8.地図 に ない 神社
地図 に ない 神社
小学校 の 頃 体験 した 出来事 。
当時 小学生 の 俺 は 、 ボーイ スカウト の 団員 だった 。 ボーイ スカウト と いう の は キャンプ と か の 野外 活動 を する 団体 で 、 夏 休み の ある 日
地元 の 郊外 を 十 数 キロ ハイキング する こと に なった
ハイク でば ルート の 途中 に 何 箇所 か 通過 チェックポイント を 決めて おく その 時 は 住宅 地 の 片隅 に ある 小さな 神社 を チェック ポイント に して いた んだ けど
いざ 実際 歩いて その 場所 に 着いたら 神社 が 2 つ あった
十字 路 を 挟んだ 対角線 上 に そっくり 似て いる 神社 が 2 つ まるで 鏡 合わせ に なって いる みたいだった
地図 に は トリイマーク は 一 つ しか ない の に おかしい ぞ と
俺達 は とりあえず 地図通り の 場所 に ある 方 の 神社 で 休憩 を 取った こっち の 境内 は 本殿 が 一 つ と 小さな 祠 が 一 つ
ぶっちゃけ 何の 変哲 も ない する と 中学生 の リーダー が
向こう側 の 神社 も 見て みよう と 提案 して きた 俺 を 含めた 他 の メンバー も みんな 気 に なって いた から 何の 異論 も なかった
異変 は その 鳥居 を くぐって すぐに 気づいた なんだ か 生臭かった んだ
魚 の 腐った みたいな 悪臭 が 鼻 を 突いて きた 他の メンバー も 気 が ついた みたいで 顔 を しかめたり 臭い の 出どころ を 探ろう と 辺り を 見回し
たり して いる 境内 は さっき の 神社 と 何の 違い も ない
だけど よく 見る と こっち の 本殿 の 引き戸 が 少し だけ 開いて いた 中 に 何 か ヤバい もん が ある んじゃ ない か って
俺 は 匹 越し だった んだ けど リーダー は ずんずん 本殿 の 石畳 を 進んで いった
おまえ ら ちょっと 待って ろ リーダー は そう 言う と 本殿 の 中 へ 入って いた
俺 たち は それ から 数 分間 待った けど なぜ か なかなか 出て こ ない さすが に しびれ を 切らして 様子 を 見 に 行く こと に なった
すると 引き戸 の 裏 から リーダー が うわ ぁと 大声 と ともに 飛び出して きた
リーダー は ビビ って る 俺 たち を 笑って やっぱ からかい 甲斐 が ある よ な と か 言って いる
何も なかった よ 匂い は どっか 家 の 生 ゴミ でも 腐って る んだろう
リーダー の 話す 通り 本殿 の 中 は さっき の 神社 と 同じで ごく 普通だった 似通った 神社 が 2 つ ある 理由 も 調べよう と した けど その場で は 結局 何も わから なかった
ただ その 神社 を 出る 間際 俺 は 見た
リーダー の 後ろ髪 から 背中 に かけて 水 で べったり と 濡れて いた んだ
汗 に して は 不自然 すぎる 量 で 濃密な 悪臭 は 明らかに その 水 から 漂って くる だ けど それ が 見えた の は 鳥居 を くぐる 間 の 一瞬 だけ だった
道路 に 出る と 水 も 臭い も なくなった リーダー も 他の メンバー も 気づいて い ない ようだった から
俺 の 気のせい か と 思って 何も 言わ なかった
その 数日後 海水 浴 へ 行っていた リーダー が 離 岸 流 に 巻き込ま れて 行方 不明に なった
遺体 が 見つかった の は さらに 数日後 俺 は とても 見 に 行く 勇気 が なかった けれど
発見 現場 に 居合わせた メンバー 曰く 遺体 は 夏場 の 高温 で 腐って いて
あの 神社 みたいな 悪臭 を 発して いた と いう これ が 後 に なって 知った こと だ けど
あの 神社 は 金比羅 神社 と いって 海 の 安全 祈願 の ため に 全国 で 何 百 社 と を 建て られた もの らしい
つまり それ 自体 は 本当に 何の 変哲 も ない 神社 だった わけだ だ けど 海 と 関係 の ある 神社 いった 後
リーダー が なくなった の が 偶然に 思え なかった それ で どうしても 気 に なった 俺 が もう 一 度 訪れた 時
神社 は たった 一 つ しか なかった