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ヴァイオレット・エヴァーガーデン, Violet Evergarden Episode 3

Violet Evergarden Episode 3

( 鐘 の 音 )

あー !

( 生徒 ) ライデン って 大きな 街 ね

( 生徒 ) ホント 私 の 住んで る 所 と 違って ―

道 が 多い から 迷っちゃ った

( ブルー ベル ) ここ の ブローチ ある と 就職 に 有利な ん だって

早く 卒業 して 帰り たい

( イベリス ) ブローチ 欲しい だけ な んじゃ ない の ?

フフッ や だ フフフ …

( ドア が 開く 音 )

( ドア が 開く 音 )

( ローダンセ ) 静粛に ( ブルー ベル ) あっ

( ローダンセ ) 静粛に ( ブルー ベル ) あっ

( 生徒 ) あっ ああ …

( ローダンセ ) 皆さん

自動 手記 人形 育成 学校 へ ようこそ

自動 手記 人形 育成 学校 へ ようこそ

( ドア が 開く 音 )

( ドア が 開く 音 )

( ルクリア ) すみません

遅刻 は 2 度 で 欠席 扱い です よ

はい

大戦 が 終わり ―

ドール へ の 需要 は 高まる 一方 です

もちろん 本校 へ 通わ ず と も ―

ドール に なる こと は 可能です が ―

我々 の 目的 は ただ の ドール で は なく

良き ドール を 育成 する こと です

本校 卒業 の 証し は 一流 の 証明

しかし 私 が 良き ドール と 認め ない かぎり ―

この 証し は 決して 与え られ ませ ん

覚悟 は いい です か ?

( ヴァイオレット ) 了解 し ました

( 生徒 たち ) あっ …

( ルクリア ) ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン

その 子 の 立ち居ふるまい は ―

お 人形 の ような 服装 と は かけ離れた ―

まるで 軍人 さん の ようでした

♪~

~♪

( ローダンセ ) 良き ドール に は ―

話す 言葉 を 書き 写せる だけ の タイプ 速度 が 必要です

では 始めて ください

エヴァーガーデン さん どう し ました ?

( ヴァイオレット ) 速度 の 指定 が あり ませ ん

( ローダンセ ) なるほど

指定 さ れれば 打てる と ?

なら 1 分 200 文字 で

( ヴァイオレット ) 了解 し ました

( ヴァイオレット ) 打ち ます ( ローダンセ ) どうぞ

( 生徒 たち の 話し声 )

( ルクリア ) 何も 食べ ない の ?

任務 中 の 食事 は 最小 限 に する よう 訓練 さ れて おり ます

でも …

よかったら 私 の 食べる ?

結構です

ライデン 出身 の ルクリア さん

私 の 自己 紹介 覚えて た の ?

全員 分 覚えて い ます

( ローダンセ ) 良き ドール が 身 に つける べき 手紙 の 書き 方 に は ―

文法 や 語彙 ―

それ に 多種多様な 手紙 の 形式 も 含ま れる のです

( ローダンセ ) ここ まで ( 生徒 たち ) あー

では 本日 の 成績 を 発表 し ます

( 生徒 たち ) えー ( ローダンセ ) 文法 の 成績 満点

ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン

次 語彙 の 成績 満点

ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン

( ヴァイオレット ) ただいま 任務 より 帰還 し ました

( エリカ ) 学校 どう だった ?

( アイリス ) 怒ら れた でしょ ?

いえ 怒ら れて は いま せ ん

( ホッジンズ ) お かえり ヴァイオレット ちゃん

社長 本日 の 評価 を

ローダンセ 教官 より 預かって おり ます

うん どれ どれ

お っ 初日 の 評価 は 優秀だ ね

( ベネディクト ) お っ 帰って きた の か

( カトレア ) ハッ ! ( ベネディクト ) フンッ

何 よ ! 男 の くせ に いつまでも

んだ よ ! そっち こそ いつまでも !

何 を して いる のでしょう ?

あの 2 人 いつも あんなふうに ケンカ ばかり して る の

社長 ホント よく あれ で 一緒に ―

この 会社 創立 でき ました ね

( ローダンセ ) 本日 の 授業 は ―

実際 に 手紙 を 代筆 する 訓練 を 行い ます

よろしく ね

お 願い し ます ルクリア さん

で 誰 宛て の 手紙 に する ?

ん ?

私 が 手紙 を 書き たい 相手 ?

あなた が 気持ち を 伝え たい 身近な 人 に すれば よい のです

身近な 人 ?

宛先 は クラウディア ・ ホッジンズ 様 に

クラウディア …

お 友達 ? ご 家族 ?

社長 です

( ヴァイオレット ) 以上 報告 終了 し ます

ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン

あっ これ で 終わり ?

( ヴァイオレット ) で は

“ 少佐 より の 新たな 命令 は まだ 届き ませ ん でしょう か ?”

と 付け加えて ください

何だか 手紙 って いう より 報告 書 みたい

今度 は ルクリア さん の 手紙 を どうぞ

あっ うん

えー っと お 兄 …

う うん 両親 宛て に する わ

了解 し ました

えっ と …

お 父さん お 母さん に 今 まで の こと の お 礼 を

ちゃんと 言えて なくて

うーん いざ 手紙 に する と なる と

何 か 言い たい こと が うまく 出て こ ない よ ね

あっ あと 一緒に 行った 場所 の こと

行き たかった 場所 の こと たくさん あり すぎて ―

伝えき れ ない ね

それ じゃあ また 心配 し ないで ね

ルクリア より

ん …

ヴァイオレット 読んで み なさい

( ヴァイオレット ) はい

“ 拝啓 父上 様 母上 様 ”

“ 久々の 手紙 です が 伝達 事項 は あり ませ ん ”

“ 以前 から の 件 に 感謝 を 伝えて い ない こと を ―”

“ 懸念 して おり ます ”

“ 一緒に 行った 場所 行き たかった 場所 に 関して ―”

“ 伝える べき 情報 は なし ”

“ 当方 は 現在 鋭 意 努力 中 ”

“ 状況 は 健康 無事 ”

“ 問題 は 起きて おり ませ ん ”

“ 以上 くれぐれも 憂慮 なき よう ”

“ ルクリア ”

それ で 手紙 に なって いる つもりです か ?

あっ あの …

もしかしたら 私 の 話 が 抽象 的 すぎた の かも …

( ローダンセ ) そういう 問題 で は あり ませ ん

手紙 と は そもそも 人 の 心 を 伝える もの

良き ドール と は 人 が 話して いる 言葉 の 中 から ―

伝え たい 本当の 心 を すくい上げる もの です

ヴァイオレット

あなた は 学科 の 成績 も よくて タイプ も とても 速くて 正確です

けれど あなた の 代筆 した もの は 手紙 と は 呼べ ませ ん

( ヴァイオレット ) 手紙 と は 呼べ ない ?

( ルクリア ) あの もう 一 度 …

( ローダンセ ) 今日 は ここ まで です

では この 手紙 は お互い の 相手 に ―

必ず 渡して ください

( ルクリア ) 今日 は 調子 が 悪かった だけ よ

以前 も 同じ ような こと を 言わ れた こと が あり ます

そう

ねえ この 街 で 一 番 ステキな 景色 教えて あげる

ここ よ

急だ から 気 を つけて

ステキでしょ ?

私 は 子供 の ころ から ずっと ―

この 眺め が 大好きな の

( ギルベルト ) ヴァイオレット

いつか 君 に も ―

ライデン から 見える あの 美しい 景色 を 見て ほしい

( ルクリア ) じゃあ 私 こっち だ から

また ね

( ヴァイオレット ) ルクリア さん ( ルクリア ) あ …

ルクリア で いい わ ヴァイオレット

( 店主 ) もう 早く 帰れよ

( スペンサー ) まあ そう 言う なって

いい だ ろ ?

( ルクリア ) お 兄ちゃん ! また 飲んで た の ?

( スペンサー ) あ ? 飲んで ねえ

( 店主 ) お かえり

こいつ が 飲ま せ ねえ から 飲んで ね …

あっ

( ルクリア ) お 兄ちゃん ! 大丈夫 ?

( スペンサー ) クソッ ! ( ルクリア ) あっ …

ルクリア

あり が と

( ホッジンズ ) ヴァイオレット ちゃん

手紙 を くれる の は うれしい んだ けど

何だか 報告 書 みたいだ ね

( ヴァイオレット ) 教官 に も ―

私 の 代筆 した もの は ―

手紙 と は 呼べ ない と 指摘 さ れ ました

私 は 良き ドール に なれる のでしょう か ?

( ルクリア ) ただいま すぐ ご飯 作る から …

( スペンサー の いびき )

( ルクリア ) お 父さん お 母さん

( ローダンセ ) ブルーベル ・ ユノア ( ブルー ベル ) はい

( ローダンセ ) イベリス ・ コノウエ ( イベリス ) はい

( ローダンセ ) ルクリア ・ モール バラ

ルクリア ・ モール バラ

( ルクリア ) あっ はい

( ローダンセ ) で は 以上 9 名 を 今回 の 卒業 者 と し ます

皆さん が 良き ドール に なり ます ように

( イベリス ) やった ー ! どこ で ドール に なる ?

( ブルー ベル ) 私 は 地元 の 郵便 局

( 生徒 ) 私 は ライデン で 探そう か な

( イベリス ) ルクリア は ? ( ルクリア ) え ?

えっ と 私 は まだ 何も 決まって なくて

( イベリス ) えー ! 成績 トップ の くせ に

( ホッジンズ ) そう か 残念だった ね

( ヴァイオレット ) 申し訳 ございませ ん

大丈夫

卒業 でき なくて も ドール に なれ ない わけじゃ ないし

( ヴァイオレット ) です が ―

それでは 何の ため に 学校 へ 通った のでしょう か ?

確かに 卒業 が すべて で は あり ませ ん が ―

人 が 話して いる 言葉 の 中 から ―

伝え たい 心 を すくい上げ られ ない ので は

ドール の 意味 が あり ませ ん

( ルクリア ) やっぱり ここ に 来る と 思った

( ヴァイオレット ) ルクリア

学校 は 終了 した の に なぜ ここ に いる のです か ?

( ルクリア ) うーん ここ に 来れば ―

また あなた に 会える か なって 思って

ねえ ヴァイオレット

少佐 って 誰 ?

あなた 毎回 手紙 の 最後に

“ 少佐 から の 手紙 は まだ です か ?” って つけて る じゃ ない ?

本当に 手紙 を 書き たい 相手 は その 人 じゃ ない の ?

今日 は その 人 に 手紙 を 書いて み ない ?

いつも の 報告 書 みたいな のじゃ なく って

あなた の 素直な 気持ち を 込めた 手紙 を

最後 まで 付き合う から

( ヴァイオレット ) 少佐 …

( 鐘 の 音 )

ハハハ …

( ヴァイオレット ) すみません

私 は あの 方 に 何 を 伝え たい の か 自分 でも 分から ない のです

私 は まだ

あの 方 が 言って くださった 言葉 の 意味 さえ も ―

理解 して い ない のです から

( ルクリア ) ヴァイオレット は ―

どうして ドール に なり たい と 思った の ?

( ヴァイオレット ) 私 は “ 愛して る ” を 知り たい のです

“ 愛して る ” を 知り たい …

心 を 伝える って 難しい ね

実は ね 私 の 両親 死んじゃ った の

残った 家族 は お 兄ちゃん だけ

私 お 兄ちゃん に 何 を 言えば いい か 分から ない の

戦争 が 始まって ―

お 兄ちゃん は 兵士 と して 戦い に 出た わ

でも 配備 さ れた 西部 戦線 は ほとんど 戦闘 が ない 所 だった

戦い は いつも どこ か 離れた 場所 で 起きて いて ―

私 たち は ずっと ひと 事 の ように 戦争 を 感じて いた の

でも お 父さん と お 母さん が ―

貿易 の 仕事 で ヘルネ に 行った とき …

( ヴァイオレット ) 西部 戦線 が 突破 さ れた のです ね

( ルクリア ) お 父さん も お 母さん も ―

遺品 すら 見つから なかった

そして 戦争 が 終わった わ

( 争う 声 ) お 兄ちゃん は 無事に 帰って きた

私 は お 兄ちゃん だけ でも 生きて くれた こと を 喜び たかった

( 争う 声 ) でも ―

お 兄ちゃん は ヘルネ を 守れ なかった こと を 悔やんで ―

お 父さん と お 母さん が 死んだ の は ―

自分 の せい だ と 思い込んで る

( スペンサー ) ああ っ …

( 男性 ) 二度と 顔 見せ ん な よ

( スペンサー の 叫び声 )

本当 は

本当 は ただ …

生きて て くれる だけ で うれしい の

“ ありがとう ” って 伝え たい だけ な のに !

( 殴る 音 )

( ルクリア ) ずっと

言え ない

( ヴァイオレット ) ルクリア 手紙 を 書き ましょう

あなた の 伝え たい 気持ち を 手紙 に し ましょう

でも お 兄ちゃん に 伝えよう って 考える と ダメな の

今 まで 何度 も 何度 も 伝えよう と した けど ―

でも ダメな の

きっと これ から も

ありがとう ヴァイオレット

少佐 へ の 手紙 は また 今度 ね

( ドア の 開閉 音 )

“ 良き ドール と は ―”

“ 言葉 の 中 から ―”

“ 伝え たい 本当の 心 を すくい上げる もの ”

( ルクリア ) お 兄ちゃん

お 兄ちゃん 待って

( スペンサー ) ほら

ん っ

( ルクリア ) うん

( スペンサー ) 早く こっち

うわ ー !

ホント キレイ !

( スペンサー ) うわ っ !

あ …

う っ !

女 ?

あんた ルクリア の ?

これ は ?

( ヴァイオレット ) 任務 …

いえ 課題 です

いえ 手紙 です

ルクリア から あなた 宛て の

ルクリア から ?

( スペンサー )“ お 兄ちゃん ”

“ 生きて いて くれて ―”

“ うれしい の ”

“ ありがとう ”

( スペンサー の すすり泣き )

( カトレア ) お かえり なさい

ずいぶん 遅かった けど どこ 行って た の ?

( ヴァイオレット ) 学校 です

ところで 社長 は どちら に ?

( ベネディクト ) 組合 の 寄り合い だって よ

つうか お前

学校 もう 終わ っち まったん じゃ なかった っけ ?

はい

ですが 今日 は 手紙 を 書いて き ました

え ?

( ヴァイオレット ) 心 が 伝わった か どう か は 分かり ませ ん が …

そ っか

お 2 人 は ケンカ して いる ので は なかった のです か ?

( カトレア ) ハッ ! そう な の よ この バカ

私 が 代筆 した 手紙 の 上 に 濡 ( ぬ ) れた コップ を 置いた の よ

私 が 代筆 した 手紙 の 上 に 濡 ( ぬ ) れた コップ を 置いた の よ

( ベネディクト ) バカ は どっち だ よ

( ベネディクト ) あんな 所 に 手紙 を 置く お前 が 悪い んだ ろ !

( カトレア ) だ から 何 よ その 言い 方 !

( ベネディクト ) ああ もう ! ( カトレア ) その 態度 !

( 鐘 の 音 )

ヴァイオレット !

( ヴァイオレット ) ルクリア どうした の です か ?

アハッ

おはよう ヴァイオレット

( ヴァイオレット ) 教官 学校 は 終わった はずで は ?

( ルクリア ) ごめん ね 私 が 勝手に お 願い した の

この 手紙 を ルクリア に 見せて もらい ました

あなた が 書いた ルクリア から お 兄さん へ の 手紙 を

( ルクリア ) ずっと 言え なかった お 兄ちゃん へ の 思い

ヴァイオレット あなた が 届けて くれた の よ

( ローダンセ ) 良き ドール と は ―

人 が 話して いる 言葉 の 中 から ―

伝え たい 本当の 心 を すくい上げる もの

あなた は 今 その 一 歩 を 踏み出した のです

ヴァイオレット

あなた が 良き ドール に なり ます ように

ヴァイオレット !

おめでとう !

ルクリア

それ から

本当に ありがとう

( ルクリア ) 時 に 手紙 は ―

たくさんの 美しい 言葉 を 並べる より ―

ひと言 だけ で 大切な 気持ち を 伝える こと が できる のです

私 は ドール に とって 一 番 大切な こと を ―

彼女 に 教わった 気 が し ます

彼女 は お 人形 の ような 服装 で ―

ちょっと 軍人 さん みたいで ―

ちょっと 変わった とって も ステキな 女の子 でした

♪~

~♪


Violet Evergarden Episode 3 violet|evergarden|episode Violet Evergarden Episode 3 Violet Evergarden Episode 3 紫罗兰花园》第 3 集

( 鐘 の 音 ) かね||おと

あー !

( 生徒 ) ライデン って 大きな 街 ね せいと|||おおきな|がい|

( 生徒 ) ホント 私 の 住んで る 所 と 違って ― せいと|ほんと|わたくし||すんで||しょ||ちがって

道 が 多い から 迷っちゃ った どう||おおい||まよっちゃ|

( ブルー ベル ) ここ の ブローチ ある と 就職 に 有利な ん だって ぶるー|べる|||ぶろーち|||しゅうしょく||ゆうりな||

早く 卒業 して 帰り たい はやく|そつぎょう||かえり|

( イベリス ) ブローチ 欲しい だけ な んじゃ ない の ? |ぶろーち|ほしい|||||

フフッ や だ フフフ …

( ドア が 開く 音 ) どあ||あく|おと

( ドア が 開く 音 ) どあ||あく|おと

( ローダンセ ) 静粛に ( ブルー ベル ) あっ |せいしゅくに|ぶるー|べる|

( ローダンセ ) 静粛に ( ブルー ベル ) あっ |せいしゅくに|ぶるー|べる|

( 生徒 ) あっ   ああ … せいと||

( ローダンセ ) 皆さん |みなさん

自動 手記 人形 育成 学校 へ ようこそ じどう|しゅき|にんぎょう|いくせい|がっこう||

自動 手記 人形 育成 学校 へ ようこそ じどう|しゅき|にんぎょう|いくせい|がっこう||

( ドア が 開く 音 ) どあ||あく|おと

( ドア が 開く 音 ) どあ||あく|おと

( ルクリア ) すみません

遅刻 は 2 度 で 欠席 扱い です よ ちこく||たび||けっせき|あつかい||

はい

大戦 が 終わり ― たいせん||おわり

ドール へ の 需要 は 高まる 一方 です どーる|||じゅよう||たかまる|いっぽう|

もちろん 本校 へ 通わ ず と も ― |ほんこう||かよわ|||

ドール に なる こと は 可能です が ― どーる|||||かのうです|

我々 の 目的 は ただ の ドール で は なく われわれ||もくてき||||どーる|||

良き ドール を 育成 する こと です よき|どーる||いくせい|||

本校 卒業 の 証し は 一流 の 証明 ほんこう|そつぎょう||しょうし||いちりゅう||しょうめい

しかし 私 が 良き ドール と 認め ない かぎり ― |わたくし||よき|どーる||みとめ||

この 証し は 決して 与え られ ませ ん |しょうし||けっして|あたえ|||

覚悟 は いい です か ? かくご||||

( ヴァイオレット ) 了解 し ました |りょうかい||

( 生徒 たち ) あっ … せいと||

( ルクリア ) ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン

その 子 の 立ち居ふるまい は ― |こ||たちいふるまい|

お 人形 の ような 服装 と は かけ離れた ― |にんぎょう|||ふくそう|||かけはなれた

まるで 軍人 さん の ようでした |ぐんじん|||

♪~

~♪

( ローダンセ ) 良き ドール に は ― |よき|どーる||

話す 言葉 を 書き 写せる だけ の タイプ 速度 が 必要です はなす|ことば||かき|うつせる|||たいぷ|そくど||ひつようです

では 始めて ください |はじめて|

エヴァーガーデン さん どう し ました ?

( ヴァイオレット ) 速度 の 指定 が あり ませ ん |そくど||してい||||

( ローダンセ ) なるほど

指定 さ れれば 打てる と ? してい|||うてる|

なら 1 分 200 文字 で |ぶん|もじ|

( ヴァイオレット ) 了解 し ました |りょうかい||

( ヴァイオレット ) 打ち ます ( ローダンセ ) どうぞ |うち|||

( 生徒 たち の 話し声 ) せいと|||はなしごえ

( ルクリア ) 何も 食べ ない の ? |なにも|たべ||

任務 中 の 食事 は 最小 限 に する よう 訓練 さ れて おり ます にんむ|なか||しょくじ||さいしょう|げん||||くんれん||||

でも …

よかったら 私 の 食べる ? |わたくし||たべる

結構です けっこうです

ライデン 出身 の ルクリア さん |しゅっしん|||

私 の 自己 紹介 覚えて た の ? わたくし||じこ|しょうかい|おぼえて||

全員 分 覚えて い ます ぜんいん|ぶん|おぼえて||

( ローダンセ ) 良き ドール が 身 に つける べき 手紙 の 書き 方 に は ― |よき|どーる||み||||てがみ||かき|かた||

文法 や 語彙 ― ぶんぽう||ごい

それ に 多種多様な 手紙 の 形式 も 含ま れる のです ||たしゅたような|てがみ||けいしき||ふくま||

( ローダンセ ) ここ まで ( 生徒 たち ) あー |||せいと||

では 本日 の 成績 を 発表 し ます |ほんじつ||せいせき||はっぴょう||

( 生徒 たち ) えー ( ローダンセ ) 文法 の 成績 満点 せいと||||ぶんぽう||せいせき|まんてん

ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン

次 語彙 の 成績 満点 つぎ|ごい||せいせき|まんてん

ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン

( ヴァイオレット ) ただいま 任務 より 帰還 し ました ||にんむ||きかん||

( エリカ ) 学校 どう だった ? |がっこう||

( アイリス ) 怒ら れた でしょ ? |いから||

いえ 怒ら れて は いま せ ん |いから|||||

( ホッジンズ ) お かえり ヴァイオレット ちゃん

社長   本日 の 評価 を しゃちょう|ほんじつ||ひょうか|

ローダンセ 教官 より 預かって おり ます |きょうかん||あずかって||

うん   どれ どれ

お っ 初日 の 評価 は 優秀だ ね ||しょにち||ひょうか||ゆうしゅうだ|

( ベネディクト ) お っ 帰って きた の か |||かえって|||

( カトレア ) ハッ ! ( ベネディクト ) フンッ

何 よ ! 男 の くせ に いつまでも なん||おとこ||||

んだ よ ! そっち こそ いつまでも !

何 を して いる のでしょう ? なん||||

あの 2 人 いつも あんなふうに ケンカ ばかり して る の |じん|||けんか||||

社長 ホント よく あれ で 一緒に ― しゃちょう|ほんと||||いっしょに

この 会社 創立 でき ました ね |かいしゃ|そうりつ|||

( ローダンセ ) 本日 の 授業 は ― |ほんじつ||じゅぎょう|

実際 に 手紙 を 代筆 する 訓練 を 行い ます じっさい||てがみ||だいひつ||くんれん||おこない|

よろしく ね

お 願い し ます ルクリア さん |ねがい||||

で 誰 宛て の 手紙 に する ? |だれ|あて||てがみ||

ん ?

私 が 手紙 を 書き たい 相手 ? わたくし||てがみ||かき||あいて

あなた が 気持ち を 伝え たい 身近な 人 に すれば よい のです ||きもち||つたえ||みぢかな|じん||||

身近な 人 ? みぢかな|じん

宛先 は クラウディア ・ ホッジンズ 様 に あてさき||||さま|

クラウディア …

お 友達 ? ご 家族 ? |ともだち||かぞく

社長 です しゃちょう|

( ヴァイオレット ) 以上 報告 終了 し ます |いじょう|ほうこく|しゅうりょう||

ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン

あっ これ で 終わり ? |||おわり

( ヴァイオレット ) で は

“ 少佐 より の 新たな 命令 は まだ 届き ませ ん でしょう か ?” しょうさ|||あらたな|めいれい|||とどき||||

と 付け加えて ください |つけくわえて|

何だか 手紙 って いう より 報告 書 みたい なんだか|てがみ||||ほうこく|しょ|

今度 は ルクリア さん の 手紙 を どうぞ こんど|||||てがみ||

あっ うん

えー っと お 兄 … |||あに

う うん   両親 宛て に する わ ||りょうしん|あて|||

了解 し ました りょうかい||

えっ と …

お 父さん お 母さん に 今 まで の こと の お 礼 を |とうさん||かあさん||いま||||||れい|

ちゃんと 言えて なくて |いえて|

うーん いざ 手紙 に する と なる と ||てがみ|||||

何 か 言い たい こと が うまく 出て こ ない よ ね なん||いい|||||でて||||

あっ あと 一緒に 行った 場所 の こと ||いっしょに|おこなった|ばしょ||

行き たかった 場所 の こと たくさん あり すぎて ― いき||ばしょ|||||

伝えき れ ない ね つたえき|||

それ じゃあ また 心配 し ないで ね |||しんぱい|||

ルクリア より

ん …

ヴァイオレット 読んで み なさい |よんで||

( ヴァイオレット ) はい

“ 拝啓 父上 様 母上 様 ” はいけい|ちちうえ|さま|ははうえ|さま

“ 久々の 手紙 です が 伝達 事項 は あり ませ ん ” ひさびさの|てがみ|||でんたつ|じこう||||

“ 以前 から の 件 に 感謝 を 伝えて い ない こと を ―” いぜん|||けん||かんしゃ||つたえて||||

“ 懸念 して おり ます ” けねん|||

“ 一緒に 行った 場所 行き たかった 場所 に 関して ―” いっしょに|おこなった|ばしょ|いき||ばしょ||かんして

“ 伝える べき 情報 は なし ” つたえる||じょうほう||

“ 当方 は 現在 鋭 意 努力 中 ” とうほう||げんざい|するど|い|どりょく|なか

“ 状況 は 健康 無事 ” じょうきょう||けんこう|ぶじ

“ 問題 は 起きて おり ませ ん ” もんだい||おきて|||

“ 以上   くれぐれも 憂慮 なき よう ” いじょう||ゆうりょ||

“ ルクリア ”

それ で 手紙 に なって いる つもりです か ? ||てがみ|||||

あっ あの …

もしかしたら 私 の 話 が 抽象 的 すぎた の かも … |わたくし||はなし||ちゅうしょう|てき|||

( ローダンセ ) そういう 問題 で は あり ませ ん ||もんだい|||||

手紙 と は そもそも 人 の 心 を 伝える もの てがみ||||じん||こころ||つたえる|

良き ドール と は 人 が 話して いる 言葉 の 中 から ― よき|どーる|||じん||はなして||ことば||なか|

伝え たい 本当の 心 を すくい上げる もの です つたえ||ほんとうの|こころ||すくいあげる||

ヴァイオレット

あなた は 学科 の 成績 も よくて タイプ も とても 速くて 正確です ||がっか||せいせき|||たいぷ|||はやくて|せいかくです

けれど あなた の 代筆 した もの は 手紙 と は 呼べ ませ ん |||だいひつ||||てがみ|||よべ||

( ヴァイオレット ) 手紙 と は 呼べ ない ? |てがみ|||よべ|

( ルクリア ) あの もう 一 度 … |||ひと|たび

( ローダンセ ) 今日 は ここ まで です |きょう||||

では この 手紙 は お互い の 相手 に ― ||てがみ||おたがい||あいて|

必ず 渡して ください かならず|わたして|

( ルクリア ) 今日 は 調子 が 悪かった だけ よ |きょう||ちょうし||わるかった||

以前 も 同じ ような こと を 言わ れた こと が あり ます いぜん||おなじ||||いわ|||||

そう

ねえ この 街 で 一 番 ステキな 景色 教えて あげる ||がい||ひと|ばん|すてきな|けしき|おしえて|

ここ よ

急だ から 気 を つけて きゅうだ||き||

ステキでしょ ? すてきでしょ

私 は 子供 の ころ から ずっと ― わたくし||こども||||

この 眺め が 大好きな の |ながめ||だいすきな|

( ギルベルト ) ヴァイオレット

いつか 君 に も ― |きみ||

ライデン から 見える あの 美しい 景色 を 見て ほしい ||みえる||うつくしい|けしき||みて|

( ルクリア ) じゃあ 私 こっち だ から ||わたくし|||

また ね

( ヴァイオレット ) ルクリア さん ( ルクリア ) あ …

ルクリア で いい わ ヴァイオレット

( 店主 ) もう 早く 帰れよ てんしゅ||はやく|かえれよ

( スペンサー ) まあ そう 言う なって |||いう|

いい だ ろ ?

( ルクリア ) お 兄ちゃん ! また 飲んで た の ? ||にいちゃん||のんで||

( スペンサー ) あ ? 飲んで ねえ ||のんで|

( 店主 ) お かえり てんしゅ||

こいつ が 飲ま せ ねえ から 飲んで ね … ||のま||||のんで|

あっ

( ルクリア ) お 兄ちゃん ! 大丈夫 ? ||にいちゃん|だいじょうぶ

( スペンサー ) クソッ ! ( ルクリア ) あっ …

ルクリア

あり が と

( ホッジンズ ) ヴァイオレット ちゃん

手紙 を くれる の は うれしい んだ けど てがみ|||||||

何だか 報告 書 みたいだ ね なんだか|ほうこく|しょ||

( ヴァイオレット ) 教官 に も ― |きょうかん||

私 の 代筆 した もの は ― わたくし||だいひつ|||

手紙 と は 呼べ ない と 指摘 さ れ ました てがみ|||よべ|||してき|||

私 は 良き ドール に なれる のでしょう か ? わたくし||よき|どーる||||

( ルクリア ) ただいま すぐ ご飯 作る から … |||ごはん|つくる|

( スペンサー の いびき )

( ルクリア ) お 父さん お 母さん ||とうさん||かあさん

( ローダンセ ) ブルーベル ・ ユノア ( ブルー ベル ) はい |||ぶるー|べる|

( ローダンセ ) イベリス ・ コノウエ ( イベリス ) はい

( ローダンセ ) ルクリア ・ モール バラ ||もーる|ばら

ルクリア ・ モール バラ |もーる|ばら

( ルクリア ) あっ はい

( ローダンセ ) で は 以上 9 名 を 今回 の 卒業 者 と し ます |||いじょう|な||こんかい||そつぎょう|もの|||

皆さん が 良き ドール に なり ます ように みなさん||よき|どーる||||

( イベリス ) やった ー ! どこ で ドール に なる ? ||-|||どーる||

( ブルー ベル ) 私 は 地元 の 郵便 局 ぶるー|べる|わたくし||じもと||ゆうびん|きょく

( 生徒 ) 私 は ライデン で 探そう か な せいと|わたくし||||さがそう||

( イベリス ) ルクリア は ? ( ルクリア ) え ?

えっ と 私 は まだ 何も 決まって なくて ||わたくし|||なにも|きまって|

( イベリス ) えー ! 成績 トップ の くせ に ||せいせき|とっぷ|||

( ホッジンズ ) そう か 残念だった ね |||ざんねんだった|

( ヴァイオレット ) 申し訳 ございませ ん |もうしわけ||

大丈夫 だいじょうぶ

卒業 でき なくて も ドール に なれ ない わけじゃ ないし そつぎょう||||どーる|||||

( ヴァイオレット ) です が ―

それでは 何の ため に 学校 へ 通った のでしょう か ? |なんの|||がっこう||かよった||

確かに 卒業 が すべて で は あり ませ ん が ― たしかに|そつぎょう||||||||

人 が 話して いる 言葉 の 中 から ― じん||はなして||ことば||なか|

伝え たい 心 を すくい上げ られ ない ので は つたえ||こころ||すくいあげ||||

ドール の 意味 が あり ませ ん どーる||いみ||||

( ルクリア ) やっぱり ここ に 来る と 思った ||||くる||おもった

( ヴァイオレット ) ルクリア

学校 は 終了 した の に なぜ ここ に いる のです か ? がっこう||しゅうりょう|||||||||

( ルクリア ) うーん   ここ に 来れば ― ||||くれば

また あなた に 会える か なって 思って |||あえる|||おもって

ねえ ヴァイオレット

少佐 って 誰 ? しょうさ||だれ

あなた 毎回 手紙 の 最後に |まいかい|てがみ||さいごに

“ 少佐 から の 手紙 は まだ です か ?” って つけて る じゃ ない ? しょうさ|||てがみ|||||||||

本当に 手紙 を 書き たい 相手 は その 人 じゃ ない の ? ほんとうに|てがみ||かき||あいて|||じん|||

今日 は その 人 に 手紙 を 書いて み ない ? きょう|||じん||てがみ||かいて||

いつも の 報告 書 みたいな のじゃ なく って ||ほうこく|しょ||||

あなた の 素直な 気持ち を 込めた 手紙 を ||すなおな|きもち||こめた|てがみ|

最後 まで 付き合う から さいご||つきあう|

( ヴァイオレット ) 少佐 … |しょうさ

( 鐘 の 音 ) かね||おと

ハハハ …

( ヴァイオレット ) すみません

私 は あの 方 に 何 を 伝え たい の か 自分 でも 分から ない のです わたくし|||かた||なん||つたえ||||じぶん||わから||

私 は まだ わたくし||

あの 方 が 言って くださった 言葉 の 意味 さえ も ― |かた||いって||ことば||いみ||

理解 して い ない のです から りかい|||||

( ルクリア ) ヴァイオレット は ―

どうして ドール に なり たい と 思った の ? |どーる|||||おもった|

( ヴァイオレット ) 私 は “ 愛して る ” を 知り たい のです |わたくし||あいして|||しり||

“ 愛して る ” を 知り たい … あいして|||しり|

心 を 伝える って 難しい ね こころ||つたえる||むずかしい|

実は ね 私 の 両親 死んじゃ った の じつは||わたくし||りょうしん|しんじゃ||

残った 家族 は お 兄ちゃん だけ のこった|かぞく|||にいちゃん|

私 お 兄ちゃん に 何 を 言えば いい か 分から ない の わたくし||にいちゃん||なん||いえば|||わから||

戦争 が 始まって ― せんそう||はじまって

お 兄ちゃん は 兵士 と して 戦い に 出た わ |にいちゃん||へいし|||たたかい||でた|

でも 配備 さ れた 西部 戦線 は ほとんど 戦闘 が ない 所 だった |はいび|||せいぶ|せんせん|||せんとう|||しょ|

戦い は いつも どこ か 離れた 場所 で 起きて いて ― たたかい|||||はなれた|ばしょ||おきて|

私 たち は ずっと ひと 事 の ように 戦争 を 感じて いた の わたくし|||||こと|||せんそう||かんじて||

でも お 父さん と お 母さん が ― ||とうさん|||かあさん|

貿易 の 仕事 で ヘルネ に 行った とき … ぼうえき||しごと||||おこなった|

( ヴァイオレット ) 西部 戦線 が 突破 さ れた のです ね |せいぶ|せんせん||とっぱ||||

( ルクリア ) お 父さん も お 母さん も ― ||とうさん|||かあさん|

遺品 すら 見つから なかった いひん||みつから|

そして 戦争 が 終わった わ |せんそう||おわった|

( 争う 声 ) お 兄ちゃん は 無事に 帰って きた あらそう|こえ||にいちゃん||ぶじに|かえって|

私 は お 兄ちゃん だけ でも 生きて くれた こと を 喜び たかった わたくし|||にいちゃん|||いきて||||よろこび|

( 争う 声 ) でも ― あらそう|こえ|

お 兄ちゃん は ヘルネ を 守れ なかった こと を 悔やんで ― |にいちゃん||||まもれ||||くやんで

お 父さん と お 母さん が 死んだ の は ― |とうさん|||かあさん||しんだ||

自分 の せい だ と 思い込んで る じぶん|||||おもいこんで|

( スペンサー ) ああ っ …

( 男性 ) 二度と 顔 見せ ん な よ だんせい|にどと|かお|みせ|||

( スペンサー の 叫び声 ) ||さけびごえ

本当 は ほんとう|

本当 は ただ … ほんとう||

生きて て くれる だけ で うれしい の いきて||||||

“ ありがとう ” って 伝え たい だけ な のに ! ||つたえ||||

( 殴る 音 ) なぐる|おと

( ルクリア ) ずっと

言え ない いえ|

( ヴァイオレット ) ルクリア 手紙 を 書き ましょう ||てがみ||かき|

あなた の 伝え たい 気持ち を 手紙 に し ましょう ||つたえ||きもち||てがみ|||

でも お 兄ちゃん に 伝えよう って 考える と ダメな の ||にいちゃん||つたえよう||かんがえる||だめな|

今 まで 何度 も 何度 も 伝えよう と した けど ― いま||なんど||なんど||つたえよう|||

でも ダメな の |だめな|

きっと これ から も

ありがとう ヴァイオレット

少佐 へ の 手紙 は また 今度 ね しょうさ|||てがみ|||こんど|

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと

“ 良き ドール と は ―” よき|どーる||

“ 言葉 の 中 から ―” ことば||なか|

“ 伝え たい 本当の 心 を すくい上げる もの ” つたえ||ほんとうの|こころ||すくいあげる|

( ルクリア ) お 兄ちゃん ||にいちゃん

お 兄ちゃん 待って |にいちゃん|まって

( スペンサー ) ほら

ん っ

( ルクリア ) うん

( スペンサー ) 早く こっち |はやく|

うわ ー ! |-

ホント キレイ ! ほんと|

( スペンサー ) うわ っ !

あ …

う っ !

女 ? おんな

あんた ルクリア の ?

これ は ?

( ヴァイオレット ) 任務 … |にんむ

いえ 課題 です |かだい|

いえ 手紙 です |てがみ|

ルクリア から あなた 宛て の |||あて|

ルクリア から ?

( スペンサー )“ お 兄ちゃん ” ||にいちゃん

“ 生きて いて くれて ―” いきて||

“ うれしい の ”

“ ありがとう ”

( スペンサー の すすり泣き ) ||すすりなき

( カトレア ) お かえり なさい

ずいぶん 遅かった けど どこ 行って た の ? |おそかった|||おこなって||

( ヴァイオレット ) 学校 です |がっこう|

ところで 社長 は どちら に ? |しゃちょう|||

( ベネディクト ) 組合 の 寄り合い だって よ |くみあい||よりあい||

つうか お前 |おまえ

学校 もう 終わ っち まったん じゃ なかった っけ ? がっこう||しまわ|||||

はい

ですが 今日 は 手紙 を 書いて き ました |きょう||てがみ||かいて||

え ?

( ヴァイオレット ) 心 が 伝わった か どう か は 分かり ませ ん が … |こころ||つたわった|||||わかり|||

そ っか

お 2 人 は ケンカ して いる ので は なかった のです か ? |じん||けんか|||||||

( カトレア ) ハッ ! そう な の よ この バカ |||||||ばか

私 が 代筆 した 手紙 の 上 に 濡 ( ぬ ) れた コップ を 置いた の よ わたくし||だいひつ||てがみ||うえ||ぬら|||こっぷ||おいた||

私 が 代筆 した 手紙 の 上 に 濡 ( ぬ ) れた コップ を 置いた の よ わたくし||だいひつ||てがみ||うえ||ぬら|||こっぷ||おいた||

( ベネディクト ) バカ は どっち だ よ |ばか||||

( ベネディクト ) あんな 所 に 手紙 を 置く お前 が 悪い んだ ろ ! ||しょ||てがみ||おく|おまえ||わるい||

( カトレア ) だ から 何 よ その 言い 方 ! |||なん|||いい|かた

( ベネディクト ) ああ もう ! ( カトレア ) その 態度 ! |||||たいど

( 鐘 の 音 ) かね||おと

ヴァイオレット !

( ヴァイオレット ) ルクリア   どうした の です か ?

アハッ

おはよう ヴァイオレット

( ヴァイオレット ) 教官   学校 は 終わった はずで は ? |きょうかん|がっこう||おわった||

( ルクリア ) ごめん ね 私 が 勝手に お 願い した の |||わたくし||かってに||ねがい||

この 手紙 を ルクリア に 見せて もらい ました |てがみ||||みせて||

あなた が 書いた ルクリア から お 兄さん へ の 手紙 を ||かいた||||にいさん|||てがみ|

( ルクリア ) ずっと 言え なかった お 兄ちゃん へ の 思い ||いえ|||にいちゃん|||おもい

ヴァイオレット あなた が 届けて くれた の よ |||とどけて|||

( ローダンセ ) 良き ドール と は ― |よき|どーる||

人 が 話して いる 言葉 の 中 から ― じん||はなして||ことば||なか|

伝え たい 本当の 心 を すくい上げる もの つたえ||ほんとうの|こころ||すくいあげる|

あなた は 今 その 一 歩 を 踏み出した のです ||いま||ひと|ふ||ふみだした|

ヴァイオレット

あなた が 良き ドール に なり ます ように ||よき|どーる||||

ヴァイオレット !

おめでとう !

ルクリア

それ から

本当に ありがとう ほんとうに|

( ルクリア ) 時 に 手紙 は ― |じ||てがみ|

たくさんの 美しい 言葉 を 並べる より ― |うつくしい|ことば||ならべる|

ひと言 だけ で 大切な 気持ち を 伝える こと が できる のです ひとこと|||たいせつな|きもち||つたえる||||

私 は ドール に とって 一 番 大切な こと を ― わたくし||どーる|||ひと|ばん|たいせつな||

彼女 に 教わった 気 が し ます かのじょ||おそわった|き|||

彼女 は お 人形 の ような 服装 で ― かのじょ|||にんぎょう|||ふくそう|

ちょっと 軍人 さん みたいで ― |ぐんじん||

ちょっと 変わった とって も ステキな 女の子 でした |かわった|||すてきな|おんなのこ|

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