Ginga Eiyuu Densetsu ( LegendoftheGalacticHeroes ) Episode 1
いつ の 世 も 戦争 が 続いている
いつ の 世 も 戦争 に よって 残される の は
無人 の 荒れ野 だけ だ
そして 刻まれた 傷 は 時 の 流れ と ともに 消え て いく
その 傷 を 目撃 し 記憶 して いる の は
満天 に 輝く 星 の 群れ かも しれない
その 星 すら いつ の 日 か
流れ星 の よう に 消え去る 運命 に ある
これ は そんな 星々 の 間 で
いつ の 日 か 語られた ある 人間 たち の
今 は もう 忘れかけている 戦い の 記録 で ある
その 頃 銀河 と いう 名 の 小さな 島 宇宙 の 中 は
大きく 2つ に 分かれて 戦って いた
銀河 帝国 と 自由 惑星 同盟 で ある
更に 両者 と 交易 する 小 都市 国家
フェザーン 自治領 が あり
戦い に 参加 しよう と せず
両方 の 戦い の 成り行き を 見守って いた
戦争 は 既に 150 年 続いて いた
星 を 見て おいで ですか
星 は いい
何事 に も 動じ ず いつも じっと 同じ 場所 で 瞬き 続け
私 たち を 見守って くれる
はい あの 星 の 群れ に 比べれば
我々 の 戦い は 小さな もの な の かも しれません
確か に 我々 が 見よう と している もの に 比べれば
はるか に 小さい 戦い だ
で ? 我 が 軍 が 対する 敵 は
2 倍 の ほぼ 4 万 艦
3 方向 から 包囲 戦闘 しています
これ に つき 5人 の 提督 が
閣下 に 緊急 に お 会い し たい と 来られました
さぞや 我 が 軍 の 老いぼれ ども は
顔 を 青く し て くる こと だろう
司令官 閣下 意見 具申 を 許可 して いただき
ありがとう ございました
卿 ら の 言い たい こと は 分かって いる
これ が 不利 な 状況 に ある と 卿 ら は 言う の だ な
と は 申し て おり ませ ん ただ 不利 な 態勢 に ある の は 事実 です
被害 を 最小 に とどめる ため の 手段 が 必要 です
つまり 撤退 せよ と 言う の だろう が そう は いか ぬ
撤退 など 思い も よらぬ こと だ
なぜ です 理由 を 聞かせて いただけます か
我々 が 敵 より 圧倒的 に 有利 な 態勢 に ある から だ
うん ?
数 の 勝負 なら 今回 は 同盟 軍 の 勝ち か
もっとも どちら が 勝とう と
この 銀河 を 覆う 戦雲 は 簡単 に は 晴れ ぬ
我々 フェザーン 自治領 は 当分 高み の 見物 だ
帝国 と 同盟 が 戦い に 疲労 すれ ば する ほど
利益 を 得る の は 我ら フェザーン な の だ から な
今 は 前進 ある のみ
これ が 私 の 考えた 作戦 だ 机上 の 空論 です
うまく いく はず が ありません ぞ 閣下
この ような …もう いい
卿 ら は 私 の 指揮 下 に ある
その 司令 に 従わ ぬ なら ば
私 は 帝国 の 軍規 に のっとり 卿 ら の 任 を 解き
厳罰 に 処する だけ の こと
な …もう よい 退出 せよ
話 は 終わった
あの 生意気 な 金髪 の 小僧 め !
姉 に 対する ご 寵愛 で 陛下 の ご 威光 を 笠 に 着おって
若さ 故 だ 子ども の ような 年 の 男 に
大人 が そう 熱く なる こと も なかろう
よろしい の です か あそこ まで 言って
構わ ぬ 彼ら の 不満 など
戦い に 勝て ば 消える
今日 は 姉 君 の 誕生 の 日 です が
忘れる はず は ない
誕生 日 の 贈り物 は 今日 の 戦い の 勝利 だ
同盟 を 制勝 する 反徒 ども の 兵力 は
我が 軍 の 2 倍 に 達する と の 知らせ が 参って おります
こ たび は 負ける か
誠に 恐れ多い こと ながら
そう か 討伐 軍 の 指揮官 は
そち の 弟 で あった な
ローエングラム 伯爵 家 の 門地 を 継いで 初 の 出征
いささか 巡り合わせ が 悪う ござい ました か
あの 者 の こと だ 無為 に 敗れ は すまい
ジーク ラインハルト を お願い ね
はい
そう 心配 する な 我々 は 勝てる
だが 何 か ご 懸念 が
一つ 問題 が ある と すれ ば …
はい 敵 に あの 男 が いる か どう か だ
かつて エルファシル の 英雄 と
呼ば れ た 男
うん
ヤンウェンリー 准将 確か に 作戦 は 読ま せて もらった
しかし いささか 慎重論 すぎる
敵 に 比べ 我が 方 の 艦数 は 倍 だ
逃げ道 を 考え て 戦って いる 状態 で は ない
なぜ 今更 負け ない 算段 を せ ねば ならん の だ
しかし 戦場 で は 何 が 起こる か 分かりません
油断 は 禁物 でしょ とにかく 全員 の 意見 で
この 作戦 は 却下 する
言って おく が 君 に 含む ところ が ある わけ で は ない ぞ
その お 言葉 だけ で 十分 です
では
また です か ああ
どう も 教師 運 が 悪い らしく
私 の 答案 は いい 点数 が 出 ない ね
仕方ない です よ あいつ ら 年 を 取り
頭 が 固く なってる んです ほんと 年 は 取りたく ない ねえ
で ご 老体 たち に お 任せ し て
今回 は 勝てる ん でしょう ね 数 の 上 で は ね
勝利 は 約束 さ れ た よう な もん だ だ が
だが ?敵 の 司令官 は やっこさん だ
ローエングラム 伯 ラインハルト
確か 上級 大将
そう 白い 船 の 司令官
やっこ さん は 何 を やる か 分からない
や です よ あの世 に 行く の は
ああ だから 目 が 離せ ない
私 の 作戦 を 却下 した 司令官 でも ね
さあ 行こう か
読ませて もらい ます 無駄 だ ぞ
アスターテ の 味方 艦隊 わずか 2 万
今度 こそ あの 生意気 な 金髪 の 小僧 の
泣きっ面 が 見られる か
だが あの 男 の こと また 妙 な 作戦 で
敵 を 撃退 する かもしれん
しかし あいつ の 艦隊 は かつて ここ まで のし上がって きた
同じ 艦隊 で は ない どういう こと かな
帝国 の 人事 で かつて ともに 戦った 参謀 が
今回 ほとんど 参加 していない の だ
戦い は 一人 では 戦い ぬ
優秀 な 参謀 が いて
正確 に 作戦 を 実行 出来れば こそ
勝利 を つかめる の だ
すると 卿 の 参謀 は よほど 優秀 と 見える
ほとんど 勝った 話 を 聞い た こと が ない から な
勝った 話 を 聞かない の は
卿 も 同じ だ が な ふん
アスターテ 会戦 の 敵 軍 数 は
我が 軍 の 倍 と 発表 され ました
帝国 軍 の 勝利 を 遠き 空 より 期待 し ましょう
あの 方 から 別れて 4 ヵ月 か
軍 の 人事 には 口 を 挟め ないし な
他 の 連中 も 今 は あの 方 の 下 に いない そう だ
うん 今 付いて いる の は
赤毛 の 男 だけ だ あの 方 は
俺 たち なし で いける だろう か
と 言って ここ から 手伝い に 飛んで いける はず も ない
大丈夫 だよ あの 方 は きっと やり ぬく さ
ああ 俺 も それ は 信じ たい
いよいよ アスターテ 会戦 が 開始 されます
ふ ふ
全 艦隊 正面 の 敵 に 向かえ
帝国 軍 は 予想 の 空域 に とどまら ず
急進 して 第 4 艦隊 と 接触 します
何 だ と そんな 非常識 な
あり 得 ぬ こと だ 私 が やっこさん なら
同じ こと を 考えた はず だよ
ああ 困った もん です よ ね
いつも 先手 を 取る の は あの 男 だ
全軍 敵 正面 を 攻撃 せよ
敵 に 積極的 意思 が あれ ば
この 状況 を 包囲 される 危機 と 見 ず
分散 した 我 が 軍 を 各個 撃破 する 好機 と 考える だろう
やはり 敵 さん は それ を 考えて いたん だ
これ に 対する 対策 は …
読ん でも 無駄 だよ
もう その 作戦 を 使う 余地 は ない
だが まだ 別 の 手 は ある が
ただ そう し なければ 4 万 隻 の 艦 が
2 万 隻 の 艦 に 全滅 させられ
敵 に 損害 は ほとんど ない だろう
敵 正面 艦隊 総数 1 万 3000
単なる 数 の 計算 だ
勝つ の が 当たり前 で は なく
仰る 通り です
4 万 で 敵 を 包囲 する つもり が
各個 に 攻撃 されれば 各 艦隊 1 万 3000
2 万 対 1 万 3000 完璧 に 我が 方 は 負ける
これ は どう いう こと だ 迎撃 せよ
全艦 総力戦 用意 スパルタニアン 全艦 発進
敵 戦闘隊 急襲 発進 間に合い ません
う わ あ
第 4艦隊戦闘艇重装備の武器に引火発進不能
なお 敵 妨害 電波 の ため それ 以上 の 戦況 は 不明
何て こと だ これ で は 腹 に 火薬 を 抱え て
第 2 艦隊 全 戦闘艇 発進 準備
助かった ぜ 外 に 出られる
ああ 出る に 出られず あの世 行き じゃ たまらん
そう とも こんな 艦 の 中 で 死ぬ の は ごめん だ
第 2 艦隊 戦闘 艇 発進 準備 完了
よ ー し 第 2 艦隊 第 4 艦隊
救援 に 出撃 待って ください
我々 が 到達 した 時 に は 戦闘 は 終わって います
敵 は 戦場 を 離れ 第 2 第 6 艦隊 より 早く
どちら か の 艦隊 の 背後 に 回り 攻撃 を 掛ける でしょう
我々 は 先手 を 取られ しかも 現在 の ところ
取ら れっぱなし です これ 以上 敵 の 思惑 に 乗る 必要 は
ない と 考えます が では どう しろ と いう の だ
第 6艦隊とは戦場で合流せず
まず 一刻 も 早く 最短 距離 で
別 の 場所 で 合流 する の です
第 2 第 6 の 両 艦隊 を 合わせれば
2 万 6000 隻
2 万 の 敵 と 五分 以上 の 勝負 が 出来る でしょう
すると 君 は 第 4艦隊を
見殺し に しろ と 言う の か これ から 行って も 間に合いません
ここ は 広大 な 宇宙 です
戦場 まで 何 時間 かかる と お 思い です か
しかし 友軍 の 危機 を 放置 して は おけん
では 結局 3 艦隊 いずれ も が
敵 の 各個 撃破 戦法 の 餌食 に なって しまい ます
そうと は 限らん !第 4艦隊 とて
むざむざ 敗れ は すまい 彼 ら が 持ちこたえ て て くれれば …
無理 だ と 先刻 も 申し上げました
第 4艦隊 を 指揮 する パストーレ 中将 は 私 の 友人 で あり
百戦 錬磨 の 猛将 で ある
簡単 に 負ける わけ は ない
もう いい 准将 我 が 軍 は 友軍 を 見捨て は しない
友人 は 大事 でしょう 私 に も
第 6艦隊に友人がおります
みすみす 今 生きている 第 6艦隊 を 失いたくはありません
そして この 第 2 艦隊 も
たとえ 第 4 艦隊 を 失う と しても
第 4艦隊の状況不明
不明 な 以上 望み は ある
第 2 艦隊 は 第 4 艦隊 を 救援 に 向かう
分かった な そこ まで 仰る なら
私 の 出る 幕 は ありません では
困った こと に なった よ
また 一つ 策 を 考え なければ ならない
せめて 生き残る 手 を ね これ じゃ 救助 に 行って
二重 遭難 する 山登り みたい な もの です から ね
もう 一つ の 第 6 艦隊 は どう 出る だろう
あそこ の 作戦 参謀 は 私 の 同期 で ね
優秀 な やつ だ ラップ 先輩 の こと です ね
ああ 上官 さえ よければ 彼 の 意見 は
聞き入れ られる はず なんだ が
私 なんか と 違って ね
何 ?ラップ 少佐 今 何と 言った
はい 既に 第 4艦隊は
敗北 した と 将官 は 予測 します
第 4艦隊を見捨てろと言うのか
はい それ より も 無傷 の 第 2 艦隊 と
一刻 も 早く 合流 す べき か と
合流 する と も
第 4艦隊の戦っている戦場でな
それでは 間に合い ません
我々 は みすみす 敵 の 餌 に なって しまい ます
敵 の 餌 ?敵 を 餌 に する の は 我々 だ
我々 は 第 4 艦隊 を 救援 に 向かう ぞう
もはや 差し出がましい こと は 申し上げ ません
ヤン の やつ なら どう する か
抵抗 は 終わり ました 完璧 な 勝利 です
以後 掃討 作戦 に 移る こと に なり ます が
無用 だ 。は あ ?
戦闘 不能 な 敵 など 相手 に せず とも よい
敵 は まだ 2つ の 艦隊 が 残って いる
次 の 戦闘 に 備え て 戦力 を 温存 して おく こと だ
分かりました 司令官 閣下
彼ら の 態度 も 少し は 変わる だろう
変わら ざる を 得 ない でしょう 提督 たち の 反感 も
次に 左右 どちら の 艦隊 を
攻撃 す べき だ と 思う ?キルヒアイス
どちら に 行く こと も 可能 です が
お 考え は 決まって おり ましょう まあな
そちら まで には 何 時間 かかる 4 時間 弱 です
こいつ お前 も 分かって いた の だな
では その 旨 を 全艦隊 に 伝達 しろ
時計 方向 に 進路 を 変更 し つつ 進み
敵 第 6 艦隊 から 攻撃 する
かしこまり ました
何 か 異議 でも ある の か ?
いえ そう では ありません が この 時間 を 利用 して
兵士 たち に 休息 を 取らせて は いかが か と 思います が
ああ そう だ な 気付か なかった
その 時間 は ?1 時間 半 ずつ
2 交替 で うん
ふう やっぱり 俺 たち は ラッキー かもしれません ね
ああ うち の 若い 司令官 は なかなか やる よ
だがな 一介 の 兵士 の 俺たち には
戦い は まだ まだ 続く
生き残る ために は 休める 時 に 休ま なくっちゃ
かなり の けが です ね
今時 けが くらい じゃ なかなか 死ね ない
俺 の 片腕 だって これ もん よ
だけど 今 の 時代 の 戦争 は 一発 で ドカン だ
だから けが人 も 少ない が ね 結局 死ぬ か 生きる か さ
さ 寝よ う か
でも タンク ベット で 1 時間 睡眠 じゃ ね
こいつ は 1 時間 で 並 の 8 時間 分 は 疲れ が 取れる よ
疲れ が 取れる だけ でしょ 夢 を 見る 暇 も ない や
戦争 中 には 夢 を 見る 必要 は ない さ
どうせ 見たって 悪夢 だけ だ よ
前方 敵軍 第 6 艦隊 発見
攻撃 を 開始 せよ
4 時 半 の 方向 に 艦影 4 時 半 だと
敵 です 迎撃 の 用意 を
うろたえ おって 敵 は 我々 の 行く手 だ
そんな 方向 に いる はず が ない
ですが 閣下 敵 は 恐らく
戦場 を 移動 した の でしょう 第 4 艦隊 との 戦い を 放置 して か
申し上げ ました でしょう 第 4 艦隊 は 既に 敗退 した の です
不愉快 な こと を 言う な 現実 は もっと 不愉快 です
敵 襲 です !
応戦 だ 反転 して 応戦 だ
いけません 勝敗 は 目 に 見えています
今 は 少し でも 犠牲 を 少なく すべき です
黙れ 俺 は 卑怯者 には なれん
うわ っ うわあ
ヤン お前 は こんな ざま に なる な よ
ジェシカ お前 と も 会え なくなった
ここ で 消える 俺 を …許してくれ
第 6艦隊全滅の模様
何 ラップ 少佐
無能 な 司令官 の 下 では どんな 有能 も 役立た ない
敵 艦隊 我 が 第 2 艦隊 に 接近 中
第 4艦隊第6艦隊なき今
数 の 上 で 圧倒的に 不利 だ
閣下 全艦 攻撃 準備 を
あっ ああ そうだった
ラップ 私 は 簡単 に はやられ ない
もはや 勝利 は 確実 です
最後 まで 手綱 を 緩める な
まだ 何 が 起こる か 分からない
あの 艦隊 に あの 男 が いる と したら な
ヤンウェンリー 准将
ああ その 通り だ
だが そう 言い ながら も
その後 常勝 の 英雄 と 呼ばれた ラインハルト は
ほとんど 勝利 を 確信 していた
形勢 は 逆転 した 優位 に 立つ
ラインハルト の 攻勢 に さらされ
絶体絶命 の 同盟軍 第 2 艦隊
だが ヤン には 起死回生 の 策 が あった
次回 銀河 英雄 伝説 第 2話
アスターテ 会戦
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