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東京喰種トーキョーグール:re, Tokyo Ghoul:re Episode 8

Tokyo Ghoul :re Episode 8

( 観 母 ( みる も ) ) 習 ( しゅう ) 君 …

( カナエ ) 観 母 様 ご 報告 です ( 観 母 ) ん ?

( カナエ ) 習 様 は 見境 なく 食 を 求め られ ―

赫子 ( かぐ ね ) の 制御 が でき ない もよう です

このまま です と 習 様 は …

( 観 母 ) 壊れ て しまう …

( カナエ ) は … はい

( 観 母 ) わ ー っ ! ( 使用人 たち の ざわめき )

( カナエ ) 観 母 様 ?

( 観 母 ) 失敬 完全 に 取り乱し て しまい まし た

( カナエ ) 習 様 …

( 幼い カナエ の すすり泣き )

( 足音 )

( 習 ) や あ 君 が カナエ = フォン ・ ロゼヴァルト かい ?

( 幼い カナエ ) ん … あっ

( 習 ) 僕 は 月山 ( つき やま ) 習 新しい 使用人 が 入った と 聞い て ね

月 山家 に は もう なじめ た かい ?

( カナエ ) あ … う …

( 習 ) “ ロゼヴァルト ” バラ の 森 か

おいで リトル ボーイ

( カナエ ) あ …

本物 の バラ の 森 を 見せ て あげる

( カナエ ) わ あ …

( 習 ) ご覧

ドゥフトボルケ 高貴 な ゲルマン の バラ さ

あ …

あっ

( 習 ) カナエ 血 を 分け た 遠い 兄弟 よ

1 人 で 泣く の は お よし

バラ に 負け ぬ くらい 誇り 高く ―

美しく 生き たまえ

それ が 月山 家 の 者 の 務め だ よ

( 走る 足音 )

( アリザ ) カナエ さん ! ( カナエ ) ハッ

( アリザ ) し ゅ … 習 様 が …

( 習 の 叫び声 )

習 様 !

( 習 の うめき声 )

あっ !

( 習 の うめき声 )

あ …

赫子 …

ご 無礼 いたし ます

くっ ! ぬ う っ …

( 習 ) 僕 を 誰 だ と 思って いる の だ !

美食 家 だ ぞ !

ハア … 早く 持ってこい 究極 の 美食 を !

( カナエ ) う っ う う … N あ あっ …

ハア … 早く 持ってこい 究極 の 美食 を !

( カナエ ) う っ う う … N あ あっ …

僕 の 舌 を 満足 さ せろ !

( カナエ ) う っ う う … N あ あっ …

( 習 の 叫び声 ) ( カナエ の うめき声 )

抑制 剤 を !

( 使用人 たち ) あっ あ …

( 執事 ) くっ 習 様 …

( 習 ) ぐ が あっ !

あ … ああ ああ …

( 習 ) カナエ …

なぜ ここ に ?

お 眠り に なら れ て いる 間 お 部屋 の お 掃除 を し て おり まし た

( 習 ) そう か …

ありがとう …

( カナエ ) あ …

( 習 ) こんな 状態 で すまない ね

( カナエ ) あっ あ …

あ … N と ん でも ござい ませ ん …

( 習 ) これ から も 月 山家 を ―

頼む よ

( カナエ ) はい

( カナエ ) ああ あ あっ !

あっ !

くっ う っ

ハス ! ハス ! ハス ! ハス !

ハス …

( 頭 突き する 音 ) ( カナエ ) ハス ! ハス ! ハス …

( 荒い 息 )

( カナエ ) この 忠誠 心 で すら ―

今 は 憎い …

( 足音 )

( ちえ ) よっ

♪~

~♪

( 不 知 ( しら ず ) ) あっ

( ナッツ クラッカー ) きれい に … N ( 不 知 ) あっ

( ナッツ クラッカー ) なり たい …

( 不 知 ) あ …

( ナッツ クラッカー ) きれい に なり たい !

う わ ああ あっ !

( 不 知 の 荒い 息 )

( タタラ ) 無理 だ

コクリア は 2 度 は 破れ ない

同じ 話 を 何べん さ せる ?

( 絢 都 ( あや と ) ) アオギリ に 雛 実 ( ひな み ) の 能力 は 必要 だ

( タタラ ) 絢 都 いつ から 参謀 に なった ?

お前 の 口出し する こと じゃ ない

( 絢 都 ) くっ …

( 滝澤 ( た きざ わ ) の 笑い声 )

( 絢 都 ) 何 が おかしい ? 滝澤

( 滝澤 ) 喰 種 ( グール ) が 仲間 を 大事 に し てる 光景 が おかしく って …

お 菓子 食 って おいしく って 楽しく って …

お 菓子 食 って おいしく って 楽しく って …

( 絢 都 ) 何 だ と ?

( タタラ ) やめろ ! ( 絢 都 ) う っ …

( タタラ ) 勝手 な 行動 を 取った の は 貴 様 と 笛 口 ( ふ え ぐち ) だ ろ う ?

( タタラ ) 勝手 な 行動 を 取った の は 貴 様 と 笛 口 ( ふ え ぐち ) だ ろ う ?

( 絢 都 ) あ …

( タタラ ) 勝手 な 行動 を 取った の は 貴 様 と 笛 口 ( ふ え ぐち ) だ ろ う ?

代わり は また 補充 すれ ば いい

タタラ

ヤモリ 瓶 ( びん ) 兄弟 い なく なった や つら …

あんた に とって アオギリ は 替え の きく 駒 で しか ねえ の か よ

( タタラ ) そうだ 野良犬 は 野良犬 らしく し て ろ

( 足音 )

( 不 知 ) これ が … N ( 地 行 ( ちぎ ょ う ) ) よかった ね !

天然 の キメラクインケ なんて ほとんど お目にかかれ ない よ

( 不 知 ) あ …

どう し た の ? シラ ギン 君 開け て み たら ?

( 不 知 ) う …

( ナッツ クラッカー ) きれい に なり たい …

( 不 知 ) ハッ !

オエッ ! ( 琲 世 ( は い せ ) ) 不 知 君 !

だ … 大丈夫 ?

( 不 知 の 荒い 息 )

は あ …

( 足音 ) ( 不 知 ) お っ

( 琲 世 ) クインケ … N 気分 悪く なる 人 結構 いる ん だ

特に 自分 の 手 で 駆逐 し た 喰 種 を 初めて クインケ に し た とき は ね

そんな ん じゃ ねえ よ 平気 だ

なあ サッサン

ナッツ クラッカー の 討伐 報奨 金 170 万 だった

( 琲 世 ) ん …

これ 高い か ?

( 琲 世 ) どう だ ろ う ね

( 絢 都 ) メソメソ す ん なら やめ ち まえ !

目障り な ん だ よ クソ ガキ が !

( 雛 実 ) あ …

フフッ ( 絢 都 ) な っ …

何 が おかしい ?

ごめんなさい ( 絢 都 ) あっ

だって ―

怒って る 顔 が 董 香 ( とう か ) お 姉ちゃん に そっくり だった から

( 絢 都 ) ん …

( 雛 実 ) 安心 し ちゃ って …

( 絢 都 ) くっ … 雛 実 …

( 琲 世 ) 情報 提供 ありがとう

( 雛 実 ) いえ

そう だ これ

いつも ありがとう お 兄ちゃん

あっ

( 金木 ( かね き ) ) 僕 は 僕 …

君 は 君 …

( 琲 世 ) あ …

( 雛 実 ) 私 が 元 気 が ない とき ―

前 も こう やって 本 を 持って き て くれ た ん だ

今 も ね どう 接 し たら いい か 分から ない ん だ

たぶん そういう 人 いっぱい いる と 思う

みんな お 兄ちゃん の こと 大好き だった から

ごめん

僕 は 金木 君 に は なれ ない

また 来 ます

( 足音 )

( ドア の 開閉 音 )

( 琲 世 ) 何で 喰 種 に 肩入れ し て いる ん だ ろ う ?

時 が 来 れ ば 彼女 は …

助け たい の か ?

僕 は …

誰 です ?

( 琲 世 ) あっ

( 旧 多 ( ふる た ) ) ああ すいません

その … 別に 隠れ て い た わけ で は …

( キジマ ) こんな 所 で サボって い た ん です か ?

( つえ を つく 音 ) ( 琲 世 ) あ …

旧 多 君

これ は これ は … キジマ と 申し ます

佐々木 ( さ さき ) 琲 世 です

( キジマ ) 存じ て おり ます ( 琲 世 ) え ?

今度 の ロゼ の 件 で ご 一 緒 する こと に なる か と

その 際 は 何とぞ お手柔らかに

それでは 失礼 いたし ます

行き ます よ 旧 多 君

( 旧 多 ) あ … 失礼 し ます

( 琲 世 ) あ …

( カナエ ) 子 ネズミ …

貴 様 は なぜ そこ まで し て 習 様 に こだわる ?

( ちえ ) ん ん …

あっ

月山 君 って 楽しい でしょ ?

だから かな

( カナエ ) ハッ !

聞こ う 子 ネズミ

習 様 を 助ける 方法 と や ら を

( 封筒 を 取り出す 音 ) ( ちえ ) はい

( 捜査 官 ) 掘 ちえ さん です ね ? ( ちえ ) あっ

( 捜査 官 ) 喰 種 へ の 捕食 ほう助 の 疑い が あり ます

本局 まで ご 同行 を

( 捜査 官 たち ) あっ

( 捜査 官 ) あ …

あっ 待て ! ( 捜査 官 ) 追え !

( ちえ ) 月山 君 私 さ ―

こう 見え て 死ぬ の が す っ ごく 怖い ん だ

だから せめて ―

“ 今 なら 死 ん で も いい や ” って 思った 瞬間 に 死に たい ん だ

その ため に ―

楽しい 時間 で 常に 満たし て い たい の

( 不 知 ) おい 才 子 ( さ い こ ) 起きろ って

( 才 子 ) 無理やり 起こさ れ た あげく ―

朝食 抜き の 処遇 …

( 不 知 ) お前 が ギリギリ まで 寝 てる から だ ろ !

( 才 子 の おなか が 鳴る 音 ) ( 才 子 ) う う ~

( 才 子 の おなか が 鳴る 音 ) ( 才 子 ) う う ~

( ドア が 開く 音 )

( 不 知 ) った く …

( 宇井 ( う い ) ) 本 作戦 を 指揮 する ―

S 1 班長 宇井 郡 ( こおり ) です

よろしく お 願い し ます

( 宇井 ) その 場 で 捕食 せ ず 大量 誘拐 し て いる こと から も ―

ロゼ は 組織 的 に かなり 訓練 さ れ た 喰 種 たち だ と 思わ れ ます

痕跡 を ほとんど 残さ ない ため ―

糸 を 手繰る よう な 捜査 が 必要 でしょ う

現状 を 打破 する 有効 な 捜査 方法 を 早急 に 打ち出す 必要 が あり ます

( 不 知 ) “ 有効 な 作戦 ” っ つ っ て も なあ …

( 六 月 ( むつき ) ) 情報 が ない って ん じゃ …

( 伊 丙 ( い へい ) ) あの … N ( 不 知 ) ん ?

( 伊 丙 ) クイン クス 班 の 皆さん です よ ね ?

お っ おう … N そう だ けど どう し た ?

( 六 月 ) 不 知 君 何 か 緊張 し て ない ?

う っ し て ねえ よ ! バカ ! ( 才 子 ) よっ 班長 オブ エロ

あの 私 宇井 特等 の パートナー の 伊 丙 入 ( は いる ) と 申し ます

実は 私 皆さん と 同い年 な の です

な の で 同級 生 と して ―

仲よく し て いた だけ たら なあ と 思って

同い年 ?

それ で 特等 と 組 ん でる って すげ え な

それ で 特等 と 組 ん でる って すげ え な

( 瓜 江 ( うり え ) ) おかしい …

それ で 特等 と 組 ん でる って すげ え な

それ で 特等 と 組 ん でる って すげ え な

同期 で 特等 と 組め る ほど の や つが い た か ?

同期 で 特等 と 組め る ほど の や つが い た か ?

行く ぞ 伊 丙 上等

( 伊 丙 ) あっ は ー い ( 才 子 ・ 不 知 ) へ っ ?

伊 丙 “ 上等 ” ?

彼女 は 有馬 ( あり ま ) さん の 班 で 梟 ( フクロウ ) 討伐 作戦 に も 参加 し て た ん だ よ

( 瓜 江 ) あの 戦い の 最 前線 に ?

あんな トロ そう な やつ が …

( 足音 )

( 足音 )

( 武臣 ( たけ お み ) ) 伊 丙 上 等 は 74 期 に 入 局 し て いる

俺 たち より 3 年 先輩 だ

( 不 知 ) ああ どおり で 知ら ねえ は ず だ

( ひざ を つく 音 ) ( おなか が 鳴る 音 )

( 才 子 ) 班 長 ~ 腹 ぺこ なり

あっ ち に おいしい パン 屋 が ある と 聞い た

行って み ん か ?

( 不 知 ) ああ ?

一応 今 は 聞き込み 捜査 中 な ん だ けど …

うえ ええ …

分かった よ 朝飯 食って ねえ ん だ もん な

よっ しゃ 行 こ う ぜ

わ あ ~ ! ( おなか が 鳴る 音 )

( 才 子 ) む は っ ! いい におい じゃ ~

( 不 知 ) おお ~ 確かに うま そう

( 才 子 ) ヘヘヘ …

あ … あっ ( 依子 ( より こ ) ) いらっしゃい ま … あれ ?

あっ 黒 磐 ( くろ いわ ) 君 … だ よ ね ?

( 不 知 ) あ ? 知り合い か ?

( 武臣 ) 小坂 ( こ さ か ) …

( 依子 ) はい コーヒー どうぞ

( 不 知 ) お っ あざ っす

パン す ん げ え うまかった っす ( 武臣 ) うん

ありがとう ござい ます

黒 磐 君 捜査 官 に なった ん だ ね

ああ

( 依子 ) お 父さん も 喰 種 捜査 官 だった もん ね

( 武臣 ) ああ

黒 磐 は 昔 から こんな 感じ だった ん す か ?

はい 無口 だ けど 存在 感 の ある 男の子 で し た よ

運動 神経 抜群 だった から

小坂 は パン 屋 か

うん

いつか は 喫茶 店 と か で パン が 出せ たら い い な あって

よい です なあ

ヤベッ ぼちぼち 戻 ん ねえ と

つって も 何も 報告 できる こと は ねえ けど

い と うまし パン 屋 を 発見 し た と の 報告 が できよ う

( 武臣 ) 小坂 ( 不 知 ・ 才 子 ) ん ?

パン うまかった

あ …

フフッ また 来 て ね 黒 磐 君

( 旧 多 ) ヒック …

何 だ あ ろ れ え …

あの クソ 上司 … フッ

( 松前 ( まつ まえ ) たち ) あっ

( キジマ ) 旧 多 君 は 本当 に おとり 役 が 似合う ねえ

全然 うれしく ない です

フフ フフッ …

痕跡 など なく て も 襲撃 地点 の 予測 ぐらい は つく

( 松前 ) ワナ で し た か

( 富 良 ( ふら ) ) くっ あっ

壁 …

“ 分離 持ち ” か

( 松前 ) 行き ます よ

行け ませ ん よ

( ノック )

( ドア が 開く 音 ) ( ウタ ) ん ?

こんばん は 営業 さ れ て ます か ?

はい やって ます

( 足音 ) ( 琲 世 ) すごい な

( ウタ ) 何 か お 探し です か ? ( 琲 世 ) あっ あ … えっ と …

これ の こと で …

うち に 届 い て た ん です けど ―

この お 店 から 送ら れ た もの です よ ね ?

あれ ? 確かに 僕 が 送った けど …

おかしい な 住所 間違え た の か なあ

ああ そう で し た か

ちなみに この 本 も 一緒 に 送り まし た か ?

いいえ 違い ます

そう です か 失礼 し まし た

ところで すみません

その 目 …

ああ これ タトゥー です

白 目 に 注射 し て 墨 を 入れる ん です

数 年 で 落ち ちゃ う ん です けど

へ … へえ ー

( 琲 世 ) 痛 そう …

あっ その マスク お返し し ます ね

( ウタ ) ああ いい です よ 差し上げ ます

え ?

こう やって 出会え た の も 縁 が あって の こと です し

( 琲 世 ) あ … じゃあ お 言葉 に 甘え て

あの … N ( ウタ ) はい

マスク を オーダーメイド する こと って ―

でき ます か ?

ええ

( 斬る 音 )

( 松前 ) 大した 曲芸 だ わ

それ なら …

( 伊 丙 ) わ あっ フフッ また かい !

アハッ 地下 喰 種 と 同じ 攻め 方

手先 あった まって き まし た

( 松前 ) この 子 いったい …

( 伊 丙 ) フフッ

( 松前 ) この 距離 でも かわす か !

( 松前 ) くっ !

速い しょ や

( ユウマ ) 室長 !

う っ !

( マイロ ) ユウマ !

( キジマ ) 注意 を 引き付け て くれ て ありがとう 伊 丙 上等

あ … くっ

あー あ

( 丸 手 ( まるで ) ) ロゼ は S 1 に ?

( 政 ( まつり ) ) ああ 早速 1 人 確保 し た らしい

( 丸 手 ) ほう

( 政 ) 晴れて 私 も 特等 だ

ドイツ で 学 ん だ すべて を アオギリ の 樹 ( き ) の 対策 に 生かし たい

( ドア が 開く 音 )

( 政 ) 今 の 局長 で は アオギリ は 討て ない

今 の 局長 で は な

( 足音 ) ( ドア が 閉まる 音 )

( 丸 手 ) フン …

あんた が ドイツ で 学 ん だ の は 兵士 の “ 犬 死 なせ ” だ ろ う が !

( 松前 ) 申し訳 ござい ませ ん 観 母 様

私 の 不手際 で この よう な …

いい 松前 君

よく 戻って き た

あ …

( アリザ ) ユ … ユウマ さん は ?

( 松前 ) アリザ …

すまない ( アリザ ) ハッ !

う っ …

( ドア の 開閉 音 )

( カナエ ) CCG に われわれ の 動き が つかまれ て いる

これ から 先 の “ 収穫 ” は 困難 を 極める だ ろ う

しかし このまま で は 習 様 は …

( 松前 ) あ … N ( カナエ ) あっ

痛む か ?

大丈夫 少し 休め ば 平気 よ

あなた は あなた の 仕事 を し なさい

あっ

( ちえ ) 封筒 の 中 に 写真 が 入って る から ―

月山 君 に 渡し て

カナエ 君 は 月山 君 の し たい こと に 協力 し て あげて

( カナエ ) ん っ

( つえ を つく 音 ) ( 足音 )

( キジマ ) 私 に は 分かる

恐らく いくら 尋問 を 繰り返し て も ―

君 が 口 を 割る こと は ない だ ろ う

そこ で だ が ―

君 の 仲間 へ 贈り物 を し たい と 思う

( ちえ ) 1 つ だけ 私 と 約束

どんな とき も 月山 君 の 意思 を 尊重 する こと

それ が 守れ る なら 写真 を 渡し て あげて

( 習 ) う っ … カナエ … N ( カナエ ) あっ

( はな を すする 音 )

( 習 ) ぐ わ しく …

♪~

~♪

( ホオ グロ ) こい つら か

( 習 ) 金木 君 が この 僕 を 忘れる わけ が ない !

( 習 ) 金木 君 が この 僕 を 忘れる わけ が ない !

( 墓 盗 ( は か と ) り ) 無事 か ? トルソー

( キジマ ) 報告 し て おき たい と 思って ね

( キジマ ) 報告 し て おき たい と 思って ね

( 才 子 ) あ …

( 死 堪 ( し こらえ ) ) め っちゃ お まんじゅう や ねえ

( 死 堪 ( し こらえ ) ) め っちゃ お まんじゅう や ねえ

それ じゃあ 次 は 2 番 目 の 写真 を 渡し て あげて

それ じゃあ 次 は 2 番 目 の 写真 を 渡し て あげて

それ じゃあ 次 は 2 番 目 の 写真 を 渡し て あげて

( 瓜 江 ) こいつ 見た目 完全 に 喰 種 じゃ ない か

( 瓜 江 ) こいつ 見た目 完全 に 喰 種 じゃ ない か

( 死 堪 ) 腹 ぺこ や あ ~

( 死 堪 ) 腹 ぺこ や あ ~

( ホオ グロ ) とにかく 殺す !


Tokyo Ghoul :re Episode 8 tokyo|ghoul||episode Tokyo Ghoul:re Episode 8

( 観 母 ( みる も ) ) 習 ( しゅう ) 君 … かん|はは|||なら||きみ

( カナエ ) 観 母 様 ご 報告 です ( 観 母 ) ん ? |かん|はは|さま||ほうこく||かん|はは|

( カナエ ) 習 様 は 見境 なく 食 を 求め られ ― |なら|さま||みさかい||しょく||もとめ|

赫子 ( かぐ ね ) の 制御 が でき ない もよう です せきこ||||せいぎょ|||||

このまま です と 習 様 は … |||なら|さま|

( 観 母 ) 壊れ て しまう … かん|はは|こぼれ||

( カナエ ) は … はい

( 観 母 ) わ ー っ ! ( 使用人 たち の ざわめき ) かん|はは||-||しよう にん|||

( カナエ ) 観 母 様 ? |かん|はは|さま

( 観 母 ) 失敬 完全 に 取り乱し て しまい まし た かん|はは|しっけい|かんぜん||とりみだし||||

( カナエ ) 習 様 … |なら|さま

( 幼い カナエ の すすり泣き ) おさない|||すすりなき

( 足音 ) あしおと

( 習 ) や あ 君 が カナエ = フォン ・ ロゼヴァルト かい ? なら|||きみ|||||

( 幼い カナエ ) ん … あっ おさない|||

( 習 ) 僕 は 月山 ( つき やま ) 習 新しい 使用人 が 入った と 聞い て ね なら|ぼく||がっさん|||なら|あたらしい|しよう にん||はいった||ききい||

月 山家 に は もう なじめ た かい ? つき|やまが||||||

( カナエ ) あ … う …

( 習 ) “ ロゼヴァルト ” バラ の 森 か なら||ばら||しげる|

おいで リトル ボーイ |りとる|ぼーい

( カナエ ) あ …

本物 の バラ の 森 を 見せ て あげる ほんもの||ばら||しげる||みせ||

( カナエ ) わ あ …

( 習 ) ご覧 なら|ごらん

ドゥフトボルケ 高貴 な ゲルマン の バラ さ |こうき||げるまん||ばら|

あ …

あっ

( 習 ) カナエ 血 を 分け た 遠い 兄弟 よ なら||ち||わけ||とおい|きょうだい|

1 人 で 泣く の は お よし じん||なく||||

バラ に 負け ぬ くらい 誇り 高く ― ばら||まけ|||ほこり|たかく

美しく 生き たまえ うつくしく|いき|

それ が 月山 家 の 者 の 務め だ よ ||がっさん|いえ||もの||つとめ||

( 走る 足音 ) はしる|あしおと

( アリザ ) カナエ さん ! ( カナエ ) ハッ

( アリザ ) し ゅ … 習 様 が … |||なら|さま|

( 習 の 叫び声 ) なら||さけびごえ

習 様 ! なら|さま

( 習 の うめき声 ) なら||うめきごえ

あっ !

( 習 の うめき声 ) なら||うめきごえ

あ …

赫子 … せきこ

ご 無礼 いたし ます |ぶれい||

くっ ! ぬ う っ …

( 習 ) 僕 を 誰 だ と 思って いる の だ ! なら|ぼく||だれ|||おもって|||

美食 家 だ ぞ ! びしょく|いえ||

ハア … 早く 持ってこい 究極 の 美食 を ! |はやく|もってこい|きゅうきょく||びしょく|

( カナエ ) う っ う う …\ N あ あっ … |||||n||

ハア … 早く 持ってこい 究極 の 美食 を ! |はやく|もってこい|きゅうきょく||びしょく|

( カナエ ) う っ う う …\ N あ あっ … |||||n||

僕 の 舌 を 満足 さ せろ ! ぼく||した||まんぞく||

( カナエ ) う っ う う …\ N あ あっ … |||||n||

( 習 の 叫び声 ) ( カナエ の うめき声 ) なら||さけびごえ|||うめきごえ

抑制 剤 を ! よくせい|ざい|

( 使用人 たち ) あっ あ … しよう にん|||

( 執事 ) くっ 習 様 … しつじ||なら|さま

( 習 ) ぐ が あっ ! なら|||

あ … ああ ああ …

( 習 ) カナエ … なら|

なぜ ここ に ?

お 眠り に なら れ て いる 間 お 部屋 の お 掃除 を し て おり まし た |ねむり||||||あいだ||へや|||そうじ||||||

( 習 ) そう か … なら||

ありがとう …

( カナエ ) あ …

( 習 ) こんな 状態 で すまない ね なら||じょうたい|||

( カナエ ) あっ あ …

あ …\ N と ん でも ござい ませ ん … |n||||||

( 習 ) これ から も 月 山家 を ― なら||||つき|やまが|

頼む よ たのむ|

( カナエ ) はい

( カナエ ) ああ あ あっ !

あっ !

くっ う っ

ハス ! ハス ! ハス ! ハス ! はす|はす|はす|はす

ハス … はす

( 頭 突き する 音 ) ( カナエ ) ハス ! ハス ! ハス … あたま|つき||おと||はす|はす|はす

( 荒い 息 ) あらい|いき

( カナエ ) この 忠誠 心 で すら ― ||ちゅうせい|こころ||

今 は 憎い … いま||にくい

( 足音 ) あしおと

( ちえ ) よっ

♪~

~♪

( 不 知 ( しら ず ) ) あっ ふ|ち|||

( ナッツ クラッカー ) きれい に …\ N ( 不 知 ) あっ なっつ|くらっかー|||n|ふ|ち|

( ナッツ クラッカー ) なり たい … なっつ|くらっかー||

( 不 知 ) あ … ふ|ち|

( ナッツ クラッカー ) きれい に なり たい ! なっつ|くらっかー||||

う わ ああ あっ !

( 不 知 の 荒い 息 ) ふ|ち||あらい|いき

( タタラ ) 無理 だ |むり|

コクリア は 2 度 は 破れ ない ||たび||やぶれ|

同じ 話 を 何べん さ せる ? おなじ|はなし||なんべん||

( 絢 都 ( あや と ) ) アオギリ に 雛 実 ( ひな み ) の 能力 は 必要 だ あや|と|||||ひな|み||||のうりょく||ひつよう|

( タタラ ) 絢 都 いつ から 参謀 に なった ? |あや|と|||さんぼう||

お前 の 口出し する こと じゃ ない おまえ||くちだし||||

( 絢 都 ) くっ … あや|と|

( 滝澤 ( た きざ わ ) の 笑い声 ) たきさわ|||||わらいごえ

( 絢 都 ) 何 が おかしい ? 滝澤 あや|と|なん|||たきさわ

( 滝澤 ) 喰 種 ( グール ) が 仲間 を 大事 に し てる 光景 が おかしく って … たきさわ|しょく|しゅ|||なかま||だいじ||||こうけい|||

お 菓子 食 って おいしく って 楽しく って … |かし|しょく||||たのしく|

お 菓子 食 って おいしく って 楽しく って … |かし|しょく||||たのしく|

( 絢 都 ) 何 だ と ? あや|と|なん||

( タタラ ) やめろ ! ( 絢 都 ) う っ … ||あや|と||

( タタラ ) 勝手 な 行動 を 取った の は 貴 様 と 笛 口 ( ふ え ぐち ) だ ろ う ? |かって||こうどう||とった|||とうと|さま||ふえ|くち||||||

( タタラ ) 勝手 な 行動 を 取った の は 貴 様 と 笛 口 ( ふ え ぐち ) だ ろ う ? |かって||こうどう||とった|||とうと|さま||ふえ|くち||||||

( 絢 都 ) あ … あや|と|

( タタラ ) 勝手 な 行動 を 取った の は 貴 様 と 笛 口 ( ふ え ぐち ) だ ろ う ? |かって||こうどう||とった|||とうと|さま||ふえ|くち||||||

代わり は また 補充 すれ ば いい かわり|||ほじゅう|||

タタラ

ヤモリ 瓶 ( びん ) 兄弟 い なく なった や つら … やもり|びん||きょうだい|||||

あんた に とって アオギリ は 替え の きく 駒 で しか ねえ の か よ |||||かえ|||こま||||||

( タタラ ) そうだ 野良犬 は 野良犬 らしく し て ろ |そう だ|のらいぬ||のらいぬ||||

( 足音 ) あしおと

( 不 知 ) これ が …\ N ( 地 行 ( ちぎ ょ う ) ) よかった ね ! ふ|ち|||n|ち|ぎょう|||||

天然 の キメラクインケ なんて ほとんど お目にかかれ ない よ てんねん|||||おめにかかれ||

( 不 知 ) あ … ふ|ち|

どう し た の ? シラ ギン 君 開け て み たら ? ||||||きみ|あけ|||

( 不 知 ) う … ふ|ち|

( ナッツ クラッカー ) きれい に なり たい … なっつ|くらっかー||||

( 不 知 ) ハッ ! ふ|ち|

オエッ ! ( 琲 世 ( は い せ ) ) 不 知 君 ! |はい|よ||||ふ|ち|きみ

だ … 大丈夫 ? |だいじょうぶ

( 不 知 の 荒い 息 ) ふ|ち||あらい|いき

は あ …

( 足音 ) ( 不 知 ) お っ あしおと|ふ|ち||

( 琲 世 ) クインケ …\ N 気分 悪く なる 人 結構 いる ん だ はい|よ||n|きぶん|わるく||じん|けっこう|||

特に 自分 の 手 で 駆逐 し た 喰 種 を 初めて クインケ に し た とき は ね とくに|じぶん||て||くちく|||しょく|しゅ||はじめて|||||||

そんな ん じゃ ねえ よ 平気 だ |||||へいき|

なあ サッサン

ナッツ クラッカー の 討伐 報奨 金 170 万 だった なっつ|くらっかー||とうばつ|ほうしょう|きむ|よろず|

( 琲 世 ) ん … はい|よ|

これ 高い か ? |たかい|

( 琲 世 ) どう だ ろ う ね はい|よ|||||

( 絢 都 ) メソメソ す ん なら やめ ち まえ ! あや|と|めそめそ||||||

目障り な ん だ よ クソ ガキ が ! めざわり|||||くそ|がき|

( 雛 実 ) あ … ひな|み|

フフッ ( 絢 都 ) な っ … |あや|と||

何 が おかしい ? なん||

ごめんなさい ( 絢 都 ) あっ |あや|と|

だって ―

怒って る 顔 が 董 香 ( とう か ) お 姉ちゃん に そっくり だった から いかって||かお||ただし|かおり||||ねえちゃん||||

( 絢 都 ) ん … あや|と|

( 雛 実 ) 安心 し ちゃ って … ひな|み|あんしん|||

( 絢 都 ) くっ … 雛 実 … あや|と||ひな|み

( 琲 世 ) 情報 提供 ありがとう はい|よ|じょうほう|ていきょう|

( 雛 実 ) いえ ひな|み|

そう だ これ

いつも ありがとう お 兄ちゃん |||にいちゃん

あっ

( 金木 ( かね き ) ) 僕 は 僕 … かなぎ|||ぼく||ぼく

君 は 君 … きみ||きみ

( 琲 世 ) あ … はい|よ|

( 雛 実 ) 私 が 元 気 が ない とき ― ひな|み|わたくし||もと|き|||

前 も こう やって 本 を 持って き て くれ た ん だ ぜん||||ほん||もって||||||

今 も ね どう 接 し たら いい か 分から ない ん だ いま||||つ|||||わから|||

たぶん そういう 人 いっぱい いる と 思う ||じん||||おもう

みんな お 兄ちゃん の こと 大好き だった から ||にいちゃん|||だいすき||

ごめん

僕 は 金木 君 に は なれ ない ぼく||かなぎ|きみ||||

また 来 ます |らい|

( 足音 ) あしおと

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと

( 琲 世 ) 何で 喰 種 に 肩入れ し て いる ん だ ろ う ? はい|よ|なんで|しょく|しゅ||かたいれ|||||||

時 が 来 れ ば 彼女 は … じ||らい|||かのじょ|

助け たい の か ? たすけ|||

僕 は … ぼく|

誰 です ? だれ|

( 琲 世 ) あっ はい|よ|

( 旧 多 ( ふる た ) ) ああ すいません きゅう|おお||||

その … 別に 隠れ て い た わけ で は … |べつに|かくれ||||||

( キジマ ) こんな 所 で サボって い た ん です か ? ||しょ||さぼって|||||

( つえ を つく 音 ) ( 琲 世 ) あ … |||おと|はい|よ|

旧 多 君 きゅう|おお|きみ

これ は これ は … キジマ と 申し ます ||||||もうし|

佐々木 ( さ さき ) 琲 世 です ささき|||はい|よ|

( キジマ ) 存じ て おり ます ( 琲 世 ) え ? |ぞんじ||||はい|よ|

今度 の ロゼ の 件 で ご 一 緒 する こと に なる か と こんど||||けん|||ひと|お||||||

その 際 は 何とぞ お手柔らかに |さい||なにとぞ|おてやわらかに

それでは 失礼 いたし ます |しつれい||

行き ます よ 旧 多 君 いき|||きゅう|おお|きみ

( 旧 多 ) あ … 失礼 し ます きゅう|おお||しつれい||

( 琲 世 ) あ … はい|よ|

( カナエ ) 子 ネズミ … |こ|ねずみ

貴 様 は なぜ そこ まで し て 習 様 に こだわる ? とうと|さま|||||||なら|さま||

( ちえ ) ん ん …

あっ

月山 君 って 楽しい でしょ ? がっさん|きみ||たのしい|

だから かな

( カナエ ) ハッ !

聞こ う 子 ネズミ ききこ||こ|ねずみ

習 様 を 助ける 方法 と や ら を なら|さま||たすける|ほうほう||||

( 封筒 を 取り出す 音 ) ( ちえ ) はい ふうとう||とりだす|おと||

( 捜査 官 ) 掘 ちえ さん です ね ? ( ちえ ) あっ そうさ|かん|ほ||||||

( 捜査 官 ) 喰 種 へ の 捕食 ほう助 の 疑い が あり ます そうさ|かん|しょく|しゅ|||ほしょく|ほうじょ||うたがい|||

本局 まで ご 同行 を ほんきょく|||どうこう|

( 捜査 官 たち ) あっ そうさ|かん||

( 捜査 官 ) あ … そうさ|かん|

あっ 待て ! ( 捜査 官 ) 追え ! |まて|そうさ|かん|おえ

( ちえ ) 月山 君 私 さ ― |がっさん|きみ|わたくし|

こう 見え て 死ぬ の が す っ ごく 怖い ん だ |みえ||しぬ||||||こわい||

だから せめて ―

“ 今 なら 死 ん で も いい や ” って 思った 瞬間 に 死に たい ん だ いま||し|||||||おもった|しゅんかん||しに|||

その ため に ―

楽しい 時間 で 常に 満たし て い たい の たのしい|じかん||とわに|みたし||||

( 不 知 ) おい 才 子 ( さ い こ ) 起きろ って ふ|ち||さい|こ||||おきろ|

( 才 子 ) 無理やり 起こさ れ た あげく ― さい|こ|むりやり|おこさ|||

朝食 抜き の 処遇 … ちょうしょく|ぬき||しょぐう

( 不 知 ) お前 が ギリギリ まで 寝 てる から だ ろ ! ふ|ち|おまえ||ぎりぎり||ね||||

( 才 子 の おなか が 鳴る 音 ) ( 才 子 ) う う ~ さい|こ||||なる|おと|さい|こ||

( 才 子 の おなか が 鳴る 音 ) ( 才 子 ) う う ~ さい|こ||||なる|おと|さい|こ||

( ドア が 開く 音 ) どあ||あく|おと

( 不 知 ) った く … ふ|ち||

( 宇井 ( う い ) ) 本 作戦 を 指揮 する ― うい|||ほん|さくせん||しき|

S 1 班長 宇井 郡 ( こおり ) です s|はんちょう|うい|ぐん||

よろしく お 願い し ます ||ねがい||

( 宇井 ) その 場 で 捕食 せ ず 大量 誘拐 し て いる こと から も ― うい||じょう||ほしょく|||たいりょう|ゆうかい||||||

ロゼ は 組織 的 に かなり 訓練 さ れ た 喰 種 たち だ と 思わ れ ます ||そしき|てき|||くんれん||||しょく|しゅ||||おもわ||

痕跡 を ほとんど 残さ ない ため ― こんせき|||のこさ||

糸 を 手繰る よう な 捜査 が 必要 でしょ う いと||たぐる|||そうさ||ひつよう||

現状 を 打破 する 有効 な 捜査 方法 を 早急 に 打ち出す 必要 が あり ます げんじょう||だは||ゆうこう||そうさ|ほうほう||そうきゅう||うちだす|ひつよう|||

( 不 知 ) “ 有効 な 作戦 ” っ つ っ て も なあ … ふ|ち|ゆうこう||さくせん||||||

( 六 月 ( むつき ) ) 情報 が ない って ん じゃ … むっ|つき||じょうほう|||||

( 伊 丙 ( い へい ) ) あの …\ N ( 不 知 ) ん ? い|ひのえ||||n|ふ|ち|

( 伊 丙 ) クイン クス 班 の 皆さん です よ ね ? い|ひのえ|くいん||はん||みなさん|||

お っ おう …\ N そう だ けど どう し た ? |||n||||||

( 六 月 ) 不 知 君 何 か 緊張 し て ない ? むっ|つき|ふ|ち|きみ|なん||きんちょう|||

う っ し て ねえ よ ! バカ ! ( 才 子 ) よっ 班長 オブ エロ ||||||ばか|さい|こ||はんちょう|おぶ|

あの 私 宇井 特等 の パートナー の 伊 丙 入 ( は いる ) と 申し ます |わたくし|うい|とくとう||ぱーとなー||い|ひのえ|はい||||もうし|

実は 私 皆さん と 同い年 な の です じつは|わたくし|みなさん||おないどし|||

な の で 同級 生 と して ― |||どうきゅう|せい||

仲よく し て いた だけ たら なあ と 思って なかよく||||||||おもって

同い年 ? おないどし

それ で 特等 と 組 ん でる って すげ え な ||とくとう||くみ||||||

それ で 特等 と 組 ん でる って すげ え な ||とくとう||くみ||||||

( 瓜 江 ( うり え ) ) おかしい … うり|こう|||

それ で 特等 と 組 ん でる って すげ え な ||とくとう||くみ||||||

それ で 特等 と 組 ん でる って すげ え な ||とくとう||くみ||||||

同期 で 特等 と 組め る ほど の や つが い た か ? どうき||とくとう||くめ||||||||

同期 で 特等 と 組め る ほど の や つが い た か ? どうき||とくとう||くめ||||||||

行く ぞ 伊 丙 上等 いく||い|ひのえ|じょうとう

( 伊 丙 ) あっ は ー い ( 才 子 ・ 不 知 ) へ っ ? い|ひのえ|||-||さい|こ|ふ|ち||

伊 丙 “ 上等 ” ? い|ひのえ|じょうとう

彼女 は 有馬 ( あり ま ) さん の 班 で 梟 ( フクロウ ) 討伐 作戦 に も 参加 し て た ん だ よ かのじょ||ありま|||||はん||ふくろう|ふくろう|とうばつ|さくせん|||さんか||||||

( 瓜 江 ) あの 戦い の 最 前線 に ? うり|こう||たたかい||さい|ぜんせん|

あんな トロ そう な やつ が …

( 足音 ) あしおと

( 足音 ) あしおと

( 武臣 ( たけ お み ) ) 伊 丙 上 等 は 74 期 に 入 局 し て いる たけおみ||||い|ひのえ|うえ|とう||き||はい|きょく|||

俺 たち より 3 年 先輩 だ おれ|||とし|せんぱい|

( 不 知 ) ああ どおり で 知ら ねえ は ず だ ふ|ち||||しら||||

( ひざ を つく 音 ) ( おなか が 鳴る 音 ) |||おと|||なる|おと

( 才 子 ) 班 長 ~ 腹 ぺこ なり さい|こ|はん|ちょう|はら||

あっ ち に おいしい パン 屋 が ある と 聞い た ||||ぱん|や||||ききい|

行って み ん か ? おこなって|||

( 不 知 ) ああ ? ふ|ち|

一応 今 は 聞き込み 捜査 中 な ん だ けど … いちおう|いま||ききこみ|そうさ|なか||||

うえ ええ …

分かった よ 朝飯 食って ねえ ん だ もん な わかった||あさはん|くって|||||

よっ しゃ 行 こ う ぜ ||ぎょう|||

わ あ ~ ! ( おなか が 鳴る 音 ) ||||なる|おと

( 才 子 ) む は っ ! いい におい じゃ ~ さい|こ||||||

( 不 知 ) おお ~ 確かに うま そう ふ|ち||たしかに||

( 才 子 ) ヘヘヘ … さい|こ|

あ … あっ ( 依子 ( より こ ) ) いらっしゃい ま … あれ ? ||よりこ|||||

あっ 黒 磐 ( くろ いわ ) 君 … だ よ ね ? |くろ|いわお|||きみ|||

( 不 知 ) あ ? 知り合い か ? ふ|ち||しりあい|

( 武臣 ) 小坂 ( こ さ か ) … たけおみ|こさか|||

( 依子 ) はい コーヒー どうぞ よりこ||こーひー|

( 不 知 ) お っ あざ っす ふ|ち||||

パン す ん げ え うまかった っす ( 武臣 ) うん ぱん|||||||たけおみ|

ありがとう ござい ます

黒 磐 君 捜査 官 に なった ん だ ね くろ|いわお|きみ|そうさ|かん|||||

ああ

( 依子 ) お 父さん も 喰 種 捜査 官 だった もん ね よりこ||とうさん||しょく|しゅ|そうさ|かん|||

( 武臣 ) ああ たけおみ|

黒 磐 は 昔 から こんな 感じ だった ん す か ? くろ|いわお||むかし|||かんじ||||

はい 無口 だ けど 存在 感 の ある 男の子 で し た よ |むくち|||そんざい|かん|||おとこのこ||||

運動 神経 抜群 だった から うんどう|しんけい|ばつぐん||

小坂 は パン 屋 か こさか||ぱん|や|

うん

いつか は 喫茶 店 と か で パン が 出せ たら い い な あって ||きっさ|てん||||ぱん||だせ|||||

よい です なあ

ヤベッ ぼちぼち 戻 ん ねえ と ||もど|||

つって も 何も 報告 できる こと は ねえ けど ||なにも|ほうこく|||||

い と うまし パン 屋 を 発見 し た と の 報告 が できよ う |||ぱん|や||はっけん|||||ほうこく|||

( 武臣 ) 小坂 ( 不 知 ・ 才 子 ) ん ? たけおみ|こさか|ふ|ち|さい|こ|

パン うまかった ぱん|

あ …

フフッ また 来 て ね 黒 磐 君 ||らい|||くろ|いわお|きみ

( 旧 多 ) ヒック … きゅう|おお|

何 だ あ ろ れ え … なん|||||

あの クソ 上司 … フッ |くそ|じょうし|

( 松前 ( まつ まえ ) たち ) あっ まつまえ||||

( キジマ ) 旧 多 君 は 本当 に おとり 役 が 似合う ねえ |きゅう|おお|きみ||ほんとう|||やく||にあう|

全然 うれしく ない です ぜんぜん|||

フフ フフッ …

痕跡 など なく て も 襲撃 地点 の 予測 ぐらい は つく こんせき|||||しゅうげき|ちてん||よそく|||

( 松前 ) ワナ で し た か まつまえ|わな||||

( 富 良 ( ふら ) ) くっ あっ とみ|よ|||

壁 … かべ

“ 分離 持ち ” か ぶんり|もち|

( 松前 ) 行き ます よ まつまえ|いき||

行け ませ ん よ いけ|||

( ノック )

( ドア が 開く 音 ) ( ウタ ) ん ? どあ||あく|おと||

こんばん は 営業 さ れ て ます か ? ||えいぎょう|||||

はい やって ます

( 足音 ) ( 琲 世 ) すごい な あしおと|はい|よ||

( ウタ ) 何 か お 探し です か ? ( 琲 世 ) あっ あ … えっ と … |なん|||さがし|||はい|よ||||

これ の こと で …

うち に 届 い て た ん です けど ― ||とどけ||||||

この お 店 から 送ら れ た もの です よ ね ? ||てん||おくら||||||

あれ ? 確かに 僕 が 送った けど … |たしかに|ぼく||おくった|

おかしい な 住所 間違え た の か なあ ||じゅうしょ|まちがえ||||

ああ そう で し た か

ちなみに この 本 も 一緒 に 送り まし た か ? ||ほん||いっしょ||おくり|||

いいえ 違い ます |ちがい|

そう です か 失礼 し まし た |||しつれい|||

ところで すみません

その 目 … |め

ああ これ タトゥー です

白 目 に 注射 し て 墨 を 入れる ん です しろ|め||ちゅうしゃ|||すみ||いれる||

数 年 で 落ち ちゃ う ん です けど すう|とし||おち|||||

へ … へえ ー ||-

( 琲 世 ) 痛 そう … はい|よ|つう|

あっ その マスク お返し し ます ね ||ますく|おかえし|||

( ウタ ) ああ いい です よ 差し上げ ます |||||さしあげ|

え ?

こう やって 出会え た の も 縁 が あって の こと です し ||であえ||||えん||||||

( 琲 世 ) あ … じゃあ お 言葉 に 甘え て はい|よ||||ことば||あまえ|

あの …\ N ( ウタ ) はい |n||

マスク を オーダーメイド する こと って ― ますく|||||

でき ます か ?

ええ

( 斬る 音 ) きる|おと

( 松前 ) 大した 曲芸 だ わ まつまえ|たいした|きょくげい||

それ なら …

( 伊 丙 ) わ あっ フフッ また かい ! い|ひのえ|||||

アハッ 地下 喰 種 と 同じ 攻め 方 |ちか|しょく|しゅ||おなじ|せめ|かた

手先 あった まって き まし た てさき|||||

( 松前 ) この 子 いったい … まつまえ||こ|

( 伊 丙 ) フフッ い|ひのえ|

( 松前 ) この 距離 でも かわす か ! まつまえ||きょり|||

( 松前 ) くっ ! まつまえ|

速い しょ や はやい||

( ユウマ ) 室長 ! |しつちょう

う っ !

( マイロ ) ユウマ !

( キジマ ) 注意 を 引き付け て くれ て ありがとう 伊 丙 上等 |ちゅうい||ひきつけ|||||い|ひのえ|じょうとう

あ … くっ

あー あ

( 丸 手 ( まるで ) ) ロゼ は S 1 に ? まる|て||||s|

( 政 ( まつり ) ) ああ 早速 1 人 確保 し た らしい まつりごと|||さっそく|じん|かくほ|||

( 丸 手 ) ほう まる|て|

( 政 ) 晴れて 私 も 特等 だ まつりごと|はれて|わたくし||とくとう|

ドイツ で 学 ん だ すべて を アオギリ の 樹 ( き ) の 対策 に 生かし たい どいつ||まな|||||||き|||たいさく||いかし|

( ドア が 開く 音 ) どあ||あく|おと

( 政 ) 今 の 局長 で は アオギリ は 討て ない まつりごと|いま||きょくちょう|||||うて|

今 の 局長 で は な いま||きょくちょう|||

( 足音 ) ( ドア が 閉まる 音 ) あしおと|どあ||しまる|おと

( 丸 手 ) フン … まる|て|ふん

あんた が ドイツ で 学 ん だ の は 兵士 の “ 犬 死 なせ ” だ ろ う が ! ||どいつ||まな|||||へいし||いぬ|し|||||

( 松前 ) 申し訳 ござい ませ ん 観 母 様 まつまえ|もうしわけ||||かん|はは|さま

私 の 不手際 で この よう な … わたくし||ふてぎわ||||

いい 松前 君 |まつまえ|きみ

よく 戻って き た |もどって||

あ …

( アリザ ) ユ … ユウマ さん は ?

( 松前 ) アリザ … まつまえ|

すまない ( アリザ ) ハッ !

う っ …

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと

( カナエ ) CCG に われわれ の 動き が つかまれ て いる |ccg||||うごき||つかま れ||

これ から 先 の “ 収穫 ” は 困難 を 極める だ ろ う ||さき||しゅうかく||こんなん||きわめる|||

しかし このまま で は 習 様 は … ||||なら|さま|

( 松前 ) あ …\ N ( カナエ ) あっ まつまえ||n||

痛む か ? いたむ|

大丈夫 少し 休め ば 平気 よ だいじょうぶ|すこし|やすめ||へいき|

あなた は あなた の 仕事 を し なさい ||||しごと|||

あっ

( ちえ ) 封筒 の 中 に 写真 が 入って る から ― |ふうとう||なか||しゃしん||はいって||

月山 君 に 渡し て がっさん|きみ||わたし|

カナエ 君 は 月山 君 の し たい こと に 協力 し て あげて |きみ||がっさん|きみ||||||きょうりょく|||

( カナエ ) ん っ

( つえ を つく 音 ) ( 足音 ) |||おと|あしおと

( キジマ ) 私 に は 分かる |わたくし|||わかる

恐らく いくら 尋問 を 繰り返し て も ― おそらく||じんもん||くりかえし||

君 が 口 を 割る こと は ない だ ろ う きみ||くち||わる||||||

そこ で だ が ―

君 の 仲間 へ 贈り物 を し たい と 思う きみ||なかま||おくりもの|||||おもう

( ちえ ) 1 つ だけ 私 と 約束 |||わたくし||やくそく

どんな とき も 月山 君 の 意思 を 尊重 する こと |||がっさん|きみ||いし||そんちょう||

それ が 守れ る なら 写真 を 渡し て あげて ||まもれ|||しゃしん||わたし||

( 習 ) う っ … カナエ …\ N ( カナエ ) あっ なら||||n||

( はな を すする 音 ) |||おと

( 習 ) ぐ わ しく … なら|||

♪~

~♪

( ホオ グロ ) こい つら か

( 習 ) 金木 君 が この 僕 を 忘れる わけ が ない ! なら|かなぎ|きみ|||ぼく||わすれる|||

( 習 ) 金木 君 が この 僕 を 忘れる わけ が ない ! なら|かなぎ|きみ|||ぼく||わすれる|||

( 墓 盗 ( は か と ) り ) 無事 か ? トルソー はか|ぬす|||||ぶじ||

( キジマ ) 報告 し て おき たい と 思って ね |ほうこく||||||おもって|

( キジマ ) 報告 し て おき たい と 思って ね |ほうこく||||||おもって|

( 才 子 ) あ … さい|こ|

( 死 堪 ( し こらえ ) ) め っちゃ お まんじゅう や ねえ し|たま||||||||

( 死 堪 ( し こらえ ) ) め っちゃ お まんじゅう や ねえ し|たま||||||||

それ じゃあ 次 は 2 番 目 の 写真 を 渡し て あげて ||つぎ||ばん|め||しゃしん||わたし||

それ じゃあ 次 は 2 番 目 の 写真 を 渡し て あげて ||つぎ||ばん|め||しゃしん||わたし||

それ じゃあ 次 は 2 番 目 の 写真 を 渡し て あげて ||つぎ||ばん|め||しゃしん||わたし||

( 瓜 江 ) こいつ 見た目 完全 に 喰 種 じゃ ない か うり|こう||みため|かんぜん||しょく|しゅ|||

( 瓜 江 ) こいつ 見た目 完全 に 喰 種 じゃ ない か うり|こう||みため|かんぜん||しょく|しゅ|||

( 死 堪 ) 腹 ぺこ や あ ~ し|たま|はら|||

( 死 堪 ) 腹 ぺこ や あ ~ し|たま|はら|||

( ホオ グロ ) とにかく 殺す ! |||ころす