Angel Beats ! Episode 5 angel|beats|episode Angel Beats!

生徒 たち も よく なり ます せいと|||||

連れ て いけ つれ||

目覚め て は 繰り返す 眠い 朝 は めざめ|||くりかえす|ねむい|あさ|

襟 の タイ を きつく 締め えり||たい|||しめ

教室 の ドア くぐる と ほんの 少し 胸 を 張って 歩き 出せ る きょうしつ||どあ||||すこし|むね||はって|あるき|だせ|

そんな 日常 に 吹き抜ける 風 |にちじょう||ふきぬける|かぜ

聞こえ た 気 が し た きこえ||き|||

感じ た 気 が し た ん だ かんじ||き|||||

震え 出す 今 この 胸 で ふるえ|だす|いま||むね|

もう 来る 気 が し た |くる|き|||

幾 億 の 星 が 消え去って く の を いく|おく||ほし||きえさって|||

見送った みおくった

手 を 振った て||ふった

よかった ね 、 と

はい いい か この AD と は どういう 意味 か ||||ad||||いみ|

わかる 人 … |じん

ついに この 時期 が やって き た か ||じき|||||

なん だ

なんか 始まる の か |はじまる||

天使 の 猛攻 が 始まる てんし||もうこう||はじまる

天使 の 猛攻 … てんし||もうこう

猛攻 って どうして な ん だ もうこう|||||

テスト が 近い から てすと||ちかい|

ああ なぜ

考え れ ば わかる でしょ ～ かんがえ||||

授業 を 受け させる こと も 大事 です が じゅぎょう||うけ|さ せる|||だいじ||

テスト を 受け させ て イイ 点 を 取ら せる こと てすと||うけ|さ せ|||てん||とら||

それ も 大事 な こと です ||だいじ|||

天使 に とって は てんし|||

けど この テスト 期間 ||てすと|きかん

逆 に 天使 を 陥れる ぎゃく||てんし||おとしいれる

大きな チャンス と なり える かも しれ ない おおきな|ちゃんす||||||

何 か 思いつ い た みたい だ な ～ ゆり っぺ なん||おもいつ|||||||

聞か せ て もらう ぜ きか||||

天使 の テスト の じゃま を 徹底 的 に 行い てんし||てすと||||てってい|てき||おこない

赤 点 を 取ら せ まくる あか|てん||とら||

そして 校 内 順位 最 下位 に 突き落とす |こう|うち|じゅんい|さい|かい||つきおとす

それ が 何 に なる の ||なん|||

名誉 の 失意 めいよ||しつい

生徒 会長 と して せいと|かいちょう||

彼女 は 威厳 を 保って い られる かしら かのじょ||いげん||たもって|||

それ で 弱く なる と ||よわく||

すくなくとも

教師 や 一般 生徒 の 見る 目 が 変わる わ きょうし||いっぱん|せいと||みる|め||かわる|

その 行い に は いま まで なかった 変化 が 生じる |おこない||||||へんか||しょうじる

どんな

さあ そこ まで 私 に は 読め ない |||わたくし|||よめ|

じゃ 意味 が ない ん じゃ ない の か |いみ|||||||

けど

彼女 が もし 神 の 創造 物 で ある 天使 な ん か で は なく かのじょ|||かみ||そうぞう|ぶつ|||てんし||||||

その 精神 が 鋼 で ない なら |せいしん||はがね|||

私 たち と 同じ ヒト の 魂 で ある なら わたくし|||おなじ|ひと||たましい|||

その 名誉 の 失意 は |めいよ||しつい|

彼女 に 精神 的 な 打撃 を あたえる こと に なる かのじょ||せいしん|てき||だげき|||||

まずは 今回 の 作戦 メンバー を 決める |こんかい||さくせん|めんばー||きめる

天使 の クラス で テスト を 受ける ため の 根回し は てんし||くらす||てすと||うける|||ねまわし|

すでに 完了 し て いる わ |かんりょう||||

じゃあ メンバー 全員 で |めんばー|ぜんいん|

かため ち まったら い い ん じゃ ねえ か

じゃ ねえ か … じゃ な いわ よ

ミス は 許さ れ ない ん だ から みす||ゆるさ|||||

作戦 が 途中 で ばれ たら さくせん||とちゅう|||

私 たち は すぐに も 別 の 教室 に 移さ れ て わたくし|||||べつ||きょうしつ||うつさ||

天使 に 赤 点 を 取ら せる 細工 が でき なく なる の よ てんし||あか|てん||とら||さいく||||||

なるほど なら オレ は パス だ ||おれ||ぱす|

そういう の は メメ シイ や つら の 出番 だ ||||しい||||でばん|

そこ で 今回 の メンバー は ||こんかい||めんばー|

高松 君 たかまつ|きみ

日向 君 ひゅうが|きみ

大山 君 竹山 君 おおやま|きみ|たけやま|きみ

音無 君 おとなし|きみ

また オレ か よ |おれ||

ボク の こと は 「 クライ スト 」 と ぼく|||||すと|

見た目 が 普通 の やつ ら を 選 ん だ だけ よ みため||ふつう|||||せん||||

それ じゃ オペレーション スタート |||すたーと

テスト の 席 は その 日 の 朝 てすと||せき|||ひ||あさ

くじ引き で 決定 さ れる くじびき||けってい||

これ で 天使 の ちかく の 席 で ない と ||てんし||||せき|||

細工 は 一気に 困難 に なる わ さいく||いっきに|こんなん|||

イイ あの 席 の 前 を 引き 当て なさい ||せき||ぜん||ひき|あて|

ん な ムチャ 言う な よ |||いう||

二十 外れ た にじゅう|はずれ|

十一 天使 から は 遠い です ね じゅういち|てんし|||とおい||

三十三 全然 ダメ だ さんじゅうさん|ぜんぜん|だめ|

オレ か おれ|

二十五 にじゅうご

と オレ も 遠い な ～ |おれ||とおい|

一 番 よ ひと|ばん|

って なに よ この この

近く に 誰 か い ない の ちかく||だれ||||

横 でも 前 で も いい から よこ||ぜん||||

一 つ 前 です ひと||ぜん|

よしゃ ッ

で なに を すれ ば イイ ん です か

答案 用紙 が 配ら れる 際 とうあん|ようし||くばら||さい

二 枚 持って おき なさい ふた|まい|もって||

その 一方 を 回収 する とき に |いっぽう||かいしゅう|||

天使 の もの と すりかえる てんし||||

そっち の 答案 用紙 は 白紙 に ||とうあん|ようし||はくし|

お いや

白紙 じゃ 逆 に 不自然 に とら れる わ ね はくし||ぎゃく||ふしぜん|||||

バカ みたい な の 答案 を 並べ て おい て ばか||||とうあん||ならべ|||

と 言わ れ まし て も |いわ||||

上 から 将来 なり たい もの を 書き連ね て おき なさい うえ||しょうらい|||||かきつらね|||

物理 の テスト です が ぶつり||てすと||

イイ の よ 飛行機 の パイロット と か |||ひこうき||ぱいろっと||

イルカ の 飼育 員 と か 書 い て おき なさい いるか||しいく|いん|||しょ||||

相当 の バカ だ な ～ そうとう||ばか||

回収 の 時 は どう する ん です か かいしゅう||じ||||||

日向 君 ひゅうが|きみ

タイミング を 見計らって たいみんぐ||みはからって

アクション を 起こし なさい あくしょん||おこし|

全員 が そっち に 注目 する よう に ぜんいん||||ちゅうもく|||

ん な ムチャ な ～

あなた は 何の ため に 入れ た と 思って る の よ ||なんの|||いれ|||おもって|||

まさか そんな 「 道化 師 役 」 と は ||どうけ|し|やく||

で その 瞬間 を 見計らって ||しゅんかん||みはからって

竹山 君 が 後ろ の 席 の 回収 し 終え た 答案 用紙 から たけやま|きみ||うしろ||せき||かいしゅう||おえ||とうあん|ようし|

天使 の 用紙 を 引き抜き てんし||ようし||ひきぬき

にせもの と すりかえる

とにかく

想定 外 な こと が 起き て も そうてい|がい||||おき||

慌て ず あわて|

みんな で フォロー し あって 行く の よ イイ ||ふぉろー|||いく|||

でも 待って ください |まって|

名前 の 欄 に は いったい なんで 書け ば いい ん でしょ ～ なまえ||らん|||||かけ||||

天使 てんし

阿 呆 か おもね|ぼけ|

生徒 会長 って … 通る ん じゃ ねえ せいと|かいちょう||とおる|||

そう だ よ ね

どうせ イルカ の 飼育 員 と か 答える くらい バカ な ん だ から |いるか||しいく|いん|||こたえる||ばか||||

いやいや 自分 の 名前 ぐらい 書け なきゃ 阿 呆 すぎる だ ろ ～ |じぶん||なまえ||かけ||おもね|ぼけ|||

つ ー か お前 ら が 名前 知ら ない の が 驚き だ よ |-||おまえ|||なまえ|しら||||おどろき||

知る 機会 なんて なかった もの しる|きかい|||

よく なかった な ～

じゃ あんた 調べ てき て よ ||しらべ|||

職員 室 行って 名簿 見 て き て しょくいん|しつ|おこなって|めいぼ|み|||

チッ った く

もう ちょっと

どこ 行く の |いく|

テスト 始まる わ よ てすと|はじまる||

あ いや 緊張 し て き て ||きんちょう||||

クソ くそ

どう しよ う

名前 が 生徒 会長 で 提出 さ れる なんて なまえ||せいと|かいちょう||ていしゅつ|||

かわいそう じゃ ない か

いやいや それどころか

二十 オーム の 抵抗 に 三 点 ゼロ ボルト の 電圧 を 加え た とき にじゅう|||ていこう||みっ|てん||ぼると||でんあつ||くわえ||

流れる 電流 は 何 アンペア か ながれる|でんりゅう||なん||

電車 の 車掌 さん アンペア でんしゃ||しゃしょう||

なん って 答え だ ||こたえ|

そんなに 不安 |ふあん

いや

そういう ワケ じゃ なく

落ち着 い て おちつ||

大丈夫 よ だいじょうぶ|

えっ と

音無 おとなし

音無 君 おとなし|きみ

オレ も あんた の 名前 知ら ない おれ||||なまえ|しら|

ワタシ

たちばな

下 は した|

下 奏 タチバナ カナデ した|そう|たちばな| 美しい 響き うつくしい|ひびき

名 の とおり 音 を 奏でる よう な な|||おと||かなでる||

イイ 名前 だ と 思った |なまえ|||おもった

ありがとう

タチバナ の おかげ で 落ち 着 い た よ たちばな||||おち|ちゃく|||

じゃ がんばって

タチバナ カナデ たちばな|

うん そんな 名前 だった わ ||なまえ||

知って た ん じゃ ない か よ しって||||||

忘れ て た だけ よ わすれ||||

ほら はじめる ぞ

座れ すわれ

なん だ 記憶 ねえ のに ||きおく||

なんで こんなに すら すら 解ける ん だ オレ ||||とける|||おれ

問題 を マジメ に 解 い ちゃ ダメ よ もんだい||||かい|||だめ|

消える ファクター に なり かね ない きえる|ふぁくたー||||

まじめ に うけ ちゃ ダメ な ん だった ||||だめ|||

はい じゃ 後ろ から 集め て ||うしろ||あつめ|

なん じゃ ありゃ

グランド から 超 巨大 な 筍 が に ょき に ょき と ぐらんど||ちょう|きょだい||たけのこ||||||

阿 呆 日向 おもね|ぼけ|ひゅうが

った く 仕方ない わ ね ||しかたない||

あなた が ミス し た とき の ため に ||みす||||||

いす の 下 に 推進 エンジン を つ ん で おい た の よ ||した||すいしん|えんじん||||||||

どう だった

ちょっと し た 宇宙 飛行 士 気分 は |||うちゅう|ひこう|し|きぶん|

一瞬 で 天井 に 激突 し て 落下 し た よ いっしゅん||てんじょう||げきとつ|||らっか|||

つか 推進 エンジン なんて よく 作れ た な ～ |すいしん|えんじん|||つくれ||

フォロー し て あげ た ん だ から ふぉろー|||||||

感謝 なさい よ かんしゃ||

作戦 成功 ね 竹山 君 さくせん|せいこう||たけやま|きみ

ぬかり あり ませ ん

あと 「 クライ スト 」 ッ ||すと|

じゃ 次 は 高松 君 |つぎ||たかまつ|きみ

ワタシ が 何 か ||なん|

みんな の 気 を 引く 役 ね ||き||ひく|やく|

そ それ は 日向 さん の 役割 で は |||ひゅうが|||やくわり||

「 狼 少年 」 の 話 知って る おおかみ|しょうねん||はなし|しって|

繰り返さ れる ウソ は 信憑性 を 失って いく くりかえさ||うそ||しんぴょうせい||うしなって|

そういう ワケ

ま まさか

その ため に 頭 数 を |||あたま|すう|

さ あ ～

辞退 を じたい|

やる の よ

あきらめ て 飛べ ||とべ

そして 天井 に 激突 しろ |てんじょう||げきとつ|

絶対 全員 が 注目 する 何 か を 考え 出さ なく て は ぜったい|ぜんいん||ちゅうもく||なん|||かんがえ|ださ|||

あの ～

つぎの 回答 は どの よう に すれ ば イイン でしょ う |かいとう|||||||||

お前 は イイ よ な おまえ||||

小細工 する だけ だ から こざいく||||

とば ない し

な に 言って ん です か ||いって|||

こっち だって 大きな リスク を ||おおきな|りすく|

はらん だ 任務 を 帯び てる ん です よ ||にんむ||おび||||

では かわって ください

イヤ です よ いや||

や っぱ そっち の ほう が イイン じゃ ない か

くじ 運 が よく て よかった な ～ |うん|||||

これ は ボク に しか でき ない 心 計 の 要る 作業 な ん だ ||ぼく|||||こころ|けい||いる|さぎょう|||

そっち は 飛べ だけ で ||とべ||

頭 つかわ なく て イイ じゃ ない です か あたま||||||||

なん だ と こっち は バカ って か |||||ばか||

こら ケンカ する な |けんか||

や ばっ

すま ん

答え 合わせ で もめ て い た こたえ|あわせ|||||

今 は 決着 が つい た いま||けっちゃく|||

日向 が ０ 点 だった こと が わかった ひゅうが||てん||||

万事 オーケー だ もう 問題 ない ばんじ|おーけー|||もんだい|

騒がしく て わるかった さわがしく||

もう 大丈夫 だ |だいじょうぶ|

そう

バカ ばか

だれ が だ

で 次 の 回答 は どう すれ ば いい ん でしょ う |つぎ||かいとう||||||||

教科 は なん だ っけ きょうか||||

世界 史 です せかい|し|

じゃあ 地球 は 宇宙 人 に 侵略 さ れ て いる こと に し て |ちきゅう||うちゅう|じん||しんりゃく||||||||

全 問 答え て おい て ぜん|とい|こたえ|||

はい じゃ 後ろ から 集め て ||うしろ||あつめ|

やる しか ない か

どう し た の そこ の キミ ||||||きみ

先生 せんせい

実は ワタシ … じつは|

着 痩せ する タイプ な ん です ちゃく|やせ||たいぷ|||

どう です か

わかった から 座り なさい ||すわり|

はい

った く よくも まあ あんな 浅はか な 案 を |||||あさはか||あん|

自信 を もって 遂行 でき た もの ね じしん|||すいこう||||

自信 あった ん です が じしん||||

意外 性 が ある と いい ます か いがい|せい||||||

見かけ に よら ない と いい ます か みかけ|||||||

かげ で 鍛え てる ので ||きたえ||

いい から 上 着ろ よ ||うえ|きろ|

今回 も 首尾 は バッチシ ね こんかい||しゅび|||

竹山 君 たけやま|きみ

抜かり は あり ませ ん ぬかり||||

そろそろ クラッ

次 は 大山 君 つぎ||おおやま|きみ

やっぱり 来 た か |らい||

ボク 持ち ネタ なんか ない よ ぼく|もち|ねた|||

大山 君 の 席 は 天使 の 斜め 後ろ で 近い じゃ ない おおやま|きみ||せき||てんし||ななめ|うしろ||ちかい||

え そ そうだ ね ||そう だ|

じゃ も しか して ネタ やら なく て イイ ||||ねた||||

うん 天使 に 告白 し て くれ たら |てんし||こくはく||||

うん うん ？ なん だって

天使 に 告白 する の よ てんし||こくはく|||

「 こんな とき に 場所 も 選ば ず ごめんなさい |||ばしょ||えらば||

あなた の こと が ずっと 好き で し た |||||すき|||

付き合って ください 」 って つきあって||

言わ れ た とおり に すれ ば 飛ば ない で すむ わ よ いわ|||||||とば|||||

ち ッ 告 る だけ で いい の か よ ||こく|||||||

なんか ずるい ぜ

そんな

ボク の 身 に も なって よ ぼく||み||||

そっち は 肉体 的 ダメージ です ん だ かも しれ ない けど ||にくたい|てき|だめーじ|||||||

ボク は メンタル の ダメージ が すごい よ ぼく||||だめーじ|||

だって 女の子 に 告白 する なんて 初めて だ よ |おんなのこ||こくはく|||はじめて||

しかも 振ら れる の が わかって る ん だ よ |ふら||||||||

うぶ な や つめ

練習 に は ちょうど イイ じゃ ない です か れんしゅう||||||||

ボク は 日向 君 と 違って 練習 なんか し ない ぼく||ひゅうが|きみ||ちがって|れんしゅう|||

本気 の 恋 しか し ない ん だ よ ほんき||こい||||||

なん だ っと

オレ が 偽り に 染まった 薄汚い 恋 でも し てる って ん の か よ おれ||いつわり||そまった|うすぎたない|こい||||||||

こら

て め えら ケンカ する な |||けんか||

すま ん ゆり の 調子 が 不安定 だ ||||ちょうし||ふあんてい|

原因 は 昨夜 夢 に 日向 が 出 て き て げんいん||さくや|ゆめ||ひゅうが||だ|||

今日 の オレ と 明日 の オレ が 同じ オレ だ と 思う な きょう||おれ||あした||おれ||おなじ|おれ|||おもう|

気 を つけ な ～ き|||

と 忠告 し て き た こと に よる |ちゅうこく|||||||

そして 今 その 忠告 が 事実 で ある こと を |いま||ちゅうこく||じじつ||||

ゆり が 証明 し ち まった ところ な ん だ ||しょうめい|||||||

日向 君 は 二 人 いる の ひゅうが|きみ||ふた|じん||

ああ そういう こと に なる

三 人 以上 いる かも しれ ない ？ みっ|じん|いじょう||||

え ？ あ あり える

お 気の毒 に |きのどく|

今 は もう 落ち着 い てる から いま|||おちつ|||

心配 する な 問題 ない しんぱい|||もんだい|

万事 オーケー だ ばんじ|おーけー|

気遣い ありがとう な きづかい||

だれ が 三 人 以上 いる だ ||みっ|じん|いじょう||

だれ が 情緒 不安定 よ ||じょうちょ|ふあんてい|

こら こら フォロー して やった のに ||ふぉろー|||

なん だ その 言 い草 は |||げん|いぐさ|

お前 ら の 自業自得 だ おまえ|||じごうじとく|

で 次 の 解答 は どの よう に すれ ば いい ん でしょ う |つぎ||かいとう||||||||||

教科 は きょうか|

英語 です えいご|

じゃあ すべて 片仮名 で 答え て おい て ||かたかな||こたえ|||

はい じゃあ 後ろ から 集め て ||うしろ||あつめ|

タチバナ さん たちばな|

こんな 時 に 場所 も 選ば ず ごめんなさい |じ||ばしょ||えらば||

あなた の こと が ずっと 好き で し た |||||すき|||

付き合って ください つきあって|

じゃあ 時 と 場所 を 選 ん で |じ||ばしょ||せん||

そこ 座れ |すわれ

はい

あ あぁ ぁ や っち まっ た

とぶ ッ

こ ー ら こら 待って |-|||まって

なに よ 寄って こ ない で よ ||よって||||

なんで おれ が 飛ばさ れる ん だ よ |||とばさ||||

だって 大山 君 は 十分 心 に 傷 を 負った ん じゃ ない |おおやま|きみ||じゅうぶん|こころ||きず||おった|||

それ で なんで おれ な ん だ よ

わけ わかん ねえ よ

それ より も みんな

お 昼 に し ま しょ う |ひる|||||

抜かり は ない わ ね 竹山 君 ぬかり|||||たけやま|きみ

完璧 です かんぺき|

そして 「 クライ スト 」 です ||すと|

あ こっち は 飛ばさ れ て 天井 に 激突 し て |||とばさ|||てんじょう||げきとつ||

あと 何 回 こんな 目 に 遭う ん だ |なん|かい||め||あう||

テスト 期間 中 ずっと よ てすと|きかん|なか||

明日 は メンバー 変えよ ぜ あした||めんばー|かえよ|

松下 君 と か ティーケー って 重 そうだ もの まつした|きみ|||||おも|そう だ|

軽い から って 選ぶ な よ かるい|||えらぶ||

つ ー か |-|

いくら 椅子 ごと 飛ぶ の が インパクト ある っ つ っ て も |いす||とぶ|||いんぱくと||||||

皆 飽き て くる ぜ みな|あき|||

「 あ は ん また 飛 ん でる わ 」 み たい に ||||と||||||

もう 見 ねえ ぜ |み||

だから 錐 揉み させ た り |きり|もみ|さ せ||

ギミック を 加え て いく の よ ||くわえ||||

なに が 俺 達 を 待って ん だ よ ||おれ|さとる||まって|||

怖 えよ 仲間 だ ろ こわ||なかま||

だから 協力 なさい よ |きょうりょく||

だから 怖 えよ |こわ|

明日 も 告白 さ せ られる の か な あした||こくはく||||||

今度 は 下 も 脱ぐ か こんど||した||ぬぐ|

作戦 は ほぼ 完璧 だ さくせん|||かんぺき|

けど こんな こと で なに か が 変わる ん だ ろ か |||||||かわる||||

結局 けっきょく

いつも の よう に 俺 達 が 一方的 に ドタバタ と 騒ぎ立て て ||||おれ|さとる||いっぽうてき||どたばた||さわぎたて|

それ で いつも の よう に 落ち着き を 取り戻し て ゆく ||||||おちつき||とりもどし||

それ だけ だ と 思って い た ||||おもって||

そして テスト 期間 が 終わり |てすと|きかん||おわり

タチバナ どう し た たちばな|||

なに か あった ん の か

なにも

流れ はじめ た わ ながれ|||

お っ 　 なに が

天使 の 全 教科 零 点 の 噂 てんし||ぜん|きょうか|ぜろ|てん||うわさ

まじ か よ

しかも

教師 を 馬鹿 に し た よう な 回答 ばかり だった と きょうし||ばか||||||かいとう|||

そんな こと まで …

なに を やって き た ん だ 貴 様 ら は |||||||とうと|さま||

飛 ん だ り 錐 揉み し た り と||||きり|もみ|||

し まい に は 窓 から 飛び去った さ ||||まど||とびさった|

なん だ それ は

でも 教師 は そんな の 天使 自身 じゃ なく |きょうし||||てんし|じしん||

だれ か の しわざ だって わかる だ ろ う

何度 言わ せる の なんど|いわ||

そんな こと は 教師 に は わから ない |||きょうし||||

現実 と 同じ げんじつ||おなじ

生徒 会長 が ふま じ め な 答案 を 提出 し て き た せいと|かいちょう||||||とうあん||ていしゅつ||||

なら 天使 自身 を 呼び出し て |てんし|じしん||よびだし|

叱る に 決まって る でしょ う しかる||きまって|||

あの 時 が そう だった の か |じ|||||

タチバナ は 弁解 し た ん だ ろ か たちばな||べんかい||||||

さあ ね

しかも 全 教科 だ し ね |ぜん|きょうか|||

全 教科 の 教師 に どう やって 弁解 する の よって 話 よ ぜん|きょうか||きょうし||||べんかい||||はなし|

教師 から し て 見 れ ば きょうし||||み||

まあ 一 人きり の 反乱 って とこ だ ろ う な |ひと|ひときり||はんらん||||||

一 人きり の 反乱 ひと|ひときり||はんらん

そして 数 日 後 |すう|ひ|あと

それ は 全校 集会 で 告げ られ た ||ぜんこう|しゅうかい||つげ||

と いう わけ で あり まし て

立花 奏 さん は 本日 を もって 生徒 会長 を 辞任 たちばな|そう|||ほんじつ|||せいと|かいちょう||じにん

そんな

つき まして は 副 会長 の 直井 君 が 生徒 会長 代理 と して … |||ふく|かいちょう||なおい|きみ||せいと|かいちょう|だいり||

辞任 じゃ なく 解任 ね じにん|||かいにん|

百 合 っ ぺ ひゃく|ごう||

果たして はたして

一般 生徒 に なり下がり 大義 名分 を 失った 彼女 に いっぱん|せいと||なりさがり|たいぎ|めいぶん||うしなった|かのじょ|

私 達 が 止め られる かしら わたくし|さとる||とどめ||

今夜 こんや

オペレーション 「 トルネード 」 決行 よ |とるねーど|けっこう|

その 曲 巌 沢 が 残し て い た 最後 の 曲 な ん だ |きょく|いわお|さわ||のこし||||さいご||きょく|||

へ ー 氓 ｻ ん な 曲 に |-|ぼう||||きょく|

わたし が 歌詞 つけ て よかった ん です か ||かし||||||

そう だ な

この 新曲 「 サウザンド エネミーズ 」 と |しんきょく|||

不機嫌 そう な 君 と 過ごし て ふきげん|||きみ||すごし|

第 二 期 「 ガール デモン 」 に 皆 が 反応 し て くれる か どう か だい|ふた|き|がーる|||みな||はんのう||||||

それ 次第 だ な |しだい||

わかった こと が ひと つ ある よ

そんな ふり し て 戦う こと に 必死 ||||たたかう|||ひっし

なあ

うん

俺 達 は なに と 戦う ん だ おれ|さとる||||たたかう||

それりゃ 邪魔 する やつ だ よ |じゃま||||

いつ まで も 変え ない で 氷 の よう に |||かえ|||こおり|||

だれ が 邪魔 し に 来る ん だ よ ||じゃま|||くる|||

来る と し たら 天使 だ ろ う くる||||てんし|||

いや あの 生徒 会長 代理 が 来る かも しれ ない ぜ ||せいと|かいちょう|だいり||くる||||

夏 の 陽射 し 暑く て も 溶け ず に い て ね なつ||ひざし||あつく|||とけ|||||

そい つ は 一般 生徒 だ ろ |||いっぱん|せいと||

撃っちゃ ダメ だ ろ うっちゃ|だめ||

きっと 先 に 美しい 氷河 が ある よ |さき||うつくしい|ひょうが|||

お っ 　 そ っか

来る の か 天使 は くる|||てんし|

形 ある そんな 心 かた|||こころ

誰 だって 気づけ ば 持って る だれ||きづけ||もって|

君 も 持って る きみ||もって|

お腹 が 空 い て 歩け なく なって おなか||から|||あるけ||

お っ 来 た ||らい|

わかった こと が ひと つ ある よ

「 ガード スキル 」 発動 前 に がーど||はつどう|ぜん|

いく ぜ

待って 撃つ な まって|うつ|

どうして

やる べき こと 先 送り に し て |||さき|おくり|||

様子 が おかしい ようす||

どう おかしい ん だ よ

やり たい こと ばっ か やって る

わかん ねえ けど

戦意 が ない と いう か せんい|||||

無抵抗 な 気 が … むていこう||き|

ご飯 食べ て 戦う 支度 し よ ごはん|たべ||たたかう|したく||

違う 目的 で フラッ と やって き た よう な ちがう|もくてき||||||||

なん だ よ それ

いつ まで も 持って たい よ 鋼 の よう な |||もって|||はがね|||

どんな もの も 通さ ない 頑固 な 意地 を |||つう さ||がんこ||いじ|

きっと 今 も 立ちつくし て 守り の 途中 |いま||たちつくし||まもり||とちゅう

天使 ？ 外 は な に し てる の てんし|がい||||||

行く手 に は 数え 切れ ない ゆくて|||かぞえ|きれ|

敵 が い て あたし を 待って る てき||||||まって|

どう し ます か

ちょっと 待って |まって

なん なん の 様子 が おかしい |||ようす||

君 に も 待って る きみ|||まって|

あいつ なに を

あれ は 全校 生徒 が いっさい 手 を 出さ ない ||ぜんこう|せいと|||て||ださ|

激辛 で 有名 な マーボ 豆腐 げきから||ゆうめい|||とうふ

どういう こと なぜ あんな もの を

アタシ たち に 食わせ て 一 矢 報いよ う って ん の |||くわせ||ひと|や|むくいよ||||

さあ さ 進 も う いく つ も の 架け橋 ||すすむ|||||||かけはし

ゆり っぺ さん

盛り上がり は 最高潮 を 迎え て いる と 見受け られ ます が もりあがり||さいこうちょう||むかえ||||みうけ|||

いつ まで も 一緒 だ から 恋人 の よう に |||いっしょ|||こいびと|||

指示 を しじ|

きっと 先 に 壮大 な 景色 が 待つ よ |さき||そうだい||けしき||まつ|

その 時 は 溜まって い た その 気 持ち |じ||たまって||||き|もち

回せ まわせ

まわし て ください

ぜんぶ 聞い て やる |ききい||

君 に も 聞か す きみ|||きか|

たっぷり 聞か す |きか|

なん だ お前 ||おまえ

それ 誰 も 頼ま ない こと で 有名 な 激辛 マーボドウフ じゃ ん |だれ||たのま||||ゆうめい||げきから|||

猛者 でも 白い ご飯 と 一緒 に 頼 ん で もさ||しろい|ごはん||いっしょ||たの||

どんぶり に し て 食う ん だ ぜ ||||くう|||

これ つか ん ち まった ん だ から 仕方ない だ ろ ||||||||しかたない||

一口 で 激辛 ひとくち||げきから

でも うまい ぞ

日向 食って みる よ ひゅうが|くって||

う あ 嘘 だ ろ ||うそ||

じゃあ 一口 だけ |ひとくち|

痛い 辛い つ ー か 痛い いたい|からい||-||いたい

しかし あと から 来る この 風味 |||くる||ふうみ

なるほど こいつ は 味わえ る 甲斐 かも しれ ない |||あじわえ||かい|||

だ ろ う こんな うまい マーボドウフ

食った こと ねえ だ ろ う くった|||||

案外 あたり メニュー な の かも な あんがい||めにゅー||||

それ 天使 が 買った 食 券 よ |てんし||かった|しょく|けん|

こ これ

そ ッ

これ 食い たかった だけ な ん だ な |くい||||||

きっと これ は あいつ の 大 好物 な ん だ よ |||||だい|こうぶつ||||

そんな ささやか な 幸せ まで 奪 っち まっ た オレ |||しあわせ||だつ||||おれ

天使 は 人 だ てんし||じん|

失意 の 底 で 慰め に 好物 の マーボドウフ を 食べ に くる 天使 が しつい||そこ||なぐさめ||こうぶつ||||たべ|||てんし|

どこ に いる

生徒 会長 と して の 義務 から せいと|かいちょう||||ぎむ|

風紀 を 乱し まくる 私 たち を 野放し に し て おけ なかった ん だ ふうき||みだし||わたくし|||のばなし|||||||

私 たち が ギルド で 兵器 を 生み出し た から わたくし|||ぎるど||へいき||うみだし||

彼女 も 対抗 し て 「 ガード スキル 」 を 生み出し 始め た かのじょ||たいこう|||がーど|||うみだし|はじめ|

これ が こと の 顛末 か ||||てんまつ|

滑稽 ね こっけい|

まだ 神 へ の 糸口 も つかめ て い なかった なんて |かみ|||いとぐち||||||

もしかしたら さ

今 の 天使 なら いま||てんし|

おれたち の 仲間 に なれる ん じゃ ない か な ||なかま|||||||

は あぁ ぁ ッ ！ ？

馬鹿 言って ん じゃ ねえ ぜ ばか|いって||||

これ まで どれ だけ の 仲間 が やつ の 餌食 に |||||なかま||||えじき|

いや 餌食 つ ー か 皆 ぴんぴん し て けど |えじき||-||みな||||

どれ だけ 痛めつけ られ て き た か ||いためつけ|||||

そう だ そうだ ||そう だ

今日 は おとなしかった かも しれ ねえ が きょう||||||

いつ また 牙 を 向く か ||きば||むく|

寝 首 掻か れ かね ねぇ ぜ ね|くび|かか||||

愚問 だった な 音無 君 ぐもん|||おとなし|きみ

み たい だ な

俺 は どうして おれ||

そんな 馬鹿げ た 提案 を し て しまった ん だ ろ |ばかげ||ていあん|||||||

それ は 食 券 を 一 人 で 買い求め て ||しょく|けん||ひと|じん||かいもとめ|

この 学 食 の 隅 の 席 で |まな|しょく||すみ||せき|

一 人 で マーボドウフ を 食べ て いる 彼女 の 姿 を ひと|じん||||たべ|||かのじょ||すがた|

思い描 い て しまった から だ おもいえが|||||

信用 を も 失い 役目 も 失った 彼女 の その 姿 は しんよう|||うしない|やくめ||うしなった|かのじょ|||すがた|

痛々しい ほど に 孤独 だった いたいたしい|||こどく|

いつも ひと り で 歩 い て た ||||ふ|||

振り返る と みんな は 遠く ふりかえる||||とおく

それ でも あたし は 歩 い た ||||ふ||

それ が 強 さ だった ||つよ||

もう 何も 恐く ない |なにも|こわく|

そう 呟 い て みせる |つぶや|||

いつか 人 は 一 人 に なって |じん||ひと|じん||

思い出 の 中 に 生き て く だけ おもいで||なか||いき|||

なん だ 貴 様 ら は ||とうと|さま||

一般 生徒 よ いっぱん|せいと|

孤独 さえ 愛し 笑って られる よう に こどく||あいし|わらって|||

そこ まで だ

いろいろ と 容疑 は ある が ||ようぎ|||

とりあえず 時間 外 活動 の 校則 違反 に より |じかん|がい|かつどう||こうそく|いはん||

あたし は 戦う ん だ ||たたかう||

全員 反省 室 へ 連行 する ぜんいん|はんせい|しつ||れんこう|

ぼく が 生徒 会長 と なった からに は ||せいと|かいちょう||||

貴 様 ら に は 甘い 選択 は ない とうと|さま||||あまい|せんたく||

涙 なんて 見せ ない ん だ なみだ||みせ|||

連れ て いけ つれ||