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JIN-仁- 完结编, JIN-仁- 完结编 #07 (1)

《( 未来 ) 坂本 龍 馬 と 同じです ね 》

《 龍 馬 が 死んだ 日 も   確か …》

( 仁 ) 何で   こんな 夢

( 上役 ) ついて は   坂本 の 動き を 随時   探って もらい たい

( 橘 ) おそれ ながら …

坂本 は   いまや   倒 幕 を 企む 謀 反 人 もし   お 役 を 断れば

そ なた を 疑わ ざる を 得 ん こと に なる が

決して   そのような こと は

( 栄 ) 恭 太郎 さん

奥 詰 歩兵 頭 と いう の は 初めて 耳 に する お 役 です ね

何 を する のです か ?

世 が 動いて おり ます から 治安 の 維持 など を   主に

大切な お 役目 で ございます ね

はい

ただいま 戻り ました

ペニシリン 製造 の 免許 状 か

≪( 佐分利 ) 南方 先生 !→

お 帰り   お 待ち して おり ました

あ ッ   いい です よ   そのまま で

( 咲 ) 先 生方   追加 の 免許 状 用 の 紙 …

いつまで たって も 慣れ ない んです よ ね   これ

未来 で は   足 を 洗わ ぬ もの です か ?

こんなふうに 人 に 洗って もらったり は

無事に   お 帰り に なら れて よかった です

南方 先生

咲 から 聞いた のです が   坂本 殿 と は

いまだ 会えて は おら れ ぬ のです か ?

長崎 で 会えた んです けど ね

お 会い に なら れた のです か ?

会えた は 会えた んです けど

《( 龍 馬 ) これ は どう いて も 必要な 戦 な が じゃ !》

《 暴力 は 暴力 を 生む だけ な んです !》

龍 馬 さん と は   ちょっと 色々 あって   結局   けんか 別れ …

世 は   不穏に なって きて おり ます

せめて   この 世情 が 落ち着く まで

つきあい を 控えて いただけ ない でしょう か

ここ に は 咲 も   おり ます し

兄 上 何 か   あった ので ございます か ?

いや

何かと 言う ほど の こと で は ない が

残念 ながら   坂本 殿 は いまや   幕府 から は

敵 と   みなさ れて おる ゆえ

私 も 心配で

そう なら ない ように 動いて もらえ ない か って

お 願い し たい んです よ ね

そういう こと なら …

いら ぬ こと を 申し上げ ました どうか   忘れ ください

恭 太郎 さん 何 か   あった んです かね

何 に せよ これ から は   坂本 様 の こと は

あまり 告げ ぬ ほう が よい かも しれ ませ ぬ

兄 も   旗本 で ございます ゆえ

〈 この 年 の 終わる 頃 〉

〈 一橋 慶 喜 が 将軍 と なった こと が 〉

〈 江戸 の 町 に も 聞こえて きた 〉

〈 さすが の 俺 でも 知っている 〉

〈 徳川 幕府   最後 の 将軍 だ 〉

〈 いよいよ 徳川 の 時代 が 終わって いく のだ 〉

( 後藤 ) 幕府 が 長 州 に 負けて し も うた 今

こん まま で は 土佐 は 時 の 流れ に 乗り遅れる ぜ よ

力 を 貸せ と 言う ち ょる が じゃ 坂本 !

策 が いる が じゃ のう

後藤 殿

〈 そんな 中   俺 は 改めて 〉

〈 龍 馬 暗殺 に ついて 思い出そう と して いた 〉

〈 龍 馬 さん の 暗殺 は   確か 〉

〈 大政 奉還 の 後 〉

〈 明治 に なる まで の 間 だった ような …〉

〈 でも   それ が いつ だった か 〉

〈 正確に は   思い出せ なかった 〉

〈 夢 に 出て きた   あの 思い出 〉

《 坂本 龍 馬 と 同じです ね 》

《 龍 馬 が 死んだ 日 も   確か …》

〈 未来 は   あの とき 何 を 受けて   そう 言った の か 〉

また か

〈 歴史 を 変え たい と 思う と 〉

〈 必ず 襲わ れる   この 頭痛 〉

〈 どういう カラ クリ か は 分から ない が 〉

〈 やはり   あの 男 は 俺 で 〉

〈 この 頭痛 の もと は   あの 腫瘍 で 〉

〈 俺 に   はめ られた 孫悟空 の 輪 で も ある んじゃ ない だろう か 〉

〈 漠然と   いつか 現代 に 戻さ れる と 思って いた けど 〉

〈 俺 は   この 頭痛 に 殺さ れる こと を 〉

〈 覚悟 し なければ いけない の かも しれ ない 〉

〈 龍 馬 さん の 暗殺 を 止めよう と する ならば …〉

昔   雪 に なり たい と 言う た 女子 が おって のう

〈 歴史 を 変えよう と する ならば …〉

( 野 風 ) これ は …

〈 何 か   ない のだろう か 〉

〈 歴史 の 修正 力 を あざ むける ような 方法 は …〉

これ は …

勝 先生   幕府 は 今 どういう 状態 な んです か ?

( 勝 ) 知ら ねえ よ   おい ら   また お 暇 を 出さ れ ち まったん だ から よ

知ら ない って あっちこっち   頭 下げて やった のに

慶 喜 さ ん   おい ら の やる こと は 気 に 入 ん ねえ んだ から

知る かって んだ よ

江戸 が 戦 に 巻き込ま れる の だけ は 嫌 だって 言って た じゃ ないで す か

四 侯 会議 って の を   やる んだ って よ

慶 喜 さん を 交え   薩摩   土佐

越前   宇和島 の 四 藩 の 有力 諸侯 で

お国 の こと を 話し合おう って 薩摩 が 言いだした らしい の さ

国 の こと   です か

薩摩 の 狙い は   天子 様 の 前 で 長 州 の 処分 を とかせ

長 州 と ともに 倒 幕 へ の 備え を すすめる と か

そんな とこ だろう よ あの …

龍 馬 さん は その 件 に   絡んで る んです か ?

ここ に きて   土佐 の 名前 が 急に 出て くん の は   おかしい だろう

絡んで る と 考えて 間違い は ね えんじゃ ねえ か ?

あの   勝 先生   今 は 何 年 です か ?

慶応 三 年 だ よ

そう じゃ なくて   その …

西洋 の 暦 で は

何で そんな こと 聞く ん だい ?  先生

いや 別に 深い 意味 は ない んです けど

確か  1867 年 だった っけ かな

いっぱ むなしく 大政 奉還 …

何 が   そのように むなしく ございます ので ?

ただいま 戻り ました

はい

これ …

手 を 見る かぎり   坂本 様 の もの か と

写真 なる もの で は ないで す か !

一緒に 撮った んです

「 長 芋 の   中 より 出 で たる 虫 たち の 」

「 江戸 の 芋 に も   すく いたる か な 」

あの 人   何で 芋 の 歌 なんて

ひょっとして   長 芋 と は

長 州 藩 と 薩摩 藩 の こと で は ございませ ぬ か ?

芋 と いえば 薩摩芋 で ございます から

なるほど

長 州 と 薩摩 から 出て きた 人間 が

これ から は   江戸 に 巣くう

江戸 も 食べちゃ う ぞ って こと です か ?

そういう 意味 に なって しまい ます ね

やっぱり 分かって もらえ なかった の か なあ

あ ッ   先生   もう 一 通 は 野 風 さん から で ございます よ

野 風 さん !?

( 野 風 )「 南方 先生   咲 様 お 元気で ござ りんしょう か 」

「 実は   この度 は   お 願い が あって 文 を   したため ん した 」

こちら も   よく ない お 知らせ で ございます か ?

幕府 から   許可 が 下りた そうで

ルロン さん と 正式に 結婚 する そうです

ま ッ   まこと で ございます か !?

横浜 で 婚礼 を する そうで

私 と 咲 さん に 来て ほしい って 書いて あり ます

婚礼 で ございます か

まあ … まあ   それ は   めでたい

《 野 風 さん は   未来 さん の ご 先祖 や も しれ ぬ 方 です もの ね 》

《 あの 日 の 話 を   お 聞き に ?》

《 あ ちき の ため に も 幸せに なって くだ さん し 》

どうかした んです か ?

外国 の 方 と の 正式な 婚礼 が 許さ れる と 思って なかった もの で

そう な んです か ?

じゃあ   これ ホント すごい こと な んじゃ ない です か

すごい な   野 風 さん

坂本 様 の 歌   いささか 腑 に 落ち ませ ん ね

何 が です か ?

その 歌 は   先生 の 話 に

納得 して い ない と いう 意味 で ございましょう

そのような こと を   わざわざ 言って よこす もの でしょう か

現実 と 戦って る 龍 馬 さん に すれば

私 の 意見 は   絵 に 描いた 餅 に しか 聞こえ ない の かも しれ ませ ん

それ を   宣言 し たかった んじゃ ない でしょう か

( 東 ) これ は   倒 幕 の ため に 土佐 に 流す 武器 で ございます よ ね

ああ 土佐 は   もはや 佐 幕 で は ない と

薩長 に 信じて もらう に は 実弾 が 一 番 や きね や

道 を 間違えた と おっしゃって いた の は →

よろしい のです か ?

〈 龍 馬 さん へ の 晴れ ない 気持ち を 抱えた まま 〉

じゃあ   消毒 を はい

〈 俺 と 咲 さん は   横浜 へ と 旅立った 〉

まるで 別 世界 へ 来た ようで ございます

その うち   こんな 建物 で いっぱいに なる と 思い ます よ

変わって いく ので ございます ね

世 は …

不安です よ ね   咲 さ んに したら

幕府 が   これ から どう なって いく か 分か ん ない 状況 なんて

では   この先   どう なる か 教えて いただけ ます か ?

あ ッ …

不安で は ない と いえば 嘘 に なり ます が

大丈夫です

世 が   いかに 変わろう と

私 の なす べき こと は   この 手 で

一 人 でも 多く の 方 を 助ける こと だけ です

ありがとう ございます

この 黒き 水 は   薬 で ございます か ?

西洋 の お茶 みたいな もの です

では   私 も

先生 に は おいしゅう ございます か ?

だんだん 癖 に なる んです

左 様 で ございます か

( ドア が 開く )

先生   咲 様

ようこそ   いらっしゃい ん した

野 風 さん   ルロン さん

この度 は   おめでとう ございます

( ルロン ) ありがとう ございます ありがとう ござ りん す

お ッ   おめでとう ございます

ほん に   このような 遠く まで おいで いただき ん して

お 二 人 に は   どうしても 婚礼 に 出て いただき とう あり ん して

こちら こそ   うれしい です

このような 所   咲 様 に は

くつろげ ぬ ところ も ある や もし れんせん が

心 より もてなし させて いた だ きん す ゆえ

「 私 」 に は ?

お 部屋 に   ご 案内 いたし ん す

お 二 人 は   同じ お 部屋 で よろし う ござい ん すな

え ッ ?

え ッ !?

すいません   できれば 別々に

では   まだ ?

先生 は   まだ

あの 思い 人 の こと を とやかく 言って おら れる ので ?

あの   野 風 さん

なぜ   私 に だけ

「 このような 所 は   くつろげ ぬ や も 」 と   おっしゃった のです か ?

あ ッ …

西洋 の もの を 使って いただき ん す ゆえ

では   何 ゆえ

先生 が   西洋 の もの に 慣れて いる と 思わ れた のです か ?

そりゃ   南方 先生 は

こちら で   外国 人 医師 に 対して も

ご 講義 を なさった と 聞き ん して →

されば 慣れ ておい で か と

それ だけ であり ん すよ

は あ

咲 様 は 妙な こと を 気 に なさ い ん す なあ

くわばら   くわばら

( ルロン ) チンチン

これ も 癖 に なる ので ございます か ?

はい   多分

こ ッ   これ は   口 の 中 で ザワザワ と

( 野 風 が 笑う )

先生 は   シャンパーニュ に 慣れて おいで であり ん す なあ

どこ か で   たしなま れた ので ?

は ッ   はい

横浜 で

な ッ   長崎 でも …

野 風 さん   とっても 頭 が いい です

マナー も 見事だ し フランス 語 も 上手です

フランス に 戻って も どこ に 連れて 出て も

恥ずかしく ない です

野 風 さん フランス に 行く んです か ?

あい

婚礼 が 終わり ん したら   折 を 見て

そう な んです か

あ ちき の こと より

お 二 人 は   いつ 夫婦 に なら れる お つもりで ?

それ は   えっ と で すね …

正直に 申し ます と で すね

私 の ほう は   その …

癖 に   なって まいり ました

咲 さ ん

大丈夫です か ?  咲 さ ん

大丈夫   大丈夫で ございます

あ ッ

咲 さ ん

野 風 さん は

まことに 幸せな ので ございましょう か

あんなに 幸せ そうじゃ ないで す か

お 芝居 な ので は ございませ ん かね

咲 さ ん   声 が 大きい で すって

野 風 さん   嘘 が   お 上手です し 咲 さ ん

野 風 さん に も ルロン さん に も   失礼 …

では   よい ので ございましょう か

私 も

よい ので ございましょう か 幸せに なり まして も

何   言って る んです か ?

咲 さ ん ?

私   お ばば に なって しまい ます よ

もともと   お ばば の お ばば で ございます けど ね

咲 様 は   大 虎 であり ん した か

野 風 さん は 今日 は   飲んで ませ ん でした よ ね

実は   今 から 診て もらい たい 病人 が おり ん して

今 から   です か ?

へえ

今 か 今 か と   待ちかねて おり ん す

患者 さん は   お 屋敷 の 方 です か ?

へえ   この先 であり ん す

あの   患者 さん は ?

ちょ ッ   野 風 さん !?



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《( 未来 ) 坂本 龍 馬 と 同じです ね 》

《 龍 馬 が 死んだ 日 も   確か …》

( 仁 ) 何で   こんな 夢

( 上役 ) ついて は   坂本 の 動き を 随時   探って もらい たい

( 橘 ) おそれ ながら …

坂本 は   いまや   倒 幕 を 企む 謀 反 人 もし   お 役 を 断れば

そ なた を 疑わ ざる を 得 ん こと に なる が

決して   そのような こと は

( 栄 ) 恭 太郎 さん

奥 詰 歩兵 頭 と いう の は 初めて 耳 に する お 役 です ね

何 を する のです か ?

世 が 動いて おり ます から 治安 の 維持 など を   主に

大切な お 役目 で ございます ね

はい

ただいま 戻り ました

ペニシリン 製造 の 免許 状 か

≪( 佐分利 ) 南方 先生 !→

お 帰り   お 待ち して おり ました

あ ッ   いい です よ   そのまま で

( 咲 ) 先 生方   追加 の 免許 状 用 の 紙 …

いつまで たって も 慣れ ない んです よ ね   これ

未来 で は   足 を 洗わ ぬ もの です か ?

こんなふうに 人 に 洗って もらったり は

無事に   お 帰り に なら れて よかった です

南方 先生

咲 から 聞いた のです が   坂本 殿 と は

いまだ 会えて は おら れ ぬ のです か ?

長崎 で 会えた んです けど ね

お 会い に なら れた のです か ?

会えた は 会えた んです けど

《( 龍 馬 ) これ は どう いて も 必要な 戦 な が じゃ !》

《 暴力 は 暴力 を 生む だけ な んです !》

龍 馬 さん と は   ちょっと 色々 あって   結局   けんか 別れ …

世 は   不穏に なって きて おり ます

せめて   この 世情 が 落ち着く まで

つきあい を 控えて いただけ ない でしょう か

ここ に は 咲 も   おり ます し

兄 上 何 か   あった ので ございます か ?

いや

何かと 言う ほど の こと で は ない が

残念 ながら   坂本 殿 は いまや   幕府 から は

敵 と   みなさ れて おる ゆえ

私 も 心配で

そう なら ない ように 動いて もらえ ない か って

お 願い し たい んです よ ね

そういう こと なら …

いら ぬ こと を 申し上げ ました どうか   忘れ ください

恭 太郎 さん 何 か   あった んです かね

何 に せよ これ から は   坂本 様 の こと は

あまり 告げ ぬ ほう が よい かも しれ ませ ぬ

兄 も   旗本 で ございます ゆえ

〈 この 年 の 終わる 頃 〉

〈 一橋 慶 喜 が 将軍 と なった こと が 〉

〈 江戸 の 町 に も 聞こえて きた 〉

〈 さすが の 俺 でも 知っている 〉

〈 徳川 幕府   最後 の 将軍 だ 〉

〈 いよいよ 徳川 の 時代 が 終わって いく のだ 〉

( 後藤 ) 幕府 が 長 州 に 負けて し も うた 今

こん まま で は 土佐 は 時 の 流れ に 乗り遅れる ぜ よ

力 を 貸せ と 言う ち ょる が じゃ 坂本 !

策 が いる が じゃ のう

後藤 殿

〈 そんな 中   俺 は 改めて 〉

〈 龍 馬 暗殺 に ついて 思い出そう と して いた 〉

〈 龍 馬 さん の 暗殺 は   確か 〉

〈 大政 奉還 の 後 〉

〈 明治 に なる まで の 間 だった ような …〉

〈 でも   それ が いつ だった か 〉

〈 正確に は   思い出せ なかった 〉

〈 夢 に 出て きた   あの 思い出 〉

《 坂本 龍 馬 と 同じです ね 》

《 龍 馬 が 死んだ 日 も   確か …》

〈 未来 は   あの とき 何 を 受けて   そう 言った の か 〉

また か

〈 歴史 を 変え たい と 思う と 〉

〈 必ず 襲わ れる   この 頭痛 〉

〈 どういう カラ クリ か は 分から ない が 〉

〈 やはり   あの 男 は 俺 で 〉

〈 この 頭痛 の もと は   あの 腫瘍 で 〉

〈 俺 に   はめ られた 孫悟空 の 輪 で も ある んじゃ ない だろう か 〉

〈 漠然と   いつか 現代 に 戻さ れる と 思って いた けど 〉

〈 俺 は   この 頭痛 に 殺さ れる こと を 〉

〈 覚悟 し なければ いけない の かも しれ ない 〉

〈 龍 馬 さん の 暗殺 を 止めよう と する ならば …〉

昔   雪 に なり たい と 言う た 女子 が おって のう

〈 歴史 を 変えよう と する ならば …〉

( 野 風 ) これ は …

〈 何 か   ない のだろう か 〉

〈 歴史 の 修正 力 を あざ むける ような 方法 は …〉

これ は …

勝 先生   幕府 は 今 どういう 状態 な んです か ?

( 勝 ) 知ら ねえ よ   おい ら   また お 暇 を 出さ れ ち まったん だ から よ

知ら ない って あっちこっち   頭 下げて やった のに

慶 喜 さ ん   おい ら の やる こと は 気 に 入 ん ねえ んだ から

知る かって んだ よ

江戸 が 戦 に 巻き込ま れる の だけ は 嫌 だって 言って た じゃ ないで す か

四 侯 会議 って の を   やる んだ って よ

慶 喜 さん を 交え   薩摩   土佐

越前   宇和島 の 四 藩 の 有力 諸侯 で

お国 の こと を 話し合おう って 薩摩 が 言いだした らしい の さ

国 の こと   です か

薩摩 の 狙い は   天子 様 の 前 で 長 州 の 処分 を とかせ

長 州 と ともに 倒 幕 へ の 備え を すすめる と か

そんな とこ だろう よ あの …

龍 馬 さん は その 件 に   絡んで る んです か ?

ここ に きて   土佐 の 名前 が 急に 出て くん の は   おかしい だろう

絡んで る と 考えて 間違い は ね えんじゃ ねえ か ?

あの   勝 先生   今 は 何 年 です か ?

慶応 三 年 だ よ

そう じゃ なくて   その …

西洋 の 暦 で は

何で そんな こと 聞く ん だい ?  先生

いや 別に 深い 意味 は ない んです けど

確か  1867 年 だった っけ かな

いっぱ むなしく 大政 奉還 …

何 が   そのように むなしく ございます ので ?

ただいま 戻り ました

はい

これ …

手 を 見る かぎり   坂本 様 の もの か と

写真 なる もの で は ないで す か !

一緒に 撮った んです

「 長 芋 の   中 より 出 で たる 虫 たち の 」

「 江戸 の 芋 に も   すく いたる か な 」

あの 人   何で 芋 の 歌 なんて

ひょっとして   長 芋 と は

長 州 藩 と 薩摩 藩 の こと で は ございませ ぬ か ?

芋 と いえば 薩摩芋 で ございます から

なるほど

長 州 と 薩摩 から 出て きた 人間 が

これ から は   江戸 に 巣くう

江戸 も 食べちゃ う ぞ って こと です か ?

そういう 意味 に なって しまい ます ね

やっぱり 分かって もらえ なかった の か なあ

あ ッ   先生   もう 一 通 は 野 風 さん から で ございます よ

野 風 さん !?

( 野 風 )「 南方 先生   咲 様 お 元気で ござ りんしょう か 」

「 実は   この度 は   お 願い が あって 文 を   したため ん した 」

こちら も   よく ない お 知らせ で ございます か ?

幕府 から   許可 が 下りた そうで

ルロン さん と 正式に 結婚 する そうです

ま ッ   まこと で ございます か !?

横浜 で 婚礼 を する そうで

私 と 咲 さん に 来て ほしい って 書いて あり ます

婚礼 で ございます か

まあ … まあ   それ は   めでたい

《 野 風 さん は   未来 さん の ご 先祖 や も しれ ぬ 方 です もの ね 》

《 あの 日 の 話 を   お 聞き に ?》

《 あ ちき の ため に も 幸せに なって くだ さん し 》

どうかした んです か ?

外国 の 方 と の 正式な 婚礼 が 許さ れる と 思って なかった もの で

そう な んです か ?

じゃあ   これ ホント すごい こと な んじゃ ない です か

すごい な   野 風 さん

坂本 様 の 歌   いささか 腑 に 落ち ませ ん ね

何 が です か ?

その 歌 は   先生 の 話 に

納得 して い ない と いう 意味 で ございましょう

そのような こと を   わざわざ 言って よこす もの でしょう か

現実 と 戦って る 龍 馬 さん に すれば

私 の 意見 は   絵 に 描いた 餅 に しか 聞こえ ない の かも しれ ませ ん

それ を   宣言 し たかった んじゃ ない でしょう か

( 東 ) これ は   倒 幕 の ため に 土佐 に 流す 武器 で ございます よ ね

ああ 土佐 は   もはや 佐 幕 で は ない と

薩長 に 信じて もらう に は 実弾 が 一 番 や きね や

道 を 間違えた と おっしゃって いた の は →

よろしい のです か ?

〈 龍 馬 さん へ の 晴れ ない 気持ち を 抱えた まま 〉

じゃあ   消毒 を はい

〈 俺 と 咲 さん は   横浜 へ と 旅立った 〉

まるで 別 世界 へ 来た ようで ございます

その うち   こんな 建物 で いっぱいに なる と 思い ます よ

変わって いく ので ございます ね

世 は …

不安です よ ね   咲 さ んに したら

幕府 が   これ から どう なって いく か 分か ん ない 状況 なんて

では   この先   どう なる か 教えて いただけ ます か ?

あ ッ …

不安で は ない と いえば 嘘 に なり ます が

大丈夫です

世 が   いかに 変わろう と

私 の なす べき こと は   この 手 で

一 人 でも 多く の 方 を 助ける こと だけ です

ありがとう ございます

この 黒き 水 は   薬 で ございます か ?

西洋 の お茶 みたいな もの です

では   私 も

先生 に は おいしゅう ございます か ?

だんだん 癖 に なる んです

左 様 で ございます か

( ドア が 開く )

先生   咲 様

ようこそ   いらっしゃい ん した

野 風 さん   ルロン さん

この度 は   おめでとう ございます

( ルロン ) ありがとう ございます ありがとう ござ りん す

お ッ   おめでとう ございます

ほん に   このような 遠く まで おいで いただき ん して

お 二 人 に は   どうしても 婚礼 に 出て いただき とう あり ん して

こちら こそ   うれしい です

このような 所   咲 様 に は

くつろげ ぬ ところ も ある や もし れんせん が

心 より もてなし させて いた だ きん す ゆえ

「 私 」 に は ?

お 部屋 に   ご 案内 いたし ん す

お 二 人 は   同じ お 部屋 で よろし う ござい ん すな

え ッ ?

え ッ !?

すいません   できれば 別々に

では   まだ ?

先生 は   まだ

あの 思い 人 の こと を とやかく 言って おら れる ので ?

あの   野 風 さん

なぜ   私 に だけ

「 このような 所 は   くつろげ ぬ や も 」 と   おっしゃった のです か ?

あ ッ …

西洋 の もの を 使って いただき ん す ゆえ

では   何 ゆえ

先生 が   西洋 の もの に 慣れて いる と 思わ れた のです か ?

そりゃ   南方 先生 は

こちら で   外国 人 医師 に 対して も

ご 講義 を なさった と 聞き ん して →

されば 慣れ ておい で か と

それ だけ であり ん すよ

は あ

咲 様 は 妙な こと を 気 に なさ い ん す なあ

くわばら   くわばら

( ルロン ) チンチン

これ も 癖 に なる ので ございます か ?

はい   多分

こ ッ   これ は   口 の 中 で ザワザワ と

( 野 風 が 笑う )

先生 は   シャンパーニュ に 慣れて おいで であり ん す なあ

どこ か で   たしなま れた ので ?

は ッ   はい

横浜 で

な ッ   長崎 でも …

野 風 さん   とっても 頭 が いい です

マナー も 見事だ し フランス 語 も 上手です

フランス に 戻って も どこ に 連れて 出て も

恥ずかしく ない です

野 風 さん フランス に 行く んです か ?

あい

婚礼 が 終わり ん したら   折 を 見て

そう な んです か

あ ちき の こと より

お 二 人 は   いつ 夫婦 に なら れる お つもりで ?

それ は   えっ と で すね …

正直に 申し ます と で すね

私 の ほう は   その …

癖 に   なって まいり ました

咲 さ ん

大丈夫です か ?  咲 さ ん

大丈夫   大丈夫で ございます

あ ッ

咲 さ ん

野 風 さん は

まことに 幸せな ので ございましょう か

あんなに 幸せ そうじゃ ないで す か

お 芝居 な ので は ございませ ん かね

咲 さ ん   声 が 大きい で すって

野 風 さん   嘘 が   お 上手です し 咲 さ ん

野 風 さん に も ルロン さん に も   失礼 …

では   よい ので ございましょう か

私 も

よい ので ございましょう か 幸せに なり まして も

何   言って る んです か ?

咲 さ ん ?

私   お ばば に なって しまい ます よ

もともと   お ばば の お ばば で ございます けど ね

咲 様 は   大 虎 であり ん した か

野 風 さん は 今日 は   飲んで ませ ん でした よ ね

実は   今 から 診て もらい たい 病人 が おり ん して

今 から   です か ?

へえ

今 か 今 か と   待ちかねて おり ん す

患者 さん は   お 屋敷 の 方 です か ?

へえ   この先 であり ん す

あの   患者 さん は ?

ちょ ッ   野 風 さん !?


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