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Learn Japanese Through Story, 浦島太郎/Urashima Taro

浦島 太郎 / Urashima Taro

浦島 太郎

昔 、ある 所 に 親切な 漁師 が いました 。 名前 は 浦島 太郎 です 。

ある 日 、子供 が 六人 くらい 集まって 、浜辺 で 亀 を いじめていました 。 太郎 は 、可哀そう に 思いました 。 「みなさん 、そんな こと を して は いけません よ 」 「 うるさい 」

子供 たち は 、亀 を 蹴ったり 、ひっくり返したり して 、全然 やめません 。 太郎 は ますます 可哀そう に 思いました 。 「お金 を あげる から 、その 亀 を 私 に 売って ください 」

「じゃあ 、売って も いい よ 」 太郎 は 子供 たち から 亀 を 買って 、海 へ かえして あげました 。 それから 数年後 、海 で 魚 を とっている とき 、太郎 は 自分 を 呼ぶ 声 を 聴きました 。 「 太郎 さん 、 太郎 さん 」

見る と 、船 の 近く で 亀 が 泳いでいます 。 「私 は 数年前 、あなた に 助けて もらった 亀 です 。

お礼 に 来ました 。 いっしょに 、竜宮城 へ 行きましょう 。 私 に 乗って ください 」

太郎 は 恐る恐る 亀 に 乗りました 。 亀 は 太郎 を 連れて 、海 の 中 へ 入って 、下へ 下へ と 泳ぎました 。 ずいぶん 下へ 行って から 、ふと 見る と 、海の 底に 大きい 御殿 が ありました 。 「太郎 さん 、ここ が 竜宮城 です よ 」

太郎 は 亀 から 降りました 。 「さあ 、こちら です 」

亀 は 太郎 を 、竜宮城 の 中 へ 案内 しました 。 あちら でも こちら でも 、いろいろな 色 の 魚 が たくさん 泳いでいます 。 奥 に 、きれいな 女の人 が いました 。 「太郎 さん 、私 は 乙姫 です 。

私 の 亀 を 助けてくれて 、ありがとうございます 。

どうぞ 、ここ で ゆっくり 遊んで ください 」

太郎 は 言われる まま に 、たくさん 御馳走 を 食べて 、たくさん お酒 を 飲んで 、歌ったり 踊ったり して 、楽しく 過ごしました 。 「太郎 さん 、次 は 、季節 の 部屋 を 見て ください ]

乙姫 は 東 の 戸 を 開けました 。 外 は 、春 でした 。

乙姫 は 次 に 南 の 戸 を 開けました 。 外 は 、夏 でした 。

西 の 戸 の 外 は 、秋 でした 。

そして 、北 の 戸 の 外 は 、冬 でした 。

太郎 は だんだん ボーッとして 、なにもかも 忘れました 。 太郎 は それから 三年 、竜宮城 で 遊んで 暮らしました 。 ある とき 、故郷 の 夢 を 見ました 。 「お 父さん や お母さん は 、元気 だろうか ...」 考える と 、とても 会いたい です 。 それから 、御馳走 を 食べて も 、お酒 を 飲んで も 、なに を して も 、少し も 楽しくない です 。

乙姫 は 心配 しました 。 「太郎 さん 、どう しました か 。 元気 じゃ ありません ね 」 「ええ 、じつは ・・・家 へ 帰りたい です 」 乙姫 は とても ガッカリしました 。 「残念 です 。 でも 、仕方 が ない です ね 」

そう 言って 、きれいな 箱 を 太郎 に 渡しました 。 「この 箱 の 中 に 、人 の 一番 大事な もの が あります 。 これ を あげます から 、記念 に 持って 帰って ください 。 でも 、絶対 に 開けて は いけません よ 」 「 わかりました 。 絶対 に 、開けません 。 いろいろ ありがとうございました 」

御殿 を 出る と 、亀 が いました 。 太郎 は また 亀 に 乗って 、陸 へ 戻りました 。 太郎 は 陸 に 立って 、景色 を 見ました 。 夢 で 見た 故郷 の 春 の 景色 です 。

でも よく 見る と 、みんな 知らない 人 です 。

建物 も 見た こと が ありません 。 「変 です ね 。 3 年 で 、こんなに 変わります か ・・・。 早く 家 へ 帰りましょう 」 太郎 は 家 へ 帰りました 。 しかし 、太郎 の 家 は ありません でした 。 お 父さん と お母さん も 、いません 。 知らない お婆さん が 、歩いて いました 。 太郎 は 聞きました 。 「あのう 、すみません 、おばあさん 。

浦島 の 家 は 、どこ です か 」

「 え ? 浦島 ? そんな 名前 は 、聞いた こと が ありません 」 「私 の 家 です 。 私 は ここ で 生まれて 、三年 前 まで 住んで いました 」 お婆さん は 、しばらく 考えました 。 やがて 思い出して 言いました 。 「ああ 、三百 年 くらい 前 に 、若い 男 の 人 が 、海 へ 釣り に 行って 、帰らなかった と 聞いた こと が あります 。 その 人 の 名前 が 浦島 太郎 です 。

でも 、大昔 の 話 です よ 」

「三百 年 ? !」お婆さん は (変な 人 ・・・)と 思って 、行って しまいました 。 太郎 は 考えました 。 「もしかして 、竜宮城 の 3 年 は 、人 の 世界 の 三百 年 ・・・? 」悲しく なって 、太郎 は 泣きました 。 もう 、お父さん と お母さん に も 、乙姫 に も 、会う こと が できません 。 太郎 は ふと 、持っている 箱 を 思い出しました 。 「この 箱 を 開けたら 、何か わかる かもしれない 」

乙姫 は 、絶対 に 開けて は いけない と 言いました 。 太郎 も 、絶対 に 開けない と 約束 しました 。 でも 、太郎 は それ を 忘れて 、箱 を 開けました 。 紫 の 煙 が 太郎 を 包みました 。 箱 の 中 を 見る と 、何も ありません 。 太郎 の 手 は 、しわしわ に なりました 。 髪 と 髭 が 、白く なりました 。 「! ?」びっくり して 、水 に 映った 自分 を 見る と 、太郎 は すっかり おじいさん に なって いました 。 「 なるほど 。 人 の 一番 大事な もの は ,寿命 か ・・・」

太郎 は ぼんやり と 、海 を 見ました 。 春 の 海 は とても 穏やか です 。

どこ から か 、子供 の 声 が 聞こえて いました 。

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