7.2 組 分け 帽子
くみ|わけ|ぼうし
7.2 Kopplungskappen
7.2 Grouping hat
7.2 Capsules d'appariement
7.2 Nakładki parowania
7.2 Tampas de emparelhamento
7.2 Koppling av lock
7.2 帽子分组
7.2 帽子分組
まだ 組 分け が すんで いない の は あと 三 人 だけ に なった 。
|くみ|わけ|||||||みっ|じん|||
Only three more people haven't been grouped yet.
Solo tres personas más aún no se han agrupado.
「 タービン ・ リサ 」 は レイブンクロ 一 に なった 。
たーびん|りさ|||ひと||
"Turbine Lisa" has become Raven Cro.
次 は ロン の 番 だ 。
つぎ||||ばん|
Now it's Ron's turn.
ロン は 青ざめて いた 。
||あおざめて|
Ron was pale.
ハリー は テーブル の 下 で 手 を 組んで 祈った 。
||てーぶる||した||て||くんで|いのった
Harry folded his hands under the table and prayed.
帽子 は すぐに 「 グリフィンドール !
ぼうし|||
The hat immediately says "Gryffindor!
」 と 叫んだ 。
|さけんだ
ハリー は みんな と 一緒に 大きな 拍手 を した 。
||||いっしょに|おおきな|はくしゅ||
Harry gave a big applause with everyone.
ロン は ハリー の 隣 の 椅子 に 崩れる ように 座った 。
||||となり||いす||くずれる||すわった
Ron sat crumbled in the chair next to Harry.
「 ロン 、 よく やった ぞ 。
"Ron, well done.
えらい 」
Great."
ハリー の 隣 から 、 パーシー ・ ウィーズリー が もったいぶって 声 を かけた 。
||となり||||||こえ||
From next to Harry, Percy Weasley screamed.
「 ザビニ ・ ブレーズ 」 は スリザリン に 決まった 。
|||||きまった
"Zabini Blaze" was decided to be Slytherin.
マクゴナガル 先生 は クルクル と 巻紙 を しまい 、 帽子 を 片づけた 。
|せんせい||くるくる||まきがみ|||ぼうし||かたづけた
Dr. McGonagall put away the rolling paper and the rolling paper and put away his hat.
ハリー は 空っぽ の 金 の 皿 を 眺めた 。
||からっぽ||きむ||さら||ながめた
Harry looked at the empty gold plate.
急に お腹 が ペコペコ な のに 気 が ついた 。
きゅうに|おなか|||||き||
Suddenly I noticed that I was hungry.
かぼちゃ パイ を 食べた の が 大昔 の ような 気 が した 。
|ぱい||たべた|||おおむかし|||き||
I felt like eating a pumpkin pie was a long time ago.
アルバス ・ ダンブルドア が 立ち上がった 。
|||たちあがった
Albus Dumbledore has started up.
腕 を 大きく 広げ 、 みんな に 会える の が この上 も ない 喜び だ と いう ように ニッコリ 笑った 。
うで||おおきく|ひろげ|||あえる|||このうえ|||よろこび|||||にっこり|わらった
I smiled as if it was a joy to meet everyone with my arms wide open.
「 おめでとう !
ホグワーツ の 新入 生 、 おめでとう !
||しんにゅう|せい|
Congratulations to Hogwarts freshmen!
歓迎 会 を 始める 前 に 、 二 言 、 三 言 、 言わ せて いただきたい 。
かんげい|かい||はじめる|ぜん||ふた|げん|みっ|げん|いわ||いただき たい
Before starting the welcome party, I would like to say a few words and three words.
では 、 いきます ぞ 。
|いき ます|
Well then, let's go.
そ ー れ !
|-|
That's it!
わっしょい !
Wasshoi!
こらし ょい !
This is it!
どっこ らし ょい !
ど っこ||
What are you doing!
以上 !
いじょう
that's all !
」 ダンブルドア は 席 に つき 、 出席 者 全員 が 拍手 し 歓声 を あげた 。
||せき|||しゅっせき|もの|ぜんいん||はくしゅ||かんせい||
Dumbledore sat down and all the attendees applauded and cheered.
ハリー は 笑って いい の か 悪い の か わから なかった 。
||わらって||||わるい||||
Harry didn't know if it was good or bad to laugh.
「 あの 人 …… ちょっぴり おかしく ない ?
|じん|||
"That person ... isn't it a little strange?
」 ハリー は パーシー に 聞いた 。
||||きいた
Harry asked Percy.
「 おかしい だって ?
"Because it's funny?
」
パーシー は ウキウキ して いた 。
||うきうき||
' Percy was gleeful.
「 あの 人 は 天才 だ !
|じん||てんさい|
He is a genius!
世界 一 の 魔法使い さ !
せかい|ひと||まほうつかい|
The best witch in the world!
でも 少し おかしい かな 、 うん 。
|すこし|||
But it's a little strange, yeah.
君 、 ポテト 食べる かい ?
きみ|ぽてと|たべる|
Do you eat potatoes?
」
ハリー は あっけにとられた 。
Harry was taken aback.
目の前 に ある 大 皿 が 食べ物 で いっぱいに なって いる 。
めのまえ|||だい|さら||たべもの||||
The platter in front of me is full of food.
こんなに たくさん 、 ハリー の 食べたい 物 ばかり 並んで いる テーブル は 見た こと が ない 。
||||たべ たい|ぶつ||ならんで||てーぶる||みた|||
I've never seen a table with so many things that Harry wants to eat.
ローストビーフ 、 ローストチキン 、 ポークチョップ 、 ラムチョップ 、 ソーセージ 、 ベーコン 、 ステーキ 、 ゆでた ポテト 、 グリルポテト 、 フレンチフライ 、 ヨークシャープディング 、 豆 、 にんじん 、 グレービー 、 ケチャップ 、 そして なぜ か 、 ハッカ 入り キャンディ 。
||||そーせーじ|べーこん|すてーき||ぽてと||||まめ|||けちゃっぷ|||||はいり|
Roast beef, roast chicken, pork chops, lamb chops, sausages, bacon, steaks, boiled potatoes, grilled potatoes, french fries, yorkshire pudding, beans, carrots, gravy, ketchup, and why.
ダーズリー 家 で は 飢え死に こそ し なかった が 、 一 度 も お腹 いっぱい 食べ させて は もらえ なかった 。
|いえ|||うえじに|||||ひと|たび||おなか||たべ|さ せて|||
I didn't starve to death at the Dursley family, but I never got to eat it full.
ハリー が 食べたい もの は 、 たとえ 食べ 過ぎて 気持 が 悪く なって も 、 みんな ダドリー が 取り上げて しまった 。
||たべ たい||||たべ|すぎて|きもち||わるく||||||とりあげて|
What Harry wants to eat, even if he eats too much and feels uncomfortable, has all been picked up by Dudley.
ハリー は 、 ハッカ 入り キャンディ 以外 は 全部 少しずつ お 皿 に 取って 食べ はじめた 。
|||はいり||いがい||ぜんぶ|すこしずつ||さら||とって|たべ|
Harry started eating little by little on a plate, except for the candy with hackers.
どれ も これ も おいしかった 。
Everything was delicious.
「 おいし そうです ね 」
|そう です|
"It looks delicious."
ハリー が ステーキ を 切って いる と 、 ひだ 襟 服 の ゴースト が 悲しげに 言った 。
||すてーき||きって||||えり|ふく||ごーすと||かなしげに|いった
Harry was cutting the steak, and the ghost in the ruffs sadly said.
「 食べられ ない の ?
たべ られ||
"Can't you eat?
」
「 かれこれ 四百 年 、 食べて おりません 。
|しひゃく|とし|たべて|おり ませ ん
"I haven't eaten for 400 years.
もちろん 食べる 必要 は ない のです が 、 でも なつかしくて 。
|たべる|ひつよう||||||
Of course you don't have to eat it, but I miss it.
まだ 自己 紹介 して おりません でした ね 。
|じこ|しょうかい||おり ませ ん||
You haven't introduced yourself yet.
ニコラス ・ ド ・ ミムジー - ポーピントン 卿 と いいます 。
||||きょう||いい ます
Nicholas de Mimsey-Sir Popinton.
お 見 知り おき を 。
|み|しり||
What do you know?
グリフィンドール 塔 に 住む ゴースト です 」
|とう||すむ|ごーすと|
It's a ghost who lives in the Gryffindor Tower. "
「 僕 、 君 の こと 知って る !
ぼく|きみ|||しって|
"I know you!
」 ロン が 突然 口 を はさんだ 。
||とつぜん|くち||
' Ron suddenly interrupted.
「 兄さん たち から 君 の こと 聞いて る よ 。
にいさん|||きみ|||きいて||
"I'm hearing about you from my brothers.
『 ほとんど 首 無し ニック 』 だ !
|くび|なし||
"Nearly Headless Nick"!
」
「 むしろ 、 呼んで いただく のであれば 、 ニコラス ・ ド ・ ミムジー ……」
|よんで|||||
"Rather, if you would like to call me, Nicholas de Mimsey ..."
と ゴースト が あらたまった 調子 で 言い かけた が 、 黄土色 の 髪 の シェーマス ・ フィネガン が 割り込んで きた 。
|ごーすと|||ちょうし||いい|||おうどいろ||かみ|||||わりこんで|
Said the ghost in a new tone, but Seamus Finnigan with ocher hair interrupted.
「 ほとんど 首 無し ?
|くび|なし
"Almost no neck?
どうして ほとんど 首 無し に なれる の ?
||くび|なし|||
How can you be almost neckless?
」
ニコラス 卿 は 会話 が どうも 自分 の 思う 方向 に は 進んで いか ない ので 、 ひどく 気 に 障った ようだった 。
|きょう||かいわ|||じぶん||おもう|ほうこう|||すすんで|||||き||さわった|
Sir Nicholas seemed terribly disturbed because the conversation didn't seem to go in the direction he wanted.
「 ほら 、 この とおり 」
"See, this is it."
ニコラス 卿 は 腹立たし げ に 自分 の 左 耳 を つかみ 引っ張った 。
|きょう||はらだたし|||じぶん||ひだり|みみ|||ひっぱった
Sir Nicholas was angry and grabbed his left ear and pulled it.
頭 が 首 から グラッ と はずれ 、 蝶番 で 開く ように 肩 の 上 に 落ちた 。
あたま||くび|||||ちょうつがい||あく||かた||うえ||おちた
The head slipped off the neck and fell onto the shoulders to open with a hinge.
誰 か が 首 を 切ろう と して 、 やり そこねた らしい 。
だれ|||くび||きろう|||||
It seems that someone tried to decapitate and failed.
生徒 たち が 驚く ので 「 ほとんど 首 無し ニック 」 は うれし そうな 顔 を して 頭 を ヒョイ と 元 に 戻し 、 咳払い を して から こう 言った 。
せいと|||おどろく|||くび|なし||||そう な|かお|||あたま||||もと||もどし|せきばらい|||||いった
As the students were surprised, "Nearly Headless Nick" said with a joyful face, his head back and his throat cleared, and then he cleared his throat.
「 さて 、 グリフィンドール 新入 生 諸君 、 今年 こそ 寮 対抗 優勝 カップ を 獲得 できる よう 頑張って くださる でしょう な ?
||しんにゅう|せい|しょくん|ことし||りょう|たいこう|ゆうしょう|かっぷ||かくとく|||がんばって|||
"Well, Gryffindor freshmen, will you do your best to win the Dormitory Championship Cup this year?
グリフィンドール が こんなに 長い 間 負け 続けた こと は ない 。
|||ながい|あいだ|まけ|つづけた|||
Gryffindor has never been defeated for such a long time.
スリザリン が 六 年 連続 で 寮 杯 を 取って いる のです ぞ !
||むっ|とし|れんぞく||りょう|さかずき||とって|||
Slytherin has won House Cup for the sixth year in a row!
『 血みどろ 男爵 』 は もう 鼻持ち なら ない 状態 です …… スリザリン の ゴースト です が ね 」
ちみどろ|だんしゃく|||はなもち|||じょうたい||||ごーすと|||
'The Bloody Baron' is already sickening... the ghost of Slytherin."
ハリー が スリザリン の テーブル を 見る と 、 身 の 毛 の よだつ ような ゴースト が 座って いた 。
||||てーぶる||みる||み||け||||ごーすと||すわって|
When Harry looked at Slytherin's table, a hairy ghost was sitting.
うつろな 目 、 げっそり と した 顔 、 衣服 は 銀色 の 血 で べっとり 汚れて いる 。
|め||||かお|いふく||ぎんいろ||ち|||けがれて|
Her hollow eyes, slender face, and clothes are smeared with silvery blood.
マルフォイ の すぐ 隣 に 座って いる 。
|||となり||すわって|
Sitting right next to Malfoy.
マルフォイ は その 席 が お 気 に 召さ ない 様子 な ので ハリー は なんだか うれしかった 。
|||せき|||き||めさ||ようす||||||
Harry was kind of happy because Malfoy didn't seem to like the seat.
「 どうして 血みどろに なった の 」 と 興味 津々 の シェーマス が 聞いた 。
|ちみどろに||||きょうみ|つ 々||||きいた
"Why did you get bloody?" Asked the curious Shamus.
「 私 、 聞いて みた こと も ありません 」 と 「 ほとんど 首 無し ニック 」 が 言葉 を にごした 。
わたくし|きいて||||あり ませ ん|||くび|なし|||ことば||
"I've never heard of it," said "Nearly Headless Nick."
全員 が お腹 いっぱいに なった ところ で 食べ物 は 消え去り 、 お 皿 は 前 と 同じ ように ピカピカ に なった 。
ぜんいん||おなか|||||たべもの||きえさり||さら||ぜん||おなじ||ぴかぴか||
When everyone was full, the food disappeared and the dishes became as shiny as before.
まもなく デザート が 現れた 。
|でざーと||あらわれた
Soon a dessert appeared.
ありとあらゆる 味 の アイスクリーム 、 アップルパイ 、 糖 蜜 パイ 、 エクレア 、 ジャムドーナツ 、 トライフル 、 いちご 、 ゼリー 、 ライスプディング など など ……。
|あじ||あいすくりーむ||とう|みつ|ぱい|||とらい ふる||ぜりー|||
Ice cream of all kinds, apple pie, sugar honey pie, eclair, jam donut, trifle, strawberry, jelly, rice pudding, etc ...
ハリー が 糖 蜜 パイ を 食べて いる と 、 家族 の 話題 に なった 。
||とう|みつ|ぱい||たべて|||かぞく||わだい||
When Harry was eating a molasses pie, it became a hot topic for his family.
「 僕 は ハーフ な んだ 。
ぼく||はーふ||
"I'm half.
僕 の パパ は マグル で 、 ママ は 結婚 する まで 魔女 だ と 言わ なかった んだ 。
ぼく||ぱぱ||||まま||けっこん|||まじょ|||いわ||
My dad was a muggle and my mom didn't say she was a witch until she got married.
パパ は ずいぶん ドッキリ した みたいだ よ 」 と シェーマス が 言った 。
ぱぱ||||||||||いった
Daddy seems to have been quite surprised, "said Shamus.
みんな 笑った 。
|わらった
「 ネビル は どう だい 」 ロン が 聞いた 。
||||||きいた
"How about Neville," Ron asked.
「 僕 、 ばあちゃん に 育てられた んだ けど 、 ばあちゃん が 魔女 な んだ 」
ぼく|||そだて られた|||||まじょ||
"I was raised by my grandma, but my grandma is a witch."
ネビル が 話し出した 。
||はなしだした
Neville spoke.
「 でも 僕 の 家族 は ズーッ と 僕 が 純粋 マグル だ と 思って た みたい 。
|ぼく||かぞく||||ぼく||じゅんすい||||おもって||
"But my family seemed to think I was a pure muggle.
アルジー 大 おじさん と きたら 、 僕 に 不意打ち を 食わせて なんとか 僕 から 魔法 の 力 を 引き出そう と した の ── 僕 を ブラック プール の 桟橋 の 端 から 突き落としたり して 、 もう 少し で おぼれる ところ だった 。
|だい||||ぼく||ふいうち||くわせて||ぼく||まほう||ちから||ひきだそう||||ぼく||ぶらっく|ぷーる||さんばし||はし||つきおとしたり|||すこし||||
When I came to Uncle Algae, I managed to get me out of the magical power by letting me hit him ── I was about to drown, pushing me off the edge of the pier in Blackpool.
でも 八 歳 に なる まで なんにも 起こら なかった 。
|やっ|さい|||||おこら|
But nothing happened until I was eight years old.
八 歳 の 時 、 アルジー 大 おじさん が うち に お茶 に きた 時 、 ぼく の 足首 を つかんで 二 階 の 窓 から ぶら下げた んだ 。
やっ|さい||じ||だい|||||おちゃ|||じ|||あしくび|||ふた|かい||まど||ぶらさげた|
At the age of eight, when Uncle Argy came to our tea, he grabbed my ankle and hung it from the window upstairs.
ちょうど その 時 エニド 大 おばさん が メレンゲ 菓子 を 持ってきて 、 大 おじさん たら うっかり 手 を 離して しまった んだ 。
||じ||だい||||かし||もってきて|だい||||て||はなして||
Just then, Aunt Enid brought meringue candy, and she inadvertently let go.
En ese momento, la tía Enid trajo dulces de merengue y, sin darse cuenta, los soltó.
だけど 、 僕 は まり みたいに はずんだ んだ ── 庭 に 落ちて 道路 まで ね 。
|ぼく||||||にわ||おちて|どうろ||
However, I bounced like a ball ── I fell into the garden and went to the road.
それ を 見て みんな 大喜び だった 。
||みて||おおよろこび|
Everyone was overjoyed to see it.
ばあちゃん なんか 、 うれし泣き だ よ 。
||うれしなき||
Grandma is kind of crying with happiness.
この 学校 に 入学 する こと に なった 時 の みんな の 顔 を 見せ たかった よ 。
|がっこう||にゅうがく|||||じ||||かお||みせ||
I wanted to show everyone's face when I decided to enroll in this school.
みんな 僕 の 魔法 力 じゃ 無理だ と 思って た らしい 。
|ぼく||まほう|ちから||むりだ||おもって||
It seems that everyone thought it was impossible with my magical power.
アルジー 大 おじさん なんか とても よろこんで ヒキガエル を 買って くれた んだ 」
|だい|||||ひきがえる||かって||
Uncle Algae was so happy to buy a toad. "
テーブル の 反対 側 で は 、 パーシー と ハーマイオニー が 授業 に ついて 話して いた 。
てーぶる||はんたい|がわ|||||||じゅぎょう|||はなして|
On the other side of the table, Percy and Hermione were talking about the lesson.
(「 ほんとに 、 早く 始まれば いい のに 。
|はやく|はじまれば||
("I really wish I could start early.
勉強 する こと が いっぱい ある んです もの 。
べんきょう|||||||
I have a lot of things to study.
わたし 、 特に 変身 術 に 興味 が ある の 。
|とくに|へんしん|じゅつ||きょうみ|||
I'm particularly interested in makeover techniques.
ほら 、 何 か を ほか の もの に 変える って いう 術 。
|なん|||||||かえる|||じゅつ
You see, the technique of changing something to something else.
もちろん すごく むずかしい って いわれて る けど ……」「 はじめ は 小さな もの から 試す んだ よ 。
||||いわ れて|||||ちいさな|||ためす||
Of course, they say it's very difficult, but..." "Try small things first.
マッチ を 針 に 変える と か ……」)
まっち||はり||かえる||
For example, changing the match to a needle ... ")
ハリー は 体 が 暖かく なり 、 眠く なって きた 。
||からだ||あたたかく||ねむく||
Harry is getting warmer and sleepier.
来賓 席 を 見上げる と 、 ハグリッド は ゴブレット で グイグイ 飲んで いた 。
らいひん|せき||みあげる||||||ぐいぐい|のんで|
Looking up at the guest table, Hagrid was drinking heavily from his goblet.
マクゴナガル 先生 は ダンブルドア 先生 と 話して いる 。
|せんせい|||せんせい||はなして|
バカバカしい ターバン を 巻いた クィレル 先生 は 、 ねっとり した 黒 髪 、 鈎鼻 、 土気色 の 顔 を した 先生 と 話して いた 。
ばかばかしい|たーばん||まいた||せんせい||||くろ|かみ|かぎはな|つち けしき||かお|||せんせい||はなして|
Professor Quirrell, in a silly evening gown, was talking to a teacher with thick black hair, a hooked nose, and a sallow complexion.
突然 何 か が 起こった 。
とつぜん|なん|||おこった
Suddenly something happened.
鈎鼻 の 先生 が クィレル 先生 の ターバン 越し に ハリー と 目 を 合わせた とたん 、 ハリー の 額 の 傷 に 痛み が 走った 。
かぎはな||せんせい|||せんせい||たーばん|こし||||め||あわせた||||がく||きず||いたみ||はしった
As soon as Dr. Hook's eyes looked over Harry's turban over Dr. Quirel's turban, a wound on Harry's forehead ran into pain.
「 イタツ !
"Itatsu!
」 ハリー は とっさに 手 で パシリ と 額 を おおった 。
|||て||||がく||
Harry put his hand over his forehead.
「 どうした の ?
" what happened ?
」 パーシー が 尋ねた 。
||たずねた
「 な 、 なんでもない 」
"No, it's nothing."
痛み は 急に 走り 、 同じ ように 急に 消えた 。
いたみ||きゅうに|はしり|おなじ||きゅうに|きえた
The pain ran suddenly and disappeared just as suddenly.
しかし あの 目つき から 受けた 感触 は 簡単に は 振り払え なかった 。
||めつき||うけた|かんしょく||かんたんに||ふりはらえ|
However, the feeling I received from that look could not be easily shaken off.
あの 目 は ハリー が 大嫌いだ と 言って いた ……。
|め||||だいきらいだ||いって|
Those eyes said they hated Harry...
「 あそこ で クィレル 先生 と 話して いる の は どなた です か 」 と パーシー に 聞いて みた 。
|||せんせい||はなして||||||||||きいて|
I asked Percy, "Who is talking to Dr. Quirel over there?"
「 おや 、 クィレル 先生 は もう 知って る んだ ね 。
||せんせい|||しって|||
"Oh, Professor Quirrell already knows.
あれ は スネイプ 先生 だ 。
|||せんせい|
どうりで クィレル 先生 が オドオド して る わけだ 。
||せんせい|||||
No wonder Professor Quirrell is upset.
スネイプ 先生 は 魔法 薬学 を 教えて いる んだ が 、 本当 は その 学科 は 教え たく ない らしい 。
|せんせい||まほう|やくがく||おしえて||||ほんとう|||がっか||おしえ|||
Snape teaches magic pharmacy, but he doesn't really want to teach that department.
クィレル の 席 を ねらって るって 、 みんな 知って る よ 。
||せき|||る って||しって||
Everyone knows that they are aiming for Quirel's seat.
闇 の 魔術 に すごく 詳しい んだ 、 スネイプって 」
やみ||まじゅつ|||くわしい||スネイプ って
I'm very familiar with the magic of darkness, Snape. "
ハリー は スネイプ を しばらく 見つめて いた が 、 スネイプ は 二度と ハリー の 方 を 見 なかった 。
|||||みつめて|||||にどと|||かた||み|
Harry stared at Snape for a while, but Snape never looked at Harry again.
とうとう デザート も 消えて しまい 、 ダンブルドア 先生 が また 立ち上がった 。
|でざーと||きえて|||せんせい|||たちあがった
Finally the dessert disappeared, and Professor Dumbledore stood up again.
広間 中 が シーン と なった 。
ひろま|なか||しーん||
The inside of the hall became a scene.
「 エヘン ── 全員 よく 食べ 、 よく 飲んだ こと じゃ ろう から 、 また 二 言 、 三 言 。
|ぜんいん||たべ||のんだ||||||ふた|げん|みっ|げん
"Ehen ── Everyone ate well and drank well, so two or three words.
新 学期 を 迎える に あたり 、 いくつか お 知らせ が ある 。
しん|がっき||むかえる|||いく つ か||しらせ||
As we enter the new semester, we have some news.
一 年生 に 注意 して おく が 、 構内 に ある 森 に 入って は いけません 。
ひと|ねんせい||ちゅうい||||こうない|||しげる||はいって||いけ ませ ん
Keep in mind that first graders should not enter the forest on the premises.
これ は 上級 生 に も 、 何 人 か の 生徒 たち に 特に 注意 して おきます 」
||じょうきゅう|せい|||なん|じん|||せいと|||とくに|ちゅうい||おき ます
This is especially important for some students, even for senior students. "
ダンブルドア は キラキラッ と した 目 で 双子 の ウィーズリー 兄弟 を 見た 。
|||||め||ふたご|||きょうだい||みた
Dumbledore saw the twin Weasley brothers with glittering eyes.
「 管理人 の フィルチ さん から 授業 の 合間 に 廊下 で 魔法 を 使わ ない ように と いう 注意 が ありました 」
かんりにん|||||じゅぎょう||あいま||ろうか||まほう||つかわ|||||ちゅうい||あり ました
"Mr. Filch, the caretaker, warned me not to use magic in the corridor between classes."
「 今 学期 は 二 週 目 に クィディッチ の 予選 が あります 。
いま|がっき||ふた|しゅう|め||||よせん||あり ます
“This semester has a Quidditch qualifying session in the second week.
寮 の チーム に 参加 したい 人 は マダム ・ フーチ に 連絡 して ください 」
りょう||ちーむ||さんか|し たい|じん|||||れんらく||
If you would like to join the dorm team, please contact Madame Hooch. "
「 最後 です が 、 とても 痛い 死に 方 を し たく ない 人 は 、 今年 いっぱい 四 階 の 右側 の 廊下 に 入って は いけません 」
さいご||||いたい|しに|かた|||||じん||ことし||よっ|かい||みぎがわ||ろうか||はいって||いけ ませ ん
"Last but not least, those who don't want to die so painfully shouldn't enter the corridor on the right side of the fourth floor this year."
ハリー は 笑って しまった が 、 笑った 生徒 は ほんの 少数 だった 。
||わらって|||わらった|せいと|||しょうすう|
Harry laughed, but only a few students laughed.
「 まじめに 言って る んじゃ ない よ ね ?
|いって|||||
"You're not saying it seriously, right?
」
ハリー は パーシー に 向かって つぶやいた 。
||||むかって|
Harry mumbled to Percy.
「 いや 、 まじめ だ よ 」
"No, it's serious."
パーシー が しかめ 面 で ダンブルドア を 見 ながら 言った 。
|||おもて||||み||いった
Percy said, looking at Dumbledore with a frown.
「 へん だな 、 どこ か 立入 禁止 の 場所 が ある 時 は 必ず 理由 を 説明 して くれる のに …… 森 に は 危険な 動物 が たくさん いる し 、 それ は 誰 でも 知っている 。
|だ な|||たちいり|きんし||ばしょ|||じ||かならず|りゆう||せつめい||||しげる|||きけんな|どうぶつ|||||||だれ||しっている
"Strange, whenever there is an off-limits area, he always explains why ... There are a lot of dangerous animals in the forest, and everyone knows that.
せめて 僕たち 監督 生 に は わけ を 言って くれて も よかった のに 」
|ぼくたち|かんとく|せい|||||いって||||
At least we should have told the director students why. "
「 では 、 寝る 前 に 校歌 を 歌いましょう !
|ねる|ぜん||こうか||うたい ましょう
"Then, let's sing the school song before we go to bed!
」
ダンブルドア が 声 を 張り上げた 。
||こえ||はりあげた
exclaimed Dumbledore.
ハリー に は 他の 先生 方 の 笑顔 が 急に こわばった ように 見えた 。
|||たの|せんせい|かた||えがお||きゅうに|||みえた
To Harry, the smiles of the other teachers seemed to suddenly stiffen.
ダンブルドア が 魔法 の 杖 を まるで 杖 先 に 止まった はえ を 振り払う ように ヒョイ と 動かす と 、 金色 のり ぽん が 長々 と 流れ出て 、 テーブル の 上 高く 昇り 、 ヘビ の ように クネタネ と 曲がって 文字 を 書いた 。
||まほう||つえ|||つえ|さき||とまった|||ふりはらう||||うごかす||きんいろ||||ながなが||ながれでて|てーぶる||うえ|たかく|のぼり|へび|||||まがって|もじ||かいた
When Dumbledore moved the magic wand with a leopard as if to shake off a fly that had stopped at the tip of the wand, a long golden glue pon flowed out, climbed high above the table, and bent like a snake. rice field .
「 みんな 自分 の 好きな メロディー で 。
|じぶん||すきな|めろでぃー|
"Everyone with their favorite melody.
"Cada uno con su melodía favorita.
では 、 さん 、 し 、 はい !
Then, Mr. and Mr. Yes!
」
学校 中 が 大声 で うなった 。
がっこう|なか||おおごえ||
The whole school groaned loudly.
ホグワーツ ホグワーツ
Hogwarts Hogwarts
ホグホグ ワッワッ ホグワーツ
Hoghog Wowwahogwarts
教えて どうぞ 僕たち に
おしえて||ぼくたち|
Please tell us
老いて も ハゲ て も 青二才 でも
おいゆいて|||||あおにさい|
Whether you're old, bald, or blue
頭 に ゃ なんとか 詰め 込める
あたま||||つめ|こめる
I can stuff it in my head
おもしろい もの を 詰め 込める
|||つめ|こめる
can pack interesting things
今 は からっぽ 空気 詰め
いま|||くうき|つめ
Now empty air filling
死んだ ハエ やら がらくた 詰め
しんだ||||つめ
Dead flies and junk stuffing
教えて 価値 の ある もの を
おしえて|かち||||
tell me something of value
教えて 忘れて しまった もの を
おしえて|わすれて|||
Tell me what you forgot
ベスト を つくせば あと は お 任せ
べすと||||||まかせ
If you make the best, leave it to us
学べ よ 脳みそ 腐る まで
まなべ||のうみそ|くさる|
Learn until your brain rots
みんな バラバラ に 歌い 終えた 。
|ばらばら||うたい|おえた
Everyone finished singing apart.
とびきり 遅い 葬送 行進 曲 で 歌って いた 双子 の ウィーズリー 兄弟 が 最後 まで 残った 。
|おそい|そうそう|こうしん|きょく||うたって||ふたご|||きょうだい||さいご||のこった
The twin Weasley brothers, who were singing in the extremely slow funeral march, remained until the end.
ダンブルドア は それ に 合わせて 最後 の 何 小節 か を 魔法 の 杖 で 指揮 し 、 二 人 が 歌い 終わった 時 に は 、 誰 に も 負け ない ぐらい 大きな 拍手 を した 。
||||あわせて|さいご||なん|しょうせつ|||まほう||つえ||しき||ふた|じん||うたい|おわった|じ|||だれ|||まけ|||おおきな|はくしゅ||
Dumbledore then commanded the last few bars with a magic wand, and when the two finished singing, they applauded as loudly as anyone else.
「 ああ 、 音楽 と は 何にも まさる 魔法 じゃ 」
|おんがく|||なんにも||まほう|
"Oh, music is more magic than anything else."
感激 の 涙 を ぬぐい ながら ダンブルドア が 言った 。
かんげき||なみだ||||||いった
Dumbledore said, wiping his inspiring tears.
「 さあ 、 諸君 、 就寝 時間 。
|しょくん|しゅうしん|じかん
"Come on, gentlemen, bedtime.
かけ足 !
かけあし
Kakeru!
」
グリフィンドール の 一 年生 は パーシー に 続いて ペチャクチャ と 騒がしい 人ごみ の 中 を 通り 、 大広間 を 出て 大理石 の 階段 を 上がった 。
||ひと|ねんせい||||つづいて|||さわがしい|ひとごみ||なか||とおり|おおひろま||でて|だいりせき||かいだん||あがった
The first-year Gryffindor followed Percy through the clashing crowd, out of the Great Hall, and up the marble stairs.
ハリー の 足 は また 鉛 の ように 重く なった が 、 今度 は 疲れ と 満腹 の せい だった 。
||あし|||なまり|||おもく|||こんど||つかれ||まんぷく|||
Harry's legs also became as heavy as lead, but this time because of tiredness and fullness.
とても 眠かった ので 、 廊下 を 通る とき 、 壁 に かけて ある 肖像 画 の 人物 が ささやいたり 生徒 を 指さしたり して も 、 気 に なら ず 、 パーシー が 引き戸 の 陰 と タペストリー の 裏 の 隠し ドア を 二 度 も 通り抜けた の に なんとも 思わ なかった 。
|ねむかった||ろうか||とおる||かべ||||しょうぞう|が||じんぶつ|||せいと||ゆびさしたり|||き||||||ひきど||かげ||||うら||かくし|どあ||ふた|たび||とおりぬけた||||おもわ|
I was so sleepy that Percy didn't mind when I walked through the hallway, even if a portrait figure hanging on the wall whispered or pointed at a student, and Percy covered the sliding door behind the sliding door and the tapestry's back. I passed through, but I didn't think of anything.
あくび を し 、 足 を 引きずり ながら 、 階段 また 階段 を のぼり 、 ハリー が いったい あと どの くらい かかる んだろう と 思った とたん 、 突然 みんな が 止まった 。
|||あし||ひきずり||かいだん||かいだん||||||||||||おもった||とつぜん|||とまった
Yawning and limping up the stairs, Harry wondered how long it would take him when suddenly everyone stopped.
前方 に 杖 が 一 束 、 空中 に 浮いて いた 。
ぜんぽう||つえ||ひと|たば|くうちゅう||ういて|
A bunch of canes were floating in the air in front of me.
パーシー が 一 歩 前進 する と 杖 が バラバラ と 飛びかかって きた 。
||ひと|ふ|ぜんしん|||つえ||ばらばら||とびかかって|
As Percy took a step forward, the wand jumped apart.
「 ピーブズ だ 」
"It's Peeves."
と パーシー が 一 年生 に ささやいた 。
|||ひと|ねんせい||
Percy whispered to the first grade.
「 ポルターガイスト の ピーブズ だ よ 」
パーシー は 大声 を 出した 。
||おおごえ||だした
Percy shouted.
「 ピーブズ 、 姿 を 見せろ 」
|すがた||みせろ
"Peves, show me"
風船 から 空気 が 抜ける ような 、 大きい 無 作法 な 音 が それ に 応えた 。
ふうせん||くうき||ぬける||おおきい|む|さほう||おと||||こたえた
A loud, rude sound, like the air coming out of a balloon, responded to it.
「『 血みどろ 男爵 』 を 呼んで きて も いい の か ?
ちみどろ|だんしゃく||よんで|||||
"Is it okay to call" The Bloody Baron "?
」
ボン と 音 が して 、 意地悪 そうな 暗い 目 の 、 大きな 口 を した 小 男 が 現れた 。
ぼん||おと|||いじわる|そう な|くらい|め||おおきな|くち|||しょう|おとこ||あらわれた
There was a bang, and a nasty dark-eyed, big-mouthed little man appeared.
あぐら を かき 、 杖 の 束 を つかんで 空中 に 漂って いる 。
|||つえ||たば|||くうちゅう||ただよって|
He is sitting cross-legged, grabbing a bundle of canes and floating in the air.
「 おお お ぉぉ ぉぉ !
か ー わ いい 一 年生 ちゃん !
|-|||ひと|ねんせい|
Wow good first grader!
なんて 愉快な んだ !
|ゆかいな|
How fun!
」
小 男 は 意地悪な かん高い 笑い声 を 上げ 、 一 年生 めがけて 急 降下 した 。
しょう|おとこ||いじわるな|かんだかい|わらいごえ||あげ|ひと|ねんせい||きゅう|こうか|
The little man made a nasty, high-pitched laugh and plunged into the first grade.
みんな は ひょいと 身 を 屈めた 。
|||み||かがめた
Everyone bent down by chance.
「 ピーブズ 、 行って しまえ 。
|おこなって|
"Peves, go.
そう し ない と 男爵 に 言いつける ぞ 。
||||だんしゃく||いいつける|
If you don't do it, I'll tell the Baron.
本気 だぞ 」
ほんき|だ ぞ
I mean it."
パーシー が 怒鳴った 。
||どなった
Percy yelled.
ピーブズ は 舌 を ベーッ と 出し 、 杖 を ネビル の 頭 の 上 に 落とす と 消えて しまった 。
||した||||だし|つえ||||あたま||うえ||おとす||きえて|
Peeves slammed his tongue out and disappeared when he dropped his wand onto Neville's head.
Peeves golpeó su lengua y dejó caer su varita sobre la cabeza de Neville y desapareció.
ついでに そこ に あった よろい を ガラガラ いわ せ ながら 遠のいて いく の が 聞こえた 。
||||||||||とおのいて||||きこえた
By the way, I heard the armor that was there rattling as it receded.
「 ピーブズ に は 気 を つけた ほう が いい 」
|||き|||||
"You should be careful about Peeves."
再び 歩き 出し ながら パーシー が 言った 。
ふたたび|あるき|だし||||いった
said Percy, walking off again.
「 ピーブズ を コントロール できる の は 『 血みどろ 男爵 』 だけ な んだ 。
||こんとろーる||||ちみどろ|だんしゃく|||
"Only the Bloody Baron can control Peeves.
僕ら 監督 生 の 言う こと で さえ 聞きゃ し ない 。
ぼくら|かんとく|せい||いう||||ききゃ||
We don't even listen to what the directors say.
さあ 、 着いた 」
|ついた
Come on, we're here."
廊下 の つきあたり に は 、 ピンク の 絹 の ドレス を 着た とて も 太った 婦人 の 肖像 画 が かかって いた 。
ろうか|||||ぴんく||きぬ||どれす||きた|||ふとった|ふじん||しょうぞう|が|||
At the end of the corridor was a portrait of a very fat lady in a pink silk dress.
「 合言葉 は ?
あいことば|
What's the password?
」 と その 婦人 が 開いた 。
||ふじん||あいた
' opened the lady.
「 カプート ドラコニス 」
"Caputo Draconis"
パーシー が そう 唱える と 、 肖像 画 が パッと 前 に 開き 、 その 後ろ の 壁 に 丸い 穴 が ある の が 見えた 。
|||となえる||しょうぞう|が||ぱっと|ぜん||あき||うしろ||かべ||まるい|あな|||||みえた
When Percy chanted so, the portrait popped forward and I saw a round hole in the wall behind it.
みんな やっと その 高い 穴 に はい 登った ── ネビル は 足 を 持ち上げて もらわ なければ なら なかった ── 穴 は グリフィンドール の 談話 室 に つながって いた 。
|||たかい|あな|||のぼった|||あし||もちあげて|||||あな||||だんわ|しつ|||
Everyone finally climbed into the high hole ── Neville had to have his feet lifted ── the hole was connected to Gryffindor's lounge.
心地よい 円形 の 部屋 で 、 フカフカ した ひじ かけ 椅子 が たくさん 置いて あった 。
ここちよい|えんけい||へや||||||いす|||おいて|
It was a comfortable circular room filled with fluffy armchairs.
パーシー の 指示 で 、 女の子 は 女子 寮 に 続く ドア から 、 男の子 は 男子 寮 に 続く ドア から それぞれ の 部屋 に 入った 。
||しじ||おんなのこ||じょし|りょう||つづく|どあ||おとこのこ||だんし|りょう||つづく|どあ||||へや||はいった
At Percy's direction, girls entered each room through the door leading to the girls'dormitory, and boys entered each room through the door leading to the men's dormitory.
らせん 階段 の てっぺん に ── そこ は 、 いくつか ある 塔 の 一 つ に 違いない ── やっと ベッド が 見つかった 。
|かいだん||||||いく つ か||とう||ひと|||ちがいない||べっど||みつかった
At the top of the spiral staircase ── it must be one of several towers ── finally the bed was found.
深紅 の ビロード の カーテン が かかった 、 四 本 柱 の 天 蓋 つき ベッド が 五 つ 置いて あった 。
しんく||びろーど||かーてん|||よっ|ほん|ちゅう||てん|ふた||べっど||いつ||おいて|
There were five four-poster canopy beds with crimson velvet curtains.
トランク は もう 届いて いた 。
とらんく|||とどいて|
The trunk has already arrived.
クタクタ に 疲れて しゃべる 元気 も なく 、 みんな パジャマ に 着替えて ベッド に もぐりこんだ 。
||つかれて||げんき||||ぱじゃま||きがえて|べっど||
Tired of being tired and not talking, everyone changed into their pajamas and slipped into the bed.
Cansados de estar cansados y de no hablar, todos se pusieron sus pijamas y se metieron en la cama.
「 すごい ごちそう だった ね 」
"It was a great feast."
ロン が カーテン ご し に ハリー に 話しかけた 。
||かーてん||||||はなしかけた
Ron spoke to Harry over the curtain.
「 スキャバーズ 、 やめろ !
"Scabbers, stop!
こいつ 、 僕 の シーツ を かんで いる 」
|ぼく||しーつ|||
This guy is biting my sheets. "
ハリー は ロン に 糖 蜜 パイ を 食べた か どう か 聞こう と した が 、 あっという間 に 眠り 込んで しまった 。
||||とう|みつ|ぱい||たべた||||きこう||||あっというま||ねむり|こんで|
Harry asked Ron if he had eaten a molasses pie, but he fell asleep in a blink of an eye.
ちょっと 食べ 過ぎた せい か 、 ハリー は とても 奇妙な 夢 を 見た 。
|たべ|すぎた||||||きみょうな|ゆめ||みた
Maybe because he ate a little too much, Harry had a very strange dream.
ハリー が クィレル 先生 の ターバン を かぶって いて 、 その ターバン が ハリー に 絶え間 なく 話しかけ 、
|||せんせい||たーばん|||||たーばん||||たえま||はなしかけ
Harry was wearing a turban of Dr. Quirel, who constantly spoke to Harry,
「 すぐ スリザリン に 移ら なくて は なら ない 。
|||うつら||||
"I have to move to Slytherin right away.
それ が 運命 な のだ から 」
||うんめい|||
Because that is fate. "
と 言う のだ 。
|いう|
That's what they say.
「 スリザリン に は 行き たく ない 」
|||いき||
"I don't want to go to Slytherin."
と 言う と 、 ターバン は だんだん 重く なり 、 脱ごう と して も 、 痛い ほど に 締めつけて くる ── そして 、 マルフォイ が いる 。
|いう||たーばん|||おもく||ぬごう||||いたい|||しめつけて|||||
That said, the turban is getting heavier and heavier, and even if you try to take it off, it's painfully tightened ── and there's Malfoy.
ハリー が ターバン と 格闘 して いる の を 笑い ながら 見て いる ── 突然 マルフォイ の 顔 が 鈎鼻 の スネイプ に 変わり 、 その 高 笑い が 冷たく 響く ── 緑色 の 光 が 炸裂 し 、 ハリー は 汗 びっしょり に なって 震え ながら 目 を 覚ました 。
||たーばん||かくとう|||||わらい||みて||とつぜん|||かお||かぎはな||||かわり||たか|わらい||つめたく|ひびく|みどりいろ||ひかり||さくれつ||||あせ||||ふるえ||め||さました
I'm laughing at Harry wrestling with a turban ── Suddenly Malfoy's face turns into a Snape on his nose, and his laughter echoes coldly ── The green light bursts and Harry sweats. I woke up trembling.
ハリー は 寝返り を うち 、 再び 眠り に 落ちた 。
||ねがえり|||ふたたび|ねむり||おちた
Harry rolled over and fell asleep again.
翌朝 目覚めた 時 に は 、 その 夢 を まったく 覚えて い なかった 。
よくあさ|めざめた|じ||||ゆめ|||おぼえて||
When I woke up the next morning, I didn't remember the dream at all.