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星の王子さま ( The Little Prince ), 9: 第 2 章 王子 さま の 恋 - page 9 -… – Texte à lire

星の王子さま ( The Little Prince ), 9: 第 2 章 王子 さま の 恋 - page 9 - 8. 王子 さま と バラ

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第 2 章 王子 さま の 恋 -page 9 -8 .王子 さま と バラ

8 .王子 さま と バラ

王子 さま と 話している うちに 、僕 は 、王子 さま が 気にかけている 花 の こと が 少しずつ わかってきた 。

王子 さま の 星 に は 、 ひと 重 の 花びら 持 を 持った とても 素朴な 慎ま し い 花 が 咲いて いた 。 その 花 は 控え目 な 上に 、誰 の 目障り に も ならない 本当に 慎ましやか な 花 だった 。 朝 、 気 が 付く と 草 の 中 から ひっそり と 芽 を 出して 、 知らない 間 に か 茎 を 伸ばし 、 葉 を 広げ 、 知らない 間 に か 花 を 咲か せ 、 そして いつの間にか 散って い なく なって いる 。 そんな 慎ましやか な 花 だった 。

でも 、王子さま の 気 に かけている 花 は 、そのような 慎ましい 花 の こと ではなかった 。 ある 日 、何処 から か 風 に 乗って 種子 が 運ばれてきて 、芽を出した バラ の 花 の こと でした 。 王子さま は いつも 、その バラ の 花 の 小さな 芽 を 見つめていた 。 今まで 見てきた ひと重 の 慎ましい 花 の 芽 とは 、全く 様子 が 違っていた し 、危険な バオバブ の 芽 で も なかった から 。

その バラ の 茎 は すぐに 伸びる の を やめ 、花 を 咲かせる 準備 を 始めた 。 王子さま は 、つぼみ が どんどん 膨らんでいく 様子 を じっと 見つめていた 。 花 が 開く とき は どんなに 素晴らしい のだろう と 毎日 心待ちにしていた 。

けれど 、その バラ の 花 は 緑色 の つぼみ の 部屋 に 入った まま 、より 美しく 咲く ため の おめかし の 準備 を なかなか やめなかった 。 どんな 色合い の ドレス が いい か 、じっくり と 選び 、花びら を ひとつひとつ ゆっくり 整えていく 。 ひなげし みたい に は 、しわくちゃ の まま 出たくなかった の だろう 。 きらきら と 輝く くらい 、きれいになる まで 、花 を 開きたくなかった の だろう 。 王子さま に 聞く と 、彼女 は とっても オシャレさん だった らしかった 。

だから 、彼女 は つぼみ の 中 に 隠れた まま 、何日 も 何日 も 、身支度をし続け 、ようやく 、ある 朝 、ちょうど お日さま が 昇る ころ 、ぱっと 彼女 が 姿 を あらわにした の です 。

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「綺麗 でしょ 」と 彼女 は 何気なく そう 言った 。 「だって 私 は 太陽 と 一緒に 生まれた の よ 」謙遜 という 言葉 を 知らない 彼女 は 、つつましくもない けど 、心 が 揺さぶられる ほど の 美しさ だ と 王子さま は そう 思った の でした 。 王子さま が 見とれている の を よそにして 彼女 は 突然 、

「そろそろ 朝 の お食事 の 時間 じゃなくて 。 このまま あなた は 、私 を お腹 を 空かせた まま 放って 置く つもり かしら ? 」王子さま は 、 あたふた と 動揺 しながら 、水 を 花 に かけて あげました 。

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こんな 調子 で 、彼女 は 気 が 強く 、疑り深く 、 見栄っ張り だった から 、王子さま は 、彼女 に きりきり舞い に させられた 。 例えば ある 日 、彼女 は この 王子さま に 、四つ の トゲ を 見せて 、こう 言った のでした 。

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「 トラ が おそって きたって 、 私 は 平気 よ 。 この トゲ で 追い返してやるんだから 」「トラ なんて 、僕 の 星 に は いない よ 」と 王子さま は 言いました 。

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