Bokurano Episode 22
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~♪
( コエムシ ) 宇 白 ( うしろ ) ちょっと 俺 と 2 人 で 話 そ う や
( ウシロ ) 何 だ よ ?
ンッ … N ( コエムシ ) 宇 白
て め え に 引き継ぎ を やらせ て やる
アア …
うれし そう に しろ よ 生き残れ る ん だ ぜ
死に たく ない ん だ ろ う ?
( カナ ) お 兄ちゃん
( カナ ) 私 契約 し て も いい よ
そ したら お 兄ちゃん は …
生意気 な こ と 言う な !
本当 の 兄妹 ( きょう だい ) で も ない の に なんで そんな こと …
そんな 言い 方 し ない で !
ンッ …
( 呼び出し 音 )
( 電話 を 取る 音 )
父さん ? 順 ( じゅん ) だけど
うん …
あした カナ を 連れ て 帰り ます
( ゴミ を まとめる 音 )
( 足音 )
お 兄ちゃん 用意 でき た ?
ンッ …
ああ
( マチ ) おはよう ( カナ ) マチ さん
もう 行っちゃ う ん でしょ う ? 見送り ぐらい しよ う と 思って
これ 餞別 ( せんべつ ) ( カナ ) ありがとう ござい ます
あっ じゃ マチ さん
これ 持っていって ください
えっ ? カップ 麺 … こんなに ?
ありがとう
関 さん い なかった けど ( ウシロ ) 電話 は し て ある
軍 の ほう で 仕事 が 増え てる と か で 来 られ ない から ―
定期 的 に 連絡 くれ って さ ( マチ ) そ っか
もう 残って る の 私 たち だけ だ もん ね
( ウシロ ) 違う だ ろ う
契約 し てる の は 俺 と 関 さん だけ だ お前 は 関係ない
あっ … そう だった ね
あっ …
ハァ …
お前 も 来い ( マチ ) えっ ?
来る ん だ よ ( マチ ) どこ に ?
父さん の とこ 泊まれ る とこ も ある から
でも どうして ?
何 か 用 あん の か ? ( マチ ) ない けど
( ウシロ ) 先 に 駅 に 行って る から 準備 し て こい
( 遮断 機 の 音 )
( 遮断 機 の 音 )
どこ まで ? ( ウシロ ) 三瀬 路 ( みつ せ じ ) 高原
連絡 切符 だ から 俺 が 買う よ
( マチ ) 遠い の ?
ああ 遠い し …
何にも ない 所 さ
( 要 次郎 ) 順 どう だ ? いい 所 だ ろ う
父さん と 可奈 ( かな ) と お前
3 人 で 力 を 合わせ て 生き てこ う な
( 要 次郎 ) 父さん は ここ に 学校 を 作る ん だ
( マチ ) 学校 ?
うん フリー スクール って 言って た けど
( マチ ) ふ ~ ん …
こいつ が 生まれ た とき 母さん が 死 ん で
あっ … それ は こいつ の せい じゃ なかった ん だ けど
父さん その … N 学校 作り に 夢中 に なっちゃ っ て
( ウシロ ) 普通 の 学校 生活 に 適応 でき ない ―
不 登校 児 たち も 受け入れ て 自由 な 気風 を 作り たい って
へえ すごい ね ( ウシロ ) ああ
あっ 乗り換え の 電車 が 来 てる 急げ !
急げ 順 ! 宮本 ( みや もと ) さん 来 てる ぞ
( 宮本 ) 随分 きれい に なり まし た ね
( 要 次郎 ) 土台 が ちゃんと し て まし た から
まだ 扉 が 間に合って ませ ん
( 宮本 ) うち の ボロ より 立派 です よ
次 は 立派 な 校舎 を 期待 し て ます ( 要 次郎 ) ええ
( 要 次郎 ) じゃ 順 宮本 さん の 言う こと を よく 聞い て な
( 先生 ) 大きな お 顔 ね 誰 ?
( ウシロ ) 父さん
順 君 早く 食べ ちゃ って ね
( ウシロ ) ヤダ !
父さん 待って る この 絵 見せる ん だ
( 宮本 ) ダメ だ よ 早く 寝 ない と あした 元気 に 遊べ ない わ よ
じゃ お 父さん 帰って き たら 起こし て あげる から
ホント ?
電気 消さ ない で ( 宮本 ) は いはい
( ドア の 閉まる 音 )
( 明かり を 消す 音 )
( ドア の 閉まる 音 )
( マチ ) それ で その お 父さん の 学校 って すぐ でき た の ?
( ウシロ ) いや 実際 に は 時間 が かかった
( ウシロ ) 校舎 が なかなか 建て られ なく て
とりあえず 夏 休み に 子供 を 預かって
自然 学校 みたい な こと を やって た ん だ
( 女の子 ) わ あ …
( 押す 音 ) ウワッ !
やめ て よ カンジ 君 ! もう !
元気 ね ( 北野 ( き た の ) ) 去年 も 来 て た 東京 の 子 よ
( カンジ ) おお すげ え ! ( カナ ) わ あ !
カナ に も やらせ て ( ウシロ ) お … おい
( カナ ) あっ …
( ウシロ ) あっ !
お前 !
( カナ ) アアッ !
( 蹴る 音 )
( 要 次郎 ) 何 やって る ん だ 順 ! 妹 だ ろ う !
( 泣き声 ) 大丈夫 か ?
( カナ の 泣き声 )
あっ … 悪かった な 順 大丈夫 か ?
( ウシロ ) 今 思え ば 父さん は 俺 に 気 を 遣って くれ て たん だ と 思う
俺 は それ を なんだか よそよそしく ―
嫌わ れ てる じゃ ない か って 感じる よう に なって
やっと 校舎 が 出来上がって 父さん の 夢 だった 学校 が 始まって も
俺 は 父さん の 学校 に は 行か なかった
1 人 で 麓 の 公立 の 学校 に 通った ん だ
うん ?
ンッ …
ハァ … 空気 が おいしい
ちょっと 歩く ぞ ( マチ ) は い は ~ い
( 子供 たち ) 先生 さようなら
はい 気 を つけ て ね
あっ …
順 君 こんにち は そろそろ 君 も こっち に 来 ない ?
アア …
( ため息 )
( 沢村 ( さわ むら ) ) あっ … や あ 順 君
( 要 次郎 ) 順 !
新しい 校舎 の 建築 で 余った 材料 が もらえ た ん だ
沢村 さん に 手伝って もらって
こっち の 部屋 を 1 つ 増 や そ う と 思って な
( 要 次郎 ) お前 も そろそろ 自分 の 部屋 が 欲しい だ ろ う
新しい 部屋 を お前 に やる から 手伝わ ない か ?
父さん は 今 の 部屋 を 書斎 に 使わ せ て もらえ ば いい から
興味 ない よ ( 要 次郎 ) あっ …
( ドア の 開く 音 )
やっぱり 母親 の 所 に 帰 し た ほう が いい ん じゃ ない です か ?
もともと こんなに 長く ―
預かる つもり じゃ なかった ん です よ ね ?
あっ まあ … そう だ が
( ドア の 閉まる 音 ) ( 沢村 ) あっ …
す … すみません
いや … いい ん だ
( 笑い声 )
( 女の子 ) 冷たい ! ( 女の子 ) それ !
( カンジ ) 子供 ばっ か だ な ( ウシロ ) ああ
来年 は 中学 だって の に な ( ウシロ ) まあ ね
なあ 来年 は 海 に し ない か ? ( ウシロ ) えっ ?
御 友 島 ( み と も じ ま ) の 自然 学校 って の が ある ん だ よ
夏 は やっぱり 海 で 水着 だ と 思わ ない か ?
( ドア の 開く 音 )
あっ 順 君
制服 似合う じゃ ない お 父さん も 喜 ん で た わ よ
最近 お 父さん と 話し し てる ?
( 北野 ) 中学生 に なった ん だ し でき たら 順 君 の ほう から …
( 電動 ノコギリ の 音 )
眠れ ない か ? 悪い な これ 切ったら もう やめ に する よ
お 兄ちゃん い なく なっちゃ う の ? ( 要 次郎 ) えっ ?
どこ か に 本当 の お 母さん が いる ん でしょ う ?
お前 …
お 父さん お 兄ちゃん の こと 嫌い に なら ない で
ハッ …
お 父さん は お 兄ちゃん の こと を 嫌い に なったり し ない
お 兄ちゃん は どこ に も 行ったり し ない
( 要 次郎 ) 私 たち 3 人 は 家族 な ん だ
( セミ の 鳴き声 )
( 要 次郎 ) 順 ! 待ち なさい
来週 から 夏 休み だ ろ う
コナラ 学園 で 学習 発表 会 を やる ん だ けど 手 が 足り ない ん だ
お 前 手伝い に 来 て くれ ない か ?
興味 ない よ ( 要 次郎 ) そんな こと 言わ ず に
1 年生 の クラス を 手伝って ほしい ん だ
お 父さん と 一緒 だ よ いい だ ろ う ?
じゃ これ を 壁 に 貼って くれ ( ウシロ ) うん
あっ … おお 順 君 ! 珍しい な
( 沢村 ) 校長 良かった です ね ( 要 次郎 ) ええ
( タナカ ) 宇 白 先生 おはよう ございます
( 要 次郎 ) おはよう ございます
サヤ ちゃん おはよう ( サヤ ) おはよう ございます
タナカ さん 今日 は お 願い し ます ね 土 笛 作り の ほう
( タナカ ) はい それ で 保育 の ほう は ?
ああ ! こちら です よ
すいません ( 要 次郎 ) いえいえ
( 要 次郎 ) これ は です ね
水 を たっぷり 含ま せ た 筆 で 偶然 でき た 色 や 形 を もと に ―
想像 を 膨らま せ て 描 い た もの な ん です
( 北野 ) 宇 白 先生
タナカ さん が 予備 の 粘土 は ない か って
そう か 私 の 机 の 横 の 箱 に 少し なら
あと 沢村 さん の 所 に 取り に 行って もら お う か
( 母親 ) 宇 白 先生 お 久しぶり です
( 要 次郎 ) これ は これ は ヒトシ 君 の お 母さん
( 女性 ) すみません
この 絵 どんな 絵の具 で 描 い てる ん です か ?
( 女性 ) あの …
知り ませ ん ( 女性 ) えっ ?
( カナ ) あっ …
お 兄ちゃん
順 悪い な お前 も 少し 散歩 し て …
ハァ ハァ ハァ ハァ …
( カナ ) ハァ ハァ …
お 兄ちゃん 何 し てる の ?
東京 の カンジ の 所 に 行く ん だ よ ( カナ ) えっ ?
部屋 が 余って る から いつ で も 泊まり に 来い って 言って た ん だ
今 から ?
お前 も 来い ( カナ ) えっ ? そんな 急に …
俺 が 来い って 言ったら 来る ん だ よ !
( 蹴る 音 ) ( カナ ) アッ !
( 要 次郎 ) もしもし ? 宇 白 です が …
あっ …
ハハッ … N 宇 白 先生 帰って き まし た よ !
お前 たち …
お 父さん !
( 要 次郎 ) アア …
よく 帰った な まったく 心配 かけ て …
( 要 次郎 ) お前 たち が 御 友 島 に 行って い た と 聞い た とき は 心配 し た よ
でも 無事 で 良かった
実は な 順 食事 の 前 に お前 に だけ 大事 な 話 が ある ん だ
( ウシロ ) 俺 の 本当 の 母さん の こと だ ろ う ?
あっ … 知って た の か ?
母さん に は 東京 で 会った から
( 要 次郎 ) お 母さん の こと は 残念 だった
( ウシロ ) うん
( 要 次郎 ) あれ が お前 の 部屋 だ 荷物 も 移し て ある
ステキ な お家 ( うち ) ね
マチ さん あちら に 研修 生 用 の コテージ が あり ます
食事 まで シャワー でも 浴び て ひと休み し て ください
カナ ご 案内 し て
いや 俺 が 行く よ
( マチ ) 優しい お 父さん じゃ ない ( ウシロ ) 人 に 気 を 遣う 人 だ から
でも お 父さん ジアース の こと 何も 知ら ない ね
田中 ( た なか ) さん の こと も 事故 死 だ と 思って る
お 母さん が 死 ん だ ホント の 理由 話さ ない の ?
話し て どう なる ? ( マチ ) それ は …
ゆっくり しろ よ あと で 呼び に 来 る
家具 は 勝手 に 置か せ て もらった ぞ ( ウシロ ) 別に かまわ ない よ
あと は 自由 に し て いい から
お 兄ちゃん お茶 入って る ( ウシロ ) ああ
お前 の 部屋 は 書斎 に 使わ せ て もらって る
分かって る よ 気 を 遣う な って
あっ …
( 要 次郎 ) 分かる か ?
この 絵 昔 お前 が 幼稚園 で 描 い た お 父さん の 絵 だ
( カナ ) わ あ ! 四角い 顔 が そっくり
( 要 次郎 ) 宮本 さん に 見せ られ て
大笑い し た とき の こと は 忘れ られ ない よ
これ は 父さん の 宝物 だ
もう 何も 言わ ず に い なく なったり し ない で くれよ
アア …
ンッ … N ( 要 次郎 ) あっ 順 !
ハァ ハァ …
ハァ ハァ ハァ …
ハァ ハァ …
( ノック ) ハッ …
はい
ちょっと いい か ? ( マチ ) うん
やっぱり 山 は 星 が よく 見える ね
マチ 俺 は ココ ペリ に は なら ない
えっ ? ( ウシロ ) 決め た ん だ
そう
( ウシロ ) 俺 が イヤ だって 言ったら コエムシ は どう する だ ろ う
( マチ ) お 兄ちゃん は きっと 許さ ない
揺さぶり を かける ため に ―
カナ ちゃん を 無理やり 契約 さ せ て しまう か も
マチ カナ を 助け て 欲しい
( ウシロ ) カナ を この 家 から 連れ出し て ―
こんな こと に 巻き込 ん だ の は 俺 な ん だ
自分 は どう なって も いい ん だ
父さん の ため に あいつ を 助ける こと が でき れ ば
本気 な ん だ ね ? ( ウシロ ) ああ
フゥ …
分かった 私 に 任せ て
( キャスター ) ただいま 入った ニュース です
国連 の 無人 兵器 禁止 条約 限定 的 解除 の 可決 を 受け
原崎 ( は ら さき ) 首相 は ―
東京 神奈川 全域 に 避難 勧告 を 発令 し まし た
( 部下 ) ターナル 社 が 10 億 ドル で 引き受ける と 言って き まし た
( 長谷川 ( は せ がわ ) ) 分かった 任せる
( 部下 ) ライ ファスト の ナカ モト 会長 が 戦闘 開始 時刻 を 知り た がって ます が
分かる か そんな もん ( 部下 ) はい
あ ~ 待て 正午 より 早まる こと は ない と 言 っと け
( 部下 ) はい
何 か 用 か ? ( 桂木 ( かつらぎ ) ) 認知 研 の 研究 報告 は ―
ご覧 に なって いただけ た でしょう か ( 長谷川 ) 見 た 見 た
得 な 話 は 何も なかった が な
( 桂木 ) で は エネルギー 革命 計画 の 凍結 を
桂木 ! お前 も 死に たい の か ?
フフ フッ …
この 遅く に わざわざ 鎌倉 ( かまくら ) くん だ り まで ご 苦労 な こと だ
長谷川 さま の 集め た 資源 が 奪わ れる こと に なる ん です よ
それ が どう し た ?
どう あれ わし が あれ に 及び腰 に なる わけ に は いく まい
どんなに きれい事 を 並べ た ところ で ―
この 弱い 地球 を 守れ る の は 強い 者 だけ な ん だ から な
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~♪
( マチ ) 私 たち を 焼き 尽くす ため に
世界中 の 武器 が この 町 に 集め られる
でも 私 に は やり 残し て いる こと が
次回 「 ぼくら の 」 “ 雪景色 ”