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JIN-仁- 完结编, JIN-仁- 完结编 #10 (1)

JIN - 仁 - 完结 编 #10 (1)

( 東 ) うわ あー ッ !

( 仁 ) 龍 馬 さん ッ !

龍 馬 さん ! 龍 馬 さん ッ !

( 榊原 ) 行く ぞ 橘 !

( 龍 馬 ) 東 …

私 の 兄 は …

あなた に 斬ら れた んです →

あなた が 久 坂 さん と 会った 帰り に

《( 侍 ) う ッ !》

あなた は 私 の 敵 な んです よ

初め から この つもり で 近づいた んです

ずっと …

こう しよう と …

ほ いたら …

どう いて わし を ここ まで 守り 続けて くれた んじゃ ?→

何 ぼ でも 折 は あったろう に

う う ッ …

そんな 話 …

今さら わし が 信じる と 思う か や

これ も …

わし を 守る ため じゃ ろう ?

違い ます ! やめて ください

咲 さ ん ! 佐分利 先生 を 起こして きて ください

咲 さ ん ッ

( 咲 ) は ッ … はい ッ

龍 馬 さん 大丈夫です か ?

南方 仁 が おれば …

坂本 龍 馬 は

死な ん

ほうじ ゃろ ?

はい !

助け ます

俺 が

この 手 で

龍 馬 さん ッ !

左前 頭部 の 骨 が 陥没 その 下 の 硬 膜 が 破れ

さらに その 下 に ある 大脳 の 一部 が 外 に 出 かかって い ます

開放 性 頭蓋 骨 陥没 骨折 脳 挫傷 に 急性 硬 膜 下血 腫

さらに は 外傷 性 くも膜 下 出血 の 疑い も あり ます

エーテル 麻酔 を 導入 ラリンジアルマスク を 挿入 して

気道 確保 して ください ( 咲 ・ 佐分利 ) はい

〈 俺 は きっと この ため に ここ に 来た のだ 〉

〈 この とき の ため に 〉

《 お まん は あ ほか 》

《 頼む ぜ よ 南方 先生 》

《 ハハハ …》

〈 坂本 龍 馬 を よみがえら せる ため に 〉

始め ます

骨片 を 外し ます

これ から 硬 膜 を 切開 し ます

硬 膜 を 真ん中 の 大脳 鎌 上矢 状 洞 を 中心 に 蝶番 の ように

半分 ずつ 切開 し ます

脱出 した 挫 滅 脳 と 硬 膜 下血 腫 を 除去 し

洗浄 した 後 再び 硬 膜 を 閉じ ます

先生 脳 が 膨れて きて おり ます が

脳 挫傷 の せい です 後 で 処置 し ます

どんどん 腫れて きて ます けど 脳 圧 を 下げ ましょう

脳 室 ドレナージ で 血 性 髄 液 を 取り除き ます

鼻 根 部 から 正中 12 センチ 上 そこ から 右 へ 2~3 センチ ほど

よし

ドレナージ は い

脳 室 に 向かって 5 センチ ほど 穿 刺し ます

先生

難しい 方法 なんで っか ?

手ごたえ だけ が 頼り なんで

いき ます

よし 届いた

先生 ッ !

大丈夫です ドレナージ は 成功 です

これ から 数 日 は チューブ を 脳 室 内 に 残し

排 液 を 続け ます

では 縫 合 に 移り ます

これ で 開 頭 手術 は 終了 です

続いて 大腿部 外側 を 切開 し ます

大腿部 って ケガ して は る ように は 見え ま へん けど

さっき 頭 の 骨片 を 取り出し ました よ ね

回復 を 待って 頭蓋 骨 を 元どおりに する 手術 を する ので

それ まで それ を この 大腿部 に 保存 して おく 必要 が ある んです

体 の 中 に 保存 する んで っか ? それ が 一 番 確かな んで

う ッ !

《 俺 は お前 だ 》 《≪( 龍 馬 ) お まん は わし じゃ 》

大丈夫です すいません

う う ッ ! 先生 !

う う ッ …

私 が やり ます んで 指図 を お 願い でき ます か ?

大丈夫です … 指図 を お 願い し ます !

大腿部 外側 15 センチ ほど

皮下 まで 縦 切開

はい ッ

( 榊原 ) 江戸 へ 戻ったら 妹 と 医者 に 他言 無用 と 言い含めて おけよ

( 橘 ) はい

( お 登 勢 ) さ … 坂本 はん は これ で

助から はり ます の や ろか ?

手術 自体 は うまく いき ました が これ から 脳 浮腫 脳 腫脹 と の

闘い が 待って ます の … のうふ …

脳 が ケガ を し 腫れて しまって いる のです

脳 の 中 の 髄 液 を 排除 する こと で 脳 圧 を 下げ

アンビュバッグ で 自発 呼吸 が 戻る まで 人工 呼吸 を 続け

その 間 ペニシリン を 投与 し 栄養 は 栄養 液 で 与え ます

何 や よう … 分から しま へん けど

生きて はり ます の やろ な ? はい

へえ

あの … それ …

私 に で けし ま へん や ろか ?

いえ 私 が …

今 下 で ご飯 の 支度 して ます さかい に

少し お 休み に なら はった 方 が よろし お すえ

長い … 闘い に なり ます の やろ ?

ありがとう ございます

ご 自分 の 息継ぎ に 合わせて 押して ください

今さら です けど …

何 が 起こった んで っか ?

兄 の お 役目 は

おそらく 坂本 様 の 暗殺 だった ので ございます

ほ な 斬り はった ん は …

いえ

斬った の は 東 様 です

え ッ !?

え ッ ? 東 様 は かつて

坂本 様 に 兄 上 を 斬ら れた と

おっしゃって おら れ ました

あだ討ち … って こと で っか ?

で そのまま 恭 太郎 さん は 逃げ はった んで っか ?

今 は 龍 馬 さん を 助ける こと だけ を 考え ませ ん か ?

はい

す ん ま へん

大丈夫です か ? 咲 さん も

私 も

医者 の 端くれ で ございます

はい

( アンビュバッグ を 押す 音 が 響く )

( 八木 ) に せ 薬 の 罪 が 晴れ ぬ 場合 どう なる のであろう な ?

( 横 松 ) 最も 重い とき は 死罪 と 聞いた こと が あり ます

死罪 !?

先ほど から 何 を して おる のだ ? このような とき に

前 から 思って いた ので ございます が …

( 与力 ) 講義 を 受けた 五 人 の 医者 より 訴状 が 出さ れて おる のだ

ペニシリン の 偽り の 作り 方 を 教え られた と な

その 結果 十三 人 も の 病人 を 死に 至ら しめて しまった と →

その 医者 達 は ペニシリン の 製造 を 認める 免許 状 も 持って おった のだ →

この 文字 は 間違い なく 南方 仁 の 手 であろう ?

( 山田 ) に せ 薬 の 作り 方 を 教える わけない と 思う のです が

礼 が 払え なかった から だ と その 医者 達 は 申して おる

仁 友 堂 は

一 文 も 払え ぬ 老婆 とて 治療 を いたし ます

金 ごとき で に せ 薬 を 教える など …

天地 が 逆 さ に なろう と も いたし ませ ぬ !

あー ッ …

( 多紀 ) わし は この 騒ぎ 和 宮様 の とき と 同じに おい を 感じて おる

( 良 順 ) 私 も で ございます ( 多紀 ) 仕組んだ 者 は

和 宮様 が あの 日 寺 に 行く こと を 知り 得

奥 女 中 と 接する こと の できる 身の上 の 者

おそらくは 奥 医師 か それ に 近い 身 分の 者 で →

南方 医師 に 強い 恨み を 抱く 者 で は ある まい か と 思う て おる のだ が

≪( 彦三郎 ) 恐れ ながら 旦那 様 方

( 彦三郎 ) 野 風 の 身 請け の お 調べ の 際

南方 先生 に 面目 を つぶさ れた お 医者 様 が お 一 人

〈 手術 から 四 日 〉

〈 龍 馬 さん の 容態 は なかなか 好転 し なかった 〉

代わり ましょう か ? 佐分利 先生

もう 少し … 大丈夫です

先生

これ を 坂本 様 に 読んで み ませ ん か ?

何で すか ? これ 野 風 さん の 文 です

本来 は 開けて は なら ぬ もの です が

やって み ましょう か

「 坂本 様 お 元気で ござい ん しょうか ?」

( 野 風 )「 私事 であり ん す が 」

「 あ ちき は このたび 母 と なり ん した 」

「 仁 友 堂 の 皆様 の お 力 で 」

「 取り上げて い ただ きん した 」

「 けん ど ふと 振り返れば 」

「 実のところ 旦那 様 と 出会う まで の 間 」

「 あ ちき は ずっと 坂本 様 の お 心 に 」

「 支え られて きた 気 が いたし ん す 」

「 かなわ ぬ 思い に やけに なら ず に い られた の は 」

《 わし ん とこ に 来る かえ ?》

「 坂本 様 が あ ちき な ん ぞ に 好きだ ほれた と 」

「 言って くださった から こそ 」

「 女子 は ずるう ござ りん すな 」

《 こう すれば 顔 見え ん 》

《 雪 に … なり とう あり ん す 》

「 胸 を 貸して いただいた あの 日 の ご恩 は 」

「 一生 忘れ ん せん 」

「 いつか フランス に いらっしゃら れる 折 に は 」

「 何とぞ お 知らせ ください まし 」

「 心 より お もてなし いた しん す 」

「 野 風 」

龍 馬 さん

野 風 さん から 待ちに待った あ いびき の お 誘い です よ

行か ないで どう する んです か ?

え ッ ?

( 呼吸 を する )

これ は …

自発 呼吸 ! はい !

いやいや いや こんな … え ッ ?

これ で 意識 が 戻れば … 望み は 持てる と 思い ます

もう 一息 です よ

龍 馬 さん !

( 呼吸 を 続ける 龍 馬 )

( 男 ) ウチ の 蔵 に 何 か ?

ここ で 命拾い を した のです

長 州 が 御所 に 押し入った と きど す か ?

あん とき は 何 や 変わった お 医者 はん 方 が

ぎょう さん の ケガ 人 治さ はり まして な

《 やり 残した こと は ない が かえ ?》

《 ひと つ だけ …》

拾って は なら ぬ 命 だった の かも しれ ませ ん ね

坂本 さん

〈 あれ から 俺 は 〉

〈 龍 馬 さん が 食いついて き そうな 未来 の 話 を 語り 続けた 〉

その 携帯 電話 って の は どこ に いて も 話 が できる んです

他 に も メール って いう の が あって

文 を 遠く 離れた 相手 に

一瞬 で 届ける こと が できる んです よ

龍 馬 さん が 携帯 持ったら きっと 一 日 中 鳴り っぱなし です よ

旅 も ずっと 楽に なる んです

新幹線 って いう 電気 で 動く 車 …

あ ッ 箱 …

馬 まあ そんな の に 乗れば 江戸 から 京都 まで 一刻 と 少し です

飛行機 って いう 空 飛ぶ …

船 !

その 船 は もっと 速い んです

海 の 向こう だって 地球 の 裏側 だって

どこ に だって 行ける ように なる んです よ

また 頭痛 で ございます か ?

遠い 未来 の 話 の とき は こ ない んだ よ なあ

どう な んだ っけ ? この後 すぐ の 歴史

俺 地理 だった んだ よ なあ

あの … 頭痛 を 起こし たい ので ございます か ?

頭痛 が 起こったら

龍 馬 さん まだ 生き られる って こと じゃ ないで す か

龍 馬 さん !

龍 馬 さん …

( くぐもった 声 で ) 先生 …

佐分利 先生 を 呼んで まいり ます ! はい ッ

妙な もん を

見 よった ぜ よ

妙 ?

箱 を 連ねた ような

巨大な 蛇 が はい 回り

空 に は

巨大な 鳥 の ような もん が

雲 を 連れ

みんな

西洋 人 の ような いでたち で …

こん まい 箱 に 向こう て

独り言 しゃべり いう が じゃ

あり ゃあ …

先生 の 住 ん じょ った 世界 かえ ?

はい

やっぱり のう …

大丈夫な ようです から 少し 待ち ましょう

えいのう

わし も

先生 の ように

別の 時代 に 行き たい ね や

龍 馬 さん

未来 に 行ったら

どこ に 行って みたいです か ?

吉原

すいません もう ない んです

島原 は ?

すいません

他 に は ?

ほう じゃ

保険 は ? ああ

民間 の 保険 会社 なら あり ます

会社 ?

カンパニー が あり ます

カンパニー かえ

そっち は 分かる んです ね

早う わし も

保険 の カンパニー を

つくら ん と いかんの う

そう です よ

ほんとに

先生 に は

この 時代 は どう 見えた が じゃ ?

愚かな こと も

山ほど あったろう ?

教わる こと だらけ でした

例えば …

えっ と …

未来 は 夜 でも

そこら じゅう に 明かり が ついて いて

昼 みたいに 歩ける んです

でも ここ で は

ちょうちん を さげ ない と 歩く こと も でき ない し

ちょうちん の 火 が 消えたら 誰 か に もらわ なきゃ いけなくて

一 人 で 生きて いける なんて …

文明 が つくった 幻想 だ なあ と か

離れて しまったら 手紙 しか 頼る 方法 ないし

ちゃんと 届いた か どう かも 分から ない し

人生 って …

ほんと …

一期一会 だ なあ と か

あ ッ あと …

笑った 人 が 多い です

ここ の 人 達 は 笑う の が 上手です

コロリ の 治療 の とき 覚えて ます か ?

誰 も 私 を 信じて くれ ない とこ に

龍 馬 さん

一 人 で 患者 を 担いで きて くれた じゃ ないで す か

あれ で …

私 に 対する 風向き が 変わった んです よ ね

ペニシリン の お 金 が 足りない とき も

龍 馬 さん 千 両 箱 担いで 戻って きて くれた じゃ ないで す か

本物 の 行動 力 って いう か

教わり ました よ 龍 馬 さん に

龍 馬 さん は

親友 で …

悪友 で

私 の ヒーロー でした

でし たち …

わしゃ

まだ 生 きち ょる ぜ よ

あ ッ すいません


JIN - 仁 - 完结 编 #10 (1) |しとし|かん结|

( 東 ) うわ あー ッ ! ひがし|||

( 仁 ) 龍 馬 さん ッ ! しとし|りゅう|うま||

龍 馬 さん !  龍 馬 さん ッ ! りゅう|うま||りゅう|うま||

( 榊原 ) 行く ぞ   橘 ! さかきばら|いく||たちばな

( 龍 馬 ) 東 … りゅう|うま|ひがし

私 の 兄 は … わたくし||あに|

あなた に 斬ら れた んです → ||きら||ん です

あなた が 久 坂 さん と 会った 帰り に ||ひさ|さか|||あった|かえり|

《( 侍 ) う ッ !》 さむらい||

あなた は   私 の 敵 な んです よ ||わたくし||てき||ん です|

初め から   この つもり で 近づいた んです はじめ|||||ちかづいた|ん です

ずっと …

こう しよう と …

ほ いたら …

どう いて   わし を ここ まで 守り 続けて くれた んじゃ ?→ ||||||まもり|つづけて||

何 ぼ でも   折 は   あったろう に なん|||お|||

う う ッ …

そんな 話 … |はなし

今さら   わし が 信じる と 思う か や いまさら|||しんじる||おもう||

これ も …

わし を 守る ため じゃ ろう ? ||まもる|||

違い ます ! やめて ください ちがい|||

咲 さ ん !  佐分利 先生 を 起こして きて ください さ|||さぶり|せんせい||おこして||

咲 さ ん ッ さ|||

( 咲 ) は ッ …  はい ッ さ||||

龍 馬 さん   大丈夫です か ? りゅう|うま||だいじょうぶ です|

南方 仁 が   おれば … なんぽう|しとし||

坂本 龍 馬 は さかもと|りゅう|うま|

死な ん しな|

ほうじ ゃろ ?

はい !

助け ます たすけ|

俺 が おれ|

この 手 で |て|

龍 馬 さん ッ ! りゅう|うま||

左前 頭部 の 骨 が 陥没 その 下 の 硬 膜 が 破れ ひだりまえ|とうぶ||こつ||かんぼつ||した||かた|まく||やぶれ

さらに   その 下 に ある 大脳 の 一部 が 外 に 出 かかって い ます ||した|||だいのう||いちぶ||がい||だ|||

開放 性   頭蓋 骨   陥没 骨折 脳 挫傷 に   急性 硬 膜 下血 腫 かいほう|せい|ずがい|こつ|かんぼつ|こっせつ|のう|ざしょう||きゅうせい|かた|まく|げけつ|しゅ

さらに は   外傷 性 くも膜 下 出血 の 疑い も あり ます ||がいしょう|せい|くもまく|した|しゅっけつ||うたがい|||

エーテル 麻酔 を 導入 ラリンジアルマスク を 挿入 して |ますい||どうにゅう|||そうにゅう|

気道 確保 して ください ( 咲 ・ 佐分利 ) はい きどう|かくほ|||さ|さぶり|

〈 俺 は   きっと この ため に   ここ に 来た のだ 〉 おれ||||||||きた|

〈 この とき の ため に 〉

《 お まん は   あ ほか 》

《 頼む ぜ よ   南方 先生 》 たのむ|||なんぽう|せんせい

《 ハハハ …》

〈 坂本 龍 馬 を よみがえら せる ため に 〉 さかもと|りゅう|うま|||||

始め ます はじめ|

骨片 を 外し ます こっぺん||はずし|

これ から   硬 膜 を 切開 し ます ||かた|まく||せっかい||

硬 膜 を 真ん中 の 大脳 鎌   上矢 状 洞 を 中心 に   蝶番 の ように かた|まく||まんなか||だいのう|かま|うわや|じょう|ほら||ちゅうしん||ちょうつがい||よう に

半分 ずつ   切開 し ます はんぶん||せっかい||

脱出 した 挫 滅 脳 と 硬 膜 下血 腫 を 除去 し だっしゅつ||くじ|めつ|のう||かた|まく|げけつ|しゅ||じょきょ|

洗浄 した 後   再び   硬 膜 を 閉じ ます せんじょう||あと|ふたたび|かた|まく||とじ|

先生   脳 が 膨れて きて おり ます が せんせい|のう||ふくれて||||

脳 挫傷 の せい です   後 で 処置 し ます のう|ざしょう||||あと||しょち||

どんどん 腫れて きて ます けど 脳 圧 を 下げ ましょう |はれて||||のう|あっ||さげ|

脳 室 ドレナージ で 血 性 髄 液 を 取り除き ます のう|しつ|||ち|せい|ずい|えき||とりのぞき|

鼻 根 部 から 正中 12 センチ 上 そこ から 右 へ  2~3 センチ ほど はな|ね|ぶ||まさなか|せんち|うえ|||みぎ||せんち|

よし

ドレナージ は い

脳 室 に 向かって  5 センチ ほど 穿 刺し ます のう|しつ||むかって|せんち||うが|さし|

先生 せんせい

難しい 方法 なんで っか ? むずかしい|ほうほう||

手ごたえ だけ が 頼り なんで てごたえ|||たより|

いき ます

よし   届いた |とどいた

先生 ッ ! せんせい|

大丈夫です   ドレナージ は 成功 です だいじょうぶ です|||せいこう|

これ から 数 日 は チューブ を 脳 室 内 に 残し ||すう|ひ||ちゅーぶ||のう|しつ|うち||のこし

排 液 を 続け ます はい|えき||つづけ|

では   縫 合 に 移り ます |ぬ|ごう||うつり|

これ で   開 頭 手術 は 終了 です ||ひらき|あたま|しゅじゅつ||しゅうりょう|

続いて   大腿部 外側 を 切開 し ます つづいて|だいたいぶ|そとがわ||せっかい||

大腿部 って   ケガ して は る ように は 見え ま へん けど だいたいぶ||けが||||よう に||みえ|||

さっき 頭 の 骨片 を 取り出し ました よ ね |あたま||こっぺん||とりだし|||

回復 を 待って   頭蓋 骨 を 元どおりに する 手術 を する ので かいふく||まって|ずがい|こつ||もとどおりに||しゅじゅつ|||

それ まで それ を   この 大腿部 に 保存 して おく 必要 が ある んです |||||だいたいぶ||ほぞん|||ひつよう|||ん です

体 の 中 に 保存 する んで っか ? それ が 一 番   確かな んで からだ||なか||ほぞん||||||ひと|ばん|たしかな|

う ッ !

《 俺 は   お前 だ 》 《≪( 龍 馬 ) お まん は   わし じゃ 》 おれ||おまえ||りゅう|うま|||||

大丈夫です   すいません だいじょうぶ です|

う う ッ ! 先生 ! |||せんせい

う う ッ …

私 が やり ます んで 指図 を お 願い でき ます か ? わたくし|||||さしず|||ねがい|||

大丈夫です … 指図 を お 願い し ます ! だいじょうぶ です|さしず|||ねがい||

大腿部 外側 15 センチ ほど だいたいぶ|そとがわ|せんち|

皮下 まで 縦 切開 ひか||たて|せっかい

はい ッ

( 榊原 ) 江戸 へ 戻ったら   妹 と 医者 に 他言 無用 と 言い含めて おけよ さかきばら|えど||もどったら|いもうと||いしゃ||たごん|むよう||いいふくめて|

( 橘 ) はい たちばな|

( お 登 勢 ) さ …  坂本 はん は   これ で |のぼる|ぜい||さかもと||||

助から はり ます の や ろか ? たすから|||||

手術 自体 は   うまく いき ました が これ から   脳 浮腫   脳 腫脹 と の しゅじゅつ|じたい||||||||のう|むくみ|のう|しゅちょう||

闘い が 待って ます の …  のうふ … たたかい||まって|||

脳 が ケガ を し 腫れて しまって いる のです のう||けが|||はれて|||の です

脳 の 中 の 髄 液 を 排除 する こと で 脳 圧 を 下げ のう||なか||ずい|えき||はいじょ||||のう|あっ||さげ

アンビュバッグ で 自発 呼吸 が 戻る まで 人工 呼吸 を 続け ||じはつ|こきゅう||もどる||じんこう|こきゅう||つづけ

その 間   ペニシリン を 投与 し 栄養 は 栄養 液 で 与え ます |あいだ|||とうよ||えいよう||えいよう|えき||あたえ|

何 や   よう …  分から しま へん けど なん|||わから|||

生きて はり ます の やろ な ? はい いきて||||||

へえ

あの …  それ …

私 に   で けし ま へん や ろか ? わたくし|||||||

いえ   私 が … |わたくし|

今   下 で ご飯 の 支度   して ます さかい に いま|した||ごはん||したく||||

少し   お 休み に なら はった 方 が よろし お すえ すこし||やすみ||||かた||||

長い …  闘い に なり ます の やろ ? ながい|たたかい|||||

ありがとう ございます

ご 自分 の 息継ぎ に 合わせて 押して ください |じぶん||いきつぎ||あわせて|おして|

今さら です けど … いまさら||

何 が 起こった んで っか ? なん||おこった||

兄 の お 役目 は あに|||やくめ|

おそらく   坂本 様 の 暗殺 だった ので ございます |さかもと|さま||あんさつ|||

ほ な   斬り はった ん は … ||きり|||

いえ

斬った の は   東 様 です きった|||ひがし|さま|

え ッ !?

え ッ ? 東 様 は   かつて ||ひがし|さま||

坂本 様 に   兄 上 を 斬ら れた と さかもと|さま||あに|うえ||きら||

おっしゃって おら れ ました

あだ討ち …  って こと で っか ? あだうち||||

で   そのまま   恭 太郎 さん は 逃げ はった んで っか ? ||きよう|たろう|||にげ|||

今 は   龍 馬 さん を 助ける こと だけ を 考え ませ ん か ? いま||りゅう|うま|||たすける||||かんがえ|||

はい

す ん ま へん

大丈夫です か ?  咲 さん も だいじょうぶ です||さ||

私 も わたくし|

医者 の 端くれ で ございます いしゃ||はしくれ||

はい

( アンビュバッグ を 押す 音 が 響く ) ||おす|おと||ひびく

( 八木 ) に せ 薬 の 罪 が 晴れ ぬ 場合 どう なる のであろう な ? やぎ|||くすり||ざい||はれ||ばあい||||

( 横 松 ) 最も 重い とき は 死罪 と 聞いた こと が あり ます よこ|まつ|もっとも|おもい|||しざい||きいた||||

死罪 !? しざい

先ほど から 何 を して おる のだ ? このような とき に さきほど||なん|||||||

前 から 思って いた ので ございます が … ぜん||おもって||||

( 与力 ) 講義 を 受けた 五 人 の 医者 より   訴状 が 出さ れて おる のだ よりき|こうぎ||うけた|いつ|じん||いしゃ||そじょう||ださ|||

ペニシリン の 偽り の 作り 方 を 教え られた と な ||いつわり||つくり|かた||おしえ|||

その 結果   十三 人 も の 病人 を 死に 至ら しめて しまった と → |けっか|じゅうさん|じん|||びょうにん||しに|いたら|||

その 医者 達 は ペニシリン の 製造 を 認める 免許 状 も 持って おった のだ → |いしゃ|さとる||||せいぞう||みとめる|めんきょ|じょう||もって||

この 文字 は   間違い なく 南方 仁 の 手 であろう ? |もじ||まちがい||なんぽう|しとし||て|

( 山田 ) に せ 薬 の 作り 方 を 教える わけない と 思う のです が やまだ|||くすり||つくり|かた||おしえる|||おもう|の です|

礼 が 払え なかった から だ と その 医者 達 は 申して おる れい||はらえ||||||いしゃ|さとる||もうして|

仁 友 堂 は しとし|とも|どう|

一 文 も 払え ぬ 老婆 とて 治療 を いたし ます ひと|ぶん||はらえ||ろうば||ちりょう|||

金 ごとき で   に せ 薬 を 教える など … きむ|||||くすり||おしえる|

天地 が 逆 さ に なろう と も いたし ませ ぬ ! てんち||ぎゃく||||||||

あー ッ …

( 多紀 ) わし は   この 騒ぎ   和 宮様 の とき と 同じに おい を 感じて おる たき||||さわぎ|わ|みやさま||||どうじに|||かんじて|

( 良 順 ) 私 も で ございます ( 多紀 ) 仕組んだ 者 は よ|じゅん|わたくし||||たき|しくんだ|もの|

和 宮様 が あの 日   寺 に 行く こと を 知り 得 わ|みやさま|||ひ|てら||いく|||しり|とく

奥 女 中 と 接する こと の できる 身の上 の 者 おく|おんな|なか||せっする||||みのうえ||もの

おそらくは 奥 医師 か   それ に 近い 身 分の 者 で → |おく|いし||||ちかい|み|ぶん の|もの|

南方 医師 に   強い 恨み を 抱く 者 で は ある まい か と 思う て おる のだ が なんぽう|いし||つよい|うらみ||いだく|もの|||||||おもう||||

≪( 彦三郎 ) 恐れ ながら   旦那 様 方 ひこさぶろう|おそれ||だんな|さま|かた

( 彦三郎 ) 野 風 の 身 請け の お 調べ の 際 ひこさぶろう|の|かぜ||み|うけ|||しらべ||さい

南方 先生 に 面目 を つぶさ れた お 医者 様 が   お 一 人 なんぽう|せんせい||めんぼく|||||いしゃ|さま|||ひと|じん

〈 手術 から 四 日 〉 しゅじゅつ||よっ|ひ

〈 龍 馬 さん の 容態 は なかなか 好転 し なかった 〉 りゅう|うま|||ようだい|||こうてん||

代わり ましょう か ?  佐分利 先生 かわり|||さぶり|せんせい

もう 少し …  大丈夫です |すこし|だいじょうぶ です

先生 せんせい

これ を 坂本 様 に 読んで み ませ ん か ? ||さかもと|さま||よんで||||

何で すか ?  これ 野 風 さん の 文 です なんで|||の|かぜ|||ぶん|

本来 は   開けて は なら ぬ もの です が ほんらい||あけて||||||

やって み ましょう か

「 坂本 様 お 元気で ござい ん しょうか ?」 さかもと|さま||げんきで|||

( 野 風 )「 私事 であり ん す が 」 の|かぜ|わたくしごと||||

「 あ ちき は   このたび 母 と なり ん した 」 ||||はは||||

「 仁 友 堂 の 皆様 の お 力 で 」 しとし|とも|どう||みなさま|||ちから|

「 取り上げて い ただ きん した 」 とりあげて||||

「 けん ど   ふと 振り返れば 」 |||ふりかえれば

「 実のところ 旦那 様 と 出会う まで の 間 」 じつのところ|だんな|さま||であう|||あいだ

「 あ ちき は ずっと   坂本 様 の お 心 に 」 ||||さかもと|さま|||こころ|

「 支え られて きた 気 が いたし ん す 」 ささえ|||き||||

「 かなわ ぬ 思い に やけに なら ず に い られた の は 」 ||おもい|||||||||

《 わし ん とこ に 来る かえ ?》 ||||くる|

「 坂本 様 が   あ ちき な ん ぞ に 好きだ   ほれた と 」 さかもと|さま||||||||すきだ||

「 言って くださった から こそ 」 いって|||

「 女子 は   ずるう ござ りん すな 」 じょし|||||

《 こう すれば   顔   見え ん 》 ||かお|みえ|

《 雪 に …  なり とう あり ん す 》 ゆき||||||

「 胸 を 貸して いただいた あの 日 の ご恩 は 」 むね||かして|||ひ||ごおん|

「 一生   忘れ ん せん 」 いっしょう|わすれ||せ ん

「 いつか フランス に   いらっしゃら れる 折 に は 」 |ふらんす||||お||

「 何とぞ   お 知らせ ください まし 」 なにとぞ||しらせ||

「 心 より   お もてなし いた しん す 」 こころ||||||

「 野 風 」 の|かぜ

龍 馬 さん りゅう|うま|

野 風 さん から   待ちに待った あ いびき の お 誘い です よ の|かぜ|||まちにまった|||||さそい||

行か ないで どう する んです か ? いか||||ん です|

え ッ ?

( 呼吸 を する ) こきゅう||

これ は …

自発 呼吸 ! はい ! じはつ|こきゅう|

いやいや いや   こんな …  え ッ ?

これ で 意識 が 戻れば … 望み は 持てる と 思い ます ||いしき||もどれば|のぞみ||もてる||おもい|

もう 一息 です よ |ひといき||

龍 馬 さん ! りゅう|うま|

( 呼吸 を 続ける 龍 馬 ) こきゅう||つづける|りゅう|うま

( 男 ) ウチ の 蔵 に 何 か ? おとこ|うち||くら||なん|

ここ で 命拾い を した のです ||いのちびろい|||の です

長 州 が 御所 に 押し入った と きど す か ? ちょう|しゅう||ごしょ||おしいった||||

あん とき は 何 や 変わった お 医者 はん 方 が |||なん||かわった||いしゃ||かた|

ぎょう さん の ケガ 人 治さ はり まして な |||けが|じん|なおさ|||

《 やり 残した こと は ない が かえ ?》 |のこした|||||

《 ひと つ だけ …》

拾って は なら ぬ 命 だった の かも しれ ませ ん ね ひろって||||いのち|||||||

坂本 さん さかもと|

〈 あれ から   俺 は 〉 ||おれ|

〈 龍 馬 さん が 食いついて き そうな 未来 の 話 を 語り 続けた 〉 りゅう|うま|||くいついて||そう な|みらい||はなし||かたり|つづけた

その 携帯 電話 って の は どこ に いて も 話 が できる んです |けいたい|でんわ||||||||はなし|||ん です

他 に も   メール って いう の が あって た|||めーる|||||

文 を 遠く 離れた 相手 に ぶん||とおく|はなれた|あいて|

一瞬 で 届ける こと が できる んです よ いっしゅん||とどける||||ん です|

龍 馬 さん が   携帯   持ったら きっと 一 日 中   鳴り っぱなし です よ りゅう|うま|||けいたい|もったら||ひと|ひ|なか|なり|||

旅 も   ずっと 楽に なる んです たび|||らくに||ん です

新幹線 って いう   電気 で 動く 車 … しんかんせん|||でんき||うごく|くるま

あ ッ   箱 … ||はこ

馬 まあ   そんな の に 乗れば 江戸 から 京都 まで うま|||||のれば|えど||みやこ| 一刻 と 少し です いっこく||すこし|

飛行機 って いう   空 飛ぶ … ひこうき|||から|とぶ

船 ! せん

その 船 は   もっと 速い んです |せん|||はやい|ん です

海 の 向こう だって 地球 の 裏側 だって うみ||むこう||ちきゅう||うらがわ|

どこ に だって 行ける ように なる んです よ |||いける|よう に||ん です|

また   頭痛 で ございます か ? |ずつう|||

遠い 未来 の 話 の とき は こ ない んだ よ なあ とおい|みらい||はなし||||||||

どう な んだ っけ ? この後 すぐ の 歴史 ||||このあと|||れきし

俺   地理 だった んだ よ なあ おれ|ちり||||

あの …  頭痛 を 起こし たい ので ございます か ? |ずつう||おこし||||

頭痛 が 起こったら ずつう||おこったら

龍 馬 さん   まだ 生き られる って こと じゃ ないで す か りゅう|うま|||いき|||||||

龍 馬 さん ! りゅう|うま|

龍 馬 さん … りゅう|うま|

( くぐもった 声 で ) 先生 … |こえ||せんせい

佐分利 先生 を 呼んで まいり ます ! はい ッ さぶり|せんせい||よんで||||

妙な もん を みょうな||

見 よった ぜ よ み|||

妙 ? たえ

箱 を 連ねた ような はこ||つらねた|

巨大な 蛇 が   はい 回り きょだいな|へび|||まわり

空 に は から||

巨大な 鳥 の ような もん が きょだいな|ちょう||||

雲 を 連れ くも||つれ

みんな

西洋 人 の ような   いでたち で … せいよう|じん||||

こん まい 箱 に 向こう て ||はこ||むこう|

独り言   しゃべり いう が じゃ ひとりごと||||

あり ゃあ …

先生 の 住 ん じょ った 世界 かえ ? せんせい||じゅう||||せかい|

はい

やっぱり のう …

大丈夫な ようです から 少し 待ち ましょう だいじょうぶな|よう です||すこし|まち|

えいのう

わし も

先生 の ように せんせい||よう に

別の 時代 に 行き たい ね や べつの|じだい||いき|||

龍 馬 さん りゅう|うま|

未来 に 行ったら みらい||おこなったら

どこ に 行って みたいです か ? ||おこなって|みたい です|

吉原 よしはら

すいません   もう ない んです |||ん です

島原 は ? しまばら|

すいません

他 に は ? た||

ほう じゃ

保険 は ? ああ ほけん||

民間 の 保険 会社 なら   あり ます みんかん||ほけん|かいしゃ|||

会社 ? かいしゃ

カンパニー が あり ます かんぱにー|||

カンパニー かえ かんぱにー|

そっち は 分かる んです ね ||わかる|ん です|

早う   わし も はやう||

保険 の カンパニー を ほけん||かんぱにー|

つくら ん と いかんの う

そう です よ

ほんとに

先生 に は せんせい||

この 時代 は   どう 見えた が じゃ ? |じだい|||みえた||

愚かな こと も おろかな||

山ほど あったろう ? やまほど|

教わる こと だらけ でした おそわる|||

例えば … たとえば

えっ と …

未来 は   夜 でも みらい||よ|

そこら じゅう に 明かり が ついて いて |||あかり|||

昼 みたいに 歩ける んです ひる||あるける|ん です

でも   ここ で は

ちょうちん を   さげ ない と 歩く こと も でき ない し |||||あるく|||||

ちょうちん の 火 が   消えたら 誰 か に   もらわ なきゃ いけなくて ||ひ||きえたら|だれ|||||

一 人 で 生きて いける なんて … ひと|じん||いきて||

文明 が つくった 幻想 だ なあ   と か ぶんめい|||げんそう||||

離れて しまったら 手紙 しか   頼る 方法 ないし はなれて||てがみ||たよる|ほうほう|

ちゃんと 届いた か どう かも 分から ない し |とどいた||||わから||

人生 って … じんせい|

ほんと …

一期一会 だ なあ   と か いちごいちえ||||

あ ッ   あと …

笑った 人 が 多い です わらった|じん||おおい|

ここ の 人 達 は   笑う の が 上手です ||じん|さとる||わらう|||じょうず です

コロリ の 治療 の とき   覚えて ます か ? ||ちりょう|||おぼえて||

誰 も   私 を 信じて くれ ない とこ に だれ||わたくし||しんじて||||

龍 馬 さん りゅう|うま|

一 人 で 患者 を 担いで きて くれた じゃ ないで す か ひと|じん||かんじゃ||かついで||||||

あれ で …

私 に 対する 風向き が 変わった んです よ ね わたくし||たいする|かざむき||かわった|ん です||

ペニシリン の お 金 が 足りない とき も |||きむ||たりない||

龍 馬 さん   千 両 箱   担いで 戻って きて くれた じゃ ないで す か りゅう|うま||せん|りょう|はこ|かついで|もどって||||||

本物 の 行動 力 って いう か ほんもの||こうどう|ちから|||

教わり ました よ   龍 馬 さん に おそわり|||りゅう|うま||

龍 馬 さん は りゅう|うま||

親友 で … しんゆう|

悪友 で あくゆう|

私 の ヒーロー でした わたくし||ひーろー|

でし たち …

わしゃ

まだ 生 きち ょる ぜ よ |せい||||

あ ッ   すいません