ソードアート ・オンライン ０４ 黒 の 剣士 |おんらいん|くろ||けんし Sword Art Online 04: Black Swordsman

何 言って んだ か なん|いって||

あんた は その トカゲ が 回復 して くれる んだ から |||とかげ||かいふく||||

ヒールクリスタル は 分配 し なくて いい でしょう ||ぶんぱい||||

そういう あなた こそ

ろくに 前衛 に 出 ない のに クリスタル が 必要な んです か |ぜんえい||だ|||||ひつような||

もちろん よ

おこ ちゃ ま アイドル の シリカ ちゃん みたいに |||あいどる||||

男 たち が 回復 して くれる わけじゃ ない もの おとこ|||かいふく|||||

おい 二 人 と も |ふた|じん||

わかり ました

アイテム なんて 要り ませ ん あいてむ||いり||

あなた と は もう 絶対 に 組ま ない ||||ぜったい||くま|

あたし を ほし いって いう パーティー は |||||ぱーてぃー|

ほか に も 山ほど ある んです から ね |||やまほど||||

ちょ ちょっと シリカ ちゃん

回復 アイテム が かいふく|あいてむ|

ピナ

ピナ ピナ

ピナ

ピナ

ピナ ピナ ピナ ピナ

ピナ

あたし を ひとり に し ないで よ

ピナ

その 羽根 は |はね|

ピナ です

あたし の 大事な ||だいじな

君 は ビーストテイマー な の か きみ|||||

すまなかった

君 の 友達 助け られ なかった きみ||ともだち|たすけ||

いいえ あたし が バカだった んです |||ばかだった|

一 人 で 森 を 突破 できる なんて 思い上がって たから ひと|じん||しげる||とっぱ|||おもいあがって|

ありがとう ございます 助けて くれて ||たすけて|

その 羽根 |はね

アイテム 名 と か 設定 さ れて る か あいてむ|な|||せってい||||

泣か ないで なか|

ピナ の こころ が 残って いれば まだ 蘇生 の 可能 性 が ある ||||のこって|||そせい||かのう|せい||

ほんとうです か

４７ 層 の 南 に 「 思い出 の 丘 」 と いう フィールドダンジョン が ある そう||みなみ||おもいで||おか|||||

そこ の 天辺 に 咲く 花 が 使い 魔 蘇生 用 の アイテム らしい ||てっぺん||さく|か||つかい|ま|そせい|よう||あいてむ|

４７ 層 そう

実費 だけ もらえれば 俺 が 行って きて も いい んだ けど じっぴ|||おれ||おこなって|||||

使い 魔 の 主人 が 行か ない と 花 が 咲か ない らしい んだ よ な つかい|ま||あるじ||いか|||か||さか|||||

情報 だけ でも とって も ありがたい です じょうほう||||||

頑張って レベル 上げ すれば いつか は がんばって|れべる|あげ|||

蘇生 できる の は 死んで から ３ 日 まで だ そせい||||しんで||ひ||

そんな あたし の せい で

ごめん ね ピナ

大丈夫 三 日 も ある だいじょうぶ|みっ|ひ||

これ なら ５ ６ レベル は 底上げ できる ||れべる||そこあげ|

俺 も 一緒に 行けば 多分 なんとか なる だろう おれ||いっしょに|いけば|たぶん|||

なんで そこ まで して くれる んです か

笑わ ない って 約束 する なら 言う わらわ|||やくそく|||いう

笑い ませ ん わらい||

君 が 妹 に 似て る から きみ||いもうと||にて||

ごめんなさい

あの こんなんじゃ ぜんぜん 足り ら ない と 思う んです けど |||たり||||おもう||

いや いい よ

俺 が ここ に 来た 理由 と も 被ら ないで も ない から おれ||||きた|りゆう|||かぶら||||

あたし シリカ って いい ます

俺 は キリト しばらく の 間 よろしく な おれ|||||あいだ||

お シリカ ちゃん 発見 |||はっけん

ずいぶん 遅かった んだ ね 心配 した よ |おそかった|||しんぱい||

あ あの

今度 パーティー 組もう よ こんど|ぱーてぃー|くもう|

好きな とこ 連れて って あげる から すきな||つれて|||

お 話 は ありがたい んです けど |はなし||||

しばらく この 人 と パーティー を 組む こと に した ので ||じん||ぱーてぃー||くむ||||

すみません

すみません 迷惑 かけちゃ って |めいわく||

君 の ファン か きみ||ふぁん|

人気者 だ な にんきもの||

いいえ

マスコット 代わり に 誘わ れて る だけ です よ きっと ますこっと|かわり||さそわ||||||

それなのに 竜 使い シリカ なんて 呼ば れて |りゅう|つかい|||よば|

いい気に なって いいきに|

心配な いよ しんぱいな|

必ず 間に合う から かならず|まにあう|

はい

キリト さん の ホーム って |||ほーむ|

５０ 層 だ けど そう||

面倒だ し 俺 も ここ に 泊まろう か な めんどうだ||おれ||||とまろう||

そう です か

ここ チーズ ケーキ が けっこう いける んです よ |ちーず|けーき|||||

あら シリカ じゃ ない

へ ー 森 から 脱出 できた んだ |-|しげる||だっしゅつ||

よかった わ ね

どうかした

いえ 別に |べつに

あら あの トカゲ どう しちゃ った の ||とかげ||||

もし かして

ピナ は 死に ました ||しに|

でも 絶対 に 生き返ら せ ます |ぜったい||いきかえら||

へえ てこ と は 思い出 の 丘 に 行く 気 な んだ ||||おもいで||おか||いく|き||

でも あんた の レベル で 攻略 できる の |||れべる||こうりゃく||

できる さ

そんなに 高い 難易 度 じゃ ない |たかい|なんい|たび||

アンタ も その 子 に たらし こま れた 口 |||こ|||||くち

見た トコ そんなに 強そうじゃ ない けど みた|||きょうそうじゃ||

行こう いこう

なんで あんな 意地悪 言う の か な ||いじわる|いう|||

君 は MMO は ソードアート · オンライン が 初めて きみ||mmo|||おんらいん||はじめて

はい

どんな オンライン ゲーム でも 人格 が 変わる プレイヤー は 多い |おんらいん|げーむ||じんかく||かわる|ぷれいやー||おおい

中 に は 進んで 悪人 を 演じる 奴 も いる なか|||すすんで|あくにん||えんじる|やつ||

俺 たち の カーソル は 緑色 だろう おれ|||||みどりいろ|

だが 犯罪 を 行なう と |はんざい||おこなう|

カーソル は オレンジ に 変化 する ||おれんじ||へんか|

その 中 でも プレイヤーキラー |なか||

いわゆる 殺人 を 犯した 者 は レッドプレイヤー と 呼ば れる |さつじん||おかした|もの||||よば|

人殺し なんて ひとごろし|

従来 の ゲーム なら 悪 を 気取って 楽しむ こと も できた じゅうらい||げーむ||あく||きどって|たのしむ|||

でも ソードアート · オンライン は わけ が 違う ||おんらいん||||ちがう

この ゲーム は 遊び じゃ ない んだ |げーむ||あそび|||

キリト さん

すまない

キリト さん は いい 人 です ||||じん|

あたし を 助けて くれた もん ||たすけて||

俺 が 慰め られちゃ った な おれ||なぐさめ|||

ありがとう シリカ

ああ あれ チーズ ケーキ 遅い な ||ちーず|けーき|おそい|

すみません デザート まだ な んです けど |でざーと||||

もう 少し お 話し たい なんて 言ったら |すこし||はなし|||いったら

笑われちゃ う かな えみわれちゃ||

シリカ まだ 起きて る ||おきて|

キ キリト さん

47 層 の 説明 を 忘れて た んだ けど そう||せつめい||わすれて|||

あした に しよう か

大丈夫です だいじょうぶです

あたし 聞き たい と 思って た ところ で |きき|||おもって|||

危なかった あぶなかった

シリカ どうかした

いいえ なんでも

キリト さん その アイテム は |||あいてむ|

ミラージュスフィア って いう んだ

きれい

ここ が 47 層 の 主 街 区 ||そう||おも|がい|く

こっち が 思い出 の 丘 ||おもいで||おか

で この 道 を 通る んだ けど ||どう||とおる||

キリト

誰 だ だれ|

なんで すか

聞か れて いた な きか|||

で でも ノック なし だ と ドア 越し の 声 は ||||||どあ|こし||こえ|

聞き 耳 スキル が 高い 場合 は 別だ きき|みみ|||たかい|ばあい||べつだ

そんな の 上げて る 奴 なかなか い ない けど ||あげて||やつ||||

なんで 立ち聞き なんか |たちぎき|

夢 の 国 みたい ゆめ||くに|

この 層 は フラワーガーデン と 呼ば れて いて |そう||||よば||

フロア 全体 が 花 だらけ なんだ ふろあ|ぜんたい||か||

ここ って

シリカ

あ はい

お ... お 待た せ し ました ||また|||

どうした

あ ... いえ べつに

行く よ いく|

はい

これ は

もし 予想外の 事態 が 起きて 俺 が 離脱 しろ って 言ったら |よそうがいの|じたい||おきて|おれ||りだつ|||いったら

必ず この クリスタル で どの 町 で も いい から 飛ぶ んだ かならず|||||まち|||||とぶ|

でも

約束 して くれ やくそく||

分かり ました わかり|

じゃあ 行こう か |いこう|

この 道 を 進めば 思い出 の 丘 だ |どう||すすめば|おもいで||おか|

あの キリト さん

いや ぁぁ ぁ

落ち着いて シリカ こいつ すごく 弱い おちついて||||よわい

キ ... キリト さん 助けて |||たすけて

見 ないで 助けて み||たすけて

見 ないで み|

それ は 無理だ な ||むりだ|

こ ... この いい加減に しろ ||いいかげんに|

見 ました み|

見て ない みて|

キリト さん 妹 さん の こと を 訊 いて いい です か ||いもうと|||||じん||||

なんで 急に |きゅうに

あたし に 似て る って 言った じゃ ないで す か ||にて|||いった||||

現実 の こと を 訊 く の は マナー 違反 です けど げんじつ||||じん||||まなー|いはん||

駄目です か だめです|

妹 って 言った けど いもうと||いった|

本当 は 従兄 妹 な んだ ほんとう||いとこ|いもうと||

生まれた 時 から 一緒に 育った から 向こう は 知ら ない はずだ けど うまれた|じ||いっしょに|そだった||むこう||しら|||

その せい かな

俺 の 方 から 距離 を 作っちゃ って さ おれ||かた||きょり||つくっちゃ||

祖父 が 厳しい 人 で ね そふ||きびしい|じん||

八 歳 の 時 に 俺 たち を 近所 の 剣道 場 に 通わせた んだ けど やっ|さい||じ||おれ|||きんじょ||けんどう|じょう||かよわせた||

俺 は 二 年 で やめちゃ って おれ||ふた|とし|||

祖父 に は そりゃ 殴ら れた よ そふ||||なぐら||

そんな

そし たら 妹 が 自分 が 二 人 分 頑張る から 叩か ないで って ||いもうと||じぶん||ふた|じん|ぶん|がんばる||たたか||

俺 を かばった んだ おれ|||

あいつ それ から 頑張って 全国 大会 まで 行く ように なって さ |||がんばって|ぜんこく|たいかい||いく|||

すごい じゃ ないで す か

でも 俺 は ずっと あいつ に 引け目 を 感じて た んだ |おれ|||||ひけめ||かんじて||

他 に も やり たい こと が あって 俺 を 恨んで る んじゃ ない か って た||||||||おれ||うらんで|||||

君 を 助け たく なった の は きみ||たすけ||||

妹 へ の 罪滅ぼし を して る 気 に なって る の かも しれ ない な いもうと|||つみほろぼし||||き||||||||

ごめん な

妹 さん キリト さん を 恨んで なんか い なかった と 思い ます いもうと|||||うらんで|||||おもい|

好きで も ない の に 頑張れる こと なんか あり ませ ん よ すきで|||||がんばれる||||||

きっと 本当に 剣道 が 好きな んです よ |ほんとうに|けんどう||すきな||

君 に は 慰め られて ばっかりだ な きみ|||なぐさめ|||

そう かな

そう だ と いい な

よ ー し あたし も 頑張り ます よ |-||||がんばり||

キ ... キリト さん

い たい

ここ に 蘇生 の 花 が ||そせい||か|

ああ 確か |たしか

手 に 取って ご覧 て||とって|ごらん

これ で ピナ が 生き返る んです ね ||||いきかえる||

ああ

よかった

でも この 辺 は 強い モンスター が 多い から ||ほとり||つよい|||おおい|

町 に 戻って から 生き返ら せよう まち||もどって||いきかえら|

ピナ だって きっと その方 が いい だろう |||そのほう|||

はい

キリト さん

そこ で 待ち伏せ てる やつ 出て こ いよ ||まちぶせ|||でて||

ロ ... ロザリア さん

あたし の ハイディング を 見破る なんて ||||みやぶる|

なかなか 高い 索敵 スキル ね 剣士 さん |たかい|さくてき|||けんし|

その 様子 だ と 首尾よく 「 プネウマ の 花 」 を ゲット できた みたい ね |ようす|||しゅびよく|||か||げっと|||

おめでとう

じゃ さっそく 花 を 渡して ちょうだい ||か||わたして|

な ! 何 を 言って る んです か |なん||いって|||

そう は 行か ない な ロザリア さん ||いか||||

いや オレンジギルド

タイタンズハンド の リーダー と 言った 方 が いい かな ||りーだー||いった|かた|||

へえ

でも ロザリア さん は グリーン ||||ぐりーん

簡単な 手口 だ かんたんな|てぐち|

グリーン の メンバー が 獲物 を 見繕い ぐりーん||めんばー||えもの||みつくろい

オレンジ が 待ち伏せ てる ポイント まで 誘い出す の さ おれんじ||まちぶせ||ぽいんと||さそいだす||

昨夜 俺 たち の 話 を 盗聴 して た の も あんた の 仲間 だろう さくや|おれ|||はなし||とうちょう|||||||なかま|

じゃあ この 二 週間 一緒の パーティー に いた の は ||ふた|しゅうかん|いっしょの|ぱーてぃー||||

そう よ

戦力 を 確認 して 冒険 で お 金 が 貯まる の を 待って た の せんりょく||かくにん||ぼうけん|||きむ||たまる|||まって||

一 番 楽しみな 獲物 だった あんた が 抜けて 残念だった けど ひと|ばん|たのしみな|えもの||||ぬけて|ざんねんだった|

レアアイテム を 取り に 行く って 言う じゃ ない ||とり||いく||いう||

でも そこ まで わかって て その 子 に 付き合う なんて ||||||こ||つきあう|

バカ ばか

それとも 本当に たらし こま れちゃ った の |ほんとうに|||||

いい や どっち で も ない ね

俺 も あんた を 探して たの さ ロザリア さん おれ||||さがして||||

どういう こと かしら

あんた 十 日 前 に 「 シルバーフラグス 」 って ギルド を 襲った な |じゅう|ひ|ぜん||||ぎるど||おそった|

リーダー 以外 の 四 人 が 殺さ れた りーだー|いがい||よっ|じん||ころさ|

ああ あの 貧乏な 連中 ね ||びんぼうな|れんちゅう|

リーダー だった 男 は な りーだー||おとこ||

朝 から 晩 まで 最 前線 の 転移 門 広場 で あさ||ばん||さい|ぜんせん||てんい|もん|ひろば|

泣き ながら 仇討ち を して くれる 奴 を 探して いた なき||あだうち||||やつ||さがして|

彼 は あんた ら を 殺す んじゃ なく 牢獄 に 入れて くれ と 言った んだ かれ|||||ころす|||ろうごく||いれて|||いった|

あんた に やつ の 気持ち が 分かる か ||||きもち||わかる|

分か んな いわ よ わか|||

マジ に なっちゃ って 馬鹿 みたい ||||ばか|

ここ で 人 を 殺した ところ で 本当に そい つ が 死ぬ 証拠 なんて ない し ||じん||ころした|||ほんとうに||||しぬ|しょうこ|||

それ より 自分 たち の 心配 を した ほう が いい んじゃ ない ||じぶん|||しんぱい|||||||

キリト さん 人数 が 多 すぎ ます ||にんずう||おお||

脱出 し ない と だっしゅつ|||

大丈夫 だいじょうぶ

俺 が 逃げろ って 言う まで は クリスタル を 用意 して そこ で 見て て おれ||にげろ||いう|||||ようい||||みて|

はい でも

キリト さん

キリト

黒 ずくめ の 服 盾 無し の 片手 剣 くろ|||ふく|たて|なし||かたて|けん

まさか 黒 の 剣士 |くろ||けんし

ロザリア さん

こいつ ソロ で 前線 に 挑んで る ビーター の 攻略 組 だ |そろ||ぜんせん||いどんで||||こうりゃく|くみ|

攻略 組 こうりゃく|くみ

攻略 組 が こんな とこ いる わけない じゃ ない こうりゃく|くみ|||||||

ほら とっとと 始末 して 身包み 剥いちゃ いな ||しまつ||みぐるみ|むいちゃ|

死ね や しね|

助け なきゃ キリト さん たすけ|||

どう 言う こと |いう|

あんた ら 何 やって んだ ||なん||

さっさと 殺し な |ころし|

10 秒 あたり 400 って と こか びょう||||

それ が あんた ら 七 人 が 俺 に 与える ダメージ の 総量 だ ||||なな|じん||おれ||あたえる|だめーじ||そうりょう|

俺 の レベル は 78 HP は 14500 おれ||れべる||hp|

バトルヒーリングスキル に よる 自動 回復 が 10 秒 で 600 ポイント だ |||じどう|かいふく||びょう||ぽいんと|

何 時間 攻撃 して も 俺 は 倒せ ない よ なん|じかん|こうげき|||おれ||たおせ||

そんな の ありか よ

あり なんだ よ

たかが 数字 が 増える だけ で 無 茶 な 差 が つく |すうじ||ふえる|||む|ちゃ||さ||

それ が レベル 制 MMO の 理不尽 さ なんだ ||れべる|せい|mmo||りふじん||

これ は 俺 の 依頼 人 が 全 財産 を はたいて 買った 回廊 結晶 だ ||おれ||いらい|じん||ぜん|ざいさん|||かった|かいろう|けっしょう|

監獄 エリア が 出口 に 設定 して ある かんごく|えりあ||でぐち||せってい||

全員 これ で 牢屋 に 飛んで もらう ぜんいん|||ろうや||とんで|

グリーン の あたし を 傷つければ あんた が オレンジ に ぐりーん||||きずつければ|||おれんじ|

言 っと く が 俺 は ソロ だ げん||||おれ||そろ|

一 日 二 日 オレンジ に なる くらい どう って こと ない ぞ ひと|ひ|ふた|ひ|おれんじ||||||||

ごめん な シリカ

君 を おとり に する ような こと に なっちゃ って きみ|||||||||

俺 の こと を 言ったら 怖がら れる と 思った んだ おれ||||いったら|こわがら|||おもった|

キリト さん は いい 人 だ から ||||じん||

怖がったり し ませ ん こわがったり|||

やっぱり 行っちゃ う んです か |おこなっちゃ|||

ああ 五 日 も 前線 から 離れちゃ った から な |いつ|ひ||ぜんせん||はなれちゃ|||

すぐに 戻ら ない と |もどら||

こ ... 攻略 組 なんて すごい で すね |こうりゃく|くみ||||

あたし じゃ 何 年 経って も なれ ないで すよ ||なん|とし|たって||||

あの あたし

レベル なんて ただ の 数字 だ よ れべる||||すうじ||

この 世界 で の 強 さ は 単なる 幻想 に 過ぎ ない |せかい|||つよ|||たんなる|げんそう||すぎ|

そんな もの より もっと 大事な もの が ある ||||だいじな|||

次 は 現実 世界 で 会おう つぎ||げんじつ|せかい||あおう

そ したら また 同じ ように 友達 に なれる よ |||おなじ||ともだち|||

はい きっと 必ず ||かならず

さあ ピナ を 呼び戻して あげよう |||よびもどして|

はい

ピナ いっぱい いっぱい お 話して あげる から ね ||||はなして|||

今日 の すごい 冒険 の 話 きょう|||ぼうけん||はなし

あたし の たった 一 日 だけ の お 兄ちゃん の 話 を |||ひと|ひ||||にいちゃん||はなし|