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世界の昔話, ほらふき男爵 シカのサクランボウ

ほらふき 男爵 シカ の サクランボウ

ほらふき 男爵 シカ の サクランボウ

わがはい は 、 ミュンヒハウゼン 男爵 ( だんしゃく )。 みんな から は 、『 ほらふき 男爵 』 と 呼ば れて おる 。 なぜ か だって ? それ は だ な 、 わがはい の 冒険 が あまりに も すごい ので 、 みんな 信用 せ ず に ほら だ と 思って おる から じゃ 。 な に 、 わがはい の 話 を 聞き たい じゃ と 。 そう か 、 よし よし 。 それ なら 、 こんな 話 は どう じゃ な 。

ある 日 、 わがはい は 狩り を しに 森 に 行った 。 する と 、 大きくて 立派な シカ が 現れた のじゃ 。 「 よし 、 こいつ を しとめて やろう 」 と 、 鉄砲 を かまえた が 、 あいにく 玉 切れ じゃ 。 そこ で 落ちて いた サクランボウ の タネ を 、 鉄砲 に 詰めて 、 「 ズドン ! 」 と 、 お みまい して やった 。 ところが シカ は 、 そのまま 逃げて しまった のじゃ 。 玉 は 確かに 、 シカ の 頭 に 命中 した はずな のに 。

さて 、 次の 年 の 事 。 わがはい は 、 再び その シカ に 出会った 。 なぜ 、 同じ シカ だ と わかった の か ? それ は シカ の 頭 から 3 メートル も の サクランボウ の 木 が 生えて おり 、 サクランボウ が たくさん 実って いた から じゃ 。 いやはや 、 その サクランボウ の おいしかった こと 。

では また 次の 機会 に 、 別の 話 を して やろう な 。

おしまい


ほらふき 男爵 シカ の サクランボウ |だんしゃく|しか|| Baron de la Caja Deer Cherry Blossom

ほらふき 男爵   シカ の サクランボウ |だんしゃく|しか||

わがはい は 、 ミュンヒハウゼン 男爵 ( だんしゃく )。 |||だんしゃく| みんな から は 、『 ほらふき 男爵 』 と 呼ば れて おる 。 ||||だんしゃく||よば|| なぜ か だって ? それ は だ な 、 わがはい の 冒険 が あまりに も すごい ので 、 みんな 信用 せ ず に ほら だ と 思って おる から じゃ 。 ||||||ぼうけん|||||||しんよう|||||||おもって||| な に 、 わがはい の 話 を 聞き たい じゃ と 。 ||||はなし||きき||| そう か 、 よし よし 。 それ なら 、 こんな 話 は どう じゃ な 。 |||はなし||||

ある 日 、 わがはい は 狩り を しに 森 に 行った 。 |ひ|||かり|||しげる||おこなった する と 、 大きくて 立派な シカ が 現れた のじゃ 。 ||おおきくて|りっぱな|しか||あらわれた| 「 よし 、 こいつ を しとめて やろう 」 と 、 鉄砲 を かまえた が 、 あいにく 玉 切れ じゃ 。 ||||||てっぽう|||||たま|きれ| そこ で 落ちて いた サクランボウ の タネ を 、 鉄砲 に 詰めて 、 「 ズドン ! ||おちて||||たね||てっぽう||つめて| 」 と 、 お みまい して やった 。 ところが シカ は 、 そのまま 逃げて しまった のじゃ 。 |しか|||にげて|| 玉 は 確かに 、 シカ の 頭 に 命中 した はずな のに 。 たま||たしかに|しか||あたま||めいちゅう|||

さて 、 次の 年 の 事 。 |つぎの|とし||こと わがはい は 、 再び その シカ に 出会った 。 ||ふたたび||しか||であった なぜ 、 同じ シカ だ と わかった の か ? |おなじ|しか||||| それ は シカ の 頭 から 3 メートル も の サクランボウ の 木 が 生えて おり 、 サクランボウ が たくさん 実って いた から じゃ 。 ||しか||あたま||めーとる|||||き||はえて|||||みのって||| いやはや 、 その サクランボウ の おいしかった こと 。

では また 次の 機会 に 、 別の 話 を して やろう な 。 ||つぎの|きかい||べつの|はなし||||

おしまい