Neon Genesis Evangelion Episode 4
あいつ 、 今日 も ずる 休み する つもり かしら …
シンジ 君 ! ? 起き なさい 。 いつ まで 学校 を 休む 気 ?
もう 5 日 目 よ 。 初 号 機 は 完全 に 直って いる の よ 。
パイロット の あなた が そんな こと で どう する の ?
シンジ 君 ?
家出 か … 無理 も ない わ ね
シンジ 君 ! ?
あの 、 えっ と
碇 君 と 同じ クラス の 、 相田 と 鈴 原 と 申し ます
相田 君 と 鈴 原 君 …
はい !
わし … 僕 が 鈴 原 です !
あ 、 もし かして 、 初 号 機 の エントリー プラグ に 入った ! ?
はい ! ええ
その 節 は とんだ ご 迷惑 を お かけ し まし た !
実は 、 あれ から 碇 君 が ずっと 休 ん で らっしゃる の で 、
気 に なって 見 に 寄ら せ て もろ た ん です が …
シンジ 君 は ね 、 今 、 ネルフ の 訓練 施設 に いる の
ああ 、 そう です か …
これ 、 机 に 溜まって た プリント … 碇 君 の
わざわざ 悪い わ ね 。 あり が と
ほ な 、 僕ら 失礼 し ます
碇 君 に よろしく お 伝え ください
ええ 、 伝える わ 。 じゃ
これ は 予想外 の 展開 だ な
えらい 別 嬪 さん やった なあ
シンジ の バカ ! !
バカ …
次 は 長尾 峠 、 長尾 峠 です 。
お 出口 、 右側 に 変わり ます
本日 は 、 第 3 新 東京 市 、 第 7 環状 線 を ご 利用 いただき 、 まことに ありがとう ござい ます
この 電車 は 当 駅 にて 回送 電車 と なり ます 。
どちら さま も お 忘れ物 の 無い よう に 、 ご 降車 ください
帰ら なきゃ
本当 に 探知 でき なかった ん です か !
そう だ 、 直径 数 十 ミリ の 物体 が 、
光速 の 数 十 パーセント と 言う 速度 で 南極 に 激突 し た の だ !
われわれ の 科学 で は 予知 も 防ぐ こと も でき なかった ん だ !
外 は 地獄 よ ! これ じゃ 何 の ため の 科学 な の ?
現在 、 地軸 変化 に よる 大気 流動 は 3 % に 減少 し まし た
じゃあ 、 少し は 落ち着 い た の かしら ?
だめ です 、 津波 が き ます ! 秒速 230 m で 接近 中 !
先生 ! 脱出 し ま しょ う !
いや 、 私 に は ここ に とどまる 義務 が ある !
先生 ! 死ぬ こと は 簡単 です ! しかし 、 あなた に は 世界 の 地獄 を 見つめる 義 ( 務 が … )
バカ …
14 歳 だ もん ね …
人類 の 存亡 を 背負わ せる の は 、 や っぱ 酷 よ ね
でも 、 私 たち は エヴァ の 操縦 を 、 14 歳 の 子供 達 に 委ね ざる を 得 ない の よ
分かって る
で 、 シンジ 君 から 連絡 は ?
無い の ?
… 無い わ 。 彼 、 もう 戻ら ない かも しれ ない
どう する つもり ?
別に …
戻ら ない なら 、 その方 が いい かも
なぜ ?
この 間 の 戦闘 の 後 で さ …
どうして 私 の 命令 を 無視 し た の ?
ごめんなさい …
あなた の 作戦 責任 者 は あたし でしょ
はい
あなた に は 私 の 命令 に 従う 義務 が ある の 。 分かる わ ね ?
はい
今後 、 こういう こと の 無い よう に
はい
あんた ほんと に 分かって ん でしょう ね ?
はい
あんた ねぇ 、 なんでも 適当 に 、 は いはい 言って りゃ いい って もんじゃ な いわ よ !
分かって ます よ 、 ちゃんと 。 もう いい じゃ ない です か 、 勝った ん だ から
そう やって 表面 だけ 人 に 合わせ て い れ ば 楽 でしょ う けど ね 、
そんな 気持ち で エヴァ に 乗って たら 、 死ぬ わ よ !
いい です よ 、 そんな の
いい 覚悟 だ わ 、 と 言い た いとこ だ けど 、
誉め られる と 思ったら 大 間違い よ 、 碇 シンジ 君
誉め られる も 何 も 、 どうせ 僕 しか 乗れ ない ん でしょ 、
乗り ます よ
なるほど ね
あの 子 に とって エヴァ に 乗る こと が 苦痛 で しか ない の なら 、 もう 乗ら ない ほう が いい わ 。
絶対 死ぬ もの
でも 、 パイロット は 必要 よ
小 隊長 殿 !
行け 、 相田 、 行く ん だ !
しかし 、 自分 は 小 隊長 殿 を 置 い て は 進め ませ ん !
バカ モン !
転校 生 …
碇 ー っ !
トウジ の やつ さ 、 反省 し て た 。
妹 に 説教 さ れ たら し いよ 。
私 たち を 救って くれ た の は 、 あの ロボット な の よ 、 って 。
小学校 低 学年 に 説教 さ れる な 、 って の 。 ほんと 。 な ?
夜 は いい よ な 、 あの うるさい セミ が 鳴か ない から 。
小さい ころ は 静か で よかった けど 、 毎年 増え てる
生態 系 が 戻って る 、 って 、 ミサト さん が 言って た
フーン 、 ミサト さん ね 。
まったく 羨ま し い よ 、
あんな きれい な お 姉さん と 一緒 に 住 ん で て 、 エヴァンゲリオン を 操縦 でき て …
ああ 、 一 度 で いい から 、 思い の まま に エヴァンゲリオン を 操って み たい !
やめ た 方 が いい よ 。 お 母さん が 心配 する から
ああ 、 それ なら 大丈夫 、 俺 、 そういう の い ない から 。
碇 と いっしょ だ よ
飯 、 食う だ ろ ?
うん …
いつも こんな こと し てる の ?
ん 、 うーん 、 まあ な
ゲリラ 戦 に でも なった とき の ため の 、 訓練 ?
こんな おもちゃ で 何 が できる ん だ よ 、 好き で やって る だけ さ
碇 シンジ 君 だ ね
はい
ネルフ 保安 諜報 部 の もの だ 。
保安 条例 第 8 項 の 適用 に より 、 君 を 本部 まで 連行 する 。 いい ね
はい
そん で お前 、 黙って 見 て た だけ や っち ゅ うん かい ! ?
ん な こ と 言った って
相手 は ネルフ の 保安 諜報 部 、 プロ な ん だ よ
それ が ど ない した ん や ! お前 それ でも キンタマ 付 い と ん の か ?
や だ ー !
変態 !
勝て ない 喧嘩 する やつ は バカ な の 。
キンタマ は 関係ない の
しばらく ね
はい
この 2 日間 ほっ つき 歩 い て 、 気 が 晴れ た かしら ?
別に …
エヴァ の スタンバイ でき てる わ 。
乗る ?
乗ら ない の ?
叱ら ない ん です ね 、 家出 の こと
当然 です よ ね 、 ミサト さん は 他人 な ん だ から
もし 僕 が 乗ら ない 、 って 言ったら 、 初 号 機 は どう する ん です か ?
レイ 、 が 乗る でしょ う ね 。
乗ら ない の ?
そんな こと できる わけ 無い じゃ ない です か 。 彼女 に 全部 押し付ける なんて 。
大丈夫 です よ 、 乗り ます よ
乗り たく 無い の ?
そりゃ そう でしょ 、 第 一 僕 に は 向 い て ませ ん よ 、 そういう の 。
だけど 、 綾 波 や ミサト さん や リツコ さ …
いい加減 に し なさい よ !
人 の こと な ん か 関係ない でしょ う !
嫌 なら こっか ら 出て 行き なさい !
エヴァ や 私 たち の こと は 全部 忘れ て 、 元 の 生活 に 戻り なさい !
あんた み たい な 気持ち で 乗ら れる の は 、 迷惑 よ !
サード チルドレン は 、 明日 、 第 3 新 東京 を 離れ ます
では 、 初 号 機 の データ は レイ に 書き換える
しかし …
零 号 機 の 再 起動 実験 の 結果 の いかん に よら ず 、 初 号 機 で の 実験 に 移る
マルドゥク 機関 の 報告 に よる と 、 フォース チルドレン は まだ 見つかって い ない
パイロット の 補充 は 利か ない 、 と 言う こと です か ?
あの 、 ミサト さん は どこ です か ? 一言 お 別れ を …
ネルフ 保安 君 は すでに ネルフ の 人間 で は ない 。
どの よう な こと も 教え られ ない
碇 ー っ !
忘れ もん や !
あの 、 ちょっと いい です か ?
あの 、 ありがとう …
トウジ 、 しゃべれ よ ! ほら !
碇 、 二 発 も ど つい たり し て 悪かった 、 わし の こと も どつ い て くれ !
そんな こと でき ない よ !
頼む ! せ や な いと わし の 気 が 済ま ん !
こ ー ゆ ー 恥ずかしい やつ な ん だ よ
ま 、 それ で 丸く 収まる ん なら 、 殴ったら ?
でも …
は よ う ! 時間 ない ん やろ ! ?
じゃ 、 一 発 だけ …
よう し ! こんかい !
待った ー ッ !
手加減 、 なし や
うん
い た た た た !
どうして ここ が ?
勘 、 って やつ だ よ 。 ここ ん とこ 、 何 十 人 、 って 言う 同級 生 を 見送って き た ん だ
碇 が 居ら ん の や ったら 、 いずれ わし ら も この 町 から 出て 行か ん なら ん よう に なる やろ う
せ やけど 、 わし ら 、 なにも いわ れ へん 。 エヴァ の 中 で 苦し ん でる 碇 の 姿 、 見 てる から なあ
碇 の こと 、 ゴチャゴチャ 抜かす やつ が 居って み い !
わし が パチキ かま し たる !
そな い 辛 気 臭い 顔 す ん な や
元気 で な
頑張れ や
あの …
ネルフ 保安 時間 だ
殴ら れ なきゃ なら ない の は 僕 だ ! 僕 は 卑怯 で 、 臆病 で
ずるく て 、 弱虫 で …
これ 以上 、 手 を 焼か せる な
行っちゃ っ た わ ね 。
これ で よかった の ?
ヤマアラシ の ジレンマ か 。
身 を 寄せる ほど 相手 を 傷付ける
こういう こと か …
あの 子
ああいう 言い 方 で しか 自分 の 気持ち を 伝え られ ない ん だ わ
2 番 線 に 、 厚木 行き 、 特急 リニア が 参り ます 。
危ない です から 、 黄色い 線 の 内側 まで お 下がり ください
2 番 線 の 電車 は 、 4 時 20 分 発 、 厚木 行き の 政府 専用 特別 列車 です 。
一般 の 方 は 柵 の 内側 に は 入れ ませ ん
なお 、 許可 の 無い 方 の ご 乗車 は かたく 禁じ られ て おり ます 。
くれ ぐれ も 、 ご 注意 ください
頑張って ね
おい 、 あれ …
あの 時 の 別 嬪 さん や
まもなく 、 4 番 線 に 、 強 羅 行き 各駅 停車 が 参り ます 。
危ない です から 、 黄色い 線 の 内側 まで お 下がり ください 。
小さい お 子 様 を お 連れ の 方 は
特に ご 注意 ください
4 番 線 の 電車 は 、 4 時 32 分 発 、 強 羅 行き 折り返し の 各駅 停車 です 。
ご 利用 の 皆様 は 、 ご 乗車 に なって お 待ち ください
はい 、 まもなく 電車 が 入り ます 、 黄色い 線 の 内側 まで 下がって ください
た 、 ただいま …
お かえり なさい
他人 と の 接点 を 最小 限 に とどめ 生き て いく 綾 波 レイ 。
彼女 が 心 を 開く の は 碇 指令 だけ だった 。
自分 より 父 に 近い 少女 に 、
シンジ は 惑う 。
次回 、 レイ 、 心 の むこう に 。