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宇崎ちゃんは遊びたい!, 宇崎ちゃんは遊びたい!11

宇崎 ちゃん は 遊びたい !11

( 宇崎 ) 先輩 今日 家 に い ます ?

今 から 遊び に いって も

いい っす か ?

( 桜井 ) いい けど …。

じゃあ

これ から そっち 行き ます ね !

( 通話 の 切れる 音 )

ハァ … 連日 宇崎 が 来る の も

習慣 みたいに なって しまった 。

ま ぁ いい それ は 諦めた ハァ …。

だが …。

アイツ ちっとも

私物 を 持って 帰ら ねえ !

ここ い ら で 1 回

ちゃんと 言 っと か ない と 。

( ノック )

あっ 。

( ノック )

来 や がった な アンニャロ ー 。

( ノック )

( 宇崎 ) 先輩 今日 は 特大 ビ ー ズクッション

買って きた ん すよ ~。

ほら ほら 見て アマガエル 型 。

デカ すぎる わ !

小 カエル つき な のに ~?

ちょっと かわいい けども !

( 桜井 ) お前 この 部屋 を どう 思う ?

どう って … あぁ 心 霊 的な ?

大丈夫 っす よ 。

先輩 の 後ろ に いる 人 は

通りすがり っす よ 。

は あっ ! そういう 話 じゃ ねえ よ !

お前 マジ で やめろ そういう の !

お前 の 私物 が

部屋 を 圧迫 して きて んだ よ 。

ちょっと ずつ で も いい から

今日 から 持って 帰れ !

って 言おう と 思って た のに

なんで また 超 で け ぇ クッション

買って きて んだ よ !?

いやいや 先輩 私ら 床 に 座って

長 時間 ゲ ー ム する じゃ ない っす か 。

私 は お 尻 痛 いん す けど

先輩 は 平気な ん す か ?

う っ …。

そもそも

お 客 さん を 迎える のに

住 環境 を 整える の は

家主 の 責任 じゃ ない っす か 。

それとも

私 の お 尻 が カッチカチ に なったら

先輩 責任 取って くれる ん す か ?

ぬけぬけ と コイツ 。

な ので ! 私 は

クッション 無罪 を 主張 する っす !

わかった じゃあ

その クッション は セ ー フ と し と こう 。

しかし だ ! 本題 は こっち だ !

へ ぇ ずいぶん たまり ました ねぇ 。

ひと 事 みたいに 言う な !

これ から 捨てる もの を 選別 する 。

え ~ めん ど い ~。

終わる まで 遊ば せ ない から な 。

え ~ っ 。

いら ない もの は

今日 全部 ゴミ 袋 に 突っ込む 。

いる もの は ちゃんと 持ち帰れ よ 。

ふ ぇ ~ い 。

これ は ?

いら ない 。

これ は ?

いら ない 。

これ は ?

いら ない 。

やっぱり

いら ない 物 ばっ か じゃ ねえ か !

俺 ん ち に 持ってきて ないで

捨てろ よ !

いや ~ ハハハ 。

なんか ふんぎり が つか ない とき

って ある じゃ ない っす か 。

あと

すごい 気 に なって た んだ けど 。

あっ これ っす か ?

これ なかなか

おもしろ い ん すよ ~。

ここ に 空気 吹き込む とこ

ある ん す けど 。

吹く と …。

どう っす か ? あっ 。

捨てよう 。

なんで っす か !

おもしろい じゃ ない っす か !

ハロウィ ー ン と か で 大 ウケ っす よ !

いい よ 別に 。

そもそも いら ない から

ここ に 置いて 帰った んじゃ

ねえ の か よ ?

それ も そう っす ね 。

執着 ねえ な !

やっぱり いら ねえ んじゃ ねえ か !

なんか 先輩 に 見せて

ようやく 完結 した ~

みたいな とこ あり ます 。

なんだ そりゃ 。

よし !

本来 の 広 さ を 取り戻した ぞ 。

疲れた ~。

そもそも !

お前 が なんだか んだ 持ち込む から

こんな 大 仕事 に なった んだ ぞ 。

う っ この 流れ は …。

スマホ の 充電 器

無駄に 何 個 も 買って あったり

基本 的に

考え なし なんだ よ お前 は !

《 う へ ぇ やっぱり お 説教 》

おい コラ 聞いて ん の か ?

あ ~ 反省 し ました 。

あっ 喉 渇いた っす

なんか 飲み物 もらう っす ね 。

こら 逃げる な

まだ 言い たい こと は ある んだ 。

だいたい お前 は いつも … ん っ ?

なんだ ? その 袋 。

お前 が 入れた の か ?

あ ~…。

違う ん すよ そっち は 。

冗談 じゃ ねえ ぞ 。

冷蔵 庫 まで お前 の もの で

うめ られて たまる か … って 。

これ は …。

いや ぁ アハハ 今日 は 久しぶりに

ごはん を 作って あげよう か なって

思い まして 。

宇崎 … その … なんだ 。

すま ん …

勝手に 決めつけて しまって 。

先輩 。

はい ?

メイン は 魚 と 肉

どっち が いい っす か ?

魚 …。

さっき は ごめん

あと すごく おいしい 。

オッホッホ …。

先輩 は こういう 素直に

謝 れる ところ が いい っす よ ね 。

《 お人よし と いう か 》

( 亜紀 彦 ) 桜井 くん 。

( 桜井 ) はい 。

そろそろ 調理 やって み ない ?

えっ 。

( 亜実 ) いい んじゃ ない ?

桜井 くん が 調理 も 担当 できる と

いろいろ 助かる し 。

あ … でも 俺 …。

えっ 先輩 調理 やる ん す か ?

いやいや できる ん す か ?

大丈夫な ん す か ?

見た目 より 簡単じゃ な いっす よ 。

ムッ … やり ます 。

お っ そうかい 。

マジ っす か 。

お前 俺 が 料理 なにも でき ない と

思って る だろう ?

俺 だって たまに は

メシ くらい 作って る んだ ぞ !

えっ と これ は ?

ナポリタン です …。

うわ っ 。

あ …。

なんという か …。

すごい わ ね 。

すみません

いっそ 笑って やって ください 。

ア ー ッハッハッハ ! アハハハ !

アハハハ ア ー ハハハ アハ !

ア ー ! ア ー ハハ ! アハハ !

う っ 。

笑い すぎ だろう が !

わ … 笑え って 言った の

先輩 じゃ ない っす か 。

う … は 放せ ぇ …。

( 亜実 ) あ ~ もう ケンカ し ない !

ハァ … ハァ … ハァ …。

ハァ … ハァ … ハァ …。

ハァ … ハァ ハァ 。

先輩 … もっと 強く …。

ハァ …。

そう … 上手 よ 桜井 くん …。

ハァ ハァ 。

ハァ … ハァ …。

ハァ … ハァ …。

いいかげん 手 が 疲れて きた ~。

いや ぁ うどん の 生地 こねる って

結構 重 労働 な んです ねぇ 。

いきなり 料理 の 特訓 し たい って

来た とき は ビックリ した けど 。

すみません 自分 ち で

やる つもりだった んです けど 。

だって 先輩 の 家

ろくな 調理 器具 が ない から 。

それ に お 母さん は

私 の 料理 の 先生 っす から ね 。

どうか よろしく

ご 教示 お 願い し ます 。

あっ …。

お 母さん に 任せ なさい

しっかり ついてくる の よ !

男の子 は 力 が あって いい わ ね 。

先輩 は それ が とりえ の

脳 筋 っす から ね ~。

こら 花 !

いい です よ いつも の こと な んで 。

いつも な の ?

ま ぁ … です ね 。

ごめんなさい ね 口 の 悪い 子 で 。

ブ ー ッ 。

《 あれ さっき から 桜井 くん と

普通に 会話 できて る 。

いったい どうして …。

そう か 桜井 くん の 視線 が

うどん に 集中 して る から

あの 目 が 怖く ない んだ わ !

あの 目 さえ 見 なければ

礼儀正しい 子 だ し

むしろ 話し やすい !》

今 まで ごめんなさい 桜井 くん 。

えっ ? いや ぁ いい です よ 別に 。

生地 を 20 分 ほど 寝かせ ます 。

私 は 洗濯物 片づけて くる から

あと は 若い お 二 人 で … オホ オホホホ 。

先輩 なんか 飲み ます ?

ちょっと 汗 かいた でしょう ?

お ぉ すま ん 。

お っ 。

猫 …。

お っ 。

《 フゥ … 不安だった けど

桜井 くん と 結構 会話 できた わ ね 。

やっぱり アルバイト 先 の 人 たち が

言う ように

真面目な いい 子 な の ね 。

目 を 見 なければ 平気

と いう こと も わかった し

今日 は 大 収穫 ね !

それにしても 男の子 な のに

お 料理 を 覚え たい なんて

今どき の 子 ね 。

将来 いい 旦那 さん に なる かも

ウフフ …》

( 宇崎 ) 大丈夫 っす よ 先輩

いけ ます って !

今日 こそ 触り たい って

言って た じゃ ない っす か 。

《 触り たい !?》

いや … まだ 警戒 して る だ ろ

怖がら せたら かわいそうだ し 。

《 た たた 確かに 怖い けど !

怖い けども そういう こと じゃ 》

大丈夫 っす よ チラチラ 見て たし

先輩 に 興味 もって ます よ 。

《 見 … て たけ ど

そういうふうに 見て ない し !》

ガッ と いけば い い ん すよ ガ ー ッ と !

《 花 !?》

( 桜井 ) いや こういう の は

もっと 紳士 的に だ な 。

《 桜井 くん !

だめだ わ

少し 打ち解けた 気 が して た けど 。

私 に は 今 の 子 が わから ない !

と いう か 花 は

どうして そう も

母親 を 差し出そう と する の !?

いいえ だめ よ

諦めて は いけない わ 。

まだ 間に合う !》

お 待た せ …。

《 この 子 たち の 道 を …

間違い を 正さ なきゃ 》

うどん … 茹で ましょう か 。

《 それ が 大人 の 務め !》

手打ち う まっ !

でしょう !

( 猫 の 鳴き声 )

( 宇崎 ) ホント に 今日

おごり な ん すね ?

あぁ こない だ

料理 特訓 して もらった お礼 だ 。

よ ~ し 前 から ちょっと

興味 は あった ん すよ ね

ボルダリング !

そい つ は よかった 。

どうも こない だの 海水 浴 で

体 動かす 楽し さ を

思い出 しち まった みたいで な 。

なるほど 。

すぐ 始め られる スポ ー ツレジャ ー って

だいたい 球技 だ し

ボルダリング なら

思いきり 筋肉 を 使える と …。

ホント 先輩 って ば

力 かげん 雑 っす から ね ~。

言い 方 。

ボルダリング は

この ホ ー ルド を 使って 登る 競技 です 。

S と 書か れた テ ー プ から

同じ 色 の G の テ ー プ を 目指す の が

一とおり の ル ー ル です 。

スタ ー ト 地点 の ホ ー ルド も

両 手足 決め られて ます ので

スタ ー ト 地点 から 同じ 色 の テ ー プ だけ を

目印 に 登って ください 。

いい です ね !

ぐ っ … う ぅ … くっ ん っ …。

くっ … ああ っ !

オ ー ケ ー !

お 疲れ さ まで す どう でした か ?

楽しかった ~。

ゲホッ メチャクチャ きつい っす !

《 対照 的 …》

考えて る … 余裕 なくて …。

筋肉 が あっという間 に

限界 迎えて たし 。

いっぱい いっぱ いっす 。

うん うん 。

ヤバ くない っす か ? この スポ ー ツ 。

そう か ?

俺 は ちょっと

楽しく なって きた けど 。

でしょう ね ! 腹 立つ くらい

生き生き した 顔 して る っす よ 。

やっぱり お前

ちょっと 運動 不足 なん だって 。

ムッ !

こんな きつい の やって 喜んで る

先輩 の ほう が おかし い ん すよ !

なんで そんな 元気な ん す か !

俺 は 暇な とき

トレ ー ニング と かして る し 。

お っ さては 今日

マウント とれ ない から って

悔しがって る な ?

は ぁ ~!? 別に 全然 悔しく ない し !

使い道 も ない 筋肉 鍛えて

そりゃ ご苦労さま っす ね !

お っ まだまだ

元気 いっぱいです ね !

次 は ちょっと

難易 度 上げて み ましょう か 。

な ぬ っ !?

ル ー ル は 先ほど と 同じです が

こっち は 更に 高い 壁 を 登り ます 。

こちら の 壁 は ロ ー プクライミング と いって

命綱 を 着けて 登って もらい ます 。

じゃあ 俺 から 。

お前 は 息 整えて ろ 。

び ゃ …。

ん っ … よっ …。

《 なるほど … 高 さ ある 分

こっち は 更に きつい 。

ヤベ ぇ ちょっと 楽しく なって きた 》

あれ … 足場 は どこ だ ?

って いう か 下 見 られ ない …。

先輩 ~ 先 に 逆の 足 っす 。

先 に 右 足 を 乗せる と 次 が 楽です よ 。

どこ です か ?

右 膝 の ちょっと 上 !

わかり ませ ん ! どこ !?

腕 だけ で 保持 して る

本当に 初心 者 ?

なんか の 昆虫 み たい っす 。

なかなか おもしろかった 。

なんで わりと ケロッ と してん す か ?

つくづく 脳 筋 っす ね 先輩 は 。

宇崎 は 回復 できた か ?

《 クッ 普通に 楽しんで る から

嫌味 も 通じ ない !》

休 ん ど いた ほう が

いい んじゃ ねえ か ?

《 クッ …》

は ぁ !? なん すか いけ ます よ !

見せて やり ます よ !

なに に キレ てん だ お前 は 。

大丈夫 か ~ 宇崎 ~。

もう … 無理 っす …。

サナギ みたいに なって る 。

もう 私 なんか

ずっと ここ に いる っす 。

進む こと も 戻る こと も でき ず

一生 ここ で …。

変な 拗ね 方 す んな よ 。

ロ ー プ おろし ます んで

力 抜いて 大丈夫です よ 。

ちょっと 無理でした ね 。

少し 休んで て

行け そう なら 声 を かけて ください 。

でも …。

今日 は もう 無理 そうだ な 帰る か 。

先輩 は 行って きてい いっす よ 。

私 は 見学 して る っす 。

けど 。

先輩 今 楽しい でしょう ?

久しぶりに

本気で 体 使えて る から 。

いや ぁ まいった まいった 。

自分 に 完全 有利な 競技 を

選んで くる と は 思わ なかった っす 。

血 も 涙 も ない 卑劣な 罠 に

今回 は 白旗 を 挙げて やる っす 。

悪い と 思う なら 今日 は

晩 ごはん も おごって ください ね 。

コノヤロウ …。

~ 《 そう して る と 高校 生 の ころ み たい っす よ

桜井 先輩 》

( イントロ )

あっ … わ っ !

なにも 途中 で やめ なくて

よかった のに ~。

ごめん ね お 邪魔 しちゃ って 。

そう っす よ 先輩

続けて ください 。

だから そんな 隅 っこ で

いじけ ないで 謝る から !

人間 なんて 信じ ねえ って

言い た げ な

野良 猫 みたいな 目 に

なって ます よ ~ 先輩 !

しかし ま ぁ ふだん から

一 人 映画 して る 先輩 っす から

驚き は し ませ ん でした けど 。

やっぱり やって たんす ね

一 人 カラオケ ! アハハ !

すみません 25 番 の 部屋 な んです が

2 名 追加 で お 願い し ます 。

ホント すみません あと から 。

近く で 2 人 で 飲んで て

二 次 会 だ ~ って カラオケ に 来たら

桜井 くん 見かけちゃ って さ ぁ

あっ ビ ー ル も 頼 ん ど いて 。

《 今度 から 絶対

遠く の カラオケ 使おう 》

< それ は 文字どおり カラオケボックス を

お 一 人 様 で 利用 する こと である 。

人目 を 気 に せ ず

覚え たい 歌 を 練習 する に は

大いに 効果 的であり

一 人 カラオケ の 利用 者 も

増加 して いる と いう >

< と いう イメ ー ジ は やはり 強く

知り合い に 目撃 さ れれば

翌日 高 確率 で 学校 職場 で

イジ られる こと と なる !

当然 フロント でも >

《 ぼっ ちかよ 》

< と 思わ れて い ない と は

言い切れ ない !

だが 友人 同士 の 前 で

上手に 歌え ない

情けな さ に 比べれば

ラップ の パ ー ト を ミス る 恥 に 比べれば

どう と いう こと は ない !

つまるところ

一 人 カラオケ に 挑む 者 に は

孤高 たる 精神 が

必要 と なる のだ !>

ねぇ ~ せ ん ぱ ~ い

怒 ん ないで ください よ 先輩 ~。

酔っ払い め …

ともかく 宇崎 も 亜実 さん も

我々 は 同じ 大学 に 通う

バイト 仲間 で は あり ます が

個人 の プライバシ ー は

尊重 して もらわ ない と …。

アハ ー !

うる せ ぇぞ マラカス !

あっ 。

花 ちゃん ここ は 謝罪 の ため に も

桜井 くん に

誠意 を 見せる べきじゃ ない ?

えっ ?

桜井 くん

私 たち ちょっと

お 手洗い に 行って くる ね 。

は ぁ …。

お 待た せ ~。

(2 人 ) ジャ ー ン !

うわ っ ! な んです それ !?

フロント で コスプレ 衣装

貸し出して たから

着て み ました ~!

ウヘヘ ちょっと 照れる 。

なんで また …。

いい から いい から 。

ま ぁま ぁ ドリンク どうぞ 。

な なんで 両 隣 に …。

ちょっと した サ ー ビス と いう か 。

桜井 くん の カラオケ 邪魔 しちゃ った し

悪かった な ~ って 。

ウヘヘ 腕 す っげ ぇ ~ これ ~。

亜実 さん ちょっと

くっつき すぎ じゃ ない っす か ?

う っ !

どう ~ 桜井 くん 機嫌 治った ~?

う ぅ …。

いや と いう か 困惑 する ばかりで 。

お 気 に 召さ ない ?

お 気 に 召す も 召さ ない も

メ メス も オス も …。

勘弁 して ください

こういう の は ホント …。

しぶとい な … よし !

ど や ~!

あ …。

いや … ど や と 言わ れ まして も 。

あ 亜実 さん 亜実 さん

この 衣装 は さすが に …。

大丈夫 大丈夫 !

水着 より は 布 面積 広い わ よ 。

どう 桜井 くん ? 機嫌 治った ?

いや … 機嫌 も なにも 。

もはや まともな 人間 が

いて いい 空間 で は ない と …。

冷静 !

そりゃ 俺 だけ シラフ です し 。

は いはい もう 怒って ないで す 。

みんな で 楽しく カラオケ し ましょう 。

(2 人 ) やった ~!

ウフフ 桜井 くん の

そういう とこ 好き よ ~。

は いはい どうも 。

《 これ 以上 なんか 言って も

更に エスカレ ー ト し そうだ し

もう 適当に

はい は い 言って やり過ごそう 》

じゃあ 次 曲 入れて い いっす か ?

は いはい どうぞ 。

お 酒 追加 して いい ?

は いはい 。

あんまり

飲み すぎ ないで ください ね 。

桜井 くん さっき の コスプレ の 中 で

どれ が 好きだった ?

は いはい バニ ー が 好きです 。

ハッ !

いや ぁ 私 も まさか

素直に 答える と は …。

いや … ち が っ … 今 の は …。

スケベ 。

ハ ー ッ …。

気 に し ない 気 に し ない !

バニ ー 嫌いな 男 なんて

そう いない って !

アハハ ! ア ー ハッハ !

もう 俺 も 酒 飲もう か な …。

アハハハ !

キャハハ ー !

( ノック )

宇崎 か ? 昨日 の は その あれ だ

バニ ー って いう の は …。

どうした !? とにかく あがれ

今 タオル を …。

先輩 。

私 もう … 先輩 と 遊べ ない っす 。

えっ …。


宇崎 ちゃん は 遊びたい !11 うざき|||あそびたい

( 宇崎 ) 先輩 今日 家 に い ます ? うざき|せんぱい|きょう|いえ|||

今 から 遊び に いって も いま||あそび|||

いい っす か ?

( 桜井 ) いい けど …。 さくらい||

じゃあ

これ から そっち 行き ます ね ! |||いき||

( 通話 の 切れる 音 ) つうわ||きれる|おと

ハァ … 連日 宇崎 が 来る の も |れんじつ|うざき||くる||

習慣 みたいに なって しまった 。 しゅうかん|||

ま ぁ いい それ は 諦めた ハァ …。 |||||あきらめた|

だが …。

アイツ ちっとも

私物 を 持って 帰ら ねえ ! しぶつ||もって|かえら|

ここ い ら で 1 回 ||||かい

ちゃんと 言 っと か ない と 。 |げん||||

( ノック )

あっ 。

( ノック )

来 や がった な アンニャロ ー 。 らい|||||

( ノック )

( 宇崎 ) 先輩 今日 は 特大 ビ ー ズクッション うざき|せんぱい|きょう||とくだい|||

買って きた ん すよ ~。 かって|||

ほら ほら 見て アマガエル 型 。 ||みて||かた

デカ すぎる わ !

小 カエル つき な のに ~? しょう||||

ちょっと かわいい けども !

( 桜井 ) お前 この 部屋 を どう 思う ? さくらい|おまえ||へや|||おもう

どう って … あぁ 心 霊 的な ? |||こころ|れい|てきな

大丈夫 っす よ 。 だいじょうぶ||

先輩 の 後ろ に いる 人 は せんぱい||うしろ|||じん|

通りすがり っす よ 。 とおりすがり||

は あっ ! そういう 話 じゃ ねえ よ ! |||はなし|||

お前 マジ で やめろ そういう の ! おまえ|||||

お前 の 私物 が おまえ||しぶつ|

部屋 を 圧迫 して きて んだ よ 。 へや||あっぱく||||

ちょっと ずつ で も いい から

今日 から 持って 帰れ ! きょう||もって|かえれ

って 言おう と 思って た のに |いおう||おもって||

なんで また 超 で け ぇ クッション ||ちょう||||

買って きて んだ よ !? かって|||

いやいや 先輩 私ら 床 に 座って |せんぱい|わたしら|とこ||すわって

長 時間 ゲ ー ム する じゃ ない っす か 。 ちょう|じかん||||||||

私 は お 尻 痛 いん す けど わたくし|||しり|つう|||

先輩 は 平気な ん す か ? せんぱい||へいきな|||

う っ …。

そもそも

お 客 さん を 迎える のに |きゃく|||むかえる|

住 環境 を 整える の は じゅう|かんきょう||ととのえる||

家主 の 責任 じゃ ない っす か 。 やぬし||せきにん||||

それとも

私 の お 尻 が カッチカチ に なったら わたくし|||しり||||

先輩 責任 取って くれる ん す か ? せんぱい|せきにん|とって||||

ぬけぬけ と コイツ 。

な ので ! 私 は ||わたくし|

クッション 無罪 を 主張 する っす ! |むざい||しゅちょう||

わかった じゃあ

その クッション は セ ー フ と し と こう 。

しかし だ ! 本題 は こっち だ ! ||ほんだい|||

へ ぇ ずいぶん たまり ました ねぇ 。

ひと 事 みたいに 言う な ! |こと||いう|

これ から 捨てる もの を 選別 する 。 ||すてる|||せんべつ|

え ~ めん ど い ~。

終わる まで 遊ば せ ない から な 。 おわる||あそば||||

え ~ っ 。

いら ない もの は

今日 全部 ゴミ 袋 に 突っ込む 。 きょう|ぜんぶ||ふくろ||つっこむ

いる もの は ちゃんと 持ち帰れ よ 。 ||||もちかえれ|

ふ ぇ ~ い 。

これ は ?

いら ない 。

これ は ?

いら ない 。

これ は ?

いら ない 。

やっぱり

いら ない 物 ばっ か じゃ ねえ か ! ||ぶつ|||||

俺 ん ち に 持ってきて ないで おれ||||もってきて|

捨てろ よ ! すてろ|

いや ~ ハハハ 。

なんか ふんぎり が つか ない とき

って ある じゃ ない っす か 。

あと

すごい 気 に なって た んだ けど 。 |き|||||

あっ これ っす か ?

これ なかなか

おもしろ い ん すよ ~。

ここ に 空気 吹き込む とこ ||くうき|ふきこむ|

ある ん す けど 。

吹く と …。 ふく|

どう っす か ? あっ 。

捨てよう 。 すてよう

なんで っす か !

おもしろい じゃ ない っす か !

ハロウィ ー ン と か で 大 ウケ っす よ ! ||||||だい|||

いい よ 別に 。 ||べつに

そもそも いら ない から

ここ に 置いて 帰った んじゃ ||おいて|かえった|

ねえ の か よ ?

それ も そう っす ね 。

執着 ねえ な ! しゅうちゃく||

やっぱり いら ねえ んじゃ ねえ か !

なんか 先輩 に 見せて |せんぱい||みせて

ようやく 完結 した ~ |かんけつ|

みたいな とこ あり ます 。

なんだ そりゃ 。

よし !

本来 の 広 さ を 取り戻した ぞ 。 ほんらい||ひろ|||とりもどした|

疲れた ~。 つかれた

そもそも !

お前 が なんだか んだ 持ち込む から おまえ||||もちこむ|

こんな 大 仕事 に なった んだ ぞ 。 |だい|しごと||||

う っ この 流れ は …。 |||ながれ|

スマホ の 充電 器 ||じゅうでん|うつわ

無駄に 何 個 も 買って あったり むだに|なん|こ||かって|

基本 的に きほん|てきに

考え なし なんだ よ お前 は ! かんがえ||||おまえ|

《 う へ ぇ やっぱり お 説教 》 |||||せっきょう

おい コラ 聞いて ん の か ? ||きいて|||

あ ~ 反省 し ました 。 |はんせい||

あっ 喉 渇いた っす |のど|かわいた|

なんか 飲み物 もらう っす ね 。 |のみもの|||

こら 逃げる な |にげる|

まだ 言い たい こと は ある んだ 。 |いい|||||

だいたい お前 は いつも … ん っ ? |おまえ||||

なんだ ? その 袋 。 ||ふくろ

お前 が 入れた の か ? おまえ||いれた||

あ ~…。

違う ん すよ そっち は 。 ちがう||||

冗談 じゃ ねえ ぞ 。 じょうだん|||

冷蔵 庫 まで お前 の もの で れいぞう|こ||おまえ|||

うめ られて たまる か … って 。

これ は …。

いや ぁ アハハ 今日 は 久しぶりに |||きょう||ひさしぶりに

ごはん を 作って あげよう か なって ||つくって|||

思い まして 。 おもい|

宇崎 … その … なんだ 。 うざき||

すま ん …

勝手に 決めつけて しまって 。 かってに|きめつけて|

先輩 。 せんぱい

はい ?

メイン は 魚 と 肉 ||ぎょ||にく

どっち が いい っす か ?

魚 …。 ぎょ

さっき は ごめん

あと すごく おいしい 。

オッホッホ …。

先輩 は こういう 素直に せんぱい|||すなおに

謝 れる ところ が いい っす よ ね 。 あやま|||||||

《 お人よし と いう か 》 おひとよし|||

( 亜紀 彦 ) 桜井 くん 。 あき|ひこ|さくらい|

( 桜井 ) はい 。 さくらい|

そろそろ 調理 やって み ない ? |ちょうり|||

えっ 。

( 亜実 ) いい んじゃ ない ? あみ|||

桜井 くん が 調理 も 担当 できる と さくらい|||ちょうり||たんとう||

いろいろ 助かる し 。 |たすかる|

あ … でも 俺 …。 ||おれ

えっ 先輩 調理 やる ん す か ? |せんぱい|ちょうり||||

いやいや できる ん す か ?

大丈夫な ん す か ? だいじょうぶな|||

見た目 より 簡単じゃ な いっす よ 。 みため||かんたんじゃ|||

ムッ … やり ます 。

お っ そうかい 。

マジ っす か 。

お前 俺 が 料理 なにも でき ない と おまえ|おれ||りょうり||||

思って る だろう ? おもって||

俺 だって たまに は おれ|||

メシ くらい 作って る んだ ぞ ! ||つくって|||

えっ と これ は ?

ナポリタン です …。

うわ っ 。

あ …。

なんという か …。

すごい わ ね 。

すみません

いっそ 笑って やって ください 。 |わらって||

ア ー ッハッハッハ ! アハハハ !

アハハハ ア ー ハハハ アハ !

ア ー ! ア ー ハハ ! アハハ !

う っ 。

笑い すぎ だろう が ! わらい|||

わ … 笑え って 言った の |わらえ||いった|

先輩 じゃ ない っす か 。 せんぱい||||

う … は 放せ ぇ …。 ||はなせ|

( 亜実 ) あ ~ もう ケンカ し ない ! あみ|||||

ハァ … ハァ … ハァ …。

ハァ … ハァ … ハァ …。

ハァ … ハァ ハァ 。

先輩 … もっと 強く …。 せんぱい||つよく

ハァ …。

そう … 上手 よ 桜井 くん …。 |じょうず||さくらい|

ハァ ハァ 。

ハァ … ハァ …。

ハァ … ハァ …。

いいかげん 手 が 疲れて きた ~。 |て||つかれて|

いや ぁ うどん の 生地 こねる って ||||きじ||

結構 重 労働 な んです ねぇ 。 けっこう|おも|ろうどう||ん です|

いきなり 料理 の 特訓 し たい って |りょうり||とっくん|||

来た とき は ビックリ した けど 。 きた|||||

すみません 自分 ち で |じぶん||

やる つもりだった んです けど 。 ||ん です|

だって 先輩 の 家 |せんぱい||いえ

ろくな 調理 器具 が ない から 。 |ちょうり|きぐ|||

それ に お 母さん は |||かあさん|

私 の 料理 の 先生 っす から ね 。 わたくし||りょうり||せんせい|||

どうか よろしく

ご 教示 お 願い し ます 。 |きょうじ||ねがい||

あっ …。

お 母さん に 任せ なさい |かあさん||まかせ|

しっかり ついてくる の よ !

男の子 は 力 が あって いい わ ね 。 おとこのこ||ちから|||||

先輩 は それ が とりえ の せんぱい|||||

脳 筋 っす から ね ~。 のう|すじ|||

こら 花 ! |か

いい です よ いつも の こと な んで 。

いつも な の ?

ま ぁ … です ね 。

ごめんなさい ね 口 の 悪い 子 で 。 ||くち||わるい|こ|

ブ ー ッ 。

《 あれ さっき から 桜井 くん と |||さくらい||

普通に 会話 できて る 。 ふつうに|かいわ||

いったい どうして …。

そう か 桜井 くん の 視線 が ||さくらい|||しせん|

うどん に 集中 して る から ||しゅうちゅう|||

あの 目 が 怖く ない んだ わ ! |め||こわく|||

あの 目 さえ 見 なければ |め||み|

礼儀正しい 子 だ し れいぎただしい|こ||

むしろ 話し やすい !》 |はなし|

今 まで ごめんなさい 桜井 くん 。 いま|||さくらい|

えっ ? いや ぁ いい です よ 別に 。 ||||||べつに

生地 を 20 分 ほど 寝かせ ます 。 きじ||ぶん||ねかせ|

私 は 洗濯物 片づけて くる から わたくし||せんたくもの|かたづけて||

あと は 若い お 二 人 で … オホ オホホホ 。 ||わかい||ふた|じん|||

先輩 なんか 飲み ます ? せんぱい||のみ|

ちょっと 汗 かいた でしょう ? |あせ||

お ぉ すま ん 。

お っ 。

猫 …。 ねこ

お っ 。

《 フゥ … 不安だった けど |ふあんだった|

桜井 くん と 結構 会話 できた わ ね 。 さくらい|||けっこう|かいわ|||

やっぱり アルバイト 先 の 人 たち が ||さき||じん||

言う ように いう|よう に

真面目な いい 子 な の ね 。 まじめな||こ|||

目 を 見 なければ 平気 め||み||へいき

と いう こと も わかった し

今日 は 大 収穫 ね ! きょう||だい|しゅうかく|

それにしても 男の子 な のに |おとこのこ||

お 料理 を 覚え たい なんて |りょうり||おぼえ||

今どき の 子 ね 。 いまどき||こ|

将来 いい 旦那 さん に なる かも しょうらい||だんな||||

ウフフ …》

( 宇崎 ) 大丈夫 っす よ 先輩 うざき|だいじょうぶ|||せんぱい

いけ ます って !

今日 こそ 触り たい って きょう||さわり||

言って た じゃ ない っす か 。 いって|||||

《 触り たい !?》 さわり|

いや … まだ 警戒 して る だ ろ ||けいかい||||

怖がら せたら かわいそうだ し 。 こわがら|||

《 た たた 確かに 怖い けど ! ||たしかに|こわい|

怖い けども そういう こと じゃ 》 こわい||||

大丈夫 っす よ チラチラ 見て たし だいじょうぶ||||みて|

先輩 に 興味 もって ます よ 。 せんぱい||きょうみ|||

《 見 … て たけ ど み|||

そういうふうに 見て ない し !》 |みて||

ガッ と いけば い い ん すよ ガ ー ッ と !

《 花 !?》

( 桜井 ) いや こういう の は さくらい||||

もっと 紳士 的に だ な 。 |しんし|てきに||

《 桜井 くん ! さくらい|

だめだ わ

少し 打ち解けた 気 が して た けど 。 すこし|うちとけた|き||||

私 に は 今 の 子 が わから ない ! わたくし|||いま||こ|||

と いう か 花 は |||か|

どうして そう も

母親 を 差し出そう と する の !? ははおや||さしで そう|||

いいえ だめ よ

諦めて は いけない わ 。 あきらめて|||

まだ 間に合う !》 |まにあう

お 待た せ …。 |また|

《 この 子 たち の 道 を … |こ|||どう|

間違い を 正さ なきゃ 》 まちがい||たださ|

うどん … 茹で ましょう か 。 |ゆで||

《 それ が 大人 の 務め !》 ||おとな||つとめ

手打ち う まっ ! てうち||

でしょう !

( 猫 の 鳴き声 ) ねこ||なきごえ

( 宇崎 ) ホント に 今日 うざき|||きょう

おごり な ん すね ?

あぁ こない だ

料理 特訓 して もらった お礼 だ 。 りょうり|とっくん|||お れい|

よ ~ し 前 から ちょっと ||ぜん||

興味 は あった ん すよ ね きょうみ|||||

ボルダリング !

そい つ は よかった 。

どうも こない だの 海水 浴 で |||かいすい|よく|

体 動かす 楽し さ を からだ|うごかす|たのし||

思い出 しち まった みたいで な 。 おもいで||||

なるほど 。

すぐ 始め られる スポ ー ツレジャ ー って |はじめ||||||

だいたい 球技 だ し |きゅうぎ||

ボルダリング なら

思いきり 筋肉 を 使える と …。 おもいきり|きんにく||つかえる|

ホント 先輩 って ば |せんぱい||

力 かげん 雑 っす から ね ~。 ちから||ざつ|||

言い 方 。 いい|かた

ボルダリング は

この ホ ー ルド を 使って 登る 競技 です 。 |||||つかって|のぼる|きょうぎ|

S と 書か れた テ ー プ から ||かか|||||

同じ 色 の G の テ ー プ を 目指す の が おなじ|いろ||||||||めざす||

一とおり の ル ー ル です 。 ひととおり|||||

スタ ー ト 地点 の ホ ー ルド も |||ちてん|||||

両 手足 決め られて ます ので りょう|てあし|きめ|||

スタ ー ト 地点 から 同じ 色 の テ ー プ だけ を |||ちてん||おなじ|いろ||||||

目印 に 登って ください 。 めじるし||のぼって|

いい です ね !

ぐ っ … う ぅ … くっ ん っ …。

くっ … ああ っ !

オ ー ケ ー !

お 疲れ さ まで す どう でした か ? |つかれ||||||

楽しかった ~。 たのしかった

ゲホッ メチャクチャ きつい っす !

《 対照 的 …》 たいしょう|てき

考えて る … 余裕 なくて …。 かんがえて||よゆう|

筋肉 が あっという間 に きんにく||あっというま|

限界 迎えて たし 。 げんかい|むかえて|

いっぱい いっぱ いっす 。

うん うん 。

ヤバ くない っす か ? この スポ ー ツ 。

そう か ?

俺 は ちょっと おれ||

楽しく なって きた けど 。 たのしく|||

でしょう ね ! 腹 立つ くらい ||はら|たつ|

生き生き した 顔 して る っす よ 。 いきいき||かお||||

やっぱり お前 |おまえ

ちょっと 運動 不足 なん だって 。 |うんどう|ふそく||

ムッ !

こんな きつい の やって 喜んで る ||||よろこんで|

先輩 の ほう が おかし い ん すよ ! せんぱい|||||||

なんで そんな 元気な ん す か ! ||げんきな|||

俺 は 暇な とき おれ||ひまな|

トレ ー ニング と かして る し 。

お っ さては 今日 |||きょう

マウント とれ ない から って

悔しがって る な ? くやしがって||

は ぁ ~!? 別に 全然 悔しく ない し ! ||べつに|ぜんぜん|くやしく||

使い道 も ない 筋肉 鍛えて つかいみち|||きんにく|きたえて

そりゃ ご苦労さま っす ね ! |ごくろうさま||

お っ まだまだ

元気 いっぱいです ね ! げんき|いっぱい です|

次 は ちょっと つぎ||

難易 度 上げて み ましょう か 。 なんい|たび|あげて|||

な ぬ っ !?

ル ー ル は 先ほど と 同じです が ||||さきほど||おなじ です|

こっち は 更に 高い 壁 を 登り ます 。 ||さらに|たかい|かべ||のぼり|

こちら の 壁 は ロ ー プクライミング と いって ||かべ||||||

命綱 を 着けて 登って もらい ます 。 いのちづな||つけて|のぼって||

じゃあ 俺 から 。 |おれ|

お前 は 息 整えて ろ 。 おまえ||いき|ととのえて|

び ゃ …。

ん っ … よっ …。

《 なるほど … 高 さ ある 分 |たか|||ぶん

こっち は 更に きつい 。 ||さらに|

ヤベ ぇ ちょっと 楽しく なって きた 》 |||たのしく||

あれ … 足場 は どこ だ ? |あしば|||

って いう か 下 見 られ ない …。 |||した|み||

先輩 ~ 先 に 逆の 足 っす 。 せんぱい|さき||ぎゃくの|あし|

先 に 右 足 を 乗せる と 次 が 楽です よ 。 さき||みぎ|あし||のせる||つぎ||らく です|

どこ です か ?

右 膝 の ちょっと 上 ! みぎ|ひざ|||うえ

わかり ませ ん ! どこ !?

腕 だけ で 保持 して る うで|||ほじ||

本当に 初心 者 ? ほんとうに|しょしん|もの

なんか の 昆虫 み たい っす 。 ||こんちゅう|||

なかなか おもしろかった 。

なんで わりと ケロッ と してん す か ?

つくづく 脳 筋 っす ね 先輩 は 。 |のう|すじ|||せんぱい|

宇崎 は 回復 できた か ? うざき||かいふく||

《 クッ 普通に 楽しんで る から |ふつうに|たのしんで||

嫌味 も 通じ ない !》 いやみ||つうじ|

休 ん ど いた ほう が きゅう|||||

いい んじゃ ねえ か ?

《 クッ …》

は ぁ !? なん すか いけ ます よ !

見せて やり ます よ ! みせて|||

なに に キレ てん だ お前 は 。 |||||おまえ|

大丈夫 か ~ 宇崎 ~。 だいじょうぶ||うざき

もう … 無理 っす …。 |むり|

サナギ みたいに なって る 。

もう 私 なんか |わたくし|

ずっと ここ に いる っす 。

進む こと も 戻る こと も でき ず すすむ|||もどる||||

一生 ここ で …。 いっしょう||

変な 拗ね 方 す んな よ 。 へんな|すね|かた|||

ロ ー プ おろし ます んで

力 抜いて 大丈夫です よ 。 ちから|ぬいて|だいじょうぶ です|

ちょっと 無理でした ね 。 |むりでした|

少し 休んで て すこし|やすんで|

行け そう なら 声 を かけて ください 。 いけ|||こえ|||

でも …。

今日 は もう 無理 そうだ な 帰る か 。 きょう|||むり|そう だ||かえる|

先輩 は 行って きてい いっす よ 。 せんぱい||おこなって|||

私 は 見学 して る っす 。 わたくし||けんがく|||

けど 。

先輩 今 楽しい でしょう ? せんぱい|いま|たのしい|

久しぶりに ひさしぶりに

本気で 体 使えて る から 。 ほんきで|からだ|つかえて||

いや ぁ まいった まいった 。

自分 に 完全 有利な 競技 を じぶん||かんぜん|ゆうりな|きょうぎ|

選んで くる と は 思わ なかった っす 。 えらんで||||おもわ||

血 も 涙 も ない 卑劣な 罠 に ち||なみだ|||ひれつな|わな|

今回 は 白旗 を 挙げて やる っす 。 こんかい||しろはた||あげて||

悪い と 思う なら 今日 は わるい||おもう||きょう|

晩 ごはん も おごって ください ね 。 ばん|||||

コノヤロウ …。

~ 《 そう して る と 高校 生 の ころ み たい っす よ こうこう|せい||||||

桜井 先輩 》 さくらい|せんぱい

( イントロ )

あっ … わ っ !

なにも 途中 で やめ なくて |とちゅう|||

よかった のに ~。

ごめん ね お 邪魔 しちゃ って 。 |||じゃま||

そう っす よ 先輩 |||せんぱい

続けて ください 。 つづけて|

だから そんな 隅 っこ で ||すみ||

いじけ ないで 謝る から ! ||あやまる|

人間 なんて 信じ ねえ って にんげん||しんじ||

言い た げ な いい|||

野良 猫 みたいな 目 に のら|ねこ||め|

なって ます よ ~ 先輩 ! |||せんぱい

しかし ま ぁ ふだん から

一 人 映画 して る 先輩 っす から ひと|じん|えいが|||せんぱい||

驚き は し ませ ん でした けど 。 おどろき||||||

やっぱり やって たんす ね

一 人 カラオケ ! アハハ ! ひと|じん||

すみません 25 番 の 部屋 な んです が |ばん||へや||ん です|

2 名 追加 で お 願い し ます 。 な|ついか|||ねがい||

ホント すみません あと から 。

近く で 2 人 で 飲んで て ちかく||じん||のんで|

二 次 会 だ ~ って カラオケ に 来たら ふた|つぎ|かい|||||きたら

桜井 くん 見かけちゃ って さ ぁ さくらい||みかけちゃ|||

あっ ビ ー ル も 頼 ん ど いて 。 |||||たの|||

《 今度 から 絶対 こんど||ぜったい

遠く の カラオケ 使おう 》 とおく|||つかおう

< それ は 文字どおり カラオケボックス を ||もじどおり||

お 一 人 様 で 利用 する こと である 。 |ひと|じん|さま||りよう|||

人目 を 気 に せ ず ひとめ||き|||

覚え たい 歌 を 練習 する に は おぼえ||うた||れんしゅう|||

大いに 効果 的であり おおいに|こうか|てきであり

一 人 カラオケ の 利用 者 も ひと|じん|||りよう|もの|

増加 して いる と いう > ぞうか||||

< と いう イメ ー ジ は やはり 強く |||||||つよく

知り合い に 目撃 さ れれば しりあい||もくげき||

翌日 高 確率 で 学校 職場 で よくじつ|たか|かくりつ||がっこう|しょくば|

イジ られる こと と なる !

当然 フロント でも > とうぜん||

《 ぼっ ちかよ 》

< と 思わ れて い ない と は |おもわ|||||

言い切れ ない ! いいきれ|

だが 友人 同士 の 前 で |ゆうじん|どうし||ぜん|

上手に 歌え ない じょうずに|うたえ|

情けな さ に 比べれば なさけな|||くらべれば

ラップ の パ ー ト を ミス る 恥 に 比べれば ||||||||はじ||くらべれば

どう と いう こと は ない !

つまるところ

一 人 カラオケ に 挑む 者 に は ひと|じん|||いどむ|もの||

孤高 たる 精神 が ここう||せいしん|

必要 と なる のだ !> ひつよう|||

ねぇ ~ せ ん ぱ ~ い

怒 ん ないで ください よ 先輩 ~。 いか|||||せんぱい

酔っ払い め … よっぱらい|

ともかく 宇崎 も 亜実 さん も |うざき||あみ||

我々 は 同じ 大学 に 通う われわれ||おなじ|だいがく||かよう

バイト 仲間 で は あり ます が |なかま|||||

個人 の プライバシ ー は こじん||||

尊重 して もらわ ない と …。 そんちょう||||

アハ ー !

うる せ ぇぞ マラカス !

あっ 。

花 ちゃん ここ は 謝罪 の ため に も か||||しゃざい||||

桜井 くん に さくらい||

誠意 を 見せる べきじゃ ない ? せいい||みせる||

えっ ?

桜井 くん さくらい|

私 たち ちょっと わたくし||

お 手洗い に 行って くる ね 。 |てあらい||おこなって||

は ぁ …。

お 待た せ ~。 |また|

(2 人 ) ジャ ー ン ! じん|||

うわ っ ! な んです それ !? |||ん です|

フロント で コスプレ 衣装 |||いしょう

貸し出して たから かしだして|

着て み ました ~! きて||

ウヘヘ ちょっと 照れる 。 ||てれる

なんで また …。

いい から いい から 。

ま ぁま ぁ ドリンク どうぞ 。

な なんで 両 隣 に …。 ||りょう|となり|

ちょっと した サ ー ビス と いう か 。

桜井 くん の カラオケ 邪魔 しちゃ った し さくらい||||じゃま|||

悪かった な ~ って 。 わるかった||

ウヘヘ 腕 す っげ ぇ ~ これ ~。 |うで||||

亜実 さん ちょっと あみ||

くっつき すぎ じゃ ない っす か ?

う っ !

どう ~ 桜井 くん 機嫌 治った ~? |さくらい||きげん|なおった

う ぅ …。

いや と いう か 困惑 する ばかりで 。 ||||こんわく||

お 気 に 召さ ない ? |き||めさ|

お 気 に 召す も 召さ ない も |き||めす||めさ||

メ メス も オス も …。

勘弁 して ください かんべん||

こういう の は ホント …。

しぶとい な … よし !

ど や ~!

あ …。

いや … ど や と 言わ れ まして も 。 ||||いわ|||

あ 亜実 さん 亜実 さん |あみ||あみ|

この 衣装 は さすが に …。 |いしょう|||

大丈夫 大丈夫 ! だいじょうぶ|だいじょうぶ

水着 より は 布 面積 広い わ よ 。 みずぎ|||ぬの|めんせき|ひろい||

どう 桜井 くん ? 機嫌 治った ? |さくらい||きげん|なおった

いや … 機嫌 も なにも 。 |きげん||

もはや まともな 人間 が ||にんげん|

いて いい 空間 で は ない と …。 ||くうかん||||

冷静 ! れいせい

そりゃ 俺 だけ シラフ です し 。 |おれ||||

は いはい もう 怒って ないで す 。 |||いかって||

みんな で 楽しく カラオケ し ましょう 。 ||たのしく|||

(2 人 ) やった ~! じん|

ウフフ 桜井 くん の |さくらい||

そういう とこ 好き よ ~。 ||すき|

は いはい どうも 。

《 これ 以上 なんか 言って も |いじょう||いって|

更に エスカレ ー ト し そうだ し さらに|||||そう だ|

もう 適当に |てきとうに

はい は い 言って やり過ごそう 》 |||いって|やりすごそう

じゃあ 次 曲 入れて い いっす か ? |つぎ|きょく|いれて|||

は いはい どうぞ 。

お 酒 追加 して いい ? |さけ|ついか||

は いはい 。

あんまり

飲み すぎ ないで ください ね 。 のみ||||

桜井 くん さっき の コスプレ の 中 で さくらい||||||なか|

どれ が 好きだった ? ||すきだった

は いはい バニ ー が 好きです 。 |||||すき です

ハッ !

いや ぁ 私 も まさか ||わたくし||

素直に 答える と は …。 すなおに|こたえる||

いや … ち が っ … 今 の は …。 ||||いま||

スケベ 。

ハ ー ッ …。

気 に し ない 気 に し ない ! き||||き|||

バニ ー 嫌いな 男 なんて ||きらいな|おとこ|

そう いない って !

アハハ ! ア ー ハッハ !

もう 俺 も 酒 飲もう か な …。 |おれ||さけ|のもう||

アハハハ !

キャハハ ー !

( ノック )

宇崎 か ? 昨日 の は その あれ だ うざき||きのう|||||

バニ ー って いう の は …。

どうした !? とにかく あがれ

今 タオル を …。 いま||

先輩 。 せんぱい

私 もう … 先輩 と 遊べ ない っす 。 わたくし||せんぱい||あそべ||

えっ …。