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涼宮ハルヒの憂鬱, Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 11

Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 11

( 雷雨 の 音 )

( キョン ) あっ あ …

( 荒れ狂う 海 の 音 )

( ハルヒ ) あ … ああ …

( 新川 ( あら かわ )) 動かして は いけ ませ ん

亡くなら れて おり ます

果物 ナイフ です な

( み くる ) ひえ ~ お ~

( 古泉 ( こい ずみ )) 大変な こと に なり ました ね

( ドア を 閉める 音 )

( 風 で 窓 が ガタ つく 音 )

( 古泉 ) おや ?

手帳 を 貫通 して い ます

犯人 は かなり 腕力 の ある 人間 の ようです ね

( キョン ) と いう こと は 犯人 は 男 だ と 考えて 間違い ない だろう

そして 多 丸 ( たまる ) 裕 ( ゆたか ) さん の 姿 が 見え ない と いう

すると …

この こと 妹 さん に は ?

言わ ない ほう が いい だろう な

ちょっと 考える べき 事態 が 発生 した ようです ね

この 状況 は まさしく クローズドサークル

一見 する と 殺人 事件 で も あり ます

更に この 部屋 は 密室 に なって い ました

さ あて 出入り 不能な 部屋 で 犯人 は どう やって 犯行 を 行い ―

出て いった のでしょう か

( 雷鳴 )

♪~

~♪

( 豪雨 の 音 )

( キョン の 妹 ) ねえ キョン 君 なんか あった の ?

( キョン ) 言った ろ ?

圭一 ( けい いち ) さん が 急病 で 寝込 ん じ まった から

おとなしく して なきゃ いけない んだ

( 妹 ) でも なんで み くる ちゃん まで ?

う ~ ん う っう う …

( ハルヒ ) ん っ

キョン ちょっと

( ハルヒ ) 有希 ( ゆき ) ちゃんと 鍵 閉めて

誰 が 来て も 開けちゃ ダメ よ

( 長門 ( な が と )) 分かった

( ハルヒ ) これ って 殺人 事件 な の ?

( キョン ) どうやら そう らしい

( ハルヒ ) う う ~ まさか な

こんな こと に なっちゃ う なんて

思い も よら なかった

( キョン ) お前 事件 を 熱望 する ような こと

言って た じゃ ない か

( ハルヒ ) だって 本当に なる と は 思わ ない もん

( キョン ) 嵐 の 島 で 発生 した 密室 殺人

旅行 先 で たまたま そんな もん に 出くわして しまう 確率 は

いかほど の もん だろう

ひょっとして これ も ハルヒ が 望んだ から 起きた 事件 な の か ?

ん … 困った こと に なった わ ね

( キョン ) エープリルフール の つもり で 言った 冗談 が

本当に なって 困惑 して いる イタズラ 小僧 の ような 風情 だ

こんな こと は 考え たく ない が 最大 の 容疑 者 は 裕 さん だ な

何しろ 姿 が 見え ない んだ から

( ハルヒ ) あっ そう いえば 昨日 み くる ちゃん が 言って たわ

( はしゃぐ 声 )

ひ ゃっ あ …

( キョン ) 2 人 が ケンカ して た ?

( ハルヒ ) … ように 見えた んだ って

それ から もう 一 つ ゆうべ の こと だ けど ―

ゲーム の 途中 で あたし トイレ に 行った でしょ ?

そん 時 ちょうど この 場所 で …

( 裕 ) ああ 急ぐ んだ

パスポート と トラベラーズチェック を

用意 して くれ

( ハルヒ ) 今 から 思う と

あれ は 外国 に 高飛び する 手配 を して いた の かも ね

( キョン ) でも なんで 密室 な んだ ?

自殺 に 見せかける 工作 で も ない し

わざわざ 密室 に 仕立てる 理由 が ない だろう

( ハルヒ ) う ~ ん … うん !

やっぱり じっと なんか して られ ない わ

圭一 さん の 部屋 もう 一 回 よく 見て み ましょう

警察 に 連絡 し ました ところ

誰 の 立ち入り も 許可 し ない ように と の こと で ございます

いつ 来る の ? 警察

予報 に よれば

明日 の 午後 に は 天候 の 回復 が 見込ま れる ようです から

そのころ あたり に なる ので は ない でしょう か

( ハルヒ ) 鍵 は 一晩 中 かかって た の ?

( 新 川 ) 分かり かね ます

わたくし は ノック を して みた だけ です ので

( ハルヒ ) ノック だけ ?

( 新 川 ) 圭一 様 の お 部屋 に は 仕事 の 書類 など が あり ました ので

お 返事 なし に ドア を 開ける こと は はばから れた のです

圭一 さん と 裕 さん は 仲 悪かった の か ?

ん …

それ も 分かり かね ます な

なんとなれば 私 と 森 が ここ に 仕える ように なり ました の は

この 1 週間 程度 の こと で ございます ので

( ハルヒ ・ キョン ) 1 週間 ?

わたくし ども は パート タイム

臨時 雇い の 執事 と メイド で ございます

夏 の ほんの ひととき 2 週間 ばかり の 契約 で ございました

( ハルヒ ) あ …

つまり この 別荘 だけ ?

昔 から 圭一 さん とこ に いたんじゃ ない の ね ?

さ ようで

ご 兄弟 の 間柄 に ついて も ―

裕 様 が 圭一 様 の 会社 の 社員 で おら れた と しか

( キョン ) 何 か 引っかかる

なんだろう この 妙な 感覚 は …

あら ? 古泉 君 何 して た の ?

( 古泉 ) 館 の 中 を 見回って いた んです

裕 さん は どこ に も いま せ ん ね あなた 方 は ?

( ハルヒ ) 外 ! 船 が ある か どう か を 確かめる の

( 森 ( もり )) 船 は ない と 思わ れ ます が

( ハルヒ ) どうして ?

( 森 ) 昨晩 の こと です

裕 様 が 何 か に せき立て られる ように 玄関 へ 向かって おら れた のです

( 古泉 ) 裕 さん が 船 を 奪って

島 を 出て いった と 言わ れる んです か ?

( 森 ) 確認 した わけで は あり ませ ん

でも 私 が 裕 様 を 見た の は それ が 最後 です

何時ごろ ?

午前 1 時 ごろ だった と 思い ます

( ハルヒ ) あ …

( 暴風 雨 の 音 )

( キョン ) うっかり すれば 崖 下 に 転落 だ

まあ いい 落ちて も こいつ と 一緒 なら

生還 の 確立 が 上昇 する ような 気 が する

見て ! キョン

( キョン ) クルーザー が ない やっぱり 裕 さん の 仕業 か

( キョン ) 灰色 の 空 黒い 海

いつぞや の 閉鎖 空間 を 思い出す

どうも こういう モノクロ 世界 は 好きに なれ そう も ない

( ハルヒ ) キョン 誰 か いる !

ほら あそこ ! 岩 の 向こう

誰 か 外 に 出て きた の かしら それとも …

あっ 真 犯人 かも !

あっ 真 犯人 かも !

( キョン ) あっ おい 待て ハルヒ !

なあ 本当に こっち に 来た の か ?

( ハルヒ ) だって 他 に 道 ない じゃ ない

( 崩れる 音 ) ( ハルヒ ) うわ っ

( ハルヒ ) ああ ~! ( キョン ) ハルヒ ! うわ っ

あ …

う っ

キョン ?

キョン キョン !

う っ …

大丈夫 ? 生きて る ?

ああ 多分 な

( ハルヒ ) やっかいな こと に なった よう ね

( キョン ) ああ

元 の 道 に は 戻れ そう も ない な

( ハルヒ ) あっ ねえ あれ

( キョン ) 幸い 洞窟 の 中 は あったかかった

地熱 の おかげ か 温泉 の 湯 脈 で も ある の かも しれ ない

あの 影 な んだった んだろう

( キョン ) ホントに 生物 だった の か ? 見 間違え じゃ ない の か

( ハルヒ ) そんな はず ない

… と 思う んだ けど

ねえ キョン

圭一 さん を 殺した の って ホントに 裕 さん な の か な

( キョン ) どういう 意味 だ

さっき から ずっと 考えて た の

森 さん の 証言 に よれば

裕 さん が 島 から 出て いった の は 昨夜 遅く でしょ ?

でも ね さっき 圭一 さん に 触れた 時 死体 は まだ あったかかった の よ

意味 分かる ?

つまり 私 たち が 見つけた 時

圭一 さん は まだ 死んだ ばかりだった って こと

( キョン ) どういう こと だ ?

裕 さん は 台風 の 夜 別荘 を 出て

一旦 どこ か に 潜んで おいて から 圭一 さん を 刺して 逃げた の か ?

( ハルヒ ) あ … 違う と 思う

仮に 圭一 さん が 殺さ れた の が

あたし たち が 見つける 1 時間 くらい 前 と して も

そのころ に は みんな とっくに 起きて

家 の 中 を 動き回って た じゃ ない

物音 も 悲鳴 も 聞こえ ない なんて 不自然 よ

( キョン ) でも おかしい だ ろ ?

圭一 さん は 胸 を 刺さ れた まま 何 時間 も ずっと 生きて て

自分 で 鍵 を 閉めた と でも いう の か ?

そもそも 裕 さん が 犯人 じゃ ない なら 逃げ出す 理由 が …

待って !

分かった ! 分かった わ

事件 の 真相

ちょっと 聞いて る の ? キョン

( キョン ) ああ とりあえず 話して みろ

裕 さん が 圭一 さん を 刺した の は 間違い ない わ

でないと あんた の 言った とおり 逃げ出す 理由 が ない もの ね

( キョン ) まあ そう だろう な

( ハルヒ ) どんな 事情 が あった か は 知ら ない けど

裕 さん は 圭一 さん を 刺した

計画 殺人 と は 思え ない から 口 ( くち ) ゲンカ で カッ と して

その 場 に あった 果物 ナイフ を 思わず 振るった と か

そんな とこ でしょう ね

でも ナイフ は 心臓 まで 達して い なかった の

( ハルヒ ) ナイフ は 手帳 に 阻ま れ 致命 傷 に なら なかった の よ

でも ここ で ややこしい こと に なっちゃ った の

圭一 さん は ショック で その 場 に 気絶 しちゃ った の よ

それ を 見て 裕 さん も 殺した と 信じ込んで しまった

問題 は ここ から

実は 気絶 した だけ だった 圭一 さん は そのまま 朝 まで 失神 して いた

目 を 覚ました 圭一 さん は もうろうと した 頭 で 立ち上がり

弟 に 殺さ れ かけた こと を 思い出して

ぼんやり と した 頭 で 扉 に 鍵 を かけた

( 鍵 を かける 音 )

( ハルヒ ) 悲劇 が 起きた の は この後 よ

圭一 さん は 足 を もつれ させて うつぶせ に 倒れて しまった の よ

その 結果 ナイフ は 胸 に 押し込ま れて 圭一 さん を 死に 至ら しめた

これ が 真相 よ

ちょっと 待て そう 都合 よく 何もかも が 進む か ?

進んだ んだ から しかたない じゃ ない

他 に 考え よう が ある ?

本当に 殺した の か どう か くらい 裕 さん に も 分かる だ ろ

大体 圭一 さん の 死体 は あおむけ に 倒れて た んだ ぞ

お前 の 考え が 正しければ

圭一 さん は うつぶせ の 状態 で 発見 さ れる はずだ

( ハルヒ ) それ は そう だ けど

う うん でも 待って

あっ ! それ なら …

( キョン ) どうした ハルヒ

あっ ええ と なんでもない

( ハルヒ ) 考え違い して た みたい ( キョン ) ん ?

( 古泉 ) お ~ い

( キョン ) あっ ( 古泉 ) お 二 人 と も ご 無事です か ?

( キョン ) 結局 ハルヒ の 推理 は 破綻 した わけだ

だが する と 真相 は どう なる ?

死亡 推定 時刻 に は 裕 さん は 島 に い なかった

とすると 真 犯人 が 別に いる こと に なる

( 食器 の 音 ) ( キョン ) ん ?

( 妹 ) ど ~ れ に しよう か な ひ ひ ~

( キョン ) こら ! ( 妹 ) キャッ

キョン 君 ビックリ さ せ ないで よ もう !

( キョン ) つまみ食い か ( 妹 ) あっ

だって お なかす いたんだ もん

お 待ち を ただ今 お 部屋 に お 持ち いたし ます

( 妹 ) あっ ズル ~ い

1 人 だけ 先 に 食べた 人 が いる

( 森 ) これ は 新川 の 食事 です

新川 は 朝 から 何も 口 に して おり ませ ん でした ので

先 に 届けた のです

あんまり 兄貴 に 恥 を かかせる な よ

む ~

( キョン ) お ?

( 妹 ) どうした の ?

ハハ …

( ハルヒ ) 有希 あたし だって ば 開けて ちょうだい

( 長門 ) 誰 が 来て も 開ける な と 言わ れて いる

もう いい わ 開けて ったら

( 長門 ) それ で は 誰 が 来て も 開ける な と いう 命令 に 反する こと に なる

朝比奈 ( あさひ な ) さん は まだ 気絶 して る の か ?

声 が 聞こえ ない から そう でしょう ね

( ハルヒ ) 誰 もって の は あたし たち SOS 団 以外 の 誰 もって こと よ

あたし たち は SOS 団 の 仲間 でしょう

( 長門 ) そう は 言わ れ なかった

私 が 言わ れた の は

誰 に 対して も この 扉 を 開けて は いけない と いう 指示

有希 ちゃん あたし が 出る 時 に は 何も 言わ なかった じゃ ない

( 長門 ) 内側 から ドア を 開く こと に ついて は 何も 指示 さ れて い ない

( キョン ) おい 長門

ハルヒ の 命令 は たった今 解除 さ れた

なんなら その 指令 は 俺 が 上書き する

妹 も いる んだ 開けて やって くれ

( ハルヒ ) もう ! 少し は 融通 を 利かせて よ ね

( み くる ) う う ~ う う …

( キョン ) 今 の は もしや 長門 流 の ジョーク だった のだろう か

頼む ぜ 長門

お前 は 表情 も 顔色 も 変化 なし な んだ から

いつも 本気 と しか 思え ない んだ よ

( 妹 ) 有希 ちゃん ありがとう

( 古泉 ) これ から どう し ます ?

真相 の 究明 を 続け ます か ?

やめ やめ !

やっぱり あたし に 名 探偵 なんて 無理 よ

あと は 警察 に 任せ ましょう

( ドア が 閉まる 音 )

なるほど 洞穴 の 中 で そんな 話 を …

だが 妙だ な

あれ だけ 探偵 ごっこ を やり た がって た ヤツ が

なん だって 急に 態度 を 変えた んだ ?

僕 に は 分かり ます よ 涼 宮 ( すずみ や ) さん の 考え が …

お 話し し ましょう か

聞こう じゃ ない か

涼 宮 さん が 話した 推理 は 途中 まで は 合って い ます が

最後 の 部分 が 違う のです

( 古泉 ) 圭一 さん は 裕 さん に 刺さ れた が その 時 に は 死な なかった

裕 さん は 勘違い して 逃げ出した

そこ まで は 合って い ます

圭一 さん は 僕ら の 声 で 目 を 覚まし

僕ら が ドア を 開けよう と する 寸前 に

もうろうと して 鍵 を かけた

( ドア が 開く 音 ) ( 古泉 ) その 時 …

圭一 さん の 体 に ナイフ が 押し込ま れた の は

その 時 です よ

つまり 犯人 は …

ドア を 破った 人間

つまり 僕 と あなた と 新川 さん と いう こと に なり ます

涼 宮 さん は それ に 気付いた んでしょう

だから 何も 言わ なかった

僕ら を かばう ため 真相 を 自分 一 人 の 胸 に 秘めて ね

( キョン ) 確かに 筋 は 通って いる が

お前 に 気付か れた の は マズ かった な

お前 の 口 さえ 塞 いじ まえば

この こと は 誰 に も 知ら れ ず に 済む

そういう 理屈 だ な

大変 ! 大変だ よ !

ハァハァ …

古泉 君 が … 古泉 君 が 死んで る の

ナイフ で 胸 を 刺さ れて

なんで す と ? まさか !

( 妹 ) 早く 来て 早く ! ほら !

( ハルヒ ) あんた が こんな ワル だ と は ね

( キョン ) お前 は 殺さ ない さ 真相 を 黙って る 限り は な

古泉 は ひそかに 戻って きた 裕 さん に 殺さ れた

動機 は 本人 に しか 分から ない が

もともと 異常な 性癖 の 持ち主 だった らしい

そういう 筋書き だ

( ハルヒ ) 警察 が だまさ れて くれる かしら

( キョン ) その ため に この 死体 に もう 2~3 本 ナイフ を 刺して おく

裕 さん の 異常 性 が 際立つ ように な いく ぞ !

( 圭一 ) ま … 待て !

えっ ?

お 芝居 は 終わり です

僕ら の 負け です よ

( 圭一 ) あっ … ああ …

まんまと して やられ ました な

ごめん ね キョン 君 に 言わ れて やった の

さ あて これ から 超人 的 天才 的 名 探偵 ―

涼 宮 ハルヒ 様 の 名 推理 を ご 披露 する わ

( キョン ) よく これ だけ 自分 を 持ち上げ られる もん だ

言う まで も なく 全て は 古泉 君 と 多 丸 さん 兄弟 と

新川 さん と 森 さん が

私 たち を 担ぐ ため に した お 芝居 だった わけ

偽 の 真相 まで 用意 して 芸 の 細かい こと ね ~

ご 明 察 です

ちょいと した 余興

サプライズパーティー の つもり だった んです よ

( キョン ) あいつ は 最初 から 全部 分かって た んだろう なあ

途中 まで は 確かに あたし も だまさ れて たわ

偽 の 真相 …

圭一 さん を 死な せて しまった の は ドア を 破った キョン たち だって ね

でも 気付いた の

ナイフ を 心臓 に 突き刺す ぐらい 勢い よく ぶつかったら

ドア に 多少 の へこみ や 傷 が できて て いい でしょう ?

なのに ドア に は 傷 一 つ なかった わ

( キョン ) 気付いた の は 俺 だ が な

( 裕 ) しかし ドア が 頑丈な 物 だった の かも しれ ない

それ だけ で は 疑う 理由 に は 足りない んじゃ ない か ?

おかしな こと は まだ ある の

古泉 君 と 新川 さん が 会った 時 の こと よ

“ 久しぶり ” って 言った でしょ ?

1 週間 前 雇わ れた ばっかりで 初対面 の はずな のに

この 挨拶 は 変じゃ ない

仰せ の とおり で ございます

( キョン ) それ に 気付いた の も 俺 だ !

更に 圭一 さん の 部屋 に 駆けつけた 時 の こと よ

古泉 君 は まっすぐ 圭一 さん の 部屋 に 行った でしょ ?

どうして 部屋 の 場所 を 知って た の ?

この 別荘 に は 初めて 来る ような こと を 言って た のに

失態 でした ね

一 度 なら ず 二 度 まで も

だが 知っていて も 不思議で は ない

きみ たち が 知ら ない うち に 確認 して いた の かも しれ ない

確かに ね

でも 決定 的だった の は キョン が 台所 で 見た 食事

キョン 説明 して その 場 に あたし は い なかった から

俺 たち の 中 で

ナイフ と フォーク を 使って 食事 を する の は 圭一 さん だけ だ

無論 新川 さん が ナイフ と フォーク で

食事 する 可能 性 も ゼロ じゃ ない

だが 問題 は ニンジン が 残さ れて いた こと だ

それ で あれ は 圭一 さん の 食事 だった んじゃ ない か と

思い当たった の さ

これ ら の こと を 総合 的に 考えて 出て くる 結論 は 1 つ !

すなわち 圭一 さん は 生きて いる !

全て は やらせ の お 芝居 だった って こと よ !

お ~!

( キョン ) きっと ハルヒ の 頭 の 中 に は

この 数 十 倍 の 歓声 が わいて いる に 違いない

んで 今度 は こっち が ひと 芝居 うった って わけ

私 が 見た バルコニー で の ケンカ も お 芝居 だった んです ね

( 圭一 ) その とおり だ よ

( 裕 ) 同じく 夜中 の 電話 も ね

ふう … いずれ 何もかも 自白 しよう と は 思って い ました が

こう も 早く つまびらかに なる と は ね

まあ お前 の 推理 が きっかけ に なった の は 確かだ

大した 名 探偵 ぶり だった な

なあ に 初歩 的な こと だ よ ワトソン 君

やっぱり お前 の 組織 の 仕込み か

ええ 多 丸 さん 兄弟 も 新川 さん も 森 さん も みんな 仲間 です

( 古泉 ) 涼 宮 さん に 変な こと を 思いつか せ ない ため に は

あらかじめ 事件 を 提供 する の が 最善 だ と 考えた んです

妹 さん が いら した の は 計算 違い でした が ね

行き の 船 の 中 で は

今回 の こと に 機関 は 無関係 と か 言って なかった か ?

( 古泉 ) まさか 本当の こと を 言う わけに も いきま せ ん しね

あなた は いつごろ から 真相 に 気付いて いた んです ?

実のところ 事件 の 最初 から だ

( 古泉 ) 最初 から …

こんな 事件 は 起こり え ない なぜなら ―

ハルヒ が 本気で 殺人 事件 なんか 望む はず が ない から だ

あいつ は そういう ヤツ だ

( 古泉 ) 涼 宮 さん を 信じて おら れる んです ね

もう 一 つ だけ 聞か せろ

ハルヒ が 見た 怪しい 影 あれ も お前 ら の 仕業 だ な ?

怪しい 影 ?

あっ 本当です

これ 以上 お 芝居 を 続ける 理由 は あり ませ ん

じゃあ あの 影 は な んだった んだ ?

まさか …

涼 宮 さん は ―

真 犯人 が 我々 の 他 に いる こと を 望んで いた ようです よ

アレ を ハルヒ が 作 っち まったん だ と すれば …

う っ !

あの 島 に は 今 も えたいの知れない 何者 か が 潜んで いる こと に なる

いや それとも やっぱり ハルヒ の 見 間違い だった の か ?

今度 は どこ 行こう かしら ね バミューダトライアングル と か ~

♪~

~♪


Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 11 suzumiya|haruhi||yuuutsu Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 11

( 雷雨 の 音 ) らいう||おと (Sound of thunderstorm)

( キョン ) あっ   あ …

( 荒れ狂う 海 の 音 ) あれくるう|うみ||おと

( ハルヒ ) あ … ああ …

( 新川 ( あら かわ )) 動かして は いけ ませ ん あらかわ|||うごかして|||| (Shinkawa (Arakawa)) Don't move

亡くなら れて おり ます なくなら||| I'm dead

果物 ナイフ です な くだもの|ないふ||

( み くる ) ひえ ~  お ~

( 古泉 ( こい ずみ )) 大変な こと に なり ました ね こいずみ|||たいへんな|||||

( ドア を 閉める 音 ) どあ||しめる|おと

( 風 で 窓 が ガタ つく 音 ) かぜ||まど||||おと

( 古泉 ) おや ? こいずみ|

手帳 を 貫通 して い ます てちょう||かんつう||| It penetrates the notebook

犯人 は かなり 腕力 の ある 人間 の ようです ね はんにん|||わんりょく|||にんげん|||

( キョン ) と いう こと は 犯人 は 男 だ と 考えて 間違い ない だろう |||||はんにん||おとこ|||かんがえて|まちがい||

そして 多 丸 ( たまる ) 裕 ( ゆたか ) さん の 姿 が 見え ない と いう |おお|まる||ひろ||||すがた||みえ||| And he says he can't see Mr. Yutaka Tamaru.

すると …

この こと 妹 さん に は ? ||いもうと|||

言わ ない ほう が いい だろう な いわ||||||

ちょっと 考える べき 事態 が 発生 した ようです ね |かんがえる||じたい||はっせい||| It seems that something to think about has happened.

この 状況 は まさしく クローズドサークル |じょうきょう|||

一見 する と 殺人 事件 で も あり ます いっけん|||さつじん|じけん||||

更に この 部屋 は 密室 に なって い ました さらに||へや||みっしつ||||

さ あて 出入り 不能な 部屋 で 犯人 は どう やって 犯行 を 行い ― ||でいり|ふのうな|へや||はんにん||||はんこう||おこない Now, how does the criminal commit the crime in a room that cannot be accessed?

出て いった のでしょう か でて|||

( 雷鳴 ) らいめい

♪~

~♪

( 豪雨 の 音 ) ごうう||おと

( キョン の 妹 ) ねえ キョン 君   なんか あった の ? ||いもうと|||きみ|||

( キョン ) 言った ろ ? |いった|

圭一 ( けい いち ) さん が 急病 で 寝込 ん じ まった から けいいち|||||きゅうびょう||ねこ|||| Keiichi-san fell asleep due to a sudden illness.

おとなしく して なきゃ いけない んだ

( 妹 ) でも なんで み くる ちゃん まで ? いもうと||||||

う ~ ん   う っう う …

( ハルヒ ) ん っ

キョン ちょっと

( ハルヒ ) 有希 ( ゆき ) ちゃんと 鍵 閉めて |ゆうき|||かぎ|しめて

誰 が 来て も 開けちゃ ダメ よ だれ||きて||あけちゃ|だめ|

( 長門 ( な が と )) 分かった ながと||||わかった

( ハルヒ ) これ って 殺人 事件 な の ? |||さつじん|じけん||

( キョン ) どうやら そう らしい

( ハルヒ ) う う ~ まさか な

こんな こと に なっちゃ う なんて

思い も よら なかった おもい|||

( キョン ) お前 事件 を 熱望 する ような こと |おまえ|じけん||ねつぼう|||

言って た じゃ ない か いって||||

( ハルヒ ) だって 本当に なる と は 思わ ない もん ||ほんとうに||||おもわ||

( キョン ) 嵐 の 島 で 発生 した 密室 殺人 |あらし||しま||はっせい||みっしつ|さつじん (Kyon) Locked-room murder on the island of Storm

旅行 先 で たまたま そんな もん に 出くわして しまう 確率 は りょこう|さき||||||でくわして||かくりつ|

いかほど の もん だろう

ひょっとして これ も ハルヒ が 望んだ から 起きた 事件 な の か ? |||||のぞんだ||おきた|じけん|||

ん … 困った こと に なった わ ね |こまった|||||

( キョン ) エープリルフール の つもり で 言った 冗談 が |||||いった|じょうだん|

本当に なって 困惑 して いる イタズラ 小僧 の ような 風情 だ ほんとうに||こんわく|||いたずら|こぞう|||ふぜい|

こんな こと は 考え たく ない が 最大 の 容疑 者 は 裕 さん だ な |||かんがえ||||さいだい||ようぎ|もの||ひろ|||

何しろ 姿 が 見え ない んだ から なにしろ|すがた||みえ|||

( ハルヒ ) あっ そう いえば 昨日 み くる ちゃん が 言って たわ ||||きのう|||||いって|

( はしゃぐ 声 ) |こえ

ひ ゃっ   あ …

( キョン ) 2 人 が ケンカ して た ? |じん||けんか||

( ハルヒ ) … ように 見えた んだ って |よう に|みえた||

それ から もう 一 つ ゆうべ の こと だ けど ― |||ひと||||||

ゲーム の 途中 で あたし トイレ に 行った でしょ ? げーむ||とちゅう|||といれ||おこなった|

そん 時 ちょうど この 場所 で … |じ|||ばしょ|

( 裕 ) ああ   急ぐ んだ ひろ||いそぐ|

パスポート と トラベラーズチェック を ぱすぽーと|||

用意 して くれ ようい||

( ハルヒ ) 今 から 思う と |いま||おもう|

あれ は 外国 に 高飛び する 手配 を して いた の かも ね ||がいこく||たかとび||てはい||||||

( キョン ) でも なんで 密室 な んだ ? |||みっしつ||

自殺 に 見せかける 工作 で も ない し じさつ||みせかける|こうさく||||

わざわざ 密室 に 仕立てる 理由 が ない だろう |みっしつ||したてる|りゆう|||

( ハルヒ ) う ~ ん …  うん !

やっぱり じっと なんか して られ ない わ

圭一 さん の 部屋 もう 一 回 よく 見て み ましょう けいいち|||へや||ひと|かい||みて||

警察 に 連絡 し ました ところ けいさつ||れんらく|||

誰 の 立ち入り も 許可 し ない ように と の こと で ございます だれ||たちいり||きょか|||よう に|||||

いつ 来る の ?  警察 |くる||けいさつ

予報 に よれば よほう|| According to the forecast

明日 の 午後 に は 天候 の 回復 が 見込ま れる ようです から あした||ごご|||てんこう||かいふく||みこま||| It looks like the weather is expected to recover tomorrow afternoon.

そのころ あたり に なる ので は ない でしょう か

( ハルヒ ) 鍵 は 一晩 中 かかって た の ? |かぎ||ひとばん|なか|||

( 新 川 ) 分かり かね ます しん|かわ|わかり||

わたくし は ノック を して みた だけ です ので

( ハルヒ ) ノック だけ ?

( 新 川 ) 圭一 様 の お 部屋 に は 仕事 の 書類 など が あり ました ので しん|かわ|けいいち|さま|||へや|||しごと||しょるい|||||

お 返事 なし に ドア を 開ける こと は はばから れた のです |へんじ|||どあ||あける|||はば から||

圭一 さん と 裕 さん は 仲 悪かった の か ? けいいち|||ひろ|||なか|わるかった||

ん …

それ も 分かり かね ます な ||わかり|||

なんとなれば 私 と 森 が ここ に 仕える ように なり ました の は |わたくし||しげる||||つかえる|よう に||||

この 1 週間 程度 の こと で ございます ので |しゅうかん|ていど|||||

( ハルヒ ・ キョン ) 1 週間 ? ||しゅうかん

わたくし ども は パート タイム |||ぱーと|たいむ

臨時 雇い の 執事 と メイド で ございます りんじ|やとい||しつじ||||

夏 の ほんの ひととき 2 週間 ばかり の 契約 で ございました なつ||||しゅうかん|||けいやく||

( ハルヒ ) あ …

つまり この 別荘 だけ ? ||べっそう|

昔 から 圭一 さん とこ に いたんじゃ ない の ね ? むかし||けいいち||||||| You haven't been with Keiichi for a long time, right?

さ ようで

ご 兄弟 の 間柄 に ついて も ― |きょうだい||あいだがら|||

裕 様 が 圭一 様 の 会社 の 社員 で おら れた と しか ひろ|さま||けいいち|さま||かいしゃ||しゃいん||||| It seems that Yuu was an employee of Keiichi's company.

( キョン ) 何 か 引っかかる |なん||ひっかかる

なんだろう この 妙な 感覚 は … ||みょうな|かんかく|

あら ? 古泉 君 何 して た の ? |こいずみ|きみ|なん|||

( 古泉 ) 館 の 中 を 見回って いた んです こいずみ|かん||なか||みまわって||ん です

裕 さん は どこ に も いま せ ん ね あなた 方 は ? ひろ|||||||||||かた|

( ハルヒ ) 外 ! 船 が ある か どう か を 確かめる の |がい|せん|||||||たしかめる|

( 森 ( もり )) 船 は ない と 思わ れ ます が しげる||せん||||おもわ|||

( ハルヒ ) どうして ?

( 森 ) 昨晩 の こと です しげる|さくばん|||

裕 様 が 何 か に せき立て られる ように 玄関 へ 向かって おら れた のです ひろ|さま||なん|||せきたて||よう に|げんかん||むかって||| Yuu-sama went to the front door so that he could be urged by something.

( 古泉 ) 裕 さん が 船 を 奪って こいずみ|ひろ|||せん||うばって

島 を 出て いった と 言わ れる んです か ? しま||でて|||いわ||ん です|

( 森 ) 確認 した わけで は あり ませ ん しげる|かくにん||||||

でも 私 が 裕 様 を 見た の は それ が 最後 です |わたくし||ひろ|さま||みた|||||さいご|

何時ごろ ? いつごろ

午前 1 時 ごろ だった と 思い ます ごぜん|じ||||おもい|

( ハルヒ ) あ …

( 暴風 雨 の 音 ) ぼうふう|あめ||おと

( キョン ) うっかり すれば 崖 下 に 転落 だ |||がけ|した||てんらく|

まあ いい 落ちて も こいつ と 一緒 なら ||おちて||||いっしょ|

生還 の 確立 が 上昇 する ような 気 が する せいかん||かくりつ||じょうしょう|||き|| I feel that the probability of survival will increase

見て !  キョン みて|

( キョン ) クルーザー が ない やっぱり 裕 さん の 仕業 か |||||ひろ|||しわざ|

( キョン ) 灰色 の 空   黒い 海 |はいいろ||から|くろい|うみ (Kyon) Gray sky Black sea

いつぞや の 閉鎖 空間 を 思い出す ||へいさ|くうかん||おもいだす

どうも こういう モノクロ 世界 は 好きに なれ そう も ない |||せかい||すきに||||

( ハルヒ ) キョン   誰 か いる ! ||だれ||

ほら あそこ !  岩 の 向こう ||いわ||むこう

誰 か 外 に 出て きた の かしら それとも … だれ||がい||でて|||| I wonder if anyone has gone out or ...

あっ 真 犯人 かも ! |まこと|はんにん|

あっ 真 犯人 かも ! |まこと|はんにん|

( キョン ) あっ おい 待て ハルヒ ! |||まて|

なあ 本当に こっち に 来た の か ? |ほんとうに|||きた||

( ハルヒ ) だって 他 に 道 ない じゃ ない ||た||どう|||

( 崩れる 音 ) ( ハルヒ ) うわ っ くずれる|おと|||

( ハルヒ ) ああ ~! ( キョン ) ハルヒ !  うわ っ

あ …

う っ

キョン ?

キョン   キョン !

う っ …

大丈夫 ?  生きて る ? だいじょうぶ|いきて|

ああ 多分 な |たぶん|

( ハルヒ ) やっかいな こと に なった よう ね

( キョン ) ああ

元 の 道 に は 戻れ そう も ない な もと||どう|||もどれ|||| I don't think I can go back to the original path

( ハルヒ ) あっ   ねえ あれ

( キョン ) 幸い 洞窟 の 中 は あったかかった |さいわい|どうくつ||なか||

地熱 の おかげ か 温泉 の 湯 脈 で も ある の かも しれ ない ちねつ||||おんせん||ゆ|みゃく|||||||

あの 影 な んだった んだろう |かげ|||

( キョン ) ホントに 生物 だった の か ? 見 間違え じゃ ない の か |ほんとに|せいぶつ||||み|まちがえ||||

( ハルヒ ) そんな はず ない

… と 思う んだ けど |おもう||

ねえ キョン

圭一 さん を 殺した の って ホントに 裕 さん な の か な けいいち|||ころした|||ほんとに|ひろ|||||

( キョン ) どういう 意味 だ ||いみ|

さっき から ずっと 考えて た の |||かんがえて||

森 さん の 証言 に よれば しげる|||しょうげん|| According to Mr. Mori's testimony

裕 さん が 島 から 出て いった の は 昨夜 遅く でしょ ? ひろ|||しま||でて||||さくや|おそく|

でも ね さっき 圭一 さん に 触れた 時 死体 は まだ あったかかった の よ |||けいいち|||ふれた|じ|したい|||||

意味 分かる ? いみ|わかる

つまり 私 たち が 見つけた 時 |わたくし|||みつけた|じ

圭一 さん は まだ 死んだ ばかりだった って こと けいいち||||しんだ|||

( キョン ) どういう こと だ ?

裕 さん は 台風 の 夜 別荘 を 出て ひろ|||たいふう||よ|べっそう||でて

一旦 どこ か に 潜んで おいて から 圭一 さん を 刺して 逃げた の か ? いったん||||ひそんで|||けいいち|||さして|にげた|| Did you stab Keiichi-san and escape after hiding somewhere?

( ハルヒ ) あ … 違う と 思う ||ちがう||おもう

仮に 圭一 さん が 殺さ れた の が かりに|けいいち|||ころさ|||

あたし たち が 見つける 1 時間 くらい 前 と して も |||みつける|じかん||ぜん|||

そのころ に は みんな とっくに 起きて |||||おきて

家 の 中 を 動き回って た じゃ ない いえ||なか||うごきまわって|||

物音 も 悲鳴 も 聞こえ ない なんて 不自然 よ ものおと||ひめい||きこえ|||ふしぜん|

( キョン ) でも おかしい だ ろ ?

圭一 さん は 胸 を 刺さ れた まま 何 時間 も ずっと 生きて て けいいち|||むね||ささ|||なん|じかん|||いきて|

自分 で 鍵 を 閉めた と でも いう の か ? じぶん||かぎ||しめた|||||

そもそも 裕 さん が 犯人 じゃ ない なら 逃げ出す 理由 が … |ひろ|||はんにん||||にげだす|りゆう| If Yuu isn't the culprit in the first place, the reason for running away is ...

待って ! まって

分かった !  分かった わ わかった|わかった|

事件 の 真相 じけん||しんそう The truth of the case

ちょっと 聞いて る の ?  キョン |きいて|||

( キョン ) ああ   とりあえず 話して みろ |||はなして|

裕 さん が 圭一 さん を 刺した の は 間違い ない わ ひろ|||けいいち|||さした|||まちがい||

でないと あんた の 言った とおり 逃げ出す 理由 が ない もの ね |||いった||にげだす|りゆう||||

( キョン ) まあ そう だろう な

( ハルヒ ) どんな 事情 が あった か は 知ら ない けど ||じじょう|||||しら||

裕 さん は 圭一 さん を 刺した ひろ|||けいいち|||さした

計画 殺人 と は 思え ない から 口 ( くち ) ゲンカ で カッ と して けいかく|さつじん|||おもえ|||くち||げんか||||

その 場 に あった 果物 ナイフ を 思わず 振るった と か |じょう|||くだもの|ないふ||おもわず|ふるった||

そんな とこ でしょう ね

でも ナイフ は 心臓 まで 達して い なかった の |ないふ||しんぞう||たっして|||

( ハルヒ ) ナイフ は 手帳 に 阻ま れ 致命 傷 に なら なかった の よ |ないふ||てちょう||はばま||ちめい|きず|||||

でも ここ で ややこしい こと に なっちゃ った の

圭一 さん は ショック で その 場 に 気絶 しちゃ った の よ けいいち|||しょっく|||じょう||きぜつ||||

それ を 見て 裕 さん も 殺した と 信じ込んで しまった ||みて|ひろ|||ころした||しんじこんで|

問題 は ここ から もんだい|||

実は 気絶 した だけ だった 圭一 さん は そのまま 朝 まで 失神 して いた じつは|きぜつ||||けいいち||||あさ||しっしん||

目 を 覚ました 圭一 さん は もうろうと した 頭 で 立ち上がり め||さました|けいいち|||||あたま||たちあがり

弟 に 殺さ れ かけた こと を 思い出して おとうと||ころさ|||||おもいだして

ぼんやり と した 頭 で 扉 に 鍵 を かけた |||あたま||とびら||かぎ||

( 鍵 を かける 音 ) かぎ|||おと

( ハルヒ ) 悲劇 が 起きた の は この後 よ |ひげき||おきた|||このあと|

圭一 さん は 足 を もつれ させて うつぶせ に 倒れて しまった の よ けいいち|||あし|||さ せて|||たおれて|||

その 結果 ナイフ は 胸 に 押し込ま れて 圭一 さん を 死に 至ら しめた |けっか|ないふ||むね||おしこま||けいいち|||しに|いたら|

これ が 真相 よ ||しんそう|

ちょっと 待て そう 都合 よく 何もかも が 進む か ? |まて||つごう||なにもかも||すすむ|

進んだ んだ から しかたない じゃ ない すすんだ|||||

他 に 考え よう が ある ? た||かんがえ|||

本当に 殺した の か どう か くらい 裕 さん に も 分かる だ ろ ほんとうに|ころした||||||ひろ||||わかる||

大体 圭一 さん の 死体 は あおむけ に 倒れて た んだ ぞ だいたい|けいいち|||したい||||たおれて|||

お前 の 考え が 正しければ おまえ||かんがえ||ただしければ

圭一 さん は うつぶせ の 状態 で 発見 さ れる はずだ けいいち|||||じょうたい||はっけん|||

( ハルヒ ) それ は そう だ けど

う うん   でも 待って |||まって

あっ !  それ なら …

( キョン ) どうした   ハルヒ

あっ ええ と なんでもない

( ハルヒ ) 考え違い して た みたい ( キョン ) ん ? |かんがえちがい|||||

( 古泉 ) お ~ い こいずみ||

( キョン ) あっ ( 古泉 ) お 二 人 と も ご 無事です か ? ||こいずみ||ふた|じん||||ぶじです|

( キョン ) 結局 ハルヒ の 推理 は 破綻 した わけだ |けっきょく|||すいり||はたん||

だが する と 真相 は どう なる ? |||しんそう|||

死亡 推定 時刻 に は 裕 さん は 島 に い なかった しぼう|すいてい|じこく|||ひろ|||しま|||

とすると 真 犯人 が 別に いる こと に なる |まこと|はんにん||べつに||||

( 食器 の 音 ) ( キョン ) ん ? しょっき||おと||

( 妹 ) ど ~ れ に しよう か な   ひ ひ ~ いもうと||||||||

( キョン ) こら ! ( 妹 ) キャッ ||いもうと|

キョン 君 ビックリ さ せ ないで よ もう ! |きみ|びっくり|||||

( キョン ) つまみ食い か ( 妹 ) あっ |つまみぐい||いもうと|

だって お なかす いたんだ もん

お 待ち を ただ今 お 部屋 に お 持ち いたし ます |まち||ただいま||へや|||もち||

( 妹 ) あっ ズル ~ い いもうと|||

1 人 だけ 先 に 食べた 人 が いる じん||さき||たべた|じん||

( 森 ) これ は 新川 の 食事 です しげる|||あらかわ||しょくじ|

新川 は 朝 から 何も 口 に して おり ませ ん でした ので あらかわ||あさ||なにも|くち|||||||

先 に 届けた のです さき||とどけた|

あんまり 兄貴 に 恥 を かかせる な よ |あにき||はじ||||

む ~

( キョン ) お ?

( 妹 ) どうした の ? いもうと||

ハハ …

( ハルヒ ) 有希 あたし だって ば 開けて ちょうだい |ゆうき||||あけて|

( 長門 ) 誰 が 来て も 開ける な と 言わ れて いる ながと|だれ||きて||あける|||いわ||

もう いい わ   開けて ったら |||あけて|

( 長門 ) それ で は 誰 が 来て も 開ける な と いう 命令 に 反する こと に なる ながと||||だれ||きて||あける||||めいれい||はんする|||

朝比奈 ( あさひ な ) さん は まだ 気絶 して る の か ? あさひな||||||きぜつ||||

声 が 聞こえ ない から そう でしょう ね こえ||きこえ|||||

( ハルヒ ) 誰 もって の は あたし たち SOS 団 以外 の 誰 もって こと よ |だれ||||||sos|だん|いがい||だれ|||

あたし たち は SOS 団 の 仲間 でしょう |||sos|だん||なかま|

( 長門 ) そう は 言わ れ なかった ながと|||いわ||

私 が 言わ れた の は わたくし||いわ|||

誰 に 対して も この 扉 を 開けて は いけない と いう 指示 だれ||たいして|||とびら||あけて|||||しじ

有希 ちゃん あたし が 出る 時 に は 何も 言わ なかった じゃ ない ゆうき||||でる|じ|||なにも|いわ|||

( 長門 ) 内側 から ドア を 開く こと に ついて は 何も 指示 さ れて い ない ながと|うちがわ||どあ||あく|||||なにも|しじ||||

( キョン ) おい 長門 ||ながと

ハルヒ の 命令 は たった今 解除 さ れた ||めいれい||たったいま|かいじょ||

なんなら その 指令 は 俺 が 上書き する ||しれい||おれ||うわがき|

妹 も いる んだ   開けて やって くれ いもうと||||あけて||

( ハルヒ ) もう !  少し は 融通 を 利かせて よ ね ||すこし||ゆうずう||きかせて||

( み くる ) う う ~  う う …

( キョン ) 今 の は もしや 長門 流 の ジョーク だった のだろう か |いま||||ながと|りゅう||じょーく|||

頼む ぜ 長門 たのむ||ながと

お前 は 表情 も 顔色 も 変化 なし な んだ から おまえ||ひょうじょう||かおいろ||へんか||||

いつも 本気 と しか 思え ない んだ よ |ほんき|||おもえ|||

( 妹 ) 有希 ちゃん ありがとう いもうと|ゆうき||

( 古泉 ) これ から どう し ます ? こいずみ|||||

真相 の 究明 を 続け ます か ? しんそう||きゅうめい||つづけ||

やめ やめ !

やっぱり あたし に 名 探偵 なんて 無理 よ |||な|たんてい||むり|

あと は 警察 に 任せ ましょう ||けいさつ||まかせ|

( ドア が 閉まる 音 ) どあ||しまる|おと

なるほど 洞穴 の 中 で そんな 話 を … |ほらあな||なか|||はなし|

だが 妙だ な |みょうだ|

あれ だけ 探偵 ごっこ を やり た がって た ヤツ が ||たんてい|||||||やつ|

なん だって 急に 態度 を 変えた んだ ? ||きゅうに|たいど||かえた|

僕 に は 分かり ます よ 涼 宮 ( すずみ や ) さん の 考え が … ぼく|||わかり|||りょう|みや|||||かんがえ|

お 話し し ましょう か |はなし|||

聞こう じゃ ない か きこう|||

涼 宮 さん が 話した 推理 は 途中 まで は 合って い ます が りょう|みや|||はなした|すいり||とちゅう|||あって|||

最後 の 部分 が 違う のです さいご||ぶぶん||ちがう|

( 古泉 ) 圭一 さん は 裕 さん に 刺さ れた が その 時 に は 死な なかった こいずみ|けいいち|||ひろ|||ささ||||じ|||しな|

裕 さん は 勘違い して 逃げ出した ひろ|||かんちがい||にげだした

そこ まで は 合って い ます |||あって||

圭一 さん は 僕ら の 声 で 目 を 覚まし けいいち|||ぼくら||こえ||め||さまし

僕ら が ドア を 開けよう と する 寸前 に ぼくら||どあ||あけよう|||すんぜん|

もうろうと して 鍵 を かけた ||かぎ||

( ドア が 開く 音 ) ( 古泉 ) その 時 … どあ||あく|おと|こいずみ||じ

圭一 さん の 体 に ナイフ が 押し込ま れた の は けいいち|||からだ||ないふ||おしこま|||

その 時 です よ |じ||

つまり 犯人 は … |はんにん|

ドア を 破った 人間 どあ||やぶった|にんげん

つまり 僕 と あなた と 新川 さん と いう こと に なり ます |ぼく||||あらかわ|||||||

涼 宮 さん は それ に 気付いた んでしょう りょう|みや|||||きづいた|

だから 何も 言わ なかった |なにも|いわ|

僕ら を かばう ため 真相 を 自分 一 人 の 胸 に 秘めて ね ぼくら||||しんそう||じぶん|ひと|じん||むね||ひめて|

( キョン ) 確かに 筋 は 通って いる が |たしかに|すじ||かよって||

お前 に 気付か れた の は マズ かった な おまえ||きづか||||||

お前 の 口 さえ 塞 いじ まえば おまえ||くち||ふさ||

この こと は 誰 に も 知ら れ ず に 済む |||だれ|||しら||||すむ

そういう 理屈 だ な |りくつ||

大変 !  大変だ よ ! たいへん|たいへんだ|

ハァハァ …

古泉 君 が … 古泉 君 が 死んで る の こいずみ|きみ||こいずみ|きみ||しんで||

ナイフ で 胸 を 刺さ れて ないふ||むね||ささ|

なんで す と ?  まさか !

( 妹 ) 早く 来て   早く !  ほら ! いもうと|はやく|きて|はやく|

( ハルヒ ) あんた が こんな ワル だ と は ね

( キョン ) お前 は 殺さ ない さ 真相 を 黙って る 限り は な |おまえ||ころさ|||しんそう||だまって||かぎり||

古泉 は ひそかに 戻って きた 裕 さん に 殺さ れた こいずみ|||もどって||ひろ|||ころさ|

動機 は 本人 に しか 分から ない が どうき||ほんにん|||わから||

もともと 異常な 性癖 の 持ち主 だった らしい |いじょうな|せいへき||もちぬし||

そういう 筋書き だ |すじがき|

( ハルヒ ) 警察 が だまさ れて くれる かしら |けいさつ|||||

( キョン ) その ため に この 死体 に もう 2~3 本 ナイフ を 刺して おく |||||したい|||ほん|ないふ||さして|

裕 さん の 異常 性 が 際立つ ように な いく ぞ ! ひろ|||いじょう|せい||きわだつ|よう に|||

( 圭一 ) ま … 待て ! けいいち||まて

えっ ?

お 芝居 は 終わり です |しばい||おわり|

僕ら の 負け です よ ぼくら||まけ||

( 圭一 ) あっ … ああ … けいいち||

まんまと して やられ ました な

ごめん ね キョン 君 に 言わ れて やった の |||きみ||いわ|||

さ あて これ から 超人 的 天才 的 名 探偵 ― ||||ちょうじん|てき|てんさい|てき|な|たんてい

涼 宮 ハルヒ 様 の 名 推理 を ご 披露 する わ りょう|みや||さま||な|すいり|||ひろう||

( キョン ) よく これ だけ 自分 を 持ち上げ られる もん だ ||||じぶん||もちあげ|||

言う まで も なく 全て は 古泉 君 と 多 丸 さん 兄弟 と いう||||すべて||こいずみ|きみ||おお|まる||きょうだい|

新川 さん と 森 さん が あらかわ|||しげる||

私 たち を 担ぐ ため に した お 芝居 だった わけ わたくし|||かつぐ|||||しばい||

偽 の 真相 まで 用意 して 芸 の 細かい こと ね ~ ぎ||しんそう||ようい||げい||こまかい||

ご 明 察 です |あき|さっ|

ちょいと した 余興 ||よきょう

サプライズパーティー の つもり だった んです よ ||||ん です|

( キョン ) あいつ は 最初 から 全部 分かって た んだろう なあ |||さいしょ||ぜんぶ|わかって|||

途中 まで は 確かに あたし も だまさ れて たわ とちゅう|||たしかに|||||

偽 の 真相 … ぎ||しんそう

圭一 さん を 死な せて しまった の は ドア を 破った キョン たち だって ね けいいち|||しな|||||どあ||やぶった||||

でも 気付いた の |きづいた|

ナイフ を 心臓 に 突き刺す ぐらい 勢い よく ぶつかったら ないふ||しんぞう||つきさす||いきおい||

ドア に 多少 の へこみ や 傷 が できて て いい でしょう ? どあ||たしょう||||きず|||||

なのに ドア に は 傷 一 つ なかった わ |どあ|||きず|ひと|||

( キョン ) 気付いた の は 俺 だ が な |きづいた|||おれ|||

( 裕 ) しかし ドア が 頑丈な 物 だった の かも しれ ない ひろ||どあ||がんじょうな|ぶつ|||||

それ だけ で は 疑う 理由 に は 足りない んじゃ ない か ? ||||うたがう|りゆう|||たりない|||

おかしな こと は まだ ある の

古泉 君 と 新川 さん が 会った 時 の こと よ こいずみ|きみ||あらかわ|||あった|じ|||

“ 久しぶり ” って 言った でしょ ? ひさしぶり||いった|

1 週間 前 雇わ れた ばっかりで 初対面 の はずな のに しゅうかん|ぜん|やとわ|||しょたいめん|||

この 挨拶 は 変じゃ ない |あいさつ||へんじゃ|

仰せ の とおり で ございます おおせ||||

( キョン ) それ に 気付いた の も 俺 だ ! |||きづいた|||おれ|

更に 圭一 さん の 部屋 に 駆けつけた 時 の こと よ さらに|けいいち|||へや||かけつけた|じ|||

古泉 君 は まっすぐ 圭一 さん の 部屋 に 行った でしょ ? こいずみ|きみ|||けいいち|||へや||おこなった|

どうして 部屋 の 場所 を 知って た の ? |へや||ばしょ||しって||

この 別荘 に は 初めて 来る ような こと を 言って た のに |べっそう|||はじめて|くる||||いって||

失態 でした ね しったい||

一 度 なら ず 二 度 まで も ひと|たび|||ふた|たび||

だが 知っていて も 不思議で は ない |しっていて||ふしぎで||

きみ たち が 知ら ない うち に 確認 して いた の かも しれ ない |||しら||||かくにん||||||

確かに ね たしかに|

でも 決定 的だった の は キョン が 台所 で 見た 食事 |けってい|てきだった|||||だいどころ||みた|しょくじ

キョン 説明 して その 場 に あたし は い なかった から |せつめい|||じょう||||||

俺 たち の 中 で おれ|||なか|

ナイフ と フォーク を 使って 食事 を する の は 圭一 さん だけ だ ないふ||ふぉーく||つかって|しょくじ|||||けいいち|||

無論 新川 さん が ナイフ と フォーク で むろん|あらかわ|||ないふ||ふぉーく|

食事 する 可能 性 も ゼロ じゃ ない しょくじ||かのう|せい||||

だが 問題 は ニンジン が 残さ れて いた こと だ |もんだい||にんじん||のこさ||||

それ で あれ は 圭一 さん の 食事 だった んじゃ ない か と ||||けいいち|||しょくじ|||||

思い当たった の さ おもいあたった||

これ ら の こと を 総合 的に 考えて 出て くる 結論 は 1 つ ! |||||そうごう|てきに|かんがえて|でて||けつろん||

すなわち 圭一 さん は 生きて いる ! |けいいち|||いきて|

全て は やらせ の お 芝居 だった って こと よ ! すべて|||||しばい||||

お ~!

( キョン ) きっと ハルヒ の 頭 の 中 に は ||||あたま||なか||

この 数 十 倍 の 歓声 が わいて いる に 違いない |すう|じゅう|ばい||かんせい|||||ちがいない

んで 今度 は こっち が ひと 芝居 うった って わけ |こんど|||||しばい|||

私 が 見た バルコニー で の ケンカ も お 芝居 だった んです ね わたくし||みた|ばるこにー|||けんか|||しばい||ん です|

( 圭一 ) その とおり だ よ けいいち||||

( 裕 ) 同じく 夜中 の 電話 も ね ひろ|おなじく|よなか||でんわ||

ふう … いずれ 何もかも 自白 しよう と は 思って い ました が ||なにもかも|じはく||||おもって|||

こう も 早く つまびらかに なる と は ね ||はやく|||||

まあ お前 の 推理 が きっかけ に なった の は 確かだ |おまえ||すいり|||||||たしかだ

大した 名 探偵 ぶり だった な たいした|な|たんてい|||

なあ に 初歩 的な こと だ よ ワトソン 君 ||しょほ|てきな||||わとそん|きみ

やっぱり お前 の 組織 の 仕込み か |おまえ||そしき||しこみ|

ええ   多 丸 さん 兄弟 も 新川 さん も 森 さん も みんな 仲間 です |おお|まる||きょうだい||あらかわ|||しげる||||なかま|

( 古泉 ) 涼 宮 さん に 変な こと を 思いつか せ ない ため に は こいずみ|りょう|みや|||へんな|||おもいつか|||||

あらかじめ 事件 を 提供 する の が 最善 だ と 考えた んです |じけん||ていきょう||||さいぜん|||かんがえた|ん です

妹 さん が いら した の は 計算 違い でした が ね いもうと|||||||けいさん|ちがい|||

行き の 船 の 中 で は いき||せん||なか||

今回 の こと に 機関 は 無関係 と か 言って なかった か ? こんかい||||きかん||むかんけい|||いって||

( 古泉 ) まさか 本当の こと を 言う わけに も いきま せ ん しね こいずみ||ほんとうの|||いう||||||

あなた は いつごろ から 真相 に 気付いて いた んです ? ||||しんそう||きづいて||ん です

実のところ 事件 の 最初 から だ じつのところ|じけん||さいしょ||

( 古泉 ) 最初 から … こいずみ|さいしょ|

こんな 事件 は 起こり え ない なぜなら ― |じけん||おこり|||

ハルヒ が 本気で 殺人 事件 なんか 望む はず が ない から だ ||ほんきで|さつじん|じけん||のぞむ|||||

あいつ は そういう ヤツ だ |||やつ|

( 古泉 ) 涼 宮 さん を 信じて おら れる んです ね こいずみ|りょう|みや|||しんじて|||ん です|

もう 一 つ だけ 聞か せろ |ひと|||きか|

ハルヒ が 見た 怪しい 影 あれ も お前 ら の 仕業 だ な ? ||みた|あやしい|かげ|||おまえ|||しわざ||

怪しい 影 ? あやしい|かげ

あっ 本当です |ほんとうです

これ 以上 お 芝居 を 続ける 理由 は あり ませ ん |いじょう||しばい||つづける|りゆう||||

じゃあ あの 影 は な んだった んだ ? ||かげ||||

まさか …

涼 宮 さん は ― りょう|みや||

真 犯人 が 我々 の 他 に いる こと を 望んで いた ようです よ まこと|はんにん||われわれ||た|||||のぞんで|||

アレ を ハルヒ が 作 っち まったん だ と すれば … ||||さく|||||

う っ !

あの 島 に は 今 も えたいの知れない 何者 か が 潜んで いる こと に なる |しま|||いま||えたいのしれない|なにもの|||ひそんで||||

いや それとも やっぱり ハルヒ の 見 間違い だった の か ? |||||み|まちがい|||

今度 は どこ 行こう かしら ね バミューダトライアングル と か ~ こんど|||いこう|||||

♪~

~♪