊急 用 免疫 システム だ と

おい   あれ

こ … これ が …

大 噴火

くしゃみ

ヒスタミン が 鼻 の 粘膜 に ある 知覚 神経 を 刺激 する

この 刺激 が くしゃみ 中枢 に 達する と   くしゃみ が 連発 して しまう

地殻 変動

鼻 粘膜 が めちゃくちゃな 膨張 を

鼻 づま り

ヒスタミン が 鼻 の 粘膜 に ある 血管 に 作用 して   炎症 など を 引き起こす

その 結果   鼻 の 粘膜 が 腫れて むくみ   鼻 づま り が 起こる

涙 が 溢れ出 した

大 洪水

ヒスタミン が 目 の 知覚 神経 など を 刺激 して

充血 や かゆ み など の 炎症 を 引き起こす   涙 も 必要 以上 に 出る

アクション   アクション

スギ   スギ   スギ …

これ が 言い伝え の …

スギ 花粉 アレルギー

スギ 花粉 アレルギー

スギ 花粉 が 抗原 と なって 起きる

くしゃみ   鼻水   鼻 づま り   目 の かゆ み など の アレルギー 症状

アクション

くそ

どうして こんな こと に

アイツ が 原因 だ   どうして くれる んだ   B 細胞

そもそも お前 が 抗体 を ガバガバ 使う から

お … 俺 の せい じゃ ない よ   悪い の は ヒスタミン だ ろ

マスト 細胞 の せい か

何 よ   アンタ ら

ちょ …  な … 何 す ん の よ

離して   触 ん ないで よ

あたし の せい じゃ ない わ   IgE が 原因 よ

い ー や   絶対 ヒスタミン の 出し 過ぎ が 原因 だ ね

あたし   マニュアル 通り に 仕事 した だけ だ もん

て め え の せい だ   こん に ゃろ う

マニュアル 通り の 仕事 しか でき ない の か よ   肥満 細胞

その 名前 で 呼ば ないで   B 細胞 の B は バカ の B でしょ

何 だ と   て め え

うるさい   バカバーカ

やる か   この

収拾 つか なく なって きた

ああ   しかし …

それぞれ が 自分 の 仕事 を 全うした だけ な のに

こんな こと に なって しまう と は

こう なる こと が 分かって いれば …

いや   分かって いて も   やる しか なかった が

白血球 さん

どんな 事情 が あろう と   職務 放棄 は 許さ れ ない

白血球 さん

それ が   俺 たち の 宿命 …

白血球 さん

… 宿命

… さん

… 宿命

… さん

白血球 さん

よう   赤血球

何   それ

すす すす … すみません

これ は   あの …

私 も よく 分か ん ない んです けど   届け 先 が ココ に なって て

てい うか   なんか 大騒ぎ に なって ます けど   大丈夫です か

大丈夫 … で は ない が

しかし   何 だ   こりゃ

さ … さあ

記憶 細胞 さん も 見た こと ない モノ です か

見た こと は ない なぁ

目標 地点 に 到着

おい   何 だ   アレ

中 から 何 か

目標   細胞   確認

排除 し ます

何 だ   アイツ

なんで 俺 たち を 襲う んだ

排除 し ます

俺 の 家

やめろ

お … 思い出した

聞いた こと が ある んだ

世界 に 異変 が 起こった 時 に どこ から と も なく 現れる

この タイプ は 騒動 に 関わった 奴 ら を 一掃 する 奴 だ

アイツ の 名 は …

ステロイド だ

ステロイド

副 腎 皮質 ホルモン と も 呼ば れて いる

強力な 抗 炎症 作用 と 免疫 抑制 作用 を 持つ 薬剤

ヒスタミン に よって 起こった 諸 症状 や アレルギー 反応 そのもの を 強力に 抑える

つ … 強い

ごめんなさい   よく 分か ん ない けど   ごめんなさい

や ばい です   隊長   なんか ヘン な 奴 が

ごめん   B 細胞 に マスト 細胞   ごめん よ

あんた ら   あんた ら …

アイツ に 比べりゃ   すげ ー 紳士 的に 仕事 して たよ

てい うか   コレ   いつまで 続く んだ

ご 利用 ありがとう ございました

ステロイド が 有効 成分 切れ で 沈黙 して

なんだか んだ で アレルゲン も 自然 消滅 した し

アレルギー 反応 も 落ち着いた

みんな も 和解 で きたし

いや   よかった よかった

ホント …

よかった な

ステロイド の 副 作用

ステロイド の 長期 投与 や 大量 投与 に より 副 作用 が 起こる 場合 も ある

用法 ・ 用量 を 守る こと が 大切

俺   今日 の こと   しっかり 記憶 して おく よ

赤血球 は 小さい 頃 どんな 血球 だった んだ

よく 迷子 に なって ました

想像 できる

次回   はたらく 細胞

赤 芽 球 と 骨髄 球

さあ   お 仕事 お 仕事