image

逃げるは恥だが役に立つ, 逃げるは恥だが役に立つ#08 (02)

( 二人 ) アハハハハッ イエーイ

≪( 安恵 ) ジャム でも 塩 も み する んです ね

≪( 桜 ) うん あと カボチャ は 種 つき の まま 蒸す の が 鉄則 ね ➡

コク が あって おいしい ジャム に なる の よ ~

へえ~

はい ありがとう

向こう 男 同士 褒め 合って て 気持ち 悪かった

うち は お 父さん も お 兄ちゃん も 自己肯定感 が 強い よ ね

みくり も 子供 の 頃 は そう だった じゃない

私 は 学校 や 社会 で 折られ まくった もん

普通 そう じゃない ? ちがや さん が 奇跡 的に

折られ ない まま 来た だけ で それ 幸せ と いえば 幸せ だ よ ね

私 は 蝶 に 大ケガ は させ たく ない けど

擦り傷 くらい は させ たい か な

経験値 と して は あった ほう が いい かも ね

程度 問題 です けど ね

< 擦り傷 程度 の 浅い 傷 >

< だ と して も 何度 も 何度 も 傷 を 受ければ >

< 深刻 な ダメージ に なる >

< くたびれて しまった >

《 僕 に は 関係 あり ません 》

< 自尊 感情 の 低い あの 人 を 好きで いる こと に >

《 詮索 する の も 分析 する の も やめて ください 》

< 拒絶 されて も 平気 な ふり で 笑い 続ける こと に >

だから ね 市議会 議員 に

立候補 する って いう 手 も ある か な と 思って

はッ ? へえ ~ いい じゃない

今 の 「 だ から ね 」 は どこ から 続いて た の ?

さっき 聞いた の 野口 まゆ さん に 誰 ?

同い年 の 市議会 議員 情熱 に あふれた 大陸 な 人 だった

そんな 簡単 に なれる の ? 選挙 演説 の 妄想 なら した こと ある

イメトレ は バッチリ ね 世 の ため 人 の ため に なり ながら

お 給料 が もらえる って 素晴らしい と 思わ ない ?

はい 議員 候補 の みくり さん に 質問 です

働く 女性 の 育児 に ついて どう お 考え でしょう ?

生 討論 し ちゃう ?

はあ ? 私 田原 さん やる

♬~

え~ こんばん は 本日 の 議題 は 働く 女性 の 育児 問題 です

≪( 葵 ) 今 の 世間 の 要求 は 無謀 です よ

働け よ 産め よ 育て よ

女 と して 美しく あれ って 体 が いくつ あって も 足り ません

しかし 女性 が 産ま ない と 少子 化 は 進む わけ です

一方 で 働き たい 女性 も いる

いっそのこと みんな 高校 生 の うち に 出産 して は ?

はッ ? 働き ながら 育てる より

学生 時代 の ほう が 育て やすい と 思う んです

高校 の 空き 教室 に 託児 所 を 作って 授業 中 は 預けて おく

で 休み 時間 に 授乳 し に いく

出産 で 休学 して も 夏 休み に 補習 を 受ければ

授業 に 追いつけ ます

家庭 科 の 授業 で ベビー 服 や 離乳 食 を 作ったり して ね

ええ そう やって 学校 全体 で 子育て を して いけば

みくり ちゃん はい

≪( 葵 ) 発想 と して は 面白い けど

高校生 育児 制度 を 掲げて 立候補 して も

まず 当選 でき ない と 思う

やっぱり ? 高校 くらい 青春 し たい な ~

じゃあ いつ 産めば いい んだろう ?

育児 し ながら 社会 参加 する タイミング って 難しく ない ?

協力 し合う しか ない ん じゃない か な

夫婦 や 社会 や 周囲 の 人間 が

そこ が うまく いか ない んです けど ね

男 も さ 子供 産める ように なれば いい んだ よ

ああ ! 夫 と 妻 で 交代 に 産んだり して

選ぶ 余地 が あれば お互いに 気 を 使え そう

しまった 科学 者 の 道 に 進む べき だった

気色 悪い こと 言って んな

俺 も 産み たい

ええ~ッ

乾杯 !

ああ~ッ 最高 !

生 ビール 最高 うーん

沼田 さん オープン お 口 オープン

開いて も 何も しゃべら ない から な

しゃべり たい こと で も ある んです か ?

何 ? 何 ? 何 頼む ? 何 頼む ?

え~ これ あーッ 軟骨 の 唐揚げ 食べ たい

コリコリ し たい コリコリコリコリ … 日野 君

一旦 落ち着こう たかが 居酒屋 だ

メッチャ 楽しい 俺 の 中 で は 超 アミューズメント

飲み 会 の たんび に 子供 が 熱 出して 行け ない から

☎「 留守番 電話 に 接続 し ます 」

津崎 さん ?

仕事 切り上げて 早く こっち に 来て

奥さん と 子供 は ? 実家 だって

近く で 声優 さん の イベント が ある んだ って

奥さん の 趣味

日野 と いう 超 レアキャレ 飲める チャンス めったに ない から ね

☎( 日野 ) この 留守電 聞いたら 速攻 で 来て

< 今 お 酒 を 飲んだら >

< 言わ なくて いい こと まで 言って しまい そうだ >

< しかし 日野 さん に は お 世話に なって いる >

< しかし 体調 も よろしく ない >

< しかし 日野 さん …>

< この よどんだ 気分 で は >

< レアキャラ >

< こんなに はっきり し ない 男 >

< みくり さん に 愛想 を つかされて 当然 だ >

あッ やっと 来た よッ

遅く なって すいません

おしぼり と ビール ください ≪( 店員 ) はーい

追いついて 早く 追いついて よ ッ

いただきます はい

百合 ちゃん も 誘った んだ けど ね 百合 ちゃん ?

ああ 俺達 百合 ちゃん 沼 ちゃん の 仲 だ から

いつの間に … でも 車 で 来て る から ダメ だって

車 通勤 オッケー な んです ね

何か ね イベント の 荷物 が どう と かって

俺 も 会い たい 百合 ちゃん と みくり ちゃん

百合 さん は 分かり ません が みくり さん に は 会え ません きっと

会わ せろ よ ~

≪( 安恵 ) この 筑前 煮 は

星 1つ

採点 辛ッ

いや 星 1つ だ

母さん の 筑前 煮 に は 足元 に も 及ば ない へ へいッ

ふ ふん ちがや さん うち でも 作って ね

ええ~ また 壁 ドン される よ

それ はや ん ねえ から やめろ

やっ さん の せい だ から な

≪( 桜 ) ほら 冷め ちゃう から 食べて

( 一同 ) いただき ます

≪( 日野 ) ねえ 風見 さん ち の 家事 代行 の 人 どう なった の ?

≪( 風見 ) どう って ?

言って た じゃん 狙って る って

それ が 今週 急に お 休み で

気軽に 休ま れて も ね

気軽 じゃない と 思い ます

彼女 は 自分 の 言動 に 責任 を 持つ タイプ だ し

よほど いたたまれない こと が あった ん じゃない です か ?

どんな ?

そこ まで は 知り ません けど

知ら ない なら 何も 言わ ないで ください

( 風見 ) 事情 は 知り ません が

津崎 さん より 僕 の ほう が

彼女 の こと を 知って る かも しれ ない

見えて いる と 言う べき か

何 が 見えて いる か 知り ません が

違う もの が 見えて いて 当然 じゃない でしょう か ?

僕 と あなた は あまりに も 違う

違う ?

僕 は こんな 場所 で 人 に 皮肉 を ふっかける ような

自信 に 満ちあふれた 人間 じゃない し

生き 方 も 見た目 も 何もかも 違う

根本 的 に 違う んです

≪( 沼田 ) みんな 違って みんな いい

みんな いい よ ね ねえ

飲ん じゃおう いっ ちゃおう いっ ちゃおう

≪( 沼田 ) 安い ほう が いい でしょ ?

≪( 日野 ) 絶対 そう でしょ ≪( 沼田 ) ねッ ➡

安い ほう が いい でしょ ? 5千円 も うなぎ 食う ん だったら ね …

ふう

まったく いい 年 して 何 やって ん の

さー せんす よろしく  願い し ます

多少 責任 を 感じる ので つきあい ます

もう 一軒 行っ ちゃう ちゃう ?

ちゃう ちゃう ちゃう まだ 食べ れる ?

食べ れる

お 父さん に 厳し すぎ ない ? えッ ?

定年 退職 した んだ から

少し は 家事 手伝って よって 気持ち は 分かる けど

先月 ね 定期 健診 受けた の

お 父さん に は 言って ない んだ けど 再 検査 の 項目 が あって

精密 検査 して きた

それ で ?

何とも なかった

何 だ !

結果 が 出る まで 不安 で ね あれこれ 考え ちゃって

もし 私 が 先 に 死んだら お 父さん どう なる んだろう ➡

だから いい 機会 だ と 思って

なら そう 言えば いい のに

もし 先 に 死んだら … なんて 言ったら お 父さん 心配 する でしょ

ホントに 死ぬ ん じゃない か って

いいね 愛 されて て

愛 して る わ よ お互いに 努力 して

努力 な の ?

無償 の 愛 なんて 注げ ない わ よ 他人 な んだ し

言う ね

運命 の 相手 って よく 言う けど 私 そんな の い ない と 思う の よ

夢 が ない 運命 の 相手 に

する の

意志 が なきゃ 続か ない の は 仕事 も 家庭 も 同じ じゃない か な

津崎 さん の おかげ で 昔 の こと を 思い出し ました

その 話 面白い ? ≪( 風見 ) ちっとも

じゃ 話さ なくて いい

中学 の 頃 僕 は モテた んです

話す んだ

初めて できた 彼女 は ➡

どちら か と いう と 地味な 女の子 でした ➡

僕 は とても 彼女 が 好き だった ➡

ところが ある 日 …

《( ゆかり ) 風見 君 と いる の が つらい の 》

《 風見 君 は かっこよくて 》

《 スポーツ も できて 女子 に 人気 で 》

《 私 は 地味 で かわいく ない し 》

《 何で あの 二人 が … って みんな に 言わ れて 》

《( 風見 ) 気 に し なきゃ いい だ ろ 》

《 風見 君 に は 分かんない よ 》

《 私 と 風見 君 は 》

《 全然 違う んだ もの 》

≪( 風見 ) そんな こと 僕 に は どう しよう も ない ➡

彼女 が 自信 を 持て ない こと は 彼女 の 問題 な のに ➡

あなた に どれだけ 拒絶 されて も

大好き だ よって 言って あげれば よかった んでしょう か ➡

向こう は 僕 の 気持ち なんか 考え ちゃい ない のに ➡

自分 ばかり 見て いる 彼女 に

何 を 言えば よかった んでしょう ?

( タイマー 終了 )

< どんな 思い で 作った んだろう >

< どんな 思い で ここ を 出て いった ん だろう >

< あの とき みくり さん は >

< どんな 思い で …>

< 自分 の 気持ち で いっぱいで >

< 僕 は みくり さん が 残して いって くれた 料理 を >

< 手 に 取る こと も し なかった >

< 誰か を 誠実 に 愛し 続ける こと は >

< ものすごく 大変 な こと な の かも しれ ない >

< 人 の 気持ち は 変え られ ない けれど >

< 人生 の ハンドル を 握る の は 自分 自身 >

≪( 風見 ) もし かして 遠回り して くれて ます ?

たそがれ たい かな と 思って

いい でしょ ? この 道 はい

今 の 若い 子 って 車 持た ない わ よ ね

なくて も 困り ません 出た

電車 や バス で 大概 の 所 は 行け ます

そう ね

でも ね あなた が 思って る より ずっと 遠く まで 行ける の よ

( 栃男 ) バサーッ

はい あと やって ね 喜んで

みんな 一気に 帰っ ちゃって 寂しい な

来る なって 言って たくせ に

みくり うん ?

ずっと いて も いい の よ

うん ありがとう

うん

( 携帯 着信 )

もしもし

☎ 平匡 です

はい

☎ ごめんなさい

あの もう 謝ら れる の は おなか いっぱい で

☎ すいません

☎ あッ いや ごめんなさい あッ …

何の 用 です か ?

☎ みくり さん に 言い たい こと が あって

☎ 僕 は … 待って ください

先 に 私 が 話し ます

平匡 さん の 結論 が どう であれ

私 の 気持ち は 固まった んで

私 自分 の 気持ち を 因数分解 して みた んです

余計 な こと を とっぱらって 最後 に 何 が 残る か

☎ 素因数分解 です ね はい

仕事 と か 収入 と か

自分 の やり たい こと と か なり たい 自分 と か

色々 考えて それ で …

☎ ちょっと 待って ください やっぱり 先 に 話 を させて ください

私 の 気持ち は もう 固まって … ☎ 電話 を かけた の は 僕 です

☎ 僕 が 先 に 話す 権利 が ある と 思い ます

確かに

僕 は …

女性 経験 が あり ません

それ でも いい と 思って 生きて き ました

だけど あの 夜 真っ先 に 思った こと は

失敗 したら どう なる だろう って

☎10歳 も 年下 の 女性 に リード される 情けな さ も あった と 思い ます

拒絶 された みくり さん が どう 思う か と いう こと は

まったく 頭 に あり ません でした

ごめんなさい

☎ 未経験 だ と 知ら れる こと が 怖く も あり ました

☎ 知って ました

えッ ? 知って ました とっくに

☎ 平匡 さん の お 母さん から 聞いた 話 と か

☎ 色々 総合 して そう か なって

私 に とって は

大した こと じゃ あり ません でした

でも 拒絶 された の は

すごく …

すごく ショック でした

☎ このまま 館山 で 市議会 議員 に なろう か と

市議会 議員 ?

同い年 の 議員 の 女性 に 会って そういう 人生 も アリ か なって

そう 考えたら

気 が 楽 に なり ました



Vous voulez apprendre une langue?


Apprenez à partir de ce texte et de milliers d'autres comme celui-ci sur LingQ.

  • Une immense bibliothèque de leçons audio toutes accompagnées du texte.
  • Des outils d'apprentissage révolutionnaires.
  • Une communauté mondiale et interactive d'étudiants.

Apprendre les langues en ligne @LingQ

( 二人 ) アハハハハッ イエーイ

≪( 安恵 ) ジャム でも 塩 も み する んです ね

≪( 桜 ) うん あと カボチャ は 種 つき の まま 蒸す の が 鉄則 ね ➡

コク が あって おいしい ジャム に なる の よ ~

へえ~

はい ありがとう

向こう 男 同士 褒め 合って て 気持ち 悪かった

うち は お 父さん も お 兄ちゃん も 自己肯定感 が 強い よ ね

みくり も 子供 の 頃 は そう だった じゃない

私 は 学校 や 社会 で 折られ まくった もん

普通 そう じゃない ? ちがや さん が 奇跡 的に

折られ ない まま 来た だけ で それ 幸せ と いえば 幸せ だ よ ね

私 は 蝶 に 大ケガ は させ たく ない けど

擦り傷 くらい は させ たい か な

経験値 と して は あった ほう が いい かも ね

程度 問題 です けど ね

< 擦り傷 程度 の 浅い 傷 >

< だ と して も 何度 も 何度 も 傷 を 受ければ >

< 深刻 な ダメージ に なる >

< くたびれて しまった >

《 僕 に は 関係 あり ません 》

< 自尊 感情 の 低い あの 人 を 好きで いる こと に >

《 詮索 する の も 分析 する の も やめて ください 》

< 拒絶 されて も 平気 な ふり で 笑い 続ける こと に >

だから ね 市議会 議員 に

立候補 する って いう 手 も ある か な と 思って

はッ ? へえ ~ いい じゃない

今 の 「 だ から ね 」 は どこ から 続いて た の ?

さっき 聞いた の 野口 まゆ さん に 誰 ?

同い年 の 市議会 議員 情熱 に あふれた 大陸 な 人 だった

そんな 簡単 に なれる の ? 選挙 演説 の 妄想 なら した こと ある

イメトレ は バッチリ ね 世 の ため 人 の ため に なり ながら

お 給料 が もらえる って 素晴らしい と 思わ ない ?

はい 議員 候補 の みくり さん に 質問 です

働く 女性 の 育児 に ついて どう お 考え でしょう ?

生 討論 し ちゃう ?

はあ ? 私 田原 さん やる

♬~

え~ こんばん は 本日 の 議題 は 働く 女性 の 育児 問題 です

≪( 葵 ) 今 の 世間 の 要求 は 無謀 です よ

働け よ 産め よ 育て よ

女 と して 美しく あれ って 体 が いくつ あって も 足り ません

しかし 女性 が 産ま ない と 少子 化 は 進む わけ です

一方 で 働き たい 女性 も いる

いっそのこと みんな 高校 生 の うち に 出産 して は ?

はッ ? 働き ながら 育てる より

学生 時代 の ほう が 育て やすい と 思う んです

高校 の 空き 教室 に 託児 所 を 作って 授業 中 は 預けて おく

で 休み 時間 に 授乳 し に いく

出産 で 休学 して も 夏 休み に 補習 を 受ければ

授業 に 追いつけ ます

家庭 科 の 授業 で ベビー 服 や 離乳 食 を 作ったり して ね

ええ そう やって 学校 全体 で 子育て を して いけば

みくり ちゃん はい

≪( 葵 ) 発想 と して は 面白い けど

高校生 育児 制度 を 掲げて 立候補 して も

まず 当選 でき ない と 思う

やっぱり ? 高校 くらい 青春 し たい な ~

じゃあ いつ 産めば いい んだろう ?

育児 し ながら 社会 参加 する タイミング って 難しく ない ?

協力 し合う しか ない ん じゃない か な

夫婦 や 社会 や 周囲 の 人間 が

そこ が うまく いか ない んです けど ね

男 も さ 子供 産める ように なれば いい んだ よ

ああ ! 夫 と 妻 で 交代 に 産んだり して

選ぶ 余地 が あれば お互いに 気 を 使え そう

しまった 科学 者 の 道 に 進む べき だった

気色 悪い こと 言って んな

俺 も 産み たい

ええ~ッ

乾杯 !

ああ~ッ 最高 !

生 ビール 最高 うーん

沼田 さん オープン お 口 オープン

開いて も 何も しゃべら ない から な

しゃべり たい こと で も ある んです か ?

何 ? 何 ? 何 頼む ? 何 頼む ?

え~ これ あーッ 軟骨 の 唐揚げ 食べ たい

コリコリ し たい コリコリコリコリ … 日野 君

一旦 落ち着こう たかが 居酒屋 だ

メッチャ 楽しい 俺 の 中 で は 超 アミューズメント

飲み 会 の たんび に 子供 が 熱 出して 行け ない から

☎「 留守番 電話 に 接続 し ます 」

津崎 さん ?

仕事 切り上げて 早く こっち に 来て

奥さん と 子供 は ? 実家 だって

近く で 声優 さん の イベント が ある んだ って

奥さん の 趣味

日野 と いう 超 レアキャレ 飲める チャンス めったに ない から ね

☎( 日野 ) この 留守電 聞いたら 速攻 で 来て

< 今 お 酒 を 飲んだら >

< 言わ なくて いい こと まで 言って しまい そうだ >

< しかし 日野 さん に は お 世話に なって いる >

< しかし 体調 も よろしく ない >

< しかし 日野 さん …>

< この よどんだ 気分 で は >

< レアキャラ >

< こんなに はっきり し ない 男 >

< みくり さん に 愛想 を つかされて 当然 だ >

あッ やっと 来た よッ

遅く なって すいません

おしぼり と ビール ください ≪( 店員 ) はーい

追いついて 早く 追いついて よ ッ

いただきます はい

百合 ちゃん も 誘った んだ けど ね 百合 ちゃん ?

ああ 俺達 百合 ちゃん 沼 ちゃん の 仲 だ から

いつの間に … でも 車 で 来て る から ダメ だって

車 通勤 オッケー な んです ね

何か ね イベント の 荷物 が どう と かって

俺 も 会い たい 百合 ちゃん と みくり ちゃん

百合 さん は 分かり ません が みくり さん に は 会え ません きっと

会わ せろ よ ~

≪( 安恵 ) この 筑前 煮 は

星 1つ

採点 辛ッ

いや 星 1つ だ

母さん の 筑前 煮 に は 足元 に も 及ば ない へ へいッ

ふ ふん ちがや さん うち でも 作って ね

ええ~ また 壁 ドン される よ

それ はや ん ねえ から やめろ

やっ さん の せい だ から な

≪( 桜 ) ほら 冷め ちゃう から 食べて

( 一同 ) いただき ます

≪( 日野 ) ねえ 風見 さん ち の 家事 代行 の 人 どう なった の ?

≪( 風見 ) どう って ?

言って た じゃん 狙って る って

それ が 今週 急に お 休み で

気軽に 休ま れて も ね

気軽 じゃない と 思い ます

彼女 は 自分 の 言動 に 責任 を 持つ タイプ だ し

よほど いたたまれない こと が あった ん じゃない です か ?

どんな ?

そこ まで は 知り ません けど

知ら ない なら 何も 言わ ないで ください

( 風見 ) 事情 は 知り ません が

津崎 さん より 僕 の ほう が

彼女 の こと を 知って る かも しれ ない

見えて いる と 言う べき か

何 が 見えて いる か 知り ません が

違う もの が 見えて いて 当然 じゃない でしょう か ?

僕 と あなた は あまりに も 違う

違う ?

僕 は こんな 場所 で 人 に 皮肉 を ふっかける ような

自信 に 満ちあふれた 人間 じゃない し

生き 方 も 見た目 も 何もかも 違う

根本 的 に 違う んです

≪( 沼田 ) みんな 違って みんな いい

みんな いい よ ね ねえ

飲ん じゃおう いっ ちゃおう いっ ちゃおう

≪( 沼田 ) 安い ほう が いい でしょ ?

≪( 日野 ) 絶対 そう でしょ ≪( 沼田 ) ねッ ➡

安い ほう が いい でしょ ? 5千円 も うなぎ 食う ん だったら ね …

ふう

まったく いい 年 して 何 やって ん の

さー せんす よろしく  願い し ます

多少 責任 を 感じる ので つきあい ます

もう 一軒 行っ ちゃう ちゃう ?

ちゃう ちゃう ちゃう まだ 食べ れる ?

食べ れる

お 父さん に 厳し すぎ ない ? えッ ?

定年 退職 した んだ から

少し は 家事 手伝って よって 気持ち は 分かる けど

先月 ね 定期 健診 受けた の

お 父さん に は 言って ない んだ けど 再 検査 の 項目 が あって

精密 検査 して きた

それ で ?

何とも なかった

何 だ !

結果 が 出る まで 不安 で ね あれこれ 考え ちゃって

もし 私 が 先 に 死んだら お 父さん どう なる んだろう ➡

だから いい 機会 だ と 思って

なら そう 言えば いい のに

もし 先 に 死んだら … なんて 言ったら お 父さん 心配 する でしょ

ホントに 死ぬ ん じゃない か って

いいね 愛 されて て

愛 して る わ よ お互いに 努力 して

努力 な の ?

無償 の 愛 なんて 注げ ない わ よ 他人 な んだ し

言う ね

運命 の 相手 って よく 言う けど 私 そんな の い ない と 思う の よ

夢 が ない 運命 の 相手 に

する の

意志 が なきゃ 続か ない の は 仕事 も 家庭 も 同じ じゃない か な

津崎 さん の おかげ で 昔 の こと を 思い出し ました

その 話 面白い ? ≪( 風見 ) ちっとも

じゃ 話さ なくて いい

中学 の 頃 僕 は モテた んです

話す んだ

初めて できた 彼女 は ➡

どちら か と いう と 地味な 女の子 でした ➡

僕 は とても 彼女 が 好き だった ➡

ところが ある 日 …

《( ゆかり ) 風見 君 と いる の が つらい の 》

《 風見 君 は かっこよくて 》

《 スポーツ も できて 女子 に 人気 で 》

《 私 は 地味 で かわいく ない し 》

《 何で あの 二人 が … って みんな に 言わ れて 》

《( 風見 ) 気 に し なきゃ いい だ ろ 》

《 風見 君 に は 分かんない よ 》

《 私 と 風見 君 は 》

《 全然 違う んだ もの 》

≪( 風見 ) そんな こと 僕 に は どう しよう も ない ➡

彼女 が 自信 を 持て ない こと は 彼女 の 問題 な のに ➡

あなた に どれだけ 拒絶 されて も

大好き だ よって 言って あげれば よかった んでしょう か ➡

向こう は 僕 の 気持ち なんか 考え ちゃい ない のに ➡

自分 ばかり 見て いる 彼女 に

何 を 言えば よかった んでしょう ?

( タイマー 終了 )

< どんな 思い で 作った んだろう >

< どんな 思い で ここ を 出て いった ん だろう >

< あの とき みくり さん は >

< どんな 思い で …>

< 自分 の 気持ち で いっぱいで >

< 僕 は みくり さん が 残して いって くれた 料理 を >

< 手 に 取る こと も し なかった >

< 誰か を 誠実 に 愛し 続ける こと は >

< ものすごく 大変 な こと な の かも しれ ない >

< 人 の 気持ち は 変え られ ない けれど >

< 人生 の ハンドル を 握る の は 自分 自身 >

≪( 風見 ) もし かして 遠回り して くれて ます ?

たそがれ たい かな と 思って

いい でしょ ? この 道 はい

今 の 若い 子 って 車 持た ない わ よ ね

なくて も 困り ません 出た

電車 や バス で 大概 の 所 は 行け ます

そう ね

でも ね あなた が 思って る より ずっと 遠く まで 行ける の よ

( 栃男 ) バサーッ

はい あと やって ね 喜んで

みんな 一気に 帰っ ちゃって 寂しい な

来る なって 言って たくせ に

みくり うん ?

ずっと いて も いい の よ

うん ありがとう

うん

( 携帯 着信 )

もしもし

☎ 平匡 です

はい

☎ ごめんなさい

あの もう 謝ら れる の は おなか いっぱい で

☎ すいません

☎ あッ いや ごめんなさい あッ …

何の 用 です か ?

☎ みくり さん に 言い たい こと が あって

☎ 僕 は … 待って ください

先 に 私 が 話し ます

平匡 さん の 結論 が どう であれ

私 の 気持ち は 固まった んで

私 自分 の 気持ち を 因数分解 して みた んです

余計 な こと を とっぱらって 最後 に 何 が 残る か

☎ 素因数分解 です ね はい

仕事 と か 収入 と か

自分 の やり たい こと と か なり たい 自分 と か

色々 考えて それ で …

☎ ちょっと 待って ください やっぱり 先 に 話 を させて ください

私 の 気持ち は もう 固まって … ☎ 電話 を かけた の は 僕 です

☎ 僕 が 先 に 話す 権利 が ある と 思い ます

確かに

僕 は …

女性 経験 が あり ません

それ でも いい と 思って 生きて き ました

だけど あの 夜 真っ先 に 思った こと は

失敗 したら どう なる だろう って

☎10歳 も 年下 の 女性 に リード される 情けな さ も あった と 思い ます

拒絶 された みくり さん が どう 思う か と いう こと は

まったく 頭 に あり ません でした

ごめんなさい

☎ 未経験 だ と 知ら れる こと が 怖く も あり ました

☎ 知って ました

えッ ? 知って ました とっくに

☎ 平匡 さん の お 母さん から 聞いた 話 と か

☎ 色々 総合 して そう か なって

私 に とって は

大した こと じゃ あり ません でした

でも 拒絶 された の は

すごく …

すごく ショック でした

☎ このまま 館山 で 市議会 議員 に なろう か と

市議会 議員 ?

同い年 の 議員 の 女性 に 会って そういう 人生 も アリ か なって

そう 考えたら

気 が 楽 に なり ました


×

Nous utilisons des cookies pour rendre LingQ meilleur. En visitant le site vous acceptez nos Politique des cookies.