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逃げるは恥だが役に立つ, 逃げるは恥だが役に立つ#06

( みくり ) 私 の 恋人 に なって もらえ ません か ?

いき ます やーッ ( 津崎 ) はい

きちんと 日 を 定める べきだ と 思う んです

ハグ の 日 を 火曜日 に する の は どう でしょう ?

了解 です 資源 ゴミ の 日 で 覚え やすい です

< 火曜 の 朝 は 資源 ゴミ を 出す ところ から 始まる >

< いつも の ように お弁当 を 準備 し >

< いつも の ように 朝食 を 作る >

おはようございます おはようございます

< 以前 は 着替えて から 部屋 を 出て きた 平匡 さん が >

< 寝巻き 姿 で うろついて いる こと が 嬉しい >

< この 喜び は >

< 野生 の カピバラ を 手なずけた 感覚 ?>

< なで たい >

< なで たい けど 逃げ られ そうで これ 以上 は 近寄れ ない >

< みたいな >

おはようございます おはようございます

< 平匡 さん を 送り出した あと は >

< 片づけて 洗濯 して 掃除 する と いう ルーティンワーク >

< 加えて 週 に 一度 の 掃除 も こなし >

< 昼 休み に 歯医者 へ 行き 買い物 へ 行き >

< 家 に 帰って 洗濯物 を 取り込み アイロン を かけ 夕飯 を 作る >

(2人 ) ごちそうさま でした

< 夕飯 の 片づけ を 終え >

< 明日 出す ゴミ の 用意 を する まで が >

< 家事 で お 給料 を 頂いて いる 私 の 仕事 >

紅茶 です ちょっと いい やつ

時間 外 に すいません 私 も 飲み たかった ので ついで です

ところで 今日 は 火曜日 です

「 ハグ の 日 」 です よ ね

承知 して い ます です が 先日 …

《 ハグ して いい です か ?》 《 今日 は 火曜日 じゃない です が 》

《 前借り で お願いします 》

つまり 今日 は 火曜 で は ある もの の

ハグ を し ない 火曜 と いう こと に なる ので は

もう 忘れて くれた もの か と 忘れ ません よ

じゃ 前借り の 前借り で そんな

借金 の 自転車 操業 みたいな こと 言わ ないで ください

冗談 です 分かって ます 火曜 だった ので 一応 確認 でした

下 は 冷え ます

ありがとうございます

失礼 し ます

< 何という 平和 >

( 百合 ) セクハラ ?

いや 特に セクハラ された 覚え は ( 里中 ) 土屋 さん あなた は

加害者 です 先週 の 水曜日

部下 の 梅原 ナツキ さん に 対し イケメン よ ね と 発言

ああ

《 梅原 君 って イケメン よ ね 》 《( ナツキ ) うん ?》

《 なのに 不思議 と ムカつか ない の よ ね 》

《 何で だろう 部下 だ から かな ?》

いや そんな 大した 話 じゃ … 情報 提供者 の 話 に よる と

《 梅原 君 って イケメン よ ね 》 《 うん ?》

《 何 か 不思議 と かわいがり たく なっ ちゃう 》

《 何で だろう 恋 だ から ?》

おかしい それ おかしい

途中 で 話 が すり 替わって る だ よ ねえ

奥手 で 潔癖で 真面目な つっちー が さ

そんな こと する わけない よね 誰 が そんな こと 言って る の ?

守秘 義務 私 が 悪い の ?

つっちー は さ 産休 や 育休 を へて

キャリア を 外さ れた 私達 に とって みんな の 希望 の 星 な んだ から

変な こと に つまずか ない ように パワハラ 発言 に も 注意

し ない って ウチ の 部長 が さ ➡

つっちー の 下 に ついて る 女の子 堀内 さん ?

いっつも いびら れて て かわいそう だって

私 だって ね 好きで お 小言 おばさん やって る ん じゃない の よ

ただ その 子 の 文章 が 壊滅 的 だ から 仕方なく 言って あげて る だけ で

ホント は 私 が 自分 で やった 方 が ずっと 早い の

でも 仕事 を 奪っ ちゃったら 本人 の ため に なら ない でしょ

やり たく も ない のに お 小言 おばさん やって ん のに

色 ボケ おばさん まで 加わって ホント やって らん ない !

すいません 僕達 の せい で 私達 の せい ?

それ で 苦情 言い に 来た の か な と ちょっと クレーマ さん の 称号 まで

つけ ないで くれる ? ここ に 来た ついでに

ちょっと 愚痴 って みた だけ ちょっと …?

あッ ! うん うん うん !

本題 この 1 年間 コツコツコツコツ きた クレジットカード が

ついに 5万 ポイント 達し ました

おめでとうございます

で その ポイント は

これ に 引き換え ました

ペア 宿泊 ご 招待券

ああ みくり さん の 休暇 願 です か どうぞ 休んで 2人 で ペア 旅行 に

そっち の ペア に 決まって る でしょう が

2人 で 新婚旅行 行って き なさい

百合 ちゃん 私達 新婚旅行 は … 僕 も 仕事 が ある んで

こういう の は ね 行ける 時 に 行く の !

《 いつ 行く か ? 今 でしょ !》

《 いつか いつか と 思って る うち に 子供 が できた と し ます 》

《3年 は 旅行 へ 行け ません 2人 目 が できた と し ます 》

《 さらに 3年 は 困難 です 》 《 先生 》

《 どうぞ 》 《 私達 子供 を つくる 予定 は …》

《 甘い ! 人生 が 予定 どおり に いく の なら 》

《 私 は 27 で 結婚 して い ました 》

《 お 小言 おばさん や セクハラ ん に なる 運命 など 》

《 誰 が 想像 した でしょう か 》

《 いい です か ?》

《 思い も よら ない こと が 起こる の が ~》

《 人生 です 》

《 えッ ? 金八 ?》 林 先生 です よ ね

いや でも 今 ほのかに 金八 の かおり が

大体 ね カンタ 達 が うまく いって る か いって ない か 分かんない から

こんな ペア 旅行 券 なんか 頼ん じゃった の よ

本当 なら ね 高級 食材 と か 1人 で 行く リゾート スパ と か

そういう の を 選ぶ はず だった の よ それ な のに …

行か せて いただき ます よろしい

じゃあ 帰る

いい んです か ? 仕方 あり ません

すいません いえ

♬~

( 日野 ) 温泉 行く んだ

いい な いい な

個室 の 露天 風呂 で イチャイチャ する んだ ?

部屋 に お 風呂 ついて ません から ( 安恵 ) お 風呂 上がり に

広~い ベッド で イチャイチャ し ちゃう んだ う うん ツインルーム ベッド は 別

は ? イチャイチャ も 一切 なし

何 し に 行く の ? それ 何て いう の か な

友達 以上 恋人 未満 くらい が ぬるく 楽しく ちょうど いい

みたいな 下着 は ? カワイイ 系 ?

ホント 人 の 話 聞いて ない よ ね いっそ セクシー ?

どうした の ? それ 駅 で もらった

若い んだ から 人生 楽しみな よ 同い年 でしょ 何 おばさん みたいに

私 は 当分 いい や 人生 お休み

実家 あって 良かった よ ね それ

実家 なんて 好き じゃない なって 思って た けど さ

なきゃ 今頃 家 なし だ もん ね 何 が 幸い する か 分かんない わ

やっさん 今日 は 食べよう 私 の おごり だ から

デザート も ね あッ これ いい !

さりげなく カワイイ お 泊まり ランジェリー

カワイイ … オープン 記念 で 30 パーオフ

安い ! て 買わ ない し

そこ まで 浮かれた もの でも 楽しい もの で も あり ません

旅行 でしょ 楽しい でしょ 目下 の 心配 は

夜 です 夜 ?

< 果たして 眠れる だろう か >

< ツインルーム と は いえ >

< 女性 と 同じ 部屋 で 眠った こと など ない >

そんなに 深刻 なら あと で いい もの あげる よ

あッ 旅行 の こと 沼田 さん に は 絶対 に 言わ ないで ください

何で ? 風見 さん に 伝わる から です

風見 さん に も 絶対 に 言わ ないで ください

何で ?

どうした ? いや

沼田 さん が どっか で 聞いて る んじゃない か な と 思って

忍者 じゃない んだ から はい

ホントに 言わ ないで ください ね 分かった

お願いします あと で いい もの あげる から

( 沼田 ) 今 行っ ちゃダメ だ きっと 何 か 理由 が ある んだ

彼 の 心 が 君 から 離れて る なんて そんな こと は 絶対 ない から

( 風見 ) どうした ん です か すいません ちょッ …

沼田 さん 今 は ダメな んだ

うーッ !

< みくり さん と 旅行 だ なんて 風見 さん に 話したら >

< 羨まし がられて しまう それ に 旅行 と いって も >

< 実態 は ただ の 社員 旅行 >

< せいぜい 従業員 の 慰労 に 努める と しよう >

( ノック )

準備 でき ました か ? はい

戸締まり OK です で は 出発 し ましょう

はい

(♬~ My Favorite Things )

♬~

そう だ 京都 行こう

行き先 は 京都 で は あり ません

気分 です

すいません

隣 に 座って も よろしい でしょう か

進行 方向 向いて ない と 落ち着か なくて

あッ 私 も 同じ タイプ です

すいません

すいません 気づか なくて いえ

今日 は みくり さん を 慰労 する 旅行 な ので

そんな いつも ありがとうございます

いえ こちら こそ お 世話に なって ます

(♬~ My Favorite Things )

あの 一番 高い 建物 です

雨 でも キレイ です ね はい

あそこ です はい

(♬~ My Favorite Things )

わあ 素敵な お 部 …

( 仲居 ) ご ゆっくり どうぞ すいません

ツイン の お 部屋 を 頼んだ んです けど 変更 を 承り ました が

うん した した 何で 勝手に ?

だって 旅館 から 宿泊 確認 の 連絡 が 私 の 方 に きて

ツイン って 言わ れた って いう から そんな はず ない

☎ ダブルベッド で お願いします って ツイン を 取った んだ って

何で よ ? いつも 一緒に 寝て る ん でしょ

寝て … る ん でした はい

( 従業員 ) あいにく 本日 の ツインルーム は 全て 埋まって しまい まして

みくり さん 諦め ましょう

旅館 の 方 に 何ひとつ 落ち度 は あり ません

お 忙しい ところ お 騒がせ し ました

お 役 に 立て なくて 申し訳 ございません

いえいえ ≪( 従業 員 ) 失礼 いたし ます

< 高校 の 時 の 彼氏 は 正反対 の タイプ だった >

《( カヲル ) ちっさッ ! 何 これ ?》 《 エスプレッソ で ございます 》

《 こんな の 頼んで ない 普通 の に かえて 》

《 カヲル 君 私達 頼んだ よ 》 《 だって こんな の って 知って た ?》

《 知ら なくて も 頼んだ んだ から 》 《 すいませーん かえて くーださい 》

《 すいません …》

< きっと 平匡 さん なら >

《 小さい … です ね 》

《 まさか こんな サイズ と は 》

《 勉強 に なり ました 》 《 はい 》

《(2人 ) にがッ 》

< 妄想 で すら 平和 >

みくり さん ? はい

部屋 に 戻り ましょう はい

( 男 ) だって こんなん だって 知ら なかった んだ し ➡

知ら なかった んだ から かえて くれて も よく ない ?

≪( 従業員 ) そう 言わ れ まして も … ≪( リリカ ) もう いい よ カヲル 君

( カヲル ) えーッ だって 魚 より カニ の 方 が いい じゃん

≪( リリカ ) 私 どっち も 嫌い

ご 夕食 は 指定 して いただいて た コース のみ の ご 提供 と なって おり ます

2人 分 ぐらい どうにか な ん ない ? 私 どっち も 嫌い だって !

ああ なる と クレーマー です ね ≪( カヲル ) どこ 産 ? カニ

すいません えッ ?

北海道 ? 北海道 か よ 聞いて ねえ 部屋 に 戻り ましょう 今 すぐ

あの 人 も どう か と 思い ます けど 付き合って る 女性 の 方 も

ちょっと 人間性 を 疑って しまい ます ね

そう です ね

< 私 何で 付き合った んだ っけ ?>

< 学園 祭 を 前 に 周り が どんどん カップル に なって >

< そんな 時 に 付き合おう って 言わ れて >

< カッコイイ し 悪い 人 じゃ ないし いい か なんて >

《 はい 》 《 嘘ーッ !》

< でも あまりに 価値 観 が 合わ なくて >

《 カヲル 君 そういう ところ 直した 方 が いい よ 》

《 これ メッチャ 良く ない ?》 《 全然 似合って ない 》

《 痛い っす よ 》 《 ぶつかったら ごめんなさい だ よ 》

< 結果 「 お前 と いて も 楽しく ない 」 と フラれた >

< 嫌な 言い 方 を して しまった >

《 付き合って る 女性 の 方 も 》

《 ちょっと 人間性 を 疑って しまい ます ね 》

< あんな の は モテ ない 男 の ひがみ だ >

< どんな 相手 を 選ぼう が その 人 の 自由な のに >

平匡 さん 写真 撮り ません か ?

写真 ? 2人 で 浴衣 着て

ラブラブ 風 の 1枚 を 百合 ちゃん に

バッグ に 何 か ? いえ 何も

ペット の ネコ が ついてき ちゃった ? ネコ 飼って ない でしょ

冗談 です 何か この 部屋 暑い です ね 冷たい もの 買って き ます ね

だって 津崎 君 が 夜 が 心配 だって 言う から

そういう 心配 じゃ あり ません てっきり 安眠 グッズ と か

リラックス 効果 の ある 何か を くれた もの だ と ばかり

高かった んだ から 無駄に す んな よ ちゃ お !

ちゃ …

しかも 3本 !

( 扉 が 開く )

お 水 と お茶 どっち … ちゃ お !

お茶 を … どうぞ

平匡 さん は い

ダブルベッド に なって しまい ました が これ だけ 大き ければ

雑魚寝 の つもり で 端 と 端 で 問題 なく 眠れる と 思い ます

ソファー に 一緒に 座る 感覚 で

スプリング も 良 さ そうだ し 互い の 振動 も

そんなに 気 に なら ない んじゃ ない でしょう か

うん ?

下 に 何 か … わ あー ッ ダメです

中 に マムシ !

ムシ 虫 が い ます

大きい ? かなり 深刻な 虫 な ので 見 ない 方 が

仲居 さん 呼び ましょう いや そんな 大 ごと で は

虫 な んです よ ね ? ま … むし です

なら 正当な 苦情 です クレーマー に は なり ません

あッ 逃げた 逃げ ました え ッ どこ へ ?

その みくり さん の 足 の 方 に えッ ちょっと … あッ !

あッ !

不可抗力 です ! 分かって ます 大丈夫 です

セクハラ で は ! 大丈夫 です 事故 です セーフ です

< 到着 して 2 時間 も たって い ない と いう のに >

< 果たして 僕 は 社員 旅行 と いう ミッション を >

< 無事 やり遂げ られる のだろう か >

< 平匡 さん すごい 汗 >

< 何だか 私 まで >

(2人 ) 暑い !

すいません 空調 の 調子 が おかしくて

一番 いい お 部屋 な んです けど 今朝 ちょうど キャンセル が 出た んです

差額 は 結構 です ので

こちら 露天 風呂 付き 客室 と なって おり ます

どうぞ ご ゆっくり お 楽しみ ください

えー …

素敵 な お 部屋 で 得 し ました ね いやいや いや

おかしい でしょ この 部屋 は 一番 いい お 部屋 だ と

社員 旅行 に ふさわしく あり ません でも 他 に 空いて ないし

では 僕 は 下 の 大浴場 へ 行き ます もったいない です

障子 を 閉めれば 普通 に 入れ ます し この 部屋 たぶん

10万 円 以上 する と 思い ます めったに 泊まれ ない んだ から

思う存分 満喫 し ましょう 社員 旅行 を

はい 社員 旅行 を

( ノック )

≪( 仲居 ) 失礼 し ます 先ほど の 部屋 に お 忘れ物 が

どうぞ

失礼 し ます

ありがとう ございます 失礼 し ます

チェスト の 下 に 落ちて ました

失礼 し ます

何て 素晴らしい 仲居 さん なんだ

忘れ物 を 届ける くらい 当然 じゃ ? いや あの 方 は 仕事 プラスアルファ の

気遣い が できる 素晴らしい 仲居 さん です

何 です か ? それ みくり さん に は 関係 あり ません

せっかく 来た んだ し お 風呂 一緒に 入り ます か ?

あッ 見 ないで !

それ から

お 風呂 に 一緒に 入る と か そういう 冗談 を

軽々しく 言わ ないで ください

僕達 は ただ の 雇用 関係 で あと

火曜日 に ハグ を する だけ の 関係 でしょ

今 も ただ の 社員 旅行 です し それ 以上 でも それ 以下 で も ない

まったく もう …

みくり さん は すぐに 突拍子もない こと を 言い出す

< 怒ら れて しまった >

< 私 の この こざかし さ が いつも 彼氏 に フラれる 原因 な んだ よ な >

( カヲル と リリカ の 楽し そうな 声 )

< あー いつも なら ちっとも 羨ましく ない ベッタベッタ な カップル が >

< 羨ましく 見える >

< これ は 社員旅行 百合 ちゃん へ 感謝 の 貢ぎ物 を >

土屋 さん この スチール な んです けど 修整 かけ ます か ?

あんま 色味 を 強く する と 嘘 っぽく なる ような

そう ね ナチュラル に とどめて 分かり ました

( 柚 ) 土屋 さん 本部 会議 の 資料 見て もらえ ました か ?

あー これ ね 途中 まで 赤 入れた んだ けど いい わ

こっち で 直す えッ ?

会議 明日 だ から 時間 ない から

土屋 さん 優しい ありがとうございます

もしもし 土屋 です

自分 で やる って 言えば 良かった のに

私 が やる と 時間 かかる し

結局 私 が 自分 で 資料 直して さ

まあ 仕事 だ から しょうがない んだ けど

仕事 の 半分 は 仕方 が ない で できて る

残り の 半分 は ? 帰り たい

やる気 ゼロ じゃない

でも 仕事 だけ が 人生 じゃない

ほどほど の 仕事 でも 食って けりゃ それ で いい じゃない

それ も 一つ の 真理 よ ね

百合 さん は やり たい 仕事 を やって る んだ よ ね

まあ ね でも 最近

自分 が かけた 時間 と 労力 に 対して

割 が 合わ ない ような 気 が して き ちゃって

割 と か 言い出したら 何も でき ない よ

そう な の よ ね

( 山 さん ) 人間 は 悲しい かな

見返り が 欲しく なって しまう 生き物 な んだ よ

特に 恋愛 に 関して は ちょっと 仕事 の 話して んだ けど

まあまあ まあ 自分 が 相手 に かけた 愛情 と

同等の 愛情 が 返って こ ない と 人 は 不安に なる

愛情 が もらえ なくて も

同等の 見返り が あれば 納得 できる こと も ある

お 金 だ と か 生活 の 安定 だ と か

でも ね 思い が 強い ほど 次第に 耐え られ なく なる んだ

俺 ばっかり 私 ばっかり が 積もり に 積もって

関係 は 終わり を 迎える

ちょっと つられ ないで よ !

おいしい です ね

はい

何 だろう これ それ シャケ でした

これ も 手 が 込んで いて

すいません いつも 手抜き 料理 ばっかり で

手抜き だった んです か ? そういう わけ で も ない んです が

どうしても 効率 重視 に なって しまう ので

日々 の 生活 の 中 で 効率 は 大事 です

お 店 の 味 を 求める なら それなり の 時間 と

料金 を と いう こと に なり ます

こういう 食事 は たまに だ から いい んだ し

僕 は みくり さん の 作る 料理 どれも とても 好き です

立派な キンメ だ な

< 私 意外 と 単純 かも >

《 今 も ただ の 社員旅行 です し それ 以上 でも それ 以下 で も ない 》

< さっき の モヤモヤ が 平匡 さん の ちょっと した 一言 で >

< 嘘 みたいに 消えた >

< ありがとう 百合 ちゃん >

< この キンメダイ も 隅々 まで 満喫 する から ね !>

百合 ちゃん 頑張って る よ

沼 ちゃん も そのまま で いい よ だ よ な そうだ よ な

だ よ ね ああ

一体 何 が …? 私 帰る

いい じゃない です か もう 少し 明日 も 早い の

あッ そうだ

みくり と 平匡 さん ね 今 新婚旅行 満喫 して る から

冗談 でしょ ?

もう やけ ちゃう ぐらい ラブラブ な んだ から

< 思い も し ない こと が 起こる の が 人生 >

< そのとおり です 百合 先生 >

< 契約 結婚 も 火曜日 の ハグ も 無茶苦茶 で は ある けれど >

< こう やって 安全 装置 の 付いた 疑似 体験 を 味わう の は 悪く ない >

< むしろ 理想 的 と まで 思える >

《 せっかく 来た んだ し お 風呂 一緒に 入り ます か ?》

< 全く みくり さん は ! 僕 が プロ の 独身 だ から いい ような もの の >

< 獣 の ような 男 だったら どう する つもり な んだ >

< 困った 人 だ >

< みくり さん は >

< うっかり バッグ を 蹴飛ばして >

< 中身 を 飛び出さ せて しまった ばっかりに >

< えらい もの を 見た ような >

< 平匡 さん に そんな 度胸 ある はず も ない し >

< 何の 用意 も 必要 ない と 思って はいた けれど >

< 何 が 幸いする か は 分から ない >

< 備え あれば 憂い なし の 「 備え 」 が >

< 役 に 立つ 時 ?>

少し つかり すぎ ました

もう 平気 です 落ち着き ました

どうぞ お 風呂 に 行って きて ください

はい

はあ ~

< いい ん だろう か >

< 平匡 さん の 心 の テリトリー に >

< 入ら せて もらえる ん だろう か >

< 腕 が しびれた >

< だが 下手に 動いて 勘違い されて は まずい >

< これ は 社員旅行 一歩 間違う と セクハラ >

< 大惨事 だ >

< 世の中 の 男達 は どう やって 1つ 布団 で 女性 と 寝て いる の か >

< あらかじめ ぐぐって おく べき だった >

< いや こんな シチュエーション 普通 は ない の か >

< 完璧 だった >

< 耳栓 と アイマスク で みくり さん の 気配 を 完全 に 断って >

< 眠る こと に 成功 した >

< やり きった >

< プロ の 独身 やり きり ました !>

はあ ~

< 私 は 1人 で 何 を やって いる の か >

< 思い返せば >

< 結婚 し ましょう だの 恋人 に なり ましょう だの >

< ハグ を し ましょう だの ハグ の 前借り だ の >

< どれ も 私 の 一方的な 要求 で >

< 優しい から 受け止めて くれて る んだろう けど >

< いつも いつも 私 から >

疲れた …

朝食 も おいしい です ね

まあまあ です まあまあ ?

そう かな

≪( カヲル ) 森山 !?

森山 じゃーん ! 忘れて た

何 やって んだ よ ? いや 何 って …

どうも ~! あッ この 人 高校 の 時 の 同級生 で

森山 の 元カレ でーす それ 言う 必要 なくない ?

こいつ めんどくさい でしょ やかましくて ➡

まあ 悪い やつ じゃない ん す けど ね

あれ 渋谷 の カフェ 行った 時 店 で 俺 に もう 説教 始めて …

余計 な こと 言わ なくて いい から 何で そういう ところ …

先 に 戻り ます

ご ゆっくり どうぞ

彼 怒った ?

平気 ? お前 男 の 趣味 変わった な ~

変わった んじゃ ない よ えッ ?

気づいた だけ だ よ

おはよう

おはようございます

ゆうべ は 悪かった

意地悪 し すぎた ごめんなさい

どういう 風 の 吹き回し です か ?

あなた が あんな 顔 する と 思わ なかった の よ

《 もう やけ ちゃう ぐらい ラブ ラブ な んだ から 》

もっと いい加減 な 気持ち で みくり に 近づいて る と 思って た

ダメ ね この 年 に なって も 人 の 気持ち が 分かんない

自分 でも よく 分から ない んです

ショック を 受けた ように 見えた なら そう な の かもしれません

この 年 に なって も 自分 の 気持ち が 分から ない

困った もん ね

まったく です

僕 は 何 を 求めて る んでしょう

私 に 聞か ないで よ

< あの 時 …>

《 こいつ めんどくさい でしょ やかましくて 》

< 何 か 言って くれる か と 思った >

< もしも 今 手 を つなぎ ましょう って 言ったら >

《 今 は 社員旅行 中 です 》 < て 怒ら れて >

《 新婚旅行 の ふり を する と いう 仕事 の 最中 で も あり ます 》

< て 食い下がったら > 《 それ は グレー ゾーン です ね 》

< なんて 困った 顔 を して >

< 仕方なく 手 を 出して >

< でも 欲しい の は >

< 仕方なく なんか じゃ なくて >

< 私 は >

< 平匡 さん に 何 を 求めて る んだろう >

< 疲れた けど 楽しかった な >

《 森山 の 元カレ でーす こいつ めんどくさい でしょ 》

《 やかましくて 》

< 彼 に 腹 も 立た なかった >

< 自分 の 方 が みくり さん を 知って る と 思った から >

< 僕 は 知って る >

< 穏やか な ほほ笑み も >

< ぬくもり も >

< 優し さ も >

< もしも 今 手 を 重ねたら >

< みくり さん は どんな 顔 を する だろう >

< この 旅 が 終われば 雇用主 と 従業員 >

< 週 に 一度 ハグ を する だけ の 関係 >

< 今 まで どおり >

< 今 まで どおり で いい >

< もう やめる >

< もう 疲れた >

< 何も し ない >

< 何も 求め ない >

< この 旅 が 終われば >

< 平穏 な 日常 に 戻る >

< あと 一 駅 >

< あと 一 駅 >

< あと … 一 駅 >

<(2人 ) 永遠 に 着か なければ いい のに >

( アナウンス ) ご 乗車 ありがとうございました

終点 三島 三島 です

東海道 線 新幹線 ご 利用 の お客様 は お 乗り換え と なり ます

行き ましょう か 車内 に 落とし物 お 忘れ物 を

なさい ません よう ご 注意 ください

♬~



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( みくり ) 私 の 恋人 に なって もらえ ません か ?

いき ます やーッ ( 津崎 ) はい

きちんと 日 を 定める べきだ と 思う んです

ハグ の 日 を 火曜日 に する の は どう でしょう ?

了解 です 資源 ゴミ の 日 で 覚え やすい です

< 火曜 の 朝 は 資源 ゴミ を 出す ところ から 始まる >

< いつも の ように お弁当 を 準備 し >

< いつも の ように 朝食 を 作る >

おはようございます おはようございます

< 以前 は 着替えて から 部屋 を 出て きた 平匡 さん が >

< 寝巻き 姿 で うろついて いる こと が 嬉しい >

< この 喜び は >

< 野生 の カピバラ を 手なずけた 感覚 ?>

< なで たい >

< なで たい けど 逃げ られ そうで これ 以上 は 近寄れ ない >

< みたいな >

おはようございます おはようございます

< 平匡 さん を 送り出した あと は >

< 片づけて 洗濯 して 掃除 する と いう ルーティンワーク >

< 加えて 週 に 一度 の 掃除 も こなし >

< 昼 休み に 歯医者 へ 行き 買い物 へ 行き >

< 家 に 帰って 洗濯物 を 取り込み アイロン を かけ 夕飯 を 作る >

(2人 ) ごちそうさま でした

< 夕飯 の 片づけ を 終え >

< 明日 出す ゴミ の 用意 を する まで が >

< 家事 で お 給料 を 頂いて いる 私 の 仕事 >

紅茶 です ちょっと いい やつ

時間 外 に すいません 私 も 飲み たかった ので ついで です

ところで 今日 は 火曜日 です

「 ハグ の 日 」 です よ ね

承知 して い ます です が 先日 …

《 ハグ して いい です か ?》 《 今日 は 火曜日 じゃない です が 》

《 前借り で お願いします 》

つまり 今日 は 火曜 で は ある もの の

ハグ を し ない 火曜 と いう こと に なる ので は

もう 忘れて くれた もの か と 忘れ ません よ

じゃ 前借り の 前借り で そんな

借金 の 自転車 操業 みたいな こと 言わ ないで ください

冗談 です 分かって ます 火曜 だった ので 一応 確認 でした

下 は 冷え ます

ありがとうございます

失礼 し ます

< 何という 平和 >

( 百合 ) セクハラ ?

いや 特に セクハラ された 覚え は ( 里中 ) 土屋 さん あなた は

加害者 です 先週 の 水曜日

部下 の 梅原 ナツキ さん に 対し イケメン よ ね と 発言

ああ

《 梅原 君 って イケメン よ ね 》 《( ナツキ ) うん ?》

《 なのに 不思議 と ムカつか ない の よ ね 》

《 何で だろう 部下 だ から かな ?》

いや そんな 大した 話 じゃ … 情報 提供者 の 話 に よる と

《 梅原 君 って イケメン よ ね 》 《 うん ?》

《 何 か 不思議 と かわいがり たく なっ ちゃう 》

《 何で だろう 恋 だ から ?》

おかしい それ おかしい

途中 で 話 が すり 替わって る だ よ ねえ

奥手 で 潔癖で 真面目な つっちー が さ

そんな こと する わけない よね 誰 が そんな こと 言って る の ?

守秘 義務 私 が 悪い の ?

つっちー は さ 産休 や 育休 を へて

キャリア を 外さ れた 私達 に とって みんな の 希望 の 星 な んだ から

変な こと に つまずか ない ように パワハラ 発言 に も 注意

し ない って ウチ の 部長 が さ ➡

つっちー の 下 に ついて る 女の子 堀内 さん ?

いっつも いびら れて て かわいそう だって

私 だって ね 好きで お 小言 おばさん やって る ん じゃない の よ

ただ その 子 の 文章 が 壊滅 的 だ から 仕方なく 言って あげて る だけ で

ホント は 私 が 自分 で やった 方 が ずっと 早い の

でも 仕事 を 奪っ ちゃったら 本人 の ため に なら ない でしょ

やり たく も ない のに お 小言 おばさん やって ん のに

色 ボケ おばさん まで 加わって ホント やって らん ない !

すいません 僕達 の せい で 私達 の せい ?

それ で 苦情 言い に 来た の か な と ちょっと クレーマ さん の 称号 まで

つけ ないで くれる ? ここ に 来た ついでに

ちょっと 愚痴 って みた だけ ちょっと …?

あッ ! うん うん うん !

本題 この 1 年間 コツコツコツコツ きた クレジットカード が

ついに 5万 ポイント 達し ました

おめでとうございます

で その ポイント は

これ に 引き換え ました

ペア 宿泊 ご 招待券

ああ みくり さん の 休暇 願 です か どうぞ 休んで 2人 で ペア 旅行 に

そっち の ペア に 決まって る でしょう が

2人 で 新婚旅行 行って き なさい

百合 ちゃん 私達 新婚旅行 は … 僕 も 仕事 が ある んで

こういう の は ね 行ける 時 に 行く の !

《 いつ 行く か ? 今 でしょ !》

《 いつか いつか と 思って る うち に 子供 が できた と し ます 》

《3年 は 旅行 へ 行け ません 2人 目 が できた と し ます 》

《 さらに 3年 は 困難 です 》 《 先生 》

《 どうぞ 》 《 私達 子供 を つくる 予定 は …》

《 甘い ! 人生 が 予定 どおり に いく の なら 》

《 私 は 27 で 結婚 して い ました 》

《 お 小言 おばさん や セクハラ ん に なる 運命 など 》

《 誰 が 想像 した でしょう か 》

《 いい です か ?》

《 思い も よら ない こと が 起こる の が ~》

《 人生 です 》

《 えッ ? 金八 ?》 林 先生 です よ ね

いや でも 今 ほのかに 金八 の かおり が

大体 ね カンタ 達 が うまく いって る か いって ない か 分かんない から

こんな ペア 旅行 券 なんか 頼ん じゃった の よ

本当 なら ね 高級 食材 と か 1人 で 行く リゾート スパ と か

そういう の を 選ぶ はず だった の よ それ な のに …

行か せて いただき ます よろしい

じゃあ 帰る

いい んです か ? 仕方 あり ません

すいません いえ

♬~

( 日野 ) 温泉 行く んだ

いい な いい な

個室 の 露天 風呂 で イチャイチャ する んだ ?

部屋 に お 風呂 ついて ません から ( 安恵 ) お 風呂 上がり に

広~い ベッド で イチャイチャ し ちゃう んだ う うん ツインルーム ベッド は 別

は ? イチャイチャ も 一切 なし

何 し に 行く の ? それ 何て いう の か な

友達 以上 恋人 未満 くらい が ぬるく 楽しく ちょうど いい

みたいな 下着 は ? カワイイ 系 ?

ホント 人 の 話 聞いて ない よ ね いっそ セクシー ?

どうした の ? それ 駅 で もらった

若い んだ から 人生 楽しみな よ 同い年 でしょ 何 おばさん みたいに

私 は 当分 いい や 人生 お休み

実家 あって 良かった よ ね それ

実家 なんて 好き じゃない なって 思って た けど さ

なきゃ 今頃 家 なし だ もん ね 何 が 幸い する か 分かんない わ

やっさん 今日 は 食べよう 私 の おごり だ から

デザート も ね あッ これ いい !

さりげなく カワイイ お 泊まり ランジェリー

カワイイ … オープン 記念 で 30 パーオフ

安い ! て 買わ ない し

そこ まで 浮かれた もの でも 楽しい もの で も あり ません

旅行 でしょ 楽しい でしょ 目下 の 心配 は

夜 です 夜 ?

< 果たして 眠れる だろう か >

< ツインルーム と は いえ >

< 女性 と 同じ 部屋 で 眠った こと など ない >

そんなに 深刻 なら あと で いい もの あげる よ

あッ 旅行 の こと 沼田 さん に は 絶対 に 言わ ないで ください

何で ? 風見 さん に 伝わる から です

風見 さん に も 絶対 に 言わ ないで ください

何で ?

どうした ? いや

沼田 さん が どっか で 聞いて る んじゃない か な と 思って

忍者 じゃない んだ から はい

ホントに 言わ ないで ください ね 分かった

お願いします あと で いい もの あげる から

( 沼田 ) 今 行っ ちゃダメ だ きっと 何 か 理由 が ある んだ

彼 の 心 が 君 から 離れて る なんて そんな こと は 絶対 ない から

( 風見 ) どうした ん です か すいません ちょッ …

沼田 さん 今 は ダメな んだ

うーッ !

< みくり さん と 旅行 だ なんて 風見 さん に 話したら >

< 羨まし がられて しまう それ に 旅行 と いって も >

< 実態 は ただ の 社員 旅行 >

< せいぜい 従業員 の 慰労 に 努める と しよう >

( ノック )

準備 でき ました か ? はい

戸締まり OK です で は 出発 し ましょう

はい

(♬~ My Favorite Things )

♬~

そう だ 京都 行こう

行き先 は 京都 で は あり ません

気分 です

すいません

隣 に 座って も よろしい でしょう か

進行 方向 向いて ない と 落ち着か なくて

あッ 私 も 同じ タイプ です

すいません

すいません 気づか なくて いえ

今日 は みくり さん を 慰労 する 旅行 な ので

そんな いつも ありがとうございます

いえ こちら こそ お 世話に なって ます

(♬~ My Favorite Things )

あの 一番 高い 建物 です

雨 でも キレイ です ね はい

あそこ です はい

(♬~ My Favorite Things )

わあ 素敵な お 部 …

( 仲居 ) ご ゆっくり どうぞ すいません

ツイン の お 部屋 を 頼んだ んです けど 変更 を 承り ました が

うん した した 何で 勝手に ?

だって 旅館 から 宿泊 確認 の 連絡 が 私 の 方 に きて

ツイン って 言わ れた って いう から そんな はず ない

☎ ダブルベッド で お願いします って ツイン を 取った んだ って

何で よ ? いつも 一緒に 寝て る ん でしょ

寝て … る ん でした はい

( 従業員 ) あいにく 本日 の ツインルーム は 全て 埋まって しまい まして

みくり さん 諦め ましょう

旅館 の 方 に 何ひとつ 落ち度 は あり ません

お 忙しい ところ お 騒がせ し ました

お 役 に 立て なくて 申し訳 ございません

いえいえ ≪( 従業 員 ) 失礼 いたし ます

< 高校 の 時 の 彼氏 は 正反対 の タイプ だった >

《( カヲル ) ちっさッ ! 何 これ ?》 《 エスプレッソ で ございます 》

《 こんな の 頼んで ない 普通 の に かえて 》

《 カヲル 君 私達 頼んだ よ 》 《 だって こんな の って 知って た ?》

《 知ら なくて も 頼んだ んだ から 》 《 すいませーん かえて くーださい 》

《 すいません …》

< きっと 平匡 さん なら >

《 小さい … です ね 》

《 まさか こんな サイズ と は 》

《 勉強 に なり ました 》 《 はい 》

《(2人 ) にがッ 》

< 妄想 で すら 平和 >

みくり さん ? はい

部屋 に 戻り ましょう はい

( 男 ) だって こんなん だって 知ら なかった んだ し ➡

知ら なかった んだ から かえて くれて も よく ない ?

≪( 従業員 ) そう 言わ れ まして も … ≪( リリカ ) もう いい よ カヲル 君

( カヲル ) えーッ だって 魚 より カニ の 方 が いい じゃん

≪( リリカ ) 私 どっち も 嫌い

ご 夕食 は 指定 して いただいて た コース のみ の ご 提供 と なって おり ます

2人 分 ぐらい どうにか な ん ない ? 私 どっち も 嫌い だって !

ああ なる と クレーマー です ね ≪( カヲル ) どこ 産 ? カニ

すいません えッ ?

北海道 ? 北海道 か よ 聞いて ねえ 部屋 に 戻り ましょう 今 すぐ

あの 人 も どう か と 思い ます けど 付き合って る 女性 の 方 も

ちょっと 人間性 を 疑って しまい ます ね

そう です ね

< 私 何で 付き合った んだ っけ ?>

< 学園 祭 を 前 に 周り が どんどん カップル に なって >

< そんな 時 に 付き合おう って 言わ れて >

< カッコイイ し 悪い 人 じゃ ないし いい か なんて >

《 はい 》 《 嘘ーッ !》

< でも あまりに 価値 観 が 合わ なくて >

《 カヲル 君 そういう ところ 直した 方 が いい よ 》

《 これ メッチャ 良く ない ?》 《 全然 似合って ない 》

《 痛い っす よ 》 《 ぶつかったら ごめんなさい だ よ 》

< 結果 「 お前 と いて も 楽しく ない 」 と フラれた >

< 嫌な 言い 方 を して しまった >

《 付き合って る 女性 の 方 も 》

《 ちょっと 人間性 を 疑って しまい ます ね 》

< あんな の は モテ ない 男 の ひがみ だ >

< どんな 相手 を 選ぼう が その 人 の 自由な のに >

平匡 さん 写真 撮り ません か ?

写真 ? 2人 で 浴衣 着て

ラブラブ 風 の 1枚 を 百合 ちゃん に

バッグ に 何 か ? いえ 何も

ペット の ネコ が ついてき ちゃった ? ネコ 飼って ない でしょ

冗談 です 何か この 部屋 暑い です ね 冷たい もの 買って き ます ね

だって 津崎 君 が 夜 が 心配 だって 言う から

そういう 心配 じゃ あり ません てっきり 安眠 グッズ と か

リラックス 効果 の ある 何か を くれた もの だ と ばかり

高かった んだ から 無駄に す んな よ ちゃ お !

ちゃ …

しかも 3本 !

( 扉 が 開く )

お 水 と お茶 どっち … ちゃ お !

お茶 を … どうぞ

平匡 さん は い

ダブルベッド に なって しまい ました が これ だけ 大き ければ

雑魚寝 の つもり で 端 と 端 で 問題 なく 眠れる と 思い ます

ソファー に 一緒に 座る 感覚 で

スプリング も 良 さ そうだ し 互い の 振動 も

そんなに 気 に なら ない んじゃ ない でしょう か

うん ?

下 に 何 か … わ あー ッ ダメです

中 に マムシ !

ムシ 虫 が い ます

大きい ? かなり 深刻な 虫 な ので 見 ない 方 が

仲居 さん 呼び ましょう いや そんな 大 ごと で は

虫 な んです よ ね ? ま … むし です

なら 正当な 苦情 です クレーマー に は なり ません

あッ 逃げた 逃げ ました え ッ どこ へ ?

その みくり さん の 足 の 方 に えッ ちょっと … あッ !

あッ !

不可抗力 です ! 分かって ます 大丈夫 です

セクハラ で は ! 大丈夫 です 事故 です セーフ です

< 到着 して 2 時間 も たって い ない と いう のに >

< 果たして 僕 は 社員 旅行 と いう ミッション を >

< 無事 やり遂げ られる のだろう か >

< 平匡 さん すごい 汗 >

< 何だか 私 まで >

(2人 ) 暑い !

すいません 空調 の 調子 が おかしくて

一番 いい お 部屋 な んです けど 今朝 ちょうど キャンセル が 出た んです

差額 は 結構 です ので

こちら 露天 風呂 付き 客室 と なって おり ます

どうぞ ご ゆっくり お 楽しみ ください

えー …

素敵 な お 部屋 で 得 し ました ね いやいや いや

おかしい でしょ この 部屋 は 一番 いい お 部屋 だ と

社員 旅行 に ふさわしく あり ません でも 他 に 空いて ないし

では 僕 は 下 の 大浴場 へ 行き ます もったいない です

障子 を 閉めれば 普通 に 入れ ます し この 部屋 たぶん

10万 円 以上 する と 思い ます めったに 泊まれ ない んだ から

思う存分 満喫 し ましょう 社員 旅行 を

はい 社員 旅行 を

( ノック )

≪( 仲居 ) 失礼 し ます 先ほど の 部屋 に お 忘れ物 が

どうぞ

失礼 し ます

ありがとう ございます 失礼 し ます

チェスト の 下 に 落ちて ました

失礼 し ます

何て 素晴らしい 仲居 さん なんだ

忘れ物 を 届ける くらい 当然 じゃ ? いや あの 方 は 仕事 プラスアルファ の

気遣い が できる 素晴らしい 仲居 さん です

何 です か ? それ みくり さん に は 関係 あり ません

せっかく 来た んだ し お 風呂 一緒に 入り ます か ?

あッ 見 ないで !

それ から

お 風呂 に 一緒に 入る と か そういう 冗談 を

軽々しく 言わ ないで ください

僕達 は ただ の 雇用 関係 で あと

火曜日 に ハグ を する だけ の 関係 でしょ

今 も ただ の 社員 旅行 です し それ 以上 でも それ 以下 で も ない

まったく もう …

みくり さん は すぐに 突拍子もない こと を 言い出す

< 怒ら れて しまった >

< 私 の この こざかし さ が いつも 彼氏 に フラれる 原因 な んだ よ な >

( カヲル と リリカ の 楽し そうな 声 )

< あー いつも なら ちっとも 羨ましく ない ベッタベッタ な カップル が >

< 羨ましく 見える >

< これ は 社員旅行 百合 ちゃん へ 感謝 の 貢ぎ物 を >

土屋 さん この スチール な んです けど 修整 かけ ます か ?

あんま 色味 を 強く する と 嘘 っぽく なる ような

そう ね ナチュラル に とどめて 分かり ました

( 柚 ) 土屋 さん 本部 会議 の 資料 見て もらえ ました か ?

あー これ ね 途中 まで 赤 入れた んだ けど いい わ

こっち で 直す えッ ?

会議 明日 だ から 時間 ない から

土屋 さん 優しい ありがとうございます

もしもし 土屋 です

自分 で やる って 言えば 良かった のに

私 が やる と 時間 かかる し

結局 私 が 自分 で 資料 直して さ

まあ 仕事 だ から しょうがない んだ けど

仕事 の 半分 は 仕方 が ない で できて る

残り の 半分 は ? 帰り たい

やる気 ゼロ じゃない

でも 仕事 だけ が 人生 じゃない

ほどほど の 仕事 でも 食って けりゃ それ で いい じゃない

それ も 一つ の 真理 よ ね

百合 さん は やり たい 仕事 を やって る んだ よ ね

まあ ね でも 最近

自分 が かけた 時間 と 労力 に 対して

割 が 合わ ない ような 気 が して き ちゃって

割 と か 言い出したら 何も でき ない よ

そう な の よ ね

( 山 さん ) 人間 は 悲しい かな

見返り が 欲しく なって しまう 生き物 な んだ よ

特に 恋愛 に 関して は ちょっと 仕事 の 話して んだ けど

まあまあ まあ 自分 が 相手 に かけた 愛情 と

同等の 愛情 が 返って こ ない と 人 は 不安に なる

愛情 が もらえ なくて も

同等の 見返り が あれば 納得 できる こと も ある

お 金 だ と か 生活 の 安定 だ と か

でも ね 思い が 強い ほど 次第に 耐え られ なく なる んだ

俺 ばっかり 私 ばっかり が 積もり に 積もって

関係 は 終わり を 迎える

ちょっと つられ ないで よ !

おいしい です ね

はい

何 だろう これ それ シャケ でした

これ も 手 が 込んで いて

すいません いつも 手抜き 料理 ばっかり で

手抜き だった んです か ? そういう わけ で も ない んです が

どうしても 効率 重視 に なって しまう ので

日々 の 生活 の 中 で 効率 は 大事 です

お 店 の 味 を 求める なら それなり の 時間 と

料金 を と いう こと に なり ます

こういう 食事 は たまに だ から いい んだ し

僕 は みくり さん の 作る 料理 どれも とても 好き です

立派な キンメ だ な

< 私 意外 と 単純 かも >

《 今 も ただ の 社員旅行 です し それ 以上 でも それ 以下 で も ない 》

< さっき の モヤモヤ が 平匡 さん の ちょっと した 一言 で >

< 嘘 みたいに 消えた >

< ありがとう 百合 ちゃん >

< この キンメダイ も 隅々 まで 満喫 する から ね !>

百合 ちゃん 頑張って る よ

沼 ちゃん も そのまま で いい よ だ よ な そうだ よ な

だ よ ね ああ

一体 何 が …? 私 帰る

いい じゃない です か もう 少し 明日 も 早い の

あッ そうだ

みくり と 平匡 さん ね 今 新婚旅行 満喫 して る から

冗談 でしょ ?

もう やけ ちゃう ぐらい ラブラブ な んだ から

< 思い も し ない こと が 起こる の が 人生 >

< そのとおり です 百合 先生 >

< 契約 結婚 も 火曜日 の ハグ も 無茶苦茶 で は ある けれど >

< こう やって 安全 装置 の 付いた 疑似 体験 を 味わう の は 悪く ない >

< むしろ 理想 的 と まで 思える >

《 せっかく 来た んだ し お 風呂 一緒に 入り ます か ?》

< 全く みくり さん は ! 僕 が プロ の 独身 だ から いい ような もの の >

< 獣 の ような 男 だったら どう する つもり な んだ >

< 困った 人 だ >

< みくり さん は >

< うっかり バッグ を 蹴飛ばして >

< 中身 を 飛び出さ せて しまった ばっかりに >

< えらい もの を 見た ような >

< 平匡 さん に そんな 度胸 ある はず も ない し >

< 何の 用意 も 必要 ない と 思って はいた けれど >

< 何 が 幸いする か は 分から ない >

< 備え あれば 憂い なし の 「 備え 」 が >

< 役 に 立つ 時 ?>

少し つかり すぎ ました

もう 平気 です 落ち着き ました

どうぞ お 風呂 に 行って きて ください

はい

はあ ~

< いい ん だろう か >

< 平匡 さん の 心 の テリトリー に >

< 入ら せて もらえる ん だろう か >

< 腕 が しびれた >

< だが 下手に 動いて 勘違い されて は まずい >

< これ は 社員旅行 一歩 間違う と セクハラ >

< 大惨事 だ >

< 世の中 の 男達 は どう やって 1つ 布団 で 女性 と 寝て いる の か >

< あらかじめ ぐぐって おく べき だった >

< いや こんな シチュエーション 普通 は ない の か >

< 完璧 だった >

< 耳栓 と アイマスク で みくり さん の 気配 を 完全 に 断って >

< 眠る こと に 成功 した >

< やり きった >

< プロ の 独身 やり きり ました !>

はあ ~

< 私 は 1人 で 何 を やって いる の か >

< 思い返せば >

< 結婚 し ましょう だの 恋人 に なり ましょう だの >

< ハグ を し ましょう だの ハグ の 前借り だ の >

< どれ も 私 の 一方的な 要求 で >

< 優しい から 受け止めて くれて る んだろう けど >

< いつも いつも 私 から >

疲れた …

朝食 も おいしい です ね

まあまあ です まあまあ ?

そう かな

≪( カヲル ) 森山 !?

森山 じゃーん ! 忘れて た

何 やって んだ よ ? いや 何 って …

どうも ~! あッ この 人 高校 の 時 の 同級生 で

森山 の 元カレ でーす それ 言う 必要 なくない ?

こいつ めんどくさい でしょ やかましくて ➡

まあ 悪い やつ じゃない ん す けど ね

あれ 渋谷 の カフェ 行った 時 店 で 俺 に もう 説教 始めて …

余計 な こと 言わ なくて いい から 何で そういう ところ …

先 に 戻り ます

ご ゆっくり どうぞ

彼 怒った ?

平気 ? お前 男 の 趣味 変わった な ~

変わった んじゃ ない よ えッ ?

気づいた だけ だ よ

おはよう

おはようございます

ゆうべ は 悪かった

意地悪 し すぎた ごめんなさい

どういう 風 の 吹き回し です か ?

あなた が あんな 顔 する と 思わ なかった の よ

《 もう やけ ちゃう ぐらい ラブ ラブ な んだ から 》

もっと いい加減 な 気持ち で みくり に 近づいて る と 思って た

ダメ ね この 年 に なって も 人 の 気持ち が 分かんない

自分 でも よく 分から ない んです

ショック を 受けた ように 見えた なら そう な の かもしれません

この 年 に なって も 自分 の 気持ち が 分から ない

困った もん ね

まったく です

僕 は 何 を 求めて る んでしょう

私 に 聞か ないで よ

< あの 時 …>

《 こいつ めんどくさい でしょ やかましくて 》

< 何 か 言って くれる か と 思った >

< もしも 今 手 を つなぎ ましょう って 言ったら >

《 今 は 社員旅行 中 です 》 < て 怒ら れて >

《 新婚旅行 の ふり を する と いう 仕事 の 最中 で も あり ます 》

< て 食い下がったら > 《 それ は グレー ゾーン です ね 》

< なんて 困った 顔 を して >

< 仕方なく 手 を 出して >

< でも 欲しい の は >

< 仕方なく なんか じゃ なくて >

< 私 は >

< 平匡 さん に 何 を 求めて る んだろう >

< 疲れた けど 楽しかった な >

《 森山 の 元カレ でーす こいつ めんどくさい でしょ 》

《 やかましくて 》

< 彼 に 腹 も 立た なかった >

< 自分 の 方 が みくり さん を 知って る と 思った から >

< 僕 は 知って る >

< 穏やか な ほほ笑み も >

< ぬくもり も >

< 優し さ も >

< もしも 今 手 を 重ねたら >

< みくり さん は どんな 顔 を する だろう >

< この 旅 が 終われば 雇用主 と 従業員 >

< 週 に 一度 ハグ を する だけ の 関係 >

< 今 まで どおり >

< 今 まで どおり で いい >

< もう やめる >

< もう 疲れた >

< 何も し ない >

< 何も 求め ない >

< この 旅 が 終われば >

< 平穏 な 日常 に 戻る >

< あと 一 駅 >

< あと 一 駅 >

< あと … 一 駅 >

<(2人 ) 永遠 に 着か なければ いい のに >

( アナウンス ) ご 乗車 ありがとうございました

終点 三島 三島 です

東海道 線 新幹線 ご 利用 の お客様 は お 乗り換え と なり ます

行き ましょう か 車内 に 落とし物 お 忘れ物 を

なさい ません よう ご 注意 ください

♬~


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